木下厚

きのしたあつし



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開催日 会議名 発言
02月22日第151回国会 衆議院 予算委員会 第10号
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○木下委員 民主党の木下厚でございます。何とぞよろしくお願いしたいと思います。  本来ならば、平成十三年度予算案を含め、政策論争を徹底的にしたいところでございますが、何せ最近大変なスキャンダルが起こっております。KSD事件、これにつきましては、先ほど、KSD疑惑を取りざたされて...全文を見る
○木下委員 この資料につきましては、既に予算委員会の席である政党から出された資料でございます。これに対して、出所不明の文書については答えられないという答弁があったと思うのですが、実はこれは、内閣の専用の便せんに書かれた、いわゆる報償費が外交機密費から官房機密費へ上納されているので...全文を見る
○木下委員 この文書は、ここにも書いてあるとおり、平成元年五月に書かれております。これを書いたとされるのが、これはテレビでももう名前が出ておりますので申し上げてよいかと思うのですが、当時の内閣官房首席内閣参事官であった古川貞二郎さんの筆跡ではないかということで、四人の鑑定人を使っ...全文を見る
○木下委員 これは、テレビでも本人に確認して、逃げ回っていたようでありますが。  事実、どうですか、筆跡鑑定で八二から九五%その本人と同一人と確定できるという、専門の、著名な鑑定人が確定しているのですが、これについては古川さんから御報告ございましたか。
○木下委員 実は、私自身、本委員会に古川現官房副長官の出席をお願いしたのでございますが、出席しない、できないということなんですが、この理由は、官房長官、何で出られないのですか。
○木下委員 いや、そんな理由は成り立たない。やはり公的な立場にいて疑惑がかけられているわけですから、もし疑惑がなかったら、堂々と出てきてはっきり否定すればいいんです。ましてや、テレビで、何千万と見ている前で、名前まで出されて指摘されているんですから、もし疑惑がなければ、出てきて堂...全文を見る
○木下委員 それは、筆跡鑑定をして、八二から九五%同一本人と間違いないという形が出ています。もしあれだったら、官房長官、筆跡鑑定するつもりはありませんか。
○木下委員 先ほど言いましたが、官房長官、やはり疑惑を持たれているんですから、何千万という人がテレビを見ているのですから、もしあれだったら筆跡鑑定してやったらいいじゃないですか。やるおつもりはありませんか。
○木下委員 出所不明といっても、それは出所を明らかにすることができないんですよ。それはやはり守秘義務があるわけですから。守秘義務があるんですから。これは政府が調べればいいんです。わかることですよ。(発言する者あり)いや、合理的な疑いがあるんですから私は言っているわけで、もし政府の...全文を見る
○木下委員 それは、官房長官が信じても、私が信じられないから質問しているわけでございますので、あるいは、国民の皆さんが信じていないから、私のところにもいろいろ鑑定してくれという要望が来たから、私もあえてきょう質問させていただいているんです。  もし事実と違うというのであれば、官...全文を見る
○木下委員 今回の外交機密費の最大のポイントは、やはり外務省から出ている機密費が官房へ行っているんじゃないかという疑惑、これがはっきりしないことにはこの問題は解決しないんです。  私も多くの官僚の皆さん、あるいは官僚をやめられた皆さんにいろいろ取材をしました。みんな、こんなこと...全文を見る
○木下委員 では一言、最後に。
○木下委員 古川さんを連れてきてもらえますか。
○木下委員 あくまでも私は求めていきますので。  それから、これは実は外務省をやめられた方から私あてに届いた文書でございます。ちょっと読み上げてみたい。  今政府に求められているのはアカウンタビリティーであり、この責任を果たすことによって公共性を保ち、公のことを行い得る信頼の...全文を見る
○木下委員 それから、もう官房長官はお帰りになられたのであれなんですが、これは官房機密費ということなんですが、内閣官房でなぜきちんと調査をしないのか、その理由を述べていただきたいと思うのです。
○木下委員 実際に松尾元室長に支払われた金額は、これまで、在任中の九三年十月から九九年八月までの約六年間で九億六千五百万円ということでございますが、これはもちろん内閣官房の方で確認した数字でございますね。
○木下委員 これは事後精算の額だということを聞いたのですが、精算前の支出額やその残金の額というのは把握しているのでございますか。
○木下委員 それはおかしいですよ。事後精算の額はわかっていて、なぜ精算前の支出額がわからないのですか。請求額があって初めて金額を切るわけでございましょう。はっきり言ってくださいよ。
○木下委員 そんな答弁では納得できない。事後精算の額が出ていて、なぜ事前に渡した金がわからないのか。例えば、お金をとるときには、当然幾ら幾ら欲しいという金額を出すはずなんですよ。それをなぜ出さないのですか。出してくださいよ。
○木下委員 外務省がさきに調査をして出した、五億幾らでしたか、五億六千五百万ですね、これと先ほどの九億との間に四億円の差があるわけですね。四億五百万円。この差というのは埋められないのですか。わからないわけですか。
○木下委員 例えば、私も先ほども言いましたように、何人もの官僚の方に伺いました。公金が個人口座に振り込まれる、こんなことがあっていいのかどうか。公金が個人口座に振り込まれるのは給料以外にあり得ないわけで、それが何億円も個人口座に振り込まれ、そしてそれがクレジットカードで支払われて...全文を見る
○木下委員 いや、それが会計法上云々じゃなくて、要するに官僚のモラルとしてそういうことが許されていいのかどうか。例えば、私どもが会社の金をもらったらすぐ個人口座へ入れる、そんなことはないわけで、そういうことが公の立場であっていいものかどうか、会計法上はあれとしても。
○木下委員 いや、そうなったから今問題になっているわけです。  ですから、やはりそこはきちんとしてもらいたいなと。それは、すべての人を善意に解釈してやるのも結構なんですが、現実に起こっているわけですから、そこはきちんと歯どめをかけてもらいたいと思うんです。どうですか、大臣。
○木下委員 やはり総理の外国訪問ですから、それは日本国総理として行くわけですから、ホテルなんかの支払いは後で請求書をもらって払って、それの方がはるかに明快ですし、きちんとしている。かつてはアタッシュケースに入れて現金を持ち歩いたという話も伝わっていますが。  ですから、そこはで...全文を見る
○木下委員 要するに、個人口座があって、クレジットカードで払っていた、やはりここに公金を横領するすき間があったわけです。  しかも、この問題を、外務省もあるいは内閣官房も、松尾個人、一人の犯罪だというふうに言っておりますけれども、実際に多くの人に聞くと、そういうことは、これまで...全文を見る
○木下委員 恐らく、私的な金と公的な金を混在させたということは、ある面ではやはり痕跡を残すまいという意図的なものがあったのではないかと、これは推測ですけれども、思うんです。  それから、この前、松尾元室長の扱っていた名義の銀行口座が明らかにされましたが、私が調べた口座ともかなり...全文を見る
○木下委員 この口座はすべて本人名義でございますか。
○木下委員 私が調べた口座の中には、馬の名前がついていますので申し上げていいと思うんですが、アケミという名前の口座も私が調べただけで三口座あります。  それから、二月二十一日の毎日新聞によると、松尾元室長は二十四口座管理していた、そのうち、残高が三億七千万円あるという報道がござ...全文を見る
○木下委員 ただ、こうした口座にやはり公金が振り込まれている可能性があるわけですから、そこはきちんと調べるつもりはございませんか。
○木下委員 それから、今問題になっている機密費がホテル代の差額に使われていたということなんですが、せっかく御出席でございますので、宮澤大臣に。  財務省、もとの大蔵省では、当然機密費もありますが、出張したときは、そういった差額分というのは機密費から出るということはありますか。
○木下委員 そうすると、差額を出したというのは総理外遊だけということでございますか。その他、外務省の皆さんが海外出張したときなんかは、この差額というのはどういう扱いになっていますか。
○木下委員 そうすると、一般の外務省の役人が海外出張する場合は、足りない部分についてはどういう形になるわけですか。
○木下委員 それはどこから出していましたか。
○木下委員 外務省の報償費から出ていたわけですね。  そうすると、まず何よりも疑問に思うのは、これまでの委員会の説明によると、資金の流れというのがどうもはっきりしていないのです。官房長官の決裁を得て首席内閣参事官が指示し、最終的には、首相秘書官付の首相官邸秘書職員が直接松尾に現...全文を見る
○木下委員 そうすると、すべて、このうちの松尾に現金を渡す最終的な責任者は、首相官邸秘書職員が直接現金を渡しているということになるわけですね。
○木下委員 そうすると、現金を渡したときは、領収書か何かは当然もらうわけでございましょう。
○木下委員 語尾が一番大事ですから。どうにでもとれますので、ひとつお願いします。  そうしますと、最終的な現金を渡す秘書職員というのは、これはやはりほとんど外務省から派遣されているわけでございますね。
○木下委員 そうすると、これは当然、首相外遊である一定額の金額を振り出す、その場合、残金なんかは戻ってきたためしはあるのですか。
○木下委員 私がある在外公館に聞いたところ、首相外遊で行くということと、現地の大使館員に御苦労さまというような形で五十万、百万の束を置いてくる。それでも余ってきた場合は個人口座へ入れてプールしておくというのが慣習化していたという指摘があるのですが、そうした事実は把握はしていません...全文を見る
○木下委員 あの松尾元室長の口座にプールされていたと。
○木下委員 それから、外務省のいわゆる交際費というのもあると思うのですが、これは年間どのぐらいになるわけでございますか。
○木下委員 そうすると、この交際費と、この前新聞報道にも出ました、局長以上に年間六百万円の情報収集の枠がある、課長クラスでも五十万円の枠があるという内規があるということなんですが、その事実はありますか。
○木下委員 それから、これは私のある同僚議員から聞いたのですが、新聞記者時代に、飯倉の外務省公館に行けば、あそこに大量のワインがあるということを聞いて、何か一本百万もするようなものがあったという話なのです。いわゆる年度末になって報償費が余るとワインを買って貯蔵しておくという、これ...全文を見る
○木下委員 そうすると、使っているということと理解してよいわけですね。
○木下委員 使っていないとはっきりは言えないわけですね。答弁をいただけますか。使っていないとはっきり断定できますか。
○木下委員 どうもはっきりしませんが、本当に機密費として必要なものは、これはもうどうぞ隠してください。しかし、例えばホテル代とかそんなものは明らかにしたって何ら不都合がない。なぜそんなことをあえてもったいぶって隠す必要があるのか。堂々と公開していいんじゃないですか。  例えばそ...全文を見る
○木下委員 いつまでに報告していただけますか。
○木下委員 それから、これも私どもの同僚議員がさきに質問させていただいたんですが、実は四年前にある週刊誌で、外交機密費が二億円横領されているという、これを記事にして三週にわたってやりましたのですが、そのときの疑惑と指摘された人たちが、松尾元室長もその疑惑の一人だったわけなんですが...全文を見る
○木下委員 それはずさんな調査をしたからですよ。当時、やはり名前が挙がっていたんです、松尾さんは。あのとききちんと調べていれば、こういうことはなかったんです。ですから、自分たちのメンツを重んじられる余り、すべてをふたしちゃった。  どうなんですか。もう一度過去にさかのぼって、疑...全文を見る
○木下委員 いや、きちっと調査したと言いましたけれども、きちっと調査していないから同じ人物がまたこういうことになったわけなんで、そこは反省してもらわなきゃいけないですよ。きちんとやりましたなんて堂々と言える筋合いの話じゃないでしょう。国民の前に謝ったらどうですか。きちっとやりまし...全文を見る
○木下委員 外務大臣、いかがですか。その点についてもう一度お尋ねします。
○木下委員 それから、これまで外務省の担当者三人が入院されておられるということなんですが、過労で大変お気の毒だと思うのですが、今はどういう状態におられますか。出てきてきちんと説明なりできる状態にありますか。出てきていただきたいのですが。
○木下委員 最後にあれですが、外務省の告発が一月二十五日で、警視庁は即日受理した、それからほぼ一カ月近くたつのに松尾元室長に対する動きが全くない。今、松尾はどうしているんでしょうか。国民の中には、なぜ逮捕しないのか、あるいは身柄拘束しないのか。これは刑事局長さん。
○木下委員 はい。  私のところへ捜査関係者から、内閣官房が非常に非協力的だ、資料もなかなか出してくれないということを言われています。本当に国民注視の中であれされているのですから、積極的に呼び出しに応じて、積極的に解明していただきたい。これを明らかにすることがやはり外務省あるい...全文を見る
○木下委員 ありがとうございました。
02月27日第151回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号
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○木下委員 民主党の木下厚でございます。  橋本大臣には委員会では初の質問をさせていただきますが、私自身、ジャーナリストとしてこれまで橋本大臣には何回もインタビューさせていただきまして、そのたびに非常に歯切れのいい明快なお答えをいただいて、大変読者の人気も高かったものですから、...全文を見る
○木下委員 河野外務大臣も御出席でございますので、先ほど来お話が出ております日米地位協定について、もう一度お尋ねしたいと思うんです。  どうも新聞報道等を見ていますと、外務大臣と沖縄北方担当の橋本大臣との地位協定に対する考え方あるいは言葉のニュアンスが微妙に食い違っているような...全文を見る
○木下委員 もし運用に支障があればということなんですが、これは沖縄県民の皆さんも言っているように、既に運用に支障は来してきている。先ほど河野大臣がおっしゃったように、地位協定が日常生活と密接に絡み合っているわけですから、例えば、簡単な交通事故を起こしても、損害賠償を公務外であって...全文を見る
○木下委員 では、問題を少し移します。  先ほど、沖縄の経済支援の問題へ話が入りましたが、平成十三年度の概算決定額を見ましても、沖縄振興開発事業費で三千二百六十一億円、このうち公共事業関連費が二千九百三十九億円、ほとんど大部分は公共事業という形に費やされるのですが、こういう形で...全文を見る
○木下委員 次に、普天間飛行場代替施設についてお伺いしたいと思うんです。  現在、代替施設協議会で、施設の工法問題、あるいは軍民共用空港とするなどの協議が行われていると思うんですが、代替施設は地元の意向を尊重したものにすることは当然だと思うんです。大臣の所感をひとつお伺いできれ...全文を見る
○木下委員 普天間飛行場の移設については、十五年問題というものがあるわけなんですが、政府としては、この普天間飛行場移設については永久的な形のものを考えているのか、あるいは十五年問題もきちんとアメリカに要求を出すのか。その辺は、河野大臣、いかがでございますか。
○木下委員 時間がありませんので、北方問題について一つお伺いしたいと思うのです。  先般、これは外務省内で、昨年十二月、当時の幹部たちが今後の平和条約締結までの議論をされたという話が伝わっております。一つは、川奈提案をずっと主張し続ける、それからもう一つは、五六年の日ソ共同宣言...全文を見る
○木下委員 先ほどお話しになりましたが、その考えは一緒だという話だったんですが、ただ、与党の中にも、総務局長がロシアへ行って、二島先行返還のシグナルを送るというような形があると、現実には、これは政府・与党一体という話にはなっていないのですね。ですから、その辺を、原則をきちんと持っ...全文を見る
○木下委員 河野大臣、一言。はっきり四島返還なのか、あるいは交渉の過程でいろいろ継続があると思うんですが、例えば中間条約を結ぶようなことは考えておられるわけでございますか。
○木下委員 時間ですので終わりにしたいと思うんですが、最後に一言だけ。  新聞報道を見ますと、三月二十五日の日ロ首脳会談が、どうも森さんの、何というんですか、政権延命の一つに使われる、そのために日ロ会談がセットされたような、これはマスコミの報道の問題かと思うんですが、決してそう...全文を見る
03月21日第151回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号
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○木下委員 民主党の木下厚でございます。  まず最初に、三月十六日に沖縄駐屯の我が国の航空自衛隊隊員が婦女暴行事件で逮捕された事件は沖縄県民に大変大きなショックを与えました。言うまでもなく、我が国の平和と安全、さらには国防という観点から考えた場合、自衛隊の強化や装備の増強、近代...全文を見る
○木下委員 それでは、沖縄振興開発特別措置法改正案についてお伺いしたいと思います。  今下地委員からも質問がありましたので、時間の関係もありますので一問一答でお尋ねいたしますので、簡潔にひとつよろしくお願いしたいと思います。  この沖縄型の特定免税店の営業が開始されて、先ほど...全文を見る
○木下委員 かなり目標を下回ったということなんですが、これは資料を見ますと、実際に観光客の入店率がかなり下がってきているわけですね。  そうなりますと、かかる現象は今回の制度改正と余り関係ないと思われるのですが、今回の改正で、入店率の向上あるいは販売の向上にどの程度の効果が見込...全文を見る
○木下委員 それでは次に、普天間飛行場代替施設の問題について伺いたいと思うんです。  この普天間飛行場代替施設の基本計画を国と県あるいは関係自治体が検討するいわゆる代替施設協議会が、三月六日、首相官邸で開かれ、代替施設の滑走路の長さを二千メートルを基本とし、旅客ターミナルなど民...全文を見る
○木下委員 しかし、平成八年十二月に発表されたSACOの最終報告の中で、滑走路の長さについては千三百メートル、その前後に百メートルずつの緩衝帯を設け全長で千五百メートル、幅六百メートルの滑走路をつくる、こうなっているんですが、それよりさらに五百メートル距離が延びる。そうなると、こ...全文を見る
○木下委員 しかし、沖縄の現状を見ますと、那覇国際空港のほかにあえてまたそれだけの巨大な空港をつくる必要があるのかどうか。稲嶺知事によると、一日六便三往復、さらには年間二十万人の旅客量を前提としているということですが、空路による沖縄への観光客の数というのは、毎年それほどふえていな...全文を見る
○木下委員 今大臣が、将来を見越してということだったと思うんですが、将来を見越しても、やはりキャパシティーからいっても那覇空港には十分まだ余裕がある。しかも、沖縄県という狭い地域で二つの巨大な空港が果たして必要なのかどうか。お金を投資するのであれば、民間企業育成なりそういった方向...全文を見る
○木下委員 これは前沖縄県知事の大田さんが最近出した本の中で、どうも代替施設の問題が、防衛問題あるいは経済対策というよりもむしろ日米の大手ゼネコンの受注合戦に利用されている、そう書いておりますが、この指摘に対してはどんな印象を持たれますか。
○木下委員 それでは、ちょっと話題を移しますが、先般の日米首脳会談で森総理が、十五年期限問題、ブッシュ大統領に言及したのですが、新聞報道によると、ブッシュ大統領は困難な問題だといって受け入れを拒否したという報道がなされています。もしこれがアメリカの意向だとすれば、沖縄側が要望して...全文を見る
○木下委員 では、次の質問に移ります。  さきの防衛施設庁の報告によれば、代替施設予定地周辺海域の調査で、国の天然記念物に指定されているジュゴンが五頭生息していることを確認したということですが、昨年十月にアンマンで行われた国際自然保護連合の勧告決議では、日米両政府に対して、一つ...全文を見る
○木下委員 ジュゴンの生息数の回復を図るため保全策を早急に実行するということなんでしょうが、この保全策の策定、実行は、普天間移設とは別次元の問題だと思うんです。代替施設協議会の議論とは別に、速やかにこの保全対策を行うべきだと思うんですが、今どのような計画がなされているのか、それに...全文を見る
○木下委員 最後に一つだけお伺いしておきたいと思うんですが、沖縄振興策について、平成十三年度予算による公共事業関係費は二千九百三十九億円、そのうち道路関係費が約千八十九億円、さらに港湾、空港などが三百八十六億円、農業、農村整備が三百四十億円と、まさにいわゆる本土と同じような公共事...全文を見る
○木下委員 ありがとうございました。以上で終わりにさせていただきます。
03月23日第151回国会 衆議院 外務委員会 第4号
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○木下委員 民主党の木下厚でございます。  質疑を始める前に、外務省作成の資料を二枚ほど配らせていただくことを委員長、御裁可お願いします。
○木下委員 それではまず、在外公館に関する給与の問題、今回の改正案についてお伺いしたいと思います。  この在勤手当について、第五条で、衣食住等の経費に充てる、しかも、物価、為替相場及び生活水準を勘案して定めなければならないというふうにあるんです。実を言うと、私、今回の在勤基本手...全文を見る
○木下委員 一つには、やはり本俸と、それから在勤基本手当という呼称が非常にわかりにくい、両方で私的な金をもらっているというところにあると思うんですね。  普通、例えば民間会社なんかを私も調べてみたんですが、いわゆる海外赴任手当とかそういう形で、要するに国内でもらっている給料の例...全文を見る
○木下委員 物価とか為替の変動を勘案してということを言われましたが、例えば、アメリカのワシントンとかヨーロッパと、物価の安い東南アジアあるいはアフリカあたりを比較してみてもほとんど差がない、これはどういうことなんですか。
○木下委員 先ほどお手元にお配りした、これは外務省のつくった資料なんですが、一つ、在外職員、大使の生計費の例としてそれぞれ記入してあります。公邸料理人給与、家事補助者、運転手・メード、テレビ、冷蔵庫、ソファー、ベッド、たんす、食卓、自動車、セカンドカー、あるいは購送食材まですべて...全文を見る
○木下委員 もちろん参考資料として出させたわけですから。ただ、参考資料として出すのにわざわざ月計算で、例えば家電製品一カ月三千円のあれだというような形で出すこと自体が非常にナンセンスなんですよ。  要するに、例えば南アフリカ大使でいえば、従来は八十一万円出ているわけですよ、毎月...全文を見る
○木下委員 私自身もずっとジャーナリストとして世界各国回ってきまして、本当に各国大使館の皆さんに御協力いただいたりお世話になりました。そういう意味では、本当に御苦労されている。日本から遠く離れた地で、外交努力もされておりますし、その面では、私は、手当が幾ら、金額が多いとか少ないと...全文を見る
○木下委員 とりわけ、今機密費の問題で外務省に対するあるいは内閣官房に対する国民の不信というのが強くなっている。ましてや、いろいろな報道機関によって在外公館そのものの問題もいろいろ、機密費が利用されているんじゃないかというような指摘もあるものですから、できるだけ早急にやはりこのシ...全文を見る
○木下委員 いずれにしても真実は一つだけですから、いずれ、ことしの参議院あるいは次の衆議院で私ども民主党が政権をとったときにはこの事実は明らかになるわけですから、明らかになったとき、国家的犯罪にならないように、その辺しっかりと間違いなく答弁をお願いしたいと思います。  もう一つ...全文を見る
○木下委員 これはもう何回もあれされているのですが、もしそういった決裁なりを上司がしていないとすれば、これは上司の職務怠慢なんですよ。減給するだけ、そんな問題じゃなくて、やはりきちんと処罰するぐらいの確固たる覚悟がなかったら、こんなもの直らないですよ。大臣、いかがですか。職務放棄...全文を見る
○木下委員 はっきり言えば、まだ全体像が見えないうちにさっと処分しちゃう、要するにあの時点で既に国民は、これはもう疑惑をここでとめるんだな、これ以上広がらないなという感覚があったと思うのですよ。早過ぎたと思いませんか。
○木下委員 それから、一応松尾の上司というのは官房の総務課長でございますよね。ですから、あえて言えば、全く知らなかったんじゃなくて、例えば先ほど大臣は二人で行けばという話をしたのですが、二人で行こうが三人で行こうが、例えば上司もそれを承知していれば、何人で行こうが、あるいは外務省...全文を見る
○木下委員 それから、新聞報道によれば、松尾元室長の詐欺の手口というのは、例えばホテル代の比較的安いアジア、中東地域、あるいは随行員が多い外遊で、宿泊単価や随行員の人数を水増ししていたケースが多いということで、例えば平成十年十一月、マレーシアで開かれたAPEC首脳会議、このときは...全文を見る
○木下委員 今私が指摘した三つの外遊について、私は総額でもいいから出してくれということを再三お願いしたのですが、その回答が、この宿泊についての見積もりや精算関連の資料は、外務省において写しを保存することが望ましいものであるが、これらの種の写しが残されていないから、御指摘のものは出...全文を見る
○木下委員 それは、外務省なら外務省、あるいは内閣官房なら内閣官房、どっちかに例えば写しでも何かないですか。一枚しかないのですか、そういうものは。少なくとも二枚なり三枚なり、やはり保管してきちんとしておくというのは当然じゃないですか。
○木下委員 今回は詐欺罪で逮捕されたわけなんですが、内閣官房は詐欺に遭ったという被害の意識というのはあるのですか。あったら、外務省に任せるのではなくて、やはり官房独自での調査をやるべきだと思うのですが、やっていますか。
○木下委員 もう時間があれですので、最後にお伺いしたいんですが、逮捕された松尾元室長の財産の保全はどうなっているんでしょうか。詐欺した金額は五億円とも七億円とも言われているんですが、これは国民の税金ですから、金額が確定次第やはり国庫へ返してもらわなきゃいけない。その財産保全と、そ...全文を見る
○木下委員 そうすると、財産の保全についてはまだ手をつけていないということですね。
○木下委員 早急にやるようにお願いして、質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
06月06日第151回国会 衆議院 外務委員会 第12号
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○木下委員 おはようございます。民主党の木下厚でございます。田中大臣には、さまざまなあつれきの中で御心労も大変だと思いますが、きょうはきちんと御答弁をお願いしたいと同時に、外交に悪影響が出ないように、ひとつさらなる御努力をお願い申し上げて、質問に移らせていただきます。  まずは...全文を見る
○木下委員 今価格安定というお話でしたが、既に先ほど申しましたように、消費国を排除した形でカルテルを結んで、もう価格はほぼ安定してきているわけですね。ですから、価格安定という大臣のお話ですが、ちょっと違うのではないか。  さらに、本協定による我が国の分担金は、平成十三年度予算で...全文を見る
○木下委員 それでは次に、日ロ文化交流協定についてお伺いします。  私は、両国政府が文化を通じて交流を図るということは非常に意義あることだと思うのですが、本協定に新たに著作権等の保護についての規定が盛り込まれております。新聞報道によりますと、ロシアでは、コンピューターソフトある...全文を見る
○木下委員 この日ロ文化交流協定がもし締結されれば、今懸案になっている北方四島の問題等、さまざまなところでもいい影響が出るのではないかと私は期待しているのですが、田中大臣、この協定についての御見解をお伺いしたいと思います。
○木下委員 時間がありませんので、最後の、税関手続の簡易化に関する改正議定書についてお伺いします。  本議定書の交渉においては、一時、台湾の加盟に関連した改正内容をめぐって米国と中国が激しい対立をする場面がございました。まず、本議定書における台湾の参加問題についてはどのような決...全文を見る
○木下委員 最後に、昨年六月、米国のシャーク国務省副次官補は香港の講演の中で、台湾の市場経済は非常に重要であり、主権国家を加盟条件にしない国際的な経済専門組織への加盟は認めるべきだとの立場を表明しております。地域として台湾が国際機関に参加することは我が国にとってもメリットが大きい...全文を見る
○木下委員 わかりました。  以上で質問を終わりにさせていただきます。ありがとうございました。
06月13日第151回国会 衆議院 外務委員会 第13号
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○木下委員 民主党の木下厚でございます。よろしくお願いします。  実は、これまで、田中大臣が外務大臣に御就任されてから約二カ月近くになりますが、さまざまな発言をめぐって国の政治あるいは外交が非常に混乱状態に陥っております。  先ほど来、大臣は、何とか本来の外交業務をやりたいと...全文を見る
○木下委員 先ほど飯村官房長の報告によれば、テークノートは、いわゆる外務省の幹部たち、あるいは在外公館、あるいは一部政府の高官にまで渡っているということです。  大体、数はどのぐらいになりますか。お願いします。
○木下委員 百通以上はいっておりますか、百通以上は。
○木下委員 私が外務省の皆さんからいろいろお聞きしたところ、百通以上は、先ほど言った幹部、在外公館、これは、外務大臣が他の国の外務大臣とどんな話をされたのか、それは、要するに、先ほど大臣は記録のためということをおっしゃいましたけれども、それだけではなくて、やはり、大臣の外交方針、...全文を見る
○木下委員 実を言いますと、もう既に、先ほど来安住議員からも言われたように、ほとんどのマスコミがやはり同じ内容のものを公表しております。記事にしております。したがって、これは、先ほど来、公表することによって相手国に迷惑がかかるというお話でしたが、むしろ、一般国民を含めて、この報道...全文を見る
○木下委員 いや、大臣が国家公務員の守秘義務を盾に、国家公務員の守秘義務を頼りに法的処置をとるということであれば、もし事実と違ったことが流布されているとすれば、これは秘密の漏えいではなくてむしろ違う形での法的手段をとるべきであって、あくまでも真実が流布されている、流されているとい...全文を見る
○木下委員 しかし、大臣、先ほど来、会談の中身が、もちろんマスコミ含め、安住議員も詳しく申し上げました、これは、もし言っていないとすれば、言っていないことが捏造されたとするならば大変な問題ですし、ですから、もし事実言っているとすれば、これはもう明らかになっているわけですから、まし...全文を見る
○木下委員 いや、浮き足立っているのは、むしろ大臣の方なんですよ。我々は冷静に、事実関係をとにかく煮詰めて、それできちんとこれから外交政策をやろうと。しかし、これは避けて通れない問題なんです。ましてや、これから外務大臣はアメリカに行かれるわけでしょう。やはり、それはこの辺もきちん...全文を見る
○木下委員 私自身、今届けられたものを持っています。これです。これです。これで正確なものでしょうか。これは要約ですよ。大臣は、ちゃんと正確なものをお届けいたしますとおっしゃっているんです、御満足いただけるような正確なものをお届けしますと。  しかし、これだけの発言ですよ。(発言...全文を見る
○木下委員 これは要旨でしょう。これは私たちがいただいたものなんですよ。私もいただいています。外務省の事務方からこういう説明を受けました。それをただ渡しただけじゃないですか。そうでしょう。これは、私ども、部会で説明されたときいただいたものなんですよ。飯村さん、どうですか。
○木下委員 これは、この前の私どもの外交・安全部会で全員に配られたものなんです。ただ、これは首藤議員にお持ちになったものですが、これは既にみんな知っています、我々、外交・安全部会に属している民主党の議員は。ですから、これを出されて、これが詳細です、これがすべてですということじゃ困...全文を見る
○木下委員 そうすると、大臣、先ほどからマスコミに出たのは一切コメントしませんとおっしゃっているんですが、あれだけ詳細なメモが出ているんです、各紙にきちんと。きちんと出ているんですよ、皆さんもお読みだと思うんですが。同じ出所かもしれない、あるいは別かもしれないけれども、そういうの...全文を見る
○木下委員 ですから、私どもがもらったもの、あるいは首藤議員に渡したのは発言の要旨だけなんですよ。発言の要旨だけなんです。発言の要旨だけじゃなくて——要するに、だって、新聞に漏れているのは新聞に出ているメモは全部、ほとんど一致していますよ。(田中国務大臣「何のメモ」と呼ぶ)だから...全文を見る
○木下委員 今の、民主党は捏造が好きだ、それは撤回してください。それは大臣が言っているわけでしょう。
○木下委員 いや、そんな問題じゃなくて、では、うそが伝わっているわけでしょう。どこかから、だれかが捏造して伝わってきたんでしょう。だれが捏造したか、それは見当ついていませんか。要するに、今マスコミに流れている二国間の外相会談のあれは、捏造された、どこかから漏れているわけでしょう。...全文を見る
○木下委員 では、機密の漏えいということは、今流れているそれは事実だということですか。だれかが捏造したものなのか、機密の漏えいなのか、それをはっきり言ってください。
○木下委員 それは当然のことですよ。秘密を漏らしてはいけない、それは当然のことです。  そうじゃなくて、今マスコミに報道されたことが、事務方が捏造したのか、マスコミが捏造したのか、事実なのか事実でないのか、それをはっきり言ってくださいよ。言っていないとすれば、事実でないというこ...全文を見る
○木下委員 そんな答弁では納得できないですよ。これはここが基本ですから。(発言する者あり)いや、わかりやすくないんです。  これは、大変なことをおっしゃっているわけです。今までの安保政策を変更するようなことをやはりおっしゃっているわけですから、また、対中国、あるいは対アメリカに...全文を見る
○木下委員 よその外務大臣が言ったから、もちろんそれは事実でしょう、よその外務大臣はそれなりに言ってくれたわけですから。ですから、それはそれとして受けとめます、それは、外交案件、外交問題、いろいろありますから、それなりの発言として受けとめます。もちろん受けとめますけれども、どの部...全文を見る
○木下委員 大臣、やはり大臣は、本当に、外交機密費の問題で、外務省を改革しようということで乗り込んできたわけです。これに対しては、国民の多くがやはり高い支持率を与えているんです。しかも、外務省の改革をやろうというのは、上から突然来て人事をいじる、あるいは伏魔殿だ、あるいは大掃除を...全文を見る
○木下委員 大掃除というのは、何を大掃除するんですか。大掃除はごみでしょう。何をするんですか。  だから、やはり外務官僚にだってプライドもあれば、一生懸命やってきているんですよ。それは、一部こういった問題があったし、あるいは外交機密費のような問題もあった。これは十分に、やはりき...全文を見る
○木下委員 はい。
○木下委員 それから、この問題は、先ほど安住委員の方から、理事会の方で検討するということなんで、委員長、重ねてお願いしたいと思います。
○木下委員 それから、もう一つ、田中外務大臣を補佐する秘書官が今度何か七人体制ということになったという報道がありましたけれども、これはどうなんですか、事実なんですか。
○木下委員 そうすると、石井南東アジア二課長、それから平松北東アジア課長、兼原信克総合外交政策局企画課長、この三人はどういうお立場、補佐でございますか。
○木下委員 どうなんですか。いずれも、例えば非常に流動化している朝鮮半島情勢とかインドネシア情勢とか、いわゆるアジア関係ですね。あるいは兼原さんはジェノバ・サミットの担当ということで、そういった問題に、いわゆる課長とかそれが今のところ空席でございましょう。それは外交に影響はござい...全文を見る
○木下委員 外交は大事ですから、田中大臣の補佐ももちろん大事ですけれども、やはりさまざまな問題を抱えていますので、そこはしっかり、大臣、御指導していただいて、おくれのないようにひとつお願いしたいと思います。  それから、外交機密費流用問題についてお尋ねしたいんですが、先ほども安...全文を見る
○木下委員 私も実は民主党の外交機密費真相究明プロジェクトの事務局長をやってきました。私どもは、ずっといろいろ資料等を再三外務省に出すようにお願いしたんですが、本当に何も出していただけない。ほとんど出していただけない。真相は全くよくわからない。  そういう意味においては、確かに...全文を見る
○木下委員 では、すべて警察にお任せと、外務省はやる気がないということですね。
○木下委員 大臣、その辺が、外務省改革をやろうと思って——あるいは、国民の多くがやはり機密費はおかしいよと。警察だけじゃなくてやはり独自に外務省で調査しよう。これまでも何回か調査結果をいただきました。しかし、もちろん限界もあるでしょう。限界もあるでしょうけれども、大臣は国民の期待...全文を見る
○木下委員 それから、これはちょっと外交機密費の問題にかかわるものなんですが、要人外国訪問支援室の設置に対する平成二年三月三十日付の官房総務課の内部通達によれば、具体的な体制として、当面、総務課の下に高裁案ベースでロジ室を設置する、その後、業務が円滑に機能し始めた段階で儀典官室の...全文を見る
○木下委員 そうしますと、通達に対する違反ということになるわけですね。  これは何のための通達ですか。六年間も七年間も放置しておいた、これはだれの責任ですか。
○木下委員 もう一点、伺います。  外務省訓令第七号、平成十年九月三十日付の外務省における文書決裁基準等に関する訓令、これによりますと、第三条に「次の各号に掲げる文書は、原則として、大臣の決裁を受けなければならない。」こうなっていて、その四番目に「重要な制度又は組織の変更に関す...全文を見る
○木下委員 もう一度言います。  ロジ室を設置したこと、「重要な制度又は組織の変更に関する文書」ですね。ですから、そういう意味では、ロジ室を新たにつくった、あるいは外国訪問に対しての経費、「会計に関する重要文書」、これはすべて「大臣の決裁を受けなければならない。」となっています...全文を見る
○木下委員 では、要人の外国訪問のときの経費、これは、平成十年以後、大臣の決裁で行われていましたか。
○木下委員 そうすると、大臣の決裁も行われたし、行われなかった場合もあるということでよろしいわけですね。それ以上の細かいことは時間の都合でちょっとあれなんですが。  それから、もう一つ、この外交機密費の流用問題。やはり上納があったかなかったか、これが非常に大きな問題だと思うんで...全文を見る
○木下委員 同じことを何回棒読みされても困るんですけれども。これは塩川さんが言っていらっしゃるわけですから、もう一度その公式の、聞いたからなかった、最初は随分意気込んで、調べる、何かあると言っていながら、途中から、みんながないと言っているからない、そういう話になっちゃったんですが...全文を見る
○木下委員 この問題につきましては、去る二月に私どもの所沢市長を中心に東京防衛施設局に要望書を出しております。全面返還もしくは一部返還をお願いする。四月には、埼玉県の土屋義彦知事がアメリカに参りまして、やはり返還を要請しております。  実際、地図でこういうあれなんです。こちらに...全文を見る
○木下委員 大臣、最後にお伺いします。  私ども基地を抱えた住民、これは本当に基地がさまざまな形で、安全その他、日本の安全ということを考える場合ある程度は受容しなければいけないと思うのですが、やはり市民、住民にとっては、この基地の存在というのは町づくりその他で非常に障害になって...全文を見る
○木下委員 まだ日程は決まっていないということですね。行くことは間違いないわけですね。
○木下委員 わかりました。では、もし実現したら、会談後明快な形で記者会見を開いて、広く国民の皆さんに成果なり外交方針をぜひ発表してもらいたいと思いますので、大臣、ひとつよろしくお願い申し上げます。  以上で終わりにさせていただきます。ありがとうございました。
06月21日第151回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第6号
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○木下委員 民主党の木下厚でございます。  まず、普天間飛行場の移設問題について質問させていただきます。  もう一度確認しておきたいと思いますが、普天間飛行場の移設は、日米両国が進めている沖縄米軍基地の整理縮小計画の柱であります。住民の安全確保や跡地利用による地元の経済振興な...全文を見る
○木下委員 普天間移設の前提である使用期限十五年、これが依然として何ら進展していない。  先般の田中外務大臣の訪米、その中で、田中大臣はきのうの外務委員会で、普天間飛行場の移転と返還について向こう側に要請したという発言がありましたが、どうなんでしょう。移転と返還ということは、外...全文を見る
○木下委員 米国側のさまざまな高官の方から、これは、十五年問題は拒否するという姿勢が強く伝えられております。  それで、沖縄県の稲嶺知事あるいは名護市の岸本市長は、使用期限の十五年の要望が満たされない場合は、移設容認を場合によっては撤回する、その可能性もあると。もし使用期限十五...全文を見る
○木下委員 そうすると、使用期限十五年問題が決着がつかなくても、ただ工法を決め、場所を決め、どんどん計画は進めていくということでございますか。
○木下委員 いや、地元の要望はよくわかるのです、もう再三言っているわけですから。  むしろ、これは日本政府の問題なわけですね。本当に政府が沖縄県民の痛みをわかる、一極集中を少しでも回避するという思いがあれば、もう少しこの十五年問題をアメリカに強く迫る、これがなければ、場合によっ...全文を見る
○木下委員 国防総省の報告書なんかによると、新しい移設先の飛行場は、運用年数四十年あるいは耐用年数は二百年、そういう報告書が出ているのですよ。ですから、半永久的に固定化して使う、これが国防総省の基本的な考えだと思うのですが、大臣、その辺は承知しておられますか。
○木下委員 今、尾身大臣の方から軍民共用だという話がございましたが、これはSACOの最終報告では、長さが千三百メートル、両側へ緩衝帯百メートルずつ、合計千五百メートルだと。ところが、この前の施設協議会の決定では、これが二千メートルになっているわけですね。二千メートルになった上に、...全文を見る
○木下委員 私も随分沖縄に聞きました。具体的にいわゆる需要と供給についてのアセスメントも何もなく、ただ大規模なものをつくればいい、これがやはり発想なんですよ。  具体的に、那覇空港は今一本の滑走路があります。ここで現在、キャパシティーを私は調べました。年間千三百万人の旅客を運べ...全文を見る
○木下委員 だから、それは、私が先ほど言いましたように、やはり十五年問題が解決つかない、結局はここへ来るのだろう、だったら民間の飛行場もつくってもらって少しでも政府から金を落としていただこう、それが沖縄県民が潤う苦肉の策だと。その辺なんですよ。
○木下委員 私も何回も沖縄へ行きました。今、道路も相当よくなっています。那覇空港から北部に行くのに、車で行けば、今の交通のあれを考えればそんなに不便じゃないし、ましてや、那覇空港だけで観光あるいは産業を十分賄えるのです。もし、北部振興あるいは沖縄振興ということであれば、今までやら...全文を見る
○木下委員 これは見解の相違と言ってしまえばそれまでですが、もう少し、沖縄県民の皆さんの本当の気持ちをやはり日本政府は吸い上げてもらいたいと思うんです。これまで、本当に基地で苦しみ、大きな負担を背負ってきた、そういう人たちが今どんな気持ちでいるのか。経済が潤うからいいじゃないか、...全文を見る
○木下委員 これは訓練だけじゃなくて、場合によっては基地そのものも本土へ移転するぐらいの覚悟がやはり我々国民もなきゃいけないし、政府も覚悟がなきゃいけないと思うんです。  そういう意味では、今、岩国基地があるわけです。この岩国基地、米海兵隊岩国航空基地、これは一例ですけれども、...全文を見る
○木下委員 それから、もし普天間飛行場が移設された場合、防衛庁は、新しい移設した飛行場には普天間基地の米海兵隊のヘリをそのまま移すという説明をしていますが、国防総省の文書には、次世代の米海兵隊の主力輸送機である新型垂直離着陸機MV22オスプレー、これが三十六機配備される予定である...全文を見る
○木下委員 時間もありませんので、最後に、米軍人や軍属ら米軍関係者が引き起こす事件、事故が依然として頻発しております。被害者に対する損害賠償についてお尋ねしたいと思うのですが、米軍人や軍属ら米関係者が起こした事件、事故で、過去五年間に那覇防衛施設局に対して八百三十件余りの賠償請求...全文を見る
○木下委員 恐らく米国側には、米国内法に基づく慰謝料、見舞金制度というものがあると思うのです。しかし、この制度はあくまでも米国側による好意的、恩恵的制度であるため、被害者にとっては極めて不十分なものとなっています。  その一つとしては、査定基準が非常に低い、提示額も極端に低額、...全文を見る
○木下委員 田中大臣から大変前向きな発言をいただきました。本当にありがとうございました。ひとつよろしく御配慮のほどをお願いしたいと思います。  以上で質問を終わります。ありがとうございました。
06月27日第151回国会 衆議院 外務委員会 第17号
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○木下委員 さて、今、中野議員の方からもお話がございましたが、これまでマスコミを通じて田中大臣は、これまでの当委員会における質疑が非常にレベルの低いものであって、自分は外交マターの質疑をしたいんだ、再三そういうことをおっしゃっているんですが、レベルが低いか高いかは、これは先ほど中...全文を見る
○木下委員 これは、土肥委員長に対する働きかけについて質問されて、それに対して答えているんですね。  だから、いろいろなトータルでじゃなくて、その鈴木議員の質問に、何とかならないか、制限を加えてほしいという、先ほど委員長そうおっしゃいました。それに対してあなたはこう答えているん...全文を見る
○木下委員 いや、そういうことを聞いているんじゃなくて、土肥委員長に対する働きかけがなかったのかあったのか。それに対する陳謝をされたんでしょう。これは、それに対する答えを、聞いてこう答えているんです。これは事実と違うわけですか。働きかけしていないと答えているんじゃないですか。 ...全文を見る
○木下委員 そうでございますね。  だから、これは重大な虚偽答弁ですよ。委員会において大臣がこういう虚偽答弁をしたとすれば、これは大変な重大な問題なんですが、どうなんですか。何をお謝りになったんですか。
○木下委員 そうすると、これは虚偽答弁ではないと言い張るわけでございますね。  では、それはまた皆さんに御判断していただくとして、実は、二十二日の外務委員会で大臣、陳謝されましたですね。その後、いわゆる一連の発言が批判を浴びている中、田中大臣は都議選の応援のために池袋線ひばりケ...全文を見る
○木下委員 本来ならば、やはり現職閣僚として、少なくとも、今の選挙制度を尊重し守る義務があると思うんです。  それはそれとして、比例区のわけのわからないおっさん、これはだれのことをいうんですか。一般的には、鈴木議員のことをおっしゃっているように一般の国民は受け取っていますが。
○木下委員 少なくとも、比例区で選ばれた立派な国会議員さんたち、たくさんおられるわけです。この委員会だけ見ても、植竹副大臣も比例区選出です。鈴木議員もそうです。それから……(発言する者あり)おっさんじゃない、まだ若いですけれども。あるいは米田建三議員もそうなんです。あるいは野党に...全文を見る
○木下委員 いや、漫才師は一時、どつく漫才とか、人の揚げ足をとったり人を悪く言えば拍手喝采を浴びたんです。そういう時代があったんです。それと同じことを大臣がやっているから、私はそれを批判しているわけです。  それから、もうこれ以上やってもあれなんで、もう一つ。これは重要な問題で...全文を見る
○木下委員 そうしますと、この四人の外務大臣の会談メモ、これは当然保管してございますね。
○木下委員 その保管してある会談メモは、二国間の外相会談の正確なものを記載したものですか。それとも、例えば、六月八日東京新聞に記載されたこの会談メモと称するものと同じものですか、違うものですか。
○木下委員 いや、報道の内容についてじゃなくて、これを、事実か事実でないか、これと保管されているものが同じなのか違うものなのか、これだけ答えてください。もしあれだったらここにありますので、どうぞじっくり見てください。(発言する者あり)いや、官房長に聞いて、大臣に答えさせます。
○木下委員 では、大臣にお伺いします。  この前、我が同僚の委員からの質問で、いわゆる正確な外相会談のメモ、これはもう既に見ておりますですか。外務省に保管されているとされる正式な会談メモは、これは見ておりますですか。
○木下委員 そうすると、この東京新聞に報道されたものとは明らかに違うわけですね、大臣。
○木下委員 いや、再三申し上げているように、報道され、そして、やはり多くの国民がこれを事実として認めているわけです。そして、私も物書きだったから言いますが、今後こういった問題を書いていく場合、これが基礎になって書かれていくんです。ですから、これは大変重要ですので、もし事実と違うと...全文を見る
○木下委員 各国の外務大臣もしくは政府関係者から届いた文書、書簡は私も全部持っております。私も、イタリア語、ドイツ語、いろいろなところを訳してもらったりして、よく見たんですが、どうもこの田中大臣の発言、一連の発言について、すべて否定しているわけじゃない。特に、ダウナー・オーストラ...全文を見る
○木下委員 いや、みんな持っていますから結構でございます。  ですから、誤報というのは、要するに橋本元大臣のそれについての誤報というふうにこれは解釈される。  こういう文書、書簡があちらさんから来た、これは、外務大臣が要請して出してもらったものですか、あるいは外務省なりが要請...全文を見る
○木下委員 いや、誤報と言っていますけれども、田中大臣の発言について、すべて誤報なんて言っていないんですよ。それは見解の相違というか、大臣がそう解釈するならこれはしようがないと思うんですが、これは国民の多くの皆さんがやはり御判断される、あるいは委員会の皆さんが御判断されると思うん...全文を見る
○木下委員 いや、いろいろなメディアじゃなくて、みんな同じ出どころなんです。同じ文書から書いているんです。一部をとっているか全文を載せているか、その違いだけなんです。割かし全文が載っているのは東京新聞なんです。これについて、では私が指摘しましょうか。  例えば、オーストラリアの...全文を見る
○木下委員 いや、これは相手国の発言じゃなくて、あなた自身が言ったことについて事実ですかと聞いているんです。イエス、ノーで答えてください。
○木下委員 では、大臣、もしこれを否定なさらないとするならば、これが事実として、今後いろいろな形で流布され、そして引用される。むしろ国益を損なう。それについて責任を負えないということになりますか。いかがですか。
○木下委員 いや、大事な問題になると、すぐ新聞が誤報だ、そう言って、一番マスコミを利用してパフォーマンスを示しているのは、田中大臣、あなた自身じゃないですか。あれだけのことを言って……(発言する者あり)ちょっと黙ってなさいよ。マスコミの報道がすべて捏造である、事実に反する、これじ...全文を見る
○木下委員 そんなことはないですよ。
○木下委員 違うことだけわかればいいんですよ。
○木下委員 それでは、重ねてお尋ねします。  もしこの文書がマスコミに流れているとすれば、これは外務省、回収していますか。回収してくださいよ。こういうのがもしマスコミに流れているとすれば、これは重大な問題ですから、少なくとも、マスコミに対して事実と違うと、あるいはそういう形で対...全文を見る
○木下委員 この問題については、当委員会理事会で資料提出、さらに要求しておりますものですから、それと同時に、私は、これは大変重要な問題ですから、当委員会にきちんとした調査委員会を設けてやはり真相を究明すべきだ、そう提案したいので、委員長、御配慮をお願いしたいと思いますが。
○木下委員 それでは次に、外交機密費について質問させていただきますが、田中大臣は、大臣就任直後の記者会見で、外務省の説明は非常に奥歯に物の挟まったような言い方で、納税者と食い違った議論がされていて、前内閣の対応に私個人納得していない、そう批判してきました。  大臣の言葉として、...全文を見る
○木下委員 外務省の資料を事務方が出してくれない、再三にわたってこの委員会でも言っておられたようですが、この前の委員会では、その膨大な資料、田中大臣の御子息さんが見たとか見ないとか、そういう話になったとき、膨大な資料なので、税理士、公認会計士等のチームを組んで解明しないとというよ...全文を見る
○木下委員 この前の外務委員会で、私どもの菅幹事長が、外務省報償費の官房費への上納について、いろいろなこれまでの総理並びに官房長官にお話を聞いたら、ないということだからないんだというお話、これに対して菅幹事長が、外務省の決算書を見ればはっきりするじゃないかと言いましたが、大臣、外...全文を見る
○木下委員 いや、これは、全部の外務省の決算書を見ろと言っているんじゃないです。報償費だけ見れば、これは膨大だといったって、報償費の項目というのはそんなに膨大じゃないはずなんです。見る気がありますか。見て結論を出す気がありますか。それとも、やる気がないんですか。その点だけはっきり...全文を見る
○木下委員 いや、上納しているか、していないか。そんなものがそんな膨大じゃないはず。もしあれだったら、本当に信頼できる外務省の人たち三、四人チームを組んで調べろと言えば、指示すれば、きちんと結論を出せと言えば、一週間あれば私はできると思うんですが、やっていただけますか。
○木下委員 いや、大臣、お答えください。大臣。大臣がやる気があるかどうかを私は聞いているんです。
○木下委員 今の御答弁ではとても、私自身も納得できませんし、国民も皆さんも納得できません。ですから、本当にやる気があったら、外務省、報償費についてチームを組んで、そこだけとにかく集中してやってください。これだけお願いして、質問を終わりにさせていただきます。ありがとうございました。
09月18日第152回国会 衆議院 外務委員会 第2号
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○木下委員 民主党の木下でございます。  時間がございませんので、今回の同時多発テロ事件について一、二点だけお伺いして、その後、違う質問に移らせていただきます。  今、首藤委員のお話の中でありましたが、今回の事件が本当に一部過激派によるテロなのか、それとも、例えば宗教的な対立...全文を見る
○木下委員 もし宗教対立あるいは中東の和平に対する反発ということであれば、我が国の果たす役割はあるはずです。これはもちろん今回のテロに対して断固たる処置を我々も協力するというのはやぶさかでない。しかし、もしそういった宗教対立あるいは中東和平に対する反発があるとすれば、これはなかな...全文を見る
○木下委員 まだ聞きたいこともありますが、次の問題に移ります。  小泉首相の靖国神社参拝についてお尋ねしたいんですが、日本国内でも賛否両論があった、あるいは中国、韓国を初め東南アジアからも反発があった中で、八月十三日、小泉さんが靖国神社を参拝された。これについて、実は田中大臣は...全文を見る
○木下委員 いや、大臣は、公的か私的かは関係ないと言っているわけですね。参拝がどういう形であろうと、やはり公的であるか私的であるか、そういうこそくな手段を使うなと言っているわけですから、その辺のところの見解をきちんとしていただきたい。
○木下委員 御承知のように、今、日中関係、今大臣がおっしゃったように、李登輝さんの訪日あるいは教科書問題あるいは農産品のセーフガード、それに対する中国側の関税報復、それに次いで靖国参拝という、非常に緊迫した、恐らく日中国交回復以来初めてと言われるほど最悪の関係になっているのではな...全文を見る
○木下委員 時間がございませんので、外務省の不祥事についてお伺いします。  一連の外務省の不祥事は、国民にとっては大変ショックな出来事だと思います。次々と出てくる不祥事はまさに氷山の一角。田中大臣は、就任以来、徹底調査をすると約束してこられました。これまで発覚した不祥事はいずれ...全文を見る
○木下委員 今の、国際会議などのホテル代を水増し請求して、約四億二千三百万円を搾取したとして浅川欧州局課長補佐らが詐欺容疑で警視庁に逮捕されましたが、いわゆるホテル代などの水増し請求で裏金としてプールしている金が各課にわたっている、新聞報道によれば、三十課以上にわたってホテル代だ...全文を見る
○木下委員 それはいつまでに実態を調査して、もちろん公表していただけるわけですね。
○木下委員 これはやはり期日をはっきりしてもらわないと、鋭意だけじゃこれはわかりません。大臣いかがですか。いつまでにきちんと明快な調査結果を発表していただけますか。
○木下委員 既にわかっている部分で、例えば金額は、どの程度プールされているわけですか。それは明らかにしていただけませんか。現在わかっているだけで結構です。
○木下委員 実は、そのプールした裏金は、いわば逮捕された人たちだけじゃなくて、いわゆるキャリア官僚も、例えば無料で宿泊していたとか、あるいは送別会に使ったとか、あるいはゴルフ代に使ったとか、いろいろ指摘されていますが、なぜノンキャリアの官僚だけが逮捕されて、キャリア官僚の方が事件...全文を見る
○木下委員 それぞれ各課でプールしている金、これは恐らく習慣でこうやってきたと思うのですが、いつごろからこういった習慣があったのか、それは把握できていますか。
○木下委員 それではちょっと納得できないので、もしあれだったら、ホテルからのその資料についてぜひこの委員会に提出してもらいたい、そう要求しますが、大臣いかがですか。
○木下委員 それでは、全部司法当局にお願いして、外務省としては何ら調べることはないんじゃないですか。独自に調べられるはずですけれども、何か対策はないんですか。こんなことで。
○木下委員 いや、恐らく外務省だけでは無理だと思いますので、ここはやはり第三者を入れて徹底的にうみを出す必要があると思うのですが、大臣、政治主導でやっていただけませんか。
○木下委員 大臣のその言葉、しっかり受けとめますので、ぜひともひとつ、第三者を入れて、徹底的にうみを出していただきたいと思います。  それからもう一点、在オーストラリア大使館の元館員による公金流用疑惑をめぐり、ことし三月、外務省調査委員会のメンバーである卜部さん、アトランタ総領...全文を見る
○木下委員 それから、一連の不祥事に対して、厳重注意とかあるいは訓告などの、いわゆる非常に国民から見たら生ぬるい処分、これではもう世論が恐らく納得しないと思うんですね。一連の犯罪で立件された金額、これはプールしたお金も含めて、実際使ったお金、こういったものを、流用した当事者だけが...全文を見る
○木下委員 大臣にもう一度お尋ねしますが、今まで一連の、これだけの事件が続いているわけですが、それぞれ個人的犯罪だと大臣はお考えですか、それとも、ある部分では省ぐるみの犯罪だとお考えですか。国民の皆さん、本当にその点を非常に関心を持って見ておりますが、大臣、お答えいただきたいと思...全文を見る
○木下委員 外務省では、来年度予算に計上する外交報償費について、今年度予算よりも四割削減し約三十三億四千万円とする方針のようですが、何をどのように削っていくのか、その具体的な中身についてちょっと明らかにしていただきたいと思うのですが。
○木下委員 そうすると、いわば名目を変えて他に移す、実質的な外交機密費からの削減は一五%ということになるわけですね。
○木下委員 もう時間が来ましたので、最後に、日本の信頼、これを保つためには、やはり外交がしっかりしていなきゃいけない。そういう意味で、今回の外務省の一連の不祥事、これは大変、国民はもとより諸外国からも信頼を大きく失墜させた。何としても、一刻も早く根本から疑惑を解明して、本当に国民...全文を見る
10月24日第153回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第2号
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○木下委員 民主党の木下でございます。  今、生方議員の方からも議論がございました。松尾事件以来、外務省のいわば税金を流用した不祥事が相次いでおります。今本当に国内の景気が厳しい中で、民間企業あるいはサラリーマンの皆さん、家庭の主婦の皆さん、大変な苦労をされておられる。そうした...全文を見る
○木下委員 国民の皆さん向けにホームページ、それは大いに結構だと思うのですが、問題は、外務省の職員に対して、どれだけ国民の税金を使っているんだという綱紀粛正を徹底しているか、それが最大の問題だと思うのですね。  そうした意味で、委員長、資料をお配りさせていただきたいと思いますが...全文を見る
○木下委員 副大臣が三越さんに示した資料というのは、今私がお渡しした資料ですか。それとも週刊誌に出ていた資料ですか。
○木下委員 その点は私も確認しました。実はきのう、この資料を持っていって確認しました。週刊誌に出ている資料は、一部名前等を秘匿した部分はあります。それについての判断は避けましたが、きのう私が持っていったこれについては、ほぼ間違いない、これは取扱者もきちんと入っていますし、間違いな...全文を見る
○木下委員 私は、昨日この資料を見せて、どういったものが買われているか、これは資料と、外務省さんでどこの部局でこういったものを買っているか、それはわかりませんが、これは調べようと思えば調べられるはずなんですが、一部だけでも、このリストと同じものがどこかの部局で購入されたという確認...全文を見る
○木下委員 それはおかしいじゃないですか。これは外務省のコードで入っているわけです。したがって、入金も外務省から入金されています。これは、個人が買って個人が使うという、あるいは現金払いという形では、売掛金にはなっていませんので、その辺もう一度確認します。
○木下委員 たしか、三越さんに聞いたら、この口座の開設は、これは一九六七年に開設されたということなんですが、恐らく外務省のどこかにこうした購入リストなりきちんとしたものがあるはずですけれども、それは確認してありませんか。
○木下委員 口座がいつ開設されたかは確認できませんか。
○木下委員 じゃ、至急調べて御報告をお願いしたいと思います。  それで、この購入物品リストを見ますと、もう頻繁に、連日、一カ月間、御承知のように、例えば三月十五日、日本画五百二十万円、それから三月十七日は日本画百九十二万円。日本画が物すごく多いんですね。あるいはたばことか和菓子...全文を見る
○木下委員 個人が外務省の口座を利用して、売掛金で購入して、入金もされているわけですよ、外務省から。これはおかしいんじゃないですか。そうすると、明らかに公金の流用ですよ。
○木下委員 いや、それはおかしいですよ。これはあくまでも外務省の口座ですよ。それでお金は外務省から、例えば入金を見てください、相当な額が入っているわけです。しかも、この一番上の方に、前月の残高あるいは当月入金、当月買い上げ、現在残高と、金額がきちんと明記されているんです。個人じゃ...全文を見る
○木下委員 それだったら個人名が入っているはずですよ。だれに売ったかわからないじゃないですか。個人名は入っていませんよ。三越さんもそんなこと言っていませんよ。
○木下委員 じゃ、例えば、ここにある日本画、これなんかは当然三越さんから請求書が来ているわけです。これは金額も大きいですからすぐに調べられますよね。何のために買ったのか、どこへその日本画は行ったのか。そこまで調べてください。
○木下委員 もし在外公館用の日本画であるとすれば、これは予算的にはどこから出るわけですか。在外公館の報償費ですか、庁費ですか。
○木下委員 もし庁費だとすれば、じゃ、一体、例えばネクタイとか香水とか女性のマフラーとか、こういったものは恐らくプレゼント用に買ったのかもしれませんが、これも庁費ですか。そうでなかったら、お金がもうこんがらかっちゃって、庁費なのか報償費なのかわからなくなっちゃうんじゃないですか。
○木下委員 それはおかしいですよ。個人で買ったものと、それは支払いを見てもらえばわかると思うんですよ。  例えば、ことし四月のお買い物物品合計は二千百七十一万五百九十七円となっている。外務省からの実際の入金額は千三百八十二万六千六百六十一円なんですね。つまり、入金額が八百万不足...全文を見る
○木下委員 いや、副大臣の説明は個人と外務省が混同しているんですよ。支払いは全部外務省から入金されているんです。
○木下委員 では、三越の口座が悪かったわけですね。  いずれにしても、ここに出ている日本画、あるいは何点かの請求書とそれから実際に支払った領収書、これがあると思うんですが、それと、例えばこの日本画はどこへ持っていったのか。あるいは、一部、代表的なものでもいいです、例えば女性用の...全文を見る
○木下委員 それはいつごろまでに出していただけますか。早急に。
○木下委員 では、この問題はまたいずれ質問させていただきますが、次に、外務省の一連の不祥事問題についてお伺いしたいと思います。  私も外務委員会等で何回かこの問題は質問させていただきました。とりわけ、時間もございませんので、いわゆる国際会議などのホテル代を水増しして請求した約四...全文を見る
○木下委員 それから、時間がありませんので、例の浅川事件のときの省内調査で、いわゆる欧州青年日本研修招聘事業に関し不正経理が行われていたことが発覚しましたが、その事業の執行を委託されていたのが社団法人国際交流サービス協会であったことが明らかになっています。  この国際交流サービ...全文を見る
○木下委員 外務省さんからもらった資料によると、現在、協会の職員数が、事務局員九十二名、派遣員二百五十一名ということでございます。それから、平成十二年の分の事業収入が五十七億四千万。それから、そのうちの外務省からの委託事業にかかわる事業収入が約三十五億円。実に外務省の委託分が総事...全文を見る
○木下委員 実際に今業務内容について説明を受けたんですが、もっと平たく言えば、海外に赴任したり出張したりする外交官の航空券の手配などそういったこと、あるいは在外公館に嘱託職員として募集した若手スタッフを送り込んだり、コックさんを送り込んだり、あるいは外国の賓客のスケジュールを調整...全文を見る
○木下委員 この業務内容を見ますと、それはもちろん一般競争入札も結構ですが、やはりもっと業務を縮小して、本当に外務省直轄でなければできない仕事と、あるいは、航空券の手配だのホテルの手配だの、こんなのは民間に任せた方がはるかにサービスもいいし安くできるわけですが、こんなものは民間に...全文を見る
○木下委員 それから、実は、例のデンバー総領事の不祥事の件で、例えば、あそこに派遣されていたコックさんが総領事の不正を告発したわけですね。これは国際交流サービスから派遣されていたコックさんが告発したわけです。  ですから、やはり外務省から派遣されていることによって、要するにいろ...全文を見る
○木下委員 もう時間がありませんので、最後に、先ほど生方議員の方からも質問がございましたが、今回の会計検査の調査報告についてあれしたいんですが、もう大方は先ほどの生方議員が言いましたので、私の方はあえてそれ以上言いません。しかし、調査の中身は非常にずさんなものである、これはもう生...全文を見る
○木下委員 それから、一つだけ。先ほど生方議員の質問に対して、外交の厚い壁がある、高度な機密性があるから調べられなかったと。やはり、聖域であってはいけない、調べるという意欲と、もし調べられなかったら、それはきちんと国会に報告してきちんと調べられるようにしてもらいたいと思います。
○木下委員 最後に一つ、確認だけ。先ほど、この資料なんですが、三越が勝手につくったものだということなんですが、これは、三越の資料に誤り、不備があるということですか。その点だけ確認しておきます。
○木下委員 では、ひとつ調べてください。それはまたお伺いしますので。  どうもありがとうございました。
11月07日第153回国会 衆議院 外務委員会 第2号
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○木下委員 民主党の木下厚でございます。  まず、田中大臣に政治姿勢についてお伺いしたいと思います。  田中大臣、あなたは、大臣に就任された四月二十六日以来、現在まで約六カ月半たちました。その間、当初国民の多くが期待したのは、外務省の不祥事、とりわけ松尾事件の不祥事だったと思...全文を見る
○木下委員 努力はそれなりにやっておられる。ただ、どの程度成果が出たのか、あるいは国益の面からどうかというと、なかなか疑問符がつく。  とりわけ私が一番田中大臣に期待し、あるいは国民の多くも期待したのは、やはり松尾事件に象徴される外務省の不祥事、この徹底究明であったと思います。...全文を見る
○木下委員 それは、歴代の大臣に話を聞くのはいいですよ。歴代の大臣は、ないと言ってきたのだから。それでは全く今までの大臣と同じじゃないですか。あなたが本当に調べるのだったら、会計を調べればこれは明らかになるはずです。調べましたか。膨大な資料があって調べられない。この前私が質問した...全文を見る
○木下委員 次に、会計検査院にお聞きします。  先般、九月に会計検査報告が出ました。相当膨大な内容で、非常に難解です。読むのに非常に苦労した、理解するのに非常に苦労した。もっと簡略に書けないものか、そういう思いがいたしましたが、あれだけ膨大な量の中に、要するに上納問題が一言も触...全文を見る
○木下委員 少なくとも、こういう調べ方をした、しかし確認できなかったなら確認できなかった、あるいはなかったのならなかった、あるいはその兆候があるのならある、はっきり書かないと、これは全く報告書の中からすっぽり抜け落ちている。今までの議論が何だったのか。我々がこれだけ時間をかけてあ...全文を見る
○木下委員 確認していないということは、あったかなかったかもわからないということですね。確認できなかったという。なかったとは断言できないわけですね。あったとも断言できない。
○木下委員 いや、私、そんなことを聞いていないのですよ。それはどうあれをしようが、これからどう十万円以上何とかしようが、そういうことじゃなくて、もともとの根元にある上納問題というのを、調べたのなら調べた、どういう調べ方をしたのか、どのぐらいかけてどういう手順で調べたのか、それを明...全文を見る
○木下委員 三回やったとかそんな程度でわかるのだったら、みんなわかりますよ。もっと徹底的に、会計経理を全部調べたらわかるはずですよ。ないのならないと断定してくださいよ。確認できないのではない。ないのならないと、そこまで徹底してやってください。できませんか。確認できないのではないの...全文を見る
○木下委員 検査した中ではないのではないのですよ。こればかり検査して、ない。もっとこんな大きいのがあるのではないですか。そうではないのです。もともとないものなのか、確認できないのか、そこだけはっきりしてください。
○木下委員 そうすると、調べた範囲でなかったということなんですが、もし調べられない障害になっているものがあるとすれば、それは何なんですか。どうしてもそれが調べられない、そこがわからないから確認できないその障害というのは何なんですか。おっしゃってください。
○木下委員 そうすると、会計検査院の内閣から独立した地位というのはどうなんですか。そんな看板は捨てたらどうですか。自分たちのパンフレットにきちんと、内閣から独立した機関である、誇りを持ってやる、そうはっきりうたってありますよ。報償費だから、秘密の部分があるから解明できないのだとい...全文を見る
○木下委員 それは今までだって、例えばホテル代とかホテルの不足分を報償費で払っていた、そんなところまで機密にしていたわけですよ。本当に機密の部分というのは、僕はそんなに多くない。そんな機密の部分を差し引いても、明らかになる部分について調べれば、内閣官房の報償費というのは年間約十五...全文を見る
○木下委員 本当にこの上納問題は、やはり解明できるのは、田中大臣、あなたか会計検査院しかないのですよ。ですから田中大臣、これをやったら本当に、それは場合によっては政権はおかしくなるかもしれない。しかし、これをずっと引きずったまま、会計がどうなっているかわからない、そうすると相次ぎ...全文を見る
○木下委員 会計検査院、最後に一言どうですか。もう一度。
○木下委員 この問題だけやるわけにいきませんので、次に移りますが、この松尾事件で、外務省では随分責任をとられた。その責任の内容については、とやかく言う人がいますが、とりあえずいろいろな形で責任をとられた。  しかし、これに対して内閣官房は一体どういう立場にいたんでしょうか。要す...全文を見る
○木下委員 松尾容疑者が内閣官房から受け取った金は、全部で九億六千五百万円ですよ。それから、会計検査院の調査では、九七年以降の十八回の総理の海外訪問で三億七千万円の流用をされている。内閣官房では、当初五千四百万円としています。内閣官房では、現在、松尾容疑者が詐取した金額というのは...全文を見る
○木下委員 先ほども言いましたが、帰国後の精算分を差し引いても、総計は九億六千五百万円です。今現在四億円、残り五億六千万ぐらいあるわけですね。これをどうやって、その間の金額というのはどうやって認定するんですか。
○木下委員 当然、詐取された金は松尾容疑者に恐らく支払ってもらうということになると思うんですが、彼の財産保全、この手続はどうなっていますか。
○木下委員 その金額はどの程度と見込んでいますか。
○木下委員 総額で二億二千万前後ですね。そうすると、実際に松尾容疑者に支払った金とそれから把握した金との間のその差額分は結局どうなるんですか、だれが負担するんですか。
○木下委員 松尾容疑者に払ってもらうというのが原則だといっても、それは五億も六億もの金が払えるわけないんです。そういう意味では、これは国民の税金です、やはりそれだけの損害を与えたわけですから、その内閣官房長の責任というのはもっと重い。給与を一部返上したからそれで済むなんという問題...全文を見る
○木下委員 私は、おかしなことをやっているなんて一言も言っていないですよ。  さらに続けて、こうあるじゃありませんか。「その後の役務提供者等への支払に関する帳簿や支払を証明する書類等を整備するなどの事務補助は行われていない」、事務補助が全く行われていない。どうですか。
○木下委員 だから、それを言い出したら、報償費は何に使ってもいいということになるんじゃないですか。だから会計検査院も指摘しているわけですよ。報償費だからそれ以外は何も要らない、そうじゃないんです。国民の税金なんですよ。少なくも会計検査院が調査に入ったら、こういう領収書があります。...全文を見る
○木下委員 いや、そんな答弁は要らないんですよ。そんな公式な答弁は必要ないんです。やる気があるのかないのか。障害になっているんでしょう。例えば、ここにも書いてありますよ。ホテル代が、手書きの、ホテル備えつけの用紙に一括して松尾個人が書いたようなものが、だれも疑問も抱かずに通ってい...全文を見る
○木下委員 では、まさに報償費といえども聖域がないということでございますね。それを最後にお答えください。
○木下委員 質問を終わります。ありがとうございました。
11月07日第153回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第3号
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○木下委員 民主党の木下厚でございます。  先般、去る十月二十四日の当委員会におきまして、私自身が三越から入手しました外務省と三越百貨店との取引を示す物品購入リスト、これを提示しまして、不透明な取引があるのではないかということを追及いたしましたが、改めて今回もその点を質問させて...全文を見る
○木下委員 そうしますと、この三越側の資料と合うものが全部購入されているということで間違いないわけですね。
○木下委員 その外務省以外の物品というのは、どういうことですか。
○木下委員 ほかの機関ということは、要するに公金が使われていたということですか、全部が公金で買われたという。この前、杉浦副大臣からは私的な部分も入っているという答弁がございましたが、その辺をはっきりしてください。
○木下委員 そうすると、それは、よその機関ということは、外務省じゃないということですか。他の省庁とかあるいは違う機関ということで、それは、要するに私的な部分じゃなくて公金が入っているということですか。  では、それは外務省から支払われているんですか。
○木下委員 非常にわかりにくいんですけれども、そうすると、よその機関で購入したものについては、よその機関で公金を三越へ直接払っているということですか、それとも外務省を経由して払っているということか、どっちなんですか。
○木下委員 先般の委員会でも杉浦副大臣から私的な部分もあるという指摘がありましたので、そのとき私は、私的な部分と外務省本省で購入したいわゆる公金の部分とをきちんと区分けした資料を出してくださいということをお願いしたのですが、その資料はどうなっていますでしょうか。
○木下委員 一応、私がお渡しした資料の中で、傍線を引いて、これが私的な購入であるという資料をいただいたんですが、私的なものであるかどうか、これはもう我々にはわからないわけですね。これを何回も私はお願いしましたけれども、私的に買ったという証拠、それを明らかにしてください。  それ...全文を見る
○木下委員 いや、外務省が確認しても、私が質問しているわけですから、ある程度私が納得できるような形で、確かにこれは外務省の公金で買ったものですよと、どこの部局で何の目的で買ったのか、それがわかるようにしてほしいということをお願いしたわけですよ。これだけだと、これはずっと一覧表を出...全文を見る
○木下委員 それはぜひ委員会の方へ提出していただきたいなと思います。委員長、よろしく。
○木下委員 はい、お願いします。  それから、当然この三越側の資料は売掛金になっています。ですから、ある時期に購入して、そして当然三越側から外務省に納品証明書と請求書、この二つが必ず行くわけですね。それに基づいて外務省がある時期に三越側に入金するというきちんとした手続が本来ある...全文を見る
○木下委員 いや、委員会じゃなくて、質問している私が要求しているわけですから、出してくださいよ。そうでないと、これは幾ら外務省が、突き合わせたら合っていました、納得しました、これじゃ済まないです。やはり国民の皆さんが見ているわけですから、国民の皆さんが納得するような形できちんと出...全文を見る
○木下委員 杉浦副大臣、それでよろしいですね。必ず提出していただけますね。——はい。  それともう一つ、この三越と外務省の売り掛け取引が始まったのが一九六七年と言われているんですが、それは間違いございませんか。その取引開始の年月はわかりますか。
○木下委員 では、それも調べて、ぜひ教えていただきたいなと思います。  それからもう一つ、先ほど個人が私的に買っているものもあるということなんですが、外務省の方では線を引いて、何点か示してもらいました。これが私的に買われているのかどうか、これは私どもわからないわけですね。  ...全文を見る
○木下委員 いや、三越側と相談じゃなくて、これは外務省の職員がやっているわけでございましょう。外務省の人間がやっているわけだから、外務省の内部から出ないですか、これは。
○木下委員 先般三越さんが私の方を訪ねて、この資料は内部的に出せないということなので、民間企業ですから、何らかの形で外務省の方から強く要請して、何らかの証明する、例えば個人なら個人が確かに物を買えば、その個人に対して納品書、それから請求書、さらにそれに対して現金で払ったのなら三越...全文を見る
○木下委員 もし三越側が出せないということであれば、当委員会に参考人として来ていただいて、きちんとそこは、やはり今外務省の問題が、一連の不祥事で、大変国民が外務省に対して不信感を持っている。一点の曇りもあってはいけない。ですから、私は、そこは三越さんにも強くお願いして、ぜひ、たと...全文を見る
○木下委員 この資料を見ると、外務省がそれぞれの部局でとにかくいろいろなものを買っているわけですね。このそれぞれの部局で購入する場合の省内の購入手続、それから支払いはどうなっているのか。どこかで一括して、だれが支払っているのか、その点をちょっと明らかにしていただきたいと思います。
○木下委員 そうすると、この購入物品は、これは各部局になっていますけれども、いろいろな部局で三越さんにお願いしてとにかく買うわけですね。これは当然、部局の決裁があって、それで買うわけですね。そうすると、三越からの請求書は、当然その買った部局へ行くわけですよね。そうすると、そのお金...全文を見る
○木下委員 官房の会計課で一括して支払うわけですね。  そうすると、この物品の購入の予算費目ですが、今外務省でこれらを買える予算費目というと、外務省の報償費あるいは庁費、さらには諸謝金等が考えられますが、それぞれについて、何の予算費目で買ったのか、それを明らかにしてもらえません...全文を見る
○木下委員 それはもう従来から報償費の問題になると必ずそういう公式の話しか出てこないのですよ。しかし、買っている物品を見てください。何もこんなもの隠す必要はないじゃないですか。少なくとも、報償費はいいですよ、別にしておいて。では、庁費で買った、あるいは交際費で買ったものぐらいは明...全文を見る
○木下委員 先ほどの続き、十分させていただきます。  先ほどの質問の中で、このリストの財源、予算費目を明らかにしてほしいということでお願いしたんですが、結果はどうなりましたでしょうか。
○木下委員 できるだけ早急にお願いしたいと思います。  それから、先ほどの質問の中で、一点、この購入リストの中に、外務省本省と、それから個人的に購入した分と諸機関が購入した分があるという答弁がありましたが、その諸機関というのは何なのでございますか。
○木下委員 そうすると、他の省庁ということですか。
○木下委員 それもおかしいですね。何で他の省庁が外務省のコードの中に入っているのか。
○木下委員 そうしますと、それは当然内閣府から入金されているということですね。
○木下委員 それから、この三越側の資料でどうしてもわからないのが、この資料は平成十二年度の三月から四月の一カ月間です。大体、これは省庁も一緒なんですが、年度末から翌年度にかけての一カ月間のデータなんですが、その年度末の二十七日から三十一日にかけてすさまじい物品を購入しているわけで...全文を見る
○木下委員 そんな答弁ないですよ。たまたま三十一日の土曜日にわざわざなった。何か特別の行事か何かあったんですか。
○木下委員 じゃ、それはきちんと調べて報告してください。なぜ三十一日にそれだけ固まったのか、その理由があるはずです。それをきちんと御提出してください。それもここ五年ぐらいの資料、その年度末の購入品目を出してください。よろしいですね。
○木下委員 それからもう一つ、この外務省からいただいた三越への支払い一覧、これを見ますと、支払いが非常にルーズになっているんですね。日にちがもう、例えば、四月二十五日に払ったかと思うと五月九日、十六日、十六日、二十三日と。要するに、普通民間会社でも、例えば二十日締めの三十一日払い...全文を見る
○木下委員 会計検査院、他の省庁もこんなやり方をしているのでございますか。把握していますか。済みません、突然の質問で。
○木下委員 それから、通常、この三越の資料を見てもそうですし、それから、外務省が出した三越への支払い一覧、これを見ても、普通、例えば売掛金でお金を払っていくという場合は、大体年度末の三月三十一日で締めて、今までの売掛金を全部清算した上で、そこで十二年度の予算をきちんと締めて新年度...全文を見る
○木下委員 いや、四月中といっても、今この支払い一覧を見るとそういうふうになっていないんですけれども、これでなっているんですか。四月中に締めて、きちんとゼロになっていますか。
○木下委員 こっちの三越側の資料だったらわかるんです。これは入金しても三越側のあれで処理をしていく、処理がおくれるという場合もあるんですが、これは外務省が出した資料ですよ、こっちの方は。支払い一覧というのは。だったら、きちんと末に締めて、それはどうなっていますか。
○木下委員 最後に、会計検査院長、せっかく来ていただいたので、今までのこの外務省と三越との、いわゆる個人も入ったり外務省が入ったり、あるいは諸機関も入ったりというような、あるいは支払いもまちまちだということに対して、一言御見解をひとつ。
○木下委員 以上で質問を終わります。ありがとうございました。
11月21日第153回国会 衆議院 厚生労働委員会 第10号
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○木下委員 民主党の木下厚でございます。山井議員の時間を二十分ほどちょうだいしまして、質問させていただきます。  さて、高齢化社会が進展する中で、国民医療費が年間三十兆円を超えるという大変巨額なものになっております。そうした中で、まさに今、医療制度改革、抜本的な改革が必要であり...全文を見る
○木下委員 いわば、その医療施設近代化整備事業として、国と静岡県は、静岡県東伊豆町所在の医療法人社団健育会熱川温泉病院の改築工事に対して平成九年五月に補助金を交付していますが、国と静岡県は幾らずつその補助金を交付しておりますか。
○木下委員 しかし、この補助金の交付要綱、あるいは旧厚生省の指導によると、この補助金を受け入れられる対象施設の条件というのは、整備区域については建築後二十五年以上の部分が総床面積の五〇%以上を占める施設となっております。ところが、本件の熱川温泉病院の場合は、本館、北、南、東の四棟...全文を見る
○木下委員 今、要件に当たるという御指摘だったんですが、しかし、我々が調査したところによると、これは全く当てはまらない。これは、またいずれ、時間の関係であれですので。非常に細かい計算が必要です。ですから、これは当てはまらない、不法な支出であるということを指摘しておきます。  さ...全文を見る
○木下委員 もしそうだとすれば、実は最近大変な資料が出てきました。  これは平成八年一月二十八日に静岡県の土木課がこの病院の近辺の市街地を撮影したものであります。この中に本件の病院が写っています。ところが、これをさらに拡大してみますと、この平成八年の一月の段階で、既に本館の約六...全文を見る
○木下委員 例えば、この事業にかかわる補助金の申請、これは温泉病院が静岡県ですから、静岡県に出すわけですね。当然、静岡県の担当者は、その申請書に基づいてやはり事前調査して、十分なチェックをした上で、厚生省、国の方へ上げる。あるいは、国の方も、きちんとチェックしたのかという、そうい...全文を見る
○木下委員 いや、それは詭弁ですよ。私も何回も聞きました。要するに、同じ静岡県でも、同時に四件の案件があります。四件の案件で補助金がおりています。違う案件については、担当者が十八回も調査に来ています。なぜここだけ調査しなかったんですか。国として何で指導しなかったんですか。もう一度...全文を見る
○木下委員 実は、この静岡県の担当者というのは、厚生省から出向していた人間なんです。当然、厚生省としても、御自分のところから出向している人間、当時保健衛生部医務課長、その後、平成九年に組織変えにより健康福祉部指導課長に肩書が変わっていますが、彼は厚生省から出向しているんです。その...全文を見る
○木下委員 もう一つ。この熱川温泉病院、これを経営しているのは健育会なんですが、この健育会というのは、全国に九つの病院あるいはクリニック、あるいは特別養護老人ホームを持っております。このグループにはさまざまなうわさがあります。さらに、この前理事長、先代の理事長は茨城県出身です。茨...全文を見る
○木下委員 そうすると、もう一度確認しますが、今お話ございました、要するに、三〇%のあれなのに七〇%請求したということに対しては、もし事実とすれば、どういう形での返還、あるいは返還請求なり、それを予定していますか。
○木下委員 これは私もいろいろ調べました。病院側が計算ミスとか不注意で申請したんじゃないんです、過って申請したんじゃないんです。明らかに虚偽の申請をしているわけですよ。要するに、もう七〇%もできているのに、あるいは八割もできているのに、写真をごらんのとおり、もう八割近くできている...全文を見る
○木下委員 この補助金の不正受給疑惑については、平成十一年八月二十八日に、静岡県賀茂郡に住む会社役員が、静岡県の石川知事と当時の申請受付担当者であるその保健衛生部医務課長、さらには病院、医療法人、これに対して、補助金六億一千万円を国と県に返還することを求める民事訴訟を静岡地裁に起...全文を見る
○木下委員 これは、事実上、地裁の判決は原告側が敗訴になりました。しかし、直ちに原告側が控訴しまして、今東京高裁で裁判が行われております。  実は、十一月十九日に第二回の公判がございました。ここで、病院側が突然、六億円を返したいという話になったそうです。これは聞いておりますか。
○木下委員 とすれば、これはやはり病院側に何らかの落ち度があった、これはミスであるか、あるいは意図的であるかは別にして。ただ、その総額については、既に法務省に供託金として六億円を供託しております。これはやはり一刻も早く国庫に、あるいは返納すべきだと思うんですが、この手続はどうなり...全文を見る
○木下委員 当然、これを不正に受給したわけですから、この全額返還、それから、交付された平成九年から今日までの、やはり、まともに申請しても受けられなかった、そうした病院あるいは医療機関があるわけですから、そうしたところを犠牲にしてこういうところへ交付しているわけですから、そうした人...全文を見る
○木下委員 この問題はさらに追及したいと思いますので、きょうは時間がありませんのでこれで終わりにさせていただきます。ありがとうございました。