釘宮磐
くぎみやばん
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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02月20日 | 第140回国会 参議院 厚生委員会 第2号 議事録を見る | ○釘宮磐君 朝からの審議で皆さんお疲れのことと思いますが、最後までおつき合いをいただきたいと思います。 きょう、私は小泉厚生大臣の答弁を聞きながら、私がちょうどまだ自民党におる当時、小泉大臣が郵政大臣を務めているときに、高齢者の郵貯の問題で非常に衝撃的な発言を逓信部会でなさっ...全文を見る |
○釘宮磐君 全く同感でありまして、私はそういう意味では、きょうばいきなり質問通告のなかった話なので非常に答えにくい部分があったと思うんですが、私はぜひ閣僚の中で小泉大臣にそういう面での思い切った発言をしていっていただきたい。私は、そういう意味で政府が取り進むのであれば、太陽党も当...全文を見る | ||
○釘宮磐君 私は、そういう建前論を質問しているわけじゃないんですね。いわゆる現実の問題として、厚生省から天の声が聞こえてくるような、そういうことによって適材適所に施設をつくる、さらにこの人は施設をこれからやってもらうにふさわしい人だというふうな人を地方がせっかく決めていても、いわ...全文を見る | ||
○釘宮磐君 今回の改正でこれが乗り越えられたというふうに大臣はおっしゃいますが、私はなかなかそれは難しいのではないかなと。やっぱり入り口論で新規参入をこれからどんどんしてくるわけですね。新ゴールドプランあたりで介護保険ができれば、これからどんどん施設をつくらなきゃならない。そのと...全文を見る | ||
○釘宮磐君 通り一遍の答弁で非常に不満ですけれども、これは厚生省、ぜひ法務省のしりをたたいてやってくださいよ。法務省は大体時間がかかり過ぎるんですよ。 もう時間がありませんので、最後の質問に移らせていただきます。 先ほど大臣が財投の問題に触れられて、さらに年金福祉事業団の...全文を見る | ||
03月27日 | 第140回国会 参議院 厚生委員会 第5号 議事録を見る | ○釘宮磐君 薬害エイズ訴訟の和解が成立して今月二十九日で丸一年が経過をするわけであります。真相究明につきましては裁判も始まりましてそれにゆだねることにして、きょうは再発防止、恒久対策の観点から数点質問をさせていただきたいと思います。 薬害エイズ事件では、厚生省と製薬会社との癒...全文を見る |
○釘宮磐君 私は、この薬害の問題が後を絶たないという中に、基本的に厚生省の内部の機構そのものを少しぐらい動かしたのではなかなかこれは難しいのではないかと。それは確かに機構を改革することによってこれから、後ほど触れますが、情報開示の問題とかそういうようなものがこれから有機的に相乗作...全文を見る | ||
○釘宮磐君 ということは、将来的にはそういう内部審査の方式に近づけていくという、そういう考えですか。 | ||
○釘宮磐君 私よくわからないんですが、今の答弁を聞いていて、私が今一番指摘をしたいのは、薬害エイズの問題が起こったときに、一体だれが責任をとるのか、だれがどこでどういう決断を下したことによってこういう問題が起こったのかということがあいまいになってきたというところに一番問題があった...全文を見る | ||
○釘宮磐君 我々は薬害エイズの真相究明を昨年やったわけでありますが、その中で例えば既に米国で非加熱製剤が間違いなくエイズ感染の原因であるというふうに言われていたことが情報として受け取れなかった、それがある意味では握りつぶされた、そのことによって患者は何も知らずに国を信じ、医者を信...全文を見る | ||
○釘宮磐君 ちょうど昨年はO157の問題が起こりましたね。これからそういうふうなものがいつ起こるかわからない。そういう意味では、カイワレの問題というのは、あれがかえって混乱を起こしたのではないかというようなことを指摘する向きもあるわけです。 いずれにしましても、そういう問題が...全文を見る | ||
○釘宮磐君 エイズの問題から医薬品行政に一石を投じて、いろんな試みがなされておりますが、私は、確かに制度はつくっても実際にそれを運用していくのは現場でありますから、そこに血が通うような状況をぜひつくっていただきたい。例えば拠点病院あたりもまだまだ専門スタッフが不足しているというこ...全文を見る | ||
○釘宮磐君 エイズにかかられた皆さん方は日々病状が進んでいくと思いますし、大変不安だというふうに思いますので、そういう意味で国として最大限できることについてはこれを進めていっていただきたいというふうに思います。 最後に大臣にお伺いしたいのでありますが、こうした繰り返される薬害...全文を見る | ||
04月01日 | 第140回国会 参議院 厚生委員会 第6号 議事録を見る | ○釘宮磐君 午前中から議論が進んでまいりまして大変お疲れのことと思いますが、最後でございますのでおつき合いをいただきたいと思います。 質問を用意いたしまして通告を申し上げているわけでありますが、ここまで随分重複した質問が多くなっておりますのでもしかすると通告がない質問が出るか...全文を見る |
○釘宮磐君 今、大臣が申されましたように、介護保険制度の議論が進められているんですけれども、これが導入されれば老人施設の措置費もなくなるわけですね。ですから、措置費がなくなるということはある意味では施設自体がこれからいろんな対応をしていかないと、もう従来のようにお客さんが措置とい...全文を見る | ||
○釘宮磐君 いや、私がなぜそういうことを言うかといいますと、このままいけばつぶれる保育所が出てくるんですよ、これはもう現実の問題として。きょうは都市部の先生が多かったものですから、都市部では保育所が足りない足りない、こういうふうに言われていますけれども、私は過疎県ナンバーワンの大...全文を見る | ||
○釘宮磐君 同じようにこれは過疎地域での議論になろうかと思うんですけれども、今回保育園の入園について市町村を越えて入園を認めるというような動きがあるやに私は聞いているんですけれども、その辺を非常に過疎町村ではますます不安を覚えているわけですね。 というのは、例えば大分県の場合...全文を見る | ||
○釘宮磐君 時間が限られていますので、もう少し詰めたい部分があるんですが、後に譲りたいと思います。 保育の単価の算定については午前中から午後にかけて議論があったところでありますが、ここでちょっと確認をしておきたいんです。 現行制度のもとでは定員によって保育単価が異なったり...全文を見る | ||
○釘宮磐君 古さじゃないです。職員の勤続年数でしょう。 | ||
○釘宮磐君 もう一度お尋ねしますが、要するに今の運営費の中からやれということですね。そういうことを当然認めていくということですね。 | ||
○釘宮磐君 まだ費目から出すとかいうような議論が出てくるところに私は若干のじくじたる思いがあるんですけれども、この際時間もありませんから他の問題をする前に私はここでもう一遍詰めておきたいと思います。 規制緩和という問題、これは大臣に質問通告していませんが、この前の大臣所信に対...全文を見る | ||
○釘宮磐君 大臣の大変前向きな答弁に私は非常に期待を持つものであります。 これからそういう不祥事を起こさないということが我々とすれば最も望むべくですけれども、しかしそういう人が参画していってもやってこられたというのは、逆に言えば措置費制度だと思うんですよ。 だから、そうい...全文を見る | ||
○釘宮磐君 いわゆる児童相談所のこうした人事の背景には、児童福祉法の五十条にあるように、児相の運営費や、さらには児童福祉審議会、こういった経費が地方負担になっているわけですね。要するに交付税で賄われている。したがって、そのことが一つの大きな私は要因になっているのじゃないかというふ...全文を見る | ||
○釘宮磐君 今の答弁ですと、要するにそういうふうな理解のないところの子供はあきらめろというふうに私は聞こえるわけですよ。今回、児童相談所に支援センターまでつくろうということでバックアップをするといっても、これも多分、私はまだ聞いていませんけれども、この支援センターの経費、これも交...全文を見る | ||
○釘宮磐君 ということは、児童家庭支援センターについては交付税措置をされるか直接国が支弁するかというのはまだ決まってないということですね。 | ||
○釘宮磐君 私もこれは言いながら一方で矛盾を持っているんです。地方分権をやれということを言いながら、一方でこうした私に言わせれば安上がり行政ですよ。目立つところには金は行くけれども、こういう福祉だとか、特に児童の問題なんかというとなかなか票にもならないというようなことで、これがな...全文を見る | ||
○釘宮磐君 わかりました。要するに、児童家庭支援センターを地域の中に置くことによって児相が直接受けられない部分を地域で受けて、そしてそれを一つの媒体としていろんな問題に対処していこうということですね。 その場合、この児童家庭支援センターの意義はわかりましたが、これは権限、財源...全文を見る | ||
○釘宮磐君 これは特にオウム事件の際にこの問題が非常に論議を呼んだんですけれども、子供の人権を守るためには今の児相の権限ぐらいでは私は本当に守れないんではないのかなと。子供の人権より親の親権の方が何かある意味では尊重されている。例えば、米国のように家庭裁判所が親権を預かるというよ...全文を見る | ||
○釘宮磐君 次に、今回の改正で、先ほど山本委員からも質問がありましたが、どうも私は局長の答弁がよく理解できなかったのでもう一遍お聞きします。 都道府県知事は、施設入所等の措置の決定及びその解除等に当たって、一定の場合には都道府県児童福祉審議会の意見を聞かなければならない、こう...全文を見る | ||
○釘宮磐君 時間が来ましたので最後の質問にしたいと思いますが、今私がなぜこの問題を持ち出したかといいますと、都道府県児童福祉審議会というものの存在なんですよ。私は県議会も経験していますからよくわかるんですけれども、児童福祉審議会の中に児童の専門家なんてほとんどいません。これは正直...全文を見る | ||
04月03日 | 第140回国会 参議院 厚生委員会 第7号 議事録を見る | ○釘宮磐君 きょうもまた最後でありますので、今までに議論がずっと詰まってきておりますので若干重複する部分があろうかと思いますが、少し観点を変えて質問をさせていただきたいと思います。 今回の児童福祉法の改正については、現場サイドで非常に不安感を持っておるという話を私は一昨日の質...全文を見る |
○釘宮磐君 特に、保育所については、やはり保育に欠けるというところがこの保育所の一番の基本でありますから、そういう意味で、そういう方々が排除されないような点についてぜひ御腐心をいただきたいというふうに思います。 次に、同一の社会福祉法人の中に養護施設と保育所が併設されている、...全文を見る | ||
○釘宮磐君 この問題は、余り議論を深めていますと時間がなくなるんですけれども、ただ私がここで申し上げたいのは、やはりこういう養護施設の経営等で、一昨日の質問の中でも言いましたけれども、いわゆる規制が余りにも多過ぎるんですよ。ですから、例えば子供に不利益にならないようなことであれば...全文を見る | ||
○釘宮磐君 私は、このことをあえて法案の審議の中で指摘をしておくことによって、今後何らかの形で、法律というものがひとり歩きして、それが行政から指導を受けると現場というのはこれの方がいいんだけれどもとなかなか言えない部分があるんですよ。本当は現場からそういう意見をどんどん聞いて、厚...全文を見る | ||
○釘宮磐君 今、違った場所でというような話がありました。例えば、大分県の場合一カ所しかないんですけれども、そういう場合、今そういうふうに適切に措置をしていくという非常に抽象的な答弁なんですけれども、私が指摘している、いろんなケースを抱えた子供がいるんです。例えば、いじめた子供とい...全文を見る | ||
○釘宮磐君 児童相談所については、私は一昨日の質問の中で、児童相談所のケースワーカーの資質の問題について申し上げました。地方自治体の人事の交流の中で、きのうまで土木事務所にいたような人がぽっと来て、いろんな難しい、専門家でなければできないこうしたケースを預かっていることも間々ある...全文を見る | ||
04月08日 | 第140回国会 参議院 厚生委員会 第8号 議事録を見る | ○釘宮磐君 きょうは大変御苦労さまでございます。太陽党の釘宮でございます。最後でございますので、よろしくお願いをいたします。 実は、昨日、私ども厚生委員会として教護院を視察してまいりました。私も久しぶりに教護院を見せていただいたんですが、そのときに特に感じたのは、たまたま前日...全文を見る |
○釘宮磐君 皆さんの御認識、全く一致しておりますし、私どももそういう意味ではおくれている児童問題を今回の児童福祉法の改正を契機にぜひとも底上げをしていかなきやならぬ、このように思っております。やはり政治家が反省しなきゃいけないのは、どうも子供には選挙権がないからかなというふうに思...全文を見る | ||
○釘宮磐君 最後でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 きょう、午前中の参考人の皆さんへの質疑の中で、私は老人福祉問題に比べて児童問題というのが非常に立ちおくれているというお話をさせていただきました。 その端的な例として、昨日我々がお伺いをした教護院と最近建てられ...全文を見る | ||
○釘宮磐君 今、濱田参考人からお話がありましたように、私は、この養護施設を含む、教護院もそうでありますが、本当に心に傷を負った子供を家庭にかわる場所として受けとめる施設として、やはり家庭以上のものをこれから備えていかなければならない、そんな感があるわけです。そのためにも、この最低...全文を見る | ||
04月10日 | 第140回国会 参議院 厚生委員会 第9号 議事録を見る | ○釘宮磐君 今回の児童福祉法の改正の議論も私の質問で最後になります。そういうことで、きょうばいろんな観点から質疑がなされてまいりましたし、私が用意した、質問を通告した部分はほとんど出尽くしたような感がありますので若干質問通告をしていない部分が出るかと思いますけれども、その辺は御容...全文を見る |
○釘宮磐君 大臣も同じような認識を持たれているということで、小泉大臣といえば歯にきぬ着せぬ答弁で私は非常に敬愛をしているわけでありますが、これから私が質問をしていく中で、ぜひ大臣にもそういう部分で見解をお聞きしたい部分では思い切った答弁をしていただきたい。官僚答弁を読まない大臣と...全文を見る | ||
○釘宮磐君 時代背景、そして今子供の置かれている状況、そういう中でいわゆるただ保護ということではなくて、子供自身が自立をする、そのための支援をしていくという意味で、今回のこの児童福祉法の改正の中でこの部分については私は大変評価をしているわけであります。 その中で、今回自支援助...全文を見る | ||
○釘宮磐君 よろしくお願いします。 それから、今回の中で、とりわけ私は児童の虐待の問題という視点から質問をさせていただいたわけですが、今回、児童家庭支援センターという新たな組織をつくって、そして児童相談所のバックアップ機能としてその存在を果たしてもらおうということで、その間に...全文を見る | ||
○釘宮磐君 昔は地域社会というのがありましたね。ですから、私なんかも随分隣のおやじさんからしかられたり、近所のおばさんからしかられたり、悪いことをしたときはそういうことがありましたよね。やっぱりお互いにそういう意味での地域社会がみんなで子供を育てたという部分があるんですけれども、...全文を見る | ||
○釘宮磐君 私が何でそれを聞いたかというと、大臣は老人ホームは落成式だとかいろんなことで多分行っていると思うんですよ。老人ホームの施設と児童養護施設とか保育園だとか、保育園は二十四時間生活するところじゃないですけれども、養護施設と比べると、それは老人ホームというのは今もう本当に立...全文を見る | ||
○釘宮磐君 ぜひ今回の参議院の厚生委員会での議論を私は厚生省の皆さんは重く受けとめていただきたいと思うんです。参考人招致での意見というのは、私は本当に切実な悲鳴にも似た意見もあったと思うんです。 厚生省のもうOBになられた方ですけれども、その方から、もう十年ぐらい前ですか、私...全文を見る | ||
04月15日 | 第140回国会 参議院 厚生委員会 第10号 議事録を見る | ○釘宮磐君 大量生産、大量消費、大量廃棄の悪循環を断ち切り、循環を基調とする社会システムを構築していくということは地球規模の課題となっております。 ドイツにおいては、一九九四年九月に循環型社会を目指す総合的な法制度として循環経済廃棄物法が制定され、廃棄物の発生の抑制、再使用、...全文を見る |
○釘宮磐君 紋切りの答弁が返ってきましたので、私また返したいと思いますけれども、やはり排出抑制、そしてその再使用、それから再々使用、そして最後に廃棄物処理というような優先順位をやっぱり明確に法体系のもとで私はやっていかないと、大臣は先ほど田浦委員の質問の中でも、この循環型社会の構...全文を見る | ||
○釘宮磐君 ぜひ進めていただきたいと思います。 次に、廃棄物の定義の見直しについてお伺いをしたいと思うんです。廃棄物法制とリサイクル法制の分断が廃棄物の定義にもあらわれていると言えると思います。厚生省は、昭和五十二年の通知によって、廃棄物の定義を客観的に汚物ないしは不要物と見...全文を見る | ||
○釘宮磐君 知恵がある人はいろんなことを考えて抜け穴をつくるわけでありますから、そういった問題が起こったときには、余り役人のメンツにこだわることなく、そういうふうな問題については的確に迅速に対応をしていただきたいというふうに私は思うわけであります。 廃棄物の定義の問題では、現...全文を見る | ||
○釘宮磐君 これは、また質問の中で申し上げたいと思うんですが、結局これは安定型と管理型、また遮断型、そこの区分にもかかわってくる問題でありまして、やはり有害性、危険性という観点で分類をするということが私は一番ベターなのではないのかなというふうに思いますので、指摘をさせていただきた...全文を見る | ||
○釘宮磐君 医療廃棄物については、今もお話がありましたが、感染性のものは特別管理廃棄物として、それ以外のものとの区別をしていますね。さらに感染性のものと非感染性のものをこれもまた区別しているわけでありますけれども、これは実際に、私は医者ではありませんからよくわかりませんけれども、...全文を見る | ||
○釘宮磐君 今、局長の答弁を聞きながら、私自身頭が悪いのか、よくわからぬのですよ。それぐらいもう答弁でも非常に紛らわしいというか、そういうものを現場で全部やらせるのか。マニフェストの問題がきょうもずっと議論になっていますけれども、排出事業者の責任という問題でこの後私もまた質問した...全文を見る | ||
○釘宮磐君 それじゃ、ちょっとお尋ねしますが、例えば排出事業者がある処理業者に頼みますね。その業者が例えばどこかに不法投棄をしたと。その業者がマニフェスト、管理票についてはそれを偽造したというような場合に、実質的にこの排出事業者についての責任は問われないんですか。 | ||
○釘宮磐君 私がここで一番言いたいのは、いわゆる連帯責任、排出事業者と処理業者の連帯責任というものをある程度確立していかないと、この問題というのはなかなか解決しないんではないかなというふうに思うんですけれども、その点どうですか。 | ||
○釘宮磐君 時間がありませんから、次の質問に行きます。私は、それぐらいまで踏み込まないとこの問題はなかなか難しいのではないかなというふうに思います。 通産省の方にお伺いをいたします。廃棄物の適正処理のためには、まず排出事業者において有害物質の回収や廃棄物の分別、性状の確認等の...全文を見る | ||
○釘宮磐君 時間がなくなりましたので、最後の質問に移らせていただきます。 最終処分場のあり方についてはきょうの議論の中でも随分出てまいりました。安定型処分場というのが約四割ある中で、その中からいろんな重金属や有機物質が検出されているというような指摘もありました。一方、管理型で...全文を見る | ||
04月17日 | 第140回国会 参議院 厚生委員会 第11号 議事録を見る | ○釘宮磐君 まず、産業廃棄物の処理施設の確保と安全対策に対する国の関与についてお伺いしたいと思います。 産業廃棄物については、現在広域処理が進められており、都道府県単位での取り組みには限界があります。産業廃棄物処理施設は、豊かな国民生活の維持に欠くことのできない産業インフラの...全文を見る |
○釘宮磐君 私は、何で国の関与というものをもっと行うべきだということを申し上げたかと申しますと、私も県会議員の経験があるんですが、こういった処理場の建設、その後のトラブルというような問題について住民の不信感というのが、いわゆる民間にゆだねているというところにまず不信感が最もあるわ...全文を見る | ||
○釘宮磐君 どうも整備の成果が、基本的に各都道府県に一カ所ということで平成三年にこれを制定しているわけですけれども、若干その進捗率が悪いような気がするんです。何かその辺、理由を聞かせてください。 | ||
○釘宮磐君 それじゃ、厚生省としては予定どおり進んでいるというふうに認識をなさっておられるということですか。 | ||
○釘宮磐君 いや、私が何でそういう質問をしているかというと、このセンターをつくること自体に対して、自治体が受け入れがたいような何か障壁があるのかなということでお聞きしたんです。 | ||
○釘宮磐君 したがって、私が冒頭に申し上げたのは、いわゆる民間でという局長の答弁なんですが、公がやるとしてもそれぐらい難しいということですから、ある意味ではこれから国の方である程度のてこ入れをしていかないと、関与していかないと難しいのではないかということを指摘させていただいたわけ...全文を見る | ||
○釘宮磐君 目標よりも非常に少ないわけですね。 実は、今回の改正で、産業廃棄物適正処理推進センターをつくって、不法投棄の原状回復のための基金を設けるように改定がなされておりますね。今回もやはりこの拠出については事業者の任意拠出ということになっております。 私は、先ほどの産...全文を見る | ||
○釘宮磐君 原状回復という面からすれば、例えば豊島みたいな問題が起これば、もうそれだけでなくなっちゃうんじゃないかというぐらい、非常にどれぐらいかかるのかわからないような基金の目標だとは思うんです。私は、今回のこの法案の審議を聞きながら感じるのは、排出業者また処理業者、すべてがや...全文を見る | ||
○釘宮磐君 先ほど西山委員の方から、また今回の議論の中でも、安定型処分場のトラブルが非常に多いというような議論が多かったわけですね。今回、法改正をして維持管理積立金を積ませて、そして処理業者に責任を持たせる、私はこのことは非常にいいことだと思うんですよ。評価しているんです。だけれ...全文を見る | ||
○釘宮磐君 今、保険の話が出ましたので、これは最後に質問をさせていただきたいと思うんです。 先ほど私が申し上げましたように、実際問題、処分場ができる地域の人たちから私も実際に意見を聞いたことがあるんです。先ほども申し上げましたが、つくるときはまだ業者も特定できるし、いいんだと...全文を見る | ||
○釘宮磐君 今も大臣の御答弁を聞きながら、私は確かに官の仕事を民がやるということのメリットというのは、それこそ大臣の持論ではありませんけれども、あると思います。 しかし、この産廃の問題というのは、要は後から起こってくるいろんなリスクを本当に民間がそこまで見てくれるのか。そこの...全文を見る | ||
05月27日 | 第140回国会 参議院 厚生委員会 第13号 議事録を見る | ○釘宮磐君 皆さんお疲れのことと思いますが、最後でございますので、どうぞよろしくお願いします。 既に同僚議員から数々の指摘がなされているとおり、国民にのみその負担を求め、抜本改革を先送りしたものであり、本法案の改正内容自体については問題が多数残されているとまず指摘をさせていた...全文を見る |
○釘宮磐君 きょう、同僚議員の皆さんからこの点について大臣に指摘があったところでありますが、大臣が大変な強い決意を持っていらっしゃるということ、このことは私はある意味では大臣やる気だなという思いを私自身も肌で感じたわけであります。私は、ある意味では小泉大臣でなければできないと、そ...全文を見る | ||
○釘宮磐君 私は、確かに厚生省が大臣を中心に頑張っている、そのやられるという意図、またその気持ちも伝わってきます。ただ、これが国会にかかる前にまた与党とのすり合わせとか、そういうような問題のときにこれが挫折するのではないかという思いが一方であるわけですよ。 私はここで大臣に、...全文を見る | ||
○釘宮磐君 私は、こだわるようですけれども、今回の衆議院の修正についてもやはりいろんな意味で政治的な圧力がかかってきて、結果的にこの案というのはある意味では修正案の前の方が説明しやすかったのではないのかなというような思いすらするわけですよ。 この修正に対し、いろんな組織や団体...全文を見る | ||
○釘宮磐君 次に移りたいと思いますが、現在、政府においては財政構造改革において社会保障改革への取り組みについて、既にきょうも新聞報道等でその中間報告がなされておりましたが、その中で歳出上限制を設けるという報道がございました。この点について御説明をお願いします。 | ||
○釘宮磐君 また、その中に一定収入以上の高齢者に対しての医療給付の見直しという点も入っておりましたが、これについてはどういう見解をお持ちですか。 | ||
○釘宮磐君 そうしますと、こういった問題が今回の抜本改革の中で、ある程度今回の財政構造改革会議における結論との整合性というのは当然とっていかれると、そしてそれが抜本改革に反映されるというふうに理解してようございますか。 | ||
○釘宮磐君 それでちょっとお尋ねしますが、財政構造改革会議での結論と、ある意味では厚生省のこれから目指す方向というのが違う場合もあり得るわけですか。 | ||
○釘宮磐君 そうすると、要するに財政構造改革会議での結論と、これから厚生省が進めていこうとする抜本改革というのはある程度その歩調が合っているというふうに理解していいわけですね。いいんですね。はい、わかりました。 時間がありませんので、先に進みます。 大蔵省の財政制度審議会...全文を見る | ||
○釘宮磐君 これは同じ政府の中でそれぞれの省庁が審議会を持っているんですね。その審議会の出す答申が、ある意味では整合性というのが私はなきゃいけないと思うんですね。 ですから、そういう意味で、こういう最終報告の文案を見れば厚生省としてこういうことを考えておるのかなと。それが一つ...全文を見る | ||
○釘宮磐君 今の答弁を聞いていると、これは何か大蔵省の審議会が勝手に財政削減の中で決めたというふうに聞こえてくるんです。どうもその辺はちょっと合点がいかないんですが、じゃこの点についてどうこうするということは厚生省としてはこれからだということですか。——はい、それじゃ次に移ります...全文を見る | ||
○釘宮磐君 それは当然所要の措置を講じなきゃいけないんだろうと思うんですが、財源をある意味では全く明示しないでこの修正をやったというのは、いかにも私は場当たり的な感じがしてならないんですね。この点については指摘をさせていただきます。 次に、同じく衆議院での修正の結果、政管健保...全文を見る | ||
○釘宮磐君 これは当然、このままでいけば政管健保の財政というのは十年度末でこの資金が底をつくわけであります。そういう意味からすれば、この抜本改革というものが本当の意味で避けて通れないということは、ある意味では厚生省ががけっ縁に立たされているということになるわけですから、この部分は...全文を見る | ||
○釘宮磐君 これは当初政府案では、組合健保は二千百四十億円の黒字、国保が百八十億円の黒字だったですね。ここで赤字が出ているということはどういうふうに理解すればよろしいんですか。 | ||
○釘宮磐君 そういうことじゃなくて、今後これは赤字のままでいいんですか。 | ||
○釘宮磐君 今の答弁を聞いてもそうなんですけれども、今回の修正はかなり問題解決を先送りにしただけで、自転車操業的な一時しのぎというような要素が非常に大きいというふうに私も思うわけでありまして、そういう意味では、今回改正の是非を本院の審査で構造改革の道筋をどれだけ明らかにできるかと...全文を見る | ||
○釘宮磐君 きょうは、特にこの抜本改革に対する大臣の決意と、私の激励の意味を込めての質問をさせていただいたんですが、これから八月末までといえば、もう時間もないわけであります。とりわけ、私がきょう何度も指摘をさせていただきましたけれども、やはり今政治が本当の意味でしっかりしなければ...全文を見る | ||
05月29日 | 第140回国会 参議院 厚生委員会 第14号 議事録を見る | ○釘宮磐君 先日の私の質問の中で、特に抜本改革について、これを八月いっぱいに何としてでもやり上げる、道筋を示すという大臣の力強い答弁がございました。私は、きょうはそういう意味でこの抜本改革を含む医療保険構造改革の取り組みについて引き続き質問をさせていただきたいと思います。 医...全文を見る |
○釘宮磐君 それじゃ、給付と負担の見直しに関連してお伺いをいたしたいと思います。 同じく平成九年改正の中で触れられております一般用医薬品類似医薬品についての給付のあり方の見直し、さらに高額療養費の自己負担額及び入院時の食事療養費の自己負担について見直しを行うことが言及されてお...全文を見る | ||
○釘宮磐君 入院時の食事療養費は。 | ||
○釘宮磐君 第三番目に、社会的入院の是正に関して建議書では「医師が入院治療を行う必要性がないと認めた者が入院を継続する場合、医療保険制度上の取扱いを見直す。」というふうなことが書かれてあります。この点について。 | ||
○釘宮磐君 社会的入院の解消にあわせて、この建議書の中では、医療計画上の必要病床数のあり方の見直し、これについてうたっております。これは具体的に何をどういうふうに見直すのか、お聞かせをいただきたい。 また、昨年十一月の国民医療総合政策会議の中間報告では、「過剰病床に対する医療...全文を見る | ||
○釘宮磐君 五番目として、これは先日の渡辺委員の質疑の中にもありましたが、国民医療総合政策会議の中でも提言されているんですが、保険医の定数制、定年制の問題です。 これは先般、保険局長が非常に慎重な答弁をなされたというふうに私は受けとめたんですけれども、こういった問題については...全文を見る | ||
○釘宮磐君 局長は、これは抵抗があるからじゃなくて基本的な問題点がまだあるんじゃないかというような御趣旨でありましたけれども、私は多分これ、建議書の中では、医者がどんどん生まれてくる、医者がふえればこれはもう開業は自由ですからどんどん開業をする、そのことによってふえればそれだけ、...全文を見る | ||
○釘宮磐君 非常に何か苦しい答弁に聞こえてならないんですが、先ほど長勢議員がコスト意識を涵養する、社会的入院や病院のサロン化の解消だというような答弁をなさっていましたけれども、私はその辺が確かに一つの本音の部分というか、そういうふうに答弁したわけですから、でも、そういうことになる...全文を見る | ||
○釘宮磐君 要するに、きょうも小児医療の問題の中で薬価が非常に高過ぎるのではないのかというような議論もありました。これはある意味では定率でかかったものについて一定の比率を掛けて徴収すれば、そこにはもう全くの不公平というのは出てこないわけですよね。特にきょうは老人保健福祉局長がこの...全文を見る | ||
06月03日 | 第140回国会 参議院 厚生委員会 第15号 議事録を見る | ○釘宮磐君 先日に引き続いて、老人医療費の一部負担問題についてまずお伺いをしたいと思います。 私は、今回の改正点で特に薬剤費の部分、また入院負担、通院負担、これが定額で計算をされたということが非常にわかりにくくしたということを前回御指摘させていただきました。あくまで私は定率、...全文を見る |
○釘宮磐君 これはいろんな場合を想定してその一つ一つに対して対応するというのは非常に難しい問題だとは思うんですけれども、しかし現実に私どもそういう現状を知るにつけ、薬剤費がふえた、通院一回五百円ふえて月額二千円ふえた、それ以上に交通費というのが非常に重い負担になっているということ...全文を見る | ||
○釘宮磐君 今の答弁の中にもありましたように、老齢福祉年金の受給者が平成九年は二十九万人、千二百万人にも達する老人医療受給者の二・五%にすぎないわけであります。しかも、この老齢福祉年金受給者というのは、今もお話がありましたように、年々これは減少してくるわけで、西暦二〇〇五年には三...全文を見る | ||
○釘宮磐君 ぜひその点については、この委員会の審議の中でも多くの委員の皆さんからの指摘もありますので、検討をしていただきたいというふうに思います。 次に、老人保健制度の見直しについてお伺いをしたいと思いますが、この点については老人保健福祉審議会の意見書で「全高齢者を対象とした...全文を見る | ||
○釘宮磐君 今、いわゆる老人保健制度の見直しというものがいかに大変かということを改めて認識をしたわけでありますし、またその困難性というものが大変な状況にある、これを八月いっぱいで決めるわけですからこれは本当に大変なことだと思います。 老人医療費を独立させるということが第一番目...全文を見る | ||
○釘宮磐君 そこで、今の議論を前提にして大臣にお伺いしたいんですが、私は、税方式、老人医療制度を新たにつくるとするならば税の投入ということが極めて重要になってくると思うんです。 この税方式ということについては、大臣、どういうふうに御認識をなさいますか。 | ||
○釘宮磐君 もう時間がありませんから議論はまた後日に譲りますが、私は、いわゆる保険制度とよく言われるけれども、ある意味では保険もやっぱり税と同じだと思うんですね。直接税ですよ。これは国民負担率の中にいわゆる社会保障負担というのも入っているように、これは税だと思うので、それの方がよ...全文を見る | ||
○釘宮磐君 老人医療費の見直しに伴っては、医療保険制度全体の保険集団のあり方の見直しと各制度を通じた給付と負担の公平化を行う必要があるというふうに考えておりますけれども、この点について大臣はどういうふうに御認識をしておりますか。 | ||
○釘宮磐君 保険集団のあり方の見直しの中でもう一点、国保制度の抜本改革というのが極めて重要になってくると思うんです。 国保については構造的な問題はかねてから指摘をされながら、暫定に次ぐ暫定措置で抜本改革を先送りにしてきたというふうに思います。もうこれ以上は先延ばしすることは許...全文を見る | ||
○釘宮磐君 最後に、いわゆる介護保険制度の制度設計の際に、市町村から介護保険が第二の国保になるというような強い反対の意見が示されたことは御承知のとおりでありますが、この点については介護保険制度では財政調整等のさまざまな手法によって財政安定化のための措置がとられて衆議院を通過したわ...全文を見る | ||
06月05日 | 第140回国会 参議院 厚生委員会 第16号 議事録を見る | ○釘宮磐君 これまで数々の議論がなされてきましたし、また問題点もいろんな意味で煮詰まってきていると、私はそのように感じております。 ただ、今、西山委員とのやりとりを聞いていまして、私は昨年の通常国会で、ちょうど今ごろだったんですが、薬害エイズの問題を議論しておりました。そのと...全文を見る |
○釘宮磐君 それでは、今の大臣の答弁を私どもは大いに期待をし、そしてこれからまた見守っていきたいというふうに思います。 きょうは、診療報酬についてまずお伺いをしたいと思います。 我が国の診療報酬体系というのは、これまで出来高払いが基本になってきました。近年、部分的にではあ...全文を見る | ||
○釘宮磐君 いわゆる出来高払い方式が結果的に過剰診療、過剰検査、こういったものを生んで、幾らでも請求すればいわゆる収入があるわけですからそういうようなものが医療費を高めているのではないかという評価が当然あるわけでありまして、そういう中で私どもが一方で心配するのは、これが包括払い、...全文を見る | ||
○釘宮磐君 おっしゃるように、私はこれは医者の倫理観、こういうようなものにある意味ではゆだねなければならない部分があろうかと思いますし、またそういうふうな風評が立てはこれは選択ができるわけですから当然淘汰をされていく。私は、そういう意味での厳しさみたいなものはこれから患者サイドも...全文を見る | ||
○釘宮磐君 定額払い方式というのが今後拡大をされていくというふうに理解をするわけであります。 これは大臣にお伺いをいたしますが、いわゆる与党の医療保険制度改革協議会の議論の中では、当初は定額払いの拡大の方向というものが示されたわけですけれども、その後四月七日には最終的に「医療...全文を見る | ||
○釘宮磐君 私が今特に強調したかったのは、要するに最善の組み合わせではあるんですけれども、やはり出来高払いの方が医療機関としてはある意味ではメリットが高いわけですから、そこにどうしてもいわゆる圧力がかかってくるというようなことをあえてこの際大臣にそういうふうなものは排除してでもや...全文を見る | ||
○釘宮磐君 今の問題で、これは当然保険者が努力をすることであるという局長のお話ですが、先週の日曜日だったと思いますけれども、医療費は正しく請求されているかというNHKの特番があったんです。その番組をちょっと私は見たんですが、ある生命保険会社の健保組合が医療費削減のためのレセプト審...全文を見る | ||
○釘宮磐君 今、年間のレセプトの件数、七億と言ったんですかね。 | ||
○釘宮磐君 七億。これは全部百十六円払っているんですか。——そうすると、その審査料だけでもこれは大変な金額ですよね。それが五秒間でやられているというんですね。 いみじくも私が言おうと思ったことを先に局長が言われたのですが、これはやっぱり私は電算化を進めるべきだと。これは、今の...全文を見る | ||
○釘宮磐君 もう時間がなくなりましたので薬剤の問題については後に譲りますが、一点だけちょっと聞きたいんです。 六月二日の月曜日の日経新聞に、「今年四月に病院に納入された医薬品のうち、卸会社が代金の約八割を回収できないでいることが日本医薬品卸業連合会の調査でわかった。」「公定価...全文を見る | ||
06月10日 | 第140回国会 参議院 厚生委員会 第17号 議事録を見る | ○釘宮磐君 きょう午前中、尾辻委員の方から、今回の改正案というのは、ある意味では赤字をこのまま放置すれば保険制度そのものが崩壊してしまうと、したがってまずカンフル剤を打って、この保険制度を維持する中で抜本的な改革を進めるというのが今回の目的のように思えてならないんだがというような...全文を見る |
○釘宮磐君 局長、その辺はわかりますから。 | ||
○釘宮磐君 答弁は極力短くお願いをしたいと思うんです。今の答弁を聞きながら、きょう傍聴の方もたくさんおられますが、多分よくわからないのではないかなというふうに思うんです。 私は、今回の改正で服用時点が同時で服用回数が同じである薬剤の薬価合計額によって種類を算定することと、要す...全文を見る | ||
○釘宮磐君 私は、そういう意味で緊急避難的な要素が強いのではないかなということを私自身の感想として言わせていただきたいと思います。 今回の改正で、私は今も指摘しましたけれども、抜本改革と今回の改正案との関連性というのがいま一つ、何度も言うようですけれども、見えてこないんですけ...全文を見る | ||
○釘宮磐君 よくわかりました。 我々は、この抜本改革をまずきっちりやるということが前提で今回衆議院では賛成をしたわけでありまして、そういう意味ではこれは保険制度そのものが崩壊してしまったのではもう元も子もなくなるわけですから、そういう意味での認識としては今の局長の答弁を聞いて...全文を見る | ||
○釘宮磐君 介護保険制度についてもドイツの方で先行実施をして今いろんな問題点が出ていますが、同じように参照価格制を仮に一つの議論にのせるとすれば、我々とすればこのドイツの問題というのは非常に絶好の参考事例だろうと思いますし、この辺のところを十分分析しながら抜本改革に向けての議論を...全文を見る | ||
○釘宮磐君 私がこの後言おうとしたことを局長がもう今言っていただきました。 やはり、介護保険というものを早く成立させなきゃいけないんだろうというふうに思います。あわせて、今回の議論の中でも随分出ましたが、こういった状況を一つ一つ検証してみると、やはり包括払いというものが特に保...全文を見る | ||
06月12日 | 第140回国会 参議院 厚生委員会 第18号 議事録を見る | ○釘宮磐君 健康保険法の改正につきましての参議院厚生委員会での議論というのはもう既に四十時間近く行われてまいりまして、その中でいろいろな議論が出てまいりました。その中で、やっぱり今回の改正の中で、あくまで抜本改革というものがその主流になっていかなければいけないということが多くの指...全文を見る |
○釘宮磐君 私が一番お尋ねをしたがったいわゆる利害調整という中で改革そのものが非常に中途半端に終わってしまうというようなことのないように、その点については強く指摘をさせていただきたいと思いますが、その点何か。 | ||
○釘宮磐君 総理のおっしゃることも私は決して否定するわけではありませんが、この問題だけやっていますと終わってしまいますのであれなんですが、私は利害調整というものがいわゆる一部の利益というものに振り回されるということではなくて、あくまでもやっぱり国民のサイドに立つ、非常にこれはきれ...全文を見る | ||
06月17日 | 第140回国会 参議院 厚生委員会 第20号 議事録を見る | ○釘宮磐君 いよいよあすが会期末ということで、当厚生委員会もこれまで非常に重要法案を審議してまいったわけですが、最後の質問でございますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。 私は、今回、介護保険法案が結果的に継続審議になっていくということ、非常に残念でならないわけでありま...全文を見る |
○釘宮磐君 ちょっと私が聞こうとしたことと局長の答弁の部分でどうも一致点が見出せないんですが、要するに私がお聞きしたいのは、これまで我が国の福祉、特に老人については介護、これを支えてきた人たちはいわゆる私財を投じてそして施設をつくってサービスをしてきた。そこにはある意味ではハート...全文を見る | ||
○釘宮磐君 今、局長は福祉の現場でこれまで取り組んでいた人たちの精神というのはそのまま受け継がれていくし、またそうなっていかなければならないという発言がございました。 私も当然これからある意味では競争原理が働くことによって、旧来の措置費というものがお客さんと一緒に来ていた、そ...全文を見る | ||
○釘宮磐君 これは、私は児童福祉法の改定の際にも申し上げたんです。いわゆる保育所を自由競争にしていくんだと、そこで競争原理を働かしてよりよいサービスを提供していこう。これは今回の老人福祉の中でもある意味では共通部分というのは私はあるんだろうと。そういう意味では、施設の整備状況とか...全文を見る | ||
○釘宮磐君 そこで、今、羽毛田局長から規制緩和に向けて進めていかなければならないというような答弁があったわけですけれども、実はきょうは社会・援護局長にも来ていただいていますが、社会・援護局のこれは企画から出た通達ですね、六八号、六九号、平成九年三月二十八日付の通達があるんです。 ...全文を見る | ||
○釘宮磐君 時間が参りましたので、私は最後に、大臣がおっしゃられたこともよくわかるんです。先ほどから何度も言いましたが、保険あって介護なし。これから新ゴールドプランをどんどん充実させていく、ということは新規参入がどんどんふえるんですよ。私の県でも特養をまたどんどんつくろうとしてい...全文を見る | ||
09月18日 | 第140回国会 参議院 厚生委員会 閉会後第1号 議事録を見る | ○釘宮磐君 今、西山委員の質問と大臣の答弁を聞きながら、まず私は大臣に抜本改革に向けての決意をお聞きしたいと思うんです。 さきの改正案に我が太陽党は賛成をいたしました。これは今、大臣のお話の中にもありましたが、保険制度の崩壊を防ぐ、これをまず第一優先として、これは緊急避難的な...全文を見る |
○釘宮磐君 今回の抜本改革に向けての取り組みは、ある意味では行政改革そして財政構造改革、こういったものすべてに私はリンクしてくる話だと思うんです。国民は、行革についてもいよいよになればまた各論反対が出てきて最後はまたツケが自分たちに回ってくるのではないのか、ある意味ではそういう政...全文を見る | ||
○釘宮磐君 お言葉を返すようですけれども、これはやっぱり与党がやることだと思うんですよ、私は。ですから、与党がそういう形できっちりとその姿勢を示してもらわなければ、多分国民のこれに対する反発は想像を絶するものになるだろう、私はこのように思っております。 ただその中で、私もかつ...全文を見る | ||
○釘宮磐君 ここで言った言わないの議論をしてもしようがありませんが、これは議事録をたどってみれば私は間違いなくわかると思うんです。大臣の答弁も総理の答弁も抜本改革の中で努力をするというふうに記憶をしております。 時間がありませんから最後の質問をさせていただきます。 受診抑...全文を見る | ||
10月21日 | 第141回国会 参議院 厚生委員会 第2号 議事録を見る | ○釘宮磐君 最後の質問でございますので、よろしく御協力をお願いしたいと思います。 きょうは参考人の皆さん方、本当に御苦労さまでございました。 今までにいろんな議論が出てまいりました。税でいくべきか、保険でいくべきか、最も根本的な問題のとらえ方から、さらにはそれぞれの認定の...全文を見る |
○釘宮磐君 吉村参考人にもう一点お伺いしたいんですが、今回の介護保険法の中で、在宅サービスについては民間の営利法人の参画というのを容認しているわけですが、将来的に施設サービスにも参入の論議が私は必ず出てくるんではないだろうかというふうに思っております。この点については参考人はどう...全文を見る | ||
○釘宮磐君 それでは、北参考人にお伺いをしたいと思うんです。 実は、私はもう当委員会でいつも過疎地域、過疎地域と、そういうふうにこの問題に強く危惧を持っておる一人であります。社会保障の改革が進んでいくときに、一番ある意味では切り捨てられていくのは過疎地域であろうというふうに思...全文を見る | ||
○釘宮磐君 伊藤参考人にお聞きしたいんです。今と同じ質問なんですが、参考人はいわゆる税論者ですね。私は、税か保険かという議論、これはそれぞれ立場を異にしても、基本的にはサービスをみんなが公平に受けられるという状況の中で、今私は過疎地域の問題をあえて取り出して質問をしたんですが、北...全文を見る | ||
○釘宮磐君 済みません、あとほかにありますので。 | ||
○釘宮磐君 もう時間がなくなりましたので、最後に池田参考人にお伺いしたいと思うんです。 施設介護の基盤整備の中で、要するに、小規模特養だとかケアハウス、グループホーム、こういうふうなものをつくっていくべきだと。私は、あるべき姿としてそこを追い求めるというのは非常に賛成なんであ...全文を見る | ||
10月23日 | 第141回国会 参議院 厚生委員会 第3号 議事録を見る | ○釘宮磐君 きょう、午前中の議論の中でもたびたび出てまいりましたけれども、今回の介護保険の導入に際して、非常にわかりにくい、まだ決められていない部分が非常に多い。浜四津委員の御指摘の中にもありましたが、いわゆる省令で定めるという項目が非常に多くて現場サイドでは非常に困惑をしている...全文を見る |
○釘宮磐君 今それぞれの役割といいますか、これは局長からあえてお聞きするまでもなく、このことは当然そういう整理になるんだろうというふうに思うんです。 私はなぜきょうこういう話をするかと申しますと、要介護認定というものを受けたときにI段階からⅥ段階までそれぞれ認定をされる。その...全文を見る | ||
○釘宮磐君 そのアドバイスは当然あるんでしょうが、要は自分がここに入りたいという場合に、今、羽毛田局長が言われた理念と合わないからあなたはここはだめですよということにはなるんですか。 | ||
○釘宮磐君 その辺が、厚生省のお役人さんが机の上で考えた整理と現場とは随分違うんですよ。 例えば、老健施設は今後どういうふうに制度を改めていくのかわかりませんが、今三カ月たったら出なきゃなりませんね。三カ月たったら出なきゃならない施設よりは、やっぱり特養のように入ったらずっと...全文を見る | ||
○釘宮磐君 それじゃ、介護保険制度がスタートした場合は、老健施設というのはいわゆる介護と医療、これは介護の方がどちらかというと比重が高い、そういう施設として理念上は考えているということであれば、今、局長は三カ月で出るような指導はしていないなんて言っておりますけれども、現実にはそれ...全文を見る | ||
○釘宮磐君 私、老健施設も随分行ってみました。そして、老健施設が、この介護保険が始まったら一体どうなるんだろう、こんな施設始めなきゃよかったというような施設長さんの話を耳にするにつけ、いや、この問題についてはきっちり委員会で方向性がどうなるのかということを聞きただしますよというこ...全文を見る | ||
○釘宮磐君 私が一番聞きたかった老健施設は介護保険制度が導入されたらどうなっていくのかという部分は何か明快にされなかったように思います。 私は、今回のこうした介護保険制度をつくっていくという法律の中に、浜四津委員も言われましたけれども、見えていない部分が非常に多いんですよ。だ...全文を見る | ||
○釘宮磐君 いや、議論していただくじゃ困るんですよ。少なくともこれから特別養護老人ホームあたりは現実に今お年寄りを抱えているわけですね。その抱えているお年寄りについては五年間は経過措置を見ますと、だから動かなくていいですよということですよね。しかし、今なら平均二十七万の措置費が来...全文を見る | ||
○釘宮磐君 ぜひお願いしたいと思うんです。 それから、私は、これから競争原理だ、市場原理だということになりますと、入所者の立場とすれば、確かによりいいサービスが出てきて有利な面はある反面、施設は今度経営を念頭に入れてやるようになると思うんですね。ですから、例えばこれから老健施...全文を見る | ||
○釘宮磐君 いや、短期で動くのかなということじゃなくて、施設側がいわゆる経営上のテクニックの中でそういうことをやるということが私は起こり得るんじゃないのかなということを心配しているんです。 要するに、施設を開所して間もなくすぐ埋まるというような状況、しかも必ずしもいわゆる施設...全文を見る | ||
○釘宮磐君 ちょっとこの問題ばかりやっていると先に進みませんが、私は、先ほども本人及び家族の意思がどういうように反映されるのか。当然保険ですから、契約ですから、お互いが契約を履行するということが前提になるわけですから、問題は施設側がある意味ではこれから、当然施設経営を考えていきな...全文を見る | ||
○釘宮磐君 もう一遍。 | ||
○釘宮磐君 介護保険の対象になっている人は。 | ||
○釘宮磐君 いや、要するにその施設になじまないという人、必ずしも施設入所が好ましくないというような人はこれはもう出ろということになるわけですか。 | ||
○釘宮磐君 もう時間がなくなりましたのでこれで終わりますが、どうも細部になると何かもごもごもごとなっちゃうんですよね。ここが非常に私どもが現場を歩くたびにやかましく言われることなんです。 最後に大臣に、もう時間がありませんけれども、一言で結構ですが、きょうの議論をお聞きになっ...全文を見る | ||
10月30日 | 第141回国会 参議院 厚生委員会 第5号 議事録を見る | ○釘宮磐君 前回に続いて施設サービスについてお伺いをしてまいりたいと思います。 今回の介護保険の導入に伴って、福祉分野、医療分野に加えて、民間の営利法人を在宅サービスに加えていこうということが今回の法案の中でも認められておるわけです。 そこでお伺いをいたしたいんですが、今...全文を見る |
○釘宮磐君 局長の立場とすれば今のような答弁しかできないんだろうと思います。 大臣、大臣は大体民活論者でありますから、この施設サービス、これから介護保険が成熟化していく中である程度はそういう部分も予測をしておかなきゃならぬのじゃないかなというような気持ちを、私自身は社会福祉法...全文を見る | ||
○釘宮磐君 今回、施設サービスが現状では当面民間参入を認めないというようなことですけれども、どうも厚生省の施策というのは、ある程度将来が見通せるというような中でこういった問題について示唆をしていかないと、その都度審議会に諮らなければならないというようなことで、ある意味では逃げの答...全文を見る | ||
○釘宮磐君 今、私が聞いた中で、民間給与改善費というような今の制度、これはもう措置費じゃなくなるわけですから基本的にはなくなると考えた方がいいのか、その点はどうなんですか。 | ||
○釘宮磐君 そうすると、基本的認識として、今の特別養護老人ホームが措置費によって運営をされているわけですけれども、これが措置費という税からの収入ではなくて介護保険の保険からの収入ということで、基本的には今の社会福祉法人が経営する措置費体系での特養の運営とさして変化はないというふう...全文を見る | ||
○釘宮磐君 その点はいいんです。 私が今お聞きしたいのは、先ほどから言いますように、社会福祉法人にある程度与えられた恩典というようなものが先ほどの答弁の中では担保されているようにお見受けをしたので、そういうふうにお聞きしたわけです。 ここで私は、そういう恩典があるから一方...全文を見る | ||
○釘宮磐君 そうすると、それは施設自身が描く施設の像なんだと思うんですけれども、例えば今、特別養護老人ホームを実際に経営されている施設長さんが二〇〇〇年から介護保険を導入したそのときに、さっきも言いましたけれども、今の職員の給料をとにかく確保しなきゃならないという経営サイドからの...全文を見る | ||
○釘宮磐君 職員の配置でもって金額が違うと。この中にはいわゆる基本的な、特養はもう介護だけだ、老健の場合は若干医療行為が必要な人たち、それから療養型の場合はもっと医療を求めている人が多いということなんだけれども、そうするとこの金額の違いというのは医療行為そのものをするからというこ...全文を見る | ||
○釘宮磐君 僕はどうもその辺がよく見えてこないんです。 自分の親がいわゆる特養に入るか療養型に入るか、その差というのが今の現行ベースで十三万ぐらい違うわけですよ。ということは、一割負担なら一万三千円違うわけですよ。その一万三千円の違いというのは何なのかなというのがよくわからな...全文を見る | ||
○釘宮磐君 質問をたくさん用意したんだけれどもできなくて残念なんですが、今の問題はちょっと私は非常に今の説明では納得がしにくいんですね。 確かに、医療行為があるというのであれば別ですけれども、そこに医者がいるというそれだけで何か今の話だと金額が十三万高いという、そのところがど...全文を見る | ||
11月06日 | 第141回国会 参議院 厚生委員会 第6号 議事録を見る | ○釘宮磐君 質問に入ります前に、きょうの今井委員の質問の中に、実際にはデイケアの対象ではない人がかなり多く入っている、しかもバスで集めて回っている、そういう話がありました。 実は、私の関係する医療法人が実際に精神科デイケア、老人デイケアをやっています。今、マイクロバスで実際に...全文を見る |
○釘宮磐君 特養が二十九万、老健が二十八万、療養型病床群が十九万ということなんですけれども、それぞれの達成率というのは平成九年度時点でどれぐらいになるんですか。 | ||
○釘宮磐君 時間がありませんから答弁は簡潔にお願いしたいんです。 当初目標にしている数字、特に老健あたりは半分もいっていないわけですね。今はだんだんふえてきているという話ですけれども、これは二〇〇〇年の時点で厚生省として大体一〇〇%達成できるという見込みはありますか。 | ||
○釘宮磐君 局長、極力簡潔にお願いします。 私は、やはり希望的観測のような話では国民にこの介護保険の導入を求めるということは政治家として責任を負えないというふうに思います。 今、特養なんか相当待機者がおるわけですね。こういう人たちが介護度がⅡからⅥまでに該当すればかなり施...全文を見る | ||
○釘宮磐君 そうすると、先ほども今井委員の議論の中でもありましたけれども、特養というのは療養型よりも老健よりもさらに軽い人を想定しているのか。その辺のところはどうも、この前もその議論を随分したんですけれども、私は現実にはそういう整理というのはなかなかできていかないのではないのかと...全文を見る | ||
○釘宮磐君 それは厚生省の答弁とすればそうなっちゃうんでしょうけれども、現場がそういうふうにしてあなたは療養病棟、あなたは治療病棟というような形で一方は介護保険だ、一方は医療保険だ、そういうふうな分け方というのは実際にできるのかということを私は問いたいわけですよ。ですから、そうい...全文を見る | ||
○釘宮磐君 私は、病床転換だけで現実に痴呆性の親を持った家族のニーズにこたえられるのかということが非常に問題だと。現実に今私どもが地方で相談を受ける痴呆性の問題というのは非常に深刻なんです。これがどうも私は少し緩慢ではないのかということを指摘を申し上げたかったわけですね。精神病院...全文を見る | ||
11月13日 | 第141回国会 参議院 厚生委員会 第7号 議事録を見る | ○釘宮磐君 まず、質疑の順番について御配慮をいただきましたこと、お礼を申し上げたいと思います。 介護保険法の審議もかなり回数を重ねてまいりまして、一昨日は山梨、高知において地方公聴会も持たれました。私は、率直に、この地方公聴会に出席をして感じましたのは、皆さん非常に関心が高い...全文を見る |
○釘宮磐君 そうすると、いわゆる事業費補助方式というものに移行する際に、ある意味では現行の委託補助方式との選択というようなことを考えておられるのか。 | ||
○釘宮磐君 ソフトランディングをさせるという意味では、そういう経過措置はぜひ御配慮いただきたい。 皆さん、介護保険に移行するということについてはもう十分心の準備はできているわけですけれども、現実に今預かっている、デイケアに通ってきている方を、平成十年から変わったから、じゃ、あ...全文を見る | ||
○釘宮磐君 どうぞよろしくお願いをしたいと思います。 それでは、きょうは介護保険にかかわる障害者の問題、それから介護保険の水準等についてお伺いをしてまいりたいと思います。 まず、介護保険における障害者、特に若年障害者の問題について質問させていただきたいと思います。この問題...全文を見る | ||
○釘宮磐君 この点についてちょっと大臣にお伺いをしたいんですが、今回、若年障害者については、いわゆる障害者プランの完全達成ということをまず優先させて、介護保険のいわゆる給付対象から外そうということであります。このことについて私自身は、まず福祉施策の拡充を優先させるべきだという観点...全文を見る | ||
○釘宮磐君 午前中の財政構造改革法案の審議を見ておりまして、八千五百億の自然増に対して三千億まで抑え込むというようなことで、この財源すら今のところ非常に厚生省としては苦慮しているというふうに私は認識をしているわけです。そういう中で、今、大臣から改めて障害者プランの完全達成について...全文を見る | ||
○釘宮磐君 今回、難病患者の皆さん方から、特に介護保険のスタートに当たってこの給付対象に掲げるべきだという強い要望があったことは、いわゆるこういう方に対する福祉施策というのが非常におくれていたということだろうと思います。私は、そういう意味では、障害者プランの完全達成の中でこの難病...全文を見る | ||
○釘宮磐君 そうすると、この方たちは保険を払わなくていいわけですか。 | ||
○釘宮磐君 それでは、さらにお伺いしますが、この療護施設に入所しているもの等という等の部分ですね。これは具体的にどういう人を対象として考えているのか、お伺いしたいと思います。 | ||
○釘宮磐君 そうすると、現在の知的障害者、さらには精神障害者あたりについてはどう考えておられますか。 | ||
○釘宮磐君 そうすると、これらの障害者施設に入所している人が、例えば在宅に戻ったりそれから高齢者の施設に入院入所した場合、この場合は介護保険からの給付はどうなるんですか。 | ||
○釘宮磐君 それでは次に、介護保険のサービスの水準についてお伺いをしたいと思います。 老人保健福祉審議会の議論の経過を見てみましても、今回の介護保険の制度設計に当たっては、どのサービスを介護保険の対象にするかといったような各論から入っているように思えてなりません。制度設計その...全文を見る | ||
○釘宮磐君 ちょっと今の答弁ではよく理解ができないんです。 要するに、二千五百円というその保険料水準、さらには市町村の今の状況というものを考えたときに、多分二〇〇〇年のスタート時点では厚生省が目指している保険水準というのは達成できないんだろう、だから大体どの程度の時点でどうい...全文を見る | ||
○釘宮磐君 私は介護保険のサービス水準というものに何で固執するかといいますと、これから保険がスタートをして、国民の中には非常に大きな期待を持っている、ある意味では過大な期待を持っている人すらおるのではないか。それだけに、この水準そのものがある意味では期待外れに終わったときに、保険...全文を見る | ||
○釘宮磐君 いよいよ最後でございますので、皆さん方が今まで質問をされました中で重複した部分もありますので、少し角度を変えて質問をさせていただきたいと思います。 本日は、皆さん大変御苦労さまでございました。特に、きょう私も大変感激をしておりますのは、私どもが国会の方で今審議をし...全文を見る | ||
○釘宮磐君 ありがとうございました。 それでは、個別にお伺いをさせていただきたいと思います。まず松尾公述人にお伺いしたいと思うんですが、先ほどから議論になっております保険料未納者に対する措置、いわゆる罰則規定の問題であります。 この問題は、確かに私も地元の市町村長さんにお...全文を見る | ||
○釘宮磐君 もう一点お伺いをしたいんですが、現行のデイサービス事業を今は福祉という財源でやられているわけですけれども、介護保険の導入によって、このデイサービスの利用者そのものがデイサービス事業を受けられなくなる方がかなり出てくるのではないか。 と申しますのは、今デイサービスに...全文を見る | ||
○釘宮磐君 高知市の場合は非常にデイサービスが正常に運用をされているんだろうと思いますけれども、そういう自治体がある、実態があるようなことを私自身はお伺いしたものですから、お伺いしたような次第です。 それでは、山内公述人と和田公述人にお伺いをしたいと思うんですが、これから施設...全文を見る | ||
○釘宮磐君 それでは、もう時間が参りましたので、最後に岡崎公述人にお伺いをしたいんですが、岡崎公述人のところはいろんなサービスをやられております。とりわけデイサービス、また在宅介護支援センター等もやられておりますが、これは私も定かな情報を得ているわけではないんですが、今までデイサ...全文を見る | ||
11月18日 | 第141回国会 参議院 厚生委員会 第8号 議事録を見る | ○釘宮磐君 前回に引き続きまして、介護保険のサービス水準についてお伺いをしたいと思います。 前回、私は最後に大臣に、介護保険が導入された場合、国民は非常に大きな期待を持ってこの介護保険に当然加入するだろう、その際にいよいよ介護保険がスタートしたのに十分な介護が準備できなかった...全文を見る |
○釘宮磐君 それではお伺いをいたしますが、介護保険では民間の横出し、上乗せサービスを前提とする弾力的な制度設計が予定をされていますが、そうであるとすれば介護保険における給付水準は極めて限定的なものに限られる懸念がないのかというふうに思うわけです。 そこで、公的介護保険と民間保...全文を見る | ||
○釘宮磐君 それでは全く私が質問をしたことの答えとなっていなくて、私自身は理解ができないわけですね。 要するに、公的介護保険では二十四時間対応できるような姿にするんだということであれば、民間サービスというものは一体どの程度のサービスをこれから用意すればいいかということが我々の...全文を見る | ||
○釘宮磐君 どうも抽象論から抜け切れないんですよね。私は、やっぱりこの辺がスタートまでには整備をされておかないと非常に混乱を招くのではないかな、また国民に不安を与えるのではないかなと、このことを指摘させていただきたいと思います。 私は介護サービスについては地方と都市部との格差...全文を見る | ||
○釘宮磐君 介護保険のいろんな給付サービスが民間も含めて参入してくる。当然、いいものを選んでいけるということが、それぞれニーズを持った要介護者の人たちが選択するということが可能な条件にはなっているわけですけれども、特に過疎地域においてのそういった選択肢の幅が狭くなってくる、悪くて...全文を見る | ||
○釘宮磐君 大臣のお答えは私も全く同感であります。 ただ、そうなりますと、今回家族介護については保険給付の対象外ということで現金給付はしないということで、これは下世話な話ですけれども、損得の話になってくる。一生懸命家族が支えている人は全然それは見てもらえない、家族が見ない人は...全文を見る | ||
○釘宮磐君 それでは今のことに関連して、もう最後ですが、そうなりますと例えば家族がいる人といない人ということによって給付内容が変わるというようなことは出てくるんじゃないですか。 | ||
11月25日 | 第141回国会 参議院 厚生委員会 第9号 議事録を見る | ○釘宮磐君 きょうは、皆さん大変長時間にわたって御苦労さまでございます。私は最後でございますので、あと二十五分ほどおつき合いをいただきたいと思います。 きょう皆さん方からいただきました公述、地方公聴会がきょう大分で四カ所目ですか、全く皆さん方のおっしゃる議論といいますか、これ...全文を見る |
○釘宮磐君 宇戸田公述人と瀬戸公述人にも同じ質問です。 | ||
○釘宮磐君 私がなぜこういう質問を申し上げたかといいますと、半澤公述人も先ほどの意見の中に、要介護者の選択に任せてしまうと、いわば医学的な管理の内容と人員というようなことでかなりそれぞれの施設は特性があるのですけれども、自己で判断をして施設を選ぶということになったときには、私はか...全文を見る | ||
○釘宮磐君 半澤公述人に最後の質問をさせていただきたいと思います。 これは私も実は委員会の中で随分厚生省とやりとりをしてきたところなんですが、今、厚生省の介護保険スタート時の推定の支払い保険料というのが特養で二十九万、老健で三十三万、それから療養型で四十三万ですか、推計ですけ...全文を見る | ||
○釘宮磐君 それでは、お二人の町長さんにお伺いをしたいと思います。 これは瀬戸公述人の意見の中にもあるんですが、いわゆる現在行われているデイサービス事業は虚弱な高齢者、とりわけ軽度な人も対象になっておるために、介護保険がいよいよ施行された場合にこれらの人が介護保険の対象から外...全文を見る | ||
○釘宮磐君 この問題は、介護保険法が施行されると福祉のレベルが下がるということにつながるんではないかなということを私は非常に危惧しております。 特に予防面からいえば、今デイサービスに通っているということが人間関係をよりきっちりつくっていき、そのことが病院に通うことをある意味で...全文を見る | ||
○釘宮磐君 次に、もう一度両町長さんにお伺いしたいんですが、従来、日本の介護というのは家族が支えてきたということが非常に大きかったと思うんですが、今回介護保険制度が導入されれば、今まではいっぱいだったらあきらめていたけれども、保険を払った以上はこれは使わなきゃ損だというようなこと...全文を見る | ||
○釘宮磐君 それでは、宇戸田公述人と瀬戸公述人にお伺いをしたいと思います。 これは御両名の方がひとしく言われていることで、先ほど清水委員からも指摘のあったことでありますが、要するに、入所をしてその後リハビリ等で介護度が低くなった、これはいわばその施設なりサービスが効果があった...全文を見る | ||
○釘宮磐君 続いて質問させていただきたいんですが、社会福祉法人の場合、施設整備は四分の三の公的補助、それに税制面での優遇、こういうようなものがあります。これは措置費制度ですから、当然いろんな意味での規制が特養等にはあるわけであります。 しかし、これからいよいよ介護保険制度がス...全文を見る | ||
○釘宮磐君 それでは、時間がもうあと二分しかありませんので、御意見をお聞きできなかった高橋公述人、佐藤公述人、そして大伴公述人にお尋ねをしたいんですが、今回の介護保険法というのは非常に不安な部分も皆さん多々あろうと思います。一言ずつ、これだけは言っておきたい、これが私どもとしては...全文を見る | ||
11月27日 | 第141回国会 参議院 厚生委員会 第10号 議事録を見る | ○釘宮磐君 きょうは、今までいろんな問題について議論をしてまいりましたが、その中で幾つかの点について確認も含めて御質問をさせていただきたいと思います。特に、質疑の中で以前に出た分については、重複を避ける意味で角度を変えて質問をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いします...全文を見る |
○釘宮磐君 特に、痴呆性の場合は、まだら痴呆というようなものがありまして、ちょうど調査をしたときは全く異常がない、しかし時間が経過する中でいわゆる痴呆の症状が出てくるというような場合が非常に多い。実は、私の弟が痴呆を専門に扱っている精神科医ですので、特に痴呆の問題については、かな...全文を見る | ||
○釘宮磐君 私がここで指摘をさせていただきたいのは、要するに、痴呆性の方が普通の例えば療養型だとか特養だとか老健だとかそういうところに入所を希望しても、私は多分拒否されると思うんです。 〔委員長退席、理事上野公成君着席〕 ほかの人はずっと寝たきりなんだけれども、一人だ...全文を見る | ||
○釘宮磐君 そこで、いわゆる介護支援専門員、ケアマネジャーと言われる方ですが、これから国家試験を行って資格を認めていくわけですけれども、先ほど今井委員が指摘をしたように、いろんなサービス提供者の施設にこぞってケアマネジャーを置こうとすると思うんです。そうなると、やっぱり自分のとこ...全文を見る | ||
○釘宮磐君 意欲のある人もいるのではないかと思いますので、特に過疎地域ではなかなかそういうケアマネジャー的な公平性を保てるような人材を確保するのが難しいという意味で、一つの私の考えとして申し上げたわけであります。 次に、これは清水委員からも先ほどお話があった件でありますが、情...全文を見る | ||
○釘宮磐君 それでは、介護報酬の設定、積算の方式についてお伺いをしたいと思います。 介護報酬がどのような考え方に基づいて設定されるのかという点であります。食事介助や入浴介助等、介助の種別、内容ごとに細かく積み上げて出来高払いを基準にするのか、それとも定額払いを念頭に置いている...全文を見る | ||
○釘宮磐君 ということは、まだ細部については決まってないということですね。 私は審議会、審議会という言葉が出てくるのがどうも気になるんですが、審議会が出てきていろんなことをお決めになるわけでしょうけれども、これについてやっぱり当厚生委員会に、実施に至るまでの間、私はぜひ十分報...全文を見る | ||
12月02日 | 第141回国会 参議院 厚生委員会 第11号 議事録を見る | ○釘宮磐君 介護保険法案の審議もきょうが最後になるわけでありますが、これまでに数々の指摘がなされてきましたし、とりわけ三百を超す政省令にゆだねる部分が多いということ、これがこれから二年間の準備期間の中で一つ一つモデル事業等を行いながらよりよいものにしていくということを私ども期待し...全文を見る |
○釘宮磐君 今の答弁は、要するに申請時にさかのぼって対処するということですね。はい、わかりました。 次に、私は、この問題はたびたび指摘をさせていただいた件でありますが、今回、モデル事業の中で一次のコンピューター判定と二次の判定にそごが生じてきているということの中で、いわゆるぼ...全文を見る | ||
○釘宮磐君 ぼけの問題はいわゆる瞬間的に判断ができない。まだら痴呆だとか、かなり長期間にわたって観察をしなければ的確な判定ができないということを私はたびたび申し上げてきたんですけれども、その点についてもぜひ考慮に入れていただきたいというふうに思っております。 次に、保険給付に...全文を見る | ||
○釘宮磐君 次に、いわゆる過疎地における高齢者の足の確保が今後大きな課題となってくる、私はこのことはたびたび指摘をさせていただいたわけであります。いわゆる保健・福祉サービス利用のための外出介助、この問題については今後介護サービスなり、それから高齢者の福祉サービスなり医療サービスな...全文を見る | ||
○釘宮磐君 それでは最後の質問にさせていただきたいと思います。 今回、この介護保険の導入に際しては競争原理を利用しながら、より被保険者が選択できるということが一つの大きなこの制度の中での魅力的な部分であろうかというふうに思うわけです。その際に、いわゆるその選択の自由を保障する...全文を見る | ||
○釘宮磐君 きょうは、総理をお迎えして最後の質疑を行っているわけでありますが、今までの議論にもありましたように、今回のこの介護保険制度の導入というものについては、国民は大変大きな期待と一方では不安を抱えておる。そのことがこの委員会審議の中でも今まで数々指摘をされてきたところであり...全文を見る | ||
○釘宮磐君 よろしくお願いしたいと思います。 次に移りますが、今回の審議の中でもたびたび指摘をされた問題でありますが、保険あってサービスなしと、これをいかに解消していくかということが大きな課題になるわけです。とりわけ私は、過疎地域そして離島、こういうところにお住まいの人たちが...全文を見る | ||
○釘宮磐君 これから積極的なアイデアを凝らしながら、そういった不安を除去していこうという総理の前向きな御答弁をいただいたわけでありますが、確かに過疎地域や離島というのは高齢化率が高いところは四〇%というような状況になって、本当に若い人がいないわけですね。そういうところであればこそ...全文を見る | ||
○釘宮磐君 次に、介護保険制度における具体的なサービス水準についてお伺いをしたいと思います。 今回の介護保険の導入ということについて国民は、先ほども申し上げましたように、一方では大きな期待を持っている。期待を持っているがゆえに、保険に加入すれば即介護ニーズにすべて対応してもら...全文を見る | ||
○釘宮磐君 我々が、例えば民間の保険会社と契約する、保険に加入する場合は、当然どういうものがサービスとして出てくるかということは、それは明示された上で契約を結ぶわけですから、ある意味では当然のことだと思いますし、できるだけ早くそうしたサービス水準を明示すべきだというふうに思います...全文を見る |