木下厚

きのしたあつし



当選回数回

木下厚の2002年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月15日第154回国会 衆議院 予算委員会 第11号
議事録を見る
○木下委員 民主党の木下厚でございます。  まず総論から、教育問題についてお伺いしたいんですが、大臣、よろしゅうございますか。  今、教育の荒廃あるいは学力の低下が叫ばれて久しいわけですが、改善されるどころか、ますます悪化の方向にあるのではないか、私はそんな危惧をしております...全文を見る
○木下委員 大学の中でも専門的な分野ということになりますと、やはりその大きなポイントは医科大学であったり大学の医学部であろう。とりわけ、少子高齢化の中で、さまざまな医療問題が発生してきております。そうした中で、今、政府の方は医療制度改革ということを盛んに言っておられ、今国会の大き...全文を見る
○木下委員 今、大臣がおっしゃったように、医療に携わる者をつくるわけですから、非常にモラル的にもしっかりした教育をしてもらわなきゃいけない。  とりわけ、最近、医療機関による、あるいは医師による医療過誤あるいは医療ミスが大きな社会問題になっていますが、厚生労働省は、医療過誤や医...全文を見る
○木下委員 この数値を見ると、かなり大学病院での医療事故が多いという感じがします。  もちろん、医療事故や医療ミスにはさまざまな要因があると思うのですが、その中でも、やはり医師の質の低下あるいはモラルの欠如に起因するものも少なくないのではないか。その点は、厚生大臣、私の意見に対...全文を見る
○木下委員 私自身、ここずっと医療事故その他調べてきたのですが、ここのところやはり、医学教育、特に大学医学部あるいは医科大学に関する経営不祥事、あるいは、例えば入試をめぐる漏えい事件等、医科大学や大学医学部が金銭的に非常に、どちらかというと、金もうけ主義と言っては語弊があるかもし...全文を見る
○木下委員 その結果はどうなっていますか。聴取しただけじゃだめです。結果が出ていますか。
○木下委員 帝京大学に関しては、これまで再三裏口入学とかあるいは合否判定前の寄附金を集めることでマスコミ報道されたり、随分問題のある大学として何回も話題になった大学なんです。  実際、総長を呼んで聞き取り調査だけで、そんなものではっきり答えが出ますか。どういう心証を持っています...全文を見る
○木下委員 大臣、この帝京大学は、まさに教育コンツェルンの巨大な大学です。これは総長がすべての実権を握っている。人事も含めすべて総長が実権を握って、人事も含め、あるいはその他の問題も含め、カリキュラムまで総長が全部つくっているんですよ。  その総長が、先ほどの大臣の答弁だと、合...全文を見る
○木下委員 確かに私立大学、とはいえ、国から毎年多額の補助金が出ているじゃないですか。幾ら出ていますか。ここ五年間、幾らずつ毎年出ていますか。
○木下委員 平成十一年度と十二年度では二十四億円と二十億円出ているんですよ。  私立だから自主性に任せる。しかし、帝京大学は、これはさっきも言いましたように、これまで何回もそういう問題があった大学なんです。だからこそ、自主的に解決できない。  これだけの国民の税金が使われてい...全文を見る
○木下委員 あの大学はなぜか卒業名簿をつくっていないんです。あるいは教職員名簿がないんです。私も何回も卒業生に聞きました。なぜ出していないのか。普通どこの大学でも卒業生名簿あるいは教職員名簿を出します。なぜ出していないのか。要するに、追跡されるのが嫌だから出していないんですよ。だ...全文を見る
○木下委員 ですから、私も卒業生を探すのに随分苦労しました。しかし、何人かやはり情報を寄せてくれました。私のところへ、本当に、中にはやはり裏口入学ととられるからプライバシーだけは守ってくれという形で何人も情報を寄せてくれました。あるいは、じかに私の議員室へ来ていろいろ教えてくれま...全文を見る
○木下委員 一つだけちょっとお伺いしますが、公式に教職員名簿がない、補助金はそれでも出せるんですか。文部省の方には教職員名簿はあるわけですか。帝京から提出させているわけですか。     〔委員長退席、北村(直)委員長代理着席〕
○木下委員 それは数だけですか。それとも、ちゃんと名前と住所の入ったきちんとした名簿ですか。
○木下委員 それをぜひ出してもらいたいんですが、よろしいですね。インターネットに出ているんだったら出せるでしょう。私、インターネットを見たけれども、名前しか出ていないんですよ。  委員長、どうですか。名簿、ぜひ文部科学省にある名簿を出してもらいたい。
○木下委員 それから、実は、合否判定前の寄附金による入学は、医学部だけじゃないんです。経済学部でもあるんです。新聞報道にあります。そして、私自身、実はあるところから大学のその合否判定、それをいただきました。  ちょっと古い資料ですが、これは、帝京大学の附属のある高校から帝京大学...全文を見る
○木下委員 これは大学も高校も含めてですよ。この場合は、帝京グループの高校から帝京大学の経済学部に受験した人たちの受験番号と合否の判定です。総長みずからが手書きで書いて、そして各受験生の父母に電話して、直ちに金を納めてくれ、そういう形で合否の判定をする。十年前ですけれども、しかし...全文を見る
○木下委員 一九八一年の、事務次官通達を出したそのときも、実は帝京大学の問題だったんじゃないですか。違いますか。
○木下委員 それ以後も、さっきも私言いましたように、帝京大学医学部に関する不正入試、あるいは事務次官通達以後も、合否判定前に父母と接触したり、あるいは寄附金を要請したりという話はずっと出ているんですよ。それは御存じありませんか。随分マスコミ報道されましたけれども、御存じありません...全文を見る
○木下委員 では、どうですか。ずっとやっておられたんでしょうから。
○木下委員 いや、本当に文部科学省が本気になって調べると思えば、私だって一人か二人で何人も探してきたんですよ。それを紹介します。  私は大変、勇気ある彼の行動に本当に涙が出るほど感激しましたよ。自分が不正入学か裏口入学か、これはもうわかりません。ただし、合否判定前に多額の金を払...全文を見る
○木下委員 いや、そんな一般論を私は聞くつもりでお答えをお願いしたんじゃないです。先ほどやじで、それは両親も悪い、息子も悪い。確かにそのとおりかもしれない。しかし、これは我々も同じです。同僚だって、選挙に当選したいがために塀の上を渡り歩いているじゃないですか。何人もおっこっている...全文を見る
○木下委員 大臣がそこまでおっしゃるんだったら、先ほど私が例に挙げた人から、文部科学省の皆さん、事情聴取したらどうですか。する気はありますか。あるいは、もし信じられないとするならば、私、この場所へ連れてきます。彼のプライバシーを守ってもらえれば、彼とお母さんが堂々と証言してくれま...全文を見る
○木下委員 今、おかしなことを言いましたね。潔白を晴らす。潔白じゃないと言っているんですよ。疑惑があるから、私言っているんですよ。疑惑を晴らしてください。  大臣、どうですか。潔白を晴らすとはどういうことですか。疑惑を問い詰めて調査してくださいよ。
○木下委員 それは、もう何回もこの政治の場でも指摘してきましたが、身内が身内を調査して、そんなもの正当な調査ができますか。もしあれだったら……(発言する者あり)いや、訴えていますよ、何回も。訴えていますよ。そんなことよりも、それは違法性があるから、それは裁判は裁判でやればいい、私...全文を見る
○木下委員 では、調査はいつまで、そういうことは指定してございますか。いつまでに調査して疑惑を晴らしてくれという期限は切っていますか。
○木下委員 もし、あれですか、年度内、そうすると三月末までということですが、来なかった場合は、文部科学省独自に調査をするということですか。ただ補助金だけ打ち切って、あとは知らぬということなんですか。
○木下委員 そうすると、文部科学省では、あくまでも大学の問題だ、うちはやりませんよ、報告だけを待つ、そしていけなくなれば補助金を切る、ただそれだけのことですか。大臣、答えてください。独自に調査をやるつもりはありませんか。
○木下委員 大学のだれが調査すると言っているんですか。沖永総長ですか。
○木下委員 それは、だれが中心になって設立したものなんですか。聞いていますか。
○木下委員 さっきも言いましたように、総長は絶大な力を持っているんです。その総長がみずから設立して、人選して、そして調査したって、疑惑なんか晴れませんよ。ふたをするだけじゃないですか。  調査委員会の名前、出せますか。名簿、出せますか。出してください。
○木下委員 では、名簿をお待ちしています。それからまた改めてこの問題を質問します。  それから、帝京大学には依然として学債という制度があるんですね。一口百万円で五口以上、つまり五百万円以上の学債を在学中の学生の父母に買わせ、買わないと、留年をさせる、そして進級させない、あるいは...全文を見る
○木下委員 いや、今やっていないという話でしたが、これも私も何人かからも聞いています。現実に今、学債が発行されている。学債が悪いとは私言いません。しかし、それが進級の条件になったり、あるいは卒業後に返還されない、こうした事実があったとすれば、これは大変な問題です。  大臣、どう...全文を見る
○木下委員 ちょっと話をかえますが、現在、最近十年間の帝京大学医学部に対する入学者数、留年数、あるいは卒業生の数、中退者の数、除籍者の数、五年でも結構ですが、出ますか。
○木下委員 私が予想していたとおり、やはり留年者数がかなり多い。この数というのは、他の医学部と比べてどうですか、比較されていますか。
○木下委員 それでは、帝京大学医学部を卒業されて医師国家試験に合格した数、これはここ五年間でどのぐらいになりますか。あるいは、都内だけでも結構ですが、都内の医学部あるいは医科大学の中で何番目ぐらいに位置していますか、合格者数。
○木下委員 これは都内の医科大学あるいは大学医学部の中で、大体合格率は何番目ぐらいになるわけですか。
○木下委員 では、それは後で出してください。  それから、もう一つ帝京大学で問題なのは、大学の経営幹部らが理事長や理事を務める財団法人、これは実に十財団を超えています。そのうち、八つの財団法人が抱える預貯金や株などの内部留保の資産は二〇〇〇年度で総額二百五十億円を超えることが、...全文を見る
○木下委員 いや、これだけの内部留保があるところに毎年二十億円以上の私学助成を出す。問題じゃありませんか、大臣。
○木下委員 では、もう一つ指摘しておきます。  帝京大学は、日本テレビの株三十九万株、三・五%、第五位の大株主です。朝日放送十三万株、三・六%、第四位の大株主になっている。マスコミの大株主になっているのは特別の意図があるかもしれませんが、それについては後で詳しく指摘したいと思い...全文を見る
○木下委員 いや、そんな話を聞いているのじゃないんです。そんなことわかっていますよ。  そうじゃなくて、国から多額の助成を受けている大学が、本体が、これだけの株、これは計算すれば時価で幾らになりますか。十三万株ですよ、三十九万株ですよ。どうですか、大臣。
○木下委員 見識があればこんな問題を起こさないですよ。大学のトップにいる人が、言っちゃ悪いけれども、見識がないからこれだけの問題が起こるんじゃないですか。そんな公式的な答弁じゃ納得できません。ちゃんと言ってください、いいのか悪いのか。これだけの私学助成をもらっている大学が、堂々と...全文を見る
○木下委員 事実確認できたら何らかの指導はするつもりですか、大臣。何らかの指導はしますか。
○木下委員 帝京大学が朝日放送と日本テレビの大株主になっているのはまた別の意図がある、これはまた後で指摘します。  その前に、今度は、帝京大学と文部科学省との関係、これを追及させていただきます。  旧文部省あるいは現在の文部科学省から、これまで、財団を含む帝京大学グループ、こ...全文を見る
○木下委員 その五名について、私も何回も要請をしました。しかし、明らかになっているのは二人だけです。その五名を明らかにしてください。どこから、役所のどこの部署から来て、帝京のどこに、あるいは役職はどうなのか、それをきちんと出してください。今言ってください。言えますか。
○木下委員 要するに、全部、文部省から来た人たちは事務局長になっているんですよ。事務局長というのは相当な権限があります。  それから、今ありましたように……(発言する者あり)
○木下委員 事務の一切は、総長の意向に沿ってやるわけです。そして、力を発揮するのは、まさに文部科学省の方へ力を発揮するんですよ。  では、申し上げます。  一九八〇年代後半から九〇年代にかけて新たな学校法人、帝京大学ですよ、新たな学校法人や学部、財団を次々と設立しているじゃな...全文を見る
○木下委員 では、もう一つ言いましょう。  帝京大学と文部科学省の関係でいえば、いわば一九八八年、六十三年ですね、あの例のリクルート事件で文部事務次官をやめた高石邦男さんが設立した生涯学習振興財団に、帝京大が当時八億円もの寄附をしていることが発覚し、マスコミに大きく報道されまし...全文を見る
○木下委員 そんな答弁を私は聞いているんじゃないです。力があった。事実なんです。  では、もう一つ、今度は、帝京大学と自民党衆議院議員の松島みどりさんとの関係についてお聞きします。  もう既に御承知だと思うんですが、このように新聞報道されました。帝京大学の関連会社である株式会...全文を見る
○木下委員 事実であったというふうに私は思いますし、新聞報道、もしあれだとすれば松島本人が告訴すれば済むことですから、これは事実だということですが、そこで、もう一つお聞きします。  帝京サービスが支払った松島議員への給与は、人件費に見せかけた経費の水増しに当たるとして、このほか...全文を見る
○木下委員 しかし、私が調査したところ、松島議員は勤務実態がほとんどないんです。とすれば、これは架空給与ではないのか。あるいは、当時松島さんは、平成八年の衆議院選挙に東京十四区から自民党公認候補で立候補しており、もし架空給与だとすれば、むしろ政治的、道義的責任が生ずると思いますが...全文を見る
○木下委員 ですから、それはそれだけの価値があった、冗談じゃないですよ。ふざけたこと言うんじゃないですよ。  それから、その後も帝京サービスから毎年多額の献金をもらっているんです。個人の政治資金団体みどり会には、平成十一年度百五十万円、個人の限度額いっぱいです。平成十二年度百五...全文を見る
○木下委員 ちょっと待ってくださいよ。実体がないペーパーカンパニーを通じて、いわばダミー会社を使って帝京大学が金を出しているんじゃないですか。どうですか、ダミー会社を使って。
○木下委員 それは、やはり金額的にも問題だと思いますので、ぜひ調査してもらいたいと思いますが、調査していただけますか。大臣。
○木下委員 それじゃ、私の方から、やはりこの真相は政治家としてきちんとしてもらいたい、そういう意味で、松島みどりさんをぜひ参考人としてこの委員会に呼んで、事実関係をきちんとしてもらいたい。委員長、それをよろしくお願いします。
○木下委員 それから、先ほど言いましたけれども、なぜ、帝京大学が、及び総長の沖永荘一氏が松島議員をこれほど手厚く支援するのか。いろいろ調べてみたんですが、一つだけ思い当たる節がある。  帝京大学や沖永総長をよく知る人たちが口をそろえて言うのは、さまざまな帝京大学の、あるいはグル...全文を見る
○木下委員 しかし大臣、国民の税金を使って補助金が出ているんですよ。やはりこの事実に対して何らかのコメントを出してくださいよ。そんな話じゃだめですよ。
○木下委員 いや、そんな答弁聞いてないですよ。大臣、もう一回答えてください。補助金が出ているんですよ。きちんと答えてください。そんなばかにした答弁はないですよ。
○木下委員 こんな答弁じゃとても納得できませんので、この問題はまた再度改めてやりたいと思います。  最後に。  この松島議員を帝京大学の沖永総長に紹介したのは、実は関西から選出されている大物自民党の政治家です。一九九五年、平成七年秋ごろ、ある場所で会合が持たれ、そこでその大物...全文を見る
02月20日第154回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第2号
議事録を見る
○木下委員 民主党の木下厚でございます。  時間が三十分ですので、簡潔に御答弁をお願いしたいと思います。  まず、北方四島に対する我が国の人道支援についてお伺いしたいと思います。この問題は、既にさきの予算委員会あるいは本日の集中審議でも出ておりますので、重複しない範囲内で質問...全文を見る
○木下委員 旧島民の皆さんから非常に、お話を伺いまして、実は、この人道援助がもう既にいろいろな形で、発電所ができたり、ムネオハウスだとかムネオ号だとかあるいはムネオ診療所とか、私も見てまいりました。確かに現地では、診療所に対してはムネオ診療所、あるいは発電所に対してもムネオ発電所...全文を見る
○木下委員 いや、これは、旧島民の皆さん、あるいは北方四島、少なくとも私、色丹島のロシアの住民の皆さんとも話をしました。確かに日本の援助によって潤っております。  しかし、本来社会的な基盤整備はロシアがやるべきことであって、一時的には、地震があったりしてそれはやむを得ない人道援...全文を見る
○木下委員 確かに、人道的援助、いいです。しかし、旧島民の皆さんは、敗戦と同時に島を裸一貫で逃げてきたのです。そういう人たちに対して、何らかの補償はしてあげましたか。  本当に五十年間苦労してきました。彼らから見ると、何で、私たちが島を追い出されて日本へ、内地へ逃げてきた、そし...全文を見る
○木下委員 それではお聞きしますが、一人当たり幾らぐらい支援していますか、旧島民の皆さんに。
○木下委員 融資じゃなくて、個人的に幾ら援助しているのか、したのか、過去に。それを聞いているのです。
○木下委員 そんな額で、援助していますよなんて言える額じゃないですよ。三百億ですよ、十年間で。それをもう一度考えてください。これはまた、いずれ質問させていただきますが。  それから、人道援助とは別に、今お話しになりましたけれども、いわゆる北方四島の交流事業があります。これは、先...全文を見る
○木下委員 それから、日本から行かれる旧島民の方々、大体、毎回三分の一ぐらいは同じ顔ぶれということで、かなりマンネリ化してきている。もう旧島民の皆さんだけに範囲を限定しないで、むしろ本土の方からも、国内の方からも、もっと青年とか学生とかそういったものを、将来のやはり日ロ関係を目指...全文を見る
○木下委員 それから、その問題に関してもう一つ。  ビザなし交流の一つとして、平成三年十月二十九日の閣議了解の中で、このビザなし交流は、領土問題の解決を含む旧ソ連との平和条約締結問題が解決されるまでの間継続するという形で閣議了解されています。となると、これに付随したいわゆる人道...全文を見る
○木下委員 その場その場と言っておりますけれども、平成四年から十二年までを見ますと、年々膨れ上がっている。平成十一年度は三十億八千四百万、平成十二年度は二十七億六千八百万、年々ふえているのです。このままいくと年々ふえていきますよ。どうですか、大臣。
○木下委員 それから、もう一点。  昨年、私がビザなし交流の一環として北方四島へ行くときの団長が、実は鈴木宗男さんの有力な後援者であります。しかも、色丹島へ、ディーゼル発電施設、その燃料を供給しているところの社長さんであります。そういう方が団長で行かれた。  しかも、その方が...全文を見る
○木下委員 少なくも、旧島民の皆さんを代表して団長として行かれるわけですから、そこはやはりきちんと公平な、公正な方を選ぶような、そういうシステムをつくっていただきたいと思います。この問題は、またいずれ追及させていただきます。  もう一つ、外務省のプール金問題についてお伺いします...全文を見る
○木下委員 この内訳について資料を出させていただきました。  各課、室について残高あるいは費消額という形で出ているのですが、これを見ますと、実に、五百万円以上のプール金を蓄えていたところが十六課もあるのですね。とりわけ経済局が非常に多い。あるいは大臣秘書室、事務次官室、会計課ま...全文を見る
○木下委員 解明ができましたと、いかにも無責任なあれなのですが、それは後でまた追及します、時間がありませんので。  では、このプール金の財源はどうなっているのですか。私自身が三越の問題で追及したとき、三越問題で外務省が購入したのは交際費と庁費とそれから報償費である、これをなかな...全文を見る
○木下委員 個別に財源を明らかにしてもらえますか。
○木下委員 明らかにしてください。それぞれ財源、どこから出ているのか、それがプールされている、そのプール金の財源を明らかにしていただけますね。
○木下委員 いや、さっきは出すのはやぶさかでないと言っていましたけれども、検討じゃなくてやっていただけますね、どうですか。やってくださいよ。
○木下委員 では、それをできるだけ早目に出してください。  それから、会計検査院にお伺いしますけれども、こういったプール金はなぜチェックできなかったんですか。何を検査していたんですか。これだけ多額のプール金があった、どうしてチェックできなかったんですか。
○木下委員 もう一点だけ。
○木下委員 今、私の手元に、ホノルルとフランス大使館の渡切費と政府開発援助、この資料がございます。仙台の市民オンブズマンへ情報公開法に基づいて出した資料なんですが、この中で、渡切費とODAの渡切費が一緒に使われている。なぜハワイやあるいはフランスでODAが使われているんですか。そ...全文を見る
○木下委員 この問題はよくわからないので、改めてまた質問させていただきます。きょうは終わります。
03月22日第154回国会 衆議院 外務委員会 第4号
議事録を見る
○木下委員 おはようございます。民主党の木下厚でございます。  さて、北方四島の人道支援に絡みまして、鈴木宗男議員とのかかわりがこれまで再三取りざたされてきましたのですが、実は、去る三月七日と八日、私自身、野党四党の外務省疑惑解明プロジェクトチームの、そのうちの北方四島問題調査...全文を見る
○木下委員 この追加契約の中身はどういうものか御存じですか。
○木下委員 しかし、犬飼工務店さんの方はこんな中身を知らないんですよ。この中身については全く関知しない。要するに、犬飼工務店の常務さんは、人件費を差し引いた——四億円で受注して、四億円、コマツハウスと日揮に丸投げして利益が全くないわけです。ですから、彼らは、そのための利益だ、そう...全文を見る
○木下委員 しかし、それはおかしいですね。  では、例えば渡辺建設工業とそれから犬飼工務店JVのきちんとした見積書は、何月何日に出して、だれが決裁して、いつどのように支払ったか、それをはっきり言ってください。見積書を出していますか。これは総額しかないですよ、ここに御見積書として...全文を見る
○木下委員 いや、それはわかっているんです。だから、この見積書があると言っているんです。この中身を積み上げていくわけでしょう、見積書というのは。それを出してください。ありますか。
○木下委員 そんなばかな話はないでしょう、単価にかかわるからって。では、単価だけ消してくれればいいですよ、もしどうしても単価があれでしたら。こういうふうにきちんと見積もって、これだけの総額が出たということを出してくれないと、ただ総額だけ出されても、この中身はわからないですよ。だか...全文を見る
○木下委員 いや、検討じゃなくて、実はこれには伏線があるんです。  要するに、鈴木宗男さんが、ムネオハウスの現地へ行ったときに、帰りに船の中で地元の業者が一人もいないと言ってどなったわけですよ、なぜ地元業者にやらせないんだと。地元業者、全く行っていないわけですよ。さっき言ったよ...全文を見る
○木下委員 いや、そんな答弁じゃだめですよ。犬飼工務店さんは、きちんと利益が出ないからその分で利益を確保した、六、四で分けたと言っているんですよ。  この中身を見ますと、これでは全く利益が出ていないでしょう。四億円で丸投げして、しかも二千三百万円追加契約したものがまたそっくり使...全文を見る
○木下委員 いや、今のは重大発言ですよ。犬飼と渡辺建設がどういうふうに下請へ出したかわからない、承知していないなんという話はないでしょう。本当に承知していないですか。そんな無責任な話でいいんですか。どこへ行こうがそれは知らぬ、今の答弁はそうですよ。それでいいんですか。把握していな...全文を見る
○木下委員 まさに無責任ですね。下請に出したのは知っているけれども、金額がどうなったかぐらいは承知していないと答弁にならないでしょう。大臣どうですか、今の答弁。
○木下委員 いや、私は一般論を聞いているんじゃないです。しかも、これだけ大きな問題になっているんです。国民の税金が使われている。一般論で話したってわからないでしょう。そうじゃなくて、この案件についてきちんと把握していないのは無責任じゃないか。しかも、これだけ問題になっているんです...全文を見る
○木下委員 いや、だから問題になっているんですよ。きちんとした手続をして、ある程度の利益を確保してやられているならわかるんですけれども、そうじゃない異常な状態で受注して丸投げしているから問題が起こっているんです。  では、もう一度聞きます。このムネオハウス以外に追加契約というの...全文を見る
○木下委員 私自身、もう恐らく三週間ぐらいにわたって、追加契約があるはずだ、そのほかのものについても出してくれと再三言っているんです。そして、ロシア支援室の方では連絡が来まして、ほぼそろいました、出せます、しかし上の方の決裁がありますからと。そして上に上がったら、いつの間にか出せ...全文を見る
○木下委員 根室から電話して、この資料出てきたんですよ。これは共産党さんが一昼夜頑張って外務省の前で張りついて、とにかく出せ、そしてこれが出てきたんです。当初は、これも全部色をつけていなかったです。そっくりそのまま出てきたんです。何も黒で消していなかったものが出てきた。そして資料...全文を見る
○木下委員 では、この資料は出していただけますね。検討じゃなくて、こっちが出ているんですもの、出してくださいよ。  今まで外務省さん、都合の悪い宗男さんや田中眞紀子さんの資料はどんどん出てきた。しかしこれは、言った言わないとか、そういう話じゃないんですよ。国民の皆さんの貴重な税...全文を見る
○木下委員 では、その資料をひとつよろしくお願いしたいと思いますが、一応、簡単に私が調べた部分だけ申し上げます。追加支出ですね。色丹島のディーゼル発電施設九千四百二十二万円、択捉島ディーゼル発電施設四百九万円、国後島ディーゼル発電施設四千百六十三万円、国後島の桟橋改修五千六百七十...全文を見る
○木下委員 いや、そんなことはみんな業者さんはわかっているのですよ。だから、函館からも業者さん、説明会に行っている。あるいは室蘭からも行っている。それは、こんな一項がなければ、自分のところでつくってすぐ持ってこいと言ったら、一昼夜かけたってすぐ直接古釜布へ運べばいいじゃないですか...全文を見る
○木下委員 できるだけ早急にそのいきさつを教えていただきたい、明らかにしてもらいたいなと思います。  この条項だけ読むと、本当に根室造船しか受注できないのですよ。今言ったように、やはり一千万かけて花咲港へわざわざ係留して、船員の皆さんの面倒を見なければいけない。ですから、まず根...全文を見る
○木下委員 実は、私もびっくりしたのですが、私も昨年八月にビザなし交流の一員として色丹島へ行ってまいりました。そこで見たのですけれども、確かに発電所がある、ですから燃料は多少かかると思うのですが、恐らくドラム缶で貯蔵してあると思うのですが、こんなに北方四島で、住民の皆さんもそれほ...全文を見る
○木下委員 そうしますと、この燃料というのは、どういう形で島側から来るわけですか。例えば、毎年何トン欲しい、そういうようなきちんとした見積書なり実績なり、そういったものを、きちんと過去の実績を見た上で判断されて決裁しているわけですか。その辺はどうなっていますか。その手続はどうなっ...全文を見る
○木下委員 それは、過去の実績、例えば色丹島で年間にどのぐらい使う、あるいは国後島でどのぐらい使う、そうしたものを、過去のデータをきちんと把握していますか。その上で、例えば、今年度なり来年度なりの要請に基づいて余り差がないという形での判断をされていますか、どうなんですか。
○木下委員 いわば、向こう側の要請があれば、要するにもう無条件で出すということですね。ですから、そういう形で、十分な調査もしないで要請さえあればどんどん出すというような形で、実は余っている、それが日本に還流してきてガソリンスタンドで安く売られている。この点、大臣、じっくり調べてい...全文を見る
○木下委員 いや、調べられないと最初から言われちゃったら、これはそれほどいいかげんな話はないので、調べられるところはやはり調べてもらいたい。恐らく、燃料を受注したところが何らかの形で関与している可能性があるわけですから、そこをきちんとやはり調査してもらいたいなと思います。大臣、ど...全文を見る
○木下委員 もちろん、それは捜査権があるわけじゃないし、それはもうわかっています。ですから、調べる方法は幾らでもあるはずです。きちんとした伝票が出ているか、あるいは数量が幾ら本当に必要なのか、そういったものを取り寄せればある程度調査できるはずですから、できるだけ厳重にやはり調査し...全文を見る
○木下委員 一応、これは北海道庁の仕事でありますが、やはりちょっと調査、事情を聞いてもらいたいなと思います。  時間でございますので、また改めてこの問題は追及させていただきます。どうもありがとうございました。
03月26日第154回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第4号
議事録を見る
○木下委員 民主党の木下でございます。  さて、先般、実は三月十八日と十九日両日、外務省の疑惑解明プロジェクトチーム、野党四党合同の沖縄調査チームとして沖縄に行ってまいりました。これは外務省関係の調査ということだったんですが、実は、行ってみると、むしろ公共事業にまつわるさまざま...全文を見る
○木下委員 たしか私も何回か沖縄へ参りました。私、前、ジャーナリストでしたので、十数年前は沖縄にも何回も行きました。それから比べると、確かに道路もよくなったし、社会資本が整備された。その一方で環境はどんどん破壊され、それからその一方で、本当に、こういった七兆円を超える私たちの税金...全文を見る
○木下委員 実は私も何回も沖縄特別委員会等で質問させていただいたんですが、公共事業をこれだけ投入したにもかかわらず、やはり県民所得は期待するほど上がっていないんです。失業率も、依然としてやはり本土よりも相当高い水準にある。  これはなぜかというと、従来沖縄の悲願だったのは基地依...全文を見る
○木下委員 いや、それは別に沖縄だけじゃなくて、本土だって昭和四十七年と比べたらやはり上がっていますよ。相対的に私は言っているんです、相対的に。(尾身国務大臣「相対的によくなっています」と呼ぶ)相対的に言っているんです。  ですから、要するに、沖縄が、確かに上がっていますよ、四...全文を見る
○木下委員 例えば、私も北部まで行ってきたんです。そして、今度新たに北部振興策として毎年百億円投入されますよね。しかし、各市町村では、これだけ投入されても自己負担で消化し切れないと実際に何人も自治体の人たちが言っているんですが、そういった実態は御存じでいらっしゃいますか。
○木下委員 その議論はまた後ほどさせていただきますが、むしろ問題は、こうした公共事業をいわば一部の政治家が私物化している、このことこそ大きな問題だ。  私自身、ずっと鈴木宗男さんの問題を追及してきました。全部、政治資金、調べました。とにかく、根室出身の、北海道出身の鈴木宗男さん...全文を見る
○木下委員 いや、政治家のあり方じゃなくて、特に大米建設は、会社の五〇%以上を公共事業で占めているんです、売り上げの五〇%以上を。そういったところから、しかも大株主である人に対して、毎年毎年多額の献金をする。  これは政治家のモラルとして、扇大臣、どうですか。扇国土交通大臣、こ...全文を見る
○木下委員 まして下地さんは、一九九八年七月から一九九九年十月まで沖縄開発庁政務次官をやっています。この政務次官のときに急に献金がふえています。それから鈴木宗男さんは、九七年に北海道・沖縄開発庁長官、九八年に内閣官房副長官をやっています。いわば、二人でセットになってこうした形で沖...全文を見る
○木下委員 それでは、そこまでおっしゃるなら具体的な例をお話ししましょう。  今、沖縄では国立組踊劇場、これが建設されています。視察してまいりましたが、今これが建設中でございます。これは、平成十年度に基本設計され、そして設計料が約二億七千万円、工事費が百八億七千八百万円。この基...全文を見る
○木下委員 いや、そんなことを聞いているんじゃないですよ。要するに、地元の設計を手伝った会社の中に鈴木宗男さんの後援会があるんですよ。そうすると、設計をやる段階から価格は全部わかるじゃないですか。設計をやっていれば価格は全部わかりますよ、コストが出ているんです。そうすると、受注す...全文を見る
○木下委員 それでは、この組踊劇場の、受注した会社の落札価格と予定価格を出してみてください。資料を出してください。どれだけの幅で落札されているか。ほとんど違わないですよ。要するに九七か八%の価格でみんな接近して落札しているんです。  しかも、この献金額を見てください。突然、平成...全文を見る
○木下委員 これだけはっきり、受注した翌年なりあるいは翌々年にこうした形で献金が来れば、これはやはり何らかの御礼と見るのは自然の成り行きですよ。そうでなかったら、うまくやるんだったら、鈴木宗男さんみたいに、毎年毎年、十二万、十二万の会費でやって、後どうするか知りませんよ。しかし、...全文を見る
○木下委員 では、もう一点。  資料四を見てください。これは沈埋トンネルといいます。これは、那覇空港から那覇埠頭地区を海底トンネルで横断し、対岸の波之上地区を結ぶ、延長約一・一キロメートルの自動車専用トンネルの建築工事です。地図をちょっと示しますが、これが那覇港、これが那覇空港...全文を見る
○木下委員 尾身大臣、大変失礼ですけれども、尾身さんの献金でこういった献金はありますか。要するに、企業から一年間で百万とかこういった、これだけずらずらっと受注した企業からの献金というのを御経験ありますか。
○木下委員 私も、自民党の重立った先生方の献金を全部調べました。連日、かなりの部分を調べました。皆さん本当に、会費を、例えば一カ月一万、年間十二万という形で献金しています。ましてや、一つの工事で、受注した企業からこれだけの献金をもらっている人はいないのです。皆さん、それなりに気を...全文を見る
○木下委員 大臣がそういう御答弁だと、これは、公共工事の先は思いやられる。むしろ毅然として、やはり公共事業のところからはできるだけ献金を広く薄くもらうような形にしないと、これはだれが見たって、それは違法性があるかどうかは別にして、国民の皆さんは、あるいは県民の皆さんがこれを見たら...全文を見る
04月03日第154回国会 衆議院 外務委員会 第6号
議事録を見る
○木下委員 民主党の木下厚でございます。  ただいま首藤委員の方から、昨日処分された外務省の職員の問題について質問がございましたが、続けて私も質問させていただきます。  確かに、今首藤議員がおっしゃったように、非常に処分が甘い、これはもう言うまでもない、私も同じ思いでございま...全文を見る
○木下委員 今大臣が、鈴木議員と不適切な関係があったという指摘がありましたが、そうした一人の議員に対して不適切な関係をつくらざるを得なかった外務省というところは何なんですか。その体質についてどう判断されていますか。
○木下委員 今大臣は個人の監督不行き届きだとかそういう問題にすりかえていますが、私が見るところ、外務省の職員の皆さんに、要するに、国益は何か、この感覚がないんじゃないですか。だから、例えばチャイナグループとかロシアングループとか、そういった形、人たちが暗躍する。ですから、本来の日...全文を見る
○木下委員 国益について十分考えていなかったという大臣の答弁がございましたので、問題をちょっと個別に移らせていただきます。  一つ、東郷和彦オランダ大使を厳重訓戒処分にしましたが、その具体的な処分理由、この訓戒処分が重い軽いと私は言いませんが、その具体的な処分の理由は何なのか。...全文を見る
○木下委員 その対ロ外交に混乱をもたらした、具体的に言うとどういうことになりますか。具体的に言ってください。
○木下委員 対ロ交渉に混乱をもたらしたということは、要するに、これまで政府が一貫してきた四島一括返還論に対して、鈴木宗男議員や東郷オランダ大使が二島先行返還論で、例えば対ロシアと二元外交をやっていた、そのことを指しているんじゃないですか。
○木下委員 いや、そんなことを聞いているんじゃないです。だから言っているでしょう。政府は一貫して四島一括返還を言ってきたけれども、東郷オランダ大使あるいは鈴木宗男さんは、二島先行返還論でロシアに行き、そして、さまざまな形で交渉していたわけでしょう。そのことを言っているんじゃないで...全文を見る
○木下委員 そんなことじゃ処分理由にならないんですよ。国民の皆さんはそんなことを聞いていないんです。なぜこれほど問題になったのか。そのために彼は処分され、その処分理由がそんなあいまいなことじゃ東郷さんだって納得できないですよ。きちんと言ってください、国民に納得できる形で。そんな、...全文を見る
○木下委員 大臣、そんな官僚答弁じゃだめなんですよ。  要するに、省内にはさまざまな意見があっていいんです。これはけんけんがくがくやって、例えば二島先行返還論があってもいいし、四島一括返還があってもいい。しかし、一歩外へ出て外交をやるときは、やはり政府の方針と一致した外交をやっ...全文を見る
○木下委員 私も、二島先行返還論を言ったから、それが責任のすべてだと言っていないんです。その一部も入っているんでしょう。そんな、今大臣がお話ししたようなことで省内が混乱するようだったら、そんな外務省やめちゃえばいいんです。けんけんがくがく議論あるし、あるいは多少逸脱するところもあ...全文を見る
○木下委員 何を言っているかちょっとよくわかりませんけれども、そんな官僚答弁じゃしようがない。時間のロスですので、はっきり言っておきます。  やはり、省内を混乱させた、これは、東郷さん、鈴木さんが二島先行返還論でさまざまな形で対ロシア支援も考えた、だからこそ混乱を招いたんです。...全文を見る
○木下委員 この新聞報道によると、そんな生易しいものじゃないんです。極めて機密性の高いものまで連日配達されていた、それから、「秘密指定の解除などの手続きを経ていないことが多く、」ということまで書いてあります。  これを今言ってもしようがないんで、事実関係をきちんと調べて御報告し...全文を見る
○木下委員 いや、そんな、何も鈴木議員に聞けなんて言っていないですよ。東郷元局長が出したと言っているんだから、東郷さんに聞けばいいじゃないですか。東郷さんに聞いてくださいよ。確認してください。できますか。
○木下委員 それから、東郷オランダ大使の処分というのは、これは事実上罷免なんですか。どうなんですか。そこら辺がちょっとはっきりしないのですが、大臣はどういう形での処分ということですか。
○木下委員 何ですか。もう一度説明してください。
○木下委員 要するに、大使を免ずるだけで、あとはおとがめなしということですか。罷免とは違うわけですね。
○木下委員 そうすると、罷免ととらえていいわけですね。よろしいですね、罷免と。わかりました。  それから、川口大臣は当初、三月末までにはその処分を発表したいと言っていたんですが、きのうまでおくれた。新聞報道によると、東郷オランダ大使が今回の処分に納得しなかった、帰国命令に従わな...全文を見る
○木下委員 東郷さんは、マスコミを通じて、自分の局長在任中に何も悪いことをしていないんだということを再三言っているんですが、これについて、弁明なり、何か東郷さんから直接聞いたことはありますか。
○木下委員 つまり、大臣、東郷さん自身も、要するに、何で罷免されるのかわかっていない。わかっていないのですよ。だから、はっきり、こういう理由で国益を損ねた、こういう理由で省内を混乱させたと。理由づけがあいまいだからなんですよ。さっき私が言ったように、はっきり国益に背いた、国益を損...全文を見る
○木下委員 そんな説明聞いてないですよ。そんな言いわけ、聞くつもりはありません。そういうことを言っているんじゃないのです。  それでは、ちょっと話を違う問題に移します。  ちょっと北方四島支援事業についてお伺いしたいのですが、私、三月二十二日の本委員会で、各事業にわたって追加...全文を見る
○木下委員 何をもたもたしているのですか。この前も言いましたけれども、ムネオハウスのこれについては一晩で出てきたのですよ、三枚。何でこれが出て、違うのが二週間も三週間も手続にかかるのですか。すぐ出してください。どんな手続をやっているのですか。もうロシア支援室ではそろえたと言ってい...全文を見る
○木下委員 では、それは必ず、必ず出してくださいよ。  それから、せっかく高野さんがお見えでございますので、その問題について。もう時間がないので。  高野さんと鈴木議員とのそもそもの最初の出会いというのは、これは何年ごろか。それから、その後どういうおつき合いをされてきたか。そ...全文を見る
○木下委員 高野さんは平成十二年三月から支援委員会の事務局長に就任されています。それまでのコンゴ大使の時代のことについては後で同僚の中川議員の方から質問させていただきますが、その事務局長になられて、前事務局長さんからは、これは末澤昌二さんとおっしゃるのですか、北方支援事業について...全文を見る
○木下委員 高野さんが平成十二年三月に支援委員会の事務局長に御就任されているんですが、これまで事務局長は、いわゆるアフリカ諸国の大使をやられた方が直接事務局長になられた経緯はないわけですね。初めてですよね。一説によると、鈴木さんから相当強い後押しがあったという報道等もあるんですが...全文を見る
○木下委員 事務局長に就任後、実際には、平成十二年ですから、高野さんが直接判断された事業というのは国後島へのディーゼル発電ですね。それから、燃料、食料品、医薬品等それ以後の案件になりますが、これについて鈴木さんから特別、何らかの指示なりアドバイスなり、あるいは強い働きかけというも...全文を見る
○木下委員 支援委員会の設置に関する協定の改正に関する議定書、この第一条には、「食糧の購入」「医薬品及び医療機器の購入」「受益諸国が現在置かれている困難な状況の中でこれらの諸国の国民の相当な生活水準を確保するために必要なその他の物品であって委員会が適当と認めるものの購入」「緊急人...全文を見る
○木下委員 はい。  高野さんは日露青年交流センターですか、この事務局長も兼ねておられたわけですので、今この問題をめぐってさまざまな鈴木議員との疑惑が指摘されていますが、一言だけ、振り返ってどんな思いでございますか、鈴木議員との関係について。
○木下委員 済みません。以上で質問を終わります。ありがとうございました。
04月05日第154回国会 衆議院 外務委員会 第7号
議事録を見る
○木下委員 民主党の木下厚でございます。  昨年一月に、いわゆる外交機密費、報償費ですね、この私的流用事件発覚以後、本当に外務省にかかわるさまざまな事件が起こりました。今まさに、鈴木宗男さん、それから東郷さんを含め、大量の処分を出した。この経過を見てみますと、まさに外務省の皆さ...全文を見る
○木下委員 そうしますと、私も北方領土に関するこれまでの交渉経過を表にまとめてみました。実は、二〇〇一年、昨年ですが、十月二十一日に小泉首相とプーチン会談でいわゆる並行協議の開始に合意しました。この並行協議というのは、先ほど来話が出ていますが、大臣はどういうふうに考えておりますか...全文を見る
○木下委員 五六年の日ソ共同宣言による歯舞、色丹の両島の返還、もうそれは認めているわけです、ロシア側も。国後、択捉については、これから帰属問題を協議するということでしょう。だから、もし並行協議を認めたというのであれば、これは明らかに、先行する二島が返ってきたら、後、継続してロシア...全文を見る
○木下委員 川口大臣は、ことし三月十五日の国会で、並行協議という形式で日ロが合意したことはありません、こう述べているじゃないですか。述べていませんか。
○木下委員 そうすると、この並行協議というのは日ロで合意したものじゃなくて、日本側が勝手に、あるいは小泉さんが勝手に合意したと言った、国民の皆さんに発表しただけですか。ロシア側は全くこれに合意していないということですか。
○木下委員 そんないいかげんな話はないでしょう。昨年の十月二十一日、中国・上海でのプーチン大統領との会談の後、並行協議で合意した、日ロ首脳で合意したと小泉さんははっきり発表し、一斉にマスコミが書いているんですよ。今おっしゃったように、それをたまたま次官級会議で合意していなかった、...全文を見る
○木下委員 領土交渉に紆余曲折がある、これはみんな承知していると思うんです。ただ、今までは、帰属問題、これを一括してやった上で平和条約という話だったのが、あるときから並行協議という線が出てきた。この並行協議の原点をたどっていけば、これは明らかになってくるんです。これは、まさにその...全文を見る
○木下委員 そういう詭弁を言っちゃいけないですよ。当初、これは、九三年の細川政権時代の東京宣言で、四島をきちんと明記して、帰属をきちんとするとはっきり記しているんですよ。それが途中からどんどん変わってきて、そして並行協議という形になった。  共産党さんが三月十九日に公表した外務...全文を見る
○木下委員 これは、共産党さんの言っているように、佐藤優さんのところから出ている。はっきり明示してあります。調べましたか、佐藤さんのところ。
○木下委員 常に一議員、一議員と逃げますけれども、鈴木さんは、一議員であっても、だれよりもロシアに精通して、ロシアとの人脈があるんです。あるいは、当時の東郷欧州局長も出席しているじゃないですか。あるいは、佐藤さんも出席しているじゃないですか。そして、ロシュコフ外務次官とこうした話...全文を見る
○木下委員 出所不明じゃなくて、佐藤さんが出したと言っているでしょう。佐藤さんのところから出ている。名前を挙げて私は言っているんです。佐藤さんを調べましたか。調べるつもりはありますか。
○木下委員 これほど、日本の外交の根幹にかかわる話ですよ。それは、はるか行方知らずの人を捜すわけじゃないんです。今、外務省にいるんでしょう。聞いたらいいじゃないですか。なぜ聞かないんですか。聞くつもりはないですか。出所不明じゃないんです。事実関係を明らかにしてください。
○木下委員 そこの席には東郷さんも出ていた、あるいは佐藤さんも出ていた、それは確認していますか。
○木下委員 そこまで確認しているんなら、文書ぐらい簡単に確認できるでしょう。なぜしないんですか。内容はいいです。では、その文書は確かに佐藤さんのところから出たものかどうか、それを調べてください。  これは、これからの対ロシア外交にとって基本的な問題を含んでいるんです。大変重要な...全文を見る
○木下委員 文書はあるんですか、ないんですか。そこだけ確認していただけますか。中身はいいです。あるいは、違った文書があるかもしれない。そうした文書は佐藤さんのもとにあるんですか、ないんですか。
○木下委員 いや、広く流布しているんですよ。これが誤って国民に伝わっていたら大変なことになります。違うなら違うと言ってください、調べて。委員長、お願いしますよ。  では、これをやっていてもあれですので、北朝鮮の拉致問題、これについて、せっかく捜査当局の方がいらっしゃっているんで...全文を見る
○木下委員 もう時間ですので、この問題はまた改めて論議したいと思うんですが、このように、北方四島もあるいは北朝鮮も、一人の政治家あるいは一人の一民間人、この協力によってやはり政策がゆがめられている、このことを指摘して、日本の外交、外務省、何をやっているんだということを改めて指摘し...全文を見る
04月08日第154回国会 衆議院 決算行政監視委員会第一分科会 第1号
議事録を見る
○木下主査代理 次に、三井辨雄君。
○木下主査代理 これにて三井辨雄君の質疑は終了いたしました。  次に、牧義夫君。
○木下主査代理 これにて牧義夫君の質疑は終了いたしました。     〔木下主査代理退席、主査着席〕
○木下主査代理 次に、石井郁子君。
○木下主査代理 これにて石井郁子君の質疑は終了いたしました。  以上をもちまして皇室費についての質疑は終了いたしました。  次回は、明九日午前九時から本分科会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。     午後六時十九分散会
04月08日第154回国会 衆議院 決算行政監視委員会第四分科会 第1号
議事録を見る
○木下分科員 おはようございます。民主党の木下でございます。  扇大臣には、きょう、あすと大変な日程でございますが、ひとついろいろよろしくお願いしたいと思います。  まず、私自身、道路公団の問題について質問をさせていただきます。  小泉構造改革の大きな柱、これは特殊法人改革...全文を見る
○木下分科員 今、民営化議論がされております。しかも、小泉さんが国費投入を中止した。本来ならば、やはりここはきちんと工事そのものを当初のとおり凍結してあるいは先送りして徹底的に見直す、これが本来の姿であろうと思います。しかも、この工事は何も今年度だけではない、継続して続けられるわ...全文を見る
○木下分科員 今、電話があって、どうなんだと、言葉を聞いていると非常に優しく言われたような印象を受けますが、私がいろいろ調査したところによると、相当激しい調子で言っているんじゃありませんか。これは雑誌にもはっきり出ていますが、何でおれのところなんだと。要するに、青木さんの選挙区で...全文を見る
○木下分科員 そうすると、テレビあるいは新聞等に、私も随分テレビ、新聞も見ました。相当激しい調子で、中止になったことに対して青木さんは怒りを持って発言しています。これが影響を与えたことはありませんか。
○木下分科員 実は、工事発注再開になる前に、私ども民主党に内部告発がありました。仏経山トンネル西工事については、既に談合によって青木幹事長の地元の有力後援者であるフクダ組と東亜建設工業、これが談合によって落札決定しているという内部情報がありまして、私が団長になって島根県へ調査に行...全文を見る
○木下分科員 そういう意味では、事前に私を団長とする民主党調査団が行って、やはり中国支社に強く申し入れをした、その効果があったのではないか。公平に入札が行われたかどうかは別にして、改めて私が指摘した業者が落札しなかった、そういう面では多少なりとも何らかの配慮が働いたのではないか、...全文を見る
○木下分科員 大臣のおっしゃること、よくわかるんですが、もう一度お配りした資料一を見ていただきたいんですが、島根県の、それほど公共事業が、あるいは建設工事が非常に厳しいところで、これだけの会社が、やはり青木幹雄後援会並びに青木さんが代表を務める自民党島根県参議院選挙区第一支部へ献...全文を見る
○木下分科員 確かに、資料に挙げた数値は政治資金規正法に基づいて記載されています。しかしこれは、政治資金規正法に合っているから適法であるということじゃないと思うのです。やはりこれは、私たちの税金が確実に還流されているということにほかならない、このことを指摘して、もう一度、今度は資...全文を見る
○木下分科員 大臣のそのお言葉を聞いて少しは安心しました。ひとつリーダーシップを発揮して、公明正大な、透明性の高い公共事業にしていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。どうもありがとうございました。
04月08日第154回国会 衆議院 決算行政監視委員会第二分科会 第1号
議事録を見る
○木下分科員 民主党の木下厚でございます。  私自身、去る二月十五日の予算委員会におきまして、当時大きな話題になりました板橋区にあります帝京大学医学部あるいは経済学部入学に関する不正疑惑について、約一時間四十分にわたっていろいろ議論をさせていただきました。その中で、まだまだ疑惑...全文を見る
○木下分科員 私が三月五日にいただいたこの資料は、これは中間調査ということでございますね。そうすると、結果としては、文部科学省さんとしてはいつごろまでにと、何かそういった要請なりはしておりますか。
○木下分科員 そのとき私自身が、特別調査委員会の、どんな人たちが調査委員になっているかメンバー表を出してくれということで、メンバー表をいただきました。これを見ますと、八人のメンバーが特別調査委員会になっています。  私があのとき、とにかく、学内の身内調査だけではなくて、できるだ...全文を見る
○木下分科員 二月の予算委員会でも私は指摘しました。総長の沖永さんはとにかくワンマンであって、これは私も質問の後、大学の関係者あるいは教授からも、何人からも内部告発をいただきました。とにかく、人事を含めてワンマン経営者である。したがって、この調査委員会のメンバーを見ますと、その総...全文を見る
○木下分科員 予算委員会で私は表を出しましたよね。総長室で総長みずからが点数をはじき出して、金額を書いてやっていたという資料を出しました。  要するに、点数と合否判定の資料を出せば、そして、あと父母さんに、要するに合否判定前に幾ら払ったか、払ったのか払わなかったのか、それを調べ...全文を見る
○木下分科員 ことしの補助金は今のところ凍結されていますが、昨年まで、毎年約二十億円の補助金が出ているわけですね。そうしますと、これだけ入試に対する不信が持たれているとすれば、やはり文部省独自に調査委員会をつくって調査する、そういう考えはございませんか。大臣、いかがでございますか...全文を見る
○木下分科員 さきの予算委員会で、文部大臣は大学の教育についてこう言っています。「やはり大学の機能は、一つは教育であり、そして研究であり、同時に、これからは、いろいろな研究の成果を踏まえた上で社会的に貢献していく、そういう存在でなくてはならない」、そうはっきりおっしゃっています。...全文を見る
○木下分科員 私自身が一番不思議に思ったのは、先ほど言いました中間調査が出ました。その中で、真っ先に何が書いてあるか。要するに、沖永総長の実弟、これが、新聞報道その他、私の調査によっても、やはり関与していた、そういう話があちこちから出てきております。ところが、冒頭でまず、その実弟...全文を見る
○木下分科員 そうしますと、その実弟についても大学は調査している、そういう認識でよろしゅうございますね——はい。  それと、前回にも私自身質問させていただいたんですが、とにかく帝京大学というところは大変な財団法人を持っている。これは、財団法人を幾つ持っているかわかりますか。
○木下分科員 宗教法人はお持ちでございますか。
○木下分科員 大学の関係者によれば、熊本に宗教法人神道王皇教会、それから、これは多分長野県だと思うんですが、御嶽山白龍神社、この二つの宗教法人が内部からは伝わってきていますので、もしあれだったら至急調べていただきたいと思います。  それで、この内部告発者によれば、いわば、入学の...全文を見る
○木下分科員 そういった株式運用のほかに、実は、前回も指摘させていただきましたが、衆議院議員の松島みどりさんに対する多額の献金がございました。ちょっと資料を配っていただきたいのですが、実は、松島みどりさんだけではなくて、自民党の前政調会長の亀井静香さんに対して、極めて不明瞭な多額...全文を見る
○木下分科員 それにしても、沖永総長夫妻が、給料を幾らもらっているんですか。平成十二年は、お二人の給料だけで年間六百万円も寄附しているんですよ。亀井さん三百万、松島みどりさん三百万。これは、幾ら個人の寄附といっても限度を超えています。  少なくとも、補助金をもらっている大学、あ...全文を見る
○木下分科員 しかも、亀井さんは、これは一九九三年、新聞報道されました。帝京大学の関連会社である帝京サービスの所有しているパレロワイヤルの九階の事務所をただで借りていたということで新聞報道されました。  これはその後、直ちに家賃を払ったそうです。私も聞きました。しかし、いまだ亀...全文を見る
04月09日第154回国会 衆議院 決算行政監視委員会第一分科会 第2号
議事録を見る
○木下主査代理 次に、会計検査院の検査概要説明を聴取いたします。会計検査院円谷第五局長。
○木下主査代理 ただいまの会計検査院の指摘に基づき講じた措置について説明を聴取いたします。片山総務大臣。
○木下主査代理 この際、お諮りいたします。  お手元に配付いたしております決算概要説明等のうち、ただいま説明を聴取した部分を除き、詳細な説明は、これを省略し、本日の会議録に掲載いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○木下主査代理 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。     —————————————
○木下主査代理 以上をもちまして郵政省所管についての説明は終わりました。     —————————————
○木下主査代理 これより質疑に入ります。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。永田寿康君。
04月10日第154回国会 衆議院 国土交通委員会 第8号
議事録を見る
○木下委員 民主党の木下厚でございます。  大臣には、早朝より御苦労さまでございます。  きょうは、せんだっても質問させていただいたんですが、政治と金の問題、とりわけ公共事業にまつわる政治家の、今口ききビジネスなんという言葉がマスコミなどで使われておるんですが、こういった公共...全文を見る
○木下委員 もう一点。先ほど言いましたように、口ききビジネスという言葉がマスコミをにぎわしている。これについては、担当大臣としてどんなふうなお感じをお持ちでございますか。
○木下委員 今、大臣から大変力強い御発言をいただきました。私も全く同感でございます。  実は、先日、これは三月二十日でございますが、私の事務所にこういった内部文書が郵送されてきました。これにかかわる話を私も調査いたしました。そして、これについて、今週発売のサンデー毎日にこういう...全文を見る
○木下委員 今大臣の方から、政治資金規正法に基づいていれば問題ないという発言がございました。(扇国務大臣「問題ないじゃない。何とも言えない」と呼ぶ)何とも言えないという発言がございましたが、本当にそうなのかどうか。  今、資料をお手元にお配りしていると思うんですが、資料一に、大...全文を見る
○木下委員 今大臣の方から説明がございましたが、債権放棄したから献金をゼロにしたと、私自身は、むしろ問題は、それ以前の問題だろうと思います。  経営が厳しいのに多額の献金をする、こここそ問題であって、みずからがそうした問題を正せないで、会社経営者として失格だと私は思うのです。ゼ...全文を見る
○木下委員 もう時間ですので、今沖縄の話が出ましたのですが、沖縄の今の現状を見ますと、失業率が本土の二倍近くあります。それから、県民一人当たりの所得も本土の七割ぐらいしかないのです。  決して沖縄は景気はよくないのですね。むしろ本土から毎年三千億円の、これまで沖縄開発にかかわっ...全文を見る
04月12日第154回国会 衆議院 外務委員会 第9号
議事録を見る
○木下委員 民主党の木下厚でございます。  さて、きょうは、私自身は、北朝鮮による日本人拉致疑惑、この問題についてちょっと議論をさせていただきたいと思います。  既にこの問題については、今回の有本恵子さんの問題が明らかになって以後、当委員会並びに各委員会でも質疑がされておりま...全文を見る
○木下委員 その件数は今段階でどのぐらい、何件何人ぐらいと見ていますか。
○木下委員 そうしますと、有本さんの御両親が、八尾さんが恵子さん以外にも二人の日本人女性の拉致にかかわった、こう話しているとの報道がありますが、この二人の日本人女性、これも含まれておりますか。
○木下委員 そうすると、もう一度確認だけさせていただきますが、有本恵子さん、この女性についての認定は、八尾恵さんの証言、あるいはほかに証拠も相当あったということでございますか。
○木下委員 警備当局としては、こういった、今わかっているだけで八件十一人、これについて、今後疑惑解明に向けてどのような捜査をしていく、再捜査という話も伝わっていますが、どのように考えておられますか。
○木下委員 まだまだ、一説によると七十人という数字も出てきております。できるだけ、身元不明者も含めて、北朝鮮関係の、もし拉致があるとすれば、事実確認を全力を挙げてお願いしたいと思います。  次に、今後の北朝鮮政策について大臣にお伺いしたいと思うんですが、今回の有本さんの拉致認定...全文を見る
○木下委員 いや、大臣の今の話を聞いていますと、それは従来から言ってきたことなんですね。それを繰り返してもらっても困るんですよ。やはりここは、大臣も再三言っています毅然たる態度をとる。あるいは、小泉さんもはっきり言っています。毅然たる態度とはどういうことか、具体的におっしゃってく...全文を見る
○木下委員 いや、だから毅然たる態度というのはどういうことなのかということを聞いているんですよ。態度なんというのは、やはりこっちから条件を出すなりあるいは本当に具体的に問題を提示しないと、ただ毅然たる態度と言われたって、これはもう従来から言われてきたことなんで、それをあれしてもあ...全文を見る
○木下委員 そうすると、この新聞は誤報ということですか、大臣。
○木下委員 実は、私は先週の金曜日にも対ロシア政策をめぐって発言をいたしました。要するに、外務省が、本当に国家国民、国民の生命財産、そういうことを考えるのじゃなくて、まさに省益であったり、あるいは私利私欲あるいは御自身の出世のため、そういうことで動いている、その一つのあらわれでは...全文を見る
○木下委員 国際社会に向けて呼びかけた。その中で、日本にも要請したい、こう言っておられるのじゃないですか。
○木下委員 この米支援については、資料をお配りいたしました、これは、金曜日お配りした資料、ちょっとわかりにくいというので、改めてできるだけわかりやすいように書いたのでございますが、二〇〇〇年に、いろいろな議論がありましたが、五十万トンの政府米を北朝鮮に支援した。  これについて...全文を見る
○木下委員 金容淳書記、この方はいわゆる対日関係の総責任者なんですね。ですから、さまざまな形で対日政策に関与してきている、いわば米支援の北朝鮮側の最高責任者。そうですね、間違いございませんね。
○木下委員 なぜこれだけ北朝鮮の高官に中川さんが、いわばどちらかというと民間人です、会えるのか。それは野中さんのバックがあったからなんです。ですから、一九九七年四月五日に行ったときも、七月十三日に行ったときも、八月二十五日に行ったときも、常に金容淳さんと会談をしている。そして、実...全文を見る
○木下委員 私の調べによると、当時米の在庫が三百五十万トン、まさに過剰米の負担で農協組織がパンク状態にあったんです。ですから、何とかしてこの在庫米を北朝鮮に持っていきたい、これが農協関係者の一致した考え、そして、それを後押ししたのが当時の野中幹事長代理なんです。  そして、実は...全文を見る
○木下委員 そんなことはないんで、それが実は二〇〇〇年九月下旬、ここに書いてございます。  自民党農業基本政策小委員会で松岡小委員長が、政府米在庫から五十万—百万トンを国際援助枠として隔離する、これを提案し、そして、その後十月四日に開かれた自民党外交部会、小委員長の松岡さんと当...全文を見る
○木下委員 実は、先ほども言いましたが、これには五十万トンじゃまだ足りないんです。百万トンを実は密約してある。中川さんが九七年八月七日に明らかにし、そしてその前に、金容淳さんと百万トン、しかもそれは、先ほど言いました野中さんの密命を帯びて行っているんですよ。ですから、野中さんもそ...全文を見る
○木下委員 いや、民間が勝手にやったことだから外務省あるいはその他が関知していない、そうじゃないでしょう。これは北方四島のときも言いました。民間がやっているから、あるいは一議員がやっているから、そんな情報がないんで、よく外務省やっていられます。あらゆる情報を得て、そして、本当に北...全文を見る
○木下委員 あっても凍結するということでよろしいですか。そのお答えを聞いて、質問を終わりにさせていただきます。
○木下委員 ぜひ毅然たる態度を、おっしゃるなら行動で示していただきたい。それだけ要請して、質問を終わります。ありがとうございました。
04月17日第154回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第5号
議事録を見る
○木下委員 民主党の木下厚でございます。  きょうは、福田官房長官に改めて内閣報償費、官房報償費、これについてお話を伺いたい。  私自身、外務委員会等で、これまでも外交報償費、外務省報償費、それから内閣報償費、さまざま追及してきました。これについて、なかなか明確な答弁が得られ...全文を見る
○木下委員 少なくとも、加藤さんは、先ほど言いましたように、内閣官房長官あるいは自民党幹事長その他要職を歴任され、しかも、一時は総理に一番近い男と言われた人間が言ったことでございます。要するに、あの資料を見て、内閣報償費、官房報償費について、中身については、使途については言えない...全文を見る
○木下委員 あのときのあれから見ると、その共産党が出した資料を見た上で、内閣官房費については使途を明らかにしないと言っているわけですよ。ですから、間接的に認めている、これは私だけでなく多くの国民がそう思っていると思うのですが、そういう意味で、あの問題を出所不明だなどと言わないで、...全文を見る
○木下委員 いや、ですから、あれは正式の会計帳簿じゃなくて、メモだと言っているんですよ。要するに、加藤さんのところへ持ってきた報償費を御自身のあれと一緒になりながら、メモとしてつけて、一億何千万、一年間で出しているわけですね。ですから、これは明らかに報償費があの中へ入っているとい...全文を見る
○木下委員 少なくとも今度の外務省改革で分担がはっきりしまして、そうすると今度は、官房報償費は当然内閣官房できちんと管理する。しかし、これは税金でございますので、共産党の出した資料が本物かどうかは別にして、少なくともいろいろな形で、例えば本当の機密費でないものまで使われているとい...全文を見る
○木下委員 官房機密費の性格からいって、すべての責任は内閣官房長官にあるわけですので、今後、こういった形でもし国民から疑惑が持たれるような新たな事実が出てくれば、これは当然責任問題ということになりますので、その辺だけきちんと指摘しておきたいなと思います。  それと同時に、やはり...全文を見る
○木下委員 この報償費の問題は大変重要な問題ですので、今野党の方で予算凍結という話も出ています、場合によっては十二年度の決算についても承認できないということだってあり得ますので、その辺を指摘して、次の質問に移らせていただきます。  先般来、北方四島支援事業に絡みまして、幾つかの...全文を見る
○木下委員 北方四島については、これだけの事業じゃなくて、もっとたくさんの事業をしているわけですね。例えば診療所、あるいは倉庫、あるいははしけ、桟橋、こういったものにも追加契約があるはずですね。それを説明してください。出してください。
○木下委員 これだけの支援事業で追加代金が支払われる、これはやはり、通常の公共事業でこれだけの追加代金があったら、これは入札が何やっているんだという話になります。確かに北方四島というかなり環境の違うところでやられる、その事情はわかるにしても、やはり、この下の私が言ったムネオハウス...全文を見る
○木下委員 一点だけ、ちょっと聞かせてください。  これは根室造船で修理するのですか、入札するのですか、その一点だけ。それで終わります。
○木下委員 以上で質問を終わります。ありがとうございました。
04月24日第154回国会 衆議院 外務委員会 第12号
議事録を見る
○木下委員 おはようございます。民主党の木下厚でございます。  私自身ずっと、北方四島支援事業についていろいろな委員会で追及をしてまいりました。先般、四月十七日の決算行政監視委員会におきまして、北方四島事業にかかわる追加契約について質問をいたしました。  そのとき、これは決算...全文を見る
○木下委員 これは前回の決算行政監視委員会でも指摘したんですが、ディーゼル発電関係でも、本来、ここにある追加支払い代金というのは、これは事前に、やはり入札するとき、そういったものも当然加味される。これは入札のときに予定価格というものをはじくわけなんですが、例えばディーゼル発電所な...全文を見る
○木下委員 いや、北方四島への支援事業が始まってもう十年たつわけですね。その間、何人も、関係者も行っておられる、支援委員会の人たちも行っておられる。そういうところからいえば、それは多少環境が違う、それはもうこの前も私も指摘したように、環境が違うのはわかります。あるいは、こっちから...全文を見る
○木下委員 前回も私指摘しましたけれども、これはどう見ても、私は、一部が利益の上乗せになっているんじゃないかと。そういうことはありませんか。
○木下委員 実は、十七日に私が質問した後、大変大きな反響がありました。いろいろな業者の方から指摘を受けました。ファクスなんかもいただきました。  それによりますと、本当に専門の業者の方々がみんな、例えば地盤改良にしても、何であんなにお金がかかるんだ、倍あるいは三倍かかっている、...全文を見る
○木下委員 そんなことを言っているんじゃないんですよ。きちんと精査したかどうか、一々の単価について。その点、いかがですか。どういう精査、調査をして追加契約を認めたわけですか。
○木下委員 そんな中途半端な答弁じゃあれですよ。どういう調査をしたんですか。ただ、書類だけ見てあれしただけですか。本当に、例えば現場へ行くなり、あるいは単価を一々全部はじき出して、あるいは相場等引き合いに出して点検した上でオーケーしたわけですか。書類だけじゃないですか。
○木下委員 これだけ一千万も二千万も、あるいはディーゼル発電については一億円近いやはり追加契約が出ているんですよ。そういったものを、現場も調査しないで、向こうの言われる、業者の言われるままにほいほいと支払う。これじゃ何のための入札ですか。  全部もう一度チェックしてくださいよ。...全文を見る
○木下委員 では、必ずそれはきちんと調査してください。  それで、専門の業者さんが指摘しているのは、例えば土地改良、こんなものは、くい打ち工事を採用した場合、一千万ぐらいでできると。あるいは、例えば消火栓の施設、こんなものも一千万あればできるという専門家の指摘がありますので、こ...全文を見る
○木下委員 いや、ずっと三月から、できるだけ早く、できるだけ早くと言って現在までかかっているわけですよ。  それで、これでも、きょうまで出した資料でも、全部じゃないでしょう。まだ支援事業やられていますよね。例えば学校とか、あるいは、ここに出ているのは診療所は択捉島だけなんですが...全文を見る
○木下委員 そうすると、ほとんどの物品について、燃料を含めて、そういった輸送に関するさまざまな要因によって経費が支払われていたということですね。そうすると、それも一緒に出してください。  それからもう一つ、今、根室造船に上架されている希望丸、それから友好丸、この国籍はどこにある...全文を見る
○木下委員 いや、もし希望丸がロシア船籍というと、おかしな話になりますね。あそこは外務省の言い分によると日本の領土である、だからビザをとって行っちゃいけないと言っているわけですね。そこへ供与したのに、何でロシア船籍になるのですか。外務省さんが言っているのと違うんじゃないですか。要...全文を見る
○木下委員 大臣、今までの政府側の答弁を聞いて、追加契約の問題、それから今の、希望丸がロシア船籍になっている、これについてどうお考えでございますか。御答弁をお願いしたいと思います。
○木下委員 いや、それはおかしい、おかしいですよ。船を供与したんですから、ロシア船籍にする必要はないんじゃないんですか。外務省さんは、北方四島に行くのにビザを取って行っちゃいけない、そう言っているわけでしょう。ちょっと時間がありませんので、その問題はまたいずれ質問させていただきま...全文を見る
○木下委員 時間がありませんので、ちょっと先を急ぎます。  日本のODAには有償資金協力、円借款ですね、これと無償資金協力、技術協力という二つのパターンがあるわけなんですが、資料一に、お配りしてございますが、戦後、一九九九年までのここ十年間を見ますと、ほとんど無償技術協力が中心...全文を見る
○木下委員 それから、その実態については、資料二の表四に書いてございます。こういう形であれなんですが、もう一つ問題なのは、資料一の表三、債務救済援助を受け取った政府機関、これが石油化学公社でありミャンマー木材公社なんですね。ですから、石油、燃料、ガソリンその他、あるいはミャンマー...全文を見る
○木下委員 もう一点だけ。  この政府機関に、三番目にニュース定期刊行物公社として多額の金が渡っています。しかし、ミャンマーは、御存じのように政府系の新聞しかないのですよ。一般の報道の自由はありませんから。そうすると、軍事政権の宣伝のために、要するに何で日本政府がお金を出してや...全文を見る
○木下委員 時間ですので終わりたいと思いますが、最後に、やはりミャンマーの軍事政権を私たちの税金で助ける、強化させるということのないように、もう一度ビルマに対する経済援助あるいはODAについてはチェックしていただきたいし、私も関心を持って今後も追及していきたいと思いますので、ひと...全文を見る
05月08日第154回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第7号
議事録を見る
○木下委員 民主党の木下厚でございます。  小泉総理には、私自身、かつてジャーナリスト、政治評論家時代、実に十回ほどインタビューをさせていただいて、各種雑誌、週刊誌、月刊誌、させていただきまして、きょう質疑ができるというので、全部インタビュー記事を読み返してまいりました。厚生大...全文を見る
○木下委員 九五年の解放以後、人道支援、ODAという形で少しずつミャンマーにODAが出ているんですが、今回のスー・チーさんの解放で、今後ミャンマーへのODAは再開されることになるんでしょうか。その辺はどうお考えでございますか。
○木下委員 恐らく、今ミャンマー経済は非常に厳しい状況にあります。ですから、対話が進み、民主化が一歩でも前進するとすれば、私自身は、やはりODAを含めてミャンマーへの援助をしていくべきだろうと思います。しかし、その場合にも、先ほど、スー・チーさんが私にくれぐれも言ったように、軍事...全文を見る
○木下委員 いや、当然と言われると困るんですね。過去において、これは先般の外務委員会でも私指摘しましたけれども、例えば公社に対する援助とか、あるいは石油公団に対する援助とか、余りにも軍事政権寄りの援助になっているんです。もっと、学校とかインフラ整備とか、あるいは農業政策に対する技...全文を見る
○木下委員 それでは次に、昨年一月から実は外交報償費の流用問題が発生をいたしまして、昨年一年間は本当に、外交問題よりもむしろその外交機密費の流用問題で外交機能がほとんど麻痺状態に陥っていた。それがまたことしにも引き継がれ、今度は北方四島支援をめぐる疑惑、あるいはケニアの問題等、外...全文を見る
○木下委員 いや、報償費については一切使途を明らかにしないというのが従来からの政府の方針だ、一貫してずっと来ているわけですね。そうじゃありませんか。報償費の使途については一切明らかにしないというのが政府の方針です。
○木下委員 いや、それはもう全然違う話ですよ。だから、報償費を削減というのは、それはわかります。それを外に出したなんという話は、そういう話じゃないですよ。それを公開しているなんという話じゃないです。それは副大臣、間違いじゃないですか。報償費についてはあくまでも減額するというだけの...全文を見る
○木下委員 これはおかしな表現ですよ。報償費をあくまでも減額したと言っているわけでしょう。減額したわけですよね。だから、必要であったけれどもそれを減額したという話ですから、だれも少なくなったと思っているわけですよ。それを外へ出して別の項目にしたからそれは公開したという話じゃないと...全文を見る
○木下委員 いや、それは問題発言ですよ。  政府の解釈は、要するに、予算から報償費を何%削減したと言っているわけですよ。じゃ、削減じゃないんじゃないですか。ただ移しかえただけの話じゃないですか。今までそんな答弁していないですよ。
○木下委員 じゃ、その削減した分は、外へ出して別の予算項目にしたということでいいわけですね。
○木下委員 じゃ、それはそれとして、要するに、公開できない部分、それがまだ相当あるわけでございます。三十三億ですか、あるわけですよね。その中でも、実質的に機密費でも何でもないものまでやはり含まれているわけですよ。  実は、私自身が、外務省が三越から購入したその資料を全部洗い出し...全文を見る
○木下委員 時間がありませんので、ちょっと次の質問に進みます。  実は、この連休中、私は、四月二十八日から五月四日まで、モスクワ、ハバロフスク、それからサハリンを回ってまいりました。私ともう一人、外務委員の、私どもの筆頭理事と二人だけで回ってきました。  モスクワでも大変多く...全文を見る
○木下委員 外務委員会でも随分問題になりました。要するに、鈴木さんが、あるいは鈴木さんを初め、いわゆる外務省のロシアンスクールと言われる人たち、東郷さん、あるいはもう一人、鈴木さんと一緒に行動していた佐藤さん、いわゆる二島先行返還で動いていたんじゃないかという話が国内でも大きな話...全文を見る
○木下委員 そうしますと、これは、モスクワとサハリンで会った人たちの考えはかなり違っています。  確かに、モスクワの方では二島という話はない。四島帰属だという話はしていました。ただ、サハリンあるいはハバロフスクで会った国会議員の皆さん、州議会の皆さんについては、やはり鈴木さんの...全文を見る
○木下委員 東シナ海で不審船の調査が今度終了しました。かなり北朝鮮の工作船であるということがはっきりして、一部には、制裁措置もあるのではないかと。きのうの産経新聞によると、制裁措置というような話もありました。例えば、新潟へ寄港している万景峰号ですか、客船、これの入港を制限するとい...全文を見る
○木下委員 時間でございますので、以上で終わらせていただきます。総理、どうもありがとうございました。
○木下委員 私は、民主党・無所属クラブを代表いたしまして、平成十年度決算及び平成十一年度決算を議決案のとおり決するに対しまして、反対の討論を行います。  以下、反対の理由を述べます。  第一に、公金の管理、使用に適切を欠いた事例が数多く認められ、政府に対する国民の信頼を大きく...全文を見る
05月17日第154回国会 衆議院 外務委員会 第15号
議事録を見る
○木下委員 民主党の木下厚でございます。  けさから、中国・瀋陽の亡命者連行事件について質疑が重ねられておりますので、私自身も、まだ通告していなかったんですが、追加質問ということで一、二点させていただきたいと思うんです。  今回の事件を見ていまして私自身痛切に感じたのは、要す...全文を見る
○木下委員 大臣は誤解されておられる。私は別に、政治家だから厚遇してくれとか、そんなことを言っているんじゃないです。人権においては、政治家であろうと民間人であろうと同じじゃないですか。なぜ、民間人が本当に困っているときに手を差し伸べてくれないのか。そういう事例は、私は何回も経験し...全文を見る
○木下委員 もう一つ、今回の事件の背景には、外務省の現地の人たちの対応の仕方、これは先ほどからるる質問がありました。当然です。こんな対応の仕方はまさに世界の笑い物になる。これは外務省の職員だけ責めてもせんないことで、問題は、日本政府の対応が一貫していない。難民に対して、あるいは亡...全文を見る
○木下委員 実は、このゴールデンウイークのさなか、四月二十八日から五月四日まで、私自身、きょういませんが筆頭理事の中川さんと、モスクワ並びにハバロフスクそれからサハリンへ行ってまいりました。これは、鈴木さんがああいう形で、スキャンダルで失脚した、あるいは外務省のロシアンスクールと...全文を見る
○木下委員 そんな話をしているんじゃないですよ。  では、もう一つ聞きます。鈴木さんの問題で、公設第一秘書を含む七人が逮捕されました。これについて、大臣、もう一度見解をお話しいただきたいと思います。
○木下委員 いや、私はまだ外務省の佐藤さんの方なんか聞いていないのですよ。鈴木さんの問題を聞いているんです。鈴木さんの秘書を含む、ムネオハウスの関連の七人が逮捕されたことについて、それは捜査中だからという発言でしたけれども、これは司法当局は司法当局でやればいいのです。何も我々が司...全文を見る
○木下委員 実は、先ほどゴールデンウイーク中にモスクワに行ったと言いましたが、私が会ったのが、コプチェフ・ロシア連邦国会議員、ミトロファノフ、あるいはジリノフスキー自民党党首、ベールイ・ロシア外務省アジア第二局長、それからサハリン州知事、シドレンコ・ユジノサハリンスク市長ほか、多...全文を見る
○木下委員 それからもう一つ、多くの国会議員から指摘されたのは、森・プーチン会談でいわゆる並行協議という話が出てきた、これに対して、何で外交交渉事を一方的に公にするんだと強く言われました。そして、この並行協議を森さんが公にしたことによって、例えばサハリンの州議会で公聴会が開かれた...全文を見る
○木下委員 それから、次の問題に移りますが、現在、支援委員会の資金管理、これはどうなっておりますか。
○木下委員 現在、恐らく普通預金あるいは通知預金、定期預金、この三つの預金があると思うんですが、その残高は総額で幾らありますか、繰越金。
○木下委員 そうすると、総額にすると百五十七億円か八億円あるわけですね。  このお金はどうするんですか、今後は。支援委員会を廃止するという動きが、もう大臣の方から廃止したいという話がございますが、この百五十七億円の余った金というのはどうする考えでございますか。
○木下委員 このお金が高野さんの、事務局長の個人名義になっているということは、これはまさに、あの外務省の報償費で松尾さんが恐らく十一億円前後のお金を個人口座をつくって運用していた、それと全く同じ構図じゃないですか。あのとき私も言いました、ほかに方法がないのか、なぜ個人口座で十一億...全文を見る
○木下委員 事務局の口座として管理されているから適正に行われている、冗談じゃないですよ。適正に行われていないからこれだけの問題が起こっているんじゃないですか。  例えば、イスラエルのテルアビブ大学への派遣費用、こういったものが不当につけかえされているとか、あるいは私が再三追及し...全文を見る
○木下委員 私が調査できるのに何で外務省できないんですか。やる気がなかったんですか。大臣、どうですか。私ができるんですよ、ここまで。なぜ外務省やらないんですか。あとは司法当局にお任せでいいんですか。
○木下委員 おかしなあれですね。調査する権限がない。権限でやるんじゃないですよ。疑惑があるから調査したんじゃないですか。私だって権限でやっていないですよ。本気になって調べる気になれば、ある程度わかるんです。これは権限で調べるんじゃないですよ。調べる気がなかったんですか。要するに、...全文を見る
○木下委員 時間がないので、次の問題に移ります。  佐藤優分析官ほか一名が逮捕された事件なんですが、二〇〇〇年一月に、外務省欧亜局がテルアビブ大学のロシア研究者二名を日本に招待した。そして三百三十二万円が支援委員会から支払わされた。さらにその年の四月、今度は十七名をテルアビブに...全文を見る
○木下委員 それから、この金額が総額で二千九百六十九万。これの具体的な内訳、明細書、これを出していただけますか。どうですか。
○木下委員 ぜひ出してもらいたいと思いますので、委員長、ひとつよろしくお願いしたいと思います。
○木下委員 それから、もう時間があれですので、最後に、先ほど北海道の根室の方から情報が入りまして、今根室の花咲港のドックに上架されている希望丸の修理の決裁が本日午後六時に完了するという情報を得ましたが、これは事実ですか。
○木下委員 もう一点だけ。これは随意契約で、もちろんそうですよね、随意契約でされたということでよろしゅうございますね。
○木下委員 わかりました。  質問を終わります。ありがとうございました。
05月29日第154回国会 衆議院 外務委員会 第16号
議事録を見る
○木下委員 おはようございます。民主党の木下厚でございます。  私自身は、ロシアの支援委員会、この問題についてしつこく質問をさせていただきたいと思います。  先般、支援委員会の財務報告を外務省さんから出していただきました。これは幾つかありますが、その中で財務状況を見ますと、平...全文を見る
○木下委員 冗談言っちゃいけないですよ。着実に減少しているといって、平成十二年度で百五十七億六千七百万円残っているわけですよ。  しかも、支援委員会を廃止する。しかも、その金が高野さんの、先般、私もこの問題で、個人口座だけれども支援委員会のあれになっているという話なんですが、し...全文を見る
○木下委員 大臣、この協定五条、これに違反している、協定違反じゃないですか。個人口座で、そういう形で今現在百四十二億円強の金が、幾ら支援委員会事務局長と肩書がついていても、高野保夫さんの個人口座になっていることは間違いないので、そこは協定違反じゃございませんか。大臣、答えてくださ...全文を見る
○木下委員 いや、理由はどうであれ、やはりこれは協定違反なんです。  それともう一つ、なぜこれだけの繰越金が毎年出ていったか。このからくりが、実は、この支援委員会の活動に関する調査報告書で新日本監査法人が指摘しているわけですね。  例えば平成十年度拠出金額の決定方法、これを見...全文を見る
○木下委員 もしそれが事実だとすれば、最初からその部分を予算要求していけばよかったじゃなくて、これは明らかに、そういう形で恒常的に一五%よその方へ持っていくとすれば、これが通常化していたとすれば、予算費目のつけかえじゃないですか。どうですか、大臣。そんな形で、はっきり予算費目で請...全文を見る
○木下委員 大臣、どうですか、これは国民なりあるいは我々をだますためのテクニックじゃないですか。どうですか、大臣。そんないいかげんな予算を立てられては困りますよ。最初から一五%を当てにして、そこから削ってよそへ持っていくなんというのを予算で全部やられたら、これはたまったものじゃな...全文を見る
○木下委員 違った考え方じゃなくて、むしろ、国民の皆さんからいただいている税金をそんなに簡単に、一五%ずつ削ってよそへ持っていけばいいなんという安易な考え方をやっているから、例えばその後の、今問題になっている国後島のディーゼル発電、これは当初、一九九八年九月に、事前にコンサルティ...全文を見る
○木下委員 いや、今、北方四島が返ってくるあれだったから少し、大まけじゃないけれども、たくさん支援したみたいなことを言ったけれども、返ってきてないじゃないですか。むしろ、もとの政策ミスでしょう。どうですか、大臣、政策のミスじゃありませんか。そんな甘い考えで、三億円で済むものを二十...全文を見る
○木下委員 いや、私自身も昨年色丹島へ行って見ていますから、住民の皆さんと会っていますから。それは、支援して、ありがとうございました、感謝しています、当たり前の話ですよ。それは向こう側のことであって、要するに、日本側がなぜ三億円で済むものを二十一億円も大盤振る舞いしなきゃいけない...全文を見る
○木下委員 結構でございます。どうぞ。この問題は、また改めて追及させていただきます。  もう一つ、今、国際機関として支援委員会それから日露青年交流委員会、それと同時に、日露核兵器廃棄協力委員会、こういうのがございます。これを見ますと、宮澤政権下の九三年に東京で開かれた主要七カ国...全文を見る
○木下委員 もう一度言ってください。執行額は幾らですか。
○木下委員 残高は幾らですか。
○木下委員 実際に、二百五十億円、約二百五十一億円ですよ、それだけ拠出しながら、この十年間で八十五億円しか使っていない。あと残り全部プールしてあるんじゃないですか。どうするんですか、そのプール金は。
○木下委員 それはおかしいですよ。十年もかかって実際につくったのは、ウラジオストク、二〇〇〇年四月に液体放射性廃棄物処理施設「すずらん」、これを建設しただけでしょう、四十二億円で。あとは、技術協力だの検査システムだの、そういったことで供与しているだけですよ。  もしロシア側の体...全文を見る
○木下委員 いや、もともとこの設立がずさんなんですよ。これは、日ロのその問題にしても、あるいはウクライナ、カザフスタン、ベラルーシ、それぞれの委員会の構成要員を見ても、代表は、例えばロシアでいえば、ロシア特命全権大使と、それから向こうが、ロシア側が一人。日本側から一人、ロシア側か...全文を見る
○木下委員 いや、意義は、それは当然ありますよ。私もロシアへ行ってきました、それからハバロフスクへ行ってきました。確かに、向こうは核廃絶の問題、環境問題を含めて大変大きな問題になっています。趣旨はよくたって、実際に使われなきゃ何の意味もないんです。  だったら、一たんここで停止...全文を見る
○木下委員 期待しています。  この問題はまた再三追及させていただきますので、時間でございますので終わりにさせていただきます。ありがとうございました。
06月05日第154回国会 衆議院 外務委員会 第18号
議事録を見る
○木下委員 おはようございます。民主党の木下厚でございます。  まず最初に、質問通告はしていないんですが、けさの新聞で、外務省の情報局の前分析官、佐藤優容疑者と、それから支援室の課長補佐の前島陽容疑者、この二人が五日、きょう付ですか、起訴されましたが、改めて、起訴されたことに対...全文を見る
○木下委員 この休職処分というのは、まあ国家公務員法違反ということらしいんですが、扱いが非常に緩やか、極めて責任のあれだと思うんですね。もっと厳しい内容であるべきだと思うんですが、なぜ休職という形におさまったわけですか。
○木下委員 いや、もし両人の意見を聞けなかったという判断で休職ということであれば、これは今まで、去年から外務省の職員の皆さん、何人も処分をされています。起訴段階でも相当重い処分をされている部分もあるし処分が軽い部分もあるんですが、それと比べても極めて軽い。今までの処分者は全部本人...全文を見る
○木下委員 そうすると、このまま、起訴されて裁判へ行ったら、外務省の方で事情聴取できないんじゃないですか。どうなんですか。
○木下委員 そうすると、それは可能なんですか。もし可能でないとすれば、このまま休職という扱いでずっといくわけですか。どうなんですか。
○木下委員 もしそういうことであれば、事情をきちんと聞いて厳正な処分をひとつしていただきたいなと思います。  さて、もう一つ。これは私もよくわからないんですが、現地からの情報によりますと、在カザフスタンの森敏光特命全権大使がことし四月末ごろ突然退任され、急遽、臨時代理大使として...全文を見る
○木下委員 いや、森さんがロシアンスクールの一員であるということは私もよく知っています。しかし、退職した理由はそんな理由じゃないでしょう。正確に言ってください。私、はっきり言いますよ。
○木下委員 そんな理由じゃないですよ。私、ちゃんと確認しています。これは個人的な名誉の問題にかかわりますのであれですが、ある女性から告発されそうになって、刑事告発寸前まで行ったんじゃないですか。どうなんですか。
○木下委員 私、女性の名前までわかっているんですよ。そんなうそ言っちゃいけませんよ。私、随分現地の人たちにも話を聞きました。女性の名前までわかっているんです。プライバシーありますから言いませんが、これはいずれ週刊誌に出ますよ。はっきり答えてください。本当にそんな理由ですか。その女...全文を見る
○木下委員 プライバシーといっても、特命全権大使ですよ。日本国の顔として現地にいるわけですよ。そうした日本を代表する外交官が女性から訴えられそうになった、そのために慌ててやめた、もしこれが事実だとすれば、あなた責任とりますか。近く週刊誌に出ますよ。
○木下委員 いずれこれは明らかになります。もし事実関係が明らかになったときは、あなた責任とりますね、間違いないですね。あるいは、きちんと調査してください。  これは大変な問題ですよ。プライバシー、確かにプライバシーかもしれない。しかし、日本を代表してカザフスタンへ行って、特命全...全文を見る
○木下委員 責任をとるかと言っているんですよ。それとも調べますか。そこだけ答えてください。責任をとりますか、もし事実だとわかったら。あるいは、事実関係を調査しますか。答えてください。——では、はっきり言います。セクハラでしょう。セクハラで刑事告発寸前までいっているんじゃないですか...全文を見る
○木下委員 いや、現職のときにそういうことがあって、理由はどうであれ責任をとってやめたわけでしょう。だから、省内に混乱をもたらした、それは表向きの理由かもしれないけれども、そういう事実関係があったから慌ててやめたんですよ。  調査しますか、どうですか。
○木下委員 では、後で大臣の方へ女性の名前をこっそりお伝えしますので、事情を聞いてください。(川口国務大臣「女性の名前は別に必要ないです」と呼ぶ)では調べてください。カザフスタンの現地を調べればすぐわかるんですよ。部下の人たちに、今現在いる人たちに、何があったのか、調べればすぐわ...全文を見る
○木下委員 それでは、これは再三私自身もあるいは同僚の議員も質問しているんですが、国後島のディーゼル発電施設の建設、これの問題を改めて問いたいと思うんです。  実は、今ここに、一九九八年、平成十年十一月、パシフィックコンサルタンツインターナショナル、PCI、これが調査した北方四...全文を見る
○木下委員 では、その回覧した要約書をぜひ見せてもらいたいと思うのですが、見せられますか。
○木下委員 だとすれば、それだけ、改修だけで足りる、それから電力需要もそれほど伸びないという正確な回覧が回っていながら、なぜ突然二十一億円もかけて、これは再三私自身も質問しましたし、同僚議員も質問しましたが、もっと具体的に、なぜ必要だったのか、なぜつくったのか、そこをはっきり言っ...全文を見る
○木下委員 そんな発言、幾ら聞いても、これはしようがないことで。ですから、もし政策ミスであったなら、きちんと政策ミスであったと、言いわけはもう聞きたくないんで、そこはきちんと言ってください。  それと、この案件に関して鈴木宗男さんから相当強い圧力なり要請があったんでしょう。どう...全文を見る
○木下委員 そんな調査報告書は私も読んでいます。何回も読んでいます。そんなことを聞いているんじゃないんです。どういう働きかけがあったか。あったはずなんです。鈴木さんは電力調査にも行っているんです。それはまたいずれあれします、時間があれですので。  いずれにしても、九九年の十二月...全文を見る
○木下委員 それからもう一つ、色丹島のディーゼル発電、この契約金額十四億五千万円、それに追加支払いとして約一億三百万円かかっています。そのうちの荷揚げ地変更に伴う追加代金として、六千三百万円追加支払いしているんです。荷揚げ地変更というのはどういうことですか。
○木下委員 私も昨年、色丹島へ行ってきましたよ。斜古丹港が軍港であるなんということは、これは最初からわかっていることじゃないですか。日本の民間の船が入れないというのは、こんなもの、最初からわかっているんです。我々も行きました。写真撮影、一切できない。それほど厳重なところへ民間の船...全文を見る
○木下委員 要するに、判断が甘かったんでしょう。これは、北方四島支援事業すべてにわたっているんです。私も何回も指摘してきました。あれだけ、それぞれの事業に追加支払い、追加支払い。事業規模が膨大に膨れ上がっているんです。いかにずさんな見積もりをやり、いかにずさんな入札をやったか、こ...全文を見る
○木下委員 時間ですので、もしその資料がわかったら、ぜひ提出していただきたいと思います。質問を終わります。ありがとうございました。
07月03日第154回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第12号
議事録を見る
○木下委員 民主党の木下厚でございます。  まず最初に、鈴木宗男議員から寄附金を受けていた、そう報道されております木村太郎防衛政務官並びに水野賢一外務政務官に御出席をいただきまして、次の四点についてお伺いさせていただきます。  まず、鈴木議員からもらった金額、あるいはその経緯...全文を見る
○木下委員 そうすると、平成十年度以後も全くないということでございますね。
○木下委員 ありがとうございました。お忙しいでしょうから、どうぞ御退席いただいて結構でございます。  さて、本題に入らせていただきますが、実は、けさほど文部科学委員会で、例の帝京大学の医学部の問題について質問させていただきました。ただ、時間がなかったものですから、一部質問が残っ...全文を見る
○木下委員 支払われているとすれば、その支払い証明書をぜひ提示してもらいたい。しかし、あれだけの豪邸で十三万円というのは、これは余りにも少な過ぎる。あそこの土地からいえば、あるいは土地価格からいえば、もっと膨大な金額になるはずです。その辺も含めて再調査、並びに、やはり問題があると...全文を見る
○木下委員 ぜひ提出を要求してください。  さて、次の問題に移りたいと思います。  先ほど石井議員の方から国後島のディーゼル発電施設について質問がありました。私もずっとこの問題を追及してきたわけですが、先ほど来指摘がありましたように、このディーゼル発電は、平成十年十一月のPC...全文を見る
○木下委員 もちろん、方針の違いがあったからこういう議論になったと思うんですが、結局、最終的にそういう形で結論を出したのは鈴木さんじゃないですか。  外務省さんがこの問題について調査報告書を出しました。この中では、国後島のディーゼル発電所については鈴木宗男さんの関与は認められな...全文を見る
○木下委員 もちろん、最終的にはそれは支援委員会にお願いするのは当然としても、出席者が、そのとき我が方からは東郷欧亜局長、それから佐藤情報分析主任分析官、いつものメンバーが参加している。この三人でそろって、しかも、その中で鈴木さんがディーゼルに反対なのかと声を荒げた、これで一喝し...全文を見る
○木下委員 時間がありませんので、次の問題に移らせていただきます。  先般、五月二十九日の外務委員会で、国際委員会の一つである日露核兵器廃棄協力委員会、これについて大臣に質問させていただきました。この中で、今日までに合計で二百五十億九千六百万円日本が拠出をしている、しかし実際に...全文を見る
○木下委員 実は、先般のサミットで小泉首相は、ロシアの核解体支援に、アメリカの要請から二億ドルの拠出を表明しています。  しかし、先ほど言いましたように、この日ロの核廃棄協力委、ロシア側の対応のまずさからこれも十分に使い切れなかった、百六十何億円もプールしていながら、そして一方...全文を見る
○木下委員 時間ですので終わりにさせていただきますが、くれぐれも核廃棄協力委の失敗を繰り返さないように、大事なお金でございますので、ぜひ慎重に、ロシア側の対応を見きわめながら慎重にやっていただきたい、これだけ要請して終わりにします。  ありがとうございました。
07月03日第154回国会 衆議院 文部科学委員会 第15号
議事録を見る
○木下委員 民主党の木下厚でございます。  きょうは、帝京大学医学部の入学寄附金疑惑について質問をさせていただきます。  この問題につきましては、私自身、去る二月十五日の予算委員会、それから四月八日の決算行政監視委員会分科会、ここで遠山文部科学大臣に質問をさせていただきました...全文を見る
○木下委員 一部があったという話ですが、その約百四十億円と言われるお金がプールされている、これは決して一部じゃないじゃないですか。一部ということはどういうことですか。それを具体的に説明してください。どういう説明があったのですか。
○木下委員 その一部というのは、実弟が関与したということでございますか。そこは詰めてありますか。
○木下委員 私が調査を大臣にお願いしたのは二月ですよ。今まで何やっていたんですか。調査結果、出ていますか、大学側から。大臣、いかがですか。
○木下委員 私は、この前の決算行政監視委員会でも質問しました。調査委員会のメンバーを見せてもらいました。しかし、ほとんど学内の人間で、第三者機関が入っていない。これじゃ調査ができないということを指摘しました。しかし、それでもなおかつ、現在までも調査結果が出ていない。大臣、所管大臣...全文を見る
○木下委員 大臣、十八回、大学関係者を呼んで事情聴取したという話ですが、しかし、先ほど言いました、昨年十二月です、発覚したのが。それから既に七カ月たっているのです。要するに、これだけ悪質なことを、しかも人命を預かる医師養成の学校ですよ。こういうところでこういうことが行われている。...全文を見る
○木下委員 ですから、重大な違反でしょう。人命を預かる医師養成の大学で、事前に多額の寄附金を集めている。  先般、予算委員会で、私、今皆さんにお配りした資料の中に、これは昭和五十八年です、帝京大学医学部へ入学した生徒が示した領収書です。これは、二月に入試が行われ、そして、一千五...全文を見る
○木下委員 いや、大学に任せているといって、大学がやらないから言っているんです。だから、これだけの疑惑がまた新たに出てきたんじゃないですか。これと同じ図式ですよ。事前に寄附金を受け取って、それを大学じゃなくて財団法人に分配する。  資料、二番目に、帝京大学グループが持っている財...全文を見る
○木下委員 それから、もう一つ言わせていただければ、帝京大学は二つの宗教法人を持っているんです。これも私、前回指摘をいたしました。一つは、群馬県佐波郡東村にある御嶽山白龍神社、これは、前回私、長野県と言いましたが、正式には群馬県でした。これは、一九九二年八月に、帝京大学が宗教法人...全文を見る
○木下委員 そんなことが通るわけないんです。もう一度憲法の八十九条と二十条、じっくり読んでください。帝京大学が買っているんですよ、最初の御嶽山の白龍神社は。しかも、総長がその代表役員になっている。これは時間がありませんので、ちゃんと調べて、後で御回答ください。  それから、時間...全文を見る
○木下委員 それからもう一つは、亀井静香前政調会長でございます。ここにも記載してございます。とにかく、この大学からすさまじい献金をいただいている。これについても私は返還をすべきである、そう思います。  この亀井さんについては、こうした寄附金のほかに、現在、今事務所として使ってい...全文を見る
○木下委員 それからもう一つ、やはり帝京大学の経営の実態を見れば、まさに冲永総長のワンマンである。私も質問して以来、帝京大学の教授の皆さんあるいは学生の皆さんから、恥ずかしくて帝京大学学生だとかOBだとか言えない、木下さん、何とか委員会できちんとただしてほしい、メールを随分いただ...全文を見る
○木下委員 時間が来ましたので、これで終わりにさせていただきます。  どうもありがとうございました。
07月10日第154回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第13号
議事録を見る
○木下委員 民主党の木下厚でございます。  きょうは、去る七月四日処分が発表されました、中国瀋陽の日本総領事館の亡命連行事件についてでございますが、事件発生から処分まで約二カ月近くかかっているわけですが、なぜこれほど処分の発表がおくれたのか、その辺を御説明いただきたいと思います...全文を見る
○木下委員 今大臣の方から、きちんと総括をして、その上で処分という話がございましたが、では、総括をしたその中身について、報告書なりをきちんと出されていますか。本当に総括されているんですか。
○木下委員 私が言っているのは、問題点じゃなくて、事実関係についてきちんと報告書を出しているのかどうか。問題点は私も見ています。しかし、総括と言った以上、あの外務省さんが調査をした後、幾つかの新しい事実が出てきた、それに対してきちんと事実関係をもう一度総括する、その上で問題点が明...全文を見る
○木下委員 そうすると、今回の処分を見ますと、国家公務員法の懲戒処分は岡崎総領事だけ、あとは外務省内規による処分だけである。国民感情からして極めて甘い処分になっています。  国家公務員法第八十二条では、懲戒処分について「職務上の義務に違反し、又は職務を怠つた場合」と規定していま...全文を見る
○木下委員 あの日本の瀋陽の領事館で起こった後、中国の韓国大使館でやはり同じ事件がありました。あのとき、韓国の大使館員は体を張って、けがをしながら阻止したんです。ところが、日本の副領事二人とも、口では言ったかもしれない、しかしその事実関係もはっきりしない、帽子を拾ってにこにこして...全文を見る
○木下委員 そんな答弁ないですよ。すべての責任を岡崎総領事に押しつけて、十分な対応が、指導ができていなかったと。だったとしたら、大臣、あなた、責任をとりなさいよ。なぜきちんとした指導をしなかったんですか。あるいは、事務次官、責任をとりなさいよ。現場の人たちだけに責任を押しつけて、...全文を見る
○木下委員 私は、処分が重い、軽いなんて一言も言っていないんですよ。明確にきちんと、どういう責任があったのか。処分の重い、軽いを私は言っているんじゃない。責任をあいまいにしている、そこを言っているんです。  ですから、今大臣が、私の給与も返上しました、自主返納しました、冗談じゃ...全文を見る
○木下委員 冷静、冷静、あるいは友好第一ということで、この問題をうやむやにしようと。大臣は、謝罪を求めると言ってきたわけです。謝罪を求めると国民に約束してきた。これが果たせなかったら、大臣、給与の二〇%を自主返納、そんなものじゃ済まないですよ。やはり大臣みずから、国民に約束したこ...全文を見る
○木下委員 大臣、あなたには心があるんですか、心が。そんな、私、官僚答弁を聞いているんじゃないんですよ。国民の皆さんに訴えてください。もし、謝罪を求めて、謝罪してもらえなかったら、責任をとるぐらいの覚悟でやはりやってほしいんですよ。それが外交じゃないですか。責任をあいまいにしたま...全文を見る
○木下委員 冷静、冷静という、私も冷静ですよ。みんな冷静ですよ。何もけんかしろと言っているわけじゃないです。言うべきことをきちんと言って、謝罪をかち取る、これが大臣の役目ですよ。こっちから冷静、冷静なんて言っていたら話が進まない。これはまた改めてやります。  もう一つ、今度はま...全文を見る
○木下委員 いつも、処分されるたびに、私、同じことを聞くんです。同じ答弁。何回同じ答弁を聞いたか。少なくとも、相次いだ外務省の不祥事に対して、先ほども言いました、国民の皆さんに本当に申しわけないんなら、やはりもっと心を込めて反省の弁を述べてもらいたい。  しかも、今回の三つの発...全文を見る
○木下委員 捜査に全面協力するのは当たり前の話ですけれども、そうじゃなくて、疑惑があったと思って調査したわけでしょう。そのときに聞き取り調査したわけでしょう。ところが、事実が判明できなかった。  疑惑があったわけでしょう。疑惑があったなら、なぜ入札をやり直さなかったんですか。ま...全文を見る
○木下委員 そういう意味では、いわばロシア支援室あるいは支援委員会、組織ぐるみの犯罪である、私はそう言わざるを得ない。  大臣、どうですか、お答えください。組織ぐるみでしょう。そう思っているんじゃないですか、どうですか。
○木下委員 それでは、また支援委員会と同じような国際機関についてちょっと質問させていただきます。  国際機関の日中民間緑化協力委員会、俗に小渕基金と言われておりますが、これについてお伺いしたいと思います。  この委員会は具体的にどういうような事業をやっておられるのか。簡単で結...全文を見る
○木下委員 この委員会の財務状況、外務省から入手した資料によると、九九年に政府から百億円の拠出を受けたものの、実際に予算を執行したのは、二〇〇〇年、わずかに約一千八百万円、事業が本格的に開始された二〇〇一年でも約二億二千万円、これだけにすぎないわけですね。その結果、二〇〇二年六月...全文を見る
○木下委員 今おっしゃったように、本来ならば、基金を百億なら百億にして、本来はそこから取り崩しちゃいけないんですね。運用益できちんとやっていかなきゃいけない。ところが、国債、社債による運用益は、二〇〇〇年度で約一億円、二〇〇二年度で約一億六千万円。これは事業費の半分にも満たない。...全文を見る
○木下委員 それから、この国際機関が、実は農水省の傘下の社団法人国土緑化推進機構、これと事務局が同じビルに入って、しかも事務局長が兼務しているわけですね、両方を。名称はちょっと違いますが、国土緑化推進機構の方は、これは専務理事あるいは副理事長。社団法人の国土緑化推進機構の副理事長...全文を見る
○木下委員 組織的にも非常に不明瞭。  それからもう一つ。この日中民間緑化協力委員会が設立された九九年十一月、ちょうど同じ時期に、自民党内に鈴木宗男衆議院議員を会長とする日中緑化推進議員連盟が結成されています。  その会長が、先ほど言いました鈴木宗男さん、そして会長代理は松岡...全文を見る
○木下委員 何をもってきちんと運営されていると見ていますか。  では、大臣にお伺いします。  二〇〇〇年だけで三十二の民間団体に、先ほど言いました九百万から一千万、この基金が投じられています。どんな仕事をやっているか、中身御存じですか。評価していますか。どのような評価をし、中...全文を見る
○木下委員 そんな答弁ではとても納得できませんので。  私、そんなこと言っているんじゃないんです。末端の、民間に行ったお金が正しく使われているかどうか、そこまで把握してほしいと言っているわけですので、これは改めて質問させていただきます。  ありがとうございました。
07月19日第154回国会 衆議院 外務委員会 第23号
議事録を見る
○木下委員 民主党の木下厚でございます。きょうは、受刑者移送条約について二点ほど質問させていただきます。  欧州評議会における本条約の起草に関しては、犯罪の国際化を背景に、犯罪者の更生、社会復帰のためには、判決を下した国において刑の執行を受けるよりも、その母国において執行される...全文を見る
○木下委員 今、平成十三年度末で外国人受刑者三千五百五十七人のうち締結国百五十二人ということですが、アメリカ、カナダ、フランスあるいはトルコなどは、多数国間条約である本受刑者移送条約のほかに多くの二国間条約を締結していると思いますが、我が国においては、多数国間条約である本条約が受...全文を見る
○木下委員 それでは次に、外務省のいわゆるODA担当局長の人事について大臣にお伺いします。  あえて外務省のODA担当局長に経済産業省の古田肇商務流通審議官を起用する、この人事の意図とねらい、これはさきの外務委員会でも恐らくあったと思うんですが、あえて経済産業省からODA担当局...全文を見る
○木下委員 これまでのODAといいますと円借款が非常に多かったわけですが、円借款というと、契約先を日本企業に限定した、いわばひもつき発注がほとんどだったわけですね。いわゆる被援助国支援という観点よりも、むしろ日本企業の営利を守るというか優先するというような形でのODAがどちらかと...全文を見る
○木下委員 今回の人事について川口大臣は、七月十六日の記者会見で、省益とかに矮小化して考える話ではない、ODAに関する非常に構想の大きい話だ、こう述べておられますが、構想の大きい話とは、今マスコミ報道などで伝えられているいわゆる国際援助庁、ODA庁、こういった構想があるということ...全文を見る
○木下委員 今大臣が、軍事力を持たない日本の有効な外交政策であるというお話であったんですが、川口大臣は十七日の外務委員会で、ODAについて、改革にのっとった上で金額がふえていくことが大事だと述べて、効率性や透明性の確保を条件にODAを増額すべきだという考えを語っておられます。しか...全文を見る
○木下委員 私自身もODAについては、発展途上国その他に対しての非常に有効な外交政策だと思います。しかし、再三指摘されているように、対中国ODAを含め、非常に効率的ではない、不透明なものである。  その上にさらに、これは私も再三指摘してきましたが、例えば北方四島支援委員会のよう...全文を見る
○木下委員 日露核兵器廃棄協力委員会、この調査のために会計検査院の調査官が六月末にロシアを訪問したという新聞報道がありましたけれども、それは事実でございますか。
○木下委員 しかし、今まで、国際委員会は会計検査院の検査の外にある、及ばない、対象外というはずだったんですが、あえてロシアまで調査に行ったことは事実ですね。この問題で調査に行ったことは事実ですか。
○木下委員 いや、そんな、調査に行ったか行かないかぐらいは言ってくださいよ。ロシアへ調査に行ったんですか、この問題で。行ったか行かなかったかぐらいははっきり答弁してくださいよ。中身は私聞いていませんよ、行ったか行かなかったかだけちょっと言ってください。
○木下委員 いや、そんな答弁じゃ納得できないですよ。行ったか行かないか、なぜ答えられないんですか。具体的じゃないじゃないですか。答えてくださいよ、行ったか行かないか。
○木下委員 イエスかノーで答えてください。
○木下委員 いや、それはおかしな話で、私は中身を聞いているんじゃないんです。行って何を調査したか、それはいいですよ。ロシアへ行って、この日ロの問題について事実かどうか調査をしています、調査しました、その結果、何もありませんでした、それならそれでいいんです。それは後で報告してもらえ...全文を見る
○木下委員 いや、これだけ、いわゆる未執行のお金が残って、不透明であると指摘しているわけですから、少なくとも、行ったか行かなかったか、疑惑があるんなら、やはりはっきり答えていただきたい。これは、委員長。
○木下委員 よろしくお願いしたいと思います。  そのほか、日中民間緑化協力委員会、これも問題がありますが、時間がありませんので、これについてはまた改めて質問させていただきます。  以上で終わります。
07月22日第154回国会 衆議院 決算行政監視委員会第一分科会 第3号
議事録を見る
○木下主査代理 休憩前に引き続き会議を開きます。  これより内閣府所管中内閣本府及び沖縄振興開発金融公庫について審査を行います。  質疑の申し出がありますので、これを許します。山村健君。
○木下主査代理 これにて山村健君の質疑は終了いたしました。  以上をもちまして内閣府所管中内閣本府及び沖縄振興開発金融公庫についての質疑は終了いたしました。  次回は、明二十三日午前九時三十分から本分科会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。     午後六時...全文を見る
07月22日第154回国会 衆議院 決算行政監視委員会第二分科会 第3号
議事録を見る
○木下分科員 民主党の木下厚でございます。  さて、私はたびたび、帝京大学のさまざまな疑惑についてこれまで追及してまいりましたが、去る七月十五日、ようやく大学の特別調査委員会の調査結果が出ましたが、改めてこの調査結果をどう判断されているのか、大臣にお伺いしたいと思います。
○木下分科員 私も、この中身を見まして実は愕然としたわけでございます。  私自身がこれまで委員会等でも追及してきましたけれども、今回の学内の特別調査委員のメンバーを見ますと、これは私も再三指摘してきましたけれども、あくまでも学内のメンバーだけなんですね。いわば、身内のメンバーで...全文を見る
○木下分科員 今、社会的責任とか言いましたけれども、それに背いたわけですね。十八回いろいろ督促をさせたとかいうお話でしたが、それだけやっても結局こうした中身しか出なかった。厳しい対処法をとると。具体的にどういう対処をとりますか。
○木下分科員 現地調査といっても、大学に行って恐らく帳簿類をさささっと見るだけ、これはただ世間に対する言いわけにすぎない。本格的にやりなさいよ。これだけひどいことをしているんですよ。しかも、人命を預かるお医者さんを養成する大学でこういうことがまかり通っている。しかも、所管庁の文部...全文を見る
○木下分科員 実は、私の委員会質問に基づいて、さまざまなマスコミが報道しています。報道したことについて、一々大学側は、要するに通知書を送っているんですよ。  例えば、これはある雑誌に掲載されたものを、大学側が通知書で、いわばおどしですよ。私が、先般、医学部に事前寄附金を払って、...全文を見る
○木下分科員 実は、私のところへ帝京大学OB、学生からさまざまなメールが来ています。全部読み上げたいのですが、幾つか紹介させていただきます。  残念ながら、私は、せっせと高い授業料を払い、恥ずかしながら親ですが、冲永一族の金もうけを助けながらのほほんと学生生活を送ってきた典型的...全文を見る
○木下分科員 実は、こういった事前寄附の問題あるいは関連財団の所得隠しが問題になりましたが、先般問題になった関連財団のうち、帝京育英財団、ここが六十五億円の所得隠しをしていて、約二十五億円の重加算税を含む追徴課税を受けた。そして、その財団は実に五十銘柄の株式を運用している、それが...全文を見る
○木下分科員 私、そんなこと聞いているんじゃないですよ。当然ですよ、それは。私学助成金で株を買ってなんて、冗談じゃない。そんなことはあり得るはずないんです。  しかし、数千万株あるいは一億株の株を買う、それだけの余裕があったら、何で授業料を下げてあげないんですか。医学部で、やれ...全文を見る
○木下分科員 私も、兜町の人間からいろいろ聞きました。帝京筋というのがあるんじゃないですか。帝京筋がこの株買っている、ちょうちん買い、大学のやることじゃないですよ。これを平然とやっている。  しかも、すべてを帝京大学がやっているんです。各都道府県認可の財団も、実際は帝京大学が運...全文を見る
○木下分科員 私、そんな公式的な見解を聞いているんじゃないんです。そんなことは言わなくたってわかっているんです。現実にこれだけの株を運用しているんですよ。原資を含めて、徹底的に調査してください。もう答弁は要りません。やっていただけますね。  さて、もう一つ、資料二を見てください...全文を見る
○木下分科員 いや、それはおかしいんじゃないの。これは表を見てください、資料二を。従来、やはり六カ月かかっているんですよ。ところが、帝京大学の経済学部環境ビジネス学科、これは二カ月に満たない間に申請から認可がおりている。あるいは理工学部航空宇宙工学科、これも二カ月たたない間に認可...全文を見る
○木下分科員 時間が来ましたので終了させていただきますが、いずれにしても、帝京大学の問題は非常に根が深くて広い。徹底的に調査してください。私も徹底的に追及していきますので、ひとつ大臣よろしくお願いします。  ありがとうございました。
07月26日第154回国会 衆議院 外務委員会 第25号
議事録を見る
○木下委員 民主党の木下厚でございます。阿南大使には、休暇中のところ、本日は当委員会に御出席をいただきまして、本当にありがとうございます。  さて、私も瀋陽事件について阿南大使にお聞きしたいと思います。  先ほど来さまざまな質問が出ております。私自身、今回の事件を振り返ってみ...全文を見る
○木下委員 その件で言えば、例えば、先般、北朝鮮の金正日総書記の息子さんが日本に来ました。あのとき田中前外務大臣は、当時、トラブルになるのは嫌だからこっそり帰しちゃえと言いました。そして、こっそり帰しました。ああいう政府の対応があるから、恐らく現地大使館としては、できるだけ受け入...全文を見る
○木下委員 いずれにしても、第三国に移送するにしても、これは今の日本政府、あるいは外務省本体の外交姿勢からいうと、五人を受け入れたら、もちろん中国側も相当厳しい対応に出てくる。そうすると、例えば一カ月とか、下手をすると三年あるいは一年、そういった期間、総領事館なりそういったところ...全文を見る
○木下委員 いずれにしても、今回の事件は、まさに人道的観点、あるいは不可侵権の侵害、そういう点から見ても、いかに日本の外交体制が脆弱であるか、あるいは事なかれ主義が日本全体を覆っているか、この端的な例だと思うんです。まさに国益上、あるいは世界から見ても、日本の外交は何をやっている...全文を見る
○木下委員 中国の大使館あるいは総領事館には、いわゆる難民や亡命者に対する対処法、そういったマニュアルは常備されておられますか。あるいは、常日ごろどのような教育、指導をされておられますか。
○木下委員 今回の瀋陽総領事館においても、いわゆる外務省の職員だけではなく、各省庁から出向されている方がおられました。例えば厚生省から出向された方もいた。こうした他省庁からの出向者の方と、いわゆる本当に外交を一筋にやってきた方との認識の差、あるいは外交姿勢に対する差、こういったも...全文を見る
○木下委員 それから、もう一つお伺いしたいんですが、阿南さんが公使だった九六年、北京の日本大使館の会議で、北朝鮮の難民、亡命希望者を入館させないようにと発言していたと報道されていますが、これは事実でしょうか。
○木下委員 しかし、今お話にありましたが、その年の五月に北朝鮮の科学者を、日本は亡命を受け入れていないということで説得して、韓国大使館で引き取らせたという、これは事実ですね。
○木下委員 時間がありませんので。  私自身も、中国へは三回ほど参りました。行くたびに、これは恐らく大使館からのあれだと思うんですが、必ず盧溝橋の抗日戦争記念館、ここを訪ねないとなかなか例えば江沢民さんに会えないとか、昨年十月に小泉首相が訪中したときも、この抗日戦争記念館を訪問...全文を見る
○木下委員 以上で質問を終わらせていただきます。大使には、どうも本当にありがとうございました。
08月07日第154回国会 衆議院 文部科学委員会 第17号
議事録を見る
○木下委員 民主党の木下厚でございます。  先ほど来、今回の現地調査の結果の質疑を拝見していました。実に、私もこれまで、二月十五日の予算委員会、一時間四十五分やりました。それ以後、五回にわたって質問してきました。しかし、何ら私の行ってきた質問あるいは文科省の答弁が生かされていな...全文を見る
○木下委員 そうすると、この合格発表前の二十五人については、先ほど同僚議員からも質問ございました、点数その他、調べましたか。調べていないでしょう。ただ金額を聞いてきただけなんですね。
○木下委員 あなた、帝京大学の組織を知らないんですよ。私は、随分多くの帝京大学の教授さんから内部告発をいただきました。教授会なんて機能していないじゃないですか。あそこは、私は何回も指摘しています、冲永総長ファミリーによってすべて要所要所が押さえられ、そして冲永総長のワンマンによっ...全文を見る
○木下委員 もしそこまで確認されたんなら、この四年間で二十五人、合格発表前に寄附金を集めている。この点数、確認しましたか。さっき、していないと言ったでしょう。していないわけでしょう。だったら、正規にきちんと点数で入学させたなんて、冗談言っちゃいかぬですよ。調べてから言いなさいよ。...全文を見る
○木下委員 結局、わからないんでしょう。だったら、そんなすべて正しいみたいなことを言わないでくださいよ。点数があって、きちんと合格基準点に達しているかどうか、わからないわけでしょう。調べていないわけでしょう。そこをはっきり言ってくださいよ。
○木下委員 そうすると、なぜ合格発表前にわざわざ寄附金を集める必要があるんですか。合格点に達しているんだったら、合格発表後に集めればいいじゃないですか。なぜわざわざ合格発表前に集めるんですか。それは、何らかの意図があったからでしょう。  私、十年前かもしれないけれども、経済学部...全文を見る
○木下委員 先ほど同僚議員が言いましたけれども、死んだ人に対して、全部事務局長がやった、大学は一切関知していません、だれがそんなこと信じられますか。あの学校で、冲永さんのワンマンの学校で、事務局長一人の独断でこれだけの金額を財団の方へそっくり持っていく、そんなことが行われるはずな...全文を見る
○木下委員 よくわからないんだけれども、要するに、事前に寄附金を集めたのは嘉計さんでしょう。それとは別にまた、その受験生を紹介された、あっせんした嘉計さんに行かないで、別口で行っているということですか。
○木下委員 そんなことはわかっていますよ。しかし、嘉計さんが受け取った金額あるいは寄附金は、受け取った受験生というのは入学しているわけでしょう。入学していなければ詐欺罪ですよ。入学させてやる、寄附金を取って入学できなかったら詐欺罪になるんです。ちゃんと入学しているわけでしょう。ど...全文を見る
○木下委員 いずれにしても、大々的に現地調査などと銘打ってしたけれども、何ら解明をされていない。  私は、前から言っていました。大学につくった特別調査チームも、学内の身内だけでつくった調査、こんなものは実際には何の調査にもならないよ、再三言ってきました。そして、七カ月待って、今...全文を見る
○木下委員 ですから、私はこの前も要求しました。閉鎖命令はなかなか出せない、私もそう思う。だとすれば、今の経営陣の刷新を強く要求してください。冲永ファミリーによる大学支配、これが教授会を極めて閉鎖的なものにし、そして経理の透明性を欠く、大学の民主化がない、民主的でない。これはファ...全文を見る
○木下委員 この前も指摘させていただいたけれども、七カ月、八カ月たっても、あんな学内の調査しか出ない。これは、文科省に対して、あるいは遠山さん、あなたに対して、ばかにしている話ですよ。甘く見られている証拠なんですよ。あるいは、もっと言えば、私がこれまで五回質問してきました。それに...全文を見る
○木下委員 これは類推するしかないと思うんですが、わかっているだけでも、これから類推すると、恐らく帝京大学グループで三千万とか四千万株持っている。時価総額にしたら大変な額になりますよ。これは、そこらの生保だとか機関投資家以上の株式運用をしている。  大臣、改めて問いただします。...全文を見る
○木下委員 医学部で多額の寄附を無理して集め、そして受験生の親御さんから多額の寄附金を集め、そしてこうやって株式運用している。これはいいですよ、資産運用で、本当に健全な大学運営を目指すんならいい。しかし、これはそんなものとは縁遠い話じゃありませんか。うわさによると、冲永さんは株好...全文を見る
○木下委員 公益法人の帝京育英財団、これは奥さんが理事長をやっています。これに対して、愛媛県の教育委員会、教育長が、その株式運用について、リスクが多いので一刻も早く売って資産回収しなさいと改善命令を出しているんです。とんでもない株を持っているんです。だから、リスクが多いから資産運...全文を見る
○木下委員 これには、時間がありませんので、少なくとも個人であれ、これを学校教育に使おうとしている、はっきりうたっています。それから、帝京大学グループのパンフレットには全部入っています。個人で出そうがだれにしようが、帝京大学のグループとして使おうとしているんです。そうなれば、憲法...全文を見る
10月10日第154回国会 衆議院 外務委員会 第28号
議事録を見る
○木下委員 民主党の木下厚でございます。  今回の小泉首相の訪朝が、拉致問題の全面解決につながるのかどうか、あるいは、武装工作船、ミサイルの開発、配備、輸出あるいは核兵器などの大量破壊兵器の開発問題に終止符を打ち、北東アジアの平和と安定に向けて大きく前進するかどうか。これは、我...全文を見る
○木下委員 ちょっと答弁が長いんですよ。もっと簡単に。私は聞いていないです、そんなこと。拉致問題についてどういう安否情報を確認したのか、その一点を聞いているだけなので。  では、それについては、ただ日朝交渉を再開すれば明らかにするというだけだったんですか。それとも、もう何人お亡...全文を見る
○木下委員 八月二十五、二十六日に協議をやったわけですよ。その時点でまだ調査をしている、そして九月十七日、そのとき結論が出たわけですか。そうじゃないでしょう。そんないいかげんなことで交渉を、わざわざ総理が北朝鮮に飛んでいったんですか。もっと明らかな事実を入手していたんじゃありませ...全文を見る
○木下委員 あなた、そんないいかげんな情報でもって我が国の総理をわざわざ北朝鮮まで連れていくんですか。もし情報が出なかったらどうするつもりだったんですか。もっとはっきりした情報を確認した上で総理を訪朝させる、これが外務省としての当然の仕事じゃないですか。知っていたんでしょう、ある...全文を見る
○木下委員 そして、もしそれが事実ならば、十七日の朝、その事実を知らされたとすれば、日朝平壌宣言というのは、いつつくられたんですか。  この前、同僚議員が質問しました。既につくられていた、そして交渉によって文面を少しも変えていない、そう答弁していますが、事実が、八人がもうお亡く...全文を見る
○木下委員 拉致問題について平壌宣言に書いてある、どこに書いてあるんですか。拉致あるいは謝罪、何もないですよ。ここにあるのは、今おっしゃったように、三項目めに「双方は、国際法を遵守し、互いの安全を脅かす行動をとらないことを確認した。」その後、「また、日本国民の生命と安全にかかわる...全文を見る
○木下委員 拉致や謝罪を認めたというのは、これは金正日総書記と小泉首相の会談のときだけでしょう。これは単に日本側がそう言っているだけなんですよ。北朝鮮側から見ても第三者から見ても、日本政府がそう発表していること以外、金正日総書記が謝罪をしたとか拉致を認めた、証拠としてどこにも残っ...全文を見る
○木下委員 世界が知っているなんといったって、こんなものは半月もすればみんな忘れてしまうんです。最後は、平壌宣言に何が書いてあるか、ここが歴史的に見たら評価されるんです。外交をやっていたら、そのぐらいのイロハは当然承知していなければいけない。  しかも、平壌宣言を署名する直前に...全文を見る
○木下委員 それからもう一つ、今回の小泉訪朝で極めて異例だったのは、この訪朝を首相官邸で知っていたのは総理と福田官房長官、古川官房副長官、そして秘書官の二人。安倍さんは直前まで御存じでなかった、あるいは川口大臣も直前まで御存じでなかった。あとは外務省の竹内事務次官、田中局長、平松...全文を見る
○木下委員 外交の当事者である川口大臣、蚊帳の外に置かれていたことに対して反論はありますか。どう思いましたか。
○木下委員 大臣、今回の小泉さんの訪朝というのは、これは拉致問題だけではなくて、不審船問題、あるいは核開発、ミサイル開発、あるいは化学兵器、北東アジアの安全保障にかかわる重大な問題が背景にあるわけですね。だとすれば、当然、拉致問題を追及していた警察庁、あるいは防衛を担当している防...全文を見る
○木下委員 いや、そんなことは聞いていないですよ。いつタイミングをはかるかはやはりチームを組んで、きちんと訪朝するという前提のもとでやらないで、いろいろな情報を集めてきて、あとは一部だけが独走する、こういう体制じゃ困るんですよと言っているだけなんです。  時間がありませんので、...全文を見る
○木下委員 田中局長、どうですか。
○木下委員 そんなばかな話がありますか。いいかげんにしなさいよ。さっきも、安全保障上にかかわる危機管理の問題なんですよ。テレビにちゃんと映っているんです。知らないなんてふざけたことを言っちゃいかぬですよ。なかったんですか、あったんですか。もう一度答えてください。
○木下委員 そんな矛盾した話、ないでしょう。なかったのならなかったと言ってください。知らなかった、知らないじゃ済まないんですよ。あれだけ報道されているんです。秘密でも何でもないじゃないですか。あったのならあった、お土産がありました、なぜそう言えないんですか。  午前中の委員会で...全文を見る
○木下委員 では、あったということですね。お土産があったと認めたわけですね。中身は言えないけれども、あったということですね。
○木下委員 そんな、マツタケぐらいのことで何で隠す必要があるの。あったのならあった、マツタケでしたと言えば済むことじゃないですか。何でそんなことにこだわるんですか。  マツタケなんでしょう。もう一度答えてくださいよ、ちゃんと。そんなことで隠す必要はないんじゃないですか。日本から...全文を見る
○木下委員 田中局長。
○木下委員 いや、さっきは儀礼としてそういうものはあり得る、今は確認しておりません、何でそんなことでぐらぐら揺れるんですか。  委員長、これはきちんと理事会で確認してください。  時間ですので、以上で終わります。
11月08日第155回国会 衆議院 本会議 第8号
議事録を見る
○木下厚君 民主党の木下厚でございます。  私は、民主党・無所属クラブを代表して、ただいま議題となりました構造改革特別区域法案について、小泉総理並びに関係大臣に質問をいたします。(拍手)  本題に入る前に、まず、小泉総理の経済失政の責任を厳しく指摘したいと思います。  総理...全文を見る
○木下厚君(続) それによって、地方や民間の創意工夫が生かされ、経済が活性化し、雇用創出や新規事業創出につながるわけですから、今回の特区制度については、地方公共団体や民間の要望をできるだけ反映させるような、柔軟で大胆な制度にする必要がありますし、要請があれば、地方公共団体等の熱意...全文を見る
11月27日第155回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第3号
議事録を見る
○木下委員 民主党の木下厚でございます。  きょうは、行政監視の観点から、文部科学省の天下り法人が教科書検定制度の根幹を揺るがす、そういうような不正行為をしているのではないかとの疑惑について、遠山大臣並びに関係当局にお伺いします。  御承知のように、小中学校の教科書並びにその...全文を見る
○木下委員 もし、そうした指導に違反して白表紙本が流出している、この事実があれば、どう対応いたしますか。
○木下委員 現時点で、例えば白表紙本が外部に流出しているという事実確認はしておりますか。
○木下委員 事実はないと断言できますね。間違いないですね。
○木下委員 お伺いします。  社団法人教科書協会並びに社団法人日本図書教材協会、あるいは、ここに、資料一に示しておる財団法人図書教材研究センター、これらの社団法人、財団法人、これは五つありますが、文部科学省から何人の天下りがいますか。
○木下委員 今の人数を見ても明らかなように、まさにこの文部科学省の傘下にある社団法人、財団法人は、文部科学省の天下り先になっているんです。例えば、教科書協会の理事の菱村さん、この方は日本図書教材協会の会長も兼ねています。この方は元文部省初等中等局の局長です。あるいは、教科書協会の...全文を見る
○木下委員 実は、ここに白表紙本がございます。これが俗に言う白表紙本です。これが検定をされた後の教科書。要するに、この表紙をとって、出版社名がわからない、著者がわからないようにつくったのがこの白表紙本です。  これを、本来ならば、検定用に出す。そして、検定に合格して、例えば教材...全文を見る
○木下委員 事実を確認してといったって、これだけきちんとした資料を提出しているわけですよ。出しているわけですよ。行われているわけですよ、実際に。  さらに言えば、では、もう一つ教えます。  日本図書教材協会創立三十周年記念誌がございます。これは、平成三年四月に発行した「築く」...全文を見る
○木下委員 今、謝金という話が出ました。この謝金の性格、これは、教材出版社の業界団体である社団法人日本図書教材協会、加盟する約六十一社の教材出版社から毎年謝金を集めています。その謝金を教科書出版社の任意団体である教学図書協会に毎年支払っている。社団法人の日本図書教材協会の発表では...全文を見る
○木下委員 いや、私が図書教材協会の専務理事さんから聞いた話によると、この毎年の二億円は著作権者に払っているんだという言い方をしていましたよ。どうなんですか。
○木下委員 うそを言っちゃ困るよ。何でそんなうそを言うんですか。ここの、先ほど言った平成三年の三十周年記念誌の中にははっきりうたってあるじゃないですか。読みますよ。「教材出版会社が教科書会社に贈る礼金は、印税という観念によるものではない」、こうはっきり言っているじゃないですか。平...全文を見る
○木下委員 要するに、対価ということは、白表紙本に対する対価なんでしょう。違いますか。
○木下委員 それはおかしなへ理屈ですよ。著作権料も払っていないんですよ。教科書は著作権料を払わなくていいかもしれない。しかし、それに付随する副読本、いわゆる教材ですね、これには著作権料をちゃんと払わなきゃいけない。ところが、今まで過去十数年払ってこなかったわけでしょう。だから先般...全文を見る
○木下委員 あなたの言うのは、それは著作権の問題というのは出版会社ともちろん作家、著作者との関係かもしれない。しかし、その上部団体である教材協会が全部指導しているんじゃないですか。違いますか。少なくとも、教材出版会社の上部団体であり、しかも、そこに文部科学省から多数の人が天下りし...全文を見る
○木下委員 少なくとも、今、知的所有権の問題が大変大きな問題になっています。ましてや著作権の問題、作家にとってはこれは生活の糧です。心血を注いでつくった作品が無断で使われている。しかも、その教材会社の上部団体である教材協会、多くの文部省の天下りが入っている。なぜそういったところに...全文を見る
○木下委員 大臣の認識は余りにも甘過ぎる、その点だけを指摘して、質問を終わります。  ありがとうございました。
12月06日第155回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第4号
議事録を見る
○木下委員 民主党の木下でございます。  総理ほか閣僚の皆さん、どうも御苦労さまでございます。  今、同僚の松崎委員から日朝問題のお話がございましたので、まず最初に、私も引き続いて二、三点、この問題を質問させていただきます。  先ほど松崎委員の方から、日朝交渉が膠着状態に陥...全文を見る
○木下委員 私は、一時帰国の皆さんに帰ってこなくてもよかったなんということは一言も言っていない。むしろ、あのときもうちょっと粘って、何としても原状回復させるんだという相当な決意なりがあれば、もう一泊してでもやる決意があればあるいは可能だったんではないか、そういう思いで申し上げたわ...全文を見る
○木下委員 いや、総理、これは北朝鮮だけではなくて、例えば北方支援事業、あるいは中国に対するODAを含むさまざまな援助、要するに、人道支援だ、経済援助だといって外国にお金をばらまいてきた。それはそれで私はいいと思うんですね。ただ、それが戦略的になされていない。ここに私は最大の問題...全文を見る
○木下委員 それでは、次の質問に移ります。  政府は、今月四日、テロ対策特別措置法に基づいて、米軍支援のため、イージス艦を今月中にもインド洋に派遣することを決めました。  このイージス艦派遣については、これまで数回政府内でも、あるいは米軍の要請もあったかと思いますが、それによ...全文を見る
○木下委員 今、ローテーションの関係でというお話がございました。しかし、かつてこの問題が論議されたとき、イージス艦がローテーションに入っているとか入っていないとか、そんな議論は全くありませんでした。なぜ今急にローテーションなんという話が出てきたのか。  それともう一つは、今、テ...全文を見る
○木下委員 防衛庁長官の答弁は、やはりはっきり言って戦争を知らない。そんなに、これはリンクしていない、これはリンクしている、あなたわかりますか。リンクしているかしていないか、アメリカから提供されますか。ここはリンクしました、この情報使いましたと言いますか。言いませんでしょう。 ...全文を見る
○木下委員 時間があれですので、次に、政治と金の問題について伺います。  一つは、もう既にいろいろなところで議論されていますが、九八年参議院選で、清水達雄参議院議員に対する全政連の党費一億円、この肩がわり問題。  これは、この前自民党が調査をして、問題はなかったということでし...全文を見る
○木下委員 では、総理、一言。
○木下委員 もう一つ、資料としてお配りしました、扇国交大臣のこの新聞報道でございますが、時間がありませんので、これについて、扇大臣、どう御答弁されますか。
○木下委員 この資料を御存じだと思うんですが、これは、東政連で出した第二十九回年次大会、京王プラザホテルでやったもののコピーです。この中に、第十九回参議院議員選挙推薦者一覧という中で、東京選挙区で保坂三蔵さん、比例代表として小野清子さん、岩井さん、扇千景さんと、きちんと名前が載っ...全文を見る
○木下委員 時間ですので終わりにさせていただきますが、もう一枚の資料は、尾身幸次前沖縄北方担当大臣の献金を示してあります。担当大臣になった途端、沖縄から急に献金がふえる、これは異常なことでありますので、その点も指摘して終わりにします。  ありがとうございました。