菅野哲雄

かんのてつお



当選回数回

菅野哲雄の2007年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月21日第166回国会 衆議院 農林水産委員会 第2号
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○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。農水大臣の所信に対して、三点にわたって議論していきたいというふうに思っています。  大臣の所信表明では、この四月から行われる品目横断的経営所得安定対策、それと同時に、米政策改革推進の対策の見直し、それから農地、水、環境保全対策、これ...全文を見る
○菅野委員 農家戸数でいって三〇%というのは、やはり私は大きな問題があるというふうに思っています。  それをいかに広げていくか、拡大していくかというところにこの集落営農というふうに踏んでいるんですが、そこを集落営農化していくことによってこの農家戸数を網羅していくんだということで...全文を見る
○菅野委員 冒頭申し上げましたように、集落営農というものは、確かに全国的に地域地域で立ち上がってきているという実情はわかります。しかし、本当に全国を網羅してそのことが展開されているのかということを考えたときには、やはり日本の農業というのは家族経営的農業がベースになって今日まで進ん...全文を見る
○菅野委員 都道府県から市町村におりていく場合、どうしても二分の一、四分の一、四分の一という財政負担の状況、これがひっかかってくるというのが一つあるわけです。  それを、地方交付税で措置しますという形で全国に通達したからそれで定着していくという問題じゃなくて、今地方財政は非常に...全文を見る
○菅野委員 一つの例なんですが、十九年度から、これから四月から実施するに当たって多くの問題点が出てくるというふうに思っています。これらも含めてこれからしっかり、またいろいろな機会を使って議論していきたいと思います。  最後ですが、水産業の問題について少し大臣と議論していきたいと...全文を見る
○菅野委員 マグロ漁業の経営の厳しさというのがどういう現状かというのは御承知のとおりだと思うんですが、一つは、はえ縄漁業で漁獲率の低下ということで、本当にはえ縄にかかってくるマグロ類が少なくなった。これに対しては資源保護という形で今国際機関等の中で議論されていますから、これは長期...全文を見る
○菅野委員 それでもくぐって、あらゆるルートを通じて国内に入ってきているという現実が存在するわけですから、そこだけはもう万難を排して体制をとっていただきたいというふうに思います。  最後に、燃油高の問題、岩永農水大臣のときにこの問題をやって議論いたしました。それで、ここに、「燃...全文を見る
02月23日第166回国会 衆議院 予算委員会 第14号
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○菅野委員 社会民主党・市民連合の菅野哲雄でございます。  私どもは、今議論になっております非正規雇用の方々を、正社員にすべきであるということを思っております。この点に絞ってきょうは質問させていただきます。  まず柳澤厚生労働大臣にお聞きしますけれども、偽装請負、偽装出向とい...全文を見る
○菅野委員 政府はそういう位置づけにしているにもかかわらず、今の労働者派遣を行っている事業所の数はウナギ登りにふえて、現在約四万七千、そして、派遣を受け入れている事業所は六十六万。日本全国にある事業所や事務所、そのうち、先ほどもありましたけれども、三分の一以上が派遣労働者を雇って...全文を見る
○菅野委員 大臣、それでは、きのうの公述人の大野さんの公述を聞いていただきたいと思います。キヤノンの宇都宮工場で十年間非正規雇用として、大野さんは六年間ですけれも、最長の人は十年間、非正規雇用のままで働き続けているんです。この実態が製造業の部分で起こっているということなんです。大...全文を見る
○菅野委員 今後の課題じゃないというふうに思います。これは早急な課題だというふうに思います。  というのは、製造業に門戸を開放したときにこの条項がついているんです。本来であれば、この労働者派遣法の趣旨に従って各企業が受け入れ体制を、派遣元じゃなくて派遣先の企業が、派遣労働者を受...全文を見る
○菅野委員 この点に関しては、これから法案の質疑がなされますから、徹底して議論していきたいというふうに思っております。  総理にお伺いしたいんですが、再チャレンジ総合プランを拝見させていただきました。先ほども総理は答弁しておりましたけれども、行動計画では、パートなど非正規を対象...全文を見る
○菅野委員 やはり総理、今、非正規雇用労働者というのが、先ほどの経済財政大臣の答弁でも一千六百三十三万人、非正規労働者ですよ。そして、ふえて今は一千六百五十万人とも言われております。この人たちは、きのうの大野公述人の話にもあるように、職場でこういうふうに非正規雇用で働いていて、意...全文を見る
○菅野委員 総理、最後に申し上げます。  非正規の方々が正社員に転換することが可能な社会をつくるべく努力していきたい、こう申し上げています。これが内閣の一致した考えであるというのは踏襲されています。今回、労働法制の改正が行われますけれども、この正社員化への道というのがまだ開かれ...全文を見る
03月08日第166回国会 衆議院 農林水産委員会 第3号
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○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄であります。畜産と酪農をめぐる問題について質問させていただきます。  多くの委員が既に指摘されておりますように、飼料価格の高騰に加えて、生乳の需要の低迷、さらには、WTOやオーストラリアとのEPA交渉を控え、酪農、畜産農家はダブルパンチ、トリプル...全文を見る
○菅野委員 部長、この問題というのは、今、適切に対応していきますという最後の言葉ですけれども、私は非常に重要な問題を含んでいるというふうに思っているんです。そういうことにおいて、中長期的視点に立って、しっかりとした対応というものをしていただきたいと強く願っているんです。  それ...全文を見る
○菅野委員 二点目の答弁は、飼料価格安定制度という制度がありますよね、そして、激変緩和措置ですから、これが高値でずっと推移していったならば農家は補てんされないんじゃないか、この懸念にどう対応していくのかという視点を聞いたんです。そのことが答弁なされていないんです。新たな政策が必要...全文を見る
○菅野委員 今までその努力を農水省としてやってきて、今の制度というものに乗っかっていると私は踏んでいます。  それで、飼料が高値安定という状況が続いたときに、コスト削減を迫られて、農家は耐え切れない、そういう状況に追い込まれる、こういうことを見越したしっかりとした対策というもの...全文を見る
○菅野委員 大臣、取り組んでいることは承知しておりますけれども、どうしても消費量が低下してきているということで、大きな問題点を抱えているというふうに思います。ぜひ、今後ともしっかり取り組んでいただきたいと強く要望しておきます。  何か大臣が都合が悪いということですから。  そ...全文を見る
○菅野委員 十八年度で終わるわけですよね。十九年度以降は適切に対応してまいりますということなんですが、今の段階で十九年度以降をどのように考えているのですかという質問なんです。
○菅野委員 わかりました。これから決定ですから今答えられないと言うんですが、継続を前提に検討していくということですので、ぜひその方向で対応していただきたいというふうに思っています。  最後になりますが、日本とオーストラリアとのEPAについて質問いたします。  オーストラリアの...全文を見る
○菅野委員 この問題というのは、日本の農業に重大な影響を及ぼす、そういう問題でありますから、私は三月にハワード首相が来日したときの出発点が大事だというふうに思っています。そこで、日本政府がどれだけ毅然とした態度をとるかにかかっているんだというふうに思っていますから、ぜひ、その点で...全文を見る
03月16日第166回国会 衆議院 政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会 第4号
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○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄です。  提案されている国政選挙の執行経費についてですが、適正に見直していくことに異論はありません。しかしながら、今回の改正案、衆参双方の選挙につき、現行と比較して大幅な経費削減となっています。  公務員給与の改定、物価水準、過去の選挙の執行状...全文を見る
○菅野委員 先ほどの選挙部長の答弁では、その部分は一切ないという答弁ですので、おかしいなというふうに思いながらもおります。ぜひその努力して経費削減に努めた部分は、自治体の評価という部分で加味していく制度というのをつくるべきだというふうに私は思っていますので、今の大臣の答弁を今後見...全文を見る
○菅野委員 今も佐々木委員との議論が行われました。政治資金規正法を所管する大臣として、入りの部分、出の部分をどうしていくのか、しっかりと指揮を発動してほしいと私は思うんです。それは各党各会派にゆだねているという今の答弁ですけれども、そうではなくて、総務大臣としてやはり各党各会派に...全文を見る
○菅野委員 わかりました。  次に移ります。衆議院小選挙区の区割りについて伺いたいと思います。  平成の大合併で市町村数が激減したのは周知のとおりです。衆議院の小選挙区の区割りは最近では二〇〇二年に見直しがなされたわけですが、当時、選挙区が複数に分割された市区町村が十六だった...全文を見る
○菅野委員 大臣、スタートするときの十六というのは、人口の関係で十六というのは私は認めざるを得ないと思うんですが、合併によって七十五市区町村にも拡大している実態というのは私は放置すべきじゃないというふうに思うんです。一自治体一選挙区という原則は、私は堅持すべきだというふうに思って...全文を見る
03月20日第166回国会 衆議院 農林水産委員会 第5号
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○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄です。  最初に、三法人の統合で新たに生まれる農林水産消費安全技術センターについてお伺いいたします。  対象となる三法人とも検査、検定を行う法人ということで共通しておりますが、農林水産消費技術センターの主要な業務は、食品表示やJAS規格にかかわ...全文を見る
○菅野委員 今も篠原委員がこのことで質問、議論しておりますけれども、私は、最初に独法の統合ありきから出発しているというふうにずっと行政改革特別委員会でも指摘してまいりましたし、まさに、そういう方向で進んできているというのが今の実態だというふうに思います。  確かに、管理部門の統...全文を見る
○菅野委員 林野庁長官、両方とも共通しているのは管理部門の統合という形で今答弁されています。  この簡素で効率的な政府という流れの中で、そういうふうな進み方をしているんですけれども、管理部門だけじゃなくて、管理部門を統合することによってのデメリットがどうなっていくのかというのが...全文を見る
○菅野委員 今のは大体わかりました。  ただ、次に、昨年成立した行革推進法の五十三条は、独立行政法人に対しても五年間で人件費を五%削減する義務を課しております。法案の審議の際にも指摘いたしましたが、削減幅である五%の根拠、さらには、非公務員型独立行政法人に対して、なぜ国が人件費...全文を見る
○菅野委員 法案を審議するときにそういう議論は行ってまいりました。ただ、一律に五%削減ありき、平成十七年度をベースにして二十二年度まで五%削減していくんだ、これが大命題なんですね。  ただし、一方で、業務内容を見たときに、今業務が増大している中でどのようにして五%削減を達成して...全文を見る
○菅野委員 この五%削減という大義名分は、行革推進法の中で一律に定められています。ただ、個々の部分を見たときにこれが妥当なのかどうかというのは議論の余地のあるところですから、私は、主張するところは主張していって、業務量が増大していくんだ、そして国民の食の安全、安心という部分をしっ...全文を見る
○菅野委員 質問は終わりますけれども、松岡大臣、事務所費問題等、ずっと尾を引いております。私も、国民の立場から見れば、この問題は大臣は説明責任をしっかり果たしているとは言えないというふうに思っております。  先ほども篠原委員もおっしゃいました、今の農林水産行政の抱えている問題と...全文を見る
03月28日第166回国会 衆議院 農林水産委員会 第7号
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○菅野委員 委員長に一言申し上げておきたいと思います。  重要な法律案を審議しているこの委員会に、政務官も入れて、やっと半数になるという状況が、これは正常なんでしょうか。(発言する者あり)だから、いや、どことは言いません。やはり法案審議をしているという状況は、全員そろってやって...全文を見る
○菅野委員 そして、先日の農林水産委員会の質疑の中で、私どもも、この松岡農水大臣の件に関しては、説明責任を果たしていない、大臣は法令にのっとってすべて対処していると言うんですが、これは法令以前の法規、これはこの世の中に存在するというふうに言われております、その法令以前の法規という...全文を見る
○菅野委員 今それぞれから、現状の認識、それから、求めていなかったんですけれども、これからの対策、方向性というものが私は示されたというふうに思うんです。そこの中に、この定住等の促進あるいは地域間交流の促進でもって現状を打開していきますなんということは一言も触れられていないですね。...全文を見る
○菅野委員 先ほどの民主党の佐々木委員との議論も聞いておりました。そういう経過だというふうに承知しているんですけれども、今回の法律案というのが、この地域づくり交付金がどういう評価がなされて、これがこういう点が不十分だからこの法律をつくって強化していこう、そういう観点でもって今回の...全文を見る
○菅野委員 根本的な考え方が違っているんだというふうに思っています。  本当に農山漁村の現実を見たときに、地域間交流あるいはその地域に定住してもらう、そういうことで農山漁村がなりわいとして成り立っていくのか、いくというふうな考え方というのは、私は不十分だというふうに思うんです。...全文を見る
○菅野委員 元気な地域づくり交付金というのが、これまでは農村地域が主体だったというふうに思います。それが、今回の法律をつくることによって、水産あるいは林業というものにも応用できる、適用できるというふうに思うんですが、十七年度、十八年度、二年間経過してくる中では、林業や水産業には全...全文を見る
○菅野委員 副大臣、今やりとりを聞いていたというふうに思います。  今回の農山漁村活性化法、法律をつくって活性化していこうという意気込みは理解できます。そういう意味ではしっかり取り組んでいただきたいということなんですが、なりわいとして非常に厳しい状況に追い込まれている農山漁村社...全文を見る
○菅野委員 副大臣、ことしの四月から、地域政策、この法律も、ある意味では地域政策だというふうに思います。産業政策じゃないと思います。それで、地域政策として、農地、水、環境保全向上対策が行われます。これをどう地域に定着させていくのかというのは、農水省としても大きな課題だと思うんです...全文を見る
○菅野委員 これからの推移を見守って、これからも議論していきたいというふうに思っています。  終わります。
03月29日第166回国会 衆議院 安全保障委員会 第5号
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○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄であります。  私は、当委員会の皆さんと、グアム島の米軍基地を視察してまいりました。持ち時間も短いので、米軍沖縄海兵隊のグアム移転を中心に質問してまいりますが、その前に、法案の基本理念に関して伺いたいと思います。  法案の第三条二項は、「駐留軍...全文を見る
○菅野委員 今回の米軍再編、基地周辺の自治体や住民の頭越しでアメリカと合意して、結果的に、負担の軽減どころか負担のたらい回しと基地機能の強化、加えて莫大な財政負担が押しつけられたとしか国民の目には映っていないのではないでしょうか。なぜもっと米軍の海外移設が進まないのか、なぜ日米地...全文を見る
○菅野委員 わかりました。大臣の決意として、今も答弁がありましたけれども、理解を得られるように精力を傾けて努力してまいりますという決意が表明されておりますから、そうしっかり受けとめさせていただきたいと思います。  次に、海兵隊のグアム移転について質問いたします。  米軍が日本...全文を見る
○菅野委員 現地でそういう話も聞きました。ただ、例えば沖縄で住宅をつくる場合とグアム島でつくる場合の差が、倍以上も差があるという状況は、私は、幾ら見積もりといえども、余りにも乖離しているんじゃないかと。それでは、現地に行く前に、住宅施設がどういうところに建てられるんだろう、山林を...全文を見る
○菅野委員 沖縄の沖縄県知事公室対策課というところで、在沖米軍からの聴取によってということでホームページに載っています。これは沖縄県として責任を持って公表している数字であるというふうに私は思うんですね。そうしたときに、一万八千人と八千人の関係、それから家族の九千人との関係、ここを...全文を見る
○菅野委員 私は、一万人に減るということに対して異議を唱えているんじゃないんです。一万二千五百二十人しかいないのに一万人残して、グアム島に実際に行く人は、二千五百二十人しか行かないんじゃないですかと。この八千人と二千五百二十人との乖離というのをどう考えているのかということの議論を...全文を見る
○菅野委員 大臣、私どもは、こういう今の法体系でもってグアム島の米海軍基地それから空軍基地を強化していく、そういう方向というものを了としたわけじゃないんです。アメリカ軍に一日でも早く沖縄からみずからの意思で撤退していってほしいということを言っているんですから、だから、JBICを利...全文を見る
○菅野委員 質問を終わりますけれども、大臣、かみ合わないということを言いますけれども、関連自治体や住民の頭越しに合意して再編協議してまいりました。そして、国民負担となる再編経費の総額さえ明らかにしていない。こんな状況が今生み出されて、法案を提出したから審議して成立させてくれという...全文を見る
04月10日第166回国会 衆議院 農林水産委員会 第9号
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○菅野委員 社民党の菅野哲雄です。  法案の質問に入る前に、松岡大臣の政治資金管理団体の光熱水費問題についてお伺いします。  何度も指摘させていただいているにもかかわらず、大臣は、いまだに国民の疑問に答えようとはしておりません。最近の世論調査でも、大臣は辞任すべきだが四八%、...全文を見る
○菅野委員 大臣、国民の九四%、大多数の人が今の大臣の説明責任を果たしていない、そういうことを言っているわけです。これは、国民の世論が政治不信につながっているわけですから、私は真剣に受けとめるべきだというふうに思っています。そして、教育現場での単位未履修問題に始まり、日航グループ...全文を見る
○菅野委員 大臣、虚偽記載をしていないのであれば、光熱水費の内訳を説明すればいいんです。簡単なことなんですね。それをしないから疑惑が深まっているのではないですか。  政治資金規正法には報告義務はあるかないかが問題ではないと思います。虚偽記載しているのではないかという疑問に積極的...全文を見る
○菅野委員 今回の法改正はその一部分というふうにとらえているわけですけれども、排他的経済水域内の漁場整備を国が実施主体となって実施するというこの改正案、先ほどの答弁では、日本海側の大陸棚のズワイガニ対象という形から出発するというふうな答弁がなされております。  これは、今の副大...全文を見る
○菅野委員 これから技術蓄積を行って拡大していくという話なんですが、それでは、今回の漁場整備の改正で具体的にどのような効果が上がるんだろうか。私はまだ見切れないというのが現状なんですね。沖合の漁場整備を国が中心になって実施すること自体に異議を唱えるものではありませんが、沿岸漁業と...全文を見る
○菅野委員 国が直轄で事業を行っていくという一つの方向転換がこの法案でなされました。  国が直轄で実施される海域で、縛りをかけているんですね。「著しい効果があると認められるもの」というふうにあります。国が主体となって実施する事業ですから、選定に当たっては公正、公平が担保されなけ...全文を見る
○菅野委員 次に、国が費用の一部を関係都道府県に負担させることができ、都道府県は関係市町村に負担させることができるとされています。  そこで、二点お伺いします。  一つは、国と都道府県の負担割合はどうなっているんでしょうか。二点目は、多くの地方自治体が大変厳しい財政状況に置か...全文を見る
○菅野委員 次に、排他的経済水域の関係について質問します。  日本は、中国、韓国との間でそれぞれ漁業協定を結んでいます。同時に、これらの国々とは深刻な領土問題があり、中国との間には東シナ海のガス田開発などの課題も横たわっています。もちろん日本の領土や主権について主張することは必...全文を見る
○菅野委員 次に、漁港施設の民間事業者への貸し付けについてお伺いいたします。  構造改革特区法に基づいて漁港特区制度が認められ、山口県の下関漁港で民間漁業者への貸し付けが始まりました。  昨年六月段階で、農水省の調査報告では、下関のケースについて、弊害は認められないとしながら...全文を見る
○菅野委員 下関市の例を全国展開するわけでありますから、私は、全国展開する以上、漁港が行政財産である以上、安全性や衛生条件の確保、さらには事業者の選定に当たっての明確な基準等々、議論の余地はまだまだあるというふうに思っています。そのことを指摘しながら、今後の展開に当たって、私は、...全文を見る
04月11日第166回国会 衆議院 農林水産委員会 第10号
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○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄です。  海洋資源保護の観点から、現在、遠洋、沖合漁業の十三種類について、漁業調整のための制限措置が講じられています。  今回の漁業法改正で、これら指定漁業の許可要件として、新たに経理的基礎を持っていることがつけ加えられることになりました。現在...全文を見る
○菅野委員 感覚的には今の水産庁長官の答弁でわかるつもりなんですが、経理的基礎というだけでは、一般的には何を指しているのか大変にわかりにくいと思います。ましてや、それを許認可の要件に据えるのであれば、私は明確な基準が必要だというふうに思っているんです。  許認可権を持つ農水大臣...全文を見る
○菅野委員 もう一点ですが、今回の法改正では、適格性が喪失したとみなされる場合、農水大臣が許認可を取り消しできる条文が新たに設けられております。  そこで、指定漁業の適格性要件を欠いた場合、農水大臣が許可を取り消すことを原則としているんですが、経理的基礎については取り消すことが...全文を見る
○菅野委員 なぜこのことを取り上げているのかという、長官、聞いていただきたいんですが、遠洋マグロ漁業などというのは相当厳しい漁業環境に置かれているんです。この経理的基礎というものの明確な基準は今示されていません。一般論としての答弁だろうと私は思っています。  一回の操業で仕込ん...全文を見る
○菅野委員 やはり許可申請するにしても、ここにも漁船漁業の体力の低下というものがあらわれているんですね。新規参入しようとしても、なかなか参入していけないという構造的なものが私はあるというふうに思っています。  それで、今回、試験研究や新技術の企業化と合致する基準について、法案は...全文を見る
○菅野委員 そこで、今の答弁で少し疑念が生ずるわけですけれども、漁業経営を取り巻く環境は大変厳しいものがあります。収入の減少と高齢化、さらには燃油高や魚価安なども加わり、先ほども言ったように、漁業経営者の体力そのものが低下しております。  新しい水産基本計画では、漁業における構...全文を見る
○菅野委員 私は、指定漁業に新規参入が図られるような農林水産省としてのしっかりとした取り組みというものがぜひ必要になってきているんだというふうに思います。後でも、別の機会に、水産業全体について、まとめて質問していきたいというふうに思っています。  今の経営が非常に厳しい中で、新...全文を見る
○菅野委員 私の地元でもアワビの密漁というものが横行していて、本当にそこに対してどう対応していったらいいのかというのは大きな課題だったわけでございます。  今回罰則が強化されたことによって、大きな密漁に対する取り締まりというものが図られて、密漁の防止につながるように、しっかりと...全文を見る
○菅野委員 密漁防止はこれまでずっと課題だったんです。これが広域化して全国展開しているという状況がわかっていても、それを取り締まる体制が不十分だと申し上げなければならないというふうに私は思います。罰則強化されただけで密漁がなくなるというふうには私は思っていません。  ぜひ、漁業...全文を見る
04月13日第166回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第5号
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○菅野委員 社民党の菅野哲雄でございます。  三月二十五日に起こった能登半島沖地震で亡くなられた方々や被災された方々に御冥福とお見舞いを申し上げる次第でございます。  さて、地震については、国の全体の方向性は、これまでの予知という観点から防災へという形へ大きくシフトしたと私は...全文を見る
○菅野委員 予知から防災という体制にシフトしました、これは事実だというふうに思います。  それで、後でも議論するんですけれども、そういう体制の中に、防災体制はどうしていくのかということで各都道府県がこの防災体制をつくっていくという今の流れになっています。だから、国はいろいろなデ...全文を見る
○菅野委員 私は、この耐震診断、耐震改修というものが、先ほども議論になっていますけれども、防災対策上重要だというふうに思っています。国土交通省としては百三十六億五千万を予算化したから十分だという話にはならないというふうに思います。  今の数字を見ても、これから政府として、国全体...全文を見る
04月25日第166回国会 衆議院 農林水産委員会 第11号
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○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。  我が国の漁業を取り巻く状況は、まくら言葉として、魚価安、燃油高、資源の枯渇等で厳しい状況というのが叫ばれているのが現状であります。そして、漁業者の減少、高齢化、後継者難という状況も相まって、今、漁業協同組合の事業経営も年々悪化し...全文を見る
○菅野委員 今回の水協法の改正で、今副大臣が答弁したとおり、漁業の経営体質の向上を目指していくという方向はわかるんですけれども、実際に、今、漁業協同組合を取り巻く現状は、大臣、副大臣、認識していると思うんですが、事業利益を考えたときに、もう七六%が赤字という状況です。そして、事業...全文を見る
○菅野委員 水産基本法ができて、そして水産基本計画がつくられて、この間、施策の展開が行われてきたんですが、それでは現状がどうなのかというと、一向に厳しい状況の改善が見られないという中で今議論しているわけであります。  そういう意味で、この水産基本計画の中にしっかりと位置づかって...全文を見る
○菅野委員 今、水産庁長官から現状は説明なされたというふうに思います。では、それを踏まえて今後どのようにしていくのかという観点が、先ほど私も質問したんですが、示されていないというのが現状であります。  私はなぜこの部分を言うのかというと、すべて市場競争にゆだねていて、そして、ど...全文を見る
○菅野委員 漁業者の経営改善努力というのは、本当にこの間血のにじむような努力をしてきている、そして、この今日的な状況の中でもう限界に来ているという状況だということを申し上げておきたいというふうに思います。  そして、今年度からということで、十八年度から省エネ型漁業への転換という...全文を見る
○菅野委員 国際的な資源管理の方向というものを考えていくときに、この問題というのが大きな課題として残っているわけですから、日本として、そういう便宜置籍船の魚は水際で入れないんだという強い決意で臨んでいくことが、将来的にそういう操業をなくすることだというふうに私は思っています。 ...全文を見る
04月26日第166回国会 衆議院 農林水産委員会 第12号
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○菅野委員 社民党の菅野哲雄です。  この間、松岡農水大臣の事務所経費問題をこの委員会で毎回指摘してまいりましたが、今回、農林水産省所管の独立行政法人緑資源機構をめぐる官製談合の疑惑が持ち上がっています。  経済産業界からは農業を犠牲にしても市場開放を進めるべきだという論議が...全文を見る
○菅野委員 大臣、私は、政治家は少なくとも公共事業を受注している企業や法人からの献金やパーティー券の購入は厳に慎むべきだと思っています。  それで、なぜこういう官製談合の疑惑が起こっているのかということを考えたときに、私は、個人といえども政治献金を受け取っている、そういうところ...全文を見る
○菅野委員 大臣、昨年末から任意の事情聴取に入っていたというのは知っていたということなんですけれども、知っていて、献金を受け取っていて、そして四月の十二日、個人からの献金を返したと言っていますけれども、私は、農水大臣として、今回の問題について徹底的な調査に入るという、今大臣が調査...全文を見る
○菅野委員 大臣、今林野庁長官の答弁をお聞きになったというふうに思います。私は、今回の官製談合の背景には天下り問題があるというふうに思っているんですけれども、大臣は、今回の官製談合問題について、天下りの問題があるというふうに認識されているんでしょうか。御答弁願いたいと思います。
○菅野委員 大臣は記者会見で、今後、公正取引委員会の調査の推移をしっかりと見守っていくと述べています。今もそうおっしゃっています。しかし、事は所管の独立行政法人、公益法人を舞台として、天下りした役人が起こした問題です。他人事ではいられないはずです。  ましてや、公正取引委員会は...全文を見る
○菅野委員 次の質問に移るんですが、一昨日、政府は天下り規制を柱にした国家公務員法改正案を閣議決定して、きのう国会に提出したというふうに聞いております。  安倍総理はこの改革によって談合は根絶されるとおっしゃっていますが、本当にそうなのかと私は疑問を挟むものであります。政府案は...全文を見る
○菅野委員 この国家公務員法改正案については、国会に提出されて、そちらの方で私も議論していきたいというふうに思いますけれども、天下り問題というのは公務員制度とも密接に絡まるというふうに思っています。早期退職勧奨を受けた人がこれから生活していく場合にどういう手段があるのかというふう...全文を見る
○菅野委員 大臣、再度申し上げますけれども、今回の業務や入札のあり方の見直しというのは私は徹底して行うべきだというふうに思うんです。ただし、規制改革会議が言っているように、機構そのものを改廃するような、そんな動きというのは、今の時点でとるべき方策ではないというふうに私は思っていま...全文を見る
○菅野委員 もう一点、林業をめぐる状況については、森林所有者が不明確な、いわゆる不在村森林所有者の問題だと思います。今や不在村面積は三百万ヘクタールを超えて、民有林の四分の一を占めております。この莫大な森林が整備の対象から外れ、荒廃しているのが現状です。これは災害対策上からも非常...全文を見る
○菅野委員 米国産牛肉について通告しておりましたけれども、時間ですので、次回に質問することを申し上げて、質問を終わります。
05月09日第166回国会 衆議院 農林水産委員会 第13号
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○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。  大臣、農林水産行政は私は大事な時期と思っております。これまでも申し上げてまいりましたが、大臣として、国民の信頼を取り戻す努力を精力的に私は行ってほしいというふうに思っております。国際交渉も信頼なしには進みません。そして、今後、政...全文を見る
○菅野委員 今後、米韓FTAはどういうふうに推移していくかというのは、まだ決定的じゃないということですね。  それから、大臣、韓国の農家が大反発している今回の合意、このことをどう思うのかという質問もしているんです。今、韓国の農家の人たちは本当に非常に憤りを持って政府に抗議してい...全文を見る
○菅野委員 次に、日豪EPAの第一回交渉についてお伺いしたいと思います。  本委員会でも、米、小麦、牛肉、乳製品、砂糖などの重要品目は関税撤廃の適用除外とすべきという決議を上げております。アメリカとオーストラリアのFTAでも例外品目になったのは砂糖と乳製品だけという状況、さらに...全文を見る
○菅野委員 重要品目が関税撤廃となると、北海道の一兆四千億円を筆頭に、全国各地の農業、関連産業に多大な影響を及ぼします。この日豪EPAに対して、日本農業新聞の世論調査だと八割が否定的。さらに、地方議会では、三十一都道府県そして六百四十一市町村議会から、日本の農業を守れという意見書...全文を見る
○菅野委員 大臣、先ほども、韓国は高度な政治判断のもとに米韓FTAを結んでいこうという政治判断をしたんだというふうに思います。そのことによって世論は大反発を起こしている。やはり日本も国民世論がどこにあるのかということをしっかりと見きわめていく、そういうことは大事なことだというふう...全文を見る
○菅野委員 このことについても少し後の方で触れたいというふうに思っていますが、次の質問はWTOの農業交渉についてです。  四月の三十日にファルコナー議長から、チャレンジ文書と称した新たな提案がされました。そこでは、日本が強く否定してきた上限関税には触れていないものの、重要品目数...全文を見る
○菅野委員 日豪EPAとも、WTOの今日的なこれからの進む方向とも、私は密接に絡んでいくというふうに思っているんです。  大臣もそう思っていると思うんですが、ただし、日本は食料純輸入国のG10グループで活動していますが、最近はアメリカとEUが水面下で調整を図っているようにも見受...全文を見る
○菅野委員 大臣、大臣の決意はわかりましたが、国内で、WTOの流れを見ながらこのEPAやFTAを声高に主張しているのは経済産業界です。  経済財政諮問会議のグローバル化改革専門調査会が、昨日、第一次報告を取りまとめました。そこでは、国際的なEPA、FTAの動きから日本が取り残さ...全文を見る
○菅野委員 大臣、私はこの昨日の文書を読んでびっくりしたんですが、「はじめに」という項目にこう書いてあります。「今後、EPA交渉で主導権を発揮するためには、改革の進んでいない岩盤のような分野における取組が不可欠である。特に、農業については、これまでのEPAは農業への影響が比較的小...全文を見る
○菅野委員 大臣としての決意はわかりました。  私は、安倍内閣の中で農水大臣としてしっかり主張していっていただきたいというふうに思いますが、そのためにも、本当に農水大臣として国民の信頼を得ること、このことが私は不可欠なんだということを申し上げて、私の質問を終わらせていただきます...全文を見る
05月10日第166回国会 衆議院 農林水産委員会 第14号
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○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄です。  安全、安心な植物を開発することを奨励し、農家の発展に役立てることには異論はありません。しかし、今後のことを考えますと幾つかの点で懸念も抱いておりますので、その点を中心に質問させていただきます。  まず初めに、登録品種の種苗がアジアの国...全文を見る
○菅野委員 種苗法の根本的な法の持っている理念からすれば、水際対策というものが一つの方法だというふうに思うんですが、もう一つ重要なのは、やはりアジア諸国に対してUPOV条約への加盟を日本として促していくということが重要な課題だというふうに思っています。そして、アジア全体でこの種苗...全文を見る
○菅野委員 今後、この品種保護Gメンを導入していくということは私は大切なことだというふうに思うんですが、植物新品種の保護の強化及び活用の促進に関する検討会が昨年十二月に取りまとめた最終報告では、今後、品種保護Gメンの全国配置を進め、求めに応じ国内外どこにでも出向く体制を整えること...全文を見る
○菅野委員 これから品種保護Gメンをふやしていくという流れの中で、私は、農家に対する過度な緊張や不安をあおるような、そういうことに対しては十分な配慮をしていくという、少し大きな視点を持って対応していただきたいということを申し上げておきたいと思います。  次に、育成者権の保護と農...全文を見る
○菅野委員 先ほども少し触れましたが、農水省の植物新品種の保護に関する検討会が昨年十二月に最終報告書を取りまとめました。そこでは、農家の自家増殖について、育成者権の保護、活用を一層推進する観点から、自家増殖に関する制度改正に向けた具体的検討を開始するべきであるとされています。 ...全文を見る
○菅野委員 それでは、お伺いしますが、この検討はいつごろから始めて、いつごろ結論を得る予定なんでしょうか。また、結論を得るには、研究会とか審議会を立ち上げて、そこで私は十分議論する過程を設けるべきだと思うんですが、この点について答弁願いたいと思います。
○菅野委員 冒頭申し上げましたけれども、将来的にこの種苗法をどういう方向に持っていくのかというのがこの検討会報告にあらわれているんだというふうに私は思いながら今聞いています。  それで、いつごろから始めて、いつごろまでに結論を得ていくんだというのは、今の答弁ではまだ全然見通しが...全文を見る
○菅野委員 なぜこの議論をしてきたのかということなんですが、農業者団体の人を入れれば農業全体を網羅したという形にどうしても考えられがちですけれども、実はそうじゃなくて、脈々と地域で有機農業を推進していこうということで努力してきた人たちも、こういうふうになっていったのならば将来に対...全文を見る
○菅野委員 今回の法改正もそうですが、農水省は新品種の育成者権の保護や地域ブランドの確立を知的財産戦略の一環として強化する方向で進んでいます。そのことを全面的に否定しようとは思わないんですが、新品種が次々に品種登録され、さらに在来の農産物にブランド確立と称して商標権を与えることに...全文を見る
○菅野委員 以上で質問を終わります。ありがとうございました。
05月15日第166回国会 衆議院 本会議 第30号
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○菅野哲雄君 社会民主党の菅野哲雄です。  私は、社会民主党・市民連合を代表して、国家公務員法等の一部を改正する法律案につきまして、安倍総理並びに渡辺担当大臣に質問いたします。(拍手)  安倍内閣は、公務員制度改革を戦後レジームからの脱却に向けた中核の一つと位置づけ、美しい国...全文を見る
05月30日第166回国会 衆議院 農林水産委員会 第17号
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○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄であります。  私の方からも、一昨日、みずから命を絶たれた松岡農林水産大臣並びに御家族に対して、心から御冥福をお祈りいたしますとともに、お悔やみを申し上げます。  また、昨日は、緑資源機構の前身である森林開発公団の元理事の方も自殺されたと報道さ...全文を見る
○菅野委員 今答弁があったように、経営委員会に権限が相当集中していくというふうに私は見ております。そういう意味では、この七人の経営委員会というのは重要な役を担っていくんだなというふうに思っています。  それで、先ほどからの答弁でもありましたけれども、この方針は、平成十七年の十二...全文を見る
○菅野委員 今答弁があったように、まさかこんなことはないと思うんですが、経営委員会がトップダウンですべてを取り仕切るような運営になりはしないかという危惧を私は持っておりますし、そういうふうになってはいけないというふうに思っております。  それで、中央競馬も地方競馬も売り上げが減...全文を見る
○菅野委員 売り上げがどんどん減少しているという現状の中で、無駄をなくすことは必要だというふうに思っています。ただ、経営改善のすべてを費用削減に求めると、これは企業のリストラではないですが、働く人や軽種馬の生産農家に過度なしわ寄せをもたらすのではないかと危惧いたすのです。  そ...全文を見る
○菅野委員 なぜこのことをずっと議論しているのかということなんですけれども、経営委員会があって、理事会があって、運営審議会があって、そして全体が機能していくという仕組みに今回変えようとしているんですね。先ほど言ったように、この経営委員会と理事長以下理事会との関係が、経営委員会がト...全文を見る
○菅野委員 経営委員会と理事会との関係ですね。ここは、今副大臣の答弁の中でわかりました。従来どおり理事会に経営的な面の権限は集中しているんだという答弁だったというふうに思います。  そういう意味での農水省としての監督権限を本当に強化していただきたいということを申し上げて、私の質...全文を見る
06月01日第166回国会 衆議院 政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会 第5号
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○菅野委員 社民党の菅野哲雄です。  きょうは、一点、マニフェストについてお聞きしたいと思います。  本日の一般質疑終了後に採択される予定のマニフェストの配布条件の拡大で、衆議院の比例代表選挙では各政党に比例ブロックの定数分だけ標旗を与え、参議院の比例代表選挙では候補者一人当...全文を見る
○菅野委員 私も経過は承知しているんですけれども、一方で私は政党の財政力が選挙の結果に重要な影響を与えることは好ましいとは考えておりません。なるべく金のかからない選挙にすることとマニフェストの重要性を勘案した場合、マニフェストの配布は、発行部数などの制限でですね、配布のあり方につ...全文を見る
○菅野委員 大臣、もう一点聞きますけれども、今もマニフェストについてやりとりをしました。今、本当に政策で議論しながら選挙というものを戦っていくという方向性があるときに、制限を設けて配布するということじゃなくて、やはりできるだけ拡大していくという方向が望ましいんだというふうに私は思...全文を見る
○菅野委員 各政党会派で議論していくことは必要なんですけれども、選挙を推進する立場にある総務大臣ですから、私は指導的役割というものを発揮していただきたいと思って議論しているんですね。  それで、もう一つ大きな問題点があるんですが、選挙になるとマニフェストの問い合わせが非常に多い...全文を見る
○菅野委員 今は政党の県本部や支部では配布できないんですよね、制限が加わっているんです。それに対して今制限を加えるとというふうな表現を使うとおかしいんじゃないのかなというふうに思うんですけれども、私もこれも大きな検討課題だというふうに思います。大臣、ぜひこの点も踏まえてリードして...全文を見る
○菅野委員 終わります。      ————◇—————
06月06日第166回国会 衆議院 農林水産委員会 第19号
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○菅野委員 社民党の菅野哲雄です。  日本の農林水産業が大変な困難にある中、松岡前大臣がお亡くなりになり、赤城大臣には多大な責任と期待が課せられております。与党、野党の違いはありますが、日本の農林水産業を守り発展させるために御尽力いただけるものと、まずはエールを送りたいと思いま...全文を見る
○菅野委員 大臣、先ほどからも議論になっておりますけれども、この第三者委員会の結論というのは、農水省への提言であって、決定事項じゃないというふうに思うんです。  これは、大臣も同じ認識なんですが、緑資源機構をめぐる官製談合、これはもうあってはならないことなんです。しかし、談合、...全文を見る
○菅野委員 大臣と共通認識だというふうに思うんですが、ただ、七百二十人という職員の数字が出されています。こういう問題が起こったときに、そこで働いている人たちは、まじめに今日まで精いっぱい働いてきている人たちなんです。その人たちに不安を与えるようなことがあってはならないというふうに...全文を見る
○菅野委員 第三者委員会に四つと言っていましたね、最後の人事システムのあり方、大臣の所信表明でもこのことに触れられています。  これも考えてみました。しかし、このことは、天下りのあり方ということを、天下りの防止という観点からの人事システムとして私はとらえたんですね。だから、大臣...全文を見る
○菅野委員 結論からすれば、必要にして十分なんだというのが答弁の中身だというふうに思うんですが、やはり、日米を除き、自然に存在しない物質を禁止薬物とするのが一般的なんですね。だから、このことを考えて対処すべきだと私は主張しているんです。確かに、今厳格に運用されているというふうに言...全文を見る
○菅野委員 ディープインパクトの問題があって、競走馬に薬物が使用されている、これが最終段階で安全なのかという形で消費者が不安を抱いているという今日の現実があるわけですから、その不安を払拭するための手だてというのは、私は農水省と厚生労働省が連携をとってしっかりと手だてを図っていただ...全文を見る
○菅野委員 以上で質問を終わります。ありがとうございました。
06月07日第166回国会 衆議院 本会議 第40号
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○菅野哲雄君 社会民主党の菅野哲雄です。  私は、社会民主党・市民連合を代表して、内閣提出、国家公務員法等の一部を改正する法律案に対して反対、民主党・無所属クラブ提出、天下り根絶三法案に対して賛成の討論を行います。(拍手)  政府案は、官民人材交流センターの創設と能力・実績主...全文を見る
06月08日第166回国会 衆議院 厚生労働委員会 第29号
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○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄です。  私の方からも、一言、年金の問題について触れさせていただきたいと思います。  大臣も先ほど答弁しているように、今回の問題、しっかりとうみを出して、そしてうみを残さないで国民の前に明らかにする、うみが残っていることによってまた再発するとい...全文を見る
○菅野委員 今、局長の答弁で、個別企業の指導をしておりますというふうに答弁されたんですが、実際にこの求人誌が出回っているんです。その実態を調査して、それでは今どれくらいの指導監督を行ってきているんですか。実態は、厚生労働省として今行っている事実はどうなっているんですか。一般論じゃ...全文を見る
○菅野委員 やはり誇大広告が流通しているということは、求人広告誌というのは無料で配布になるんですから、私は、政府としてしっかりとした対応をとっていただきたいというふうに思っています。  次に、労働契約法について質問いたします。  労働契約法案の第二条は、対象となる労働者につい...全文を見る
○菅野委員 そこは日本の労働法制の根本的に不備な点、これから変えていかなければならない点だということを私は申し上げておきたいというふうに思っています。  それが、昨年の六月に開かれたILOの第九十五回総会では、雇用関係に関する勧告が採択されました。ここでは、雇用関係の隠ぺい、す...全文を見る
○菅野委員 実は、ILOが指摘する現状が国内では多発しております。偽装請負ならぬ偽装雇用、その多くが個人請負とされる方々で、例えば最近では官庁街でもよく目にするバイク便なども個人請負が多いようです。これらの方々は、自営業者として労働法の保護対象から外れております。ところが、正社員...全文を見る
○菅野委員 以上で質問を終わります。
06月12日第166回国会 衆議院 政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会 第8号
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○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄です。  八日と本日、二度にわたって審議が行われています。しかし、与党案では余りにも抜け道が多く、国民の不信を払拭できる内容とは思いません。国会終盤を迎えているとはいえ、今も議論になっておりますが、国民が本当に納得できるような法改正にすべきだとい...全文を見る
○菅野委員 政治倫理綱領に定められていても、それを実行しない、これが今日の実情だというふうに思っています。  この法案が成立しても過去に遡及できないということも事実です。ただし、これをどう実現していくのかという国会内の意思というものをしっかり政府に対して、閣僚ですから、示してい...全文を見る
○菅野委員 この点も抜け道と言われても仕方がない点だというふうに私は考えております。最低限の報告義務として、当初、今答弁あったように人数だけでもというふうなことは追い求めていく課題だと私は考えております。これからもしっかりと議論していきたいというふうに思っています。  政治資金...全文を見る
○菅野委員 このことも今回の法案には盛り込まれていないわけですけれども、私は、重要な課題だ、今後の検討課題だということを申し上げておきたいというふうに思っています。  最後になりましたが、前国会の政治資金規正法の改正で、収支報告書の要旨公表前に情報公開法の開示請求があっても不開...全文を見る
○菅野委員 質問は終わりますけれども、政治家の資金のことだから国会議員みずからがそのあり方を決めるというのは一見して筋が通った主張に見えますが、自分たちが決めたルールを守らないケースが後を絶たない、そのことに国民は不信を抱いています。会期は残りわずかとなりましたが、私は、外部の識...全文を見る
06月13日第166回国会 衆議院 政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会 第9号
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○菅野委員 社民党の菅野哲雄です。  私は、政治資金規正法の一部を改正する法律案につきましては、与党案に反対、民主党修正案に賛成の立場で討論を行います。  佐田大臣の辞任に始まり、事務所費問題では伊吹大臣、松岡大臣らが取りざたされ、美しい国を掲げる安倍政権下において政治と金に...全文を見る
06月14日第166回国会 衆議院 本会議 第43号
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○菅野哲雄君 社会民主党の菅野哲雄です。  ただいま議題となりました政治資金規正法の一部を改正する法律案につきまして、社会民主党・市民連合を代表し、与党案に反対、民主党提出の修正案に賛成の立場で討論を行います。(拍手)  今般、国民の大きな不信が向けられた事務所費問題で、佐田...全文を見る
10月24日第168回国会 衆議院 農林水産委員会 第2号
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○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。  数点にわたって大臣の見解をお聞きしてまいりますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。  先日の若林大臣のごあいさつを拝聴しまして、農林水産行政には、内外にわたる政策課題が山積しているとの指摘、まさにそのとおりだと思います...全文を見る
○菅野委員 私が問いただしているのは、農林水産行政に対する信頼を若林大臣がどう取り戻していくのか、その決意の披瀝を問いただしているというふうに思うんですが、その決意がなければ信頼を取り戻すということはなかなか大変なことだと私は思っています。  ぜひ、若林大臣に課せられた任務とい...全文を見る
○菅野委員 大臣、若林大臣が農水大臣に就任後、記者会見でどう述べているかということなんです。政府・与党の農業政策については大変批判があった、これらの批判を謙虚に受けとめる、こういうふうにおっしゃっているんですね。  その後、大臣の記者会見などでは、今言ったように、経営安定対策の...全文を見る
○菅野委員 今の大臣の答弁にもあったんですけれども、農地、水、環境保全向上対策、これは、私はこの制度を発足するに当たってこの委員会でもずっと議論してまいりました。  この対策に関する費用なんですが、国が二分の一、そして都道府県が四分の一、市町村が四分の一、こういう負担になってい...全文を見る
○菅野委員 時間がないので、次に移ります。  緑資源機構の廃止問題について伺います。  これは赤城大臣にも質問したんですが、談合、天下り問題と、機構の五つの事業が果たしている役割の評価は、別問題なのではないでしょうか。  ところが、緑資源機構は平成十九年度末に廃止です。行政...全文を見る
○菅野委員 時間も押し詰まっているんですが、最後に、大臣の見解を、これだけは聞かせておいていただきたいと思うんです。  赤城大臣は、七百二十人の職員は「これまでまじめに一生懸命大事な役割を果たしてきて働いてこられた皆さん」だという認識を示して、これらの方々の処遇が「ないがしろに...全文を見る
○菅野委員 終わります。
12月07日第168回国会 衆議院 政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会 第2号
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○菅野委員 社民党の菅野哲雄です。  いわゆる電子投票制度、それ自体に反対するわけではありません。しかし、今拙速に国政選挙や最高裁判所裁判官の国民審査にまで拡大する必要があるのか、大きな疑問を持っています。  そういう中で、以下、何点か質問させていただきます。  まず初めに...全文を見る
○菅野委員 先ほどから議論になっていますけれども、まだまだ理由はいっぱいあるというふうに思っています。そういう中で、よく言われるのが、国政選挙に導入されていないということであります。  そういう意味では、提案者にお聞きしますが、今回の改正によって電子投票制度を導入する自治体の数...全文を見る
○菅野委員 一つの見方だというふうに思うんですが、私どもは、電子投票の信頼性、あるいは個人情報の保護、コンピューターの導入管理費用、デジタルデバイドの問題等があり、現状では多くの自治体が電子投票制度の導入に二の足を踏んでいるのではないかと推測しています。  そこで、電子投票に伴...全文を見る
○菅野委員 先ほどから言っているのは、提案者、十六回の実例のうち九回トラブっているんです。そこを乗り越えて多くの事例が積み重なっていって、技術的な基準がクリアできたんだ、あるいは問題は起こることはないんだという確認が本当にとれているのかどうかということが今議論になっている最大の争...全文を見る
○菅野委員 やはり、答弁は担保になっていないんです。今言ったように、整合性をとりますという答弁ですが、そこが私どもに、ああ、これだったら整合性がとれるなということであればここで議論しません。私は、考えられないから、整合性とれないんじゃないですかと言っているんです。だから、ここは本...全文を見る
○菅野委員 障害者や高齢者がタッチパネルの前で立ちどまってしまう、そういうときに、やはりそういう人たちの声もしっかりと聞いていただきたいというふうに思っています。  時間ですから、最後に、先ほども言いましたけれども、国政選挙で電子投票システムにトラブルが生じた場合は、地方選挙と...全文を見る
12月12日第168回国会 衆議院 農林水産委員会 第5号
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○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄です。  審議入りした農家への戸別所得補償法案は、米価の下落とも相まって、今大変注目されている法案です。きょうは入り口の部分しか質問できませんが、品目横断的経営安定対策とも関連し、論点は多岐にわたっておりますので、ぜひ今後も丁寧な審議をお願いして...全文を見る
○菅野委員 私どももそういう考えでもってこれまで議論してまいりましたし、農村の現状をしっかり認識していくこと、このことの大切さというのは私はずっと訴えてきたつもりであります。  面積要件によって選別を行い、小規模農家を切り捨てていくことにあるということは、私どももずっと主張して...全文を見る
○菅野委員 そのとおりですが、株式会社も資本力をもって大規模化に突き進んでいこう、こういう流れというものは、私は許してはならないことだというふうに思っております。集落を崩壊させるようなそういう流れというものは絶対にあってはならないということを私どもは主張しておりますし、ここにいる...全文を見る
○菅野委員 私は、畜産については、議論するつもりはないんです。ただ、別枠で制度を設計されていることと、この直接支払いという制度がどう結びついていくのかという、この議論だけはしておかないといけないという考えを私は申し上げたくて、畜産について質問いたしました。それは、今後の大きな議論...全文を見る
○菅野委員 生産数量の目標を設定したということですね。これは、今後やはり大きな議論をしていかないといけないと私は思っています。減反政策が四割という状況になって、農家の生産意欲がそのことによってどんどんどんどん減退してきた、こういう流れの中で、後継者も育っていかない、こういうことが...全文を見る
○菅野委員 次に、政府の施策についてお尋ねします。  自民党の農業基本政策小委員会が、米政策や品目横断的経営安定対策の見直し案を取りまとめております。大臣は、この見直し案をどのように評価していらっしゃるのでしょうか。もし自民党の見直し案を受け入れる場合、政府の経営安定対策あるい...全文を見る
○菅野委員 やはり、この四月から実施して、私ども、実施に当たって、この農林水産委員会で品目横断的経営安定対策について本当に多くの議論を行って問題点を指摘してきました。今の見直し案というのはその議論に沿って見直しがなされていると言わざるを得ないというふうに私は思うんです。それくらい...全文を見る
○菅野委員 特例措置や特認要件の緩和で対応するくらいなら、私は、メンツにこだわらず、四ヘクタール、二十ヘクタールという面積要件を見直した方がいいんじゃないでしょうかと。なぜこんなに四ヘクタール、二十ヘクタールにこだわるんだろうかなということで、今主張させていただいております。面積...全文を見る
○菅野委員 補正予算、二十年度予算という予算措置で対応していくんじゃなくて、私は、制度的なしっかりとした対応というものが必要なんだ、そのためにも、この品目横断的経営安定対策というものの問題点をしっかりとらえて、今後の方向性というものはこの委員会の中でしっかりとつけていく必要がある...全文を見る
12月19日第168回国会 衆議院 政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会 第3号
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○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄です。  この間、政治資金規正法改正について六党の協議が重ねられてきました。私もワーキングチームのメンバーとして協議に参加させていただきましたが、取りまとめに当たった各党担当者の皆さんには私からも敬意を表しておきたいと思います。  いわゆる事務...全文を見る
○菅野委員 次にお伺いしますけれども、政治家が一人で幾つもの政治団体を抱えているケースが見受けられます。その一つ一つが適正に情報公開したとしても、国民にはどの政治団体がどの国会議員に関係しているのかわからないわけです。したがって、社民党は政治家が関係する政治団体について資金の流れ...全文を見る
○菅野委員 都道府県選管と総務大臣という二通りの方法があるということなんですが、私は、都道府県選管に提出されたものも総務省に集めて、そして都道府県選管と総務省が両方で公開するという仕組みはできるというふうに思っています。いずれこのことは議論されて、今回は今の法律案にまとまったわけ...全文を見る
○菅野委員 大臣、各政党、各会派の議論にゆだねるということも一つの手法だというふうに思います。ただし、総務省が所管している政治資金規正法の趣旨からして、矛盾点が生じてきたときには総務省がリーダーシップを発揮して改正に向かっていくという一つの流れもつくるべきだ、私はこのことを主張し...全文を見る
○菅野委員 終わります。
12月19日第168回国会 衆議院 農林水産委員会 第6号
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○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄です。  最初に、法案提出者に伺います。  品目横断的経営安定対策では、冷害や台風などの自然災害で収穫量や収入が減収し、農業共済でその補てんがされたとみなされる場合、ナラシ対策の対象にならないと承知しております。  他方、二〇〇三年に民主党と...全文を見る
○菅野委員 答弁はわかるんです。ただ、今、細部の設計、組み立てをやっていくときに、この議論をしっかり行っておかないといけない分野だというふうに私は思っております。最終的に直接支払いという考え方がずっと定着していったときに、価格補償という観点だけじゃない要素が加わっていく部分が存在...全文を見る
○菅野委員 この点も、具体的な制度設計にしていったときにいろいろな作物に適用していかなけりゃならない課題ですから、米の部分は今の説明でわかるわけですけれども、品目を拡大していった場合の物の考え方というのは、私は非常に大変だなというふうには思っております。ここを乗り越えていかないと...全文を見る
○菅野委員 この二階建ての部分は、本当にまだほとんど議論されていない部分だというふうに私は思っています。そういう意味では、どういう形になるのかなというふうに思うんです。  EUの直接支払い制度において、環境支払いは二十年以上も前に導入され、農村振興の柱に位置づけられております。...全文を見る
○菅野委員 いずれ、農地、水、環境保全向上対策、一応品目横断と車の両輪という形でスタートしましたけれども、実際にスタートしてみて、私は本当に不十分だというふうに思っています。そういう制度設計の見直し等も含めて、今後議論していく大きな課題だというふうに私は思っております。  そこ...全文を見る
○菅野委員 四月一日からスタートして、今ここに来て問題点が明らかになりつつある。これからもずっとこの政策が続いていくわけでありますから、今地方自治体は非常に財政危機と言われて、非常に厳しい状況に追い込まれているときに自治体負担を求めていくというこの制度のあり方そのものが、やはり私...全文を見る
○菅野委員 減反政策が農家の意欲を衰退させてきた、ここは私は正直あるんだというふうに思います。  それで、小規模農家も減反させられてきている中で、そのことをどう総括していくのかということが求められている、その一方で、では減反政策をやめた場合にどういうふうな過剰米処理をするのか、...全文を見る
○菅野委員 もう一つ、前回もこの委員会で議論したんですが、今回の法案が需給調整の必要性を指摘しているのは、需要と供給のギャップが、例えば米の価格低下を招いている、逆に言えば、需要と供給を一致させれば価格は安定するという考え方に立っているんだというふうに思うんですね。そして、一般的...全文を見る
○菅野委員 この点についても、本当に大きな議論をしていかなけりゃならない点だというふうに私は申し添えておきます。  それで、これとも関連して大臣にお聞きしたいんですが、農水省は来年の米の生産目標数量を八百十五万トンに設定したと伝えられています。二十三万トンの過剰米が発生したとい...全文を見る
○菅野委員 本当に米価の下落傾向が長期にわたって続いている、これが現実なんです。それで、これが、需給バランスがとれているということだけじゃなくて、流通という部分もしっかり念頭に置いて対策をしていかなければ、この長期低落傾向を回復するというのはできないことだと私は思えてなりません。...全文を見る
○菅野委員 どうもありがとうございました。  時間ですので、これで終わります。