北橋健治

きたはしけんじ



当選回数回

北橋健治の1986年の発言一覧

開催日 会議名 発言
10月23日第107回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第2号
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○北橋委員 民社党・民主連合の北橋健治です。  冒頭、石炭の引き取り問題について、通産省の基本的認識並びに姿勢をお伺いしたいと思います。  現在、石炭鉱業審議会のもとの七人委員会におきまして、鉄鋼業界の石炭引き取り問題をめぐって論議が続けられておりますが、大変難航しておるやに...全文を見る
○北橋委員 そこで、この問題をめぐりまして、議会の中にも国内炭を鉄鋼業界が引き取らないという事態を避けるためにも、輸入炭に対して課税をするという内容の構想が一部浮上しておりまして、こういった発想は、国際化に向けて日本の経済社会が改革していかねばならないという基本的スタンスからする...全文を見る
○北橋委員 そこで、その問題を解決していくための一つの提案でございますけれども、それを考える場合に、それぞれの産業界の置かれている苦しい立場をまず十二分に認識するところから始めねばならないと思います。  石炭業界の方は、閉山の危機、離職者発生、地域経済への大変な影響という難しい...全文を見る
○北橋委員 了解いたしました。それではぜひとも鉄鋼業界の置かれたまことに苦しい立場と、国内炭業界の立場を十二分に参酌されまして英断を下されますように祈念をいたします。  次に、当面する経済情勢全般について質問を続けさせていただきますが、まず第一に、為替相場の見通しについてお伺い...全文を見る
○北橋委員 相場の安定といいますと、現行水準並みということに理解していいでしょうか。また、経企庁の物価局長でございましたか、インタビュー記事で、百七十円以上の円安にはなるまいというような観測も拝聴しておりますけれども、どうですか。
○北橋委員 そこで、昨年九月のG5以来急激な円高で、いわゆる円高デフレという言葉に象徴されますように、輸出関連の産業あるいはその地域というのは大変苦しい思いを余儀なくされております。例えば鉄鋼、造船を例に挙げますと、一時帰休というかつてないショッキングな方法も今や検討の俎上に上が...全文を見る
○北橋委員 G5による通貨調整、これは去年八月の日銀の論文にあったと思いますが、いわゆる円高・ドル安によって日本からの輸出にブレーキをかける、内需拡大でやっても黒字減らしにはおのずから限度があるということで、通貨調整によって貿易インバランスを是正する、いわゆる切り札として登場した...全文を見る
○北橋委員 去年のG5以降の経済情勢を見ておりますと、やはり通貨調整を主体とするインバランス是正にはおのずから限度があると言わざるを得ません。したがって、私どもが提唱してまいりますように、やはり思い切った内需拡大、それを柱とする積極的な経済、財政への転換しかないと思うわけでありま...全文を見る
○北橋委員 まだ最終的な結論は出ていないということでしょうか。
○北橋委員 公共投資も大事でありますけれども、GNPの四割を占めるのは個人消費でございまして、現在の景気を思い切って回復する有力な手段はやはり所得税減税だと思いますので、ぜひとも補正予算に計上されることを長官にお願いをしておきます。  次に、設備投資についてなんですけれども、最...全文を見る
○北橋委員 それでは、その抜本的な税制改革でぜひともそういった投資減税、大型の所得税減税が実施されることをお願いをしておきます。  次に、補正予算についてお伺いいたしますけれども、伝えられているところによりますと、このたび提案されると予定されております補正予算の規模、この一年間...全文を見る
○北橋委員 経企庁長官としては、現時点において四%成長達成はできると自信を持っておられますか。
○北橋委員 続いて、雇用問題についてちょっとお伺いいたします。  労働省によりますと、急激な円高と景気後退によって完全失業率は年内に三%に達すると言われておりますけれども、その三%台という数字は、二十八年の労働力調査開始以来最悪の事態だと思います。経企庁としては六十一年度の見通...全文を見る
○北橋委員 時間が限られてまいりましたので、答弁はひとつ簡潔にこれからお願いいたします。  そこで、いわゆる産業の空洞化現象について経企庁の認識をお伺いしたいのでございますけれども、円高を契機としまして、企業の海外進出が今後相当に進むとの見方が広がっております。民間銀行のある調...全文を見る
○北橋委員 時間が参りましたのであと一問だけ、国土庁に地価の問題について最後にお伺いいたします。  円高、景気後退でございますから、今後企業の中で大幅な賃上げは期待しにくい情勢でございまして、その中で勤労者の生活を守っていくためには消費者物価を抑制する、できれば引き下げるという...全文を見る
11月06日第107回国会 衆議院 本会議 第12号
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○北橋健治君 私は、民社党・民主連合を代表して、ただいま議題となっております昭和六十一年度補正予算三案に対し、反対討論を行うものであります。  昨年来の急激かつ大幅な円高により、我が国経済は極めて深刻な円高不況に見舞われております。異常ともいうべきこの円高に伴い、企業の円高倒産...全文を見る
12月11日第107回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第4号
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○北橋委員 民社党・民主連合の北橋でございます。長官並びに政府委員の皆様方大変お疲れだと思いますが、もうしばらくおつき合いのほどをお願い申し上げます。  まず第一に、税制改正、いよいよ大詰めを迎えておりますが、日本型付加価値税、売上税の導入がほぼ固まりつつあると聞いております。...全文を見る
○北橋委員 事務当局にお伺いしますが、経企庁としては、そうしますと大蔵省の出してきた仮定試算については、おおむねこんなものであろうという評価は与えておられるのでしょうか。
○北橋委員 この問題については、民間の金融調査機関では三%程度の上昇が見込まれるということで、大蔵省の考えているようなものとは異なる見解も出されておりますので、また後日改めましてお伺いさせていただきます。  次に、当面する経済情勢についてお伺いします。  私の出身である八幡の...全文を見る
○北橋委員 結局何%になるのかという見通しは、今の御説明ではちょっとまだよくわからないのでございますが、建設省の試算によりますと、総合経済対策を完全実施しても六十一年度は二・五%程度だという話もございます。七―九月のQEを見ても年率二・六%鈍化をしているということで、大方のエコノ...全文を見る
○北橋委員 鋭意検討中ということでございますので、それ以上の御質問は差し控えます。  ちょっと、質問通告はしておりませんけれども、それでは来年度の経済成長についても、まだ見方は固まっていないと思いますが、民間の調査機関によりますと大体二%台ぐらいしかいかないであろう、それぐらい...全文を見る
○北橋委員 時間が限られておりますので、申しわけございませんが端的にお答えいただきたいと思います。  私どもの認識によりますと、今の円高デフレが来年も続いていくとなると国内の経済は大変なことになる。特に、雇用情勢はますます悪化するということを強く懸念するものでございます。そうい...全文を見る
○北橋委員 官民のエコノミストの見方でもいろいろございますけれども、失業率一つとりましても、三%を突破するのは時間の問題、場合によっては四、五%ぐらいに近くいくのではないかというくらい、円高デフレの将来については暗い見通しが多いわけであります。その中で、少しでも景気を浮揚させるた...全文を見る
○北橋委員 中期的に四%程度の実質経済成長を確保するためには、公共投資の確保が重要な施策でございますけれども、来年度の予算編成そしてそれ以降の八〇年代後半の公共投資について、一つの目安として経済成長率の伸び以上に事業量を確保する必要があると私どもは考えますが、これからの公共事業の...全文を見る
○北橋委員 いろいろと経企庁長官御努力されていること、よく承知しておりますが、率直に経済企画庁の方から、当面の見通しについて、かなり雇用情勢の悪化などそういったところに焦点を当てて、もっと思い切った積極的な経済財政運営に転換されることをもっと強く主張していただきたいと期待しておる...全文を見る
○北橋委員 この問題についてもう少し突っ込んで議論させていただきたいのでございますが、時間が限られてまいりましたので先に進めさせていただきますが、あと二つほど残しております。  一つは、電力、ガス料金の円高差益の還元問題でございます。来年から再引き下げをするということが決まって...全文を見る
○北橋委員 経済閣僚間におきまして、今、円高デフレで苦しんでいる産業界の構造転換を円滑に進める見地からも、早急に料金体系の抜本改定に向けてぜひひとつ御尽力をいただきたいと思います。  残された最後の質問でございます。通産省にお伺いいたします。円高差益の還元を一層推進していくため...全文を見る
○北橋委員 終わります。
12月12日第107回国会 衆議院 文教委員会 第5号
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○北橋委員 民社党・民主連合の北橋健治でございます。大臣並びに政府委員各位におかれましては長丁場の委員会質疑で大層お疲れだと思いますが、ひとつよろしくお願いを申し上げます。  冒頭、臨時教育審議会の第一次答申の中でも目玉とされました学歴社会の打破という問題について、そこから質問...全文を見る
○北橋委員 その学歴社会の弊害を是正していくために、臨教審第一次答申におきましてはこれからの改善策を幾つか指摘されておりますが、その中の一つに、企業、官公庁における採用人事の改善という項目がございます。  ちなみにお伺いしますが、文部省の採用人事においては学歴その他、一切そうい...全文を見る
○北橋委員 承知しました。  そこで、臨教審の認識においても、青田買いあるいは指定校制度の弊害というものがかなりある、したがって今後の課題として指定校制を撤廃する、あるいは有名校の重視につながる就職協定違反の採用を改めるということが書かれたわけでございます。この問題については文...全文を見る
○北橋委員 産業界への改善努力の要請を初めとして、文部省がこの問題について鋭意御努力をされてきたことを率直に評価するものでございますが、依然として一部には残っているという事実もあるやに聞いております。これを根絶していくためには、単に政策目標ということに終わらせないためにも、そうい...全文を見る
○北橋委員 了解いたしました。それでは、文部省がそういうお考えでございますれば、もうしばらく社会の成り行きを見守らしていただきまして、また改めてこの問題について議論させていただきたいと思います。  その次に、臨教審では第一次答申においてそれに加えまして重要な提言がなされておりま...全文を見る
○北橋委員 実施時期につきましては、当初政府首脳から六十二年度スタートあるいは六十三年度スタートという発言があったために、父兄、学校関係者の間に非常な混乱を招いたということもございました。そういうことで、大学受験を間近に控えている子弟並びに父兄にとりましてはこれは大変大きな問題で...全文を見る
○北橋委員 その次に、臨教審では六年制の中等学校の御指摘がございます。私も、兵庫県西宮市の甲陽学院、きょう午前中、社会党の先生から御質疑のあった私立学校の卒業でございまして、六年制一貫教育で育ちました。確かに臨教審の指摘にございますように、中学と高校の接続を円滑にする、落ち着いた...全文を見る
○北橋委員 文部省としては、今後、臨教審に提案されましたように、六年制の中高一貫教育の学校の創設に向けてかなり積極的に取り組んでいかれると理解してよろしいでしょうか。
○北橋委員 学校を新しくつくるということはいろいろと難しいこともございますが、この答申の趣旨、つまり十代の前半のときに高校入試のために非常につらい受験勉強を強いられるということが、精神形成上いかがなものかというところから出発しているんだろうと思います。そういった意味では、現在九四...全文を見る
○北橋委員 承知いたしました。  それでは、次の質問に移らせていただきたいと思いますが、私学の助成の問題についてちょっとだけ触れさせていただきます。  私は福岡県二区、北九州の出身でございますけれども、同地におきましても、私学助成の問題について世間の耳目を引くような事件がござ...全文を見る
○北橋委員 理解できました。私学に通っていらっしゃる父兄の負担、本人の負担というのは非常に重たいものがございます。そういった意味で、こういう不祥事が発生いたしますと、私学助成費を確保していく上におきましても世論の支持を得ることについて若干マイナスになると思いますので、ぜひともこの...全文を見る
○北橋委員 来年度の概算要求の中でいじめ対策の一環と思われるものがありますが、例えば教育関係の相談、電話での夜間電話相談事業というのですか、これも新しく要求されているようでございますが、千二百万円というふうに出ておりまして、十二億円の間違いじゃないかと思ったのですが、やはり千二百...全文を見る
○北橋委員 この問題について第二次答申の中では具体策が幾つか出ているわけですが、例えば難しい問題を抱えている学校に対しては教員の配置をふやすとか、あるいはカウンセリングの体制を充実する、市町村教育委員会の教育相談の機能の整備、項目的にはよくわかるのですけれども、具体的にもう実施さ...全文を見る
○北橋委員 この問題についての文部大臣の率直な御所見を承りたいのでございますけれども、いじめ、非行の問題、子供を持つ親のひとしく憂うるところでございまして、現実には、いじめ、非行の問題について臨教審でも具体策が最近指摘され、そして現場でも皆様方が鋭意努力されている中で、なかなかそ...全文を見る
○北橋委員 よろしくお願いを申し上げたいと思います。私も具体的な学校名を挙げて指摘をすればそれなりに質問としての迫力も出てくるのだろうと思いますが、しかし名前を挙げますとなかなかいろいろな問題もございますので。実は、私の同級生なんかも、学校の先生になって新しくできた学校に行ってみ...全文を見る
○北橋委員 私どもはやはり日本国民である以上、国旗を掲揚し、そして国歌を斉唱することは当然のことだと理解をしておりますが、まだまだ学校教育の現場においては一〇〇%そのようになってはいないということは、極めて遺憾であると私は率直に思います。  そこで、文部大臣の所見を承りたいので...全文を見る
○北橋委員 そこで、大臣もそういうお考えでございますが、現在のところ文部省の対処方針としては六十年のときの局長通知でございますね。私は何も局長の立場からのあれをどうのこうの言う気持ちは毛頭ありませんが、せっかく臨時教育審議会という、各界の代表から成る、立派な学識経験者の先生方から...全文を見る
○北橋委員 それでは臨教審の答申を見守りたいと思います。  時間も限られてまいりましたが、ひとつ主任制度の問題についてお伺いしておきたいと思います。  文部省の見解を最初にお伺いしますが、制度発足以来今日まで、この制度をめぐるいろいろな経緯を振り返ってみて、制度発足のときの政...全文を見る
○北橋委員 制度が定着し実効を上げつつあるという見解でございますが、聞きますと、一部の先生方の中には、支給される主任手当を組合の方に拠出をして組合活動の一環として使われているやに聞くのですけれども、その辺の実態はどのように把握されておられますでしょうか。
○北橋委員 この問題について文部大臣の所見をお伺いいたします。  主任制度発足以来大分たつ中で、日教組のそういった運動もあって二〇%ぐらいは拠出されている。それはそれで一つの社会の動きなのかもしれませんが、主任制度発足のときに文部省が政策意図として掲げたものもあったと思うのです...全文を見る
○北橋委員 了解いたしました。今後とも御努力をお願いいたします。  きょうは授業内容をもっとわかりやすくする必要があるという観点から幾つかお伺いしたかったのでありますが、時間が限られてまいりましたので一点だけ、教育現場で使われている副読本について、御要望を兼ねた質問をさせていた...全文を見る
○北橋委員 時間が参りましたので、それでは、その反原発のものについては数冊出回っているという話を聞いておりますので、それを今度は持参いたしましてまた改めて質問させていただくことにいたします。どうもありがとうございました。