木下厚

きのしたあつし



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木下厚の2000年の発言一覧

開催日 会議名 発言
11月08日第150回国会 衆議院 外務委員会 第2号
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○木下委員 おはようございます。私は民主党の木下厚でございます。  さて、最初に、在日米軍特別協定について質問させていただきます。  私は、これまでジャーナリストとして日本全国の在日米軍基地を何回も取材し、いろいろな雑誌に原稿を書いてまいりました。そうした中で私がいつも疑問に...全文を見る
○木下委員 そうしますと、日米のコスト負担については具体的にどのような結論が出されているのでしょうか。在日米軍のコスト負担についてはどのような道筋、あるいは結論、あるいは将来にわたってどういうような方向性が出されているのでしょうか。
○木下委員 そうしますと、平成十三年度概算要求額二千五百七十九億円、この金額はどういう形で算出されたのか。米国の言うがまま、持ち上げてきた金額をただ並べて、そこから何%削れとか、あるいは、例えば今回のように、光熱費が大きいから三十億削れだのという話に終始したのか。ただ三十億削る、...全文を見る
○木下委員 そうしますと、今、米国の同盟国の中で日本の駐留経費というのは飛び抜けて大きいわけですね。巨額である。一体、なぜ日本だけがこれだけ巨額なものを負担しなければいけないのか、なぜこれだけ巨額になったのか、その根本原因をもっと政治レベルなりで検討すべきじゃないかと思うのですが...全文を見る
○木下委員 いや、絶対額だけの比較じゃなくて、他の国の米軍基地と日本の基地を比較してみると、規模、それからぜいたく性というんですか、施設その他、やはりこれは日本だけが飛び抜けているんですね。ですから、日本に置けば大盤振る舞いしてくれる、安くしてくれるというアメリカ側の思惑どおりに...全文を見る
○木下委員 そうしますと、来年改定ということで、それからさらに五年後、あるいはもっと将来、この思いやり予算について、例えばもっと削減するとかなくしてしまうとか、そういった形での議論というのはこれまでなされていたことがありますか。それとも、今後の問題として何らかの方針があるわけでご...全文を見る
○木下委員 そうしますと、大臣からはお答えいただけないとしても、いわゆる政治レベルの話でいろいろな選択肢があって当然だと思うのですね。例えば、五年後、政治状況が、日本を取り巻く軍事情勢がこういうふうに変わるという想定のもとに、ある程度シミュレーションを描いて幾つかの選択肢を今のう...全文を見る
○木下委員 それでは、もう少し個々の問題について御質問させていただきます。  まず、労務費についてでございますが、現状では、在日米軍労働者二万四千五百人ということでございますね。このうち、我が国負担の上限が二万三千五十五名、約千四百八十七億円、それから上限を超える千五百名、約八...全文を見る
○木下委員 基地労働者の人事管理について、いわゆる基本労働契約、MLCですか、この場合、給与支払いを含め、日本側で把握している。しかし、いわゆる基地内の物品販売業、ここで働くいわゆる諸機関労働者、IHA、これについては給与支払い事務は米国が握っていて実態がよくわからないと言われて...全文を見る
○木下委員 最近、私のジャーナリスト仲間から、基地を通じてこういう情報が入ったのです。最近、アメリカ人の家族の方の労働者が非常にふえている。中には、今まで米国人であったのが突然日本国籍に変えて日本人労働者として採用される、米国人にとっていわゆる失業対策になっているのではないかと言...全文を見る
○木下委員 基本契約労働者、この職種を見ますと、これはここに資料がありますが、千何種類もあるのですね。見るだけでもう大変な職種が多岐にわたって採用されている。その中でよくわからないのがあるのですね。それから明らかに、こんなことまで日本人が負担していいのかというものまであるわけです...全文を見る
○木下委員 ただ、どうなんですか。レクリエーション事務職とか専門職とか、あるいはダイエットコックとか、こんなものまで本当に必要なんでしょうか。こういったものはむしろ削って人員整理をすべきではないか、そう思うのですが、いかがですか。
○木下委員 では次に、提供施設整備費、これが九百五十億円ということなんですが、米軍の住宅、これが九八年十一月現在、一万四千六百三十八戸ということで、私も米軍住宅を何回も見せていただいたのですが、その住宅の主流タイプが一戸当たり三LDKで百四十五平米。これは私どもの通常のマンション...全文を見る
○木下委員 そうすると、米軍の言いなりの住宅であるということでございますね。  それからもう一つ、思いやり予算で、私も基地を回ったのですが、軍用機のシェルターとかヘリポート、あるいは空挺訓練施設などがつくられているわけですね。あるいは、横須賀や佐世保の岸壁には、いわゆるコールド...全文を見る
○木下委員 もう一つ言わせていただければ、山口県の岩国海兵隊基地がございますが、ここで滑走路の沖合移設工事が進められていますね。この埋め立てにより関西空港の四倍にも相当する広大な海がつぶされ、完成時には七百八十ヘクタール、これは現在の普天間基地の一・七倍になると言われています。二...全文を見る
○木下委員 経費の当てもなく移設するという非常に無責任な話だと思うのですが、このように、むしろ世界の流れの中で、軍縮、基地縮小が続いている中で、逆に日本だけが岩国基地を含めて強化されている、これをもう一度やはり精査しなければいけない、そのことだけ申し上げて、時間がございませんので...全文を見る
○木下委員 あそこのヤンゴン空港に、日本の開発援助で建てられた、今途中まで工事をやっています管制タワー、これは私が行ったとき、もう赤さびが出ちゃって今にも崩れそうになっている。これは今どうなっているわけでございますか。
○木下委員 もう時間ですので、最後に河野大臣にお願いしておきますが、またスー・チー女史が外出を機に政権側から隔離され、自宅軟禁されております。私が一九九五年に自宅へお伺いしたとき、本当に四十度を超す暑さの中で、冷房もない、電気もつかないという中で私は二時間もインタビューをしてきま...全文を見る
○木下委員 ひとつ、できるだけ対話を促進するような形で日本政府も積極的にミャンマーに関与していただきたい。以上、お願いしまして、私の質問を終わりにさせていただきます。ありがとうございました。