菅野哲雄

かんのてつお



当選回数回

菅野哲雄の2001年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月22日第151回国会 衆議院 本会議 第8号
議事録を見る
○菅野哲雄君 私は、社会民主党・市民連合を代表し、ただいま議題となりました地方交付税法等の一部を改正する法律案を初めとする地方財政関連三法案につきまして、片山総務大臣並びに関係閣僚に質問いたします。(拍手)  地方財政関連三法案は、いずれも国民の負担する税に係る法律案です。一千...全文を見る
02月27日第151回国会 衆議院 農林水産委員会 第2号
議事録を見る
○菅野委員 社会民主党・市民連合の菅野哲雄でございます。二点について、大臣の考え方をお聞きしておきたいと思います。  第一点目は、社会民主党として、二月の八日、九日、実際には八日の日ですけれども、国会議員六名の団を組んで有明のノリ被害の状況を視察してまいりました。地元四県の関係...全文を見る
○菅野委員 現地の人たちの不安というのは、ノリの被害が一次災害とすれば、そういう生活不安からの二次被害、あるいは子供たちへの三次被害、そういう形で広がっていくことに非常に大きな危惧を抱いているわけです。そして、多くの方々とお話し合いする機会もありましたけれども、そういうことを訴え...全文を見る
○菅野委員 そういう意味では、この原因究明と対策というのは並行で、そして、これは一朝一夕に、対策としてすぐ手を打ったからそれで効果が上がるというものは、こういう海洋、有明海の中ですぐ出てくるというふうには、私は自分の経験から考えられないんです。  それで、先ほどからも議論があり...全文を見る
○菅野委員 今ある機関でもって対応をとれるということじゃないと思うのです。これから、こういう被害が起こって、こういう実情が発覚したときに、やはり湾を取り囲む市町村と、あるいは県、四県にまたがるわけですから、その四県と連携をとっていくということは国の機関じゃないと難しいというふうに...全文を見る
○菅野委員 諫早湾の問題は、私は、現地調査してみて、本当に一つの原因じゃないということを痛感いたしました。そして、例えば三池炭鉱の海底崩落の問題とか、あるいは雲仙・普賢岳の噴火の問題で湾口がふさがれたんじゃないのかとか、あるいは筑後川の水量の問題とか、あるいは養殖漁業を高度に伸ば...全文を見る
○菅野委員 先ほど大臣も答弁しているのですけれども、そういう監視品目になっています。  それで私は、暴落の現状という表現で言ったのですが、一九九九年、二〇〇〇年、二〇〇一年初入札、この一連の関係をどういうふうにとらえているのですかということを水産庁長官に聞いているのです。ワカメ...全文を見る
○菅野委員 水産庁長官、私が質問しているのは、三陸産ワカメの暴落の現状ということです。  これは私の資料なんですけれども、ここに、例えば宮城県産の塩蔵ワカメなんですが、塩蔵ワカメをとっていっても、宮城県平均で、一九九六年からずっと二〇〇〇年まであるのですけれども、キログラム当た...全文を見る
○菅野委員 農水大臣、今の現状、先ほど言ったのと同じなんですが、しん抜き、ワカメのしんを抜いたかついたかによって値段は違っているのですが、今水産庁長官はしんつきで言ったのですが、五百五十一円、四百九十二円、二百八十円、これは手元の数字なんです。これは去年までの数字なんです。だから...全文を見る
○菅野委員 確かに、セーフガードというのは一時的な有効手段であるということは、私も、ぜひセーフガードを発動して暴落を緊急避難的に抑えていただきたいということは強く要望したいのですけれども、私は、これは緊急避難的措置であるというふうに思います。  そして、今日的なそういう第一次産...全文を見る
○菅野委員 先ほども申し上げましたけれども、本当に価格暴落によってその産業自体が衰退して、そして後継者がいなくて産業をなくしていったならば将来に大きな禍根を残すという状況に今ありますから、緊急避難的なぜひ対応を滞りなくとっていただきたい、このことをお願い申し上げまして、私の質問を...全文を見る
03月02日第151回国会 衆議院 予算委員会第八分科会 第2号
議事録を見る
○菅野分科員 社会民主党の菅野哲雄でございます。初めて国土交通省に質問させていただきますけれども、よろしくお願いしたいと思います。  六月に初当選して、この国会の場で働かせていただきましたけれども、若干扇大臣に、質問に入る前に、地域の実情というものをよく知っていただきたいという...全文を見る
○菅野分科員 扇大臣、カツオの量の部分あるいはフカひれの部分とか、あるいはサンマというのは、気仙沼では本当に日本一を誇っているのですけれども、ただ、三陸縦貫自動車道がまだ計画路線なんです。だから、そこが開通することによって、そして東北自動車道に直結することによって地域経済の活性化...全文を見る
○菅野分科員 一つは、国土開発幹線自動車道路、それから一般国道自動車専用道路、あるいは地域高規格道路というふうに分けられて整備されていますけれども、国土開発幹線自動車道においては、仙台東インターから仙台港北インターが国体前に完成するというふうに、ことしが宮城国体ですから、国体に合...全文を見る
○菅野分科員 わかりましたというよりも、一番問題は、先ほど言ったように、志津川までを、今工事中の工事区間をいかにして早く仕上げていくのか、ここに先ほど大臣が答弁しているように集中して投資していただきたいというのが今の気持ちなんです。  そして、そのことが進まない限り、志津川—陸...全文を見る
○菅野分科員 ありがとうございました。  これで私の質問を終わります。
03月08日第151回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第3号
議事録を見る
○菅野委員 災害対策特別委員会の最後の質問者となりました。伊吹大臣、若干のおつき合いをよろしくお願いしたいと思います。  先ほど大臣もおっしゃっていましたが、災害対策という部分は、防災それから復旧、そういうふうなものが含まれていると思っています。それで、私は、この防災機能の強化...全文を見る
○菅野委員 私の後での論理展開にも絡まる部分ですが、各省庁において本当に防災という立場に立って予算を獲得しているかどうかという部分が、私は非常に疑問視するわけです。  というのは、災害が起こったときは、災害復旧という立場から多くの予算を各省庁が、東海豪雨災害でいえば、建設省が復...全文を見る
○菅野委員 農業被害額でいうと六十八億円にも上る被害ですね。それから、森林被害においては三月七日時点で、繰り返しますけれども今十三億。ただ、山にはかなり雪が積もっておりますから、被害状況を調べようにも調べられないという状況があるということも今つけ加えられましたけれども、私も現場に...全文を見る
○菅野委員 実は、資料があるんですが、六十八億円の被害のうち、農林被害でいうと四十三億円が山形県に集中しているんですね。約六割が山形県が被害を受けています。  これはどうしてなのか、私なりに地元に入って意見交換したんですが、山形県の平野部に雪がこんなに大量に降ったというのは、こ...全文を見る
○菅野委員 農業被害はそういう状況ですが、森林被害の状況も約十三億という状況になっていますけれども、これは私は雪害ではないというふうにとらえているんです。  雪が降るというのは、東北地方も含めて毎年雪が降るわけです。本当に豪雪に耐えて木は埋まっていくわけですけれども、山に手入れ...全文を見る
○菅野委員 わかりました。  特に、林野庁長官が言っていますけれども、三割の人は六十五歳以上だって、三割というと聞こえがいいんですが、六十一歳以上というともう本当に五割、六割を占めていくという状況なんです。そういう意味では、若い林業技術者をどうつくっていくのか、大きな課題だと思...全文を見る
○菅野委員 それでは、各都道府県から、市町村分も含めて、除排雪対策費、これはまだ集計になっていないということなんでしょうか。  そして、私が申し上げたいのは、特別交付税といっても限りがあるということなんですね、枠があるわけですから。そこを充足し得ない部分をどうしていくのか。これ...全文を見る
○菅野委員 わかりました。  これから各都道府県と話し合いに入ると思うんですけれども、詰めの段階にあるというふうに思っていますけれども、地方財政危機の中で、各市町村は非常に苦しい財政運営を強いられている中で、この除雪対策費を、これは待ったなしですから、補正を組んでまでも支出して...全文を見る
03月22日第151回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第4号
議事録を見る
○菅野委員 社会民主党・市民連合の菅野哲雄でございます。  私は、ただいま趣旨の説明がありました地震防災対策特別措置法の一部を改正する法律案の起草に際し、意見を表明いたします。  阪神・淡路大震災発生から六年余りの月日が経過した今日においても、地震防災に対し対策強化を図ってほ...全文を見る
03月28日第151回国会 衆議院 農林水産委員会 第6号
議事録を見る
○菅野委員 農業者年金法案について、今、山口わか子委員が政府案に対して質問をいたしましたけれども、私はこの三十分を使って、民主党案について率直な意見交換をし合いたいと思って、質問させていただきたいというふうに思います。  今まで政府案、民主党案、いろいろな議論がございました。た...全文を見る
○菅野委員 みどり年金の問題については、後でもう少し突っ込みたい、議論したいと思いますけれども、私どもも、この農業者年金の問題においては、将来にわたっての財政論議をきちっとしておかなければならないという立場を貫いているわけです。  一つは、政府案に対して、先ほど山口委員も言った...全文を見る
○菅野委員 そうですね。年百四十四億円の部分が出さなくて済むということですから、そういう意味においては、二十年先を見越して、四十年先、トータル的なバランスをとりながら、単年度でどう前倒しでとっていって政策に振り向けるかということが、これは可能だということなんですよね、民主党案にお...全文を見る
○菅野委員 基本的には、大臣もいますから、農業に関する危機的な認識、それから将来はこうやっていかなきゃならないという方向性は、ここにいる政党政派を問わず、基本的には同じなんですね。同じだというふうに思います。  そういう意味では、本当にこれから基本的に農業をどう維持発展させてい...全文を見る
○菅野委員 政府案に対して民主党案ですから、そういう対案を出したという意味はわかるんですが、そのプロセス、政府・与党じゃないですから、民主党としてこれからも具体的な中身として議論していくんだろう、そして理解を求めていくんだろうと思うんですが、そこを単に、この制度を廃止してみどり年...全文を見る
○菅野委員 わかりました。ただ、農業者年金制度は廃止なんですよね。政策年金としての廃止じゃなくて、農業者年金制度を廃止するんですね。だから私は、そこに若干の無理というか、無理というんじゃなくても、そして一方では、既裁定者の部分は継続していくという考え方ですから、そこには、三兆六千...全文を見る
○菅野委員 わかりました。今も出たんですが、三十年間も一つの農業者年金制度として、昭和三十四年ですかね、定着してきたものを移行するというところの難しさというのがあると思うのです。そこを乗り越えていかなきゃならないという立場は、私どもも十分理解するんです。  ただし、みどり年金の...全文を見る
○菅野委員 民主党案について質問させていただきましたけれども、やはり一つの、こうやって法案を対置させて議論することの大切さというのはあるというふうに思っていますし、政府案が、先ほどからも議論がなっていますけれども、このまま制度として継続していけばいいのですが、制度が破綻したときに...全文を見る
04月03日第151回国会 衆議院 農林水産委員会 第7号
議事録を見る
○菅野委員 参考人の方々、大変御苦労さんでございます。私で六人目ですので、大体四人の考え方について理解をいたしましたし、また、あしたもこの委員会で質疑がありますから、その質疑の参考に十分させていただけるなという思いをいたしております。ただ、基本的なことを、重複する部分があるかもし...全文を見る
○菅野委員 やはり妥協の産物だということで、ここに、既裁定部分を減額するという部分の問題点というのが本当に深く議論されて今日に至ってきたのかというところが、国民合意とかいうことなんですけれども、国全体を考えるときに制度としてどうあるべきかの議論からやはり出発すべきだったというふう...全文を見る
○菅野委員 非常に難しい選択だと思います。それで、積立方式にするときに、それでは現在の低金利政策、これがいつまで続くかわからない。それと同時に、今、日銀を中心として本当に経済全体を持っていこうとしている方向性と現時点の積立方式に移行するという部分と、ここを考えたときに、幾ら農業者...全文を見る
○菅野委員 わかりました。  それでは、最後に信田参考人にお聞きしますけれども、現場の声として、先ほど前の人たちへの答弁を聞かせていただきました。やはり現場で働いている人には、本当に農業を、国民全体が農家をどう見ているのか、この温かい気持ちというものが、そしてそこを支えていく国...全文を見る
○菅野委員 終わります。どうもありがとうございました。
04月04日第151回国会 衆議院 農林水産委員会 第8号
議事録を見る
○菅野委員 社民党の菅野哲雄です。  参考人質疑も含めて三日目になりますが、最後の質問となりました。これまでの議論で多くのことは理解しつつも、まだまだどうしても納得できないという部分があります。そういう点を大臣あるいは政府に問いただしたいと思いますので、よろしくお願い申し上げた...全文を見る
○菅野委員 農業者年金がこういう状況になる経過についてはもう一回後ほど議論したいと思うのですけれども、結局、大臣がこの委員会で答弁しているように、今までの経過の中で、こういう事態になったというのは政府の本当に判断の誤りで、今となってみては申しわけないの一言でしかないということが言...全文を見る
○菅野委員 この部分は、私どもとしては九・八%はどうしても認めるわけにはいかない。後でまた理由も申し上げますけれども、そういう立場を貫かせていただきたいというふうに思っています。  それからもう一つは、脱退一時金の八〇%の問題です。  これは、私は、新しい制度に移行する場合に...全文を見る
○菅野委員 わかりました。  そういう意味では、この農業者年金という言葉なんですね。また、もとに戻りますけれども、年金制度において、既裁定の部分が引き下げられたという部分が、私は先ほど桝屋厚生労働副大臣が答弁していたのを聞いていて明確ではないなというふうに思うんです。  農業...全文を見る
○菅野委員 それでは、今の答弁をしっかりと受けとめておいて、次に移りたいと思います。  一つは、今までも議論してきましたけれども、農業者年金の位置づけなんですね。今も大臣がおっしゃったように、これは他の公的年金とは性格が異なるものなんだという位置づけでずっと答弁してこられている...全文を見る
○菅野委員 そういうことをずっと繰り返してきたから今日の状況をもたらしたんだというふうに思います。  だから、そういう抜本的な改革をしたんだということであれば、もう一歩踏み込んで、年金という手法を活用した政策支援だということでずっと言ってきていますね。これは政策支援が主なんです...全文を見る
○菅野委員 先ほど民主党の鉢呂委員の方もこの点をずっと議論して、あるいは白保委員も議論していて、当時の社会保障制度審議会の答申が四十五年あるいは四十九年、五十年、五十一年というふうになされたときにそのことに対応していれば、さっき言った、農水大臣がここで謝らなくても済んだのだと思う...全文を見る
○菅野委員 先ほども鉢呂委員が指摘していましたけれども、まだ国会論議中に、もう具体的に農業者年金の制度を普及するためのパンフレットができていて、そういうふうな状況の中にあって、そして大臣が今言ったにしても、例えば運用利回りの問題、それから経済変動が今後どうなっていくのかの問題、こ...全文を見る
○菅野委員 やはり、農家で働く人たちが本当に農業に安心して従事できる状況、あるいは若者が本当に担い手として農業に従事できる、この仕事をしていって本当に将来にこういう成果が残ってくるんだというところの制度があるということが、私は、今日の第一次産業、農業と言わないんです、第一次産業全...全文を見る
04月11日第151回国会 衆議院 農林水産委員会 第10号
議事録を見る
○菅野委員 社民党の菅野哲雄でございます。  今、四時間かなり議論がなされて、関連する部分はあると思いますけれども、基本的な考え方を述べながら質問をさせていただきたいというふうに思います。  水産基本法、本当に待ちに待った法律案だというふうに私は思っております。農業や林業に基...全文を見る
○菅野委員 私が聞いているのは、だれがどのような形で調整を図っていって、そして加工業者は、先ほど言ったように安ければいい、そういう方向を追求するのですね。それで、生産者は経営が成り立つように一生懸命努力している段階なのですが、それは魚価の低迷やあるいは水産物価格が低迷している状況...全文を見る
○菅野委員 そういうふうになったときに、問題を指摘しておきたいのですが、やはり規制緩和あるいは自由競争を標榜している中では、私はいつまでたっても浮かんでこないのではないのかな。  それで、先ほどから大きな議論になっていることは、やはり第一次産業総体は、この自由競争、規制緩和の方...全文を見る
○菅野委員 大きいのは、私は、漁獲だけではなくて、今日的に環境の変化というものが相当なウエートを占めているのじゃないのかなというふうに思います。そういう意味では、この環境の変化というものが端的にあらわれているのが今問題になっている有明海だというふうに思いますね。あそこは本当にノリ...全文を見る
○菅野委員 わかりました。やはり瀬戸内海での経験はあるわけですから、それを生かすような、そして有明海に端的にあらわれたのですけれども、今日日本における閉鎖性水域の環境というのは本当に徐々に徐々に、かなり急テンポで悪化しているというふうに思います。それを、きのうですか21世紀クラブ...全文を見る
○菅野委員 ここに水産基本政策改革プログラム、平成十一年の十二月につくったものがあるのですけれども、資源管理体制の整備という形から今後の指定漁業の一斉更新に向けてやっていくという方向があるんだと思うのですけれども、トータル的に、単に所得補償だけじゃなくて、ある意味では漁船の数等も...全文を見る
○菅野委員 水産基本法ができるわけですから、今の視点をぴしっと貫いていって、資源全体をどう回復させていって、そして漁業そのものがどう発展していくのか、これから皆さんと見守りたい、私どもも努力していきたいというふうに思っています。  ただ、資源の回復が図られるという状況と同時に、...全文を見る
○菅野委員 水産基本法の立場は、先ほど言ったように、漁業という立場を一歩乗り越えて、流通、加工も念頭に置いた基本法であるというふうになっていますから、こう書かざるを得ないんですね。安定供給という立場は消費者や加工業者が求めている施策なんですね。それで、加工業者の立場からすれば、先...全文を見る
○菅野委員 先ほどからも多く議論になっていますけれども、漁業そのものが本当に大変な状況であるという認識は同じだと思うのです。それで、そういう中を回復するために、今言ったような消費者の理解を得ながら、なりわいとして成り立つような施策を展開していかなければならないという部分もあると思...全文を見る
○菅野委員 先ほど若干情勢を言ったのですけれども、漁船員が、船に乗る人たちがもうほとんどいないのですね。そして、こういうことがあと十年続けば、幹部の人も船からおりなければならない状況なんです。一時的には外国船員でもって対処していますけれども、外国船員だけでは漁労技術が継承成ってい...全文を見る
○菅野委員 私は、先ほどからも議論になっていますけれども、漁業経営体を大きくしていけば解決する問題ではないというふうに思っています。そして、そういう漁村集落を維持発展させていく中から業界全体を後世に伝えていく、そういう施策が私は求められているんだろうなというふうに思っています。 ...全文を見る
○菅野委員 今までずっと一連に申し述べてきたことはここに尽きるのですが、なりわいとして成り立つような施策の展開をどうこの水産基本法ではっきりさせていくのか。このことがやはりはっきりしていないと地域社会というものも崩壊していくんだという考え方ですから、これからも議論しますけれども、...全文を見る
○菅野委員 水産業界全体、水産加工業者は当然なんですが、卸売業者も含めてHACCP対応が迫られているんですね。だから、築地市場においてもHACCP対応が迫られている。そういう流通も含めた状況の中で、安全、安心という体制をどう形づくっていくのか、このことが今求められているということ...全文を見る
○菅野委員 ちょっと細部の部分は後の議論に移しますけれども、水産業界全体がどう発展していくのか、水産基本法を提出したということはそこが念頭にあるわけですから、水産業界全体を衰退にしないような施策の展開をぜひお願いしておきたいし、そういう立場に立って、これからも再度議論をさせていた...全文を見る
05月17日第151回国会 衆議院 農林水産委員会 第12号
議事録を見る
○菅野委員 水産基本法について、五点にわたって当局の考え方を、政府の考え方をただしていきたいと思います。  初めに、小泉内閣のもとで武部農水大臣が任命されて今活躍なさっているのですが、小泉内閣は、とにかく聖域なき構造改革を唱えてきておりますし、これからもそこに向かってずっと進ん...全文を見る
○菅野委員 武部農水大臣、この水産基本法を国会で審議したのは、谷津農水大臣のときからずっと審議してきています。私も前回一時間質問させていただきましたけれども、変わっていないんですよね、理念は。  そして、今言ったように、私が言うのは、聖域なき構造改革、構造改革と言っていますけれ...全文を見る
○菅野委員 今言ったように、漁業の経営そのものが悪化している。そして、その原因は基本法に盛られているんですから、基本法をこれから実のあるものにしていく中でやっていかなきゃいけない。  それでは、具体的に基本法の中身について私ここで議論したいと思うんですが、十三条に排他的経済水域...全文を見る
○菅野委員 十三条のことをぴしっとやっていくというのは非常に難しい問題を内包しているというふうに私は思うんです。  それで、今日までの漁船漁業も含めて、沿岸漁業も含めて、どういうふうにやってきたかというと、先ほど長官が言うように、資源回復に欠かせない条件として、減船あるいは休漁...全文を見る
○菅野委員 二百海里が設定されて、そしてそこの中で漁業がやられるようになってきて、多種多様の魚種がいるわけですけれども、非常に生産性が上がって、そして経営として成り立つ部分というのが淘汰されてきているのです。そういう意味では、資源総体が回復しても、漁業経営体がなくなっていったとき...全文を見る
○菅野委員 今までも長官、その取り組みはずっと、便宜置籍船の問題は今始まったことではないですから、水産基本法ができる前からこの問題は大きな問題としてクローズアップされてきて、そして漁業関係者も含めて、この問題をどうにかしてくださいということで非常に強い要望が政府に対して出されてき...全文を見る
○菅野委員 いずれ国際協調体制に漁船漁業者は組み込まれていって、そして、国際的に連携をとりながら、ICCAT等も含めて国際条約を尊重しながらやっていこうという体制は、日本のとっている今日の状況です。ただ、そこに組み込まれていない部分をこれから政府としてどうやっていくのか。その部分...全文を見る
○菅野委員 私が言いたいのは、十九条の後半の部分ですけれども、輸入割り当て制度が今あるのです。それがほとんど機能していない中で、そして今、この水産基本法にこういうふうなことをやります、輸入制限あるいは関税率の調整その他必要な施策を行っていきますというのですが、輸入割り当て制度が機...全文を見る
○菅野委員 私は、この水産基本法に異議を唱えているのじゃなくて、そういう施策をやってほしいという気持ちを込めて今質問しているわけです。  それでは、具体的に言います。  先ほどもあったのですが、要するにワカメの問題です。どういうふうになっているか。議論し合って、先ほど大臣がセ...全文を見る
○菅野委員 最初にやはり大臣に、今日の漁業経営の悪化、この原因はどこにあるんですか、そして、構造改革をしていくということは、こういう状況を改善していくような構造改革を断行しますと大臣は言っていますから、私どもと一緒になってこの部分を、私は先ほどから言っているように、政府としても、...全文を見る
○菅野委員 漁船漁業の経営というのは、それこそ新たな設備投資、現在の経営体を維持していくのにきゅうきゅうとしている状況であって、これは第一次産業総体がそうなんですけれども、そういう意味では、この代船建造の問題が、新たな設備投資ができない中で、それでは将来にわたって国民へのたんぱく...全文を見る
05月23日第151回国会 衆議院 農林水産委員会 第13号
議事録を見る
○菅野委員 最後になりましたけれども、漁業法等の一部を改正する法律案について若干質問させていただきたいというふうに思います。  一つは、今回漁業法の改正の大きなことは広域漁業調整委員会を設置したことであるというふうに私はとらえたわけですけれども、広域漁業調整委員会の果たす役割に...全文を見る
○菅野委員 今大臣の答弁を聞いていればもっともな発想なんですが、私は少し疑問を呈するものでございます。そういう意味では、海区漁業調整委員会のこれまで資源保護について果たしてきた役割というのは、具体的にどうとらえているんですかということですね。この辺は触れられていないんですけれども...全文を見る
○菅野委員 今の長官の説明でわかりました。  ただ、太平洋をとってみれば、北は北海道から南は宮崎までですか、そういう十八道県にまたがって調整委員会をつくられるわけですね。そこが具体的に調整機能、資料を見ると十八人が調整委員会の委員、あと学識経験者、それから関係漁業代表者というふ...全文を見る
○菅野委員 わかりました。というのは、私は率直に言います。この三つに分けて調整委員会を機能させるということは非常に無理があるというふうに思います。そういう意味では、魚種ごとか、あるいはもうちょっと細分化した漁業調整委員会に改編していくことが私は必要になってくるというふうに思います...全文を見る
○菅野委員 そういう非常に大きな権限をもう一方では与えようとしているわけですね。  それで、この大きな権限を持つ広域漁業調整委員会に対して、どういうふうな人選をしていくのかなというふうに私なりに考えてみました。そうしたときに、海区代表が十八人ということは、太平洋の部分をとります...全文を見る
○菅野委員 いずれにしても、今回出発するわけですから、今言ったいろいろな問題点等も含めて、しっかりとした体制を資源保護という立場から考えていただきたいというふうに思っています。  もう一つ、最後になりますけれども、資源保護の観点から、漁業者が一番泣いているのは密漁の問題なんです...全文を見る
○菅野委員 この問題を議論するときに、私の地元でも多くの議論がなされているんですね。密漁船の性能がどんどん向上していって、そして海上保安庁の取り締まり船の性能を上回るような船を使って密漁していく。逃げ足が速いということで捕まえ切れないという状況なんです。  それで、どうしたらと...全文を見る
○菅野委員 終わります。
05月24日第151回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第8号
議事録を見る
○菅野委員 最後の質疑になりましたけれども、若干の間おつき合い願いたいというふうに思います。  私は、前回も質問いたしましたが、この一月の豪雪被害について、その後の状況について、まず冒頭お伺いしたいというふうに思っています。農業被害の実態、それから林業被害の実態。  これは前...全文を見る
○菅野委員 私は、前回も申し上げたのですが、林業被害は、単に豪雪、雪が多かったからこういう十六億円もの被害が出たということじゃないと思うんですね。今日の林野行政全体を取り巻く状況の中で起こった被害であるというふうに私自身は思っているんですが、林野庁として、この林業被害の原因をどの...全文を見る
○菅野委員 今、積雪の状況という答弁をいただきましたけれども、それと同時に、山を健全に育成していくための私なりの見解なんですけれども、植えてから三十年、今は補助事業として四十年までなんですが、補助事業で徹底して育林していかない限り、私は、雪害というものは毎年繰り返すことだと思うん...全文を見る
○菅野委員 私は、なぜこのことを取り上げているのかということなんですけれども、村井大臣、これまでの質疑を聞いていて、例えば森林の保全はやっていかなきゃならないという決意を申し述べられました。しかし、山村地域においては、山に手をかけるだけの余裕というか、なくなってきている。そして、...全文を見る
○菅野委員 治山治水の観点から森林を守り育てるというのは、だれに言っても重要な課題であるというのは、前回、伊吹大臣にも同じように聞いたら、重要な課題であるというふうに返ってくるわけですね。それでは、具体的に次の段階になって、どうやったらいいのかの解決策をだれも見出していないのが今...全文を見る
○菅野委員 私もこれから大いに議論していきたいというふうに思っていますので、ぜひ内閣として、全体として取り組んでいただきたいことをお願い申し上げたいと思います。  次に、有珠山の火山被害から立ち直るための施策ということで通告申し上げていましたけれども、かなりの議論になりましたし...全文を見る
05月24日第151回国会 衆議院 農林水産委員会 第14号
議事録を見る
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄と申します。本日は、本当に参考人の方々、大変御苦労さんでございます。もうしばらくの間意見をお聞かせ願いたいというふうに思います。  まず初めに、上田参考人にお聞きいたします。  先ほどの、マグロ減船、二割減船をやって以降の状況を業界としてどのよ...全文を見る
○菅野委員 やはり民間外交も含めて、政府も含めて、今日のマグロ漁船等を含めて、水産業界の置かれている現実を率直に認識し合うということが今日求められている。そのことを国民に訴えていくことも必要なことだというふうに私は思っております。  それからもう一つ、漁船漁業を考えたときに、漁...全文を見る
○菅野委員 ありがとうございました。  それでは次に、植村参考人にお聞きしたいと思います。  沿岸漁業も含めて、遠洋漁業も含めて同じような現実にあるということと思いますが、やはり輸入問題に対抗するために、先ほどの植村参考人のお話を引用させてもらうと、構造改革をしていかなきゃな...全文を見る
○菅野委員 最後に、廣吉参考人の方にお聞きしたいと思います。  多面的機能の保持のために、漁業生産活動によって多面的機能というのは保持されているんだということを非常に強調されたというふうに思ってお聞きいたしました。ただ、先ほどの江田委員の質問に対して、漁業に対する明るい展望が持...全文を見る
○菅野委員 ありがとうございました。以上で終わります。
06月06日第151回国会 衆議院 農林水産委員会 第17号
議事録を見る
○菅野委員 社民党の菅野哲雄でございます。  森林・林業基本法の一部改正について質問をいたします。  私は宮城県の気仙沼出身なんですが、気仙沼というと水産都市というふうに実際は思い浮かべるんじゃないかと思うんですが、山が七〇%を占めている地域でございます。私の育った地域は、六...全文を見る
○菅野委員 大臣、森林・林業基本法ですから、今はその答弁しかできないというふうに私は理解するんですけれども、これから基本計画を早急につくっていかなきゃならないんですね。そういう状況だと思います。  私は、林野庁長官でもいいんですが、基本法を提出するに当たって、林政改革大綱を議論...全文を見る
○菅野委員 ぜひ、これからの議論なんですが、今日の林業をめぐる実情というのは、経営が成り立たなくなっているというのが率直に言えると思います。先ほど私が言いましたけれども、国有部分林組合の組合員がどんどん脱退していく状況です。将来にわたって収入が本当にあるのかというところに危惧を抱...全文を見る
○菅野委員 私は、今日的な森林・林業が落ち込んだ大きな原因として、やはり公的関与が不足していたんだというふうに思っています。  そして、公的支援、あるいは今議論になっていますけれども、直接支払い等を含めて、山村地域を振興させる方向というものがこれまでかなり打ち出されてきたんです...全文を見る
○菅野委員 目的税等を含めて、今全体的に環境税という考え方もいろいろな形で起こってきています。そこの中にどう組み込まれていくのか、そのことを真剣になって政治の場で私たちは議論していかなきゃならない。  私は、これからのこととも絡まるんですけれども、林業の担い手の問題です。このこ...全文を見る
○菅野委員 私の考え方は、本当に今農山村は林業で生活していくという環境にはほとんどなくなっております。木価が三分の一にもなって、木を切って、そして搬出する人夫賃にすべてをとられて自分の手元には残らないという実情の中で、どうして山村地域で林業に従事する人たちが出てくるんでしょうか。...全文を見る
○菅野委員 基本計画を策定するときまでぜひ大きな議論を闘わせていただいて、私は、担い手の問題を具体的にこれからどうしていくのか基本計画の中で明確に示していくことが今日求められていることだというふうに指摘しながら、基本計画を十月をめどに立てていきたいということですから、ぜひこの担い...全文を見る
○菅野委員 保育、それから除伐、間伐、そういうことを繰り返していかなければ、山は荒れるという表現を使うんですね。木がおがっていても荒れ山だと言われるんです。  それで、今示されました。ただ、このことは、間伐を促進していくというときには、地方自治体との連携を密にしていかなければな...全文を見る
○菅野委員 大きな問題が、一つは、なぜ百五十万ヘクタールなのかという問題があるんですね。環境面に配慮した森林整備ということにおいて、年間三十万ヘクタールで十分環境が維持できるんでしょうか、人工林一千万ヘクタール整備してきた、そういう状況の中で、百五十万ヘクタールで十分なのかどうか...全文を見る
○菅野委員 最後なんですが、森林・林業経営の実情を踏まえて、環境を守るという観点から国がどう施策展開していくのか、森林・林業基本計画を立てる段階でびしっと私たちに示していただきたい、このことをお願い申し上げて、終わります。
06月21日第151回国会 衆議院 農林水産委員会 第22号
議事録を見る
○菅野委員 農協法あるいは農林中金法の一部改正について、多くの議論がなされてきました。最後の質問に立ちますけれども、一時間という時間設定をされておりますけれども、政府から本当に正対した前向きな答弁がいただけるのならば、できるだけ早く終わるように努力したいというふうに思います。そう...全文を見る
○菅野委員 そういう意味で、今日的な経済社会の状況の中で、それでは、農業者の協同組織としての農協系統を、五十年の成果と反省の上に、これから子供や孫たちにどう引き継いでいこうという方針を持っておられるんでしょうか。その方針のもとに今日の農協法の改正というものが提案されてきていると私...全文を見る
○菅野委員 大臣の、今日的な問題点、農政全般の問題点というのは、お互いに共通しているというふうに思っております。しかし、その農政全般の中で農業協同組合の果たす役割というものを明確にしていかない限り、この法律案を改正したにしても、今後の農政に果たす農業協同組合の位置づけというものが...全文を見る
○菅野委員 十二年の十一月に、問題点を整理して、そして具体的な方向が示されました。営農指導の問題についてはこれから少し大きく議論をしていきたいと思うんですが、この農村地域社会の今日抱えている問題点の中で、これから農協にこういうふうに具体的な今日的な問題点を解決するために果たしてい...全文を見る
○菅野委員 私の質問しているのは、五十年の、今日的な農協の置かれている実態というのは、私は、先ほど申し上げた視点で、共通認識に立っているというふうに思うのですね。それでは、これからの地域農業を本当に発展させていくという農協の設立趣旨に戻すために、具体的に農協というものをどう位置づ...全文を見る
○菅野委員 今回の農協法の改正の大きな目玉というのは、今大臣が答弁したとおり、農協のこれまでのあり方を大きく変更して、そして営農指導体制の方向に持っていこうということ、そこは酌み取れるのです。  ただ、長い間かけて、五十年間かけて、その営農指導体制というものを農協が壊してきたと...全文を見る
○菅野委員 問題が根深いんだと思うのです。局長も明確に答弁できないくらい問題は根深いということだと思うのです。  というのは、営農指導員を減らしている原因は、冒頭申し上げました、効率化を追求する余り、そういう方向を農協として目指さなければいけないんだと言っていながら、最後はやは...全文を見る
○菅野委員 農政全般のことで私は議論しているんじゃないです。これから農協が、設立の目的をしっかりと踏まえて、これから農村地域においてしっかりとして根づいていって、そして一番最初言ったように、五十数年の歴史、これからずっと子供や孫たちにこの農協が引き継がれていく、そういう条件を国と...全文を見る
○菅野委員 農協に求められているのは、一つは、営農指導体制をどう、かつては本当に営農指導でもって地域農業の振興を図ってきた。そういう意味では、農協の果たした大きな役割というのはあるわけです。それが、農業の近代化に伴ってその部分がおろそかになってきたというところが正直言ってあるとい...全文を見る
○菅野委員 わかりました。  ただ、私、条件不利地域と準農村地帯の平場地域での農協のあり方はおのずと違ってくるというふうに思っていますし、やはりこれからの家族経営的な農業というものをしっかりと確立していくためには、条件不利地域の農業、そしてそこに対する営農指導体制というものもぴ...全文を見る
○菅野委員 わかりました。  それでは、そこに補助金として支出している金額はどれくらいになっているのですか。
○菅野委員 わかりました。  国費ベースでいくと、三百三十億円条件不利地域に直接支払いが行われているのです。  ただ、この中山間地域直接支払い制度の中身、今局長がおっしゃったように、やはり集落営農協定というのが結ばれていかない限り、この事業が地域に定着していかないという大原則...全文を見る
○菅野委員 ちょっと質問が前後してしまって、もう少し聞いておきたいんですけれども、局長さん、十二年度で二万六千集落という報告を受けました。それから、一千七百市町村、五十四万ヘクタールという数字はお聞きいたしました。  私の地元でもそうなんですが、中山間地域の条件に合致していても...全文を見る
○菅野委員 やはり農協法、私は、単に法律を改正すれば今日の農村社会が本当に生き生きとなっていくなんという、そんな甘い状況じゃないということを切実に感じております。国、市町村、農協、そして地域社会の中で、本当に苦しいけれどもこれから精いっぱい頑張っていく、そういう情勢を醸し出すため...全文を見る
06月27日第151回国会 衆議院 農林水産委員会 第24号
議事録を見る
○菅野委員 百五十一回通常国会の農水委員会での最後の質問となりました。本当に長い間の御論議、大変御苦労さんでございましたし、あと三十分ほどですが、おつき合いを願いたいというふうに思っております。  漁船法の改正については、終始、規制緩和に基づく、あるいは行政手続の簡素化という方...全文を見る
○菅野委員 先日の水産基本法の中で、参考人からこのことも聞きました。そうしたら、参考人の方では、やはり具体的な対策というのはなかなか提示できないという状況の中で、健全経営の漁業経営者、船主が新船建造を行って、そして中古船を回すような、そういうサイクルで考えていきたいというふうな答...全文を見る
○菅野委員 リース方式の議論とあわせて、もう一つの考え方としてあるのが、漁船を漁港施設と一体的な生産基盤としてとらえていって、そういう立場から漁船というものを考えていこうという議論も一つあるわけですね。リース方式と、それから、あくまでも漁船というのは生産基盤の漁港施設と一体のもの...全文を見る
○菅野委員 要するに、今日的なたんぱく資源の供給産業をどう維持発展させていくのか、そのための大きな生産手段の一つが漁船であるという立場をこれからしっかりと全体で認識していただきたいというふうに思うのですが、大臣、今水産庁長官が一つの政府の見解を示されましたけれども、今までのやりと...全文を見る
○菅野委員 次に、今までもかなり議論になりましたけれども、サンマ漁をめぐる問題です。  私、農水委員会でこの問題が明らかになって、非常に大きなショックというか、問題点だなというふうに思ったのです。六月二十二日ですか、外務省が対外的に発表したというのが。その前は全然私たちに情報が...全文を見る
○菅野委員 今概略的な中身ですが、この外務省からいただいた資料によりますと、これまでの申し入れが二月二十日から始まっていると記載されているのですね。二月二十日です。それから、三月二十五日には森総理大臣からプーチン・ロシア大統領に申し入れをしているという資料があるわけですね。そして...全文を見る
○菅野委員 外交交渉ですから、事務方ですべてを明らかにしてやるということはできないにしても、少なくとも、こういう動きがある、そして今後こういう方向に持っていきますという国会に対しての議論というものも必要ではなかったのかなと思うのです。  先ほど質問したのですが、今日まで具体的に...全文を見る
○菅野委員 結果として、外交交渉の中で、北方四島、二百海里水域内で操業はしないという方向に持っていくことができたということであれば、私は、今とっている状況はわかるのです。しかし、そこができなくて、韓国とロシアが協定を結んで、そして三陸沖の九千トンですか、これを韓国に操業を認めない...全文を見る
○菅野委員 そのことも経過としてはわかりました。ただ、韓国漁船がロシアと取り交わして北方四島の周辺で一万五千トンのサンマをとるということなのですけれども、こういう状況、そして先ほど申し上げましたように七月からとるという状況の中で、今後のサンマ漁業への影響というものを水産庁としてど...全文を見る
○菅野委員 これから外交を通じて、本当に日本のサンマ漁全体を考えた上で、真剣になって私はこの問題に取り組んでいただきたいというふうに思っています。  今後どういう形で推移していくかわかりませんけれども、大臣にお聞きしておきたいんです。三陸沖の九千トンは不許可という状況の中でこれ...全文を見る
○菅野委員 以上で終わります。
09月26日第152回国会 衆議院 農林水産委員会 第2号
議事録を見る
○菅野委員 社会民主党・市民連合の菅野哲雄でございます。数点にわたって御質問いたします。  ただ、最後になりましたけれども、今いろいろな形で質疑が交わされております。聞けば聞くほど今回の問題、わからないところだらけという状況にあるというふうに思うんですね。  それで、まず最初...全文を見る
○菅野委員 もう一つ、対応がおくれた理由に非常に重要な問題が潜んでいるというふうに思っています。  八月十五日にプリオニクステストを実施し、そしてその結果陰性を確認した、マイナスだったということで、そのままストレートに流れていったということなんですが、このプリオニクステストとい...全文を見る
○菅野委員 私は、なぜこの問題をここで取り上げているのかといったときに、今後の検査体制がしっかりしているということを国民の前に示す必要があるというふうに思うのですね。大臣が、今屠殺場に入っていっているのは一切問題ないと言うのですが、実際にプリオニクステストでマイナスになったものが...全文を見る
○菅野委員 風評被害をできるだけ少なくするということが農水省に求められていると思いますから、しっかりとした対策を練っていただきたいというふうに思っています。  そして、ずっと今までの質疑を聞いていまして、肉骨粉の問題ですね。これは、これからのことも含めて大きな課題であるというふ...全文を見る
○菅野委員 私の言っているのは、BSEに感染するおそれのある肉骨粉ということを言っているんじゃないんですね。肉骨粉全体がどういう経路をたどって流通しているのかということを全体的に聞いているんです。  そして、なぜこのことを聞くのかというときに、要するに牛に食べさせてはいけないよ...全文を見る
○菅野委員 そうすると、やはりここが私は大きな、肉骨粉の問題がこれから大変議論していかないといけないという、農水大臣はこの部分をやめるわけにはいかないということでずっと言っていますけれども、四十二万トンが日本国内に出回っていっているんですね、飼料として。それが、牛が絶対食べないと...全文を見る
○菅野委員 わかりました。  狂牛病が牛一頭発生したということは、もう非常に大きな意味を持っているというふうに思っています。今後、人的被害も、ヨーロッパ、EU諸国と同じように、日本においても発生する可能性が生じたということだというふうに思います。新クロイツフェルト・ヤコブ病、新...全文を見る
○菅野委員 時間が終了しましたということなので終わりますけれども、そうじゃないというふうに思うんですね。イギリスやヨーロッパで新ヤコブ病に感染した、そういう実態をつぶさに把握して、日本における人的被害の検査体制というものを強化する必要があるというふうに思うんですね。それは、狂牛病...全文を見る
11月16日第153回国会 衆議院 本会議 第17号
議事録を見る
○菅野哲雄君 私は、社会民主党・市民連合を代表いたしまして、本日議題となりました雇用対策臨時特例法案に対し、小泉総理並びに坂口厚生労働大臣にお尋ねいたします。(拍手)  本法案の質問に入る前に、緊急に小泉総理大臣にお伺いいたします。  薬害ヤコブ病訴訟は、十一月九日に大津地裁...全文を見る
11月21日第153回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第3号
議事録を見る
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄と申します。  私は、災害対策特別委員会で、十月三十一日、三宅島を視察させていただきました。率直な感想を申し上げますと、この島がどうして無人島なんだろうという率直な感想を抱いたものです。本当に、行ったときは空が晴れ渡って、雄山の噴煙が上昇気流に乗...全文を見る
○菅野委員 この数字は、今都内に避難している人たちの率直な島への思いというものが、九割以上の方々が島を思っているという状況ですから、これに私たちがどうこたえていくのかということが今日求められている状況であるということが、率直に言って私はつかまえることができるんだろうと思うんです。...全文を見る
○菅野委員 わかりました。  それでは、岡部参考人からお聞きしますけれども、都の重要な災害行政を担当する人として、こういう大きな議論というものは、東京都だけじゃなくて全体で行っていかなきゃならない議論であるというふうに私は思うんですね。そういう立場に立って、御見解をお聞きしたい...全文を見る
○菅野委員 あと、今のアンケート結果のもう一つの特徴なんですが、設問の状況ですけれども、「島での生活の目途が立てば帰島する」という方が四割いるんですね。ある意味では、九割というふうな帰島したいというとらえ方の反面、帰島したいという人は五割であって、条件が整わない限り帰島しませんと...全文を見る
○菅野委員 このことは、私は、助役さんに今答弁いただきましたけれども、村だけのことじゃないというふうに思うんですね。都も、あるいは、災害復旧の場合はどうしても国の入る余地というのが余りないものですから、都や村という形になると思うんですが、国も挙げてそこの部分においての取り組みとい...全文を見る
○菅野委員 次に移りますが、今避難している人たちの生活支援の問題がずうっと議論されてきました。やはり気になるのは、被災住民に対してどういう支援をしていくのか。先ほどアンケート調査の議論もございましたけれども、やはり五割以上の人たちは非常に厳しさを訴えているわけですから、どう支援し...全文を見る
○菅野委員 最後に、廣井参考人にお聞きしたいんですが、この資料を見せていただいてずうっと感じたことは、今岡部さんが言うように仕分けはしていないんですね。全体の中では仕分けしているんですが、やはり黒丸というのは地方単独でも我慢してやっていくという姿があるからこそ、全体に仕上がってい...全文を見る
○菅野委員 本当に今の状況は、自然災害を相手にするということの難しさをこの三宅島という部分が抱えていると思うんですけれども、そこの中で最大限住民の要望を酌んでいただいて、私どもも精いっぱい対処することを申し上げながら、質問を終わらせていただきます。今後とも一緒に頑張っていきたいと...全文を見る
11月27日第153回国会 衆議院 農林水産委員会 第5号
議事録を見る
○菅野委員 米価の諮問に当たって、数点お聞きしておきたいというふうに思っております。  まず第一に、やはり何といっても生産調整を今後どうしていくのかという観点が、非常にこれからの状況において大事なことではないのかなというふうに思っています。ただ、食料・農業・農村基本法があって、...全文を見る
○菅野委員 私は、先ほども自由党の委員の方が申し上げたのですが、こんな場当たり主義的な農政の展開で、地域の農業者から、国の農政の方向はしっかりしているからこれについていこうという信頼が本当に得られるんだろうか、このことが今問われているんではないでしょうか。  そして、九月に発表...全文を見る
○菅野委員 地域農業を考えたときに、やはり日本の兼業農家の果たす役割というのは非常に大きいものがあるというふうに私は思っています。ここを全部専業化に持っていこうという方向性がある限り、地域ではやはり受け入れられていかないというところが、私は、九月からの議論が実らなかったという大き...全文を見る
○菅野委員 食糧管理制度の撤廃から規制緩和という方向にずっと動いてきて、そして市場原理に米も任せていくというような状況がつくられてきて、これからも小泉構造改革の中においては、大臣がしょっちゅうおっしゃっているように、農政においても例外ではないという状況が今あるわけです。  それ...全文を見る
○菅野委員 一年間になるか、あるいはそれ以上になるかわかりませんけれども、やはり、国が主食である米をどう責任を持って国民に流通させていくのか、この視点というのをしっかりと形づくっていただきたいというふうに思っております。  市場に任せてしまって、最終的に、それこそ食料がなくて暴...全文を見る
○菅野委員 国際的ルールというのもわかっております。  それで、私どもは、最終的に、世界の飢餓で苦しんでいる人ということが念頭にはありますけれども、当面、アジアの近隣諸国と一体となって、そして、日本が豊作のときに備蓄しておいて、そして、足りないところではそこから、不作のところは...全文を見る
○菅野委員 最後になりましたが、地域を回っていて、ある地域の首長さんが話していた話を申し上げておきたいというふうに思っています。  減反政策がどんどんと、四〇%を押しつけられてきていて、そして、米の価格が二五%あるいは三〇%という価格低下をもたらしていて、そして、先ほどからもあ...全文を見る
12月05日第153回国会 衆議院 農林水産委員会 第6号
議事録を見る
○菅野委員 委員長にお聞きします。  今、農水委員会の理事が四人という状況です。そして、過半数にこの委員会が達していないというふうに思うのですけれども、私は、こういう中で質疑を続けるというわけにはいきません。委員長の見解をお聞きします。
○菅野委員 何人ですか、今。
○菅野委員 委員長を入れて二十名ですから、成立していませんよね。過半数以上でしょう。過半数でしょう。
○菅野委員 わかりました。途中で過半数を割ったという状況になったら、即やめたいと思っています。  というのは、これくらい重大な問題を農水委員会で質疑しているときに、私たちは関係ないという国会の姿そのものが問われなきゃならないんじゃないですか。私は、そういうふうな意味でもって訴え...全文を見る
○菅野委員 私は、生産者あるいは消費者という立場両方を考えていかなければならないというのは重々承知しています。ただ、日本の、酪農も含めて畜産経営が将来にわたって持続可能な産業にしていかなければならないということだというふうに思うんです。  この三頭目が出たということは、四頭目、...全文を見る
○菅野委員 農水省が発行している、今そういう回答が返ってくるというのを想定しているんですが、「牛海綿状脳症問題の経緯と対応について」という文章が、調査室でまとめたところに入っているんですね、BSEの一連の経過の資料集の中に。これは農水省が出しているんですが、「BSEは、まん延しに...全文を見る
○菅野委員 そうすると、農林水産省が出した「BSEは、まん延しにくい牛の病気です。」というこれに対する見解はどうなんですか。これは事実なんですか。そうなんですか。これをはっきりしてください。
○菅野委員 今この問題で、大臣答弁と生産局長の答弁では食い違いがあるんですね。先ほど小林生産局長は、OIEの基準はあるけれども、この同居牛を全頭殺処分するというのは各国の対応だと言っている。議事録を調べてみてください、各国での対応だと。大臣は、これはOIEの基準でもってやっていま...全文を見る
○菅野委員 OIE基準に基づいて我が国は全頭殺処分していますと言いましたね。そして先ほどは、他の国々はそれぞれの実情に応じてという言葉を使いましたね。全世界でOIE基準によって疑似患畜牛を特定しているんですか。そこをはっきりさせてください。
○菅野委員 私は、そこがこの議論の重要なところだというふうに……。千葉で七十頭、第一号が出たときに、全部殺処分して検査しました。そして今度、今二頭目が出た猿払村で、このことに対して恐怖におののいているんですね。  ここに私のところにファクスが送られてきているんですけれども、この...全文を見る
○菅野委員 それでは、マニュアルに示している疑似患畜牛の条件を示していただきたいと思います。
○菅野委員 その条件が、やはり今、全頭殺処分という恐怖におののいているというのは、農家の不安だということです。私が言っているのは、そういう家畜伝染病予防法は予防法としておいても、農家が持続可能な条件に、酪農経営あるいは畜産経営ができるような条件というものをしっかりとつくっていただ...全文を見る
○菅野委員 私は、これからこういうことを、今答弁をそういうふうに繰り返していったときに、今言ったように、事実として、この答弁をしている時期に感染した可能性が、肉骨粉であれば感染した可能性が非常に高いということを政府は認めますか、まず最初に。この平成九年三月十九日に農水省が答弁して...全文を見る
○菅野委員 大臣、私は国会調査に行って、酪農農家も畜産農家も被害者である、流通業者もみんな被害者である、そして、消費者もある意味では被害者に陥っているのです。国全体がこの被害者で、では、加害者は……(発言する者あり)肉骨粉だと言いました。この加害者、やはり加害者責任というもの、こ...全文を見る
○菅野委員 先ほども同じ答弁ですけれども、いつからその体制を整えてやれるという状況に、今の段階での見通しはどうなっているのですか。
○菅野委員 今、屠畜場でしっかりとした検査体制ができました。死亡牛、十六万頭とも言われる牛を、今、あしたからでも検査すべきだというふうに私は思うのですね。そして、その結果として、全部マイナスであるという結果が出れば、それにこしたことはないのですが、そこからでもプラスという部分を引...全文を見る
○菅野委員 いや、そういう悠長なことを言っているから、また何やっているのだというふうなことを言われて、全体に後手後手に回っているのじゃないか。さっき言ったように、三頭目が出ました。これがこれからどれだけ出るかというのは、私たちには予測できません。そして、死亡した牛の中にも、感染し...全文を見る