菅野哲雄

かんのてつお



当選回数回

菅野哲雄の2009年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月26日第171回国会 衆議院 本会議 第4号
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○菅野哲雄君 私は、社会民主党・市民連合を代表し、二〇〇八年度第二次補正予算案について、定額給付金に係る予算を削減した参議院回付案に賛成の立場で討論を行います。(拍手)  賛成の第一の理由は、何よりも、各種調査で明らかなように、七、八割の国民が望んでいないものであることです。 ...全文を見る
02月25日第171回国会 衆議院 予算委員会 第20号
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○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄です。  最初に、天下り、わたり問題について質問させていただきます。  紆余曲折を経て、麻生総理が、省庁のあっせんによる天下りとわたりを今年限りで廃止する、そのために新たな政令をつくるとおっしゃいました。工程表にも、天下り根絶という言葉が出てき...全文を見る
○菅野委員 私は、省庁のあっせんによる天下りの廃止、こういう決定をしたとしても、あっせんによらないわたりというものはずっと存在していくんじゃないかという危機感があるわけですね。そういう意味では、政府全体を挙げて、その実態を把握して、国民の前に公表していくということを通じてしか規制...全文を見る
○菅野委員 甘利大臣にお伺いいたします。  課長職以下の給与の格付を内閣人事・行政管理局ができるとした条文上の根拠、国家公務員制度改革基本法のどこにあるのか、お示し願いたいというふうに思うんです。  それから、工程表を決めた二月三日、総理が記者団に、いろいろ異論はあるが、まだ...全文を見る
○菅野委員 今、調整は進んでいるのかという質問をしたんですが、この点についてお答え願いたいと思います。
○菅野委員 きょうの新聞報道等を見れば、こう書いてあるんですね。「人事院から内閣官房に移管する機能は公務員の給与ランク別定数を決める「級別定数」をはじめ、「任用」「試験」「研修」の企画立案機能。」「当初から打ち出していた大幅な機能移管方針を法案でも堅持した。」というふうにきょう報...全文を見る
○菅野委員 もう一つ、基本法の十二条も修正協議でもって修正された中身なんですね。これは、労働基本権の代償措置として人事院が存在するんだ、そうすると、内閣人事局に権限を集中させていくことによる弊害というものが存在してくるわけですから、同時に、これは、ここに「自律的労使関係制度を措置...全文を見る
○菅野委員 一方で人事院は、国家公務員の非常勤に対して、通勤費のみならず、期末手当の支給を求めています。ところが、総務省の研究会報告が手当の支給はまかりならぬとしているのは、私は理解に苦しむんです。国家公務員と地方公務員では臨時、非常勤の扱いについても法律が異なるという説明では、...全文を見る
○菅野委員 今の大臣の答弁を了といたしますけれども、やはり、官製ワーキングプアという部分をどう是正していくのか。私は、公が率先してそのことを行っていくということが今日の全体をリードする、そういう状況につながっていくわけですから、ぜひしっかりと指導していただきたいというふうに思って...全文を見る
○菅野委員 やはり、大臣が認めたように、三位一体改革が地方に物すごい影響をもたらしてしまったという反省の上に立って、今後、この三位一体改革、財務大臣もおりますから、このことは、地方の実態を見て、そしてどういう影響をもたらしているのかということを真剣になって考えていただきたいという...全文を見る
○菅野委員 今、議論してきたんですが、天下り、わたりというのは、私は抜け道だらけだというふうに申し上げなければならないと思うんですね。  それから、労働基本権の回復などの重要課題は先送りしたまま、使用者側である内閣の権限を肥大化させていく、このことも私は改革の名に値するとは到底...全文を見る
03月04日第171回国会 衆議院 農林水産委員会 第1号
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○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄です。  まず、酪農、畜産対策について質問いたします。  各委員も話されていますが、飼料価格の高どまり、食肉、乳製品価格の低迷で、酪農、畜産農家の経営は本当に危機に瀕しています。出荷すればするほど赤字、しかし、借金を抱えて、やめるにやめられない...全文を見る
○菅野委員 厳しい経営状況、だから、今の酪農、畜産価格というものをどう設定するかという議論がされているんだというふうに思うんですね。産業として継続できるようなしっかりとした体制をつくっていくこと、今がその大事なときじゃないのかなというふうに思っています。  そこで、具体的な問題...全文を見る
○菅野委員 補完マル緊の六割、あるいは三十一万という数字、これが大きな問題を醸し出しているんだというふうに私は思うんです。  大臣、ぜひ聞いていただきたいと思うんですが、例えば六割という状況は労働者でいえば四割賃下げされたという状況ですから、暮らしていけないわけであります。今、...全文を見る
○菅野委員 先ほども与党の公明党の井上さんの方からも議論がありました。猫の目農政と言われている、今もそう言われているわけですけれども、なぜかというと、中長期的な視点に立った政策が打ち出されていない、そして、こういう状況が起こったから単年度で処理していこう、こういうスタイルでずっと...全文を見る
○菅野委員 ふえてきたというのは、やはり配合飼料価格の高騰という状況の中で、今言った数字、答弁の状況になっているというふうに思うんですけれども、要するに、米の生産者側と家畜経営側がどう連携していくのか、ここが大きな課題だと私は思うんです。ただし、大規模になればなるほど、やはり配合...全文を見る
○菅野委員 このことについては、これから議論が進んでいくわけですから、あらゆる機会を通じてまた議論を行っていきたいというふうに思っています。特に、今回、農地法という大きな改革案が提出されておりますから、この部分でも議論していきたいというふうに思っています。きょうは入り口論にとどめ...全文を見る
○菅野委員 この点についても、今後しっかりと議論していきたいというふうに思っています。  最後に、農政改革に当たっての大臣の基本的な考え方を聞いておきたいと思います。  経営所得安定対策もそうですし、今国会に提出されている農地法改正もそうなんですが、政府の農業政策は、農業の集...全文を見る
○菅野委員 大臣、私の基本的認識は、北海道農業あるいは本州における平場地域の農業、それと七割を占める中山間地域農業、この三つをどう発展させていくのかという視点でやっていかなきゃならないんですが、政府はこの三つを一体的に政策展開しているとしか私は思えないわけです。  例えば、これ...全文を見る
03月18日第171回国会 衆議院 農林水産委員会 第3号
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○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄です。  最初に、米のトレーサビリティー法案に関連して、米の流通のあり方について質問いたします。  昨年の事故米流通事件は、主食である米の問題であっただけに、食の安全に対する強い消費者不信を招きました。輸入によるミニマムアクセス米が食用として用...全文を見る
○菅野委員 今の件については後ほどもう少し大臣とも議論していきたいというふうに思いますけれども、次の質問に移ります。  EUでは、事業者が原料を受け入れた量と販売した量をロットごとに把握していく内部トレーサビリティーが牛肉などで義務づけられています。米の流通販売業者は、複数の生...全文を見る
○菅野委員 次に移りますけれども、これは以前にも質問させていただいたんですが、米流通については、食管制度の時代、さらには旧食糧法、計画流通制度の時代と異なり、二〇〇四年の食糧法改正で流通ルートは原則自由化になりました。出荷、販売業者は届け出制で、事業規模が二十トン以下の業者はそれ...全文を見る
○菅野委員 これは以前にも指摘したんですが、米の流通が登録制や許可制であれば事業者の管理も困難でないと思うんですが、届け出制で、小規模事業者はそれさえも不要となっていると流通のトレースが途切れてしまうのではないでしょうか、このことなんですね。今、届け出も必要ないんだ、トレースの対...全文を見る
○菅野委員 大臣、このことだと思います。先ほど横流しの問題をどう監視していくのか議論いたしました。主食用、加工用、米粉、飼料用、バイオエタノール用あるいはMA米という、これくらい価格の違うものが流通しているわけです。これをどうコントロールしていくのかというのは、一定の頻度というふ...全文を見る
○菅野委員 再度要望しておきますけれども、やはり主食である米を中心とした流通というのは、国の責任においてしっかり管理していくんだという視点をしっかり持っていただきたいというふうに思っています。  トレーサビリティーとは直接関係ない米の流通問題について質問いたします。  これも...全文を見る
○菅野委員 これからもこの点は議論していかなきゃいけないと思うんですが、生産費を割る米の価格というのは異常な事態だというふうに思うんですね。それがどういう形で価格形成されているのかということを考えたときに、やはり先ほど言ったように、大手量販店あるいは外食産業が価格形成の主導権を握...全文を見る
○菅野委員 消費者は一等米、二等米、三等米、関係なくなってしまうという現実、それを踏まえて、このことも米の流通全体の中で議論する大きな課題ではないのかなというふうに思っています。ぜひ、今言ったように現状を踏まえて検討願いたいというふうに思います。  次に、米粉・飼料米法案につい...全文を見る
○菅野委員 米粉や飼料米の生産拡大に異論はないわけですが、前回の委員会でも指摘したように、需要がなければ意味がないわけですね。だから、今答弁できないというのは、需要予測が今の段階では把握し切れない。生産する側からの拡大というふうに議論がなされておりますけれども、あわせて、需要側を...全文を見る
○菅野委員 米粉と加工用米が均衡をとれるようにという今の説明ですね。この政策でなければだめだというふうに私は思うんですね。飼料米を、米粉を高くすれば加工用米から米粉にずっと流れていく、そうすると加工用米を確保することができない、こういう矛盾を抱えているわけですから、それで今五万五...全文を見る
03月19日第171回国会 衆議院 農林水産委員会 第4号
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○菅野委員 社民党の菅野哲雄です。  四人の方々、貴重な御意見をお聞かせいただいて、本当にありがとうございます。  まず最初に、阿部先生の方からお伺いしたいんですが、先ほどるるお話があって、配合飼料、トウモロコシと玄米というのはほとんど成分は同じなんだ、かえていっても問題はな...全文を見る
○菅野委員 次に、今野さんからお聞きしたいと思うんですが、まさに今阿部先生がおっしゃったことを遊佐町で実践してきたというのが、二〇〇四年から今日までの経過だというふうに私は理解したわけです。  ワーキンググループとして、遊佐町、JA全農山形、JA庄内みどり、平田牧場、生協という...全文を見る
○菅野委員 もう一点お聞きしておきたいんですけれども、これは、あくまでも転作作物の一つとして飼料米を位置づけてきた。そうすると、他の転作作物との関係があるというふうに思うんですね。転作作物、今まで大豆、麦をつくってきたのに、一気に飼料作物という形にはなかなかいかないというのは想像...全文を見る
○菅野委員 今野さんにもう一点ですが、生協が中心となって、そして平田牧場という一つの生産者、養豚業者がいて飼料米という方向に行って、えさに飼料米を一〇%まぜていくということなんですが、これはやはり限度があるというふうに思うんですね。平田牧場が買い入れる数量というものに限度があると...全文を見る
○菅野委員 どうもありがとうございました。  次に、石澤さんからお聞きします。  飼料用米を農家と一緒になってつくってきたということなんですが、「べこごのみ」、びっくりしたんですが、反当たり一千四百六十四キログラムとれた、二反歩に生産してこれくらいの収穫を得た、あるいは、平均...全文を見る
○菅野委員 もう一回、今野さんとそれから石澤さんにお聞きしたいんです。  遊佐町では、先ほど言ったように、七・八ヘクタールから百三十、最終的に六百ヘクタールまで余裕がある、そこを目指していくんだということなんですけれども、今、石澤さんの方からいえば、なかなか飼料米の作付は拡大し...全文を見る
○菅野委員 最後になりました。藤井さんの方からお聞きしたいんですが、今言ったように、米粉についても本当に消費拡大を図っていかなければならない。と同時に、麦との価格競争というものが米粉の中には存在する。そういう中で、農家では、米粉用の米を作付する場合、できるだけ米粉を高く買ってもら...全文を見る
○菅野委員 いろいろ御提言、どうもありがとうございました。終わります。
03月24日第171回国会 衆議院 農林水産委員会 第5号
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○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄です。  本日は、森林行政についてお伺いいたします。  森林、林業、木材産業の危機的な現状については、私は大臣と認識は共有しているというふうに思っているんですが、まず、そのことを問いただす前に、細部にわたって少し質問していきたいというふうに思っ...全文を見る
○菅野委員 なぜこの問題を取り上げるかというと、当初予算で不十分な予算措置をして、あとは補正でという形をずっと繰り返してきているわけですね。やはり政府としての地球温暖化防止対策に取り組む姿勢をどこで示していくのかということを内外に明らかにして、そして森林吸収源をしっかり確保してい...全文を見る
○菅野委員 四年間で九万ヘクタールというのは、数字としてはわかりました。  それでは、私有林の中に境界不明確な私有林がどの程度存在して、四年間で九万ヘクタールやればどれくらいの進捗率になるのかという点はどうなんですか。再度お答え願いたいと思います。
○菅野委員 地域においては、本当に、不在村地主もそうなんですが、境界未画定という状況の中で初回間伐さえ行われないという実情があって、どうしてああいう山になっているんだろうか、森林になっているんだろうかといったときに、ここへの対応というのは、防災の観点も含めて、確かに今緊急にやらな...全文を見る
○菅野委員 今言うように、林業の技術を習得するには一定の時間がかかるわけですから、研修期間や研修内容が現状のままでいいのかどうか、さらに検討していただきたいというふうに思っています。  加えて、林業労働者が安心して就労できるようにするには、事業体が安定した事業量を確保する必要が...全文を見る
○菅野委員 それから、林業労働者の賃金についてですが、建設労働者と比べても大変に低い水準にあります。加えて、日給制あるいは日給制と出来高制の併用が全体の七割くらいを占めています。  林業労働者を確保していくためには、安心して生活できる賃金の保障が不可欠なわけですが、この日給制中...全文を見る
○菅野委員 最後に大臣に聞いておきたいんですけれども、今、こうやって議論をやりました。緑の雇用対策事業等を含めて、若者の林業に対する就業機会を提供しているんですが、地域にいて、本当に林業に携わっている若い人たちがふえているかというと、そうじゃないというふうに言われています。その大...全文を見る
○菅野委員 以上で終わります。ありがとうございました。      ————◇—————
04月01日第171回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第3号
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○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄です。  昨年六月に発生した岩手・宮城内陸地震に関連して質問いたします。  最初に、三月十三日の閣議で、最も大きな被害を受けた宮城県栗原市全域が局地激甚災害に追加指定を受けました。関係者の方々に厚く御礼申し上げます。  この局地激甚災害ですが...全文を見る
○菅野委員 この間の経過を見ますと、災害復旧は国がしっかりとして責任を持ってやっていかなけりゃならないという姿勢は私は見受けられるし、例えば平成二十一年度の予算についても、先ほどの質疑でもあったように、農林水産予算では林野庁を中心として治山等激甚災害対策特別緊急事業というものを設...全文を見る
○菅野委員 わかりました。  本当にこの問題もしっかりとした弾力的運用を協議して図っていただきたいというふうに思います。入居者はやはり二年で出ていかなきゃならないという追い詰められた気持ちの中からいろいろな不安を抱えているわけですから、ひとつよろしくお願いしたいと思います。 ...全文を見る
○菅野委員 現地でも、復旧というのは一定のめどがついた、これからはやはり復興と。復興という意味はその地域に住んでいる人たちが安心して生活できる条件をどうつくっていくのかということだというふうに思いながら、復興に向けて頑張っていこうと。そして、平成二十一年は栗原市としては復興元年に...全文を見る
○菅野委員 現地を見ますと、観光施設あるいは温泉施設が今すぐ再開できるという状況にはない、本当に大変な状況だなというふうには率直に思います。それで、私は、復興というふうに言っていますけれども、かなりの時間がかかっていくんじゃないのかなというふうに思ったときに、やはり雇用というもの...全文を見る
○菅野委員 ありがとうございました。  以上で質問を終わります。
04月02日第171回国会 衆議院 農林水産委員会 第6号
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○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄です。  この漁業災害補償法の改正案についてですが、制度の趣旨は理解しておりますから、基本的には賛成いたします。しかし、共済の将来展望となるとやはり危惧する点もありますので、何点かについてお伺いします。  指摘するまでもなく、漁業就業者数は低下...全文を見る
○菅野委員 漁業への就業者が減少しているのは、漁業を取り巻く環境が悪化し、収入が不安定なことが大きな要因だと考えています。ですから、本委員会においても再三にわたって所得補償制度の導入を求めてきたわけでありますが、昨年度から漁業経営安定対策事業が実施されて、共済に上乗せした積立金で...全文を見る
○菅野委員 漁業共済も含めてずっと根底にあるのは、どうしたら日本の水産業を発展させていくのかという基本ベース、先ほどからも議論になっていますけれども、これを、やはり大臣の答弁ではなくて、各政党間で議論してほしい、超党派で議論ということじゃなくて、私は、現状をしっかり認識して、政府...全文を見る
○菅野委員 今の長官の答弁で、過去、十年前を見たときと今というのは、本当に変わっていないんですね。今回の措置は国際的なマグロ漁獲枠によるものですが、漁獲量が減っても続く魚価安、あるいは国内供給量の多くを占める輸入マグロ、そして、下がり始めたといっても高水準にある燃料価格、これらを...全文を見る
○菅野委員 私は、先ほども申し上げたんですけれども、今後、漁業経営を続けていくためには、ある程度所得補償的な考えというものを漁業経営にも導入しないといけないというふうに思います。  というのは、国際的な資源の枯渇という状況、それからもう一つは、流通が問題だというふうに言われてい...全文を見る
○菅野委員 減船に応じるということは、先ほど冒頭申し上げたんですけれども、地域経済に与える影響というのが物すごく大きいわけですね。  それで、都道府県がそのことを勘案して三分の一に見合うような負担というものを考えてきたというのが、一九九九年のときの減船に対する、都道府県が負担し...全文を見る
○菅野委員 ありがとうございました。以上で終わります。
04月07日第171回国会 衆議院 農林水産委員会 第7号
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○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄です。  最初に、前回の一般質問に続いて、森林整備について質問させていただきます。  農林水産省は緑の雇用担い手対策事業による雇用対策を進めているわけですが、この対策を充実させることは大変重要なことと考えているわけです。加えて、有効求人倍率が極...全文を見る
○菅野委員 順調に進んでいるという答弁なんですけれども、これまでは確かに順調に進んでいるというふうに言えると思います。  ただ、これから間伐あるいは森林整備をしっかり進めようとしていくときに、私は、今言ったような大きな課題が存在しているという認識のもとに、そこをどうクリアしてい...全文を見る
○菅野委員 昨年の今ごろの国会の状況を考えたときに、この環境税をめぐって大きな議論が闘わされていたというふうに私は思っています。  一年たった今、その声が本当に小さくなってしまっているわけで、なぜなのかということを考えたときに、やはり私は、国民的な理解を得ていく努力というのを国...全文を見る
○菅野委員 今長官の答弁で取り組みの方向性はわかっているんですけれども、ここで問題にしているのは、あくまでも、民有林である、個人所有であるということから、どうしてもそこに手をつけることができない、こういう条件をどうクリアしていくのか、これは大きな課題だというふうに思うんですね。 ...全文を見る
○菅野委員 最後に一言つけ加えておきますけれども、大臣、事故米穀の不正流通に関する有識者会議が取りまとめを行い、その中で、酒類についても他の飲食料品と同様にトレーサビリティー法案の対象とすべしとしているわけですね。この有識者会議の取りまとめを政省令の際にしっかりと組み入れていただ...全文を見る
04月09日第171回国会 衆議院 農林水産委員会 第8号
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○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄です。  今回の農地法などの改正は、戦後の農地制度を大きく転換させる内容だけに、時間をかけた丁寧な審議が行われることを、冒頭、委員長にお願いしておきたいというふうに思います。  最初に、法案の内容とは直接関係ありませんが、耕地利用の将来展望につ...全文を見る
○菅野委員 私がなぜこのことを質問するのかというと、後でも触れますけれども、現状を本当に認識しているのかなという強い疑念を持っているものですからこの質問をしているわけです。イメージということで、ただイメージしたというだけで政府からこういうものが出てくること自体に、私は、本当にこれ...全文を見る
○菅野委員 副大臣、今のやりとりを聞いたと思うんですけれども、ぜひ副大臣にもこの感想を聞かせてもらいたいんですが、耕作放棄地での営農再開、ここに、イメージ図に書いてあるんです。新規需要米や水田の裏作を拡大させると今答弁していましたけれども、これは、自給率五〇%に合わせて電卓をたた...全文を見る
○菅野委員 大臣も聞いておって。ここにこの数字があるんです、食料自給力・自給率工程表のイメージ、五〇%。だから、私は、こういうイメージでしかこの五〇%を達成できないとすれば、これは本当に、また十年たっても食料自給率が四〇%のままだったというふうになってしまいやしないかという危機感...全文を見る
○菅野委員 今、るる説明、答弁が行われました。佐々木委員との答弁でもこの点が大きな問題点になっているというふうに私はとらえているんですけれども、要は、利用権というものを全面開放していこうという流れに行っているんだ、農地を利用しやすくしていくんだという一点は変わりないというふうに思...全文を見る
○菅野委員 もう一つ危惧される点ですけれども、先ほどから議論されていますけれども、農地を適正に利用していない場合に貸借を解除することができるという条件でもって一般法人が参入することができるという、三条の改正案だと思うんですけれども、農地を適正に利用していない場合、貸借を解除すると...全文を見る
○菅野委員 その懸念があるから、今までの農業経営の形態というのを家族経営、集落営農、それから農業法人というこの三つに限定してきた。これは、四つ目を入れることによって、大きな外部資本が入ってきて、農村地域が非常に厳しい状況に追い込まれるという危惧があるから、今日まで、食料・農業・農...全文を見る
○菅野委員 今局長が明確に答弁しました。石破大臣、大臣も、政府としてもその見解というのは、農業生産法人以外へは所有は認めない、これを明確にしていただけますか。
○菅野委員 今後も議論していきますけれども、今日の農業のこういう現状を招いたのは、私は、農地法のせいじゃないということだけはもう基本に思っているんですね。農地法を変えたから今日の現状が変わっていくなどということは私は想定できないということを最後に申し上げて、これからもしっかり議論...全文を見る
04月14日第171回国会 衆議院 農林水産委員会 第9号
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○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。  三人の参考人の方々、本当に長時間にわたって貴重な御意見をお聞かせ願えて、ありがとうございます。最後の質問になりますけれども、若干の意見をお聞かせ願いたいというふうに思っています。  最初に、原田参考人の方から質問させていただき...全文を見る
○菅野委員 原田委員にもう一点お聞きしておきたいんですが、松本参考人は先ほどの陳述の中で、株式会社一般の農地所有権の取得は将来的にも認めないことということをずっと強調しておられたというふうに思うんです。  今、終わりの始まりと言われているのは、今回の農地法の改正で、一般企業が農...全文を見る
○菅野委員 そこが私は大きな論点だというふうに思いますから、これからも委員会を通じてしっかり議論していきたいと思っています。  次に、小田島参考人にお聞きしたいんです。  ここが私は企業が参入する大原点だというふうに思うんですけれども、地域に根差して信頼されることが大前提なん...全文を見る
○菅野委員 一つは、出発が、やる米花という農業生産法人から出発していって、そして平成十六年に特区制度ができたものですから、その特区に乗っかって株式会社としてやって今日に至っているという状況と理解しているんです。  その場合、特区というのはある意味試験的な形でやるという形で進んで...全文を見る
○菅野委員 小田島参考人は、ある意味では、現在の農地法というものを認めているというふうに思っています。先ほども議論があったんですけれども、今の農地制度がなくなったらかえって無責任な業者が入ってくるんじゃないかということもおっしゃっていますし、もうからなくなって引き揚げたとき地域は...全文を見る
○菅野委員 先ほど言ったように、地域に根差して信頼されることが大切だというときに、やはり私はそこが原点だというふうに思うんですけれども、地域は、高齢者になって、ほとんど、農地を耕作放棄地にするかだれかに耕作してもらいたいという中で賃貸借をやるんですけれども、一番不安なのは、貸した...全文を見る
○菅野委員 会社だけじゃなくて、本当に今、農業を継続していくということに物すごい厳しさというものが存在しているから、単に農地法を改正するということじゃなくて、国としてのあらゆる手だてというのが必要なんだという立場から、これからもしっかりと取り組んでいきたいというふうに私は思ってい...全文を見る
○菅野委員 きょうは参考人質疑ですからこれ以上突っ込みませんけれども、実際に、地方分権あるいは市町村合併等で、農業委員会は本当に厳しい状況に追い込まれているんだ。私は、決意だけで乗り越えることができるのかなという物すごい心配を持っているんです。  それで、地方分権、三位一体改革...全文を見る
○菅野委員 ありがとうございました。以上で終わります。
04月15日第171回国会 衆議院 農林水産委員会 第10号
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○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄です。  最初に、増加の一途をたどる耕作放棄地の問題について質問します。  現行では、耕作放棄地対策として、農業委員会の指導を出発点に、所有者が農地の利用計画を届け出ない場合には市町村長の勧告、そして最終的には都道府県知事による半強制的な特定利...全文を見る
○菅野委員 大臣も聞いていてほしいんですけれども、経営基盤強化促進法で定められた遊休農地に対する手続はほとんど機能していないということを今答弁でなされました。この実績に対してどのような評価をしているのか。法に定められた手続自体に問題があるのか、それとも、手続の実施主体である農業委...全文を見る
○菅野委員 今の答弁でいえば、経営基盤強化促進法、この法律自体がもう機能しないという状況を露呈しているんじゃないでしょうか。  それで、骨太方針二〇〇七では五年をめどに耕作放棄地ゼロを打ち出しているんです。それから、先日発表された耕作放棄地全体調査で、放棄地二十八万ヘクタールの...全文を見る
○菅野委員 この点はまた後で議論しますけれども、農地を有効に使っていくんだ、そのためには農地法を変えていかなければならないんだ、そういう形で今日の議論が進んでいるわけですけれども、その以前に、本当にやはり耕作放棄地をどうするのかという議論を、毎回この農水委員会で、私は、毎年毎年大...全文を見る
○菅野委員 いずれにしても、ここは要望しておきますけれども、やはり農地の基本台帳を整備するということを法的に行うべきだということを申し上げておきたいというふうに私は思うんですね。農地の所有と利用というものを正確に把握しておくこと、このことからしっかりとした対策というのが出てくるん...全文を見る
○菅野委員 わかりました。わかりましたというよりも、これからもしっかり議論していきたいというふうに思います。  最後になりますけれども、委員長にお願いしたいんですが、こんな重要な法案を審議しているときに、私は審議をやめようかと思ったんです。定足数に達していない状況というのは、こ...全文を見る
04月21日第171回国会 衆議院 農林水産委員会 第11号
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○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。  盛田参考人、あるいは忠参考人、櫻井参考人、貴重な御意見を聞かせていただきまして本当にありがとうございます。  最初に盛田参考人の方からお聞きしたいんですけれども、先ほどの御意見の中で、家族経営が農業の大宗を担うことは当分の間不...全文を見る
○菅野委員 先ほど井上委員の質疑でもありましたけれども、今回の農地法の改正で入り口規制が緩和されていく。そうしたときに、どうしても農地転用の問題が本当に大きな議論になっていかざるを得ないんだろうというふうに思っています。  そして、この農地転用の監視役として農業委員会というもの...全文を見る
○菅野委員 農業委員会そのものが公選制をとっているということ等も含めて、私は、出発時点はかなり権限というものがそこに集中していたんだというふうに思っていますけれども、ずっとこの間の流れの中で農業委員会というものを振り返ってみたときに、本当に国の責任として明確にしてきたのか。あるい...全文を見る
○菅野委員 次に忠参考人にお聞きしますけれども、企業参入の担保措置について先ほど意見陳述がなされました。今もそうなんですけれども、運用面で国としてしっかりとしたものをつくっていかなければならないというふうにおっしゃられております。  そして、先日も、新潟の農業生産法人の方の参考...全文を見る
○菅野委員 確かに、農地法の中で議論することじゃなくて、そこが原点でなければならないというところだと私は思うんですね。  そうしたときに、この今回の農地法の改正で、入り口の規制緩和がされました。その入り口の規制緩和の中で、今までは、参入しようとしてもこの条件があったから参入でき...全文を見る
○菅野委員 次に、櫻井参考人にお聞きいたします。  私もそうだと思うんですが、今、四ヘクタールの認定農業者でも所得がほとんどないんだよと。そういう状況の中で農業に従事しろと言っても、地域における農業従事者というのは後継者もできていかない、そういう厳しい状況にあるんだと。そういう...全文を見る
○菅野委員 この議論は今後もしっかり行っていかなければならないし、待ったなしだという、これは共通認識だというふうに私は思っております。  ただ、盛田参考人から最後にお聞きしたいと思うんですが、日本の農業というのは、私は、大規模化をずっと進めてきた北海道農業というのが一つあるとい...全文を見る
○菅野委員 どうも貴重な御意見ありがとうございました。  以上で終わります。
04月22日第171回国会 衆議院 農林水産委員会 第12号
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○菅野委員 るる質問してまいりましたが、きょうは、転用規制について、現状における実態を明らかにしながら、どう規制強化をしていくのかということを議論していきたいというふうに思っています。  農水省が七日発表した二〇〇八年の違反転用件数は、先ほど大臣も一万件と言っていますけれども、...全文を見る
○菅野委員 今言ったように、本当に農家が無理解で転用しているなどというのは違うというふうに私は思うんですね。意図してそういうふうにやっているという状況が存在するんだというふうに思っています。  それで、次に、農業振興法で定められた農用地区域は原則的に転用禁止になっているはずです...全文を見る
○菅野委員 都道府県に通知を出した、そして監視を強めていく、そして、この業務はすべて地方の農業委員会にゆだねていくというのが今の方向性なわけですね。  もう一つ取り上げて、これは答弁はいいんですが、企業や不動産会社が仮登記という手法を使って農家から農地を買収して開発していくなど...全文を見る
○菅野委員 最後に、大臣に決意をお聞きしておきたいというふうに思うんです。  今、実態は、本当に優良農地を確保していかなきゃならないという状況にあって、それを今回法律でもって規制強化していくというところは評価するんですけれども、その実を上げていくための組織というものが今どんどん...全文を見る
○菅野委員 ありがとうございました。以上で質問を終わります。
04月23日第171回国会 衆議院 海賊行為への対処並びに国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第7号
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○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄です。  本日、海賊対処法案を、審議が十分尽くされないまま、与党が強行して採決することを決めています。このことに、冒頭強く抗議しておきます。  現在、自衛隊法八十二条の海上警備行動が発令され、「さざなみ」「さみだれ」の二隻の自衛艦がソマリア沖・...全文を見る
○菅野委員 党の同僚議員が二十日、海上保安庁の「しきしま」を視察に行ってまいりました。「しきしま」は横浜港で待機している状態だったということです。  まず自衛隊を出動させるという政治判断があって、そのために海上保安庁による対処可能性の検証が不十分だったんではないのかなというふう...全文を見る
○菅野委員 日本は憲法の平和主義のもとで、海上保安庁と海上自衛隊の任務を厳格に区別してきたと私は思っております。海上保安庁法第二十五条は、こう言っていますね。「この法律のいかなる規定も海上保安庁又はその職員が軍隊として組織され、訓練され、又は軍隊の機能を営むことを認めるものとこれ...全文を見る
○菅野委員 二〇〇〇年代前半に多発したマラッカ海峡、東南アジアにおける海賊問題について、日本は、アジア海賊対策地域協力協定、ReCAAPの成立や同協定に基づく情報共有センターの設立に向けて、リーダーシップを発揮してきました。JICAスキームによる沿岸諸国の海上法執行能力向上のため...全文を見る
○菅野委員 やはり、周辺諸国はしっかりしていないと言うけれども、イエメンとかオマーンとかジブチとか、そういう周辺諸国がこの海賊対策に積極的に取り組んでいこうという姿勢を示しているわけですから、そこといかに連帯していくのか、連帯していくためには、やはり海上保安庁が主体となって国際的...全文を見る
○菅野委員 以上で終わります。ありがとうございました。
04月30日第171回国会 衆議院 農林水産委員会 第13号
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○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。  今回の新型インフルエンザ、当初、豚インフルエンザと銘打って報道されたという、これが出発点であります。国民はどう思ったのかということを考えたときに、鳥インフルエンザをイメージして、これは大変だという状況になったんだというふうに思う...全文を見る
○菅野委員 きょうからランクがフェーズ5になったということで、フェーズ5ということは人から人に感染していく状況になった、それで大変だという状況になっているんだというふうに思いますけれども、ある意味では、今の答弁にもあるように、豚とインフルエンザというのは今まで共存してきたというふ...全文を見る
○菅野委員 そこがどうしても理解し得ない。実態をとらまえていくことは必要だということなんですけれども、豚から人に、それから人から人へという段階を踏んで今日の状況になったというふうに私は思うんです。ただ、実態をとらまえて対応していくというところはわかるんですけれども、それでは具体的...全文を見る
○菅野委員 そこをしっかり説明していかないと、やはり風評被害につながっていくのではないのかなという危惧を私は抱いています。  それからもう一つ、生きた豚を輸入しているのかという問題ですね。これは、特にメキシコから豚が生きた豚として入ってきているのではないのかということを懸念する...全文を見る
○菅野委員 わかりました。  最後になりますけれども、やはり、今後風評被害というのがどんどん広がっていくことに私は大きな危惧を抱いているわけですけれども、大臣、今も笹木委員の方と議論があったんですけれども、豚肉を通じて感染する可能性というのは極めて少ないと私は思っております。こ...全文を見る
○菅野委員 以上で終わります。ありがとうございました。      ————◇—————
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄です。  これまで、二度の参考人質疑を含め真摯な議論が重ねられ、その上で与党と民主党との間で修正協議が行われてきたことには敬意を表しつつ、最後の質問の機会になりますが、基本的な点について大臣にお伺いしたいと思っております。  既に指摘してきた点...全文を見る
○菅野委員 やはり地域集落の存続という観点から農業というものをしっかり考えていったときに、私は、小規模農家も大事にしていくという観点が日本の農政においては重要だということをずっと指摘し続けてまいりましたし、その観点において、ぜひこれからも議論させていただきたいなというふうに思って...全文を見る
○菅野委員 この点もこれからもしっかり議論していかなきゃならない点だというふうに思うんですが、大臣の言う付加価値を高めること、そしてコスト削減を図っていくこと、このことと、私はもう一つつけ加えなければならないのは、要するに、産業政策と地域政策という二面性が農業にはあるという点なん...全文を見る
○菅野委員 この農業委員会のあり方ですね。平成の大合併によって、実は、私の地元選挙区なんですが、十カ町村が合併しているんですね、それから九町の合併なんです。そういう中で、農業委員会が権限強化されてやっていかなきゃならない。今大臣が言ったように、この実態をつぶさに調査するということ...全文を見る
○菅野委員 最後になりますが、今回の改正で、関連事業者であれば農業生産法人の総議決権の二分の一未満まで議決権を保有することが認められます。現行法では、農地の所有者や農業生産従事者以外の者の意思で生産法人の経営が支配されることのないよう、議決権制限が設けられてきたと承知しています。...全文を見る
○菅野委員 やはり、なぜ今まで二五%にしてきたのか、これをなぜ五〇%まで拡大したのかという疑問はぬぐい去ることはできません。だから、私は、企業の参入に当たって本当に慎重でなければならないという点をずっと指摘してきているわけです。  この点も含めて、私は多くの疑念を持ちながら今い...全文を見る
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄です。  社会民主党・市民連合を代表し、政府提出の農地法等の一部改正案並びに修正案に対し、反対の立場から討論を行います。  最初に、今後の日本の農業のあり方を左右するような重要法案に対し、二回にわたって参考人の意見を聴取するなど真剣な議論が行わ...全文を見る
06月11日第171回国会 衆議院 農林水産委員会 第14号
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○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄です。  最初に、森林・林業政策について質問したいと思います。  先日成立した補正予算で、緑の産業再生プロジェクトといった新規事業に約一千二百三十八億円という規模の予算がつけられました。森林整備の促進に国が率先して取り組むこと自体評価したいと思...全文を見る
○菅野委員 なぜこの質問をするのかということなんですけれども、平成二十一年度当初予算で、CO2削減を含めてそれだけの予算措置したというふうに私は思っていたんですね。そうしたら、こういうものが出てきた。  私、この補正予算が成立する前に詳しく説明を受けました。そして地域に入って、...全文を見る
○菅野委員 もう一問用意していたんですが、そこにも触れて答弁されましたから、そこは省略します。  私ども社民党も、国が責任を持ってやらなければならないという状況には変わりはないというふうに思っています、今日の森林の状況を考えたときに。そういう意味では、一年前倒しで実施するという...全文を見る
○菅野委員 最後の質問に入ります。  先ほども議論があったんですが、中国側の努力もあってのことだと思いますが、二年七カ月ぶりに中国産野菜が輸入増加に転じたという報道があります。その理由は、やはり値段の安さにあるという報道がありました。野菜そのものはこの法律が対象とする農産物では...全文を見る
○菅野委員 時間ですので、終わります。ありがとうございました。
07月02日第171回国会 衆議院 政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会 第2号
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○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄です。  最初に、本日の委員会の運営についてですが、法案のつるしをおろして、お経読みをして審議開始までを一日でやってしまうというやり方は余りにも乱暴だということを申し上げておきたいと思います。会期末も迫る中、野党第一党の民主党が欠席の中で審議しな...全文を見る
○菅野委員 総務大臣、私はずっと言っていたんですが、個別の案件で質問しているんじゃないんですね。今の経過の中をずっと言いました。お二人の両大臣が今行っている説明責任を十分果たしたと思っているかということを聞いているわけですから、率直に総務大臣としての考え方をお聞きしておきたいと思...全文を見る
○菅野委員 先ほどずっと言ったように、私は、説明責任を全然果たしていない、逆に、先ほども議論になっていますけれども、お二人にこの場に来て説明をしていただきたいという強い思いを持っているということを申し上げておきます。  そして、西松建設は関西国際空港二期工事で毎年数十億円の受注...全文を見る
○菅野委員 指摘されたからそういう対応をとるというのじゃなくて、日常的にすべての情報を把握して事前に備えるというのが政治家としてごく当たり前のことじゃないかというふうに私は思います。私は企業献金をもらった経験がないから、そこをしっかりと対応していただきたいというふうに思っています...全文を見る
○菅野委員 提出者に再度お聞きしますけれども、やはり、先ほどの答弁でも、欧米諸国、諸外国と比べて日本の供託金制度というものが非常に高い、これは共通認識に立てるんだろうというふうに私は思います。例えば一つの例ですが、衆議院小選挙区の候補者は、供託金が三百万から二百万に下がり、没収点...全文を見る
○菅野委員 やはり私は、民主主義の徹底ということを含めて、だれもが自由に、被選挙権を有する者が立候補できる環境というものをつくっていくべきだ、ずっと私どもはそういう考えで一貫しているということを申し上げて、これは一つの通過点であるというふうにとらえて、今後ともしっかりと議論してい...全文を見る
○菅野委員 以上で終わります。ありがとうございました。
07月03日第171回国会 衆議院 政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会 第3号
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○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄です。  きのうも少し触れたのですが、商品先物取引会社のオリエント貿易、現在は証券会社の子会社になっているようですが、このグループ五社が総務省に、与謝野財務・金融担当大臣、渡辺喜美元行革担当大臣の後援団体として届け出ていた政経政策研究会という政治...全文を見る
○菅野委員 両氏に対する実質的な献金額は、今の数字を足していくと九千万円を超えているわけで、大変に大きな額であると思います。先物取引会社が金融担当大臣経験者に迂回献金を行い、法改正の際に規制強化からの除外といった便宜供与を受けていたのではないかという疑問が生じてくるのは、私は仕方...全文を見る
○菅野委員 もう一つ、報道されている中身なんですが、これはどうなんですか。第三者名義による寄附あるいは企業献金の禁止という条項も政治資金規正法の中にあるというふうに私は思っていますし、そのことも報道されているわけですけれども、これは答弁はいいです、個別具体の事案ではなくて一般論で...全文を見る
○菅野委員 どうしてもまだ納得しないんです。  一般論としてでいいんです。ただし、企業・団体献金は禁止されているんだと。その禁止条項を逃れるためにダミーの政治団体をつくって政治献金をするというこの仕組みというものは許されないことなんでしょう。さっきの政治資金規正法の中では、この...全文を見る
○菅野委員 ダミーという、例えば具体的な事例がなければそのことの善悪は申し上げられないという答弁ですけれども、企業・団体献金は禁止、そしてそれを逃れるために、例えば企業が社員から集めた金を、具体的に政治団体をつくって、集めた金を政治団体に集めて、そこから、政治団体からやるというこ...全文を見る
○菅野委員 昨年の十二月、それからことしの三月までですか、国会議員関係政治団体というものがしっかり届け出なされて、私もその議論に関与したんですけれども、かなり整理されたというふうに思っています。調べようと思えば、今の状況の中で、私は調べることが可能だというふうに思っています。すべ...全文を見る
○菅野委員 わかりました。  私は、今日の問題が、一昨年の政治資金規正法の改正によってなくなればいいなというふうに思っていますけれども、やはり、幾ら政治資金を規制していっても、抜け道を探していくというのが今日の状況を招いているわけですから、ぜひ抜け道というものをふさいでいくよう...全文を見る
○菅野委員 やはり昨日同じような質問があって答弁されていますけれども、件数はどのようになっていますか。
○菅野委員 きのうもこのような質疑がなされたというふうに思います。その後、寄附金控除のための書類がどのように使われたのかというのは総務省としては関知していないわけですから、それ以降のことは聞いてもわからない、政治団体の方でどう使ったのかということはわからないと言うしか答弁はないと...全文を見る
○菅野委員 与謝野大臣は、後援団体がどのようにして資金を集めたかについては知らない、献金の返却もしないと述べていると思います。  しかし、後援団体になるには、推薦や支持を受ける政治家が総務省や都道府県選管に被推薦書を届けることになっているはずです。したがって、応援してもらう政治...全文を見る
○菅野委員 一般論でのお答えですが、私は、原点はどこにあるのかということだというふうに思います。きのうも言ったんですけれども、そして本日、公明党の佐藤さんも話しているんですが、やはり政治倫理綱領というのをみんなもう一回、国会議員がしっかりかみしめるべきだというふうに思うんですね。...全文を見る
○菅野委員 最後に、委員長に要望申し上げておきますけれども、きのうきょうと多くの時間をかけて、公職選挙法の一部を改正する法律案そして政党助成法の一部を改正する法律案を審議してまいりました。一日も早いこの二法案の採決というものを行うよう要望して、私の質問を終わらせていただきます。 ...全文を見る
07月09日第171回国会 衆議院 政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会 第6号
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○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄です。  政治資金規正法改正案が審議に入ったわけですが、内容についてお伺いする前に、現在の政治と金をめぐる問題について、政治資金規正法改正案の提出者に二点ほどお伺いしておきます。  最初に、民主党の鳩山代表の資金管理団体、政党支部に対する個人献...全文を見る
○菅野委員 同じ答弁を繰り返しているんですが、私は、なぜ今この倫選特でこの議論が行われているのかという観点を考えて、それとこの政治資金規正法という問題とを絡めて議論した場合に、やはり政治家は説明責任を十分に果たすべきだという立場を貫いていくことが大事だというふうに思うんですね。そ...全文を見る
○菅野委員 国民から見て、まだまだ鳩山代表が十分説明責任を果たしたというふうにはとられていないというのが率直な今日の状況だというふうに私は思います。いろいろな機会があるというふうに思っていますから、党内において十分説明責任を果たしていくという方向性を、この提出者等も含めて追求して...全文を見る
○菅野委員 今、このように多くの疑惑、疑問が持たれている人たちが存在するわけですから、この委員会として、しっかりとした説明責任をみんなから求めていって政治不信というものをぬぐい去っていく、こういうことがこの倫選特に課せられた大きな任務だというふうに私は思っております。ただ一方的に...全文を見る
○菅野委員 先ほども佐々木委員の中で議論されていましたけれども、どうしても私どもからすれば、企業・団体献金を受けていない党からすれば、今の答弁というのは私は納得しないんですね。やはり日常活動の中で、企業・団体献金を受け取らないで政党活動をどう行っていくのかという視点が追求されてし...全文を見る
○菅野委員 それでは、もう一回別な角度から聞きますが、一件一億円以上の公共事業を受注した企業の献金を禁止する場合、公共事業受注企業全体の中で、どの程度の割合の企業が献金できなくなるのか。直近の数字でいいですから、もしわかっていれば教えていただきたいと思います。
○菅野委員 一件一億円以上という条件設定をしたことによって大手企業からの献金抑制を考えたものと推測しておりました。しかし、企業・団体献金禁止までの時限措置とはいえ、下請企業やグループ関連企業を使った抜け道が出てこないかという懸念もあるんですね。このことは指摘しておきたいというふう...全文を見る
○菅野委員 先ほども言ったんですけれども、強制かどうかというのをどうしてチェックしていくのか、ここが今回のこの問題の大きな点だというふうに思っています。雇用関係で、上下関係で断り切れないというのが、会社が政治団体をつくった場合の大きな問題点であって、そこを規制しない限り、この西松...全文を見る
○菅野委員 状況は理解しました。  先ほども申し上げましたように、やはり政治資金規正法のここが問題なんだということがわかったときに改正していくという姿勢、不断の見直しをしていくということなんですが、このタイミングを逸すると政治資金規正法というものの改正がなかなか行われないという...全文を見る
○菅野委員 いろいろな制度の仕組みを検討していかなければならないし、これは、前回の政治資金規正法、出口を規制するという議論をするときに、各政党、会派が寄り合って、そして意見を闘わせて一つの改正の方向をつくったというのが大きな成果だったというふうに私は思っております。  政治資金...全文を見る