木村仁

きむらひとし



当選回数回

木村仁の1999年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月08日第145回国会 参議院 行政監視委員会 第2号
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○木村仁君 自由民主党の木村仁でございます。  阿南委員の御質問によりまして事態の重要な部分が明らかになりました。私も全く同じ考え方でございますが、細部にわたって少しお聞きをしておきたいと思います。  まず第一に、この背任事件が発生した原因、そういうものをしっかりと押さえて対...全文を見る
○木村仁君 次に、この実施本部の人事体制の問題でございますが、やはりどんな仕事に携わるにしても、百人ぐらいの職員がおればどうしても一人二人不心得者がいて、意図的に悪いことをしていこう、あるいはそういうチャンスがあったら私腹を肥やしてやろうという、悪人と言うといけませんけれども、そ...全文を見る
○木村仁君 第三番目に、企業が常に悪だとは私は思いませんが、企業の方にも一部そういう悪いことをしたがる、悪いことをしてでも業績を上げようという人々がいることも事実でございます。したがって、企業の方の倫理もさることながら、そういった企業の悪い意図に対しては、これをチェックし排除する...全文を見る
○木村仁君 次に、防衛庁全体のモラルあるいはモラールの問題でございます。  そういった悪い事件が発生してくる病巣の部分がある、それに対してその回り、周辺がしっかりしておれば大体事前に防止できるわけでございますけれども、どう考えてもやはりそういった問題を中心とする防衛庁一般のモラ...全文を見る
○木村仁君 それから第五番目、これが一番大事な問題であろうと思いますけれども、装備品調達のシステムそのものに重大な欠陥があったのではないか、そういうふうに言われているわけでございます。  一つには、調達権限が過度に調本に集中されていたのかいなかったのかという問題でございます。総...全文を見る
○木村仁君 六つ目でございますが、言われておりますことは契約相手方の四社に対して多くの、多くのと申しますか、重要なOBの皆様が天下りで就職をしておられた、こういうことでございます。  自衛隊の皆様は比較的若年で退職されるわけでございますし、またそれなりの技術を持っておられる分野...全文を見る
○木村仁君 最後、七番目でございますが、これは外部からのチェック機能が十分に働かなかったのではないかという点でございます。会計検査院及び行政監察局には最後にお尋ねいたします。  防衛庁としてこの会計検査あるいは行政監察というのがこの数年の間で指摘されたことはほとんど核心をついて...全文を見る
○木村仁君 そこで、今後の改革でございますけれども、ただいま問答で明らかになりましたようないろんな原因、それを除去していくような体制が必要であるということは当然でございますし、防衛庁とされましても防衛調達制度調査検討会でありますとか、あるいは有識者による調本の二十一世紀へ向かって...全文を見る
○木村仁君 今後の不祥事件を防ぐためには、小規模ながらきりっとしたチェックシステムをつくっていくということが非常に必要でありますし、また供給サイドの倫理性についても十分要望していかなければいけないと思います。ここはお答えは要りません。  これは阿南委員の質問にもありましたけれど...全文を見る
○木村仁君 時間がございませんので結論を急ぎますが、今のその第三者機関をつくるということは非常に立派なことでありますけれども、私は非常に危険なことではないかという気もいたします。そういった秘密保持を完全にできる機関というのは私は会計検査院及び総務庁行政監察局ではないかと思うんです...全文を見る
03月11日第145回国会 参議院 地方行政・警察委員会 第3号
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○木村仁君 自由民主党の木村仁でございます。同郷の甘えで失礼なことを申し上げるかもしれませんが、よろしくお願い申し上げます。  まず、景気回復と積極財政、それと地方財政計画について御質問をいたしたいと思います。  私どもが若いころは、地方財政というものは国の経済対策、ましてや...全文を見る
○木村仁君 そのような国の積極的な財政政策に対応して地方財政計画というのはつくられていると存じますし、この地方財政計画の最終の詰めの段階では自自連携ということがほぼできていたわけでございますから、現在の自治大臣のお立場ではなくとも大きな影響を与えられたというふうに考えております。...全文を見る
○木村仁君 いずれにいたしましても、地方公共団体が実施すべき公共事業あるいは単独事業の金額は非常に大きな金額であろうと私は存じます。そして、当面の景気回復を図るためには、やはりこの二十九兆五千億という巨大な投資的事業を地方自治体が着実に、しかも遅滞なく実施していただくことが非常に...全文を見る
○木村仁君 これはちょっと乱暴な質問かもしれませんけれども、国家予算、地方財政計画を通観いたしまして、もし地方自治体が本当にこの地方財政計画を参考にしながら積極的な投資展開をしていただければ〇・五%の新年度経済成長は可能であると私は確信しておりますけれども、自治大臣、いかがでござ...全文を見る
○木村仁君 次に、地方財政対策と地方交付税について一、二御質問をいたしたいと思います。  平成十一年度の地方財政、国税の恒久的な減税の影響があります上に、地方公共団体の経常的な財源不足も十兆四千億と十兆を超えるものが予想された中で、結果的に見ますと、非常に自治省、地方サイドが健...全文を見る
○木村仁君 地方交付税が総額で二十兆円に達し二十一兆円に近い金額、そして一九・一%という非常に大きな伸びになりました。実は、この内容は資金運用部から八兆四千億円の借り入れを行っているということでございます。  全体的に、全国の地方公共団体は、借入金残高が個々の自治体において非常...全文を見る
○木村仁君 二十一兆円の地方交付税が、借り入れだけでなくて、法人税に係る地方交付税率の当分の間の措置でありますがアップ、あるいはそういったいろいろな努力の結果であるということは私も承知し評価をいたしているところでございます。  ただ、地方公共団体のトータルな借入金残高が十一年度...全文を見る
○木村仁君 私も自分勝手なことを一つ言わせていただきますならば、百七十六兆の地方公共団体の借金はほとんど日本のしっかりした金融機関あるいは人々が貸してくれているお金でありますから、貸し手サイドから見れば極めて優良な債権であって、国民の財産であると。だから余り心配することはない、思...全文を見る
○木村仁君 これも私の勝手な考え、思い込みでございますけれども、今不交付団体の大都市が経済危機を宣言して非常に困っている。したがって、不交付団体にも交付される特例交付金が当分の間の措置としてつくられたということは非常にいいことだと思います。ただ、過去の例からもわかりますように、大...全文を見る
○木村仁君 適正な政省令の制定及び曇りのない運用をお願い申し上げておきたいと思います。  次に、恒久的な減税と地方税制度についてでございますが、今次の恒久的な減税は定められたとおりでございますけれども、国の方の所得税法あるいは法人税法の関係では、これを本法の改正によらないで、難...全文を見る
○木村仁君 了解いたしました。  総理は、国会答弁の中で、将来における税制の抜本的改革ということを言っておられますし、恒久的な減税という形で進めながら、将来においてはそのような抜本的改正が行われるのではないかと考えますので、私が五つほど、当面私の願望も含めて申し上げますが、もう...全文を見る
○木村仁君 地方債についてお尋ねいたしますが、一つは私のお願いでございますから、答弁は要りません。  公債費比率一五%を警戒水準と自治省は定めて指導をしてこられました。何の根拠もない数字でございますけれども、地方自治、地方財政の運営の指針としては大変結構な水準だったと思います。...全文を見る
○木村仁君 けちをつけているわけではございませんで、さらに努力をお願いするということでございますので、御理解をいただきたいと思います。  余り時間を気にして、実は税を飛ばしてしまいましたので、ひっくり返りますけれども、もう一、二言わせていただきたいと思います。  固定資産税の...全文を見る
○木村仁君 必ずしも理解はいたしませんが、実情はよくわかりました。  若干細かな問題、細かでもございませんが質問しておきたいと思いますが、一つは広域行政の関係でございます。  この地方行革あるいは経済対策とも絡んで、市町村の再編成の問題が出てきております。この問題についてはま...全文を見る
○木村仁君 最後に、実務的な質問でございますけれども、今、国からの人件費補助を廃止してこれを地方交付税で措置し、そして県が団体に補助金を出すというような仕組みに切りかえていくということが行われております。  例えば、商工会の人件費補助について国の補助金が打ち切られた、そして地方...全文を見る
○木村仁君 最後に、自治大臣にお願いを申し上げておきたいのでございますが、非常に重要な問題であるけれども、局地的な問題であるためになかなか国政で顧みていただけないという問題がございます。  例えば、熊本県、岡山県のイグサの問題であります。非常に今厳しい状態にございますけれども、...全文を見る
○木村仁君 どうもありがとうございました。終わります。
05月12日第145回国会 参議院 日米防衛協力のための指針に関する特別委員会 第5号
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○木村仁君 自由民主党の木村仁でございます。  本日の私どもの質疑の趣旨は衆議院における修正部分について集中的に質問しようということでございます。恐らく、このような重要な法案についての修正案の発議者になられる皆様でありますから、なお残る非常に重要な数多くの法律の審議についても中...全文を見る
○木村仁君 私は国会承認という修正に結論的には賛成でございますから、誤解のないように申し上げておきたいと思います。  今御指摘がありましたように、防衛出動の場合とほぼ同じ条文の形をとりながら、しかし緊急集会による参議院の承認という手続がないということがございます。それから、緊急...全文を見る
○木村仁君 わかりました。ここに書かれていなくとも緊急集会でやる場合がある、そういうことでございますね。  それから、これはちょっと政府委員の方に教えていただきたいのでございますが、七十六条の防衛出動の際の承認の案件の中身でございますけれども、これはこういう案件について出動する...全文を見る
○木村仁君 今次の周辺事態に関係する応急対応措置についても同様と、可否だけ問うということで了解したいと思いますが、よろしゅうございますか。
○木村仁君 それから、緊急の必要がある場合の認定は当然総理大臣がする、こういうことだと理解をいたしますが、それでよろしいのかどうかということでございます。  新聞報道によりますと、対応措置のために出動する場合、国会にかけておっては時間がかかって仕方がない、したがって多分ほとんど...全文を見る
○木村仁君 私も大体そのように理解をして、確認いたしたかったわけでございます。基本的には国会の承認によって自衛隊の出動が決まるということを支持しつつ、しかしそれがそのためにもたもたしたり遅延をするということがないように、そういうふうな思いをお聞きした次第でございます。  次に、...全文を見る
○木村仁君 しかしながら、衆議院の審議の中においてやはり一定の武器の使用を認めなければならない、こういうことで修正をされているわけでございます。  この点についてある新聞には、防衛庁関係者の話では、この規定が設けられていなくとも自衛隊法九十五条で船舶等の防御のための武器使用は可...全文を見る
○木村仁君 ただいま政府委員から御説明のとおりでございまして、九十五条よりは幾らか幅の広い武器の行使ということが認められたということになるわけでございます。  そもそも、戦闘行為が現に行われていない、将来にわたって行われる見込みがない、もし行われる場合には速やかに撤収するんだと...全文を見る
○木村仁君 理解をいたしました。  ただ、一国の自衛隊、軍隊が領域外において、公海においても活動をしているわけでございます。ただいま御説明ありましたような不測の事態に対応する法制はつくっていただいた。これはその権限が与えられるとともに、その範囲内できちっとしなさいよという枠組み...全文を見る
○木村仁君 私がこの武器使用の一連の関係で一つ心配いたしますのは、それは自衛隊の隊員の士気ということでございます。実は、私どもの経験では、バングラデシュで大水害があったときに消防のヘリコプターが二機出動をいたしました。まだ法律がなくてPKOで自衛隊が出ていけなかったし、警察も行け...全文を見る
05月20日第145回国会 参議院 日米防衛協力のための指針に関する特別委員会 第9号
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○木村仁君 自由民主党の木村仁でございます。  私は、先日、本法案の修正部分について主として衆議院の修正案発議者の皆様に質問をする機会をいただきました。幸いにしてと言うべきであろうと思いますけれども、本日また再度質問する機会をちょうだいいたしましたので、先日の質問の上に立ちなが...全文を見る
○木村仁君 私の考え方と全く一致するお考えを示していただきまして、大変ありがとうございました。  同じことになるかと思いますけれども、ACSA、物品役務相互提供協定の第四条の第一項、第四項を見ますと、こういった協力関係というものはすべて、例えば同条第四項にありますように、日本国...全文を見る
○木村仁君 次に、国会承認の修正の件でございますが、自衛隊による対応措置の実施に係る国会承認に関連しまして、衆議院解散時における参議院の緊急集会という問題がございます。そして、自衛隊の防衛出動の際には、衆議院解散時においては参議院の緊急集会を開いて承認を受ける、こういう手続が書か...全文を見る
○木村仁君 それから、これは質疑の過程で参考人あるいは公述人の方々から御指摘があったことでございますけれども、この承認について米国の戦争権限法等の事例にかんがみ、日本でも時限と申しますか、期限つきの承認ということがあり得るのか否かということが議論されたことがございます。  私は...全文を見る
○木村仁君 私も、個人的にはそのような弾力的な対応がこういった事態にはふさわしいのではないかと考えていることを付言しておきたいと思います。  次に、地方公共団体の長及び国以外の者への協力依頼につきましては私も非常に関心を持っておりますが、この点につきましては、ただいま同僚の森山...全文を見る
○木村仁君 よくわかりました。  私は、長年地方自治行政に携わってまいりました者としての経験から申しますと、確かに憲法は地方自治を保障いたしております。しかし、我が国はその憲法のもとで成り立っている国家でございまして、地方公共団体に連邦制の州であるとか、あるいはましてやアウタル...全文を見る
○木村仁君 問題が残りましたが、時間が参りましたので。ありがとうございました。(拍手)
06月08日第145回国会 参議院 地方行政・警察委員会 第12号
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○木村仁君 今回の地方公務員法の一部改正法案は、新たな再任用制度の導入、また懲戒制度の整備という大変時宜に適した改正であろうと考えまして、全面的に賛成をいたしたいと存じます。  この際、何点かお伺いをいたしておきたいと存じます。  まず最初に、地方公務員法という法律体系の全体...全文を見る
○木村仁君 今回の地方公務員法の一部改正につきましても、私は、当地方行政・警察委員会はいつでも審議するという姿であったと思いますけれども、やはり国家公務員法に同様の改正があったら、審議が済んだら地方行政・警察委員会と、そういう雰囲気であったと思います。若干残念な気がいたします。ど...全文を見る
○木村仁君 心配されますのは、新たな再任用制度の運用いかんでは新規採用職員の採用枠が非常に厳しくなってくるのではないかということでございます。  平成十年度地方公共団体定員管理調査によりますと、地方公務員の総数は四年連続減少し、平成十年度は一万七千六百二十四人減少、四年間で三万...全文を見る
○木村仁君 次に、大勢的なと申しますか、一般国民の皆様との関係でございます。完全失業率が四・八%、やがて五%を超えるかもしれない、男性だけとればもう五%だよと言われているような今日でございますが、こういうタイミングでこの制度をつくって、公務員だけが先取りで六十歳代前半の就職体制を...全文を見る
○木村仁君 地方公務員として定年を迎えられたときに、これで定年だ、また次の人生があると考える人も多いと思いますけれども、やっぱりこういう制度があるとどっと押しかけてくるということもあるかと思います。それから、おれは勤務時間を短くしていただいた方がいいという方がまたたくさん出てくる...全文を見る
○木村仁君 最後に、こういう制度の適用を受ける職員の方の主体性の問題でございますけれども、やっぱり定年を迎えるまでには自分の将来の、新しい仕事をするのかあるいは県の外郭団体でもう一働きするのか、あるいは県に再任用してもらって仕事をしながら自分の人生も楽しむというのか、そういう早い...全文を見る
07月26日第145回国会 参議院 行政監視委員会 第7号
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○木村仁君 三つほど申し上げたいんです。  第一に、基本法の制定については私も賛成でございます。外務省が基本法ができてどこか別に主管省ができると自分たちが外交でそれを活用できなくなるという、これももっともな話であるから、私は、基本法をつくって一本化するのならば、やはり外務省がそ...全文を見る
07月29日第145回国会 参議院 地方行政・警察委員会 第16号
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○木村仁君 自由民主党の木村仁でございます。  住民基本台帳法の改正につきまして、おさらいの部分も含めて質問させていただきたいと思います。  本日は、衆議院修正案の発議者でいらっしゃいます先生方にお見えをいただいております。大変お忙しいと思いますので、順序不同でございますけれ...全文を見る
○木村仁君 わかりました。  大体三年、五年というタイムスパンで準備が進められて完成されていく、このことを前提として修正案の発議者の先生方にお尋ねいたしたいのでございますが、この修正の趣旨説明を拝読いたしますと、個人情報の保護についてこの制度が準備しておる主要な事項を全部網羅し...全文を見る
○木村仁君 大変よく理解いたしました。  そして、その結果、附則に「この法律の施行に当たっては、政府は、個人情報の保護に万全を期するため、速やかに、所要の措置を講ずるものとする。」という一条を加えていただいているわけでございまして、私もこの附則は国民にさらなる安心感を与えるとい...全文を見る
○木村仁君 認識が一致したことで大変私は安心をいたしております。  そこで、問題は、この住民基本台帳改正法案を審議するに当たって、附則が提案されたことでもあるから、もっともっとプライバシー保護についてのこの法律案自体の安全弁のことを考え直して、それを整備することの方がこの法律制...全文を見る
○木村仁君 大変ありがとうございました。そのようなつもりで私どもも審議を進めてまいりたいと考えております。私に関する限りは発議者の皆様もう結構でございますので、お立ちいただきたいと思います。  次に、最初に戻りまして、住民基本台帳ネットワークシステムの導入の意義あるいはその効果...全文を見る
○木村仁君 そこで、今回の住民基本台帳法の改正について一つ確認をしておきたいと思うのでございます。これは言うまでもないことでございますけれども、住民基本台帳、新しいシステムができ、そしてナショナルなネットワークになっていく、都道府県もそこに介在してくるという状況の中でもこの住民基...全文を見る
○木村仁君 表からは聞きませんでしたけれども、そういう御確認をいただいて、これは国が国民の情報を把握しよう、そういう意図のもとにつくる制度ではないということを実は確認しておきたかったのでございます。  次に、この全国的なネットワークを構築していくということについて、やっぱり批判...全文を見る
○木村仁君 その最後の部分でございますけれども、今いろんな資格を取るときに一体なぜ本籍地などが必要なのかということは私は大変疑問に思います。  今度の住民基本台帳ネットワークシステムが完成すれば、住居の確認とともに本人であることの確認も十分できるわけでありますから、これ以上恐ら...全文を見る
○木村仁君 突然の質問で失礼をいたしましたが、御趣旨はよくわかりました。  もちろん、例えば児童手当等の諸証明については続き柄が必要なことは当然でございますので、何でもかんでも住民基本台帳で処理せよというのではございませんけれども、よく言われる本籍地や続き柄も載っていないものを...全文を見る
○木村仁君 この新しい制度が持つ市町村の行政全体の二十一世紀化というものにも御配慮をいただきたいと思います。  次に、個人情報の保護についてでございますが、この問題はもう繰り返し議論されましたので私自身として余りお聞きすることもないのでございますけれども、幾つかのポイントの御理...全文を見る
○木村仁君 個人情報の保護あるいはプライバシーに対する感覚は、これはもう過去と現在は格段の違いがあるわけでございますし、また、情報技術が高度化すればするだけそれが発揮された場合の影響が大きい。そういう意味で私は、十分な安全弁と申しますか、ガードをしなければいけないということにもち...全文を見る
○木村仁君 ちょっとその点確認しておきたいんですけれども、行政機関の保有する電子計算機処理に係る個人情報の保護に関する法律によるセーフガードよりもさらに住民基本台帳の方が厳しいと理解してよろしいわけですか、国の行政機関に対して。
○木村仁君 わかりました。  それから、もちろん指定情報処理機関についての厳しいセーフガードもあるわけでございますが、都道府県及び市町村、この分野についてはやはり先ほど来何度も確認しておりますように自治事務でございますから、その事務に係る個人情報の防衛あるいはプライバシーの保護...全文を見る
○木村仁君 恐らくそういう条例を制定しておられる市町村、都道府県でも、もうこれからの情報処理というのは、クローズドサーキットをつくってそれを守れば完全だという発想では対処し切れない。オープンに全部つないで、しかし大切なプライバシーはきちっと保護できるようなシステムをつくる、そうい...全文を見る
○木村仁君 今、大臣の御答弁のことで安心をいたすわけでございますけれども、さらにそれに力を得て図に乗るわけではございませんが、これだけのシステムをつくっていく、そして個人のプライバシー保護のためのいろんなセーフティーネットもつくり上げた、そういうことを考えますならば、この住民情報...全文を見る
○木村仁君 せっかく構築するシステムでございますから、この四情報がもっと朗らかに国民に理解されて、そしてそれを国民の利益のためにどんどん使っていくという雰囲気が生まれ、そしてそれについて必要な法律改正も進められていくということを期待いたしたいと思います。  ちょっと時間がせって...全文を見る
○木村仁君 市町村のいろんな書類の交付事務について、自治省は郵便局との関係では今どのようなことをお考えになっていらっしゃいますか。
○木村仁君 この面につきましては、ぜひ、将来は同じ省になるんでございますね、郵便局はこの行政改革の過程で国家公務員としての地位が残りますので、非常に立派な方々が仕事をしていただくわけでありますから、できればこのネットワークの一部に入ってもいいくらいだと私は考えております。  そ...全文を見る
○木村仁君 終わりますが、私も、今二十一世紀に向かって市町村の行政が一つの飛躍を遂げるこの法律の審議に携わることを非常に名誉に思って質問を終わります。ありがとうございました。
11月15日第146回国会 参議院 行政監視委員会 第1号
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○木村仁君 自由民主党の木村仁でございます。  本日は続総務庁長官の最初の本委員会への御出席でございますので、本来であれば現下の諸問題について御質問をするのが礼儀かと存じますけれども、ただいま委員長からお話がございましたように、大臣が当委員会の委員長当時に設定されました特殊法人...全文を見る
○木村仁君 どうもありがとうございました。大臣に関する限りはもう私は御質問はございませんので、よろしくお願いいたします。  それでは、年金福祉事業団の問題について幾つか御質問をさせていただきたいと思います。  私どもが理解いたしますところでは、年金福祉事業団は昭和三十六年に主...全文を見る
○木村仁君 大まかに御感想をいただきました。  私は、この年金福祉事業団が国民の年金制度の発展あるいはその被保険者の福祉のために貢献した部分も決して無視してはならないと思います。  ただ、どうも不幸なことになさったタイミングがよくなくて非常に大きな赤字を出してしまったというこ...全文を見る
○木村仁君 確かに、私どももほかの分野でもそういうことは感じるわけでございますが、資金運用部が頑として貸付利息を変えない、つまりどんな状態になろうとも自分のところは一厘たりとも赤字をつくらない、そういう体制のもとで高い金利で貸して逆ざやが生じた、こういうことであろうとは思います。...全文を見る
○木村仁君 そこらあたりは今後の課題であろうと思います。  これはついでながら要望みたいなことを申し上げますけれども、例えば地方債の借り入れというのは証書で銀行から借り入れられるというふうに思っておられる方が多いわけですけれども、大半は証券という形でやっぱり流通しているわけです...全文を見る
○木村仁君 グリーンピアの施設の関係についてお尋ねいたしますが、私も基本的にはもう余り公の機能としてこういう事業はしない方がいいであろう、簡易保険にしても年金にしても同じでございますが、そういう考え方を持っておりますし、地方公共団体が行う宿泊機能を持った施設にしてもそろそろ収束の...全文を見る
○木村仁君 現在、民間のホテルその他の観光施設も非常に厳しい環境のもとで苦戦を強いられているわけでございますから、グリーンピアの経営不振についてもそういう時代の問題もあろうかと、私はそういうふうに思います。思いますが、これからできるだけ早期にこれを撤収していこうというお考え方は私...全文を見る
○木村仁君 そういう形で、お祭り好きの知事さんがおやめになるのですからよっぽど苦しいんだろうという気がいたしますが、後の始末がきちっとできるのかどうか、大変そこらあたりは心配でございます。  そして、具体的な譲渡をする場合に、私が聞きますと、最初に申し出があった金額、これで県の...全文を見る
○木村仁君 ぜひ、早く撤退した方がいいと私は思いますが、こういった資産、施設が地元で生きるように、そういうことを考えながら処理していただきたいと思います。そして、何よりも国民年金は国民年金である、国民の年金を大事にする、そういう基本方針で御健闘をお祈りいたします。  ありがとう...全文を見る
11月16日第146回国会 参議院 地方行政・警察委員会 第2号
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○木村仁君 自由民主党の木村仁でございます。  二十一世紀のキーワードの一つは、多分分権化ないしは分権化社会ということであろうと思います。地方分権を推進していく本当に基礎を今固め、次の世代への弾みをつけていかなければいけない極めて重要な時期に、保利自治大臣及び平林、橘両政務次官...全文を見る
○木村仁君 よろしくお願いを申し上げます。  次に、権限移譲と財源再配分の関係についてちょっとお尋ねをしたいのでございますが、私は、この地方分権一括法による地方自治法の改正が非常に歴史的な意義を持った立法であるにもかかわらず、国民一般の関心が非常に低い、それが非常に残念でござい...全文を見る
○木村仁君 大臣の御答弁を大変力強く拝聴いたしましたが、一つ、ついでながら、反論ではございませんけれども申し上げておきますと、この河川の移譲の問題について、ある議員がやはり移譲すべきであるという発言をいたしましたところ、これはある会議でありますけれども、他の議員が立ち上がって、冗...全文を見る
○木村仁君 時間はかかり、大変な仕事だろうと思いますが、よろしくお願いいたしたいと存じます。  大体、この地方自治法、その他の法律でもそうでございますけれども、いろんな安全弁をつくり過ぎるわけでございます。いろんな安全弁をつくると地方自治体は過ちを起こさないわけです。過ちを起こ...全文を見る
○木村仁君 私も今の大臣のお考えに全く賛成でございまして、我々日本人というのは制度をいじり出しますと余りにも潔癖で、何か全国一律に一つのことをやらなきゃいかぬという気持ちになってまいります。そうでなくて、やっぱり地域の実情に応じてやっていく。そして、その実情に応じて実施していくた...全文を見る
○木村仁君 ぜひそうお願いいたします。  例えば、私の地元の熊本県でありますと、天草が一体になって一つの市になろう、あるいは球磨郡の小さな町村が、市にはなれなくとも合体しようという動きがございます。そういう先進的に努力するところはひとつ大いに財政措置をやっていただいて、そして見...全文を見る
○木村仁君 私言い落としました国の経済施策については、ぜひ国の方で万全の財政対策をお願いしますというところ、大臣のお答えに含めていただきましたので、再度私からも要望いたしておきたいと思います。  次に、地価下落と固定資産税の問題についてお尋ねをいたしたいと存じます。  今、国...全文を見る
○木村仁君 税制調査会を通じてぜひ慎重な御検討をお願いしたいと思います。  それから、これは要望いたしておきたいと思いますが、今、林業の経営というのは極めて厳しい状況に置かれております。非常に早い時期から国際化されて、その波に打たれて不振をかこっているわけでございます。その中で...全文を見る
○木村仁君 時間がもうほとんどなくなってしまいましたので、ペイオフの問題につきましてはこういうことが言われているということだけ御指摘しておきたいと思うんです。  ペイオフ解禁になってしまうと地方財政資金どうするんだ、とても大変だねという意見が市町村内にあります。逆に、この金融機...全文を見る
○木村仁君 これは、モンペレーの火砕流について私がもしあのときに知っておれば災害が起こらなかったのではないかと、非常に私自身反省の意味を持ってお尋ねしたわけでございます。  もう一つだけ、これは一昨日亡くなられました前参議院議員の守住有信先生の手紙です。これに、不知火事件のとき...全文を見る
○木村仁君 大変失礼いたしました。消防問題につきましては、次の機会に通告いたしております問題、もう少しゆっくりとお尋ねしたいと思いますので、大変申しわけございませんが、きょうはこれで終わらせていただきます。  ありがとうございました。