菅野哲雄

かんのてつお



当選回数回

菅野哲雄の2003年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月05日第156回国会 衆議院 国会等の移転に関する特別委員会 第2号
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○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。  貴重な御意見を賜りまして、本当にありがとうございます。  平成十一年の十二月二十日、答申がなされたわけですけれども、この答申がなされるまでの経過というものを先生から少しお聞きしておきたいというふうに思っています。  平成二年...全文を見る
○菅野委員 会長というかつての立場を離れて、きょうは参考人として、最後の方に五点お聞きいたしました。この点について、先生の思いが込められているなというふうにはお聞きしたんですけれども、それでは、このことに返って、どうしてこれから絞っていくのかというのは大変な作業であるという、一方...全文を見る
○菅野委員 どうしても、答申がなされたことによって世論の盛り上がりを期待するということを書いておりますから、そのことと、答申なさったことが具体的に進んでいないな、世論の盛り上がりに寄与していないなという思いがいたすものですからお聞きしたわけです。  先生、最後になりますが、急を...全文を見る
○菅野委員 ありがとうございました。
02月18日第156回国会 衆議院 本会議 第9号
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○菅野哲雄君 私は、社会民主党・市民連合を代表し、ただいま議題となりました地方税法等の一部を改正する法律案、地方交付税法等の一部を改正する法律案、地方財政計画の地方財政関連三案につきまして、片山総務大臣並びに関係閣僚に質問いたします。(拍手)  まず冒頭、地方財政計画あるいは地...全文を見る
02月19日第156回国会 衆議院 国会等の移転に関する特別委員会 第3号
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○菅野委員 先生の御意見を伺って、首都をパワーアップしていくことの大切さというのは承知したつもりでございます。ただ、それとこの首都移転という関係がどういうかかわりを持つのかという点が、私自身がまだまだつかみかねているということなんですね。  一方では、六十万人の人口移動という形...全文を見る
○菅野委員 はい、わかりました。  先生の論文、きょう配付になった論文を見させていただきましたけれども、第一次産業から第二次産業、そして第三次産業という産業構造の変化の中で、首都のパワーアップという問題を提起されていると思うんですけれども、そういう一極集中という経済構造の中で、...全文を見る
○菅野委員 地方の都市の持っている、あるいは農村地域社会の持っている経済効果というものは、第一次産業の多面的機能という形で言われておりますけれども、国土の維持、あるいは災害から守るために果たしている役割というのは、私は非常に大きいというふうに思うんですね。それで大都市というものも...全文を見る
○菅野委員 では、終わります。
02月26日第156回国会 衆議院 国会等の移転に関する特別委員会 第4号
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○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。  この一月から特別委員会の委員になって、そして、先生の御意見を今初めて拝聴するという状況の中で、こういう考えで進んできたのかなというふうな思いをいたしているところでございます。  まず冒頭にお聞きしたいんですけれども、この文章の...全文を見る
○菅野委員 そのことが首都機能移転で達成されるという持論なんですけれども、先ほど、日本の東京一極集中は経済的には必要なんだと答弁でなされて、経済的な分野で。そういう意味では、経済的な流れの中で一極集中が起こるのは自然の流れだと私は思うんですけれども、そのことと、この首都機能を移転...全文を見る
○菅野委員 わかりました。  それと同時に、私は、今、東京一極集中という反面、地方の空洞化という側面が生じてきたというふうに思うんですね。そのときに、なぜ地方の空洞化というのが進んできたのかというと、経済活動すべてを市場競争、もう競争社会にゆだねてしまった結果として地方の空洞化...全文を見る
○菅野委員 最後になりますけれども、私も一月からこの委員会で勉強させていただいております。そういう意味では、国民的盛り上がりがない中で、ないというふうに先ほども先生はおっしゃっていましたけれども、私も強くそう感じております。委員でなかったときにどれだけ自分自身が関心を持っていたか...全文を見る
○菅野委員 ありがとうございました。以上で終わります。
02月27日第156回国会 衆議院 予算委員会第八分科会 第1号
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○菅野分科員 社会民主党の菅野哲雄でございます。  扇大臣とはちょうど二年前、この部屋で分科会で質問をいたしまして、出身は宮城県の気仙沼でございまして、気仙沼に来たことがあるということで、非常に力強く感じたものでございます。  それと同時に、きょう、九時から八時半までという長...全文を見る
○菅野分科員 大臣の、これからの地方の選択の時代、あるいは個性ある地方をつくっていく、そういう視点は、この議論というのは大いにしていかなきゃならないというふうに思うんですが、例えば、私の地元の、後で具体的に聞きますけれども、一般国道自動車専用道路の三陸縦貫道について、経過を少し大...全文を見る
○菅野分科員 なかなか理解しがたい部分はあるんですけれども、そういう意味では、時間が本当にかかり過ぎているという状況が言えるということは、大臣も認めていることだとも思うんですね。そういう意味では、ぜひ大きな手腕を発揮していただきたいというふうに思っています。  それで、個別具体...全文を見る
○菅野分科員 大体、今、例えば平成十四年で十三年度比六、七割増しという形は非常に力強いものと思っておるんです。ただし、ここに一つの大きな問題点を指摘しておかなきゃいけないと思うんですね。  今度、今、法律案を提案されておりますから、この高速自動車国道法の関係でいえば、これは四分...全文を見る
○菅野分科員 明確な答弁というものがなされないというのは、これはわかるんです。  ただ、先ほど言ったように、なぜ、昭和五十七年に供用を開始して、二十年たって、具体的に言うと三十七キロしか、三十八・五キロしか進んでいないのか。二十年たって三十八・五キロですからね。そういう意味で、...全文を見る
○菅野分科員 わかりました。  全体のルートという形じゃなくて、例えば部分を区切ってという今局長の答弁だとお聞きしましたけれども、ぜひ全体のルートを決めた上で、そして気仙沼—本吉区間というふうな限定の仕方だったら了解するわけですけれども、ぜひ全体のルートを地元に示して、そして部...全文を見る
03月20日第156回国会 衆議院 農林水産委員会 第3号
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○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。  水産加工業施設改良資金融通特措法に関して、私は、この間、水産加工業と漁業が一体として発展していかなければならないという立場で水産基本法なり水産基本計画が策定されてきたと思っております。そういうことを考えたときに、水産基本法の中で...全文を見る
○菅野委員 現状は、今水産庁長官が答弁したように、昭和六十三年度に一千三百万トンあったのが、平成十三年度六百万トンという数字が示しているとおり、もう半減以下に減っているんですね。その減少がどういう影響をもたらしているのかということを考えたときに、漁村には本当に後継者が育っていかな...全文を見る
○菅野委員 グローバル経済、国際的な経済体制が今日的な状況になったときに、私は、国内政策をどう進めていくのかに非常に大きなウエートがかかっているというふうに思うんですね。  先ほどから議論されておりますけれども、地産地消、地域で生産されたものが地域で加工されてそして消費される、...全文を見る
○菅野委員 わかりました。これは、政府全体としてぜひ、今、食品安全基本法が提出されておりますから、その中でも議論していきたいというふうに思いますから、取り組み方をよろしくお願いしたいと思います。  それから、最後に、三月八日、九日に三陸地域に物すごい低気圧が発生して、大きな被害...全文を見る
○菅野委員 今、三十億という概算の数字が述べられました。そういう意味では、体力が弱っているところにまた災害でもって打撃を受けて経営から手を引くという状況に悪循環として災害が作用することのないように、ぜひしっかりとした対策を水産庁としてもとっていただきたいというふうに私は思っており...全文を見る
04月15日第156回国会 衆議院 農林水産委員会 第5号
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○菅野委員 私の方からも冒頭、本委員会が半数に達していないという状況でございますから、これは、委員会成立要件を満たしていないという状況で質問に入らざるを得ないということに対して、強く抗議しておきたいというふうに思っています。  まず、今も中林委員から質疑がありました、WTO農業...全文を見る
○菅野委員 その場合、これから二〇〇五年の一月に向けて、いろいろな行動を展開していかなきゃならないというふうに思っています。そして、外交交渉事項ですから、各国との違いを乗り越えていかなきゃならないという大きな課題を背負っていると思うんですね。  私が言いたいのは、モダリティー一...全文を見る
○菅野委員 大臣、本当に、このWTO農業交渉が、今日的段階で説明してきましたという、今、多くの議論を積み重ねてきたと。政府と中央において、中央の農業者団体等を含めて議論されてきたというふうに思いますけれども、国民全体の中にその議論というものが伝わっていないんですね。そして、モダリ...全文を見る
○菅野委員 確かに大臣、動揺を与えるからモダリティー一次案あるいは改訂版で議論することは行っていないんだという中身ですけれども、そういうことでずっと推移していったときに、押し切られたときにどうなっていくんですか。交渉事項ですよ。  だから、今の現状を、動揺を与える、与えないじゃ...全文を見る
○菅野委員 今のそのような状況を国民に全部知らしめていって、そして、だからみんなでこのWTO農業交渉を見守っていただきたいという運動をぜひ起こしていただきたいというふうに思っています。  一万六千円台でも農家は苦しいという状況で、そして、稲作経営安定対策資金でもって底上げをされ...全文を見る
○菅野委員 実際に農家に入っていくと、生産者は、米政策改革大綱とWTO農業交渉の行方というものに非常に関心を持っています。それは、農業を継続できるような中身で議論されていることではないというふうな中身で、非常に不安に思っているということです。十六年度予算編成時期に一つの方向性が示...全文を見る
○菅野委員 それでは、食品安全委員会ができても何ら既存の部分は変わることはないという中身が今局長から答弁されたと私は思うんですね。それぞれが、厚生労働省は厚生労働省の既存の食品衛生法に基づいて行っていく、そして環境省や農水省はそれぞれが今までどおり行っていく、食品安全委員会はリス...全文を見る
○菅野委員 少なくとも、このBSEの発生から、食の安全、安心という体制をつくるためには縦割り行政をなくしていくという基本的なスタンスが必要だというふうに思いながら、私はこれまで議論を進めてまいりました。  個人的にも、BSEが発生して、イギリスやフランスの例を視察してまいりまし...全文を見る
04月16日第156回国会 衆議院 内閣委員会厚生労働委員会農林水産委員会連合審査会 第1号
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○菅野委員 社会民主党・市民連合の菅野哲雄でございます。  食品安全基本法について、いろいろな思いを持っているわけでございます。  私ども、農水委員会の有志として、BSEが発生して、そして、急遽、諸外国の例をしっかりと見る必要があるということで、昨年の三月に、イギリス、EU、...全文を見る
○菅野委員 この部分については、後で食品安全委員会という中で少し議論させていただきたいと思うんですけれども。  この調査検討委員会の委員の人たちは、念頭に置いているのは、諸外国の例ということを挙げております。諸外国の例を参考にここには書いてあるんですけれども、こう言っているんで...全文を見る
○菅野委員 その点については後で議論したいと思っています、そこが問題点だと私はとらえているんですけれども。  それともう一つ、調査検討委員会で問題にしていたのは、BSEが発生した原因とも絡まるんですが、やはり、食品安全を確保する上で、行政の縦割りの弊害というものがずっと指摘され...全文を見る
○菅野委員 厚生労働省は食品衛生法という一つの完結した法律を持っています。そして、今大臣が言ったように、農林水産省は農林水産省としての完結した法律案を持っております。そこから部分的に食品安全委員会に権限を移すというスタイルが今回とられているわけですね。  ということは、BSEが...全文を見る
○菅野委員 次に、食品安全委員会についてお聞きしていきたいと思います。  それで、大臣もいみじくも答弁で話しているんですが、リスク評価、リスク管理、この部分がこれまでの問題点として混然一体となっていた、この部分を分離させていった、そしてリスクコミュニケーションを入れて、リスク分...全文を見る
○菅野委員 私は、調査研究機関というものは、先ほども申し上げましたように、リスク評価とリスク管理をする部門だというふうに思っています。それを食品安全庁に置いたからといって、農林行政や厚生労働行政が停滞するとは思えないんですね。  食品安全という立場から、評価する部門、管理する部...全文を見る
○菅野委員 やはり、調査研究機関というものを内閣府のもとに一元的に、評価と管理を研究する部門として位置づけるというのが、私は、今後の大きな課題だというふうに思っております。独立性の確保の問題についても微妙に絡まるわけですから、そのことが今、大きな課題だというふうに申し上げておきた...全文を見る
○菅野委員 私、質問しているのは、独立性と一貫性という調査検討委員会の提言、このことがどれだけ、一貫性と独立性をどう確保していくのかということと食品安全委員会の委員、専門委員、事務局員のスタッフと大きなかかわりを持つというふうに思うんです。  そして、今までの谷垣大臣の答弁等を...全文を見る
○菅野委員 そういう意味では、本気になって食品安全行政を考えているのか。先ほど鮫島委員の質問にもありましたけれども、本当にこの機会を一大転換の機会にしなければならないはずだったんです。私自身もその機会が到来したなということで大きな期待を持ちました。しかし、中身を見たときに、この調...全文を見る
○菅野委員 食品安全委員会の持つ機能というのは、先ほども議論されておりますけれども、フードシステムの中で欠けている部分、これも、管理が欠けている部分も、システム上で欠けている部分も、評価して、提言して、そして管理強化をさせていくというシステムが、これは当然のことだと思うんですね。...全文を見る
○菅野委員 食品の生産、流通、加工、消費という一連の中でのフードシステムを安全、安心というところにしっかりと位置づけられるように、本当に食品安全委員会の責任は非常に大きいというふうに思っていますから、ぜひそのことを徹底してこれからの行政運営に当たっていただきたいというふうに思って...全文を見る
○菅野委員 このトレーサビリティーシステムを導入するというのは、私はイギリスやフランスでも見てきました、導入の状況。そして、非常に難しいことだなというのも痛感してまいりました。ただし、このことを行わない限り、食の安全、安心という、食品の安全基本法ですから、食の安全を確保するという...全文を見る
○菅野委員 わかりました。  そうであれば、私は、食品安全基本法の中に、第三条の「食品の安全性の確保のための措置を講ずるに当たっての基本的認識」、この部分に、その認識を、私はこれから農水省としてその方向で推進していくんだというふうな方向性を明示すべきだと思うんです。環境との調和...全文を見る
○菅野委員 谷垣大臣、やはり食の安全、安心という国民的関心が非常に高まった時期ですから、食品安全基本法の中に、農産物の生産体制は今後こうあるべきだと、基本方針として、私は、基本的認識として法案に打ち込むべきだというふうに思うんですが、最後に大臣の考え方をお聞きして、終わります。
○菅野委員 終わります。
05月08日第156回国会 衆議院 農林水産委員会 第7号
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○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。  今までかなり議論されてまいりましたが、どうもこのトレーサビリティー法について合点がいかない部分があるわけなんですね。それで、冒頭少しその点について質疑しておきたいというふうに思うんです。  昨年の四月にBSE問題に関する調査検...全文を見る
○菅野委員 そこに、どうして牛に特化しよう特化しようとしているのか、はかり知れないでいるんですけれども、食の安全、安心、食品安全基本法のもとに今このトレーサビリティー法案が提出されているんですね。そして今、関連六法案を一括して審議しているんです。基本は、食の安全、安心の確保、食品...全文を見る
○菅野委員 BSEが発生して、なぜトレーサビリティーをしなければならないのかという問題のもう一つの側面があるというふうに思うんですね。それは、食品の偽装表示の問題ですね。そして、牛肉が売れなくなって、牛肉にかわるものとして輸入鶏肉が国産品としてまぜて流通していったという状況があり...全文を見る
○菅野委員 大臣、自発的に自発的にと言っています。それは、国として、食品安全基本法ができました、それにのっとって、食品の安全、安心を確保するシステムをどう構築していくのかというのが今日の課題だと思うんですね。これは自発的な行為にまつんじゃなくて、国としてしっかりとした方針を示して...全文を見る
○菅野委員 牛のトレーサビリティーが法的に出発しようとしています。これは、牛肉の流通の何%にこのトレーサビリティーが有効に活用されるんですか。  私は、ヨーロッパを見てまいりましたし、きのうも流通段階を見て回りました。一〇〇%牛肉の流通にこのトレーサビリティーシステムが働くかと...全文を見る
○菅野委員 特に、米の問題です。米の消費がどんどん下がっていっている状況をどう克服していくのかというのは、大きな課題だと思っております。学校給食にどう米を導入していくのか、いろいろな知恵を絞って国民全体として米の消費をどう拡大していくのかというのは、大きな課題であるというふうに思...全文を見る
○菅野委員 先ほどからの議論で輸入牛肉の問題が議論されていました。それも、トレーサビリティーシステムというものを外国には強制できないという議論で平行線をたどっています。そういう中で、国内のトレーサビリティーシステムを構築していった後に、六割も輸入している外国の食材に対してどう安全...全文を見る
○菅野委員 大臣、わかりました。大臣は一般的な答弁だったというふうに思っています。  私の聞いているのは、将来的に食品安全基本法に基づいてリスク管理部門がどうあったらいいのかという観点を、農水省として、あるいは政府としてどういうふうな考えを持っているんですかと。そして、私は一元...全文を見る
○菅野委員 リスク評価部門とリスク管理部門が分離しました。食品安全委員会というのはリスク評価機関ですから、私が言っているのは、リスク管理部門をどう一元化していくのかというのが、これは重要な課題であると思っています。大臣は一元化という方向はなかなか打ち出し得ないでいるというのもわか...全文を見る
○菅野委員 現在取り組んでいるということなんですけれども、これはこの食品安全基本法ができましたから、早急に一つの方向性を出して、消費者の信頼を、偽装表示問題等も含めて表示問題というのが大きな議論になっていますから、早急に結論を出せるような取り組みを強く要求しておきたいというふうに...全文を見る
○菅野委員 わかりました。  ただ、これは非常に経費負担を伴っていることなんです。今副大臣が言ったように、政治的判断を行いましたと。ただし、科学的知見というものが確立されている中で、私はいつまでも続けるべきことではないというふうな思いをいたしております。非常に大きな費用負担を伴...全文を見る
05月13日第156回国会 衆議院 農林水産委員会 第8号
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○菅野委員 社民党の菅野哲雄でございます。  冒頭、家畜伝染病予防法について少し議論していきたい、質問していきたいというふうに思っております。  先ほどもお話がございましたけれども、BSEが発生して農家が一番心配していたこと。これは、一昨年の十二月に私ども社民党の調査団として...全文を見る
○菅野委員 先ほども津川委員との議論がございました、昨年、伝染性から伝達性ということで名称を変更することができました。これは議員立法として名称を変えたわけです。そういう意味では、この伝染性から伝達性に変えるということでも多くの議論を私どもは行ってまいりました。  その伝染性から...全文を見る
○菅野委員 私は、BSEが発生したときには、報道機関がセンセーショナルに報道されていて、そして国民もあるいは消費者も大変だ大変だという中で推移してきたというふうに思っております。そういう意味では、今日的に七頭が発生した状況を見るときに、私は、今はセンセーショナルな報道ということじ...全文を見る
○菅野委員 BSEの問題でまだ残っているのは、この全頭検査を今後どうしていくのかという問題、それと疑似患畜牛の範囲をどうしていくのかという問題を、これは大きな課題として残っている課題だと思っております。それに向けて今後大きく議論していかなきゃならないというふうに思っています。 ...全文を見る
○菅野委員 わかりました。  次に移りたいと思っています。  農薬取締法あるいは飼料取締法の一部改正案が今国会に提出されておりまして、今審議されているんですが、農薬あるいは飼料の定義なんですね、私はこれが非常にあいまいで経過してきたんではないのかなというふうに思えてなりません...全文を見る
○菅野委員 今、非常に大事なところだと思うんですね。  ただし、それは法体系上はどうなっているかというと、肥料取締法は、普通肥料と特殊肥料と分けて、そして今回、特定普通肥料という形をとってやっています。これは、なぜ特定肥料が議論にならないのかというと、定義上は本来安全なものなん...全文を見る
○菅野委員 法律上は特定農薬と使って、一般国民には特定生産資材という言葉を使っていくんですか。これこそ矛盾点があるんじゃないですか。国民をごまかしていくという方針を農水省は持っていくんですか、このままずっと継続するんですか。このことに対して後から答弁願いたいと思います。  そし...全文を見る
○菅野委員 須賀田局長、この問題は、特定農薬の範囲をどうするのかということで、農薬取締法が成立してから、先ほどの答弁では七百四十種ものものを農業資材審議会にかけたんですよね、かけたんです。今答弁しているのは、答弁している中身からすれば、農業資材審議会にかけなくてもよかったんじゃな...全文を見る
○菅野委員 わかりました。まだここがはっきりしていないんですね。  そして、無登録農薬の問題はなぜ起こったのかの問題なんです。この議論が徹底して行われなかったがゆえにこの無登録農薬という問題が発生していって、そして本当は無登録農薬問題はこれですべて解決したというふうに思うんです...全文を見る
○菅野委員 このことは後ほどまた議論していきたいと思っています。  最後になりますけれども、先ほども議論されたんですが、今回の法律改正案で大きな、リスク評価機関としての食品安全委員会と、それからリスク管理機関としての各種審議会との関係、これを整理しておかないといけないというふう...全文を見る
○菅野委員 食品安全委員会の諮問事項というもの、法律に定められております。農薬取締法でいうと、一条の三、農薬の公定規格の設定、変更、廃止、それから二条の第一項、特定農薬の指定、変更、それから三条の二項では、農薬の登録保留基準の設定、変更、こういうものは食品安全基本法において諮問し...全文を見る
○菅野委員 これからもこのことについては議論していきたい、大きな問題点が残っているということを私は指摘して、質問を終わりたいと思います。
05月15日第156回国会 衆議院 農林水産委員会 第9号
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○菅野委員 私は、日本共産党、社会民主党・市民連合を代表いたしまして、ただいま議題となりました食品の安全性の確保のための農林水産省関係法律の整備に関する法律案に対する修正案について、その提案理由及び内容の概要を説明いたします。  農薬取締法の一部改正についてであります。  昨...全文を見る
05月22日第156回国会 衆議院 農林水産委員会 第12号
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○菅野委員 米政策改革大綱に基づく今回の食糧法の改正、私は、米政策の大きな転換という形でとらえていて、今後に悔いを残さないように、どう改革の方向性をつけていくのかというのは、この委員会にかけられた大きな責務だと思っております。そういう意味では、これからずっと議論していくわけですけ...全文を見る
○菅野委員 これまでも、面積配分による減反においても、各集落単位あるいは農協単位で議論して、それでいろいろな議論が展開されて、この減反制度というものが維持されてきたというふうに思っています。完全に維持されてきたのかというと、いろいろな意見が交換されながら、制度として進めてきたとい...全文を見る
○菅野委員 面積配分でも、国が目標設定して、そして都道府県におろして、そして市町村におろしていくというルートは面積のときと同じだというふうに私は思うんですね。変わっていないんです。面積のときは、一律面積ですから、これは市町村段階もある程度受け入れられたというふうに思うんです。 ...全文を見る
○菅野委員 食糧庁長官、先ほどの答弁では、目標数量というのは、市町村単位の単収を基準にして最終的には面積配分していく。それでは、市町村単位ですべて有機農業を取り入れてやっているか、そういう政策を展開しているかというと、そうではないんですね。個々の農家なんです。個々の農家に面積を割...全文を見る
○菅野委員 この部分は、食糧管理制度というものから今の制度に移ったときにも大議論になった点だと私は思っております。そして、ついに主食たる米も、すべて政府の手を離れて市場原理にゆだねていくという状況まで来てしまったのかなというふうに思っているところでございます。主食たる米を、やはり...全文を見る
○菅野委員 政府が言うように、今いみじくも話されていますけれども、一兆円、二兆円という金の問題に切りかえています。先ほども山田委員の方がこの点については問題点を指摘して、これからも備蓄について議論していくという問題提起をしておりますから、私も、これからも備蓄について議論していきた...全文を見る
○菅野委員 もう一つ。今、買い入れ価格と売り渡し価格の差という部分が言われました。この部分が、政府がどうしても備蓄について回転備蓄から棚上げ備蓄に移せない大きな要素と私は思っています。  社民党としては、この回転備蓄という制度が米の価格下落に大きな影響を及ぼしているんだから、棚...全文を見る
○菅野委員 米余り現象ということがずっと言われて、そして減反政策ということで今日まで進めてまいりました。そして、今、備蓄量が百五十五万トンという数字が言われております。そして、十四年十月ですから、昨年の作況が全国的に一〇三という状況のもとで、この備蓄のあり方というものが今回の食糧...全文を見る
05月27日第156回国会 衆議院 農林水産委員会 第13号
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○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。  まず、参考人の方々、長時間にわたって大変御苦労さんでございますし、本当にありがとうございます。  まず初めに、生源寺参考人にお聞きしますけれども、先ほどから多くの議論がなされておりますこの今回の米政策改革大綱が実現していくと、...全文を見る
○菅野委員 地域においてプラスアルファの部分が確保できている経済状況であれば、何も大きな議論にはなっていかないという現状があるというふうに私は思います。  それで、中山間地域農業従事者がいろいろな苦労をしながら一生懸命努力している姿というのは、私は評価していかなきゃならないとい...全文を見る
○菅野委員 次に、野村参考人にお聞きしたいと思っております。  今回は、計画流通米を廃止してすべてを市場の競争原理にゆだねていくという状況になって、新規参入者も入ってきて、先ほどの意見陳述では、競争が激化していくという状況になってと説明を受けました。そういう状況の中で、卸売業者...全文を見る
○菅野委員 私も、将来的にはどうなっていくのかということを考えたときに、大手流通業者の新規参入によって独占的に支配されていく、その要素というのは持っているような気がしてなりません。そのことによって米の価格形成が独占的に行われるような、そういう事態をどう阻止していくのかというのが業...全文を見る
○菅野委員 最後になりますが、坂口参考人にお聞きします。  今のいろいろな米政策改革大綱なるものが打ち出されてくるときに、農水省は消費者の立場を重視するという形で言っているんですけれども、私は、この国の第一次産業というのは農業だけじゃなくて林業、水産業も含めて国の基幹産業として...全文を見る
○菅野委員 どうもありがとうございました。以上で終わります。
05月28日第156回国会 衆議院 農林水産委員会 第14号
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○菅野委員 先日に続いて、食糧法の改正について質問させていただきます。  まず、今も松本委員の方からありましたけれども、この日本の農業、私は第一次産業総体と言っているんですけれども、第一次産業が非常に危機的な状況に陥っているという共通認識はみんな持っているというふうに思います。...全文を見る
○菅野委員 私は、この制度を運用していったならば豊作が続いたときにどうなっていくんだろうという疑問を持っているんです。  それでは、現物弁済の数量、例えば昨年の平成十四年度を考えたときに、この制度でどれくらい弁済があるというふうに思いますか。この十四年度と十五年度、同じような作...全文を見る
○菅野委員 それは、政府がこれから策定しようとする需給の量が同じだという前提ですよね。今、食用に回る、国民が食べる量がどんどん下がってきています。そういう中でこの制度なんですね。そうすると、今十万トンと言いましたけれども、約二十万トンから三十万トンぐらい過剰になっていく。そういう...全文を見る
○菅野委員 前回もこのことで議論しているんですけれども、お金がかかるから備蓄と備蓄構想というものは考えないんだというふうに、過去の反省の上に立ってというふうに言いますけれども、どこに金がかかるのかということを分析した上で考えるべきだというふうに私は思うんですね。今の備蓄方式でいい...全文を見る
○菅野委員 今、毎年機構の方で決めていくというんですが、今長官おっしゃった大きな問題点が内在しています、その問題点を機構がクリアできるのかどうかなんですね。そして、決定手続を透明にできるかどうかなんです、この部分に。そうじゃないと、過剰米対策としてのこの機構の存続さえ危うくなって...全文を見る
○菅野委員 今、米価は本当に低落傾向にあって、米価の回復というものが、どのようにしたら回復していくんだろうかというところで、農業者は本当に毎日毎日を厳しい思いで生活しているのが実態だというふうに思っています。  今も、先ほども、農業新聞で、新潟魚沼産コシヒカリが三万円という値は...全文を見る
○菅野委員 産地づくり産地づくりということで非常に話していますけれども、きのうの参考人質疑で、北海道の例が、タマネギやニンジンへの転作ということでお話を受けました。なぜタマネギに転作していったのかというと、連作障害が起こらないという観点から地域で考えてタマネギに移行していった、そ...全文を見る
○菅野委員 今、須賀田局長が、大豆、麦、飼料作物に加えて、現行はこの三品目でやってきたわけですけれども、あとは地域地域で考えてということでしか答弁していただけませんでした。地域で考えても、今まで本当に地域で知恵を絞り合ってきても、その方向しかなかったんですよね。難しいんです、水田...全文を見る
○菅野委員 大臣、この今回の米政策の見直しというものは、どうやったら農家の経営意欲、生産意欲というものを向上させていくのか。そして、次にも質問しますけれども、農業において後継者をどう育てていくのか。今は本当に、六十歳以上の人たちが、私の年代ですから五十五以上の人たちが農家を、農業...全文を見る
○菅野委員 本当に大臣、そう思っているんですか。  私は、日本農業をこれまで維持して支えてきた、それこそ弥生時代から米作が入って、日本農業を今日まで維持し発展させてきたというのは、家族経営的な農業だということなんです。これが根本でなければならないというふうに思うんです。そして、...全文を見る
○菅野委員 今、平成二十二年までの構造展望というものが示されて、それに向かって担い手の育成というものを図っていこうというふうに言われておりますが、その構造展望の中で、研究会の中でも議論が不十分だった、積み残し部分だというふうに先ほどの参考人が申していましたとおり、中山間地域農業、...全文を見る
○菅野委員 中山間地域の直接支払い制度のもたらした効果というものはぜひ検証していただきたいというふうに思っています。大きいものがあったというふうに思いながら、ぜひ継続するという観点でもって私は見直すべきだということを申し上げておきたいというふうに思っています。  それから、経営...全文を見る
○菅野委員 終わりますけれども、できるだけ早い国内手続を進めていただきたいと思いますし、いつ発生するかわかりませんから、OIE基準、OIE基準で進めていくという形で国民の前に言ってこられました。そういう意味では、この総会での決定というのは非常に重いというふうに思います。  そう...全文を見る
06月03日第156回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第6号
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○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。  出身は宮城県の気仙沼でございまして、本当に地元に帰れないいら立たしさというのを感じたわけでございますけれども、金曜日、土曜日、日曜日に現地を見て感じたことは、被害を相当受けました。ただし、本当に紙一重だったと。もうちょっと大きく...全文を見る
○菅野委員 私は、災害に対する備えというのは、ある程度予測を立てなければならないというふうに思っています。因果関係については何にも触れていませんね。そして一方では、前回起こったときから三十七・一年に一回宮城県沖地震が起こっていて、もう二十四・六年経過している、一方では、こういう資...全文を見る
○菅野委員 一七九三年からずっと宮城県沖地震の発生の状況を調べてみました。そして、四十二年、二十六年、三十六年、三十九年、四十二年、ことしの二〇〇三年までというのは、先ほど言ったように二十五年かかっているわけですから、それで、こういう平均値が三十七・一年という確率が示されておりま...全文を見る
○菅野委員 先ほど、二〇〇二年の四月十日の私の参考人質疑で溝上参考人がどう言っているかということなんですが、日本では、地震が、ある時点で一カ所だけ起きるということは必ずしもありませんで、例えば阪神・淡路大震災の場合は、すぐ前に三陸はるか沖地震が起きて、皆さんが非常に津波のことを心...全文を見る
○菅野委員 私は、この観測体制、それぞれの省庁がそれぞれの省庁の設置目的によって観測体制を整えてきたというふうに思います。ぜひそれを一体的に各省庁と研究機関、あるいは地方自治体も、私の出身の気仙沼市においても自治体として音波を使った観測体制が整備になって、防災に役立てている自治体...全文を見る
○菅野委員 わかりました。  委員長に最後に一言申し上げたいと思います。  こんな重要な議論をしているのに、この定足数にも満たない状況というのは、委員会として今後の委員会の持ち方にもかかわることだというふうに私は強く抗議しながら、私の質問を終わりたいと思います。
06月04日第156回国会 衆議院 農林水産委員会 第15号
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○菅野議員 今の米政策改革大綱なるものが推進されている中で、このままでは農業が大変になるという状況のもとで、野党四党での議論から出発して、代替案を考えていこうじゃないかという形で出発したのが始まりでございます。  水田あるいは畑作農業というものは、主食である米を初めとした食料供...全文を見る
○菅野議員 今政府が行っていこうとしている構造改革の視点というものは、今日的な状況を踏まえるならば、理解しないわけではございません。  しかし、私どもがずうっと主張してきていることは、日本の農業というものは家族経営的な農業であるという視点を失ってはならないというふうに私は考えて...全文を見る
○菅野議員 今山口委員がおっしゃったように、減反政策としてホールクロップサイレージが五年、六年くらい続いて、地域に定着しつつあるというふうに思っています。なぜこの政策がとられてきたのかというのは、やはり水田の持つ多面的機能、特に環境保全という視点でもってこの政策はとられてきたと私...全文を見る
06月05日第156回国会 衆議院 農林水産委員会 第16号
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○菅野委員 最後の質問者となりました。私が質問すべく用意したのは、ほとんど今議論されているというふうに思いますが、観点を変えて私なりに質問をしていきたいというふうに思っております。  まず、この法律案は、知的財産戦略大綱に基づいて、国家的な観点からこの種苗法の改正に至ったという...全文を見る
○菅野委員 大臣、先ほど冒頭申し上げましたように、これは国家戦略としての位置づけなんですよね。そして、やはり種子というのを育成者権というものをしっかりと位置づけていこうという状況なんです。国家戦略が打ち出されたときに、体制整備をどう行っていくのかという裏づけがなければ、幾ら法律を...全文を見る
○菅野委員 それと同時に、育成者権者の権利侵害の立証の問題というのも先ほどから議論なされております。そして、この立証を、開発した大手企業であれば、これは立証にたえ得る組織というものを持っていると思うんですが、個人で立証しなければならない、こういう状況があるわけですね。  先ほど...全文を見る
○菅野委員 大臣、一般的には今の大臣の答弁でいいと思うんですけれども、個別具体の議論になっていったときに、いろいろな細かい、例えば輸入農産物の育成者権者の育成者権を行使するときに、一二〇%の供託をしなければならないという問題もあるわけですよね。そのときに、このアンケートを見ても、...全文を見る
○菅野委員 後でも議論したいんですが、この水際対策において税関の体制についても議論したいんですが、税関は東京にあるだけじゃないんですよね。各地方に分散しているんです。そして、DNA鑑定施設というのは、ここに資料がございますけれども、今も稲、インゲン、イチゴしかないし、そして、種苗...全文を見る
○菅野委員 これは育成者権の権利侵害が年間どれくらい起こるかの問題にもかかわってくると思うんです。数が少ないだろうというふうに思うんですが、そういう中で、DNA鑑定というものを依頼したときにどれくらいの費用が、設備投資の費用とか、あるいは一回の検査手数料の問題とか、そういうところ...全文を見る
○菅野委員 単に税関の問題という形じゃなくて、農水省としてもしっかりとした体制を築き上げていただきたいというふうに思っています。  三番目なんですが、収穫物の範囲については議論がありましたから、これは省略いたします。加工品についてなんですね。  先ほどからずっと議論を聞いてお...全文を見る
○菅野委員 今までの局長のその答弁はずっと理解してきたんです。その域を出ていないんですから、私は改めて質問したんです。種苗法において、育成者権が侵害されているという情報が寄せられたときに、原材料までさかのぼって立証するということは可能なのかどうかということを聞いているんです。 ...全文を見る
○菅野委員 加工品の取り扱いについては、検討の余地がいっぱい残っているというふうに思っておりますから、今言ったことも含めて、ぜひ十分検討していただきたいというふうに思っています。  最後になります。  遺伝子組み換え技術が盛んに行われて、バイオ、バイオという形で行われておりま...全文を見る
○菅野委員 終わりますけれども、私は、食品に結びついていく種子については、品種登録の部分においても十分に検討する課題だというふうに思っております。そういう意味では、ほかに任せるということじゃなくて、厚生労働省に任せるということじゃなくて、農水省としてもしっかりとした体制を築き上げ...全文を見る
06月12日第156回国会 衆議院 農林水産委員会 第18号
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○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。最後の質問になりますけれども、しばしの間おつき合いを願いたいというふうに思います。  まず、大臣に基本的な点をお聞きしておきたいんですが、この農業経営基盤強化促進法と農地法との関係なんです。農地法の第一条の目的規定というのは、「耕作...全文を見る
○菅野委員 大臣、二つ今申されました。この農地法の基本的な枠組みは堅持していく、ただし、農業生産法人の要求というものが一方では存在するからこれを緩和していくんだと。ここに私は大きな矛盾点が存在するんじゃないのかなと思うんです。  農地法というのは、先ほども言ったように、昭和二十...全文を見る
○菅野委員 平成十二年のこの農地法の改正というものがどういうものであったかというときに、法人形態の要件緩和が行われたんですね。法人に出資する場合の構成要員の要件に、法人経営に法人が参入する道というのを開いたんです、これが。それ以前は、平成五年の改正というものはそこはできなかったわ...全文を見る
○菅野委員 今回の法改正は、五〇%未満で法人が出資することができるという状況なんですね。  今局長の答弁では少しごまかしているんですが、平成五年の改正では、構成員要件は個人となっているんですね。そして、十二年の改正で初めて構成員要件に法人が入ったんです。十二年の改正で法人が入っ...全文を見る
○菅野委員 本則で議論しないで基盤強化促進法の中での一定要件をはめてという答弁ですが、これをずっと繰り返していったならば、振り返ってみたときにはこの農業生産法人というものが大多数を、五〇%未満の出資を得て法人経営している農業生産法人が大多数を占めていたなどということが起こってきた...全文を見る
○菅野委員 私は、特区の議論と今の基盤強化法の議論というのは、一面では共通しているんだと思うんです。  特区というのは、一定の条件を付して、そして特区として株式会社の農地取得を認めていこう、これは一定の制限をつけているからという条件だと思う。そして構造改革特別区域法というのは、...全文を見る
○菅野委員 私は、この問題点を大きく指摘しておいて、次の質問に移りたいと思うのですが、やはりしっかりとした理念、考え方、農地法の目的規定をしっかりと踏まえていただきたいというふうに思うんです。  あくまでも、「農地はその耕作者みずからが所有することを最も適当であると認めて、耕作...全文を見る
○菅野委員 この認定農業者制度というものの推移もずっと見てきました。そして、今、十七万という数字に達していますけれども、なかなか認定農業者の制度に乗っかるという人たちも今日的には頭打ちだと私は思うんですね。そういう中で、そういうことを打開しようとする意図なのかどうかということなん...全文を見る
○菅野委員 特定農業団体と特定農業法人、それから農業生産法人という関係は理解できたとしても、集落営農組織があって、そして地域の農業者はどうやっているのかというと、用水路を、集落ごとに田植え前に用水路払いをやるとか、そうやって共同化というのが集落営農組織は形づくられているんです。そ...全文を見る
○菅野委員 私は、集落営農組織というのは自然に発生してきていて、今までも経営基盤強化促進法がなくても存在してきたというふうに思うんですね。それを、存在しているものを特定農業団体に引き上げて、最終的に特定農業法人に持っていこうという意図というのは、私はかえって集落の共同体というもの...全文を見る
○菅野委員 今回の法改正の趣旨はわかっているんです。  ただ、直接的に農家の所得補償というものを念頭に置いてこれから検討する過程においては、農業災害補償という部分は非常に大きな検討条項に上ってこざるを得ないというふうに私は思っております。そういう意味で、十四、十五、十六と今調査...全文を見る
06月17日第156回国会 衆議院 本会議 第41号
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○菅野哲雄君 私は、社会民主党・市民連合を代表して、会期延長に怒りを込めて反対する立場で討論を行います。(拍手)  初めに、私は、小泉総理や与党がなぜそれほどまでに会期延長に固執するのか、その理由が全くわかりません。総理並びに与党は、何よりも国民に対して、一体、なぜ、何のために...全文を見る
07月10日第156回国会 衆議院 農林水産委員会 第19号
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○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。  参考人の方々、長時間にわたっての意見陳述、本当に大変ありがとうございますし、御苦労さんでございます。  私は、出身が宮城県気仙沼でございます。気仙沼というと、国際水産文化都市という、水産業もあって、そして三陸のリアス式海岸、山...全文を見る
○菅野委員 今日の状況というのは非常に厳しいものがあって、そして農業も、第一次産業全体なんですが、なりわいとしてどう維持していくのかという起点、そういう時期に来ているというふうに思います。  特に担い手という観点からすれば、担い手をつくっていく。ちょうど私の年代というのは戦後生...全文を見る
○菅野委員 後世に、子供や孫の代にこの業を引き継いでいくというのは、私たちに与えられた大きな任務であるというふうに思っております。ぜひ一体となって、この第一次産業の振興、発展に努めて、私どもも努めますし、業界としても精いっぱい努めていただきたいことを心からお願い申し上げまして、私...全文を見る
07月23日第156回国会 衆議院 国土交通委員会 第32号
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○菅野議員 原委員の質問に、少し長くなりますが、お答えしたいと思います。  交通の公共性を維持するために一定の社会的な規制は必要であり、基本的人権に係る部分は、国、地方公共団体が最終的な責任を持つべきであると考えるものであります。それにもかかわらず、運輸省が主に担ってきたこれま...全文を見る
○菅野議員 一九九八年三月に、五番目の全総である「二十一世紀の国土のグランドデザイン 地域の自立の促進と美しい国土の創造」、これが閣議決定されております。五全総では、交通分野について、全国主要都市間で、日帰り可能な交通圏である全国一日交通圏、四つの国土軸と連携軸の形成などが目指さ...全文を見る
○菅野議員 私どもは、計画の推進については地域住民の意向が十分反映されるべきと基本的に考えております。  第十八条の「交通に係る投資の重点化等」は、第四条の「交通体系の総合的整備」を具体化するための規定であり、この必要性の判断に当たっては、第四条の「交通に係る需要の動向、交通施...全文を見る
○菅野議員 お答えいたします。  これまでの交通政策が中央集権的であったことの反省に立っております。本法案では、地方公共団体を交通政策の当事者と位置づけ、「地方公共団体の区域の自然的経済的社会的諸条件に応じた施策を策定し、及び実施する責務」を第九条で規定したところであります。「...全文を見る
○菅野議員 お答えいたします。  この第七条は、外航海運及び国際航空の中核的拠点となるべき施設の整備を規定したものであり、本来のハブ空港やハブ港湾の整備に重点化されることが期待されるものであります。もちろん、個別具体的な整備の推進に際しては、需要の動向、費用効果分析、収支の見通...全文を見る
○菅野議員 お答えいたします。  本法案によって、交通に関する施策は総合的かつ計画的に推進されることになり、縦割りを排した横断的な交通体系の整備が求められていると思っております。  総合交通政策の推進の観点から、揮発油税、航空機燃料税を含む交通基盤整備に関する財源についても、...全文を見る
07月23日第156回国会 衆議院 農林水産委員会 第20号
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○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。  私は、きょう、WTO交渉、そして国際捕鯨委員会の総会の結果を受けてということと、もう一つ、ワシントン条約締結国会議の三点について質問をさせていただきたいと思うんです。  というのは、すべてこれは国際機関の国際的な交渉事項である...全文を見る
○菅野委員 農業分野では、ハービンソン議長提案をめぐって今交渉が展開されていると理解しているんです。ただ、この議長提案なるものがそのまま本当に採択されていく、進んでいくならば、壊滅的な打撃を受けるというのは、これはみんな周知の事実だというふうに思っています。そして、大臣が今言った...全文を見る
○菅野委員 努力をしていきたいということなんですが、なかなか具体的にこういう方法というのが出てこないんですね。農業者や農業団体を中心としながら理解を深めようとしているんですが、そこから一歩広がっていかないんですね。  そして、今大臣がおっしゃるように、農林水産省のホームページと...全文を見る
○菅野委員 次に、この六月に、IWC総会、国際捕鯨委員会の総会が終わりました。結果については新聞報道等でこれも報道されています。日本にとって今後の捕鯨をめぐる状況というのは非常に厳しい状況に陥ったなという、率直な状況だというふうに思っております。  これについては具体的には申し...全文を見る
○菅野委員 水産庁長官、今大臣にも話したんですけれども、このIWC総会、これも関係者は非常に危機感を持っているんです。ただ、国民的にどれくらいの盛り上がりがあるのかといったときに、IWC総会の結果を受けても、国民的な関心事項にはほとんどなっていっていないんですね。  私もクジラ...全文を見る
○菅野委員 この鯨の問題というのは水産業全体にかかわってきたというふうに私は思うんです。科学的にはまだまだ調査しなければならないんですが、イワシがほとんどとれなくなっていっているという状況ですね。私は、そういうふうに考えたときに、最終的には商業捕鯨までこぎつけるというのは大変だと...全文を見る
○菅野委員 先ほど鯨の問題も取り上げました。南氷洋にはミンククジラが七十六万頭生息しているという科学的調査が行われています。そして、ウバザメやジンベイザメというものは世界にまだそんなに大量に流通していないから、それでも国内にまだ影響が生じないところで推移しているんですが、ヨシキリ...全文を見る
○菅野委員 終わります。