木下敬之助

きのしたけいのすけ



当選回数回

木下敬之助の1980年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月12日第91回国会 衆議院 本会議 第6号
議事録を見る
○木下敬之助君 私は、民社党・国民連合を代表して、ただいま議題となっております昭和五十四年度補正予算三案に対し、反対の討論を行います。(拍手)  私は、昨年秋の総選挙で当選させていただいた一年生議員でありますが、今回提案されました補正予算を見て本当にびっくりしたのであります。そ...全文を見る
03月06日第91回国会 衆議院 逓信委員会 第2号
議事録を見る
○木下(敬)委員 木下であります。初めての質問でありまして、余りうまくいきませんが、よろしくお願いいたします。  それでは早速ですが、このたび郵政省の中に設置されたと聞いておりますKDD問題に関する調査特別委員会の調査結果がわかりましたら御報告いただきたいと思います。
○木下(敬)委員 こういった問題が国民の大きな疑惑を招いてきておる中で、大臣のこのたびの所信表明で御決意を聞かしていただいておりますが、今後の徹底した捜査というものに向けまして、大臣のお考えをお聞かせいただきたいと思います。
○木下(敬)委員 大臣のおっしゃられますとおり、KDDの経営姿勢に問題があったことは言うまでもありませんが、国民の目からながめてみまして、監督の立場にも十分でない面があったのではないかという声があるわけです。この辺につきまして、大臣が統括なされておることはわかりますが、直接にはど...全文を見る
○木下(敬)委員 板野元社長が五十一年に就任なされております。このころから大きな問題がいろいろと出ておるようでございますが、この当時から具体的にどういう方が担当なされておられたのか、お名前を挙げていただきたい。
○木下(敬)委員 事務面と技術面の担当が違うというふうにも聞いておるのですが、その辺はどうなっておられますか。
○木下(敬)委員 せっかく挙げていただきましたお名前でございますから、その辺の分担がわかれば、教えていただきたい。
○木下(敬)委員 それでは、きょうおられます寺島監理官にお聞きいたしたいと思いますが、どういった形でKDDの経営や運営に監督をなさっておられたのか、簡単にお聞かせ願いたいと思う。
○木下(敬)委員 課税対象となっておるような交際費、接待費が大分修正がなされて相当大きな数字で聞いておりますが、こういったものにつきまして、五十一年、二年、三年、四年、その当時はどの程度の数字がわかっておったのか、その当時KDDの方から出されておったような報告書があれば見せていた...全文を見る
○木下(敬)委員 それでは、その当時有価証券報告書等で発表されておるようなものも見てなかったということですか。それともそれに近いものもしくはそういったものは受け取っておったわけですか、有価証券報告書に出てきたようなものということです。
○木下(敬)委員 五十三年の例で言いますと、九十五億ほどの諸経費という形が上がっておるわけですが、こういったものの内訳等はその当時全然質問していないということですか。
○木下(敬)委員 その辺に国民の疑惑も集中しておるのではないかと私は考えておるのですが、こういったころにちょうど円高差益が言われまして、KDDがもうけ過ぎているのではないかという話が大変出て、値下げしろという声も相当あったと思います。その時期に、七十五億と言えば大変巨額なものです...全文を見る
○木下(敬)委員 実際に円高による差益というのは五億円ぐらいだった――それは結構なんですが、世論としてあれだけ大きな声になったとき、こういった九十億ももうけているとか、その当時に九十五億も諸経費として大ざっぱに支出されている、それがきっかけとなって当然そこに目が向いてよかったので...全文を見る
○木下(敬)委員 その口頭ほかいろいろな場というのが、ただいま世間から見ましても大変いろいろと問題になっておりますので、きょうすぐにというわけではなくても、前任者の方その他も、一体どういう形でどういうふうな指導、具体的な口頭でやるときの状況ですね、どこで、どんな形で、どういうふう...全文を見る
○木下(敬)委員 板野社長のことはわかりました。  佐藤前社長室長、保田前参与とは御面識その他、お聞かせ願いたいと思います。
○木下(敬)委員 その佐藤前室長らとも口頭で、先ほど言われたようないろいろな打ち合わせをする機会、口頭でした方に入られるわけですか。それとも公のものというか、そういった料金問題等についての打ち合わせ等は板野元社長だけでございますか。
○木下(敬)委員 監理官、前任者にもまたいずれ機会を見てお話しいただきたいと考えておりますが、きょうは私はほかの質疑の都合もありまして、KDDの問題はきょうのお話をもとによく検討して、またやらしていただきたいと考えております。どうも大変ありがとうございました。  最後に、いま一...全文を見る
○木下(敬)委員 私は詳細に勉強して検討しているわけではないのですけれども、そういった中で電話料金はもう少し安くできるのではないかと考えておるのであります。五十三年度の事業収入三兆五千八百二十三億円の九〇%を電話収入で占めておられるようですが、この電話料金は、特に遠距離の電話料金...全文を見る
○木下(敬)委員 深夜の料金の値下げというのが話題に出ましたので、重ねてお聞きいたしたいのですが、まだいつやるという目標は出ておられないのですか。できれば、できるだけ早くやられた方がいいのではないかと考えておりますが、大臣でなくても結構でございます。
○木下(敬)委員 できるだけ早急にやっていただきたいと考えております。  その割引の措置のほかにも何か考えておられるようなことがありましたら、この際お答えいただきたいと思います。
○木下(敬)委員 公社はそういったいろいろな国民への便宜、利用者への便宜というものの中で、自動車の電話とか新しくいろいろなものを開発をなされておるようでございますけれども、体の不自由な方やお年寄りに安心して暮らしてもらえるように各種の福祉用電話を開発しておる点も聞いております。し...全文を見る
○木下(敬)委員 どうぞよろしく御検討をお願いいたします。  いま一つお尋ねしたいのですが、料金の問題ですが、基本料金というのが何段階かあるように承っております。この辺を、いままだそういう必要があるかどうかも含めまして、ちょっとお考えをお聞かせいただきたいと思います。
○木下(敬)委員 遠近料金の差にしましても、最初に決めたころには、交換の人件費その他でいろいろ相当の理由があったと思いますけれども、ずいぶん年数のたったいま、基本的に原点に戻ってぜひ検討されることをお願いいたしたいと思います。  それでは、最後に大臣にいま一度お聞きいたしたいの...全文を見る
○木下(敬)委員 それではどうもありがとうございました。
03月06日第91回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第3号
議事録を見る
○木下(敬)分科員 民社党の大分出身の木下敬之助であります。よろしくお願いいたします。  交通体系は、地域の振興や過疎対策、観光資源の活用を図るなど、地域の産業経済及び地域住民の生活の基盤をなすものであり、地域社会の発展と表裏一体の関係として交通体系の整備は重要な意義を有してお...全文を見る
○木下(敬)分科員 個別にいろいろな事情があるので、個別のものをよく調べながらやっていただきたいというのが希望でありますが、どうしても廃止せざるを得ないような場合に、地域住民の足を確保するためにはどのような対策を考えておられるのか、お聞かせ願いたい。
○木下(敬)分科員 国鉄ローカル線の補助の約一千億というのに比べてみますと、バスに対する補助は小さ過ぎるのではないかと考えられますが、過疎地域における交通問題はその地域にとって死活の問題であることを踏まえて、今後の対策の十分な検討をお願いいたしたいと思います。  次に、国鉄地方...全文を見る
○木下(敬)分科員 それでは合理化と再建計画について、国鉄の方からもよろしくお願いいたします。
○木下(敬)分科員 それでは次に在来線の増強対策についてであります。  御案内のとおり日豊本線は東九州地域における幹線輸送機関でございますが、複線化の状況は、九州域内の個別路線では鹿児島本線六八・二%、長崎線三六・五%であり、日豊本線については二一・九%と全国平均にも満たないよ...全文を見る
○木下(敬)分科員 予算の事情の大変よかった時代に相当の工事が日本じゅうで進んでいる中で、どういうわけか一番いまの苦しい時期に工事が行われるようになってしまった大分の交通事情としまして、予算の事情があるのはわかりますけれども、こういった問題はやはり格差というものをなくすという方向...全文を見る
○木下(敬)分科員 先ほども申しましたが、日本の高度成長等で、大変いい時代にどんどん進んだところと、そのとき計画はあったけれどもおくれてしまったところとが大分格差が出ておる中で、見られてもよくわかるとおりに、九州の一部が大変おくれておると考えております。どうかこういった点、原点に...全文を見る
03月06日第91回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第3号
議事録を見る
○木下(敬)分科員 質問させていただきます。  二百海里時代の到来によってわが国周辺漁場の整備開発が重要になってきたと考えておりますが、これに対する政府の所信をお聞かせいただきたいと思います。大臣、よろしくお願いいたします。
○木下(敬)分科員 大変頼もしいお答えでありがとうございます。  大分県の南部はリアス式海岸で、天然のすぐれた養殖漁場に恵まれておりますが、近年漁場の老化も見られてきておるようでございます。政府としては、これに対してどのような対策を考えておられるのでしょうか。
○木下(敬)分科員 その県南地域は、リアス式海岸ですので丘陵が海岸まで迫る急傾斜地帯でありまして、農業が大変やりにくい立地条件の厳しいところであります。このような地域における農業基盤整備事業の実施状況をお聞かせいただきたいと思います。
○木下(敬)分科員 次に、肉用牛は今後のわが国農業の基幹作目であると考え、その肉用牛振興の基本方針と来年度の予算措置をお聞きいたしたい。
○木下(敬)分科員 政府の方で勧めて一生懸命つくらせて、できたころには安くなっているとか、非常にいろいろな問題が農作物について起こっておりますので、どうかこの肉用牛につきましても、将来に向けて勧める中で、その勧めを受けて一生懸命やった農家の方が必ず報われるような形で全体の計画を大...全文を見る
○木下(敬)分科員 相当大規模なものをお考えのようでございますけれども、肉用牛繁殖の多頭経営では放牧飼養が大変大切であると考えておりますが、久住飯田地域におけるダニ対策は大丈夫なのでございましょうか。また、ダニの根絶ができないときに小型ピロプラスマ病の危険があることを聞いておりま...全文を見る
○木下(敬)分科員 久住飯田地域における肉用牛の周年放牧というものの可能性はどう考えておられますか。
○木下(敬)分科員 そういった肉用牛経営についてのハードな面のいろいろな補助が行われておることはわかりましたが、ソフトな面について、経営の指導とかいろいろな機械の技術が習熟できるようにといった面の指導はどうなっておられるのか。
○木下(敬)分科員 初めての試みでございましょうから、どうか目を離さないようにずっと指導を続けていただきたいと考えております。  この肉用牛経営は収益性が低くて、かつ資金の回転率が大変小さいのではないかと考えられておりまして、そういった中で、たとえば総合施設資金の現行利率を引き...全文を見る
○木下(敬)分科員 いま現在うまくいっているから考えてないように聞こえたのですが、余りうまくいかない状況が出たときには、またそのときに考えていただけるふうにとってよろしいですか。
○木下(敬)分科員 いま一つ、畑作振興の観点から、大野川上中流流域における農業基盤整備事業の推進の必要性があると考えておりますが、この地域の基幹となる農業基盤整備の実施状況をお聞かせいただきたいと思います。
○木下(敬)分科員 どうぞよろしくお願いいたします。  最後に、世界的な食糧不足が将来起こるのではないかとも言われております中で、食糧の増産の可能性が大きく残されていると考えられます大分県の農業を大きな視野で進めていくためには、有能な人材の育成と一貫した指導が必要であると思われ...全文を見る
03月25日第91回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第6号
議事録を見る
○木下(敬)委員 まず、運輸省の方にお聞きいたしたいのですが、泉州沖の関西国際空港建設に対して周辺の地方公共団体の反対があると聞いていますが、それはどのような理由で反対がなされているものでしょうか。
○木下(敬)委員 そのほかの何か団体で反対とかをやられているところがありましたら、その理由等をお聞かせいただきたいのですが、公共団体以外の住民団体等。
○木下(敬)委員 そういったところの反対は、環境公害に対する反対がその中心理由のようでございます、この公共団体も含めて。空港を建設するためにはそのような考え方を持っておられる団体やそんな人々の理解が必ず必要と考えておりますが、その点どうでしょうか。
○木下(敬)委員 その方々の合意を得るためには反対の根拠を聞いたりしながらいろんな話を進めなければならないと考えておりますが、この方々の反対の多くは埋め立て工法で建設すると考えて反対されているのが多いんじゃないかと考えておるわけです。二月十六日の予算委員会でわが党の岡田議員の質問...全文を見る
○木下(敬)委員 浮体工法についても、十分に調査、審議を尽くして後に工法の決定をなされるのが当然の順序であろうと考えますので、この辺について重なると思いますが、いま一度お答え願いたいと思います。
○木下(敬)委員 そういった点については、ぜひそういう方向で必ず十分な審議を尽くしてやっていただきたいと思います。その辺に関しまして、いろいろな比較の問題のときに金銭的な面も出てきたりするでしょうし、まだどちらが高いとは全然わかってないと聞いておりますけれども、この点について環境...全文を見る
○木下(敬)委員 空港建設に伴う環境影響の問題と、埋め立て工法で建設した場合の問題点となる点について本日は明らかにしていただきたいと考えて、次の質問を行わせていただきたいと思います。  まず、運輸の関係にお聞きいたしますが、現在、航空審議会では、関西国際空港の建設工法を選定する...全文を見る
○木下(敬)委員 埋め立ての場合、大量の土砂が山から海中に、しかも短い年月の間に移動するのでありますから、陸地も海も環境が一変することは必至であります。山が大きく削り取られ、土砂が沿岸まで運ばれることによって、自然は破壊され、住民の社会生活は建設現場の渦中に置かれて平穏をかき乱さ...全文を見る
○木下(敬)委員 五十四年二月に航空局が発表された「関西国際空港調査の実施状況について」によりますと、五十一年度と五十二年度に実施された各種調査の概要紹介であり、五十三、五十四年度の調査結果はまだ発表されておらないようです。  このうち、環境影響調査としては、一、「騒音・振動」...全文を見る
○木下(敬)委員 その四日以外に、どういった方を呼んでどういうふうにやろうという何か計画がありましたら、お聞かせ願いたい。
○木下(敬)委員 七項目せっかく挙げておられるのですから、その七項目について漏れなくそういった専門家の意見を聞いてやっていただきたいと考えております。  五十三、五十四年度に実施された環境影響調査の結果は、詳細のデータも含めて一般に公表すると思いますが、どういった形で、いつやら...全文を見る
○木下(敬)委員 実施状況についてのレポートの環境影響調査の第四項の「景観・植生等への影響」には「さらに、土砂採取および土砂採取後の環境に与える影響調査にあたっては騒音・振動・粉じん・大気・水質ならびに植生・地表水・微気象・地下水・地質・景観の諸点について検討するとともに、防災に...全文を見る
○木下(敬)委員 大量の土石を採取した後には客土が必要と考えておるのですが、環境保全上の見解を環境庁からぜひお聞かせ願いたいのです。ただいまのお答えの中でもう一度確認のようになるかもしれませんが、緑をもとに再現しようと思えば表土が必ず必要である、そしてその表土が足りないときは客土...全文を見る
○木下(敬)委員 飛行場部長にお聞きいたしたいのですが、関西空港のために土取りをした跡地にはどのくらいの客土が必要と考えておられますか。もちろん埋め立て工法でやった場合のことですが。
○木下(敬)委員 私の方で聞いております土取りの予定である和泉葛城の山系は、岩山で発破をかけて採取するようになるので、表土の保存は無理ではないかというふうに聞いておりますが、この点はどうお考えでしょう。
○木下(敬)委員 そういったふうなやり方をしたときに、どのくらい金がかかるといったこともちゃんと計画の事前にわかってやられるおつもりですか。
○木下(敬)委員 私どもの計算ですから御異論もあるかもしれませんけれども、約七百ヘクタールとして厚み五十センチ、三百五十万立方メートルほどの表土と思われる部分が必要だと考えておるのですが、こういったものが不可能な場合に、いまの御計画では必ず取り除いた部分で十分のような表現でござい...全文を見る
○木下(敬)委員 では問題が変わりまして、大阪府泉南郡は背後に和泉葛城山系を控えているために、特有の気候、風土を備えていると聞いております。昨年大阪湾を襲った台風十六号の際は、泉南地方ではこの山のおかげで被害を免れたのだそうでございます。関西空港を埋め立てでつくるため、この和泉葛...全文を見る
○木下(敬)委員 現実に、具体的にそこの山がどうなるというふうなことはまだ計算されていないということでございますか。
○木下(敬)委員 その辺を私は非常におかしいと考えておるわけです。具体的なものがわかって、その影響をはっきり計算して、それから工法を決めるんだと私は考えております。いまのは逆になるんじゃないですか。その辺について、まず運輸省の考えを聞かしていただきたい。
○木下(敬)委員 公表するかしないかじゃなくて、安全だということをはっきりさせるためには具体的なものが要るでしょう。ですから、それはそこの土地が値上がりするとかいろいろな問題が絡んでくるから事前に言われないというのは結構ですが、当然その決定をするまでにその辺は間違いないということ...全文を見る
○木下(敬)委員 話が同じところにいったりしますので、一般的なものになればちょっと細かな問題を聞きたかったのですけれども――一つ聞いてみましょう。  岬町の方では、通称マゼと呼ばれる南西風が吹くそうですが、これの変化についてはどう考えておられますか。
○木下(敬)委員 そんな、全部細かいことを知っておられなければとは思いませんけれども、これは、決定はしてなくても、いま予定されておると思われる地域のことでございますから、どうか十分に御検討をお願いいたしたいと思います。  それでは水産庁にお聞きいたしたいのですが、先ほどの航空局...全文を見る
○木下(敬)委員 高松空港を生島沖に埋め立てて建設しようというプランがかつてあったときに、イカナゴの生息というか、産卵地であるということでやめてしまった例があるようですが、関西空港は高松空港の六、七倍という大きな規模になりますから、こういう問題というのは非常に大きな問題となると考...全文を見る
○木下(敬)委員 どうもありがとうございました。
04月02日第91回国会 衆議院 逓信委員会 第5号
議事録を見る
○木下(敬)委員 NHKの経営姿勢について御質問させていただきたいと思います。  五十五年度から五十七年度の経営計画の基本的な考え方の説明資料の四十ページの中で「協会経営をとりまく状況はきわめて厳しいものがある。」として、その理由に民間放送の「急速な経済的進展と顕著な社会的影響...全文を見る
○木下(敬)委員 この辺の考え方の中に、常にNHKをある程度見てもらっていなければ満足できないとか、常にNHKを主体として放送を考えるような考え方がなければいいのですが、いろいろな制作費等も、民間放送と競争して必ず一定以上見てもらえるだけものをつくっていかなければならない、こうい...全文を見る
○木下(敬)委員 ぜひ国民のそういった期待にこたえていただきたいと思います。  経営計画作成に当たっての民放の発展という基本的考え方での認識を、放送面でどのように取り入れているかを具体的に答えていただきたいと思います。
○木下(敬)委員 それでは、公共放送のあり方を社会の変化の中で見詰め直さずに、容易に物価上昇の範囲内でと値上げをして、国民に負担をさせているということは許されないことだと考えますが、受信者に負担増を強いることをどう考えておられますか。
○木下(敬)委員 民放がだんだん発展してきていまのような状況になっておるわけですから、この現状を踏まえて、NHKの今後のあり方というものを根本的な新しい発想のもとに考えていただきたいと考えておる次第であります。  次に、都市においての受信障害についてお聞きしたいと思います。 ...全文を見る
○木下(敬)委員 その中でも特に日本一という池袋のサンシャイン・シティー・ビル及び新宿副都心ビルによる受信障害については、どのようになっておりましょうか。
○木下(敬)委員 受信障害の改善、解消は従来から原因者負担とされておるようですが、サンシャイン・シティー・ビルと新宿副都心ビルとの両方の影響を受けている複合受信障害について、その改善の責任はどのように考えておられますか。
○木下(敬)委員 いまのお話では原因者のように聞いておりますが、だれにどれだけの原因責任があるというようなことは、こういった複合している場合には、だれがどのように決めるわけですか。
○木下(敬)委員 私の方の手元に中野区の住民からの陳情が参っておりますけれども、実際に受信障害で困っている人たちはどこに相談に行ったらよいのか。実際問題として、いま住民は東京都の民生局へ行ったりしているのが現実なのですが、電波監理局は受信障害については行政の対象としないということ...全文を見る
○木下(敬)委員 高層ビルを建てた側からながめますと、土地の有効利用など社会的な要請にこたえ、国の建築基準にもかなったビルであるのに、法律の定めでもない指導要領だけで責任を負わなければならないのは大変なことであると考えます。行政指導だけで都市受信障害が解決すると考えておられるので...全文を見る
○木下(敬)委員 将来に向かっては、建築をする前に実際に電波障害としてどんなことが起こるのかということをアセスメント的に検討されるのは大変いいことだと思うし、慎重にやらなければいけないと思いますけれども、将来に向けてしかるべき対策を考えていただきたいと思います。  現実のサンシ...全文を見る
○木下(敬)委員 いずれにしても相当巨額のものだと思いますが、通常は費用負担はどのように行われるわけですか。
○木下(敬)委員 この場合、一つ二つの企業にそれだけの負担をさせるというのは、解決をおくらせるだけで実際の障害を受けている受信者をなかなか救済することができないようになっているのではないかと考えるわけです。原因者負担というだけでなくて、公的な処理の仕方を考えるべきではないかと考え...全文を見る
○木下(敬)委員 現実にいま困っているわけでございますが、このサンシャイン・シティー・ビル及び新宿副都心ビルの影響を受けている住民が正常なテレビ放送を見られるようになるのはいつごろでしょうか、この見通しをお聞かせ願いたいと思います。
○木下(敬)委員 新宿副都心にはこれからも高層ビルができる可能性が多いし、市街地再開発は今後もいろいろな地区で進められていくと思いますので、そういった具体的なものもできるだけ早急にしてもらいたいし、抜本的な受信障害対策を確立していただきたいと考えております。どうかその辺、よろしく...全文を見る
○木下(敬)委員 多重放送に関する調査研究会議の報告にはない二カ国語放送のところに、もう一つ翻訳によるという制約をつけているようですが、これはどういうぐあいでしょう。
○木下(敬)委員 翻訳によるというのは、厳しい解釈に立つと運用がむずかしくなると考える点があるのですが、ニュースなどで飛び込みに翻訳したり同時通訳したりしてやらなければならないものも多いと思います。こういったときには弾力的な解釈ができないのでしょうか。
○木下(敬)委員 音声多重用の受信機の普及は、もうすでに約百四十万台に達したと聞いております。国民がより魅力ある番組を楽しめるように利用枠を広げるべきだと基本的には考えておりますが、郵政省の考えをお聞きいたしたいと思います。
○木下(敬)委員 補完的という言葉でいろいろなことが表現されておるのですが、私どもは、テレビジョンにおける音声多重放送というのは、従来のテレビと音に、もう一つ音が加わることによって、三つで一つの新しい文化のあり方だ、こういうふうに考えておるわけです。選挙の報道等についてもその重要...全文を見る
○木下(敬)委員 その検討中のところですが、そう遠くない時期に参議院選もあるようです。こういった全国区と地方区と両方あるような場合、この多重放送は全く適した放送になるのではないかと考えているのですが、その検討がこの参議院選に間に合う見通しであるかどうか、その辺をお聞かせ願いたい。
○木下(敬)委員 答える答えないもあれですが、選挙の報道というのは相当公正を期さなければならないことであります。その辺につきまして、どういった形にしろ介入がなされるということは余りいい方向ではないと考えるのですが、これが国民の利益に大きな問題があればそれは介入も仕方がありませんけ...全文を見る
○木下(敬)委員 そういう考え方はそれでわかるのですが、選挙の報道という、国民の側から見たときにこんな重要な問題が、一つの枠の解釈をめぐって云々されるということに私は国民の利益が大きく阻害されているのではないかと考えて、こういった質問に立ったわけです。どうか選挙の重要さというもの...全文を見る
○木下(敬)委員 補完的理由でやられておるのに、実際テレビがあって、いままでどおりの音声のところにスーパーが、音声がないけれども字が出る、音声多重の方にそのスーパーに関するものが声で出るというのが、どの辺に引っかかるからいま現在ではまだまずいわけですか。
○木下(敬)委員 そういった考え方をなさるのはそれでわかりますけれども、音声多重というのは、私は新しい文化の機械だと考えております。一つのそういう手段だと考えておりますので、いままでどおりの感覚で、一つの画面に一つの音、それを基礎に制限を加えるのは間違っておるのではないか。これは...全文を見る
○木下(敬)委員 その無理解にもいろいろあると思います。この法律の解釈をめぐってしておる方と、そうじゃない中に、NHKの批判を、いろいろな形の批判を不払いという形で端的に表現しようとしている者もいると思いますが、この点についてどうお考えですか。
○木下(敬)委員 この受信料の収納のためには、最終的には訴訟によらざるを得ない面もあると思うのですが、これまでNHKが訴訟をやらずに来たというのはどういうわけでございましょう。
○木下(敬)委員 現在も不払いシールを配布したり、不払いを呼びかけている人たちがいるわけです。この人たちに対する対策はどうなっておりますか。
○木下(敬)委員 放送法の改正案を検討されておるように聞いておりますけれども、その中で放送法を改正した後に訴訟をするのではないか、こういったことも言われておりますが、現在の、いまの法の解釈で払わなくてもいいんじゃないかという信念というか、そういう解釈のもとに払ってない方たちもおり...全文を見る
○木下(敬)委員 いまフクロウ部隊の話が出ましたが、それはどういうふうになっておりますか。その成果がどんな形で上がっておるか、お聞かせ願いたいと思います。
○木下(敬)委員 こういった形でやれば、ますます不公平というか、納める人、納めない人の不公平というのは広がっていくのではないかと思います。いまのように七億もかけて二億上げるというような、そういったいままでのNHKのやり方でやっていくのでは、不公平の格差を広げるだけじゃないか。私は...全文を見る
○木下(敬)委員 どうも私どもには納得がいかないのです。法によって成立しておるNHKですから、その法をどういうふうに解釈してどう運営するかというのが基本であろうと思うのですが、どうも話を聞いていますと、NHKというものがあって、法律が着物でも着ているような感じで、合わないから変え...全文を見る
○木下(敬)委員 いまのお答えにも出てきましたように、NHKというものがあって、それの運用にいまの法が適してないとか、そういうことはあり得ないと思うのですよ、法があっていまのNHKがあるわけですから。その辺を勝手な解釈を入れて、NHKのあり方というものに、その解釈をもって適してな...全文を見る
○木下(敬)委員 私の聞いていることと大分違うようですけれども、放送法の改正も別にいま出てきているわけじゃありませんから、余り詳しい話はきょうの席にはふさわしくないと思いますけれども、要するに私の重ねて申し上げたいことは、趣旨が徹底してないから、徹底するような趣旨の法律に変える、...全文を見る
○木下(敬)委員 大分法改正の問題になりましたけれども、きょうは時間もありませんので、最後に私がその法改正について申し述べたいことは、そういった御理解をいただくのは、その解釈というのは判例によって国民の理解を得ていくのが正しいやり方ではないかと考えて私は申し上げたわけでございます...全文を見る
04月09日第91回国会 衆議院 決算委員会 第13号
議事録を見る
○木下(敬)委員 国立水俣病研究センターは、昭和四十八年五月、当時の三木環境庁長官が水俣市を訪れた際、同センター設立を約束、総工費十三億六千二百万円をかけ昨年七月二十五日完成と伺っております。同センターはどのような目的のために設立なされたのでしょうか。
○木下(敬)委員 この研究センターが設立されたことによりまして、水俣病対策を進める上において現在までにどのような効果がありましたか。
○木下(敬)委員 大変残念なことですが、そのように順調に運営されていないのに五十五年度予算が三億二千万円も計上されているのは何にお使いになるおつもりでございますか。
○木下(敬)委員 何か研究スタッフが足らなくて増員を考えておられるようですが、現在何名の研究員、事務職員がおられますか、現在実際にセンターで働いておられる方。
○木下(敬)委員 五十四年度末の定員はたしか十八名くらいの御計画だったのじゃないですか。五名増員ということは、この十八名にまた五名足した二十三名を目標にしておるということでございますか。
○木下(敬)委員 現在もまだ予定どおり運んでいないのにまたふやされるようですが、具体的な要員確保の対策とか見通しというものはもう立っておるのでしょうか。
○木下(敬)委員 五十四年度も十分な研究員の確保ができなかった。また、いまもそれほどはっきりとした見通しはないようです。私はこのセンターのことを考えますと、その定員でも規模の割りにはまだ少ないのではないかと思うのですが、当初は、中の人員的なものの予定ですね、最終的にどういう利用を...全文を見る
○木下(敬)委員 その三十八名の計画を立てた時点で人材の確保の見通しというのはどうなっておったのでしょうか。
○木下(敬)委員 その辺ちょっと理解に苦しむのですが、十三億六千二百万円もかけ、また、その目的としてどうしてもつくらなければならないという目的があったわけでしょうけれども、三十八名の人員の確保の見通しがはっきり立ってない。人がいなければ運営がうまくいかないのがわかっているような施...全文を見る
○木下(敬)委員 私は、国民の税金の使われ方がそういった形で使われていいのだろうかと聞いておるわけでございます。お金をかけてつくるときに、その運用が完全になされるかどうかの見通しが立っていないうちにこれだけのお金を投じて施設をつくるということには大変疑問があるのではないかと考えて...全文を見る
○木下(敬)委員 話が戻りますけれども、当初見通しがあったというのなら、その見通しが現在運ばれていない、その辺の原因があったらお聞かせ願いたい。
○木下(敬)委員 しつこいようですけれども、水俣病だから確保が大変むずかしい、層が薄い、そういった言われ方をされておりましたが、それは設立の前からわかっていたことで、もし三十八人という計画を立てたときにそこまで思いが至っていなかったというのなら、これも相当重大な怠慢だし、まだなか...全文を見る
○木下(敬)委員 どうも話が前後してやりにくいのですけれども、宣伝をしたり、そうすれば三十八名まで確保できる見通しがあるとおっしゃるのか、見通しがないけれども、ただそれをやるしかないのでやるとおっしゃるのか、この辺が私、きょう一番聞いてみたいところなんですよ。どうなっているのです...全文を見る
○木下(敬)委員 私は、そういった見通しのもとに十三億六千二百万円もかけていいのだろうか、ここに疑問を持っておるわけです。確かに、やらなければならないことはこのようにたくさんあるし、それはどんなに時間がかかろうと、信念を持ってそこに進まなければならない問題もあるでしょうけれども、...全文を見る
○木下(敬)委員 会計検査院の方にお聞きいたしたいのですが、このように建設費八億一千二百万円、医療機器設備費五億五千万円、計十三億六千二百万円の費用を使い、開店休業状態であります。税金のむだ遣いと思われる中、会計検査院はどのような検査をいたしましたか。
○木下(敬)委員 現在の運用も十分満足でない点はわかりますが、設立のときに、先ほど申しましたように、大変甘い見通しのもとにやっていたのじゃないかと私どもは思うのですが、その辺についてお聞かせ願いたいと思います。
○木下(敬)委員 国立水俣病研究センターの設立の趣旨というものは大変とうといものだと思っております。どうかこの趣旨に沿うように、早期実現を図っていく必要があると思います。国民の税金の使われ方も十分にしなければいけませんけれども、この公害の問題というのは、また格別に考えていかなけれ...全文を見る
○木下(敬)委員 終わります。
04月16日第91回国会 衆議院 逓信委員会 第8号
議事録を見る
○木下(敬)委員 このたびのKDD法の改正案の審議に当たって、まず明らかにしていただきたいことがあります。それはただいまの藤原委員の質問にも出てまいりましたが、四月四日の朝日新聞によると、KDDは納税引き当て額の計算説明書を毎年提出して説明していたと書いていますけれども、本当でし...全文を見る
○木下(敬)委員 四月四日にあれだけ新聞に出ているのです。確認してないというのは何もやってないということですか。そういった問題で個人名は上がっておりませんけれども、経理部長が電気通信参事官クラスに大筋を、会計課長が副参事クラスに詳細を、ここまで出ているときに、このKDDの経理部長...全文を見る
○木下(敬)委員 聞いたらわからなかったというのと、聞いてないというのは大分違うわけですね。私どもは国民の側からして、これだけ大きな惑疑になっているのをKDDも郵政省もどれだけ誠意をもって解明しようとしているか、その姿勢を注目して見ているわけですよ。仮の話で話すなら、陪審員的な目...全文を見る
○木下(敬)委員 では、参事官クラスまた副参事官クラス、これもそんな大人数じゃないでしょう、その皆さん方に当たってみたのですか。
○木下(敬)委員 その辺、どちらからもはっきりした点に触れてないのに、現実には経理部長と参事官、こういった形で上がってきているのですが、そんな大人数じゃないでしょう。この問題をもっと本当に解明しようとするなら、国民みんなが真の原因を知りたがっているときに重要な問題ですよ。これだけ...全文を見る
○木下(敬)委員 ただいまの委員長の発言で、この問題はそこまでにしておきます。  最後に、今度この納税引き当て額の説明書等は、法改正とは関係なしに郵政省としては見せてもらうのか、見ないのか、またKDDとしては当然提出していくと思いますけれども、確認しておきたいと思います。
○木下(敬)委員 KDDの方はどうですか。
○木下(敬)委員 それではKDD法の改正についてお聞きいたします。これはいつごろ発案なされて、いつごろから作業にかかって、大体何日ごろに固められた案なのでございましょうか。
○木下(敬)委員 当然、この一連のKDDの密輸、横領、贈収賄、こういった事件と関係して出てきたわけですが、この事件、まだ進展中だと私ども考えております。それにもかかわらずこの時期に改正しようという、その理由をお聞かせ願いたい。
○木下(敬)委員 密輸はこれは社内でやられたことで、その背景はいろいろあるかもしれませんけれども、監督を強化する必要があるとも考えますし、横領もまた監督の必要があると思いますが、贈収賄との関係に関しまして監督権を強化するということの是非が考えられると思いますが、その点どうお考えに...全文を見る
○木下(敬)委員 先日の新聞、三月三十一日にも出ておりましたが、官僚の天下りというのが大変問題になってきておる。そういった中で権限の強化と天下りの実績というものは関係があるのではないかと考えられておりますが、どうお考えになりますか。
○木下(敬)委員 今回の法改正と天下りと関係があるとは申しませんが、権限が強化されれば天下りがふえる、こういうふうに考えておるわけでございます。そういった天下りがいろいろなこういった問題の原因になるのではないかという声もささやかれておる中で、大西郵政大臣は二十六日の参議院の予算委...全文を見る
○木下(敬)委員 それでは、KDDの増田社長にお聞きいたしますが、三月十四日の新聞で、天下りを拒否したというふうな記事を読んでおるのですが、その点、発言はそのとおりですか。
○木下(敬)委員 「こういう人事が不正の温床になることも考えられる。」というふうに言っておるように新聞にはあるのですが、その点は事実でしょうか、またそのとおりでしょうか。
○木下(敬)委員 御否定なさるならそのとおりでしょうから、それ以上のことはきょうの席の趣旨ではございません。  それでは郵政大臣に、最後にまた一言。先ほど言われて、舌足らずはわかりますけれども、監督する立場にある大臣が言われるということは、やはりどんな趣旨であろうとも、そういっ...全文を見る
○木下(敬)委員 幾ら慎重にやっても、それが慎重に過ぎることはないと思います。現に、そういった問題が不正の温床になっている例はたくさんあるわけでございますから、どうかよく考えてやっていただきたいと考えております。  このたびの法改正は、許認可権が郵政大臣に集中し過ぎると思うので...全文を見る
○木下(敬)委員 重ねてお聞きしますが、最初の設立当時に民営形態としてつくったその趣旨との関係をいま一度お聞かせ願いたい。
○木下(敬)委員 ただいまの民間の活力、機動力、こういったものが近ごろときどき出てくるのですが、もう少しそれを、具体的にどういう点をとらえておるのか、お聞かせ願いたい。
○木下(敬)委員 その機動力とか活力というのは、民間の持っている力というより、いわゆる国が直接した場合の欠点じゃないですか。ですから、民間の活力という言葉を使えば、当然それは利潤の追求、競争による力の発揮、こういうふうに一般にはとられると思います。この点どうお考えですか。
○木下(敬)委員 そういう会計面とかの手続の面で言われるのならば、こういうふうに法を強化してすることは設立趣旨と反してくるのではないかと考えておりますし、また先ほど私の申し上げましたように、民間の活力という言葉の場合、その利潤の追求というのが大変大きな問題なんですよ。どうして一生...全文を見る
○木下(敬)委員 郵政省の方は、適正利潤についてどうお考えですか。
○木下(敬)委員 郵政省の独自の立場でというのはどういった基準で、たとえばどんなことでやるつもりでしょうか。
○木下(敬)委員 これまでは適当にやっていたということですか。適当という言葉が適当でないならば、これまではそういった厳密なものは考えないでやってきたということですか。
○木下(敬)委員 株式会社が配当をするために利潤を追求するというのも一つですけれども、KDDを見ていますと、莫大な交際費を使うためにも相当の利潤追求がなされたのではないか、こういうふうに思いますが、このKDDの適正な交際費というのは、郵政省はどうお考えになりますか。
○木下(敬)委員 五十一年度よりも低かったから大方よかろう、それから他の企業との比較といいますけれども、こういった問題で交際費にメスが当たったことはいままでになかったのではないかと考えます。そのメスの当たっていないほかの企業と比較なさるのはどうかと思いますが、その点どういうふうに...全文を見る
○木下(敬)委員 他の企業の交際費が適正かどうかの判断がなされないまま、他の企業との比較で言われるのはどうかと私はお聞きしたのですけれども、この際いつまでも行ったり来たりしても仕方がありませんから、次にお聞きしますけれども、独占企業であるKDDにとって交際費というのはどういう意味...全文を見る
○木下(敬)委員 先ほどの藤原委員への答弁も聞いておったのですが、社長は、この際不祥事の後だから当分遠慮して、何かそういう感じであるような印象を受けたのですが、いまだからそういうふうにするのですか。
○木下(敬)委員 先ほど、経営問題の委員会の設立を考えておられると言われました。そういった中で第三者の意見を聞いていくおつもりがあるでしょうか。
○木下(敬)委員 こういう独占の企業の横暴から利用者、国民を保護するのにはそういった形は大変いいと思っております。郵政省も、どういう権威のもとに設立するのかわかりませんけれども、この経営問題委員会の意見というものは相当重要視なさってやられると思いますが、その点どうでございましょう...全文を見る
○木下(敬)委員 それでは、会計検査院の検査対象とするという問題についてお聞きいたしたいと思いますが、この会計検査の対象とする理由はどういった点にあるのでしょうか。
○木下(敬)委員 その必要な会計検査を必要的検査事項としなかった理由はどういうわけですか。
○木下(敬)委員 国の出資や財政的援助のないKDDを検査対象にできる根拠というのはどういった点にあるのですか。
○木下(敬)委員 それでは、会計検査院にお聞きいたしたいのですが、これはどういった観点から検査をするおつもりでございますか。
○木下(敬)委員 重ねて会計検査院にお聞きいたしますが、そういった検査は、この法律が成立した後に何か事件があった場合にやるのか、それともこのたびのことに関して法律の制定を見ればすぐやるのか、その点についてお聞きいたしたいと思います。
○木下(敬)委員 その検査、審査の仕方は、立ち入ってやられたり、書類でやられたりすると思いますが、この場合どういうふうにお考えになりますか。
○木下(敬)委員 この改正にはいろいろ問題点があるようで、私も修正案のようなものを検討してみたいとも考えておりますが、今後の問題として少しお聞かせ願いたいと思います。  役員の人事の国会同意を必要とする等のことを検討する考えは郵政省にはございませんか。
○木下(敬)委員 KDDにお聞きいたします。  先ほど話の出ました経営委員会の設置を考えておられるように聞きましたが、この辺をいま一度お聞かせ願って、またその公開を考えておるかどうかもお聞かせ願いたい。
○木下(敬)委員 国民の当然の権利の一部を独占してやっておられるわけですから、ここまで問題がいろいろな面から批判を受けたからには、それに対するどういった注文がなされたのか、どういった観点でこの十人を選んだのか、ましてそこでどういう会話がなされたかは当然公開されてしかるべきだと思い...全文を見る
○木下(敬)委員 どなたでもと言われると、大変ひどい方を想像すれば問題があるでしょうけれども、その内容について知りたいことは、たとえば国会で知りたければ、速記録は無理としても、ちゃんと全容がわかるような趣旨のものは出していただけるというようなところまではするおつもりでしょうか。
○木下(敬)委員 それでは、社内の監査体制はどういう形で充実さしていこうと考えておられますか。
○木下(敬)委員 国民も十分期待しておりますから、どうかやっていただきたいと思います。  それでは最後に、KDD法の改正というのはKDDの一連の事件と関連して動いている中で、郵政大臣、先ほど委員長からも話していただきましたが、いろいろな問題について食い違いや現実の面で表に出てな...全文を見る
○木下(敬)委員 これで私の質問を終わります。どうもありがとうございました。
05月09日第91回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第11号
議事録を見る
○木下(敬)委員 本日は、各党の委員の皆さんによる環境アセスメント法案の成り行きをめぐっての質問が重なっておりますけれども、民社党といたしましても、本委員会における最重要問題として土屋長官に質問いたしたいと存じます。  長官を初めとする環境庁の皆さんの昼夜を分かたぬ御努力には深...全文を見る
○木下(敬)委員 きょうの新聞によりますと、自民党の環境部会は、商工族議員を除いたいわば抜き打ち採決の結果だというふうに報じられておるのですが、この点はいかがでしょう。
○木下(敬)委員 まあどなたが商工族議員やらも知りませんし、こういった問題は、報道は報道でございますけれども、一応国民の立場としましては、今回、四度流れた後に五度目も流産必至だという状況をとらえて、自民は自民党内で割れて流れた、自民党への種々の圧力によって流れた、政治を私物化して...全文を見る
○木下(敬)委員 いろんなやり方の問題でそういった考え方もあるのでしょうけれども、この法案の成立というか、こういった考え方がはっきりと一本線でまとまることを待っている国民にとりましては、直接健康に関係のある、ある意味で、もっと大げさに言えば一分一秒を争うような、おくれることに対す...全文を見る
○木下(敬)委員 成立をしなかった、もしくは提出ができなかった場合でも、一応環境庁のアセスメントに対する考え方というのは、今回出されておるような形がまとまった形での環境庁の基本的な考え方であるというふうにとらえておいていいわけでございましょうか。
○木下(敬)委員 もう時間が来ましたので、このくらいにいたします。どうもありがとうございました。
10月15日第93回国会 衆議院 逓信委員会 第1号
議事録を見る
○木下委員 大臣にはこの委員会の冒頭におきまして抱負をお伺いさせていただきました。大変むずかしい状況のたくさんの諸問題のある中でございますが、どうか国民の声を十分に聞いて行政に生かしていただきたいとお願い申し上げます。  私は、当面する幾つかの問題につきましてお尋ねしたいと存じ...全文を見る
○木下委員 このたびの事故の際に、緊急電話を含む全回線が不通になったと聞いておりますけれども、どのような対応をそのとき臨時に行っておったでしょうか。
○木下委員 なかなか敏速にやられていることと思いますけれども、一応念のためその時間的な経過を、八時間半の中で、いま幾つか言われましたユニットを切りかえるのはどのくらいでできたとか、もう少し詳しいことがわかりましたらお聞かせ願いたい。
○木下委員 私の質問の趣旨は……。
○木下委員 この二時間というのは、簡単に片づくと思って――片づくと言うと語弊かあるかもしれませんけれども、いろいろな原因を探索しておるうちにロスした時間だろうと思いますので、今後こういった事故があったときにはこの二時間というのはもっと短縮できると考えてよろしゅうございますか。
○木下委員 このたびの事故によって加入者はいろいろな損害を受けたと思われますが、これに対する補償等の対策はどのように考えておられますか。
○木下委員 電電事業に対する信頼というものと補償というのは密接な関係があろうかと考えております。警備保障会社等もこういった電話は通じるものという信頼のもとに会社等とも契約をなされておることと思いますので、今後について、こういった事故のないようにするのが最良でございますけれども、あ...全文を見る
○木下委員 諸外国に比べて高いというのはそのとおりでございますけれども、私率直にお聞きしたいのですが、コストの遠近差は幾らかあるでしょう。それと実際にいただいている通話料との差が大きいのではないかと申し上げておるので、コストとの関係についてはどう考えておられますか。
○木下委員 コストが計算しにくいのはわかりますけれど、一応受益者負担という観点で考えたときに、何らかの方法で出していただかないと、負担する方は納得がいかないと思います。  私どもは、いま厳密なものは出なくても、大きな幅の中で比較した場合でも、大変その実態に外れた通話料の差になっ...全文を見る
○木下委員 ありがとうございます。  その一対二十が現実は一対七十幾つというようなかっこうになっているというこの格差は放置できないと考えております。特にこの遠近格差問題は、首都に遠い地方に行くほど不公平な負担を強いられていると考えますが、この点どうお考えでしょうか。
○木下委員 市内、各県で考えればその中心となると思いますけれども、国全体で考えたときにはやはり大都市のある周辺が安くなっておる。こういう地域的な格差という考え方をすれば、もっと抜本的に早く解決しなければならない。不当とも言えるような料金の徴収の仕方をされておる地域があるという見方...全文を見る
○木下委員 地域差についての一つの考え方に、ちょうどこの郵便法の改正の法律案の資料の中にあります家計費に占めるいろいろなものの割合というのがあります。これを全国を画一に見ずに地域で見た場合に、やはり電話料の多くなっている地域もあったりするんじゃないか、かように考えるわけでございま...全文を見る
○木下委員 いずれにしましても、ほぼ税金に近いような形で徴収され、まあ公社として役立てておる料金でございますので、公平を、何しろ公平を期していただくということをお願い申し上げます。  いろいろとお話ししました。大臣、この遠近格差の問題につきまして、何か御決意を……。
○木下委員 私として重ねて最後にお願い申し上げますが、これは早急にできるとか常識としてとかいった問題だけではなくて、現実に地域が、不当に差別されたという言い方は変ですけれども、地域によってはやはり不当に取られておるのじゃないかというとこをよく検討いただきたい、資料をつくっていただ...全文を見る
○木下委員 日米両国の主張している要点及び相違点を御説明願いたい。
○木下委員 日米の主張が平行線をたどっているというのはどういう点に問題があるのですか。
○木下委員 大変むずかしい問題で、御苦労なさっておるようでございますけれども、今後の見通しはそういった平行線のままなのでしょうか。どういったふうな見通しを持っておられるのでしょうか。
○木下委員 皆さんの主張は十分理解しておるつもりですが、良質で低廉な電気通信サービスを維持していくに当たり、通信機本体を含め開放された場合、どのような影響があると考えておられますか。
○木下委員 この電電資材調達問題につきまして郵政の当局も大変御努力なさっておるようでございますが、郵政大臣、この問題につきましての御所見と今後の決意のほどをお聞かせ願いたいと思います。
○木下委員 ありがとうございました。  次に、最近新聞報道等で特殊法人を対象として剰余金吸い上げ制度が発表されておりますが、公社に対して大蔵省及び行管庁から何かこういった話があったのでございましょうか。
○木下委員 話は直接にないということでございますが、いろいろな考え方が取りざたされております中で、公社は良質の電気通信サービスを供給していくことを目的として、受益者負担及び独立採算制を基本として設立されておる公共企業体であると考えておりますが、このような公社の立場から見て、納付金...全文を見る
○木下委員 公社の収支差額というのは、どのような性格のものととらえておるのでございましょうか。一般企業の利益と違うとは考えておりますが、どうとらえておられますか。
○木下委員 加入電話はもうすでに一般に広く行き渡ったと思われますが、今後の電気通信サービスはどのような方向に発展していくのか、また、そのための投資に必要な資金はどうやって調達するおつもりなのか、お聞かせ願いたい。
○木下委員 時間も参りましたので、最後にこの問題につきまして大臣の御所見をお伺いいたしたいと思います。
○木下委員 大変ありがとうございました。ほかにもたくさん用意してまいりましたが、時間が参りましたので私の発言、これで終わらせていただきます。
10月23日第93回国会 衆議院 逓信委員会 第4号
議事録を見る
○木下委員 早速法定制緩和についてお尋ね申し上げます。  郵便料金法定制緩和をしなければならない理由は何でございましょうか。法定制を緩和せずにこのままにしておくべきではないのでしょうか。
○木下委員 郵便料金の法定制緩和につきましては、国鉄やたばこと比較してみますと、国鉄はお客に選択の道があって、たばこは嗜好品であります。しかるに郵便はほかに手段がないので、その意味で法定制緩和について国鉄やたばこと一線を画すべきではないでしょうか。
○木下委員 そういうふうに説明をされておりますけれども、常識的に見ましてこの郵便事業が独占であり、ほかにかえるものがないというのが普通の見方であろうかと考えます。  今回の法定制緩和の内容についてお伺いをいたします。  九十三条一項の「当分の間」とありますが それはどういうこ...全文を見る
○木下委員 それでは、九十四条の一項や三項に「物価変動率を超えない」とあって「卸売物価指数、消費者物価指数及び賃金指数」に基づいて定めるとありますが、このような指数の変化に郵便料金の改定が影響を与えると考えられるので、公正な基準とはなり得ないと思うのですが、この点はどうでしょう。
○木下委員 私はその質問の趣旨としまして、そのもとになる指数に郵便料金が上がれば影響を与えるじゃないか、だから自家撞着じゃないが上がれば影響を与える、影響を与えて上がった数字によってまた上がるという形の仕組みではないか、こう申し上げておるわけでございます
○木下委員 その微量であることも推定をされますが、大きく変わればまたその数字は大きく変わってくるわけでありまして、どちらにしましても自家撞着といいますか、自分の中でそういった矛盾が起こってくるような算定の仕方は余りいい基準ではないのではないか。この辺の判断をいま一度お聞きいたした...全文を見る
○木下委員 しつこくなりますけれども、国鉄やたばこ等との差は先ほど私が申し上げたと思います。また、この国会における審議によって値上げに国民が直接に口をはさむチャンスを取り上げられていくことに関しましては、あくまでできればいまのままでやられたらいいのではないか、私どもはこういう姿勢...全文を見る
○木下委員 この累積欠損を解消する目的でこういったことを考え、またその累積欠損金の解消への道も十年間ということで、これほどはっきり見通しがなされておるなら、国会でその見通しについてまで審議をして現行法で改定を行ったらどうでしょう。
○木下委員 言い方はいろいろあるでしょうけれども、私の方では緩和する理由は、こういった見通しのもとに欠損金をなくするためである、そう  いう見通しが正しいからこそこの法律改正は認められるわけでありますが、その見通しが正しければ、この場ですべてを含めた改定が行われないはずはないと...全文を見る
○木下委員 これまでの御努力で大きなものが機械化等による合理化であろうかと考えております。二十二日の答弁の中で合理化の成果配分といいますか、合理化の哲学として、国民利用者、職員、事業の三者を挙げておられましたけれども、それなら今回の料金改定によって得られる収入増加分は単に赤字補て...全文を見る
○木下委員 いま、合理化によるのでございましたけれども、そういった考え方で料金改定によって得られる収入の増加分をどう使おうという決意ですね、ただ赤字を補てんすると言ったのでは、片手落ちじゃないですか。その赤字というものは、こういう赤字の補てんならば認められるが、こういう赤字の補て...全文を見る
○木下委員 しつこいようですが確めさせていただきますが、いまの切手類の交換とか絵はがき、CMつきの絵はがきのようなもの、こういったものも増収分をそこに配分して行いたいということでございますか。
○木下委員 私の質問の意味は、この二つの問題について聞いておるのは、郵便料金の改定によって増加した分をどう配分するのかというところからお答えになられたので、郵便料金の改定ですよね、料金の改定によって増収した分を赤字の補てんに充てるほかこういったサービスの改善にと最初に言われたので...全文を見る
○木下委員 わかりました。そういったことを聞くと、要するに累積赤字の解消にこの料金改定がすべて充てられると考えられると思いますが、この累積赤字が出てきた原因、またこれまでに合理化等をしてきたけれどもなおかつこれだけの累積ができたということに私どもは非常な不満を感じておるわけでござ...全文を見る
○木下委員 法案が通ったら現実問題について考えたいというのはこれは重大な発言であろうかと私は考えます。こういった新しいものをもくろむときに、まず法案が通ったら現実にどうするかを考える、こんな姿勢でいいのですか。私は大変疑問に感じます。まして、私どもはこうして一緒になって郵政事業の...全文を見る
○木下委員 先ほどの前の質問のときに、この前提として、これには補助をしないし、これでもうけようともしていないというふうな前提であったろうかと考えますが、いまの話の中で、五円安くして、十一円いただいて六円でその経費に充てるということですが、この六円で経費のオーバーになるのではないで...全文を見る
○木下委員 私どもでは、いまのあれだけの郵政事業の中でどこでどういう販売の仕方をするか知りませんが、その費用を計算するというのは不可能だろうと思います。その不可能な数字を適当に当てはめて、後からそれがどこにどうしわ寄せが行っているかわからないような事業にこれ以上郵政省が手を出して...全文を見る
○木下委員 売れ残った場合どう考えておりますか。
○木下委員 個人が買う場合には、窓口では、いろんな図柄がスポンサーの方から出てくるでしょうが、選択して買えるようなことを考えておられるわけですか。
○木下委員 そうじゃない。買う側、利用者の一般です。
○木下委員 いろんな種類のものをそれぞれの窓口に置かなければならないというのも大変ですし、現実問題として非常に疑問を感じるのでありますが、特に一番大きな疑問を感じるのは、スポンサーからまず印刷することによってお金を取る、スポンサーの方は現実にはそれが売られて配布されることを期待し...全文を見る
○木下委員 契約書を交わしさえすればそれでいいという問題でないと思います。やはりこういった郵政省というものが推奨してやっておるやり方には、おのずと商売のあり方というものがあっていいと思います。そういったときに、世の常識の中でも非常に外れた取引になろうかと私は考えております。  ...全文を見る
○木下委員 飛びついてくる特別なものは別としましても、現実に行動を起こせば、スポンサーを探すという営業的なものをやっていかなければならないのではなかろうかと思うのですが、それはどこが当たるようになるわけですか。
○木下委員 本省で全国版の場合、一口の金額というものが大体推定されるのではなかろうかと思いますが、おおよそどのくらいになりますか。
○木下委員 その一千万というのは、一千万枚ですか。
○木下委員 金額にすると、取引契約一口大体幾らぐらいですか。
○木下委員 その一億一千万円を郵政本省が売り歩くようなことになるわけですね。一体これが、私服ではないにしても、公務員が一企業に一億一千万円もする取引を営業して回るということが、これは考えられる行為でありましょうか。
○木下委員 向こうから来たからしたというのなら、これは別に威力的とか圧力とか、郵政省の看板で行っておるとは思えないかもしれませんけれども、事業としてやっていく中で、営業ということを考え、また電話一本でも何にしろ、あるスポンサーに声がかかったということは非常な圧力であろうかと考える...全文を見る
○木下委員 民間で郵便局から官製はがきを購入して、これに広告を掲載して料金額面より安く販売するということは、法的に許されるのですか。
○木下委員 そのときの、安く販売する値引きは幾らでも構わないということでございましょうか。
○木下委員 民間がやろうとすれば、いま郵政省でもくろまれておるのと同じことがやれるというわけであり、簡単に考えますと、あるスポンサーが自分のところで自分のところの宣伝を、先ほど言われた基準から外れたものでも、印刷してそれを販売に出せば、しかも幾らの値段で出しても構わない、こういう...全文を見る
○木下委員 改めてお聞きいたしますが、そのどこかが印刷して出したものというのは、一般の人間の手に渡ったときには書き損じということの解釈もつくのではないですか。印刷してないものとかえてくれと言われた場合に、普通の手数料でかえることもできますか。
○木下委員 私、きょうこうやって並べてきましても、非常に問題点の多い構想ではなかろうかと考えますが、一考をされてはいかがかと考えます。特に、現状でも民間で広告はがきができるのであれば、こんなことは民間に任せておくべきで、改めて法改正してまで郵政省が行うべきことではないのじゃないか...全文を見る
○木下委員 民間がいままでやっていないのは、やれるということに気づいていなかった点もあろうかと考えますし、時期的にもいましばらく模様を見られたらいいと考えます。  また、いま言われたような郵政事業の窓口を使ってのことでございますが、これがそれだけのところで余分に利益を生んだり、...全文を見る
○木下委員 いま一点お聞きします。  需要を高めるという意味でございますけれども、一枚の広告はがきに広告主と個人通信の両者が混在することになるわけです。考えようによれば、ダイレクトメールで広告しようとしている人たちと通信とが一緒で済むわけですから、ダイレクトメールの需要を減退さ...全文を見る
○木下委員 結論として私の考えは、こういったものは印刷手数料をいただいて、スポンサーが買い上げて、そちらで使っていただくという性質のものではなかろうか、それがまず最初の段階ではなかろうかと考えます。本当にこういったことを、先ほどは必要があれば応じるのであって営業活動はしないという...全文を見る
○木下委員 それでは次に、切手やはがきの交換についてお伺いいたします。  私は無料で等価交換すべきであると考えますが、そのおつもりがないように聞こえます。せめて料金改定に伴う切手やはがきの交換は、一定期間は手数料を無料にすべきと思いますが、どうでしょうか。
○木下委員 交換して引き取った切手はすべて廃棄するという計画のようですが、先ほどの資源という意味で言えば、当然売れるものは売った方がむだを省くことになると思いますが、どうでしょう。
○木下委員 なめるという表現が出てきましたけれども、一体あの切手は、衛生的見地で見て、なめるということで現在販売しておるのですか。
○木下委員 その実情に対して、衛生面はどういう気の使い方をしておるのですか。さほど気を、使って販売しているようには見えないのでございます。一度交換されたものではなくても、いま現実の新品でも郵便局員の手によって渡されておるわけでしょう。
○木下委員 その点の補てんはそういうふうに考えておられる側でなさったらよろしいので、それを考えて手数料を高く取って、それしかないという道を開くというのはおかしいのではないかと考えられるわけです。
○木下委員 はっきりとした方針を持って、あれを言ったりこれを言ったり、それならこれだ、あれならこれだという答弁を余りなさらず、もっと基本的な姿勢でやっていただきたいということを申し述べておきます。  次に、集配状況についてお伺いをいたします。  所定の配達度数どおりに配達が行...全文を見る
○木下委員 私の友人で、同じ時刻に同じポストに毎日毎日自分あてのはがきを出し続けて、その自宅への配達状況を克明に記録している者があるのですよ。その人の意見を聞きますと、出してから一週間たって来たり、次の日に着いたりと、非常にばらつきがあるという報告をいただいております。この点、も...全文を見る
○木下委員 取り集めの度数はどのように設定されておりますか。
○木下委員 一日一度配達を進めようとしている現状において、何回も取り集めを行っているのはむだだと考えますが、これを減らすことについてはどうお考えになっていますか。
○木下委員 念のためにお聞きいたしますが、一日に五回取り集めているというのは、どういう事情から五回も取り集めに行くわけですか。
○木下委員 ちょっと納得いきかねるのですが、量の多いところは回数が多い、それはその量が多い、お得意先の多いところはサービスをするという意味なんですか、それとも実際物理的に多いところは多いということですか。
○木下委員 私どもいまの御説明で納得できるような内容ではないと考えます。きっと、やり方一つでもっと回数を減らして、合理化の道が開けるものと確信いたしておりますので、なお一層の努力をお願いいたしたいと思います。  次に、小包の実情についてお伺いいたします。  今回の小包料金改定...全文を見る
○木下委員 小包の料金値上げによっても小包は赤字であると思いますが、その赤字補てんの方法をどのように考えておるのか、独占事業部門の封書、はがき等の料金値の値上げで穴埋めするつもりでございましょうか。
○木下委員 何か非常にむずかしい見通しのようでございますけれども、公共性を盾に赤字でもやっていく、こういうことでございますか。
○木下委員 やめないけれども、見合うようにというか、値上げを続けていく、こういう方向になるわけでございますか。
○木下委員 気持ちではどうにもならない数字の問題であろうかと思います。もっと厳正に、はっきりと先行きの見込みを立ててやっていただきたいものだと考えております。  大臣にお聞きしますが、小包は、民間輸送企業いわゆる宅配便に食われて減少の傾向にありまして、さらに今回の値上げで大きく...全文を見る
○木下委員 次に、郵便局の統廃合の基準、また集配局の配置の基準についてお伺いいたしたいと思います。
○木下委員 全国の市町村合併というか、地方行政単位の再編成は現在進行中でありますが、おおむね完了しているものと見られております。これに沿って実施されているでしょうか。
○木下委員 人口急増地域というか、新しい宅地造成地域、そういった新興宅地地域に対応する郵便局の配置がえについてお伺いいたしたいと思います。新設、分割を含めてお示しいただきたい。
○木下委員 新興の、新しく人口が密集してきた地域等につきましては、いろんな郵便事業に対する不便というか不満を感じておる地域が大変多いと考えます。先ほど私ちょっと申し上げましたが、一体自分のところにどれだけ基準どおりというか丁寧に敏速に届けられておるかというのを、自分で費用を使って...全文を見る
○木下委員 どうもありがとうございました。これで質問を終わらせていただきます。
10月30日第93回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第3号
議事録を見る
○木下委員 今回の冷害につきましては、農業の被害の大きさにつきましては言うまでもありませんが、水産、林業にも大変大きな被害をもたらしておるようでございます。  大分県の実情を申し上げますと、水産関係につきましては、長雨、冷夏による漁獲高の減少もありますが、特に台風十三号、十九号...全文を見る
○木下委員 激甚災害の適用の見通しについてはどうでございますか、考えられませんか。
○木下委員 激甚災害の指定にいろいろな考え方があるのでございましょうけれども、農業以上に漁業の場合は個別にいろいろな種類がございまして、そのうちの一部が大変大きな損害を受けるということもありますので、どうか個別な事情をよく考えられて、また大変災害のひどいところについては特別なこと...全文を見る
○木下委員 このたびの冷害によってたくさんの教訓ができておると思いますが、今後の冷害の回避技術確立のために、新しい技術的な考え方等まとまったものが出ておりますでしょうか。
○木下委員 大変御努力なされておるようでございますが、たとえば畑地におきまして、山間部を平らにきれいに造成してつくった畑よりも、なだらかな丘陵のままにつくっておるようなところの方が水はけもよくて被害が少なかったとか、たくさんのことがわかっておるようでございますので、どうか農家に適...全文を見る
○木下委員 次に、本日本委員会で決議されましたような重要な諸対策の現在の進行状況について、お尋ねいたしたいと思います。  まず、種子の確保についてでございます。  来年度の営農に必要な稲及び大豆等の畑作物の種子の確保が懸念されておりますが、この問題について、農林省は、九月六日...全文を見る
○木下委員 西日本の方がまだだということでございますが、全体的なこの結論が出るめどというのはいつごろでございましょうか。
○木下委員 次に、畜産の飼料の確保についてお伺いいたしたいと思います。  畜産農家においては、越冬用家畜飼料が確保されてない地域がございます。昭和五十一年には、大麦とふすま増産用小麦を売り渡す措置を講じておられるようですが、本年の場合、政府の対策は、九月二十九日に越冬用粗飼料を...全文を見る
○木下委員 ぜひ要望に合わせて御検討をいただきたいと思います。  いま一つ、干し草、ヘイキューブ等の飼料を購入した際の輸送費等に対する助成措置を講じられるお考えはございませんでしょうか。
○木下委員 次に、米の予約概算金の返納についてお聞きいたします。  返済期限の繰り延べ、分割払いや金利の減免措置を求める農家の声が強いようでございますが、政府の対応はいかがなものでございましょうか。出荷俵数が予約限度数量に著しく満たない場合に、減収による経営悪化を緩和するため、...全文を見る
○木下委員 どうぞよろしくお願いいたします。  次に、農作物の損害の評価についてお聞きいたします。  農作物の被害に関する調査について、国の統計情報事務所、県並びに農家、農業団体の間に著しいギャップがあることをしばしば耳にするのでありますが、地元の大分県の場合、県農協中央会の...全文を見る
○木下委員 次に、自作農維持資金についてお尋ねいたしたいと思います。  農家の間に資金需要の強い自作農維持資金について、貸付限度額の引き上げとともに、すでに自創資金を借り入れている農家の新規借り入れについてどのように対処をするおつもりでしょうか。  現在農林省は、自創資金の現...全文を見る
○木下委員 被災農家の悩みは借入金の返済だと考えております。普通農家は営農・生活資金等で借り入れた金は十一月末を期限に農協等に返済せねばならないのが多いと思いますが、農協から農家への営農貸越金などの売り掛け残高が六月時点でどれくらいになるか、一度調査していただきたいと考えておりま...全文を見る
○木下委員 要望でございますが、その前段の点についてお答えを願います。
○木下委員 では、後段に要望いたしました超低利の経営安定資金制度の創設というものについて、現在のお考えをお聞かせ願いたい。
○木下委員 次に、救農土木事業により被災農家の就労機会を確保し、現金収入を得る方策が緊急の課題となっておりますが、さきに農林省は二百四十億円の公共事業の特別枠を確保したとありますが、これは第三・四半期の予算の前倒しにすぎず、本年の異常災害による被害の救済というのには余りにも微々た...全文を見る
○木下委員 公共事業の実施方針は十月十七日付の通達で決められたと聞いておりますが、その内容、配分に当たっての指針について明らかにしていただきたい。
○木下委員 各県の事情に合わせて早急にお願いいたしたいと思います。  被災市町村が独自に救農土木事業を実施する場合に、財源不足が最大のネックとなっておるようでございますが、そこで、救農土木事業に要する経費の一部を市町村に国が交付金として交付して、市町村の起債の特例を認めるような...全文を見る
○木下委員 時間がありませんので、最後に、第二期水田利用再編対策について考えを申し述べまして、私の質問を終わらせていただきたいと思います。  これまで新聞等を通じて明らかになった二期対策の概要は、   一、減反面積を現行より十四、五万ヘクタール上乗せする。   二、転作奨励...全文を見る
10月31日第93回国会 衆議院 文教委員会逓信委員会連合審査会 第1号
議事録を見る
○木下委員 この放送大学学園は、国民の要請にこたえて、すべての国民に教育、学問の機会均等を図るという設立の趣旨から考えてみまして、全体計画を明確にしてから発足すべきではないかと考えておりますが、この点につきまして文部省のお考えをお伺いいたしたいと存じます。
○木下委員 同じ答弁で大変お疲れでございましょうけれども、新しい大学であればあるほど国民の期待というものは大きいのでありまして、特に教育とかこういったものは、基本的な姿勢というものが大事になるかと考えます。そういった意味で、私どもは、こんな、だめかもしれないけれども、もしかしたら...全文を見る
○木下委員 郵政省としまして、この放送衛星を利用することは十分考えられる御意見と思いますが、ただ、いう発足させてどうするかという点について受け身のようでございますけれども、郵政事業は特に地域的なハンディを克服させる手段をいろいろと有しておると考えられます。地域的なバランスを図る義...全文を見る
○木下委員 ぜひそのようにお願いいたしたいと思います。  それでは次に、文部省にお伺いいたしますが、この学園構想とともに生涯教育という言葉が使われておるようでございますが、生涯教育というものをどう考えておられるのでございましょうか。
○木下委員 そういう観点からながめまして、非常に多くの人が、この放送学園によって同じものの教育を受ける、しかも、その教育が計画的に押しつけになるのではないかと考えられるわけですが、この点どうお考えでしょうか。
○木下委員 一般の大学であれば、いろいろな大学がありますから、それぞれの大学が自主的に考えてやられて、そういったことの影響で評判がいい悪い、あそこにはいい教授がいるからとかいろいろなことで選択をして学問をするわけですが、選択の余地のないものの場合、そういう自主的なものだけに任せて...全文を見る
○木下委員 言葉で言うのは簡単ですけれども、現実に運用するのは人間ですから、その点、これほど大きなシステムが一カ所に集中して、それしかないという形の中で、ただ言葉の上での自主性というのに任せてしまっていいものと私ども思えないわけです。  私としましては、具体的に解消するための提...全文を見る
○木下委員 放送が学園の、大学の放送であるから、他の大学のが入れられないということでございますけれども、一日じゅうやっている放送の中を全部その放送大学でとらずに、そういった他の大学もできるような時間枠を最初からとっておいたらどうであろうか、こういう私の提案なのでございますが……。
○木下委員 それは皆さんのお考えでそういうふうにやられるつもりのようでございますけれども、こういった教育が一方的になされる可能性があり、政府等の考えが偏重して伝わる可能性があるようなもののとき、反論できるように、同じように力のある者を用意するというのが、公平に教育が行われるために...全文を見る
○木下委員 幾つかの質問をさせていただきましたが、私どもの懸念しているものに対して十分な用意というか対策の講じられたお答えとは見えませんでした。この学園の運営いかんによっては、教育統制と放送、情報支配の危険を十分にはらんでいるものであると考えます、決してそのような結果に陥ることの...全文を見る
11月06日第93回国会 衆議院 農林水産委員会 第5号
議事録を見る
○木下委員 三人の参考人の皆様方、大変御苦労さまでございます。  まず、山口常務にお尋ねいたしたいと思います。  先ほどから自給率の向上ということが言われておりまして、何とかしなければならない、どうしてもしなければならないものなら、幾ら困難があっても先に進むしかないと私ども考...全文を見る
○木下委員 重ねて山口常務にお聞きいたしたいのですが、先ほどのお話の中で、農業基本法体制下の二十年間の洗い直しの反省がないという点を御指摘されておりましたが、その点について何かお考えがございましたらお聞かせいただければと思います。
○木下委員 山地参考人にお尋ねいたしますが、先ほども輸入の問題等で、世論というか消費者がついてきてくれるかという話もございましたが、参考人の御意見としましてはどういった方向に進むべきとお考えでございますか。
○木下委員 金沢教授もこの問題につきまして何か御意見ございましたら……。
○木下委員 もう時間もあれですから、最後に山口常務理事、もう一度お願いします。  日本は土地が大変狭いわけで、土地に対する政策が農地も何も似たような形でやられておって、新しい人が土地を買って農業を始めるなんてとても思いも及ばぬような高い状況にありますけれども、この点に何かお考え...全文を見る
○木下委員 では、もう時間のようでございますので、これで私の質問を終わります。ありがとうございました。