木村義雄
きむらよしお
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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06月12日 | 第186回国会 参議院 厚生労働委員会 第20号 議事録を見る | ○木村義雄君 今日は、医療の方と介護の方のそれぞれでちょっと質問させていただきます。 まず、医療の方なんですが、今や医療費が高過ぎて財政の圧迫をしているとか、様々な課題が指摘されているところなんですけれども、その原因の一つが、日本の医療は病床が多過ぎる、病床過剰だと、こう言わ...全文を見る |
○木村義雄君 そこで、今日は、要するに医療計画を実際立てているのは都道府県なんですね、都道府県がそういう権限を持っているんですね。要するに参入規制の権限を持っていると。その都道府県は、実は権力者でありながら、今度は自分で自分のところの病院を持っているわけですね。 そこで、今日...全文を見る | ||
○木村義雄君 今御説明いただいたんですけれども、実際はベッド空いているんですよね。それで使っていないということが現状にあるわけであります。 一方で、さっきも言いましたように、都道府県は、民間病院から申請上がってきますとどんどんどんどん過剰ベッドだ、過剰ベッドだといって追い返し...全文を見る | ||
○木村義雄君 本来であれば、このような病床を速やかに返還することによって民間病院の新規参入を促し、地域医療の崩壊また医師不足等を解消させることが考えられるわけでありますが。 そこで、総務省にお伺いしますけれども、総務省は、自治体病院が民間病院の経営を圧迫したり新規参入を阻害し...全文を見る | ||
○木村義雄君 審議官そうおっしゃるけど、あなた、まあそれは表向きはそういうふうに言っているのかもしれないけど、実態は全然違うんじゃないの。 例えば、地域医療再生基金ってありましたよね。あれ、都道府県が配賦しましたよ。それで、実際に地域医療再生基金でどんどんどんどん公的病院は新...全文を見る | ||
○木村義雄君 地域医療再生基金は、ほとんどが公的病院で、しかも県立中央病院とか大病院ばかりにたくさんのお金を使って、残念ながら民間病院の方にはもうスズメの涙も行かないぐらいで、これで随分公的病院は救われたよね、あなた知っているでしょう、だけど、知らないといったって、そんなわけにい...全文を見る | ||
○木村義雄君 今、地域の審議会とかそういう話が出たんですけれども、これは、審議会って知事が主宰するわけですよ。言ってみれば、知事の都合のいい人だけ集めてきて、いや、現実にそうだから。厚生省だって審議会はそうじゃない、みんな。知事がそういう不適切な運用をしている場合にどういう指導が...全文を見る | ||
○木村義雄君 それはちょっと甘いんで、大体、事務局がみんな差配して、出席している人は名誉職みたいなものだから、お上ごもっともといってやっちゃうケースが圧倒的に多いんじゃないんですか。私、県議会に出たときに、県の会議に出ましたよ。座っているだけで、結局、時間が来たら終わりですよ。私...全文を見る | ||
○木村義雄君 何か余り納得のいくような答弁じゃなかったんですけど。 実は今、さっきの許可病床、稼働病床の話に戻るんですけれども、公立病院には交付税で一ベッド当たり約七十万円交付されていますよね。これは実働病床や稼働病床じゃなくて、実際は許可病床に配賦されていますよね。特に稼働...全文を見る | ||
○木村義雄君 要するに、カラスは白いといったって、やっぱり黒いのは黒いんだから。 普通交付税以外にもっと、不採算地区病院には幾ら、百二十万とか、周産期医療では三百九十万とか、小児医療では百四十六万とか、救急施設では幾らとか、もう結核病床とか精神病床、ありとあらゆるところに出し...全文を見る | ||
○木村義雄君 とにかくやっぱり大事なのは、実際に地域医療を担っている大部分は民間の病院なんですよ。それで、さっき公的病院の方も地域医療を担っていると、こう言っていましたけれども、実際は不採算部門からどんどんどんどん出ていって、逃げていって、本当に今、地域の最前線で一番苦労している...全文を見る | ||
○木村義雄君 今、日本の核家族化が進んできて、そこで、なかなか要するに介護の方も大変だから社会化だと、こういって介護保険ができたとかいって、この委員会でもよく議論をされているところでございます。 その中で、介護保険ができてもう約十五年が近くなってまいりますが、この十五年間で家...全文を見る | ||
○木村義雄君 実は、今から十五年ぐらい前に、介護保険制度を創設するときに大議論になった項目がありまして、それは、日本で今度の介護保険を導入されるに当たって、家族介護への給付を行うか否かと大議論があったんですね。これは、そのときは結論が出ずに、五年後の見直しのときにもう一回やりまし...全文を見る | ||
○木村義雄君 皆さんのお手元に横長の資料をお配りさせていただいているんですが、三と四を見ていただきたいんですけど、最初の方は、本人の希望は、自宅で家族の介護と外部の介護のサービスを組み合わせて介護を受けたいという方が二四%、家族中心で受けたいというのは四%なんですね。 ところ...全文を見る | ||
○木村義雄君 ちょっと時間のためにこちらから言ってしまいますと、一・六億円というと、六千施設あるんだから、やっぱり一兆円ぐらいは現金で持っていると、こういうことですね。そして、その大部分がある意味で高齢者施設だと、こういうことも言えるわけですよね。 そこで、余りにも施設の方ば...全文を見る | ||
○木村義雄君 実は、今新しいそういう施設、サ高住とか有料老人ホームとか、もう地域によってはでき過ぎちゃって空きがどんどんどんどんできてきて、料金のダンピングが起こっていると、こういう実態ももう出てきております。 利用者側にとって安く入るのはいいのかもしれませんけれども、これ事...全文を見る | ||
○木村義雄君 二〇二五年以上はちょっと見通しが立たないということになるんですな。 そこで、岡田社会局長にも来てもらっているんで、二〇二五年と今数字を出しましたけれども、百万人の介護人材が今必要だということを言われているんですけれども、これ、どうやって確保していくんですか。この...全文を見る | ||
○木村義雄君 今、局長は、あらゆる施策を総動員すると、こういうお話がありました。私は、あらゆる施策を総動員し、あらゆる人材を総動員するんであれば、退職した高齢者の方々、それから女性ですね、これをやっぱり介護の担い手としてしっかりと位置付けて活用すべきではないかと。 その場合に...全文を見る | ||
○木村義雄君 そこで、皆さんのお手元にドイツの介護手当についてという横長の資料一と二をお配りさせていただいております。 ドイツの介護、これは、日本は現物給付ですが、向こうは、ドイツでは現物給付よりも現金給付の方が多いんですね。しかも、介護保険の本体だけじゃなくて、もっと民間介...全文を見る | ||
○木村義雄君 いや、私はむしろ逆に、今の日本の介護保険は導入のときに混乱がありました。ドイツは利口だったんですね、先に保険料を取って後からサービスを開始したと。日本は、あのときの政調会長に変わった人がいて、サービスを先に提供しちゃって後から料金をいただくというようなことがあったり...全文を見る | ||
○木村義雄君 済みません、時間ですので、薬務局長、わざわざお越しいただいたのに、残念ながら、次回にお願いしたいと思いますので、今日はお許しをいただきたいと思います。 それでは、以上で終わります。 |