聴濤弘

きくなみひろし



当選回数回

聴濤弘の1996年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月14日第136回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第2号
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○聴濤弘君 まず初めに、経済企画庁に質問したいと思います。  御承知のように、この調査会は二十一世紀へ向けての日本の経済の運営、あり方、それとそのもとでの少子・高齢社会の問題について調査研究をするということを課題としております。そういう角度から、昨年、経済企画庁からの説明も私た...全文を見る
○聴濤弘君 両方が好影響を与えていくようにというお答えでありますが、ちょっと具体的にもう一点お聞きしたいと思います。  今、経企庁の新経済計画中間まとめのポイントというのを、昨年説明を受けた文章でありますが、これを見ましても新しい産業の育成、具体的に言うと高度情報通信社会の育成...全文を見る
○聴濤弘君 この問題は引き続き質疑を今後もしていきたいと思います。時間の関係もありますので、次に厚生省にお伺いしたいと思います。  公的介護制度の導入の問題が非常に大きな今問題になっております。国民の中からも今の構想に対して不安や疑問が非常に出ております。つい先日も、NHKが夜...全文を見る
○聴濤弘君 今、過渡的な段階があり得るということを言われました。保険料を取るが整備ができない、そういうときの過渡的な段階というのがあるということで、そこは了解を得なきゃならぬという趣旨の御説明がありましたけれども、私はむしろ過渡的な段階というのがあるとするならば、それは保険料を徴...全文を見る
○聴濤弘君 そこは、先ほどから私伺っている両方が好影響を与えていくという問題で、結局一方の側がやはり下に置かれるというそんなふうな関係になっているんじゃないかと思うんですが、これだけの問題にこだわっているわけにもいきませんので次に進みます。  もう一つの非常に大きな不安というの...全文を見る
○聴濤弘君 時間がうんと少なくなりましたので、ちょっとまとめて質問して見解を伺いたいと思うんです。  今のお話でも低所得者というのが非常に重大な状態に陥る可能性があるということなので、措置制度というものは必ず残し、かつまた充実をしていく。そういう意味で、保険と措置制度というのは...全文を見る
○聴濤弘君 この問題は非常に大きな社会的な問題でもありますし、ドイツでは二十年かけて議論をして、そして去年導入ということになったと私は聞いております。本当に非常に重要な問題でありますので徹底した国民的な討論をする必要があり、いかなる意味でも拙速にこれを導入するということが、今の厚...全文を見る
03月15日第136回国会 参議院 内閣委員会 第2号
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○聴濤弘君 私は、新防衛計画の大綱の問題について質問する前に、沖縄の問題について伺っておきたいことがありますので質問をさせていただきます。  周知のとおり、駐留軍用地特別措置法に基づく楚辺通信所の土地の一部の使用が三月三十一日をもって期限切れになります。国が今起こしている大田県...全文を見る
○聴濤弘君 それは不可能だと思うんです。間に合わないというのはそういうことなんです。  というのは、二十五日に判決が出ますね。それで、署名は拒否すると大田知事は言っておられるので、拒否するのにどのぐらい時間がかかるかというと三日かかるんです、二十八日の最後まで。  そうすると...全文を見る
○聴濤弘君 判決がまだ出ていないからとおっしゃいますけれども、負ければもちろんその問題が起こるわけだし、勝っても今言ったような状況で起こるわけで、仮定の問題ですからまだお答えできませんというのはもう通用しないです。そんなことを言っているのはひど過ぎますよ、どっちだって期限が切れち...全文を見る
○聴濤弘君 ちょっと無責任だと思うんです。きょうは十五日でしょう。あと十日後に起こるんですよ。そのことについてはっきり国民に、こういうことが起こる、それじゃどうするんだろうかということは何にも言わない。全く無責任だと私は思うんです。  いろいろなことを検討しておるということです...全文を見る
○聴濤弘君 すべてそういうふうにお答えになるなら、別の角度から私は質問をいたします。  期限が切れれば法的根拠がなくなるということはお認めになりますね。
○聴濤弘君 そういうことはお答えできないと。  そんなことはないですよ。四月一日以降それが切れる、そうすると何の法的根拠でもって使用するのか、占拠するのかと私は聞いているわけであって、そういうことが起こりませんなんていって、それは答弁にならないですよ。というのは、そういう事態が...全文を見る
○聴濤弘君 余り話が通じないようなんですが、まことに驚くべきことだと思うんです。あと十日後に起こるということについてこういう状況です。  私はこういう答弁があるんじゃないかと思って、法制局の方に来ていただこうと思いました。  私が今防衛庁とやっているやりとりについては、法制局...全文を見る
○聴濤弘君 もう一回伺いますが、差し控えさせていただきたいということは政治的な対応ですね。私が聞いているのは法的な対応、法的なことです。法律がありますかということを聞いているんです。そういうことがやれる法律がありますか。
○聴濤弘君 また防衛庁にお伺いいたしますけれども、先ほど言いましたように、条約が優先する、あるいは民法でいけば公共の利益が私権に優先するということが言われますが、四月一日以降、防衛庁としてはその立場でこの問題を処理してしまうというようなことは、これは法治国家では私は許されないこと...全文を見る
○聴濤弘君 大体答えはわかりました。何を聞いてもそういうことだと思うんですが、新聞の報道では、それからまた過去にはこういうことがありました。法的には切れてしまった、しかし管理権が存在するというようなことで、管理権という概念を持ち出して切れた期間を何とか対応しょうということをやった...全文を見る
○聴濤弘君 もう一つ伺いますが、切れた場合に新規の立法をしてそこの部分を補うという方法があると思うんですが、新規の立法を考えておられますか。
○聴濤弘君 これはひどいものですよ。大体考えられ得るバリアントというのはそういうものなんですね、私が言ったような。これはみんな答えないというのがあなた方の態度。十日後に起こることについても答えない。これは全く無責任きわまりない。現地では四月一日になったら混乱も予想されるというよう...全文を見る
○聴濤弘君 委員長、これは事実上の答弁拒否です、事実上の。答弁拒否というのが成立するにはいろんな法的なこともあるんでしょうけれども、これは本当に事実上の答弁拒否で、私はこういう態度というのは国会と国民を愚弄するものだ、本当に率直に言ってけしからぬと言わざるを得ないですね。  最...全文を見る
○聴濤弘君 そういうふうに言われるなら、法制局も含めて言いますが、法的には新規立法をやる以外にないんですよ。だって特措法がもう適用できないわけでしょう。では、新規立法をやるんですか。
○聴濤弘君 そう言うと結局何にも考えていないということになつちゃうんですよね。ひどい話で、新規立法以外ないんですよ、実際は。ところが、新規立法はやるかやらないかと言うと、まだ決めていない、考えていない。管理権の問題もそうで、みんな何にも考えていないというのが最後の結論になつちゃう...全文を見る
○聴濤弘君 ACSAと大綱との関係はわかりました。  ACSAのことですが、秋山防衛局長は二月二十三日の衆議院での安全保障委員会の質疑の中で、ACSAの範囲はどのぐらいの範囲かという質問を受けられて次のように答えておられます。  ACSAの適用範囲についてですが、日米共同訓練...全文を見る
○聴濤弘君 昨日の新聞報道ですと、自民党の山崎政調会長が、国際緊張が高まったとき、例えば今、台湾でこういう緊張が高まっておりますし、それからまた朝鮮半島でこれからどういうことが起こるかわからない状況でありますが、国際緊張が高まったときACSAを適用するかどうかも検討の対象になると...全文を見る
○聴濤弘君 いろいろおっしゃったんですが、そうすると山崎政調会長が言ったようなことは検討の対象になってはいないんですか、どっちなんですか。
○聴濤弘君 今言われた危機管理ということと緊張状況ということとはまた概念を区別されるんですか。
○聴濤弘君 秋山防衛局長の言われたことはわかりました。ただ、大変なグレーゾーンが残っているということだけは非常に明確だと思います。  最後に、これはACSAとのかかわりでもあるし、また他の問題でも同様ですが、きょう冒頭で板垣委員の方からも提起されました集団的自衛権の問題とそれか...全文を見る
○聴濤弘君 終わります。
03月27日第136回国会 参議院 内閣委員会 第4号
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○聴濤弘君 私は、先ほどもちょっと議論がありましたけれども、旧日赤救護看護婦及び旧陸海軍従軍看護婦の慰労金の引き上げ問題について質問をいたします。  昨年二月の本委員会で私はこの問題を取り上げて、二点の要望をいたしました。  一点は、平成八年度より慰労金が引き上げられるという...全文を見る
○聴濤弘君 より適切というのは毎年見直していくという意味ですか、それともその辺はまだ具体化されていないんでしょうか。
○聴濤弘君 慰労金の引き上げの三・七%、実際今までが十三万円だったのを十三万四千八百円にしたということなんですが、これは月額にしますと一万円程度なんですね。それで、元看護婦さんの圧倒的部分がここなんですね、この一番最低のところなんですね。一番最高の四十万というのはもうごくごくわず...全文を見る
○聴濤弘君 経過の説明だけで、大変不満であります。  時間がありませんので、私、最後にどうしても聞いておきたいことがございますので、そちらに移ります。  こういう切実な要望で、例えばフィリピンで餓死寸前まで仕事をしておられた方の圧倒的多数が未受給者なんですよ。そういうことを本...全文を見る
○聴濤弘君 承知しておられないということでありますけれども、昨年の夏、今私たちも陳情を受けているこれらの団体が日赤を通じて総理府から、増額の陳情やあるいは未受給者の救済の要求などはもうしないでほしい、そういうことはしないという内容の文書を書いてくれ、こういうふうに言われたと。元日...全文を見る
○聴濤弘君 これは、言っておられる方がそれではうそを私に言ったということになるんで、そうじゃないと思うんですよ。  聞きますと、この方々はみんな二十代ですよ。  そのときに死ぬ思いの苦労をされた方々が陳情に来られた。台定されたから、私はどっちが正しいと今すぐ言えませんが、うっ...全文を見る
○聴濤弘君 よく調査をして報告をしていただきたいと思います。  以上です。
04月09日第136回国会 参議院 内閣委員会 第5号
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○聴濤弘君 きょうは郵政関係の法案の審査をしているわけですけれども、梶山官房長官においでいただきましたので、長官の最近の発言について幾つか質問をさせていただきたいと思います。  梶山官房長官は四日の衆議院の予算委員会で、沖縄の楚辺通信所の一部民有地に対する国の使用権原が消滅して...全文を見る
○聴濤弘君 ということは、橋本政権の政府のもとでも、研究の結果、法案を提出するということはあり得るということですか。
○聴濤弘君 一般の問題として提起しているんだ、その努力をすべきだという見解を述べたんだというふうに理解をいたしますが、私の質問に対する問題として、現政権のもとで提案するかどうかということについては一般論としてのお答えに限定をされた、そういうふうに理解をしますが、よろしいですか。
○聴濤弘君 橋本政権がいつまで続くかという問題になってきますが、わかりました。  そこで、次の問題ですが、官房長官も今おっしゃったんですが、ああいう状態というのが不法な状態であるということになりますと、ここで官房長官の前の発言との関連でもう一つ質問したいことが起こってまいります...全文を見る
○聴濤弘君 無制限にこういう状態が続くということであればやはり大変重大な問題なのでというふうにおっしゃいました。  そこで、私、過去との関係で質問をしたいんですけれども、かつて七七年にこの空白状態が同様に生まれました。そのときには政府は、空白状態が生まれたときに政府は遅滞なく返...全文を見る
○聴濤弘君 今の法制局の答弁は私は大分違うと思うんです。  幾つもありますが、時間があれですからまず簡単な方から言いますけれども、だれに返すかわからないから管理をしたのが前回だと。とんでもないですよ。これはこの当時の質疑を読めば明白なとおり、何で管理をするかといえば、返還の手続...全文を見る
○聴濤弘君 それも答弁になっていないと思うんです。先ほど何で官房長官談話の第二項めが成立しないかということを私は申し上げました。やっぱり防衛施設庁として、土地を使用させる、使用するという任に当たっているところが今のような答弁でもって終わりにするなどということは、沖縄県民だけじゃな...全文を見る
○聴濤弘君 やはり七七年のときの政府の態度と違う。これはやはり真剣に考えてもらわないと法治国家としては正道を歩むことはできないということを私は申し上げたいと思います。  以上で私の質問を終わります。
04月22日第136回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第4号
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○聴濤弘君 御苦労さまです。  最初に、八代参考人にお尋ねしたいと思います。その後、時間がありましたら、鈴木参考人にも質問させていただきたいと思います。  高齢化社会の問題というのは、現代の先進国が生み出した本当に巨大な問題だというふうに思うんです。これに対して対策を立ててい...全文を見る
○聴濤弘君 もっともっとお聞きしたい点があるんですけれども、鈴木参考人に御質問させていただきます。  レジュメにもありましたけれども、公共投資の問題と民間の設備投資の問題、この関係なんで才けれども、公共投資がなかなか効果を上げないということの原因として民間の設備投資、これが非常...全文を見る
04月25日第136回国会 参議院 予算委員会 第14号
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○聴濤弘君 私は、住専問題及び日米首脳会談について質問をさせていただきます。  早速ですが、住専問題で久保大蔵大臣にお尋ねしたいと思います。  蔵相は、これまでの質疑を通して、母体行の追加負担の問題について、第一に母体行が三・五兆円の債権放棄で済んだと思うのはとんでもないこと...全文を見る
○聴濤弘君 一遍に幾つかのことをお答えになったので、ちょっと整理していかなけりゃいかぬと思うんですけれども。  合意してある前提が崩れてしまうのでとおっしゃったけれども、追加負担をさせなきゃならぬというんですから、その合意をしたスキームというんですか、これの根拠というものが崩れ...全文を見る
○聴濤弘君 法的な問題についてはちょっと後で議論しますが、ともかく負担させるとあなたはおっしゃったんで、それでどうやって負担させるか。法的なのは方法論なんですよね。どこからどういうふうにして負担させるのかということの案をあなた方がお示しにならないと、もう繰り返しになりますが、六千...全文を見る
○聴濤弘君 二つあるんですね。一つは、二次処理の過程で何とかして出させるというやり方、もう一つは、そういう次元とは全く違うところの次元で問題にするという、二つあると思うんです、大きく分けて。どちらをおとりになるんですか。
○聴濤弘君 二次処理の中からは新たな負担というのは出てこないんですよ。なぜならば、二次処理の過程で拠出金を金融機関、母体行を含めて出させるということはあります、確かに。しかし、もともとは、そうやって九千億ですか一兆円ですか、今の案では出させる、それは全部終わればもとへ返るんですよ...全文を見る
○聴濤弘君 新たな寄与というのは、今言いましたように、新たな寄与という言葉で言えば新たな寄与を、蔵相は負担を求めるということを交渉すると。それならば、そういうことが母体行でできるならば、じゃ私、角度を変えて聞きますが、何で第一次の今のところでそれを求めないんですか。
○聴濤弘君 それでは再度、私確認させていただきますが、母体行に新たな負担を求めるということは、ともかく国民に税金をまず六千八百五十億円を払わせる、その後何とかする、しかしその方法はまだわかっていないんだと、そういうことをあなたはおっしゃるわけですね。
○聴濤弘君 よくわかったという声がありますが、私にはわからない。  二次処理からは出てこないんです。二次処理以外の何か別の次元からというのは、これは全く別の、この追加負担という概念とは違ってくると思うんです。  それで、現にこの前、与党三党がつくったあの追加負担というものにつ...全文を見る
○聴濤弘君 一番障害になる問題として法的な問題があるということを最初の答弁から一貫して言っておられるので、この問題をきちっとさせて、そしてまた私、今まで質問してきたことにもう一回返りたいと思います。  追加負担をさせたいんだが最大の障害というのがこの法的な手段というものがないと...全文を見る
○聴濤弘君 今のスキームも別に法的な根拠があって法的な手続によってやられたものじゃないということを銀行局長は言われたわけです。ですから、母体行にどれだけのものを負担させていくかというのは別に法がなければできないことでないことは、現在のスキームができ上がった過程からいって明確だと思...全文を見る
○聴濤弘君 それでは、母体行主義を貫いて、その立場から強い指導をされたらどうなんですか。
○聴濤弘君 そこから結果が出ずして、またちょっともとに戻るんだけれども、六千八百五十億円はまずは払ってくれというのはやっぱり政治のやるべきことじゃないと私は思うんですよ。そういうふうに蔵相は国民の皆さんに約束しているわけだから、新たな母体行負担をさせるということを。  ですから...全文を見る
○聴濤弘君 今非常に重要な答弁があったと私は思います。法的な手段、法的なものがなければ追加負担ができないんだということじゃないということをはっきり言われた。それは本当に私確認したいと思うんですね。それで、今協議をしているんだと。  一方で、法的な手段でもって強制することができな...全文を見る
○聴濤弘君 大分いろんな議論をしたけれども、問題の整理がついてきたと私は思うんです。今協議している、それは法律がどうのこうのじゃない、ちゃんと協議をしている、それを期待してくれと、こういう話であります。  それなら私申しますが、蔵相はそういうふうに母体行の追加負担が必要だとずっ...全文を見る
○聴濤弘君 それはちょっと私はおかしいと思うんですよ。だって、一生懸命今協議して何とか案をまとめたいと言っているんだから、それを出すのが筋でしょう。それが間に合わないというんだったら、六千八百五十億円は今のところペンディングにしておいて、後で何とか処理するというふうに考えるのが国...全文を見る
○聴濤弘君 午前中の質疑の一番最後に私が、新たな案をこの審議の間に出すか、あるいはまたそれが間に合わないならば補正でやるか、そのどちらかだということを提起し、総理、蔵相からどちらもとらない、理由は現在の合意、スキーム、これがあるから、崩れるからということでありました。  私は、...全文を見る
○聴濤弘君 母体行の負担を求める上で紹介融資の問題というのは非常にかなめになると思うんです。細かい数字はやめますけれども、その分だけでも引き取らせれば、これは梶山官房長官が引き取らせろという言葉を言われたぐらいなんですが、それを引き取らせただけでも六千八百五十億円というのはカバー...全文を見る
○聴濤弘君 余り細かく聞きませんけれども、内規とか基準とか、それからだれが決裁したとか、そういうものはあるはずなんですよ。今いろんなものを出しましたと言われますけれども、母体行の側からの、役員がどれだけ派遣されたとか、たしかきのうそれは出ました。しかし、紹介融資そのものについての...全文を見る
○聴濤弘君 住専からの資料が出されたことは私も承知しております。母体行の側からのと何回も言っているのにお出しにならない。私たちの要求に対して出せないといって大蔵省が回答をよこしました。なぜ出せないかといったら、母体行の側にそういう資料がないから、ABCDのランクがついて、Dという...全文を見る
○聴濤弘君 あなたがいろいろ解釈するんじゃなくて、まず資料を提出してくれということを言っているわけなんで、そのことと今の答弁、私が言っていることとあなたが解釈をしてということとは違うと思うんです。  そこで、私は聞きたいんですが、大蔵省は銀行に対して大変な権限を持っています。銀...全文を見る
○聴濤弘君 以上でいいです。  今言われたとおり、いろいろ立入調査もしてやっていくことができる。そういう権限を持っている。この紹介融資の問題というのは、ここに書かれているとおり、健全かつ適切な運営に全く私は反すると思うんです。上田議員がこれはずっとここでやられたことで、私は繰り...全文を見る
○聴濤弘君 一種の私はへ理屈だと思うんですよ。銀行で、住専にはできないとか、いずれにしろ久保大蔵大臣のこういう問題についての見解を聞かせてください。
○聴濤弘君 ぜひその辺はよろしくお願いいたしたいと思います。藤井参考人はあると言っておるわけですから。それで、必要な措置をその上でとられるということを私は確認したいというふうに思います。  最後に総理にお聞きしたいんですけれども、やはり本腰を入れて政府は誠実に母体行の負担を求め...全文を見る
○聴濤弘君 ともかく、大蔵省がこれまでの住専問題でとったいろいろな措置というのは非常に大きな責任がある。その責任を果たすためにも、今度は国民の側に立って今の閣議の決定もして、そして事に当たるべきだと。大蔵省の責任を果たすという、そういう強い立場からこの問題に対処すべきだということ...全文を見る
○聴濤弘君 日米関係の長い間の共通の認識というものをこういう形で述べたんだというふうな趣旨のお答えでしたけれども、私はやはり非常に重要な問題がここにあると思うんです。  先日、本会議で我が党の東中議員が、こういう観点からいうと、かつてのベトナム侵略戦争、あれをアメリカは今正しい...全文を見る
○聴濤弘君 そうすると、あの戦い、戦争がアメリカ側から見て正義の戦争であったという見解はとらないとおっしゃるわけですか。
○聴濤弘君 あの戦争、トンキン湾事件、あれがでっち上げたったということもその後明らかになっているし、それから当時のマクナマラ国防相が「回顧-ベトナムの悲劇と教訓」という本も最近出しておる。あの中で、あのベトナム戦争というのは誤りだったということまでマクナマラ元国防相は述べている。...全文を見る
○聴濤弘君 あの戦争というのは、ベトナム人民の民族自決、これに対する外部からの干渉であったということはもう間違いないんで、あれは領土を獲得するための戦争でなかったこと、これはもう事実ですよ。だけれども、ベトナムの人民が統一をしていくという民族自決権の行使、これに対して外部から侵害...全文を見る
○聴濤弘君 全然答えになっていないと思うんです。  自衛隊法の三条というのは、私ずっと読み上げていると大変なので、自衛隊法の三条というのは何が書いてあるんですか。ここに自衛隊の任務が規定されているんです。どうして周辺諸国への対処ができるなんということが三条から出てきますか。この...全文を見る
○聴濤弘君 ちょっと私、本当言ってひどいと思いますよ。どこにも条項はないんですから、全部ひっくるめたら出てくるというふうな、そんなことで本当に法治国家でありますか。  これは自衛隊法を改正するかどうか。私はもちろん自衛隊法改正は反対ですけれども、どうにかしなきゃ、こんないいかげ...全文を見る
○聴濤弘君 今のようなよくわからない答弁で、全体として何とかなるんだというようなことでガイドラインの改定をやっていく、そして共同対処を研究していく、政策調整もやっていくというんですから、法律がなくたってやれるような、もうひどいことだと思うんですね。  それで、私はいっぱい問題が...全文を見る
○聴濤弘君 明確にならない。もう一回。そうすると、これは適用しないんですね、私の言った場合の。
○聴濤弘君 じゃ、適用しないということだというふうに私は確認をしておきます。これ、とっても大事なことですからね。  次のような場合はどういうことになるんですか。これはまさにACSAの人道援助に適用するということが出ているんですけれども、人道援助というのは、例えば難民が出てきた難...全文を見る
○聴濤弘君 具体的にいきます。  朝鮮でそういう事態が発生したときに、日米でACSAを適用して救生活動をやるというようなことはしないということですね。
○聴濤弘君 いずれにしましても、先ほども局長が答弁されましたように、平時、有事、これなかなか区別のつかないものであります。ですから、平時がいつ有事になるかわからないという非常にすれすれあいまいなものであって、これは本当に運用のいかんによってどちらにでも使える。現にNATOが結んで...全文を見る
04月26日第136回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第6号
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○聴濤弘君 最初に、佐野参考人にお伺いしたいと思います。  第五次産業とかそれから労働に対する新しい価値観など、大変おもしろい参考になるお話を聞かせていただきました。それを聞いておりまして一つだけ確かめたいなというふうに思ったことが出てきましたのでお尋ねするんですけれども、そう...全文を見る
○聴濤弘君 鷲尾参考人に一問御質問したいと用います。  産業構造の転換とか産業空洞化の問題、こういったものが大問題になっていることはもう周知のとおりですが、これに対する基本的なスタンスの問題なんですけれども、これは経済法則としてやむを得ないんだと、一つの経済法則としてそういう動...全文を見る
○聴濤弘君 どうもありがとうございました。
05月21日第136回国会 参議院 内閣委員会 第8号
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○聴濤弘君 私はまず第一に日米共同宣言と集団的自衛権の問題について御質問したいと思います。  さきの日米安保共同宣言の発表などとともに、集団的自衛権と憲法との関係の問題が今大きくクローズアップされております。国の基本法にかかわる問題ですので、私はまず法制局長官に一連の問題につい...全文を見る
○聴濤弘君 私、これ突然やった質問じゃありませんで、小沢氏が最近こういうことを述べているということをあした質問しますよという通告まで私はやっているわけで、それに答えないと。私が今直接そういうことを言ったとしたら、それはよく聞き取れなかった点、その他いろいろあると思いますが、小沢氏...全文を見る
○聴濤弘君 怒ってもみてもしようがないのでそういうふうに受け取りますが、それでは法制局自身の考え方を伺いたいと思います。  法制局は米軍に対する支援はどこまでが憲法で許されると考えているのか。これはもう小沢氏が言っているの宮澤氏が言っているのということじゃございません、法制局自...全文を見る
○聴濤弘君 私は、今度の日米共同宣言によって今お答えになったこの問題は非常に新しい次元のところへ来ている、少なくとも二点にわたってこれまでの議論とは違う新しい次元の問題が起きているというふうに思うんです。  武力行使と一体とならないのならいいということが第一の問題なんですけれど...全文を見る
○聴濤弘君 今四つ述べられましたが、四つを一つ一つこれからやろうと思って私はやったわけじゃない。私もよく知っています、四つを。だけれども、あなたが挙げた一番は何だったですか。やっぱり距離でしょう、距離の問題だったですよ。  その次は中身の問題です。私は今これから中身の問題につい...全文を見る
○聴濤弘君 一つ一つやるとだめだ、全部やれば大丈夫だ、そんな議論はないと思うんですよ。やっぱり一つ一つ吟味していって、これもだめじゃないか、これもだめじゃないか、あるいはこれはいいじゃないか、これはいいじゃないかと出てくるのであって、私が順序よく一つずつやっていったら、一つずつじ...全文を見る
○聴濤弘君 私は官房長官が今おっしゃったことの中で非常に重大だと思うことを一つ感じますので、もう時間がなくて退席されるようですが、それはいたし方ございませんが、一言だけ申し上げたいと思います。  それは、日米が共同の行動をとり得るのは、日本が直接の侵略、直接の攻撃を受けた場合に...全文を見る
○聴濤弘君 残念ですが時間になりましたので、官房長官にはまた次の機会にお願いをいたします。  あと五分ほど残っておりますので、別の質問をさせていただきます。  これはやはり日米共同作戦の発動の問題なんですけれども、これももう時間がありませんからいろいろ説明は申しません。安保条...全文を見る
○聴濤弘君 私は五条のことで聞いたんですが、六条のことでもどちらでも結構です。ともかく今お聞きしていて、個々の条項によって決められるものではない、もっと広いんだという意味の御答弁だったと思うんですけれども、法制局長官にお伺いしたいんですが、そういうことでいいんですか、この条約を解...全文を見る
○聴濤弘君 これは本当に大事なことだと思うんです。間違いじゃないと、そういう答弁は私これからもさらに研究いたしますが、少なくともきょう私が準備する間に今までの国会の議事録をずっと勉強してまいりました。さっき一連のものを持っていると言いましたけれども、そういう共同行動がとれるのは日...全文を見る
○聴濤弘君 終わります。
06月05日第136回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第7号
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○聴濤弘君 お二人の参考人の皆さん、どうも本当にきょうは御苦労さまでした。一問ずつ質問させていただきたいと思います。  最初に高山先生、少子社会の問題についてなんですけれども、出生率が低下する原因について、きょうは先生が全面的にその話に絞ってお話しになったわけじゃないので意を尽...全文を見る
○聴濤弘君 もし時間があればまたもう一回戻らせていただきますが、次に大谷参考人に質問させていただきます。  神戸での助け合いの運動のお話、非常に感動的に私受けとめさせていただきました。助け合うということをどんなふうにして政治が助けていくかということは大きな課題だということを非常...全文を見る
06月05日第136回国会 参議院 本会議 第23号
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○聴濤弘君 私は、日本共産党を代表して、日米後方支援・物品役務相互提供協定いわゆるACSAについて、総理並びに関係大臣に質問いたします。  去る四月十七日、クリントン米大統領の訪日に際し発表されました日米安保共同宣言は、日米安保条約が締結されて以来四十四年の歴史の中で三回目の重...全文を見る
06月11日第136回国会 参議院 内閣委員会 第10号
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○聴濤弘君 私は、日本共産党を代表して、日米後方支援物品役務相互提供協定いわゆるACSAを実施するための自衛隊法改正案に反対の討論を行います。  ACSAは、日米防衛協力の指針の見直しとともに、さきの日米安保共同宣言で示された安保条約の事実上の重大な改定を具体化するものです。 ...全文を見る
06月17日第136回国会 参議院 内閣委員会 第11号
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○聴濤弘君 今回の法の改正は、一つには、内閣官房副長官の職務に、官房長官の職務を助け、内閣官房の事務をつかさどり、長官不在の際はその職務を代行できるようにするということが一つと、もう一つは内閣総理大臣補佐官を三名以内設置することができるというものであります。  この限りでは私た...全文を見る
○聴濤弘君 次は、長官にお答えいただかなくて結構ですが、法に則したことでございます。  今度の改正案は補佐官の職務について、「内閣の重要政策に関し、内閣総理大臣に進言し、及び内閣総理大臣の命を受けて、内閣総理大臣に意見を具申する。」、こう規定して、総理大臣の命を受けて総合調整機...全文を見る
○聴濤弘君 もう一つお聞きしたいと思うんですが、いわゆる公開性、透明性という問題があると思うんです。今ですと、いわゆる重要政策の決定というのは行政機関で検討して、それが事務次官会議で決められ、閣議に上げられていって、そして閣議で検討し決まっていくわけですが、そういう通常のラインで...全文を見る
○聴濤弘君 法を正確に理解するためにもう一つ質問させていただきますが、これまで補佐官制度を置いて補佐官にこういう仕事をさせたらいいじゃないか、そういう提言があったことは事実だと思うんです。行革審の答申にも出ていますし、いろいろな形でそういう提言がなされている。それはどういう角度か...全文を見る
○聴濤弘君 最後に長官にお伺いしたいんですが、梶山長官は、これは長官のときじゃないんですが、ことし二月の文芸春秋の中で内閣のこの問題についても書いておられる。首相がもっと強力な指導力を発揮できるよう内閣法を改正する必要があるという旨の論文を書いておられます。  御承知のとおり、...全文を見る
○聴濤弘君 これから長官と憲法論争をやる時間もありませんのでこれでとどめますが、私の質問は長官の本音はどこだということをお聞きしたので、今のことで論争はまたやらせていただきたいと思います。  以上で終わります。
09月10日第136回国会 参議院 内閣委員会 閉会後第1号
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○聴濤弘君 まず初めに、人事院総裁にお尋ねいたします。  ことしの人勧は二年連続でコンマ以下という超低率の勧告となっております。しかも、寒冷地手当の二割削減、それから筑波手当の廃止を打ち出すなど、公務員の生活改善を図るという勧告とは到底言えるものではないというふうに思います。現...全文を見る
○聴濤弘君 筑波手当なんか年間約八十万円もらっている、そういう手当が出ているというところもあるわけで、それから寒冷地手当だって相当な額が出るわけで、生活の中に入っているわけですね。そういうものをカットしておいて、改善だと言うわけには到底いかないということを一つ指摘しておきたいと思...全文を見る
○聴濤弘君 前提そのものについても踏み込んで交渉をするかという私の質問なんですが、その点の具体的なお答えをいただきたいと思うんです。
○聴濤弘君 次の点についてまた端的にお伺いしたいと思います。  それは楚辺通信所の一部の土地が、これは知花さんの土地でありますが、ことし三月三十一日で使用権原を失いまして今違法状態にある。もう五カ月これが続いております。  私は、その権原が失われた九日目の四月九日のこの内閣委...全文を見る
○聴濤弘君 官房長官、そのときの答弁でもう一つあるんですね。官房長官はその後こういうふうにおっしゃっているんですが、防衛施設庁が緊急使用の申し立てを今やっておると。この私の四月九日の時点での質問のときやっておるわけで、いずれ近いうちにその結果が出るわけで、それ以降違法でないかの判...全文を見る
○聴濤弘君 権原が失われていることはもう事実なんでありまして、ですからやはり権原が失われたら法に基づいて地主に返すというのがこれは法治国家の筋だというふうに私は思います。  そのことを申し上げた上で、笠井委員の質問がありますので、私は最後の質問をさせていただきます。国民が今の政...全文を見る
12月13日第139回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第1号
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○聴濤弘君 ことしの夏に行われました社会資本整備に関するヨーロッパ視察で、特に強く私の印象に残った点を各国ごと一言ずつ感想的に述べて、私の意見陳述としたいと思います。極めて簡単に申し上げます。  まず、ドイツですけれども、昨年からドイツで介護保険制度が導入されたことは周知のこと...全文を見る
12月17日第139回国会 参議院 内閣委員会 第3号
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○聴濤弘君 まず最初に、ガイドラインの見直し問題について質問をさせていただきます。  SACOの最終文書とともに発表されました安保協議の共同文書では、ガイドラインの見直し作業を来年秋までに完了する、そういうふうに書かれております。この見直し作業がどういうやり方で行われているかに...全文を見る
○聴濤弘君 後方地域、地域的な概念だというふうに御説明ありましたが、それではその後方地域というのはどこを指すのかということについて伺いたいと思います。
○聴濤弘君 これはことしの九月十五日の朝日新聞に報道されたことなのでありますが、防衛庁の統合幕僚会議の部内研究というのが朝日新聞に出ておりました。  それによりますと、支援の場所ということで四つに分類されておりまして、第一が戦闘地域、それから次が戦場の後方地域、三番目が公海上、...全文を見る
○聴濤弘君 では、少なくとも今分類しました日本国内、それから公海、その次の地域、すなわち相手領土あるいは領海、そこをも含めて今検討中だということですね。その中に相手の領土も入るわけですね。
○聴濤弘君 どうも入っているように思います。そうであればこそ第四項に後方地域支援という項目があるわけで、今の御説明を聞いても排除されているのは戦闘地域だけ、あとは全部検討しているところだと言うんですから、戦場にごく隣接したところの後方地域、相手領土ですよ、そこでの支援活動も検討の...全文を見る
○聴濤弘君 相手の領土領海、これも地域としては対象になるということだと私は理解いたしますが、それは非常に重大なことだ、集団的自衛権の行使に当たる本当に重大な問題だと私は思いますが、この点については今回のところはこれ以上質問は差し控えさせていただきます。  その次に、第五番目の項...全文を見る
○聴濤弘君 オペレーションは作戦だというのはいいですね。
○聴濤弘君 いずれにしましても、第四項で支援のことが検討される、しかもそれは相手領土の中も含まれると。  ところで、次の項目で、今運用であるとおっしゃったが、作戦でもいいと思うんですが、それが検討される。別個の項目になっているわけです。そうなりますと、この第五番目の項目というの...全文を見る
○聴濤弘君 日米が共同してやり得る対象について検討をするということがその五項目めの一番上にかぶさって書いてあるんですよ。だから、ばらばらに検討して、ばらばらのことしかしないなどというようなことはあり得ないことは当然だと思います。  ともかく、この中間報告に出ております後方地域支...全文を見る
○聴濤弘君 それでは、決まったと、調査が終わったとして、今度はいよいよ着工と。今三つ案があるようですけれども、どのような方法でつくるにしろ、建設の期間、工期、それはどのくらいだと見込んでおられるんですか。
○聴濤弘君 ちょっと逆じゃないかと思うんですね。五年から七年と決めてあるので五年から七年の間で何とかやるであろうと。だけど、実際上これからこの建設にはこれだけの時間がかかるというのが先にあるんじゃないんですか。そうじゃないと、五年から七年に決まっているんだからその中でやるんだと言...全文を見る
○聴濤弘君 今の御説明を聞きましても、やはりいわば五年から七年のうちにしたいというだけの話であって、本当にそれが実現するという保証は今のお話を伺っても私は納得がいきません。私は早く洋上ヘリポートをつくれと言っているわけじゃもちろんない。それは私の立場からも皆さん御承知のとおりであ...全文を見る
○聴濤弘君 終わります。