木村仁

きむらひとし



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開催日 会議名 発言
03月22日第118回国会 衆議院 地方行政委員会 第5号
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○木村政府委員 時間に制約があろうかと思いますので、ごく簡単に御説明を申し上げます。  長崎屋尼崎店の火災は、三月十八日消防局が一一九番によって覚知いたしましたのが十二時三十七分でございまして、四分後には第一陣が現場に到着し、救助、消火の活動に入っております。鎮圧時が十五時五十...全文を見る
○木村政府委員 死因につきましては、まだ最終的な報告を受けない段階でございますが、一酸化炭素等の中毒であろうということがほぼ確実のようでございまして、恐らくいろいろな物品が燃えておりますので、御指摘のシアン等の有毒ガスも含まれていたのではないかと考えられます。
○木村政府委員 私、ちょっと不用意に窒息と申しましたが、そういうガスを吸い込みあるいは呼吸困難になって亡くなられたということであろうと存じます。その点につきましては、検視・死体の解剖等の情報がまだ私どもには報告されておりませんので、あるいは警察等で御質問されればもう少しわかるかと...全文を見る
○木村政府委員 消防庁といたしましては、消防設備等の基準につきましては常にこれに検討を加え、アップ・ツー・デートなものにしているつもりでございますが、御指摘のように現代の複雑多様化する火災その他の災害に対応するに十分であるかどうかということにつきましては、こういった事件を踏まえさ...全文を見る
○木村政府委員 御指摘の藤沢の東急ストア辻堂店の火災でございますが、昭和五十三年五月でございまして、この火災で少女一名が逃げおくれて死亡をいたしております。そのためにいろいろと検討されました中で、御指摘のバルコニーの設置の問題あるいはスプリンクラーの自主設置の促進の問題、そういう...全文を見る
○木村政府委員 尼崎消防局の報告では、四階、五階にそれぞれ二個ずつ防火戸があるわけでございますが、そのうち五階の北の防火戸一枚は閉鎖、作動していなかった、こういうことが確認されております。他の三つの防火戸につきましては、一応閉まっていたというふうに言われておりますが、職員等の証言...全文を見る
○木村政府委員 しばしばとは聞いておりませんが、昨年の十二月三十日に査察をいたしましたときに、物品を置かないようにという指導をいたしておりまして、その前にも、しばしばとは聞いておりませんが、そういう事態はあったというふうに理解をいたしております。
○木村政府委員 これはもう言うまでもないことでございまして、シャッターでありますとかスライド式のものは別として、このようにドア式に閉まります防火扉の前に物を置きますれば、消防基準に適した設備をしている理屈は全くないわけでありますので、そういうことがないよう常に注意をして指導する、...全文を見る
○木村政府委員 御指摘のように、「適」マークの基準と申しますものは多くがハードウエアでございますが、防火管理者の選任でありますとか、しっかりした消防計画を立てているかとかあるいは避難訓練を実施しているかとか、そういったソフトウエアに類する部分もございます。でありますから、そういっ...全文を見る
○木村政府委員 これまでのところ、取り消された例は聞いておりません。
○木村政府委員 御指摘のような厳しい「適」マークの運用を考えていかなければならないと存じます。  ただ、一、二回とそういうことがあって、指摘をしてすぐ取り消すかどうかということでございますが、やはりその防火管理費任者と消防との協力関係等もありますから、余り早くそうするかどうかは...全文を見る
○木村政府委員 一回置いてあって、それを査察で指摘をして改善されればまあ取り消すまでもないと普通は考えるのではないかと存じますが、そういう点は御意見を拝聴いたしましたので、そういうことがないよう十分指導してまいりたいと存じます。
○木村政府委員 直ちに取り消すぐらいの厳しさで運用をしていくべきだと考えます。
○木村政府委員 これは元信委員も御理解いただけるかと思いますが、全国の消防機関が現地でいろいろな地域の実情、指導の関係の中で「適」マーク等を交付しておりますので、厳正に運用をいたしますが、一回指摘してそれで改善されてもなお取り消すかどうかということは、現地の機関の判断ではないかと...全文を見る
○木村政府委員 一回ならどうだ、二回ならどうだ、なかなか難しい問題でございますが、大臣から物品販売店舗等における防火安全対策の検討委員会を早期に設置し、できるだけ早く指導の体制の結論を得よ、こういうことでありますので、その委員会でただいま御指摘の点を十分検討させていただきたいと存...全文を見る
○木村政府委員 過去何度か誤報があったようだということは私どもも聞いております。  ただ、これまでに私どもが把握いたしましたところでは、火災報知機が鳴り、かつ店内の放送があった段階で、客は速やかにほとんどの方が退去しておりますので、非火災報、誤報を何度か経験した方というのはむし...全文を見る
○木村政府委員 一般の火災報知機と、今度の場合は煙感知連動の防火戸でございますが、この防火戸の煙感知機とは一般には連動いたしていないと存じております。
○木村政府委員 このたびの火災の教訓でございますが、火災の初期の段階における初期消火が有効に行われなかった、あるいは行われ得なかったということに非常に大きな問題が一点ございます。実際には発火点が山積みにされた布団の陰に隠れて、四階の従業員自身がなかなか発見できなかったというような...全文を見る
03月26日第118回国会 参議院 地方行政委員会 第1号
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○政府委員(木村仁君) お手元の長崎屋尼崎店火災概要によりまして御説明を申し上げます。若干順番が飛びますので、番号を申し上げますから、御参照いただきたいと思います。  出火建物でありますが、一に書いてありますように、長崎屋ビッグ・オフ尼崎店、これは阪神電鉄尼崎駅の近く、山手の商...全文を見る
○政府委員(木村仁君) 問題点が幾つかあろうかと思いますが、何よりもまず火災が起こらないような予防対策を完全に行うことが必要であろうと存じます。それから、火災の初期の段階で初期消火が行われなかったという点に大きな問題があろうかと考えております。  それから第二点は、煙が非常な勢...全文を見る
○政府委員(木村仁君) 御指摘のように、初期消火におけるスプリンクラーの効用は極めて大きなものがございます。したがいまして、先ほど大臣からお答え申し上げましたように、それらの問題を検討いたしますために、物品販売店舗等における防火安全対策検討委員会を設置いたしました。この中の検討事...全文を見る
○政府委員(木村仁君) これは現地における消防機関、警察の調査の結果等とも関連いたしますが、私どもといたしましては、こういった事柄は数カ月のうちに終えるというつもりで始めているもので、数カ月と申しますと三カ月とか四カ月とか、そういうスパンで結論を出したいと考えております。
○政府委員(木村仁君) 消防庁といたしましては、この設置義務のない施設につきましても、スーパーマーケット、百貨店等は自主的にスプリンクラーを設けていただくことが必要である、こういうことで自主的な設置をお願いをいたし、指導をいたしておりまして、大手スーパー等ではそういう努力を続けて...全文を見る
○政府委員(木村仁君) 私どもは、マル適マークのチェック項目はおおむね今日においても適当ではないかと考えております。しかし、マル適マークを付与したにかかわらず何かの違反を繰り返し起こすような場合にマル適マークを撤回するとかいうような手続は一応ございますが、若干不完全な点がございま...全文を見る
○政府委員(木村仁君) この建物には、三階及び屋上には救命袋が設置されていたのでございますが、五階は収容する人員が非常に少ないということで設置義務がなかったようで、残念ながら設置されていなかったようでございます。避難は避難階段を十分に活用してするというのが大前提ではございますが、...全文を見る
○政府委員(木村仁君) 先ほど来申しておりますように、この火災を通じて指摘されましたいろいろな問題につきまして総合的に検討をし、的確な対応を図ってまいりたいと考えております。また、消防体制等につきましても、予防行政の充実を含め対応してまいりたいと考えております。
○政府委員(木村仁君) 御指摘のように、救急隊員の出場手当につきましては条例で定められておりまして、全国的にかなりばらつきがございます。そして、概して申しますと交付税で算入されている単価よりは低目でございますので、私どもはいろんな機会をとらえて消防職員、特に救急職員も含めて消防職...全文を見る
○政府委員(木村仁君) いろいろ資料の出所であるいは違うのかもしれませんが、私どもが尼崎消防局の記録を調べましたところでは、過去六年に十一回立入検査を実施した中で、防火シャッター付近の物品の除去を指示したことが五件あったというふうに理解しております。
○政府委員(木村仁君) 改善を指導いたしますと、これは比較的簡単でございますのですぐ撤去をして十分に機能するようにする、こういう状態が何回も繰り返されていたようでございまして、極めて遺憾でございます。通常、いろんな入念な手続を経て措置命令を出してその徹底を図るわけでございますが、...全文を見る
○政府委員(木村仁君) 尼崎消防局ではこの機会に一斉点検を行ったのでございますが、ほぼ七割の店で何らかの管理不十分な点があったという報告を受けております。
03月29日第118回国会 参議院 地方行政委員会 第2号
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○政府委員(木村仁君) 御指摘のように、今回の火災の際、すべての防火戸が完全に作動しておれば五階のお客、従業員の方々が亡くなられなくて済んだのではないかということは、仮定の問題でございますが、十分考えられるわけでございます。したがいまして、先ほど来御質問なり御答弁がありましたよう...全文を見る
○政府委員(木村仁君) これは各消防機関によってまちまちでございまして、一つの例を申しますと、一度例えば防火戸の前に物が置いてあって機能しないようになっていたということが指摘された場合には、その処理状況をチェックいたしますとともに、さらにその点について査察をし、そして二度、三度に...全文を見る
○政府委員(木村仁君) 警告と申しますか、最終的には措置命令を出して、それに違反した場合には告発をして罰則が適用になるわけでございますが、そういった手続を決めてはおりますものの、先ほど我々申し上げておりますように、なかなかそこまで徹底して取り締まりが行われるという実態がまだないよ...全文を見る
○政府委員(木村仁君) 今回の火事の教訓は、第一に初期消火が十分に行われ得なかったという点、それから第二に煙が非常に早くかつ大量に上の階に進入したという点、それから避難誘導が特に従業員について十分でなかったという点でございます。  したがいまして、先ほど来御議論がございますよう...全文を見る
04月17日第118回国会 衆議院 地方行政委員会 第7号
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○木村政府委員 お答えをいたします。  第一点の消防職員の週当たりの勤務時間でございますが、平成元年十月一日現在で、交代制勤務者の条例による時間数について申し上げますと、四十二時間未満が百十四消防本部、全体の一二・三%でございます。それから、四十六時間以下の消防本部が六百六十八...全文を見る
○木村政府委員 お答えいたします。  地震災害等の大規模な災害を考えますと、都市には火災を遮断できる幅員の広い道路、街路あるいは遮断緑地、それから十分な量の避難地及び避難経路等が必要でございます。このため各都市におきまして、その地域防災計画の中で必要とされる避難地や経路、緩衝緑...全文を見る
○木村政府委員 放射性物質の安全保障につきましては、各地域の地域防災計画の中で、特に原子力関係の部を設けて対処しているところでございますが、御指摘の輸送時における防災対策はどうなっているのかという御質問でございますが、核燃料物質の陸上輸送につきましては、関係省庁が法令に基づく極め...全文を見る
○木村政府委員 このたびの長崎屋尼崎店の火災の事案にかんがみまして、三月下旬に物品販売店舗等における防火安全対策検討委員会を設置して検討しておりますが、御指摘のスプリンクラー設備の設置基準の見直しもその中で行っておりまして、結論を得次第、必要な制度改正等を含む措置を講じたいと考え...全文を見る
○木村政府委員 検討をいたしております事項は、スプリンクラー設備の基準を含む初期消火対策、それから避難経路の確保対策、防火管理体制の充実等、ハード面、ソフト面両方にわたって検討を進めております。また、マル通マークの運用のあり方でありますとか立入検査の実施の方法等についても検討され...全文を見る
○木村政府委員 ヘリコプターによる救急業務の平成元年度の状況でございますが、消防ヘリコプターによる救急搬送は百六十四件でございまして、ほとんどが東京消防庁による仕事でございます。  ヘリコプターの配備状況でございますが、平成元年度末現在、十一団体で二十機でございまして、そのうち...全文を見る
04月20日第118回国会 衆議院 予算委員会 第12号
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○木村政府委員 現在、消防行政におきまして救急の問題が非常にクローズアップされていることは御指摘のとおりでございます。自治省・消防庁といたしましては、厚生省等とも協力いたし、かつ、自治省に救急業務の将来像を考える懇話会を設けまして研究を重ねますとともに、救急隊員の教育訓練の充実向...全文を見る
○木村政府委員 技術的な面がございますので、私からお答えさせていただきます。  救急隊員が医療行為をやれるかどうかという点でございますが、現在、先ほど御紹介いただきましたように、緊急やむを得ない措置として応急処置を講ずるということができまして、そして現在の消防救急隊員の教育訓練...全文を見る
○木村政府委員 現在、私どもとしては鋭意研究をしておるところでございまして、御承知のように厚生省等におきましても研究が進んでおります。これをお互い意思疎通を図りまして、現在委員は相互に乗り入れを行って意見交換しておりますが、これを全体的な努力として高めていかなければいけないと思い...全文を見る
04月21日第118回国会 衆議院 予算委員会 第13号
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○木村政府委員 煙の問題につきましては、御指摘のとおり今回の火災で非常にはっきりとあらわれましたように、まず煙が極めて速いスピードで上階に上がっていって、避難する間もなく多くの方が悲惨な死を遂げられたということでございます。私どもといたしましては、煙を感知するセンサーは大変発達し...全文を見る
○木村政府委員 ガスマスクのことでございますが、私どもは効果的なガスマスクが開発されればそれを備えることは大変有効なことではないかと考えます。現にそういった簡単なガスマスクについて指導を始めているところもありますので、現在の検討委員会でさらに検討を深めさせていただきたいと思います...全文を見る
○木村政府委員 御指摘のように、最近の大規模の店舗には、大変パートとかアルバイトの職員が多くなってきております。パートと申しましても、長年にわたってパートとしてその店に勤めている方もおりますし、本当に短期間だけ勤める方もおります。そういった長期にわたっている方々には、やはり安全制...全文を見る
○木村政府委員 御承知のように、防火管理者はある程度そういった防火対策について講習を受けたり、あるいは消防署等で経験を積んだりした人からできるだけ登用するようにというような制度あるいは指導になっているわけでございますが、なかなか半日勤めて半日は消防署というような形態の管理者まで期...全文を見る
○木村政府委員 この席でそういう制度が実現可能性があるかどうかということは確答いたしかねますけれども、検討委員会において大変いい示唆だということで検討さしていただきたいと思います。
○木村政府委員 これは、ホテルの五つ星、四つ星の問題とは少し違いまして、最高、中、劣悪とありますれば、やはりホテルとしては最高をつけなければ営業はできないと思いますので、やっぱり現在のマル適マークを徹底して立派なものにし、かつその後の管理を完全にするという努力をさしていただきたい...全文を見る
○木村政府委員 現在、マル適マークを交付いたします場合の判定基準は二十四項目にわたっておりますが、その中には、ハードウエアとともに防火計画の内容でありますとか、それに基づく訓練の状況でありますとかも入っているわけでございます。  ただ、委員御指摘のように、ハードウエアは完全であ...全文を見る
04月26日第118回国会 参議院 地方行政委員会 第3号
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○政府委員(木村仁君) 御承知のように、消防につきましては来年三月三十一日まで四十八時間という時間の特例が設けられておりまして、それを現在四十六時間に減少するということが行われている段階でございまして、まだそのトライアルは行われておりません。
○政府委員(木村仁君) 四十六時間以下に既になっている消防本部がほとんど、九割に近いと存じます。ちょっと今数字を確かめますのでしばらくお待ちください。
○政府委員(木村仁君) 失礼いたしました。  四十六時間を超える消防本部は十一消防本部だけで、一・二%。したがいまして、ほかの九八・八%は既に四十六時間以下になっているということでございます。
○政府委員(木村仁君) これは御承知のとおり、東京消防庁等は三交代制でございますし、大部分の消防本部はいわゆる二交代制ということで、二十四時間勤務と休日である一勤務の交代でございます。
○政府委員(木村仁君) 御指摘のように消防職員には団結権、したがって団体交渉権も認められていないわけでございますから、管理者において十分に職員の意向を酌みながら勤務条件の改善に努力をしなければいけない、そういうことは私どもいつも消防庁に対しては申し上げているわけでございまして、こ...全文を見る
○政府委員(木村仁君) 私ども、救急における傷病者の救命率を高めるということが現下の最大の急務であるという認識を持っております。かかる観点から、今回の東京消防庁救急業務懇話会答申も、救急隊員の行う応急処置について新たに導入すべき処置等を明確に提示しております。これは現代の社会的要...全文を見る
○政府委員(木村仁君) 第一は救急車による搬送中のプレホスピタルケアについて、ドクターカーシステムあるいはランデブーシステム、そして救急隊員による応急処置の高度化、この三つの方法があるが、少なくとも東京都における現状では、救急隊の教育の高度化による処置の高度化ということが一番適当...全文を見る
○政府委員(木村仁君) 昨夜の合意について御説明を建設省からいただいておりますが、対象地域が防火、準防火地域を除くこと、あるいは一時間耐火性能及び二方向避難の問題が明確にされていること、さらに従来からの性能基準の原則に立つということで、従来建設省から、我が国の稠密な国情に即した安...全文を見る
04月27日第118回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第2号
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○木村政府委員 東京消防庁の救急業務懇話会の答申は、アメリカのパラメディックが行っておりますようなかなり高度の救急措置を行うことを予定いたしております。そのためには、救急措置の拡大に関する専門家あるいは関係機関との協議を整えコンセンサスを得ること、さらには今百三十五時間の教育で資...全文を見る
○木村政府委員 教育訓練の問題でございますが、御指摘のように東京消防庁の懇話会が答申いたしましたようなパラメディックに近い内容の救急措置を行うといたしますと、非常に長時間にわたるかつ高度の教育が必要でございまして、そういったシステムの導入が可能となりました時点では、何らかの新しい...全文を見る
○木村政府委員 六十三年二月の予算委員会における質疑応答の後に、科学技術庁あるいは原子力安全委員会あるいは通産省等といろいろ折衝をいたしたようでございます。自治省としては、大臣が答弁いたしましたように、住民の避難訓練というものを含め原子力の防災訓練を実施したらどうかという考えを持...全文を見る
○木村政府委員 御承知のことと存じますが、自治省消防庁といたしましては、地域防災計画の中に特に原子力防災対策関係の計画を入れるように指導をいたし、そのための作成マニュアルを示して指導いたしているところでございます。御指摘のように何らかの事故がありました場合には、各原子力発電所には...全文を見る
○木村政府委員 消防庁の示しております原子力発電所の地域計画の防災マニュアルにおきましても、住民との情報伝達の徹底ということは強くうたわれておりまして、そこあたりは時代とともにさらに詳しい具体的な計画になりつつあるものと存じます。  御指摘のように、科学技術庁あるいは原子力安全...全文を見る
○木村政府委員 現在全市町村の九三・六%が救急業務を実施し、国民の九九%はこれでカバーされて、年間二百五十五万回出場し、二百五十万人を搬送いたしております。転送、いわゆるたらい回しも、いろいろお気の毒な事件はあるのですが、全体的には非常に減ってきているということは言えます。そして...全文を見る
○木村政府委員 御指摘の第二条九項の「緊急やむを得ないものとして、応急の手当を行うこと」という規定は、私どもはそういった心肺機能が停止した人の蘇生につきましては医療行為も含む相当のものを許容する条文であると考えております。  ただ、現在は救急隊員が百三十五時間という教育で従事す...全文を見る
○木村政府委員 先ほど申しましたように、緊急やむを得ないものとして行う応急の手当てというのが、百三十五時間という教育訓練の時間を基礎とすれば今の状態ぐらいが関の山ではないか。これに対して、例えば東京消防庁はもう少し、二百時間ぐらい教育されて、普通の他の小さな消防本部の救急車がやる...全文を見る
○木村政府委員 ドクターカーにつきましては、私どもも一つのいわば理想的な形であろうというふうに考えております。現在、二百五十五万件の出場の中で医師が御一緒に行っていただいたものは一万一千二百七十九件と極めて限られているわけで、それもその都度お医者さんに依頼をして来ていただくという...全文を見る
○木村政府委員 御指摘のように、現在消防の救急隊員が行っております救急処置というのは第一次的なもの、あるいは若干の器具を使って行う救命処置でございまして、救命率が大変低いというのが問題にされているわけでございます。消防法第二条第九項に定めます消防隊の救急隊員が緊急やむを得ざるもの...全文を見る
○木村政府委員 西宮のいわゆるドクターカー、これは救急隊の救急車に医師が乗っている場合もありますし、連絡し合って医師を頼んで現場に来ていただくというような形のいわゆるランデブーシステムというような運用も行われているようでございます。西宮の消防本部に問い合わせをいたしましたら、昭和...全文を見る
○木村政府委員 パラメディック制度という形にいたしますのは、むしろこれは厚生省所管の問題になろうかと思いますが、消防庁の立場から申しますと、そういう制度ができることは大変望ましいことであろうと存じますが、当面は、私どもとしては救急隊員の教育訓練を格段と高める努力をしてまいるという...全文を見る
○木村政府委員 御指摘のように、ヘリコプターを救急事業に使うことによりまして極めて高い効率を上げることができるわけでございます。御指摘の消防審議会からの答申は昨年三月でございますが、二十一世紀の初頭までには各都道府県の区域に少なくとも一機以上の消防ヘリコプターを整備しようという提...全文を見る
○木村政府委員 御指摘のように、昨年三月に消防審議会からヘリコプターの救急等の利用に関する答申が出されまして、二十一世紀初頭までには各県が少なくとも一機の消防ヘリコプターを配置するよう施策を講じるべきであるという答申を得ております。消防庁としては、この答申を踏まえまして、昨年、消...全文を見る
○木村政府委員 例えば離島の多い県におきましては、陸上・海上・航空自衛隊のヘリコプターを患者の搬送でありますとか急病の際に出動をお願いしまして、大変よく活用されているという記録がございます。しかし、残念ながら全国的にはまだそういった出動のシステムというのは、委員御指摘のように、各...全文を見る
05月14日第118回国会 参議院 予算委員会 第6号
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○政府委員(木村仁君) お答えいたします。  交通事故プロパーにつきましてのそういう数字をちょっと手元に持ちませんので、また調査をいたしてみたいと存じます。
○政府委員(木村仁君) 先ほど申し上げましたように、交通事故プロパーにつきましてちょっと数字を持ちませんが、救急搬送そのものにつきましては、現在、現地到達までに約五・八分、病院に到達するまでに約二十一分前後というような、かなりな改善が見られております。  それから、いわゆるたら...全文を見る
05月28日第118回国会 参議院 予算委員会 第14号
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○政府委員(木村仁君) 大変恐れ入りますが、この質問の時間が二十五分ほど早くなりまして、私急いで駆けつけてまいりましたので、その関係の資料を部屋に置き忘れてまいりました。できますれば、他の質問の後にお願いできますれば大変ありがとうございますが。正確なお答えをいたしたいと存じますの...全文を見る
○政府委員(木村仁君) 土曜日の午前十時四十一分ごろ志村橋の近くの化学工場で過酸化ベンゾイルの爆発事故が起こりました。火災そのものは十四時十七分ごろ鎮圧されておりますが、残念なことに八人の死傷者と十八名の負傷者が出まして、いずれもすべて従業員の方々でございます。近所の十数軒の家の...全文を見る
○政府委員(木村仁君) 出場件数につきましては、全国の資料は昭和六十三年の数字でございます。御指摘のとおりでございます。総計二百五十四万七千七百件の出動になっております。東京消防庁につきましては、平成元年の数字を調べてまいりましたが三十七万八千二百五件、大阪市消防局におきましては...全文を見る
○政府委員(木村仁君) 恐れ入りました。  搬送時間の問題でございますが……
○政府委員(木村仁君) 応急手当でございましょうか。大変失礼いたしましたが、質問の後半を……
○政府委員(木村仁君) 失礼いたしました。  恐らく御質問は搬送中の応急手当によってどういう救命の状態になっているかということであろうと存じますが、全国的には搬送中の応急処置によってどのような結果が生まれたかということは従来統計がございませんでした。  そこで、取り急ぎ平成二...全文を見る
○政府委員(木村仁君) 在宅ケアを受けている患者さんで急病になった方がどれくらいいらっしゃるか、それからDOAの状態であったというような方がどれくらいいらっしゃるか、残念ながらその正確な数字は現在持ち合わせておりません。
○政府委員(木村仁君) お尋ねの在宅ケアを行っている老人の急病の方というのはわかっていないのでございますが、六十五歳以上の方々の搬送いたしました数字は、昭和六十三年で五十六万九千七百十人、総人員が二百四十六万八千二百三十九名でございますので、比率でまいりますと一一・二%、六十三年...全文を見る
○政府委員(木村仁君) 午前の御質問の中で御答弁が漏れました点、あるいは不完全でございました点について補足して答弁させていただきます。  まず、工場爆発事件の件でございますが、過去の事故の概要でございますが、午前に答弁を申し上げましたように、昭和五十年九月六日に一度爆発しており...全文を見る
○政府委員(木村仁君) 内容でございますが、三点ございまして、第一点は、救急隊員専門化の早期実現並びにパラメディック制度の導入という点でございます。第二点は、救急隊員による二次的救命救急処置行為を可能にする法の改正。第三点、国民に対する一次救命救急処置教育の実施、特に中高校生を対...全文を見る
○政府委員(木村仁君) 私どもは応急処置等の基準の改定を検討することにいたしておりますので、まず何よりも、午前中に大臣から御答弁申し上げましたときに入っておりましたが、厚生省と消防庁で設置いたしました救急対策連絡協議会、これを軸といたしまして厚生省とお話し合いをしながら私どもの案...全文を見る
○政府委員(木村仁君) 救急の将来像を考える懇話会等においてもいろいろ議論をしていただいておりますし、また東京消防庁の懇談会の答申におきましてもかなり煮詰まった議論が出されておることでもございますので、厚生省と十分連絡をとりながら、救急業務研究会において、ただいま先生御指摘の二点...全文を見る
○政府委員(木村仁君) 御指摘の宿舎は、消防法及びその施行令によりまして防火対象物の中の寄宿舎という分類になっておりまして、その面積や収容人員等に応じまして防火管理者を選任し、消火器を設置し、自動火災報知機を設備し、屋内消火栓等を配置するということが義務づけられておりまして、した...全文を見る
05月29日第118回国会 衆議院 地方行政委員会 第10号
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○木村政府委員 今般、救命率向上の必要性の共通認識に立ちまして、厚生省及び自治省消防庁において救急対策連絡協議会を設け、そこで検討いたすことにしております。  ドクターカーにつきましては、これは私どもは、救急隊員のパラメディック的な応急処置の拡大というものと二者択一を迫るもので...全文を見る
○木村政府委員 この問題につきましては、自治省消防庁におきましても、年来、救急業務の将来像を考える懇話会等で審議をしてきたところでございます。また東京消防庁におきましては、救急業務懇話会におきましていろいろ検討されました結果、一つの試案として、第二次的な応急処置を拡大するという答...全文を見る
○木村政府委員 おただしの点が多数にわたっておりますので、簡潔にお答えさせていただきます。  まず教育でございますが、現在、都道府県及び指定市の消防学校で百三十五時間訓練を受けることによって救急隊員の資格といたしております。これに対して、救急隊員の資質向上に関する調査研究委員会...全文を見る
○木村政府委員 私どもの統計資料によりますと、消防機関が行います救急措置に対する一般住民の教育だけでも年間十一万二千八百十二回、参加した人の延べ人数が一千百六十八万三千二百七十人、こういう数字になっております。ところが現実には、先ほど先生おっしゃいましたように、かかわりたくないと...全文を見る
○木村政府委員 消防審議会の消防におけるヘリコプターの活用とその整備のあり方に関する答申、昨年の三月でございますが、まず、ヘリコプ ターの活用が林野火災等における消火活動、高層建築物等における人命救助、災害時の情報収集、離島、山村、僻地等からの救急患者搬送等の救急業務への適用と...全文を見る
○木村政府委員 救急救命率の問題でございますが、これにつきましては、実は正確な数字は統計としては従来ございません。  そこで、消防庁におきまして、平成二年一月十日から二月九日までの全国の心肺蘇生処置を行った救急患者、傷病者の数を調べてみまして、その中で一週間以後に生きておられた...全文を見る
05月30日第118回国会 参議院 予算委員会 第16号
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○政府委員(木村仁君) 五十年代以来厳しい財政状況でございましたので、消防庁予算もかなり切り詰めたものになっていることは御指摘のとおりでございます。  消防関係施設設備の補助金について申しますと、ピーク時に二百五億でございましたものが、現在百三十七億ということになっておりますが...全文を見る
06月01日第118回国会 参議院 地方行政委員会 第4号
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○政府委員(木村仁君) 救急業務研究会は既に存在する研究会でありますが、昭和五十九年以来しばらく休んでおりまして、もっとインフォーマルな形で懇話会を続けてきたところでございます。この段階で救急業務研究会を再開していただくわけでございますが、これは救急隊員の行う応急処置の範囲の拡大...全文を見る
○政府委員(木村仁君) 発火の原因につきましては、現在東京消防庁及び警視庁が現地調査によって調査をしている段階でございまして、まだ明確には発火の原因が確定されておりません。  ただ、発火いたしました製造上の状況としては、四名の従業員が、これはいずれも亡くなられておりますが、過酸...全文を見る
○政府委員(木村仁君) それは私どもはまだ承知しておりません。調査中だと存じます。
○政府委員(木村仁君) その点も現在調査中でございますが、違法の貯蔵があったらしいということは私どもも聞き及んでおります。しかし、どれくらい、どこに貯蔵されていたかというのはまだ確定されてはおりません。
○政府委員(木村仁君) ただいま御指摘の事故は、本年三月七日の事故でございまして、これは過酸化ベンゾイル製造工程において生成いたしました過酸化ベンゾイルと原料の寄性ソーダ残存物とがまじりまして爆発をいたしておりまして、過酸化ベンゾイル約百キログラムが焼失し、工場外壁八平方メートル...全文を見る
○政府委員(木村仁君) この工場は戦争時代からあったもののようでございまして、その後マンション等住宅ができております。地域は工場専用地域でございますから、それほど住宅が建てられるわけではないと理解しますが、建っておることは事実でございます。同時に、数年来からそういう危険を周りの方...全文を見る
○政府委員(木村仁君) そのことは周囲の人は御存じで、だから早く移転をせよというような意見が出てきておったということは承知しておりますが、何キロ、どのような状態で貯蔵されていたかということは、消防署等が調査中のことでございまして、恐らく周囲の人は詳しくは御存じなかったと存じます。
○政府委員(木村仁君) 全国の消防機関は、それぞれその能力の及ぶ限り査察等によって点検をしているわけでございます。事故が起きましたから一斉点検をやりますが、それは一斉点検をやらないというのもいかがかと思って、まずやるようにお願いをしております。
06月05日第118回国会 衆議院 地方行政委員会 第13号
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○木村政府委員 消防につきまして公務災害の認定状況でございますが、昭和六十三年、これは暦年でありますけれども、死者六名、負傷者千七百十七名、計千七百二十三名となっております。  死傷原因を形態別に見ますと、火災の鎮圧に当たっている際に死亡または負傷したものが四百五十一名、うち死...全文を見る
06月12日第118回国会 参議院 地方行政委員会 第5号
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○政府委員(木村仁君) 救急業務に関しましては、救急の業務の定義を初めとしたしまして、救急隊の構成、救急業務の諸活動を行うために必要な事項を現在は消防法で規定しているのは御指摘のとおりでございます。  私どもといたしましては、現段階としては消防法の体系の中において必要な規定が整...全文を見る
06月14日第118回国会 参議院 地方行政委員会 第6号
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○政府委員(木村仁君) 初めに委員会の答申内容について簡単に御説明せよということでございますので、担当の次長から説明させて、その後スプリンクラーの……。
○政府委員(木村仁君) 三千平方メートル以上では不十分ではないかというおただしでございますが、ただいま御報告申し上げましたように、検討委員会において慎重な専門家の検討が行われました結果、六千平方メートルであるものを、現在三千平方メートルとなっている特定多目的に使用される雑居ビル等...全文を見る
○政府委員(木村仁君) 御承知のように、昨年三月消防審議会から、二十一世紀当初までには各県少なくとも一機以上のヘリコプターで十五分到達という目的を達成するようにという答申を得ておりますので、ヘリコプターの整備に関する研究会を設けまして昨年度研究をし、いろいろな技術的な問題を明らか...全文を見る
06月19日第118回国会 参議院 地方行政委員会 第7号
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○政府委員(木村仁君) 先ほどの公務員部長の答弁の中の数字に含まれておりますが、消防職員については一件でございます。
11月06日第119回国会 衆議院 国際連合平和協力に関する特別委員会 第9号
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○木村政府委員 消防職員の殉職に際しましては、国といたしましては三百三十万円から二千万円まで、功績の大きさによってランクがありまして、賞じゅつ金が出されることになっております。