聴濤弘

きくなみひろし



当選回数回

聴濤弘の1993年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月26日第126回国会 参議院 内閣委員会 第2号
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○聴濤弘君 モザンビーク問題について質問いたします。  政府は、このモザンビークへの自衛隊の派遣について、最初は国民に不安がある、それからまた、カンボジア問題で一定の成果が上がってから判断する。こういうふうな態度をとっていたというふうに伝えられておりますし、また国会でのこれまで...全文を見る
○聴濤弘君 今、カンボジアでの活動に一定の成果が上がっていると認識しているということと、それからモザンビーク自身の問題では、調査団の報告を聞いて総合的に判断したというお話でありましたけれども、カンボジアの事態について、あれで一定の成果が上がっているというふうに認識をされるというこ...全文を見る
○聴濤弘君 つい数日前、二、三週間前まではカンボジアで一定の成果が上がったら判断すると言っていた。きょうになって決定したら、もう一定の成果が上がったと、これは私は何としても納得のいかないところであります。一種の詭弁に属するというふうに私は思います。  モザンビークの調査団のこと...全文を見る
○聴濤弘君 今回の派遣も、カンボジアと同じようなものだと言わざるを得ないですね。  もう繰り返しませんが、カンボジアではポル・ポト派が武装解除をしない、選挙にも参加しないということで、カンボジア問題が解決するという見通しは少なくとも現在ない、いわば泥沼化している。これは国連の報...全文を見る
○聴濤弘君 手続はそういうふうになっているとおっしゃいますが、やはり事態は重大であります。このままこういうことが繰り返されるならば、どこに行くかわからないということを真剣に考えなきゃいかぬ。国会の審議が私はぜひ必要だということを主張したいと思います。  残された時間、AWACS...全文を見る
○聴濤弘君 機能として過大であるというふうにおっしゃいましたが、私もまさにそのとおりだと思うんです。このAWACSは、空中戦を指揮することができる空の司令部だとまで言われているものであります。私の知っている限りにおきましては、同時に四百機の飛行機を敵味方に識別して指揮統制できる。...全文を見る
○聴濤弘君 AWACSの導入が検討されたのは、ソ連のバックファイア対策である、一九八五年からそれが検討されたと、当時の加藤防衛庁長官とワインバーガー長官の会談が初めである、このことはもう非常にはっきりしている。国会の議論でも何回もこれはやってきていることでありまして、単なる航空技...全文を見る
○聴濤弘君 終わります。
03月29日第126回国会 参議院 内閣委員会 第3号
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○聴濤弘君 恩給法に関連して、シベリア抑留者の未払い賃金補償問題について質問をいたします。  三月五日に東京高等裁判所はこの問題で判決を下し、控訴を棄却いたしました。私はこの問題、いろいろ調べました。今までの新聞報道、それから議事録、裁判の記録等々を調べまして、私はこれはもう不...全文を見る
○聴濤弘君 理解できないから不合理じゃないかという質問をしているので、そう理解せいと言われてもなかなか理解できません。  不合理性というものを感じるもう一つの具体的な問題について、これもまたそう理解せいという答えが返ってきたんではこれはもう何とも質問のしょうがないんですが、一つ...全文を見る
○聴濤弘君 私は全体のことを言っているんじゃなくて、二階堂氏のことについて質問をしているんですが、その場合もやはり無理だということでございますか。
○聴濤弘君 それはちょっと理解しがたいんですけれども。  五六年まで抑留されていたんですね。それで、最初はこれはスパイ罪だということで抑留されたという説明だったんですよ。ところが名誉回復されて、そういうことはなかったと。それで労働証明書も出す、一九九一年にそのような措置がソ連側...全文を見る
○聴濤弘君 ちょっと押し問答みたいになるんですけれども、五三年に日本はこのジュネーブ条約に入っています。ソ連も五四年にジュネーブ条約に入っていますので、ですから何か、経緯からいってこれが適用できないというふうに主張されるのには何とも私は納得できないということをはっきり申し上げたい...全文を見る
○聴濤弘君 もう一つ具体的な問題について御質問いたします。それは戦後処理の未処理の問題についてです。  それは中国の山西省の残留部隊の問題であります。これは、議事録によりますとこの内閣委員会でも過去に一、二度取り上げられて議論されているところでありますけれども、改めて御質問した...全文を見る
○聴濤弘君 大変長い説明で、結局よくわからないんですが、非常に端的に聞きます。二百六十名の方には何かの処置をとられたんだが、それは軍の命令によって残ったものだということがわかったのでとられたんですか。
○聴濤弘君 時間が来ましたので、ぎりぎりですが、一つだけ最後に申し上げて私の質問を終わります。  今の説明を聞いても本当によくわかりません。現に今ちょっと名前も出ました宮崎舜市氏、残留部隊の第一軍の作戦主任参謀をやっておられた方、それからこの問題を精力的に今訴えて、私自身も陳情...全文を見る
04月27日第126回国会 参議院 内閣委員会 第4号
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○聴濤弘君 提案されている法案についで、この際、憲法との関係についで基本となると思われる点を質問したいと思います。  第一番目の問題は、皇太子の結婚の日を休日とするという法案に関連してですが、憲法との関係で第一に質問したいのは、結婚というのは憲法の二十四条でも決められております...全文を見る
○聴濤弘君 今、そういうお答えがありましたけれども、しかし、国事行為というのは憲法で厳格に定められているわけでありまして、天皇家が行うことであれ、皇太子が行うことであれ、それが国事行為であるというところへ進むのには幾つもの媒介法が要ると思うんです。皇位継承者だから国事行為になると...全文を見る
○聴濤弘君 この際ですからきちんと聞いておきたいんですけれども、今御説明のありました憲法第七条第十号にあります「儀式を行ふこと。」我が国の憲法においては、そういう皇位の世襲制というものを当然認めておることは御承知のとおりでございます。そして、皇太子殿下の御結婚というのは国民が久し...全文を見る
○聴濤弘君 最初に申しましたように、憲法との関係で基礎的なことをきちっとしておきたいというのが私の質問の趣旨でありますので、もう一問それとの関連で質問しますが、この七条の国事行為というのは、憲法に、この国事行為は国民のために左のことを行う、「国民のためにこというふうに書かれており...全文を見る
○聴濤弘君 今、るる御説明ありましたけれども、国民が望んでいる、どの男女でも結婚をするということは周りの者が皆祝賀をする、望むということでありまして、特別にこれをすべての人々の上に置くという論拠というのは、今言われましたところによれば皇位継承者だということのみであります。  私...全文を見る
○聴濤弘君 天皇家の私的行為である結婚ということを国事行為にするというのは、今御説明を受けましたが、やはり非常に無理のある説明であると私は思います。憲法の主権在民の原則に反するものと私は思い、この法案に反対するということを申し上げておきます。  最後に、もう一問官房長官に御質問...全文を見る
○聴濤弘君 時間が来ましたので、これで終わります。
○聴濤弘君 カンボジア問題について質問いたします。  きょう政府は閣議で、カンボジアの選挙の業務を推進するということで、選挙監視要員の給食活動、それから宿舎の提供などの新たな追加任務を決定いたしました。この選挙の問題につきましてポル・ポト派は選挙を妨害するということを言っておる...全文を見る
○聴濤弘君 従来からも政府が答弁をしてこられた、ポル・ポト派がパリ協定を破棄しない、あるいは一応パリ協定というのは認めるという態度を現在も続けているということを情勢判断の基本としてこられた点について、今官房長官いろいろな面を申されましたけれども、その点について私はちょっと突っ込ん...全文を見る
○聴濤弘君 ポル・ポト派が別の方向に飛びおりていって、事態が予測しない方にいくかもしれないということを言われましたけれども、今のままでいきますと選挙が行われる、ポル・ポト派はそれには参加しないと言っている。参加しないだけじゃなくで妨害もすると言っているんですが、ともかく参加しない...全文を見る
○聴濤弘君 シアヌーク派への期待ということ、期待を実際上されているかどうかは別として、シアヌークの指導力ということも今触れられましたけれども、一言私申しますと、シアヌークの親族、家族はポル・ポト派にあの当時ほとんど全員殺されていますから、そんな単純にシアヌークとポル・ポト派が和解...全文を見る
○聴濤弘君 もう時間がありませんので一言。  今の御説明聞きましても、かつての状況と私はやっぱり違うというふうに判断をいたしますし、他の同僚委員からも出ておりましたけれども、今の情勢というのは一つの大きな転機、正念場、もっともっとシビアな情勢で、新聞でも正念場のPKOというふう...全文を見る
05月14日第126回国会 参議院 本会議 第16号
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○聴濤弘君 私は、日本共産党を代表して、カンボジア問題について総理並びに関係大臣に質問します。  それに先立ち、このたび犠牲になられた高田晴行氏、さきに亡くなられた中田厚仁さんに心から哀悼の意を表明いたします。  今カンボジアでは、ポル・ポト派と見られる武装勢力の襲撃によって...全文を見る
05月31日第126回国会 参議院 予算委員会 第18号
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○聴濤弘君 私は、日本共産党を代表して、カンボジア問題、PKO問題について質問いたします。  カンボジアの総選挙がいろいろな問題を持ちながらも高い投票率で終了をしました。このことはカンボジア国民の平和、民族自決、民主主義、これを求める強い熱意のあらわれであるというふうに思います...全文を見る
○聴濤弘君 しかし、武装解除を見届けることが派遣をすることの前提になる、先決だ、記者会見でこういうふうにおっしゃられたわけですから、だから、それは今、そういうことが重要だということはずっと私は考えておったと言われるわけですが、それはわかりました。  しかし、まさに武装解除をしな...全文を見る
○聴濤弘君 当時この問題は大きな問題になりまして、ここつい一年前のことでございますから記憶に新しいところですが、派遣ができる条件にカンボジアがあるのかどうかということを超党派で調査団を出して調べようじゃないかということが、昨年の参議院選挙の公示日、七月八日ですが、そのときの党首の...全文を見る
○聴濤弘君 武装解除してから派遣すると言っていたことと完全に違うということだけははっきりしていると思うんです。  次の問題ですけれども、犠牲者が出てから政府のPKO法あるいはPKO活動そのものについての説明を、当時PKO法を通したころと変えているというふうに言わざるを得ないと思...全文を見る
○聴濤弘君 私、その当時出されました外務省の編集したPKOについての活動のパンフ、これは国民に広く知らされた。それから、これはリーフレットです。そのほかのまた別のパンフ、これは総務庁ですか、がつくったパンフ、こういうものを私持っております。  そこには今私が申しましたように、P...全文を見る
○聴濤弘君 当時、PKO国会の審議の際に我が党は、PKO活動というのはやはり軍事が中心の活動であってそれは危険の伴うものだということを実際のPKOの事実に照らしていろいろと指摘をいたしました。  例えば、現在展開中のPKO、イスラエル周辺で展開しているPKOがございますが、これ...全文を見る
○聴濤弘君 安全だということで成立した法律なんだ、しかし実際は安全でないということなんだから、法の前提が崩れだということを私は質問したわけであります。  さらにもう一つ重要な問題としては、中断、撤退の問題ですけれども、犠牲者が出て、政府の判断で中断、撤退はもちろんのこと、別の場...全文を見る
○聴濤弘君 私の質問に全然答えていないんですね。配置がえもプノンペンへの一時的移動さえもできなかった、このことはどういうことなんだということを聞いているんですよ。はっきり答えてください。
○聴濤弘君 私の質問には本当のところ答えていないと思うんですね。だって、配置がえもできない、それからプノンペンへの一時的移動もできない。それもできないで中断あるいは撤退はできるというような論拠は全く成り立たないと私は思います。  時間がありません。もう一つ重要な問題があります。...全文を見る
○聴濤弘君 私の今の質問は、武力を行使するか行使しないかということを言っているんじゃないんです。  そういうぎりぎりのところのシチュエーション、状況に置かれるという事実は総理はお認めになったはずなんです。ですから、非常に微妙な今までのPKO法ではもう説明のできない問題というのが...全文を見る
○聴濤弘君 個々の安全の問題ということではなくて、現にあのときに、選挙の際にバングラデシュが警護している移動投票所が襲撃されましたし、インドネシアの守っていた移動投票箱というのですか、これも襲撃を受ける。そういう任務にも日本はついていたわけですから、今のバングラデシュあるいはイン...全文を見る
06月10日第126回国会 参議院 内閣委員会 第5号
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○聴濤弘君 今審議されています法案について、政府は自衛隊機の派遣について、一つは派遣先の国の同意、許可があること、それから輸送の安全が確保されていると、こういう条件のもとでのみ派遣する。したがって、ちょうどPKOの議論をやったときと同じなんですけれども、安全なんだということが一つ...全文を見る
○聴濤弘君 どうもやっぱり議論が技術的なんですね。あっちに頼んでいたけれどもそれがだめで、それで時間的にこうなってと、どうも何か本 質的な区別というものがさっぱりようわからぬ。  それで、次の質問ですが、それでは民間機と軍用機、これは自衛隊機が外に出ればこれは国際法上軍用機に...全文を見る
○聴濤弘君 今のお答えは、私ちょっと心外なんです。国際民間航空条約、これはシカゴで調印されたものであります。これは民間航空に関する条約ですけれども、結論からいきますと、軍用機についてはあの例の無害航空権を有しないということがきちっと規定されているんですね。民間航空機の場合には無害...全文を見る
○聴濤弘君 普通の民間の飛行機でも、よその国の上空を飛んでいて、そしておりろという要求がされた場合におりるのは当たり前なんですよ。だから、本当に当たり前のことが書いてある。私が言っている軍用機の場合には、すべての国の許可をとっていかなければいけないということなんですね。そこに大き...全文を見る
○聴濤弘君 政府の説明で、また特にこれが本会議にかかったときにも宮澤総理が、なぜこの法案が必要かという説明の中に、サイゴンの陥落のとき、一九七五年のあのときの例を引きまして、当時自分が外務大臣であったので非常に記憶が鮮明だと、ああいうことを繰り返したくないという趣旨のことを述べら...全文を見る
○聴濤弘君 今の御説明でも、大半の方は民間航空で四月の早い段階で退去されているんですね。私の調べたところによりますと、最後まで、最後の最後まで残って米軍機に一緒に乗ってサイゴンを出た方は十名なんですよ。本当に説明どおりなんです。ほとんどの方は先に出ているんですね。  そうすると...全文を見る
○聴濤弘君 もう一つ。ともかく私が質問しているのは、そういう状況でどうやってだれと話をつけて許可を得るんですかという質問をしているんですけれども、ちょっとそれに答えてもらわない号と困るんですが。  では、もう一つつけ加えます。それで、そんな状況のもとで、今までいたこともない国の...全文を見る
○聴濤弘君 それはあれでしょう、別に自衛隊機の話じゃないでしょう、スイス航空の話で。今軍用機が飛んでいく話をしているんですから。それで、この緊急事態でだれと、サイゴンの場合だれと交渉して、どうやってあのとき行けたんだろうかと。宮澤総理がこれほどサイゴンの例サイゴンの例とおっしゃる...全文を見る
○聴濤弘君 最初の第一間から、民間機を出す場合と自衛隊機を出す場合、どこにこの区別、基準があるのかという質問に対しても、ともかく本質的な答えは私は本当言って得られなかったと思う。今のをずっと聞きましても明確な答えというのはどうも返ってきません。  ですから私、自分で一つの判断を...全文を見る
○聴濤弘君 時間がなくなってしまっているんですけれども、今日はまた後で外務大臣と質疑ができるということですし、これで審議が終わりということではありません。これからまさに始まるというようなことでありますから、きょうの私の今の質問はこの段階でとめざるを得ないんですが、私は今官房長官の...全文を見る
○聴濤弘君 我々、今非常に重要な法案を審議していると思うんですね。二人の大臣がいらっしゃいますので、私はまず細かい話ではなくて大きな点で一つお聞きしたいと思います。  次のような質問をすれば、恐らくそんなことは毛頭考えていないという答えが返ってくるであろうということはあらかじめ...全文を見る
○聴濤弘君 外務大臣がその認識を持つ持たないとは別に、この法律の一つの体系があると思うんですね。  この改正によって、自衛隊機が危険なところに行けるということだけはこれははっきりしていると思うんですよ。それは安全を確保してから行くとか、今までずっと議論ありました。しかし、安全を...全文を見る
○聴濤弘君 あともうほんのちょっとしか時間がないんですが、一つ具体的にお聞きします。法の体系というようなことを今言いました。ユーゴで今内乱が起こっておりますけれども、ユーゴに出しますか、出しませんか、あそこにも邦人がいると思います。
○聴濤弘君 今はということですけれども、仮にこれからもっとひどくなっていく、民間機で外にも出られないという状況というのが起こるかもしれない。起こった場合に、それではユーゴに出すかという問題が当然、仮定の問題じゃなくて、そういうことは検討されなきゃならぬ問題であると思うんですね。そ...全文を見る
○聴濤弘君 時間が来ましたので終わります。
06月11日第126回国会 参議院 内閣委員会 第6号
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○聴濤弘君 昨日の審議で、またきょうの審議でさまざまな問題が出ていると思うんです。それをあいまいにしたまま進むというわけにはまいりません。そこで何点かについてさらに質問をさせていただきます。  第一番目にお聞きしたいのは、邦人の保護が必要だというような事態が起こったというのは一...全文を見る
○聴濤弘君 要するに、大変危険なことが起こったわけですね。だからこそ必要な処置がとられなきゃならぬ、こういうことだと思うんですね。  一般的に言いまして、邦人が外国にいる場合、その邦人を保護する義務が相手国にもあるということはこれは国際法上当然のことであります。ところが、そうで...全文を見る
○聴濤弘君 いずれにしましても、私は、今状況がどういう状況のときに依頼するか云々ということじゃなくて、法そのものが危険な状態が起こったときにこそこの法律が必要なんだというそういう理論的な前提に立った法律であるということを言っているわけです。ですから、本来的に危険じゃないんだという...全文を見る
○聴濤弘君 大臣、比較的簡単に御説明されましたけれども、早めに早めにやっていれば大丈夫だと。それなら民間航空機でいいじゃないかと言われてもそれは別にして、早めに軍用機を出した方がいい、早めにやっていれば大丈夫だ、クーデターが起こってからじゃ交渉するのも大変だろうかという、そういう...全文を見る
○聴濤弘君 いずれにしましても、私の今質問している趣旨のお答えをきちっといただいたとはとても思えません。これもいただいてないということを私は確認したいと思うんです。  そうなりますと、もう一つ非常に私危惧いたしますのは、早めの場合だってそういう危険がある。それで非常に重大な事態...全文を見る
○聴濤弘君 昨日から議論している問題でもう一つ、もう一つというかたくさんありますけれども、時間の関係でもう一つきちっと聞いておきたい問題があります。  危険でない、危険でないと言われる。これほど重大な危険性があるときにもかかわらず、危険でない、危険でないと言われる意味の一つには...全文を見る
○聴濤弘君 それでは、今あなたはそういうのを引いてこられましたけれども、私はここに幾つものそういうことではないという証拠をたくさん持っております。政府の答弁ですよ。  そういうことは憲法上はできないことである。我が国の憲法上は、そういうことというのは、説明していますと時間がなく...全文を見る
○聴濤弘君 これ水かけ論みたいになってしまうんですね。私の方はこうだと、こっちは別の見解があると。これでは議論にならぬと思うんですね。  こんなことで重大な法律をつくられていくというんじゃ、これはもう本当に大問題ですよ。もう本当に慎重審議も徹底した審議をやらないと、こんなことで...全文を見る
○聴濤弘君 防衛庁長官の御意見を伺いたいと思います。  この法案では想定されていない、想定されていないといっても、こういう現実は想定されていないということと理論上認めてしまうということとは、これは大変な違いなんですよ。理論的に認めたら、そういうことが起こったときにそれは結構です...全文を見る
○聴濤弘君 終わります。
09月16日第127回国会 参議院 内閣委員会 閉会後第1号
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○聴濤弘君 日本共産党の聴濤です。自民党よりは野党としてはしにせでございます。  最初に人事院勧告の問題について質問をいたします。  ことしの勧告の給与部分の最大の特徴は、先ほどもちょっと質問がありましたけれども、平均一・九二%という引き上げ率の非常な低さ、それと期末勤勉手当...全文を見る
○聴濤弘君 今、民間との均衡ということを強調されましたけれども、例の期末手当、勤勉手当、一時金については民間にはない切り下げ、低下になっているということは民間との均衡という建前からいってもこれは矛盾するんじゃないかというふうに思うんです。一・九二%のベースアップ部分を考慮しても絶...全文を見る
○聴濤弘君 今までも人事院勧告の完全実施ということがよく公務員の方から出ておりましたけれども、それは人事院が勧告してもそのとおりに実施されない、要するにダウンした部分で実施される、だから完全実施をということになっていたわけです。ですから、勧告があっても従来政府としてはその勧告どお...全文を見る
○聴濤弘君 時間がございませんので、私は一時金の切り下げというのは中止して実施すべきだというふうに思うということを申し上げて、次に官房長官にお伺いいたします。  国連常任理事国入り問題についてお伺いします。  細川首相は二十五日に国連総会に出席するために訪米をされます。今度の...全文を見る
○聴濤弘君 御承知のことと思いますけれども、安全保障理事会というのは国連憲章二十四条で明記しておりますように、国際の平和、安全の維持に関する主要な責任を負う、こういう機関であります。その安全保障理事会の中の常任理事国はその中心的役割を果たすということはもう言うまでもありません。そ...全文を見る
○聴濤弘君 私、まだ四十七条までの質問はしていないんですけれども、一般論として申し上げた点ですが、四十七条のことについて長官がお触れになりましたので、四十七条に沿って次の質問をいたします。  憲法の枠内、憲法に沿って活動していきたいとおっしゃいましたけれども、この四十七条の問題...全文を見る
○聴濤弘君 今、私述べましたように、本当にこの常任理事国入りというのは、日本が経済的に大きな国になったからまあいいだろうというような調子のものではない、日本の憲法の問題と本当に原理的に問題になってくる、そういう重大な問題であります。ですから、国会で十分な審議をすることを当然の前提...全文を見る
○聴濤弘君 最後に一言。  内閣でこの問題について一人一人いろいろな違いがあるというふうに言われると、これは内閣としての統一的な考え方はどうなんだということが求められるのは当然だというふうに私は思います。  時間がございませんので、これで私の質問を終わります。
10月08日第128回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○聴濤弘君 私は、日本共産党を代表して、政治改革問題を中心に質問いたします。  今この問題で圧倒的多数の国民が望んでいるのは金権腐敗政治の一掃であります。最近のNHKの世論調査によりましても実に八五%の人がこのことを望んでおり、選挙制度の改革を挙げているのは一四%にすぎません。...全文を見る
○聴濤弘君 そこで、総理御自身のことについて私伺いたいと思うんですが、総理は雑誌アエラの最近号でインタビューをされて、最近の五、六年間、佐川グループから二千五百万円の政治資金を受け取ったが、自分の政治資金団体である財政金融調査会、新昭和研究会、情報産業振興会が政治資金規正法に基づ...全文を見る
○聴濤弘君 私、今言いましたように、挙がっているのは三団体なんですね。財政金融調査会、新昭和研究会、情報産業振興会、この三つをアエラで挙げられた。その三つで割って六年間やってみると百四十万円になるんだ、そういうことを質問しているんですから、きちっとお答えいただきたいと思います。
○聴濤弘君 ともかくアエラのインタビューでその三団体しか出ていないんです。総理が言われた団体は三団体なんですよ。だから調べてみた。  今、四団体と言われた。四団体で割ってみたってこれはだめなんじゃないですかね。もっともっとあるということになってくると、結局分散をしたということに...全文を見る
○聴濤弘君 三団体では適正な処理にならないんですよ、本当に。百万円以上は記載しなきゃいけないんですよ。それが記載がないんですから。
○聴濤弘君 まあ分散したということなんでしょうね。従来型、自民党型なんですよ。これ、継承したということになるんですよ。在来型というのは自民党型なんです。  それでアエラのインタビューでは、それからさらに総理は、最近の五、六年とは別に、一九八二年以来佐川から献金を受けたが記録が残...全文を見る
○聴濤弘君 たしか一九八三年に熊本県知事選挙がございました。立候補されました。そのときの選挙資金を受け取られたんじゃないんですか。
○聴濤弘君 今までの話、本当に実に極めてあいまいだと思うんですね。  ところが総理は、日本新党結党以来百五十日という論文、これ文芸春秋のことしの一月号に出ているんですが、そこで政治資金については「透明性ということが一番大切ですから、一円たりとも明確にする。これがあれば、他のこと...全文を見る
○聴濤弘君 今、佐川に問い合わせてみるということを言われました。どうか問い合わせて、本当にあなたと佐川との関係、この金の関係を国民にはっきりさせてください。そうしなければ、あなたは政治改革のチャンピオンだといって登場されてきたんです、ところがあの佐川とこういう関係にある、これでは...全文を見る
○聴濤弘君 ところで、政党助成に関連して、政治には一定の金がかかる、だから政党助成というのは民主主義のコストなんだ、こういうことが言われます。しかし、政党助成というのはこれは政党への活動資金でしょう。国から政党がお金をもらっていろいろな宣伝をする、演説会をやる、宣伝カーを出す。あ...全文を見る
○聴濤弘君 その政党の活動費を国民にひとしくお願いをする、これが政党助成法ですけれども、こうなってきますと大きな問題が起こる。  第一に、政党を支持しない人というのが今いるんですよ。支持なし層というのが非常に多い。その人も金を出さなきゃいかぬということになる。それから、政党は支...全文を見る
○聴濤弘君 許す許さないということを私聞いているんじゃないんです。私が言ったような事態が起こるでしょう、それは避けられないんじゃないですかという質問をしているんですから、それにお答えください。許す許さないはその先の問題です。
○聴濤弘君 もう一回きちっと聞きます。  政党を支持しない人もお金を出さなきゃならぬという事態が起こりますね。
○聴濤弘君 総理、山花大臣がああいうふうに言われましたが、総理も大体ああいう御認識ですか。
○聴濤弘君 結局、私が指摘しましたような事態ということは避けられないということはお認めになったようであります。お答えを聞いていますと、やむを得ないことだということだと思うんです。そうしますと、先ほど十九条は尊重すると言われましたけれども、尊重するというのは大体その程度の話であって...全文を見る
○聴濤弘君 新しい時代が来て選挙制度を変えなきゃならぬということが政治改革だと言われているので、総理はそれじゃ、中選挙区制度のもとでは新しい時代の国際貢献はできないということなんですか。それなら、中選挙区制度のもとで自民党が一党だった、そうしたら自民党は国際貢献はできない、こうい...全文を見る
○聴濤弘君 私少し具体的にこの日本の政治のレベルの上で今おっしゃったことを分析してみたいと思うんです。  新しい時代が来た、国際貢献をしなきゃならぬ、これが政治改革の目的だ、こういうふうに総理は言われる。それで今までの中選挙区制じゃだめだ、こう言われる。それじゃ具体的に今のレベ...全文を見る
○聴濤弘君 今、並立制の方も入っているからその点も考慮せいと言われましたけれども、じゃなぜ小選挙区制をどうしても導入しなきゃならぬのか、そのことを私は問題にしているんです。  それで、並立制という問題は、この前の衆議院の予算委員会の方ではっきりしましたけれども、並立制というのも...全文を見る
○聴濤弘君 先ほどから私が言っていることを総理は少しはぐらかされているんです、並立制、併用制と。私が問題提起した一番は、ソ連が崩壊してこういう時代が来た、そのために政治をやっていかなければならないのに、どうして小選挙区制が必要なのかという問題を言っているんです。ところが、並立制、...全文を見る
○聴濤弘君 小選挙区制というのは民意の集約をするのに適した制度なんですね、あなたのおっしゃるのは。民意の反映をなぜしないのか。民意の反映で十分じゃないですか。そうやって政治をやるのが当たり前じゃないですか。そこへどうしても民意の集約という特定の意見だけが反映するようなそういう制度...全文を見る
○聴濤弘君 端的に申しますけれども、あなたは長野県だ。長野県で米の輸入自由化をやりましょうと言ったら、あなたは当選しないんです。そのときに、住民サービスという観点じゃなくて、もっと別の観点でということをあなたはおっしゃりたいわけでしょう。そのためには、小選挙区制を導入すればそうい...全文を見る
○聴濤弘君 お二人の意見を聞いておりますと、やはりこの時代においては相当強力な政治をやらにゃいかぬ、そういうことを結局は言っておられる。そのことは、さっき私が言いました、ドゴールの政治を総理は非常にすぐれている、日本よりもいいと言っているあの言葉に非常に端的に出ている、そういうふ...全文を見る
○聴濤弘君 いずれにしましても、並立制は三割台から四割台の得票で六割の議席を占める、こういう制度であることは否定できないと思います。そのことは米の問題、PKOの問題、憲法の問題、その他あなた方が考えておるあの政策、これを実行、貫徹していく、こういうのにやりやすい制度、これを選択す...全文を見る
10月12日第128回国会 参議院 予算委員会 第4号
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○聴濤弘君 国連問題についてお尋ねいたします。  日本は国連に加盟した際に、憲法第九条によって軍事的協力はしないという留保をつけました。このことと関連して、総理の国連問題に対する態度を我が党の上田副委員長が本会議で質問をいたしました。それに対して総理は、我が国が国連加盟に当たっ...全文を見る
○聴濤弘君 総理に質問したんですが、まあいいです。  当時の国会で、これは五二年五月二十七日の参議院の外務委員会ですが、政府委員の石原さん、これ政府委員ですよ、これが、軍備を持っていないという前提のもとに国連の加盟を申請しているのでございます、そういう状況を了承のもとに加盟を申...全文を見る
○聴濤弘君 この問題は非常に重要なんですね。今、国連の安全保障理事会の常任理事国入りの問題が大きな問題になっている。そこで日本は何の留保条件もつけずに国連に加盟しているんだ、こういう論理がそのまままかり通って国連安保理の常任理事国に入るというようなことが起こると、これはもう非常に...全文を見る
○聴濤弘君 当時、社会党の山口鶴男委員が、これは留保しているんだということで猛烈に政府、海部首相と論争をしております。海部首相の答弁は誤りだ、感じられないとかそういうことは誤りだと、明確に留保しているという態度を表明しております。  社会党の閣僚の方に私は伺いたい。  これど...全文を見る
○聴濤弘君 最後に総理にお伺いいたします。私は総理に質問しているんで、どうしても総理から答弁をいただかないと困ります。
○聴濤弘君 この問題、先ほども言いましたように、感じられないとか、それからまた上原さんに質問いたしますと、突然のことだというようなこともあり今答えられないということがありました。  政府の憲法調査会のこれ、時間がありませんので詳しくここで説明できませんが、明らかに今の答弁と違う...全文を見る
○聴濤弘君 もう一問。  それでは、きちっとしたものを出していただきたいというふうに思います。  もう一問だけ国連に関連してどうしてもただしておきたいと思いますが、新生党の小沢一郎代表幹事が九月二十三日付の韓国の新聞、朝鮮日報とのインタビューで重大な発言をしております。北朝鮮...全文を見る
11月02日第128回国会 参議院 内閣委員会 第2号
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○聴濤弘君 今日、行政の民主的で公正かつ効率的な運営を確立するということが極めて重要な課題であることは言うまでもないと思います。その点で、今審議しております行政手続法は全体として行政の改善につながるものであるというふうに私は考えているところでございます。しかし、この審議に当たって...全文を見る
○聴濤弘君 できてから後のどういうふうになっていくかという点を大いに注目したいという御発言でございましたが、その点とも関連して私次のことを御質問したいんです。  この行政手続法というのが国民生活の利益の上で本当に具体的にどういうふうになっていくんだろうかという、この点のイメージ...全文を見る
○聴濤弘君 営業許可の問題を具体的な例として今御説明があったわけですが、その中で、私考えて、ああそうかと思う点たくさんございました。私の具体的に説明をしてほしいという点で幾つかの点が明確になったというふうに思います。  ただ、やはり、もう少し身近なレベルでお聞きしたいことがござ...全文を見る
○聴濤弘君 永田町小学校がどうなるかということはまあともかくといたしまして、それはまたそういう専門の文教関係の方に質問することにいたしますが、今おっしゃられたこと、この問題なんかでもやはり行政手続法というのが大きくかぶさっていっていろいろな指導が行われるというふうに見ていい、そう...全文を見る
○聴濤弘君 厚生省の古いらっしゃると思うんですが、私はこれは事前にお願いしたんですが、ちょっと今のとよく似ているんですけれども、国立病院の統廃合というのが今各地でございます。もうこの病院は廃止すると決めた、ところが周りの住民がやっぱり残しておいてほしいというのがあります。私自身も...全文を見る
○聴濤弘君 これで厚生省の方が来てほしいということを言ってあるんですが、そうしますと、これちょっと困るんですが、もう少し具体的に。いらっしゃらないのですか。  それでは、私の質問している趣旨はおわかりだと思うんですが、これができれば本当に国民にとってこういう点はこう改善されるん...全文を見る
○聴濤弘君 お答えの中で私感じるんですけれども、今の永田町小学校のこと、それから国立病院の統廃合の問題でも、国が国に対して命令したり処分したりそういうことはできない、それは一つの理屈だと思うんです。そうすると、今度のこの法律というのは国と私人との関係だといいます。理屈上はそうかと...全文を見る
○聴濤弘君 この系列の質問は終わりますが、総務庁長官に、私、一種の要望といいますか、本当に行政の改善につながる法律だというふうに私も認識しておりますが、国民に見える形で手につかんでわかるという説明をぜひやらないと、何か非常に抽象的な話のままで過ぎてしまうというようなことがあると、...全文を見る
○聴濤弘君 それでは、次の質問に移ります。  今回の行政手続法では、申請に対する処分、不利益処分、行政指導、三つの分野に限って立法化されているわけで、先ほども質問がございましたけれども、行政立法手続、それから計画策定手続、これについては対象から外されているということでありますが...全文を見る
○聴濤弘君 私、手元に一九八四年の雑誌のジュリストというのを持っておるんですが、ここに総務庁の行政管理庁にできた学者も含めた研究会、行政手続法研究会というのが行政管理庁においてできて、そこが出した行政手続法案要綱案というのが八三年の十一月に発表されて、それがこのジュリストに載って...全文を見る
○聴濤弘君 この件でやはり総務庁長官にお尋ねしたいんですが、今の点は非常に重要だと思うんです。その土地計画、それから公共事業、それから政省令の出す手続。これはほかに法律があるということはあるでしょうけれども、しかし、このこと自体非常に重要な課題だと思うんで、遠い将来の研究課題とい...全文を見る
○聴濤弘君 それでは次に、この点は私の主張も含めての点になりますが、適用除外の問題で、この点も既にこの委員会でも指摘されているところですが、多くの適用除外がある。その中で私は税務行政の問題について、ここでも既に出ましたけれども、質問をいたします。  今度この税務行政が、本行政手...全文を見る
○聴濤弘君 そうなりますと、これもさっきの質問とよく似ているんですが、適用されますとこれまでとどんなところがどういうふうに違ってくるか、どういう点が改善されるか、具体的にお答えいただきたいと思います。
○聴濤弘君 しばしば起こる問題なんですけれども、修正申告をするときに税務当局からの圧力によってせざるを得ないというケースがよく起こる。ここへ私は資料を持ってきておりますが、この国会でも、予算委員会その他の委員会でもこの問題についていろいろ議論がされた経緯もあります。  私は資料...全文を見る
○聴濤弘君 そういうふうに言われますけれども、たくさん例があるから私は問題にしているわけで、だからこそまた国会でも議論になったわけですが、今のお答えですと、いろいろな面が適用されるといっても、それは実際上は前と変わりませんよ、前もそのとおりやっておりましたというお答えにしかすぎな...全文を見る
○聴濤弘君 わかりました。  それで、先ほども長官に要望した点ですけれども、国税庁長官の何か通達でも出して、今度こういうものができる、こういう法律ができるとこういう点は変わっていきますよということをやっぱり明らかにするというような処置がとられてしかるべきだと私は思うんです。それ...全文を見る
○聴濤弘君 それでは、一番基本的な問題だと言いました除外されている問題について、税務行政の問題についてですが、先ほどもお答えの中に出てきましたが、国税通則法、これが適用除外になっておる。それの理由の説明として、これまでいろいろな衆議院での答弁、それからその他書かれておりますものを...全文を見る
○聴濤弘君 だけれども、実際税務行政の分野でよく起こる問題、納税者が非常に苦慮する問題、それは、質問検査権というのが当然あるわけですけれども、それの行使する要件というものが所得税法や法人税法でただ「調査について必要があるとき」ということだけが規定されていて、それで、その質問検査権...全文を見る
○聴濤弘君 事前に通知するとか期日を設定するとか、あるいはなぜ調査するかという理由を示すとかいうことは、これはアメリカ初め欧米諸国では納税者憲章その他によって非常に明確にされている国民の持っている当然の権利なんですね。  それで、私の質問しているのは、今お答えになりましたけれど...全文を見る
○聴濤弘君 質問検査権についてはあるんだけれども、質問検査権を行使する要件、事前のそういう手続、これは書かれておりませんですね。
○聴濤弘君 ですから、やっぱり説明がちょっと矛盾してくるんですね。そういったものが別の法律の体系の中にきちっとできているのでこの行政手続法は税務行政の場合には適用除外いたしますというのが理由だった。ところが、そっちの方では書かれていないということになると、これは説明にならないと思...全文を見る
○聴濤弘君 この点はとっても重要な点なんで、日本税理士会だとかなんかがこれはやっぱりきちっと適用すべきだということを大蔵省や主税局へ陳情していると私は聞いております。それから、日弁連がこの行政手続法についての日弁連の見解をまとめた中で、この行政手続法に賛成だと、しかしこの税務行政...全文を見る
○聴濤弘君 要望があって検討をしたのかどうかお答えがないんですが、要望があったということです。日弁連にしろ税理士会にしろ、これは日本の非常に重要な大きな権威を持った団体である。それがそういう陳情をしているという事実。である以上、本当に真剣になって検討をするということがあって私はし...全文を見る
○聴濤弘君 終わります。
11月04日第128回国会 参議院 内閣委員会 第3号
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○聴濤弘君 日本共産党の聴濤弘です。どうぞよろしくお願いします。  塩野宏先生に最初にお伺いしたいと思います。  先生は一番最初の御発言の中で、今度の法律の基本的な諸規定が国だけではなくて地方自治体、地方権力にも適用されるべきであるというふうにおっしゃったと思います。  そ...全文を見る
○聴濤弘君 同じことですけれども、橋本先生の御意見を。
○聴濤弘君 次に、塩野征四郎先生にお伺いをいたします。  この適用除外の問題の税務の関係のことなんですけれども、今度、税務行政が基本的には適用除外ということになっているんですが、法律の三十二条、三十三条、三十四条、三十五条の第一項の行政指導の理念的な規定、これは税務行政にも適用...全文を見る
○聴濤弘君 今の御説明はそれでわかりました。  私は質疑のときに、変わる点があったらちゃんとしたこういう点が変わるんだということを通達としてでも出すべきだということを主張した者ですが、それはさておきまして、そういう点での影響というのはあるにしても、基本的には税務行政というのは今...全文を見る
○聴濤弘君 私は、日本共産党を代表して、行政手続法の施行に伴う関係法律の整備に関する法律案に対する修正案を提出いたします。その内容は、お手元に配付されております案文のとおりでございます。  これより、その趣旨について御説明申し上げます。  本来、行政手続法は、適正で民主的な手...全文を見る
○聴濤弘君 今度提出されました法案で期末手当が〇・一五カ月カットされている、このことはベースアップが低いだけに、公務員労働者に与える影響は極めて大きいというふうに思います。実際、公務員の方々から私のところに何とかしてほしいという要請がいわば相次いております。  一つだけ御紹介い...全文を見る
○聴濤弘君 調査のことについて触れられましたが、調査のあり方に問題があるということについて、いろいろこれまでも議論されております。きょうはもう時間がありません。あと三分ぐらいで終わりなんですが、ですから調査のやり方について質疑をするわけにはいきませんので、調査のやり方に問題がある...全文を見る
○聴濤弘君 民間企業で一時金をカットする場合というのは、経営責任というのがあって、その観点から、役職者ほどこのカット率が大きいというのが大体その常識なんですね。国家は別に商売やっているわけじゃないですけれども、民間というのはそういうやり方をするというのが常識的なことになっている。...全文を見る
○聴濤弘君 いずれにしましても、この〇・一五カ月のカットというのが公務員の方々に打撃を与えるということは、要望書、その他によりましても明確なことであると思います。  最後に総務庁長官にお伺いしますけれども、こういう公務員の方々にとって不利なものにはやはり従うべきではないと私は思...全文を見る
○聴濤弘君 終わります。
○聴濤弘君 私は、日本共産党を代表して、一般職の職員の給与等に関する法律の一部を改正する法律案に対する修正案を提出いたします。その内容は、お手元に配付されております案文のとおりでございます。  これより、その趣旨について御説明申し上げます。  政府提出の法案は、期末手当につい...全文を見る
11月09日第128回国会 参議院 内閣委員会 第4号
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○聴濤弘君 きょうの内閣委員会は、市ヶ谷一号館問題が一つのきっかけとなって行われておりますので、私のこの問題についての立場を最初に一言申し上げたいと思います。  さきの戦争をどのように評価するか、また東京裁判をどういうふうに見るかというこの評価の問題は別といたしまして、この市ヶ...全文を見る
○聴濤弘君 冷戦というものを東西対決あるいは米ソ対決というふうに認識されておられる、その上での認識をお話しになったと思うんですが、私は冷戦というのは米ソ対決だけではないというふうに思っております。といいますのは、冷戦というのがいつの時代、何年から冷戦時代になったかというようなこと...全文を見る
○聴濤弘君 私がトルーマン・ドクトリンまで議題に出しましたのは、実は現在のアメリカの戦略にとってこのトルーマン・ドクトリンというのが今日的な意味を持っていると私は思ったものですからトルーマン・ドクトリンを持ち出したわけなんです。  といいますのは、この九月にアメリカの一連の、ク...全文を見る
○聴濤弘君 ちょっと哲学論争みたいになってきますので、あとこの問題では一つだけ質問して終わらせていただきますが、私の言いたいことは、米ソあるいは東西対決ということだけではない、冷戦が終わったというのはそれだけじゃなくて、アメリカのいろいろな戦略があった、もう繰り返しませんが、そう...全文を見る
○聴濤弘君 長官の御認識はわかりました。  次に、そういう脈絡の中で具体的な問題といたしまして、今、朝鮮半島の問題が大きな問題になっておりますので質問をさせていただきます。  総理は、つい先日韓国を訪問して韓国の金泳三大統領と会談をしまして、北朝鮮の核問題についても議論をし、...全文を見る
○聴濤弘君 今の話ですと、国防長官というよりもクリストファー国務長官と話した方がいいんじゃないかというような感想を持つんですが、新聞報道もいろいろありますが、新聞報道によりますと、アスピン国防長官は制裁措置をするかどうかは同盟国と協議して決めると。それで、外交的手段が失敗した場合...全文を見る
○聴濤弘君 もう一つお聞きしたいのは、今万々が一ということでお話があったんですが、万々が一の国連のことということで長官の答弁があったんですが、私非常に危惧する問題が一つあるんです。これは予算委員会でもちょっと取り上げて、時間がなくなって終わってしまったんですけれども、新生党小沢一...全文を見る
○聴濤弘君 だから、何かの形で参加していくということになりますか。
○聴濤弘君 長官の認識、大変重大な認識だと私は思いますが、予算委員会でこのことについて、小沢氏の発言について質問した際に、羽田外務大臣が答弁に立たれて、これは小沢氏の個人的な見解だというふうに言われました。  官房長官おいでになりましたので、武村官房長官にお聞きしたいんですが、...全文を見る
○聴濤弘君 そうしますと、個人的な認識であってもやはり発言の内容自体は私は本当に重大な発言だと思うんですね。今防衛庁長官はそういう発言をされましたけれども、この小沢氏の発言そのものをとりますと、国連軍の一員として協力するというわけですから、憲法改正でもしなければできない、そういう...全文を見る
○聴濤弘君 政府の立場だったというふうにおっしゃられたんですけれども、小沢氏は連立与党の代表者会議に出席する、そしてそこで連立与党、連立内閣の事実上の政策が決まっていくという代表者会議、そこに新生党を代表して出席をすることのできるという立場にある人ですから、いわば事実上の公人だと...全文を見る
○聴濤弘君 終わります。
12月27日第128回国会 参議院 政治改革に関する特別委員会 第5号
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○聴濤弘君 私は、日本共産党を代表して、政治改革問題について総理及び関係大臣に質問いたします。  政治改革の原点は、金権腐敗政治の一掃にあることは言うまでもありません。ところが、細川連立内閣は、政治改革を最大の使命としながら、その政権党の中心である新生党の小沢代表はあのゼネコン...全文を見る
○聴濤弘君 質問の通告がなかったというのは違います。佐川との関係について私は質問するということをはっきりと申しております。  そこで、あなたが提出されました資料を私はずっと読みました。あなたの提出した資料によれば、しかもこの資料について総理は、一億円のいわれなき疑惑というものは...全文を見る
○聴濤弘君 その資料を読んで私は質問をしているんです。  その資料によりますと、あなたはそれを資金を取り崩して購入したので、佐川から借りたお金というものも当てにして、そしてその取り崩した資金に充てた、こういうのがあなたの報告書の大まかな説明であります。  しかし、これであなた...全文を見る
○聴濤弘君 土塀と山門の修理費には、これもあなたの資料によりますと二千三百万円かかったということになっているんです。そうしますと、七千七百万円というのは宙に浮くんですよ。マンションを購入するのは、おばあさんから相続した土地を売ってその一部を充てたというんでしょう。それで一億円借り...全文を見る
○聴濤弘君 今述べたこと、すべて私は資料に基づいて言っているんですよ。何か別に裏でいろんなことをやってやっているんじゃないんです。ここにあなたが提出した資料、衆議院、参議院に提出した資料、それ以外の何物もないんです、私が今質問しているのは。それで七千七百万円浮いちゃうんですよ。ど...全文を見る
○聴濤弘君 それにもかかわらず七千七百万円がどこに使われたのがこの資料でわからないということを私申し上げているので、その回答がなければ先の質問ができません。
○聴濤弘君 書いてあります。
○聴濤弘君 総理、ちょっと無責任ですよ。あなたが責任を持って出されて、これで一億円をめぐる問題は完全に疑念は氷解すると言って豪語された文書なんですよ。そこにちゃんと出ているんです。私、別にどこかから手に入れてきたんじゃないんですよ。国会であなたが提出された文書に、山門と土塀に二千...全文を見る
○聴濤弘君 いいですか。七千七百万円のお金ですよ。百円、二百円がどうした、千円がどうしたという話じゃないんですよ。それはね、そういう質問通告がないって、私は、細川総理と佐川の関係について質問します、そういう通告をちゃんとしています。七千七百万円はどうしたか、当然その問題の中に入る...全文を見る
○聴濤弘君 それで、その運用に使ったということなんですけれども、その七千七百万円というのはどうなったのかということなんだが、運用に使ったと言われるんですが、私が本当によく理解できないのは、マンションを買うお金はあったわけですよ、それをどうして借金までして補てんしなきゃいけないのか...全文を見る
○聴濤弘君 本当に時間がたってしまいます。ぜひその資料を提出していただきたいということを再度申し上げて、次の質問に移ります。  選挙制度の問題についてですが、まず初めに総理に伺っておきたいことがございます。  昨日のNHKのテレビの「討論」で、公明党の大久保副委員長が、国際社...全文を見る
○聴濤弘君 今紹介したようなこういう政治をやる場合には、即決政治、こういうことをやると、民主主義のルールを無視して強引にやっていかなきゃならぬということに当然なると思うんです。  具体的な例といたしましては、つい先日、ウルグアイ・ラウンド成功のためにということであのガットの調整...全文を見る
○聴濤弘君 しかし、あのときの経過を振り返りますと、国会では国会決議を守るということをさんざん言っておられて、裏の方で秘密交渉をやった、このことははっきりしているじゃないですか。だから、この農民の意思を無視して、二枚舌を使って無視してやったと言わざるを得ないんです。  今、国際...全文を見る
○聴濤弘君 私は、この点で石田総務庁長官にもお尋ねしたいんです。  公明党は一九九〇年に公明党の活動方針というのを出されましたが、その中で、国会というものを同じ立場に立つ者だけで構成していく、これが議会制民主主義なんだということを非常に単刀直入に申された、こういう公明党の活動方...全文を見る
○聴濤弘君 私が質問したこととちょっと違うように思うんですが、もう今時間がありませんから先へ行かざるを得ないんですが、民意の反映じゃないんですね。議会が共通したコンセンサス、共通した理念、そのもとでのみ議会制民主主義が機能するというんですから、反対党の存在というのは前提にされてな...全文を見る
○聴濤弘君 あなた方がこの小選挙区制の問題を言うと、すぐ並立制でもってカバーしてある、こういうふうに言われるんですが、小選挙区比例代表並立制、今の政府が提案しているこれによっても、あわせてみてもマスコミの計算ではどれも例外なく第一党が三割台、四割台の得票率で六割もの議席を国会で占...全文を見る
○聴濤弘君 また同じ並立制が加味されているからいいじゃないかということでございましたけれども、じゃ、小選挙区制のそういうやり方、これは憲法に反するとはお思いになりませんか。
○聴濤弘君 私は先ほどの質問で理由を説明いたしました。ですから、反していないとただお答えになっても、これは私納得できません。  民意を切り捨てて、多くの民意を切り捨ててある民意だけが反映されるようなそういう選挙は、国の憲法の精神からいってやっちゃいかぬのですよ。国会は国民の代表...全文を見る
○聴濤弘君 外国のことをちょっと言われましたけれども、私は日本の憲法のことを言っているんですよ、日本の憲法に照らしてどうなのかと。イギリスだアメリカだ、そういう話をしているんじゃないんです。日本の憲法では、先ほどからも言いましたように、国民の民意が反映する国会をつくって、その国会...全文を見る
○聴濤弘君 民意を反映させてこそ本当に民意を集約したそういう政権ができるということを申し上げておきたいと思います。これが日本の憲法の精神だということであります。  あと二分しか残りがなくなりましたので、山花大臣が私の答弁を受けて立たれましたので、私は残された時間、社会党の閣僚と...全文を見る
○聴濤弘君 最後です。一言……
○聴濤弘君 守ります。  それでは、これによって質問を終わります。(拍手)