黄川田徹

きかわだとおる



当選回数回

黄川田徹の2004年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月26日第159回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第3号
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○黄川田委員 民主党の黄川田徹であります。  通告に従い順次質問していきたいと思っております。そしてまた、さきの委員から質問された事項と重複するところがあるかもしれませんけれども、よろしくお願いいたしたいと思います。  先般の大臣所信によりますと、東海地震あるいはまた東南海・...全文を見る
○黄川田委員 昨年九月の十勝沖地震でも津波が発生しました。波高はそんなに高くはなかったわけでありますけれども、やはり、川で釣りをしていた方が流され行方不明になるとか、あるいはまた漁船なんかが岸壁に打ち上げられるとか、そういう大きな力であります。  そしてまた、私は岩手の三陸海岸...全文を見る
○黄川田委員 それぞれお話をいただきましたけれども、現在、この地震予知関連の研究や事業の推進については、行政的対応については地震調査研究推進本部のもとで、そしてまた、地震予知研究については科学技術・学術審議会の建議に基づいて推進されていると聞いております。  どうもこの政府の推...全文を見る
○黄川田委員 では、具体的な課題についてちょっとお聞きいたしたいと思います。  昨年の五月二十六日に発生しました宮城県沖を震源とする強い地震、これは、私の地元岩手、そして宮城両県で、最大の震度が六弱ですか、これを観測しまして、大きな被害を起こしました。それを受けて災特が開かれま...全文を見る
○黄川田委員 検討をしているということでしょうし、そういうことなんでしょうけれども、特定観測地域、その上に観測強化地域というのがあるんですか。まず、今現在八つの地域ですか。それに、強化地域は南関東と東海地方ですか、二つになっておりますかね。東北に住む住民として、一般市町村民といい...全文を見る
○黄川田委員 津波防災対策の強化ということで、沿岸市町村に津波の観測カメラをそれぞれ設置しておるわけなんでありますけれども、これなどは、県がまとめて情報を共有化しようという事業も推進しているところであります。国の機関、県の機関、市町村、あるいはまた防災関係の機関、それぞれ独自とい...全文を見る
○黄川田委員 今後予想されます有事の際の国民保護法制の関係とか、いろいろな部分の中で情報伝達という考え方もあるかと思いますけれども、総務省は合併合併ということだけで、そういう中でどんどん整備していけなんという話なんでしょうけれども、特に津波対策に関すれば、沿岸部にある市町村という...全文を見る
○黄川田委員 やはり、共助の部分では自主防災組織ですかね、そういうものの充実強化が大事だと思うわけでありますが、少子高齢化の中で、地方にあっては、消防団の役割が一番大事なわけであります。  しかしながら、ずっと団員数の減少であるとか、逆にまた、男女共同参画社会といいますか、女性...全文を見る
○黄川田委員 時間でありますので終わります。ありがとうございました。
03月02日第159回国会 衆議院 予算委員会第六分科会 第2号
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○黄川田分科員 民主党の黄川田徹であります。通告に従い、順次質問していきたいと思います。  まずもって、三位一体改革による国庫補助金の縮減あるいはまた税源移譲など、本当に地方分権改革が叫ばれております。その中で、補助金の交付、運用面で、国と地方のかかわりの基本的なあり方がまた問...全文を見る
○黄川田分科員 当時、国の三度目の補正ということで、国の補助金がありますけれども、裏負担がある、自治体負担。なかなか財政が厳しいわけでありまして、声かけて踊らず、事業はないかという形の中で全国に要望したんでしょうけれども、なかなか手が挙がらなかったというのが実態ではなかったでしょ...全文を見る
○黄川田分科員 大臣は製造過程の一部の変更だという認識だという話でありますけれども、林野庁は平成十年の四月八日、「林業生産流通総合対策施設整備事業等の運用について」と題しまして、林構事業を含めまして、補助金運用の指針を長官通知として行っております。それによりますと、経営課所掌の補...全文を見る
○黄川田分科員 大臣は、当時木材トレーの具体的なものが現実にあったんだ、そういう中で、周知されたものだから、君がどうのこうのということじゃなくて、もうできているんだからやればできるというふうな形の中での答弁なんでしょう。  であれば、トリニティという形の、そういうふうなものは生...全文を見る
○黄川田分科員 先ほどの答弁で、何か県にも資料がないのでなかなか答えることができないところもあるという話もされましたので、それでは私も参考のために、そしてまた、これについてはもっと勉強したいと思いますので、森のトレーを主体にこの林構事業に関して、平成十年六月から平成十六年二月まで...全文を見る
○黄川田分科員 今、資料がないものもあると言われますけれども、例えば、県から職員が来て応対すれば、例えば上司に応対復命書とかいろいろなものをつくると思うんですが、そういうものを国ではつくらないわけですか。
○黄川田分科員 国の事業はメモでもって進展していくわけですか。必ず上司に報告とか、文書で残らないんですか。
○黄川田分科員 それでは、可能な限り資料をいただきたいと思います。  それで、大臣にまとめてお尋ねいたします。  さまざま、いろいろとお話しさせていただきましたけれども、今回の不祥事でありますけれども、私は、責任は県、市、あるいはまた組合だけではないと思っておるんですよ。国に...全文を見る
○黄川田分科員 補助事業のあり方の中では国の責任はなかったと。大臣、本当に責任がないと思いますか。
○黄川田分科員 それでは会計検査院にお尋ねいたします。  今回の林構補助事業の実施以前に、検査院は、平成九年、十年度、林構事業等による施設の設置及び運営に関して、農水省に是正改善の処置を要求しております。それにもかかわらず今回の不祥事が発生し、検査院は、当該補助事業森のトレーに...全文を見る
○黄川田分科員 悪いのは地方だけということですね。  それでは、県と林野庁との間で、国の補助額十二億八千万円の約三分の一、四億円をとりあえず返納し、残り約三分の二については受注者トリニティ工業へ返還訴訟を起こす条件で不問にしてもよいとの暗黙の了解が、これは県議会の証言で出ておる...全文を見る
○黄川田分科員 それでは、最後に検査院にまたお尋ねいたします。  検査院の指摘には含まれておりませんけれども、このトリニティ工業が選定された際に、同社と同社推薦の小規模な当て馬会社二社の三社から業者選定が行われていたこと、及び、組合は、ホットプレスや成形機など高額な個別の機械、...全文を見る
○黄川田分科員 それでは、また最後に大臣の方にお伺いいたしたいと思います。  当時、景気対策ということでさまざま補正予算が組まれまして、県、市町村一体となって、景気浮揚だということでそれぞれ予算規模を拡大してまいりました。その拡大した結果が、今の国の財政再建、あるいはまた地方の...全文を見る
○黄川田分科員 林野庁は要らないというのは極論でありましたけれども、ただ、大臣、全然この場で責任がないという形で終わってしまったら、そんなものか、補助事業というのはそんなものなのか。計画の段階でかかわってきた、本当は三位一体、国、県、市、一緒になって考えてきたことでしょうが。問題...全文を見る
03月23日第159回国会 衆議院 総務委員会 第10号
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○黄川田委員 民主党の黄川田徹であります。  通告に従い順次質問していきたいと思います。それから、これまでの質疑と重複するところがあるかもしれませんけれども、よろしくお願いいたしたいと思います。  思い起こせば、昨年の当総務委員会のNHK予算審議の後に、米国のイラク攻撃が開始...全文を見る
○黄川田委員 海老沢会長さんからお話がありましたけれども、やはり公共放送として、NHKの柱の一つですか、災害報道があると私は思っております。とりわけ、地震、津波などの緊急報道のさらなる充実、これが求められると思っております。  私は、地元は東北の三陸海岸なんでありまして、明治二...全文を見る
○黄川田委員 海老沢会長から懇切丁寧な答弁でありましたので、早く進まないと全部質問できないと思いますので、では、ちょっと飛びます。  地上デジタル放送に関連してお尋ねいたしたいと思います。  これまでさまざま質疑されたと思うわけでありますけれども、この地上デジタル放送の実施状...全文を見る
○黄川田委員 NHKは、順調だ、財政的にも大丈夫だという話でありますけれども、一方、私の地元岩手には、民放四局あります。郵政省指導のもとに、民放、さまざま展開してきたと思うのでありますけれども、経済状況が厳しい中で大変であります。  そして、この地元の民放四社のデジタル化の投資...全文を見る
○黄川田委員 地方の民放も時間をかけて中継局を整備したわけでありまして、短期間の間に投資というのは本当に大きな負担になるわけであります。ユニバーサルサービスの観点からも、地上デジタル放送の開始に伴い、都市と中山間地のデジタルデバイドの解消、これは急務であると思っております。それか...全文を見る
03月23日第159回国会 衆議院 農林水産委員会 第8号
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○黄川田委員 民主党の黄川田徹であります。二回生でありますけれども、農林水産常任委員会は初めてでありますので、よろしくお願いいたしたいと思っております。  前段で林業の現状についてただしまして、後段で、先般の予算の分科会でちょっと消化不良を起こしました補助金の問題についてただし...全文を見る
○黄川田委員 大臣は神奈川県ということで、私は岩手でありますので、四国四県に匹敵する面積の土地でありまして、山は豊富にあります。  かつて緑のオーナー制度という言葉を記憶しておるのでありますけれども、この緑のオーナー制度というのは今でも生きておるんでしょうか。生きておるならば、...全文を見る
○黄川田委員 私は地方の役場職員をしておりましたので、地方官僚、立派な政策提言するわけなんでありますけれども、国は法律をつくるわけでありますけれども、その法律が現場で生かされるのか、これが最も大事だと思っておりますので。緑のオーナー制度も十一年度で休んでおるという現状でありますか...全文を見る
○黄川田委員 市町村で首長が演説するときは、施政方針演述と言うんですよ。述という言葉を使わせられるんですよ。演説という言葉は国会でしか使わない言葉みたいですね。大事な言葉なんですよね。市町村では原稿を担当官がつくるんですよね、もちろん首長の大いなる政策も披露するわけでありますけれ...全文を見る
○黄川田委員 林業、木材の輸入の自由化、昭和三十九年に完了したということですか、農業の、食料の自給率は四〇%を欠く、そして、林業は二割を欠いて、今は一八%という数字でありますね。大変な状況であります。  この森林・林業基本計画によりますと、「森林整備に対する国民の理解の醸成と参...全文を見る
○黄川田委員 それでは、加えて、個別課題となりますけれども、昨年の森林法の改正におきまして、附帯決議ですか、これがついたはずであります。中身は、「森林整備を着実に実施するため、「緑の雇用」等の雇用対策を通じて、担い手としてふさわしい基幹的な林業就業者の確保・育成に努めること」を求...全文を見る
○黄川田委員 具体的に、それが森林整備にどう生かされているのか、そしてまた、森林組合などの常用雇用にどう結びつくのか、その点も、実態面をお尋ねいたします。
○黄川田委員 この緑の雇用対策の経緯としまして、たしか厚生労働省の方で緊急地域雇用創出特別交付金事業といいますか、これがまず立ち上がったわけでありますよね。雇用対策、緊急ということで、何か失対事業みたいな形で一年ぐらいでというふうな状況を心配したわけでありますけれども、その後、林...全文を見る
○黄川田委員 それでは次に、林業の経営問題を考えていきたいと思っております。同時に、森林の所有権あるいはまた所有区分など、基本的な事項もちょっと振り返ってみたいと思っております。  まず、林業公社についてであります。各都道府県に設立されております林業公社でありますけれども、土地...全文を見る
○黄川田委員 全国三十六都道府県で四十法人ですか、そして長期借入金の総額が一兆円を超すというふうな、そういう現状だということでありまして、もちろん国の方でも、公社、公団、事業団、独立行政法人化とか、さまざまないろいろな意味でメスが入らなきゃいけないというところで、地方自治体もそれ...全文を見る
○黄川田委員 三十年ぐらい前の借り入れとか二十年ぐらい前の借り入れは、高金利の時代でありましたから、六・五%でもほかのものよりはたしか利率は安かったということだと思うわけでありますが、現状の金利を見ますと、とてもじゃないけれども金利負担で大変だということ、まあ、収益が上がれば返済...全文を見る
○黄川田委員 今、長官からいろいろお話いただきましたけれども、昭和四十一年ですか、入会林野の近代化法ですか、これに基づいて生産森林組合というものがつくられたりしておりまして、この生産森林組合もこれまた大変な状況にあると思うのでありますけれども、組合の数といいますか、全国の中でどう...全文を見る
○黄川田委員 林野庁長官とだけやりとりしておりますと大臣も寂しいでしょうから、ちょっと通告しておりませんけれども質問していきたいと思います。別に難しい話ではありません。  私は、総務委員会でもこの後また質問しなきゃいけないので、三位一体改革ということで、地方交付税、そして補助金...全文を見る
○黄川田委員 今、大臣から森は海の恋人という話が出ましたけれども、まさに私の選挙区はそこでありまして、海岸で宮城県と接しています。宮城県の唐桑町の室根というところがありまして、畠山さんという人がお話をされたものでありまして、当時私は、地元の陸前高田市の市役所の商工観光課の職員をし...全文を見る
○黄川田委員 最初に、この事業規模についてお尋ねいたしたいと思います。岩手県にとって、林構事業で、一つの事業で二十七億、三十億近くというのは本当に大きいものでありますので、お尋ねいたします。  事業化に失敗した岩手県久慈市の事業規模は、平成十年から十二年度、補正等ありましたから...全文を見る
○黄川田委員 もちろん、事業の規模の大小は、それぞれの一つ一つの事業でやれるのであればやるということで、とりたてた問題はないということなんでしょうけれども。  平成十年当時、まだこの森のトレーというものは試作段階でありまして、岩手、大分、高知県、この三県にその技術の進展は大差が...全文を見る
○黄川田委員 技術が確立されていたにもかかわらず、なぜに失敗したんでしょうか。
○黄川田委員 当初申請で補助事業、第一回目で林野庁がさまざま精査しておれば、この段階で本当は外れたような気がするわけなんでありますけれども、あるいはまた、今、平成十年度当時で実用化されている部分の中で計画が継続しておったなら、会計検査院からの十二億八千万円の返還命令等はなかったと...全文を見る
○黄川田委員 実は、今まで林野庁に販売契約書の写しを再三請求してきたわけであります。二社の契約書がここにあるわけなんでありますけれども、お話しのとおり、民間レベルの話なのでということなわけであります。それで、別ルートで私も入手しましたが、兼松日産農林さん及びオージーさん、両者の契...全文を見る
○黄川田委員 県の申請した事業を尊重し、そしてまた、立派な計画だから干渉しないで、それでいいだろうということのようでありますけれども、岩手県の取りまとめ役といいますか、農林水産部の取りまとめ役は、農林水産省からの出向者であります。事実であります。出向者でありますよね。取りまとめ役...全文を見る
○黄川田委員 それでは引き続き、やりとりがかみ合わないところはありますけれども、さらにお聞きいたします。  平成十一年の計画変更についてただしてみたいと思います。  先般の分科会で、大臣は、生産技術自体は既に実用化されておりまして、量産化に適したものに生産工程の一部を変更する...全文を見る
○黄川田委員 基本的な部分では変わらない、間伐材の利用、活用だということでありますよね。  実は、使われた材が、普通は地元材、地元雇用、県産材ということになりますけれども、北海道の松が使われたんじゃないのか、そうしたら、国産材だからいいんじゃないのか、道産材も国産材だと。ところ...全文を見る
○黄川田委員 長官、見てほしいんですよね、変更申請書を。金額は変わっていないんですよ。事業の中身ががらりと変わっているんですよ。数字だけ見れば変わっていないんですよ。私、素人ですけれども、これは本当にできるのかというのは、身震いがするぐらいの変更申請書でありますよ。  庄内鉄工...全文を見る
○黄川田委員 これで質疑ができますか。百六十万枚ですよ。皆さんに五万枚ぐらい、一人一人配れますよ。大臣、どうなんですか。大臣、見たことないんですか。
○黄川田委員 現職大臣を責めてもあれですが、当時の大臣はだれだったかと私も思うわけであります。  私も一回生議員と同じですから、農林水産はよくわからない人間でありますので、民主党では勉強会を開いております。先般は、「林業の現状と課題」ということで勉強させてもらいました。その一番...全文を見る
○黄川田委員 木製でできた、林業振興によってできた木質トレーがあって、そして農業の振興によってうまい米ができて、握り飯があって、それに浜の振興、水産業を振興していいノリができて、一番じゃないですか。国会の食堂に木のトレーがあって、握り飯があって、その握り飯にノリが巻いてある。農林...全文を見る
○黄川田委員 財務省では、協議を受けたら協議しますということなんですが、農水省はどうですか、協議する気はありますか。
○黄川田委員 岩手県の責任はないとは私は全然申しておりません。岩手県でも責任はあるけれども、何でおれたちだけ責任があるんだという意味での三分の一の県議会の予算措置じゃないんですか。(発言する者あり)岩手県の人から岩手の話を言うなと言われましたけれども、私は事業自体に反対しているの...全文を見る
04月13日第159回国会 衆議院 農林水産委員会 第10号
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○黄川田委員 民主党の黄川田徹であります。  本日は、農業経営三法が案件であります。我が党はそれぞれ担当者を決めておりまして、私の担当は農業委員会等に関する法律の一部を改正する法律案であります。私の持ち時間は七十分ということでありますので、農業委員会等だけで七十分というのも大変...全文を見る
○黄川田委員 マサヨおばあちゃんの方は二〇〇二年に亡くなられたわけなんでありますけれども、昭和六十三年に電気が通ったということであります。その電気も、バンガローができたから引いてもらったということであります。そして、その地域は、マサヨおばあちゃんが亡くなったということの中で、集落...全文を見る
○黄川田委員 私も市の職員をしておりまして、出稼ぎ担当をさせていただきました。神奈川の事業所にも事業所訪問ということで何度か訪れたことがあります。バブルがはじける前でありまして、ちょうど新宿の周辺には高層ビルがどんどん建っているということで、あの高層ビルを建てたのがだれかといえば...全文を見る
○黄川田委員 補助金に関しては、私の認識は、これまでがそうだったからそう思っているのかもしれませんけれども、農林水産省、本当に数が多いわけであります。メニューがたくさんあります。ただ、いつも、三年ごとに名前が変わって中身は同じ、私はこういう気がしておりました。お店屋さんでいえば、...全文を見る
○黄川田委員 次に、市町村の農業委員会制度についてでありますけれども、先ほど来お話しのとおり、市町村合併の進展や国や地方の事務事業のあり方あるいはまた地方組織のスリム化の観点等から、地方分権推進会議あるいは経済財政諮問会議等において制度見直しの必要性がたびたび指摘されておるところ...全文を見る
○黄川田委員 農業委員の皆さんの実態といいますか、農業委員の選挙で投票の実施率は大体一割程度であります。多くの場合、地域での自薦あるいはまた他薦の立候補のもとで無投票当選になっておるわけでありますけれども、大臣、この部分についてはどのような認識をお持ちでしょうか。
○黄川田委員 公選制と任命制については後で触れてみたいと思います。  それでは、実務的に引き続き聞いていきたいと思います。  まず、この法律案では、農業委員会の任意業務の第三に、法人化その他農業経営に関する事項が掲げられております。そしてまた、基本法においては、専ら農業を営む...全文を見る
○黄川田委員 お話しのとおり、選挙権の問題でありますか、公選制の問題、さまざまあるわけで、自然人ということなんでしょうけれども、やはりこれからの農業を引っ張っていく者がだれかというところの中で、個人の農業者というだけじゃない中で、農業委員会の法律にうまく取り込めるような仕組みなり...全文を見る
○黄川田委員 しっかりした農業委員会の実現をお願いいたしたいと思っております。  次に、農業委員会でありますけれども、地域の農業者の代表として、そしてまた担い手への農地の利用集積の促進やあるいは農地の保全、さらには遊休・耕作放棄地の解消のための活動、そういうことばかりではなくて...全文を見る
○黄川田委員 それでは次に、農業委員会の必置基準面積の見直しの考え方についてお尋ねいたしたいと思っております。  市町村には農業委員会を置くのが原則であります。この法律案では、この必置基準面積について、市街化区域内の法令業務の執行の状況等を踏まえまして、この算定から生産緑地以外...全文を見る
○黄川田委員 市町村が農業委員会を設置しようと思えるぐらいの国策もしっかりお願いいたしたいと思います。  それで、政令に委任されておるわけでありますけれども、面積的にどのような考え方があるのか、もし具体の数字がお答えできるのであればと思っております。
○黄川田委員 いずれ、三千二百の市町村がとりあえず千までみたいな形の中でどんどん合併が進むのではないか、こう予想されておるところでありまして、任意合併協議会あるいはまた法定の合併協議会、どんどんできておりますので、それらを見据えてということでしょう。しかしながら、よりよい地方行政...全文を見る
○黄川田委員 それでは、残り時間もあと半分ぐらいになりましたので、続けて質問させていただきたいと思っております。選挙委員定数の今般の見直しの考え方について、引き続き質問していきたいと思っております。  この農業委員会の制度創設の基本的な考え方は、農地制度の運用及び農業全般にわた...全文を見る
○黄川田委員 農業委員会の活動の重点化、これが叫ばれておりますし、そしてまた農業委員定数のスリム化、これも叫ばれております。平成十三年一月の全国農業会議所が策定した農業委員会系統組織の改革プログラムにおきます選挙委員定数の見直し推移を踏まえて、農業委員会のスリム化が書かれておりま...全文を見る
○黄川田委員 次に、今回、委員のリコールが、委員一括から委員個人が可能なように改正されておりますけれども、リコールの具体的手続はどのようになっておるのでしょうか。
○黄川田委員 長い農業委員会の歴史の中で、委員一括のリコール請求みたいなことはあったのでしょうか。
○黄川田委員 戦後の地主の皆さんが、リコールだみたいな形の中で、さまざまあるといけないということで、一括にすれば、皆それぞれやめなきゃいけないということになる中での一括ということだったんでしょうけれども、いずれ、事例は過去においては見られないという形でありますね。  それでは、...全文を見る
○黄川田委員 この部分についてはいろいろ議論がありますけれども、農水省とすれば自然な形だというお話でありますね。  次に、委員会活動の重点化に関してお尋ねいたしたいと思います。  何度もお話し申し上げますけれども、この農業委員会の今日的な政策的課題でありますが、農地法等の改正...全文を見る
○黄川田委員 大臣お話しのとおり、認定農業者あるいはまた担い手へ農地の利用集積がしっかりなるように取り組んでいただきたいと思います。  次に、食料・農業・農村基本法では、我が国農業の主流である家族農業経営を活性化するとともに、農業経営の法人化を推進していくという施策の方向性が明...全文を見る
○黄川田委員 次に、選任委員の選出方法の見直しについてちょっとお尋ねいたしたいと思っております。  御案内のとおり、土地改良区でありますけれども、農業水利施設の建設、管理、農地の整備など、いわゆる土地改良事業を実施することを目的として、土地改良法に基づいて設立される農業者の組織...全文を見る
○黄川田委員 いずれ、土地改良区というのが、今般できたものじゃないですし、歴史があるものでありますので、本当に生かされる仕組みにしていただきたいと思っております。  次に、農業委員会系統組織の改革プログラムにおいてでありますけれども、地域の世話役や構造政策の積極的な推進に資する...全文を見る
○黄川田委員 今、地方にあって、地域にあって一番元気な方々はだれかというと女性の方々であります。安全、安心の農業に最も関心が高いのも女性の方々であります。そしてまた、地産地消、産直の関係ですね、一番汗をかいております。国土交通省がやってまいりました道の駅ですか、道の駅にあわせてさ...全文を見る
○黄川田委員 初めから交付金じゃなかったということでありますね、補助金であったと。何で補助金が交付金になったんでしょうか。その経緯をお話しいただきたいと思います。
○黄川田委員 中央官僚の方々の言葉はすごくすばらしいわけですね。自由度というと市町村が裁量によって何でもできるみたいな勘違いがあるわけなんでありますけれども、それはきちっとした財源移譲があっての、財源があっての仕事なわけでありますね。  そういう中で、実はこれは私の質問の部分じ...全文を見る
○黄川田委員 戦後、多分アメリカからの考え方なんですか、自治体があって、行政委員会というものがつくられた。そして、市町村であれば教育委員会、そしてまた農業委員会と、どちらも時代の波にもまれまして、そのあり方が問われているわけですよね。その部分はその部分で大いに議論しなきゃいけない...全文を見る
○黄川田委員 大臣も農業改良普及員の皆さんの活動を高く評価されておるということでありますので、その高い評価のもとにこの法案も生かせると私は思っておりますので、その高い評価のもとによろしくお願いいたします。  ありがとうございます。
04月14日第159回国会 衆議院 農林水産委員会 第11号
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○黄川田委員 民主党の黄川田徹であります。  まずもって、参考人の皆様方には、本当に御多忙の中、当委員会にお越しいただきまして、心から感謝申し上げます。それからまた、ただいま賜りました御意見でありますが、大いに参考にさせていただきたいと思います。  そこで、私からも幾つか質問...全文を見る
○黄川田委員 私も市町村職員をしておりましたので、平成五年の大冷害、私、岩手でありますので、米が全然とれなかったところ、皆無のところもありました。去年も、ちょっと、北海道あるいはまた青森、岩手ではやませ等がありまして冷害でありましたけれども、現場で仕事ができないような状況が本当に...全文を見る
○黄川田委員 第三点目でありますが、今お話しされましたけれども、普及手当についてお尋ねいたしたいと思います。  現行の普及手当は、専門技術員が八%、それから改良普及員一二%ということで上限規定が設けられておりましたが、改正案では、この上限規定を廃止して、都道府県が自主的に支給で...全文を見る
○黄川田委員 国家財政の再建のために予算の削減が初めにありきというようなことであってはならない、私もこう思っておりますので、その点、引き続き一生懸命、そういうことのないような形の中で法案が審査されると思いますので、頑張っていただきたいと思います。  それで次に、高橋参考人にお尋...全文を見る
○黄川田委員 普及事業が後退しないように、先生からも、さまざまな形態があるんだということも含めてさまざまな場で御発言をしていただきたいと思います。  次に、佐野参考人にお尋ねいたしたいと思います。  私も、市町村役場職員でありましたから、気楽にお願いいたします、緊張しています...全文を見る
○黄川田委員 ぜひとも、中山間地の農業が元気が出るように頑張っていただきたいと思います。  それでは最後に、中村参考人にお尋ねいたしたいと思います。  農業委員会のこの改正によりまして、組織のスリム化、これについてお尋ねいたしたいと思います。  組織がスリム化する中で、農業...全文を見る
○黄川田委員 国会は法律をつくるところでありまして、私は現場にいた者であります。法律の執行は、県、市町村、あるいはまたそこに住んでいる社会が執行する現場であります。ですから、幾ら立派な法律をつくっても、それが生かされなければ何にもならないと思っております。  きょうは、本当にい...全文を見る
05月17日第159回国会 衆議院 決算行政監視委員会第二分科会 第1号
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○黄川田分科員 民主党の黄川田徹であります。  通告に従い、順次質問していきたいと思います。前半は総務省、そして後段は地域課題について他の省庁からお尋ねいたしたいと思います。  その前に、昨今の政治でありますけれども、強力なリーダーが不在であったように思っております。民主党は...全文を見る
○黄川田分科員 明治の大合併、昭和の大合併そして平成の大合併ということで、地方の自立、自己責任といいますか、そういう流れもありますので、やはり一番大事なのは、国と地方の役割をしっかりと分けるといいますか、明確にするといいますか、そこだと思いますし、それから、法律がこんなに多いのは...全文を見る
○黄川田分科員 詳細に答弁していただきまして、もうちょっといっぱい聞こうと思ったんですが、まず年金の関係。  私は、たまたま最初に市町村職員でありましたから共済組合に入った。その後、やめて県会議員に立候補するということで、十カ月間民間に勤めましたので厚生年金だ。その後、県会議員...全文を見る
○黄川田分科員 岩手で、熱エネルギーということで、間伐材のペレットストーブとかその程度できまして、電気まではまだいっていないんですが、廃材を利用して、秋田の能代ですか、一生懸命頑張っている事例もありますので、そういうことも見据えながら、地方でも頑張っていきたいと思いますので、よろ...全文を見る
○黄川田分科員 残り二つほど、地域課題、地元課題をお尋ねいたしたいと思います。  岩手の平泉、世界遺産、文化遺産に登録ということで、今、暫定リストなわけであります。今の状況は、たしか紀伊山地の霊場と参詣の道が登録推薦されまして、現在審査中でありますか、こういう状況になっておると...全文を見る
○黄川田分科員 ありがとうございます。  実は、平泉周辺で今度合併のいろいろな話が出ております。そこで一体となって連携しながら進めようということになっておりますので、文化庁としても改めて御指導をよろしくお願い申し上げます。  最後に、国土交通省の方にお尋ねいたしたいと思います...全文を見る
○黄川田分科員 国土交通省にはめり張りのある対応をお願いいたします。  なお、大臣には、県のあり方、都道府県のあり方、あるいはまた、三位一体改革だけじゃなくて人も入れた、人材も入れた四位一体改革というものも、総務委員会の方でいろいろと質疑させていただきます。  本日は、ありが...全文を見る
05月20日第159回国会 衆議院 農林水産委員会 第17号
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○黄川田委員 ただいま議題となりました農業協同組合法及び農業信用保証保険法の一部を改正する法律案に対する修正案につきまして、民主党・無所属クラブを代表して、その趣旨を御説明申し上げます。  我が国農業を取り巻く内外の厳しい環境のもとにおいて、代表的な農業団体である農協に対しては...全文を見る
06月01日第159回国会 衆議院 総務委員会 第21号
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○黄川田委員 民主党の黄川田徹であります。  通告に従い、順次質問していきたいと思いますけれども、ちょっと前後する項目があるかもしれませんので、よろしくお願いいたします。  先般、決算の分科会では、国のあり方、そしてまた地方のあり方、すなわち国と地方の役割分担、これにつきまし...全文を見る
○黄川田委員 改革知事ということで、私の地元の岩手の知事もさまざま国の方に提言しておりますけれども、いずれ国から地方へ税源あるいは仕事、そしてまた人材まで移れば、今の霞が関の組織これ自体がそのまま残るとは思えませんし、大胆なこれまた改革も進めなきゃいけないんじゃないかと思っていま...全文を見る
○黄川田委員 ぜひとも職員団体の理解、そしてまた人事院の知恵をおかりして、立派なもの、しっかりしたものをつくっていただきたいと思います。  それでは、法案の中身に入っていきたいと思います。公平委員会等についてちょっとお尋ねいたしたいと思います。  地方自治制度の根幹に、権力の...全文を見る
○黄川田委員 大臣の答弁も窮しておるようですからあれですが。  先般は農業委員会の一部改正が農林水産常任委員会で衆参通りましたけれども、農業委員会の方も、農業政策、さまざま問題はありますけれども、そういう中でどういう位置づけがいいのか。あるいはまた教育委員会も、教育は学校の先生...全文を見る
○黄川田委員 公平委員会ということで、組織を単独で設置して行政事務を行うというのが、この財政厳しい中でなかなか大変なところもあるかと思っております、正直。そしてまた、権限は与えられます。例えば、試験、選考の部分もやって、事務局も置ける。事務局を置けば、兼務の職員じゃなくてそれ相応...全文を見る
○黄川田委員 研修でもってすぐさま解決する問題じゃないことはよくわかっておりますが、ふえてきたのも、むしろ情報が公開されるような時代になった、やはり国民に、公務員としてしっかりやってもらわなきゃいけないので、不祥事は不祥事としてはっきりとみんなに公開するんだ、多分そういう流れの中...全文を見る
09月09日第160回国会 衆議院 総務委員会 第3号
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○黄川田委員 民主党の黄川田徹であります。  これまでの委員の皆様方の質疑によって、私の通告したところ、大分重複しておりますけれども、おさらいの形で質問していきたいと思っております。  まずもって、今回、六年ぶりに公務員の給与が下げどまりしたということであります。これが、民間...全文を見る
○黄川田委員 官民の較差是正ということでしょう。突然十六年度になって寒冷地の較差が出たということではないはずなんですよね。  総務省、三位一体改革ということで、税財源の移譲がしっかりされれば、この人事院勧告は地方自治体にとっても、本当にどういう形の中でやっていくか、自治体からす...全文を見る
○黄川田委員 それから、ちょっと通告していないのでありますけれども、手当に関連してであります。  私も職員をしていまして、いろいろな手当があるんだなということで、特に特殊勤務手当というもの等がありまして、こういうものこそ時代に、あるいはまた民間との比較とかいろいろなことをやらな...全文を見る
○黄川田委員 いずれ、職員団体等々、もっと胸を開いて、そしていろいろな議論をしていただいて、それが国民の目線にしっかりとさらされるような、そういう仕組みづくりをお願いいたしたいと思っております。  それでは、時間ももうあと半分でありますので、人事院で報告されております給与構造の...全文を見る
○黄川田委員 特に俸給表の引き下げについては職員団体とのしっかりとした話し合いもお願いいたしますし、モラルが低下しないようによろしくお願いいたしたいと思っております。  見直しの中で、次に、ボーナスへの実績反映やあるいはまた査定昇給の導入について、ちょっとお尋ねいたしたいと思っ...全文を見る
○黄川田委員 関連して、民間企業においても、成果主義を導入する際には組合と徹底的な話し合いを行っておるというのが現実だと思っております。そしてまた、公務員においても、そういう査定昇給などを導入するのであれば、導入に先立ち、職員団体との十分な協議、これが必要不可欠であると思っており...全文を見る
○黄川田委員 あわせて、では、評価については実績評価のほかに能力評価も検討されているということでありますけれども、これらは昇進などに用いられるのでありますか。
○黄川田委員 評価制度が給与や昇進などに使われる、そういうのであれば、評価制度は職員団体としっかり協議し、職員側の納得を十分に得る必要があると思っております。この給与や昇進などに用いられる評価制度はしっかりとした勤務条件に該当すると私は思うのでありますけれども、勤務条件に該当いた...全文を見る
○黄川田委員 副大臣の答弁を求めておるんです。管理運営事項的な面がもちろんあるわけでありますけれども、それをもってして勤務条件たる側面を否定することはできないと思っておるんです。再度副大臣の答弁を求めまして、質問を終わります。
○黄川田委員 時間でありますので、終わります。