菅野哲雄

かんのてつお



当選回数回

菅野哲雄の2008年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月18日第169回国会 衆議院 予算委員会 第10号
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○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄です。  最初に、格差の問題について伺います。  福田総理の施政方針演説は、格差について全く触れていませんでした。大田大臣の経済演説も、もはや日本は経済は一流と呼ばれるような状況ではないという踏み込んだ認識を示し、家計に景気回復の実感がないこと...全文を見る
○菅野委員 大臣、私どもと認識は違っているということなんですね。  質問します。根本的な原因がどこにあるのかということなんですが、国税庁の民間給与実態調査では、平成十八年、つまり二〇〇六年で、年収が二百万に満たない労働者が一千二十二万八千人。これは政府統計であります。率にして二...全文を見る
○菅野委員 後ほども議論いたしますけれども、大田大臣、ひずみを生じるのはしようがないということを言いましたけれども、私が言いたいのは、小泉内閣で構造改革を進めてきた、安倍内閣で成長戦略を進めてきた、そして、政府が一体となってこの政策を進めてきた帰結として今日の低所得者層というもの...全文を見る
○菅野委員 経済財政政策担当大臣としての見解をお聞きいたしました。  今のことを具体的に推し進めていってほしいし、次に、厚生労働大臣にお聞きいたしますけれども、今大臣の答弁にあるように、格差の拡大や労働者の所得低下の背景には、雇用の不安定化、もっと具体的に言えば、直近の数字で一...全文を見る
○菅野委員 大臣、ここに閣議決定の文書を持っています。大臣の言うように、「「具体的施策」を最大限に尊重し、所要の施策に速やかに取り組むとともに、」という、具体的施策に取り組むんだという今答弁だったというふうに思います。  そして、この労働分野における問題意識として、先ほど申し上...全文を見る
○菅野委員 大臣、その点をしっかり踏まえていただきたいというふうに思います。それで、規制緩和、規制緩和という流れで労働分野にもどんどん広がっていって、そして非正規労働者、派遣労働者がどんどんふえている実態、このことを放置することなく、しっかりと対応していただきたいというふうに思っ...全文を見る
○菅野委員 大臣、その答弁は、非常に苦しい答弁を行っているというふうに私は申し上げなければなりません。ハローワークの業務は継続されるから問題はないという、これは答えにはなっていないと思います。  ILO八十八号条約をしっかりと検討していただきたいと思うんです。この「ILO事務局...全文を見る
○菅野委員 ところが、今回の法改正では、ハローワークの市場化テストで職業紹介業務を落札した民間事業者には港湾、建設業務の取り扱いを認めるという方向になっています。これは問題ではないですか。港湾、建設業務は労働者派遣法でも派遣が禁止されている業務です。派遣も含め、港湾、建設業務への...全文を見る
○菅野委員 大臣、理解できないんです。  労働者派遣法を制度として導入したときは、今のような議論から労働者派遣法というものがどんどん拡大していって、今日まで至っているんです。この出発に当たって、先ほど答弁いただきましたけれども、なぜ港湾、建設業務は有料職業紹介事業として禁止され...全文を見る
○菅野委員 大臣、日雇い派遣の問題、この間、共産党の志位委員の質問に、日雇いという形態は好ましいものではないと福田総理大臣は答弁しています。そもそもこの日雇い派遣、これはもう禁止すべきだというふうに思っています。  ここにあるんですが、日雇い労働者の雇用の安定を、日雇い労働者と...全文を見る
○菅野委員 終わります。
02月20日第169回国会 衆議院 農林水産委員会 第2号
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○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄です。  本日は、畜産、酪農を中心とした質疑ですが、畜産、酪農の農家それから養鶏農家などから、生産すればするほど赤字、借金を抱えてやめるにやめられないなど、悲鳴に近い声が上がっております。  昨日、農水省から、畜産経営及び収益性の動向という資料...全文を見る
○菅野委員 今、主な理由ということで、後継者不足という状況です。これは、将来に先行き不透明という状況が、先ほど言ったように、これが現実の問題として横たわっているから、私の代でやめてしまおうというのが実態なんです、酪農、畜産経営は。そして、後継者が育っていない、これが現実です。これ...全文を見る
○菅野委員 先ほどもこの部分は議論になりました。環境づくりに努めていく、すべてを市場競争にゆだねていくということでは、私は解決していかないんじゃないのかなと思えてならないんです。米の場合も同様だというふうに思います。  今、卵や牛乳、あるいは牛肉、豚肉でもそうなんですが、大手量...全文を見る
○菅野委員 このことは、また議論していかなきゃならない大きな課題だというふうに私は思います。  それから、加工原料乳には生産者補給金という制度がありますが、飲用乳については、先ほども議論になったんですけれども、経営安定対策がそもそもありません。この際、飲用乳の生産農家が経営意欲...全文を見る
○菅野委員 冒頭申し上げたように、乳用牛の飼養農家が三万四千戸から二万五千戸に減っていっているんです。この実態というのは、将来に希望が持てないから離農していっているという現状を踏まえたときに、政府がそのことに支援策を示さなければ後継者も育ってこないという現状をどう克服していくんで...全文を見る
○菅野委員 終わりますけれども、飼料作物の自給率をどう上げていくのかというのは、食料安全保障の観点からも、私は重要なことだというふうに思っております。先ほども議論されていますけれども、耕蓄連携というのが、日本における農業の大計だということを忘れることなく、しっかりと取り組んでいた...全文を見る
02月22日第169回国会 衆議院 農林水産委員会 第3号
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○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄です。  最初に、消費者が強い関心を抱いている中国産輸入ギョーザ中毒事件に関連してお伺いしたいというふうに思います。  今回の事件を通じて、食品表示のあり方が関心を呼んでいます。現行のJAS法では、国内の加工食品には原材料、原産地の表示を義務づ...全文を見る
○菅野委員 大臣の今の答弁、理解できます。  ただ、国民生活審議会の議論を見守ると大臣は一方では言っているわけでございます。輸入加工食品の原材料すべてに原産地表示することは、今言ったような多くの課題が、あるいは業者のコストの問題などがあるということは理解できるんですけれども、今...全文を見る
○菅野委員 どういう消費者行政の組織をつくるかというのは、これから組織、仕組みをつくっていくんですが、私が言っているのは、窓口を内閣府に一本化して、あとはそれぞれ農水省、厚生労働省、それから公正取引委員会、経済産業省という形で、現行どおりであったらば一元化の意味はないんじゃないで...全文を見る
○菅野委員 大臣、ある雑誌に、それこそ全体で百四十二ページの雑誌なんですけれども、持ってきました。この雑誌は六十二ページを使って特集しています。「暴騰する輸入穀物。コメ・畜産は未曾有の危機」、見たと思うんですけれども。  やはり、ここの中で「穀物自給率は極端に低い 輸入国も大き...全文を見る
○菅野委員 大臣の所信にもその強い決意があらわれているわけでありますから、ぜひEPA交渉に当たっては、日本の立場というものを前面に出して交渉に当たっていただきたいというふうに思っています。  次に、緑資源機構の廃止についてお伺いいたします。  廃止法案が今準備されていますが、...全文を見る
○菅野委員 大臣、今も大臣の答弁で触れておられますけれども、これは私からの提案なんですが、今後も事業そのものとしては存続していく水源林造成事業、ここに事業が終了した職員をできる限り吸収して受け入れていくことが私はベストではないかと思っておるんです。そして、この水源林造成事業は、こ...全文を見る
○菅野委員 緑資源機構の廃止法案、あるいは森林の関連法案が出ていますから、この部分については、関連法案のときにしっかりとまた突っ込んで議論していきたいというふうに思っています。  ただ、私も森林地域に住んでいるんですけれども、担い手をどう確保していくのかというのは、予算措置だけ...全文を見る
○菅野委員 質問を終わりますけれども、最後に、委員長に一言申し上げておきたいと思います。  本当に、こうやって特集記事が書かれるように、今日の農林水産業は非常に危機的な状況だと言わなければならないというふうに思っております。農林水産委員会を挙げて、今日の事態に対処していかなけれ...全文を見る
03月19日第169回国会 衆議院 農林水産委員会 第5号
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○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄です。  水産加工業は国内向け魚介類の総供給量のうち四五%を消費する大変に重要な位置にあります。その一方、私の地元、気仙沼のかまぼこ業界からは、スケソウダラの漁獲枠削減、国際的な魚価の高騰、さらには燃油高による包装資材の値上げで、企業努力ももう限...全文を見る
○菅野委員 今の水産庁長官の答弁にもあったんですが、原材料の使用割合が本当に水産加工業の場合は大変高いという状況であります。かまぼこでは、原材料のスケソウダラの入手が困難で高値がついている状況では、私は経営が非常に圧迫されているというふうに思えるんですが、水産庁として、今の水産加...全文を見る
○菅野委員 次にお伺いしますが、この問題はかなり前から言われていることなんですが、地元、気仙沼を見ていますと、水産加工の主要な担い手は年配の女性パートの方々なんです。こういう現状を見ていますと、この業界の将来はどうなってしまうのか、本当に心配なわけです。  従業員の高齢化や人材...全文を見る
○菅野委員 水産庁長官、これは十年前から、将来は、家族経営的な加工業者だったら五十、六十、七十とやっていけるというふうに思うんですが、従業員の高齢化という問題なんです。団塊の世代がリタイアしてしまう状況になっていったときに、水産加工工場で働くパートの人たちが本当にいなくなってしま...全文を見る
○菅野委員 今議論しているのは、水産庁が委託して実施した水産加工業経営実態調査、平成十八年の調査結果に基づいて議論しているんですが、そこの中でも出てきているんですけれども、出荷先からの低価格要求が問題だという回答が短期的課題、長期的課題の双方で高い数字になっています。  気仙沼...全文を見る
○菅野委員 消費者の低価格商品を求めるという傾向はどんどん強まっていっています。そして、長期的に見たときに、それが主食である米の値段にまで影響が及んでいる。そういう状況を見たときに、水産物、水産加工品だけの問題としてとらえるのではなく、食料全体の問題としてとらえて、どうしたらコス...全文を見る
○菅野委員 大臣、今ずっと水産庁長官と数字的なものも含めてやりとりをやってまいりました。私は、冒頭言ったように、水産加工業が国内向け魚介類の総供給量のうち四五%を占めている、こういう状況の中で、これを絶やしてはいけないというふうに思ってずっと議論しているわけであります。  そう...全文を見る
○菅野委員 最後になりますが、水産加工品の輸入量ですが、ここ三年は少し減っていますが、五年、十年前と比較すると、やはり物すごい勢いでふえているのは間違いありません。このため、国内工場を畳んで海外生産、海外委託生産する経営者もふえています。いわゆる空洞化現象です。  これに加えて...全文を見る
○菅野委員 水産加工業の持つ産業としての重みというのは非常に大きいというふうに先ほどから申し上げておりますけれども、政府としても水産加工業の振興にしっかりと対処していただきたい、このことを申し上げて、質問を終わります。
03月24日第169回国会 衆議院 農林水産委員会 第6号
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○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄です。  緑資源機構を舞台にした天下り、官製談合事件は許すことのできない事件です。再発防止は当然のことですが、事件の発覚をもって直ちに緑資源機構を廃止してしまうことは、行政減量・効率化有識者会議で進めてきた独立行政法人の統廃合に乗っかった拙速な決...全文を見る
○菅野委員 今数字を示されて、百十二億円であったものが七十億円まで削減されている、こういう状況が明らかになりました。  地方自治体は財政難に苦しんで悲鳴を上げています。林道ネットワークが寸断されることのないようにという形で地方自治体は考えていて、この幹線林道事業についても、国と...全文を見る
○菅野委員 次に、水源林造成事業についてお聞きいたします。  この事業は、生活に欠かせない水資源の造成、国土と環境の保全、さらには二酸化炭素の森林吸収源として非常に重要な役割を担っています。恐らく大臣も同じ考えだと思います。  この水源林造成事業の公益的な機能を貨幣単位で換算...全文を見る
○菅野委員 十七年度で七千七十四億円という数字が示されました。  この効果額は、事業に費やしてきたコストを大幅に上回っております。費用対効果も十分あるわけであります。この事業を通じて地元にも大きな雇用を生み出してきた側面も忘れてはならない点だと思います。  まずは、残り六万ヘ...全文を見る
○菅野委員 先ほどからも議論になっておりますけれども、水源林造成事業、これは非常に果たす役割の大きさというものが存在するわけであります。ここに力を入れていくこと、このことが国の政策として求められているんだというふうに私は思っています。  先ほどからも、五十一万ヘクタールを目標値...全文を見る
○菅野委員 長官、数字的な部分は先ほどから答弁いただいていますけれども、水源林造成事業というものをどのような形で存続させていくのかという議論なんです。公的関与をどう強めていくのかという視点がないと、私は整備が図られていかないんじゃないのかなというふうに申し上げているんです。  ...全文を見る
○菅野委員 これからも、この部分については、推移を見ながらしっかりと議論していきたいというふうに思っております。  次に、地方の疲弊、とりわけ農山村集落からの人口流出、村落消滅がクローズアップされています。農水省の委託調査では無住化危惧集落が一千四百三集落、国土交通省の調査では...全文を見る
○菅野委員 大臣と議論すればいいんですけれども、長官、今言ったように、山村地域は本当に危機的な状況になっているんだ、ここの認識はされているというふうに思いますけれども、今まで政策として進めてきたことを羅列しただけではこのまま進んでいってしまうんですよ。この危機的な状況を、国の関与...全文を見る
○菅野委員 大臣、考え方はわかりました。  ただ、今なぜここまでなっているのかという一つの問題点は、地方財政が非常に厳しくなってしまっている、そこの中で山村対策ができなくなって集落が疲弊していっているという現実を見なければならないというふうに思っています。そういう意味で、確かに...全文を見る
○菅野委員 確かに、独立行政法人整理合理化計画では、雇用確保に努力することとされています。しかし、国の都合で実施することですから、雇用確保に努力するのではなくて、国が責任を負うべきです。あわせて、横断的な雇用確保、これは独立行政法人の間での異動ということになりますが、職員の技能、...全文を見る
○菅野委員 他の独立行政法人に移すということは、その人にとっては本当に大変なことだということを考え合わせながら、事業の拡大等も含めて検討していただきたいと強く要請しておきたいと思います。  最後に、国有林野事業特別会計の見直しについて質問いたします。  農林水産省の案は、一般...全文を見る
○菅野委員 長官はさっきから簡素で効率的な政府を実現するための行政改革の推進に関する法律の条文二十八条を引用して答弁しているんですけれども、「平成二十二年度末までに検討するものとする。」この二十二年度末というのをどうして外して答弁しているんですか。条文は「平成二十二年度末までに検...全文を見る
○菅野委員 率直に言うと、地球温暖化対策で森林の役割が大きく見直されているのに、予算措置は不十分、林野庁の職員も減らされ続けていることに私は納得いきません。  国有林野特会の見直しについても、二年前に行革推進法が審議された際、私は、当時の中川昭一農水大臣ともかなり議論して、平成...全文を見る
○菅野委員 最後に、一言申し上げておきます。  独立行政法人整理合理化計画、確かに閣議決定されていますけれども、一方では、行政改革推進に関する法律というもので明確に「平成二十二年度末までに検討するものとする。」という条文があるわけですから、このことを踏まえて、政府として適切に対...全文を見る
04月02日第169回国会 衆議院 農林水産委員会 第7号
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○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄です。  お忙しい中、参考人として出席された全中の冨士常務、全農の米本常務、本当に心から御礼申し上げる次第でございます。  さて、昨年から全農は、米農家への仮渡金方式を見直して、内金を払って後で追加額を払う概算金方式に変更をしました。内金として...全文を見る
○菅野委員 十九年産米の総括の上に立って、反省の上に立って、しっかりと二十年産米の対応をしていただきたい。そういう意味では、農水省の発表した緊急対策の部分にもこの部分は盛り込まれていますから、それを受けてしっかりと取り組んでいただきたいと思います。  次に移ります。  東北の...全文を見る
○菅野委員 この問題はこの農水委員会でもかなり議論してきていて、今の方式に切りかわっているわけです。それで昨年の状況が生まれているわけですから、これからの取り組みというものがどう展開していくのか、私はここが重要だというふうに思っています。  政府や自治体が関与しなければ本当に機...全文を見る
○菅野委員 すべてを市場競争にゆだねていくという中で、私は、JAの系統が本気になって食料を守る、米を守るという視点をどう全体として確認していくのかというのは大きな課題だというふうに思っています。市場競争になったんだからということで、その課題を放棄してしまわないように、私はしっかり...全文を見る
○菅野委員 次に、大臣にお聞きします。  米の流通は自由化されていますから、センターを利用するかどうかも売り手の自由です。しかし、センターで形成された値段よりも安く大量に大手スーパーなどが米を買い入れるような事態が続けば、米価の暴落は防ぐことができないわけです。だから、私は生産...全文を見る
○菅野委員 今の質疑で、コメ価格形成センターの現状というものがもうわかったと思っています。  大臣としても、現段階では申し上げるものがないというんですが、米の流通のあり方について、私は農水省としてもしっかりと検討を加えていただきたいと強く申し上げておきたいと思います。  米価...全文を見る
○菅野委員 通告していないんですけれども、総合食料局長がいますから。  先ほどの筒井さんとのやりとりで、どうもわからないんですね。十九年産米、この二十三万トンが過剰だ、そして、この十一月以降の引き取り分が十一万トンだから、三十四万トンを備蓄米として買い入れる。これで需給バランス...全文を見る
○菅野委員 合わないですよ。先ほどの三十四万トンの説明は、過剰部分二十三万トンプラス十八年産米の十一月以降の取引分十一万トンを合わせて三十四万トンという説明です。全農常務、そうですよね、ずっと説明してきたのは。これは間違いないでしょう、私は答弁をメモしたんですから。
○菅野委員 局長、この十万トンという数字は、どの部分の数字なんですか。
○菅野委員 全農の常務と局長の答弁が違っているんじゃないですか。玉突き分は備蓄で処理すると言っています。局長は、玉突き分が十万トンだと言うから、これが全然理解できないんです、私は。
○菅野委員 大臣、この十万トンの根拠はそこにはない、米価をどうしても緊急的に底上げしたいから十万トンという部分は追加したんだということなんですけれども、そうであるならば、これは主食用に回っても過剰じゃないんです、この十万トンの部分は。だから、一万五千トンでとどまったというのは、私...全文を見る
○菅野委員 最後になります。  今も大臣からお話がございましたが、米価暴落の中、農家の立場でいかに米価を安定させていくのか。〇八年産米の作付に際し、全農、全中の決意というものがこれからを大きく左右するというふうに私は思うんです。JA系統としての決意をお聞きしておきたいと思います...全文を見る
○菅野委員 最後に一言。  やはり国と地方の関与がなくなったということでこういう現象が起こっているわけですから、改めて、このことをどうしていくのかという点で、JAもJA系統もしっかり議論していただきたいと私は最後に申し上げて、質問を終わりたいと思います。      ————◇...全文を見る
04月08日第169回国会 衆議院 農林水産委員会 第8号
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○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。  鈴木先生、梶井先生、本当に貴重な意見を披瀝していただきまして、ありがとうございます。  まさに今日の農業、農村の抱える課題、そのために必要な施策というのが問われているなというふうに思っています。ただ、今日、所得補償をしなければ...全文を見る
○菅野委員 梶井先生、食糧管理制度があった時代と、米がすべて市場競争にゆだねられていくという流れの中で、ずっと下落傾向が続いてきている。これにどう歯どめをかけていくのかというのが政府の大きな役割だという認識に私は立っているんですけれども、一方では、私も常に言っているんですけれども...全文を見る
○菅野委員 私どももずっとこの点を議論してきているわけですけれども、そういう中で、米の備蓄の問題ですね。今百万トンという数量を目標にして備蓄政策がとられていますけれども、食料争奪戦の中で、この百万トン備蓄量というものが適正なのかどうか、この問題も私は議論していかなければならない課...全文を見る
○菅野委員 時間ですので終わりますけれども、この備蓄の考え方は、お金がかかるということでどんどん減らしてきたという経過があると思いますけれども、鈴木先生おっしゃるように、いろいろな手法が考えられるというふうに思います。  特に、私ども主張してきているのは、全国にカントリーエレベ...全文を見る
○菅野委員 終わります。ありがとうございました。
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄です。  最初に、大臣に質問いたします。  政府は、飼料価格の高騰を受けて、飼料用米を活用する事業に対し助成を行う緊急対策事業を決めました。この対策によって、飼料用米の生産と活用がどの程度進んでいくものと想定しているのでしょうか。また、飼料用米...全文を見る
○菅野委員 大臣、この問題は一過性でとらえるんじゃなくて、永続的に、継続的にやっていける体制をしっかりと確立して説明に入っていくべきだというふうに私は思っています。  先ほども篠原さんの議論を聞いていても、EUでの取り組みというのは、単年度の取り組みじゃなくて、長い年月をかけて...全文を見る
○菅野委員 今、法案提出者の方から、位置づけの認識等については披瀝になったんですが、法案の中ではどのような位置づけになっているのか、お聞きしておきたいと思います。
○菅野委員 最後に申し述べておきますけれども、米だけを取り上げても、世界的には価格が急騰し、ベトナムやインドといった主要生産国も輸出制限に踏み切っています。このとき、逆に日本は生産調整で生産を縮小し、耕作放棄地を拡大させているのは本末転倒であるということを申し上げておきたいという...全文を見る
04月15日第169回国会 衆議院 農林水産委員会 第9号
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○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄です。  今回の法案は、農林水産大臣が基本指針、都道府県が基本方針を定め、それに沿って市町村が特定間伐等促進計画を決める仕組みになっています。だれが特定間伐の中心で、国、都道府県、市町村の間の役割分担はどうなっているのか、これを説明していただきた...全文を見る
○菅野委員 これも今、前の人たちで大分議論になったんですが、特定間伐の実施に当たって、都道府県、市町村の双方に起債措置が認められるということであります。自治体はどこも財政難で、今年度の農林予算も、四十七都道府県中三十九都道府県で前年度から予算を削減しています。起債措置の特例を認め...全文を見る
○菅野委員 今回の起債措置というのは、本当に一歩前進した措置であるということは評価しているわけです。ただし、やはり何といっても、今の森林・林業の現状を見たときに、個人負担、あるいは市町村、都道府県が財政的に厳しいという状況の中で、国際公約を果たすという立場であるならば、負担割合等...全文を見る
○菅野委員 長官、この問題は深刻です。後で実態を言いますけれども、伐採した後に、林家にお金が残らないんです。そういう中で、新たに植林を行えというのは、私は国が相当な支援策を打ち出さない限り、進んでいかないという現状があるというふうに思います。都道府県や市町村は、先ほど申し上げたよ...全文を見る
○菅野委員 この制度をつくっても、十八年度末で四万九千ヘクタールが指定になっているというけれども、それでは、間伐ができるまでに具体的にどういう手続を踏んだのかということを考えれば、私は強権発動はしていないというふうに思っています。なぜこういう四万九千ヘクタールも進んでいないのかと...全文を見る
○菅野委員 わかりました。次に移ります。  現在、森林環境税のような形で独自課税を行っている都道府県は、平成十九年度までで二十三県、二十年度以降も七県が導入予定だと思います。環境を守るためには、ある程度の負担が必要だと考える国民がふえているわけですが、このような独自課税について...全文を見る
○菅野委員 次に移ります。  先ほどからも議論になっていますけれども、間伐を推進していくためには、そのための環境整備も必要です。まず、作業を円滑に進め、低コスト化を促すためには、林道や作業道、作業路の整備が不可欠です。ところが、日本の場合は、整備水準は極めて低いわけです。今回、...全文を見る
○菅野委員 次に移ります。林業の担い手についてです。  幾ら法律を整備しても、林業に従事する担い手を育成しない限り、絵にかいたもちです。先日開かれた林野庁の山村再生に関する研究会でも、人材育成の必要性が多くの方から指摘されたと聞いています。林業就業人口は、昭和六十年の一九八五年...全文を見る
○菅野委員 大臣、確かに緑の雇用担い手育成対策というのが進められています。平成十五年、十六年は新規就業者数がふえましたが、しかし、最近はまた減少傾向にある、こういう状況です。他方、林家一戸当たりの林業所得は平均で四十七万八千円。これでは林業の担い手がふえないのも当然であります。緑...全文を見る
○菅野委員 大臣、今、一例を申し上げました、林業を取り巻く状況というものは、国産材の需要が少しずつふえてきているということで少しは明るい兆しは見えていますけれども、実際には木材価格が上がっていないんです。そういう中で、先ほど申し上げましたように、七・五ヘクタール、一千七百万という...全文を見る
04月22日第169回国会 衆議院 農林水産委員会 第10号
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○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄です。  今、世界を見渡せば、穀物戦争と言われるような食料危機に直面しています。世界銀行は、食料価格の高騰で三十三カ国が社会不安の危機に直面していると警告し、事実、アジアやアフリカでは暴動も起きています。このようなとき、穀物を燃料の原料にすること...全文を見る
○菅野委員 私は、日本でのバイオ燃料生産は、率直に言って研究開発の途上であり、利用促進に走り過ぎるべきではないと思っております。沖縄の宮古島を視察させていただきました。今、宮古島の状況等も踏まえれば、環境整備に、全体的な条件整備にまだまだ力を入れるべきだというふうに思っているとこ...全文を見る
○菅野委員 先ほども議論になっていますけれども、やはり食料自給率が三九%の段階ですから、どのように食料自給率を高めていくのか、そのことにどう位置づけていくのかという観点をしっかりとらえていくことが必要だというふうに思いますし、食料農産物の燃料化はあってはならない話で、資源作物や多...全文を見る
○菅野委員 先ほどの議論を聞いていまして疑問を持ったんですが、平成二十二年度までのバイオ燃料導入目標五十万キロリットル、この位置づけはどうなっているんですか。京都議定書で決められたこの五十万キロリットルというのをどう達成していくのか。これが今日本に求められている。五万キロリットル...全文を見る
○菅野委員 京都議定書の目標達成計画というのは政府に与えられた目標達成計画だというふうに私は思うんですね。大臣、今、答弁を聞いていて食い違いがあるから、大臣の考え方を聞いておかないといけないのかなというふうに思うんです。  そして、原油換算で五十万キロリットル。二十万キロリット...全文を見る
○菅野委員 なかなかわかりづらい答弁ですが、二十二年度のバイオ燃料導入目標五十万キロリットルという形で内外に明らかにして、そのことに取り組んできている、こういう状況でありますから、CO2削減、先ほども議論になっていますけれども、国内のバイオ燃料をどんどん広げていく、そういう仕組み...全文を見る
○菅野委員 最後になりますが、今回、中小企業投資育成株式会社法に特例を設けて、資本金が三億円を超える株式会社にも支援措置を行うとされています。しかし、中小企業基本法では、資本金三億円以上または従業員三百人以上の企業は中小企業の範疇から外れているはずです。そこを崩してまでも特例を設...全文を見る
○菅野委員 わかりましたとは言い切れませんけれども、やはり特例措置を設けるという場合はそれなりの大きな理由がなければならないということを主張して、質問を終わります。
05月08日第169回国会 衆議院 農林水産委員会 第11号
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○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄です。  今、世界を見渡せば、穀物価格の急激な上昇で、発展途上国では深刻な食料不足が起こっています。国内でも、飼料価格や原材料費がはね上がり、農家が悲鳴を上げています。食料危機あるいは穀物戦争と呼ばれる深刻な事態であります。  最初に、いわゆる...全文を見る
○菅野委員 食料安全保障や農業の多面的機能という考え方、言ってみれば、農産物の生産は工業生産とは意味合いが異なるという考え方が定着し始めている一方で、食料としての穀物がエネルギー燃料として栽培される、あるいは、今も大臣の答弁にありましたが、農産物が自由化の波にのみ込まれ、投機の対...全文を見る
○菅野委員 今の大臣の答弁にもありましたけれども、やはり今の食料危機の中で、食料輸出国の多くが輸出規制あるいは輸出制限に走っています。  政府は、輸入国の立場から、輸出規制に当たってのルール化をスイスと共同で提案したと聞いておりますが、この提案の意図するところについて、大臣の考...全文を見る
○菅野委員 輸出規制が突然無原則に行われれば、ますます食料価格が高騰します。また、農産物貿易自由化を求める国が、一転して輸出規制に走るということも矛盾していることは理解できます。しかし、食料不足が懸念される現状で、いかに輸出国とはいえ、第一に国内の食料を確保することも当然といえば...全文を見る
○菅野委員 非関税の例外となる重要品目の数を確保したとしても、MA米のような不必要な農産物の輸入を押しつけられ、国内の農業に打撃を与えることは間違いありません。農産物を工業製品と同様に扱い、市場原理化することが果たして正しいのか、甚だ疑問です。  貿易の自由化が進めば、各国で適...全文を見る
○菅野委員 次の質問に移ります。  政府の国民生活審議会が生活安心プロジェクトの最終報告を取りまとめました。福田総理も、消費者の立場から、強い権限を持った消費者庁創設に意欲的です。この最終報告では、複数の省庁が所管する食品の表示方法を改め、食品表示法の創設を検討すること、あるい...全文を見る
○菅野委員 この問題については、引き続き議論をしてまいりたいというふうに思っております。  ギョーザ中毒事件や食品の表示偽装で、国民の食の安全への関心は急速に高まっているわけですから、総理大臣のおっしゃるように、企業側ではなく、消費者の目線に立った対応を図るべきだと指摘しておき...全文を見る
○菅野委員 この点についても、これから少し推移を見ながら議論していきたいというふうに思います。  関連して、アメリカではトウモロコシ栽培の八割が遺伝子組み換えになり、日本の商社も食用として遺伝子組み換えトウモロコシを輸入せざるを得なくなったと報道されています。遺伝子組み換え食品...全文を見る
○菅野委員 今答弁ありましたけれども、やはりまだまだこの遺伝子組み換え作物に対する消費者の安全性への不安というのがぬぐい去られていないわけでありますから、消費者サイドに立った検討というものをしっかり行っていただきたい、私はこのことを強く申し上げて、質問を終わらせていただきます。 ...全文を見る
05月09日第169回国会 衆議院 本会議 第27号
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○菅野哲雄君 社会民主党の菅野哲雄です。  私は、社会民主党・市民連合を代表して、政府提出の国家公務員制度改革基本法案に対し、福田総理と渡辺公務員制度改革担当大臣に質問をいたします。(拍手)  民法の権威、末弘厳太郎先生は、昭和初期の著書「役人学三則」の中で、「第一条 およそ...全文を見る
05月15日第169回国会 衆議院 農林水産委員会 第12号
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○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄です。  この間も、加工食品の表示問題などについて質問してきました。食品安全の観点からすると、HACCP制度のあり方も大きな課題です。ただし、現状のままでHACCP手法の導入が進むのか、疑問に感じる点もありますので、何点か質問させていただきます。...全文を見る
○菅野委員 率直に申し上げると、高度化計画の認定件数、それから優遇措置の活用件数も、必ずしも大きな成果を上げているとは言えないというふうに思います。  今回の法改正は、法の期限を五年間延長することが主な内容で、それ以外に大きな変更点はありません。このまま法律を延長してどの程度の...全文を見る
○菅野委員 農水省の平成十八年度食品産業動向調査を見ますと、HACCPの導入状況は、今も答弁にありましたけれども、販売額が百億円を超えるような大企業は「導入済み」「導入途中」「導入を検討」で八二・七%に達しています。ところが、販売額が五千万円未満の中小企業になると、同じ項目でわず...全文を見る
○菅野委員 HACCPを導入するための資金と、今も答弁にありましたけれども、人材確保が中小企業の大きなネックになっているわけであります。他方、消費者にHACCP制度がそれほど浸透しているとは言えませんから、導入のメリットが感じられないのだと思います。このままでは、期間を五年間延長...全文を見る
○菅野委員 HACCPの導入については、HACCP法のほか、食品衛生法の総合衛生管理製造過程承認制度、都道府県や自治体独自の食品衛生管理制度、さらにはISO22000など、複数存在しています。東京都の食品衛生管理認証制度は飲食店の営業まで対象にし、これまで二百三十七施設が認証を受...全文を見る
○菅野委員 EUやアメリカは、中小企業に対して柔軟性を保ちつつ、HACCPに法的な強制力を持たせています。これもまた食品の安全確保という観点からは一つの考え方だと思いますが、将来的な義務化についてはどのように現時点で考えているのか、答弁願いたいと思います。
○菅野委員 わかりました。  法案とは少し離れて、食品の安全全般に関して伺いたいのですが、食品表示の監視体制強化の観点から、ことし四月に食品表示特別Gメンが東京や大阪の農政事務所に配置されましたが、Gメンの役割や権限あるいは配置体制などについて、お聞かせ願いたいと思います。
○菅野委員 せっかく配置するわけですから、この間繰り返されてきた食品偽装問題に対して、有効に機能させることができるような検討をぜひお願いしておきたいというふうに思います。  関連して、現行のJAS法は、違反行為に対して、是正の指示から始まり、最後の最後に懲役、罰金が科せられると...全文を見る
○菅野委員 最後の質問になりますが、このHACCP法もそうですが、食品安全行政については、事業者の良心といいますか、自主性に期待するものが多いように見受けられます。もちろん、企業がみずから法令を遵守すること、消費者の立場に立って施策を講じることは大変重要ですが、頻発する食品偽装の...全文を見る
○菅野委員 食の安全、安心というものをどう確保していくのか、そして信頼を取り戻していくのかというのは、HACCP手法は一つの手法であるというふうに思いますけれども、トータル的な観点で私はしっかり取り組んでいただきたい、このことを申し上げて、質問を終わらせていただきます。
05月23日第169回国会 衆議院 内閣委員会 第19号
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○菅野議員 社会民主党の菅野哲雄です。  本日、このような形で質問の機会を与えていただきました各委員の御配慮に心から感謝を申し上げたいと思います。  最初に、本法案の提出に至った経過についてお伺いします。  公務員制度改革の流れをひもとくと、二〇〇〇年十二月の行政改革大綱の...全文を見る
○菅野議員 るる時系列的には答弁いただきましたけれども、なぜ七年半近くもかかったかという問題、その部分の答弁はなかったというふうに私は思うんです。時系列的には理解しているつもりでございます。  ただ、法案の第四条は、五年以内をめどに改革に必要な措置を講ずるとしています。もし五年...全文を見る
○菅野議員 大臣、やはり答弁が食い違っているんですけれども、五年以内という形で法律上はなっているんですけれども、私は、やはり基本法成立後できるだけ早期に進めるべきだ、そういう決意がなければ公務員制度改革というのは進んでいかないんだという立場から今質問しているわけでございます。 ...全文を見る
○菅野議員 公平公正に課程対象者を選抜する基準を設けたとしても、今大臣がおっしゃってきたことから推察すると、やはり幹部候補育成課程の対象者の大半が総合職試験合格者で占められるような気がしてなりません。  そこで伺いますが、もし、一般職、専門職からも一定の割合で課程対象者を選抜す...全文を見る
○菅野議員 やはり、今回の公務員制度改革においてここが大きな争点になっていると私は思います。  それで、幹部候補の課程対象者の選抜が毎年終了した際に、総合職、一般職、専門職試験それぞれの合格者から何名が選抜されたかについても公表する考えはありますか。今大臣の答弁では、一定程度経...全文を見る
○菅野議員 どうも大臣、質問と答弁が食い違っているんですが、私が言っているのは、総合職、一般職、専門職の試験それぞれの合格者から何名選抜されたかということについて公表する意思があるのかどうかということを聞いているわけです。  というのは、今までの人材登用のあり方について変えてい...全文を見る
○菅野議員 強くこのことは申し上げておきたいというふうに思っています。  次に、幹部候補者の選定についてですが、各府省が候補者名簿を作成して、内閣人事庁は適格性を審査するにとどまっています。結局、各府省が幹部候補選定の主体となっているのであれば、内閣による一元的な人事管理とは言...全文を見る
○菅野議員 次に、労働基本権の関係についてお聞きします。  まず、公務員制度の総合的な改革に関する懇談会報告書では、労働基本権の付与について、専門調査会報告を尊重するとともに、国における使用者機関のあり方について検討するとされています。しかし、本法案のどこを見ても、該当する条文...全文を見る
○菅野議員 基本法だからということで大臣は今答弁されて、基本法が成立した以降具体的に検討していきますという答弁と私は理解するんですけれども、そうじゃないと思います。十二条を具体化していくためにも、これからの進め方においても、使用者機関というものを明確にする必要がある、これは基本法...全文を見る
○菅野議員 大臣として具体的な答弁をいただけなかったんですが、内閣による一元的な人事管理の柱が内閣人事庁であるとすれば、ここに使用者機関としての役割を与えることが適当だと私は考えているんです。大臣にそういうふうに私は答弁いただけるものというふうに思っていたんですが、なかなかそうい...全文を見る
○菅野議員 また大臣と質問のすれ違いがあるんですけれども、一方では改革の方向で見直す、でも基本法ではまだ検討ということですよね。これまで、行革推進本部に専門調査会が設置されて議論してきているわけです。それで、政府の閣議決定された骨太方針でも、改革の方向で見直すと。だから、この検討...全文を見る
○菅野議員 大臣、やはり私は、能力・実績主義に基づく人事管理、人事評価制度と労働基本権の問題というのは、大臣が言うように車の両輪、セットであるべきだというふうに思うんですね。そのことが具体的に示されていないところに、今回の基本法の大きな問題点が存在するんだということを指摘しておき...全文を見る
○菅野議員 専門調査会や懇談会などで繰り返し議論されてきた公務員制度改革、法案の内容のままでいいとは思っていませんが、冒頭指摘しましたように、これ以上引き延ばすことも許されないと思います。専門調査会、懇談会での経過を尊重して改革が実行に移されることを期待して、私の質問を終わります...全文を見る
05月28日第169回国会 衆議院 内閣委員会 第20号
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○菅野議員 社会民主党の菅野哲雄です。  再びこのような形で質問に立たせていただき、委員各位の御配慮に重ねて感謝申し上げる次第であります。  さて、これから能力・実績主義が本格的に導入されていくわけですが、例えば懇談会報告では、勤続二十年を超える年功昇給はほぼ停止するとされて...全文を見る
○菅野議員 大臣、私は、人事院のあり方、このことが今回の公務員制度改革において問われているんだ、そうであるならば、大臣として人事院のあり方をどう考えているのですかという質問なわけです。だから、現在考えている大臣の考え方についてただしておきたいというふうに思うんですが、いかがですか...全文を見る
○菅野議員 今後、職員団体も含めた関係者とよく協議して、人事院のあり方について検討していただきたいというふうに思います。  次に、この専門調査会報告では、消防職員や刑事施設職員への団結権の付与、さらに公務員への争議権の付与について意見が分かれたとされています。そういう中で、今回...全文を見る
○菅野議員 先ほどの質疑と同じ答弁なんですが、私は、この専門調査会報告の議論をしっかりと受けとめるべきだということをしっかりと申し上げておきたいというふうに思います。  次に、労使間の交渉で協約締結に至らない場合が想定されます。専門調査会報告では、交渉不調の場合の調整の仕組みを...全文を見る
○菅野議員 最後になりますが、修正案では、定年を段階的に六十五歳に引き上げることを検討するとしております。大変評価できる内容です。一方、民間では、高年齢者雇用安定法が改正されたものの、定年延長あるいは定年制廃止企業は一四%程度にとどまっていると承知します。  六十五歳定年延長に...全文を見る
○菅野議員 まだまだ国主導でという形にしていかなければならないというふうに思いますが、民間の実態とどう整合性をとっていくのか、あるいは、私は、民間を引き上げていく方向性というものはしっかりと追求していかなければならない課題だということを申し上げておきたいというふうに思います。 ...全文を見る
05月29日第169回国会 衆議院 本会議 第34号
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○菅野哲雄君 社会民主党・市民連合の菅野哲雄です。  私は、社会民主党・市民連合を代表し、政府提出の国家公務員制度改革基本法案並びに修正案に対し、賛成の立場から討論を行います。(拍手)  公務員制度改革の目的は、府省割拠主義に基づく縦割り行政、官僚の天下りや政官業癒着を抜本的...全文を見る
06月06日第169回国会 衆議院 議院運営委員会 第40号
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○菅野委員 内閣から提示された国会同意人事について、社民党・市民連合を代表して意見表明をします。  再就職等監視委員会は、公務員の再就職あっせんを一元化する官民人材交流センター、いわゆる新人材バンクとともに十月に設立されます。事前規制と人事院の関与がなくなると、新人材バンクを通...全文を見る
06月24日第169回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第6号
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○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄です。  冒頭、今回の岩手・宮城内陸地震で生命を失った十二名の方々の御冥福をお祈り申し上げたいと思います。また、被災された方々に心からのお見舞いを申し上げます。  私も、地元で突然起こった今回の地震に対して、地震が発生した十四日、偶然にも栗原市...全文を見る
○菅野委員 たまたま、栗原市、奥州市、一関市は、まだ合併して五年たっていませんから、この適用を受けるというふうに私も理解しています。  ただ、合併特例法の十九条においては、五年に限ってという限度がつけられています。私は、今回の地震を契機といたしまして、やはり局地地震という部分を...全文を見る
○菅野委員 わかりました。  次に移りますが、二十日に、全国の公立小中学校の耐震性について、三三・九%、実に三校に一校の建物の耐震性が不足し、震度六強で倒壊の危険性があると文部科学省から発表されました。  今回の地震でも、岩手、宮城両県で被災した教育施設は二百六十二あったわけ...全文を見る
○菅野委員 学校の耐震化については、自治体の財政力が強く影響して、耐震調査さえも満足にできていない自治体もあると聞いています。通常国会では国の補助率をかさ上げする方向で法改正がされましたから、一刻も早く学校の耐震化を進めていただきたい、このことを強く申し上げておきたいと思います。...全文を見る
○菅野委員 今、内閣府から答弁していただいたんですが、地震調査推進本部だけの取り組みじゃなくて、私は、やはり中央防災会議としてしっかりこの点を位置づけて全国的な調査を展開すべきだというふうに思っているんです。ぜひ、単に地震調査推進本部に任せるんじゃなくて、中央防災会議として位置づ...全文を見る
○菅野委員 それでは、三年経過しようとしていますけれども、現時点ではこれらの数字は把握していない、検討会の時点での調査、数字しか押さえていないということなんですね。私はそれが実態だと思うんです。この整備が進んでいるという状況であれば、私は、今回だって孤立集落への対応というのは別な...全文を見る
○菅野委員 大臣、先ほども議論されていました、検討会の提言概要という形で内外に明らかにしたんですが、このことが具体化していないというのが明らかになっているというふうに思うんですね、今回の地震で。  これは、新潟中越地震以降こういう取り組みがなされて、今回同じような地震が起こった...全文を見る
○菅野委員 最後になりますけれども、災害が起きると、財政難、過疎化が進む中山間地域での被害が大きく、高齢者の単身世帯や子供、中小企業、農家を直撃します。個人や自治体の力だけで復興させていくのは不可能であるわけですから、災害対策の中心はやはり国であるべきです。  被害を最小限に食...全文を見る
09月18日第169回国会 衆議院 農林水産委員会 第14号
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○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄です。  今回の米転用事件は、主食である米の安全にかかわるだけに、大変な不安と憤りを国民にもたらしているのは間違いありません。業者の脱法行為はもとより、不正を見抜けなかった農水省のあり方が根底から問われている事件だと言わなければなりません。  ...全文を見る
○菅野委員 食品安全委員会は国民に対する健康被害が及んではならないという見解を示したというふうに思うんです。  ただし、今回の一連の事件というのは、加工用として流通させたものが食用として出回ったということが大きな問題であって、食の安全、安心に重大な影響を及ぼしたんだという認識の...全文を見る
○菅野委員 今からの議論とも、やはり出発点が違っていますからこれからもかみ合わないと思うんですが、一つには、事故米、汚染米は、食用、工業用を問わず、廃棄処分あるいは輸出先に返送して国内に絶対流通させないことが基本だというふうに私は考えています。しかし、仮に工業用に使途を限定しても...全文を見る
○菅野委員 これからの方策を聞いているんじゃないです。今回起こった事故について聞いているんです。  だから、なぜ三笠フーズという食品加工業者に売ったのか、ここが問われているんじゃないですかということなんです。なぜ工業用原材料メーカーに直接販売しないんですかということなんです。
○菅野委員 先ほども議論になっていて、カドミ米については本当に食用に回らないという徹底した方策がとられていたにもかかわらず、今回はその方策はとられていなかったということで食用に回ってしまったという事態が起こっているわけです。  それで、同じ農水省として、一方は、カドミ米は絶対回...全文を見る
○菅野委員 農水省全体の中に、カドミ米とは違うんだ、あの十八年にポジティブリストのメタミドホスが発覚したときに、カドミのように健康に被害が及ぶという状況ではないんだという、ここからスタートしていたんじゃないですか。だから、先ほどから議論されているように、甘い対応に終始したというこ...全文を見る
○菅野委員 商社に戻しました。そして、輸入元に返すか、廃棄するか、非食用として責任を持って処理するかというのは商社の責任においてなされる。だから農水省は関与できない、してこなかった、これが五百九十八トン、市場流通は四百八十四トンという数字で流れています。こういう実態です。企業のコ...全文を見る
○菅野委員 次の質問に移るんですが、三笠フーズが販売した汚染米の流通ルートは、もちろんペーパーカンパニーも含まれていますが、余りにも複雑な経路をたどっています。それだけ多くの流通業者が途中で関与しているということですが、かつては許可制だった米の流通業者が登録制となり、小泉内閣時代...全文を見る
○菅野委員 この点に関しては、これからもしっかり議論していく課題だというふうに思うんです。  時間が来ていますけれども、最後に一点。  今回の事件で事故米、汚染米とは知らずに購入した業者の皆さんは本当に大変です。製品の回収費用にとどまらず、風評被害にさらされ、被害はむしろこれ...全文を見る
○菅野委員 終わります。
11月19日第170回国会 衆議院 農林水産委員会 第2号
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○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄です。  最初に、事故米問題に関連して、米の流通のあり方について伺います。  今回の事故米問題では、MA米か国産米かすらわからずに流通した事故米が食用に転用されました。ですから、農水省の検討会で議論されているトレーサビリティーや米の原産地表示は...全文を見る
○菅野委員 十一月中に米流通システム検討会で一つの方向性を出すということなんですが、今回の事故米を契機として問題点が明らかになったんですが、主食用米を取り上げても、米穀検査では一等から三等、さらに規格外と区分されるわけです。それで、販売段階ではそれらの差はなくなっていくわけですよ...全文を見る
○菅野委員 今回の事故米の流通経路を見たときに、非常に複雑な経路をたどってきたというのが現実だというふうに思います。どうしてこんな複雑な経路をたどっていくのかというと、原因を表面に明らかにしないように水面下で流通していったという経過があるわけです。ここの反省点をしっかりと踏まえな...全文を見る
○菅野委員 先日、大臣は大臣所信においてWTO交渉あるいはEPA交渉で、「守るべきものはしっかりと守る」と発言されておりました。守るべきは守るという表現は若林前大臣もよく使われていたんです。実際に、重要品目数の目標ラインがそういう中においても一〇%から八%へ下がってしまったり、あ...全文を見る
○菅野委員 十二月いっぱいでこのモダリティーの合意にこぎつけるという世界的な約束事になってしまったのですから、これから山場を迎えるというふうに思うんですが、先ほど大臣が言ったように、農業は成長産業であると言い続けているわけですよね。そうしたときに、成長を阻害するような、そんな条件...全文を見る
○菅野委員 この問題も交渉事の重要な問題です。モダリティーの合意以降、また次の段階に進むわけですから、日本の食料事情というものを勘案してしっかりと取り組んでいただきたい、このことを強く申し上げておきたいと思います。  次に、漁業の燃油価格高騰対策についてお伺いいたします。  ...全文を見る
○菅野委員 大臣、私もこの委員会で漁業用の燃油の価格の高騰について再三質問してまいりました。現時点では三倍と言われていますけれども、八万六千円というのが大体二倍の値段なんですね。そして、採算ラインというのは、地元で聞いていても、キロリットル当たり六万円を下回らなければ採算はとれな...全文を見る
○菅野委員 原油の価格が下がってきているから少しは議論はトーンダウンするというふうに思いますけれども、実際には先ほど申し上げたように今の下がった値段でも漁業経営が厳しいんだという立場に立ってどう対応していくのか、これについてこれからもしっかり議論していきたいというふうに思います。...全文を見る
12月12日第170回国会 衆議院 本会議 第15号
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○菅野哲雄君 社会民主党の菅野哲雄です。  社会民主党・市民連合を代表し、参議院から回付されました金融機能強化法案の一部を改正する法律案に対する修正案に賛成する立場で討論を行います。(拍手)  賛成する第一の理由は、第一条の目的に中小規模の事業者に対する金融の円滑化を盛り込ん...全文を見る