喜納昌吉

きなしょうきち



当選回数回

喜納昌吉の2007年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月07日第166回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第1号
議事録を見る
○喜納昌吉君 私は、「美しい国、日本」というのは、日本一国ではなし得ないと思っているものです。なぜならば、もうこの地球上に六十五億人という人類が住み、この文明の浪費というものは、この地球の富がこたえ切れない僕は段階に達していると思っていますね。そして、人類というのは、もう未知なる...全文を見る
02月28日第166回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第2号
議事録を見る
○喜納昌吉君 一つ目に、北沢洋子参考人に質問します。  配付資料の二十三ページにある、世界の底流ブッシュのイラン攻撃は四月か、という北沢さんの文章の中にステルス爆撃機によるイラン攻撃計画が出ています。この記述を踏まえて質問します。  高性能の米空軍F22ステルス戦闘爆撃機十二...全文を見る
03月08日第166回国会 参議院 予算委員会 第6号
議事録を見る
○喜納昌吉君 民主党・新緑風会の喜納昌吉です。質問をする前に、一言申し上げたいと思っております。  最近、格差のひずみからわき出てくるように、日本各地でマンホール、釣鐘、ガードレールなど、金属製の資材が盗まれる事件が多発しています。大切な社会資産や文化財ばかりです。盗まれれば、...全文を見る
○喜納昌吉君 三か月から五か月ということですか。三か月から五か月ということですか。
○喜納昌吉君 だんだん増えていくんですね。  英国の放送、BBCや米国の雑誌などが先月相次いで報道していますが、米政府は核開発問題に敵対しているイランに対し爆撃計画を策定しているということです。また、先月末、参議院の国際問題調査会で、参考人の北沢洋子さんですね、米軍は、イラクに...全文を見る
○喜納昌吉君 特定の地域ではないということですね。それは、私の考えでは、イラン空爆に備えた配備ではないかと思っていますけど、どうですか。
○喜納昌吉君 先月チェイニー米副大統領が来日して日本の首脳陣と会談しました。麻生大臣は、米軍がイランを攻撃する場合、日本は後方支援などを依頼されたことはないかと私は思っているんですけど、どうですか。
○喜納昌吉君 具体的に、後方支援に関してはどうですか。
○喜納昌吉君 沖縄返還交渉に重大な密約があったことが西山記者のスクープによって暴露されたことがありますね。日米政府間には、特に国民を欺く歴史があると私は思っています。  確認したいんですけど、米軍がイランを攻撃する場合、日本は支持と支援を依頼されて応諾した事実はないですか。ここ...全文を見る
○喜納昌吉君 イラン、ごめんなさい、イランね。イラン、イランです。
○喜納昌吉君 西山さんの件がありますから、実際、後方支援の依頼を応諾したことがあるかないかを聞きたいんです、イランの後方支援。(発言する者あり)イランです、イラン。
○喜納昌吉君 繰り返しますけど、本当に日本側と副大統領との間にそういうイランの攻撃計画に対して何もなかったんですか。
○喜納昌吉君 西山さんの顔が浮かんでくるんですね、私。  繰り返しますけど、密約は絶対なかったということですね。
○喜納昌吉君 大体、密約を密談に替える癖がよくありますから、この辺は今後しっかり次の行動で監視していきますから、よろしくお願いします。  麻生大臣、日本が米軍のイラク侵攻を支持して重大な過ちを犯したと、私は、重大な失敗に加担したと思っているんですね。特にフセインやザルカウィ、ビ...全文を見る
○喜納昌吉君 まあ戦争はそういう解釈はあると思いますけれどもね。しかし、この戦争が本当に正義に基づいているものなのか、それは考えたことありますか。
○喜納昌吉君 私が、血と涙と、罪のない人たちの血と涙にどう思いますかと言うのは、人というのは本当に怒るときがありますね。いや、大臣は本当に怒ったことがあるか聞きたいですね。
○喜納昌吉君 まずテロを、私はテロを、テロもよく考えてください。テロが起きたときに、九・一一ね、結局は死体の山しかつくってないのよ、死体ね。五千名という人が死んでしまったときね。しかし、それも彼らの理由があるかもしれないんです。いかなる理由があっても、それからその報復としていかな...全文を見る
○喜納昌吉君 私は、アメリカの民主主義と平和というのを、たまに、よくあると思うんですけれども、ストーカーを例に例えれば、ストーカー、だれかを愛して追い掛けるんですけれども、その愛された者はたまったものじゃないです、これは。私はイラクもたまったものではないと思っているんです、実際は...全文を見る
○喜納昌吉君 イラン。
○喜納昌吉君 断ることができるか。
○喜納昌吉君 確かに、前回のイラクはアメリカがやったんじゃないですか。それに日本付いていったんではないですか。(発言する者あり)イラク、前回のイラク、前回のイラクは。
○喜納昌吉君 どうもこの辺はそうなのか、後でしっかり調べて、またお話しします。  では、高市沖縄担当大臣に質問します。  米軍基地を受け入れる段階ごとに地元の自治体に御褒美として交付金を渡すという出来高払方式を盛り込んだ米軍再編特措法案が二月に国会に提出されました。提案されて...全文を見る
○喜納昌吉君 確かに、十七年ぐらい前に蓮舫さんと高市さんと私と、一緒に音楽番組に出たのを覚えていますけれどもね。今の時期に、蓮舫さんとね、高市さんと私、一度音楽番組でお会いしているんですよね、どこかでね。ちょうどこの三名が今こうしてそこにいるというのが不思議だなと思っていますんで...全文を見る
○喜納昌吉君 この自立型経済というのをもう簡単におっしゃるんですけれども、自立とは何ですか、ちょっと。
○喜納昌吉君 自らの意思で立つ、有り難いですね、本当にね。そう立たせてほしいですね。  沖縄の施政権が米国から日本に返還された復帰以降の沖縄振興策は、沖縄と日本本土の格差を縮めるのが目的で、沖縄の全体的な発展を目指していたんですね。問題の交付金制度では、沖縄全土への発展という目...全文を見る
○喜納昌吉君 危惧というのは、あなたは言わば沖縄県よりも少しよそ者に近いんですね。これは私たちが危惧をしているのに、あなたが危惧してないということになるとこれは困るんです、はっきり言ってね。普通ならばどういう危惧ですかと聞くのが当然じゃないですか、普通に。まあいいでしょう。絶対に...全文を見る
○喜納昌吉君 私は、無念の涙をのみながら防衛省賛成に手を挙げたんですけれどもね。私は、久間さんは長崎出身ですから、どっかでは分かるんじゃないかと思っているんですけれどもね。  私は、今、高市大臣、日本の自衛隊というのは、防衛省というのはまだアメリカから自立できていないし、まだ信...全文を見る
○喜納昌吉君 ああ、ごめんなさい。もう一度ね。
○喜納昌吉君 まだ日本の防衛省はアメリカから自立できていないと私は思っているんです。
○喜納昌吉君 自立できていないと。
○喜納昌吉君 分かりました。  言うことを聞く自治体には褒美をやり、そうでなければ上げないというやり方は、沖縄の人の気持ちを逆なで、過去の歴史に追い込むことになると私は思っているんですね。その辺は気付きませんか、高市大臣。
○喜納昌吉君 分かっているのではないかなと思ってしまいましてね。  結局、今の交付金制度では、ひたすら、はいはいと言うところには上げて、ちょっと反対するところには上げないというシステムがつくられているわけね。これは沖縄だけいびつになるし、そういうことになってしまうと、沖縄がこれ...全文を見る
○喜納昌吉君 いつか時間があったらまたお話しできると思っています。  久間大臣に。なぜ今回、チェイニーが来たときには久間大臣とお会いしなかったのか。
○喜納昌吉君 私は個人的には、久間さんは長崎出身で、日本の心情をよく知っているし、癒着をすると困るんじゃないかなと思って避けてほかの方に当たったんではないかと思っているんですけど、それは間違いではないですか。
○喜納昌吉君 どうもありがとう。たくさんあったんですけど、残ってしまいました。どうもありがとう。
03月19日第166回国会 参議院 予算委員会 第12号
議事録を見る
○喜納昌吉君 民主党・新緑風会の喜納昌吉です。  まず、麻生大臣に質問します。  日本で発行されている月刊誌「軍事研究」の今年四月号に、「米太平洋空軍のトランスフォーメーション」という記事が載っています。これによると、ハワイにある米空軍ケニー戦闘司令部の分遣隊が今年一月初め、...全文を見る
○喜納昌吉君 そのケニー司令部の分遣隊が横田基地に来て活動を始めたというのは事実ですか。
○喜納昌吉君 この分遣隊の規模と目的について説明をお願いします、大臣。この分遣隊の規模と目的について説明をお願いします。
○喜納昌吉君 いつ横田基地に来たんですか。
○喜納昌吉君 分遣隊の横田派遣の通知が日本政府にあったのはいつですか。
○喜納昌吉君 何日ですか。
○喜納昌吉君 私の情報では一月四日になっているんですけどね。このわずか一日の差で、これでは検討する時間も異議を申し立てる時間もないし、これじゃパートナーシップと言いながら言いなりになるということになりませんか、麻生大臣。
○喜納昌吉君 同じ記事によると、分遣隊の目的は、将来の有事の派遣に備えて、ハワイの空軍、在日米空軍、航空自衛隊の間の連携を強化させ、作戦計画立案と共同作戦の即応態勢の速度を上げるためということが書かれているんですね。  麻生大臣、航空自衛隊との連携強化というのは本当ですか。
○喜納昌吉君 連携強化の面では。
○喜納昌吉君 在日米空軍と航空自衛隊の平時の訓練や演習の際、有事に備えて航空自衛隊もケニー司令部の指揮下に置かれているという実態はないでしょうか、大臣。
○喜納昌吉君 二〇〇六年六月だと思うんですけど、グアムの日米共同演習コープノースでケニー司令部が統制した事実がありますよね。これはどう思いますか。
○喜納昌吉君 だれか、だれか知っている方いませんか。だれか知っている方。
○喜納昌吉君 すり合わせですか。  記事に登場する元航空自衛隊幹部はケニー司令部について次のように語っています。米空軍は、湾岸戦争やイラク戦争で航空作戦の準備を整えるため随分手間取った、この経験から、戦域別、部門別の専門家を常駐させるためにつくられたのがケニー司令部だと語ってい...全文を見る
○喜納昌吉君 分かりました。  日米軍事関係の実態が日米安保条約の規定を特に逸脱しているんではないかということなんですね。だから、最近は安保条約という言葉を使わず日米同盟という言葉をやたらに使うのはどういう意図があるのかを少し聞きたいですね。
○喜納昌吉君 ケニー司令部は、日本が憲法を改正し、自衛隊がどこにでも米軍と展開できるようになるのを見越して戦略や戦争を決めてしまっているのではないかと。  どうですか、麻生大臣。
○喜納昌吉君 分かりました。  記事には、三沢基地の第一四戦闘飛行隊のF16十二機は一月半ばから四か月の予定でイラクに派遣された。イランによるイラクの民兵に対する秘密の軍事支援を偵察するのが目的に含まれていると書かれています。  麻生大臣、日本政府は三沢基地のF16がイラクに...全文を見る
○喜納昌吉君 麻生大臣はその事実を知っていなかったんですか。よろしく。
○喜納昌吉君 防衛省が知っているんですけど大臣が知らないということは安全保障上問題があると思うんですけど、どうですか。
○喜納昌吉君 そのような事実は認めているということですよね。
○喜納昌吉君 正に、三沢基地の米軍機は地球のどこへでも展開する戦力という記述どおりだと思います。この実態は日米安保条約の規定をはるかに逸脱していると思いますけど、大臣。
○喜納昌吉君 今までの日米安保の枠組みの範囲を超えているということを私は言ってるんですね。そのことに関しては。
○喜納昌吉君 それは、大臣の見解では、実態があれば法律の枠組みは超えてもいいということですか。
○喜納昌吉君 分かりました。  嘉手納基地に来ているF22が、向こう三か月ないし四か月以内にイランで有事が引き起こされればイラン爆撃のために出撃することは十分にあると思います。  麻生大臣、F22の嘉手納配備はイラン空爆をも潜在的目的とする配備ではないでしょうか。そのような認...全文を見る
○喜納昌吉君 将来、そのような事態が起きれば、どういうお言葉になるんですか。
○喜納昌吉君 抑止力という言葉ですべて消化されると非常に困るなと思うんですけれども、その抑止力というものに少し疑問があって私は質問しているんですけどね。将来、そのF22が本当にイラクに対して派遣されるようなことがあれば、どういうことになるかと本当は聞きたいんですけどね。  麻生...全文を見る
○喜納昌吉君 現在は基本的立場、現在は基本的立場だということですか。
○喜納昌吉君 累次の外務大臣もいいんですけど、現在の外務大臣はどうですか。
○喜納昌吉君 本当は、麻生大臣は知っているんじゃないですか、事実、密約があったこと。よろしく。
○喜納昌吉君 今は意外と本音を聞いたような感じがしますね。立場の範疇ということは、将来はいつかオープンにする時期が来るということですね。待っております。そうしたときに初めて私は、日本のこの軍事のアイデンティティーもしっかり備わっていくんではないかと思っています。  あの見付かっ...全文を見る
○喜納昌吉君 どうですか。この日本の安全保障にマイナスになるようなことをアメリカの公文書館が出すんですから、少しはアメリカに抗議をしたらどうですか、大臣。
○喜納昌吉君 少しぐらいはアメリカに物言えるような日本人になってほしいなと思っています。  麻生大臣、私が前回の質問で、イラクで米軍の攻撃によって十万人を超える罪のない市民が殺されていることを指摘したところ、麻生大臣は、戦争では多くの無辜の人々が巻き込まれる可能性は極めて高い、...全文を見る
○喜納昌吉君 具体的に、ちょっと済みません、ちょっと話がずれるんですけど、大臣は、沖縄で亡くなった、その戦争中亡くなった人たちとか、長崎で、本来ならもう負けることを知りながらまだ敗戦を認めずに、悲劇に遭った長崎の人とか広島の死んでいった人をどう思っていますか。仕方がないと思ってい...全文を見る
○喜納昌吉君 結果、私が聞きたいのは、その大問題でも私、大問題であることとしてどういうアプローチをするか、個人的な意見を聞きたいですね、どこかでね。よろしく。
○喜納昌吉君 分かりました。  分かりました。そういう心はないということですね。努力してくれるということだと僕は解釈します。  先般、外務大臣が主催する第三回イスラエル・パレスチナ和平信頼醸成会議に私も案内されたんですけど、このことは、二〇〇六年七月に小泉首相が中東を訪問した...全文を見る
○喜納昌吉君 貧困と絶望という言葉があるんですけど、今大臣が言っていることは私は悪いと思っていないんですね。ただしかし、貧困と絶望だけでは私は中東問題は解決できないと思っているんですね。人間には意思というものがありますからね。自分の生き方という信念もありますから。  その意味で...全文を見る
○喜納昌吉君 ちょっと少し気になる部分があるんですけれどもね。大臣の言葉から見ると、イスラエルは成功したという言葉があるんですけど、私はまだ成功していないと思うんですね。この辺は。
○喜納昌吉君 確かに、バルフォア宣言によって、一九四八年に建国されたと思うんですけれども、その基盤は農業政策にあったかもしれませんけれども、ただ基本的な歴史的な背景というものがまだ解決できてはいないのではないかと私は思っているんですね。その歴史に関してはどうお思いですか。
○喜納昌吉君 しかし、確かにこのイスラム教徒、ユダヤ教徒、キリスト教徒の中には二〇〇〇年の歴史が生きていますね、現在。そのことにはどう思いますか。
○喜納昌吉君 そのような歴史的な問題も勘案していきますか。
○喜納昌吉君 分かりました。  久間大臣に次に質問します。  大臣は、昨年の十二月から今年の一月にかけてブッシュ政権批判ともとらえられるような発言をしてきました。その真意は。
○喜納昌吉君 その二日後の二十五日には、安倍総理が、久間発言はイラク開戦前の段階の認識を紹介したもので問題ないと思うと擁護しました。しかし、二十三日の時点で久間大臣は、今もそう思う心境には変わりはないと発言されています。  総理の言葉は久間大臣の認識と矛盾していると思いませんか...全文を見る
○喜納昌吉君 チェイニー副大統領が来たときに、だれが見ても久間大臣をちょっと無視したような態度が見受けられたんですけれども、どういう思いですか。
○喜納昌吉君 まあ久間大臣の謙虚さを私は尊敬するんですね。自ら、位の高いと言っていいんですかね、チェイニーに対しての態度、言葉はよく選んでいると思うんですけれども、怒りませんか、ああいう。日本の大臣として私は怒るべきだと思うんですけれども、どうですか。
○喜納昌吉君 久間大臣が非常に冷静さを持っておるもので、絶対に日本は戦争をしないという確信をしましたので、よろしくお願いします。  どうもありがとう。
03月20日第166回国会 参議院 外交防衛委員会 第3号
議事録を見る
○喜納昌吉君 民主党・新緑風会の喜納昌吉です。  まず、予算関係の質問をします。外務省予算から始めます。  思いやり予算について質問したいんですけれども、日本政府は在日米軍に対する思いやり予算を昨年幾ら払いましたか。よろしくお願いします。外務大臣。
○喜納昌吉君 新年度予算には思いやり予算幾ら予定していますか。
○喜納昌吉君 新年度の予算には思いやり予算は幾ら予定していますか。
○喜納昌吉君 昨年と同じということですか、昨年と。
○喜納昌吉君 分かりました。  昨日、予算委員会で麻生大臣は、在日米軍が日本の安全を保障している限り、その他の在日米軍の展開は安保条約上は問題はないとの見解を示したんですね。ならば、在日米軍を支えている思いやり予算が日本の安全保障以外の米軍の展開目的にも利用されても問題はないと...全文を見る
○喜納昌吉君 関与するつもりはない、関与するつもりはないと。これは関与しないということですか。
○喜納昌吉君 きちんと対応していると思っていらっしゃるんですか。
○喜納昌吉君 どうですか、久間大臣、その辺は日本の防衛上アイデンティティーに問題はあると思いませんか。
○喜納昌吉君 ちょっとお二人の言葉がうまく理解につながらないんですけれど、結局は久間大臣は若干ニュアンスが違うんですか、今、麻生大臣との意見とは。
○喜納昌吉君 でも、麻生大臣の話を聞くと仕切られてない、仕切らなくてもいいという感じがあると、感じがしますけれども、そうではないんですか。
○喜納昌吉君 その思いやり予算がどの範囲内であるかということが明確に出されてないような感じがするんですけれどもね。仕切りは、日本の安全保障、日米同盟が信頼できるから出すと言っているのか、しっかりしたその仕切りをつくると言うのか、まだ私分からないんですけれど、また次に質問します。 ...全文を見る
○喜納昌吉君 いつ日本側の負担額が正式に決まるんでしょうかね。
○喜納昌吉君 日本側として、大体いつごろまでに持っていきたいという気持ちがありますか。
○喜納昌吉君 向こう側のペースに乗ると勝てないんじゃないかと思って、私は質問したんですけどね。  さっきの五百四十億円の話なんですけれども、海兵隊は毎年五百四十億円もの維持費を全部若しくは一部を日本側に負担をさせようと思っているのではないかという、その様子めいたことはないですか...全文を見る
○喜納昌吉君 是非、そうあってほしいですね。アメリカはうまいですからね、日本も負けないように。  この移転費をめぐる利権に、既に様々な方面から利益にあずかろうと、企業、団体、個人らが群がっているようです。  政府は、約六十億ドルのうち三十三億ドル融資する仕組みをつくっています...全文を見る
○喜納昌吉君 企業選定に当たっては、公正で透明な入札が行われるということですか。
○喜納昌吉君 この辺ではアメリカと日本政府はどっちの方がイニシアチブを取っているんですか。
○喜納昌吉君 沖縄の企業も参加する可能性はありますか、参加できる。
○喜納昌吉君 次、シビリアンコントロールについてちょっとお聞きしたいんですけど、シビリアンコントロールね。  今年一月、防衛庁が防衛省に昇格しました。国民、市民、文民による自衛隊制服組に対する文民統制、英語で言えばシビリアンコントロールになりますけど、ますますそのことが重要にな...全文を見る
○喜納昌吉君 具体的な強化策としては。
○喜納昌吉君 私は駄目だということが決してネガティブではないと思っているんですね。駄目だと少しぐらい思った方が謙虚でいいんじゃないかと思っているんですね。現在、その強化すること自体が駄目だということにつながると私は思っていないわけですね。少しぐらいは駄目だと思った方が私は、特に軍...全文を見る
○喜納昌吉君 麻生大臣の発言でも分かるように、日本政府は在日米軍が日本の安全保障以外で展開する部分について十分には把握していないような感じがするんですね。  例えば、ケニー司令部の統括の下で米空軍と航空自衛隊との関係が密接になっていきます。そのような場合、政府は航空自衛隊の動き...全文を見る
○喜納昌吉君 この辺の意思はしっかりしてほしいなと思うんですね。アメリカの指揮下の中に、配下になってしまうというのは、これは大変ですからね。  ただ一つ気になることがあるんですよ、私。横田にあった第五米空軍ですか、が本来はグアムの第三米空軍の方に統括されるという話が当初あったよ...全文を見る
○喜納昌吉君 いや、米空軍と言っているんじゃないんですよ、自衛隊が勝手に動いたという。
○喜納昌吉君 これは事実、その事実はあったということですか、今の話の事実は。
○喜納昌吉君 この辺をしっかり調べてもらえますか。
○喜納昌吉君 分かりました。  とにかく、そのシビリアンコントロールの中で、航空自衛隊が勝手に自分の意見を出してアメリカをとどめたということになると、これは大変なことですからね。この辺はよく注意しておいてください。  それから、久間大臣、大臣は今年一月に辺野古の滑走路一本でも...全文を見る
○喜納昌吉君 分かりました。よく誤解されるんですね。  米軍の日本と米国での対応の違いについて聞きたいんですけれども、その建設工事はサンゴ礁を始め海の環境を大きく破壊します。米国では、米軍は美しい海の環境破壊が予想されれば基地建設はしないんですね。この点で日本は米国に差別されて...全文を見る
○喜納昌吉君 肝心の沖縄県側が合意していないにもかかわらず環境調査を早々と始めるというのは余りにも拙速、そういう意味では思いませんか。
○喜納昌吉君 ただ、私は、米軍のこの対応の仕方に対して長官が心を痛めないのかというぐらいの、ちょっと聞きたかったんですけれども、余りにも沖縄に対しては抑え過ぎるという。よろしくお願いします。まあ防衛大臣もおるから、久間防衛大臣も。  米軍基地を受け入れる段階ごとに防衛省が地元の...全文を見る
○喜納昌吉君 沖縄の平均所得は、東京の所得は沖縄の二・五倍という、まあ一番所得が低いんですよね。だから、今のようなこの長官の考え方もいかがなものかと疑問を持ちながら、私、今聞いていますけれどもね。  まあ、言うことを聞く自治体には褒美をやり、そうでなければ上げないというやり方は...全文を見る
○喜納昌吉君 交付金格差を付ければ自治体間の開発、発展上の格差が起こると思います、私は。格差づくりを進めていながら認めたがらない安倍政権ですが、地域の発展がいびつになるおそれが非常に強いんですね。この点はどうですか、久間大臣。懸念しないんですか。
○喜納昌吉君 従来の振興策は残すと言われているんですけどね。沖縄の施政権が米国から日本に返還された復帰以降の沖縄振興策は、沖縄と日本本土の格差を縮めるのが目的で、沖縄の全体的な発展を目指してきたと思うんですね。問題の交付金制度では、交付が特定の自治体に偏って沖縄の全体の発展という...全文を見る
○喜納昌吉君 今回の特措法案は、防衛省が振興策を直接担う仕組みになっています。内閣府が担当している従来からの沖縄振興策とはちょっと異なり、巨額の国庫赤字を抱え、財政が極めて厳しい折、防衛省が扱う出来高払の振興策が加えられれば、従来の振興策予算は減ってくると私は思うんですね。つまり...全文を見る
○喜納昌吉君 振興策は内閣府の管轄でしたか、今現在においては。防衛省から、それじゃ沖縄のこの振興策を減らさないという注文できますか。
○喜納昌吉君 いや、減らせではなくして、残すという。
○喜納昌吉君 いや、だから、残っていくと思いますと言ってなくなるのが、よく、沖縄の政策の歴史ですからね。少しぐらいは、私がやりますぐらいの断言してくれませんか。
○喜納昌吉君 私のその問いにずっと自信を持って心配ないとおっしゃるから、個人的に言ってくれませんかと言っているんですね。どうですか、そこら辺は。まあ、ひそひそでも、言えないということは分かっていますから。  それじゃ、IMFについてちょっと質問したいんですけれども。これは財務省...全文を見る
○喜納昌吉君 財政状態の改善のため、出資金を増やしてほしいといった要請はありますか。
○喜納昌吉君 分かりました。  次、麻生大臣に日豪同盟の件でちょっとお聞きしたいと思っています。  麻生大臣、日本は今月十三日、オーストラリアとの間で安全保障協力宣言に署名しました。その中に、自衛隊と豪州軍の実際的な協力を強化するという文言があります。日米豪三国の戦略対話を含...全文を見る
○喜納昌吉君 今回の日豪宣言は、将来にかけて重要な意味を持つと思っております。  宣言文を読むと、テロや大量破壊兵器の拡散、災害救援、感染症大流行など、人間の安全保障上の懸念など、だれもが反対できないことの背後に、将来の集団的自衛権確立に備えての布石ではないかと思われる文言が入...全文を見る
○喜納昌吉君 見解の異なる部分をしっかりお話しいただければ。
○喜納昌吉君 私が懸念していることは、同盟を結ぶことを悪いと言っているんじゃないですね。ただ、日本は法治国家だから、法をしっかり守りながらやっていくならばいいですが、法の枠を飛び出して事を進めることはいかがなものかという考え方なんですね。  今日は私の質問は、もう時間来ました、...全文を見る
04月25日第166回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第3号
議事録を見る
○喜納昌吉君 新緑風会の喜納昌吉と申します。  寺島参考人にお聞きしたいんですけど、配付資料九ページのロシアのエネルギー帝国主義化は、エネルギー需給の安定化に向けて、ロシアとの関係は重大だ、深慮と正面から向き合う覚悟が求められると強調しています。誠にもっともなことと思いますが、...全文を見る
○喜納昌吉君 新緑風会の喜納昌吉です。  私の意見及び提言の骨子をお話ししますが、その前に、我が会派の木俣理事、直嶋委員及び私、喜納から文書で意見及び提言が提出されていることをお伝えします。  私の意見及び提言をお話しします。  戦後日本の外交は、日米同盟を国体、つまり国の...全文を見る
05月10日第166回国会 参議院 外交防衛委員会 第10号
議事録を見る
○喜納昌吉君 私は民主党・新緑風会の喜納昌吉と申します。  私は、何というんですかね、米軍再編には基本的には賛成しておりませんから、今後の外務省の行方と防衛省の体質について質問していきたいと思っております。  まず、戦後レジームからの脱却について質問をします。  麻生外務大...全文を見る
○喜納昌吉君 どうぞ、久間大臣も同じように。
○喜納昌吉君 戦後六十年たって機能しないと言われていますけれども、一般的に言って、レジーム、政治体制の脱却は、普通は政治体制の変更を意味するんですね。  日本の戦後体制は民主主義ですが、安倍政権は、民主主義はやめて戦前のような天皇制、軍国主義の全体主義体制に変えようという考えも...全文を見る
○喜納昌吉君 天皇制、軍国主義の全体主義体制に変えようという気持ちがあるのか。
○喜納昌吉君 体制は全体主義に変えるのではないとするなら、旧憲法の世界に戻ることではないとするならば、どのような新体制を考えているか、大体。お二人とも重要な閣僚ですから、答えてください。
○喜納昌吉君 過去にもない、今にもない、新しいということなんですが、それは環境問題ならば非常にすてきだな、すばらしいなと思うんですけど、今のような流れを見ていくと、それと反対の方向に向かっているんではないかという私は感がするんですけどね。  麻生大臣は、さきの外交演説で、ユーラ...全文を見る
○喜納昌吉君 分かりました。  独裁体制を民主化とするという体制変化を掲げてイラクを侵攻したブッシュ政権はすっかり行き詰まっているような感じがするんですね。ブッシュ大統領、今現在は私はレームダックという状態にあると思っています。ネオコンはしかしまだあきらめずに悪あがきしているよ...全文を見る
○喜納昌吉君 時代遅れ、時代遅れね。
○喜納昌吉君 時代、時代。ごめんなさい、ちょっと発音が悪くてね。  この麻生大臣が言われる新興民主主義国家であってもなくてもいいんですけれど、日本政府は積極的関与をしてほしいと頼まれたことはあるんですか、その国々から。
○喜納昌吉君 それは大臣の方から話を出した、その興味をもらったということですか。
○喜納昌吉君 それは、お話聞きますと世界の半分なのかなと思ったりするんですけどね、分かりました。  日本の戦後レジームは平和憲法を背骨に持つ民主主義の成長過程であり、依然日本社会は成長しつつあると私は思っております。それから脱却するとは私は愚かな考え方だという考え方を持っており...全文を見る
○喜納昌吉君 ならば、憲法九条と前文に対してどういう御見解をお持ちですか。一項、二項含めて、この憲法九条と前文の理念に関してはどういう御見解なんですか。
○喜納昌吉君 戦後レジームからの脱却という言葉を僕は安倍総理は使い間違えているのかなと思うときがあるんですね、どこかでね。もし戦後レジームからの脱却という言葉にしがみ付くのならば、いっそのこと沖縄を軍事植民地状態から解放すべきではないか、沖縄こそ典型的な戦後レジームの犠牲者ではな...全文を見る
○喜納昌吉君 私は、だけという考え方を持っていますけれどもね、実際はね。  やむを得ないとか、地政学上南にあることが、それはだれが勝手に決めたかと私は思うんですけれどもね。やはり、沖縄に対する基地の負担というのは、あるいは基地があった今までの歴史から見ると、これは、特に長崎の出...全文を見る
○喜納昌吉君 あそこでしかできないということをるる教えを受けたというのは、だれからですか。
○喜納昌吉君 まあそれは、米軍と自衛隊ならば納得しますけれどもね。  若干南にあるということをさっきお話しなさったんですけれども、南ならちょっとぐらい長崎にずらしたらどうですか。私はそうすればすべて流れはうまくいくと思います。どうですか、久間防衛大臣。
○喜納昌吉君 次は、まあこの話はそこまでにしておいて、次はネオコン政策について聞きます。ネオコンね、アメリカの。  米国でネオコンは末期症状というのかな、たそがれどきにあるのに、安倍政権がネオコンまがいの政策を打ち出せば打ち出すほどに日米間の認識の格差が深くなり、政策の食い違い...全文を見る
○喜納昌吉君 例えば北朝鮮外交ですが、ブッシュ政権は昨年の中間選挙で負けて以来、北朝鮮に対しては対話路線を明確にし始めているんですよね。それを今日まで続けていますけれども、日本は北朝鮮と首脳外交を演じた小泉総理の後をずっとそのまま継いでいるような感じがするんですよね。やっぱり拉致...全文を見る
○喜納昌吉君 そうです。今、アメリカは私流に言えば脱ネオコン、ネオコンからの離れがあるんですけれども、しかしまだその古いものを追い掛けているという、アメリカはもう体制が変革し始めているのに日本はいつも後追いをしてしまっている、ねじれがあるんではないかという。
○喜納昌吉君 かつて台湾を承認していた日本政府は、米国の頭越しの対中外交交渉の実施によって冷や水を浴びせられた歴史がありますよね、大恥をかいたというのか。日本が今のような強硬路線を続けていると、米国と北朝鮮がまた同じように頭越しに国交を正常化させるという事態に私はなりかねないと思...全文を見る
○喜納昌吉君 その全くないという自信はどこから来るんですか。
○喜納昌吉君 大臣はしっかり今の考え方をアメリカに通すような力を持ってくださいね。  これまで日本の防衛当局は北朝鮮の脅威を意図的に過大評価し、日本の軍備拡大に利用してきた節が感じられます。米国の軍産複合体と気脈を通じる日本の軍産複合体ないし防衛関連産業は北朝鮮の脅威を必要以上...全文を見る
○喜納昌吉君 アメリカはもう近いうち、やがて北朝鮮からテロ支援国家というものも肩書も外すと思うんですけれどもね。国交を早く正常化させ、北朝鮮の脅威を取り除く方が、私は巨額な軍備予算を消費するよりもはるかに賢い選択だと思いますが、そのような選択の方向に意識を向けた方がよいのではない...全文を見る
○喜納昌吉君 言わんとしていることは分かるんですけれども、ただ日本の外交が下手ではないかと私は思っていますね、あの自民党の外交がね。この辺はどう思いますか。
○喜納昌吉君 アメリカならばこういう形で、アメリカならばうまく六者協議に参加させながら核を廃棄させるということをとんとん拍子で持っていけるんですけれども、日本は一つも進展がないというのは外交能力に問題があるのではと私は思っているんですけれどもね。どう思いますか。
○喜納昌吉君 私は、こんなすばらしい外交力もあるんですけれども、それは、常に私が思うことは、アメリカのレジームに対して合わしている外交であって、日本のオリジナルのそのレジームという、もしレジームを唱えるならば、一番近い国を説得していくところから外交をしないと安全保障も成り立たない...全文を見る
○喜納昌吉君 だから私は、防衛大臣ですから、やっぱり人を殺す武器を扱うんですから、人類を殺す武器を扱うんですから、人間の安全保障に対してどういうことか分からないと言っちゃ非常に困るんですね。もう一回考えてください、よろしく、久間大臣。
○喜納昌吉君 自民党、確かに相手の体質もあると思いますけど、また相手の体質を砕くときには何も自公だけで外交するんではなく、共産党も社民党も民主党も使うぐらいの腹を持ったらいい方向に行くんではないでしょうかね。まあ勝手な考え方です。  文科省は、去る三月三十日、二〇〇八年度教科書...全文を見る
○喜納昌吉君 ほかの省庁とおっしゃるんですけれども、これは自公政権の役割ですから、そんなこと、沖縄問題に関しては、あれは名護の問題ですからそこは言えませんから、是非答えてください。よろしくお願いします。それはよその省庁の問題と逃げないでください。
○喜納昌吉君 ただ、安倍総理がアメリカに行ったときにはしっかり、従軍慰安婦のことに関してはある程度言葉を選んで謝っているんですけれども、沖縄のように弱いところ、押し込めばできるところにはぽんぽんぽんぽん変えていくというのは、この国の未来は果たしてそのような形でいいものなのかという...全文を見る
○喜納昌吉君 ただ、私がなぜそういうことを聞くかといいますと、よく時のファシズム政権を見渡してみると皆誇大妄想が多いからね。その辺から出たならちょっとまずいなと思ってですね。  安倍総理は、最近、集団的自衛権、すなわち日米共同の軍事行動を認める権利を研究する懇談会をつくりました...全文を見る
○喜納昌吉君 それは、防衛大臣はいい、それでいいです。  幅広い話をするということは分かるんですけど、内容の問題があって、それで憲法改正でも九条をなくすには時間が掛かるから、手っ取り早い方法として、憲法解釈によって集団的自衛権を確保したように思えるんですね。  やっぱり、度重...全文を見る
○喜納昌吉君 いや、選ばれたことは確かですけれども、確かに、いや、ヒトラーだって選ばれたからね。その後の、周囲がだらしないからああいう方向に行っちゃったんですけれどもね。それじゃ私は、周囲がしっかりしておれば安心だなという、麻生大臣から感じました。私も非常にポジティブです。  ...全文を見る
○喜納昌吉君 集団的自衛権を持ってしまうとテロの攻撃目標にされるんですよ。そのことをどうお思いですか。アメリカに参加してね。
○喜納昌吉君 是非研究して、沖縄も喜ぶような方向で考えてくださいね。  久間大臣、米軍再編についてのその特措法の正式な呼び名の頭には駐留軍等という言葉が付いています。この「等」は何を意味するのか、よろしくお願いします。
○喜納昌吉君 自衛隊も含むということですね。  日本に駐留していなくても、日本に立ち寄る、あるいは日本を通過する米軍も含まれていますか。
○喜納昌吉君 ああ、そうかな。もう歯止めが利かないんだね、これはやっぱり。  沖縄絡みですが、那覇空港沖に建設予定とされてきた同空港の二本目の滑走路を緊急時に米軍が使用できるようにしたいという要望が一九九六年十一月ごろ米空軍嘉手納基地の第十八航空団からあったことを示す文書が、つ...全文を見る
○喜納昌吉君 それでは、この文書の存在を、内容を早く表に明らかにしてくれますか、もしあるんならば。
○喜納昌吉君 アメリカに問い合わして取り寄せることはできないんですか。
○喜納昌吉君 だから、沖縄に関しては、さっき沖縄は地政学上であるとか南にあるとか、どんなことを言ってもいいんですけれど、それならば、堂々と沖縄と話をして隠さずに進めていくという方法をしないですか、久間大臣。
○喜納昌吉君 それで、今後それを細かく沖縄に説明してくれますか、沖縄県民に。
○喜納昌吉君 それならば、外務大臣、よろしくお願いします。
○喜納昌吉君 ああ、そうでしたか、失礼。
○喜納昌吉君 沖縄はいつもそういう、大臣はいつも同じお言葉掛けるんですけど、後でふたを開けるとそのとおりになっていたということがありますからね。  久間大臣、あなたは自衛隊で使われている隠語の共食いという言葉を知っていますか。──共食い。
○喜納昌吉君 共食い。知らない、隠語。──共食い。
○喜納昌吉君 実際はもう古くなった戦闘機をわざと海に落としてなくすとか。
○喜納昌吉君 ああ、そうですか。それじゃ。  ステルス戦闘機が沖縄に配備されたことがありますよね。そのとき、このステルス、F22を欲しくて、よく、いつも選挙前になるといろんな戦闘機が落ちて、沖縄で落ちてなくなってしまうからね。どうですか、これ。
○喜納昌吉君 断じてないということをしっかり調査してくださいよ。なぜならば、やっぱりこのステルス戦闘機、一機で二百五十億円もするからね。これだけを人間の安全保障に使えばどんなに人類が喜ぶか、私はそう思って、なるべくならば節約して、共食いもせずに古い機種はどこかにうまく保管して整備...全文を見る
○喜納昌吉君 いや、なぜかといいますと、やっぱり久間大臣がアメリカに文句を言って、またアメリカからしっぺ返しを食らうというふうなことの中で、ちょっと弱気になって、かみそりを送られるという訳の分からないことがありますよね。やはりそういう暴力社会を直していくためにも、我々はもっともっ...全文を見る
○喜納昌吉君 やっぱり外交、防衛も、外交だって防衛だと思っています、私は。やはり外交力というのはこれは非常に大きい知性に裏打ちされると思っていますので、是非、中国をけっ飛ばすときはアメリカもけっ飛ばすぐらいの、あるいは北朝鮮をけっ飛ばすならば、あるいは、まあ何というんですか、ある...全文を見る
○喜納昌吉君 はい、ありがとうございます。  伊藤一長のあの銃殺問題はテロと思っていますか、それとも単なる事件だと思っていますか。
○喜納昌吉君 そうですね。是非あの……
○喜納昌吉君 はい。  この暴力社会の台頭というのか、行政にやくざが入ってくるとか、これはある意味じゃ基本的には政治の腐敗から生まれてきますから、是非、松岡大臣の心も開いて真っ当な人間になるように、是非真剣によろしくお願いします。  どうもありがとうございました。
05月23日第166回国会 参議院 本会議 第28号
議事録を見る
○喜納昌吉君 私は、民主党・新緑風会の喜納昌吉です。  我が会派を代表して、米軍再編特措法案への反対討論を行います。  政府は、本法案提出の意義について、国として在日米軍再編に取り組む姿勢が明確となり、日米関係にとってもプラスになるとしています。しかし、巨額の思いやり予算に加...全文を見る
06月07日第166回国会 参議院 外交防衛委員会 第17号
議事録を見る
○喜納昌吉君 今日は、イラク特措法延長法案について質問します。  イラクのマリキ首相は、五月四日、エジプト国内で共同通信と単独会見を行い、イラクでの航空自衛隊の輸送支援活動は年内にも不要になるという趣旨の発言をしました。麻生大臣は、五月七日の衆議院イラク復興支援特別委員会で、イ...全文を見る
○喜納昌吉君 だから、その矛盾をどう解釈しているんですか、その矛盾。どうもマリキ首相の言いたい思いと麻生さんに、大臣に言ったことは、どうしても私の中では消化できないんですけれども。
○喜納昌吉君 分かりました。  今年五月八日のイラク議会は、百四十四対百三十一で、これは述べ二百七十五の中なんですけれども、米軍の撤退要求決議を採択しました。撤退を望む意見が初めて過半数を超えたそうです。その事実からすれば、日本政府のイラク支援は、イラク政府よりも米政府の意向で...全文を見る
○喜納昌吉君 イラク政府よりも米政府の意向でなさっているんじゃないかという。麻生大臣のこの言葉はね。
○喜納昌吉君 国連ですか。分かりました。  内閣官房、外務省、防衛省が出したイラク特措法についてという文書には、イラクの治安悪化の状況が簡単に描写されていますが、それを招いたのは、米軍などの無謀なイラク侵略戦争だったとの認識はないですか。
○喜納昌吉君 それじゃ、麻生大臣は、アメリカの失態はないというお考えなんですね。アメリカのその強引なイラクへの介入というものが反省する点はないということですか。
○喜納昌吉君 マリキ首相とのこのやり取りなんですけど、航空自衛隊の活動が死活的役割を果たしているというマリキ首相の書簡の内容の一部が紹介されています。その書簡はマリキ首相から日本側にいつ届けられたんですか。
○喜納昌吉君 これは麻生大臣、日本側からマリキ首相に書簡を書いてくれと頼んだことはないですか。
○喜納昌吉君 そういうこともやってしまうのかなと思って、どうも失礼しました。  共同通信のインタビューで、マリキ首相は、日本には経験と技術を生かした文民の分野での復興支援を求めると発言していますが、どのように受け止めていますか。
○喜納昌吉君 相手側の気持ちの説明は分かりますけどね。先日の櫻井議員の質問に対し、国際的には自衛隊は軍隊にしか見られないという答弁がありましたね。私もそれはそのとおりだと思っています。マリキ首相の発言の真意を酌み取るならば、自衛隊に代わるNGO、民間人による人道復興支援に変える時...全文を見る
○喜納昌吉君 この辺ですけれども、僕はもうちょっとこの辺は、そういう短絡的に、もうそういうことは、それ以外はないという考え方は少し変える時期に来ているんではないかと私は思っているんですけどね。まあそれはまた後ほどゆっくりお話ししますが。  久間大臣、イラクから多くの国が撤退をし...全文を見る
○喜納昌吉君 多国籍軍が早期撤収する可能性は低いと書いてあるんですけれどね。
○喜納昌吉君 イラク特措法についてという文書には。低い、その根拠は何か。
○喜納昌吉君 イラク特措法についてという文書にですね。多国籍軍が早期撤収する可能性は低いという。
○喜納昌吉君 そうです。文面に。もしなければ、私が読み違えたんならばいいですけど。
○喜納昌吉君 分かりました。後で確認します、もう一度。  イラク特措法に基づく対応措置に関する基本計画では、その基本方針で、人道復興支援活動を中心とした対応措置を実施するとしております。しかしながら、イラクにおける航空自衛隊の活動内容は、国連支援や人道支援物資などの輸送を行う人...全文を見る
○喜納昌吉君 これは、本当の心、本当の思いでおっしゃっていますか。
○喜納昌吉君 僕は、久間大臣は長崎の出身でもあるし、たまによくトイレで一緒に立って会話しながらさすがだなと思うときもありますけど、やはりアメリカに少しは気を遣っているのかなと思ったりもするんです、どこかではね。だから、この辺をだれか勇気を持って最初に、何というのかな、発言してくれ...全文を見る
○喜納昌吉君 今、アメリカが踏み切ったということ、日本が踏み切ったことではないと申されまして、実際日本はそれに参加していますよね。
○喜納昌吉君 いや、何らかの形でね。
○喜納昌吉君 久間大臣、踏み切ったというのはどういう時点で踏み切ったと言っているんですか、アメリカが踏み切ったというのは。
○喜納昌吉君 久間大臣は、今政府として踏襲していると言うんですけど、個人としてどう思いますか。
○喜納昌吉君 支持したことは正しかったということは、日本の国益の判断なのか、アメリカの行為に対してのどちらですか。
○喜納昌吉君 では、アメリカの行為としては間違った可能性もあるんですね。
○喜納昌吉君 日米同盟を結んでいるのにあそこはあそこの勝手ということでは、どこに同盟という信義があるのか私はちょっと疑問があるんだよね。それはなぜかというと、たくさんの日本国民の税金も使って投下したんだから、日本は。それは言うべきことははっきり言うべきだと思う。そして、久間大臣に...全文を見る
○喜納昌吉君 それじゃ、サマワに行った自衛隊の予算はアメリカが出したんですか。
○喜納昌吉君 確かに理屈にはなっているよね。ただしかし、支持したことは事実と。たまたま私はこれ税金の話をして、まあそれをよくつかまえたなと思っているんですけどね。支持した事実というのはこれはどうですか、その道徳的なモラルとして。
○喜納昌吉君 本当ならば、後世の歴史家に任すんではなくして麻生大臣がしっかりこうだったんだと言えば、私はすごいなと思うんですけどね。麻生大臣、二月二十一日の衆議院イラク復興支援特別委員会において、イラクが内戦状態ではないのかとの質問に対して、麻生大臣は内戦の国際法上の定義はござい...全文を見る
○喜納昌吉君 そこを聞きたかったんですね。定義がはっきりしないということね。  それじゃ、はっきりしない状況にはっきりした法案を提出することはいかがなものかという疑問が私にはあるんですね。結局内戦であるか内戦でないかはっきりしないところに今回、何というのかな、自衛隊を送ったりす...全文を見る
○喜納昌吉君 麻生大臣は内戦だか内戦ではないかというのははっきりしないと言っているんですが、それじゃ、久間大臣は内戦ではないとはっきり言い切っているんですか。
○喜納昌吉君 それはちょっと、こういう理屈って、へ理屈ということになりません。あそこの大統領のトイレでは戦争がありませんという話と変わりはないと私は思いますけれどもね。  今はイラクが内戦であるかないかを話しているんであって、どう思います、これのはっきりした答え出してくださいよ...全文を見る
○喜納昌吉君 私は、まだ麻生大臣の言葉の方が信頼できますね。内戦であるか内戦でないかはっきりしたものは分からないという、定義ができないという。しかし、そこで久間大臣は内戦ではないという、言い切ることは少し、もうちょっと外務省と防衛省は言葉をすり合わした方がいいんじゃないでしょうか...全文を見る
○喜納昌吉君 でも、少しは何か未来を感じましたね、今の言葉に。  さっきちょうど自衛隊が写真を、ちょっとこれと関連するんですけれども、写真をたくさん撮ったというね。そのときに私も撮られたと思っているんです、考えてみたら、目立っていましたからね。僕は、そのときに、たくさんカメラマ...全文を見る
○喜納昌吉君 絶対撮られていると思います。もし撮ってあるならば、僕も欲しいなと思っていますのでよろしく交渉してください。  麻生大臣に聞きます。  日本の外交の指針というのは日米同盟と国連を中心とする国際協調主義ですが、今でもそれは変わりませんか。
○喜納昌吉君 分かりました。近隣諸国、大いに勉強になりました。  その意味では、国際法とか国連憲章に関しては非常に大事だと思っていますか、麻生大臣。
○喜納昌吉君 分かりました。  麻生大臣、ちょっと済みません。難しいことをちょっと僕は帰ってきて勉強して質問することになっているんですけれども、非常にこの辺は間違うこともあると思うんですけれども、ゆっくり聞いてください。  三月八日の予算委員会で、イラク開戦の根拠を尋ねる私の...全文を見る
○喜納昌吉君 これは、いいですか。
○喜納昌吉君 今の見解は、それは日本政府の立場からですか。六七八と六八七と一四四一が特に、まあそれ以前に六六〇もありますけれどもね、これを三つまとめての根拠ですか。
○喜納昌吉君 三つ総合して勘案したということですね。
○喜納昌吉君 それでは、この三つについてちょっと一緒に話を持っていきたいんですけれども、国連憲章では国が戦争を起こす理由として許されているのは、自衛権と安保理決議による集団安全保障の行使の二つだけということは申し上げられましたよね。そのとおりですよね。  これ全部読んでいきます...全文を見る
○喜納昌吉君 今、大臣が申し上げたのは、その六七八の二項ですよね、これね、たしかね。これ、二項はこう書かれているんですけど、クウェート政府に協力している加盟国に、上記の第一項に定められているとおり、イラクが一九九一年一月十五日までに前述の決議に定められた事項を完全に履行しなければ...全文を見る
○喜納昌吉君 だから、そこが私との見解の違いなんですけどね。多分、麻生大臣は、これをもうちょっと目を通した方がいいと私は思うんですけど、普通、六八七では武力行使のことは規定されてないと私は思いますが、それから一四四一でもね。そうでしょう。やっぱりこれは、六八七が決議をされたときに...全文を見る
○喜納昌吉君 これはね、見解が違うと言うけど……
○喜納昌吉君 いや、だって、ちょっと少し、ブリックス査察官報告では、イラクは多くの点で査察に協力的で、更なる武装解除には数か月必要、査察の継続必要と言っているんですね。エルバラダイも、三か月にわたる突っ込んだ査察を行った後、現在まで我々は、イラクが核兵器開発計画を再開しているとい...全文を見る
○喜納昌吉君 一度、一四四一では物足りなくて、アメリカは、武力行使ができないということがありまして、イタリアとどこでしたかな、何か国かで武力行使の決議をしようという案を出したんです。それがフランスとドイツに断られているということは知っていますよね。そのことをどうお考えですか。
○喜納昌吉君 もう一度、この辺をなぜ聞いたかといいますと、一四四一の後に更なる武力行使のための国連決議を採択しようとしたこと自体が、一四四一までの決議では武力行使に不十分であることを米国は知っていたんではないかということを大臣は思ったことはないですか。
○喜納昌吉君 いや、私は、だから日本の立場としてどういうお考えですかと言っているんです。
○喜納昌吉君 それじゃ、麻生大臣は、これは安保理決議によってなされたということを明白におっしゃっていますね、それは確かですか。
○喜納昌吉君 今の世界のこの法解釈としては、安保理決議にあれはなかったということになっておりますね。その安保理決議は、クウェートの武力抗争に対する一つの、何というのかな、枠組みを与えているし、あとは六八七以降は、何というんですかね、あの大量破壊兵器の問題が明記されて、一四四一でそ...全文を見る
○喜納昌吉君 麻生大臣と一杯飲めることは非常に嬉しいことですから、今日の言葉は、是非やるやる。  ちなみに、僕は潜在的に共産主義体制を残す中国やロシア、あるいは宗教戦争でもつれている中東、混沌の中にいるアフリカ、反米的に傾斜している南米、身近なことで言えば北朝鮮、台湾問題をどう...全文を見る
○喜納昌吉君 いろんな問題があると思うんですね。特に、ロシアとの北方領土問題とか中国との尖閣列島問題、韓国との竹島問題、北朝鮮との拉致問題、それから台湾問題とか、これを解決する力があれば日本というのはすごいアイデンティティーを私は示すことができると思うんですね。  だから、自由...全文を見る
○喜納昌吉君 アイヌ新法ではアイヌの方々の先住民権が認められなかったんですよね。だから、それは多分国連が提唱する先住民の権利を表に出しちゃうと、今の日本の利権がちょっと少し、ちょっとひずみが入るというところがあると思うんですけれども。しかし、僕は、世界に先駆けて日本がそういう、本...全文を見る
○喜納昌吉君 とにかく、それなりの理屈は分かりますけれども、ただ、やっぱり先住民権を見詰めて、民族という帰属をさせていくぐらいの度量を日本は持ったらすごいなと思っているんですね。  どうですか、資本主義だろうが共産主義だろうが、軍産複合体という一つの病に僕は侵されていると思うん...全文を見る
○喜納昌吉君 その言葉だけで十分です。その後という言葉が、心があれば非常にまだ未来があるということですね。  ただ、私が思うことには、米軍再編であれだけお金を掛ける。もう普通考えてみなさい、沖縄の今回の海兵隊の件でも七千三百八億円とかね。  こういうお金、そこにお金を掛けるよ...全文を見る
○喜納昌吉君 いろんな状況をかんがみて決めるということの主体性ということを言っておるんですけど、二年間延長というのはちょうどブッシュ政権の任期の終わりと同じだから、配慮しているんじゃないですか、ブッシュ政権に。
○喜納昌吉君 二年ということは、決してブッシュ政権のその任期に合わせたものじゃないということですよね。
○喜納昌吉君 私は、松岡大臣がちょうどあの事故というのかな、事件というのか、起きる三日前に、国会から出ていくときに、はい、喜納先生という形で僕も松岡先生の手を握ったんですね、その感触がまだ残っているんですけどね。僕は非常にあのとき、あっ、この方は意外と純粋なところがあるんだなと僕...全文を見る
○喜納昌吉君 矛盾という言葉は矛と盾、いかなるものも盾を貫くというんですね、盾はあるいはいかなるものも通さないというのが矛盾というんですけど、戦わなければ元々矛盾というのはないんですよ、これは。戦うからこそ矛盾が生じるんですね。だから、我々は矛盾を超えることができるんですよ、実際...全文を見る
○喜納昌吉君 はい、ルイス・ポサーダ。
○喜納昌吉君 分かりました。次にお願いします。  麻生大臣に最後にもう一回質問します。  一昨日の犬塚議員の質問で、アメリカがペルシャ湾に空母を展開してイランと交渉することは、東京湾に空母を展開されているようなもので、国連憲章で禁止されている威嚇行為にならないかという質問があ...全文を見る
○喜納昌吉君 威嚇になる。
○喜納昌吉君 ああそうですか。中国ならば許してないですよね。
○喜納昌吉君 沖縄の辺野古沖に掃海艇を派遣することは沖縄に対する威嚇であると県民は受け止めていますが、久間大臣、沖縄は日本人ですか。
○喜納昌吉君 沖縄は日本人なのか聞きたいんです、私。
○喜納昌吉君 ああそうですか。後でまたこの議論もしようと思います。  以上です。
10月31日第168回国会 参議院 国際・地球温暖化問題に関する調査会 第2号
議事録を見る
○喜納昌吉君 よろしくお願いします。  人間が環境破壊に及ぼしている影響は既に自然の調整能力を超えてしまっているという指摘は正しいと思っています。特に、経済成長路線をやめない企業連合であるとか経団連、また似たような立場の経産省ですね、私は早急に考えを改めてほしいと思っています。...全文を見る
11月07日第168回国会 参議院 国際・地球温暖化問題に関する調査会 第3号
議事録を見る
○喜納昌吉君 よろしくお願いします。  日本はGDP二位、アメリカというのは一位ですから日米同盟が一番、二酸化炭素を生産していることになっていると思うんですね、一番。その意味でも私は、温暖化は地球規模であるにもかかわらず対策は国家単位を超えていないという感じがするんですね、国家...全文を見る
○喜納昌吉君 まず参考人から、国連に関して日本がどのぐらいアプローチできるのか。
○喜納昌吉君 まあ、非常にいい意見があったので、その話、さっき自民党さんからね。
○喜納昌吉君 はい。
○喜納昌吉君 資料はなるべく、あるんなら出してほしいですね。
11月28日第168回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号
議事録を見る
○喜納昌吉君 民主党・新緑風会の喜納昌吉です。  まず、沖縄返還密約についてお伺いしたいと思っています。  まず、毎日新聞記者だった西山太吉さんが暴いた沖縄返還時の日米政府間の密約に関して、高村大臣に質問します。  私が今年三月十九日の予算委員会で密約の存在を質問したところ...全文を見る
○喜納昌吉君 私は、自民党の衰弱はそういう隠ぺいにあると思うんですけど、本当に自民党を愛すならば素直に発言した方がいいと思いますけど、どうですか、高村大臣。
○喜納昌吉君 分かりました。今、今日初めてですから、そのぐらいで。  次は、岸田沖縄担当大臣に質問します。  大臣はさきの所信表明演説で、教科書検定意見撤回を求める県民大会に参加された皆さんの思いをしっかり受け止めながら、沖縄担当大臣の職責である沖縄の振興に精一杯取り組んでま...全文を見る
○喜納昌吉君 続いて、北部振興策について質問します。  二〇〇〇年度から予算執行された北部振興策は、二〇〇六年度、小泉官邸の強い意向が働く形で急転直下停止となり、凍結に追い込まれることになったと言われています。今月に入り政府は、凍結していた本年度分予算百億円を執行する方針を固め...全文を見る
○喜納昌吉君 ガラス張りにしてくれるということはどうですか。
○喜納昌吉君 お願いするんじゃなくて、やはり大臣は力がありますから、もう少しばしっとそういう政策を打ち出してしまうというぐらいの力を出してくださればと思っています。よろしくお願いします。  次は、アイヌ民族に関して質問します。  今年の九月十三日の国連総会本会議で、先住民族の...全文を見る
○喜納昌吉君 それじゃ、その定義のことを聞く前にちょっと聞きたいのがあるんですけれども、司法は二風谷ダム訴訟で先住民族と認め、事業を違法としながらも、土地収用の取消しはしなかったという矛盾があるんですね。事業は違法なのに土地の収用の取消しをしないという。事業は違法なんですけれども...全文を見る
○喜納昌吉君 私が言っているのは、今、先住民の定義とか定義ではないという質問をしているんじゃないんですね。要は、司法の判断の仕方が、事業は違法としながら、二風谷ですよ、二風谷のダムの件、事業は違法としながら、土地収用の取消しはしなかったというのがあるんですね。事業は明らかに違法と...全文を見る
○喜納昌吉君 それは分かりました、外務大臣。もうちょっと行くと、でも、そのぐらいのことは常識としてある程度はいかなる大臣でも知っておいてほしいなという気持ちありますね。その点は分かりました。  さらに、先住民の権利を、何というのかな、私がそこから感じる点は、先住民の権利をあいま...全文を見る
○喜納昌吉君 まず、基本的には、その先住民族という一つの団体あるいは権利というものに対してはまだまだ答えは出し切れないということなんですかね、実際はね。ただ、個人としての人権は認めるという、だからある意味じゃ日本民族であるという中に収めたいというのがまあちょっとうかがえるんですけ...全文を見る
○喜納昌吉君 分かりました。  ちょっと話はずれますけれども、私は、平成十九年二月十五日木曜日及び十六日金曜日の国際問題に関する調査会新潟視察で、クラコフ・ロシア総領事とお話ししてきたんですね。  北方領土問題は政治化されてしまっていると、中ロ国境問題のように解決を外交官に任...全文を見る
○喜納昌吉君 それがまあ国策だという話もありますけれども、固有の日本人の中にはアイヌの方は入っていますか、高村大臣。高村大臣、固有の日本人という中にね、この北方四島は固有の日本のものだという、日本人が住んでいたという言い方をしていましたけれども、アイヌ民族は固有の日本人に入ってい...全文を見る
○喜納昌吉君 それでは、彼らが最初に権利を主張した土地に関しては、その権利は復活する可能性はありますか。高村大臣。
○喜納昌吉君 岸田大臣はどうお考えですか。
○喜納昌吉君 それじゃ、もういいです、いいですよ。もうちょっと集中をね。私の言葉もたまに飛びますから、許してください。  次、泡瀬の埋立てのことに対して、ちょっと私、お尋ねしたいと思っています。泡瀬干潟の埋立てに関して質問します。  まず、環境アセスメントの問題からお話しさせ...全文を見る
○喜納昌吉君 アメリカのアセス、アメリカ環境保護局、EPAというんですけれどもね、のあれでは、事業の抜本的見直しを求めているのが大体十九件あって、一三・四%ですね、二〇〇二年から、一月—八月までね。環境的に不満足で実施すべきでないというのが四件ぐらいあって、二・八%ぐらいかな。 ...全文を見る
○喜納昌吉君 泡瀬は閣議アセスで、現在の基準より甘いという、だからアセス法ができ上がる一か月前にできているんですよね。何かそれ、駆け込みに、何というのかな、意図的に滑り込みでアセスしたのではないかという疑問があるんですよ、地元では。それ、やっぱりアセスに関しても非常に暴力的な感じ...全文を見る
○喜納昌吉君 いつも話は法律という話が出てくるんですけれども、私は法律をどう扱うかに懸かると思うんですけれども、今の丁寧という言葉は、それはそのまま受け入れていいですか。
○喜納昌吉君 もし丁寧というお言葉を使うならば、あそこに生息しているあれなんですけれども、クビレミドロなど希少種がアセス段階で入っていなかったとか、海草の移植は被度、工事の途中で五〇%壊れてしまったからもう移植する必要はないという、非常にこれ暴力的なアセスが行われているんですね。...全文を見る
○喜納昌吉君 泡瀬は県の環境保全指針評価ランクで一番なんですね。だから、厳正な保全をする地区になっているんですね。だから、丁寧で、今のお言葉を聞くと、任すという、まさか丸投げすることはないですよね。やっぱり新しく就任したんですから、しっかり現地に行って声聞くということをしてくれま...全文を見る
○喜納昌吉君 一区、二区で問われているんですけれども、第一区は二区よりも環境面で最も重要で、工事を行うと環境破壊が進むということになっているんですね。なぜこのような場所に埋立てを許可をしたのか。どう思われますか、一言でもいいから。
○喜納昌吉君 あるいはだれか専門家でもいいですよ。
○喜納昌吉君 事業の形態、施設も分かるんですけれども、ただ、なぜこの大事な場所をやっちゃうのかというのでちょっと疑問がありますね。これをちょっと説明します。  沖縄県レッドデータブックからなんですけれども、泡瀬の絶滅危惧種というのが魚類が六種、甲殻類が七種、貝類が百八種、鳥類が...全文を見る
○喜納昌吉君 非常にバラ色でいいんですけどね。沖縄県包括監査人意見書の評価とかには抜本的見直しが必要だという報告書もあるんですね。それは、非常に需要予測が甘いという、コスト意識が低い。それはなぜなら、新港も失敗している、島内の新港が失敗している。それから、西原・与那原マリンタウン...全文を見る
○喜納昌吉君 二百五十億円、七十五億円が沖縄市が出す数字なんですよね。一人当たり二十三万円になっちゃうんですね。その埋立て工事が国が三百八億円、県が百八十一億。国の渡す二十三億で県が購入。何か、非常に私はこの今の日本の財政が逼迫している中でこういう歳出を、赤字になるようなこと、地...全文を見る
○喜納昌吉君 そこでも需要の少ない新港東埠頭のしゅんせつでFTZの企業誘致を拡大するのか、具体的な事例を出してください。
○喜納昌吉君 辺野古基地建設のヤードにFTZ地区を使う案が一時あったが、今回の報告書に消えているんですが、なぜでしょうか。
○喜納昌吉君 新港の四万トンクラスの停泊できるしゅんせつは、軍艦の停泊を想定していないのか。
○喜納昌吉君 新港の四万トンクラスの停泊できるしゅんせつというのは、軍艦の停泊を想定していないのかを聞きたいんですね。
○喜納昌吉君 私が懸念するのは、下地空港が訓練飛行場から軍への転用の話が出てくるのと同じパターンなのかなという。ある意味じゃ、それは有事法制化をねらって沖縄に塩漬けの埋立てを、特に全国の、二〇〇一年にここは四分の一で一番多い埋立てがあるんですね。そのようなもし戦略があるのか、政策...全文を見る
○喜納昌吉君 今年でしたか、久間大臣のときに沖縄の辺野古に掃海艇ですか、そういう軍艦を入れたりする時勢ですから、ちょっと信用できない部分があるんです、そこのところは、政府のやり方に関してはね。そう思っております。  それから、次はアスベスト、次は米軍基地従業員のアスベスト被害に...全文を見る
○喜納昌吉君 是非、日米地位協定に基づく米軍直接の従業員にもそういう恩恵があるならばすばらしいなと思っています。  それから次は、認可外保育園のことでちょっと質問します。沖縄県内の認可外保育施設の支援措置について質問します。  沖縄の認可外保育園児は二万五千百十二人で全国最多...全文を見る
○喜納昌吉君 どうもありがとうございました。
12月05日第168回国会 参議院 国際・地球温暖化問題に関する調査会 第4号
議事録を見る
○喜納昌吉君 山崎先生に、その日本の文化の、国民性を、特殊性ではなく、国際的、普遍的な性格に重点を置いて説明するというのがあるんですけど、日本のその国民性の特殊性と国際的な普遍性のその断層を結ぶものはあるのか、それを聞きたいのが一つね。  それから、北岡先生には、一つは従軍慰安...全文を見る
○喜納昌吉君 日本人が持っている特殊性と、特殊性、文化ね、それからその国際的な普遍的なものとには必ず一つのブリッジがあると私は思うんですね。その断層をどうして埋めるのかね、そこに文化運動があると私は思っていますけどね、これを聞きたいと思います。
○喜納昌吉君 ブロークンイングリッシュというのがあるならば、ブロークンジャパニーズもあると思うんですよね、沖縄の言葉でね。そういう一つ、そこから生まれてくるこのエネルギーをどうとらえているのかね。
○喜納昌吉君 ミュージシャンで、特にサザンオールスターズの方々の歌い方が非常に英語的な日本語でしょう。そういうものとの関連性はないですか……。
12月18日第168回国会 参議院 外交防衛委員会 第13号
議事録を見る
○喜納昌吉君 民主党・新緑風会の喜納昌吉と申します。  今、人類は新たな転換期に差し掛かっていると思っています。地球温暖化や砂漠化、紛争やテロなど、我々が直面している問題は人類規模、地球規模に広がり、これらに対処するには国家規模、同盟規模では到底間に合いません。病み疲れた地球を...全文を見る
○喜納昌吉君 現在のような防衛族議員のたまり場のような組織になったのはいつごろからですか。
○喜納昌吉君 この創始者は笠井重治先生となっているんですけど、明らかに所期の目的を逸脱していると思うんですけど、どうですか。
○喜納昌吉君 報道によると、この協会は、元は日米文化振興会という名称でしたが、二〇〇一年に秋山直紀氏が買い取る形で引き継ぎ、名称が現在のように変わったとありますが、これは事実ですか。
○喜納昌吉君 この協会は現在も外務省管轄下の社団法人なんですか。
○喜納昌吉君 当初の目的を大幅に逸脱した組織を今も文化交流を目的とした法人として認め続けているのはおかしいと思いませんか。
○喜納昌吉君 いいお仕事をしているとおっしゃっていますけど、協会が不祥事の温床になっていた可能性が出ている今こそ、外務省はこの協会を解散させるべきではないかと思いませんか。
○喜納昌吉君 どう考えても良好な運営とは思えませんですけど、何か解体できない理由でもあるんですか。
○喜納昌吉君 どう考えても良好な団体という、運営という感覚はないんですけど、客観的に見てね。何か解体させると都合が悪いようなものがあるんですか。
○喜納昌吉君 防衛省の不正を見てもほとんど報告はでたらめな感じがありますけど、それは単純にすぐ報告で判断するんですか、副大臣は。
○喜納昌吉君 しっかり立ち入ってください。そうしないと、何か国民よりも防衛産業、防衛族議員、あるいは米国の軍産複合体の方が大切なのかなと一瞬思うことがありますから。  どうですか、いっそのことこの協会を解散させ、もし強いて残すならば、文化交流というこの言葉をはいで軍事交流とか、...全文を見る
○喜納昌吉君 国家の危機のときには政治判断というのを強く出さなくちゃいけないと思いますので、良くないなと思いましたらばしっと切るという態度を示せば自民党も少しは人気を取り戻すのではないかと思っていますし、多少なりともね。是非頑張って、よろしくお願いします。
○喜納昌吉君 ブッシュ米政権が開始した対テロ戦争の基となったとされている国連安保理第一三六八号決議について質問します。  この決議は、国連憲章第五十一条の自衛権の存在を確認しましたが、具体的な軍事措置をとることを求めるものではなかったと思いますが、外務大臣はこの点をどうお考えで...全文を見る
○喜納昌吉君 示唆する。まあ私が言いたいのは、一三六八号決議は、テロに対する自衛行動は認めても直ちに戦争開始につながる問題の解決を求めていたものではないと思っているんですね。その示唆するという個別的自衛権、集団的自衛権、それはどういうとらえ方をしているんですか、大臣。この示唆の問...全文を見る
○喜納昌吉君 あらゆる方法を駆使してもいいという形で個別的自衛権、集団的自衛権。そして、日本政府はどの方法を選んだんですか、日本政府は。日本政府はどの方法を選んだんですか。集団的自衛権を選んだということですか。
○喜納昌吉君 日米同盟というところからちょっと考えてほしいんですけれどもね。思うに、ブッシュ政権は、テロ事件への対応策を対テロ戦争ないしテロとの戦いと呼んで戦争行為として位置付け戦争に突入したと思うんですけれども、そこには最初から無理があったとは思いませんか、大臣。
○喜納昌吉君 国連のことはさておいて、日米同盟という観点から、特に自民党政権は非常に日米同盟を中心にして国連のことを考えていますからね。そうなると、アメリカがそういう行為に出たということは、普通、同盟ならばある程度の共犯意識を持ったって構わないと私は思うんですけれども、どうですか...全文を見る
○喜納昌吉君 すばらしいですね。それは日本の、安全保障のアイデンティティーがあるということを宣言していますからね、すばらしいことです、これは。  それから、ブッシュ政権の当時の最大の欠点は短絡し過ぎたところにあると私は思っているんですね。そのテロを生み出す背景としてのいかんとも...全文を見る
○喜納昌吉君 大臣は何年生まれか知らないんですけれども、かなり古いアメリカ観につかまっているのかと思うときもあるんですけれども、それでもアメリカは、米国は九・一一事件の当事国であり最大の被害国だったんですね。ブッシュ政権が怒ることも理解できないわけじゃないんですけれども。問題は、...全文を見る
○喜納昌吉君 それは一つ、同盟関係は傷付けちゃいけないというこの考え方がちょっと私は理解できないですね。同盟関係だからこそ、相手に、そのアメリカという国が未来をつかまえるためにはっきり日本が物を言うことこそが本当の同盟の道ではないんですか、外務大臣。
○喜納昌吉君 最近の自民党の中枢の方々の言葉を聞いてみると、小泉に自民党を壊されたと思っているんですけれども、実際は日米同盟も壊しているんじゃないですか、外務大臣。
○喜納昌吉君 念仏を唱えるようにテロ、テロ、テロすれば何でもいいというのはちょっと少し考え直してもいいんではないかと思うんですけどね。  パキスタン、アフガニスタン、イランの沿岸で、ペルシャ湾へと続くインド洋北西部は間違いなく戦闘地域です。テロ特措法によって海上自衛隊は、米軍な...全文を見る
○喜納昌吉君 それでは、海上自衛隊からの給油している場所は戦闘地域という認識はないということですか。防衛大臣、石破大臣。
○喜納昌吉君 大臣、それならば、何も自衛隊を送らずに普通の民間のタンカーを送れば、これが問題を起こさなくていいんじゃないですか、大臣。
○喜納昌吉君 石破大臣の例え話はちょっと少し、もっとセンスを付けた方がいいと思いますね。  歌舞伎町のドンパチは、あれはやくざです、悪いけどね。やくざと自衛隊を一緒にするというのは、あれは周囲の戦いに一緒にするというのはどういうことですか、これは。していない。相手がやくざね。本...全文を見る
○喜納昌吉君 だから、要は歌舞伎町で当てはめる法律とこのやっぱり給油新法に当てはめる法律は全然次元が違うから、私は、その場所は潜在的戦闘地域ではないかと、潜在的戦闘地域として政府はとらえているのか、それを聞きたいんですが。
○喜納昌吉君 行わないというのはどういうことですか。
○喜納昌吉君 それならば、それまでに神経質にならずに、やはり民間のタンカーを造って、そんな無駄な経費も使わないで、無駄な時間も使わないでやるということが賢明だと私は思うんですけれども、やはり日米同盟として弱みでもあるんですか、石破大臣。
○喜納昌吉君 大臣は話を細かく淡々と説明してくれるんですけど、しかしよくこれをさかのぼってみると、日本国憲法に無理をさせていたところから大臣は論理を組み立てているような感じがするんですね。  大臣は、日本国憲法と日米安保条約のどちらの方が上にあると思っているんですか。
○喜納昌吉君 分かりました。  沖縄の米海兵隊普天間航空基地に代わるあの辺野古でのV字形滑走路付きの大型基地建設計画が決定される際、守屋容疑者の介入で地元土建業者らとの癒着などがあったと盛んに報道されていますが、既に前の那覇防衛局長が当局から事情聴取を受けているということです。...全文を見る
○喜納昌吉君 一九九〇年代半ばのあの橋本政権時代に普天間基地返還と代替基地建設が決まったんですね。当時の大田沖縄県政の調査などで、海兵隊は、少女暴行事件に対する厳しい沖縄世論を受けて普天間基地の無条件返還さえ選択肢として考えていたという情報が明らかになっているんですね。しかし、不...全文を見る
○喜納昌吉君 守屋氏が石破大臣に抜てきされて事務次官になって逮捕されるまでに、様々な政策を出して、また不祥事を生んでいるんですね。これらをもう一度客観的に検証して新しい答えを出す責任が私は石破大臣にはあると思うんですけど、どうですか。
○喜納昌吉君 私も政治家ではあるんですけど、大臣になると非常に困るところもあると思うんですね。そう思ってもそうは言えないとかね。  情報保全、石破長官が二〇〇三年に、四年までに情報保全隊というのを作っていますよね、イラク反対動向調査とかね。どう考えてもこれは暗いやり方ですよね。...全文を見る
○喜納昌吉君 ちょっと資料を配付をしてほしいんですけどね。    〔資料配付〕
○喜納昌吉君 私は、何も沖縄だけにとらわれて質問しているんではないですよ。ただ、石破さんが守屋さんを世に出して、彼がやってきたその過程の中で、あらゆる日米の安全保障環境に対して、非常に今までは平和国日本あるいは平和憲法という一つの概念があったんですけど、それが壊されていることに対...全文を見る
○喜納昌吉君 それでは、外務大臣、よろしくお願いします。同じ質問、お答えを。
○喜納昌吉君 だから、その少女暴行事件を契機にして沖縄のことも考えなくちゃいけないということの心情は、そのとおりですか、防衛大臣。
○喜納昌吉君 分かりました。  その前というのは、ちょっと少しこれは石破大臣が沖縄のことを思ってその前のことの歴史を述べたと思うんですけどね。ただ、不思議なことに、このSACOというのは九五年十一月十九日に設置されたということで日本で報道されているんですけど、お手元に配付した資...全文を見る
○喜納昌吉君 じゃ、次はこれはしっかりやっていく。これ大事な問題ですから、今後出てくる問題だと見てますからね。  ということであると、沖縄のこの少女暴行事件という、沖縄感情をうまくある戦略に仮装して日本からお金を引き出したという結果になっちゃうんですね。その六十億ドルですか、グ...全文を見る
○喜納昌吉君 政府は、さきに入管での外国人入国者の顔写真撮影と指紋採取を義務付けましたが、日本に入国する米軍要員全員にも義務付けてますか。外務大臣、答えてください。  今、言葉聞き取れましたか。  政府は、さきに入管での外国人入国者の顔写真撮影と指紋採取を義務付けましたが、日...全文を見る
○喜納昌吉君 分かりました。  どちらでも構いませんけど、米軍要員が義務にしなかったか否か、どのようにして確認するか、その確認事項、防衛大臣、指導ください。よろしくお願いします。よろしくお願いします。
○喜納昌吉君 沖縄の問題ではなくして、ただ米軍にとって指紋採取をしてますかということを聞いているんです。これは後で調べてください。  さて──いや、いいです、いいです。いいです、これはいいです。
○喜納昌吉君 もう時間もなくなりましたので、最後の質問をして終わります。  さて、東北アジアの状況は、北朝鮮問題をめぐる六か国協議から大きく派生する形で、米朝和解から米朝国交正常化の方向にじわりじわり動いています。米朝が国交を正常化したら、北朝鮮を事実上の仮想敵国に見立てて外交...全文を見る
○喜納昌吉君 はい、また次に。ありがとうございました。どうも。