北澤俊美
きたざわとしみ
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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04月13日 | 第145回国会 参議院 国土・環境委員会 第9号 議事録を見る | ○北澤俊美君 きょうは、少し建設業の状況についてお聞きをしたいと思います。 建設業は五十七万社とも言われておりまして、また六百万を超える従業員で、我が国の就業者の大変なパーセンテージを占めているわけですけれども、この業界が今日の厳しい経済環境の中で生き残っていくにはなかなか大...全文を見る |
○北澤俊美君 木下局長、建設業には雇用の吸収力というのが今まで大きく期待されてきたんですね。 そこで、一九六六年だったか、官公需法というのを閣議で決定して、地方にどのぐらいとかやる法律、余り正確なことは覚えていないのだが、地方にどのぐらい分配して、官房長わかるのかな、当初は二...全文を見る | ||
○北澤俊美君 そこで、建設業にいつでもつきまとっておる国民から見ての不信感というのは、発注、受注のあり方なんです。談合あるいは話し合いだとか調整だとかありますね。これはなかなか悩ましい問題で、努力はされております。努力はされておりますけれども、ずばりお聞きするが、談合というのはな...全文を見る | ||
○北澤俊美君 では、ちょっと視点を変えて聞きますが、建設業界が生き残っていく上で、ある種の話し合いとか受注業者が決まるということは、健全であるかないかは知らぬが、今の段階でそういうことは是認されますか。 | ||
○北澤俊美君 そうすると、世間一般で、談合があってあの業者が受注した、こういうことについて現象面で言うとどういうことを指しているんですか、実際の入札、落札のことを言うと。 | ||
○北澤俊美君 談合に違法なのと違法でないものがあるかどうかは知りませんが、談合は独禁法に触れるものという認識で私は申し上げておるんです。 私は、話し合いや談合がなければこの業界が生きていけないのかどうなのかということを建設省はどういうふうに見ているかというふうにお聞きをしたわ...全文を見る | ||
○北澤俊美君 努力されていることはわかるけれども、成果の上がらないところへ一生懸命なたを振るっているんじゃないかと思うんだが、そういう徒労感みたいなものをあなたの部下でおやりになっている人たちは感じているんじゃないか。 そういうことを感じないで、現実に、今ここに資料も幾つかも...全文を見る | ||
○北澤俊美君 時間が余るかと思ったら少なくなってきました。 民間の方が成果が上がっているんです、談合とか話し合いを排除するのに。特定の業者に注文して、ぎゅうぎゅう施主と話し合いをして下げていくとか、それから提案をさせておいてどこかこうやる。ところが公共事業というのはそれができ...全文を見る | ||
○北澤俊美君 今の答弁は明治の議会なら通用するんです。明治のころは技術はすべてお国にあったんです。近代国家になって、それがやがて民間に仕事を出すようになっていって、会社ができ上がる、技術を持った人間がそこへ行く、そういうことだったんです。だから明治の話だ。 今は、国のお役人さ...全文を見る | ||
○北澤俊美君 ないというんじゃないんだ、欲しがっていないというんだ、民間が。 | ||
○北澤俊美君 この話はまたゆっくり時間をいただいて、これは永遠の問題ですから、質問を急がなくたっていつでもタイムリーになると思いますので、またにいたします。 ところで、局長、ゼネコンのフジタが経営危機に陥ってきていて、オーナー経営者が退くことによって責任をとって、そのかわり再...全文を見る | ||
○北澤俊美君 そうすると、OBというのもたくさんあります。タケノコと一緒で下の方はたんと衣を着ていますが、できたてのほやほやもいる。多分、迂回融資じゃないが、相当民間で経験を積んだ、こういう言い方になるかもしらぬが、そういう人でも要請がないというのか、それから少なくとも建設省のO...全文を見る | ||
○北澤俊美君 それでは、具体的に要請は一切なかったということですか。 | ||
○北澤俊美君 その広くということは、再建に当たってあなたのところへ相談に来ているんですね。 | ||
○北澤俊美君 そうすると、これは朝日新聞、それから日経、さまざまなところへこの記事は出ているんです。そういう中で、仮にあなたの言うような姿勢で古いOBが就任したということになったときに、建設省としてはこれについては我関せずで建設省にもダメージはない、こういうことですか。 | ||
○北澤俊美君 官房長、今の質疑を聞いていて、仮にOB、これはどんな立場になったってOBはOBですよ、OBが行ったとなるとあらぬことを疑われるのはこれは必然だ。好ましいか。どうですか。 | ||
○北澤俊美君 そんな時代おくれな答弁を聞いていたらいつまで質疑しても、そんなことを世間が認めるわけがないんだ。大体、この記事が書かれたそのことで、建設省、新聞社のことはそんなに詳しいことは言えないが、業界がすべて怒っているんです。我々はもう必死になって今再建に取り組んでいる、一番...全文を見る | ||
○北澤俊美君 銀行も百をなくすよりは五十なり三十をなくした方がまだ賢明だと言うけれども、この裏打ちは税金でやっているということを忘れてもらっちゃ困る。 それから、生き残ったゼネコンが残された負債を返していく試算が、債権放棄を求めている企業は大体五十年だとか百年、百五十年たたな...全文を見る | ||
○北澤俊美君 終わります。 |