北脇保之

きたわきやすゆき



当選回数回

北脇保之の1998年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月12日第142回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第1号
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○北脇委員 動議を提出いたします。  委員長の互選は、投票によらないで、高鳥修君を委員長に推薦いたしたいと存じます。
○北脇委員 動議を提出いたします。  理事は、その数を八名とし、委員長において指名されることを望みます。
01月23日第142回国会 衆議院 大蔵委員会 第4号
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○北脇委員 民友連の北脇保之でございます。  私は、所得税の特別減税法案と金融安定化緊急特別措置法案、この二つについて質問を申し上げます。  まず最初に、特別減税についてですが、私のこの問題についての基本的な考え方を述べさせていただきたいと思います。  私は、昨年の通常国会...全文を見る
○北脇委員 今の大臣の御答弁で二つお聞きしたいことがございます。  一つは、冒頭に、私の申し上げたことを否定はしないというふうにおっしゃられました。私の申し上げたかった趣旨は、経済の状況を見ますと、昨年、平成九年度予算を議論していた時点の日本経済の状況と現在の日本経済の状況を比...全文を見る
○北脇委員 今御答弁の中で、予測しなかったこともあり、結果として受けとめるということでございましたので、そのことは確認させていただきます。  もう一つ、今の大臣の御答弁の中でちょっとお尋ねしたいことは、財政構造改革と景気対策はタイムスパンの問題だとおっしゃられました。おっしゃる...全文を見る
○北脇委員 私は、財政構造改革法案には反対をいたしました。そして、今大蔵大臣、そして総理大臣がおっしゃっているような財政構造改革と景気対策というのは矛盾するものではないんだというこの議論は、私は論理的には誤りだと思っております。  というのはどういうことかと申し上げますと、確か...全文を見る
○北脇委員 私は、今の大臣の答弁を伺って大変残念に思います。というのは、この委員会での議論というのは、やはり議論が議論として成り立つためには筋を通して議論し合う、どちらの言っていることが正しいか、正しくないかということが国民の皆さんに判断していただけるような、そういう議論をしなか...全文を見る
○北脇委員 私どもの考え方は、財政再建を優先するか、景気対策を優先するか、これが私は二者択一だと思うのです。景気対策を優先するんだったら財政再建は当面棚上げせざるを得ない、だからこれは二者択一になっているんだと思うのですね。しかし、総理それから大蔵大臣は、二者択一ではないと言われ...全文を見る
○北脇委員 ただいまのお話の中で、私、別に新年度予算について、補正予算云々というようなことを申し上げるつもりはありませんので、それはそう申し上げておきたいと思います。  また、具体的なお話として公共投資のことにお触れになりました。それで七%のカットを実行しているけれども効率的な...全文を見る
○北脇委員 今のお話の中で、公共投資をできるだけ前倒ししていくというようなことにも触れられましたけれども、そのことをやれば新年度後半になって公共投資が少なくなるということで、またそこを埋めるために補正予算を組むとかという話に必ずなってくると思うのですね。私、景気対策という立場から...全文を見る
○北脇委員 今の税の方の説明では、何というか、一面しかとらえられてないという感じがしますので、今まで、本会議などでの答弁、それから総理大臣の記者発表などを見ますと、日本の経済状況とかアジアの経済の問題、そういうことが特別減税の大きな要因になっているというふうにちょっと受けとめてお...全文を見る
○北脇委員 そうしますと、今のお話ですと中間の部分が、説明がかなり省略されているのかなという感じがするのですが。というのは、減税することによって個人消費を拡大して、そのことによって日本の景気回復、景気対策に資する。そのことが円安に歯どめをかけて、アジアの通貨不安の連鎖、これの防波...全文を見る
○北脇委員 今の点で、私は昨年、財政構造改革の特別委員会で経済政策のことでちょっと質問いたしたことがあります。  そのときの答弁は、経済企画庁長官と大蔵大臣から御答弁があったのですが、経済企画庁長官の方の答弁では、景気対策ということについても、いわゆる財政出動というような、赤字...全文を見る
○北脇委員 次に、経済企画庁の方に、今度の二兆円の特別減税の経済効果ということについてどのように見ているかということをお尋ねいたします。  というのは、最近出ました日銀の一月の金融経済月報などを見ても、今、家計部門で雇用・所得環境が非常に悪化してきているということがあるものです...全文を見る
○北脇委員 今の答弁では、この一−三月期に今の特別減税の効果があるというふうに見ているという御答弁だったと思うのですが、それに対して、先ほどもほかの委員が御指摘になっていましたけれども、十二月十七日にこれを発表したときに、その日は株価が非常に上がったのだけれども、翌日また下がって...全文を見る
○北脇委員 私の立場といいますか考えとしては、先ほど来申し上げているように、この減税についてもっと規模を大きくして、そして制度化するといいますか恒久化していくのが必要だという考えでございます。  あわせて、政府の経済財政運営についても、基本的な政策転換をするんだということを明確...全文を見る
○北脇委員 マーケットというのは、いろんな政府の対応に対する印象で敏感に反応するものだと思いますので、政府当局者としての発言というものは非常に大きな影響力があるので、やはり基本的には慎重でないといけないと思いますから、私が質問すること自体も、一つのそういう機会をつくってしまうとい...全文を見る
○北脇委員 追加景気対策については、マーケットも要請しているし、また、アメリカのルービン長官の真意もやはりもっと思い切ってやってほしいというようなことだろうと私は受けとめます。そういうことですので、やはり政策転換をはっきりしていくべきだと思います。  ただ、それは、私どもの立場...全文を見る
01月28日第142回国会 衆議院 本会議 第6号
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○北脇保之君 民友連の北脇保之でございます。  私は、民友連を代表して、平成十年分所得税の特別減税のための臨時措置法案に対し、賛成討論を行います。  まず初めに申し上げておきたいことは、我々は、当面の景気対策として今回提案の二兆円特別減税に賛成するものの、これだけでは景気対策...全文を見る
02月04日第142回国会 衆議院 大蔵委員会 第7号
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○北脇委員 民友連の北脇保之でございます。きょうは金融二法につきまして、できるだけ法案の条文に則してお尋ねをしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。     〔委員長退席、井奥委員長代理着席〕  まず最初に、大蔵大臣に、ただいまの政府の金融政策、金融機関に対する政策に...全文を見る
○北脇委員 ただいま早期是正措置の一部先送りの内容についてお答えがございましたが、もう一度ちょっと確認させていただきたいんですが、早期是正措置の仕組みというのは、金融機関が自己査定をして自己資本比率を出し、それを当局に報告をする、それに応じて、当局の措置、業務停止というような非常...全文を見る
○北脇委員 そうしますと、一応すべての金融機関がこの四月目途に自己査定をして自己資本比率を出すということだと思うんです。それで、ただいまの局長の御説明だと、自己資本比率というものは、銀行、そういう金融機関自身が公表するものだ、こういうことでございましたので、四%以下の金融機関で、...全文を見る
○北脇委員 私はなぜそれをお尋ねしたかといいますと、もしそういうことであれば、私は、情報開示という意味で、そのこと自体は、国内に専念する金融機関であっても自己資本比率を公表するということはいいことだと思っております。しかし、貸し渋りの解消のために早期是正措置を一部弾力化したらいい...全文を見る
○北脇委員 今のお話の中で、自己資本比率の算定の基準を弾力化すること、そのこと自体は反対しているわけではありませんが、中にやはり株式の低価法の関係、これを変えていくということについては、土地の方については時価を基準としたそういう国際的な会計基準に沿っていこうという中で、逆行する、...全文を見る
○北脇委員 今のお話で早期是正措置と預金保険法の発動の関係というのはわかりましたので、早期是正措置というものがあることが非常に客観性を担保することになると思いますので、私は早期是正措置については予定どおり実施していただきたい、そう思います。先ほどの業務停止命令とかまたは業務改善計...全文を見る
○北脇委員 それともう一つの例として、金融機関の破綻によって連鎖的な破綻を発生させる場合なんということもあるのですが、その二つを合わせたときに、条文をそのとおりに読むと、私は非常に個別の金融機関の問題という表現になっていると思うのです。経営の状況が著しく悪化している金融機関ではな...全文を見る
○北脇委員 今局長から長い御答弁ありましたけれども、やはりよくわからないのです。  というのは、この三十兆円の金融安定化対策というのが打ち出されてきて、そのうちの十三兆円分が資本注入だということで、それが出たことでもう何かが起きたというか何か実現したというような印象が広がってい...全文を見る
○北脇委員 それは今後の運用といいますか、それを見ていけばわかることでございますから、今の発言に間違いないというふうに受けとめさせていただきます。  それからまた、次に審査委員会のことをちょっとお尋ねしたいのですが、審査委員会でまた審査の基準を定めるということが法律にあるわけで...全文を見る
○北脇委員 今の答弁ではちょっと納得できないのですが。  例えば、優先株等の引き受けが経営の再建を目的とするものではなくて信用秩序の維持を目的とするものであることとここに書いてありますけれども、経営の再建を目的とするのではなくて信用秩序の維持を目的とするのだというのは、例えばど...全文を見る
○北脇委員 今の答弁で、ちょっと答えようがないということがわかりましたので、結構です。  次に、審査委員の人選なんですけれども、一応七人ということで、審議委員、大蔵大臣とかそういう、いわゆる充て職でない方が三人予定されているようですが、やはり公平、中立性ということが非常に重要だ...全文を見る
○北脇委員 具体的な任命行為は今おっしゃったとおりですから、今だれをというような、そういうことを聞いているわけではないのですが、政府は法案の提案者として、この審議委員というのはどういう要件を満たす人、また、要件という中にはどういう経験とか知識を持っているどういう人かという、法律の...全文を見る
○北脇委員 今の答弁もよくわからなかったのですが。  それから、審査委員会については全員一致で決定をするということになっているのですが、これは、緊急の事態というときに全員一致を求めるということは非常に機動性を欠くということもありましょうし、全員一致の結論が常に一番いい結論かとい...全文を見る
○北脇委員 ただいまの一般の金融機関に対する資本注入のことについては、今いろいろ申し上げたように、法律の条文に書かれていること、それと実際の運用ということについて乖離が生じるのではないか、非常に大きな疑念があります。ですから、今の答弁で言われたことをそれで間違いなく運用されるかど...全文を見る
○北脇委員 公的資金ということで、場合によっては国民の税負担ということになりかねない。その金額としての十三兆円ということですから、そういう大ざっぱな、安心できる金額としてというようなことでは、これはもう説明にはならないと思うのですね。やはり数字を、十三兆円ということを置く以上は、...全文を見る
○北脇委員 先ほどの資本注入のやり方の説明としては、全部網をかけてやるというようなことではなくて、もちろん個別の金融機関からの申請に基づいてやるんだということでございましたから、そうすると、十九の銀行の半数程度というようなことを想定するというのはいかがなんでしょうか。そこにも何か...全文を見る
○北脇委員 それから、交付国債の方の使い道ですけれども、三兆円分で基金をつくるということになっていますが、その基金の使い道としては、法律によれば、整理回収銀行に対する貸し付けとか整理回収銀行の損失補てん、それから金融危機管理勘定を廃止したときの補てん、それに使えるというふうに法律...全文を見る
○北脇委員 そこのところが非常に複雑でよくわからないのですよね。  今言いましたように、交付国債もあり、それから十兆円といっても、それも預金保険機構が日銀や金融機関から借り入れる、それに対して政府保証をつけるというのもあれば、また債券発行をしてそれに政府保証をつけるという、言っ...全文を見る
○北脇委員 もうちょっと具体的に言うならば、十兆円分について、借り入れに対する政府保証と債券発行についての政府保証があるわけですから、もしそれが、借り入れにしても、それから債券についても償還ができなくなったというような場合には、政府保証がついている以上は政府が最終的に面倒を見ると...全文を見る
○北脇委員 じゃ、具体的にちょっとお尋ねしますが、もしこの法律が成立して、施行後、資本注入の申請があって、それが一千億なら一千億というようなことで申請があったときに、実際のその資金の調達は、今私が申し上げた交付国債、それから借り入れ、そして債券発行、この三つの中で、その一千億なら...全文を見る
○北脇委員 先ほどから日銀の理事にもおいでいただいておりますので、この点についてお聞きをしたいと思うんですが、全部で、もう一つの方の勘定等を含めると二十兆円について日銀等の借り入れがあって、それについて政府が保証する、こういうスキームになっているわけですが、二十兆円というと大変膨...全文を見る
○北脇委員 時間が参りましたので、今回の質問で申し上げたかったことを最後に一言だけ申し上げて終わりたいと思います。  と申しますのは、今度の金融二法、特に一般の金融機関に対する資本注入の部分については、同僚議員、いろいろ申し上げている問題点もありますが、それに加えて、法律の書き...全文を見る
03月19日第142回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第1号
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○北脇分科員 民友連の北脇保之でございます。  私は静岡県浜松市の出身でございますが、東京方面から西の方へ行くと、新幹線であれ、また東名であれ、浜名湖を通過いたします。この浜名湖、東京から西へ行くときの最も景観の美しいところの一つではなかろうかというふうに誇りに思っております。...全文を見る
○北脇分科員 現状では有機系のCODの数値が一カ所を除いてはすべて環境基準を満たしているということでございますが、その経年的な傾向という点ではいかがでございましょうか。
○北脇分科員 確かにそのとおりだと思います。類型の設定の仕方が、湖の奥の方、猪鼻湖という固有名詞があるわけでございますが、そこは浜名湖の中でもまた一つ非常に閉鎖的な湖を形成している、そこは、CODの数値にしても、海に近い方よりも緩い基準を設定しているということですから、そこで環境...全文を見る
○北脇分科員 今御答弁があったことは、まさにそのまま浜名湖にも当てはまると思います。  浜名湖はアサリとかカキ等の貝類の養殖漁業が大変盛んですし、また、浜名湖の出口の方も奥の方も海水浴場がありまして、夏になると大変な人出がございますので、そうした観光面、観光面ということでいえば...全文を見る
○北脇分科員 ただいま長官から御答弁をいただきまして、本当にありがとうございます。同じ東海地方、隣県でございますから、浜名湖についての思い入れば同じかと思います。  大臣おっしゃられたとおりだと思うのですが、湖沼についてはいろいろな対策というものはもう講じられている。もう一方で...全文を見る
○北脇分科員 その手段による浄化の効果というものを何か明確に表現できるのかどうか。それはできないとおかしいと思いますが、どのような効果があるかということ。そしてまた、平成十年度においては全国で何カ所ぐらいを予定をしているのか、それもちょっと教えていただきたいと思います。
○北脇分科員 今お触れになられた三ケ日町でもそういうことで取り組んでいるということでございますので、さらにまた、浜名湖関係市町村においてもこの事業に取り組めるようにということを要望させていただきたいと思います。  それから、その他の対策として、いろいろな調査研究、そしてその調査...全文を見る
○北脇分科員 ただいまのお話では、特に水生生物を利用した浄化、これを非常に評価されているということ、また、干潟などの浄化機能についての調査研究についても、新年度予算に計上して取り組まれているということでございますので、ぜひ具体的に、例えば浜名湖というような地域に基礎を置いて、地域...全文を見る
○北脇分科員 冒頭申し上げましたように、浜名湖は、ことしは開湖五百年ということで特別な年に当たります。そして、さらに二〇〇四年には、浜名湖に出ております庄内半島という、浜松市内に属するところがあるのですが、そこで国際園芸博というものが行われます。これは園芸ということですから、農業...全文を見る
03月19日第142回国会 衆議院 予算委員会第八分科会 第1号
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○北脇分科員 民友連の北脇保之と申します。  私は、静岡県浜松市、静岡第八区の選出でございます。静岡県は、東海大地震がいつ来てもおかしくないということで、県民挙げて、自主防災組織の育成とか、また建築物の耐震化、さまざまな地震対策に取り組んでおります。  顧みますと、東海大地震...全文を見る
○北脇分科員 それでは、ただいまの観測網に基づく観測のデータから、東海大地震の切迫性ということについてどのような認識を持たれているか、今どういうデータが出ていて、それから判断するところでは、東海大地震の切迫性ということについてどのようなことが言えるか、そこのところをお聞かせいただ...全文を見る
○北脇分科員 地震の観測とか予知の問題というのは、非常に専門的な科学の領域だと思いますので、素人にはちょっとわかりにくい部分もあるのですが、わかりやすくお答えいただければと思うのです。  今のところ、きょう、あすというようなことを心配するような異常なデータはないということでござ...全文を見る
○北脇分科員 ただいまの点なのですが、最近、本当に地震の予知というのができるかどうかという議論がかなり盛んに行われております。その一つのきっかけになったものとして、私の理解では、昨年に出された文部省測地学審議会の報告書、これは全体的には現状では地震予知の実用化は困難であるというふ...全文を見る
○北脇分科員 今の御答弁でも、地震予知が可能な場合というのはある程度の前提を置いた場合というふうなことではないのかなと思うのです。もちろん、これは専門家の議論ですから、専門家同士の議論にまちたい部分が相当あるわけでございます。  ただ、いずれにしても、今の大規模地震対策法の仕組...全文を見る
○北脇分科員 私は、切迫性の段階を切り分けて、もう非常に黒に近いときに警戒宣言で、そうでもないとき、灰色のときに注意報、そういう意味ではなくて、むしろ警戒宣言を出すべきかどうかということに非常に迷うケースが恐らくあるのじゃないかと思うのです。  というのは、警戒宣言を一度出して...全文を見る
○北脇分科員 今の大規模地震対策法の枠組みで努力していきたいということであったかと思うのですが、二十年前のことを振り返ってみると、当時の東大の石橋助手の大規模地震説というのが大変な衝撃を持って社会的に受けとめられたという事実はあったと思います。そして、その後、大規模地震対策特別措...全文を見る
○北脇分科員 行政当局の方の考え方としては、一つの立法をされた法律の枠の中という部分はどうしてもあろうかと思いますので、この辺はむしろ政治家の議論といいますか国会での議論の役割が大きいかなというふうに思います。  もう一つちょっとお聞きしたいのですが、今の予知の話とはちょっと別...全文を見る
○北脇分科員 最後になりましたが、国土庁長官にお尋ねいたします。  私も幾つかの提案をさせていただきましたが、東海大地震の危険性というのは去らないわけでございますので、この東海大地震に対してどのように取り組んでいかれるか、国土庁長官のお考えをお聞きして質問を終わりたいと思います...全文を見る
○北脇分科員 どうもありがとうございました。
03月19日第142回国会 衆議院 予算委員会第六分科会 第1号
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○北脇分科員 民友連の北脇保之でございます。  私は静岡県浜松市の選出でございますが、今全国で中心市街地の停滞、そして特に中心商業地の問題が非常に大きな問題になっております。中には、中心の商業地が歯抜けのようになってシャッターがおりたままになっている店が並んでいるものですから、...全文を見る
○北脇分科員 ただいまのお答え、私の認識とそう大きく違わないのですが、やはり私は、従来の町づくりの考え方、それが現在の中心市街地の停滞をもたらしているということは否定できないのではないかと思うのです。  例えば、今のお答えの中にもありましたように・モータリゼーションの進展という...全文を見る
○北脇分科員 ただいまのお話の中にも、中心商業地の活性化というものは町づくり全体の中で取り組んでいかなければいけないというお考えがあったと思いますが、私もそのとおりだと思います。  そういう意味で、中心市街地の機能を充実していく。その中には、単に商業機能だけではなくて、例えば住...全文を見る
○北脇分科員 大変重要な事業と評価しているということで、その答えは大変ありがたく思いますが、実際この事業については、ただいまのお話にありましたように、第一地区はもう昭和六十二年から取り組んでいるということで、実は、その間にやはりバブルの崩壊というようなことを挟んでおりまして、当初...全文を見る
○北脇分科員 浜松市の中心部においては、今の土地区画整理事業だけではなくて、旧来の中心的な商業地において、市街地再開発の手法による事業も進行中でございます。そういう事業についてもぜひとも順調に進捗するように、建設省としての支援をお願いしたいということを申し上げておきたいと思います...全文を見る
○北脇分科員 この法律の仕組みによれば、中心市街地において活性化のための特定事業といいますか、これを行う場合に、主務大臣の認定を受ければ助成といいますか支援があるという形になっておりますので、中心市街地というものに該当してくるのかどうかということがその辺の国の支援の対象になるかど...全文を見る
○北脇分科員 そういうことであれば、中心市街地ということのとらえ方、それは市町村の判断でやりまして、そして特定事業についての国の助成が必要であればその市町村の判断によって申請がされてくる、こういうことであろうと思いますので、その申請があったときの国のそれぞれの所管としての判断は、...全文を見る
○北脇分科員 今答弁いただきましたが、その点についてそれぞれの当局の事務方の方にも御確認をさせていただきたいと思います。  やはり商業の振興という点についても、実際の商業者の方、この人たちが意欲を持って取り組むということが何より大事だと思います。ですから、そちらのサイドでも、市...全文を見る
○北脇分科員 時間が参りましたので、質問を終わります。  どうもありがとうございました。
03月20日第142回国会 衆議院 大蔵委員会 第17号
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○北脇委員 民友連の北脇保之でございます。藤田議員に続いて、今回の住専法の改正について御質問をいたします。  まず、中坊社長にお尋ねするのですが、私は、中坊社長が住専関連の債権の回収に日夜努力されていることに対して深く敬意を表する次第でございます。先ほど中坊社長のお話を聞く機会...全文を見る
○北脇委員 ただいまのお話の中で、中坊社長、この住管機構については国民に二次負担をかけないということを目的として、手法としては公正と透明ということを掲げてやっているというお話でございました。これは大変すばらしいことだと思います。  そこで、私は、翻って今の政府の経済財政運営を見...全文を見る
○北脇委員 もうこの議論はたびたびいろいろなところでされていると思いますから、そんなに繰り返す必要はないと思うのですが、今のお話では日本政府としては今までの態度とそんなに変わっていない。そういうことで、マーケットから見ても国際社会から見ても、やはり日本政府は今の景気対策、景気をよ...全文を見る
○北脇委員 ただいまのお話は、どういう手段をとっているかということの説明に終始していると思うのです。  私は、今の日本の金融システムの問題というのは、問題債権でも七十六兆円もある、そしてそのことが金融機関に対して大変な重荷になっている。金融機関の数も多過ぎるし、一つの産業分野と...全文を見る
○北脇委員 今回の措置の問題点というのは、先ほど私が申し上げたような、問題を抱えている金融機関についてはそこまで救ってしまうのではなくて、そういう銀行についてはこの金融システムの中から退場してもらう、それをやりながら残す銀行には支援をしていく、そういうようなことでなければこの十三...全文を見る
○北脇委員 早期是正措置等を通じて実際の市場の中で残る銀行とそうでない銀行の選別みたいなものが働いていくだろうということをおっしゃっていましたけれども、それであるならば、やはりそれに値するだけの情報開示ということが当然必要だと思うのですね。それがあって初めて国民も正しい選択ができ...全文を見る
○北脇委員 大変答弁が長過ぎます。聞いていないことについては答えなくても結構ですから、そういうのはやめてほしいと思います。時間が限られているわけですから、何も銀行局長の講義を聞くためにいるわけではないのですから、本当に自粛してもらいたいと思います。委員長、それはぜひお願いします。...全文を見る
○北脇委員 そのリスクアセットの増加というのは、それは計算上逆算すれば数字は出てきます。しかし、今の貸し付けの回収、こういったことは、単に早期是正措置、こればかりが原因ではないと思うのですね。今までの金融界のあり方、異常に貸し付けが多過ぎる、しかも非常にリターンが少なくてもつき合...全文を見る
○北脇委員 最後に、また住専改正法案に戻って中坊社長にお聞きをしたいと思います。  今やはり旧住専の経営者に対する責任追及、このことは大変大事だと思います。今住管機構で取り組んでいる損害賠償責任追及の中には、旧日本ハウジングローンの経営者に対する損害賠償責任の追及というものもあ...全文を見る
○北脇委員 住管機構には、ぜひともこれからも御努力をお願いしたいというふうに思います。今まさに経営責任の追及といったことについて、本当に奮闘されていると思います。我々国会の場においても、この金融の問題についての行政、経営、そういった責任追及、これはやはりしっかりやっていかなくては...全文を見る
04月03日第142回国会 衆議院 大蔵委員会 第19号
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○北脇委員 民友連の北脇保之でございます。日野委員に続いて質問をいたします。  昨四月二日の株価とそれから円の動向を見てみますと、株価については日経平均で一万五千七百二円九十銭、五百三十八円七十六銭安で一万六千円を割り込んでおります。そしてまた円の方も、百三十三円八十六銭という...全文を見る
○北脇委員 この件は、国際的に決定されたことではありますが、政府としては日本国に戻って国会に対して説明する責任を負っていると思いますので、そういう意味でお尋ねをしているわけでございます。  今の答弁でちょっとよくわからなかったのは、単純な計算でいくと総額は六五%の増が望ましいと...全文を見る
○北脇委員 次に、今回の増資が発効するためには出資総額の八五%を有する加盟国の同意が必要であるということでございますが、この必要な加盟国の同意が得られる見通し、どの程度の期間を要するとお考えなのか、教えていただきたいと思います。
○北脇委員 今回の増資で、日本は今度単独シェア二位ということになるわけですから、ただいまでも二位ではあるということで、そのシェアに応じた発言権を確保し、かつ、それを活用していかなければいけないというふうに思います。  そういう意味で、現実において日本は、IMFの意思決定とか運営...全文を見る
○北脇委員 次に、アジア経済危機の日本への影響のことについてお尋ねしたいと思うのです。  まず第一に、日本の景気が現在のアジア経済危機によってもっと悪くなるのではないかという心配なんですが、経済企画庁の試算でも、九八年度の成長率がアジア経済危機によって〇・五%程度押し下げられる...全文を見る
○北脇委員 また、日銀短観について触れたいと思うのですが、この短観を見ると、日本が本格的なデフレになるのではないかという懸念が表面化してきているというふうに思います。例えば、業況判断指数、いわゆるDIを見ても、主要企業の製造業を見るとマイナス三一ということで大変なマイナスの見通し...全文を見る
○北脇委員 経済の現況の判断ということについては、感覚的なことではなくて、やはりいろいろな調査統計、そういう数字に基づいて判断していかなければいけないと思います。そのことがバブル以来の日本の経済運営についての大きな反省点だと思いますので、そのことはしっかり受けとめていただきたいと...全文を見る
○北脇委員 予算成立後ということは、たびたび繰り返し答弁があったところではございますが、そのこと自体がもう手おくれになってしまう。政府は、財政構造改革法に基づく緊縮予算という足かせがあって、それとのつじつま合わせということでやってこられているとは思うのですが、本当に日本経済、日本...全文を見る
○北脇委員 今のインドネシアの二百三十二億ドルというのは円に換算すると、直ちに正確な計算はできませんが、二兆円というような規模の金額ですから、そのことがやはり日本の銀行の不良資産問題、これに大きな影響があるということだと思います。  次に、幾つかお聞きする予定のあったこともある...全文を見る
○北脇委員 時間が参りましたので一言だけ申し上げますが、今の答弁の中で、アジア各国からの、特に韓国からの輸出の受け皿として米国がもっとしっかりやるべきだということをおっしゃいましたけれども、米国ばかりが頼りにされるという状況を何とか改善をして、日本も世界第二位の経済大国としての応...全文を見る
04月20日第142回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第3号
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○北脇委員 民主党の北脇保之でございます。私は、ただいまの菅委員の質問に関連して、特に中央省庁等改革基本法案の基本的な問題点を中心に質問をいたします。  まず最初に申し上げたいことは、橋本総理が進められているこの行政改革、これが、国民が期待する行政改革ではなくて、官僚による官僚...全文を見る
○北脇委員 私は、やはり国民の期待というのは、行政のむだをなくして税負担を減らすということだろうと思いますので、そのためには、現状把握、これがどうなんだということ、そこから出発をして、次に全体的な行革の方針を立てていく必要がある、こういうことを申し上げているわけでございます。
○北脇委員 それでは、基本法案の条文に則してお尋ねをいたしますが、法案の三十二条には、今の点の方針として、「国の事務及び事業の見直しを行い、国の事務及び事業とする必要性が失われ、又は減少しているものについては、民間事業への転換、民間若しくは地方公共団体への移譲又は廃止を進めること...全文を見る
○北脇委員 事柄は、この法案の基本的な性格にかかわると思います。先ほど総理は、この法案をプログラム法だというふうにおっしゃいました。私の理解では、国会は国権の最高機関でございますからここでこの行革についても法律を定めて、その法律が行政府を拘束する拘束力、規制する力を持つ、そういう...全文を見る
○北脇委員 ただいまの御答弁は、既に改正が成立しているもの、そして予定がはっきりしているもの、そういうものだったと思います。  私が期待するものは、まだこれからという部分についで思い切ってやるんだ、このことを国民の前にはっきりとわかるようにお話しいただければという思いでお聞きを...全文を見る
○北脇委員 ただいまの点は、今後も法案の審議の中で深めていきたいというふうに思います。  次に、今の国民の負担を減らすということでのこの法案による行政府に対する縛り、もう一点あると思われるのは、法案の四十七条で「行政組織の整理及び簡素化等」の規定がございます。  一つは、局等...全文を見る
○北脇委員 私のお尋ねしていることとちょっと御答弁が食い違っていると思うのです。というのは、数のことは、局の数はできる限り九十に近い数にすると言っていますから、これを八十九にするのか八十八にするのかと、そういうことをお答えいただきたいということで聞いたわけじゃないんです。  で...全文を見る
○北脇委員 私は、省庁再編後、局の人員的な規模、それから課の人員的な規模が拡大することはないのかということを、ないというふうに明言できるかということをお聞きしたんですが、それ、明言できるというお答えはありませんでしたので、それはそういうものとして私は受けとめさせていただきます。
○北脇委員 今長官のお答えは、定員といいますか、公務員数のことに広がってお答えがありましたけれども、そのことについてもお聞きをしたいと思います。  先ほども野呂田委員の質問の中で、十年間で一割削減というのは、英国の三割とかそういった例に比べるとちょっと少ないのじゃないかという、...全文を見る
○北脇委員 そうしますと、今の答弁では、全体の定員計画の管理の中で国家公務員の定員を十年間で一割削減する、だから例えば新しい事務事業が生じてきたとしても、それは一割削減の中で人員の配属を変えていくことで、そういうことで対応していく、こういう理解でよろしいでしょうか。
○北脇委員 じゃ、もう一度本当に確認をいたしますが、定数を減らす、一割減らすということで間違いないでしょうか。
○北脇委員 今の点なんですが、法案を読むと、今の点に関しては、郵政公社をつくるとかそういうことで当初つくった計画よりもさらに国家公務員の、中央省庁の中にいる人を減らすというふうに書いてありますから、郵政公社化とかそういうことは別として、一割は定員を削減していく、こういうふうに読め...全文を見る
○北脇委員 今一〇%以上と。今のお答えはわかりましたが、もう一つ確認しておきますと、さっきから言っている純減で一〇%以上なのかということ、これも今の延長で明確にお答えいただきたいと思います。
○北脇委員 今の御答弁でますますちょっと話が見えなくなったと思うのですが、法案は片道だと今長官はおっしゃいました。ということは純減じゃない。しかし、長官のお気持ちは純減だというようなことで、何か法案の意味するところと長官の気持ちは違うということをおっしゃったような気がしますが、ど...全文を見る
○北脇委員 いや、私は純減ということを明確にするべきだと思いますので、それでしたら法案そのものをそういうふうに書けばいいのじゃないでしょうか。これはどうなんでしょう。
○北脇委員 今の答弁を聞けば、官僚というものがいかに抜け道をつくるのにたけているかということがはっきりしたと思うのです。  本来は、民間でもリストラをして人員削減をするといえば、それは民間企業だって経済社会の進展に合わせて新しい事業は出てきますよ。しかし、それを純減で削減すると...全文を見る
○北脇委員 法案で例えば行政のスリム化とか地方分権とか民間への移転とか、そういうことを抽象論で言ってもこれがどうなるかということはわからないのですね。そこで、やはり本当の意味で、数字で、逃れようのない形で枠をはめていくということが行革の基本法として私は非常に重要だと思うのです。 ...全文を見る
○北脇委員 私は、長官の熱意ということはよくわかりました。  ただ、問題は、私ども国会議員という立場ですから共通点が多いわけですが、この行革の問題というのはまさに行政改革ですから、相手は官僚機構なんですよ。政治家が国民の負託を受けてどういうリーダーシップで官僚機構を変えていくか...全文を見る
○北脇委員 午前に引き続き質問をいたします。  午後の私の持ち時間は十分ちょっとでございますので、一点に絞って御質問をいたします。  それは、中央省庁等改革基本法案の実施による新体制への移行の時期のことでございますが、法案の五条を読みますと、「遅くともこの法律の施行後五年以内...全文を見る
○北脇委員 今の長官の答弁にございましたような、今後、具体的な法案を作成した場合には国会の審議が必要であるとか、また事柄が非常に多岐多様にわたるのでその改革案をつくるのに時間がかかる、こういったことはわかります。  しかし、そのことは一つの与えられた条件でございますから、その中...全文を見る
○北脇委員 今の答弁では、私が指摘しました、結局官僚のやり方にゆだねられてしまうのではないかということに対する反論という形にはなっていないのじゃないかというふうに私は受けとめました。  もう一つ総務庁長官にお尋ねしたいのは、「新たな体制への移行を開始する」と言っているのですが、...全文を見る
○北脇委員 具体的に答弁をぜひお願いしたいと思います。どういうふうな形で移行するのかということをお聞きしているわけですから。  例えば、じゃ今お話にありました省庁再編については、二〇〇一年一月一日の段階では一府十二省はもうでき上がって、それでもう各省設置法に基づいてそういう体制...全文を見る
○北脇委員 質問時間が参りましたので、一つだけ最後に総理にお尋ねをしたいと思うのです。  移行時期について「施行後五年以内」、こういうことが書いてあるわけなんですが、今非常に内外ともに、特に金融システムそれから経済、こういうことを含めて大変多端な時期であり、また大変な変革期でご...全文を見る
○北脇委員 どうもありがとうございました。
04月30日第142回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第9号
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○北脇委員 民主党の北脇保之でございます。参考人の皆様方には、本日、意見の陳述をいただきまして本当にありがとうございます。  私は、まず最初に、地方自治関係の皆様方に、地方分権推進の立場から、この基本法案をどのように評価されるかということを中心にお尋ねをいたしたいと思います。 ...全文を見る
○北脇委員 同じく基本法案に対する評価を黒澤村長さんにお聞きしたいと思うのです。  村長さんは先ほど、実践的な立場から今の行政を見ると、縦割りの弊害も非常に多いし、また中央で全国画一的な扱いがいろいろある、そしてまた、中央の役所にいる方は地方の実情が往々にしてわかっていないのじ...全文を見る
○北脇委員 今、村長さんからは非常に率直な明快な御見解をいただきまして、私、本当に尊敬いたします。成り行きが怪しいのじゃないかということ、それからまた知事さんも、この法案は必ずしも十分ではない、やはり地方への財源、そして権限などの移譲について十分な検討が必要だという御意見をいただ...全文を見る
○北脇委員 今のお考えに関連してもう少しお聞きさせていただきたいのですが、今の自治省にしても、これから総務省の中で担われるとされている機能にしても、やはりそれは中央政府の一部であるということには変わりがないと思うのです。  先ほど市長さんは、今回の経済対策における地方財政措置に...全文を見る
○北脇委員 同じく、中央における地方自治の担当の組織はいかにあるべきかということについて、特に今回の総務省という案をどう評価するか、これを圓藤知事さんにお尋ねいたします。
○北脇委員 同じ質問について、黒澤村長さんはいかがでございましょうか。
○北脇委員 今皆さんの御意見を拝聴していますと、地方自治を担当する組織、省、やはり中央省庁の中でも独立したものが必要だというような御意見かと思います。  ただいままでの論点について、佐藤先生にもちょっと御意見を伺いたいのですが、一つは、今回の基本法案では必ずしも地方分権の推進が...全文を見る
○北脇委員 今度は少し観点を変えてのお尋ねですけれども、地方自治体というのは、財政規模で見ても、地方財政計画と国の一般会計はほぼ匹敵するものがありますし、また公務員数で見れば、国家公務員が丸めて言えば百万人に対して地方公務員三百万人ということで、地方公務員の方がはるかに多いわけな...全文を見る
○北脇委員 確かに知事さんおっしゃるとおり、国の地方分権推進がどうなるかということが一刻も早く示されなければ、県や市、それから町村としても具体的な計画の立てようがないという事情はあると思います。ですから、政府においては、一刻も早く地方分権推進計画を初めとして具体的な中身を作成し発...全文を見る
○北脇委員 どうもありがとうございました。  次に、もう一つの大きな問題として、今回の行革会議から基本法案への一連の流れのことについて、主に佐藤先生の方にお尋ねをしたいと思います。  先ほど先生は、行革の必要性ということについて、グローバル化していく国際社会の中で、国家も国民...全文を見る
○北脇委員 今の、今後設置法にゆだねられるということについてはまた後ほど御質問いたしますが、もう一つの、行革の理念ということで先生がおっしゃられたことに関連して質問いたします。  先生は、行革の一つのねらいというのは国民の統治意識の変革だということをおっしゃられました。行政権を...全文を見る
○北脇委員 今回の行政改革会議というのは、非常に変則的な会議だったと思うのです。普通の審議会であれば、学識経験者とか各界の代表が委員になって、一つの答申をまとめるということでございます。したがって、そういうやり方というのは物事を決めるときに常に、非常に難しい話なんですけれども、将...全文を見る
○北脇委員 今の問題は、例えば内閣機能の強化とか、それから公共事業の改革、財政投融資の改革、そういったことは今すぐやろうと思えばできると思うのですね。それぞれ個別課題ごとに具体策を出して、これをこうやるんだとやっていくということ、それはやってできないことではないし、もう目前の焦眉...全文を見る
○北脇委員 質問を終わります。ありがとうございました。
05月06日第142回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第10号
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○北脇委員 民主党の北脇保之でございます。  本日は、参考人の皆様方におかれましては、この委員会にて意見の陳述をいただき、本当にありがとうございます。  私は、まず行革の理念についてお尋ねをいたします。  今、本当に日本の国が大きな転換点に差しかかっていることは皆さんが認め...全文を見る
○北脇委員 同じ質問を佐々木毅教授にいたします。  今この時点で、この国の行革、その理念とは何であるべきなのか、そして、そのことがこの基本法案に明確に示されているかどうか、これを教授の見地からお聞かせいただきたいと思います。
○北脇委員 私は、この法案のつくり方、そしてまた、今の政府の行革の進め方に問題があると思います。そのために、この基本法案にそうした問題が集約されて出てしまっているというふうに思います。  具体的に申し上げますと、先ほど跡田教授がおっしゃられた、現状認識から出発するべきだ、そのこ...全文を見る
○北脇委員 私どもの立場を明確にするために、お許しを得て、行政改革基本法案の骨子をお配りしてございますので、ごく手短に紹介をさせていただきたいと思います。きょうの参考人質疑に資するためということでございますので、御了解いただきたいと思います。  お手元にお配りしてございますが、...全文を見る
○北脇委員 また、この進め方ということで、国会が関与するために行革調査会を設ける、これは私どもの提案ですが、さらに、第三者機関を設けて、今後の行革の推進をしっかりと監視していくといいますか、そういうことをしていくべきだという意見もございます。  そういう点で、今後のこの行革の進...全文を見る
○北脇委員 先ほど中北教授は、この法案のプログラム法案としての危険性を指摘されました。私もその点について同感でございます。  というのは、この法案を見ても、省庁再編の方向性、また個々の改革の方向性というものも非常に抽象的です。例えば、先ほどから言っている地方分権とかまた規制緩和...全文を見る
○北脇委員 またお話がちょっともとに戻るようで恐縮なのですが、先ほど私の方も繰り返させていただきました跡田教授の御指摘、現状認識が不十分だということでございました。  端的な例を挙げていただけるとありがたいのですが、今の日本の政治、行政、そして社会のシステムの中で、特にどういう...全文を見る
○北脇委員 浜川教授にお尋ねしたいと思うのですが、先ほど教授は、もうとにかくこういう法案をつくらなくても、例えば内閣の強化であれば内閣法の改正であるとか、そういう個々に、すぐにでもやれるじゃないかとおっしゃられたと思います。  そういう点で、この法案では新体制への移行目標時期と...全文を見る
○北脇委員 少し具体的なこともお尋ねをしたいと思うのです。  中北教授は、先ほど財政、金融の分離の問題についてお触れになりました。この法案では、当分の間、金融破綻処理の企画立案については財務省が所管する、こういうふうになっているのですが、当分の間というのは、ちょっとはっきりしな...全文を見る
○北脇委員 時間が参りましたので、同僚議員にバトンタッチいたします。どうもありがとうございました。
05月11日第142回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第13号
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○北脇議員 まず、公共事業の問題についてお答えをいたします。  公共事業の見直しが行政改革の重要なポイントであるということは言うまでもないことだと思います。そして、そのときに地方エゴや地方議員の利益誘導の激化を招いてはならない、これもまた言うまでもないことだと思います。その点に...全文を見る
○北脇議員 地方分権が、ただいまの我が国の置かれた状況に照らして、行政改革の重要な柱であるということは委員御指摘のとおりでございます。  と申しますのも、戦後、我が国は、経済成長などを目的としたキャッチアップ型の社会を築いてきたわけでございますが、ただいまの段階は、そういうキャ...全文を見る
○北脇議員 地方公務員の数が三百万を超える、そして国家公務員に比べて三倍程度の数を持っているというような点を見ても、地方自治体の行政改革、これが重要だということは言うまでもないと思います。また、国民から見ても、身近に行政がどんなものかと実感するのは、市役所の窓口とかそういったとこ...全文を見る
○北脇議員 行政改革調査会の概要につきましては先ほど枝野議員の方から御説明したところでございますが、それにつけ加えて申し上げさせていただきますと、実は、国会に対するこういう立法の勧告機関としては、昭和二十二年に両院法規委員会というものが設けられた経緯がございます。今回の私どもの法...全文を見る
○北脇議員 今の行革特別委員会がどういうような位置づけになるかということについては、院で決めることでございますのでちょっとお答えしにくいとは思うんですが、私どもの提案している行政改革調査会というのは、ただいま申し上げたように、行政改革に必要な立法に関する勧告を両院に対して行うとい...全文を見る
○北脇議員 国会と行政との関係ということでございますが、私は、やはり政治と行政というのをはっきり分けていく、このことが大事だというふうに思っております。そのときの政治というものの構成要素からいえば、国民がいて、そこから選ばれた議員がいて、それが国会を構成している。その国会から議院...全文を見る
○北脇議員 私どもも、市町村合併の促進の必要性については全く同感でございます。  特に今後の高齢社会を見通しますと、目前に迫っている介護保険の仕組みをどうやって担っていくか、これは今既に市町村の間では大変な重要事項になっているところでございますので、そうした一事をとってみても、...全文を見る
○北脇議員 税務の執行体制のことについてお答えをいたします。  委員御指摘のとおり、例えば個人の所得課税であれば、所得税と住民税が重なっている部分が多い。また、法人の所得課税についても、法人税と法人住民税や法人事業税の関係がある。そこを一本化していけば、効率化にもなるし、国民に...全文を見る
○北脇議員 公共事業の見直しについては、私どもも行革を推進する上で非常に重要な観点であるというふうに考えております。そのためには、やはり公共事業についても、地方分権の推進、財源を含めて、そしてまた事業の実施をするかどうか、そういったことの決定を含めて地方に移譲していく、そういう地...全文を見る
○北脇議員 ただいまの点については、全く委員と同意見でございます。  行政改革会議の性質については、この委員会でも議論があって、政府の方からは、各界の人が参加しているし、いろいろな形でヒアリングをしたりしていろいろな意見を聞いているのだというお話がありましたが、しかし、それは、...全文を見る
○北脇委員 私は、民主党を代表して、政府提出の中央省庁等改革基本法案に反対、民主党提出の行政改革基本法案に賛成の立場から討論を行います。  今回の行政改革においては、中央政府のスリム化は大前提であり、不可欠です。しかし、総理も担当大臣である総務庁長官も、この最も重要な点について...全文を見る
05月15日第142回国会 衆議院 大蔵委員会 第28号
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○北脇委員 民主党の北脇保之でございます。きょうは、金融システム改革法に関連して質問いたします。  まず最初に、さきのG7蔵相・中央銀行総裁会議で、日本の金融システムの安定化についてどのまうな議論が交わされたのかということを再度確認をしたいと思います。  この共同声明の要旨に...全文を見る
○北脇委員 ルービン長官の発言、それからまた共同声明そのものでも、日本の金融システムの安定化の促進ということをさらに促しているわけですから、ということは、今までの我が国の政府の取り組みで十分に金融安定化が、もちろん達成されているというわけはないのですが、その取り組みそのものについ...全文を見る
○北脇委員 今、大臣のお話の中にはっきり出ていたわけですが、ルービン財務長官は、日本の金融行政は護送船団方式というのが残っているのではないのかというような質問があったということが一つ。それから、米国側としては、基本的には、悪い銀行といいますか悪い金融機関、そういう破綻すべきものと...全文を見る
○北脇委員 私は、そこのところは見解を異にするのですが、いずれにしても、今までの我が国政府の金融システム安定化の取り組みというものについて、方向性ということについて、すべてを抱え込んでじわじわと先へ持っていくというのではなくて、もう少し、まさに短い、二、三年の間に根本的な対応をし...全文を見る
○北脇委員 そうしますと、三月末の時点で、十九行及び全金融機関それぞれにおいて、要処理額といいますか、まだ償却が済んでいないといいますか、未処理になっている不良債権の額というのはわかりますでしょうか。
○北脇委員 確かに、不良債権というのは動いていくものだということは、そのとおりだと思います。ですから、総じて十九行で十兆円の償却がこの三月期に行われるだろうとしても、またさらに不良債権そのものの額も動いているから、正直なところ、確たることを数字的に言うことは何とも難しいということ...全文を見る
○北脇委員 今後、金融機関の不良債権の処理をどのようにして進めていくのかということが問題だろうと思うのですが、先ほど大蔵大臣は、各銀行に処理を要請していく、それと同時に、今度の総合経済対策の中で、不動産担保債権の証券化を進める、そしてまた土地利用の促進をしていくというような中で不...全文を見る
○北脇委員 総合経済対策の中に、今の債権債務関係の迅速、円滑な処理というその一環として、資産担保証券、いわゆるABSを郵貯や簡保資金の運用の対象にするということについて平成十一年度に向けて検討するということが盛り込まれています。これについては、この仕組みを金融機関の不良債権の処理...全文を見る
○北脇委員 今の点はおっしゃるとおりだと思います。  ただ、きのうの緊急経済対策特別委員会でも、総理は何度か、不良債権の処理のことについて、バランスシートから落とすんだということをおっしゃっていました。そのことからすると、バランスシートから落とす一つの手段として、不良債権なり担...全文を見る
○北脇委員 もちろん、簿価でそのまま売るわけではなくて、今の米国系の金融機関のやっているようなことを見れば、十分の一とかなんとかで買いたたくということになっているということは、それはそのとおりだと思います。  ということは、そうしますと、今の御答弁だと、このABSを郵貯、簡保の...全文を見る
○北脇委員 それから次に、もう近々金融監督庁が発足するわけですが、それが発足したときの金融機関の破綻処理、これをどういうふうにやっていくかということをお尋ねしたいのです。  というのは、これまでの大蔵省における金融機関の破綻処理、いろいろなパターンがありました。例えば、阪和銀行...全文を見る
○北脇委員 そういう形に変わっても、基本的に金融機関の破綻処理の方法というのを官庁が決めるということは変わりないと思うのですね。  それが、例えば米国の例なんかと比べてどうかということをちょっとお尋ねしたいのですが、例えばRTCなんかの例をとった場合、これはSアンドLの処理に限...全文を見る
○北脇委員 時間が来ておりますが、私、今回の質問で一貫して申し上げたかったことは、今、日本の金融機関というのは非常に危機的な状況を抱え込んでいるので、今までのような先送り的なことではなくて、一定期間に限定して、もう破綻すべきものはするのだ、一番痛みのないように、国民に被害が来ない...全文を見る
05月19日第142回国会 衆議院 緊急経済対策に関する特別委員会 第5号
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○北脇委員 おはようございます。民主党の北脇保之でございます。  本日は、財革法の改正案、そして今回の総合経済対策、そしてそれらとの地方財政の関係について質問をいたします。  まず、今回の総合経済対策でも、地方財政の負担する部分というのが非常に大きくなっております。住民税の減...全文を見る
○北脇委員 ただいま大臣の方から、地方財政がここまで悪化した原因ということについて、二つのお答えがあったと思います。一つは景気低迷による税収の減少、そしてもう一つは景気対策による公共投資、それに伴う地方債の増発、こういつたことが地方債の償還費というふうになってはね返ってきている、...全文を見る
○北脇委員 今回の総合経済対策に伴う地方財政措置についてはまた後でお尋ねをいたしたいと思いますが、大臣も、ただいまの地方財政の悪化については、累次の経済対策に伴う地方税の減税であるとか、また公共投資の追加、こういったものが地方財政の悪化の一つの原因になっているということはお認めに...全文を見る
○北脇委員 景気対策が思うような効果を生じなくて税収が期待ほど伸びなかった、そのことが地方財政の悪化の一つの要因になっている、これはおっしゃるとおりだと思います。  しかし、そうはいっても、地方財政というのは、言うまでもなく国の財政とは違って単一の財政ではなくて、三千を超える自...全文を見る
○北脇委員 一般論として、景気対策について地方自治体も一つの役割を担っていくべきだということ、そのことは私はあえて否定はいたしません。  しかし、景気対策がうまくいってきたならばいいと思うのですね。しかし、九二年からもう累次の経済対策を打ってきましたけれども、ストップ・アンド・...全文を見る
○北脇委員 今、責任を痛感するというお話がありましたので、しからば、今の財源不足が毎年五兆円も生じるような地方財政、そして累積の借入金残高が、地方交付税特別会計の借入金の残高も含めれば当初予算ベースでも平成十年度末で百五十六兆円にもなっている。そして、個々の自治体を見たら、公債費...全文を見る
○北脇委員 ただいまのは大変抽象論で、今後景気が回復したとしても、それは今回の総合経済対策の効果がどの程度出るかにもかかわってくることですが、毎年度の財源不足で既に五兆円規模の財源不足が生じているという状態ですから、これを解消できるような財政状況に持っていくということがまず先決と...全文を見る
○北脇委員 地方財政が悪化してきているにもかかわらず、なかなか地方自治体の努力といいますか、それではなかなか解決しにくいという実態があると思います。  それは一つには、地方財政に対する国の関与というのが今の仕組みでは非常に大きい。平成十年度の地方財政計画八十七兆円ありますが、こ...全文を見る
○北脇委員 この話は、抽象論でやっても余り前に進まないものですから、やはりこれから地方分権推進計画も出るはずで、これは今国会の早いうちにと言っていたのがなかなか出てこないので、どうなっているかというふうには思っておりますが、そういうものもまた一つの材料として、具体的な議論をしてい...全文を見る
○北脇委員 今具体的な数字を示していただきましたから、この辺が議論のベースになっていくと思いますが、交付税そのものについても、本来一般財源ということであるわけですが、それがいろいろな形で、今の地域総合整備債などに見られるように、事業促進の一つの材料として使われる面も出てきている。...全文を見る
○北脇委員 次に、今回の総合経済対策における地方自治体の役割ということについてお尋ねをしたいと思います。  地方単独事業についても一兆五千億円が予定されています。ちょっと前置き的な質問になりますが、よく景気対策について真水という表現があるわけです。これは、政府が真水という言葉を...全文を見る
○北脇委員 政府の方の見解はそういうことだろうとは思うのですが、真水という言葉が世上流布していることは事実だと思います。そうしたときに、真水という言葉の印象というと、一つには、財政出動を伴うという意味だろうと思います。もう一つには、確実に需要をつくり出すんだ、どうなるかはわからな...全文を見る
○北脇委員 ただいまの御答弁で、大臣が地方自治体に対して本当に積極的に働きかけているということはわかりましたが、では、実際の対応がどういうふうになっているのか、四十七都道府県、そして十二政令市の対応がどうかということ、これは自治省の方で結構でございますから、お示しをいただきたいと...全文を見る
○北脇委員 大臣の御答弁の中にも、今回の公共事業そして地方単独事業の追加に合わせて、地方交付税の四千億円の増額をしているというお話がございました。しかし、これがどういう仕組みになるかということが、ちょっと地方自治体にとってわかりにくいといいますか、そういう部分もあろうかと思うので...全文を見る
○北脇委員 今回の交付税追加四千億円、これは新たな措置だということはそのとおりだと思います。しかし、それを地方財政全体の姿で見たときに、ではこの四千億円が、本当に地方財政にとって、国から地方財政の悪化の状況を少しでも和らげる措置となっているかどうかということを考えますと、これは大...全文を見る
○北脇委員 議論が大変細かいところに入ってしまって、私自身恐縮に思うのですが、私申し上げたいことは、今度の総合経済対策に伴う地方財政措置というのは、その交付税の穴のあいた部分を当面の対策としては穴埋めをしているというのは事実だとは思います。しかし、地方財政を考えるときには、自治体...全文を見る
○北脇委員 質疑時間が参りましたので終わりたいと思いますが、今、政府税制調査会の検討事項の中には課税最低限の見直しも含まれているということは確認をされたと思います。  ただ、いずれにしても、この制度改正といいますか、私どもは制度減税を主張しているわけでございますが、これは一つの...全文を見る
05月20日第142回国会 衆議院 緊急経済対策に関する特別委員会 第6号
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○北脇委員 民主党の北脇保之でございます。  私は、民主党、平和・改革、自由党、三会派共同提案によります財革法停止法案について質問いたします。  その前に、私、今回の委員会のこれまでの審議の中で、政府提案の財政構造改革法改正案、この問題点が明らかになってきたというふうに思いま...全文を見る
○北脇委員 ただいまの回答の中に、二年間執行を停止するということがこの提案に係る法案の主要なポイントということがございました。まず、なぜ二年間の施行の停止としたか、その点についてもう少し詳しく御答弁をいただきたいと思います。
○北脇委員 二年間の施行停止の間に最大限、全力を尽くして景気回復を最優先の課題としてやっていくべきだ、そういう考え方かと思いますが、私も現下の日本経済、そして財政の課題を考えたときに、アブハチ取らずになるような二兎を追うという考え方ではなくて、まず景気回復、経済再建、これに全力を...全文を見る
○北脇委員 この法案の骨子になってくる部分、それはもちろん法律の施行を二年間停止するということでございますから、それについての御説明がありましたが、それ以外に、政府提出の財革法改正案とこの三会派共同提案の法案、これを比較してどこがどう違うかということを、もう一度全体的に御説明をい...全文を見る
○北脇委員 確かに、二年間施行を停止するわけですから、キャップ制とかそういったことにとらわれることなく十分な景気対策を打てる、そういう状況をもたらすものであるというふうに思います。  そこで、施行停止期間後、二年後にどのようにしていくか、特に法体系、法律的なものをどうしていくか...全文を見る
○北脇委員 ただいまのお答えのように、この施行停止の二年間の間に財革法そのものを見直して必要な法整備をしていくということになれば、本来の財政構造改革というのはどうあるべきか、このことについてはっきりした考えを持ってそれを法律化していく、こういうことが必要になってくると思います。 ...全文を見る
○北脇委員 ただいまの三会派の答弁、ほとんど同じ方向を向いていると思います。歳入歳出、その両面にわたっての見直しの中で政府による適切な資源配分を実現していく、こういうことを目指していく。歳入面ではまず税体系の見直し、そして歳出面についていえば、地方分権そして公共事業の見直し等を含...全文を見る
○北脇委員 今、歳出構造の改革の中で非常に重要な柱になります公共事業の見直しについてお答えをいただいたわけですが、次に、歳入の方でいいますと、先ほどから議論が出ているように、恒久減税、制度減税が非常に重要だと思います。  そこで、私どもの参加しているこの三会派共同提案の法案によ...全文を見る
○北脇委員 この財革法の、施行というと何かちょっとほかの言葉を連想するのですが、施行といいますか、これが停止されれば確かに赤字国債についての縛りが外れるわけでございますから、当面の財源対策ということ、その手段が出てくる、そういう中で減税が可能になってくるということだと思うのですが...全文を見る
○北脇委員 確かに我が国の公経済といいますか、公的な部分というのは、会計の仕方が主として官庁会計でフローしかとらえていない、そのために資産の状況がどうなのかということが今まで明らかにされてこなかったという問題点があると思います。ですから、今の海江田委員の御指摘は、今の財政運営の非...全文を見る
○北脇委員 今のお話にありましたように、現在の税収の状況というのは、本来の、かつて達成していた税収額も達成できない状態になっているということですから、そのことを考えれば、今先生おっしゃるとおり、日本経済を本来の軌道に戻せば、とにかく本来の、かつて達成した税収額を達成していく、そし...全文を見る
○北脇委員 そうしますと、今景気対策、経済対策が必要なんだということ、これはもうどの党にとってみても異論のないところでございます。民主党についていいますと、この対策として平成ニューディール計画というのを発表しているわけでございますが、この機会にこの平成ニューディール計画についてち...全文を見る
○北脇委員 ただいまは、平成ニューディール計画の説明をいただきましたが、本当に、税制対策としても、恒久減税というだけではなくて、マイホームの譲渡損失の繰越控除制度だとかローン減税、そういうところまで政策減税として目配りをしておりますし、また、少子・高齢化が進む中で、児童手当の拡充...全文を見る
○北脇委員 本当に、今委員のおっしゃるとおりだと思うのです。今になって政府・与党は、不良債権処理のために検討機構を設けると。何を今ごろ言っているんだ、これは本当にどういうことなんだと言わざるを得ないと思います。不良債権処理が日本の経済再建のために本当にキーなんだと、これはもうどれ...全文を見る
○北脇委員 今、金融システム安定化のこともお尋ねしたわけですが、今の経済財政運営についての問題というのは、結局、私どもの主張は、とにかく今大事なことは経済再建をすることなんだ、そのことを通じて財政再建をしていく、こういう順序で考えなければいけないということを言い続けてきているわけ...全文を見る
○北脇委員 三会派それぞれに、今鈴木委員は中期的に見れば二者択一ではないのだということをつけ加えられましたが、それは私もそのとおりで、それは前提にしてのことだと思いますが、短期的に、特に現下の日本経済の状況を見れば、財政再建という目標と経済再建というものが本当に対立する概念に、非...全文を見る
○北脇委員 もう一つ、橋本総理が今までの議論の中でたびたび言ってきたことでちょっと考え方が違うなと思うことを一つつけ加えたいのですが、それは臨機応変ということです。財政構造改革を追求しながら臨機応変に経済対策もやるのだと言っていますが、それは臨機応変とは言わないのですね。結局、一...全文を見る
08月04日第143回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第1号
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○北脇委員 動議を提出いたします。  委員長の互選は、投票によらないで、高鳥修君を委員長に推薦いたしたいと存じます。
○北脇委員 動議を提出いたします。  理事は、その数を八名とし、委員長において指名されることを望みます。
10月06日第143回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第2号
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○北脇委員 民主党の北脇保之でございます。  きょうは、行政改革全般について質問をさせていただきます。と申しますのも、橋本内閣から小渕内閣にかわったということが一つございますし、中央省庁等改革推進本部において中央省庁等改革基本法に基づく作業が進んでいる、こういう時点でございます...全文を見る
○北脇委員 ただいまの長官の発言の中で、小渕内閣は行革に熱心ではないのではないかと言うと、そう言う人が熱心ではないんだというようなことをおっしゃいましたけれども、それは全く論理性はないと思いますね。熱心であるからこそ小渕内閣の姿勢を問うということで、問うこと自体が熱心でないことの...全文を見る
○北脇委員 小渕総理の行革についての考え方が一応まとまった形で出ているのが先ほども触れました所信表明演説でございますので、この内容について具体的なことを二つお尋ねしたいと思います。  一つは、十年の間に国家公務員の定員は二〇%削減を実現するように努力するということがございます。...全文を見る
○北脇委員 今の長官の答弁は、今度決められました立案方針にも書いてありますので、間違いないことだというふうに受けとめます。  しかし、これは非常に国民を惑わすというか、まやかしとも言えるのではないかと思うのですね。というのは、法律に書いてある内容は、まず十年間で十分の一の削減を...全文を見る
○北脇委員 私がただいま問題にしたのは、総理の所信表明演説で、二〇%以上削減するということ、それだけを言った。それはもちろん内閣として言っているわけですから、そのような所信表明ということ自体に問題があるのではないかということを私は申し上げたわけなのです。もし今長官がおっしゃるよう...全文を見る
○北脇委員 そのことは食い違っているようですから、さらに一つだけ言います。  そうおっしゃるならば、この立案方針の中で三十四ページのところに書いてある注書きですね。定員の十年間二〇%削減は、「少なくとも十分の一の削減」という法律で書いてあること及び「独立行政法人への移行」で実現...全文を見る
○北脇委員 全く答えになっていないと思うのですね。所信表明演説は、内閣総理大臣が内閣の主宰者として所信表明しているわけですから、内閣の一員でありかつ行革の担当者である総務庁長官としては、このような所信表明演説に対して責任を持っていると思うのですね。  もう一度、コストということ...全文を見る
○北脇委員 全く無責任な答弁だと思うのです。  私どもは別にコスト削減ということを否定しているわけじゃなくて、それは大変重要な課題だと思います。しかし、それを安易に、何のコストということについての定義もなしに、また、コスト削減の実現のプログラムの概要というようなことの用意もなし...全文を見る
○北脇委員 今のやりとりの中で小渕内閣の姿勢というものは浮き彫りにできたと思いますので、次のことへ進みます。  今後のスケジュールのことについて、先ほど長官からお話ありました、来年の四月には法案と計画を本部決定をするということでございましたので、このことからすれば、新体制への移...全文を見る
○北脇委員 今の答弁は非常に明快でしたので、それを了といたしますが、法律の中にはできれば平成十三年一月一日に移行すると、非常に珍しい表現であいまいに書いてあったものですから、その点は私どもいろいろ質問したのですが、今長官の答弁では平成十三年一月一日から新体制に移行、これは間に合う...全文を見る
○北脇委員 今、明快に、事務局原案の段階で国会に報告をするという御答弁がありましたので、そのとおりに実行をしていただきたいと思います。  それから、今の手順といいますかスケジュールのことなのですが、各省の設置法等の改正については今推進本部の方で鋭意取り組んでいるということは伺っ...全文を見る
○北脇委員 今の答弁ですと、来年の四月に策定される計画の中にそのスリム化を盛り込んでいくということだ、そういう答弁だと思いますが、一つ一つ考えていくときに、例えば事務事業について、これを点検して、廃止すべきものは廃止する、民間に移行すべきものは民間に移行する、さらには独立行政法人...全文を見る
○北脇委員 私も政府の中にいたことがありますので、その感覚からいうと、例えば予算査定とか定員査定、こういうものは各省側が要求省庁になって、それに対して例えば予算であれば大蔵省が査定をする、こういう形ですね。ですから、相手方から要求が出てきてそれを査定する、こういう仕組みで一種の調...全文を見る
○北脇委員 今のお話ですと、具体的なスリム化計画が出てくるということでございますので、その作業の結果を待ちたいと思います。  そして、同じことになってまいりますが、独立行政法人化ということについても、どういうプロセスでだれが独立行政法人化というものを決めていくのか、そしてまた、...全文を見る
○北脇委員 独立行政法人のことについては、法律そのものには仕組みということが書いてあるだけで、では、どういう趣旨でどういう機関を独立行政法人にしていくかということは、全く今後の議論だという形なわけですね。ですから、この点については、国民生活にも大変大きな影響のあることですので、幅...全文を見る
○北脇委員 今、この立案方針というものについて顧問会議に諮られたということはわかりましたけれども、意見のやりとりがどんなことがあったのか、これについては公表されているのでしょうか。  また、私は、この第三者機関の設置された趣旨が、省庁等改革基本法ができてしまうと後の作業が政府に...全文を見る
○北脇委員 今、議事録についても公開するということでございますので、これは本当にきちんとやっていっていただきたいと思います。  あと、たくさんの論点があって、用意していたわけでございますが、同僚の委員の皆さんからも質問があると思いますのでそちらに譲りまして、きょうは、日程の進行...全文を見る
11月27日第144回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第1号
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○北脇委員 動議を提出いたします。  委員長の互選は、投票によらないで、高鳥修君を委員長に推薦いたしたいと存じます。
○北脇委員 動議を提出いたします。  理事は、その数を八名とし、委員長において指名されることを望みます。
12月03日第144回国会 衆議院 財政構造改革に関する特別委員会 第4号
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○北脇委員 民主党の北脇保之でございます。  私は、今回の法案の法律的な側面、それから地方財政危機対策、この辺を中心に質問をいたします。  法律論に入る前にちょっと申し上げたいのです。私も国会審議に参加させていただいて二年ちょっとになりますが、この間、橋本内閣、そして小渕内閣...全文を見る
○北脇委員 ただいま大変率直な答弁があったと思うんですけれども、財政構造改革法の求めるところであるキャップ制等がデフレーショナリーなものであるということ、まさにそのとおりだと思います。そして、宮澤大蔵大臣は当時、廃止すべきだということを、ただ一人であっても敢然と財政構造改革会議で...全文を見る
○北脇委員 ただいま財政構造改革法を凍結するという言い方をしていますが、そのこと自体、非常に誤解を招く表現だと思うのですね。凍結というのは、法律そのものは内容的にそのままでも施行できるものであって、ただ諸般の事情で一定期間その効力を発揮させないというのが、普通、凍結であって、だか...全文を見る
○北脇委員 次の段階での、問題があるというかごまかしているというところをもう一つ言いたいと思うのですが、それは平成十一年度の予算編成の件でございます。  この予算編成、もちろんことしの夏の概算要求から、現在進行中であると思いますが、この予算編成作業というものは、概算要求の段階か...全文を見る
○北脇委員 さきの臨時国会は七月の末に召集されて十月の半ばまでありました。片方で予算編成の作業はもう進行しているわけですから、なぜこの臨時国会にこの財政構造改革法の廃止なり施行停止という法律を提案しなかったのか。  私は、皆さんの答弁を先取りして言えば、多分こういう答えが返って...全文を見る
○北脇委員 今の答弁はとても理解できないですね。結局、私がお尋ねした、なぜさきの臨時国会に停止ないしは廃止の法案を出さなかったかということについてお答えがあったということはわかるのです。ただ、そのお答えの中身が、結局党内のコンセンサスといいますか意見一致が、総裁の交代などもあり、...全文を見る
○北脇委員 それは大変おかしいと思うのですけれども、もう既に予算編成というのは一つの概算要求という形で、現実のところはアウトラインは見えた形で、しかも一つの方針があるからこそ大蔵省としても査定ができるわけで、現実を言えば、財構法は無視してといいますか、あるべき予算というものは考え...全文を見る
○北脇委員 答弁が非常に不十分で、これは国民に聞いていただければ、どちらが筋が通っているかということは明らかにわかっていただけると思います。  そこで、そのことを全然了解したわけではありませんが、今度の法案の法律的側面のことについてもお尋ねしたいと思います。  この法案の内容...全文を見る
○北脇委員 ちょっとよくわからない答弁ですけれども、文言上からいうと、もう一つ、停止解除に当たっては、再施行のために必要な措置を講ずると書いてあります。  ちょっと事務的なことになるかもしれませんが、この再施行のために必要な措置というのはどういうことを想定しているのか、ちょっと...全文を見る
○北脇委員 今の説明ですと、再施行のために、例えばキャップ制、これを単に数字的なものとか年次を検討するというだけではなくて、キャップ制をやるかどうかも考えなくちゃいけない。それからまた、目標年次とか目標の数値の定め方、そういったもの、それからさらには目的、趣旨まで検討し直さなけれ...全文を見る
○北脇委員 今度なぜこういう全面的な効力の停止ということをせざるを得ないかということを考えると、やはり現行法の内容が、実質的な意味を持つ部分がほとんどキャップ制に限られている、そこに不備があるというふうに思います。  財政構造改革というのは、前回のこの改正議論のときに私ども、制...全文を見る
○北脇委員 大蔵大臣は本当に素直に認められるので、質問しておってもちょっと拍子抜けしてしまうのですけれども、それだったらそのとおりにしていただければよろしいかと思うのです。その方法としては、もうはっきりこの際廃止すると言って、それと同時に内閣の方針としては新しい財政構造改革の方策...全文を見る
○北脇委員 この法案の文面からは到底大蔵大臣がおっしゃったようなことは読み取れないと思います。これは、法律というのはひとり歩きするわけですから、この法律の再施行のために必要な措置ということに本来限られてくると思うのですね。つまり、これは政府を財政構造改革ということでこうしろという...全文を見る
○北脇委員 今までのやりとりの中で、この法案の問題点というものはかなり明らかになったと思います。  きょうは自治大臣それから分権推進委員会の方からもおいでいただいていますので、そちらの方にちょっと移りたいと思いますが、地方財政のことについては、これはもう今大変な危機状態だという...全文を見る
○北脇委員 今の大臣の御答弁については、基本的な考え方は私もそのように思っております。  ただ、今大臣の御答弁の中にありました税財源の移譲ということ一つをとっても、これは、地方分権推進計画の中でも出ていますし、また今回の地方分権推進委員会の第五次勧告の中でも、補助金の一般財源化...全文を見る
○北脇委員 そういうことでは地方財政はますます悪化していくばかりで、もはや引き返せないところへ、その瀬戸際まで来ていると思うのです。  例えば、地方財政全体の借入金残高が百六十兆円に上る見込みであるとか、また、過去五年ぐらいさかのぼって毎年度の地方財源不足がどれぐらい生じている...全文を見る
○北脇委員 今の地方財政の危機を招いた原因を考えていくと、地方自治体の責めに帰するというわけにはいかないと私は思うのです。  なぜならば、まず一つは、地方財政危機の根本原因の一つに地方税の減収ということがあります。これは、経済政策は政府が決めているわけですから、その経済政策がう...全文を見る
○北脇委員 最後に、地方分権推進委員会の第五次勧告のことについてもちょっとお尋ねしたいと思うんですが、この第五次勧告、中間時点の論点整理、それと最終的な報告とを比較すると、まず第一に、委員会の答申は非常に、例えば直轄事業の区分等についても抽象化している。中間の論点整理は非常に具体...全文を見る
○北脇委員 私がお尋ねしたのは、そういう抽象的な表現を具体的な国道に当てはめていったときに、例えば一号から五十八号というようなところに当てはまってくるのかどうか、それ自体が非常にあいまいだと思うんですね。ですから、結局、委員会で報告を出しても、それはもう政府側にゆだねられてしまっ...全文を見る