木下厚
きのしたあつし
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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02月27日 | 第156回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第1号 議事録を見る | ○木下分科員 どうも座長、長時間御苦労さまでございます。 きょうは、日本を取り巻く安全保障、イラク問題あるいは北朝鮮問題等を含めまして、大変厳しい状況になっています。ここで、改めてこの機会に、いわゆる日本にある在日米軍基地、これをもう一度見直し、あるいは意義等について、やはり...全文を見る |
○木下分科員 そのうち、沖縄県にある在日米軍基地、これはSACOで合意したものがあると思うんですが、たしか十一施設だったと思うんですが、この返還状況は現在どうなっていますでしょうか。 | ||
○木下分科員 先ほども言いましたように、日本を取り巻く安全保障は大変厳しい状況でございますので、この在日米軍基地につきましては、さらに、どういう意義があるのか、あるいは本当に必要なものなのかどうか、それも十分議論しながら、やはり不必要なものはできるだけ早く返還させるという方向で御...全文を見る | ||
○木下分科員 任務は何をやっているわけでございますか、役割。ここをできるだけ具体的にひとつ。 | ||
○木下分科員 これは、横田基地と連携しているということになりますか。もうちょっと具体的にお話しいただきたいと思います。 | ||
○木下分科員 いや、承知していないといっても、どれだけの役割があるのか、そこをもうちょっと具体的に言ってくれないと、市民は、あんな原っぱはもう必要ないんじゃないかと。それは、通信基地、アンテナが今二十幾つと言ったけれども、外見から見ると大きいのが二本しか立っていないんですね。です...全文を見る | ||
○木下分科員 いや、それは通信基地というのはみんなわかっているから聞いているんですよ。そんなおざなりな説明じゃなくて、もうちょっと具体的に、例えば横田基地と連携しているとか、あるいは米軍の飛行機をコントロールするとか、何かもうちょっと具体的に言ってくれないと。通信施設なんて、あな...全文を見る | ||
○木下分科員 そんな、あれしなくたって、こういうパンフレットが出ているんですよ。少なくとも、ここにはもっと詳しく書いてあるんですよ。例えば、米軍横田基地の米第五空軍三七四空輸航空団に所属する送信基地であるというふうに具体的に書いてあるんですから。それからアンテナにしても、もう少し...全文を見る | ||
○木下分科員 それじゃもう、ますます後退しているじゃないですか。先ほども言いました、この前の、一昨年のテロのときは、本当に市民は心配したんですよ。横田と連携して米軍機が動いていると。ましてや、その地下に立派な施設があるといううわさだってあるんです。 地下に施設、ありますか。確...全文を見る | ||
○木下分科員 そうすると、あそこには、私も何回も外から見ているんですが、あそこで働いている米軍は見たことはありません。それから日本人の労務者、私も承知していないんですが、この辺は把握していますか。 | ||
○木下分科員 日本人労務者が二名ということですか。米軍については把握できないということですが、把握できないということはどういうことなんですか。要するに、地元の皆さんにこれは説明できないんですよ。何人いるかわからない、人がいるのかいないのかわからないんじゃ困るんです。人数なんか確認...全文を見る | ||
○木下分科員 大臣、どうなんですかね。少なくとも、市民に協力を求める、しかも、市の中心部にあれだけ広大な施設を提供しているわけですね。人数もわからない、その業務もわからない、しかし市民の皆さん、提供してくださいよ、こんなものでいいんですか。 | ||
○木下分科員 こういった施設というのはやはり地域住民の協力がないと、施設だけあったって、いざというときには本当の防衛にはならないわけです。その辺も含めて、正確に何人とかそこまでいかなくても、少なくとも常駐は何人ぐらいいますよ、あるいは、いないならいない、何とかそのぐらいは把握して...全文を見る | ||
○木下分科員 ちょっと待ってください。そんなことを聞いているんじゃなくて、要するに、日米間で、この所沢通信基地が交渉のテーブルにのったことがあるかどうか、そこを聞いているんです。 | ||
○木下分科員 この問題に対しては、埼玉県の土屋知事が非常に熱心でございまして、アメリカへも何回も行って交渉していますが、それは承知しておりますか。 | ||
○木下分科員 とすれば、それをバックアップする形で、日本政府がこの所沢通信基地について、全面にしろ一部にしろ、市民の要望としてアメリカ側に正式に伝えたことがありますか。返還してくれという形で要求したことがございますか。 | ||
○木下分科員 その東西連絡道路について、米側に要請した日にちはわかりますか。いつですか。 | ||
○木下分科員 どうもはっきりしない。いろいろ全国にありますよね、その在日米軍基地について本当に正式に一括して言ったのか。例えば所沢だけを取り上げて、東西道路の連絡、そこだけを返還してほしいという要望があると具体的に要請したわけでございますか。その辺、もうちょっと詳しく。 | ||
○木下分科員 地元としては、これまで、市、市議会、基地対策協議会の三者が連携しながら、基地の全面返還に向けて長い運動を続けてきたわけでございます。これは全面返還だけでなく、その過程として、今お話が出たように、当面は部分返還として、東西連絡道路用地の返還、二番目として、文教道路線拡...全文を見る | ||
○木下分科員 それに対するアメリカ側の答弁としては、非常に難しいということでございますか。 そうすると、ほかの二点、もちろん三つ一遍にやれればいいんですが、もしそれが無理だとすれば、例えば違う二点について、できるだけ返還できるものから進めるということは考えておられますか。 | ||
○木下分科員 そうすると、今年度予算で防衛施設庁が、東西連絡道路を想定した基地の現況図面の作成などのための調査経費として予算要求しておりますね。その額と調査目的及び今後の見通しについて、できるだけ具体的にお話しいただきたいと思います。 | ||
○木下分科員 この予算がついたということについては一歩前進ということで、私どもあるいは地域住民の皆さんは非常に喜んでいます。これによって、交通渋滞がかなり解消されるんだと。あそこは非常に回りますので、しかも、住宅地が密集している、しかも、先ほど言ったように、行政の中心があそこにあ...全文を見る | ||
○木下分科員 この問題につきましては、住民の中にも、あれだけ中心部にありますので、どこかにこれを移設できないだろうか。埼玉県にはゴルフ場がいっぱいあります。もうゴルフも大分下火になっていますので、例えばゴルフ場とあそこと交換できないのかという要望もあるんですが、ぜひこの辺も含めて...全文を見る | ||
○木下分科員 運用の時間の問題とか、その辺も調整しながら、できるだけ住民の皆さんに被害が及ばないように、ぜひとも改善をしていただきたいと思います。 それと、繰り返しになりますが、所沢の米軍基地につきましては、何らかの前進ある交渉をぜひともお願いしまして、質問を終わりにします。...全文を見る | ||
02月27日 | 第156回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第1号 議事録を見る | ○木下分科員 おはようございます。 実は、昨年十一月二十七日の衆議院の決算行政監視委員会で質問させていただきましたが、検定用の申請本、通称白表紙本の組織的な大量流出、この疑惑について、改めて質問させていただきます。 まず、小中学校の教科書並びにその教科書に準拠して作成され...全文を見る |
○木下分科員 あったということを認めたわけですね。しかし、今、お話だと、また言い逃れをしている。私、前回、教材出版会社から入手した資料をもとに、ちゃんと調べてくれと言っているわけです。 前回お渡しした資料の中で、例えば、教材協会の専務理事の清水さんの名前で、こういった、前回示...全文を見る | ||
○木下分科員 だから、先ほど矢野さんがおっしゃったように、要するに、例えば著作者が勝手に提供したとか、そういうことじゃなくて、協会がみずからこういう文書を配って、しかもその資料の中に注文書までつけて流しているわけです、何部注文してくれという形で。それも前回お見せしました。それでも...全文を見る | ||
○木下分科員 よくわからないです。では、教材会社が組織的に流したということでしょう。要するに、教科書会社じゃなくて教材協会の方が組織的に流したということでしょう。 | ||
○木下分科員 要するに、教材協会が組織的に流した、この事実はお認めになったわけですね。 そうすると、前回の私の質問で、そうした事実はない、今おわびをしますということでしたのですが、やはり国会の委員会で質問して、それに対していわゆる協会が虚偽報告した、これについての責任はどう考...全文を見る | ||
○木下分科員 遠山大臣、こうした虚偽報告について、大臣としてどうお考えでございますか。どのように対処いたしましたか。 | ||
○木下分科員 随分簡単なあれですね。 この教材協会の会長さんというのは、もちろん旧文部省のOBであります。元初等中等教育局局長まで務めた方が会長をやっておられる。そして、これまで歴代ずっと、私がわかっているだけで三代、旧文部省からの天下り。この教材協会というのは、ある面では、...全文を見る | ||
○木下分科員 いや、実は私も昨年に質問をして、その後文部科学省から指導が行った。しかし、その後も、実は、この内部資料を提出していただいたその一部、ある教材出版社に対して、協会からさまざまな圧力や嫌がらせ、これが行われているわけです。これについて、文科省は実態を把握していますか。反...全文を見る | ||
○木下分科員 やはりこれは小中学校の、学校の教育現場なんです。しかも、それを指導する文科省あるいは教材会社、協会、そういったところがうそを言ったり、やはりそれはもう絶対にあってはならないこと。教育にならないんです。 しかも、一番悪いところは、やはりそうした虚偽報告なりミスがあ...全文を見る | ||
○木下分科員 それから、先ほど謝金の話が出ました。これは一年に大体二億円、これが任意団体の教学図書協会へ支払われている。これについて前回も指摘しました。 社団法人日本図書教材協会が平成三年四月に発行した創立三十周年記念誌「築く」ですね。これはコピーしたものですが、この「築く」...全文を見る | ||
○木下分科員 そうすると、何のために教学図書協会の方へ二億円を支払っているんですか。 | ||
○木下分科員 もし、その教科書の使用の対価ということであれば、いわゆる教科書協会の方へ支払えばいいんですよ。何で、任意団体の教学協会の方へ支払うんですか。これは任意団体ですよ、いわゆる教学協会、これは任意団体なんです。本来、もし教科書の対価として払うんであれば、教材協会から教科書...全文を見る | ||
○木下分科員 ですから、おかしいんですよ。要するに、教科書協会と日本図書教材協会、この間に、いわゆる任意団体の教学図書協会というのを介在させて、その二億円というお金を、教学図書協会に加盟している社にだけ、要するに、白表紙本を流す見返りとして教学図書協会に支払っていた、こういう図式...全文を見る | ||
○木下分科員 そうすると、この二億円というのは、きちんと税務処理されているわけでございますか。それと同時に、教学協会、これについて、改めて、どういう仕事をされているのか、なぜ必要なのか、その資料を後日請求させていただきますので、提出をお願いしたいと思います。時間がありませんので、...全文を見る | ||
○木下分科員 それはおかしいね。だって、これを全部答案をして、そしてこれの全国平均です。これは、出版差しとめの訴訟記録を読みますと、その中に、四千人の回答を集めて、そこから平均点を出すというふうに訴訟では言っているんです、担当者が。ですから、当然、この新しいテストブック、これは最...全文を見る | ||
○木下分科員 このテストブックはもう何年も同じ問題が使われているということですか。全く同じ内容で使われているということですか。 | ||
○木下分科員 全部ついているんですよ。最初から、八十点、次の問題、八十点、七十九点、八十点、全部こうやってつけてあるんですよ。だから、今おっしゃったように、一部が問題が同じならつけられると言うけれども、全部点数つけてある。どうなんですか。 | ||
○木下分科員 時間ですので終わりにさせていただきますが、この問題は、いわゆる学校現場でやる大変大きな問題ですので、また改めて質問させていただきますが、先ほどの資料についてはぜひ御提出をお願いしたいと思います。 どうもありがとうございました。 | ||
03月19日 | 第156回国会 衆議院 外務委員会 第3号 議事録を見る | ○木下委員 民主党の木下厚でございます。 今議題になっております在勤手当の一部改正案、これについて質問をさせていただきます。 さて、先ほど来、イラク問題について激しい議論がございました。日本がアメリカのイラク攻撃に対して支持をする、この背景には、恐らく外務省の甘い見通しが...全文を見る |
○木下委員 しかし、例えば、大使などの本給とそれから手当を合わせると、やはり多い人では二千四百万円を超えるというような額が出されているわけですね。そうした額が果たして本当に妥当なものかどうか、これはもう一度やはり再考する必要があるだろうと思います。 とりわけ今回の名称位置給与...全文を見る | ||
○木下委員 私も、かつてジャーナリストとして世界各国を回りました。大使館にも行きましたけれども、多くはむしろ、いろいろな形でのパーティー、これが中心になっているわけですね。そして、先ほど言いましたように、国益を考えた情報収集、そういったものに対して、むしろ体面を言うんだったら、そ...全文を見る | ||
○木下委員 一応の目安として、ワシントン在職の在外職員、これをベースにしているということですが、ただ、私もいわゆる途上国を随分回りました。物価その他、衣食含めて、それはワシントンに比べたら、恐らく二十分の一あるいはそれ以上、物価その他が安いわけですね。なぜワシントンを基準にして、...全文を見る | ||
○木下委員 時間がありませんので先へ進ませていただきますが、一つは外務省改革について質問させていただきます。 川口外務大臣は、就任直後の平成十四年二月十二日、開かれた外務省の十の改革と題された新方針、さらに八月二十一日には外務省改革「行動計画」を発表され、その中で、大使の任用...全文を見る | ||
○木下委員 時間でございますので、最後に簡単に質問させていただきます。 先月二十七日、外務省職員の服務規程や服務倫理や国会を担当する官房長の職にあった小町現内閣府国際平和協力本部事務局長が二〇〇一年三月まで出向していたJICAのタクシー券を、出向から外務省に戻った後、私的に使...全文を見る | ||
○木下委員 では、明らかになれば処分をするということですね。 | ||
○木下委員 ありがとうございました。 | ||
04月16日 | 第156回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第3号 議事録を見る | ○木下委員 民主党の木下厚でございます。 本日は、音楽と芸術という、私の顔からちょっと想像できないようなテーマでございますが、ひとつ議論させていただきたいなと思います。 既に御承知のように、バブルのピークを前後に、いわゆる地方の活性化あるいは景気対策ということで、それぞれ...全文を見る |
○木下委員 一般競争入札ということなんですが、音楽、芸術というそのジャンルで、金額以外に、非常に、例えば選定委員の評価とかあるいは価値基準、あるいは好きだ嫌いだといういわゆる嗜好の部分まで及ぶものがございます。 例えばパイプオルガンみたいなもの、こういったものに対して、本当に...全文を見る | ||
○木下委員 もう一度、一般論としてお聞きしますが、大学が物品を購入する際、一部の教員が繰り返し同じ製品を推奨する、あるいは、選定委員になってあちこちの、例えば国立大学あるいは地方自治体のそういった施設、そういった選定委員に同じ人があちこち顔を出して繰り返し同じ製品を推奨するという...全文を見る | ||
○木下委員 できるだけ簡略にお願いしたいと思うのですが、国立大学の教員が繰り返し同じ製品をあちこちで推奨する、これは望ましいことですか、望ましくないですか。その点で答えてください。細かい説明はいいです。 | ||
○木下委員 それでは、もう少し詳しく聞かせていただきますが、国立大学の東京芸術大学音楽部新奏楽堂に一九九九年七月に納入されたフランスのガルニエ社製のパイプオルガンは、二億六千四百五十万円で購入しています。その選定が極めて不透明だったという指摘があります。 実は、これを指摘した...全文を見る | ||
○木下委員 そのパイプオルガンの導入に際して、選定委員会である同大のH教授、名前はあえて伏せますが、S助教授、このお二人がとりわけ強くガルニエ社製のパイプオルガンを推してきた、推薦してきたという、この事実は把握しておりますか。 | ||
○木下委員 今、比較検討したという話がございました。 その点からもう一つ質問させていただきますが、このガルニエ社製のパイプオルガン、いつごろから日本に知られるようになったのか、また現在までに何台ぐらい国内に輸入されているのか、わかったら教えていただきたいと思うのです。 | ||
○木下委員 今、草野教授の本からということなんですが、草野教授や私の調査によれば、最初に導入されたのは神戸の松蔭女子学院ということだろうと思うんですが、九一年に、今おっしゃった池袋駅前の東京芸術劇場、ここに導入され、八〇年代では七台、それが九〇年代には十七台、一気に急増するわけで...全文を見る | ||
○木下委員 十三年間で、メンテナンス費、一億二千万円、これは異常に多い。年間にすると約一千万円ですよ。それだけのトラブル。 しかも、今、三回鑑定が行われたということなんですが、フランス文化省オルガン鑑定士のエリック・ブロチェ氏の鑑定、ここにございます。この中で、今おっしゃった...全文を見る | ||
○木下委員 年間に一千万円、十三年間で一億二千四百万円ですか、このメンテナンス費、どう評価されていますか、多いですか、少ないですか、当たり前だ、これは当然ですか。どう判断されていますか。 | ||
○木下委員 決して安くないと、高いんですよ。これは都民の税金で使われている。 私の調べたところによりますと、例えば、今、盛岡市民文化ホールのパイプオルガン、これはトラブルがないとおっしゃっていますが、年間のメンテナンス費用は約二百万円です。三十一ストップクラスではかなり高い。...全文を見る | ||
○木下委員 問題は、東京芸術劇場のガルニエ社製のパイプオルガンがこれだけメンテナンス費用が高くて、しかもトラブル続きであるにもかかわらず、その後導入した盛岡市民文化センターあるいは東京芸術大学、同じものを導入しているわけです。 その選定委員の審議の過程、議論を全部取り寄せて見...全文を見る | ||
○木下委員 それじゃ、さっき私が申し上げました、盛岡のパイプオルガン、これも、メンテナンス、年間二百万円。あるいは、東京芸術大学のパイプオルガンのメンテナンス、これもさっきしたように、二百三十二万円、二百四十八万円、二〇〇一年と二〇〇二年です。なぜ、これだけメンテナンスが高いんで...全文を見る | ||
○木下委員 調律その他ということなんですが、では、なぜ、盛岡市民文化センターあるいは東京芸術大学での選定の際、この東京芸術劇場のふぐあい、あるいは解体しなきゃだめだとまで言われたそのふぐあい箇所について全く議論されなかった。これは、公平公正な選定をする上で大きな欠陥じゃないですか...全文を見る | ||
○木下委員 それはおかしいですね。確かに、池袋の東京芸術劇場、先ほどおっしゃったように特色のあるものになっています。しかし、同じビルダーがつくったものなんですよ。やはり当然参考意見として、そのトラブル続き、あるいは一億二千万かかっている、そういった問題が議論されなきゃいけない。だ...全文を見る | ||
○木下委員 だから、議論したということなんですが、その選定委員長はH教授、それから選定委員はS助教授なんです。ずっとガルニエを推奨してきた人たちが選定委員長と委員を兼ねている。さらに、この仕様策定委員会と技術審査会の委員長、これをH教授が兼任していますね。あるいはS助教授も、両方...全文を見る | ||
○木下委員 専門家が少ない、だからやむを得ない、こういうことをやっているからだめなんです。専門家なんか、オルガニストはほかにもいっぱいいるわけですよ。何も同じ大学の教授と助教授が仕様策定委員会と技術審査会とを両方兼ねなくても、もっと公平的な人事ができたはずであります。 もう一...全文を見る | ||
○木下委員 時間ですので、最後に文部科学政務官にお伺いしたいと思うんですが、今までの議論を見ていて、このパイプオルガンの東京芸術大学への導入についてどんな印象を持たれますか。最後に一言。 | ||
○木下委員 時間ですので、終わりにさせていただきますが、不十分な答弁ですので、引き続きこの問題は、また改めて追及させていただきます。 ありがとうございました。 | ||
05月07日 | 第156回国会 衆議院 外務委員会 第7号 議事録を見る | ○木下委員 民主党の木下厚でございます。 きょうは、ちょっと角度を変えて、五月一日にイラク戦争が、ブッシュ大統領によって終結宣言というものが出されましたものですから、大きな総括はまた後ほどあると思うんですが、終結までに至る今回のイラク戦争について中間的なまとめをちょっと議論さ...全文を見る |
○木下委員 今、大臣は国連決議に基づいて攻撃したという話でしたが、それはあくまでも日本とアメリカあるいはイギリスその他の国々の考えであって、例えばロシアあるいはフランス、ドイツ、中国等はそう見ていないわけですね。となると、国連が真っ二つに割れる、考え方が真っ二つに割れる。そうした...全文を見る | ||
○木下委員 そうしますと、要するに、今の国連は完全なものじゃないとおっしゃいましたが、では、今の国連、安保理の問題を含めて、どこに問題があるのか、具体的に一つ一つ挙げてください。大臣、挙げてください。どこに問題があるのか、具体的に言ってください。大臣、答えてください。 | ||
○木下委員 まさに大臣がおっしゃったように、要するに国連安保理の骨格が、やはり戦後安保理創設からもう五十年以上たっているのにちっとも変わっていない、依然として日本やドイツを敵国にしている。あるいは、先ほど同僚委員からも出ました負担金の問題も、何で日本だけがこれだけ負担しなければい...全文を見る | ||
○木下委員 いろいろ大臣おっしゃいましたが、では、今の枠組みでいいということなんですか。それとも、今のあれではおかしい、改革しようと考えているんですか。 それから、先ほど日本の常任理事国入りという話がありました。これまで恐らく積極的に我が国も常任理事国入りを目指してやってきた...全文を見る | ||
○木下委員 九五年に、削除するという合意があったということなんですが、もうそれから何年たっていますか。だったら、早急に削除せよ、もしそうでなかったら分担金を減らすと。 減らしてくださいよ。どうですか、大臣。減らすぐらいの覚悟で強く言ってください。こんな、世界に、我が国の屈辱で...全文を見る | ||
○木下委員 いや、大臣の話を聞いていると言いわけばかりで、そんな言いわけを聞いているんじゃないんです。やるかやらないのか。よその国はいいんですよ、よその国はいいんです。我が国のことを名指ししているんですから。組織がどうのなんて私は言っていないですよ。敵国条項だけは早急に削除してく...全文を見る | ||
○木下委員 そうすると、要するに、敵国条項に絡めないでも今の分担金、先ほど同僚委員からも出ましたけれども、削減することは可能ですか。きちんと主張するつもりですか、それとも今のままでいいとお考えですか、そこだけお答えください。 | ||
○木下委員 必死の思いはわかるけれども、具体的にどうするのか。半分にしますよと主張するのかしないのか、三分の一にしますよとするのかしないのか、そこをちょっとお答えください。 | ||
○木下委員 その問題はこれぐらいにして、先ほど来お話ししました、国連に対する日本のきちんとしたつき合い方については、今後同様な問題が起こる可能性もあるし、あるいは北朝鮮問題も控えているわけですから、国連に対して日本がどうつき合って、どう対応していくのか、その辺のきちんとした日本政...全文を見る | ||
○木下委員 いや、僕はそんなことを聞いているんじゃないんだよ。 自衛隊を派遣するときに、それはもちろん、向こうのニーズがあるから自衛隊を派遣するんでしょう。自衛隊を派遣するのに、いわゆるPKO法の人道支援として自衛隊を派遣する場合、要するに、これまで自民党筋から新法という話が...全文を見る | ||
○木下委員 それでは、ちょっと時間もあれですので北朝鮮の問題に移らせていただきます。 これまでどうもはっきり大臣のお言葉の中に出てこないのですが、北朝鮮という国に対して、要するにテロ国家としてはっきり認めるのかどうか、あるいは拉致に対して、これはテロ行為である、何かそんなニュ...全文を見る | ||
○木下委員 私は何も認定してくれと言っているんじゃないですよ。大臣はどう思っているのか、個人的な見解で結構です、そこをお聞きしたんです。 | ||
○木下委員 テロ国家であると認めるかどうかは別にして、北朝鮮とどう向き合うか、これが今、日本に問われているわけです。 この前の、日本や韓国を外した三者協議の中で核兵器の保有を認めたということになると、これは日本政府としてはどう認識していますか。事実として確認、あるいは事実とし...全文を見る | ||
○木下委員 とすれば、いわゆる日朝平壌宣言に明らかに違反していると思われますが、どう対応するつもりですか。 | ||
○木下委員 時間ですので、もう一問だけ最後に。 中東和平の問題について、この前、川口大臣、中東を歴訪されてきましたけれども、アメリカ等が策定したロードマップについて大臣はどのように評価されているか、あるいは現地との話し合いの中で、今後の中東の和平、そういったものについて簡単に...全文を見る | ||
○木下委員 ありがとうございました。終わります。 〔土肥委員長代理退席、委員長着席〕 | ||
05月16日 | 第156回国会 衆議院 外務委員会 第10号 議事録を見る | ○木下委員 民主党の木下厚でございます。 本日は、非常に重要な、環境とそれから人間の健康に関する国際協力条約でございます。時間も少し余裕がありますので、この問題について詳細に、じっくり審議させていただきたいなと思います。ちょっと私の性格に合わない地味な問題ですが、大事な条約で...全文を見る |
○木下委員 我が国では、一九九〇年代初めより既に有機すず系塗料の使用を自主的に規制してきたということでありますが、有機すず化合物と海洋生物への悪影響の因果関係は完全に立証されているのでしょうか。 また、過去十年の間に我が国の港湾区域における海洋環境は改善されているのかどうか、...全文を見る | ||
○木下委員 本条約は、船底塗料として有機すず化合物系塗料の使用を禁止するというものでありますが、それでは、有機すず化合物系の塗料にかわる船底塗料として既に世界的に普及しているものがあるのかどうか、あれば、どのような船底塗料があるのか教えていただきたいと思います。 | ||
○木下委員 今の答弁では亜酸化銅系塗料ということなんですが、この塗料は、いわば船底塗料としては有機すず化合物系塗料が世界的に使われる前の国際基準であったと承知しているんですが、亜酸化銅系塗料の使用は、海洋生物への影響さらには人の健康への影響について、全く問題はないという結論の上で...全文を見る | ||
○木下委員 そうすると、なぜ亜酸化銅系の塗料から、今これから禁止される有機すず化合物系塗料に変わったのか、その辺の経緯というのは御存じでいらっしゃいますか。 | ||
○木下委員 そうすると、今の答弁によると、亜酸化銅系塗料、これも非常に問題があるということなんですが、本当にそれも含めて、問題があるとされる有機すず化合物系塗料が禁止されるというのは非常にいいことだと思うのですが、もう一つ、海洋環境をもっと積極的に保全していくという立場からは、こ...全文を見る | ||
○木下委員 ぜひそういう無公害の塗料、これを積極的に試験運用しながら、できるだけ海洋汚染を防止してもらいたいなと思うのでございます。 それからもう一点、先ほど小池議員の方からも質問がございましたが、今、日本沿岸に放置されている外国船舶に対し、政府はいかなる措置をとり得るのか、...全文を見る | ||
○木下委員 できるだけこういう環境汚染、あるいは、先ほどお話がございましたが自治体の過大な負担になっているということでございますので、早急に対応をしていただきたいと思います。 それからもう一点、本条約が我が国について効力を生ずれば、我が国の港湾に寄港する外国の船舶が本条約に違...全文を見る | ||
○木下委員 こうした環境関連の国際条約は、一般的にできるだけ多くの国が参加し、世界的な取り組みを確保することが必要だと思いますが、本条約については、商船船腹量割合が二一%を超える世界第一位のパナマ、およそ九%で第二位のリベリアの早期加盟が条約の実効性の観点から必要であると考えられ...全文を見る | ||
○木下委員 早期ということなんですが、見通しとしてはいつごろと見ておりますか、発効は。 | ||
○木下委員 商船船腹量の割合第二位のリベリアがぜひとも一刻も早く加盟するように働きかけていただきながら、本条約が一日も早く発効するように期待しております。 それでは次に、ロッテルダム条約について質問させていただきます。 本条約は、有害化学物質から人の健康及び環境を保護する...全文を見る | ||
○木下委員 もう一点伺います。 輸出後の監視体制、これについて伺いたいんですが、本条約が求める有害化学物質の環境上適切な使用に寄与するためには、輸出した後も、当該物質がいかに取り扱われているか監視の目を向けることが必要であると思います。 本条約第六条では、「当該製剤によっ...全文を見る | ||
○木下委員 それではもう一つ、平成十四年四月二十八日の読売新聞に、モザンビークで「在庫承知で農薬供与」、百トンが放置され土壌汚染、ずさんなODAというような新聞記事が出ています。これは現地にとっては大変な問題と思います。 さらにその後、毎日新聞では、これは平成十四年十二月二十...全文を見る | ||
○木下委員 これまで食糧増産援助という形で、農薬の供与については、実はアジア経済研究所のある研究員にも私は聞いてみたんですが、この援助方式というのは、いわば国内で不要になった農薬の処理先として使われた側面があるという指摘もありますものですから、もし供与するのであれば、相手国のニー...全文を見る | ||
○木下委員 それではもう一本、生物多様性条約カルタヘナ議定書についてお伺いしたいと思うんです。 近年、バイオテクノロジーの進歩は目覚ましいものがあり、医療、農業を初めとするさまざまな産業においてバイオテクノロジーを利用した研究開発が行われています。既に、遺伝子組み換えにより、...全文を見る | ||
○木下委員 それともう一点、要は危険性の評価という点で伺いたいんです。 このカルタヘナ議定書第十条の規定により、環境への意図的な導入を目的とするバイオテクノロジーにより改変された生物の輸入を認めるかどうかを決定する際には、議定書第十五条に規定された危険性の評価を実施することに...全文を見る | ||
○木下委員 そうすると、これは、各国ごとに評価基準というのは違うわけでございますか。異なる場合もあり得るということですか。 | ||
○木下委員 もう少し質問は通告してございますが、これだけじゃなくて違う話題に、大変申しわけないんですが、移らせていただきたいと思います。 まず、北朝鮮の問題、拉致問題と核保有問題についてお伺いしたいと思います。 北朝鮮をめぐる米国、北朝鮮、中国の三者協議の中で、北朝鮮が提...全文を見る | ||
○木下委員 大臣の答弁として、拉致問題を解決なしには、並行して進めるということでございますが、これも何回も質問が出ていると思うんですが、改めてお伺いしたいんです。 この拉致問題解決のために、アメリカに働きかけるとか、あるいは韓国に働きかけるとか、いろいろやっておると思うんです...全文を見る | ||
○木下委員 ただ、もちろん核、大量破壊兵器開発問題もあると思うんですが、拉致問題というのは、まさに我が国の主権が侵された犯罪でございますので、これは多国籍と協調してという、もちろんそれはあると思うんですが、主権を侵害されたことに対して日本独自に何らかのアクションを起こさないと、こ...全文を見る | ||
○木下委員 ちょっと大臣のお考えは甘いと思うんですよ。本当に、今北朝鮮が認めただけで十三人の拉致がある。しかも、現在五人の日本へ帰国した方々の家族もどちらかといったら向こうに拉致されているということですので、本来ならば、これはまさに戦争が起こってもおかしくない状況だと思うんですね...全文を見る | ||
○木下委員 今の答弁だと、高野大使は何も知らないということなんですが、その問題はおいおい具体的に追及してまいりたいと思うんですが、まず基礎的なことをちょっとお伺いします。 無償資金協力をする場合の手続はどうなっているのか、具体的に説明してもらいたいと思うんですが、私が通常に考...全文を見る | ||
○木下委員 先ほど、高野全権大使に聞いたと。名前がこの雑誌に出ていますので申し上げますが、いわば現地のこういったプロジェクトのブローカーをしている水野株式会社の水野社長、現地に駐在しております。私も、水野さんについてはいろいろ調べました。こういった日本のODAに絡んで暗躍している...全文を見る | ||
○木下委員 ことし四月二日に今おっしゃったフィリピン中部のネグロス島で式典が行われ、そこにアロヨ大統領とともに、在フィリピン大使館の高野全権大使も来賓として招かれ、その翌日の四月三日早朝、西ネグロス島にある西ネグロス州知事の私邸で非公式の朝食会が開かれた、そこで水野さんと高野さん...全文を見る | ||
○木下委員 このNEDAというのはフィリピンの国家経済開発庁のことなんです。そこにちゃんと登録して、受付番号まで書いてあるんです。 この中には、C州立病院外来棟新設案十八億円、要請書完了、という形で、NEDAリスト、これは十番。それから二番目に、S市立M記念病院百床新設案二十...全文を見る | ||
○木下委員 先ほど、まだこういった新たなプロジェクトについて決まっていないと言っていますが、これは決まっているはずです。必ずこの資料があるはずですから、どこにあるか、JICAなのか、あるいは外務省が持っているのか、これをぜひ提出してもらいたいと思います。 | ||
○木下委員 要するに、こういうプロジェクトが着々と進んでいるわけですよ。そして、それを全部、先ほど、フィリピンの当局から要請があってという答弁でした。 そうじゃないでしょう。これまでのODAを見たって、大体、日本側がこんなのをつくったらどうですかとやって、これまできたのがOD...全文を見る | ||
○木下委員 とにかく、どうしても日本の援助というのは、近代的な箱物で、ほとんどがそうなんですね。やはり、社会資本整備とかインフラ整備とかあるいは農業とか、もっと地道な、本当に現地のニーズに合わせたODAがなかなか行われていないということだと思うんです。 しかも、今回の案件につ...全文を見る | ||
○木下委員 それは、どうぞ自由に週刊誌とやっていただいても結構なんですが、そんなことを言って本当に大丈夫ですかね、証拠を出しますよ。きょうは時間ですので、次のときにはきちんと証拠をそろえて、ここにもきちんと、誓約書あるいは用紙に書かれた覚書があるとあります。私も持っています。次の...全文を見る | ||
○木下委員 五月七日の本委員会で、西田政府参考人は、現行のPKO協力法での自衛隊の派遣は難しいと答弁されましたが、例えばインフラ整備あるいはその他の復興で、もし現地で自衛隊あるいは医療も含めて医官、そういったもののニーズがあった場合、これは例えば国連決議があれば派遣可能なのかどう...全文を見る | ||
○木下委員 これから帰ってきてニーズを調べて、それではもう間に合わないですよね。これから新法をつくってなんて言っているのでは、日本の対応はまさにおくれる。要するに、日本がどういう形で復興支援に貢献できるのか。もちろん相手側のニーズもあるでしょうが、どういう形で貢献したら本当にイラ...全文を見る | ||
○木下委員 時間がありませんので、もう一点だけ質問させていただきます。 アメリカは、経済制裁の早期解除を求める一方、査察については、米軍は国連査察団から引き継いだ、こう言っておられるのがネグロポンテ国連大使でございますが、ロシアなどは、国連査察団によって大量破壊兵器の武装解除...全文を見る | ||
○木下委員 時間ですので、以上で質問を終わります。ありがとうございました。 | ||
05月20日 | 第156回国会 衆議院 決算行政監視委員会第一分科会 第2号 議事録を見る | ○木下主査代理 休憩前に引き続き会議を開きます。 主査が所用のため、その指名により、私が主査の職務を行います。 昨日に引き続き内閣所管について審査を行います。 質疑の申し出がありますので、これを許します。山井和則君。 |
○木下主査代理 これにて山井和則君の質疑は終了いたしました。 以上をもちまして内閣所管についての質疑は終了いたしました。 ————————————— | ||
○木下主査代理 昨日に引き続き内閣府所管中内閣本府及び沖縄振興開発金融公庫について審査を行います。 質疑の申し出がありますので、これを許します。東門美津子君。 | ||
○木下主査代理 これにて東門美津子君の質疑は終了いたしました。 以上をもちまして内閣府所管中内閣本府及び沖縄振興開発金融公庫についての質疑は終了いたしました。 これにて本分科会の審査はすべて終了いたしました。 この際、一言ごあいさつ申し上げます。 分科員各位の御協...全文を見る | ||
05月21日 | 第156回国会 衆議院 外務委員会 第11号 議事録を見る | ○木下委員 民主党の木下厚でございます。 きょうもまた、北朝鮮問題について議論をさせていただきたいと思うんですが、本題に入る前に、ちょっと大臣と副大臣にお伺いしたいんですが、極めてプライベートなことですので、お答えいただけなければそれで結構でございますが、大臣はお子さんはいら...全文を見る |
○木下委員 茂木副大臣、いかがでございますか。 | ||
○木下委員 実は、私も今中学三年の男の子を抱えています。 といいますのは、実は、横田めぐみさんが拉致されたのがちょうど十三歳でございます。それから実に二十四年間、北朝鮮に不法に拉致をされていた、そしてそのほか十三人の北朝鮮が認めている拉致の被害者の皆さん、そのうち八名お亡くな...全文を見る | ||
○木下委員 いや、私自身も、外交のイロハは知っていますよ。そんなすべてを表にしろなんて言っていない。少なくとも、北朝鮮から、ミサイルを発射するぞとか、あるいは東京を火の海にするぞとおどされながら、なぜ北朝鮮に対してもっと強烈なメッセージを大臣みずから発しないんですか。 もちろ...全文を見る | ||
○木下委員 それは、いいですよ、平和的に話し合いで解決するんなら、それは望むところです。しかし、八カ月たっても何ら進展していない。 少なくとも、例えば、拉致はテロである、あるいは北朝鮮をテロ国家と、それを認めることさえ、いまだ、まあ、ようやく最近、拉致はテロに近いものであると...全文を見る | ||
○木下委員 前置きにいろいろ、普通に言えばとか、そんなこと言わなくていいんです。テロ国家ならテロ国家、それは、そういう規定がなくてもテロ国家であると言えばいいんです、拉致はテロであると。普通に言えばなんて、そんなこと言うからおかしくなっちゃうので、そんなことわかっていますよ、普通...全文を見る | ||
○木下委員 日米首脳会談でどういう話し合いになるか、それはわかりませんけれども、少なくとも小泉さんが行くわけですよ。北朝鮮問題について、やはり、日本はこう考えているからアメリカがこういうふうな協力をお願いしますというようなはっきりした目的を持って行かないわけですか。それを言えない...全文を見る | ||
○木下委員 よくわからない答弁ですけれどもね。 それと、福田官房長官が十九日の記者会見で、北朝鮮への送金停止や貿易停止などの経済制裁について、日本と米国との間で合意があれば現行で実施が可能との新見解を正式に表明しましたが、これは日本政府が従来主張してきた、経済制裁については国...全文を見る | ||
○木下委員 そうすると、この問題については、小泉さんが訪米したときブッシュさんに、二国間でもいいから経済制裁をやる覚悟があるかということを要求するとかそういう考えはないんですか。あくまでも、十九日に発表したということは、小泉さんの訪米への地ならし、これではないですか。どうなんです...全文を見る | ||
○木下委員 その点はよくわかりますが、これは外務大臣としては、こういった考えは強く支持しますかしませんか、そこだけお答えください。 | ||
○木下委員 要するに、もしできることならば、日米両国間における送金停止あるいは貿易停止、これを福田官房長官は十九日、正式に表明したわけですが、これについて外務大臣としては、この福田官房長官の新見解を支持できるのか、できないのか、強く支持するのか、その辺を明快に答えてください。 | ||
○木下委員 どうも大臣の話を聞いていると、何でも平和的に話し合いでと。それはそれで結構ですよ。また、単独でやっても効果がないとかと。効果はもちろん必要ですよ、必要ですけれども、しかし少なくとも、日本から強いメッセージを発するためには、それは例えば、アメリカが同調するんなら、二国間...全文を見る | ||
○木下委員 この論議を九月十七日以来、外務委員会だけでも延々とやってきた、同じ答弁ですよ。あなた、もう責任をとってやめなさいよ。こんな答弁、幾ら何時間かけてやったって、切りがないですよ。そうじゃないですか。進展が何もないじゃないですか。 日本に帰られた家族の皆さん、本当に訴え...全文を見る | ||
○木下委員 例えばその中で、もう文民だけの派遣では、治安維持あるいは復興というものは非常に難しいと思うんですね。そうなると、いずれ、治安維持の後方支援として、あるいはそういった復興に対してやはり人的貢献をしていかなきゃいけないと思うんですね。そのためには、例えば医務官を派遣すると...全文を見る | ||
○木下委員 時間ですので終わりにさせていただきますが、ちょっと前回やったフィリピンのODA問題を時間がなくてできませんので、また次回にやらせていただきます。どうもありがとうございました。 | ||
07月02日 | 第156回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第7号 議事録を見る | ○木下委員 民主党の木下厚でございます。 きょうは、道路公団の問題につきまして質問させていただきます。 構造改革なくして景気回復なし、これは小泉さんの一枚看板でございますが、その構造改革の最大の眼目というのが道路公団の改革であろうと思います。ところが、残念ながら、今日まで...全文を見る |
○木下委員 今、藤井総裁、歴史的な経緯があるというお話でございましたのですが、割引制度というのは、いわば運送業者とかその辺が当初はターゲットであったわけでございましょう。その後、八〇年代後半から、いわば中小の事業者に対して、いわゆる事業組合制度を導入して、そしてそれをどんどんふや...全文を見る | ||
○木下委員 公団の資料を見ますと、実際に事業協同組合にしてから、いわば別納割引額、これを額で見ますと、例えば全体で平成九年度二千百十八億円、それに対して、事業協同組合が千六百三億円、これだけ占めているわけです。約八割。これは十年度、十一年度、十二年度、十三年度もほぼ約八割が事業協...全文を見る | ||
○木下委員 ですから、今、全国に事業協同組合の数は幾つありますか。 | ||
○木下委員 要するに、個人や法人じゃなくて、もうほとんど全部、事業協同組合に移行しているわけですよ、額からいっても。 ここで公団の割引率を見ますと、実は大変なおかしなことになっているんです。月間の利用額、四万円を超え七万円までの部分が五%、七万円から七十万円までが一〇%、七十...全文を見る | ||
○木下委員 それは、中小企業の扶助、大いに結構ですよ。大いに結構ですが、一般ユーザーとなぜこれほど格差がつくんですか。七百万円、ほとんどの事業組合、先ほどおっしゃった千幾つある事業組合はほとんど、平均すると割引率二九%ですよ。最大三〇%です。二九%の割引率が出るんです、わずか七万...全文を見る | ||
○木下委員 いや、藤井総裁の答弁は言いわけなんですよ。 大臣、この問題についてお答えください。どうお考えですか。 | ||
○木下委員 扇大臣から前向きな答弁をいただきましたので、しっかりと検討して、きちんと見直していただきたい。 もう一つ指摘しておかなければならないのは、朝日新聞の六月三十日、朝刊によれば、東京都千代田区に事務所がある平成高速協同組合では、差益が実に年間で三億七千万円に達している...全文を見る | ||
○木下委員 そこの、平成高速協同組合の決算報告書を入手しています。それによると、平成十三年度、受け入れ通行料、これが三十六億五千万円。これは、いわゆる通常の利用料金です。これに対して、実際に支払っているのは三十二億八千万円。実際の差額は、先ほど申しましたように、三億七千万円という...全文を見る | ||
○木下委員 しっかり調べて、報告していただきたいと思うんです。 これは、朝日新聞の報道によると、この組合は、九八年に倒産した日本リースへ一億円を出資、ソニー株七千株を購入に三千九百万円投資している。さらに広島カンツリー倶楽部のゴルフ会員権取得のための費用として千六百万円、モー...全文を見る | ||
○木下委員 時間がありませんので先を急ぎますが、実は、その平成高速協同組合の理事に前文部科学副大臣の岸田文雄衆議院議員と同議員の政策秘書、これが理事に名を連ねていて、それぞれ年額で三百六十万円、二人合わせると七百二十万円年間の報酬をもらっているということなんですが、割引をして、先...全文を見る | ||
○木下委員 この岸田文雄さんのお父さんはかつて中小企業庁長官をやられ、そしてこの平成高速協同組合の設立からかかわっている。亡くなった後、息子さんの文雄さん、現衆議院議員が最初からもう理事になっている、それから政策秘書さんも理事になっているということでございます。 こういうこと...全文を見る | ||
○木下委員 それでは扇大臣、ひとつ窓口になって調査をしていただきたいと思うんですが、こうした実態について扇大臣は、仮定の話で恐縮なんですが、もしこれが事実だとすれば、どういう判断をされますか。 | ||
○木下委員 時間ですので、終わりにさせていただきますが、扇大臣のおっしゃったこと、ぜひとも実行していただきたいのと、それと、利ざやが出るような割引、これは根本的に変えなきゃいけない。 普通、大体一〇%らしいですよ、組合員の利用の割引率は。それが、道路公団は三〇%ぐらいやってい...全文を見る | ||
07月14日 | 第156回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第8号 議事録を見る | ○木下委員 民主党の木下厚でございます。 きょうは、去る七月二日に当委員会で質問させていただきました道路公団の問題について、改めて伺わせていただきたいと思います。 まず、資料を今お配りしていますが、資料を見ていただきたいんですが、実は、道路公団における高速道路の通行料金別...全文を見る |
○木下委員 資料を見ていただきたいんですが、資料1、これは「事業協同組合数の過去五年間の推移」ということ、それから、下の方に「最近五年間における別納割引額の推移」ということで表にしてございますが、これを見ると、年間大体二千億円ずつ割引されている、そのうちの約八割が事業協同組合の割...全文を見る | ||
○木下委員 さらに資料3を見ていただきたいんですが、この料金別納制度を利用する組合や関連会社から、国会議員が理事になって、そこへその報酬あるいは政治献金が支払わされていると。 理事として報酬を受けているのが岸田文雄衆議院議員、これが九三年より年額三百六十万円、政策秘書さんが年...全文を見る | ||
○木下委員 もし違法でないとすれば、道義的、政治的にはどうですか。例えば、本来得べき料金収入、それを割り引かせておいて、そこから、差益から政治献金をもらうとか、あるいは報酬をもらうということが、本当に道義的にあるいは政治的に許されることかどうか。どうぞ。 | ||
○木下委員 組合法は、政治的には公平中立でなければいけないというふうになっています。なぜ自民党の国会議員だけ政治献金して、それが妥当かとか妥当でないとか、そんな議論じゃないんです。要するに、割引をさせておいて、本当に中小企業の皆さんを守る、扶助するのであれば、そんなところから政治...全文を見る | ||
○木下委員 時間がありませんので、次の質問に移らせていただきますが、道路公団の改革についてお伺いしたいと思います。 本来、今月十日発売、月刊文芸春秋の問題に入る前に、藤井総裁にお伺いしたいのですが、去る六月二十三日の衆議院予算委員会におきまして、同僚議員の長妻昭議員が質問した...全文を見る | ||
○木下委員 それは四月十六日ですか。それは間違いありませんか、十二時から十四時。 | ||
○木下委員 どれだけ会議があるかわかりませんけれども、総裁が動くんですよ、総裁が出席しての会議ですよ。しかも、質問されてから既に一カ月近くたつ。それで確認できないなんという、そんなあれがありますか。 どうですか、もう一度答えてください。四月十六日、十二時から十四時です。 | ||
○木下委員 それはどうなんですか。道路公団側から、平井憲さん、濃添元宏さん、長尾哲さん、芝村善治さん、これが道路公団側からの出席者とされていますが、この人たちの会議ですか。それと外部の人たちとの会合というふうに判断してよろしゅうございますか。 | ||
○木下委員 そうすると、会合をやられたということですね。会議じゃないけれども、会合はあったということ。そこに、長妻議員も指摘しましたが、このような会議録が流布されている、あちこちに出回っています。これについては既に長妻議員が質問しましたので、この会議録にあるような話をされた事実は...全文を見る | ||
○木下委員 だから、それが要するに議事録として出回っているんです。 これについては小泉総理が、まず、これは事実関係をはっきりさせにゃいかぬと答弁されております。さらに、私は基本的に道路民営化推進委員会の意見を尊重する、これに従わないような総裁だったら私は考えなきゃならないが、...全文を見る | ||
○木下委員 では、次の質問に移ります。 道路公団の改革というのは、小泉総理にとっては最大の目玉と私は思っております。ところが、昨年十二月に最終報告書が出て以後、民営化が議論として全く進んでいないという指摘があるわけですね。 これには、一つには、もう既にあちこちのマスコミで...全文を見る | ||
○木下委員 いろいろな意見があるのは、これは当然だと思います。しかし、公団内部で議論すべきところを、例えばこういった形で内部告発が出る、あるいは玄関前でビラを配る、いわゆる藤井総裁を批判するビラを配る、こういった異常な事態が起こっているわけです。これについて、当事者として、藤井総...全文を見る | ||
○木下委員 意見を言ったら飛ばされたんじゃないですか。 時間がありませんので、どこが事実と違うのか、これは改めてまた伺いたいと思うんですが、もう一つ、あの記事の中で指摘されております、平成十四年七月に民間並みの企業会計基準に基づき作成した財務諸表、これがあると。資料4に提示し...全文を見る | ||
○木下委員 これだけ詳細なデータなんですよ。聞くところによると、各支店にまですべて調査をお願いしている。資料を出すようにお願いしている。あるいは先ほどおっしゃったように公認会計士までつけてやっているんじゃないですか。そして、片桐さんが指摘しているように、財務で赤字が出るということ...全文を見る | ||
○木下委員 小泉総理に、この問題について、最後に一言御意見を伺いたいと思います。 | ||
○木下委員 最後に一言だけ申し上げさせていただきたい。 あの国鉄改革のとき、中曽根さんは、当時の抵抗勢力と言われた国鉄総裁を飛ばしてでも分割・民営化を進めたんです。もしこの民営化に反対するあるいは抵抗するという姿勢があれば、そこは断固として総理が指導力を発揮して、御自分の意思...全文を見る |