菅野哲雄

かんのてつお



当選回数回

菅野哲雄の2006年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月19日第163回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第4号
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○菅野委員 社民党の菅野哲雄でございます。  昨日、私ども社民党の豪雪対策本部の調査団として、同僚議員が新潟県を視察してまいりました。帰ってきてその報告を伺ったんですが、今多く議論がなされておりますとおり、国の財政的な支援を本当に求めている声というのが非常に強く要望されてまいり...全文を見る
○菅野委員 今長官からもお話があったとおり、地球温暖化の一つのあらわれであると私は考えておるんです。そうであるならば、今後もこの温暖化対策はしっかり国を挙げて取り組んでいかなければならない大きな課題だというふうに思ってもおりますので、省庁を挙げてしっかりと調査研究そして温暖化防止...全文を見る
○菅野委員 以上で終わります。ありがとうございました。      ————◇—————
02月15日第164回国会 衆議院 予算委員会 第12号
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○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。  私は、食品安全委員会の委員長に出席してもらって、リスク評価機関として、リスク管理機関との独立性をどう食品安全委員会として保っていくのか、このことについて質問したいというふうに思っています。  きょう、この席に谷垣財務大臣がおら...全文を見る
○菅野委員 本当に独立性が保たれているとすれば、ここが問題だと思います、結論部分にこういう表現は入ってこないと思うんです。  アメリカに行って、食品安全委員会は、日本への輸出プログラムが完全に守られているという状況をどう確認してきたんですか。国民の食の安全、安心を守る、そしてリ...全文を見る
○菅野委員 五月に諮問を受けて十二月八日に結論を出す一連の流れの中で、独立性を発揮して、食の安全、安心に対して食品安全委員会があらゆる手だてをとったというふうには評価できないと私は思っております。  私ども、本会議でこの問題を代表質問で取り上げたときに、やはりブッシュ大統領と小...全文を見る
○菅野委員 今最後にコメントがありましたけれども、五月からそこがあったとすれば重大事項ですから、あってはならないというのは当然のことだというふうに思います。  ただ、経過の流れの中でそういうことを私は指摘せざるを得ない状況にあったということを申し上げただけであります。  終わ...全文を見る
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。  総理に二点について御質問いたします。  まず、昨年の十二月八日、食品安全委員会から評価書が政府に対して提出されました。そして、結論と、結論に対する附帯事項というのがついています。これまでの議論において、食品安全委員会が結論に対...全文を見る
○菅野委員 食の安全、安心という立場と、もう一つは、そのことを政府として守り切れなかった、このことに対する、そして、業界に、輸出再開以降大きな混乱をもたらしていることに対する総理大臣としての責任をどう感じているのかということで私は質問しているんです。
○菅野委員 食品安全委員会としての評価を行った場合に、この食品安全委員会の結論というのは、なかなかデータが不足しているという中で評価、結論が出されました。そういうときに今回のこういう問題が起こったということは、これからの対処方針というのがこれまでと違ってくるんだろうというふうに私...全文を見る
○菅野委員 十二月八日にリスク評価の結果が管理部門に示されて、そして、それに基づいて輸入が再開されて、一月二十日に今議論になっている事態が生じたときに、なぜこういう事態が生じたのかというのはリスク管理部門もリスク評価部門も一緒になって評価すべきだし、管理についても行っていくべきだ...全文を見る
○菅野委員 しっかりとした諮問がなされることを要望して、私は質問を終わります。
02月27日第164回国会 衆議院 農林水産委員会 第3号
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○菅野委員 社民党の菅野哲雄でございます。  アメリカからの輸入牛肉問題について、大臣の考え方をお聞きしておきたいというふうに思います。  予算委員会で集中質疑を行って、私もその場で発言しております。ただ、この問題、クリアしなければならない大きな問題がまだまだ山積しているとい...全文を見る
○菅野委員 大臣から触れられると思ったんですが、国民の前に公表する、調査報告書を公表するということは、消費者の国民の理解を得ていくということだというふうに思うんですね。このことなしには、先ほども午前中の質疑で、大臣は、輸入再開したとしても、消費者の理解を得なければ輸入再開したって...全文を見る
○菅野委員 農水省と厚生労働省とで輸出プログラムを、アメリカとともに、リスク管理機関としてつくり上げました。そして、それが完全に守られたならば、国内のBSEリスクの違いというのは小さいという結論ですよね。完全に守られたならばという表現です。  それで、なぜ、それじゃこの特定危険...全文を見る
○菅野委員 調査報告書の中身とかこれからの推移を見ながら、これからもこの議論は行っていきたいというふうに思っています。  ただ、今大臣が答弁しているように、これは原因は確かにアメリカにあると思います、第一義的な責任というのは。ただ、これまでの輸入再開までに至る経過と、それからそ...全文を見る
○菅野委員 この点についても、これからの推移の中で、いろいろな形で議論していきたいというふうに思っています。  次に、大臣に、先ほども議論がありましたけれども、品目横断的経営安定対策については、法律案が出てきますから、そのときに議論をさせていただきたいと思うんですけれども、その...全文を見る
○菅野委員 大臣、本当に中山間地域農業というものが、減反政策で転作作物は植える状況ではなくて、耕作放棄という状況になっていっています。そして、その結果として、多面的機能が、本当に後世に伝えていくことができるんだろうかという非常に厳しい状況になっております。担い手もその中山間地域で...全文を見る
○菅野委員 大臣のその決意は、ぜひ取り組んでいただきたいと思いますし、中山間地域においてはもう本当にこの担い手が育っていないんです。山に手をかけようとしても、かける人が育っていないという現状なんですね。そして、間伐も行われないで本当に荒れてしまっている民有林というのが存在します。...全文を見る
03月01日第164回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第2号
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○菅野分科員 社会民主党の菅野哲雄でございます。  二点について、少し私見を交えて質問させていただきたいと思います。  一つは、今、国立大学の前期試験が始まっていますけれども、その前段に行われる共通一次試験、大学入試センター試験と言われている試験についてです。  私は宮城県...全文を見る
○菅野分科員 大臣、勘違いしているんですが、前期試験、後期試験というのは、あと、私立の大学がそれぞれ入試をやるという部分は、それは言及していません。ただし、この共通一次試験という部分は、これは全国一斉に行われるわけですね。そういう共通一次試験に限定して、そのときに、この地理的ハン...全文を見る
○菅野分科員 大体半径五十キロ圏内が日帰り圏、五十キロを超えても日帰り圏だというふうに私は思うんです。そういうことを念頭に置いて地域を限定すれば、例えば、無数にという形でなくて、隣の県と合わせても、私は宮城と岩手の例を出すんですが、例えば一関という地域にもう一つ会場を設ければそれ...全文を見る
○菅野分科員 私は、進路変更とかという、学校ではそういうふうに報告するんですけれども、その裏には経済的な理由というものが存在するととらえているんです。だから、表面にあらわれた数字というのは確かに今述べられたとおり。表にはあらわれない部分というのが存在しているというふうに思います。...全文を見る
○菅野分科員 大臣のその思いはしっかり実現していただきたいんですが、実際に今奨学金の制度をめぐる状況というのは、大臣が今答弁しているような状況じゃないんです。私も、この奨学金というのを借りて、そしてやっと返し終わったという状況ですから、本当に、書類審査等も含めて厳しい状況を経なけ...全文を見る
○菅野分科員 本当に、入学した人が最後まで卒業できるという状況を、文部科学省としても都道府県としっかりと議論し合って体制をつくっていただきたいというふうに思っています。  それで最後になりますけれども、義務教育の中の問題を取り上げて質問いたします。  昨日、私どもの社民党の阿...全文を見る
○菅野分科員 なぜこの問題を取り上げているのかというもう一つの大きな理由は、三位一体改革で、義務教育の部分においてもこういう状況が生み出されてきているという具体的中身なんです。そして、義務教育の部分も各自治体の裁量で行いなさいという形で、義務教育の部分も含めて各自治体間格差が生じ...全文を見る
○菅野分科員 終わります。ありがとうございました。
03月09日第164回国会 衆議院 農林水産委員会 第4号
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○菅野委員 社民党の菅野哲雄でございます。  松木委員、仲野委員、今議論を行って中身は深まっておりますけれども、基本的な視点から、農水省の今後の方針というものをお聞きしておきたいというふうに思っています。  この時期に来て、畜産物価格を決定する時期になると、毎年このような議論...全文を見る
○菅野委員 思いはわかるわけですけれども、二百三万トンで、生産意欲を減退させない方向で今諮問したと。  一方で、先ほどの答弁があったように、脱粉でいうと九万三千トン、それから適正在庫量の二・四倍抱えている。そして、バターでいえば三万五千トン、大体一・九倍から二倍の在庫量を抱えて...全文を見る
○菅野委員 消費拡大に展望を持たなきゃならないというところは理解するんですが、この脱脂粉乳とかバターの在庫処理というのを本当に真剣になって考えていかなきゃならない時期だというふうに私は思っております。将来的にも禍根を残さないように、この処理を適正に行っていく体制を、しっかりプロセ...全文を見る
○菅野委員 今数字が示されたわけでございますけれども、平成二十七年までで三五%目標というふうに言われていますけれども、食料自給率も四〇%台で、それを四五%まで持っていくというのは至難のわざなんです。それで、この自給飼料についても、二三%から三五%、一二%引き上げるという目標は掲げ...全文を見る
○菅野委員 私は、地域の自主性に任せておいたのではこれは拡大していかないというふうに思っています。農水省としてしっかりとした方針を立てて、畜産経営、酪農経営を支援していくんだという方針がなければ、進んでいかないというふうに思っています。  それから、家畜排せつ物をどう有効利用し...全文を見る
○菅野委員 しっかり取り組んでいただきたい、このことを申し上げて、質問を終わります。ありがとうございました。
03月16日第164回国会 衆議院 農林水産委員会 第5号
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○菅野委員 社民党の菅野哲雄でございます。  今、仲野委員の質疑を聞いていて、本当に、なぜ今統合や非公務員化なのか、これに改めて強く疑問を感じたところでございます。  平成十三年に独立行政法人、特定独立行政法人としてスタートして、五年経過してきたわけでございますけれども、この...全文を見る
○菅野委員 今の答弁で触れていないんですが、この試験研究機関に何が、統合を果たさなければならなかった、外的要因じゃなくて、これまでずっと特殊法人でやってきて、独立行政法人として再スタートして五年間やってきたわけですね。今の答弁では、農業構造の変化に伴った体制ということですけれども...全文を見る
○菅野委員 農林水産省の評価委員会と、それから総務省の評価委員会の中で、どのような議論がなされて今日までになったのかという問いを私はしています。そして、農林水産省の評価委員会の中では、先ほど、副大臣はいないんですが、副大臣の答弁では、この統合や非公務員化に向けて両論があったんだ、...全文を見る
○菅野委員 私は、独立行政法人を立ち上げるときもかなり議論をいたしてまいりました。非公務員か公務員であるべきか、その議論も当時は徹底して行ったという記憶がございます。  それで、独立行政法人になったときに、国家公務員の法定定員制度の対象外ということになったわけですね。そして、今...全文を見る
○菅野委員 独立行政法人の性格は、国の事前の関与、統制を制限し、みずからの判断により、効率的かつ効果的な組織編成、人員配置及び役職員の給与等への業績の反映等を行うことができるということで、独立行政法人化にしていったわけです。だから、国の事前の関与、統制を制限しという大きな目的があ...全文を見る
○菅野委員 先ほどの仲野委員とのやりとりも含めて聞いておりました。現場段階にどれだけ丁寧な話がなされていて非公務員化の道をとったのか、そこにおいては疑問を挟まざるを得ないというふうに思っています。そういう意味で、現場段階に混乱が起こらないように、身分と雇用条件は守るんだということ...全文を見る
○菅野委員 今回の独立行政法人というのは、本当に大きな組織じゃないんですよね。本当に、ぎりぎりの体制で試験研究を行ってきている組織だというふうに私は思うんです。  大臣、一方では、今度の独立行政法人の法案提出に当たって身分と雇用条件は守ると言いながら、一方では五年間で五%の削減...全文を見る
○菅野委員 意見の分かれるところでございますけれども、国の関与、事前の関与や統制を制限しという、独立行政法人としての、これまでの進んできた経緯というものを私はしっかりと大事にしていただきたいというふうに申し上げて、質問を終わります。
03月17日第164回国会 衆議院 議院運営委員会 第15号
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○菅野委員 社会民主党・市民連合の菅野哲雄でございます。  私は、社会民主党・市民連合を代表し、議員西村真悟君の議員辞職勧告決議案に賛成の立場で意見表明を行います。  西村真悟君は、昨年十一月二十八日、非弁行為の容認、名義貸しという弁護士法違反により逮捕され、十二月十八日には...全文を見る
03月23日第164回国会 衆議院 農林水産委員会 第6号
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○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。  BSEの問題については各委員から議論がなされましたから、私は、視点を変えて、やはり輸入農産物あるいは畜産物に頼っていては問題解決になっていかないんだという立場から、日本における食料自給率をどう向上させていくのか、これは非常に大き...全文を見る
○菅野委員 この食料自給率の問題は、私、とらえているのは、第一次産業全体の振興を国としてどう図っていくのか、そのことに私はかかっているんだというふうに思っています。そして、生産したものを消費してもらう、そういう活動に結びつけていく、この本体の生産体制がどんどんどんどん衰退してきて...全文を見る
○菅野委員 局長、そういう答弁で、本気になって平成二十七年までに四五%を達成していくんだという意気込みが私には感じられないんです。品目横断的経営所得安定対策を行って、一方では、条件に該当しない人たちを、ある意味では切り捨てていく政策を今とろうとしているんじゃないですか。  そし...全文を見る
○菅野委員 私が言いたいのは、地産地消作物を多品目少量生産している、少量と言ったら語弊がありますけれども、多品目生産している農家というのは、中山間地域農業を担っている人たちなんですね。  この品目横断的経営安定対策は、目指しているのは、北海道農業や平場農業をどう育成強化していく...全文を見る
○菅野委員 局長、答弁になっていないんですが、中山間地域農業に政府としてどう支援していくのか、その視点をしっかり樹立しない限り、私は、地産地消の実現に結びついていかないんじゃないか、こういう危機感を持っております。  一方では、品目横断的経営安定対策というものを行っていきながら...全文を見る
○菅野委員 これからもこのことは議論していきたいと思うんですが、中山間地域への直接支払い制度というのは、ある意味では活性化に結びついてきている側面は持っております。ここの充実強化を図っていくという視点は私は欠かすことができないことだというふうに思うんですが、要するに、今の農漁村集...全文を見る
○菅野委員 大臣の考え方はわかりました。  ただ、本当に、今のこの食料自給率が四〇%台でずっと推移している、これを、二十二年目標を、四五%が全然達成できなくて、二十七年まで五年延ばして、四五という数字を設定しました。これに向けて、本気になって政府全体が、この食料自給率というのが...全文を見る
03月23日第164回国会 衆議院 本会議 第16号
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○菅野哲雄君 社会民主党・市民連合の菅野哲雄です。  私は、社会民主党・市民連合を代表し、行政改革関連法案について、小泉総理並びに関係閣僚に質問をいたします。(拍手)  総理は、民間にできることは民間にという考え方に立って国の仕事を見直し、簡素で効率的な政府を実現させることで...全文を見る
04月03日第164回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第3号
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○菅野委員 社会民主党・市民連合の菅野哲雄でございます。  行政改革推進法案について総括的に質問いたします。  まずお伺いしなければならないのは、法案の表題にもなっております簡素で効率的な政府とは一体何なのかということです。  昨年末に閣議決定された行政改革の重要方針では、...全文を見る
○菅野委員 簡素で効率的な政府の方が言葉としてわかりやすいからそうしたんだというのは、私は納得いきませんし、今の総理大臣の答弁において、本当に、将来、政府をこういう形にしていくんだ、公的サービスをこういう形にしていくんだという将来像は私には見えてきません。  それで、小泉総理、...全文を見る
○菅野委員 総理、私は本会議の質問でも同じことを言ったんですが、かつて行革先進国ともてはやされたニュージーランド、再国有化や公共サービスへの政府関与の重要性が認識されてきているということは、総理、御存じだと思っています。そして、市場経済至上主義に立ったサッチャー政権で強制競争入札...全文を見る
○菅野委員 大臣、私の申し上げているのは、こういう形で制度設計がなされて、法案を提出する経過を申し上げながら、これから行政改革を進めていくに当たって、サービスの提供を受ける方々の意見というものをしっかり聞いていかなければならないというふうに思うんです。  しかし、きょうは時間が...全文を見る
○菅野委員 時間ですので終わりますけれども、今、財務大臣と官房長官の答弁を聞いておりましても、この歳入歳出の大改革の時期、方向については、私は一致しているとは思いません。やはり国民にこれからの税制のあり方とあわせて行政改革関連法案を一体のものとして提示することが必要だ、そういうこ...全文を見る
04月04日第164回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第4号
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○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。昨日に引き続いて質問させていただきたいと思います。  本来の質問に入る前に、昨日、滝委員の質問に対する中馬国務大臣の答弁で、私は、見過ごしてはならない、看過できない答弁だというふうに思っておるわけでございますから、そのことについて質...全文を見る
○菅野委員 一つの事例としてごみ処理の問題が中馬大臣から今答弁あったんですが、これは、三人乗車とか、ごみ収集の場合は本当に安全性を重視してやっていかなければならない、そういう大きな意味も含めて、それぞれの自治体において、このことをどうするのかというのは市町村長と議会が真剣な議論を...全文を見る
○菅野委員 それも私は答弁になっていないというふうに思うんですね。答弁で、この厳粛な特別委員会の中で、要らない仕事を外していくという答弁というのは、要らない仕事がまだ地方には存在しているという認識を示されているということに対して、憤りを感じているというふうに思います。  それか...全文を見る
○菅野委員 今も大臣の地元の一つの例をとって、これが全国展開されているというおっしゃり方をしているわけですけれども、大阪府の例は特殊な例だというふうに私は申し上げておきたいと思います。  それで、最後にこう言っています。大臣、いいですか。こうしたことをどんどん改革することによっ...全文を見る
○菅野委員 先ほど申し上げましたように、地方は本当に無駄を省くという努力のもとでこの二十四万人もの人員削減を行ってきているという実態があるわけです。そのことをずっと積み重ねてきて、そしてなおかつ、今四・六%の、法律条文にして削減していくという責務を課しているわけです。そうしたとき...全文を見る
○菅野委員 そうすると、この四・六の根拠というのは、これまでの五年間で地方自治体が削減してきた数字をまた五年間の数値目標にした、これだけの根拠なんですか。再度答弁をお願いします。
○菅野委員 もう一方で、国は五年間で五%削減という数値を挙げました。私は、法律の条文に五%、四・六%、こういう数字を挙げるということは非常に重い意味を持っているというふうに思います。政府としてしっかりとした削減根拠という部分を持っていながら法律条文に書くことだというふうに思うんで...全文を見る
○菅野委員 大臣、地方でできることは地方で、民間にできることは民間でと言って、私は、昨日の滝委員の質問を聞いていて、滝委員の言っていることはそのとおりだと思ったんです。一方では、中央省庁の人員を削減するために事務事業を地方に移管していく、こういう体制がとられています。そして、一方...全文を見る
○菅野委員 大臣、もう一つ、次に進みたいんです、納得したわけではございませんけれども。  法律条項にこの四・六という数字を書きました。なぜ、地方公務員の削減目標を政府が一律に決めることができるんですか。私は、これは憲法の地方自治の本旨、分権の趣旨に反するものと言わなければなりま...全文を見る
○菅野委員 それじゃ、第三条の関係は、国、地方自治体は行政改革を推進する責務を負うというふうに第三条で責務規定を設けているんじゃないですか。大臣、読んでみてください、三条を。このことは要請ではないでしょう。要請と責務という言葉の使い方は違うと思います。どう思いますか。
○菅野委員 大臣、今何と答弁したんですか、国民の意思。(中馬国務大臣「国会が……」と呼ぶ)いや、政府が法律案を提案していますから、私はここで質疑しているんです。国会の意思はまだ決まっていません。(発言する者あり)
○菅野委員 答弁願います。
○菅野委員 政府が今この法律案を提案しています。そのことは、地方自治の本旨を定めた憲法に私は抵触するというふうに思っているんです。そのことを大臣としてどう考えるんですかと質問しているんです。正対して答弁していただきたいと思います。
○菅野委員 国会で決めれば国民の意思という形になるかもしれません、なります。ただし、政府が提案するに当たってこのことをどうクリアしたんですかと。私は、努力目標で、閣議決定で行うんだったら理解します。それを三条で縛りをかけて、そして四・六という数字を条文にして、そして法案にするとい...全文を見る
○菅野委員 大臣、今の答弁で、主務大臣の権限ですよね。主務大臣の権限で独立性は図られていくんじゃないですか。そこをこの法律案で、主務大臣の権限を越えて、そして縛りをかけていくということに対して、独立性は損なわれているんだという私の質問なんです。答弁願います。
○菅野委員 本当にこの行政改革推進法案というのは、地方自治の本旨も踏みにじるし、独立行政法人の、非公務員になった独立行政法人に対しても独立性を阻害する、そういう中身になっているということをここで申し上げておきたいというふうに思っています。  そして、次に移りますが、公務員の身分...全文を見る
○菅野委員 大臣、私は、組織において人事ローテーションというのは大切なことだというふうに思っています。退職した人たちが生じたならば新たな職員を補充していく、こういう人事ローテーションなしには組織というのは永遠に続いていかないというふうに思うんですね。今、一年間九千人退職するから五...全文を見る
○菅野委員 最後の質問になりますけれども、大臣、ILO、国際労働機関がこの三月二十九日、事実上三回目となりますが、公務員に労働基本権を付与すべしという勧告を出しました。日本の公務員制度はもはや国内問題の域を超えた課題になっていると言っても過言ではないと私は思っています。  それ...全文を見る
○菅野委員 行政改革というのは、私は、その該当する人にとっては本当に大きな労働条件の変更を伴うものなんです。そういう立場から考えたときに、憲法で認められている団結権そして団体交渉権、そして協約を結んで、それが守られないときには争議行為までも発展していく、こういう一連の労働者の基本...全文を見る
04月05日第164回国会 衆議院 農林水産委員会 第7号
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○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。  本日の最後の質問となりましたが、三十分ですので、おつき合いのほどよろしくお願い申し上げたいと思います。  今回の経営所得安定対策、戦後農政の大転換だと言われておるわけですけれども、この法律案あるいはいろいろな資料等を読んでみて...全文を見る
○菅野委員 井出局長、これまでずっと、食料・農業・農村基本法を制定してから、主業農家という部分をどう育成強化していくのかという視点で取り組まれてきたにもかかわらず、認定農業者制度をつくって、それでまだ半分にもいっていない。こういうことは、今までの政策の誤りという立場から今回の政策...全文を見る
○菅野委員 私は、第一次産業というのは、相当な、弥生時代から米づくりというのは続いてきて、本当にこれからも未来永劫続いていかなければならない産業だというふうに思っています。  そういう観点から戦後農業を考えたときに、ちまたでささやかれているように、日本の農政は猫の目農政という形...全文を見る
○菅野委員 局長も私も共通認識には立っているというふうに思うんですが、大臣もそうだと思うんですけれども、担い手を育てていく、それから地域の集落営農をどうつくり上げていくのかというのは、これは相当なエネルギーというものを必要とするんだ、きめ細やかな対策というのが必要なんだというのは...全文を見る
○菅野委員 十九年度からこの制度が発足いたします。それで、これまでの転作作物で、大豆を集団的に転作をやってきた地域は今回の制度を歓迎しているんです。しかし、四ヘクタールというのは、日本全体を見ても、本当に北陸、中国、四国、九州、東北の北上山系を含めて、中山間地域においては、四ヘク...全文を見る
○菅野委員 また、継続して質疑をさせていただきたいと思います。  きょうはこれで終わります。     —————————————
04月07日第164回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第7号
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○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。  一昨日、社民党の日森委員が公共サービス改革基本法、いわゆる市場化テスト法案について質問しましたが、最初に、関連してこの質問をいたしたいと思います。  まず冒頭、市場化テストで民間事業者らが事業を落札した場合に、定数の改廃や過員...全文を見る
○菅野委員 私は、中立性の確保というのが非常に重要だというふうに思うんです。内閣総理大臣が任命するというふうにおっしゃいましたけれども、今言った、利用する住民や労働団体、労働組合の方々を入れる考えはあるのかないのかということは答弁なさっていません。  ぜひ、大臣、この部分は今後...全文を見る
○菅野委員 次に移りますが、法案の三十一条、民間事業者が事業を落札した場合に、当該職場の職員が民間に移籍し、契約期間を経て公務員として再任用される場合を想定した国家公務員退職手当法の特例を設けています。  ここで少し議論しなきゃいけないと思うんですが、この場合、当該公務員に不利...全文を見る
○菅野委員 同意して民間に行った場合、その民間で人事管理が公務員であった職員については行われるというふうになると思います。  その場合に、市場化テストで、政府の都合で民間が入っていったわけでございますから、その民間にゆだねられた職員の人事についても、政府は、上司というものは常に...全文を見る
○菅野委員 そこが、後でも触れますけれども、民間に行った場合に人事権が完全に民間企業にゆだねられてしまうんですよね。そうした場合に、私の想定しているのは、民間企業ですから多くの事業を抱えています、市場化テストで公的サービスを受けた場合にそこにとどめておくということじゃない事態が起...全文を見る
○菅野委員 副大臣でもいいんですが、正対して答弁していただきたいと思うんです。  民間に人事権がゆだねられます。そうしたときに、民間事業者はその人事権を使って他の部署に配置転換してしまうというようなことは想定されるんですが、そのことに対する制約というものはどう考えていくんですか...全文を見る
○菅野委員 先ほど、民間企業とその職員の間で合意、あるいは退職勧奨によって民間に行くということです。その行った先においては、もう退職したんですから、公的部門は一切そこには関与できないという今の答弁なんですが、そのことをやはりはっきりさせておかなければならないことだというふうに思う...全文を見る
○菅野委員 総務大臣、今の前段のやりとりをお聞きになっていたというふうに思います。この法体系においては、民間に行った場合はすべて民間に人事権はゆだねられるんだ、ただし退職金の継続規定だけは三十一条で設けたんだというふうに、そのこともしっかりと私は全体が認識するような措置というもの...全文を見る
○菅野委員 私が言っているのは、今後五年間で五%純減というのがすべての省庁にかけられていきます。そのときの方法として市場化テストというものが行われるわけでございます。そうしたときに、もうぎりぎりの定員に定員削減がどんどんどんどん行われていくわけですね。そうしたときに、職員が戻りた...全文を見る
○菅野委員 そうしたときに、この雑則四十八条との関係をどう考えればいいんですかという問題なんです。定員がもう枠がないときに、この雑則四十八条で、他の府省庁への配転の規定では、定員の範囲内でこれは行うと定めているわけですね。定員が満杯だったらどう考えるんですか。このことを答弁願いた...全文を見る
○菅野委員 今議論いたしましたけれども、あたかも法三十一条は戻ることができる規定というふうになっていますけれども、今のやりとりの中では、市場化テストで民間が落札して、本人が同意して民間企業に行った場合はもう片道なんだ、こういう一連のやりとりになっています。そういうことでいいんです...全文を見る
○菅野委員 私は重要なことだと思うんです。  それじゃ、政府委員でいいですから、法三十一条は何のためにつくったんですか、答弁願います。
○菅野委員 この部分は、非常に私は重要なことだというふうに思うんです。経験豊かな人、公務員が、民間で手伝ってくださいという形で行ったときに、本人が同意して行ったときに片道にならないような、そういう三十一条を設けたんですから、そこは、政府としても今後片道にならないような方策というも...全文を見る
○菅野委員 なぜこのことを議論するのかということなのですが、日森議員も一昨日このことを申し上げました。他の国の例では、公務員の雇用確保のルールがかなり厳格に定められていると私は承知しているんです。  ただ、今回の市場化テスト法においては、公務員の純減目標を達成するための手段だけ...全文を見る
○菅野委員 平成十年の国有林野改革二法案について、当時、この法律案を議論したときは中川農水大臣だった。この経過については、私から申し上げるまでもなく、重々承知している中身というふうに思っています。当時三・八兆円あった累積債務のうち、二兆八千億円は一般会計に、残り一兆円は林野特会で...全文を見る
○菅野委員 行革大臣の前でもあるんですが、林野事業は、定員数で、昭和四十二年度の四万一千二百十七人から、平成十年度には七千九百七十九人まで削減してきた、こういう状況ですね。今も、大臣は数字は述べないで人員削減の努力というものを披瀝されましたけれども、十七年度末には五千二百六十四人...全文を見る
○菅野委員 特別会計改革とこの独法化の議論というのは一体となって進めていくべきだということを私は強く申し上げておきたいと思います。  最後になりますが、平成十一年七月の中央省庁等改革関連十七法案に対する附帯決議では、「職員の雇用問題、労働条件等に配慮して対応するとともに、関係職...全文を見る
04月12日第164回国会 衆議院 農林水産委員会 第8号
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○菅野委員 社民党の菅野哲雄でございます。  まず初めに、民主党案について質問をさせていただきたいというふうに思います。  食料の自給率目標を将来的には六〇%、十年後には五〇%という設定をしておりますけれども、この間、私も、政府に対して、食料自給率の向上対策ということで議論し...全文を見る
○菅野委員 まさに私は、食料自給率を上げていくためには、中山間地域農業も含めて農業の徹底した振興策を図っていかない限り達成できないんだということだというふうに思っています。  そういう意味で、次の質問とも絡まるんですが、私も山田提出者とともに議論し合ってまいりましたし、今の担い...全文を見る
○菅野委員 やはり自給率目標をしっかり立てて、そこに向かっていくプロセスというのをつくり上げていくこと、そのためにも、私はずっと議論しているんですが、中山間地域も含めたやる気のある農業者を政府が支援していく制度なしには、農業という第一次産業は持続していかないという観点から、ぜひこ...全文を見る
○菅野委員 そうすると、平成二十七年度までに面積で七〇%から八〇%に持っていくんだというふうに答弁されておりますけれども、出発に当たって五〇%、それで二〇%から三〇%は特例に該当する部分なんですかという私は疑問が生ずるわけなんですけれども、この七〇%から八〇%に持っていこうとする...全文を見る
○菅野委員 今度の品目横断的経営安定対策において、二田委員の質問に対して、人数でいえば三〇%、七〇%の人たちはスタート時点では該当しないという状況であります。この七〇%というのは、中山間地域農業を営んでいる人たちという形で考えられているわけでございますけれども、ここにどう支援して...全文を見る
○菅野委員 車の両輪と言われておりますけれども、完全に私は別政策だと理解しております。だから、今度の品目横断的経営安定対策ができたからもう一つ別の車というものをつくらなければならないという理由、大体わかってきたんですけれども、私は、車の両輪というのは使わない方がいいと思うんです。...全文を見る
○菅野委員 全体スキームを構築するに当たって、四百億という数字が出ているんですか。だから、全体スキームをつくるに当たって、どれくらいは確保していくよという決意がなければ、私は地域に浸透していかないんじゃないのかなと。  後でも言いますけれども、もう一つのスキームとして、財政措置...全文を見る
○菅野委員 国が一、地方が一という形で制度設計がなされておりますけれども、今、地方自治体は非常に財政的に厳しい状況に追い込まれております。当面は国の施策として行っていかなければ、制度として浸透していかないんじゃないのか、国の制度はこういうふうにつくって、半分は県や市町村が持ち出せ...全文を見る
○菅野委員 時間ですので、終わります。ありがとうございました。
04月13日第164回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第10号
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○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。  政策金融改革に関連して、沖縄のアメリカ海兵隊のグアム移転に伴う経費負担について総理にお尋ねいたします。  この米軍沖縄海兵隊のグアム移転に伴って、政府が融資方式の資金拠出に加えて財政支出に応じ、本日からあすにかけて開かれる日米...全文を見る
○菅野委員 今協議中で答弁は差し控えさせていただきたいということでございますけれども、こんなことは私は許されることではないというふうに思っているんですね。  百億ドルのうち三〇%強について国際協力銀行を活用した融資を想定しているとされています。しかし、現行の国際協力銀行法一条は...全文を見る
○菅野委員 私は冒頭に、一部報道機関ではそう報じられていますから、この場で確認するために今質問しているところでございます。そして、もしこういうことが行われたならば、重大な問題を含んでいるんじゃないのかという指摘をここでしております。  それで、そもそも、米軍の移転費用を日本が肩...全文を見る
○菅野委員 私は、大臣に平成二十二年度までに慎重に結論を得るという認識で間違いないんですかという質問をしております。
○菅野委員 それじゃ、次に移ります。  前回の私の質問でもなかなか整理ならなかったし、一昨日の民主党の田島委員の質疑においても、そしてきょうの質疑を聞いておりましても、なかなか整理ならなかったなというふうには思っているんです。この公共サービス改革法案、市場化テスト法案について、...全文を見る
○菅野委員 そこで、先ほどの田島委員のときに、ここで整理になっているんですが、万が一、定数がなかった場合どうするのかという議論だというふうに思います。そのときに、先ほどの答弁では、法四十八条に基づいて調整本部で調整してしっかり対応していくという答弁がなされているんですけれども、こ...全文を見る
○菅野委員 それでまた議論がかみ合わないんですが。この民間に行ったA氏が、公務員として公務に戻りたいというふうに意思表示しました、そのときに、定数がないからあなたは戻れませんよという事態が生じるんじゃないですかと。そのときに、定数がないということをだれがどう調整していくんだという...全文を見る
○菅野委員 最後に、やはりこういうことも起こり得るということでぜひお聞きしておきたいと思うんです。  合意して民間に行った場合に、職員の意思に反して他の業務に配置転換が行われた場合、明らかに合意事項と異なることが行われた場合、これはどうなるのか、戻ることが。  もう一つ、倒産...全文を見る
○菅野委員 以上で私の質問を終わります。
04月17日第164回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第11号
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○菅野委員 社民党の菅野哲雄でございます。  参考人の方々から貴重な意見をお聞かせいただきまして、心から感謝を申し上げる次第でございます。  最初に、逢見参考人からお伺いいたします。  行政改革推進法の第一条では、この法案の目的が、簡素で効率的な政府を実現することにあるとさ...全文を見る
○菅野委員 どうもありがとうございました。  次に、富田参考人、逢見参考人、お二方からお聞きしたいと思います。  耐震構造設計偽装事件、ライブドアの証券取引法違反、米国産牛肉の危険部位混入問題、あるいは防衛施設庁の官製談合事件を見るまでもなく、今、国民が行政に最も望んでいるこ...全文を見る
○菅野委員 ありがとうございました。  次の質問に移りますが、富田参考人、逢見参考人にまたお聞きいたしたいと思います。改革に当たって、国民、利用者の関与について、ここをどう考えるのかお聞きしたいと思います。  行政改革推進法案や公共サービス改革法案では、国や地方自治体の事務事...全文を見る
○菅野委員 最後になりますが、富田参考人にお聞きいたします。  国債の債務残高が今日の状況は非常に厳しいということは共通認識と、私もそう思っておりますし、先ほどの意見陳述でも述べておられます。今日の状況は、公務員の数が多いからとか人件費が高いとか言われておりますが、私は、そのこ...全文を見る
○菅野委員 どうもありがとうございました。終わります。
○菅野委員 参考人の方々から貴重な意見をお聞かせいただきまして、本当にありがとうございました。社民党の菅野哲雄でございます。  まず最初に、冒頭、太田参考人にお聞きしたいと思います。  公益法人改革に当たっては、本当に公益認定等委員会の独立的運営が大切、そのためにも透明性、公...全文を見る
○菅野委員 ぜひこれからの取り組みに期待しておきたいというふうに思います。  次に、君島参考人にお聞きいたします。建築確認申請の問題でございます。  建築確認申請の審査事務が民間審査機関でも行えるような仕組みになって、私は耐震構造設計偽装事件が起こったというふうに考えておりま...全文を見る
○菅野委員 次の質問に移るんですが、行政改革推進法の総人件費改革では、十年後に国家公務員の人件費を対GDP比で半減させる、国家公務員数を五年で五%純減させる、そして地方公務員も五年で四・六%削減させるよう要請するなどの数値目標を設定しております。これらの数字にどのような根拠がある...全文を見る
○菅野委員 もう一点、総人件費改革といって、既に八分野の事業が国においては特定されております。農業や国有林野事業など、環境保護や治山治水という公益性を維持する観点から、他国では公務員が業務を担っている分野での人員削減や独立行政法人化、あるいはILO八十八号条約で国家公務員が担うべ...全文を見る
○菅野委員 最後になりますが、永山参考人、君島参考人、お二人にお聞きしたいと思います。  この導入される市場化テストでは、どうしてもコスト削減競争、人件費削減競争になるのではないかという懸念が私はつきまとっているというふうに思います。先ほどの意見陳述でもそのことが指摘されました...全文を見る
○菅野委員 時間が来ましたので終わります。どうもありがとうございました。
04月18日第164回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第12号
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○菅野委員 社民党の菅野哲雄であります。  私の都合により質問の順番を変えていただきましたことに、委員長初め理事の方々に心から感謝申し上げる次第でございます。ありがとうございます。  最初に、川崎労働大臣にお尋ねいたします。  厚生労働省は、四月十三日に、自民党の厚生労働部...全文を見る
○菅野委員 今の大臣の答弁で、政党の中で議論されていることはこの場で答弁することはできない、それはわかります。しかし、このような方向で厚生労働省としては考えているというのが、私は、新聞報道の中身だというふうに理解しております。  この新聞報道というのは、国民に多くの情報を提供し...全文を見る
○菅野委員 再び川崎厚生大臣にお伺いしたいんですが、今官房長官も触れていましたけれども、やはりパートや派遣など非正規雇用が拡大していることに注意を払わなければならないと申されていました。ニートと呼ばれる若者の数もふえております。さらに、成果主義の導入で中堅層の正社員でも賃金格差の...全文を見る
○菅野委員 今答弁がなかったんですけれども、非正規の方々に法制度として均等待遇を実現するような、そういう厚生労働省としての、大臣としてのしっかりとした取り組みを要望して、次に移りたいと思います。  行革推進法案の雇用行政部分に関連して質問いたします。  雇用構造が著しく不安定...全文を見る
○菅野委員 大臣、行政減量・効率化有識者会議の委員の方々からは、ハローワークの統廃合や民間委託を積極的に推進すべしという意見が出されております。今大臣は二階建て部分はと言いましたけれども、一階の部分すらも統廃合という形で進んでいっているというふうに私は理解しております。ハローワー...全文を見る
○菅野委員 次に、労働保険特別会計の見直しについて伺います。  行革推進法案二十三条では、労災保険法の労働福祉事業並びに雇用保険三事業の廃止を含めた見直しが盛り込まれております。本来は厚生労働委員会で丁寧に審議する中身であり、行革推進法案の中で一くくりに方向性を打ち出すのは随分...全文を見る
○菅野委員 大臣、廃止を含めた検討の中で、雇用保険の国庫負担分についてもこの二十三条で一方的に廃止という文字が盛り込まれていることも、私は大きな問題だというふうに思います。失業給付の水準を切り下げておいて、積立金の水準が高いからといって廃止の方向性を打ち出すことは、国の責任で勤労...全文を見る
○菅野委員 大臣の決意はわかりました。ただ、今進んでいる方向は、大臣の答弁とは違う方向で進んでいるということですから、しっかりとした対応をしていただきたいと思います。  労働基準監督署の統廃合について、関連してお聞きしますけれども、地方では、現在、本当に統廃合の動きが進んでおり...全文を見る
○菅野委員 効率化を求めていくということは理解できるわけでございますけれども、そのことによって、地域に住んでいる人、労働者にとって警察署とも言える労働基準監督署が地域からなくなることによって起こる弊害というものもあわせて考えなければならないだろうし、地域実情というものをしっかりと...全文を見る
○菅野委員 時間ですので、これで終わります。ありがとうございました。
04月20日第164回国会 衆議院 農林水産委員会 第9号
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○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。  午前中の民主党の大畠委員も質疑しておりましたが、私も、まず初めに、水産業、漁業について質疑を行っていきますので、よろしくお願いします。  まず初めに、民主党案に。  民主党案として漁業問題を法案化しました。この法案化するに当...全文を見る
○菅野委員 その点では共通すると思うのですが、私の問題意識というのは、この水産業という全体の厳しい状況に置かれている実態というのは、国民の中にまだまだ理解が深まっていないんじゃないのか、そういうふうな状況のときに、新たな政策を導入していこうとするときに、かなりの努力をしなければな...全文を見る
○菅野委員 わかりました。  では次に、政府に対して、今さら申し上げるまでもないんですが、この厳しい漁業、水産業を取り巻く環境であります。このような状況をこのまま放置しておくということは、私は大変な状況になるというふうに思っております。漁業文化というか漁労技術の伝承も危うくなっ...全文を見る
○菅野委員 昨年の十月の十九日のときに、当時の岩永農水大臣とこの議論を行いました。そして、その答弁でこう言っているんですね。「漁業災害補償制度で水揚げ金額の減少に着目した損失補てんをするという部分、これを今後どういうようにしていくかということで検討会を今実施しておりますので、この...全文を見る
○菅野委員 水産業を取り巻く状況というのは、先ほども言いましたように、本当に一刻の猶予もならない状況になっておるというふうに言わなければなりません。  そして、この漁船漁業、遠洋カツオ・マグロ漁業を取り巻く状況というのは、私もこの半年間に大きなことが起こっているということは承知...全文を見る
○菅野委員 便宜置籍船と言われて、それへの対応というものも行っているということは理解しているんですが、やはりここも、本当に、相手国があるということも含めて進んでいないのも実情だというふうに思っております。そこが漁獲したものが日本に入ってきて魚価安というものを引き起こしているとすれ...全文を見る
○菅野委員 これからのこの推移を見守っていきたいというふうに思っております。  林野庁長官が来ていますから、林業政策についても、やはりこの環境保全という視点は大切なことは、私はもう言うまでもないことだというふうに思うんですが、森林整備に対して直接支払いを行っておりますけれども、...全文を見る
○菅野委員 百六十三億円というから、森林面積、国土の七割を占める面積に対する交付ということにおいては、絶対値として私は少ないなというふうに思うんです。  それは別にして、やはり対象面積、先日聞いたら、まだ七〇%ぐらいにとどまっているという状況であります。この七〇%ぐらいにとどま...全文を見る
○菅野委員 簡単にできるんだったらば、この委員会で取り上げて質問するわけはございません。本当にこの三十ヘクタールというのが妥当なのかどうかという議論をしっかり行っていただきたい。そして、そのことによって環境保全がなされないというような状況が起こっているのか起こっていないのかも含め...全文を見る
○菅野委員 最後になりました。社民党の菅野哲雄でございます。貴重な御意見をお聞かせいただきまして、本当にありがとうございます。  私は、今回、皆様方のお手元に、政府案と民主党案という形で、この対照を配らせていただきました。今回は民主党案という形で提出されておりますけれども、二〇...全文を見る
○菅野委員 次に、山田さんと平さんにお聞きしますけれども、現場からの具体的問題を指摘していただきまして、本当に参考になりました。ありがとうございます。  それらの問題点がこれまでどのように議論されてきているのかなという、逆に、私から見れば、今日まで来る段階で十分議論されてきたの...全文を見る
○菅野委員 では、農地・水・環境保全向上対策について白川さんにお伺いいたします。  冒頭では、現行の仕組みというのを否定的にとらえていたわけでございますけれども、実際には、米をつくっている人としてきょう出席して意見を述べられておりますけれども、水田の農地をどう確保していくのかと...全文を見る
○菅野委員 どうもありがとうございました。
04月20日第164回国会 衆議院 本会議 第25号
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○菅野哲雄君 私は、社会民主党・市民連合を代表し、政府提出の行政改革関連五法案並びに民主党提出の対案にいずれも反対の立場で討論を行います。(拍手)  反対の理由の第一は、国際競争力強化や民間活力発揮のために簡素で効率的な政府を目指すとしていますが、公務の民主性や公共サービスが小...全文を見る
04月21日第164回国会 衆議院 政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会 第3号
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○菅野委員 社民党の菅野哲雄でございます。  まず初めに、政治と金をめぐる問題について少し議論していきたいと思っております。  総務大臣にお伺いいたしますけれども、日歯連から一億円のやみ献金受領事件をめぐる裁判で、収支報告書への記載を見送るよう指示したとの疑いで起訴されていた...全文を見る
○菅野委員 現状は、自民党内の派閥で起きた事件を自民党が全容解明すらできない中、一方では、企業・団体献金の隠れみのとなっているパーティー券の購入、あるいはふえ続けている政党支部の問題など、企業・団体献金の規制は私は不可欠と考えるんですけれども、大臣の御所見をお伺いしたいと思います...全文を見る
○菅野委員 いずれにしても、政治と金をめぐる問題というのは、本当に透明性をしっかりと確保していかなきゃならない大きな課題だというふうに思っています。これからもしっかり取り組んでいただきたいし、私どもも、そういう意味では大きな議論を行っていかなきゃならない課題だというふうに思ってお...全文を見る
○菅野委員 総務大臣としての答弁は限度があるというふうに思いますけれども、なぜ外資比率が五〇%を超える企業を献金禁止としてきたのか、この精神というものは厳然としてあるというふうに私は思うんです。その精神を曲げてしまうということは、私は、主権国家としてのあり方にかかわる重大な問題だ...全文を見る
○菅野委員 今、五万九千三百十四人から、最終的には、これからも減っていくだろうというふうに思うんですけれども、三万八千九百四十二人という数字を挙げていただきました。これは本当に、三分の一以上も減少しているという状況だというふうに思っています。  住民に最も身近な市町村議会議員が...全文を見る
○菅野委員 いわゆる平成の大合併というのが、なぜ全国で合併が進んでいったのかというのは、私は、一つの要因として、地方財政の厳しい状況というものをどう克服していくのかということで、住民みずからがいろいろな検討を加えて合併に進んでいったというふうに思っています。行政改革の流れというの...全文を見る
○菅野委員 以上で終わります。ありがとうございました。
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。  今回の措置は、昨年の最高裁判所の判決を受けてのものと認識しており、その立場から、在外選挙制度の充実をさらに求める立場から質問していきたいと思っております。  今回、衆参の比例代表選挙から選挙区選挙まで対象選挙を拡大するが、一方...全文を見る
○菅野委員 私もちょっと失念していたんですが、本則五日ということですけれども、公館の存在地によっては弾力性を持たせているんだという理解でよろしいんですか。再度答弁をお願いします。
○菅野委員 物理的なあるいは自然災害に備えて配慮するというところもわからないわけじゃないですけれども、ここは今後とも大きな議論の余地のあるところだというふうに私どもはとらえております。できるだけ多くの人が時間をかけて判断するような体制というものはとっていくべきだというふうに思って...全文を見る
○菅野委員 拡大に当たって、どういう情報を本当に的確に提供していくのかということが問われている大きな課題だというふうに私は思っているんです。これまでの部分では政党の情報だけでよかったわけですけれども、これから個人情報もしっかりと提供していくということを考えたときに、これは早急な体...全文を見る
○菅野委員 これから大きな議論の余地があるというふうに思っておりますし、このことに私どもも真剣に取り組んでいきたいというふうに思っています。  次に移るんですが、選挙名簿抄本の閲覧制度の改正についてお尋ねしたいというふうに思っています。  選挙活動の自由と個人情報の保護をどの...全文を見る
○菅野委員 そこがあいまいな点だということを指摘しなければならないというふうに思うんです。だから、一方でコピーを認められていて、一方ではコピーはだめだという状況が存在するということ自体が、私は政党人としても、選挙活動、政党の活動に対しては閲覧は認められているんですから、そこの差が...全文を見る
04月26日第164回国会 衆議院 農林水産委員会 第10号
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○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。  参考人の方々、本当に、自分の実践をもとにして意見陳述なされましたことに、心から敬意と感謝を申し上げる次第でございます。  最初に、忠参考人にお聞きいたします。  先ほどの話の中で、二ヘクタールから、現在、六十八ヘクタールとい...全文を見る
○菅野委員 どうもありがとうございました。  次に、山浦参考人にお聞きしますけれども、これまで消費者の立場から農業というものをずっと見詰めてこられたし、実践なさってこられたということは承知しておりますけれども、やはり、将来の日本の農業というのは有機農業という形で展開されていくべ...全文を見る
○菅野委員 消費者の安全、安心ということに注目していけば、今後の農業の方向というのは、有機というかそういう方向に進んでいくべきだというふうに思っていますし、私も、これからの大きな政策課題として掲げて取り組んでいきたいというふうに思っています。  次に、合瀬参考人にお聞きいたした...全文を見る
○菅野委員 地域の創意工夫でやっていくということは本当にわかるんですけれども、中山間地域農業には、私たち世代が、農家を引き継いでやってきたその世代が、若者に農家を引き継いでいこうという形で呼びかけられない。だから、今の団塊の世代以上の人たちが中山間地域から姿を消したときにそこの農...全文を見る
○菅野委員 どうもありがとうございました。これで終わります。
○菅野委員 社民党の菅野哲雄でございます。  参考人の方々、大変御苦労さまでございます。貴重な御意見を聞かせていただきまして、本当にありがとうございます。  まず、四人の方々に、それぞれの立場からお聞きしたいというふうに思うんですが、農地・水・環境保全対策、これは平成十八年度...全文を見る
○菅野委員 集落の再構築という意味においては大切な施策だというふうに私も思っているんですが、先ほど野村参考人、少し議論したいんですが、国側二千二百円というので、そして県や市町村が二分の一、二千二百円という仕組みをつくって、北海道での参考人質疑のときも、この問題が、地方財政が厳しい...全文を見る
○菅野委員 ありがとうございました。  では次に、土門参考人にお聞きします。  四ヘクタール未満で、認定農業者じゃないということで品目横断的経営安定対策の該当者じゃないという意見陳述をなされた、このことをどう考えていくのかという問題なんですが、問いただしていくと、政府の言い方...全文を見る
○菅野委員 ありがとうございました。  だから、私は特例というのではなくて一つの標準的な基準とすべきだというふうに思っているんですね、四ヘクタールというのは一つの基準だと。ただし、本当にプロとしての専業農家としてやっている人たちは、少々満たさないからといって、はじくんじゃないよ...全文を見る
○菅野委員 日本の七割を占める中山間地域でございます。ここをどう施策としてしっかり打ち立てていくのかということなしには、環境も守られないし日本の食料自給率も向上していかないという立場に私は立っているんですが、一つは、耕畜連携を取り組んでおられるということなんですけれども、これもし...全文を見る
○菅野委員 最後になりますが、野村参考人にお聞きいたします。  先ほど西委員の質疑で大体わかったんですけれども、農地の耕作者主義という立場に立って今日まで推移してきた、これを抜本的に見直していく必要があると先ほど申されたんですけれども、一方では、福西参考人の意見でいえば、土地利...全文を見る
○菅野委員 どうもありがとうございました。  以上で終わります。
05月11日第164回国会 衆議院 農林水産委員会公聴会 第1号
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○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。  四人の公述人の方々から意見を聞かせていただきまして、本当にありがとうございます。それぞれの方々に私の意見を申し述べながら質問していきたいというふうに思っております。  まず、久野公述人にお伺いいたしますけれども、先ほど、二百海...全文を見る
○菅野委員 ありがとうございました。  もう本当に、日本の地域社会を守っていくというか、農村集落、漁村集落を国家的に確立していくというのは、多くの国民的理解を得ていかなければならないこれからの大きな課題かなというふうに私はとらえているところでございます。これからも御支援のほどを...全文を見る
○菅野委員 先ほどからも議論になっているんですが、平場農業と中山間地域農業、あるいは条件がいろいろな、長崎の壱岐というのはある意味では平場農業というふうなとらえ方を私はしているんですが、そういう地域と中山間地域との取り組みの仕方というのが全く違ってくるなというふうに私は考えている...全文を見る
○菅野委員 中山間地域に対しての直接支払い、あるいは林業に対しての直接支払いが行われているわけですけれども、この果たしている役割というのは、私は非常に大きいものがあるというふうに思っているんです。ただし、今回の品目横断的経営所得安定対策の中身を見たときに、これでは全部、農業分野は...全文を見る
○菅野委員 品目横断的経営所得安定対策と同時に、法案にはなっていないんですけれども、農地・水・環境保全向上対策というのが並行して出されているんですね。それで、同じように平成十九年度から、十八年度はモデル事業をやって十九年度から具体的に施策として展開していくという流れになっているん...全文を見る
○菅野委員 基本は、本当に私は、農業集落を後世に、二百年、三百年という先ほどの話だったんですが、二百年、三百年はまだ短スパンだというふうに思うんですね。日本の国がずっと後世に伝えていくというのは、一千年、二千年、中国四千年の歴史と言われていますけれども、それくらいの歴史を刻むため...全文を見る
05月17日第164回国会 衆議院 農林水産委員会 第13号
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○菅野委員 社民党の菅野哲雄でございます。  この間、多くの議論を行ってきておりますし、北海道や宮崎に出かけて地方公聴会、そして中央公聴会、そして参考人等を呼んで多くの問題点が指摘されたというふうに私は思っております。これらのことで明らかになった点を数点拾い上げて、政府に対して...全文を見る
○菅野委員 一年のモデル事業で新規に十九年度からやっていく、そういう流れになっているわけですけれども、地域に浸透するまでに本当に私は多くの努力が必要だというふうに思っています。ぜひそのことはしっかりと行っていただきたいというふうに思うんですが、地方公聴会で、北海道で公述人が述べら...全文を見る
○菅野委員 制度設計においては、私は、地方の負担を求めていく、水田であれば二千二百円が四千四百円になるんですから、そういう意味での利点というのはあるというふうに思っております。ただし、二千二百円の地方の裏負担が存在しなければ国の二千二百円の支援も受けられないという状況が生ずるおそ...全文を見る
○菅野委員 どこで議論がすれ違うのかなというふうにずっと考えているんですけれども、今局長が例示した点は条件のいい地域なんですね。私はそう思います。集落営農まで持っていって農協が営農指導までやれる体制というのは、今、今日的な農政を取り巻く状況の中では本当に条件のいい地域だというふう...全文を見る
○菅野委員 局長、自治体の首長さんたちも本当に今回の政策に対して疑問を呈して、東北農政局に話し合いに行っている、昨日の地元の新聞でも報道されています。そして、地域としてこのままではいけないんだという思いに立ち至っていることも事実だというふうに思っています。  そういう意味では、...全文を見る
○菅野委員 ぜひ、産業政策としてではなくて地域政策として農村集落を守っていくんだという対応をしっかりしていただきたいと思います。  最後になりますが、この品目横断的経営安定対策の議論をしている中で、どうしても米政策について具体的な議論というのがなされてこなかった。それはなぜかと...全文を見る
○菅野委員 この件に関してはこれからも議論していきたいというふうに思っていますけれども、やはりそのときに四ヘクタールという面積要件がどうなっていくのかというのが地域の人たちの不安なんですよね。だから、それをどう克服していくのかというのは大きな課題だというふうに思うんです、米につい...全文を見る
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄です。  私は、内閣提出、農業の担い手に対する経営安定のための交付金の交付に関する法律案及び他二法案に反対、また、山田正彦君外四名提出、食料の国内生産及び安全性の確保等のための農政等の改革に関する基本法案に賛成の立場で討論を行います。  政府案...全文を見る
05月31日第164回国会 衆議院 政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会 第4号
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○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。  二〇〇四年一月の最高裁判決を踏まえて、これまで参議院では定数較差問題に関する協議会と参議院改革協議会の専門委員会で真剣に議論を重ねてきたものと承知しておりますが、今回提案された四増四減案も含め、具体案として、今答弁なされておりま...全文を見る
○菅野委員 私ども、結論からいえば、今回の四増四減はやむなしと考えております。今回の定数格差是正についても、一方では対症療法ではないかという指摘もあります。この批判に今後どのようにこたえていくおつもりなのか、ここでお伺いしておきたいと思います。
○菅野委員 今もお話がございましたように、法のもとの平等、投票の価値の平等というのは大変重要であるというふうに思うんですが、一方で、都道府県単位で、各選挙区、偶数で三年ごとに半数を改選するという条件を考えたときに、人口単位の一票の平等を保障するには、私はもう技術的に限界に来ている...全文を見る
○菅野委員 関連して、比例代表選挙の非拘束式名簿について少し議論させていただきたいというふうに思います。  私も二十回の参議院の比例代表選挙を戦った者として、本当にこの制度がこのままでいいのかなというのは率直に感じております。  先ほど言った参議院の憲法調査会で、駒沢大学の大...全文を見る
○菅野委員 わかりました。  最後になりますけれども、法案とは関係ないんですが、昨年の総選挙は、まさに郵政民営化の是非を問う選挙と小泉首相が位置づけて行われました。ところが、争点でなかったはずの医療制度改革あるいは行政改革、教育基本法改悪などの悪法が矢継ぎ早に今国会で審議されて...全文を見る
○菅野委員 以上で終わります。ありがとうございました。
05月31日第164回国会 衆議院 農林水産委員会 第14号
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○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。  私は、地球温暖化防止と森林吸収源対策について、今、これ一点に絞ってお聞きしていきたいというふうに思っています。  先日の新聞報道で、北極における氷山がどんどん減少している実態が報道されておりました。そして、これまで京都議定書と...全文を見る
○菅野委員 今、数値目標が示されました。環境省として今この数値を発表いたしました。  これから議論するんですが、森林吸収源対策三・九%、これが達成されなければ全体の目標値に到達しないということですよね。そして、そういう状況にあるにもかかわらず、農林水産省としては、これまでの議論...全文を見る
○菅野委員 環境省として、この三・九%目標達成に向けて、省を挙げて、農林水産省と一緒になって取り組んでいく課題だというふうに私は思うんですが、京都議定書の目標達成計画における年平均森林整備量等の目標が、この一千三百万炭素トン程度の吸収量の確保のために設定されています。これは先ほど...全文を見る
○菅野委員 抽象論なんですよね、今の答弁が。予算がないから三十五万ヘクタール、民有林三十万ヘクタール、国有林五万ヘクタール、合わせて三十五万ヘクタールと。現実に山村の地域を考えたときに、これを、年平均ですから、一年間に四十五万ヘクタールの間伐をやる体制というのが今の全体の中にある...全文を見る
○菅野委員 大臣、森林吸収源対策として三・九%の目標設定になって、現実に今、森林・林業の実態といえば間伐の状況とそれから木材供給・利用量の状況で議論しておりますけれども、本当に三・九%を達成するための農林水産省、林野庁としての真剣な議論が必要だし、取り組み、施策というものが今しっ...全文を見る
○菅野委員 最後になりますけれども、森林・林業を取り巻く状況というのは厳しい環境の中に置かれているということで、各自治体、各県においても、この実態を何とか克服していこうという取り組みがなされてきているというのが今日的な状況だというふうに思います。  平成十五年の高知から始まって...全文を見る
○菅野委員 終わりますけれども、白書に政府は目標値を、数値を挙げているわけです。しかし、現実に今行われている施策というのは、その数値とは乖離した形でしか行われていない。こういう現実があるわけですから、私は、少なくとも二〇一二年までにはしっかりとした体制をつくらなければ三・九%の目...全文を見る
06月01日第164回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第8号
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○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。  三人の参考人の方々、貴重な御意見を披瀝していただきまして、本当にありがとうございます。  まず、阿部参考人からお聞きしますが、私は宮城県の気仙沼出身でございまして、宮城県沖地震についてこれまでずっと議論をこの場で行ってきておる...全文を見る
○菅野委員 基礎的研究というのは私は必要だというふうに思うんですが、今の予知連の委員もなさっておられますから、予知連の中でどういう議論がなされるのかというのも御承知だというふうに思うんですけれども、やはり基礎的研究分野というものに限定していって、そしてデータ収集を徹底していくとい...全文を見る
○菅野委員 九九%の確率で宮城県沖地震が起こるということが、県民あるいは地域の人たちがずっと防災意識をそれ以降持つようになったということで、日本海溝・千島海溝型地震に関する特別措置法ができて以来、地域は防災体制に取り組むようになっております。そういう意味での全体の果たす役割という...全文を見る
○菅野委員 地方都市においてはコミュニティーづくりというのはいろいろな形ででき上がっているというふうに思うんですが、大都市におけるコミュニティーをどうつくっていくかというのは、私は大きな課題なのかなというふうにとらえておりますし、先生おっしゃるように特効薬というのは本当にないのか...全文を見る
○菅野委員 ありがとうございました。  以上で終わります。
06月07日第164回国会 衆議院 農林水産委員会 第16号
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○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。  今、山田委員や岡本委員から細部にわたって議論されました。今日、こういう議論になっているというのは、まだまだ米国産輸入牛肉が輸入再々開の条件が整っていないというあかしだというふうに私は思っていますし、きょうのマスコミ報道で、一部報...全文を見る
○菅野委員 中川局長、やはり、個別個別で対応するんじゃなくて、アメリカと日本が政府間で行う会合だというふうに思うんです。そして、個別の施設は条件を満たしているからそれでいいんだという判断で物事を処すんじゃないと思うんですね。先ほど言ったように、構造的な部分が、アメリカの食肉の安全...全文を見る
○菅野委員 まだこれらについても消費者の理解を得るというふうにはなっていかないと私は思っています。  それで、私は、ずっとこの間議論してまいりましたけれども、本当に、先ほど言ったように、八割に近い人たちは輸入再々開に向けて疑問の声を発しているというのが各種世論調査ではっきりして...全文を見る
○菅野委員 リスク管理機関として、今、消費・安全局長が考えていることと食品安全委員会の考えていることが違っているとしたらどうするんですか。今はリスク管理機関の考えでしょう。そのことも踏まえて、食品安全委員会としてどうなんですかという私は諮問をすべきだと思っています。  先ほどか...全文を見る
○菅野委員 ここもずっとすれ違いの議論なんですね。  委員長は御存じないかもしれませんけれども、食品安全委員会を立ち上げるときに、どれだけこの農水委員会含めて厚生労働委員会等で食品安全委員会のあり方について議論してきたかという、この経過を踏まえれば、国民の、消費者の立場に立って...全文を見る
○菅野委員 先ほども議論されているんですが、本当に客観的に、中立的に、公正に食品安全委員会は評価していかなきゃならない、これは大原則であります。ただ、これまでの一連の経過をずっと見たときに、本当にそうなのかという疑問を挟まざるを得ない状況というのが生じてきているというふうに、私は...全文を見る
○菅野委員 食品安全委員会ができ上がったというのは、今後の食の安全、安心に果たす役割というのが非常に私は大きいものというふうに思っていますし、いみじくもそういう誤解を、今委員長は、それは、新聞報道は誤解報道をしているというふうに言われましたけれども、誤解を受けるような、そういうこ...全文を見る
○菅野委員 以上で終わります。ありがとうございました。
06月09日第164回国会 衆議院 政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会 第5号
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○菅野委員 多くの議論がなされました。本当に今も佐々木委員がおっしゃったように、今後多くの人が選挙権行使できるようにどう持っていくのかという観点から議論されたというふうに私は思っておりますが、まず初めに、船舶における洋上投票、それから南極観測隊員などファクスで投票を行う選挙人は国...全文を見る
○菅野委員 乗り越えなければならない課題は大きいというふうに思いますけれども、やはりそこは総力を挙げて乗り越えていただきたいという思いでいっぱいでございます。技術的な部分で困難だとは承知しておりますけれども、そこを多くの知恵を出し合って、地方の選挙にも参加できるような体制をつくっ...全文を見る
○菅野委員 今も、私の前に佐々木委員が議論しているんですが、一千六百八十万人中、出発に当たって対象は一千四百人という状況ですね。そして、この提案理由の趣旨からすれば、一般的な国外滞在者の投票権をどう確保していくのかということからこの提案理由がなされていて、最終的に千四百人が対象に...全文を見る
○菅野委員 今、地方の自治体の選挙について触れていました。一年じゅう地方では自治体選挙が行われているという状況から、ある意味では否定的な見解が示されたんですけれども、そうであるならば、洋上投票を行ったと同じように、当面は国政選挙からというスタイルも考えていいのではないのかなと私は...全文を見る
○菅野委員 時間ですから終わりますけれども、今重大な問題を答弁したと私は思うんです。そういうふうな状況が存在する人しか投票できないということじゃないですか。一般的な国外滞在者という観点から検討したんだけれども、技術的な点を加味してずっと検討していったならば、自衛隊だから航空機で選...全文を見る
○菅野委員 質問を終わりますけれども、私は、初めて今ここに立ってこの法律案を質疑いたしました。こんな問題が質疑の中で私は明らかになったというふうに思っています。公平公正、一般的な国民にどう公平公正に適用していくのかというのが公職選挙法の趣旨じゃないですか。それを限定的に運用してい...全文を見る
07月14日第164回国会 衆議院 農林水産委員会 第18号
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○菅野委員 社民党の菅野哲雄であります。  最後の質問になりましたけれども、しばしの間おつき合い願いたいというふうに思っています。  まず、冒頭ですが、六月一日から六月十四日まで全国十カ所で、米国産牛肉輸入問題に関する意見交換会、いわゆるリスクコミュニケーションが行われました...全文を見る
○菅野委員 リスク管理機関が行っているリスクコミュニケーション、私は、もう一つ、リスク評価機関が行うリスクコミュニケーション、この二通りが食品安全委員会を設置するときの大きな議論になったことだというふうに思っています。リスク評価機関も同行して国民の声を聞いたというふうに思うんです...全文を見る
○菅野委員 局長、食品安全委員会をつくるときに、この委員会でもあるいは厚生労働委員会との合同審査でも一番問題になった、議論になった点というのは、リスク管理機関と評価機関のあり方の問題なんですね。  それで、先ほども山田委員が議論していましたけれども、評価機関としてはEVプログラ...全文を見る
○菅野委員 局長、私は今、局長の答弁を聞いていてびっくりしたのですが、隣の韓国が輸入再開を当面延期した、この状況について政府は一切情報を得ていないという今の答弁ですよね、詳細については。私は、そういうことをこの場で言うということは、国民の安心という立場からいって、安心をどう取り戻...全文を見る
○菅野委員 このことも多くの議論がなされてまいりました、背割りの問題なんです。本当に、最初に脊髄を取ってそして背割りを行うか、背割りを行った後に脊髄を取るのか、このことによって違いというものが生じてくる。そして、高圧洗浄で洗浄するというこのルートのことも含めて、一頭にどれだけの時...全文を見る
○菅野委員 検査を受ける側というのは、やはり抜き打ち的な査察が行われるんだという、行われる要素があるんだということによって体制というものは引き締まっていくという状況があるというふうに思うんです。アメリカ側と同行して行うという場合も、そういうことをしっかりと念頭に置きながら今後対処...全文を見る
○菅野委員 時間がなくなってまいりましたけれども、今後の課題について一つお聞きしておきたいと思うんです。  七月二十三日以降、事前査察が終わったということで、この査察の結果を踏まえていろいろな議論がなされるだろうというふうに思うんですが、そのときに、六月一日から十四日までリスク...全文を見る
○菅野委員 時間が参りましたので質問を終わりますけれども、基本的に、先ほどからずっと私は言っていますけれども、輸入再々開に当たっての条件というのは、国民的な理解を得るということが私は大前提だというふうに思っています。  最後の中川局長の答弁においても、そのことが大前提にはなって...全文を見る
10月25日第165回国会 衆議院 農林水産委員会 第3号
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○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。  松岡大臣におかれましては、就任直後に政治資金をめぐっていろいろございました。しかし、課題が山積している中で、日本の農林水産業のトップに位置しているわけですから、襟を正して農林水産業の推進に当たっていただきたいと冒頭申し上げておき...全文を見る
○菅野委員 事故が発生してから既に二十日間過ぎようとしております。先ほども述べましたが、海上保安庁を初め捜索に当たっている関係者の方々のこれまでの御努力には本当に心から敬意を表するものですが、まだ安否不明の十一人の御家族の方々の率直な気持ちは、捜索活動をいつまで続けていただけるん...全文を見る
○菅野委員 行方不明者の家族の気持ちを思うときに、捜索活動というのは本当によりどころだというふうに思っております。今後とも、体制はこれまでの体制でというわけにはいかないと思いますが、ぜひ継続的な捜索活動というものを続けられるよう、私の方からも強くお願いしておきたいというふうに思っ...全文を見る
○菅野委員 今回の事故というか、東北、北海道に甚大な被害をもたらした原因というのは、二つの台風が勢力が弱いといっても同時に北上していて、そして、それが低気圧と突然合体して台風以上のというか、勢力になった結果、こういう事故にあるいは被害につながっていったと言われています。  そこ...全文を見る
○菅野委員 心配するのは、被害を受けたことによって養殖漁業から撤退していく人が出てくること、そのことが一番心配なわけです。それでなくても沿岸漁業というものが体力が弱っている中で、こういう災害に遭うということによって撤退していくような事態が起こらないように、私は、都道府県と密接な連...全文を見る
○菅野委員 私は、水産資源の維持と回復のために日本が進んでリーダーシップをとっていく、これは重要だと思っております。今回の合意も、ある意味ではその範疇であるというふうに理解しているんですが、大臣も御承知のように、漁船漁業、漁業を取り巻く環境というのは、燃油高それから魚価安、漁獲枠...全文を見る
○菅野委員 水産業、漁船漁業を取り巻く実態というのは、本当にこれまで血のにじむような努力をしてきています。もう限度だというふうに言わなければならないし、そして、今日、そういう状況の中で漁船漁業経営から撤退していく人たちがどんどんどんどん出てきているという現実があるわけでございます...全文を見る
○菅野委員 先ほども災害の議論をいたしました。日本を取り巻いている現状というのが、私は、異常気象という言葉で言われるように、地球温暖化防止対策というのは待ったなしの取り組みだと言わなければならないというふうに思っています。  安倍内閣は美しい国づくりと言っていますけれども、美し...全文を見る
10月27日第165回国会 衆議院 本会議 第11号
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○菅野哲雄君 社会民主党・市民連合を代表して、政府提案の防衛庁設置法等一部改正案について質問いたします。(拍手)  第一に、なぜ今、防衛庁を省に昇格させる必要があるのかということです。  省になっても、防衛庁の任務、所掌事務、組織等に変更はないとのことです。であるならば、なぜ...全文を見る
11月01日第165回国会 衆議院 教育基本法に関する特別委員会 第5号
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○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。  まず初めに、高校の必修科目の履修漏れ問題について、大臣の見解をお聞きしたいと思っております。  多くの議論がされております。そして、きょうも理事会を通じて調査結果も出されておりますから、概要は把握しているつもりでございます。た...全文を見る
○菅野委員 現時点でどう大臣として考えているのかということはお示しいただけなかったわけですけれども、後でまたそこもお願いしたいというふうに思います。  ただ、指導要領の中で必修科目を定めているわけでございますけれども、やはりこの部分と教育の目的である人格の形成という立場から必修...全文を見る
○菅野委員 大臣、受験競争と教育の目的である人格の完成の間のギャップというのは、これは埋めていかなければならない大きな課題だというふうに思っています。  人数でいえば七・二%、そして学校数でいえば五百四十校という数字は出ていますけれども、この五百四十校はどうしてこういうことを行...全文を見る
○菅野委員 大臣と問題意識は共有しているというふうに思うんですけれども、なぜここに来てこのことが顕在化してきたんだろうかというふうなことを思ったときに、やはり私は、教育の場に、機会均等というかそういう概念をしっかり入れていかなきゃならないというふうに思うんですね。そして、親の所得...全文を見る
○菅野委員 何も変わるものじゃないということであれば、「応ずる」のままでいいんじゃないですか。表記法ということじゃなくて、ここは問題があると思うんですが、「能力に応じて」というのは、表現は憲法ですよね、田中参考人。それから、「能力に応ずる」が教育基本法なんです。だから、「応ずる」...全文を見る
○菅野委員 こまいところをずっと議論していっても仕方がないんですが、今なぜ私がこんなことを質問するのかというと、まず一つは、国民は教育格差の拡大を懸念している、にもかかわらず、政府は格差教育を推進しようとしているように見えるからなんですね。  それが端的に出ているのは、教育再生...全文を見る
○菅野委員 大臣が今のしっかりした答弁で担保されるというふうには思いますけれども、やはり今の全体の流れが、教育に市場競争原理を導入しようとする、そういう流れが強まっている中で、こういう議論をせざるを得ないということを私から申し上げて、質問を終わらせていただきたいと思います。  ...全文を見る
11月09日第165回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第3号
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○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。  私の方からも、このたび北海道の佐呂間町で竜巻によって不幸にして亡くなられた方々の御冥福をお祈り申し上げますとともに、御遺族に対して哀悼の意を表させていただきたいと思います。また、被災された方々に対しても、心からお見舞い申し上げる...全文を見る
○菅野委員 大臣、各省庁と連絡をとるというのはわかるんです、激甚災害の指定については各省庁との連絡を密にしながら指定していくんだと。ただし、各省庁に示されている基準というものは内閣府から示されているわけですから、このハードルというものを低くする必要があるんじゃないかという立場から...全文を見る
○菅野委員 本来であれば共済に加入することで不慮の災害や事故に備えることが必要なんですが、養殖漁業者にとって共済の掛金が高い、それを理由に、今言ったように五〇%、三〇%、四〇%、三〇%という状況になっている、加入を見送っているという実態が多いわけであります。  そこで、この共済...全文を見る
○菅野委員 沿岸養殖漁業者の経営体力というのが非常に弱っている、非常に厳しい環境の中で漁業経営をしている実態からいって、今言ったような共済加入率が非常に低いという状況だというふうに思っています。そういう状況を少しでも克服していって、養殖漁業経営が継続できるような体制というのを水産...全文を見る
○菅野委員 では、以上で質問を終わります。
11月21日第165回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第4号
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○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。  北海道佐呂間町を襲った竜巻被害でお亡くなりになられた九名の方々に、そして御遺族の皆様方に対して、心から哀悼の意を表したいと思います。また、負傷された方々を初め、被害に遭われた方々に対し、お見舞い申し上げる次第でございます。  ...全文を見る
○菅野委員 先ほどからも議論になっておりますけれども、やはりドップラー・レーダーの配置というものがウエートを占めていくというふうに私は思っています。全国の配置状況や今後の計画については先ほどの議論でわかりました。ただ、ドップラー・レーダーの配置というのが不十分なゆえに、データ蓄積...全文を見る
○菅野委員 北海道として、今回の状況を受けて、ドップラー・レーダーを早期に配備するとの報道もなされているわけですね。そうすると、国と都道府県、市町村の関係がどうなっていくんだろうというふうに思うんですけれども、その関係のあり方、連携のあり方をどう考えているのか、その辺もお聞きして...全文を見る
○菅野委員 先ほどからも、この竜巻の予測とどう防いでいくかというのは、これは難しい問題だというふうに思っています。ただし、発生予測をどう迅速に予知するのかというのは、データの蓄積というものが大切なことだというふうに私は思います。そのためにも、データを蓄積していくための観測網をしっ...全文を見る
○菅野委員 早急な制度改正がなされることを強く要望して、私の質問を終わります。
11月28日第165回国会 衆議院 農林水産委員会 第4号
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○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。  まず、今も多くの委員の中で議論されていますけれども、農地・水・環境保全向上対策についてお伺いしたいというふうに思っています。  来年の四月からこの政策が実施されます。政府は、通常国会で品目横断的経営安定対策と車の両輪の政策だと...全文を見る
○菅野委員 具体的に、当初想定したところに達しているのかまだ達していないのかという返事は聞けなかったんですが、過渡期だということで、これから議論されていくんだろうというふうに思うんですが、先ほどからも議論になっていました、私も通常国会のときに、この農地・水・環境保全向上対策につい...全文を見る
○菅野委員 中山間地域への直接支払いとの関係についても、制度設計の段階からずっと議論してまいりました。今言ったように、制度は全然違うものだ。ただし、地方自治体からすれば、都道府県と市町村からすれば、財政が厳しいがゆえにそういう状況を検討せざるを得ないところにあるということなんです...全文を見る
○菅野委員 先ほど冒頭申し上げましたように、品目横断的経営所得安定対策と車の両輪だ。そして一方では、直接所得補償制度を導入していって大規模農家という視点を持っていっている。そして、そこに該当しない人をどう育成、強化していくのかという観点から設けられた制度であります。  来年、ま...全文を見る
○菅野委員 大臣、三・八%、森林吸収源という数字、これは政府全体で決めた数字ですよね。林野庁の問題じゃないと私は思うんですが。一方では、京都議定書の国際公約というのが、政府間で協議して、そしてあと担当者に振って、担当の努力ということで今取り組まれている。そうすると、政府全体でやら...全文を見る
○菅野委員 大臣、こういう数字も出ているんです。御承知のとおり、ことしも台風被害によって山林が被害を受けました。ここはいろいろな数字があると思うんですが、一つの数字なんですが、平成十二年から十六年まで、森林被害、治山の部分で被害を受けた数字というのが約六千億円を超えているという実...全文を見る
○菅野委員 民有林、国有林も含めて、森林から収益を上げることができない状況になっているというのが今日の実情で、多くの問題を醸し出しているのもそのことに起因しているわけです。災害を受けて、みずからその災害復旧に立ち上がろうという地域での力というのはもう本当になくなってしまっている中...全文を見る
○菅野委員 森林・林業を取り巻く状況というのは、私が今言ったように非常に厳しい状況の中で行われておりますし、森林の持つ多面的機能ということからすれば、果たしている役割というのは非常に大きなものがあります。そこを維持していくということが国の責任であるというふうに私は思いますから、し...全文を見る
○菅野委員 私は、農業分野でFTA、EPAで二国間協定をやったならば壊滅的打撃を受けるんだという基本的視点を農水省としてしっかり持って取り組んでいただきたいというふうに思うんです。想像以上の、経験したことのない台風が到来するんだということを大臣は言われました。どこがこの台風を引き...全文を見る
11月30日第165回国会 衆議院 日本国憲法に関する調査特別委員会 第6号
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○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。  与党、民主の両案ともに、憲法改正の手続法案の中に国会の院の構成にかかわる国会法改正を含んでおります。なぜ憲法調査特別委員会が院の構成にかかわる案件まで審議できるのか。本来は議院運営委員会で議論することでもあり、議会制度協議会とい...全文を見る
○菅野委員 先ほどの小委員会の報告の中でもこの部分は議論になっています。時の政治的な状況によって決められていくものというふうなことが示されているわけですが、それでは、今日的な政治状況を考えたときに、例えば、自民党の新憲法草案第十二条に、常に公益及び公の秩序に反しないように自由を享...全文を見る
○菅野委員 レアケースというふうに今答弁されていますし、先ほどの笠井委員の議論の中でもそのことを強調されているというふうに思うんですが、憲法九十六条を素直に読むことが私は必要なんだというふうに思っています。  一方では、後でも触れますけれども、憲法審査会というものを設置して、こ...全文を見る
○菅野委員 今の答弁でも触れられていましたけれども、戦後、両院法規委員会が存在して、そして各議院に勧告を行うことができたというふうな今の答弁でございますが、大きな役割を私は果たしたというふうには思えません。  それで、昭和三十年の国会法改正で両院法規委員会がなくなったものと承知...全文を見る
○菅野委員 私は、昭和二十二年から昭和三十年まで、実際には昭和二十七年までですか、機能したというのは、戦後混乱期を乗り切るために、まだ日本においては民主主義がしっかりと定着しない時期にこのような制度を設けたという、一定の、ある程度の理解はあります。  ただ、戦後、民主主義が発展...全文を見る
○菅野委員 二院制の意義、役割は、チェック機能の強化、有権者の多様な価値観の反映などにあると考えます。したがって、衆参の各院は、お互いの院での審議を補完していく重要な役割を担っています。これに対して、合同審査会が両院に対して勧告権という強い権限を持つことは、二院制の持つ機能や、そ...全文を見る
12月01日第165回国会 衆議院 政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会 第5号
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○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。  冒頭申し上げておきたいことは、政治と金、あるいは政官業癒着問題で言えば真相が不明確なままの日歯連事件、最近では防衛施設庁をめぐる談合、さらには福島、和歌山、宮崎などでも知事が逮捕されたりあるいは知事の関与が取りざたされている談合...全文を見る
○菅野委員 きょう配付された修正案というものは、これから提案されて趣旨説明が行われて、そして即採決という流れになっております。ここに、この手続が配られておりますけれども。それでは、修正案に対する質疑はどの機会で、どのような形で行うんですか。
○菅野委員 この手続の流れについては理事会で議論されました。ただし、理事会の中では、修正案というものは提案されておりません。理事会で修正案は認めていないんじゃないですか。この手続の瑕疵はどう説明できるんですか。委員長の見解をお聞きします。
○菅野委員 平行線をたどっていますけれども、先ほど私は委員長に申し上げました。委員長は、この委員会を中立公正の立場で運営していただきたいと思うんです。そのときに、まだ提案もされていない、一回も審議されていないこの修正案というものを委員長として認めることはできないんじゃないですか。...全文を見る
○菅野委員 私は、この国会運営が数の横暴によって運営されていると言うしかないというふうに思っています。少数意見というものも委員長は尊重して、手続上に瑕疵があるのかどうかというのをしっかり見きわめて議会運営を行っていただきたいと申し上げておきたいというふうに思います。  委員長、...全文を見る
○菅野委員 できません。  私、見解をやっているのは、きょう、この委員会に修正案が提出されて、趣旨説明が行われる予定になっています、その趣旨説明を受けて、どのような議論の機会を委員長として考えているんですかと。中立公正に議会を運営するという立場からは、そのことに対して、理事会で...全文を見る
○菅野委員 これ以上、委員長とやり合っても前に進まないというのはわかりました。  ただ、もう一回言います、質疑して問題点が生じて、それで与野党で協議して、質疑で問題点が明らかになった点を修正していくという手続は私はあり得ると思うんです。そのときには、与野党間協議ですから、質疑は...全文を見る
○菅野委員 大変に不思議なのは、先ほども議論になったんですが、外国人または外国法人からの寄附を原則禁止するという現行規定はそのままにして、上場企業に限って外資比率による規制は受けないという例外を今回設けたということですね。なぜ上場企業に限って外資の規制を撤廃できるのか、私には理解...全文を見る
○菅野委員 今回の法案の最も問題点というのはこの点だというふうに思うんですね。何で昭和五十年からこういう規制を設けてきたのかというところで、今なぜこれを改正しなきゃならないのかというこの問題点が、今で説明されたというふうには思いません。  それで、昨年の百六十三特別国会で、放送...全文を見る
○菅野委員 質問項目を用意したんですが、時間等の関係で省略させていただきますが、委員長にお願い申し上げたいと思います。この重要な法案を二時間十分の質疑でもって質疑を打ち切る、こういう姿勢だけは今後改めていただきたい、このことを強く申し上げて、質問を終わります。
12月07日第165回国会 衆議院 農林水産委員会 第5号
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○菅野委員 社民党の菅野哲雄でございます。  私どもは、二国間貿易協定について、これまで政府が取り組んできたことに対して、反対を表明しないで賛成を表明してきました。こういう事態になるということは考えもしていなかったというのが正直なところであります。そういう意味で、今回、突然に降...全文を見る
○菅野委員 交渉入りに当たっては、本当にそれがどれくらいの効力を持つものかというのは、あとは大きな力関係で決まっていくんだろうというふうに思いますけれども、やはり政府としてはしっかりとした対応を私どもと一緒になって行っていただきたいと思うんです。これは、関係団体は物すごく危機感を...全文を見る
○菅野委員 トータルで、関税率がゼロになったらどれくらいの影響があるんですか。それだけはっきりしてください。
○菅野委員 メリットはほとんどなくて、デメリットだけが七千九百億円という数字です。これが事実だと思っています。それで、先ほどの議論にも、ちょっと聞いていてはっきりしているんですが、エネルギーの安定供給のためにこの主要農産物、日本の農業を犠牲にしていく、こんなことを国民が知ったら、...全文を見る
○菅野委員 終わります。      ――――◇―――――
12月08日第165回国会 衆議院 安全保障委員会 第13号
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○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。  最初に、提案されております防衛庁の職員給与に関する改正案については賛成の立場であることを申し上げておきたいと思います。しかし、今般の人事院勧告における官民給与の比較方式が変更されたことについては、公務員のみならず、働く者総体の賃...全文を見る
○菅野委員 今検討がなされているということなんですけれども、私は、これらの措置というものは現代版の軍人恩給制度、そういうものにほかならないと思うんです。  それで、今議論されておりますけれども、防衛庁の省昇格、あるいは自衛隊の海外活動の本来任務化と相まって、自衛隊を本当に軍隊と...全文を見る
○菅野委員 アメリカは、イラクに自衛隊を送るときに、ブッシュ大統領と一緒になって日本がこういう政策をとってきたのは事実だというふうに思っています。そういう中で、アメリカが再来年三月にも撤退していこうという今の動きに、日本政府としては、この委員会で一つの方向性は示すべきだというふう...全文を見る
○菅野委員 アメリカの三大ネットワークの一つであるNBCテレビが、今のイラクの情勢を内戦であると規定して、米国内でも大きな議論を呼んでいることは事実であります。  今、防衛庁長官は、バグダッド空港はもう戦闘地域ではないという表現をしていますけれども、それじゃ、ことしの八月にイラ...全文を見る
○菅野委員 バグダッド空港に航空自衛隊がどれくらいの輸送業務を行ったのか、回数等を含めて答弁を願いたいというふうに思います。
○菅野委員 実際には、新聞報道で、今内戦状態に陥っているバグダッド、イラクのバグダッド空港に三十五回航空自衛隊が離着陸しているという報道が一部でされています。  今答弁を差し控えさせていただきたいということなんですけれども、それじゃ、今イラクで輸送活動を行っていますけれども、米...全文を見る
○菅野委員 再度、バグダッド空港にも航空自衛隊が離着陸しています。あの地域で物すごい人たちが、二百人にも上る人たちが亡くなっている事実が生じているんですね。  それで、どうしても、私は今現状のイラクというのは内戦状態であって、政府が自衛隊を海外派遣するときに非戦闘地域ということ...全文を見る
○菅野委員 空港はという議論はしていなかったと思うんですね。イラクの南部地域、サマワの周辺は非戦闘地域だから自衛隊が行っても安全なんだと。それで、バグダッド空港には当初、先ほどの答弁で、三百回以上航空自衛隊が輸送業務に携わったというのですが、これは南部地域でのみの輸送なんです。こ...全文を見る
○菅野委員 それでは、来年の七月三十一日に、自衛隊のイラク派遣の根拠であるイラク特措法自体が期限切れを迎えます。期限切れに合わせて航空自衛隊を撤退させるのか、それとも特措法の延長を図るおつもりなのか、今のイラクの現状を踏まえてどう考えておられるんですか、答弁願いたいと思います。
○菅野委員 立法府で議論したときに、イラクの現状は非戦闘地域であるから自衛隊を派遣するんだ、これで押し切ったんじゃないですか。私どもは、イラク全体が戦闘地域なんだ、だから自衛隊の派遣はおかしいですよということを主張して、その対立が、非戦闘地域だ、非戦闘地域だということで押し切った...全文を見る
○菅野委員 わかりました。  長官、きょうの新聞報道に、きのうの参議院の委員会での長官の発言が大々的に取り上げられています。「政府の立場として戦争を支持するような法律をつくったわけでもなく、自衛隊がそれに基づいて出て行ったのではない」、こういう発言をしていますよね。これはどうい...全文を見る
○菅野委員 今の長官の答弁をよしとするわけじゃございません。不勉強だからということで逃げるというのは、これはいかがなものかというふうに思いますし、本当に問題発言だということを指摘しながら、今のイラクの現状は本当に復興支援に値するのかどうかも含めて、私は日本政府としてしっかりとした...全文を見る
12月20日第165回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第7号
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○菅野委員 社民党の菅野哲雄でございます。  久間防衛庁長官は、今も議論にありましたけれども、十二月七日の参議院外交防衛委員会で、イラク戦争への支持について、政府が公式に支持すると言ったことはないと発言して、翌日になって、間違いだったと訂正いたしました。  しかし、日本の対イ...全文を見る
○菅野委員 久間防衛庁長官の今の認識というのは、私は問題があるというふうに思うんです、この間。というのは、政府のイラク戦争支持と自衛隊のイラク派遣は決して無関係ではないと私は思います。  小泉前総理は、米国のイラク戦争支持を打ち出した平成十五年三月二十日の記者会見で、今後イラク...全文を見る
○菅野委員 後でもこれはずっと議論しますけれども、なぜ冒頭でこのことを議論しているのかというと、この法律の中身と現在まで行ってきた自衛隊のイラクの派遣の問題というのが、防衛庁長官、余りにも乖離しているんじゃないですか。アメリカのイラク攻撃と自衛隊が一体をなしてきたというふうに私は...全文を見る
○菅野委員 イラク国内では、もうテロに歯どめがかかっていません。ことし十月の一カ月間だけで三千七百九人のイラク民間人が犠牲になっています。宗派間の抗争だとおっしゃるかもしれませんが、同じ十月には米兵の死者数も百人を超えたと言われています。一カ月間でアメリカ兵の死者数が百人を上回っ...全文を見る
○菅野委員 防衛庁長官として、責任ある立場の長官として、今の発言というのは私は許すわけにはいかないというふうに思うんです。  それでは伺いますけれども、十二月六日の東京新聞の二面で、航空自衛隊のC130輸送機は、携帯ミサイルの脅威から逃れるために火炎のフレアをまき散らしながら離...全文を見る
○菅野委員 どうして火炎のフレアをまき散らしながら離着陸しなけりゃいけないんですかと聞いているんです。
○菅野委員 バグダッド空港周辺がもう内戦状態、内戦状態を超えて戦闘地域になっているからそういうことをやらざるを得ないんだ。本当に人道復興支援活動ということであれば、非戦闘地域という状況が確認されて初めて航空自衛隊がバグダッド空港に行けるんじゃないですか。そういうこともしなければな...全文を見る
○菅野委員 バグダッド空港について言えば、自衛隊がまだ攻撃されていないから、先ほども長官が言っていますけれども、非戦闘地域だとおっしゃっております。それは、小泉前首相が言った、自衛隊のいるところが非戦闘地域という詭弁と全く一緒だと私は思います。バグダッド空港とバグダッド地域全体を...全文を見る
○菅野委員 今の官房長官の答弁で、政治状況、治安の状況、あるいは国連を中心とした多国籍軍の状況ということで答弁されました。  一つは、政治状況、本当にイラクが復興に向かって進んでいく状況なのか、このことは議論の余地があるというふうに思います。それから、バグダッドを中心として、航...全文を見る
○菅野委員 先ほども国連を中心とした多国籍軍の動向と言うんですが、イラク特措法は来年の七月に期限切れを迎えます。そして、イタリアはもうイラクから撤退を完了しました。来年には韓国やスウェーデンも撤退を検討することになっています。アメリカでも二〇〇八年三月までに戦闘部隊を撤退させるべ...全文を見る
○菅野委員 これまでの自衛隊の活動の詳細や、先ほども議論になっているんですが、私は、駐留の必要性を具体的に示さないままイラク派遣の延長を図ることは、到底許すことはできません。国民が納得いくような説明責任を果たさないことも問題です。  各国が撤退の検討を真剣に行っている際、日本政...全文を見る
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄です。社会民主党を代表して発言させていただきます。  私は、これまで、イラク戦争を支持し、自衛隊派遣でイラク復興を支援してきたイラク政策について、日本政府が真剣な検証を行い、自衛隊をイラクから撤退させることをこの場で求めたいと思います。  私が...全文を見る
○菅野委員 アメリカによるイラク攻撃がどうだったかということを考えたときに、先ほどから私も主張しているんですけれども、やはり武力行使では問題解決できないというのがこれははっきりしたというふうに思うんですね。そして、その後イラクの統治は成功したかということを考えたときに、きょうのほ...全文を見る