日下部禧代子

くさかべきよこ



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日下部禧代子の1991年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月22日第120回国会 参議院 国民生活に関する調査会 第1号
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○日下部禧代子君 昨年から私は、日本が豊かだと言われていながらなぜ実生活において、日常生活において豊かさが実感できないのかという視点から幾つかの論議に加わらせていただいてまいりました。きょうもそういった視点から二、三お話をさせていただきたいというふうに思います。  私は、常任委...全文を見る
04月16日第120回国会 参議院 商工委員会,地方行政委員会,社会労働委員会,環境特別委員会連合審査会 第1号
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○日下部禧代子君 廃棄物処理法に関してのさまざまな重要性につきましては申すまでもないことでございますので、単刀直入に質問に入らせていただきたいと思います。  まず、通産大臣にお伺いさせていただきます。  本日の審議は通産省所管の法案でございますが、政府はこれまで、厚生省の廃棄...全文を見る
○日下部禧代子君 同じ質問を厚生省にさせていただきたいと思います。
○日下部禧代子君 私といたしましてもやはり二つの法案が同時に審議されることが望ましいというふうに思いますけれども、今現実的には通産省案の方が先行しているという、これが事実でございますので、きょうはこの法案に関しましてさらに質問を続けさせていただきたいというふうに思います。  さ...全文を見る
○日下部禧代子君 例えばこういう事件がございました。これは昨年のことでございますけれども、香川県の豊島におきましてミミズの養殖地に、ハマチのえさになるミミズの養殖のためにという許可を受けまして、許可の対象外の廃油とかプラスチックなど大量の産業廃棄物が不法投棄され、そのごみの中には...全文を見る
○日下部禧代子君 どうもよくわかりません。現実の場面から見ますと、これは廃棄物だと言われるかもわからないし、またこちらの法案からいえば、これは再生資源だととられるという、いわゆる現実的な場面を想定なさってお答えいただくともう少し違ったお答えが出てくるのではないかという気がいたしま...全文を見る
○日下部禧代子君 この問題に関しましてはもう少し突っ込んだ御質問をさせていただきたいと思うんですけれども、時間の関係で次の質問に移らせていただきます。これはまた同僚議員が御質問してくださるだろうというふうに期待しております。  さて、この法案は事業者に再生資源の利用の促進を図る...全文を見る
○日下部禧代子君 それでは、今お答えいただきました第一種指定製品とされている大型家電製品を例にとりまして具体的な措置をお示しいただきたいというふうに思います。
○日下部禧代子君 一般廃棄物として家庭から排出された大型家電製品、それから自動車、自転車、そういった再資源化を、それらを工程にのせるというのには、まず回収ルートというものがきちんとつくられなければならないというふうに思うわけでございます。そこで、企業の引き取り責任、つまり企業に回...全文を見る
○日下部禧代子君 企業に引き取りの責任を課す、つまり回収を命じることができないというのですと、どうもリサイクルを積極的に進めるという点では、それからまた、ごみをもとから絶つという意味からも不十分な対応ではないかというふうな感じがいたします。  ところで、昨日、横浜市が廃棄自動車...全文を見る
○日下部禧代子君 現在の商品の生産、販売、製造、そういった各段階では必ずしも廃棄物になることあるいは再資源化ということを前提としたシステムではないように思います。そこで、自動車、自転車、大型家電製品などの生産工程というのは修繕あるいは解体の工程に現在のものが応用できるようになって...全文を見る
○日下部禧代子君 近年、貿易収支の不均衡などで素原材料だけではなくて製品輸入そのものが進んでおりますが、輸入された製品の再資源化についての対応についてお尋ねしたいと思います。
○日下部禧代子君 一たん製品化されて、さらに不用品とか廃棄物になったものを再資源化するというのにはかなりの困難があると思います。回収、再資源化というものが経済的にペイするということだったらばそのような市場がもう既に成立しているはずなのでございますが、再資源化のためのコストを低くす...全文を見る
○日下部禧代子君 最後に、この法案では再生資源の利用に係る判断基準の策定及び指導、助言、勧告等、それぞれの製品を所管する、すなわち個別の産業を熟知していらっしゃる主管の大臣が当たることになっております。これではどうも、率直に言いまして、業界寄りの基準になったり、業界に強いことが言...全文を見る
○日下部禧代子君 大臣に答えていただくわけにはいきませんか、今の。それで終わりたいと思います。お願いいたします。
○日下部禧代子君 業界寄りの基準でなく、業界に甘くないという、そのような態度を強く希望いたしまして、私の質問を終わりたいと思います。  ありがとうございました。
04月18日第120回国会 参議院 社会労働委員会 第8号
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○日下部禧代子君 午前中の糸久委員の御議論を引き継いだ形で御質問させていただきます。  御承知のとおり、今回提出されております法案は民間労働者を対象にしたものでございます。第十七条を見ますと、国家公務員及び地方公務員は適用除外となっております。しかしながら、公務員に関する育児休...全文を見る
○日下部禧代子君 もう少し具体的にはお答え願えませんですか。
○日下部禧代子君 次に、地方公務員の労働条件というのは国家公務員に準拠すべきものだというふうに言われております。したがいまして、自治省におきましても、当然総務庁の立案作業と連携しながら提出準備をお進めになっていらっしゃるはずだというふうに思いますが、この点いかがでございましょうか...全文を見る
○日下部禧代子君 したがいまして、これはまだ全くめどが立っていないというふうに受けとめてよろしいのかしら、いかがでございましょうか。
○日下部禧代子君 それでは、これ以上御質問してもいつごろという御返答はなかなかいただけそうもございませんので早急にということを希望いたしまして、もう一つだけ希望をさせていただいておきます。  法案の内容に関しましては、昨年の十二月七日の育児休業制度検討小委員会で糸久委員が「育児...全文を見る
○日下部禧代子君 では、一たん退所させられても育児休業期間が終わりましたならば優先的に再入所というふうな配慮はなされるということにお考えでいらっしゃいますでしょうか。
○日下部禧代子君 次に、育児休業終了後に職場復帰をしようとした場合に、子供を預かってくれる保育所のめどが立たない場合には職場に戻ることは、これはもうほとんど困難でございます。育児休業というのは、期間を明示して取得するものでございますから、いつ子供を保育所に入所するのかというのは明...全文を見る
○日下部禧代子君 いわば入所の予約制度というふうなことというふうに考えてもよろしいのかしら、いかがですか。
○日下部禧代子君 今の言葉どおりに実際に実行していただかないことには、これは大変に大きな職場復帰に対する困難だというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。  次に、昭和五十六年の臨調答申に基づきまして、 政府は基本的には保育所の新設あるいは増設というものを抑制する方針...全文を見る
○日下部禧代子君 当然職員もいろいろな、増加しなければならないという問題も出てまいりますけれども、職員の配置など、そういった受け入れ態勢についての整備ということについてはどのように考えられていらっしゃいますでしょうか。
○日下部禧代子君 現在、保育所の入所というのは大体四月一日というのが入所の期日になっているようでございますけれども、四月一日にちょうどお預けするというふうなことはこれから不可能なことだというふうに思いますので、この育児休業制度が法制化された場合には、年度の途中での入所ということが...全文を見る
○日下部禧代子君 育児休業制度の定着あるいは普及というものを図るためには、保育関係予算の十分な確保が図られなければならないと思うんですね。特に職員の処遇改善など人件費の確保というものは、これは必要欠くべからざるものだというふうに思うのですけれども、現在の補助制度というものだと夜間...全文を見る
○日下部禧代子君 これからますます就労形態、保育需要というものは多様化していくというふうに思われるわけでございます。そうした状況にきめ細かく保育サービスはきちっと対応できていくのかどうか。  例えば、平成元年度で夜間保育所は三十カ所、延長保育所は七百四十六カ所でございましたでし...全文を見る
○日下部禧代子君 今議論の対象になりました夜間保育、延長保育というものをともに市町村がな かなか積極的にやれないということには、人件費の問題もございますし、さらにマンパワーの確保ということがあると思いますが、このマンパワー確保の対策につきましての御見解をいただきたいというふうに...全文を見る
○日下部禧代子君 それでは重ねて申し上げますが、やはりこの保育所の問題がきちんと整備されないことには育児休業というものはとるにとれないという状況だと思いますので、今のお言葉をさらに積極的に具体的にお進めくださいますようにお願いいたしまして、御質問を終わりたいと思います。ありがとう...全文を見る
○日下部禧代子君 では、今論議されております育児休業法案はこのILOの条約あるいは勧告の趣旨に合致しているというふうにおとりでいらっしゃいますでしょうか。
○日下部禧代子君 そういたしますと、これまで国会ではこの条約及び勧告に対する批准問題についてかなり討議がなされてきたように私国会の議事録を読み返しまして思いますけれども、なかなか批准ということにはなっていかないように今の状況はなっているような気がいたします。批准をします前には、育...全文を見る
○日下部禧代子君 私が申すまでもなく、女性が、あるいは子供を持つ労働者が働き続けることが困難であるという理由の大きな問題が育児であり、そしてもう一つが両親、老親の介護ということでございます。人生の最初と最後の問題でございますが、育児休業法だけでは家庭を持つ労働者が安心して働き続け...全文を見る
○日下部禧代子君 普及を余りしてないということ、そのこと自体が非常にたくさんの問題を含んでいるんじゃないかというふうにとらえることの方が現在の実態に即した解釈ではないかなというふうに思うんです。とりたいけれどもとれない状況にある、だからこそこれはきちんとしなければ ならないとい...全文を見る
○日下部禧代子君 今のお言葉、逆らうようでございますが、やはり男性のお言葉だなと。実際に老親の介護に当たっている女性でございますとそういうお答えは出てこないのではないかということ、これは私見でございます、お答えいただかなくても結構でございます。  今のお答えによりますと、このI...全文を見る
○日下部禧代子君 同僚の糸久議員も何年前でしたかしら、同じような御質問をなさいまして同じような御答弁をいただいているというふうに私議事録を読みました。どういう理由なのかを明確にしていただきたいというふうに思いましたけれども、きょうもちょっと空振りだったような気がいたしますが、また...全文を見る
○日下部禧代子君 それでは、今抜本的にこの法律を見直すというふうなことではなく、もう少し経過を見ながらこの法の趣旨が浸透するのをお待ちになるという姿勢というふうにとらえてよろしいのでございましょうか。
○日下部禧代子君 どうもありがとうございました。  それでは具体的に、この点はどうかという点を二、三挙げさせていただきまして、お答えをいただきたいと思います。  男女雇用機会均等法の第七条、第八条でございますが、これは募集、採用、配置、昇進についての項でございます。これは努力...全文を見る
○日下部禧代子君 次に、男女雇用機会均等法では、事業主と労働者の紛争の解決を図るために調停委員会というものが設けられております。しかしながら、この権限が弱く実質的には女性の権利が守られているとは言いがたいわけでございます。せっかく全国の四十七都道府県に設置されているわけでございま...全文を見る
○日下部禧代子君 それでは最後に、大臣に御所見をいただきまして、私の質問を終わらせていただきたいと思います。  今回、今論議されております育児休業法案というのは、ただ単に女性のためだけではなく、つまり女性のみ家庭と仕事の両立を求めるのではなく、男性に対しても家庭と仕事の調和とい...全文を見る
○日下部禧代子君 ありがとうございました。
04月23日第120回国会 参議院 社会労働委員会 第9号
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○日下部禧代子君 それでは、まず遺族援護法案に対する質問をさせていただきます。  戦争による傷病者の妻たちというのは戦後大変な御苦労をなされてきたことと思われます。この方々が戦後四十五年たちましてお年をとられていらっしゃっていることは御承知のとおりでございますが、この対象者の高...全文を見る
○日下部禧代子君 いずれにいたしましても、戦争による犠牲者ということでございますから、その点を考慮しまして温かい、そしてきめ細かい内容の事業を進めていただきたいということをお願いいたしまして、以上質問を終わらせていただきます。  次に、中国帰国孤児の問題に関して御質問いたします...全文を見る
○日下部禧代子君 今の御答弁によりますと、さまざまな対策としてのメニューはそろえられていきつつあるようには思うんですけれども、例えば日本語の問題にいたしましても、言葉ができないということは基本的に生活に対する不安ということがそこから出発するわけでございますね。ですから、日本語をど...全文を見る
○日下部禧代子君 それでは改めて伺いますが、児童手当制度の目的、趣旨というものは何でございましょうか。これは再々御質問が出ていると思いますが、もう一度確認させていただきたいと思います。
○日下部禧代子君 昭和五十五年の中央児童審議会の意見具申では、「老人扶養は年金等によりかなり社会化されているが、このような社会的扶養が円滑に維持されていくためには、将来の社会の担い手である児童を「社会の子」として社会的に配慮していくことが当然必要となる。」と述べて、児童を社会の子...全文を見る
○日下部禧代子君 今回の改正案におきまして、その主要な改正点というのは、支給対象を第一子から、現行の支給額を倍額にする、そして支給期間というのを三歳未満というふうになっておりますが、これは午前中の糸久議員の御質問にもございました児童手当法では、「「児童」とは、十八歳に満たない者」...全文を見る
○日下部禧代子君 そういたしますと、三歳未満という年齢制限というのは、なぜ三歳未満かということに関連いたしまして、今私がお尋ねいたしました義務教育就学前の線をなぜ維持できないのかということに関しては答えがないように思うんですけれども、もう一度お願いいたします。
○日下部禧代子君 今お答えの中にもございましたし、また午前中の糸久委員の御質問に対する御弁の中にもございましたが、いわゆる現実的、今日的な改革ということで三歳未満ということになった、そしてその中には財源規模の問題もあるというふうに御答弁ございましたように記憶しておりますが、一言で...全文を見る
○日下部禧代子君 財源問題だけではない、財源問題は大きな理由ではあるというふうにはお認めになるわけでございますか。
○日下部禧代子君 では、次の質問に移ります。  給付額の問題におきましても、やはりこれは午前中糸久議員が御質問なさいました。今回、給付が第一子から、そして給付額も二倍になるということでございますが、給付額の設定の基準というものについて少しお尋ねしてみたいというふうに思います。 ...全文を見る
○日下部禧代子君 ただいま基準を家計支出の額に置かれたというふうにお答えいただきましたけれども、直接に児童の養育費の水準ということに関しましてはいかがでございましょうか。
○日下部禧代子君 例えば老齢基礎年金とか生活保護その他の給付というのは総理府等の政府の調査に基づく基準設定がなされております。厚生省が平成元年度になさいました全国家庭児童調査を拝見いたしましたが、養育費調査というのは実施されていないように拝見しております。ただいまピジョン株式会社...全文を見る
○日下部禧代子君 基準になるもの、基礎になる統計資料、そういったものが明確でない場合にはどうしても国の財政の状況とか事業主の拠出の状況、そういったものによって金額が左右されかねないとも考えられます。したがって、国としてきちんとした、どのくらい子供の養育に費用がかかるのかという調査...全文を見る
○日下部禧代子君 日本の場合には、特に最後の児童手当の社会保障に占める割合はどのようになっておりますか。
○日下部禧代子君 ありがとうございました。  今御答弁いただきましたように、他の今例として挙げてくださいました西欧あるいは北欧の国々におきましての支給期間のほとんどが十六歳未満、学生になりますと二十七歳というような場合もあるわけでございます。また、所得制限は西ドイツを除いてほと...全文を見る
○日下部禧代子君 じゃ、どの辺のところが違うわけでございましょうか、日本の場合、おっしゃってください。
○日下部禧代子君 今の御質問というのは、日本独自の事情があるというふうに承りましたけれども、どの辺が日本独自の事情でございましょうか。
○日下部禧代子君 今賃金構造ということの違いをお挙げになりましたけれども、その賃金構造の違いの中でも家族手当ということをおっしゃいました。  それでは、我が国におきます企業のいわゆる家族手当の実施状況についてお尋ねしてみたいと思います。  企業規模別の実施状況について、これ簡...全文を見る
○日下部禧代子君 どうもありがとうございます。  今伺いますと、まず第一に、この実施状況を拝見しておりますと、規模が千人以上というのが九〇%であるのに対しまして、規模が三十人から九十九人というところでは七〇%ぐらい、つまり規模の小さいところでは家族手当のない事業所が三割もあると...全文を見る
○日下部禧代子君 企業がそれぞれの企業の方針におきまして被用者の児童に対しまして手当を支給するということは、これはいわば福利厚生というふうにも見られるわけでございまして、いわば当然と言ってもいいかもわかりません。しかし、先ほど大臣も御答弁くださいましたように、児童を「社会の子」で...全文を見る
○日下部禧代子君 大臣はこの点どのようにお考えでいらっしゃいますか。
○日下部禧代子君 北欧、西欧との違いということの中におきまして、もう一つ税制についての問題をおっしゃったと思いますが、税制における扶養控除の問題についてお尋ね申し上げたいと思います。  これは、児童手当制度が創設された当時の厚生事務次官でいらしたと思いますが、坂元貞一郎さんがお...全文を見る
○日下部禧代子君 また、超過累進課税では、減税額というのは所得が高くなればなるほどメリットがあるわけでございます。したがって、扶養控除制度による税の軽減額というのは逆進的だというふうにとらえていいというふうに思うわけでございます。また、課税最低限以下の低所得者というのには何らメリ...全文を見る
○日下部禧代子君 また、昭和五十五年の中央児童福祉審議会の意見具申を引用させていただきます。そこで、所得制限は、「すべての児童を「社会の子」としてとらえていることからして、原則としてこれを行うべきではない。」というふうに述べております。  先ほど厚生大臣は、「社会の子」であると...全文を見る
○日下部禧代子君 ところで、今回の改正におきまして附則の第五条を削除しておりますが、どのような理由でございましょうか。
○日下部禧代子君 衆議院の質疑を見ますと、厚生省はこれまでの支給割合実績を大体八〇%、その線を維持するというふうに答えていらっしゃいますが、そのとおりだと認識してよろしゅうございましょうか。
○日下部禧代子君 今回第一子から児童手当を支給することになりましたが、この支給対象児童を持つ家庭の所得分布というのは、全体として親が若いということですから収入が低いということで下方移動するということになるというふうに思います。  そこで、支給割合を維持するということになると、こ...全文を見る
○日下部禧代子君 政令によって所得制限というのはかなり変えることができるわけでございますが、その点どのようにとらえればよろしいのでございましょうか。
○日下部禧代子君 これまでの私の質疑あるいは午前中の糸久議員の質疑ということを通しまして、我が国の児童手当制度というのは、国際的に見て、各国の事情というのはさまざまな違いがございます、しかしながら、制度の導入の時期が非常に大きくおくれているということばかりではなくて、今回の改正が...全文を見る
○日下部禧代子君 どうもありがとうございました。  終わります。
09月10日第121回国会 参議院 厚生委員会 第2号
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○日下部禧代子君 まず、特別養護老人ホームの個室化について質問させていただきます。  最初に、老人ホームの居室の入所基準と現在の比率をお尋ねいたします。特養、養護、軽費、それぞれについてお願いいたします。
○日下部禧代子君 昨年の六月十九日に当時の社労委員会で私が質問させていただきましたときと同じ数字だというふうに思いますが、調査は何年ごとになさるわけでございましょうか。
○日下部禧代子君 では、この数字から質問をさせていただきます。  養護、経費、それぞれ老人ホームに比べまして、特別養護老人ホームの場合は個室、一人部屋の割合というのが非常に低いのでございますが、その理由について御説明いただきたいと思います。
○日下部禧代子君 処遇上の問題というふうにおっしゃいましたが、もう少しこの点を御説明いただきたいと思います。  何人か御一緒のお部屋の方が処遇上の利点があるということでございますが、具体的にどのような利点があるわけでございますか。
○日下部禧代子君 孤独感の解消あるいはコミュニケーション不足の解消というお答えでございましたけれども、これは特別養護老人ホームに入所していらっしゃる方々が寝たきりであるということが前提というお考えに立っているように思えるわけでございます。それと同時にまた、孤独感、コミュニケーショ...全文を見る
○日下部禧代子君 ところで、この八月に東京都社会福祉協議会から「老人ホームの個室化に関する意識調査」という報告書が出されております。この調査によりますと、二十歳代以上約四千人の男女、東京都民を対象とした調査でございますが、その結果によりますと、八割の都民が個室化を進めることを希望...全文を見る
○日下部禧代子君 真剣という意味は、もう少し具体的にお答えいただきたいと思います。
○日下部禧代子君 これはあくまでも日本全体というのではなくて、東京都という限られた地域における希望だというふうにおとりになっていらっしゃるわけでございますか。
○日下部禧代子君 こんな感じかなという程度ではなくて、もう少し厚生省の方針にかかわるようなお関心をお持ちにはなりませんでしたでしょうか。
○日下部禧代子君 厳密に言えば統計的には問題点がかなりあるというふうに受けとめていらっしゃるわけでございますか。
○日下部禧代子君 私としては、やはり統計学的にいいますと、それぞれにさまざまな調査というのは全く完璧というのはなかなか望めないと思うわけでございますが、これだけの幅広い方々を対象として調査された結果というのはそれなりに重みがあるのではないかというふうに私は解釈した上で質問を続けさ...全文を見る
○日下部禧代子君 今大臣、お若いとき、高校生のときには四人部屋で楽しかったとおっしゃいました。確かに若いときはどんな状態であろうと楽しいわけでございます。しかしながら、特別養護老人ホームの場合にはお体も不自由になられて、そしてそこはもう一時的ないわゆる旅行先ではなくて、滞在先では...全文を見る
○日下部禧代子君 個室が寂しいという決めつけ方には大変に私は疑問があるわけでございますが、その問題はまたいずれさせていただくことにいたしまして、次に移ります。  次に、老人ホームの体系について、システムについてお伺いいたします。  御承知のように、我が国の老人ホームの体系とい...全文を見る
○日下部禧代子君 しかしながら、現状では養護、特養というのは、かつてのいわゆる養老院の流れをくむ体系を持っているわけであります。そして戦後の軽費老人ホームという、そういうふうに全く異なった考え方のもとにつくられた老人ホームの体系というのが、日本ではいま現存しているわけでありますね...全文を見る
○日下部禧代子君 必要性に応じて、身体の状況に応じてというふうにおっしゃいますけれども、実際には身体の状況だけではなくって収入の状況によって分かれているわけでございます。だから、本来をいえば、お言葉のように、身体の状況だけで分類されるべきものでありますのにもかかわらず、我が国には...全文を見る
○日下部禧代子君 けさ朝日新聞の「声」の欄に目を通しましたところ、このような投書が載っておりました。この投書者の方は三年前まで特別養護老人ホームで働いていた方であります。   勤め始めのころは、ごく自然に入室の際は  ノックをするなど、世間並みのプライバシー尊  重を心がけ...全文を見る
○日下部禧代子君 これから本格的な高齢化社会がやってまいります。ですから、今のうちから対応しておかねばならないことがいっぱいあるわけでございますが、この個室化というのもその一つではないかというふうに思います。  今や個室化というのは他の先進国では当たり前のことでありまして、日本...全文を見る
○日下部禧代子君 この質問はこれで終わるというふうに申し上げましたが、今回光部長が二人部屋というのをおっしゃいましたけれども、この二人部屋というのも御夫婦であればこれは御夫婦にとっての個室になるわけでございまして、私が申し上げているのは、何も全部一人にして夫婦別れさせろということ...全文を見る
○日下部禧代子君 障害者の方がお一人で乗ることが前提ではない、つまり介添えのどなたかが御一緒であるということが前提であるというふうな構造のエレベーターというのが一般的なのでございましょうか、これは例外なのでございましょうか、駅のエレベーターに関してお尋ねいたします。
○日下部禧代子君 例えばJRの東日本というふうな限定をした中で、一人で乗れるものあるいは介添えがなければ乗れないものというふうなものの実際の数がおわかりになりますか。
○日下部禧代子君 ということは、ほとんどがどなたかと御一緒でなければ障害者の方はこの障害者用と言われるエレベーターに御自身で乗れない、つまりまたこのような事故があった場合には御自分で非常用のボタンが押せない、そういうことでございますか。
○日下部禧代子君 一般の方が乗れるようにするのが私は本当だと思うんですね。障害者だけを区別するというのではなくて本来はやはり一般の方、つまり身体障害者の方だけではなくって若い人でも例えば妊産婦の方だとか足が悪い方だっていらっしゃるわけですね。だから、皆さんが乗れるようなそういうエ...全文を見る
○日下部禧代子君 それでは、今東日本だけというふうに限定して申し上げましたが、JR全体で運輸省が把握していらっしゃる数字で結構でございますが、障害者用というふうに、まあ現在はそうでございますからそういうふうに言わせていただきますが、障害者用のエレベーターを設置している駅の数、全体...全文を見る
○日下部禧代子君 大変に少ないので非常に驚いたわけでございます。この熊谷駅の事故をきっかけにいたしまして、実に驚くべきエレベーターの設置状況という現状をどのようにお変えになるのか、すぐに行動を何らか起こされたのか、だったらばどのような行動を起こされたのか、お聞きしたいと思います。
○日下部禧代子君 駅の中でのエレベーターの設置というのは、これはJRは鉄道施設としてエレベーターの設置を認めていないという話を聞きましたが、整備費とか維持管理費など、もしエレベーターを駅に設置した場合には自治体が負担することになるというふうに聞き及んでおりますが、いかがでございま...全文を見る
○日下部禧代子君 それでは自治体の負担になるわけでもないということでございますか。大体私が聞き及びますところによりますと、エレベーターが駅に設置されているところでは自治体が非常に大きな負担をしているのが実情だというふうに私受けとめております。例えば先日、ここにいらっしゃいます堀議...全文を見る
○日下部禧代子君 自治体としてもこの負担を国に補助してほしいというふうな御意向が非常に強いわけでございますが、今後運輸省といたしまして市町村に対してどのような補助ということをお、考えになっていらっしゃいますでしょうか。
○日下部禧代子君 具体的にどのような補助をするかということの案はまだ政策化されていないのでございますか。
○日下部禧代子君 次に、厚生省に同じ問題について質問させていただきます。  心身障害者対策基本法の第二十二条二項には、「国及び地方公共団体は、心身障害者による交通施設その他の公共的施設の利用の便宜を図るため、施設の構造、設備の整備等について適切な配慮がなされるよう必要な施策を講...全文を見る
○日下部禧代子君 今回の事件に関しまして厚生省としては何らかの御見解をお持ちでいらっしゃいましょうか。あるいは何らかの行動を起こされたのでございましょうか。
○日下部禧代子君 厚生省としては何らかの形での働きかけというのはまだ今この事故に関してはなされていないわけでございますか。
○日下部禧代子君 障害者のためのいわゆる交通施設その他の公共的施設の利用の便宜を図るために厚生省でなさっていることというのは、主にこの中央心身障害者対策協議会を催すというふうなことでございますか。
○日下部禧代子君 それでは、この七月三十一日に中央心身障害者対策協議会から出されました意見具申でございますが、この実効力といいましょうか、どのような実効があるのかどうか、その点について。ただこれは具申ということでよきに取り計らえというふうな形なのでしょうか。それとももっと具体的に...全文を見る
○日下部禧代子君 それでは、運輸省にもう一度お尋ねいたします。  駅の場合にはエレベーターあるいはエスカレーター、どちらの方の設置を重点的に行っていらっしゃいますか。どちらの方がより多く設置されていますか。
○日下部禧代子君 エスカレーターというのは、私も余り器用な方じゃないので、いつもエスカレーターにさっと乗れないんで困っているわけなんですけれども、年をとるともっと乗れなくなるのじゃないかなというふうに心配いたしますが、どうせエスカレーターをつけて、そしてまたそれを取り壊してエレベ...全文を見る
○日下部禧代子君 最後に、運輸省、厚生省両方にお願いしておきたいと思います。  やはりノーマライゼーションという思想、これを本当に私たちの社会に根づかせるためには、障害を持つた方も町の中にいらっしゃる、そういう中で子供たちも育っていく、そこで初めてノーマライゼーション、その思想...全文を見る
○日下部禧代子君 今までの回答の結果のお寄せになった、厚生省がおまとめになりました、まだおまとめになっていないかもわかりませんが、もとに寄せられました分だけでもごらんになりまして、これは今までの見通しとかなり違えなきゃならないというふうな感触をお持ちでいらっしゃいますか。
○日下部禧代子君 それでは、次の質問に移ります。  ことしの三月、保健医療・福祉マンパワー対策本部が中間報告を出しましたが、その報告によりますと、看護職員の平成元年度の新規就業者が五万七千人、再就業者一万二千人に対しまして、離職者、退職した方が四万五千人いらっしゃる。ということ...全文を見る
○日下部禧代子君 今のお言葉にもありましたように、看護職員の養成ということと並びまして看護職員の定着をいかに図るかということが非常にこれから重要になってくるのではないかというふうに思います。」つまり、なぜやめていくのか。やめないようにしなければならないわけでございますが、やめない...全文を見る
○日下部禧代子君 次に、看護職員の医療法上の配置基準についてお尋ねいたしますけれども、入院の場合の配置基準というのは四対一ということでよろしいのでしょうか。
○日下部禧代子君 今、昭和二十三年からということでございますが、どのような根拠でそのような配置基準が決められたのでございますか。
○日下部禧代子君 昭和二十三年からもう随分時間がたっておりますが、時間がたつということはさまざま状況がすごく変わっているということでございます。特に日本のように速く変わるというのはスピードが速いわけでございますが、その中でこの四対一の基準だけはなかなか変わらないというのはおかしい...全文を見る
○日下部禧代子君 それでは、今基準を変えるということには必ずしもならないということでしょうか。
○日下部禧代子君 次に、准看護婦と看護婦さんという二つの種類といいましょうかシステムがございますけれども、なぜ准看と看護婦、看護士というふうに二つに看護婦さんが分類されているのでございますか、その理由をお尋ねしたいと思います。
○日下部禧代子君 今検討を始めていらっしゃるということを聞いて少し安心したわけでございますが、この看護協会の実態調査の結果を見ておりますと、職場の移動経験の有無を准看護婦さん、それから看護婦さん、保健婦さんという三つの職業で見ますと、非常に准看護婦さんの移動の経験が高いわけでござ...全文を見る
○日下部禧代子君 文部省は来ていますか。  看護婦さんの養成というのは、大学教育の場合には文部省が管轄ということで文部省にお聞きしたいのでございますが、今、日本の場合、看護婦さんで学士号あるいはマスター、ドクターを持っていらっしゃる方々、それぞれにどのくらいいらっしゃいますか。
○日下部禧代子君 これから四年制大学の中で看護コース、マスターコース、ドクターコースというのが次第にふえていくだろうと思いますが、その状況はどういうふうになっておりますか。
○日下部禧代子君 看護婦さんの仕事場での地位の向上ということがこれから社会的な地位の向上とともにより必要になってくるのではないか。そのことが看護婦さんの定着率を高めるということにつながるのではないか。と申しますのも、この看護協会の実態調査を見ておりますと、やめていく一番の理由が仕...全文を見る
○日下部禧代子君 ありがとうございました。  では、次の質問に移らせていただきます。文部省、ありがとうございました。  次はホームヘルプサービスについてでございますが、このホームヘルプサービスというのは、ゴールドプランの重要な三本柱の一つ、かなめというふうにとらえられているわ...全文を見る
○日下部禧代子君 もちろん、ニーズの把握の方法ということも、あるいはまたこのサービスそのものがよく知られていないということもあると思うのですけれども、そのサービスの内容というものも大きな原因ではないかなというふうに思うのですね。実際にサービスを改善したらニーズがふえたというふうな...全文を見る
○日下部禧代子君 量的な面を充実させるという、つまりホームヘルパーさんがふえなければならないわけでございますけれども、ふえるためにはホームヘルパーさんの労働条件あるいは給与というものがとっても重要なファクターになってくるだろうと思うんですね。この調査によりますと、ホームヘルパーさ...全文を見る
○日下部禧代子君 次に、ただいま皆様のお手元にお配りしたタイムテーブルをちょっとごらんくださいますように。  これはある特別養護老人ホームで働く寮母さんの時間表でございます。これを見ただけでうわっと私などは、もう大変だという感じになります。これは最初が夜勤、そして早番の方、それ...全文を見る
○日下部禧代子君 ただいま看護婦さん、ホームヘルパーさん、それから特別養護老人ホームの職員の方、三つの介護、看護の職業についてお聞きしてまいったわけでございますが、共通していることというのはやはり労働条件、労働環境というものが非常に厳しい、というのに対しまして給与が低いという点で...全文を見る
○日下部禧代子君 男女の役割分業に基づいたという私のその部分に関しましては、先ほど堂本さんがかなりおっしゃったと思いますけれども、改めていかがでございましょうか。特に、この福祉職におきましては、そういった男女の役割分業の延長線上にある、したがって、それがさまざまな労働条件の厳しさ...全文を見る
○日下部禧代子君 大変時間が迫ってまいりましたけれども、もう一つ、水俣訴訟についてお尋ねしておきたいというふうに思うんですが、本年の八月七日、福岡高裁が、水俣湾周辺地域に一定期間住み魚を食べていたという疫学条件を満たし、四肢末梢に感覚障害のある人を和解救済上の水俣病であるという所...全文を見る
○日下部禧代子君 ぜひ私といたしましては、この三十五年にも及ぶ、生きているうちに救済をという二千人を超える水俣病訴訟の方たちの声をぜひお聞き入れいただきまして和解のテーブルに着いていただきたい、そのことを強く要望いたしまして質問を終わります。  ありがとうございました。
09月25日第121回国会 参議院 国民生活に関する調査会 第2号
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○日下部禧代子君 データがないとおっしゃりながらも大変的確で実証的な統計をお使いになりまして、大変示唆に富むお話をいただきまして本当にありがとうございました。  まず、お言葉の中で私もそうだなというふうに思いましたことは、土地の経済学がない、つまり土地や住宅に関する研究体制とい...全文を見る
○日下部禧代子君 どうもありがとうございました。  またお話の中で、創業というお言葉がございましたけれども、いわゆる対症療法ではだめなんだということをおっしゃっておりましたが、今までのさまざまな土地、住宅に、特に土地に対する政策というのは対症療法であったのではないか。それでは先...全文を見る
○日下部禧代子君 今いわゆる高齢化社会というふうなことが言われておりますけれども、どうも高齢化社会というイメージが大変に暗いイメージになってしまっております。しかしながら、考えてみれば人間は長生きするということはずっと望んできたわけでございますから、多くの人々が長生きになるという...全文を見る
○日下部禧代子君 どうもありがとうございました。
09月26日第121回国会 参議院 厚生委員会 第8号
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○日下部禧代子君 まず最初に、清掃職場の安全衛生につきまして御質問をさせていただきたいと思います。  清掃事業を進める上で清掃現場において労働災害の発生率が非常に高いということは、二十四日本委員会における浜本先生の御質疑におきましても明らかにされたところでございます。  例え...全文を見る
○日下部禧代子君 現場をごらんになりますと、大変な災害が起きているなということを本当に実感なさると思います。ぜひともこれから抜本的にその構造的な面での改善ということをよろしくお願いしたいと思います。  次に、ことしの七月でございますが、板橋区で、これは民間の清掃業者でございます...全文を見る
○日下部禧代子君 それでは、今例に挙げました板橋区の事件の場合は、これは緊急停止装置が備わっていたものというふうに考えてよろしゅうございますか。
○日下部禧代子君 それでは、ぜひともその点を明らかにして、後でお知らせいただきたいと思います。  次に、厚生省の廃棄物処理事業における事故防止対策マニュアルについてお尋ねしたいと思います。  このマニュアルというのは、清掃職場の安全体制を確立するための最低条件を備えているとい...全文を見る
○日下部禧代子君 これは私、調べてきてはおりませんけれども、ブレーキをかけてはいたけれどもエンジンをかけたままで、収集車が後退をして、そして後ろで作業をしている作業員をひき殺した、そういう事故もあったかに記憶がございますけれども、そういう場合も明らかにあるわけでございますが、いか...全文を見る
○日下部禧代子君 それでは違反にはならない、ケース・バイ・ケースである、だから違反になることもあるというふうにとらえてよろしいのかしら。
○日下部禧代子君 わかりました。どうもありがとうございました。  それでは、厚生省にお伺いいたしますけれども、運転手が一人で作業員が一人ということで、エンジンをかけたまま作業を手伝うということ、そういうことも今の作業員の配置基準によりますと起き得るということでございますか。
○日下部禧代子君 そうしますと、運転手はそのまま座席にいて、そのほかに作業員二人、そういうケースもあるということだというふうに思います。そういたしますと、最初に述べましたような運転手一人、作業員一人でやるというふうな場合と、それから運転手さんは運転席にいて、そして作業員が二人でや...全文を見る
○日下部禧代子君 そういたしました場合には、運転手さんが一人で作業員一人、二人というふうな形と、それから運転手さんは座席にいて作業員が二人という場合、どちらが労働災害という観点あるいは安全ということから考えましたならばよりいい方法であるのか、方法というのはおかしいですね、よりベタ...全文を見る
○日下部禧代子君 さまざまな状況によってというふうにはおっしゃいましたけれども、基本的に考えて、運転者は運転席にいて、そしてそのほかに作業員が二人、合計で三人ということがより安全だというのはどなたが考えても常識的に考えることだと思いますが、その点もう一度お聞きいたします。
○日下部禧代子君 先ほども申し上げましたように、安全であるというふうに考えられていても、収集車というのは原動機をとめないで収集作業をするということが前提である以上、やはり危険率は非常に高いということがあると思います。全く安全であり得るということはないわけでございまして、その点を考...全文を見る
○日下部禧代子君 それでは、今のお言葉、それ以上をなかなかお聞きすることは難しいと思いますけれども、実際にさまざまな事故が起きてからでは遅いのでございます。したがいまして、安全対策というのは、予防ということを考えますと、万全の人員配置がきちんと確保されねばならないということをつけ...全文を見る
○日下部禧代子君 どうもありがとうございました。  ところで、今回の廃棄物処理法の改正案というのは、昨年十二月十日の生活環境審議会の答申が下敷きになっているというふうに理解しております。生活環境審議会の答申は、国民運動の展開によって再資源化によるごみの減量化、また、大型家電製品...全文を見る
○日下部禧代子君 ありがとうございました。  ただいまリサイクル社会の構築ということを申し上げましたけれども、リサイクルというのは、個人的な消費過程を終了した製品、つまり廃棄物をごみとして捨てるのではなくて再び生産過程に戻す、そして原料として再利用するということでございます。し...全文を見る
○日下部禧代子君 例えばその努力というのは、どのようなことを具体的に考えられていらっしゃるのでしょうか。
○日下部禧代子君 今お言葉にございました廃棄物再生事業者の育成というものに対して、どのような育成措置を講じていらっしゃいますか。
○日下部禧代子君 今、予算措置というふうに言われましたけれども、それはどの程度の予算措置で、具体的にはどのようなことになるわけでございますか。
○日下部禧代子君 それでは次に、リサイクルの問題についてもう少しお伺いしてみたいと思います、  いわゆる再資源化促進法、これは通産省によりますものでございますが、その再資源化促進法における「国民の責務」というものと廃棄物法における「国民の責務」というものではどのように違いがある...全文を見る
○日下部禧代子君 それでは、リサイクルという観点におきましては、再資源化促進法あるいはただいま審議しております廃棄物法案におきましても、やはり市民の参加というのは同じような位置づけというふうにとらえてよろしいのでしょうか。厚生省と通産省にお伺いいたします。
○日下部禧代子君 いずれにいたしましても、廃棄物の問題におきましては、一番底辺、一番基本的なところには市民の参加ということがなければ、幾ら法律をつくりましても、これはなかなか具体的に日本全体を巻き込んでいくということにはならないと思います。そういった点で、どちらの法律がどうという...全文を見る
○日下部禧代子君 同じ質問を通産省にもお願いいたします。
○日下部禧代子君 それでは次に、再資源化法におきますリサイクルの率につきまして、厚生省の側としましてはどのようにコミットしていくというふうに考えていらっしゃるのでしょうか。例えばアルミ缶だとかお酒の瓶等、そういった具体的な例でお示しいただければと思います。
○日下部禧代子君 次に、いわゆる再資源化促進法における回収業者と廃棄物処理法案における処分業者とめ関係がどうなっているのかということについてお聞きしたいと思います。  今回提出されております廃棄物法案では、廃棄物の運搬業者と処理業者が分かれて規定されるということになっております...全文を見る
○日下部禧代子君 それでは、処理業者と回収業者とは連携ができ得るというふうにとらえてよろしいのでございましょうか。両省にお伺いいたします。
○日下部禧代子君 それでは、厚生省にお伺いいたします。  いわゆる企業に対するリサイクル協力依頼について、厚生省というのはどのような具体的なことをお考えになっていらっしゃるでしょうか。具体的に言うと、例えば厚生大臣が直接企業のトップにお会いになって協力要請をなさるとか、そういう...全文を見る
○日下部禧代子君 今のお言葉にございましたが、所管大臣を通じてということがございますけれども、所管大臣を通じないで直接企業のトップと厚生大臣がお話し合いになるというふうなことは考えられないことでございましょうか。
○日下部禧代子君 それでは、次の質問に移らせていただきます。  ことし四月の十六日の再生資源の利用の促進に関する法律案の連合審査会におきまして、私質問をさせていただきましたが、その際、再生資源ではなく廃棄物と言って再資源利用促進法から逃れて、一方また再生資源であるからと言って廃...全文を見る
○日下部禧代子君 今読みましたのは、現在の定義でございますが、その前には廃棄物の定義というのは、同じ厚生省の環境衛生局長の通知によりますく「廃棄物とは、ごみ、粗大ごみ、汚てい、廃油、ふん尿その他の汚物又はその排出実態等からみて客観的に不要物として把握することができるもの」というふ...全文を見る
○日下部禧代子君 再生資源の利用の促進に関する法律では、再生資源というのは次のように定義されております。「「再生資源」とは、一度使用され、若しくは使用されずに収集され、若しくは廃棄された物品又は製品の製造、加工、修理若しくは販売、エネルギーの供給若しくは土木建築に関する工事に伴い...全文を見る
○日下部禧代子君 ただいま御説明を承りますと、それぞれに定義というのがございますけれども、実際の場面におきましては、やはりこれが廃棄物処理法の方にとらえられるのか、あるいはまたこれは再生資源かというふうなことで、その両方の網の目をくぐるということがこれからも非常に出てくるのではな...全文を見る
○日下部禧代子君 具体的にというふうにお伺いしたんですけれども、やはり余り具体的にはイメージがわかないのでございます。これは傍聴席にいらっしゃる皆様方、どうでございましょうか。私は頭が悪いのか余り具体的によくイメージがわかないのでございますが、実際の現場におきまして一体どうなるの...全文を見る
○日下部禧代子君 この適正処理困難物の指定というのは、厚生大臣がいわゆる事業所管大臣の意見を聞いて指定するということでございますが、その指定を行う際に、事業所管大臣の意見を聞かなければならないわけでございますが、この事業所管大臣の意見が非常に消極的であった場合、厚生大臣はどういう...全文を見る
○日下部禧代子君 やはりそれはどうしても間接的でありまして、直接に厚生大臣のお考えといいますか、力が及ばないということにもなるのではないかと懸念するわけでございます。  では、次の質問に移ります。  いわゆる廃棄物の区分につきまして、生活環境審議会は、事業系一般廃棄物と家庭系...全文を見る
○日下部禧代子君 いわゆる産業廃棄物というのは廃棄物のほとんどを占めているというふうになっておりますが、その産業廃棄物の定義について見ますと、現行法も改正法む変わっておりませんけれども、生活環境審議会の答申におきましては、「廃棄物の区分の見直し」として、「とくに、オフィスから排出...全文を見る
○日下部禧代子君 第十二条の二第一項では、特別管理産業廃棄物について、事業者がみずから運搬、処分を行う場合には、政令に定める基準に従わなければならないとなっておりますが、これに違反した場合には罰則はどのようになっておりますでしょうか。
○日下部禧代子君 それでは次に、産業廃棄物につきまして御質問したいと思います。特に産業廃棄物の実態把握について御質問をさせていただきたいと思います。  昭和五十六年の四月二十八日、ちょっと古くなりますけれども、参議院の運輸委員会におきまして、広域臨海環境整備センター法案が論じら...全文を見る
○日下部禧代子君 いわゆる政令都市の中には所管の地域内に一カ所も最終処理場を持たない市もあるわけでございます。ところが、産業廃棄物というのは大体その都市の中で処理されるのではなくて、地域外で処理されているわけでございますね。産業廃棄物が一体どこへ出されたのかという、そのような追跡...全文を見る
○日下部禧代子君 今、実態調査をなされているというふうにおっしゃいましたけれども、もし、その実態調査とかあるいはクロスチェックというものがきちんと行われていましたならば、例えば福島県の常磐炭鉱の廃鉱跡に何万本ものドラム缶が不法投棄されていて、またにせの処分証明書というのが横行して...全文を見る
○日下部禧代子君 今マニフェスト制度とおっしゃいましたけれども、このマニフェスト制度におきまして、例えば社会党などが主張しておりましたマニフェストの伝票につきまして、一枚を都道府県等への提出ということを義務づけることがいいのではないかということに対しまして、衆議院の質疑におきまし...全文を見る
○日下部禧代子君 どうもお話を伺っておりますと、事務量が非常に膨大であるというふうなことも理由に挙げていらっしゃいますけれども、いわゆる人手が足りないということでございましたら、これは大切なことでございますから、環境保全ということ、その立場から考えますと、やはりそこに人手を投入す...全文を見る
○日下部禧代子君 今のバーゼル条約に規定されております四十七品目について、年次計画をお立てになるというふうにお答えでございましたが、具体的にはこれはどのような形になりますか。
○日下部禧代子君 産業廃棄物の不法投棄、そして有害物質の不法投棄ということに関しましては、まさに環境破壊、環境保全というその観点から非常に重要なことでございますので、ぜひ早急に、そしてまた積極的にお進めいただくようにお願いしておきます。  時間も来たようでございますので、最後に...全文を見る
○日下部禧代子君 どうもありがとうございました。
12月17日第122回国会 参議院 厚生委員会 第1号
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○日下部禧代子君 看護職員の問題についてお伺いいたします。  まず、前回の九月十日の本委員会におきましてお尋ねを一度いたしましたけれども、厚生省健康政策局長からの通達によりまして、都道府県知事あてに「看護職員需給見通しの見直しについて」という通達が出ておりますが、これは六月末日...全文を見る
○日下部禧代子君 今のお話を承りますと、かなり信頼のおける結果というものが期待されるというふうに受けとめたわけでございますが、その結果がどのような形で反映されるのでございましょうか、お伺いいたします。
○日下部禧代子君 集計の結果がきちんと出ていない、非常におくれている中で、確実にこの結果が今おっしゃいました来年度の予算要求、あるいはまた来年二月に予定されていると伺っておりますが、人材確保法、そういったものに反映されるそれだけの十分な時間というものがおありになるのでございましょ...全文を見る
○日下部禧代子君 見通しがないということになりますと、その対策というのは立てられないというふうに思いますので、ぜひともその集計結果を早く出していただくということをここで強く要望しておきたいと思います。その集計結果というのは、私どもは今年度じゅうに拝見できるのでございますか。
○日下部禧代子君 わかりました。よろしくお願いいたします。  それでは次の質問に移ります。  看護職員対策で改善されるべき大きな課題の一つは給与問題だというふうに思います。平成三年八月七日、人事院から給与勧告が出されておりますが、看護職員の給与についてどのような改善がなされた...全文を見る
○日下部禧代子君 医療職俸給表というのは、なかなか普通の人にはわかりにくいのでございますが、この医療職俸給表日について説明をもう少しお願いしたいというふうに思います。一級それから七級まで大体何人ぐらいずつということ、そしてまた特に新設されました七級というのは、その七級に相当するの...全文を見る
○日下部禧代子君 今、新設されました七級に相当するのは何人ぐらい出てくるだろうかということも御質問申し上げましたけれども。
○日下部禧代子君 先ほど俸給の調整額の調整数一相当分を俸給月額に繰り入れるということになっておりましたが、これのメリットというのはどういうことで、ボーナスにも反映されるということになるんでしょうか、もう少し具体的に御説明ください。
○日下部禧代子君 それでは、今回の給与勧告によりまして、具体的に看護婦さんの俸給月額というのはどのくらい上がるというふうにとらえればよろしいんでございましょうか。
○日下部禧代子君 今、パーセンテージでお答えいただきましたけれども、具体的な額でお答えいただきたいと思います。例えば看護婦さんの一番多くの方々が属しているのが一級及び二級でございますが、この一級、二級の、つまり一級の准看護婦さん、二級の看護婦さん、正看護婦の方ですね、その方々の平...全文を見る
○日下部禧代子君 今おっしゃいました一万八千二十七円、あるいは二万七百八十三円でございますか、これを非常に大幅な上昇というふうにとらえるということは難しいというふうに思うわけでございますが、これは人事院としては大幅な増額だというふうにとらえていらっしゃるのでしょうか。
○日下部禧代子君 先ほど医療職俸給表の日につきまして御説明をいただきましたけれども、他の行政職と看護職の場合にはかなり昇給が違うというふうに考えるわけでございます。一定の勤続年数、つまり勤続年数がふえればふえるほど一般の行政職ですと昇給ということになるのでございますけれども、看護...全文を見る
○日下部禧代子君 今御質問申し上げましたのは、厚生省のこういうような仕組みというものが変わらない限りにおいて、昇給ということはシステムが変わらない限りにおいて、人事院としては何もすることができないということを前提といたしまして、何か厚生省に対して、こういうことをするともう少し看護...全文を見る
○日下部禧代子君 どうもありがとうございました。  次に、厚生省に伺いますけれども、民間の医療機関に勤務する看護婦さんの平均月額給与、そして今問題となりました国立の医療機関に勤務する看護婦さんの平均月額給与の違いというものがございましたら、数字でお答えいただきたいと思います。
○日下部禧代子君 それでは、今回の人事院の勧告に関しまして、厚生省といたしましてはどのように受けとめていらっしゃいますでしょうか。なお、これ以上の改善をさらに望むというふうなお考えでございましょうか、御見解をお伺いいたしたいと思います。
○日下部禧代子君 この俸給の仕組みそのものについての何らかの改善というふうなことは、厚生省としてはお考えになっていらっしゃいませんでしょうか。例えば、何級何級というふうになっていても、ずっと働き続けても准看護婦さんは准看護婦さんであり続けねばならないというふうな、そういう仕組み自...全文を見る
○日下部禧代子君 同じ問題は正看護婦の方々についても言えると思うんです。その方々は試験を受けたりなんかしない限りにおいて、何年勤続しでもいわゆる看護婦さんである。看護婦長になっていらっしゃる方々、つまり三級に属する方々が三千五百十八名しかいらっしゃらないわけです。その十倍以上の方...全文を見る
○日下部禧代子君 何らかの形での仕組みそのものを変えていただくような、その方向に進んでいただきたいということを望みまして、次の質問に移らせていただきたいと思います。人事院、ありがとうございました。  それでは次に、准看護婦問題について質問いたします。  現在就業している看護婦...全文を見る
○日下部禧代子君 今、私御質問を申し上げましたのが言葉不足だったと思いますけれども、准看護婦さんだけではなくて、看護婦さん全体の身分取得の方法というのが本当に多種多様である、准看護婦さんのことも含めまして、なぜそのように多種多様であるのかということを包括的にお伺いしたつもりでござ...全文を見る
○日下部禧代子君 多種多様であるということは、いろいろな道を開くということのために多種多様であると。私、多種多様であることはなぜかというふうに伺ったのでありますが、それは看護婦さんたちにさまざまな道を開くということなのですか。
○日下部禧代子君 それでは、今准看護婦さんと正看護婦さんの割合はどのくらいでございますか。
○日下部禧代子君 それでは、正看護婦への道というのはどのように講じられているのでございましょうか。准看護婦から正看護婦への道がどのように講じられているのかということについてお伺いいたします。
○日下部禧代子君 看護婦さん不足ということから何か新しい道というものは開かれていないのでございましょうか。それは従来あったことだと思いますけれども。
○日下部禧代子君 現在、准看から毎年何人ぐらい正看への道、つまり進学をしていらっしゃるのでしょうか。
○日下部禧代子君 次に、正看護婦とそれから准看護婦と分けて、年間国の運営費の補助というのはどのくらいございますでしょうか。
○日下部禧代子君 今お伺いいたしましただけでも、やはりかなり経験を重ねてもなかなか管理職にはなれない、給与体系も変わらない、そしてまた資格というのは正看護婦と違いまして知事の免許というふうなことでございますが、臨床検査技師だとか管理栄養士、OTなどは国家試験、いわゆる厚生大臣の免...全文を見る
○日下部禧代子君 それでは、准看護婦制度というのは次第に廃止の方向に向かっているというふうにとらえてよろしいのでございましょうか。
○日下部禧代子君 それでは、次の質問をいたします。  看護婦養成施設における養成校の定員数につきまして、昭和六十二年とそれから平成三年を比べましてどのくらい伸びているのでございましょうか。
○日下部禧代子君 今看護婦さん不足ということが盛んに言われているにもかかわらず、何年間ですか、昭和六十二年から平成三年までの間にわずか二千五百人というふうに私は思うのでございますが、余り伸びがないように、大幅な増員というふうにはとれないように思います。  この看護職員の養成校の...全文を見る
○日下部禧代子君 私がいただきましたのによりますと、例えば弘前大学の教育学部の教員養成課程ですと、教授ポストでは医師が一〇〇、看護婦割合ゼロということになっております。それからまた、千葉大学看護学部の看護学科、教授五三%ということでございます。それからまた、東京大学医学部の保健学...全文を見る
○日下部禧代子君 といたしますと、看護学部の教授ポストにおきまして、医師免許取得者が非常に割合が高いということだというふうに私資料から判断いたしておりますが、そうなりますと、例えば看護職員の看護婦さんの養成、教育効果ということでかなりの問題が出てくるのではないか、いわゆる学生の臨...全文を見る
○日下部禧代子君 看護学部教授養成のプログラムというのは特別にないわけでございますか。
○日下部禧代子君 今お伺いいたしましたけれども、私前回の質問でお答えをいただいたんですが、四年制の看護課程のある大学というのは全国で十一校しかない。それで定員が五百五十八人、マスターコースの場合は定員が六十八人、ドクターコースに至っては十三人しかないという、余りにも医師の場合とは...全文を見る
○日下部禧代子君 看護教育の必要性につきましては、先ほど私が申し述べました三つの答申あるいは報告におきましてもるる述べられているわけでございまして、国の責任ということでそれらはなされなければならないというふうにいずれの報告あるいは答申にも書かれているわけでございます。この国の責任...全文を見る