聴濤弘
きくなみひろし
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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02月12日 | 第140回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第2号 議事録を見る | ○聴濤弘君 幾つかありますが、大蔵省に一つだけまず最初に質問します。 公共事業全体をどういうふうに見るかという問題が一つあるというふうにおっしゃいましたが、まだ全体として日本の社会資本整備が低いという段階にあると見ているということなんですが、何に比較して低いということが言える...全文を見る |
○聴濤弘君 厚生省にお尋ねします。 介護保険制度の問題について質問します。 我々も介護保険制度というのは、これはもうしっかりしたものをつくらなきゃならぬという立場にいるんですけれども、危惧する問題は幾つもあるんですが、一つだけここでどうしてもお聞きしたいと思う点は、次の点...全文を見る | ||
02月25日 | 第140回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第3号 議事録を見る | ○聴濤弘君 建設省に質問します。 住宅整備の強化ということが非常に強調されているんですけれども、また経企庁の公共投資基本計画の中でもそのことが強調されているんですが、一方で、現在、住都公団の民営化あるいは住都公団の分譲住宅からの撤退とかいった方向、それから最後には民営化といっ...全文を見る |
○聴濤弘君 国としては、じゃどういうところへ重点を置いていこうということなんですか。 | ||
○聴濤弘君 運輸省にお尋ねいたします。 整備新幹線の問題が資料の八ページにございますけれども、その中で採算性等をよく検討して適切に対応したいというふうに出ているんですが、採算性の問題、それから旧国鉄の債務の問題、二十七兆円等がございますね。ところが、一方で建設関係で言えば、道...全文を見る | ||
03月07日 | 第140回国会 参議院 予算委員会 第5号 議事録を見る | ○聴濤弘君 私は日本共産党の聴濤でございます。 まず最初に、財政再建問題について総理に伺いたいと思います。 総理は、二月二十日に行われました財政構造改革会議で、現在は増税を行える状況でないと認識しているとして、あくまで歳出カットによる増税なき財政再建を目指すという決意を述...全文を見る |
○聴濤弘君 それでは増税はないとは言っていないということになるので、増税なき財政再建というのは、総理の言葉は非常に不正確な、増税ありと。そうしたら、もうやはり国民に対する負担というのは非常に重大なものが一層かかわってくるということにならざるを得ない。 | ||
○聴濤弘君 ちょっと待ってください。 それで、今特に総理がおっしゃったのは、歳出のカットですね、このことに非常に力点を置いたんだということをおっしゃいました。 その点について申しますと、私は、現在の財政危機をつくり出した最大の原因というものをどこに求めるか、どこに原因があ...全文を見る | ||
○聴濤弘君 増税なき財政再建についてこれ以上いろいろ議論してもしようがないのでありまして、そのように報道されたことも事実でありますから、そういう誤解も生んだということもまた事実として認めていただかなければならないと思います。 議論を先に進めます。 私は今、総理に現在の財政...全文を見る | ||
○聴濤弘君 公共事業というのは国債費に依存してやっているわけですから、当然そういう利払いの加算ということはなければならない。 それじゃ、私は経企庁に伺います。経企庁はどういう見解ですか。 | ||
○聴濤弘君 経企庁の経済審議会二〇一〇年委員会というのがございます。これは経企庁の経済諮問会議です。「今つくる明日への社会資本」という報告書を出しております。 この報告書の中で、公共事業を考えられる場合、直接の財政的支出のうちの一般財源負担だけでなく、公債の償還、利払いなど間...全文を見る | ||
○聴濤弘君 六百三十兆円がどうのこうのという質問をしているわけじゃない。この表が正しいか正しくないかということを言っている。そのことについては今お認めになったわけですね。ですから、やはり公共事業の利払いと合わせますと、今の財政の中で一番大きな比重、一番の危機をつくり出しているのは...全文を見る | ||
○聴濤弘君 認めたんです。 | ||
○聴濤弘君 私、それではちょっと具体的に申し上げたいと思うんですよ。公共事業その他にもいろいろなことがあるというんでしたら、もう少し突っ込んで具体的にお聞きしたいと思うんですが、この間、衆議院でもこの参議院でも、港湾整備事業というものに対してこれのむだ遣いというのを私たちはやって...全文を見る | ||
○聴濤弘君 今いろいろな数字を挙げられましたけれども、たくさんの船が日本に入ってきている。ところがこれは、今のお話というのは全く理論上の話で、そして満載して入ってくる場合について言いますと、満載の場合には満潮時に船が入ってくるんですよね。したがって、普通で言う十五メートルバースが...全文を見る | ||
○聴濤弘君 十四メートルバースですら、例えば川崎港で実際に運用されているのは三〇%というのが現状です。そして、一万トン級の船が川崎港では一番大きな入港数になっているというのが現実だし、この間いろいろ議論されました、港については釣り堀になっているではないかという問題、これらの教訓を...全文を見る | ||
○聴濤弘君 国益それからアメリカとの安保の関係、いろいろおっしゃいましたけれども、こういう政府の態度が沖縄の人々の心を踏みにじるものだと私は思うんです。 若干歴史的に振り返ってみたいと思うんです。沖縄の基地というのはまさに暴力的につくられた基地なんですね。沖縄戦では御承知のと...全文を見る | ||
○聴濤弘君 これは私ちょっと驚きましたね。そこまでアメリカ側の立場に立って説明しなきゃならぬと私は思いませんね。佐藤総理自身がこのことについてはお認めになったんですよ。 これは一九七一年の十一月十一日の国会でこういう質問があった。「家を焼いた、土地を取り上げた、それはへーグの...全文を見る | ||
○聴濤弘君 沖縄の基地というのは本土の基地と違って、本土の基地は国有地がほとんど全部ですけれども、沖縄の場合は民有地が多いんです。 国有地の比率は何%ですか。 | ||
○聴濤弘君 私は、過去の経緯をないがしろにしたら今の沖縄の問題はわからないから聞いているんですよ。 それで、民有地についての質問にお答えにならない。圧倒的多数が民有地なんですよ、本土と違って。その民有地が今言ったような形で略奪されていった、そして基地ができたというのが沖縄の基...全文を見る | ||
○聴濤弘君 全く無責任ですよ。少しでも調べようと思ったらすぐわかるんだ。これは日本勧業銀行がちゃんと調査してそのときの数をひねり出した。六十万ドルです。そして、日本の本土の値段にして一坪当たりたった六円です。これが使用料だったんです。沖縄の人に今聞いてごらんなさい、たばこ銭にもな...全文を見る | ||
○聴濤弘君 総理、沖縄の基地というのは今言ったような形でつくられたんです。ですから、アメリカにとっては沖縄というのはもうあたかも自分の領土のごとく考えている、そうでも言わざるを得ないように思うんです。 ここに私はこういう地図を持ってまいりましたけれども、これはアメリカの海兵隊...全文を見る | ||
○聴濤弘君 その暫定使用が切れました。五年たって切れました。七七年に切れましたですね。そして、切れたときにまた延長をいたしました。そして、五年延長して八二年になりました。 八二年にとった措置はどういう措置ですか。 | ||
○聴濤弘君 最初の法律は、一言で言いますと、復帰後五年間、さらに延長されましたから十年間は契約なしで強制使用できるというのが公用地法だと。そして、それが過ぎて、八二年になって現在の特措法になった。そこでの特措法は一言で言えば地主が契約していない土地でも土地収用法の規定に基づく手続...全文を見る | ||
○聴濤弘君 総理、私は間に合わないと思うんですよ。第一回目のときは六カ月かかったんですよ、審理が三回目のときは十一カ月かかっているんです。三回目も六カ月かかっている。私は全部調べました。そして、今回はつい三月に開かれた。ついこの前開かれた。 | ||
○聴濤弘君 つい二月に開かれた。それで、少なくとも今までの最低限の六カ月でやったってもう九月になってしまう。これは間に合わないことは明白であります。 そしてまた、違法状態が起こらない、違法状態をつくりたくない、あるいは起こしたくない、あるいはつくらないようにするというならば、...全文を見る | ||
○聴濤弘君 もう既に新聞にも報道されておりますけれども、法改正も視野に置くということが政府の見解であるということが明らかになっております。その中で私が非常に危候いたしますのはこういうことです。特措法の期限が切れたならばその土地を地主に返すのが当たり前のことです。しかし、もう少しま...全文を見る | ||
○聴濤弘君 間に合わないんですよ。だから、間に合わないときにどうするんだということを聞いているんです。 | ||
○聴濤弘君 苦しい答弁だとは思うんですけれども、間に合わなくなるのはもう明白だからこそ法改正の問題があって、法改正も視野に入れているという政府からの発言もあるわけでしょう。それにもかかわらず、そんな発言をして私をごまかそうとしたってこれはだめですよ。 それで、私ちょっと角度を...全文を見る | ||
○聴濤弘君 私が聞いているのは、そういうような審理途中の土地を取り上げて使ってしまう、中断させてしまう、そんなことが法的には許されるのかということを聞いているんです。 | ||
○聴濤弘君 できないことは明確なんですよ。それなのに、それが政府の方針であるかのごとく語られるところに今の重大な問題がある。 私ははっきり申しますけれども、土地を使用できるかできないかというのは国が決めるわけでもない、裁判所が決めるわけでもない、収用委員会が決めるんですよ。収...全文を見る | ||
○聴濤弘君 ゼロになったときに座ったので、一問だけ、最後に一言だけ申させてください。 | ||
○聴濤弘君 総理がおっしゃいましたが、これは仮定の問題じゃありません。もう間もなく、すぐ起こる問題であって、それを仮定の問題だと言って先送りすることは絶対にできないというふうに思います。 そして、国に幾ら使用権原が条約上あったとしても、それを使用できる国内の手続法に基づいて行...全文を見る | ||
03月13日 | 第140回国会 参議院 予算委員会 第9号 議事録を見る | ○聴濤弘君 私は、関連して、ガイドラインの見直しの問題について質問をさせていただきます。 昨年四月の日米共同宣言に基づいて、ことしの秋をめどに日米防衛協力の指針、いわゆるガイドラインの見直しの作業が行われております。これは、日本が侵略を受けていないのに、周辺有事の際、すなわち...全文を見る |
○聴濤弘君 まだ聞いていないことまでいろいろおっしゃる、否定されませんでしたが。 防衛庁の統合幕僚会議の内部研究というのが昨年の九月十五日付の朝日新聞に載っております。そこで明らかにされていることでは、米軍への支援を行う場所を距離的に言って、距離的というのは私が言っている言葉...全文を見る | ||
○聴濤弘君 だから私は聞いているんです。戦争をやっている国の中まで行って、戦闘地域はここにあるかもしれない。しかし、その隣の隣接しているところでは戦争をしていないかもしれない。しかし、それはもう外国なんですよ。戦争している国なんですよ。そこにまで行って支援をするのかと言っているん...全文を見る | ||
○聴濤弘君 私は秋山防衛局長に、昨年の十二月十七日、参議院の内閣委員会でこの問題を取り上げて質問をしたんです。そうしたら、四つに分類されていることは秋山局長自身否定されませんでした。そして、やれない場所はこの戦闘地域だと、これははっきりしていると、米軍と一体になるから。やれる地域...全文を見る | ||
○聴濤弘君 どうしても否定はされていないようですね。そうすると、やはりこういうところまで行ってやるということについては検討を加えていくということ、こういうことになって否定はされない、私はそう理解いたします。 そうしますと、これは大変なことですよ。なぜ大変なことかといえば、戦闘...全文を見る | ||
○聴濤弘君 総理にお伺いいたします。 これ、防衛庁長官は大変な重大なことをお答えになったと思うんですね。武力行使をしなければ他国に行ったって構わないということをおっしゃった。こんなことが言えますか。武力行使をしなければ他国の戦争をやっているすぐそばまで行って米軍を支援したって...全文を見る | ||
○聴濤弘君 向こうが遠くしちやう。 | ||
○聴濤弘君 私の方がどんどん別の方向に問題を持っていっているんじゃなくて、質問しているが答えがどんどん別の方向に行っているので、筋違いだというようなことを総理が言われた。イラク・イラン戦争、イラ・イラ戦争の話がまた話題になりましたけれども、これについても私は別に質問しているわけで...全文を見る | ||
○聴濤弘君 ちょっと待ってください、ちょっと待ってくださいよ。それじゃ…… | ||
○聴濤弘君 知っています、四つあるんでしょう。 | ||
○聴濤弘君 私が言ったのは距離の問題を言っているんだよ。 | ||
○聴濤弘君 四つの問題があるということを私はよく知っているんですよ。だからこそ、私は距離の問題ということでずっと議論をしてきているんです。そこいらでひっかき回して四つあるなんて言ったって、私には通用しないということだけはっきり言っておきます。 それじゃ、武力の行使と一体になる...全文を見る | ||
○聴濤弘君 含まれているということでありますが、自衛隊がこれまで掃海艇を海外に出したのは湾岸戦争終了後のあのペルシャ湾でした。イラン・イラク戦争のときは、さっき総理がいろいろ言われましたけれども、あのときは出ませんでした。 そのペルシャ湾に掃海艇が出たとき、政府は、これは憲法...全文を見る | ||
○聴濤弘君 要するに、そのときの政府声明では、平和が回復した、そして遺棄されて、すなわち捨てられている、それを掃海するので違憲ではないと、そういうことだったと思います。 ところが、今問題になっているのは全然次元が違います。別次元の機雷掃海であります。というのは、有事の際、すな...全文を見る | ||
○聴濤弘君 一般理論的なことでそういうことだとおっしゃったことについて、私はしっかりと留意したいと思います。 現にアメリカは日本に対して機雷掃海をやってくれという要請を出している。この前の、昨年の十一月NHKで放映されましたインタビューで、米軍のカーツ掃海艦司令官が、アメリカ...全文を見る | ||
○聴濤弘君 憲法の範囲内でと、その言葉をそれだけただ形容詞句的に言われたって、中身の問題として一般理論としても、ちゃんと先ほど法制局長官ああいうふうにお答えになったんですよ。今のように、相手が戦争をやっているんですよ、有事の際というんですから。ですから、それに対して対機雷作戦をや...全文を見る | ||
○聴濤弘君 では、確認しますが、あり得るということですね、そういう機雷掃海というのは。 | ||
○聴濤弘君 米軍からそういう提起が今されていないということをおっしゃったようでありますが、実際それが検討されているのが現実なんじゃないんですか。これは質問じゃございません。 私は最後に、現実に過去にこういう問題があって、日本でやっぱり大きな問題になったということについて触れた...全文を見る | ||
○聴濤弘君 私も議事録を精査しましたら、長官が今おっしゃったとおりの内容の御答弁でございました。占領下でやむを得なかったということなんです、一言で言うと。 そうすると、今は占領下ではないわけですね。ですから、憲法に反することは明白なんです。やらない、やるべきではないということ...全文を見る | ||
○聴濤弘君 日本の有事の際じゃなくて、日本以外のところの地域の有事のところで起こっておる問題なんであって、その一つの事例が既にあったと。そして、それは現在でいえば憲法に反してくることになるということを言っているのに、そんな事例が起こるかどうかわからないと、そういうような答弁で逃げ...全文を見る | ||
03月17日 | 第140回国会 参議院 内閣委員会 第2号 議事録を見る | ○聴濤弘君 まず、私は梶山官房長官にお伺いしたいと思っているんですけれども、ちょうど今私が伺おうと思った問題が出たところなので、同じような質問になるのでまことに恐縮でありますが、今の官房長官のお答えを受けた形でこの公務員のベア問題について冒頭に質問させていただきたいと思います。 ...全文を見る |
○聴濤弘君 今実施されようとしているものについてどうするこうする、凍結するということではないということを御発言になったことを私は確認したいと思います。 私はもうこれ以上この問題について官房長官に質問することはないんですが、意見を一言申しますと、新聞にも報道されているんですけれ...全文を見る | ||
○聴濤弘君 今、官房長官が慰労金以外の問題についての研究をして早急に対処したいとおっしゃられた慰藉事業、これはもうぜひ早急にお願いしたいというふうに思うんですね。 ともかくあれだけ国のために仕事をされて、そして慰労金はもらえない、国のためにあれだけのことをした、本当に御苦労さ...全文を見る | ||
○聴濤弘君 最後ですけれども、本当にこの方々がいわゆる旧満州を転々とされ、またソ連を転々とされ、そしてまたフィリピンではマラリアにかかって亡くなられた方もたくさんおられる。それからまた、中国ではそのまましばらく残されて十年ぐらい日本に帰ってこられなかったというような方々もいらっし...全文を見る | ||
03月19日 | 第140回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第4号 議事録を見る | ○聴濤弘君 石先生に二問質問いたしたいと思います。 一つは、今の日本の公共事業のやり方というのは、必要に応じて毎年これこれのものが必要なのでこれこれだけ年額幾ら必要だ、公共事業費がというのじゃなくて、いわば総額方式でもって、ごく簡単に言えば約五十兆のお金だとか毎年つけられる。...全文を見る |
03月27日 | 第140回国会 参議院 内閣委員会 第4号 議事録を見る | ○聴濤弘君 今審議しております総務庁設置法の改正の問題についてですけれども、本案の中心は公務員制度審議会を廃止して総務庁に公務員制度調査会を政令設置するというところにあると思うんです。 本論の審議会の廃止の問題に入る前に伺っておきたいことがあるんです。 新たに設置するとい...全文を見る |
○聴濤弘君 そのお答えは私は非常に重大だと思うんですね。といいますのは、公務員制度審議会というのが一体何のためにつくられたのかというこの原点が非常にあいまいになってくる、そういう答弁ですと。 これは釈迦に説法で私が説明するまでもないと思いますけれども、公務員制度審議会というの...全文を見る | ||
○聴濤弘君 まさにそこに原点があるんですね。この条約を批准するに当たって、それをきっかけにしてこの審議会というのができた。日本は言うまでもなく公務員労働者に労働ストライキ権、これがございません。そのために人事院があり、またその他の問題、その他のいろいろな労働争議、こういったものを...全文を見る | ||
○聴濤弘君 では、一つの仮定ですけれども、ある官庁で何かのいわば争議が起こった場合に、それはどこへ持っていくことができますか。今までのようなこの三者協議の中へ持っていくことができますか。 | ||
○聴濤弘君 そういう答弁だと私は思いました。 しかし、その根本的な原理で、このスト権がない中で起こるさまざまな問題を調整していこうというところに、審議会の制度というものがILOに入るに当たって設けられたという、根本的な精神としてあるわけですから、個々の問題についての処理の仕方...全文を見る | ||
○聴濤弘君 会議を開かないんだから結論は出ないと思うんですね。だから、そういうのはちょっとおかしいと思うんですね。そういうことをみずから三十年前に課しておいて、それでやらないというんでは。だから、もう休眠状態だからなくしてもいいじゃないかという変な論理になっていくので、実際上課題...全文を見る | ||
○聴濤弘君 十六時間という問題は、実際の歴史的経過でいいますと、あの場合は船員の場合にのみだったんですよ。看護婦さんなんか全然想定されていなかった。もうそれは非常にはっきりしているんですね。今もし民間の病院で十六時間連続看護婦さんに仕事させてごらんなさい、これはストライキが起こり...全文を見る | ||
○聴濤弘君 もう一つ、角度を変えて質問をいたします。 だんだん公務員の労働者の権限が狭められ狭められていってしまう感じなんですが、公務員制度審議会の場合には三分の一が政府代表、三分の一が労働者代表、三分の一が有識者というんですか公益者というんですか、そういうふうに決まっていた...全文を見る | ||
○聴濤弘君 だからおかしいんですよ。労働者の問題だけを審議するわけじゃないんだからと言って、簡単にそうおっしゃるところにこの問題の本質が今出たような感じが私はいたします。 結社の自由及び団結権の保護に関する条約、ILO条約、これを契機としてつくられた制度であり、また日本での公...全文を見る | ||
04月04日 | 第140回国会 参議院 内閣委員会 第6号 議事録を見る | ○聴濤弘君 私たち日本共産党は、アイヌの人々は日本における少数民族と言うべき存在であるという立場を以前からとっておりまして、アイヌに対して少数民族としての諸権利、これを与えるべきであるという立場を以前からとっておりました。そういう観点からいきまして、今回の法律はアイヌの文化の促進...全文を見る |
○聴濤弘君 明治政府以来のアイヌに対する政策には、アイヌのことがよく理解できなかった等々ということではなくて、アイヌを同化する、同化してしまうというところに根本問題があったと思うんです。 しかも、それを徹底的に、強制的に、先ほどもお話がいろいろございました、私もそれほどの知識...全文を見る | ||
○聴濤弘君 わかりました。わかりましたというのは、説明がわかりましたという意味でございます。 次に、私はさらに質問を続けたいんですが、これは基本問題ですので、ぜひ官房長官にお聞きしたいと思います。 それは、今回のこの法律の中に二カ所にわたって「アイヌの人々の民族としての誇...全文を見る | ||
○聴濤弘君 そのとおりだというふうに官房長官がおっしゃったこと、これは非常に重要な発言であったと私は思います。 といいますのは、これをめぐって一体どれだけ長い間いろいろな議論が行われ、いろいろな論争が行われ、いろいろな争いもあったということの経過を見ますと、ちょっと道を外れま...全文を見る | ||
○聴濤弘君 それからもう一つ、やはり今後の問題として私ぜひ検討をすべき必要があろうというふうに思う問題があると思うんですが、これはアイヌの自治といいますか、ごく平たく申しますとアイヌの合議制の会議というようなものをアイヌが密集して住んでいる地域につくるべきである、そういう考え方で...全文を見る | ||
○聴濤弘君 最後にもう一問だけ質問して、私の質問を終わりたいと思います。 それは個別問題なんですけれども、私これを読んで何としても理解がいかないんですが、第七条に、アイヌの文化の振興を図る事業をやっていく、そういうことをやる団体に法人格を与えて、それを全国を通じてただ一つに限...全文を見る | ||
○聴濤弘君 どんなことがあっても、アイヌの文化の自主的な発展ということに寄与するようなものでなければならない、決してそれを制限したり管理したりするものであってはならないということを申し上げて、時間が来ましたので終わります。 | ||
04月09日 | 第140回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第5号 議事録を見る | ○聴濤弘君 貝塚先生に一問だけ。 経済の発展が社会保障を充実させるということだと思いますし、また実際にそうだったりします。しかし、これから先、経済の発展というのはそうずっと順調に見込めるわけじゃないし、特に近年のバブル崩壊以後の経済ということだけとってみてもこれは大変な問題で...全文を見る |