北脇保之

きたわきやすゆき



当選回数回

北脇保之の1997年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月21日第140回国会 衆議院 大蔵委員会 第3号
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○北脇委員 私は、新進党の北脇保之と申します。昨年十月の総選挙で初めて当選させていただき、きょうが初めての質問でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  私は、提案されております公債の発行の特例等に関する法律案に関連しまして、政府の経済財政運営についてお尋ねし、法律案その...全文を見る
○北脇委員 ただいまの答弁、特に証券局長の答弁をお聞きしますと、株の上下というのは個別の取引の判断だという御答弁が基調だったように思うのですが、それでは、なぜ一つの傾向として株が急落したか、その原因の説明にはちょっとならないのではないかと思うのです。やはり経済財政運営に当たっては...全文を見る
○北脇委員 今の御答弁、順序をどう考えていくかということについて必ずしも十分な答弁ではなかったかとは思うのですが、いずれにしても、問題は、経済の見通しについて一政府の見方と私どもそして民間のエコノミストなどの多くの方の見方がかなり食い違っている。政府も、来年度当初の景気の減速は認...全文を見る
○北脇委員 今の破綻処理のスキームの問題でございますが、私の理解では、銀行が破綻した場合でも預金保険機構で対応する、そして関係金融機関の支援を期待するというような枠組みかと思うのですが、果たしてそれで対応できるのかどうか。特に、関係機関の支援を求めるというようなやり方というのは、...全文を見る
○北脇委員 ただいまの対処策については、不良債権がどれだけあるかということ、その大蔵省の把握に基づいての対応かと思います。しかし、八年九月段階で二十九兆円というお話でございましたけれども、これが本当にそうなのかということはかなり国民の間では疑問を持たれている。それは、一つには、破...全文を見る
○北脇委員 最後の、法人の新規取得土地等に係る負債の利子の損金の不算入制度については、バブルの当時、土地をいわゆる節税ということに使うということが横行した、それに対する対策であったというふうに私は思います。当時は、相続税などでも、借金をして土地を買って相続税を少しでも少なくしよう...全文を見る
○北脇委員 もう一つの厚生保険特別会計年金勘定への繰り入れの特例についてお尋ねをします。  私の理解では、九七年度の末のいわゆる隠れ借金というのは四十五兆円に達する。この年金勘定への繰り入れの特例も隠れ借金の一つでございますが、四十五兆円ということで、昨年度から比べますと二兆円...全文を見る
○北脇委員 時間が参りましたので、同僚議員にバトンタッチをいたします。どうもありがとうございました。
03月04日第140回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第2号
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○北脇分科員 新進党の北脇保之でございます。  私は、昨年十月の総選挙で初めて当選をさせていただきました。きょうは、ただいまの同僚の中川委員に続きまして、市町村の合併についてお尋ねをしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  まず、地方分権についてでございますが、地方...全文を見る
○北脇分科員 今、大変本質的な御答弁をいただきましたので、時間の関係もありまして、ちょっと事務方の方からの御答弁は結構でございます。  今大臣がおっしゃったことは大変大事なことだと思います。私も決してやみくもな合併がいいと言っているわけではなくて、大臣がおっしゃられたように、合...全文を見る
○北脇分科員 ただいまの御答弁で、権限の移譲についても、また要件の問題についても、それを関連させつつ検討していくということでございましたので、ぜひそれはお願いをしたいと思います。特に、権限のことについてはもう地方分権推進委員会でも勧告が出ているわけでございますので、私が直接地元で...全文を見る
○北脇分科員 本日の質疑では、自治大臣からも大変本質的な御答弁もございましたし、今、市町村の数などいろいろ取りざたする、そういう議論もありますけれども、そういう数を言っても、では具体的にどんな手段でやるのかということになると、まだまだ議論は入り口で不十分だと思います。そういう意味...全文を見る
03月04日第140回国会 衆議院 予算委員会第八分科会 第2号
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○北脇分科員 私は、新進党の北脇保之と申します。  昨年十月の衆議院選挙におきまして、静岡第八区、静岡県浜松市の選挙区で初当選をさせていただきました。  きょうは、私の地元でございます静岡県の浜松市で二〇〇四年に開催される予定の国際園芸博のことにつきましてお尋ねをさせていただ...全文を見る
○北脇分科員 ただいまは大変前向きな御答弁をいただきましてありがとうございました。静岡県の国際園芸博、このプロジェクトが、今建設省の進められている緑の政策大綱に基づく政策、これにも合致するものというお言葉をいただきましたので、ぜひともこの博覧会の成功に向けて御支援を賜りたいと思い...全文を見る
○北脇分科員 ただいまは道路整備のことにまで踏み込んでのお答えをいただきまして、ありがとうございました。  おっしゃるとおり、浜松は静岡県西部の中心ということでございます。市域も大変広くて、今申し上げたような浜名湖の方まで含んでいる。非常に市域が広いものですから、ともすると周辺...全文を見る
○北脇分科員 ただいまは大変頼もしいお言葉をいただきまして、ありがとうございました。先ほど建設省当局の担当の方のお話も、緑の政策大綱ということで進めていく中で、この静岡県浜松市の国際園芸博、これは方向が合致しているからきちんと対応していくというお話もございましたので、あわせて、本...全文を見る
03月05日第140回国会 衆議院 大蔵委員会 第7号
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○北脇委員 ただいま議題となりました附帯決議案につきまして、提出者を代表いたしまして、案文を朗読し、趣旨の説明といたします。     租税特別措置法及び阪神・淡路大震災の被災者等に係る国税関係法律の臨時特例に関する法律の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)   政府は、...全文を見る
04月15日第140回国会 衆議院 大蔵委員会 第13号
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○北脇委員 新進党の北脇保之でございます。  私は、金融ビッグバンの実施速度の問題について、そしてさらに、今回の外為法改正案に関する個別事項について御質問を申し上げます。よろしくお願いいたします。  まず、ビッグバンの必要性については、ただいま同僚の前田議員も指摘をされたとこ...全文を見る
○北脇委員 ただいまは、証券局長からは大変明快な御答弁があり、それを大臣が裏打ちをするということだったかと思います。主要な改正は来年の通常国会まででやるということでございますから、やはりできるだけ前広に、この国会の場できちんとした議論をしていくということで私どもも取り組んでいきた...全文を見る
○北脇委員 先ほどの私の質問はもう一つございまして、銀行以外でどんな主体がこの外為業務に参入してくることが予測されるかそしてその場合に、そういった者の健全性を確保するのはどうやってやっていくのか。それが今の業法ですとそれぞれ分かれているかと思うのです、銀行法とか。そういったことに...全文を見る
○北脇委員 金融機関については、一般的な検査、そういったことの中で健全性の確保をしていく、そのことはわかりました。しかし、ただ、当面は金融といいますか証券程度までの範囲しか新規参入は予想されないのかもしれませんが、新しい事態が出てきた場合のその健全性の確保ということは一つの課題で...全文を見る
○北脇委員 次に、また今回の外為法の改正の中で大きな内容としては、国際情勢に対応しての経済制裁等を新しい仕組みでやっていくということが内容に入っていると思います。国際情勢に対応して経済制裁等を機動的かつ効果的に実施し得るメカニズムを確保する必要がある、こんなような指摘があるわけで...全文を見る
○北脇委員 今のお答えですと、国際金融局がみずから検査を行うということで、今金融行政改革で予定されているような金融監督庁とは別に国金局自体が検査を行う、こういうことでございましょうか。     〔保岡委員長代理退席、委員長着席〕
○北脇委員 今の点については、郵政官署も同じように確認義務を負っているかと思うのです。今の経済制裁に関連して許可制が発動されたときの確認義務、これは郵政官署も同じことだと思うのですけれども、この郵政官署がきちっと確認義務を履行しているかどうか、こういったことのチェックといいますか...全文を見る
○北脇委員 ここのところは重要なことだと思いますので、経済制裁等を効果的に実施されるように運用の面でもぜひきちっとやっていただきたい、そんなふうに思います。  それから、先ほどちょっと前田議員からも、銀行業務全体のことについての投資家保護、不正取引の防止ということについての質問...全文を見る
○北脇委員 それで、外為審の答申の中で将来の問題ということでの指摘があるのですが、将来の問題としては、情勢の変化に対応した何らかの環境整備が検討課題となろうというような指摘がされています。  今あるような市場のチェック機能とか銀行に関する検査などといったような一般的な仕組み、さ...全文を見る
○北脇委員 今のお話は理解できたんですが、そういう形で外国への投資が盛んになってくる、外国の株式や債券への投資が行われてくる、そういう中でその投資家の保護をしていく必要がある、その際にいろいろなディスクロージャーが必要になってくるという、その一連の流れは理解できます。  ただ、...全文を見る
○北脇委員 ただいまの点は両局長のお答えでわかりました。  次に、これまた外為法の一つの主要な論点でありますマネーロンダリングの防止策のことについてお聞きをしたいんですが、これは銀行等に本人確認義務を課するということでございますが、この本人確認についてたしか報告をさせることにな...全文を見る
○北脇委員 これは本委員会の質疑の中でたびたび問われているかもしれませんが、今の支払い手段の輸出入に係る事前届け出制、これについて十分な対応ができるかどうかということでございます。税関に事前届け出をするということになると、新たな業務が発生するということには間違いはないんだろうと思...全文を見る
○北脇委員 ただいま行革の必要性が本当に国民の大きな関心といいますか、そういう状態になっていますし、客観的に見ても行革の必要性言うをまたないということでございますから、今の局長のお話にありましたような現行の人員で対応していく、それはとにかくそういう前提の中で、税関業務全体の中で工...全文を見る
○北脇委員 今の御答弁はまことにもっともなことだと思いますので、そういう方向でぜひとも運用していただきたいというふうに思います。  幾つかの外為法の内容についての質問をさせていただいたわけでございますけれども、私自身、この外為法の改正そのものも必要なことであるし、今回の改正内容...全文を見る
○北脇委員 まだこれからという段階のことでございますから、今の局長の御答弁のようなことになろうかと思いますが、急速に技術革新が進んでいる状況でもありますので、できるだけ広く議論を展開していくということでいくべきではないかというふうに思います。  それから次に、外為法改正に伴って...全文を見る
○北脇委員 ただいまの点について、資料情報制度の整備が必要だということで、課税資料の収集ができる仕組みをつくるということでございましたけれども、それは今の外為法に基づく支払いについての事後報告とはまた別に考えられるのかそしてその場合の資料の提供義務者がどういうことになってくるのか...全文を見る
○北脇委員 ただいまの話は、東京マーケットといいますか、日本の金融市場全部にかかわることだと思いますので、またこれも十分に検討を要することかと思います。  あともう少しお聞きをしたいと思うのですが、先ほど、きょう午前中は金融機関の方などをお招きして、参考人ということで話を聞いて...全文を見る
○北脇委員 もう時間が参りましたので終わらせていただきますが、私は、この金融ビッグバンについても賛成ですし、今回の外為法の改正の方向についても賛同しております。そして、とにかく一気に包括的にやっていくということが大事なことだと思いますが、スケジュールについても、本当にかなり速いペ...全文を見る
04月17日第140回国会 衆議院 本会議 第27号
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○北脇保之君 私は、新進党を代表いたしまして、ただいま趣旨説明のありました日本銀行法案につきまして、総理大臣並びに大蔵大臣に質問をいたします。  近年、世界的な金融市場の発展は著しいものがあります。我が国の金融政策についても、市場原理の徹底と透明性の確保を図り、グローバルマーケ...全文を見る
04月25日第140回国会 衆議院 大蔵委員会 第17号
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○北脇委員 新進党の北脇保之でございます。  本日は、日銀法案について質問をいたしますが、その前に、本日、大蔵省から日産生命に業務停止命令が出されました。そして、きょうの冒頭に、大蔵大臣からも政府としての対応の基本方針についての御意見がございましたので、この日産生命の業務停止命...全文を見る
○北脇委員 経営破綻の原因については、急激な業務拡大とか株の投資の失敗、そういったことだということでございます。  この件について、国民の立場で一番大きな関心といいますか問題、それは契約者が保護されるのかどうかということかと思います。契約者が全面的に保護されることになるのかどう...全文を見る
○北脇委員 今、保険契約者保護基金の活用ということについて触れられましたけれども、この制度によりますと、保険契約を引き取る保険会社に対して二千億円を上限とする資金援助ということが定められているかと思うのですが、この日産生命の場合に、その保険契約を移転する場合、引き取るコスト、ある...全文を見る
○北脇委員 その引き取りのコストがどれくらいになるかということは大蔵検査を待たないとわからない、それはそれとして受けとめますが、ただ、一つの仕組みとして考えていった場合に、二千億円を仮に超えるということになれば、そこの超える部分をどう対応していくのか。つまり、その資金援助が保護基...全文を見る
○北脇委員 それから、日産生命の損失について、これをどう解決していくかということもあろうかと思うのですが、その点で、先ほどの御説明の中でも生命保険各社に対して協力を求めていくということだったかと思うのです。  今の保険契約の移転の件、そしてまた損失の負担ということ、その二点にお...全文を見る
○北脇委員 今回の個別のケースとして、とにかく保険の管理人であるとかまた生保の各社、そして当事者である日産生命といろいろ協議しながら対応していくということかと思います。  しかし、ここで一つ問題となって明らかになってきたことは、今までこの国会においても、銀行などの破綻のときに対...全文を見る
○北脇委員 この問題については、今後もこの委員会においていろいろな議論が重ねられると思います。やはり国民に安心を与え、生命保険という業態に対しても信認をきちっとしていくという意味で、ただいま当局の方の御答弁のあった支払い保証制度の検討とか、それを早急に進めていただいて、この委員会...全文を見る
○北脇委員 大変長い答弁をいただいたわけですが、現行法制下での政府と日銀との関係を物語る事例というのはほかにもいろいろあるわけで、ここはひとつ大蔵大臣にもお聞きしたいのです。  一つの事例は、三重野総裁が総裁に就任した直後に公定歩合を引き上げようとした。それが朝刊各紙に出たとき...全文を見る
○北脇委員 次に、これもまた本会議でも聞いたことではあるのですが、日銀の独立性ということについて、中央銀行研究会では「日本銀行の独立性の確保が最も重要な課題」であるということで、「独立性」という言葉で言っているわけですが、それが金融制度調査会の答申になりますと、「通貨及び金融の調...全文を見る
○北脇委員 やはり独立性という言葉、それが通貨及び金融の調節というその判断においての独立性ということであれば、決して内閣の一体性とか、そういったことに触れることではないと思うのです。そこのところで、これは私どもの経済政策を担当している鈴木委員の指摘でもあるのですが、経済政策として...全文を見る
○北脇委員 ただいまの点は、何というか議論のための議論というふうになりがちですので、これ以上この場ではお聞きをしないことにいたしたいと思いますが、ただ、今銀行局長がお読みになった中央銀行研究会の報告の該当箇所ですが、日銀に対して「人事権等を通じた政府のコントロールが留保されていれ...全文を見る
○北脇委員 今回の法案の考え方に沿って考えてみた場合も、今の人事権の留保、それからまた政策委員会に対する政府側の出席、そういったようなこともありますので、それ以外の部分は極力大蔵省の関与といいますか監督というものをなくしても、それは違憲の問題はないし、また日銀の独立性を確保する上...全文を見る
○北脇委員 ただいまの御説明ですと、日銀の利益というようなものは、銀行券の独占的な発行権といいますか通貨発行益といいますか、そういった非常に公的な部分に由来しているから、それを国の認可に係らしめるということだと思うのです。  ただ、私、そこに若干矛盾があると感じるのは、銀行券の...全文を見る
○北脇委員 ただいまの説明は理解できるのですけれども、通貨発行益というようなものがその都度その都度の通貨及び金融の調節という非常に機動的なことで執行されるということで、予算といっても事業の予算という方は見込み程度のもの、一応剰余金ということは予算、歳入の方に上がるということ、そう...全文を見る
○北脇委員 あと二点の修正についての考え方について御質問いたします。  一つは政策委員会への政府側の出席の件ですが、法案では大蔵大臣や経企庁長官の指名する職員というところまで認めておりますが、私どもは、そういうふうになると、指名する職員ということであれば、事務方でございますから...全文を見る
○北脇委員 「必要に応じ、」というような表現は非常に幅の広いことですから、答弁ということになるとそういうことになるのだと思うのです。ですから、逆に、そういったことを制度的に常態化しないような歯どめをかけるということになれば、出席者の限定ということを考えざるを得ないのじゃないかとい...全文を見る
○北脇委員 大蔵大臣を経由するということで、そこの報告書の内容、それは実務的には事前のチェックが出てくるおそれがあるとかちょっと運用にまつ部分があるかと思いますので、そういったところの懸念というものを断つためにも、そしてまた日銀に対する国会のコントロールと申しますか政治の責任とい...全文を見る
○北脇委員 諸外国の制度との比較をちょっと教えていただきたいのですが、いずれにしても、この財政政策と金融政策、これをどういう公的な部門で分け持っていくかというのはなかなかいろいろな国によって考え方があるとは思うのです。  私は、政策の分野を考えてみたときに、一つ財政政策というの...全文を見る
○北脇委員 もう時間が参りましたので、一言で終わりますが、今度の金融監督庁というのは大蔵省からの独立性というところに問題がありますし、かえって制度を複雑化するのみで、行革に資するものではないと私どもは思います。  それで、私どもの考えでは、検査・監督の部分は日銀の方にくっつけて...全文を見る
05月26日第140回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第9号
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○北脇議員 企画立案行政の扱いについてお答えを申し上げます。  私どもの案では、金融委員会を独立委員会とするということで独立性を確保する、それと同時に、もう一方で、大蔵大臣との連携ということを法律の中に規定して、制度づくりについての情報提供とか情報交換を十分にやっていく、これが...全文を見る
○北脇議員 大蔵省の影響いかんという御質問でございますが、まず最初に、金融政策の決定のことについて申し上げれば、政府案では、大蔵省の認可法人である日銀が金融政策の決定を行うということでございますから、先ほどから御答弁申し上げているように、どこまで行っても金融政策決定の独立性が保て...全文を見る
○北脇議員 財政と金融の分離については、二つの局面について考える必要があると思います。  一つは、いわゆる金融政策、金融の調節、こういったものと財政政策との関係がどうであるか、これでございます。  この意味の金融政策と財政政策の間には利益相反関係があり得るということは、今たび...全文を見る
○北脇議員 信用秩序維持の危機の場合の対応も、やはり金融委員会が一つ中心になると思います。  と申しますのは、金融委員会は日銀を監督する、所管する立場にございますので、金融委員会が信用秩序維持について、例えば特融であるとかそういったことの要請を日銀に対して行う、こういう仕組みに...全文を見る
06月17日第140回国会 衆議院 大蔵委員会 第22号
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○北脇委員 新進党の北脇保之でございます。  私は、財政構造改革についてお尋ねをいたします。  皆様御承知のとおり、先般の財政構造改革会議の決定に基づきまして閣議決定がなされ、さらに財政構造改革法案の骨子が発表されているところでございます。この財政構造改革についての政府の考え...全文を見る
○北脇委員 次に、今の構造改革の扱いの中でまたもう一つ問題であると思うのは、特別会計、それからいわゆる隠れ借金と言われているものの扱いをどうするかということでございます。  特別会計、例えば国有林野で三兆円を超える累積債務がある。こういったものについても、どう取り組むかというこ...全文を見る
○北脇委員 次に、公共投資についてお尋ねをいたします。  公共投資については、一番ベースになっているのは、御案内のとおり公共投資基本計画の六百三十兆円ということでございます。私は、この際、公共投資基本計画そのものを見直して、それとの関連で定められている各種の長期計画における社会...全文を見る
○北脇委員 次に、地方財政についてお尋ねをいたします。  地方財政も財政構造改革を考える上で非常に大きな分野でございます。国の財政、地方の財政、よく車の両輪と言いますが、それほどの重要性を持っていると思います。  この地方財政の現状を見ますとき、地方財政の借入金残高が平成九年...全文を見る
○北脇委員 最後の質問とさせていただきたいと思いますが、私も、財政構造改革の推進の必要性、これはもう言うまでもないことというふうに思っております。したがいまして、そういう点では、政府の取り組みをもっと本当に本格的なものとしていっていただきたい、そんな見地から質問をさせていただきま...全文を見る
○北脇委員 質問を終わります。
10月27日第141回国会 衆議院 財政構造改革の推進等に関する特別委員会 第8号
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○北脇委員 新進党の北脇保之でございます。  私は、財政構造改革法案に関連して、その総則的な部分、そして補助金等地方財政の問題、この点について質問を申し上げますので、よろしくお願い申し上げます。  まず最初に、現下の景気の認識についてお伺いをします。  これはこの委員会でも...全文を見る
○北脇委員 ただいまの御答弁では、政府としては年内できるだけ早い時期に経済対策を取りまとめる、その場合の前提として、財政出動はなし、規制緩和等いわゆる構造的な対策で対応するという趣旨というふうに受けとめましたが、それでは現下の景気の動向に十分対応できないと思います。  と申しま...全文を見る
○北脇委員 ただいまのことにも関連して、今度は大蔵大臣に、今の財政構造改革法案のもとにある大蔵省の経済についての考えをお尋ねいたします。  私は、今の日本において最も優先度の高い経済に関する政策目標は、安定的な景気拡大の軌道に日本の経済を乗せていくということだと思います。この点...全文を見る
○北脇委員 中長期的な課題として財政構造の健全化ということ、これはだれも否定しないと思います。ただ問題は、今待ったなしの課題は何なのかということ。今大臣、今待ったなしの課題という表現を使われた、まさにそのことだと思います。その点で、では、今財政構造改革路線をひた走るということが今...全文を見る
○北脇委員 今の御答弁は、政府がこれまで述べてきた見解かと思いますけれども、私は、今の経済財政政策を見ておりますと、残念ながら、非常に大蔵省主導という感じがするんです。  と申しますのは、やはり予算官庁としては財政均衡ということが至上命題、これはどんなふうに経済が変転しても、本...全文を見る
○北脇委員 次に、財政赤字対GDP比を三%に持っていくというその目標に関連して、国と地方の関係をお尋ねいたします。  まず、その三%ということについて、国で何%、地方で何%というような、そういう内訳の目標があるのかどうかということが一つ。  そして、それに関連して、今、国と地...全文を見る
○北脇委員 ただいまのことに関連をして自治大臣にお尋ねいたしますが、地方財政の方の条項でも、地方公共団体の財政の自主的かつ自立的な健全化を目指していく、そのために適切な行政上及び財政上の措置を講ずる、こういうふうに言っているわけですが、ただいま申し上げたように、国と地方の財政は違...全文を見る
○北脇委員 ただいまの答弁の中で、自治体に要請をしていくんだという内容、それから個々の自治体を拘束しない方法でやっていくんだということ、そのことと目標達成ということは常に相反することだと思うんですね。そこのところは、この財政構造改革法案の発想そのものにかなり無理があるのではないか...全文を見る
○北脇委員 私が懸念するのは、国の財政と地方財政は利害が相反する面がありますので、例えば公共事業等いろいろな補助事業で、補助率が三分の一であったものを四分の一にするとか、そういうことをすれば、その限りにおいて国の財政の方には赤字削減にプラスになる、しかし、それをそのまま地方に持っ...全文を見る
11月25日第141回国会 衆議院 大蔵委員会 第5号
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○北脇委員 新進党の北脇保之でございます。  私も、金融持ち株会社の法案についての質問の前に、山一証券が自主廃業に至った、この件について質問をいたします。  最近の出来事に限っても、日産生命の破綻に始まって、三洋証券、拓銀、そして今度は山一証券ということで、銀行のみならず証券...全文を見る
○北脇委員 新聞報道によれば、この飛ばしの大半は九一年から九二年のころに行われたと言われているわけなんです。しかも、そういう飛ばしが行われているということが金融界で常識化していたという事態というのはもう数年来続いている、こういう報道がされているわけでございます。  ですから、私...全文を見る
○北脇委員 今のお話ですと、検査をしたけれども発見できなかったということだと思います。しかし、専門家の間の指摘としては、その飛ばしの痕跡というのは有価証券報告書にもう出ているのだということでございます。というのは、特定金銭信託について山一本体に非常に不自然な増加がある、ここを追及...全文を見る
○北脇委員 結局、検査をしたけれども飛ばしを見つけることはできなかったということでございますから、検査の役割を果たしていなかった、検査に問題があったと言わざるを得ないと思うのです。  ですから、そのことを踏まえて、大蔵省としては、今回の山一の検査について、なぜ飛ばしを発見できな...全文を見る
○北脇委員 問題は、当面事実を解明するということだけではなくて、やはり同じような問題が何度も繰り返されているわけですね。例えば拓銀の北海道銀行との合併の件なんかにしても、それは大蔵省としては合併の条件は整っていると思ってやられたことでしょうけれども、北海道銀行の目から見れば、例え...全文を見る
○北脇委員 次の質問として、投資家保護のことをちょっとお尋ねしたいと思いますが、山一証券の自主廃業に伴って、投資家保護をどのような仕組みでやっていくことになるのか。特に、山一証券は債務超過でないというふうに大蔵省は言っておりますけれども、これが本当に債務超過でないと言い切れるのか...全文を見る
○北脇委員 ただいまお話の出ました顧問委員会については、その任期はどれくらいなのか、すなわち、その顧問委員会が任務を全うして存在が必要でなくなるまでどれくらいと見込まれているのかをお聞きいたします。
○北脇委員 今は明確にどの程度というお答えはなかったのですが、とにかく社員も七千五百人本社だけでもいらっしゃるということでもありますし、どういうふうな処理が行われていくか、これは今後の証券会社、金融機関の破綻を来したときの処理の一つの前例にもなってくると思いますので、円滑な処理が...全文を見る
○北脇委員 ただいまの三洋証券のみならず、山一証券の方についても、場合によったら、基金の活用が必要になってくるかもしれないという御答弁だったかと思いますので、この基金の重要性というのは増してきていると思います。  そこで、今の、財源をどう確保していくかという問題については、しば...全文を見る
○北脇委員 この金融システム対策の問題は、これから預金保険法案の審議の場などを通じて同僚議員の方から細かくされることと思いますので、きょうのところは山一証券、そして三洋証券の破綻についての質問はこれくらいにしたいと思います。  最後に大蔵大臣にお尋ねをしたいのですが、最初に申し...全文を見る
○北脇委員 ただいまの政府の金融システム対策というのは、住専処理の中でその形が決まったと思います。それが今や破綻しているということは明らかです。その住専処理の中で出てきた対策というのは、一つは今おっしゃられた金融三法であり、これでは信用組合にしか公的資金導入の道を開かないで、それ...全文を見る
○北脇委員 具体的な法案の中身のことになりますが、銀行が純粋持ち株会社を設立して、従来の銀行の株主が持ち株会社の株主になった、そういうような場合に、株主としての権利ということを考えたときに、従来のように銀行の株主であれば銀行経営について直接株主として意見を言うことができるわけです...全文を見る
○北脇委員 確かに、持ち株会社というものを認めるということと今の問題というのはもう一緒について回ることなので、持ち株会社を認める以上は、あとは運用で、持ち株会社の株主総会というようなものが銀行子会社の経営についてどの程度チェックをするかという運用をしっかりしていくということかなと...全文を見る
○北脇委員 ただいまのことにも関連するのですが、早期是正措置というものが来年の四月から発動される。そうなると、銀行持ち株会社というこの新しい形態についてもその早期是正措置をどのように適用していくのかという問題が出てくると思うのですが、その場合の是正措置発動のチェックの基準というの...全文を見る
○北脇委員 ただいまのことに関連して、税の方で、やはりこういうものができてくると、法人税の納税についても連結納税制度の導入が急がれると思うのですが、これについてはいかがでしょうか。
○北脇委員 この持ち株会社制度そのものが、分社化を通じていろんな金融商品を、高度なものを開発し提供するとか、逆にまた、それぞれの業態ごとのグループの中でリスクを遮断しつつ新しい発展を求めていくというような趣旨だと思いますので、そのこととその他の制度の整合性がとれていないといけない...全文を見る
○北脇委員 実際、こういう持ち株会社というのはどの程度実際にできてくるのか、そういうところもちょっと知りたいところなのですが、現に子会社形式の業態別の、規制をまたぐ形態はありますから、そういったものが子会社形式から持ち株会社による兄弟会社というふうに転換をしていくというような動き...全文を見る
○北脇委員 どうもありがとうございました。  率直に申し上げて、今の山一証券の破綻というような大変な危機的な事態の中でビッグバンに向けての制度整備を論ずるということも、ちょっと何かそぐわないというぐらいの感じが正直なところはございます。それだけに、とにかくこの危機を乗り切ってい...全文を見る
12月04日第141回国会 衆議院 本会議 第17号
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○北脇保之君 新進党の北脇保之でございます。私は、新進党を代表して、村岡外務大臣臨時代理のAPEC報告に関して質問いたします。  橋本総理は、十二月一日の衆議院予算委員会の集中審議において、APECの際の日米首脳会談冒頭のカメラ撮りで米国人記者から、日本は大丈夫か、IMFに支援...全文を見る
12月05日第141回国会 衆議院 大蔵委員会 第11号
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○北脇委員 新進党の北脇保之でございます。  私は、預金保険法案に関連して幾つかの質問をいたします。  まず第一に、金融破綻を含め、金融機関が問題を起こした場合の刑事、民事の責任の追及についてお伺いをいたします。  今、金融機関の破綻に伴って、公的資金を導入すべきかどうかと...全文を見る
○北脇委員 ただいまの大臣の御答弁の中に具体的なことがございましたので、ちょっとその点をもう一度お聞きいたします。  というのは、預金保険機構が不良債権の買い取りをして、その回収を行うときに問題があれば、つまり金融機関の方に問題があれば、この機構として厳正に対処していくというふ...全文を見る
○北脇委員 ただいま預金保険機構のもとにある住専の機構と整理回収銀行で告発をする仕組みになっているというお話がありましたが、この預金保険機構自体が刑事的な告発をする、こういう権限もあるのでございましょうか。
○北脇委員 ちょっと観点を変えて次に質問いたしますが、金融機関の破綻処理の話になりますと、米国のSアンドLの八〇年代後半における処理、これがよぐ引き合いに出されます。この中で、米国においては民事、刑事の責任追及が非常に厳しく行われて、その結果として千人単位の経営者が刑務所行きにな...全文を見る
○北脇委員 私は、大蔵省の方は米国の事例というものも十分調査研究し、よく御承知かと思いますものですから、それを我が国との比較の上で参考にして、今後の我が国の適切な仕組みづくりに少しでも役に立てることができればという趣旨でお聞きをしております。ですから、米国と比較したときに、どうい...全文を見る
○北脇委員 今までのお話ですと、預金保険機構が刑事責任の追及にかかわるケースというのは、不良債権を買い取って回収というようなことで、住専の機構とか整理回収銀行が出てきて回収に入るというケースにおいて刑事責任追及ということにかかわってくるということかと思うのですが、ただ、そこで、預...全文を見る
○北脇委員 いずれにいたしましても、冒頭に申し上げたように、国民の受けとめ方、そして感情というものは、金融機関の破綻の際に経営者が刑事的、民事的な責任を十分に負っていないという感情、それが非常に強いということでございます。  ですから、今後、金融システムの安定ということで思い切...全文を見る
○北脇委員 今の、破綻した金融機関を合併などで処理していくということの問題点についてはもう既にこの委員会でも再々指摘があり、破綻した金融機関が合併して新しい金融機関になっても実態は何ら変わらないということは、我が党の北側委員が昨日指摘をしたところですから繰り返しませんが、いずれに...全文を見る
○北脇委員 今のお話の中で、銀行がつぶれたときに借り手といいますか、取引先に混乱が生じるということも配慮しなければいけないというお話がありましたけれども、これもこの委員会で何回も言われていることですが、金融機関をつぶすといいますか退場させるということになれば、そういうことは伴う。...全文を見る
○北脇委員 そうしますと、先ほど私がちょっとお聞きしました資金援助によって救済する場合は、預金者保護については、預金保険機構に加入している金融機関等の商品であれば、これは特別資金援助の全体の中で保護される、こういうことだということでよろしいでしょうか。
○北脇委員 それで、この預金保険機構による金融破綻処理ということですと、どうも預金者保護と金融機関の救済ということがごっちゃになってしまって、線が引けないというふうに思うのですね。それは、もちろん事の事情として線が引きにくいということもあるのは理解できます。ただ、預金保険法そのも...全文を見る
○北脇委員 ただいまの点で一つだけ確認させていただきたいのですが、今の制度でも、保険金支払いのときに、預金債権を概算払いで買い取るという仕組みがありますが、その概算払いで買い取るという中に、その金額を計算するときに、預金の全額を保護するに相当する金額で概算払いするということも含ま...全文を見る
○北脇委員 ただいまの問題は、預金保険法という、もとからあった法律、それが保険事故を想定して、その対処ということでできていたところに住専処理絡みといいますか、いろいろな金融問題の処理を乗っけてしまったために、若干の矛盾が出ているというような感じがいたします。いずれにしても、今の金...全文を見る
○北脇委員 ただいまのお答えは大変明快なお答えだったと思います。  ちょっと関連しますが、そもそもその寄託証券補償基金で対応する必要が生じてくるということ、それは本来、お客様から預かった資産を明確に分離して経理していれば、そこは手つかずということで、寄託証券補償基金が発動しなく...全文を見る
○北脇委員 ちょっとわからなかったところがあるのですが、寄託証券補償基金で補償対象となっている例えば預かり金なんかでも、分別して管理をすることは必要だけれども、それは一般の債権者の持っている債権と同じという扱いになるということでしょうか。
○北脇委員 それでは、分別管理がされていない段階で預かり金が証券会社にとどまっていれば、その証券会社でその預かり金を、別にお金に色がついているわけではないですから、運用の方に使おうが、そのことは別に問題ではない、こういうことでございましょうか。
○北脇委員 最後に、日銀からもおいでいただいておりますので、日銀に関連することをお尋ねしたいのです。  山一証券の破綻について、日銀特融、この償還が果たして大丈夫かということは、たびたびこの委員会で質問がありました。それに対する総裁のお答えは、当面、九月末で債務超過になっていな...全文を見る
○北脇委員 最後に、大蔵大臣にお尋ねいたしますが、今の日銀の方の御答弁に対応して、政府としては、日銀の特融の償還を必ず行えるようにするために、今の寄託証券補償基金の見直しといいますか、そのことを含めて、今までいろいろな対応をすると言われてきたこと、具体的にはどういうような用意があ...全文を見る
○北脇委員 非常に抽象的なことで、改めてということになりますが、以上で質問を終わります。ありがとうございました。