日下部禧代子

くさかべきよこ



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日下部禧代子の1992年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月27日第123回国会 参議院 厚生委員会 第3号
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○日下部禧代子君 まず最初に、基本的なことについて確認をさせていただきたいというふうに思います。  ただいま審議が行われておりますこの法案は、いわゆる日切れ法案並みの扱いであるというふうに私は承知しておりますが、この日切れ法案とは一体どのような定義か。これを厚生省にお聞きいたし...全文を見る
○日下部禧代子君 健康保険法の第七十一条ノ四の第五項にこのように記されております。「厚生大臣ハ第二項ノ申出を受ケタル場合二於テ必要アリト認ムルトキハ社会保険審議会ノ講ヲ経テ千分ノ六十六乃至千分ノ九十一ノ範囲内二於テ第一項ノ保険料率ヲ変更スルコト」ができる、この「第二項」というのは...全文を見る
○日下部禧代子君 きょうはこの問題について余り論議のための時間をとることは本意ではございませんが、私がこの審議案件というものを日切れ法案として取り扱うということに大変警戒をしておりますのは、次のような理由がございます。  その第一には、日切れ法案というのは十分な審議が行われるた...全文を見る
○日下部禧代子君 いわゆる医療保険制度の一元化ということについてもこの場で審議されるというふうにとらえてよろしゅうございましょうか。
○日下部禧代子君 今、給付と負担の公平化という意味での一元化というふうにおっしゃいましたけれども、一元化ということにはいろいろな意味が含まれているというふうに思います。現在分立しております諸制度を統合する、あるいは制度間の負担の公平化、今おっしゃいました。それと給付率の問題あるい...全文を見る
○日下部禧代子君 もう少し突っ込んだお答えは、大臣いただけませんでしょうか。
○日下部禧代子君 そういうお答えを伺ってしまいますと、次の質問がちょっとできなくなるのでございますが、今余り明確なお答えをいただいておりませんけれども、いわゆる一元化によって厚生省はどのようなメリットというものが期待されるだろうというふうにお思いになっているんでしょうか。そのくら...全文を見る
○日下部禧代子君 それでは、いわゆる一元化ということを行う上での問題点というのをどのように今の段階でとらえていらっしゃるでしょうか。例えば、税負担における所得というものをどのようにとらえるか、あるいはまた所得控除の経費面での現在ございます不公平をどのように是正するのか、あるいはま...全文を見る
○日下部禧代子君 先ほど大臣もおっしゃいましたけれども、いわゆる公的医療保険制度におきましては、所得再分配機能というのは大変重要なわけでございますが、その所得再分配機能とそれから相互扶助機能との関係をどのように厚生省はとらえていらっしゃいますか。
○日下部禧代子君 今までの議論を踏まえまして、いわゆる公的医療保険制度というものには何が求められているのか、大臣の御見解を承りたいと思うのでございますが。
○日下部禧代子君 国の調整ということは、いわゆる国の補助ということでとらえてもよろしゅうございますか。
○日下部禧代子君 国庫補助につきましては、また後ほど質問をさせていただきます。  一元化の問題をもう少し質問させていただきたいと思いますが、いわゆる一元化の前提といたしまして国保の財政基盤の強化という要請もございます。もし現行方式の、つまり五割国庫負担でございますね、すべての市...全文を見る
○日下部禧代子君 そういたしますと、いわかるリスクの分散、財政力格差の是正というのは可能だというふうにお考えでいらっしゃいましょうか。
○日下部禧代子君 特に規模の小さな市町村の国保の場合には大変ないわゆる格差の問題というのは重要省問題になると思いますけれども、特にこの規模の小さな市町村国保については、どのような対応ができるというふうにとらえればよろしいのでございましょうか。
○日下部禧代子君 今おっしゃいましたのは、いわゆる再保険システムでございますが、これは昭和五十八年に導入され、スタートしたというふうにとらえておりますが、よろしゅうございますね。  そして、昭和六十三年から公費の一部補助が導入されたということでございますが、これは高額医療費共同...全文を見る
○日下部禧代子君 次に、老人保健制度あるいは退職者医療制度との一元化の関係についてお尋ねいたします。  いわゆる退職者の任意継続被保険者制度というのは、今わずか二年間しか加入できないことになっておりますね。保険料もかなり高くつくということでございます。なぜ二年間だけ継続を認めた...全文を見る
○日下部禧代子君 例えば、老人保健制度と連続するというふうな形で三年間をプラスアルファいたしまして、せめて五年間というふうな延長というのはできないでしょうか。年金の谷間というふうなこと、それから給付の額の問題も含めまして、もし五年間延長できればという、そういうお声もかなり高いよう...全文を見る
○日下部禧代子君 現在この保険料というのは全額加入者負担でございますが、この点を事業者の側も続けて半分負担するという、そういう制度を改善する方向というのも、やはりこれもかなり消極的な立場をとっていらっしゃいますでしょう か。そういう制度改善の方向というのはどのようにお考えでいら...全文を見る
○日下部禧代子君 一元化の問題ということにつきましては、この程度で質問を終わらせていただきたいと思うんですけれども、この医療保険制度の一元化ということによって、また新たな不公平あるいは不平等ということが生じることのないように、そしてまた社会保障としての公的医療保険制度というものの...全文を見る
○日下部禧代子君 ところで、この国庫補助の引き下げ率の三・四%でございますが、この三・四%という数字の根拠というものについて御説明をいただきたいと思います。
○日下部禧代子君 この三・四%という数字の根拠というのは、先ほどもお答えの中にございましたと思いますけれども、国庫補助率の引き下げによる千三百十二億円を、診療報酬改定による国庫負担の必要経費、これは千三百四十億円でございますが、それに充てるという大きな目的があった、そこから出てき...全文を見る
○日下部禧代子君 衆議院での御答弁、そして先ほどの同僚委員に対する御答弁なども含めますと、保険料率及び国庫補助率の引き下げについては中期的財政運営の安定というものの確保が非常に重要だと、その範囲内で調整するということ、そして次に、この保険料率は健保組合の保険料率との矛盾を来さない...全文を見る
○日下部禧代子君 私が今三段論法的に政府の御答弁を整理してみたわけでございますが、やはりその考え方を推し進めてまいりますと、基本的に医療費の適正化というものをうたいながら国庫負担の軽減を図っていく、そしてなおかつ医療保険においては保険制度内で財政を賄うというふうな考え方がうかがわ...全文を見る
○日下部禧代子君 今のお答えにもございましたし、先ほどのお答えにもございましたが、いわゆる政管健保の財政というのは大体今後安定的に推移するだろうということでございますけれども、しかしながら、さまざまな経済状況の変化によりまして政管健保財政も赤字になることが想定されないことはないわ...全文を見る
○日下部禧代子君 それでは、その三本柱の順位というものが議論されなければならない、明確にされなければならないというふうに思うわけでございますが、この場合、優先順位からいくと、この三本柱のどこがまず最初に考えられるのでございましょうか。
○日下部禧代子君 今のお答えだと、どうも国庫補助率音引き上げるということにはすぐにつながらないような気がいたしますけれども、何をおいても国庫補助率を引き上げるということを、今回その優先順位というものを明確に置いていただかないと、今回の国庫補助率が引き下げられたということから来る不...全文を見る
○日下部禧代子君 今の御答弁だと、やはり国庫補助率を今回引き下げたということに対する不安というものはなかなか消えなくて、かえって今度こういう赤字になった場合には保険料がまた引き上げられてしまうのではないかな、そして国庫補助の引き上げというのはないのではないかというふうなおそれが出...全文を見る
○日下部禧代子君 では最後に、国庫補助は本当に基本的にできみだけ減少させていくという考え方が根底にはないのだというお答えをきちっとはいただけなかったのでございますが、そういう流れにならない、このことがその端緒にならないように、その流れをさらに推し進めるということにならないようにと...全文を見る
○日下部禧代子君 個人の嗜好、好みということが重視されたということは大変うれしいんですけれども、個人の嗜好、必ずしも高価なものとは限らないわけでありまして、安いものというのも自分の好みである場合があるわけです。そうしたら、安いものを注文するということはできないわけですか。安いもの...全文を見る
○日下部禧代子君 今、全体が個室ではございませんので、同室の中で隣のベッドの人は特別給食を指定した患者だ、自分はそのお金が払えないからということで、一つのお部屋の中で格差あるいは患者相互間のいわゆる不公平感というものがここで生じてくるというおそれはお考えになっていらっしゃいません...全文を見る
○日下部禧代子君 入院ということには非常に経費がかかるわけでございます。ですから、食べ物、自分がこれは欲しいなというものがあったとしても、そこまで回らないという患者さんが現在たくさんいらっしゃることを絶対にお忘れなきように、ここでもう一度念を押させていただきたいというふうに思いま...全文を見る
○日下部禧代子君 時間外診療に係る特定療養費制度というものが今回の改正で創設されたわけでございますが、大体これは「緊急やむをえない事情による時間外の受診については従前通り診療報酬点数表上の時間外加算の対象となり、患者からの費用徴収は認められない」と、「緊急やむをえない」ということ...全文を見る
○日下部禧代子君 「特別管理給食」というのは、これは「管理栄養士によって管理された給食が適時、(夕食については午後六時以降)、適温で給与されるものである」ということになっておりますけれども、現在病院で夕食が六時以降に給与される、配食されるという病院というのは、政府の調査を拝見いた...全文を見る
○日下部禧代子君 最後の質問にさせていただきます。  今、私が質問いたしましたことというのは、大体これは当たり前なことでありまして、夕食が六時以降であるとか、選択ができるとか、予約ができるとかということも、これは当たり前なんでございますが、やはりこれは保険診療で充実を図る性格の...全文を見る
04月16日第123回国会 参議院 厚生委員会 第6号
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○日下部禧代子君 まず最初に、看護婦等の人材確保の促進に関する法律案について質問させていただきます。  去る三月六日の熊本県の新聞でございますが、日刊人吉新聞というのに次のような読者の投書が掲載されておりました。  私は昨年、約四カ月人吉総合病院に入院してい  ましたが、こ...全文を見る
○日下部禧代子君 どうもありがとうございました。  それでは、もう少し具体的に質問をさせていただきたいというふうに思います。  先ほどの同僚議員の質問にもございましたが、今大臣の御決意をいただいて大変心強く思ったわけでございますが、どうもこの法案は抽象的なところが多うございま...全文を見る
○日下部禧代子君 それは法案に述べられていることでございますが、もう少し詳しく、具体的にイメージがわいてくるというのには少し今の御説明では私満足いたしませんけれども、私の質問させていただきましたのは立法の背景ということでございましたが、時間がございませんので先に進ませていただきた...全文を見る
○日下部禧代子君 次に、「地方公共団体は、看護に対する住民の関心と理解を深めるとともに、看護婦等の確保を促進するために必要な措置を講ずるよう努めなければならない。」というふうにしておりますが、これは具体的に国としてこの実現のためにどのようなことをなさろうとしているのでしょうか。ま...全文を見る
○日下部禧代子君 次に、第八条でございますが、「国及び都道府県はこ「病院等の開設者等に対し、基本指針に定める事項について必要な指導及び助言を行うものとする。」ことになっておりますが、助言と指導がどのような形で具体化されていくのか。また、そのフォローアップでございますね、検証方法と...全文を見る
○日下部禧代子君 次に、第十一条になりますが、「都道府県はこ「看護婦等就業協力員を委嘱することができる。」というふうに規定しておりますが、ナースセンターとこの看護婦等就業協力員というのはどのような関連性を持たせようとしていらっしゃるのか。あるいはまたこの看護婦等就業協力員の地位あ...全文を見る
○日下部禧代子君 その地位はどういうふうになるのか。ボランティアというふうに今おっしゃいましたけれども、いわゆるボランティア的活動でございますか。
○日下部禧代子君 その次に、「看護婦等確保推進者の設置」というのがございますが、これは具体的には「厚生省令で定める」ということになっております。その具体的な基準というものがございますでしょうか。  また、看護婦等確保推進者を設置したといたしましても、看護婦等が確保できない状態が...全文を見る
○日下部禧代子君 次に、国の開設する病院については特例事項が規定されておりますが、どの部門の「一部の適用を除外」して、「その他必要な特例」とは何なのか、その点について明確にお答えいただきたいと思います。
○日下部禧代子君 次に、「国民の責務」というところで、「看護に従事する者への感謝の念を持つよう心がける」という条項がございますが、この感謝ということは、どなたがお考えになっても自然に感謝の念が芽生えてくるということであるかと思います。条文に規定されたから感謝しようということでもな...全文を見る
○日下部禧代子君 余分というふうなことではなくて、感謝の気持ちは自然にわいてくるわけだし、その感謝の気持ちということの前に、国が国民に対して感謝の気持ちを持ちなさいなんということを「国民の責務」として定めるということの前に、国がすべきことはいっぱいあるというふうに思います。その点...全文を見る
○日下部禧代子君 なぜ需給計画から需給見通しになったのでしょうか、その点について御説明いただきたいと思います。厚生省は需給計画というのと見通しというのをどのように定義をしていらっしゃるのでしょうか。
○日下部禧代子君 計画というのは中央が中心であって、見通しというのは自治体の意見を入れるということなんでしょうか。計画と見通しの違いというのをそのように解釈すればよろしいのですか、今のお答えだとそうなりますけれども。それ以外にはただ単なる言葉の、文言の違いだけなんでしょうか。 ...全文を見る
○日下部禧代子君 それでは、国は看護婦等の需給について都道府県から毎年その進捗状況について報告を求めるというふうなことは考えていらっしゃるのでしょうか。どのような形で厚生省は都道府県の進捗状況について指示をなさるのか、その点を明らかにしてほしいと思います。
○日下部禧代子君 次に、需給見通しの問題から別の問題に移らせていただきますけれども、基本指針の策定に当たりまして、医療関係者審議会等の意見を聞くというふうになっておりますけれども、私といたしましては、この看護職員の問題に対して、その解決に対して非常に大きな視点が欠けているように思...全文を見る
○日下部禧代子君 現場の声をまず最初にということをもう一度これからのさまざまな施策の基本姿勢にしていただきたいということを申し添えまして、次の質問に移りたいと思います。  昨年十二月に発表されました看護職員需給見通しの見直しを拝見いたしますと、平成三年におきましては看護職員の充...全文を見る
○日下部禧代子君 どうも今のお答えは主客逆転しているような感じもするわけでございます。ニーズが多くなった、つまり需要、ディマンドとニーズとちょっと違いますけれども、平たく言わせていただきまして、需要が非常に多くなったということに対して看護婦さんが足りないというわけでございますから...全文を見る
○日下部禧代子君 今、いわゆる高年齢になってとおっしゃいましたけれども、看護婦さんが離職なさっていく年齢というのは、いわゆる定年退職ということではなくて中途退職なさる方が非常に多いんです。それからまた、若年の方も平均が六年というのは、他の職場に比べると長いというふうにおっしゃいま...全文を見る
○日下部禧代子君 それでは、今回の法案が実施されることによりまして離職者があるいは潜在看護婦さんの掘り起こしというものがどのくらい効果的に具体化されるのか、その点につきましての厚生省のお考えを承りたいと思います。
○日下部禧代子君 離職の原因というのは、先ほど厚生省がお答えになりましたように、結婚、出産、育児、そして労働条件というふうにおっしゃっておりました。その労働条件でございますが、今の労働条件というのは先ほど厚生省も三Kというふうにおっしゃいましたけれども、さらにそれにもっと六つぐら...全文を見る
○日下部禧代子君 夜勤回数というものを今八・二というふうにおっしゃいましたけれども、八回以下を最低基準という形にして、そして段階的にその夜勤の回数を平均六回以下を目指すということはいかがでございましょうか。これは看護婦さんの配置基準ということも同時に見直していかなければならないこ...全文を見る
○日下部禧代子君 それでは、いわゆる法文化するということは考えていらっしゃいませんか。
○日下部禧代子君 わかりました。  次に、労働条件ではいわゆる週休の問題がございますけれども、国公立の病院での完全週休二日制、そして週四十時間労働については今年度の五月から実施されるというふうに聞き及んでおりますが、そのとおりでございましょうか。
○日下部禧代子君 完全週休二日制も同様でございますか。
○日下部禧代子君 それでは民間の病院の場合ですが、週四十時間体制への移行時期というものをいつというふうに考えたらよろしゅうございますか。
○日下部禧代子君 問題は民間の病院、特に小規模の医療施設だというふうに思うのでございますが、その点をもう少し早急にということを、国としての指導ということは考えられないのでございましょうか。
○日下部禧代子君 次に、特に自治体立の病院でございますが、自治体立の病院というのは、民間医療機関とあわせまして非常に住民と密着した地域医療を担っているわけでございます。特に自治体立病院などにおきましては、救急医療体制の整備と拡充というものが週休二日制を完全に実施することができる体...全文を見る
○日下部禧代子君 その費用、拡充費というのは年々増加されるというふうにとらえていてよろしゆうございますか。
○日下部禧代子君 一億五千万円というのは大体どの程度のことができるわけでございますか。
○日下部禧代子君 それが何カ所ぐらいどうなるかということでございます。歯科の診療とかそういうことはもう先ほど伺ったわけでございますが、どうも具体的なイメージがわかないのであります。  それで、歯科についての救急とか何かなるといいますけれども、実際に住民の立場としてどういうふうに...全文を見る
○日下部禧代子君 それでは提出をお願いいたします。  次に、先ほど離職の原因といたしまして、結婚、出産、子育てということでの退職というのが退職の理由としてかなり上位にございますけれども、看護婦さんの多くが育児を理由にして離職をなさっていくという現状、これは確かにございます。した...全文を見る
○日下部禧代子君 子供の年齢からいきますと、一歳未満の子供についての育児というのは大変だと思うんですけれども、その一歳未満の子供を預かる施設というのはいかがでございましょうか。
○日下部禧代子君 今のお答えですと、どうもこの問題に対しての詳しい調査を行っていらっしゃらないような気がするわけでございます。要請があれば補助をするということのように受け入れますが、厚生省としてはもう少し積極的に調査をきちんとするという御姿勢はございませんか。
○日下部禧代子君 ぜひそれを実施していただきたいというふうに思います。  次に、本年の四月から育児休業法がスタートしたわけでございますが、医療機関の中には三十人未満の事業所、つまり三十人未満の事業所では育児休業法によりますと適用を猶予されているところでございますが、そういうとこ...全文を見る
○日下部禧代子君 今のセミナーを開催する、そして奨励金を出すというふうなことで、具体的にどの程度の導入が図られるというふうにお考えでいらっしゃいますか。その目標をお聞きしたいと思います。
○日下部禧代子君 実際には、特に医療機関ということに限定いたしますと、かなり育児休業を申し出る人は少ないのではないかというふうな懸念もするわけでございますが、これは厚生省の方に、この点はどのようにお考えになっていらっしゃるか承りたいと思います。
○日下部禧代子君 次に、今回の育児休業法では、本委員会におきましても、前の社労委員会におきましてもいわゆる休業中の所得保障の問題が措置されていないことが論議されたわけでございます。所得保障が措置されないままで法律は成立したわけでございますが、この所得保障があるかないかによって育児...全文を見る
○日下部禧代子君 もう一つ労働省にお伺いいたしますけれども、いわゆる育児休業中の所得保障につきまして、所得保障が図られますようにいわゆる三事業の活用等によって対策を講じるということはできないのでしょうか。そしてまた、従軍の特定の職種の育児休業利用助成金というものが平成四年から廃止...全文を見る
○日下部禧代子君 もう一つ労働省にお聞きしておきたいことがございますけれども、平成四年度から介護関係の施設についていわゆる業務体制等の改善助成金制度というものを設けたというふうに承っておりますけれども、これは医療施設については適用除外なんですね。医療施設に関しても適用すべきだとい...全文を見る
○日下部禧代子君 厚生省に伺います。  厚生省は看護業務検討会というものを設置なさいまして、いわゆる業務内容の見直しを進められているというふうに承っておりますけれども、今どのような内容が議論されておりますのでしょうか、そして今後どのようにこの会が運営されていくのか、今後の予定に...全文を見る
○日下部禧代子君 その検討会におきましても、三Kから三Aという、スローガンとしては非常にほぼ笑ましいのでございますけれども、実際の勤務状況というのは、そういうふうにほほ笑ましいところまでなかなかまだいかないというふうに思うわけでございます。その中で特に夜勤専門看護婦制度の導入とい...全文を見る
○日下部禧代子君 夜勤専従ということになりますと、これはまた違った面で労働条件の改善というよりもむしろ改悪になってしまうこともあるかもわからない可能性を秘めている部分が相当私あると思うので、その点は本当に十分にそれこそ現場の声を聞かれまして、慎重に検討を進めていただきたいというふ...全文を見る
○日下部禧代子君 今数字を挙げていただいただけでございますが、それについてコメントを加えていただきたいと思います。
○日下部禧代子君 今厚生省がお挙げになりました同じ労働省の平成二年賃金構造基本統計調査というのを見ますと、これは医師との比較で私は見たわけでございますが、平均勤続年数五・三年、医師、男性でございますが、月間所定内給与七十三万一千三百円です。看護婦さん、平均勤続年数が医師よりも長く...全文を見る
○日下部禧代子君 難しいとまた言われてしまうかもわかりませんけれども、もう一つの例を挙げてみます。  看護婦さんと医師の比較、これは比較にならないと言われてしまうとそれまででございますけれども、経験年数ゼロ年と十五年以上の者について今度は比較してみます。医師、男性の場合です。四...全文を見る
○日下部禧代子君 それでは人事院にお伺いいたします。  昨年、九一年の八月に人事院勧告が出されまして、今出ました医療職俸給表(三)に一級から六級まででございましたものが、一つふやされまして七級が新設されたわけでございますが、一級から七級のそれぞれ該当する職務名と、そしてそれぞれ...全文を見る
○日下部禧代子君 そして、新しく新設されました七級は。
○日下部禧代子君 今お答えいただきましたように、一番多いのが二級でございます。二級のいわゆる看護婦さん、保健婦さん、助産婦さんでございますが、今承ったように、医療職俸給表、つまり看護婦さんの給与の体系というのは勤続年数に比例していくというものではないわけであります。  そうしま...全文を見る
○日下部禧代子君 この法案は、いわゆる国家それから地方公務員職員の処遇改善については適用外というふうになっておりますけれども、この九一年の人事院勧告によりまして医療職(三)の改善がなされたわけでございますが、地方公務員の賃金改善も含めまして、九二年の人事院勧告、これから作業に入っ...全文を見る
○日下部禧代子君 それでは、次に厚生省に伺います。  本年の四月に診療報酬の改定がなされましたけれども、その改定の内容と看護婦等の人材確保にかかわる部分というのはどのようになっているのか、その点について御説明いただきたいと思います。
○日下部禧代子君 今まで診療報酬の改定が必ずしも看護婦さんの給与の引き上げにつながらないということがかなりずっと問題になってきたわけでございますが、今回の診療報酬の改定、これは仕組みを変えないままでございますが、看護婦さんの方に確実にちゃんとつながっていくというふうに思っていらっ...全文を見る
○日下部禧代子君 個々の医療機関に関しては労使間でというふうなお言葉が先ほどの同僚議員の御質問に対する御答弁としてございましたけれども、小規模の医療機関におきましては必ずしも組合があるとは限らないわけでございます。こういった場合についてはどのようにお考えでいらっしゃいますか。
○日下部禧代子君 だから、この辺のところがやはりかなり多くの方々が心配する部分にもつながってくるのではないかなというふうに思うわけでございます。  それでは次に、働きがいのある職場ということで、就職なさってからのいわゆる教育訓練の充実ということ、これは非常に重要なことだというふ...全文を見る
○日下部禧代子君 離職の理由というのが、いわゆる労働条件のほかに、今申し上げたような教育訓練の機会が少ないというふうなこともございます。それにまた、お仕事内容への職場での充実感がない。つまり仕事内容への不満というものも離職の理由として非常に高い地位を看護婦さんなんかの調査を見ます...全文を見る
○日下部禧代子君 それでは次に、いかにして離職を防止するかということを中心とした質問から、今度は看護スタッフの養成の問題に移らせていただきたいと思います。文部省さん来ていらっしゃいますか。  看護職員の養成のためには、その看護職員が養成されるための教員の養成、教員の確保というこ...全文を見る
○日下部禧代子君 今おっしゃいました新設、充実ということでさえも、例えば定員数で見ましても、医師の養成とそれから看護課程の定員とはかなり定員の数は違いますか。
○日下部禧代子君 医師と対等の専門的な地位を看護婦さんが医療現場で確立するためにも、ぜひともこの点は文部省も医師養成と同じような熱意と実際の補助ということでもってこれから看護婦さん、看護職員の養成に当たっていただきたいということをお願いいたしまして、文部省関連の質問を終わります。...全文を見る
○日下部禧代子君 看護婦さんの養成に関しては民間に頼るところが多いというふうなことは、准看護婦さん問題にもつながってくるというふうに思うわけでございます。今、准看護婦さんの養成機関におきましては、在学期間中病院や医院などで働くことが条件になっているわけでございます。したがいまして...全文を見る
○日下部禧代子君 もう一つの福祉施設の職員に関しましての法案につきまして、私、御質問する時間がなくなってしまいましたので、一つだけ質問させていただきますと、社会福祉事業法及び社会福祉施設職員退職手当共済法の一部を改正する法律案、この法律案御提出の背景、それからもう一つは、福祉事業...全文を見る
05月28日第123回国会 参議院 厚生委員会 第12号
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○日下部禧代子君 現在、日本は経済的には世界的に最も豊かな国だというふうに言われております。また、平均寿今も世界のトップクラスに属しております。しかしながら、国民の大多数は、自分が、あるいは家族の一人が病気になったらどうしようというふうに、現在の医療サービスに対して大きな不安と不...全文を見る
○日下部禧代子君 次に、医療供給体制の長期ビジョンについてお伺いいたします。  今回の医療法改正というのは、政令とか省令にゆだねた部分が多いというので、改正の全体的なビジョンが見えないというふうによく言われております。これからの高齢化社会に私たちはまさに直面しておりますが、高齢...全文を見る
○日下部禧代子君 医療供給体制の整備というのは、医療法だけではなくて、医療保険制度というものも大きな役割を担っているというふうに思います。  先日行われました診療報酬の改定におきましてさまざまな改定がなされましたけれども、今回の医療法の改正とどのような関係があるのか、同一の方向...全文を見る
○日下部禧代子君 今回の改正におきましては、いわゆる機能の分担ということでございまして、二つの、慢性の特定機能病院とそれから療養型病床群というふうに分けられたわけでございますが、医療の将来というものを展望していきますと、このまま機能分担が進みますと医療機関の縦割りというものがどん...全文を見る
○日下部禧代子君 これはこれからも非常に重要なことになっていくのではないかというふうに思うわけでございます。サービスを利用する側にとりまして、本当に自分がどこの病院あるいはどこの施設に行けばいいのかということ、それによってその方の運命も変わってしまうかもわからない。  私の友人...全文を見る
○日下部禧代子君 今お答えになりましたようなことがきちんとスムーズに確実に行われていればいわゆる社会的入院ということもなくなるというふうに思うわけですが、依然として日本には社会的入院あるいは老人病院のたらい回しということが現実に私どもの身近で起きているわけであります。今おっしゃい...全文を見る
○日下部禧代子君 そのなかなか煮詰まらない原因がどのようなところにございますか。
○日下部禧代子君 公聴会というふうにおっしゃいましたが、例えば衆議院の公聴会などでも、医師会を代表する方々はインフォームド・コンセントの原則は当然のことであるというふうに、支持されているというふうに私は承っております。これは医師の倫理として必要なのであって、法にこれを盛り込むとい...全文を見る
○日下部禧代子君 そのあたりの判断というのは、医学的な問題、医療上の問題というのはお医者様の方に任せるというふうなことも考えられるのではないか。例えばペナルティーにならないとすれば、厚生省としてはもう少しこのインフォームド・コンセントの法定化のために関係の団体というものを説得する...全文を見る
○日下部禧代子君 厚生省としては、インフォームド・コンセントというものを法定化していきた一いという方向でいらっしゃるということに承ってよろしゅうございますか。
○日下部禧代子君 今我々が問題にしているのはその基本的な理念ということでございますから、今おっしゃいました具体的なことというのは、そこまでここの中に法定化するということではなくて、理念としてということですから、今お答えになりましたのとちょっと私どもが申し上げているのと違うような気...全文を見る
○日下部禧代子君 この問題をやっておりますと全部私の持ち時間になってしまいそうでございますので、あとの追及は同僚議員にバトンタッチしていただくということにいたしまして、医療提供の理念にぜひともこのインフォームド・コンセントというものを参議院で再修正して加えるということを私としては...全文を見る
○日下部禧代子君 次に、業務局にお尋ねしたいと思います。  新薬、いわゆる医薬品の承認に際しましての臨床試験、GCPにおきましては既にインフォームド・コンセントというものは導入されているというふうに思いますけれども、思いますけれどもと私申し上げましたが、導入されておりますでしょ...全文を見る
○日下部禧代子君 日本における新薬の開発段階などにおきまして患者に対する説明と同意というものはどのように行われているわけでございましょうか。今までの、今おっしゃいましたようなGCPを実行なさる上におきまして何か問題は生じたことがございますでしょうか。
○日下部禧代子君 例えば、何か行政指導というふうなことをしていらっしゃるということはございませんか。どういうふうな形での行政指導というものが製薬会社などに対して行われているのでございましょうか。
○日下部禧代子君 例えば、新薬の製造承認に当たりましての添付書類というふうなものには、協力した患者を後でフォローしていくというふうなことができるような記載項目というのはございますでしょうか。
○日下部禧代子君 そういたしますと、これは厚生省としてはチェックができるというふうにとらえてよろしゅうございますか。
○日下部禧代子君 その点も患者が全く知らされないで新しい薬品の開発のための人体実験的なことに使われてしまっているというふうなことが起きるということは、これは非常に恐ろしいことでございます。その点につきまして、ぜひともこれからもひとつフォローアップできるような、そういう行政指導だけ...全文を見る
○日下部禧代子君 それでは、次に特定機能病院についてお伺いしたいというふうに思います。  特定機能病院というのは、高度医療を行う病院として位置づけられておりますけれども、制度としての運用がまだ明確になっておりません。紹介制度とか地域との連係というものがうまくいって初めてこの制度...全文を見る
○日下部禧代子君 厚生省というのは八〇二〇運動というふうな形で歯科保健の重要性というものを国民に訴えていらっしゃいますね。そういう厚生省として歯科診療の重要性というものはもう非常によく御存じのはずでございます。それが十二も診療科名が挙げられていて、その中に歯科が入っていないという...全文を見る
○日下部禧代子君 ぜひともそれをお願いしておきます。  次に、特定機能病院では紹介制度が導入されておりますけれども、紹介がなければ全く受診できないというふうな受けとめ方をする方もなきにしもあらずというふうに思うわけでございますが、紹介外の患者も受診できるということを明確にすると...全文を見る
○日下部禧代子君 次に、特定機能病院と地域医療との連係についてお尋ねいたしますが、特定機能病院というのは、機能的に第三次医療機関に相当するというふうに思います。地域保健医療計画にどのように位置づけられるのでございましょうか。また、周辺の医療機関との連係を図ることも必要であると思い...全文を見る
○日下部禧代子君 次に、文部省にお尋ねいたしますが、特定機能病院というのは大学病院が中心になるというふうに考えられます。大学病院の場合というのは機能が教室単位で縦割りになっております。各診療科を総合した病院全体としての機能というものがどのように調整されているのでございましょうか。
○日下部禧代子君 今、大学病院での専門化が進んでいる。そして、大学病院の中での幾つもの診療科目を受診する場合というのが、これから特に高齢者が増加してまいりますと、そういう場合がふえてくると思うんですね。そうすると、一日病院の中をあちらこちら渡り鳥のように歩き回らなきゃならないとい...全文を見る
○日下部禧代子君 今、私が申し上げましたことがきちんとされない限り、病院に行ってかえって病気になってしまう、疲労こんぱいして帰っていくというふうなことになってしまいかねないと思うんですね。ですから、根本的な姿勢は、患者がぐるぐる回るという姿勢ではなくて、基本的に患者を中心にして仕...全文を見る
○日下部禧代子君 今申し上げましたいわゆる患者中心に医療の仕組みをつくり直すということにつきましては、特に各診療科をうろうろしないで済むような、お医者様の方からやってきてくださるという、例えば外科で入院したとしても、歯科あるいは眼科、耳鼻科、さまざまな診療を必要とする方の場合には...全文を見る
○日下部禧代子君 私が申し上げましたのは、そういうことではなくて、よその国に行って入院なさるとおわかりになると思うんです。例えば、私の友人のお話でございますが、出産の場合もいろいろな科のお医者様の方が産婦人科に来てくださった、そういうことによってすごく自分が安心して出産ができた。...全文を見る
○日下部禧代子君 そういう方々が非常に少ないものですから、これからいかにしてそういう方々を育てていくのか、その辺についてお伺いいたします。今お伺いしたつもりでございましたけれども、お答えの中に入っておりませんでしたので、重ねてお聞きいたします。
○日下部禧代子君 重要性は御理解いただいているというふうに思います。本当に特定機能病院だけがどんどんどんどんきちんと充実していって、そしてかかりつけの医者のこちらの方で手抜きがされていく、そういったお医者様がだんだん少なくなっていくということでは、これは医療法を改正したとしても、...全文を見る
○日下部禧代子君 例えば私が住んでおりましたイギリスなどでは、開業医つまりGPが何人かが一緒になりまして一つのヘルスセンターというものをつくっていらっしゃいます。そうしますと、高価な器械にいたしましてもお一人で購入なさる必要がなくなるということもございます。そして地域のことが非常...全文を見る
○日下部禧代子君 今具体的なことにまで踏み込んでお答えいただきましたけれども、それをさらに具体化するためには、厚生省が積極的な形でさまざまな支援対策というものを打ち立てていただきたいというふうに思うわけでございます。  次に、文部省にお尋ねいたしますけれども、医学教育におけるプ...全文を見る
○日下部禧代子君 次に、療養型病床群についてお尋ねいたします。  療養型病床群の制度というものは、年齢の制限というものを離れて、いわゆる慢性疾患患者に対する医療供給という意味では一応の評価というものはできるというふうに思います。しかし、一方では、医療内容の切り捨てではないかとい...全文を見る
○日下部禧代子君 それでは、次に、療養型病床群というのは看護単位を基本として運用するというふうに言われておりますけれども、看護単位当たりの病床数というものをどのように考えていらっしゃるのでございましょうか。療養型病床群が症状の安定した慢性疾患患者を対象としているとは申せ、看護単位...全文を見る
○日下部禧代子君 療養型病床群の職員配置基準というものが、厚生省メモを拝見いたしますと医師については特例許可老人病院程度、看護職員及び看護補助者にはそれぞれ入院患者六人に一人というふうにされておりますが、六対一とされた理由はどういうところにございますか。
○日下部禧代子君 結核、精神の病院と同じ基準になるわけでございますけれども、その点につきましてはこれまで多くの問題点が既に指摘されてきているわけでございますが、問題点があるということがおわかりでありながら、それを再確認するような形になっておりますが、その点いかがでございましょうか...全文を見る
○日下部禧代子君 看護補助者というものについては、これまでの入院医療管理のⅠとⅡでは、四対一あるいは五対一という、そういうのがあると思うんですけれども、療養型病床群が看護の職員配置を手厚くするということであれば、せめてそれくらいにすべきだというふうに思いますが、その点はいかがでご...全文を見る
○日下部禧代子君 これ以上置いてはいけないということはないとおっしゃいましたけれども、今までの現状ではこれ以上置くどころかそれ以下であるということが現状だということで、これ以上置くなどということはあり得ないというふうに思うわけでございますね。  そして、療養型病床群にお入りにな...全文を見る
○日下部禧代子君 先ほど私が申し上げましたように、幾ら病状が安定なさったとしても手はかかるという方々が当然多くなるということを考えますと、特例の看護基準、低い方の看護基準というものを容認するのではなくて、その辺のところをもう少し手厚い介護という点で、看護基準というのはより手厚くす...全文を見る
○日下部禧代子君 それでは、当時の竹中局長のお言葉をどのように解釈すればよろしいですか。
○日下部禧代子君 それに伴いましての関連した質問でございますが、衆議院の修正で、精神病院の職員配置基準と総合病院における精神科外来の問題につきまして将来の検討規定が追加されております。検討の時期についてはいつごろになるのか、いつごろ結論が出るのでございましょうか。来年には精神保健...全文を見る
○日下部禧代子君 それでは、次の質問に移ります。  療養型病床群に対する老人医療の公費負担割合につきまして、先日二十六日の本委員会におきまして岡光部長が三割というふうに御答弁なさっております。しかしながら、療養型病床群はまさに介護力強化病院と同様に介護的な要素が強い医療施設でご...全文を見る
○日下部禧代子君 今の御答弁ではなかなか納得できませんが、老人保健法改正の趣旨ということを考えますとやはり五割という形にすべきではないかというふうに私は重ねて御要望を申し上げておきます。  次に、療養型病床群におきましては、利用者は今も年齢制限はないというふうにおっしゃいました...全文を見る
○日下部禧代子君 十分に御検討くださいますというのは、具体的にはどういうことになりますか。
○日下部禧代子君 これはどなたもお感じのとおり、健康を保つということはきちんとした栄養バランスをとることであります。栄養バランスをとるということは歯がちゃんとしていなければならないということで、厚生省もそういう対策を次々に打ち出されているわけでございますから、療養型病床群におきま...全文を見る
○日下部禧代子君 わかりました。  次に、医療の現場におけるいわゆるマンパワー、ヒューマンパワーの確保についてお伺いいたします。  今回の改正というのは医療施設機能の体系化というものを目指しています。その方向性というものは理解できるのでございますけれども、医療供給体制というの...全文を見る
○日下部禧代子君 療養型病床群の職員として看護補助者というものが明記されております。看護婦、介護職員及び看護補助者という名称が出てまいるわけでございますが、介護職員及び看護補助者の身分はどのようになっているのでしょうか。  これは法律に基づくものでございましょうか。こういう介護...全文を見る
○日下部禧代子君 看護と介護、あるいは社会福祉と医療ソーシャルワーカーというふうに医療と福祉というものはもっと連携すべきだと言われているにもかかわらず、マンパワー確保の観点から見ますとその養成についてのアンバランスというものが非常に見られるわけであります。その養成課程というのも、...全文を見る
○日下部禧代子君 次に、昭和六十三年にスタートしたばかりの新しい制度でございます臨床工学技士の受験資格についてお伺いいたします。  法の附則第三条で、平成五年三月までの受験特例が認められておりますけれども、この対象者はどのくらいいらっしゃるのでしょうか。また現に職務に従事してい...全文を見る
○日下部禧代子君 そうしますと、現在職務に従事していらっしゃる方々はどうなるんでしょうか。特例を延長するという方向で考えるべきではないかというふうに思いますが、いかがでございますか。
○日下部禧代子君 次に、小児慢性特定疾患における自己負担の導入についてお伺いいたします。  五月二十二日に、厚生省のこれからの母子医療に関する検討会は、白血病などの小児慢性特定疾患に対する医療制度を見直して入院費に自己負担を導入するというふうな御報告をまとめられました。難病の子...全文を見る
○日下部禧代子君 この際、これら難病に関する私が幾つか申し述べましたような問題を解決するということを考えまして、その対策というものを総合的に抜本的に見直すべきではないかというふうに私は思います。そして、地域保健医療計画に難病対策というものを明示いたしまして、退院後の患者の地域の受...全文を見る
○日下部禧代子君 わかりました。  それでは、次に、例えばがんのような人類共通の、我々の敵と言ってもいいような問題に対しまして、研究情報というものを社会化、共有化するということのために、例えばがん・難病データバンクというふうなものを設立して、これは日本だけではなくて世界各地の主...全文を見る
○日下部禧代子君 何かそういうネットワークを新たにつくるというふうなお考えはございませんか。現存しているものを充実させていくという方向でございますか。
○日下部禧代子君 PKOも確かに国際貢献の一つでございますが、今申し上げたことも非常に重要な国際貢献ではないかというふうに思いますので、ぜひともその点御考慮いただきたいというふうに思います。  それでは、だんだん時間も終わりになってまいりましたが、この四月二十八日に厚生省の元水...全文を見る
○日下部禧代子君 それからまた、荻島さんがおっしゃっておりますけれども、「病衣も含め患者の衣装やファッション、美容といった問題も今後の患者のケアのあり方を考えるうえで重要なポイント」になるのではないかというふうに御指摘もございます。病院のいわゆるアメニティーといったことにつきまし...全文を見る
○日下部禧代子君 今、大臣がおっしゃいましたことを具体化するためにどのような対策が立てられておりますか。
○日下部禧代子君 では、最後に、医療行政というものは何を一体目指さなければならないのかということについて少し考えてみたいと思うんですね。  私は、医療行政の根本というのは、病気あるいは治療行為に対する国民や患者の不安を解消すること、突き詰めて言えばそうなんじゃないか。これは大臣...全文を見る
○日下部禧代子君 ありがとうございました。
06月02日第123回国会 参議院 厚生委員会 第13号
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○日下部禧代子君 日本社会党の日下部でございます。  きょうは、四人の参考人の皆様、大変お忙しい中をおいでいただきまして、そして大変貴重な御意見を拝聴させていただきまして本当にありがとうございました。  さて、最初にお伺いしたいことがございますが、まず、先ほど宮崎委員の御質問...全文を見る
○日下部禧代子君 御意見を拝聴いたしましたお三方、坪井参考人、中野参考人、村口参考人、お三方ともお医者様でいらっしゃいます。大熊さんは患者の立場から御発言なさっていたように思いますけれども、今の御説明は納得いくわけでございますが、私も患者の一人になる可能性のある立場の人間といたし...全文を見る
○日下部禧代子君 ありがとうございました。  私の御質問のときに、少し言葉が足りなかったように思いますので、つけ加えさせていただきますけれども、お三方がインフォームド・コンセントの概念そのものについてネガティブであるというふうに私申し上げたのではなくて、概念としては賛成だけれど...全文を見る
○日下部禧代子君 どうもありがとうございました。  そういたしますと、今の療養型病床群、これは精神病院や結核病院などと同じような看護職員の配置基準になりますけれども、これとそれから一般病床との四対一という格差についてはどのようにお考えでいらっしゃいますか。
○日下部禧代子君 今のお言葉の中にいろいろな大熊さんの思いがこもっているように理解いたしました。  ところで、いわゆる社会的入院というのが日本では大変に問題になっておりますけれども、社会的入院というものをだんだん少なくしていくためにも地域医療というものを非常に重視しなければなら...全文を見る
○日下部禧代子君 どうもありがとうございました。
12月07日第125回国会 参議院 商工委員会,厚生委員会,環境特別委員会連合審査会 第1号
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○日下部禧代子君 これまでの国内法における有害廃棄物の規制というのは、PCBなどごくわずかな例外を除きまして廃棄物処理法施行令の別表に定める特定施設から排出された場合のみに限定されております。しかしながら、バーゼル条約附属書Ⅰに定める有害廃棄物四十五品目中二十七品目は、その排出経...全文を見る
○日下部禧代子君 今の御答弁をサミングアップしますと、かいつまんで申し上げますと、最終的な責任を国が負うというふうに解釈してよろしゅうございますか。
○日下部禧代子君 もしそうだといたしますと、輸出される特定有害廃棄物等の内容が申請どおりなのかどうか輸出国側で確実にチェックされる必要があるというふうに思います。そのためにどのような体制を準備なさっていらっしゃいますのでしょうか。通産省にお尋ねいたしたいと思います。
○日下部禧代子君 再輸入に要する費用負担なども含めまして、ここで日本の輸出業者の責任というものをどのように問うていらっしゃいますのでしょうか。これはやはり通産省にお尋ねいたします。
○日下部禧代子君 例えば、倒産した場合にはどのようになるんでしょうか。
○日下部禧代子君 次に、国内の輸出業者が廃棄物処理法施行令の特定施設以外から排出されたものだから安全だというふうに考えまして、有害物質が含まれているかどうかを確かめないで輸出しようとする場合もあるのではないかなというふうに思うわけでございます。  例えば、これはちょっと名前を申...全文を見る
○日下部禧代子君 後日、輸入国側から条約違反というふうなことを指摘されないためにも、その輸出手続の過程におきまして、税関または厚生省が条約で排出経路を問わず有害廃棄物質とされている二十七品目が含まれているかどうか、そのことについて十分にチェックしなければならないというふうに思うわ...全文を見る
○日下部禧代子君 次の質問に移らせていただき ます。  排出経路を問わない二十七品目の有害物質を含む廃棄物につきまして国内でチェックできるようにするためには、結局これらの物質の生産段階からその流れが第三者にはっきり把握できるということが必要なのではないかというふうに思うわけで...全文を見る
○日下部禧代子君 そういたしますと、水際のといいますと、まず最初の生産段階からという、そちらの方はいかがでございましょうか。そこからの流れをきちっとするということに関しまして今申し上げました新しいシステムということを考える、そういう御考慮はなされておりませんでしょうか。
○日下部禧代子君 なかなか私が申し上げましたような新しい制度の確立というのが困難のようなお答えというふうに私は解釈したわけでございますが、そういった場合に、輸出申請された特定有害廃棄物等の内容につきまして、どのような有害物質がどの程度含まれているかということを検査するための専門機...全文を見る
○日下部禧代子君 次に外務省にお尋ねしたいのでございますが、地球環境の保全ということを念頭に置きまして有害廃棄物の国際的な移動を管理するというのがこの趣旨でございますが、その内容チェックの専門機構というのは国際機関が担うというふうなことも考えられるのではないかというふうに思うわけ...全文を見る
○日下部禧代子君 バーゼル条約の附属書Ⅰ及びⅢに有害物質として掲げられているリストには、これらの含有率について定められてはいないというふうに思うわけでございます。どんな微量でも後日検出されれば、これは条約違反となるという可能性もあるわけでございます。このような不安を解消するには他...全文を見る
○日下部禧代子君 最後に、今までの質疑を通しまして、廃棄物にとどまらずに我が国の有害物質全般の規制のあり方につきまして総合的かつ抜本的に見直すべき時期が来ているんじゃないか、それも、生産、流通、廃棄、あらゆる段階におきまして新たなシステムというものを再構築すべき時期に来ているんじ...全文を見る