日下部禧代子
くさかべきよこ
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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02月24日 | 第129回国会 参議院 国民生活に関する調査会 第2号 議事録を見る | ○日下部禧代子君 日下部でございます。 先生どうもごぶさたをしておりまして、きょうはどうも本当にありがとうございます。お忙しいお時間をありがとうございます。特に先生は福祉経済学の御権威でいらっしゃいまして、今日我々は福祉計画、福祉施策というものを、財源、財政的な裏づけのある計...全文を見る |
○日下部禧代子君 私の時間が来たようでございます。どうもありがとうございました。 | ||
03月16日 | 第129回国会 参議院 国民生活に関する調査会 第3号 議事録を見る | ○日下部禧代子君 まさに年金制度の改正というのは国民的な課題でございますし、今回の財政再計算に伴う改正というのはそういった意味で非常に大きな期待が寄せられているところでございます。これから今国会で本格的な論議が始まるところでございますが、先生のきょうのお話を承りまして、この改正案...全文を見る |
○日下部禧代子君 先生、これ後でコピーを差し上げます。 | ||
○日下部禧代子君 先生どうもありがとうございました。 家事労働の評価ということが一つの論議になると思うんですね。第三号被保険者の場合には家事労働を評価されているからだというふうにおっしゃる方々もございますが、家事労働の経済学的な評価というふうなことに関して、これはいろいろと学...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 大変明快な御回答をいただきまして、本当にありがとうございました。 | ||
03月18日 | 第129回国会 参議院 国民生活に関する調査会 第4号 議事録を見る | ○日下部禧代子君 きょうはどうもありがとうございます。地域医療の実践に裏づけされていらっしゃる先生の理論展開というのはいつもながら大変説得力がございまして、きょうも大変感銘深く拝聴させていただきました。 高齢者にとって行動半径の広さというのがいかに人間の尊厳に深くかかわるのか...全文を見る |
○日下部禧代子君 スウェーデンの社会サービス法あるいはデンマークの生活支援法と地方分権の問題でございます。 | ||
○日下部禧代子君 措置の問題。 | ||
○日下部禧代子君 ジェロントロジーとジェリアトリクス。 | ||
○日下部禧代子君 どうもありがとうございました。 | ||
03月29日 | 第129回国会 参議院 厚生委員会 第3号 議事録を見る | ○日下部禧代子君 児童手当法の一部を改正する法律案に関連いたしまして質問をさせていただきたいと思います。 まず、大臣にお尋ねをしたいと存じます。 ことしは国連の定めました国際家族年でございます。国際家族年の意義とその目的について、どのようにお考えになっていらっしゃいますか...全文を見る |
○日下部禧代子君 どうもありがとうございました。 今、大臣がお触れになりましたように、高齢化社会に対応いたしましてゴールドプランというのがございますが、児童対策、子供たちの環境ということを考えますと、やはりこのような具体的な年次別の数値目標を定めた計画、いわば子供のためのゴー...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 今回、児童手当法の一部を改正する法律案におきましては、いろいろときめ細かい児童福祉の施策というものが出されておりますけれども、これまで高齢者あるいは障害者のための施策を見ましても、メニューはあるけれどもなかなかそれを実際に利用する場合には利用できないとか、情報が...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 一括して受け皿というものをつくって、そしてそれを利用者が選ぶというふうな形には今回はいかないわけでございますか。 | ||
○日下部禧代子君 ぜひともこれを機会に、利用する側にとってより便宜が与えられるような運用を考えていただきたいということを切にお願いしておきたいと思います。 それからまた、利用者がどのように利用できるかという観点からもう一つ質問をさせていただきたいと思いますが、児童関連情報二十...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 今の利用者の観点からということでもう一つ質問させていただきたいと思いますが、駅型保育モデル事業というのが今度の施策にございますが、これは例えば駅ビルの中とかそういうところに保育所を設けるということと考えてよろしいんでしょうか。大体これは何カ所ぐらいを考えていらっ...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 先ほど清水委員もお触れになりましたけれども、児童手当につきましてお尋ねしたいと思います。 我が国の児童手当というのは、スタートした時点も非常に他の先進国に比べて遅いわけでございます。一九七二年に発足しておりますが、フランスではもう一九三二年にスタートしており...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 今お答えいただきましたように、一%というこの数字は他の先進国の場合よりかなり低いわけでございます。これは、児童手当制度というものがどのようにその国において位置づけされているのかということにもつながってくるのではないかというふうに思います。果たして、我が国でこの児...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 大いに期待しております。ありがとうございました。 | ||
04月13日 | 第129回国会 参議院 国民生活に関する調査会 第6号 議事録を見る | ○日下部禧代子君 きょうは貴重なお時間を割いていただきまして本当にありがとうございます。 大変な共感を持ちながらお話を承っておりました。特に、高齢期の夫婦の問題に焦点をもっと当てるべきではないかということ、そしてさらに高齢者自身を自立した個として認めるということが必要ではない...全文を見る |
○日下部禧代子君 先ほど御質問した中で一つ触れていただけなかった部分、出生率の低下という中に女性の高学歴化ということが出生率の低下の原因であるというふうによく言われるのでございますが、最初の質問の中にちょっとそれを入れさせていただきましたので その点先生どうお考えでいらっしゃいま...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 もう時間を過ぎてしまいました。どうもありがとうございました | ||
05月18日 | 第129回国会 参議院 国民生活に関する調査会公聴会 第1号 議事録を見る | ○日下部禧代子君 きょうは現場から、そして地域からの生の切実なお声をいただきまして、本当にありがとうございました。 それでは、樗木さんとそれから一ノ瀬さんにお伺いさせていただきたいと思います。 まず最初に、樗木さんの方にお伺いしたいと思うんですけれども、八十世帯を十三人の...全文を見る |
○日下部禧代子君 どうもありがとうございました。頑張ってください。 それでは一ノ瀬さんにお伺いしたいんですけれども、計画の前の段階から非常な御準備、住民参加それから視察、いろいろと大変に充実した御計画をおつくりになったというふうに拝見いたしております。 まず最初にお伺いし...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 どうもありがとうございました。 | ||
06月08日 | 第129回国会 参議院 国民生活に関する調査会 第10号 議事録を見る | ○日下部禧代子君 社会党の日下部でございます。 これまで本調査会では医療、家族、そしてまたボランティア、ホームヘルパーなどさまざまな分野の方々の御意見を承ることができましたし、また、さまざまな福祉や医療の最前線に視察をさせていただく、そういう機会をいただきましたことを大変感謝...全文を見る |
06月10日 | 第129回国会 参議院 厚生委員会 第6号 議事録を見る | ○日下部禧代子君 まず、神奈川県秦野市の越川記念病院の違法診療事件についてお尋ねいたします。 今日、病院経営を取り巻く環境というのは大変厳しいというふうに言われております。その中で各医療機関が御努力を続けていらっしゃるわけでございますが、精神病院におきましても、昨年の精神保健...全文を見る |
○日下部禧代子君 そのような事態になるまでにいろいろと行政の方に通報などがあったというふうにも聞いておりますが、やはり行政側の対応が非常に後手後手に回ったというふうなことはお認めになりますか。 | ||
○日下部禧代子君 精神病院における常勤の精神保健指定医の配置につきましては、平成元年五月九日の精神保健課長の通知、「精神病院に対する指導監督の徹底について」におきまして指導監督の徹底が図られていたというふうに承知しておりますが、今回このような事件が起きたことについて、またその原因...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 今回の事件を契機として、厚生省は全国の精神病院の状況調査をしたというふうに承っておりますけれども、特に精神病院の医師の常勤、非常勤の割合、これは一般の病院、一般病床との比較においてでございますが、あるいは看護職員の配置状況などにつきまして、そして今大臣がお触れに...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 今、私もう一つ質問をさせていただいたと思いますが、看護職員の配置状況、あるいはまた常勤、非常勤の医師の一般病院、一般病床との配置の比較でございます。 | ||
○日下部禧代子君 私が御質問申し上げました目的というのは、一般病院、一般病床との比較におけるということでございます。 私の持っております資料によりますと、医師一人当たりの病床数というのは一般病床に比べて非常に精神病床の方が多いということでございます。そしてまた、非常勤医師の割...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 今その理由をおっしゃいましたけれども、むしろやはり長期的、慢性的な疾患だからこそ手厚い医療、看護が必要なんじゃないかというふうにも私は思うわけでございます。 ですからこの際、越川記念病院だけの問題としないで、システムとしてこのような再発がこれ以上ないためにも...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 その上さらに、昨年の本委員会でも私は指摘したと思いますが、退院後の受け入れ先である社会復帰施設の整備が非常に立ちおくれているわけでございます。この際、この点も抜本的に解決すべきだというふうに思うわけでございますが、いかがでございましょうか。 | ||
○日下部禧代子君 地域の社会復帰施設というものが次第にできていくこと、拡充されていくことによって、またその地域の方々の認識、そして理解というものも高まっていくんではないかというふうに思いますので、その点、地域における受け皿というものをきちんとやはり整備するということを重ねてお願い...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 この分野においてこそ医療と福祉というもののドッキングということが、一元化ということが非常に必要なのではないかというふうに私は改めて思っているわけでございます。その点も含めまして、二度とこのような事件が起きないように、ぜひとも大臣にお願いいたしておきます。 次...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 御活用願えればというふうにおっしゃいましたけれども、これは厚生省がどう思われるかということなのでありまして、私は厚生省のスタンスのことを今伺ったわけでございます。 ビジョンにおいて示されました試算というのは、現行の福祉のシステムあるいは財政のシステムに基づい...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 今、それぞれ分野別にというふうにおっしゃったわけでございますが、またこの福祉ビジョンにおきましては、年金、医療、福祉のバランスを五対四対一から五対三対二に変えるという御提言がございます。 確かに、今大臣がおっしゃいましたように、それぞれ独自の分野での取り組み...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 利用者主体という言葉を私は随分昔から言ってきまして、ようやく最近ではこの福祉ビジョンの方にも出てくるというふうなことで私は非常に喜んではいるわけでございますが、それが仕組みの中できちっと、発想はそうありますけれども、仕組みの中で具体化されていくという取り組みはま...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 先ほどマンパワーの、医療関係における看護婦さんの問題、看護職員の問題が討議されておりましたけれども、これから例えば在宅サービスというものを充実させていくためにはもちろんこのマンパワーということは非常に重要な役割を果たすわけでございます。ホームヘルパーさんを厚生省...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 その算定基準でございますけれども、やはりこれは介護すべきお年寄りが増加するということだけではなくて、障害者も含めまして介護を必要とする方々の人数だけではなくて、その介護の質の問題、いかにそのニーズに手厚く対応するかということも必要なのでございまして、これからのマ...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 これからもその状況はぜひとも御報告いただきたいというふうに思います。 最後に、社会保障のあり方について、この福祉ビジョンでは国民的議論を展開する具体的な場の確保と情報公開の保障ということを言っておりますが、これから情報公開というのは非常に必要なことでございま...全文を見る | ||
06月14日 | 第129回国会 参議院 予算委員会 第14号 議事録を見る | ○日下部禧代子君 日本社会党・護憲民主連合の日下部禧代子でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 二十一世紀が真に豊かな長寿社会であるために社会保障、社会福祉の充実を目指して、政府に質問させていただきたいと存じます。 まず、大蔵大臣に伺います。 バブル崩壊以降、...全文を見る |
○日下部禧代子君 今御説明いただきましたように、平成六年度予算では建設国債依存度が再び高まったばかりか、それでも収支の帳じりが合わずに、国債償還積み立ての定率繰り入れの停止を復活させ、あるいは隠れ借金を増額したり、NTTの株売却益で行っている社会資本整備補助金を繰り上げ償還し、同...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 今までのお話でございますと、昭和四十年以来我が国の財政というのは国債依存財政に陥って、その依存度も年を追って高まり、五十年代は大量の建設国債に加えさらに大量の特例国債、いわゆる赤字国債に依存する時代が続いたというふうに言えると思います。平成二年度にはバブルで赤字...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 総理にお伺いいたしますが、建設国債の百三十九兆円を含む二百一兆円もの巨額の国債発行残高が発生した原因は何だというふうにお考えでいらっしゃいましょうか。 | ||
○日下部禧代子君 大蔵大臣にお伺いいたします。 平成六年度の国債の償還や利払いに充てられる国債費が幾らで、一般会計予算の何%に当たりますでしょうか。 | ||
○日下部禧代子君 この約十四兆円というのは社会保障費と同じ額でございます。一般会計の約二〇%にもこれが達しているわけでございます。これまでの国債の累増というものが高齢社会に向けての福祉の充実を阻んでいるというふうには言えないでしょうか。 総理にお伺いいたします。百三十九兆円も...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 総理にお伺いするわけでございますが、どちらかといえば、これまでの財政というのは、国民生活、生活者優先というよりは、むしろ産業基盤の整備優先であったということはお認めになりますか。 | ||
○日下部禧代子君 総理の今のお言葉でございますけれども、社会基盤というよりは、私はむしろ産業基盤整備優先の財政政策というふうに言ってよろしいと思いますが、そういう政策の結果、確かに世界第二位の経済大国にはなりました。しかしながら、一方ではハンディキャップを持つ人々あるいは介護を必...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 高齢化社会の到来ということによって社会保障が財政を圧迫する、したがって増税が必要だという議論が今大勢を占めておりますが、果たして財政を圧迫しているのは人口の高齢化による社会保障の伸びだけでございましょうか。私が今指摘してまいりましたように、これまでの財政運営その...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 これまで我が国の財政が建設国債依存財政のもとで産業基盤優先の運営が行われて、そしてその行き着いたところが財政問題の深刻化であるということを私は今指摘してまいりました。その一方で、二十一世紀の超高齢社会を目前にいたしまして福祉と生活者重視というものに財政を切りかえ...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 これまで内外価格差とか、あるいは環境問題、廃棄物処理、製造物責任問題などに、これはどちらかというと取り組みが甘かったというふうに思うわけでございますが、これもやはり消費者軽視、事業者保護という行政であったのではないかなというふうに私は思わざるを得ないわけでござい...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 それはおっしゃることは易しいのでございますが、実行するのは非常に難しいというふうに思います。 まず、そういうふうな方向に持っていくには何をどのようにしなければならないか。何をというのはわかったわけでございますが、そのファーストステップはどこから進められますか...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 次に、財政構造の変革ということも必要なことではないかというふうに思います。財政構造の変革について、特に歳出面から申し上げてみたいというふうに思います。 予算の配分というものを生活者重視というものに変えるためにはまず公共事業からというふうに考えるわけでございま...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 私は、公共事業に限ってということを申し上げたんですけれども。 | ||
○日下部禧代子君 例えば、私の持っている資料によりますと、省庁別シェアの推移で、建設省の場合が平成六年が六八・四六、厚生省の場合ですと平成五年が三・一八から三・三八ということで、今、大臣がお答えになりましたように、それほど大きな変化がないわけでございます。 そして、公共事業費...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 それをどのように評価なさるのか、これはやはり国民が決めることかもわかりませんと私は思うのでございます。 確かに大臣としては、あるいはまた省庁の皆さんからいえば、専門家、プロの方からおっしゃればそうでございます。しかし、一般の国民の目からしますとまた違った見方...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 次に、地方と国の財政のあり方というのも改革の条件の一つではないかというふうに思うわけでございます。 〔理事久世公堯君退席、委員長着席〕 地方の超過負担問題につきましては、例えば福祉施設、保育所や小中学校などの建設に関する国庫補助、その基準というものが...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 実例を示していただけますか。どのくらい超過負担があるのかという具体例を示していただきたい。 | ||
○日下部禧代子君 私の持っている資料によりますと、これは政令指定都市からの要望でございますが、大都市財政の実態に即応する財源の拡充についての要望ということでございますが、そこで示されております例というのは、例えば保育所の例でございますと、実際の建設単価四十一平方メートル四十二万円...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 この点におきましても、やはり省庁の方の考えと一般の方々との考えのところに、その間には非常に大きな乖離があるというふうに思うわけでございます。もう少しきちんと調査をして、実態に即した対応をしていただきたいというふうに思うわけでございます。 特に高齢化が日本全国...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 地方交付税の積算というのは、これは毎年人口の高齢化率を反映させるということはできないのでしょうか。 | ||
○日下部禧代子君 ぜひとも、実態に合ったというその観点を重視していただきたいというふうに思います。 次に、ここで、この超過負担の問題、それから高齢化の問題ということもありまして、地方財政というのは非常に逼迫しているわけでございます。補助基準単価を実勢に合わせて引き上げるととも...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 大変よいお返事をいただきまして心強くなりました。ありがとうございます。 結局、国と地方の財源配分のあり方というのが、国が税収の六三%を受け入れ、配分の際には地方が六八%を使うという現在のあり方を抜本的に改めるということが必要なのではないかと思うわけでございま...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 社会福祉の充実のためには、先ほどお言葉がございましたけれども、地方分権というのが不可欠だということはだれもが認めるところでございます。 ところで、まず、地方公共団体が財政事務、人事ということで垂直的な中央コントロール、そういう中央支配から脱却する、そこで真の...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 政府が今進めている税制改革あるいは福祉ビジョンというのは、かっての産業基盤整備優先、経済強化の財政構造、あるいはまた既存の福祉システムの延長線上にまだあるんじゃないかというふうに私は感ぜざるを得ないわけでございます。 私は、きょう今まで議論してまいりましたよ...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 ぜひともよろしくお願いいたします。 ありがとうございました。 | ||
06月20日 | 第129回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号 議事録を見る | ○日下部禧代子君 きょうはお忙しいところ一河先生、丸尾先生、大変貴重な御意見をいただきまして本当にありがとうございました。 そこで、まず最初にお二人の先生にお尋ねしたいことがございます。それは社会保障と経済の関係でございます。 この社会保障と経済というのは深い関係があると...全文を見る |
○日下部禧代子君 ありがとうございました。 それで、次にお尋ねしたいのは介護の問題でございます。 多くの国民が年とったときに不安になる。それは寝たきりになったりあるいはぼけの症状が出てきたときにだれが介護してくれるのだろうかという、そういう問題が非常に日本国民の大きな不安...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 次に重要なのはマンパワーでございますが、福祉ビジョンでは、今のゴールドプランを見直して新ゴールドプランを策定すべきだという提言がございます。 例えば、ホームヘルパーさんにいたしましても、現在の目標値十万人でございますが、これは高齢者人口十万人にいたしますと四...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 今、女性の就業ということに触れられましたので、その点に関しまして最後に質問をさせていただきたいと思います。 日本におきましては、先ほどお話ございましたように、女性の就業率が高くなると出生率が下がるという形になっておりますが、スウェーデンではそうではなくて女性...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 ありがとうございました。 | ||
06月21日 | 第129回国会 参議院 厚生委員会 第7号 議事録を見る | ○日下部禧代子君 今回の地域保健対策強化のための関係法律の整備に関する法律案、以後地域保健法というふうに呼ばせていただきます。 まず、地域保健法の趣旨は生活者重視と地方分権ということでございますが、その生活者重視と地方分権の視点というものがこの法案におきましてどのような形で具...全文を見る |
○日下部禧代子君 ただいまの御説明でその役割、機能というのは頭ではわかるわけでございますが、今回の法律というのは、今大臣も御指摘になりましたように生活者の視点ということでございます。生活者の視点ということはサービスを利用する者の視点ということに置きかえてもよろしいと思うんですね。...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 窓口がたくさんになってしまって利用する側の住民が困るということにならないようにきちんとした情報というものを提供する、そのことをぜひともお願いしておきたいというふうに思います。 次に、市町村の保健センターでございますが、現在千二百十五カ所でございますね。平成九...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 今の一センターあたりの平均人員というのはどのくらいで、将来それがどのくらいにふえるのでございましょうか。 | ||
○日下部禧代子君 そういたしますと、センターあたり十人未満ということになるわけですか。一センターあたりの平均人員は何人ぐらいですか。 | ||
○日下部禧代子君 それを将来何人ぐらいまでにおふやしになる計画でございますか。 | ||
○日下部禧代子君 それでは、次の質問に移らせていただきたいと思います。事務移譲の件に関してでございます。 今回、住民に身近な保健事務が市町村に移譲されるということでございますが、具体的にはいわゆる母子保健、栄養改善というふうなことでございますけれども、それはどのような考え方で...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 わかりました。 それでは次の問題、保健所の設置基準の見直しということについてお尋ねしたいと思います。 この問題に関しましては先ほど清水委員も御質問になったわけでございますが、今回の改正法案によりまして、都道府県における保健所の設置基準というのは二次医療圏...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 では、大体幾つぐらいになるのかという、例えば都道府県の保健所の数が減るのかふえるのかということではいかがでございますか。 | ||
○日下部禧代子君 昨日の衆議院の厚生委員会において、大体四百くらいになるのではないかという御発言があったというふうにも伺いましたが、いかがでございますか。 | ||
○日下部禧代子君 私は社会保障制度審議会の委員でございますが、社会保障制度審議会におきましてこの法案の答申をいたしますときに、たしか四百ぐらいになるのではないかというふうなお言葉も私は厚生省の方から聞いたように覚えております。私は今議事録を持っておりませんので、私の耳だけでござい...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 保健所の圏域というのは、地域医療計画の二次医療圏と、そしてまた老人保健福祉計画の圏域とあわせてというふうに考えるその合理性、整合性というのはどういうところにあるのかということをお聞きしたいわけでございますが、この二次医療圏というのは保健サービスの提供ということを...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 今、何度もおっしゃいましたように、保健所をどのように設置するかということは都道府県あるいはまた保健所政令市の判断であるというふうにおっしゃっているわけでございますし、私もそう思うわけでございます。となりますと、今度の医療圏の設定ということも保健所の設置ということ...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 わかりました。 そうなりますと、あくまでもその地方の自主性と実態に合わせてということでございますから、減らすだけではなくてふやすこともあるというふうに受けとめておきましょう。 その次の質問に移りますけれども、もし仮に数が減らされたという場合、そこで働いて...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 わかりました。 次に、大変重要なことでございまして、清水委員もお触れになりましたが、人材確保の問題でございます。 地域保健を推進するためには保健婦さん、そしてさらに栄養士さん、また歯科衛生士などの専門職種の確保というものが欠かせないわけでございますが、そ...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 まだ保健婦さんが配置されていない町や村というのが八十三もあるわけでございます。先ほどの御答弁ですと、保健婦さんのまだ配置されていない町村を優先的に増員していくというふうにおっしゃっておりましたが、まだ保健婦さんが配置されていない町や村に対する特別な解消策というも...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 実際に町や村の保健所に伺ってみますと、例えば二人ぐらい保健婦さんがいるところでも、国、県からおりてくる事務処理に追われてしまって家庭訪問ということはほとんどできないというふうな言葉を私は何度も耳にしたわけでございます。そういうことを考えますと、保健婦さんと同時に...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 その報告には、例えば寝たきりのお年寄りの訪問回数は大体どのくらいになるべきだ、したがってそれでは何人の保健婦さんが配置されるべきだというふうなことまで算定基準の中に入っておりますか。 | ||
○日下部禧代子君 厚生省としては、そういう御計画、お考えというのはその御報告を待ってということになるわけでございますね。 | ||
○日下部禧代子君 今私が申し上げました保健婦さん一人当たり何人ぐらいを担当するのか、あるいは寝たきりのお年寄りなどの訪問回数を何回ぐらいにするのかというふうなことは、確かにこれは保健婦さんの問題であると同時に、サービスを利用する側にとっても大変重要なことでございますので、それをぜ...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 保健婦さんを増員するというからにはやはりなり手がなくてはならないわけでございますから、ぜひとも待遇改善、その対策というものをきちんとしていただきたいというふうに思うわけでございます。その点を重ねてお願いしておきたいと思います。 次に、自治省にお伺いいたします...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 今、自治省のおっしゃいましたそういう財政面での配慮というものがなければ、やはり厚生省が幾ら増員ということをおっしゃってもそれは絵にかいたもちになってしまいますので、ぜひともよろしくお願いしたいと思います。 次に、この法案は保健と福祉の連携の強化ということをう...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 勉強するだけではなくて、もう既にそういうふうな福祉と医療、保健の連携が非常に重要だということは言われてから久しいわけでございますね。ところが、実際にはそういった縦割り行政の壁でなかなかそのことが実現できない部分が多いわけでございます。ぜひともそのお勉強の域を早く...全文を見る | ||
06月22日 | 第129回国会 参議院 厚生委員会 第8号 議事録を見る | ○日下部禧代子君 まず最初に、エンゼルプランについてお伺いいたします。 エンゼルプランは厚生省の重点施策の一つでございます。厚生大臣も大変力を入れていらっしゃる政策でございます。児童対策あるいは家族政策というものが重要であることは言うまでもございません。 今、我が国では、...全文を見る |
○日下部禧代子君 特にどの点におきましてさらに強化しようというふうにお考えでいらっしゃいますか。その辺のことはまだお聞きできないのでございましょうか。 | ||
○日下部禧代子君 待つ時間が長くなるということは期待も大きくなるわけでございます。したがいまして、我々の期待に反しないようなすばらしい音色の第一楽章を聞かせていただけることを期待しております。 次に、リハビリテーションの問題についてお伺いしたいというふうに思います。 平均...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 私が御質問申し上げた内容をちょっと御理解いただいていないように思うわけでございますが、いわゆる早期というよりもその前の超早期リハビリというのがございますね。その超早期リハビリというのはもう本当にこれはチームでやらなければなりませんし、大変にスタッフが必要なわけで...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 医師だけではなく、PTだけではなく、またほかのスタッフとの連携というものが非常に必要なのがこの超早期リハビリであることは御承知のとおりでございます。今お手元にないのでございましたら、後ほど資料をいただければというふうに存じます。 次の質問に移ります。 こ...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 第三次の保健事業計画におきまして、保健所にPT、OTはどのくらいの配置目標というものを立てていらっしゃいますでしょうか、そして今その達成率はどのくらいでございましょうか。 | ||
○日下部禧代子君 それでは、第三次の保健計画の中には配置目標値というのは載せられていないわけでございますか。 | ||
○日下部禧代子君 今承りましただけでもやはり非常に手薄であるということ、OT、PTの配置を保健所の中に位置づけていないだけではなくて、現在保健所にいらっしゃるOT、PTの数というのも、今御答弁のお言葉の中にございましたように非常に少ないわけでございますね。これは私、今数字を伺いま...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 ぜひともその今の余り高いとは言えない、むしろ低いと言われるリハビリテーション体制の水準というものを、早急に対策を講じられまして充実させていただきたいということを強く望んでおきたいというふうに思います。 このリハビリテーションの体制を整備するということは、また...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 現場の方々に聞きますと、サービスの提供の決定者というのがばらばらであるということがサービスを円滑にしていく上で非常に障害になっているというお声を以前から私は耳にしております。 そこで、調整会議というものが設けられているというふうには聞いておりますけれども、県...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 私の手元に持っている資料によりますと、都道府県あるいは市町村のサービス調整会議の開催された回数というのは、平均すると年に四・三回、町村の場合は三・九回。これは平成二年の数字でございますが、一週間にではなくて年でございます。余りにも少な過ぎるのではないか。言葉をか...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 それでは最後に、ゴールドプランの見直しということは二十一世紀福祉ビジョンでも提言されているわけでございますが、いわゆる新ゴールドプランはいつ策定されるのでございましょうか。その御予定がいつなのか、そしてその内容というものはどのような内容のものが盛られるのでござい...全文を見る | ||
10月20日 | 第131回国会 参議院 厚生委員会 第3号 議事録を見る | ○日下部禧代子君 まず最初に、ことしの九月二十八日奈良地裁におきまして、非婚、結婚していない女性が出産した子供を父親が認知した場合、児童扶養手当を打ち切ることを定めた児童扶養手当法施行令が法のもとの平等をうたった憲法第十四条に違反する、つまり違憲であるという判決が出されたことはも...全文を見る |
○日下部禧代子君 父親があらわれた場合には打ち切るというふうなことが、離婚した場合ではなくて非婚の母子家庭のみに適用されるということ、なぜそういう私どもが一般的に考えておかしいことが行われているのか、その合理的な根拠を私はお尋ねしたわけでございます。 今おっしゃったように、一...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 国だけではございませんで、各自治体が出しております独自の給付制度というものがございますが、そういうものもみんな国の今おっしゃったような児童扶養手当の規定に準拠しております。したがって、非婚の母子家庭の子供の場合には、ますます不利益というものが拡大しているのが事実...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 今、厚生省の御見解をるる承ったわけでございますが、九三年六月二十三日に、東京高等裁判所で非嫡出子の相続分差別の規定を違憲とする決定が出されていることは御承知だというふうに思います。それを受けまして本年七月、法制審議会が相続分について嫡出子と同等とするという民法改...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 それでは、大臣にお伺いしておきたいと思うわけでございます。 認知を理由にいたしまして婚外子に対する手当を打ち切るということは、これは私は非嫡出子に対する差別的な取り扱いというふうに思わざるを得ないのであります。諸外国においても、現在は多くの国で嫡出である子と...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 答弁中でございますが、時間が限られておりまして、私は大臣の御見解を非常にきょうは期待してまいったわけでございます。初めて私は大臣に質問をさせていただくのでございまして、ぜひともお答えをよろしくお願いいたします。 | ||
○日下部禧代子君 大変私は期待をしておりました。大臣、もう少し御自分の御見解、大変な御見識というものをお持ちでいらっしゃるというふうに今まで私はお見受けしておりましたので、ぜひとも思い切った御自身の御答弁をいただきたいと思いますが、大臣からいかがでございましょうか、御決断をいただ...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 また次の機会に、大臣、改めて御見解、そしてとうとうと今度は御意見をお述べいただけることを大変期待いたしております。 それでは時間の関係もございまして、次に移らせていただきたいというふうに存じます。 次に、さきの第百二十九国会におきまして成立いたしました地...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 当時ということは、今は違うということになるんですか。 | ||
○日下部禧代子君 具体的に保健所の設置基準、所管区域の設定に関しまして、前回の厚生委員会におきまして私に対する御答弁の中でも、繰り返し都道府県の考え方、都道府県の判断によるものだというふうにお答えをいただいております。 保健所を設置するということは、地方自治体の自主性とかある...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 特に保健所政令市におきましては、保健所政令市という制度自身は、今回の改正の中で大きなセールスポイントになっておると思われるというふうにさきの衆議院の厚生委員会において寺松局長がお答えになっておりますように、非常に重要だというふうに私も思います。特に保健所政令市に...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 今、市町村の保健センターとタッグになってというふうなお言葉がございましたように、今回、市町村の保健センターというのは非常に重要な役割を果たすようになってまいりますが、今の設置の状況というのはどのようなぐあいになっておりますか。 | ||
○日下部禧代子君 今、局長のお答えにもございましたように、なかなか市町村保健センターの設置というのがスムーズに行われていないということでございます。整備がなかなかおくれているということでございますと、保健所の設置基準のあり方にも大きな影響がないとは言えないんではないかというふうに...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 それでは、大臣にお伺いさせていただきます。 御承知のようにこの法律、地域保健法というのは地方分権の理念のもとに成立したわけでございます。本法を運用するに当たりまして、中央からの画一的な指示によってその理念、趣旨が危うくならないように、この基本指針の策定に当た...全文を見る | ||
10月31日 | 第131回国会 参議院 厚生委員会 第5号 議事録を見る | ○日下部禧代子君 厚生省の平成五年の国民生活基礎調査を見ますと、高齢者世帯の所得のうち五四・一%を公的年金と恩給が占めております。また、公的年金と恩給のみを収入源とする世帯というのは高齢者世帯の四九・七%、ほぼ半数に達しているわけでございます。 また、総務庁統計局の平成五年家...全文を見る |
○日下部禧代子君 今回の年金改正が本当に国民のためのものになるようにという思いを込めまして質問をさせていただきたいと思います。 〔委員長退席、理事菅野壽君着席〕 ところで、私は一年半前、昨年三月二十六日の本院の厚生委員会で、年金問題に関して質問をさせていただいておりま...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 それでは、今入っておりません、改善がされていない課題につきましては、後ほどまたいろいろと論議を深めさせていただきたいというふうに思います。ところで、長年の懸案でございました六十歳代前半の厚生年金のあり方につきまして、六十五歳未満の者に対する弾力化措置というふうな...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 今御説明いただきましたものは、いわゆる雇用保険との調整内容も含めた御説明でございましょうか。さらにもう少し詳しく雇用保険との調整内容について御説明を加えていただきたいと存じます。 | ||
○日下部禧代子君 ということになりますと、こういうことも言えるかと思うんですが、年金で雇用保障の肩がわりをしているような感じにも受けとれかねないのですけれども、そういうことではないのですね。 | ||
○日下部禧代子君 雇用保険との調整につきましては、その実施時期について考慮できないかというふうなお声もあるわけでございますが、この点についていかがでございましょうか。 | ||
○日下部禧代子君 別個の給付につきましては、今おっしゃいましたように衆議院の厚生委員会におきまして、「別個の給付の特例措置については、次期財政再計算期までに、十分な検討を行い、必要な措置を講ずること。」という附帯決議がなされているわけでございます。 さらに、働く人々の最大の団...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 ぜひとも働く人々のそういった要望、そしてまたこれから退職しようとする人にとっては今までもらえるものだと思っていた、そういう期待感というものもあります。そういうことも考慮して、この問題というのは非常に大きな問題でございますので、国民が理解できるような対応をしていた...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 今おっしゃいましたように、大変好意的に国民の理解ができるようにというふうな御配慮がかえって混乱を生じさせているというふうにも思えるわけでございます。年金の問題というのは非常に皆さん関心を持っていらっしゃいますので、これから一つ一つの表現についてもやはり注意をして...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 実際に受給されている平均が十五万六千五百円というのは、これは相変わらず実際の給付額というのは高いとは言えない、非常に低いというふうに言ってもよろしいのではないかと思うんですね。 実際に給付水準が低いのに、ネット所得によるスライド方式を導入なさったという意味を...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 将来的には、いわば給付の引き下げということになるのではないでしょうか。 | ||
○日下部禧代子君 では、現役世代の名目賃金の六九%からネット所得が八〇%になるという、その数字の根拠というのはどういうところにございますか。 | ||
○日下部禧代子君 ネット所得による二階部分の年金のスライドにつきましては名目賃金スライドから手取り賃金スライドになったというふうに言われておりますが、それによる再評価率というのは、平成元年設定の現行の再評価率に従来方式による再評価率一・一六を掛けて、そしてさらにネット所得割合の変...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 その家計調査でございますけれども、この家計調査には単身世帯というものが含まれていない、つまり家族単位である。そしてまた、年金を今受けていらっしゃる年金受給者にとっては不利であるというふうな点だとか、一階部分と方式が異なっているなどさまざまな問題点が指摘されている...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 この指標というものをどのように設定していくかということは非常に重要な問題でございます。不公平感というものをなくすということにつきましても、どのような指標をどのような調査から設定していくのかということにつきましては、ぜひとももっともっと考慮と御検討をお願いしておき...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 ぜひともその検討の経過というものを国会でお示しいただきたいということを要望して、次の質問に移りたいと思います。 次は国民年金の問題でございますが、現在、国民年金の老齢基礎年金の平均受給額は幾らでございますか。 | ||
○日下部禧代子君 本当に低い水準だというふうにもうお認めにならざるを得ないだろうと思うんですね。ですから、名目が幾らということよりも実際の受給額というものに着目した形でやはり議論を進めていただきたいというふうに思うわけでございます。 ところで、今度の基礎年金月額六万五千円とい...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 それでは、この六万五千円というので高齢者の基本的な、基礎的な生活が賄えるというふうに思っていらっしゃるんでしょうか。そしてまた、現実には今三万七千三百円という低い水準にとどまっているわけでございますね。これは経過年金あるいは繰り上げといった問題がクリアされていけ...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 夫婦で十一万二千円、これはもう本当にかなり厳しいのではないのかなというふうに思います。 ところが、これは今御夫婦でというふうにおっしゃいましたけれども、単身者というのもいっぱいいらっしゃるわけですね。高齢になりますと配偶者を失う方々というのは、特に女性の場合...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 今、典型的な家族の形というふうに、夫婦の形とおっしゃいましたか、でも、やはりこれからは単身者というのも非常にふえていくだろうと思います。特に高齢者にとりましては結婚なさっていらしても単身になる、先ほど申し上げたようにそういう場合がございます。したがいまして、やは...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 物価スライドを行うにしてもその前年の消費者物価指数により決まるということであるならば、四月実施ではなく一月実施というふうにはできないのでしょうか。 | ||
○日下部禧代子君 その難しい理由というのは、どういうことが一番難しいことになりますか。 | ||
○日下部禧代子君 ぜひとも年金受給者の生活実態に合わせた形で御配慮、御考慮をいただいてこれからの改善をしていただきたいということを強く要望して、次の質問に移りたいと思います。 次に、女性の年金の問題でございます。これは同僚議員、清水委員そして竹村委員もお触れになったことでござ...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 特に厚生年金の老齢年金というのは、半額とは言わないまでも、男性が十八万五千円に対して十万円と非常に格差が高いわけでございます。 これは男性と女性をどのような年金制度に加入しているかということで見ますと、例えば平成三年でございますと、男子ですと七五%が被用者年...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 それでは、年金制度における育児支援というのは、いわゆる育児休暇期間中の保険料の免除ということだけでございますね。 | ||
○日下部禧代子君 女性にとって老齢年金受給資格を取得するまで先ほども申し上げましたように職業活動をなかなか継続できないという状況が、例えば子育てということあるいは年とった親の介護というふうなことでできない場合が男性に比べて多いわけでございます。また、子育てが一段落して職場に復帰す...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 私、意味がないと申し上げたわけでございません。他の国に比べると配慮が足りないのではないかということを申し上げたのでございます。 この際、これを機会にいたしまして、ぜひとも格段のといいましょうか、何も少しずつじゃなくてよろしいわけでございます、大胆な改革、変革...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 ぜひとも、年金制度のみならず社会保障制度の中で今おっしゃったような観点をさらに具体的にしていっていただきたいということを強く要望いたしまして、次の質問に移ります。 ところで、遺族年金でございますが、今回女性が選択をすることができるという一つの幅ができたわけで...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 今ちょっとお触れになりましたけれども、給与が夫の二分の一以下という場合には、やはり妻の保険料というのは掛け捨てになってしまいますね。そうなりますか。 | ||
○日下部禧代子君 やはり先ほどから申し上げておりますように、女性の賃金の問題、それが老齢年金に悪い意味で反映されてしまうというふうな状況の中で、やはり遺族年金の問題というのはもう少し考慮をされていかなきゃならないなというふうに思うわけでございます。 ところで、今回の遺族年金に...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 将来五年間の収入を勘案するというのはどういう理由でございますか。 | ||
○日下部禧代子君 わかりました。その御遠慮いただくのはどうかということについてはちょっとここで議論をする場ではないというふうに思いますので、次の質問に移ります。 今、遺族年金と申しますと妻が受け取るという形でお話を進めてまいったわけでございますが、これから女性が社会参加、社会...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 それでは、余り男性の援護をしないで、次の質問に移りたいと思います。 ところで、離婚の問題がございます。離別による年金制度における女性の不利をなくすというさまざまな配慮がなされるのはこれは当然だと思うのでございますけれども、例えばカナダでございますと、婚姻期間...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 次に、サラリーマンの無業の妻、つまり第三号被保険者問題につきましては、先ほどから清水、竹村両議員の御論議がございましたが、この問題につきまして厚生省のお考えも先ほど同僚議員の御議論の中からいただいたわけでございますが、年金審議会におきましてもあるいは社会保障制度...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 人口の中では女性の方が今はもう男性よりも多いのではないかというふうに思うわけでございますね。そういう女性の年金の問題は、本当にこれはもう何度重要であるということを申し上げても言い過ぎることはないというふうに思います。それが余りにも今までなおざりにされていた。この...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 この未加入者の問題というのはまた後ほど同僚議員が質問させていただくと思いますけれども、非常に大きな問題でございます。そしてまた、現場で徴収のために一生懸命頑張っている自治体職員もいらっしゃるわけでございまして、ぜひともこの問題に対して国ももっと積極的に取り組んで...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 ありがとうございました。 | ||
11月01日 | 第131回国会 参議院 厚生委員会 第6号 議事録を見る | ○日下部禧代子君 社会党の日下部禧代子でございます。 きょうは大変お忙しいお時間を私たちのために使っていただきまして、そして今回の改正だけではございませんで、一九九九年の次期の財政再計算に向けても参考になる御意見を承り、大変に勉強させていただいております。ありがとうございます...全文を見る |
○日下部禧代子君 どうもありがとうございました。四人の方、それぞれの大変に興味ある採点をしていただきましてありがとうございました。 それでは、まず村上参考人にお伺いしたいのでございますが、基礎年金の国際比較の表をいただきまして大変参考になりましたが、我が国の基礎年金の水準とい...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 あと二、三分ございますが、パートの問題については。 | ||
○日下部禧代子君 それにもう一点、年金制度の中における育児支援の問題について。 | ||
○日下部禧代子君 それでは、連合の河口さんにお伺いいたしますが、これから人生八十年時代、この年金制度で六十五歳からの支給というふうな方向になってまいりますと、やはり働くということと生活ということの調和が非常に重要になってくると思うんですね。かつて定年後というのは余生と言われてきた...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 ありがとうございました。手持ち時間がなくなりましたので、今井先生に。 | ||
11月18日 | 第131回国会 参議院 国民生活に関する調査会 第5号 議事録を見る | ○日下部禧代子君 先生どうもきょうはありがとうございます。社会保障制度ではいつもよく勉強させていただいておりまして、ありがとうございます。 きょうは、基本的な社会保障の理念ということ、そしてまた、それが成り立つための法的な問題という、そういう視点からお話をいただきまして、非常...全文を見る |
○日下部禧代子君 ありがとうございました。 それでは次に、権利の問題でございますけれども、私はたびたび外国の例を出させていただいて恐縮ではございますが、昨年イギリスのケント州に参りまして、これはイギリスの中でも非常に精神障害者の社会復帰を進めている地域でございますが、そこで社...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 最後にお尋ねさせていただきたい件がございますが、これは社会サービスの問題でございますが、それぞれのニーズに対応できる、より的確に個人のニーズに対応できるためには、まず私は、一人ずつのケアプランのようなものがどうしても必要なんじゃないかというふうに思います。 ...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 ありがとうございました。 | ||
○日下部禧代子君 お久しぶりでございます。ごぶさたしております。 きょうは、本当に綿密で大変豊富な統計をいただきまして、そして将来推計、非常に参考にさせていただいて、本当に勉強させていただきました。ありがとうございました。 ところで、二、三の質問をさせていただきたいと思い...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 やはりそういう試算を先生なさっていただぎますと、我々政策をつくっていく中で非常に参考になりますので、大変これ面倒くさいことはわかりますけれども、ぜひともお試みいただければというふうにお願いしておきます。 ところで、その次に、介護費用のやはりこれは推計にかかわ...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 確かに、先生おっしゃいますように、そういうサービスを提供する側の視点と、それから実際にサービスを行っていらっしゃる方々、そしてまたサービスを利用する方々、その三者の視点がやはりきちんと合意に達するというふうな、その上に基づいた基準というものが設定されなきゃならな...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 確かに私の学生なんかでも、この資格試験を合格してやはり処遇というのが違うというところが、現場にもう既に働いていらっしゃる方々は、先生のおっしゃったようにこれだけ忙しいからもう受験勉強なんかとてもではないというふうなところで、その辺の、導入されてから先生おっしゃい...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 やはりそれもこれからやっていかなきゃならない分野じゃないかなというふうに思います。今伺っていると、先ほど先生もお話の中でおっしゃいましたけれども、実際、実態調査というのがやられているようでなかなかなされていないという事実がございますね。だから、この辺のところは私...全文を見る | ||
○日下部禧代子君 もう少しお聞きしたいのでございますが、時間が参りましたので、ありがとうございました。 |