木下敬之助

きのしたけいのすけ



当選回数回

木下敬之助の1983年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月09日第98回国会 衆議院 予算委員会公聴会 第1号
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○木下委員 公述人の三人の皆様方、本当に御苦労さまでございます。また、大変すばらしい御意見、ありがとうございました。私は民社党の木下と申します。どうぞよろしくお願いします。  まず、一河先生にお聞きいたしたいのですが、ただいまの草川先生にも答えておられましたように、五十八年度予...全文を見る
○木下委員 いえ、先生の政治的な判断も含めて……。
○木下委員 どうもありがとうございました。  青木先生、一つお尋ねいたしたいと思うのですが、いろいろと防衛の質についてお伺いいたしまして、本当に貴重な御意見ありがとうございました。総理も質の高い防衛力とか、きりっとした防衛力とかいう発言をなさっている。この総理の発言の中身と先生...全文を見る
○木下委員 大綱達成について。
02月10日第98回国会 衆議院 予算委員会公聴会 第2号
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○木下委員 公述人の三人の先生方、本当に御苦労さまでございます。私は民社党の木下と申しまして、幾つか質問させていただきたいと思います。  まず、大熊先生お願いいたします。  先生さっきいろいろとお話しされた中で、財政の節度の維持ということを強調なさったと思います。私は聞いてお...全文を見る
○木下委員 それはそういうことにお聞きいたしまして、もう一つ今後の問題を幾つか先生挙げられました。その中で国際収支の安定の必要ということを言われたと思うのですが、どういうふうにあるべきだというふうにお考えなのか。
○木下委員 石田副会長、よろしくお願いします。  一つには、先ほどもまた佐藤委員のお話の中で触れておられましたけれども、歳出削減のことでございます。大蔵は甘いというふうな表現もされておりまして、どうぞ先生のお考えを、どのくらいの規模の削減が可能かとかスケジュールはどうあるべきだ...全文を見る
○木下委員 続けてお聞きいたしたいと思います。  やはり先ほどのお話の中で直間比率の見直しについて触れられまして、やったとしてそれ以後の増税に歯どめがない、そういう御表現をなさったと思うのです。その辺のお考えを、どういった観点から見ると、その後の歯どめがないように見えるのか、ち...全文を見る
○木下委員 最後にもう一つお聞かせください。  歳出の伸びをゼロに抑えたこの予算、評価されておられる。私ども、いろいろ評価する面もあるでしょうけれども、公務員の給与改善費を一%しか見込んでないとか、この辺非常に疑問があるのじゃないかと思っておるのですが、人勧制度をどういうふうに...全文を見る
○木下委員 われわれは人減らしをやれば人勧実施しても十分やっていけるというふうに思っておるわけでございます。どうぞ御理解をお願いいたします。  どうもありがとうございました。
02月19日第98回国会 衆議院 予算委員会 第10号
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○木下委員 早速質問させていただきます。  一月二十九日に出されました政府の今後の財政改革に関する基本的考え方並びに試算によりますと、赤字国債発行のゼロ時期を「できるだけ早期に、できうれば数年を目処に、その達成を図ることが望ましいが、」と述べておられます。またその後、この点につ...全文を見る
○木下委員 ということは、試算を出されたときに、七年後が最大期限というつもりではなかった、十年後が最大期限になることもあり得る、しかも、それもはっきり約束しているわけではない、こういう状況でございますか。そういう状況でこの審議をさせるわけですか。
○木下委員 大蔵大臣のお考えとしては、七年後を最大期限に考えてやっていきたいという考えのようにお伺いいたしました。  総理のお考えはどういうことでございますか。
○木下委員 それでは総理は、大蔵大臣が七年をめどに、目標として、先のことは不確定要素もあるかもしれないけれども、現在七年を最大限度としてやろうというお考えに異存はないということでございますか。
○木下委員 その問題、では、そういうことで質問を先に進めさせていただきます。  それでは、試算によりますと、一応六十三年ゼロから六十五年ゼロを目指していくということにしまして、五十九年度ですね、来年度は四兆二千億円から四兆六千億円の財源不足額を生じることとなると思います。竹下大...全文を見る
○木下委員 時間もありませんから、できるだけ簡潔な御答弁をお願いいたしたいのですが、話があっちこっちになりました。  私の方は、三つ言われて、その中のまず歳出カットについて、いままでの過去のやり方を見ていると、いまの政府は、非常にむずかしいんじゃないかと思いますが、実際にどれだ...全文を見る
○木下委員 赤字国債が多量にたまってきている、これを財政再建していこうという目標のもとに、いまの五十八年の予算も当然その考えのもとにやられているわけですから、一体これをどういうふうにするのか。そのためには歳出カットでやろうとすれば、五十九年度はどのくらいの規模の歳出カットをしてい...全文を見る
○木下委員 当然のことで、こんなことをやれば財政の原則は崩れて、財政再建そのものがだめになってしまうと思いますので、その辺は安易にやらないというどころか、全く原則を守ることを信頼申し上げておきたいと思います。  したがって、大蔵大臣が挙げた三つの手段のうち、二つはなかなかむずか...全文を見る
○木下委員 大臣、安易に増税を念頭に置いているとは思っておりません。安易にやるなどと、とてもそんなことは考えておりませんけれども、歳出カットを一体何をどうするのかと言うと、何も念頭に具体的なものはない。負担増も、増税以外のものには具体的なものがなかなか浮かんでこない。何を念頭に置...全文を見る
○木下委員 重ねてお伺いいたしますが、第二次臨調の土光会長は十六日の定例委員会で、「増税なき財政再建は鈴木前首相、中曽根首相とも約束した。五十九年度赤字国債脱却にしても、臨調答申どおり政府が実行していればできた。答申どおりやらなかったのは政府の責任だ」と政府を非難し、さらに、最終...全文を見る
○木下委員 行管庁の立場でやられることはそれですが、私がお伺いしたいのは、この増税なき財政再建ということの逃げ場のない歯どめに対して、それを遵守するかということを総理にお伺いしておるわけでございます。
○木下委員 そこで、お伺いいたしますが、五十九年度は直間比率の是正に手をつけるのでしょうか。これをお聞きいたしたいと思います。
○木下委員 ずいぶん何か後退したような発言でございますが、二月七日の本委員会の答弁で、大蔵大臣は、税の直間比率を是正する機は熟している、絶対的なガイドラインではないが五対五ということも念頭にあることも確かである、こう言っておられますし、また別の機会にも、仮に五対五あるいは六対四が...全文を見る
○木下委員 いろいろな答弁をされておりますけれども、いままでそういうふうに考えてやってきたというふうには思いません。機は熟していると言えば、見直す時期に来た、こうとるのがあたりまえだと思いますし、五対五も念頭にあることだと言えば、五対五ぐらいが望ましいと思っておられることもある、...全文を見る
○木下委員 わかりやすい政治ということを言われた政府の大蔵大臣の御答弁が、念頭に置く、しかも頭の中のことで、しかも、それがまたいまのような表現をされたのでは、国民にとって何にもわからない、本当にわかりにくい内閣じゃないかという感じがいたします。  お伺いいたしたいと思いますが、...全文を見る
○木下委員 たった一時間しかない質問の時間ですから、そんな話を持ち込まないでいただきたいと思います。当然、政治的にやる気があるのかないのか、政策として検討させておるのか、そういうことを聞いたわけでございます。  もうあまり長く取り合っていても時間がありませんので、次に移ります。...全文を見る
○木下委員 定義がない。定義がないということを前提にこういう重要な場で大型間接税ということを使われるというのは非常に無責任だと思います。ないということを前提にして大型間接税はやるんだとかやらないんだとかいうことを言っているというのは、これは大変国民に対する欺瞞な態度だと思います。...全文を見る
○木下委員 大蔵大臣、確認さしていただきますが、臨調答申にある租税負担率の上昇をさせない、これを、上昇したかしないかという判定をするためには、いま言われたように、どこかに基準を置かなければならない、その数字をもとに上昇したとかしないとかいう判断をしなければならないという点はどう考...全文を見る
○木下委員 では、そのめどを出して、それをオーバーしないようにやっていこうとするのが臨調答申の真意である、こうお伺いしてよろしいですか。
○木下委員 では、そのめどはいつまでに出されますか。これをはっきりさせていただかないと、審議を進められないときが来ると思います。どうかいつまでにはっきりさせるということをおっしゃっていただきたいと思います。
○木下委員 本当は、これをはっきりさせないと審議ができないとか言いたいところですけれども、そういうこともあれでしょうから、できるだけ早急にはっきりめどを出していただきたいと思います。しかも、そのめどは大きな幅じゃなくて、臨調の答申の精神に沿うようなできるだけはっきりしたものにして...全文を見る
○木下委員 総理はきのうの本会議で、また本日の岩垂委員の質問に対する答弁でも、減税に対しては前向きのお考えを述べられていると思います。また、それに先立ってきのうの二月十八日午前中に、所得税減税について、やりたいんだと減税実施への意向を示されるとともに、財源がなくてむずかしいが、大...全文を見る
○木下委員 やりたいという前提のもとにやっておられるわけですか。
○木下委員 では、重ねて確認させていただきますが、その与野党間の話し合いで合意に達した場合には実施なさいますか。
○木下委員 時間もございませんし、増税問題についていろいろと論じてまいりましたが、この問題は、大蔵大臣も述べられましたように、国民の選択に帰する問題であると考えます。その国民の選択というのは、結局、当然選挙で問うしかないと思います。増税をやる場合には当然選挙をすべきであると思いま...全文を見る
○木下委員 現在選挙を考えてないというのと、増税を争点として選挙を考えてないというのと、ちょっと質問と答弁と食い違っているような感じがいたします。  重ねてお聞きいたします。この次の総選挙は、増税を争点にしますか。
○木下委員 国民の選択についての発言で、もう一つだけ言っておきたいと思います。  大蔵大臣が直間比率の見直し等に触れられまして、一般消費税にすぐ結びつくとのアレルギーも薄らいだ、こういう表現をされておりますが、このアレルギーだというきめっけも独善的だし、それが薄らいだというのも...全文を見る
○木下委員 特定産業構造改善臨時措置法に基づいて業界が事業提携を行おうとする場合、公正取引委員会との関係において、構造改善に支障がないよう、その協議運営が適切かつ速やかに行われるよう政府に強く要望いたしまして、次の問題に移りたいと思います。  五十八年度予算は、税外収入をいろい...全文を見る
○木下委員 三年据え置きで、その後どう返すのですか。
○木下委員 ちょっと試算してみたのですが、三年据え置いて七年で均等に返したときに、この十年後、その間の利息というのが千三百億円近くになります。これが本来の目的と別のところで使われている。私はやはり非常におかしなことであると申し上げます。まして、一部の新聞情報によりますと、大蔵省は...全文を見る
○木下委員 いずれにしても、本来の趣旨の目的と違うことに転用しておる、こういったことはできるだけなくすようにして、できれば早く利子をつけて返されることを望んで、この問題に対する質疑は終わりたいと思います。  時間も来ましたけれども、最後に一問、人勧問題につきましては、これまでい...全文を見る
○木下委員 時間が来ましたので、これで終わります。
02月23日第98回国会 衆議院 予算委員会 第13号
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○木下政府委員 アメリカの武器を日本でライセンス生産する場合に、アメリカの企業と日本の企業との間で技術援助契約を結んで、それでその技術をもらった上で武器を日本でライセンス生産するわけでございますが、その場合に、単に企業間で技術援助契約を結ぶだけで足りる場合と、それから政府間で取り...全文を見る
○木下政府委員 広い意味でアメリカからそういって技術をもらって生産をします場合に、企業間の間でライセンスフィーあるいはロイアルティーを払うということはございますし、それからP3CやF15の場合には、アメリカの開発費について開発分担金を払っておりますので、それについては今度は日本政...全文を見る
○木下政府委員 日本の企業がアメリカの企業に払いますライセンスフィーやロイアルティーにつきましては、現実に契約を結びます場合に、私どもの方で国の予算を使って結局その部分を支払うわけでございますから、十分内容についてはチェックいたしております。  それから開発分担金につきましては...全文を見る
○木下政府委員 F15にいたしましてもP3Cにいたしましても、日本でライセンス生産する場合と、それから一部FMS契約でアメリカから完成機を輸入しているものもございます。完成機の輸入分につきましては、完成機の代金というものの中に当然、先ほど申し上げました開発分担金に当たるものはアメ...全文を見る
○木下政府委員 いまE2Cにつきましての価格についてのお問い合わせがございましたが、五十四年度と五十六年度に四機ずつそれぞれ契約をいたしております。それで、五十四年度の契約につきましては、フライアウエー・コスト、FAC単価と言っておりますが、裸のコストでございますが、それで六十八...全文を見る
03月02日第98回国会 衆議院 予算委員会 第15号
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○木下政府委員 三十一年の特許に関する協定でございますが、これは……(大出委員「三十一年のを聞いているんじゃない」と呼ぶ)まず、三十一年を申し上げますと……(大出委員「必要ない」と呼ぶ)  三十七年の資料交換取り決めは、結ばれまして以降……。
○木下政府委員 技術の日本からの供与に関しまして、具体的に技術水準が向上してないというようなことがありまして、実態がなかったということでございます。
○木下政府委員 アメリカからライセンス生産で技術、情報等をもらいまして、日本で武器を生産します場合に、政府間で取り決めを結ぶと同時に、業者同士で技術提携契約というのを結んでおります。そういうものの中で、日本でもらいました武器を改良等いたしましたときに、その改良の事実について通知を...全文を見る
○木下政府委員 そういう技術提携契約を結びますときに、一般論でございますが、技術をもらう内容の一環として、もらったところがそれに改良を加えた場合に、改良した技術の内容について相手に通知するというようなことは、通常一般でございますので、私どもの了解では技術をもらう中身の一部と考えて...全文を見る
○木下政府委員 日本がライセンス生産をいたします場合に細目取り決めを結びますが、これは相互防衛援助協定の一条に基づく細目取り決めを結ぶわけでございます。先生おっしゃいました資料交換取り決めもその細目の取り決めの一つでございますが、これは技術資料を交換するという意味での取り決めを三...全文を見る
○木下政府委員 日本がアメリカから技術をもらいましてライセンス生産をします場合には、取り決め自身は外務大臣とアメリカの大使になる場合が大部分だと思いますが、大使との間で交換公文を結びまして、それに基づいて実務者間の覚書というのを防衛庁と国防省との間で結んでおります。
○木下政府委員 技術をアメリカからもらいます基本的なところは交換公文で決めておりまして、その技術的な細目について、先ほど申し上げましたように、防衛庁と国防省との当事者間で覚書を結んでおります。その覚書の中身につきましては、たとえば秘密保持をどういうふうにするかとか、それからどうい...全文を見る
○木下政府委員 四十一年の研究開発に関する覚書につきましては、昨年の当委員会におきましてお答え申し上げておりますし、それから三十七年の資料交換取り決めについての覚書についても同じようにお答え申し上げておりますが、概要は御説明申し上げましたけれども、いずれも日米両政府の間で公表しな...全文を見る
○木下政府委員 まず、研究開発に関する覚書の点についてお答え申し上げますが、先生先ほどお述べになりましたような形で昨年概要を御説明しております。ただ、今回の対米武器技術供与に関しましては、このようなものとは全く切り離しまして、これは単なる記録的なものだったわけでございますが、切り...全文を見る
○木下政府委員 共同生産という仮定の御質問でございますが、共同生産をいたしまして、武器が移転されるときには装備に入るのではないかと思います。
○木下政府委員 共同生産という言葉にいろいろと意味がございますので、どういう種類の共同生産かということになると思いますが、この委員会でもたびたび御議論いただいております共同研究開発とかというような意味でおとりになるとすれば、共同研究開発自身は、従来から申し上げておりますように、そ...全文を見る
○木下政府委員 昨年ウエスト国防次官補がそういう発言をしたということは私ども資料で読んでおりますけれども、私どもとしては、今回決定しておりますように、武器技術供与、それに若干の武器技術供与を実効あらしめるための物品を含めましたものの供与をやるということを決定したわけでございます。
○木下政府委員 無償供与でナパーム弾を米軍から供与を受けておりましたが、不用の状況がずっと続いておりましたので、五十七年十二月に米軍に返還しております。
○木下政府委員 最終に残っておりました弾殻二千三十三でございます。
○木下政府委員 弾殻が一つございます。それから点火器が入っておりまして信管がついておりまして、燃える材料はガソリン、ガソリンをどろどろした状態にするためにゲル化燃料が入っております。
○木下政府委員 それぞれ別の状況で保存しておりまして、点火器につきましてはすでに五十二年三月に米軍に返還手続をとっております。それから、弾殻を昨年の十二月に返還したわけでございますが、ガソリンは一番最後、弾に詰めます場合につけますので、ガソリンというものは存在してなかったわけでご...全文を見る
○木下政府委員 四十六年ごろ、ナパーム弾についていろいろ御質問をいただいた旨の議事録は読ませていただいておりますが、ちょっと日本で生産して納めたものかどうかについては、調べてみた上で御返事させていただきたいと思います。
○木下政府委員 その当時にかような答弁を申し上げたということであれば、多分そうだと思いますが、もう一度調べて御返事させていただきます。
03月04日第98回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第1号
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○木下分科員 五十五年四月八日の衆議院本会議におきまして、「政府は、食糧自給力の強化を図り、わが国農業・漁業の発展と生産力の増強に万全の施策を講ずるべきである。」という食糧自給力強化に関する決議がなされているわけでございますが、大臣は、この国会決議を現在どう受けとめておられるでし...全文を見る
○木下分科員 私がお聞きいたしたいのは、皆国民の願いであり、そういう方向は全体はわかるのですが、指標として自給率等をこの数字を維持したい、何年ごろまでにはこれはここまでするんだ、こういった具体的な指標を持ってやらないと、ずるずるになる面もあるのではないか、こういうふうに考えるわけ...全文を見る
○木下分科員 少し注文があるのです。これは六十五年度の、わりと遠い先の目標になっておりますので、この数字が出るためには、それぞれの近い将来の五十八年、五十九年、ずっと見通しがある程度あった上で積み上げてつくられたものだと思うのですが、一体国民にとって順調に進んでいるのかどうなのか...全文を見る
○木下分科員 それはいろいろと研究しながら、計算方法等も考えながら、できるだけ国民の要求に合ったような、こういう数字が知りたい、われわれは自給力を強化するというのは、こういう数字をこのくらい維持するのを目的としているのだという、国民合意ある数字を持ってやっていただけるような方向に...全文を見る
○木下分科員 国会決議の趣旨を十分大事にされて、そして望むことといたしましては、できるだけ明確な数字で、毎年それに対してどういう状況であるのかということを国民にわかりやすくしていただいて、そこがはっきりしてきますと、いまのような農産物の枠拡大、自由化等の問題がありましても、国会決...全文を見る
○木下分科員 この自由化枠拡大という問題につきましては、農民は政府に対して不信感をぬぐえずにおる面があるのですね。かつて、ある農林大臣のときに、主査じゃございませんけれども、その大臣が、グレープフルーツの自由化についてある県のミカン生産者大会で、アメリカも三州でしか温州ミカンの輸...全文を見る
○木下分科員 ぜひそういうことでよろしくお願いいたしたいと思います。  それから、先ほど申しました三つの角度があるということの二つ目、国産品の消費の拡大という問題については、日本型食生活を進めるという方針を政府はお持ちだと聞いておりました。具体的には何をやり、どういう効果があっ...全文を見る
○木下分科員 非関税障壁がいろいろな点で言われていますから、こういう考え方を、日本の排他性として誤解を受けたりすることのないように配慮しながらも一生懸命にやっていただきたいと思います。  三つ目の問題として挙げました、生産効率を高めるということですが、この問題もまた、それを分け...全文を見る
○木下分科員 昨年も私、田澤前大臣にも一生懸命この問題についてお願いしたのです。本気で考えてくださいということをお願いしたので、大臣、どうぞよろしくお願いいたしたいと思います。  いま言われましたように、未来がないからそういうことでいろいろな、何となく明るそうなことを口で幾ら言...全文を見る
○木下分科員 高額負債が大変な問題になっているところがたくさんありますので、どうぞ個別によろしく御指導をお願いいたしたいと思います。かつて大分では、行き詰まって自殺したような方まで出たりしておりますので、こういうことの若い人に与える影響というのは大変大きゅうございますから、どうぞ...全文を見る
○木下分科員 いろいろと御努力いただいておることは評価いたしております。どうぞ今後ともよろしくお願いします。  申しわけありませんが、最後にもう一問だけお願いします。  大分県は、県南地域の恵まれた漁業資源や海洋レジャー資源を有効に活用した海洋都市、いわゆるマリノポリスを建設...全文を見る
○木下分科員 どうぞよろしくお願いします。ありがとうございました。
03月05日第98回国会 衆議院 予算委員会第六分科会 第2号
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○木下政府委員 日米装備技術協議は、第三回のものが五十六年十二月の十四日、十五日に開かれておりますが、その際はFMSの問題、ライセンス生産の問題等、あるいは技術協力の問題等が話し合われておりまして、私が聞いております限りは、いま先生がおっしゃったようなことは話題になったとは聞いて...全文を見る
○木下政府委員 防衛庁のマターではございませんが、そういう法案がアメリカの国防省の方から、国防省というか、アメリカの議会で議論されるという情報は聞いております。ただ、いま手元に具体的な内容は聞いておりませんけれども、一般論といたしまして、アメリカが軍事関連技術のソ連への流出問題に...全文を見る
03月08日第98回国会 衆議院 予算委員会 第18号
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○木下政府委員 仮定の問題でございますが、防衛庁で現在開発しております中対戦車ミサイルにつきまして技術を供与してほしいという話がありました場合に、これも仮定の問題でございますが、それを供与するということを日本政府が決定いたしまして供与することになってMDAの取り決めでやりました場...全文を見る
○木下政府委員 ただいま条約局長から御説明申し上げましたのは、一つのシステムとして供与する場合に、その中にたまたま汎用技術的なものが入っている可能性があり得る、そういう場合にはそこを考慮するかもしれないということでございますが、その汎用技術だけを取り上げてみまして、それを日本の企...全文を見る
○木下政府委員 具体的な事例を見なくてはわかりませんが、一応可能かと私も考えます。
○木下委員 私は、民社党・国民連合を代表いたしまして、ただいま議題となっております昭和五十八年度一般会計予算、同特別会計予算及び同政府関係機関予算に対し、一括して反対の討論を行うものであります。  昨今のわが国経済は、第二次石油ショックの後遺症が尾を引き、不況感が一掃されないま...全文を見る
03月24日第98回国会 衆議院 逓信委員会 第5号
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○木下委員 私は、常々NHKの番組は質の高いものが多いと感心しているわけでございますが、特に「NHK特集」は興味のある主題を取り上げ、深く取材していて、感銘深いものが多いと思っております。来年度から「シルクロード」の第二部が始まると聞いて楽しみにいたしております。こういったいい番...全文を見る
○木下委員 結構でございます。ちょっと重ねてその方の疑問についてお聞きしたいと思うのです。いまのはそのとおりだと思います、まさかそんな変なことはないと思っておりますから。  こういう費用が要るようになったのは、もとはと言えば、NHKが「シルクロード」取材の際に中国に巨額な謝礼を...全文を見る
○木下委員 中国に対して幾ら払ったかは言えないというのはいいのですけれども、われわれ知る権利があってこの予算の審議をしておるわけですから、少なくともどの項目のどこに入っている、どれだけになっていると、はっきりおっしゃっていただきたいと思います。特に、いま言われたように二倍かかって...全文を見る
○木下委員 だから、この「シルクロード」全体は幾らでどうなっているのか、教えてください。
○木下委員 だから、言えないことは言わなくてもいいから、予算審議に対してあなたがわれわれに報告しなければならないことを報告してくれ。守秘義務か何か、そんなことは知りませんけれども、われわれが知る権利として明らかにしてもらえるはずのものをしてくれ。明らかにできないものはしなくていい...全文を見る
○木下委員 一応それで総額がわかり、通常の倍かかったと言えばまあ推測もつこうというものでございますが、念のために確認いたします。中国にお払いしたのはこの中ですね。別の名目で出ていませんね。
○木下委員 今後もいろいろあるでしょうし、いい番組をつくるためには、そういった話さないといった約束を中国と結びながらもつくらなければならない気持ちもわかりますけれども、制作に当たる態度として私は許されないことだと思います。当然はっきりできる範囲内のことで取材し制作すればいいのであ...全文を見る
○木下委員 最初に私申し上げましたように、これをあいまいにさせると、私たち議員まで何か一緒になって隠しているような感じを国民が受けている。そういう状況で、私どもにもかけられたぬれぎぬを晴らすためにはっきりしてほしいと言っているのですから、どこまでも国民の知る権利を追求して明快にし...全文を見る
○木下委員 制作者には制作者の立場としていろいろな考えがあるでしょうし、どうしてもそれを取材したいと思えば、さっき言ったようにしゃべらないということを契約しないと取材できないようなこともあるかもしれませんけれども、それは取材者が取材しようとする姿勢を追求するとそうなるというだけの...全文を見る
○木下委員 幾ら高くてもやらなければならないということはない、当然上限があるわけです。特に、プロボクシングの選手権なんていうのはやっていませんでしたね。だから、いずれ何か考えてやっているでしょうけれども、できるだけはっきり国民の納得するような基準のもとで、それから重ねて申し上げま...全文を見る
○木下委員 その点はわかりました。  この営業費の大半というのは契約・収納費ですね、この三百三十一億円。これは、約二千八百四十四億円の受信料収入を上げるために三百三十一億円かかっている、こういう状態と思いますが、NHKはかねてから受信料の口座振替を進めてきていると思います。これ...全文を見る
○木下委員 もう時間もありませんから、詳しく詰めるのはむずかしいと思いますが、いろいろなことを言われておりますけれども、私も前に聞きましたときに、結局、集金に当たっておる人の手数料的なものが振替に変えたからといってそんなに減らないシステムになっておるのだ、そういうふうに私は理解を...全文を見る
04月12日第98回国会 衆議院 内閣委員会 第5号
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○木下委員 早速御質問をいたします。  最近のわが国農業をめぐる情勢を見ますと、米を初めとした農産物需給の不均衡、土地利用型農業の構造改善の立ちおくれ、省資源・省エネルギー型への転換の要請などきわめて困難な問題に直面しており、国の試験研究機関はこのような課題を解決するために必要...全文を見る
○木下委員 バイオテクノロジー等の技術革新が目覚ましい今日、農業分野の試験研究においてこれに対応した組織体制を整備するということは評価できるわけですが、他方、国の組織として簡素効率化を図るということも重要な課題であると考えます。臨時行政調査会の答申等がすでに出されていますが、今回...全文を見る
○木下委員 いまも出ました蚕糸試験場のことについてもお伺いしたいのですが、農業に占める蚕糸業のウエートは低下傾向にあって、このような状況に対応して蚕糸試験場の組織、定員を縮小することとしているものと考えますが、その合理化の考え方はどういったものであるのか、また、蚕糸業の将来をどう...全文を見る
○木下委員 確認させていただきますが、蚕糸業は続けていける状況にできるように努力していきたいということでございますね。
○木下委員 今後とも試験研究の効率化ということには十分配慮する必要があると考えますが、そのためには、組織体制のあり方とともに、その研究の成果をいかに生かしていくかということが重要であると考えます。農業関係の試験研究の場合、農業の現場で生かされることが究極の目的となると思いますが、...全文を見る
○木下委員 実は私は先日、この農業関係の試験研究について、農家の方々はどのように受けとめ、どんな考えを持っておられるのかをお聞きして回り、いろいろな声を集めてきておりますので、その中から幾つかを紹介し、質問をしてみたいと思います。  その一つですが、こういう声があります。昔は農...全文を見る
○木下委員 お答えになるとおりだと思います。農家の方はやはり即役に立つようなものを求めておりますから、その中で幾ら高い研究をされていても、そのことをレベルが高いとはとらえずに、自分たちの必要としているもののノーハウをどっちが持っているか、そういったことで比較しているのじゃないかと...全文を見る
○木下委員 そういうことでよろしくお願いいたします。  農家の方々が試験場や改良普及員に期待しているものは、営農に実際に役立つ技術であります。幾ら学問的にすばらしい研究をしても、農家にとってレベルが高いとは言えないわけです。そういったことを考えまして、農学栄えて農業滅ぶというよ...全文を見る
○木下委員 農家の方の気持ちとしましては、これをやれば経営できる、農業として、農家としてやっていけるんだというものをできるだけ研究して出していただきたいという気持ちがあるわけです。どうぞ経営ということを念頭に置いて研究していただきたいと思います。  いま農家経営ということが出ま...全文を見る
○木下委員 それぞれ農家で形も状況もいろいろ違うと思いますから、どうか個別に、農家の身になってのいろいろな御指導、御援助をお願いいたしたいと思います。  農家の経営ということを考えた試験研究ということで、農家の方々からの要望に、一次産業としての農作物の研究だけでなく加工品の研究...全文を見る
○木下委員 次の質問に移ります。  臨時行政調査会が三月十四日に答申した最終答申に対し、政府は十八日、臨調の最終答申を最大限に尊重し、行政の簡素化、効率化を推進するとの対処方針と政府声明を閣議決定しました。わが党はその実施状況を見守っていますが、農林省関係はきわめて厳しい内容で...全文を見る
○木下委員 答申の内容について一つ一つお伺いいたしたいと思っておったのですが、少し時間の関係もありますので、またの機会か後ほどということにしまして、まず補助金の整理についてお聞きいたしたいと思います。  私は、答申の受益者負担増に直結するような項目には賛成できないわけですが、た...全文を見る
○木下委員 私たち民社党は臨調に賛成し、行政改革を進めるという立場でやっておりますけれども、それは行政の機構を改革して財政の負担を少なくしようとしているものでありまして、民間に押しつけて軽くしていくというようなことは本当の国民の期待に沿った行革ではないと考えておりますので、そのこ...全文を見る
○木下委員 さきに政策構想フォーラムが「日本の安全と繁栄を世界とともに」と題する提言の中で、米麦を除く全農産物を五年以内に自由化し、国内農業への影響は輸入課徴金で対処するよう提言しています。自由化による国内生産者への影響ははかり知れないものであり、わが党はフォーラムの提言に反対す...全文を見る
○木下委員 わが国農業の実情をはっきりと伝えることのできる説得力のある資料をつくられることを望みます。  この日米交渉に当たり、わが国は牛肉、オレンジ等の自由化阻止を貫かなければなりませんが、米国側の自由化に対する要求はきわめて強硬であると想定されますので、米国側を譲歩させる交...全文を見る
○木下委員 次に、主食の米について、今後の米の需給に対する考え方についてお伺いいたしたいと思います。  政府は今年度の米の需給について、十月末の在庫はわずか十万トンになると見込みながら、早場米が三百から三百五十万トン集荷されるので問題はないだろう、こういう考えのようでございます...全文を見る
○木下委員 政府は、総合食糧政策の一環として昭和五十年より二百万トン備蓄構想を公言してきましたが、過剰米在庫のため、これまで避けてきたように思います。過剰米処理が終了した段階では、在庫は五十八年十月で十万トン、五十九年十月では五十から六十万トンにすぎません。二百万トン備蓄構想を政...全文を見る
○木下委員 何かわかったようなわからぬような、二百万トン備蓄構想というのをいまもはっきり持っているのか、それをどれだけ強い意思で備蓄していこうという気持ちがあるのか、余りはっきりは聞かしていただけなかったようですが、備蓄方法について、従来の回転備蓄に加え一部棚上げ備蓄も取り組む姿...全文を見る
○木下委員 備蓄のネックになっているのはそういった財政問題であろうと思いますが、仮に百万トンの備蓄を行う場合のコストは二百数十億円と思います。これは、相当量の減反緩和によって転作奨励金が削減されれば、備蓄コストは決して重い財政負担とは言えないのじゃないかと考えるのですが、この備蓄...全文を見る
○木下委員 この備蓄の問題は、世界的な食糧事情等も考え、相当重要な問題でございますので真剣に取り組んでいただきたいと思います。また、近年の米の不作の原因も、米離れによる意欲の減退というものも影響していないか、また、出稼ぎに行くので手が足らず、手入れが少しおろそかになるために不作に...全文を見る
05月25日第98回国会 衆議院 逓信委員会 第9号
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○木下委員 ただいまNHKから三月二十四日の私の質問に対する補足修正の答弁がございましたが、私自身あの日のNHKの答弁に疑問を感じまして、私なりのルートを通じて中国政府に真実を聞かせてもらうよう調査を進めていたところでございますが、NHKがみずから誤りを申し出て訂正をされたことで...全文を見る
○木下委員 いま言いわけにもならないと御自分でも言われましたけれども、これは逆に言うと言わない方がよかったと思います。この間違いが参議院での予算審議に連動したものである、そういったことぐらいそのときにすぐに感じていただいて、早急に連絡すべきものだった。国会の審議等そういったものに...全文を見る
○木下委員 いろいろな場合、いろいろな状況があると思います。質問する人間は、非常識なことを聞けば自分の常識を疑われるわけでございますから、当然自分の常識というものをかけて質問しておるわけでございまして、同じ状況にあると思います。そういった中で、誠意とか最大限の努力とかいった言葉は...全文を見る
○木下委員 NHKは委員会における委員の質問には最終的には答えなければならない責任があるということを確認して、このことがNHKと国民の信頼関係の原点であると申し上げまして、私の質問を終わりたいと思います。
10月06日第100回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第9号
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○木下委員 まだ大蔵大臣がお見えじゃないようですが、それでは、ちょっと順序がいろいろになりますけれども、通産大臣が何かお時間の都合があるそうで、関連のを一番先にやらせてもらいます。  法定耐用年数の短縮という問題についてお伺いいたしたいと思いますが、現在、技術革新による設備の経...全文を見る
○木下委員 それでは、大蔵省の方にこの問題についてお伺いいたしたいのですが、仮に鉄鋼業などの機械設備について耐用年数を一年短縮したとすると、どのくらいの財源が必要と見込まれるか。財源というのは、つまり一年短縮を実施したらどのくらい税収減となってはね返ると見込まれますか、お伺いいた...全文を見る
○木下委員 この問題に対して、通産省、大蔵省も、政府の考えは耐用年数の短縮に関して消極的な姿勢に過ぎるのではないか、こう思います。外国との比較で考えてみましても、鉄鋼の熱間圧延設備で耐用年数を比較してみまして、アメリカは五年、フランスは八年、カナダは二年、イギリスは一年です。これ...全文を見る
○木下委員 いろいろな選択があると言われますけれども、これを優先してすることが必要であり、これは景気回復にも重要な影響のある問題だと思いますので、どうぞ今後とも御検討をお願いいたしたいと思います。  もう一問お聞きいたしたいのですが、仮に耐用年数の思い切った短縮がいますぐ無理で...全文を見る
○木下委員 どうぞよろしく御検討をお願いいたします。  大蔵大臣お見えですから、お伺いいたしたいと思います。  臨調答申では、「財政再建の具体的な手順と方策についての考え方を明らかにして、国民の理解や合意を得るよう努力する。」こういったことを政府に求めておられます。これを尊重...全文を見る
○木下委員 展望にしてもそういう具体的なものが示されなくて、ただこういう調子でやれば何とかなるだろうと言われたのでは、先行きの不安感というのはどうしても払拭できないと思います。  そういう中で、五十九年度予算審議までには明らかにしていかなければならないものがたくさんあると思うの...全文を見る
○木下委員 こういった審議が、いつも大体同じようなところで、本来ならば出てこないことには審議が進められないような内容のものも出されないまま、ずるずると審議しておるような感じもありますが、どうか大蔵大臣、本当に慎重に、十分に研究なさって納得のいくものを出していただきたいと思います。...全文を見る
○木下委員 これまでの通産省であったなら、かつての通産省でありましたら、今回のような業界の存亡にかかわりかねない乱売を是正するために、たしか過去二回ほど行ったような標準価格の設定に踏み切った、こういうようにも考えられるわけですが、そうした統制的な手段を用いなかったというのはどうい...全文を見る
○木下委員 私の方で調べ、聞いて回った範囲ですが、今回のこういった乱売というのは、高いじゃないかとかちょっとでも安くというふうなユーザーの側から起こったことだけではなくて、こういった問題を生み出す原因は石油業界の体質である、こういう見方があると考えるのですが、この点は政府はどうい...全文を見る
○木下委員 先月公表されました欧米石油産業調査団の報告によれば、欧米の政府や石油業界は、石油需要の減退、設備過剰に対処するため、精製設備の処理、製油所の閉鎖など、石油産業が生き残るための戦略を全力を挙げて展開している、こういう様子でございますが、政府はこの欧米調査団の報告をどのよ...全文を見る
○木下委員 この二年間の通産省の石油行政を見てみますと、シーリングプライスの撤廃、ナフサの自由化、C重油の一部輸入、生産調整の緩和、このように石油業界に対する規制緩和の方向が色濃くなっているというふうに見えるのですが、こうした一連の石油行政はいかなる基本方針のもとに進めておられる...全文を見る
○木下委員 いま言われました石油審議会の審議過程を踏まえて石油業法の見直しに本格的に取り組むことと思いますが、その中心的な課題であります消費地精製主義の見直し、そして元売りの集約化については先ほど大臣は進めるような方向で言われておりましたが、この二点について、どういう観点から対処...全文を見る
○木下委員 石油業法の見直しに当たりましては、十分御承知と思いますが、石油産業が国家の基幹産業であることを踏まえて、石油産業が生き残れるよう確たる方針を打ち出されますよう要望いたしたいと思います。特に、末端流通業者はそのほとんどが中小零細企業でありますから、これに重大な影響が出る...全文を見る
○木下委員 もう一点、この備蓄についての私の考えを申し上げますが、もし仮に報道されているように昭和六十年度をもってタンカー備蓄を打ち切るとすると、千人近い日本人船員の職場が奪われて、深刻な不況に陥っている海運業界が大量の係船を抱える最悪の事態になる、このように考えます。行革という...全文を見る
○木下委員 それでは、次に電電公社の臨時国庫納付金という問題についてお伺いいたしたいと思います。  電電公社の五十七年度決算が、当初の収支差額見通しは一千七十六億円ぐらいだったと思いますが、三千七百億円に達して、五十二年度以来黒字基調が定着しているため、財政当局は五十八年度で打...全文を見る
○木下委員 お気持ちが大変よくあらわれておりますけれども、これが前に案が出てきたときにも、私ちょうど逓信委員会におりまして大変反対したのです。  何よりも反対の理由に、電電公社の電話に関しましては遠近格差を是正しなければならぬという大きな問題が残っておると思うのです。この遠近格...全文を見る
○木下委員 もう一つ、大蔵大臣にお伺いいたします。  電話利用税というのも考えておるのではないかというように聞くのですが、これもやはりよだれが出ますか、大幅黒字を背景に考えると。
○木下委員 電話料金の遠近格差という問題について、郵政大臣のお考えをお聞きいたしたいのです。  先ほども申しましたように、この遠近格差というのはやはり大変な問題なんですよ。実は私、もう二十何年前、学生のころに九州の田舎から東京に来ていて、家に電話する電話料金が高いものですから、...全文を見る
○木下委員 遠距離との一対七十五、それが一対四十になったとか、こういったことが問題になるばかりに一番遠いところばかりを安くして、中距離は従来のままで残ったようなかっこうになっている。合理的じゃないんですね。納得のいく合理的な料金体系に変える必要がある、このように思います。どうぞ格...全文を見る
○木下委員 私、この問題を取り上げた視点は、契約者の保護、これは当然必要なことですが、そこからながめて問題があると言っているわけではないのです。一応そこのある社は非常に出再率が高い、そういう状況の中で、一般に再保険というのは交換を前提として大体等量等質のものを原則としていると思う...全文を見る
○木下委員 こうしてこの異常な数字に対していろいろな指摘があるわけですから、その点も考慮して取り組んでいただきたいと思います。  アメリカにはユニタリー課税という考え方もあるようですが、わが国に進出している外国損保の一部が、再保険を利用して意図的に利益を隠し、タックスヘーブンを...全文を見る
○木下委員 先ほど申しましたように、これは一社特別異常な状態をいろいろな角度から指摘されて起こっていることですから、それがほかの社に及んだりなんかしたときにどうなるかといった面も含めて、従来の考えにこだわらないで何か考えていかれたらいいのじゃないかと思います。時間がありませんので...全文を見る
○木下委員 いま三つのところへお聞きしたら、微妙に違ったりいろいろな考えも入っております。当然国鉄の再建というのはそこで働いているみんなの一生懸命の努力がなければできない。この努力をさせていく上にも、その長期債務等についても明確に出さなければなりません。こんな自分たちの努力と別の...全文を見る
○木下委員 大事な時期でございますので、信念を貫かれることを期待申し上げます。  最後に国土庁関係、それから国土庁、沖縄開発庁、北海道開発庁、三庁統合問題等少し用意しましたが、時間も来ましたので、こういったところは、先日の三宅島の噴火で大変な被害があり、住民の方々には心からお見...全文を見る
10月06日第100回国会 衆議院 内閣委員会 第2号
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○木下政府委員 御質問の点につきましては、関係省庁との調整及び米軍側との調整がまだ継続中でございます。
○木下政府委員 法制局からお答えの前に、防衛庁としての考え方を御説明申し上げさせていただきたいと思います。  防衛庁といたしましては法制局にも一応事情の御説明等はしておりますが、最終的にまだ御判断をいただいている段階ではないということでございます。  私どもが考えておりますの...全文を見る
○木下政府委員 物品管理法、その法律自身は、明文でどういう場合に貸せる、どういう場合に貸せないということは一切書いてございませんで、国の事務に支障がないときに限って貸し付け得るということを書いてあるだけでございます。しかし、それ以外の全体の状況を判断していかなくちゃいけないという...全文を見る
○木下政府委員 現在考えておりますのは、米海軍との共同訓練の際にそれを貸し付けをするかどうかということで現在詰めを行っておるわけでございます。有事の場合はまだ検討の対象としてはおりませんけれども、わが国が作戦行動をしている場合に、場合によっては米軍と共同対処行動をやるということも...全文を見る
○木下政府委員 防衛庁の調達しております装備品の幾つかについて、値段の点について御質問がございましたが、F15について御説明申し上げます前に、ごく簡単に全体の傾向について申し上げますと、まず、ことし要求しております拳銃についての御質問がございましたが、拳銃につきましては新しい拳銃...全文を見る
○木下政府委員 五十三年度のF15の予算成立単価でございますが、国産機につきましては、ブライアウエー・コストといいまして初度部品を除いた価格で六十九億六百万円、それから初度部品込みで七十八億六千二百万円でございました。
○木下政府委員 F15につきましては、為替差損の御質問がありましたので、国産化のものと、国産化じゃなくてアメリカから輸入しておりますFMS輸入分と、両方について御説明する必要がありますが、その両方をまとめました数字で、五十三年度に契約いたしましたときの予算額が千六百十二億円でござ...全文を見る
○木下政府委員 非常に複雑になりますが、五十三年度の契約の場合にFMSで購入したものはむしろ為替の差益が出たという感じでございまして、国産化したものが差損が出た形になっております。  なぜそういうようなことになりましたかと申し上げますと、予算がつきましたときの為替レートは一ドル...全文を見る
○木下政府委員 先ほども御説明申し上げましたが、海上における海上自衛隊と米海軍との共同訓練の際の燃料の問題につきましては、米軍からは購入という形で洋上で給油を受けた例は過去においてもたくさんございます。その逆のケースができないかということでいろいろ検討をしておりまして、物品管理法...全文を見る
○木下政府委員 まず自衛隊の飛行場におりてきました飛行機に対して給油します場合には、これは自衛隊法百十六条の二に基づきまして無償で貸与できるということになっておりますので、これは無償で現在でも行っておるわけでございます。  それから海上の場合には、百十六条の二と同じような規定が...全文を見る
○木下政府委員 油を貸しました場合に、貸しました油の二%程度を現物で返してもらうときにつけてもらうという形でできないものかということで、関係省庁及び米軍と話し合っておるところでございます。
○木下政府委員 海上自衛隊が共同訓練をやります場合に、洋上で米海軍から給油を受けました場合には、これは金を払うという形で、調達の形でやっておりますので、油の値段に加えまして、米軍側の管理費ということで二%を通貨で払っておるわけでございます。
○木下政府委員 ただいま北海道で米軍のヘリコプター等も活躍しているようでございますが、一度現地レベルで、自衛隊の飛行場におりた場合に給油してもらえるかというような打診があったやに聞いております。ただ具体的な形で最終的に要請がございませんで、いまのところ北海道で捜索活動に従事してい...全文を見る
10月11日第100回国会 衆議院 内閣委員会 第3号
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○木下政府委員 データリンクにつきましては、いま先生おっしゃいましたようにアメリカで使用されているのと同種のものでございますが、それをわが国でも使用しておるわけでございます。
○木下政府委員 アメリカでデータリンク、どういう種類のものを持っているか、つぶさには存じませんが、一般に公刊されている雑誌等には、いまおっしゃったようなリンク11とかリンク14とかというものがあるというふうに書かれておりますが、具体的にどういうふうに違いがあるかという点は、技術的...全文を見る
○木下政府委員 リンク11あるいはリンク14等については、それぞれのシステムについての違いがあるわけでございますが、技術的な中身に立ち入りますので、答弁を差し控えさせていただきたいと申し上げておるわけでございます。
○木下政府委員 リンク11、リンク14の性能につきましては、作戦運用の問題等にかかわる問題でございますので、技術的な内容についてはお答えを差し控えさせていただきたいと思いますが、リンク11は双方的なものであるけれども、リンク14は受けるだけというようなことをアメリカの雑誌等には書...全文を見る
○木下政府委員 防衛庁として大蔵省に予算要求しておりますのは、電電公社に支払う回線料、それから端末機器経費等合わせまして約二億二千万円でございます。
○木下政府委員 大体おっしゃったとおりでございます。
○木下政府委員 防衛庁は現在、電電公社との間で電電公社の回線をいろいろ利用させていただいておりまして、全体として約千回線ぐらい使っているわけでございます。その中では、もちろん専用回線等もたくさんございまして、ファクシミリとかテレックスとか、そういう端末機器を置きまして情報の連絡を...全文を見る
○木下政府委員 電電公社の通信網を利用させていただくわけでございますから、電電公社の地上局を介して使わせでいただくわけでございます。
○木下政府委員 いま防衛庁としては、予算要求といたしまして加入電話四回線、専用回線十四回線、それから公衆電話等を三回線ぐらい置いてほしいということで電電公社にお願いしようとしておりますが、個人的な家族との連絡は当然公衆電話を通じて行ってもらうわけでございます。(三浦(久)委員「専...全文を見る
○木下政府委員 硫黄島に電電公社の地上局を置いていただくことを電電公社にお願いしますにつきましては、科学技術庁、それから郵政省とも十分御相談いたしまして、宇宙開発事業団法の「目的」にある「平和の目的に限りこということ、あるいは四十四年の国会決議の中にあります「平和の目的に限りこと...全文を見る
○木下政府委員 軍事がどのようなことを言うかについては明確な概念また定義があるわけでないと承知しておりまして、したがいまして、自衛隊の利用に軍事利用があるかどうかという点については明確にお答えできないということでございますが、ただ私どもとしては、自衛隊の任務遂行のために使わしてい...全文を見る
○木下政府委員 軍事という言葉についてはいろいろな事象等で定義があるかもしれませんが、私どもとしては、憲法に基づいて認められております自衛隊の行動を行うということでございまして、その任務のために使うことは、この電電公社の回線という形で使わしていただくことは特に問題がないというふう...全文を見る
○木下政府委員 政府の過去における答弁でいろいろと御答弁があったかと思いますが、軍事利用に使わせないというような形での御答弁があったとは必ずしも私どもは理解しておりません。
○木下政府委員 再三同じことを申し上げてまことに恐縮でございますが、軍事ということの定義は、たとえば軍隊ということの定義と同じようにいろいろと使われているわけでございますので、その定義がはっきりしない段階で、それが軍事か、軍事でないかということを申し上げるのはなかなかむずかしいと...全文を見る
○木下政府委員 再三同じような答弁でまことに申しわけございませんが、私どもは「平和の目的に限りこという点についての国会決議あるいは事業団法の目的の条項について十分検討させていただいた結果、このような結論を出したわけでございます。
○木下政府委員 先日行革特で私が御説明申し上げましたのは、日本がアメリカから具体的な完成された武器システムを入れるときには、個々の取り決めを結んでやっているという事実だけ申し上げたと私は了解しております。