日下部禧代子

くさかべきよこ



当選回数回

日下部禧代子の1999年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月03日第145回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第1号
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○日下部禧代子君 まず第一点、総務庁にお伺いいたします。  子供たちにとってよりよい環境づくりのためには、これは全く総合的にさまざまに大人たちが知恵を絞らなきゃならないわけでございますから、各省庁が連携するというのはこれ当然のことでございます。その当然のこととして青少年対策推進...全文を見る
02月26日第145回国会 参議院 予算委員会 第6号
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○日下部禧代子君 おはようございます。どうぞよろしくお願いいたします。  新ガイドラインの日本語訳についてまずお尋ねしたいと存じます。  周辺事態関連法案が今国会に提出されております。それは新ガイドラインの実効性を確保するためのものというふうに解釈してよろしいのではないかとい...全文を見る
○日下部禧代子君 やはり大臣にお尋ねしたいと思います。
○日下部禧代子君 逆だと思いますけれども。
○日下部禧代子君 これは今ガイドラインの問題には関係ございませんけれども、やはりこれは大臣の御見識が疑われます。大臣の御見識が疑われるということは、日本の政府の見識が疑われるということ、それは日本国民の見識が疑われるということであります。  自自の連立内閣は、まず政府委員の制度...全文を見る
○日下部禧代子君 法案が通過してからの問題ではないと思います。単なるその形式の問題でなくて、どういう気持ちで法案をお出しになったのか、そのことをまずお示しになる、そのことがやはり法案が通過することの説得性を持つものではないかと思いますが、いかがでしょうか。
○日下部禧代子君 私も、もともと政府委員というよりも大臣と議員との議論というものが交わされることが望ましいというふうに思っている人間の一人でございます。やはり本当の意味でのディベートというのが国会で行われるということは、これはどなたも否定することができないものであるというふうに思...全文を見る
○日下部禧代子君 今、総理及び外務大臣は大変重要なことを御発言になったと思うんですね。アメリカとの交渉はこの正文をもってなされるわけであります。その正文を精査していらっしゃらないということは、これは本当に大きな問題だと思います。  そしてもう一点は、部下を信頼している、つまりこ...全文を見る
○日下部禧代子君 確かに、非常にいろんな国が世界じゅうにございます。そして、日本は日本語を使っている国でございます。しかしながら、責任者といたしまして、少なくとも国際語である英語で書いてあるわけでございますから、これをきちっと精査していくということは、もう何も議論するまでもない前...全文を見る
○日下部禧代子君 正文を読んでいらっしゃらない外務大臣がそういうことをおっしゃるのは非常におかしいと思うんです。正文を読みますと、今おっしゃった文脈に従うとやはりどうしても作戦というふうになった方が非常にわかりやすいのであります。本当は宮澤大臣にお聞きした方がいいのかもわかりませ...全文を見る
○日下部禧代子君 それは正文をお読みになってからの御意見にしていただきたいと思います。だから改めまして、正文をお読みになってから、またこの問題を外務大臣にお伺いしなければならないと思います。やはりこれは、外務大臣たるもの、私は全部ほかの大臣にそういうことを言っているわけじゃないん...全文を見る
○日下部禧代子君 アメリカ軍の場合には、このSLOC、シーレーンというのは米軍の用語辞典で見ますと、シーはなくて、「ライン・オブ・コミュニケーション」というのはいわゆる後方連絡線あるいは後方兵たん線というふうに使われております。  つまり、米軍の理解では戦線の作戦部隊と根拠地と...全文を見る
○日下部禧代子君 はっきりと誤りというふうにおっしゃれないというふうに思うわけでございます。  つまり、兵たんというのはどういうことか。英語ではロジスティックスという言葉を使っております。日本の場合はそれが後方支援となっております。もう一方で、後方地域支援、「レア・エリアズ・サ...全文を見る
○日下部禧代子君 それは本委員会でも国際法には通用しないというお言葉が確認されております。自民党の先生が御質問なさったのに対してそういうふうなお答えがございます。したがいまして、やはりこれは海上交通ではなく海上兵たん補給路というのが正しいと私は思います。  次に、インフォメーシ...全文を見る
○日下部禧代子君 今の外務大臣のお言葉というのは、非常にこの日本語訳を象徴するお言葉だというふうに思うんですね。やはり、日本だけが解釈していること、日本だけがわかっていること、日本だけに通用することを外務大臣は今おっしゃるわけであります。  しかしながら、重要なのは、これは日本...全文を見る
○日下部禧代子君 やはり正文をお読みになっていらっしゃらない外務大臣が、それはおっしゃってはならない言葉ではないかと。あくまでも正文は英語なんです。したがいまして、日本語だけの文章を云々するということでは、これは全然日本の代表としてのお言葉とは思えないわけであります。  私は、...全文を見る
○日下部禧代子君 これは見解の相違というふうなことで片づけてはいけないと思いますけれども、やはり議事進行のことを考えますと、私は少なくとも外務大臣にはここでお約束をひとつしていただきたいと思います。  やはり日本国の外交上の責任者である、つまり日本国民を代表して外国と交渉する方...全文を見る
○日下部禧代子君 今のお言葉は非常に私は残念だというふうに思います。責任を持つお立場の方の言葉とは到底思えないわけであります。  外交交渉というのは正文でなされるのでありますから、やはりそれだけの意味を持つ、そして国民はそれを信頼しているわけです。あなたが部下を信頼するように、...全文を見る
○日下部禧代子君 ですからなおさらのこと、その外務大臣のお言葉というのは私には信じられないようなお言葉でございます。ぜひともやはり外務大臣、もう少しまじめなお答え、御自分の責任を感じる、私たちがなるほどなと思えるようなお答えをいただきたいと存じます。
○日下部禧代子君 そのような優秀な方々でも過ちがあったわけであります。それが子ども条約の例であります。
○日下部禧代子君 外務大臣に。
○日下部禧代子君 これは、子ども条約のときもやはりそういうお言葉であったけれども、究極にはさまざまな、国会だけではなく一般の国民の皆様のさまざまな正しい理解の上に基づいた情報を外務省も認めざるを得なくなったという経過がございます。  だから、いかに信頼を置いている方々でも過ちは...全文を見る
○日下部禧代子君 それでは、私は念のために、子ども条約のときにも申し上げたんですけれども、やはり外交文書の政府訳というのは非常に重要であります。それは、いかに達人であろうと信頼なさっていらっしゃろうとも、過ちはあろうということが子ども条約のときに証明されたわけであります。したがい...全文を見る
○日下部禧代子君 厚生省にお伺いいたします。  保険者である市町村の不安というのは、その実施が来年の四月に迫っているのに依然として大きいというふうに聞いております。その市町村の不安の要因をどのように把握し、分析していらっしゃいますか。
○日下部禧代子君 市町村の不安の一番大きな問題というのは、やはり職員の問題だというふうにも思います。もう既に本年の十月から具体的な施行準備、例えば要介護認定申請の受け付けとか、あるいは被保険者証の交付というものが十月から、ことしから始まるわけでございますね。  ですから、市町村...全文を見る
○日下部禧代子君 自治省と厚生省、つまり厚生大臣と自治大臣との連携というのはどのようになっておりますでしょうか。自治大臣にお願いいたします。
○日下部禧代子君 私は両党の協力を伺ったんじゃなくて、厚生省と自治省の連携のことを伺ったんです。
○日下部禧代子君 それは緊密な連携をとってもらわなければ困る問題であります。自治大臣、それはいかがですか。
○日下部禧代子君 それではお言葉を信じまして、市町村における職員の充実というのはこれからもぜひとも前向きに取り組んでいただきたいというふうに申し上げます。  次に、市町村で大変心配している、市町村というより国民が心配している問題は、介護保険料がどのように、どの辺のところになるん...全文を見る
○日下部禧代子君 厚生省が提示したワークシートで市町村は今確かに大臣がおっしゃいますように試算をしているわけなんですけれども、例えば北海道の例を見ますと、最高が七千三十三円、最低が千四百六十円、そして平均が三千八百五円というふうになっておりまして、最高と最低で大変な格差がございま...全文を見る
○日下部禧代子君 上限と下限を設定するというふうなことはお考えになっていませんか。
○日下部禧代子君 今、市町村で行われているその試算でございますが、いつごろまでに集計して、その分析した結果をどのように反映なさろうとしていらっしゃいますか。
○日下部禧代子君 今、大臣もおっしゃいましたように、保険料は非常に地方の格差というのがございます。  その要因というのは、高齢者人口、特に後期高齢者が多いところとか、大臣が御指摘になった施設入所者が多いところ、そしてまた所得水準が低いというふうな、そういうことが影響を受けるわけ...全文を見る
○日下部禧代子君 療養環境。
○日下部禧代子君 今、室料の差額というものを利用者が負担するということ。今度は特養老人ホームでも個室の場合には差額の利用者負担というふうなことが諮問されておりますね。これは、今の大臣の言葉に大分私は同意できないのであります。一人でいて寂しい、それはそういうふうに一見思えるかもわか...全文を見る
○日下部禧代子君 この問題はまた改めて御議論させていただきたいと思います。  介護保険制度実施に当たって非常に問題になるもう一つは、いわゆる基盤整備でございます。新ゴールドプランは平成十一年度で終了いたします。一体その後どうなるのか。そこに介護保険制度が導入される。非常にこれは...全文を見る
○日下部禧代子君 今のお言葉は国民はがっかりするのではないか、やはり不安はそれでは解消されないというふうに思うのです。もう来年の四月に実施が予定されているのにもかかわらず、まだ新しい計画がないなんというお言葉を今この予算委員会でおっしゃるということは、やはり国民にとりましては非常...全文を見る
○日下部禧代子君 ニーズの把握というのが非常に重要なことはもう言うまでもございませんけれども、ビジョン、計画、どのような展望というものを持っているかということを示すということは、やはりこれは国民に安心を与える非常に大きな要素だというふうに思います。したがいまして、どのような方向で...全文を見る
○日下部禧代子君 伝え聞くところによりますと、国債の買い切りオペレーション枠の拡大ということも盛り込まれているというふうに聞いております。日本銀行総裁は、先日も本予算委員会において、あるいはまたG7においても国債の日銀引き受けはしないというふうにおっしゃっております。もしそのよう...全文を見る
○日下部禧代子君 国債の日銀引き受けというのは、戦前の苦い経験の上に、これは日銀法の三十四条あるいは財政法の五条でもって禁止されているわけでございます。ですから、そのような経験ということを踏まえてやはり政府の方々の御発言もいただきたいというふうに思うわけでございますが、かつて官房...全文を見る
○日下部禧代子君 一国の方向を決めるのに、御自身の個人の性格でもって決められたのでは、やはりこれは大変なことになりますので、以後、そのようなことはなきように申し上げておきたいと思います。  最後に、総理にお聞きしておきたいのでございますが、国債の日銀引き受け禁止ということは、日...全文を見る
○日下部禧代子君 終わります。
03月04日第145回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
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○日下部禧代子君 社会民主党・護憲連合の日下部でございます。  きょうは両先生、お忙しいところ、どうもありがとうございました。時間がわずか七分しかございませんので、質問をまとめて先にさせていただきます。そしてお答えは、わずかでございますが、残ったお時間でよろしくお願いを申し上げ...全文を見る
○日下部禧代子君 どうもありがとうございました。
03月09日第145回国会 参議院 文教・科学委員会 第2号
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○日下部禧代子君 昨年九月の当委員会におきまして、中教審の答申「今後の地方教育行政の在り方について」の提出を受けまして、地方教育行政と地域社会のあり方について質問をいたしました。今国会には、さきの答申を法制化するに当たりまして地方分権に関する一括法案が提出されるわけでございます。...全文を見る
○日下部禧代子君 それはいつごろを予定していらっしゃいますか。
○日下部禧代子君 それでは、進捗状況についてこれからまた時々お伺いさせていただきたいと存じます。  ところで、答申では、校長の人事権、財政権の拡大ばかりではなく、校長の任用資格におきましても、教員免許状を保持していなくても、十年以上教育に関する職にあった者またそれと同等と認めら...全文を見る
○日下部禧代子君 具体的にはまだお考えが固まっていないということでございますけれども、大臣のお考えをまずお聞きしておきたいと思うんですが、この民間人登用への道が開かれたということは大変私は喜ばしいことだと思うんですね。教育界というのは大体ホモジニアス、同質的だというふうに言われて...全文を見る
○日下部禧代子君 どうせそのような広く人材をということでしたら、ただし書きはないような形で、思い切り学校の特色、よく文部省の皆さんがおっしゃる特色ある学校ということに私は期待をしているところでございます。  ところで、校長の権限強化と並びまして、職員会議を見直すということも答申...全文を見る
○日下部禧代子君 私が例に出しました東京都の場合につきましては、文部省はどのようにお考えでいらっしゃいますか。
○日下部禧代子君 校長のリーダーシップが重要であるということは、これはよろしいといたしましても、やはり校長の恣意的な判断で学校運営がなされてしまうということは、これは大変なことでございます。学校というのは企業とかあるいは行政組織ではないわけで、専門的な教育機関でございます。そうい...全文を見る
○日下部禧代子君 学校評議会の役割でございますけれども、今のお言葉にもございましたけれども、校長の推薦に基づいて教育委員会が委嘱するということになっておりますが、ただこれを校長の求めに応じて意見を述べ助言を行うということだけに限定してしまうのか、あるいはまた、校長の求めに応じるだ...全文を見る
○日下部禧代子君 その制度化にお努めになるときに、ぜひとも私の考えも考慮に入れていただきたいと思うんです。  前回もイギリスの例をお話し申し上げたと思いますが、イギリスだけではなく欧米におきましては、学校と保護者との単なる接点ではなくて、予算執行なども含めて学校経営の中枢に入り...全文を見る
○日下部禧代子君 今の問題というのは、これ具体的にするというのは大変なことだろうというふうに思います。単に情報公開という言葉だけではなくそれを具体化するためには、これは現場ではさまざまな御苦労があろうかと思いますが、ぜひともそれを実現させていただきたいというふうに思います。  ...全文を見る
○日下部禧代子君 地方の方々も必要でございますが、文部省内の意識改革、価値観の転換ということは、これは長い間の考え方、システムを変えるわけでございますから、その点はいかがでございますか。
○日下部禧代子君 まず、そこなくしては地方の皆様にいろいろとお話をなさるということにはならないかと存じます。やはりこれは非常に大きな価値観の転換でございます。価値観の転換というのは、言うはやすくということでございます。これまでのいわゆる通達行政というものではなくなるわけでございま...全文を見る
○日下部禧代子君 長年、いわゆる通達行政にならされてきた日本でございます。ぜひとも今大臣がおっしゃいましたことを実現するための御努力をよろしくお願い申し上げたいと思います。  次の質問に移ります。  今年の五月で子どもの権利条約の批准から五年目を迎えます。昨年五月二十七、二十...全文を見る
○日下部禧代子君 私は、二十、二十二、二十三、二十四、四十一も入るというふうに思いますが、いかがですか。
○日下部禧代子君 懸念事項にいたしましても勧告にいたしましても、やはりそれは文部省として考慮に入れていただきたいというふうに思います。  それらにつきまして、第二回の報告書を四年後に出されなければなりません。ですから、今そのフォローアップのために省内にさまざまな体制ができている...全文を見る
○日下部禧代子君 もちろんそれは全体的なことではございますが、報告書をまた出さなければならない、だから、勧告に対しての対応ということがどうしてもこれは日本政府として、あるいは文部省として必要になるというふうに私は思いますし、例えば勧告の三十三項、これは教育のあらゆる段階において子...全文を見る
○日下部禧代子君 三十三項ではまた、子どもの権利条約をすべての教育機関のカリキュラムに編入するよう勧告しているわけでございますが、この点に関しまして文部省は今カリキュラムへの編入をどう実現しようとしていらっしゃるのか、具体的な道筋を示していただきたいと存じます。
○日下部禧代子君 カリキュラムの中に編入するようにということに対して、この次の四年後の報告にどのようにお答えになるわけでございましょうか。
○日下部禧代子君 今、資料を各校に配るというふうにおっしゃいましたが、勧告の三十三項におきましても、条約の規定が子供及び大人双方において広く知られるため、かつ理解されることを確保するためにさらに努力を行う、つまり広報ということがいかに重要かということを言っておりますが、外務省の場...全文を見る
03月11日第145回国会 参議院 予算委員会 第14号
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○日下部禧代子君 社会民主党・護憲連合の日下部禧代子でございます。  厚生省におきましては、現在、医療の抜本改革が進められておりますが、その改革の目標をどこに置いていらっしゃるのか、お願いいたします。
○日下部禧代子君 質の高いきめ細かな医療サービスの提供ということを国民は求めていると思いますが、そのためにはどのような改革が必要というふうに思っていらっしゃいますか。
○日下部禧代子君 今おっしゃいましたことは大変重要なことだと思います。しかしながら、最も重要な医療従事者の確保ということ、この点についてはお触れになりませんでしたが、いかがでございますか。
○日下部禧代子君 本年の一月十一日、横浜市立大学医学部の附属病院で二人の患者を取り違えて手術するという、全く考えられないような事件が起きました。その概要を厚生省報告してください。
○日下部禧代子君 大変大ざっぱ過ぎます。もう少し詳しく御説明をいただきたかったのでございますが、厚生大臣、その原因はどのようなところにあるというふうに今認識していらっしゃいましょうか。  そしてまた、厚生省としては、これは今事故調査委員会が設置されていると思いますけれども、その...全文を見る
○日下部禧代子君 この原因究明についてきょうは詳しく論議するつもりはございませんけれども、私は、事故の原因の大きな一つとして、コンピューター化されたカルテだとか、あるいはまた患者の顔よりは検査値あるいは画像を重要視する、あるいは疾病だけを見て患者を見ないという医師と患者との人間と...全文を見る
○日下部禧代子君 一人一人の生命に直接かかわる医療従事者、特に医師の養成プロセスというのは非常に重要な意味を持ちます。そして、その資質というのも重要な意味を持つというふうに思います。  しかし、もう一つの問題もあると思うんです。今回の横浜市立大学医学部附属病院の事故ですが、看護...全文を見る
○日下部禧代子君 今おっしゃったお言葉というのは、少し私とは、少しどころか大分考え方が違うというふうに思うんですね。必要とする看護婦の数、つまり看護婦に患者が何人というのではなくて患者に看護婦が何人という基準、我が国とそれから欧米との看護婦さんの基準がもう全然逆さまであるというこ...全文を見る
○日下部禧代子君 どうも患者二・五人に一人というのはこれはやっぱり非常に、患者一人に対して何人というのがやはり欧米で考えられている看護基準だというふうに私は受けとめておりますけれども。
○日下部禧代子君 患者にとって看護婦さんが多い方がいいとわかっていらっしゃるんだったらば、なぜそういうことをちゃんとなさらないのかということでございますが。  今、看護職に象徴されるコメディカルの人手不足というものを私申し上げました。ところが今度は、医師不足を象徴するような痛ま...全文を見る
○日下部禧代子君 小児科医の不足につきましては厚生省の研究でも明らかにされております。平成八年度、九年度と二年度にわたってございますけれども、平成八年度の小児救急医療のあり方に関する研究の概要を厚生省お示しください。
○日下部禧代子君 今、厚生省から研究についての概要、そしてどういう問題点が出されたかということの御報告を受けましたけれども、もう少し具体的にこの報告書では述べております。  例えば、当直明けがない施設が八二%に上っている、それから体調を崩した医師のいる施設が六〇%である、そして...全文を見る
○日下部禧代子君 予算措置は何かなされましたか、この報告を受けまして。
○日下部禧代子君 はい。
○日下部禧代子君 その二億五千万円でどの程度に具体的に事態が改善されるのでしょうか。
○日下部禧代子君 どの程度具体的にと申し上げたんですが、一体何人ぐらいの小児科医がどのくらいちゃんと、救急、当直明けもできるのかというふうなことであります。
○日下部禧代子君 たくさんの小児科医が犠牲にならなければ全然動かないというのは、これは今少子化時代、日本の大変大きな課題であります。  そういう中で、小児科医のこういう状況というものをきちんと把握できないでいて、そしてまたそれに対応できないということは、少子化が大変だ大変だと言...全文を見る
○日下部禧代子君 亡くなった小児科医の方、そしてまた全国の小児科医の方たちが今のお言葉を聞いてどのように感じるか、これは後からさまざまな御意見が出てくるだろうというふうに思います。  ところで、昨年五月に厚生省が出しました医師の需給に関する検討会報告がございます。今後医師が過剰...全文を見る
○日下部禧代子君 その需給に関しては診療科目ごとに積算していないと思うんですが、その点はどうしてですか。
○日下部禧代子君 もう一点指摘しておきたいのは、そのような積算をなさいますときに、現場それから私たち一人一人の一般の普通の国民の声、いわゆる患者の声というのがどのように反映されているのかなというふうに思います。現状とやはり非常に感覚がずれているんじゃないかというふうなことが私はど...全文を見る
○日下部禧代子君 医師がいわゆる厚生省の言う過剰になるとどういう弊害が起きてきますか。
○日下部禧代子君 ところで、文部省は一九九九年度の入試から医学部、歯学部の募集人員を百人削減しておりますね。今後あるいはこれまでこの入学の募集人員の削減につきましてどのような方針を立てていらっしゃるのか、そしてまたその根拠についてお伺いいたします。
○日下部禧代子君 横浜市大病院の事件につきまして、朝日新聞の二月十六日付で川島康生先生、国立循環器病センター名誉総長、大阪大学名誉教授、文部大臣は御面識がおありになるかもわかりませんが、「論壇」にお言葉を寄せていらっしゃいます。  医療従事者が少ないということがこの事件の根本に...全文を見る
○日下部禧代子君 ぜひとも、その慎重にというときにこの川島先生の御意見もぜひ慎重に、お考えだけではなくて取り入れていただきたい、御考慮いただきたいということを望んでおきます。  今まで私は、あってはならないはずの二つの事例を挙げまして、医療従事者の不足ということについて論を進め...全文を見る
○日下部禧代子君 今のお言葉、お約束いただいたというふうに受けとめさせていただきます。  最後に、大蔵大臣にお言葉をいただきたいのでございますが、医療改革というのは財源問題が重要であるということも承知しております。そしてまた、私は、財政状況が現在厳しいということも認識しておるつ...全文を見る
○日下部禧代子君  もう少しいい御返事がいただけると思いましたけれども、残念でございます。  ありがとうございました。
03月15日第145回国会 参議院 文教・科学委員会 第3号
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○日下部禧代子君 本年の四月から改正男女雇用機会均等法が施行されます。十三年ぶりの改正でございますが、従来、事業主の努力義務でありました募集、採用や配置、昇進での男女差別が今度は禁止規定に改められております。悪質な違反の場合には制裁措置が設けられております。この男女雇用機会均等法...全文を見る
○日下部禧代子君 ちょっとごめんなさい。  採用の部分は一番新しいもの、そして私が平成八年度と元年度と言ったのは、これは昇進の場合です。
○日下部禧代子君 これは何%ずつに当たりますか。
○日下部禧代子君 今、行政職あるいはまたⅠ種職員採用状況というふうな言葉で御質問いたしましたので、そのとおりお答えいただいたんですが、もっと平たく言えば、いわゆる指定職というのは局長クラスというふうに考えてよろしいですね。そして、行政職(一)の十一級、十級、九級、これは課長補佐以...全文を見る
○日下部禧代子君 例えば文部省の場合、採用が平成十年度十七名中四名というのが、これは応募者が少ないのか、それともどうなのかということなのですけれども、どうなんでしょうか。
○日下部禧代子君 行政職(一)の九級以上の職員に占める女性の割合ということを今お答えいただいたわけでございますが、国全体で見ますと、これは平成八年度でございますが、九千三百四十八人中九十四人、一%でございます。文部省の場合が千四百六十一人中十九人、一・三%ですね。それから科学技術...全文を見る
○日下部禧代子君 なりません。
○日下部禧代子君 まだもう少し。
○日下部禧代子君 私は今、文部省、科学技術庁の職員の問題についてお話をしたわけでございますね。だから、今の大臣のお答えですと、もっともっと文部省、科学技術庁に女性の応募者が来てほしい、そのためにはそういう教育もしようということなんでしょうけれども、今の現状の職員の割合、私はこの数...全文を見る
○日下部禧代子君 今から審議会については聞こうと思って、早々とお答えをいただいてしまいましたけれども、審議会はもう私数字を持っておりますから申し上げてしまいます。  文部省が女性の割合は二二・一%、もし間違っていたらおっしゃってください。文化庁が二四・四%、科学技術庁が一六・五...全文を見る
○日下部禧代子君 ありがとうございます。  ところで、この数値は国全体の審議会の女性の割合からいけば高いと言ってよろしいと思います、わずかながら。国全体の審議会の女性の割合ですと一八・三%でございます。女性の委員を含まない審議会もまだ八・九%あります。  ところで、国際的な日...全文を見る
○日下部禧代子君 確かに努力をしていただきたいと思います。  科学技術会議では九・一%、男性十名に対して女性は一名しかいらっしゃいません。それから、宇宙開発委員会に至りましては、これは向井さんなんかで大変宇宙飛行士が脚光を浴びているわけでございますが、お一人もいらっしゃらない、...全文を見る
○日下部禧代子君 今なぜこういうふうに数字を申し上げたかといいますと、これは科学技術庁、文部省の方にもお答えいただきましたように、そういうところに女性がいないというふうな暗にお言葉もあったと思うんです。そのことは今日本の女性が置かれている状況というものを非常に象徴的にあらわしてい...全文を見る
○日下部禧代子君 私は今まで、研究者の場合あるいは大学教官の場合などにつきまして、ジェンダーの問題をたびたびこの委員会において御質問させていただいてまいりました。きょうは国家公務員の場合を御質問したわけでございますが、先ほどのお答えの中にもございましたように、文部省は非常に女性に...全文を見る
○日下部禧代子君 英語の場合じゃなくて日本語の片仮名の場合です、今私申し上げたのは。だから、それが教科書に使われる場合には、やはりきちんと注意をすべきだと思います。  時間がなくなってしまいましたけれども、改正均等法では、職場でのセクシュアルハラスメントの防止につきまして、これ...全文を見る
○日下部禧代子君 その調査を私拝見しておりますけれども、今は肯定的なお答えだったと思うんですけれども、私の見方ですと、文部省調査の中でセクハラ対策をちゃんとしているというところは全大学の八%にしかすぎないし、短大の場合は一一%、高等専門学校は一八%、いずれも二割未満でしかないわけ...全文を見る
03月17日第145回国会 参議院 予算委員会 第16号
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○日下部禧代子君 私は、社会民主党・護憲連合を代表して、平成十一年度予算三案に対し、反対の討論を行うものであります。  小渕内閣は経済再生内閣として登場いたしました。しかしながら、我が国経済はいまだ低迷を続けており、回復の兆しさえ見えてはおりません。政府予算案は、歳出総額八十二...全文を見る
03月30日第145回国会 参議院 文教・科学委員会 第5号
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○日下部禧代子君 時代の要請でございますコメディカルの重要な一員といたしまして、医師と対等の地位を保障するためにも、看護教育における短大から大学への転換というのは非常に喜ばしい、望ましいことだというふうに思います。  ところで、教育費の問題でございますが、医学部の医学科と比べて...全文を見る
○日下部禧代子君 ほとんど格差は縮まっておりませんけれども、その格差というのはどの辺から出てくるものだというふうに分析なさっていらっしゃいますか。
○日下部禧代子君 最初に申し上げましたように医師と対等の地位というものを保障するためには、養成費におきましてもこれだけの大きな格差というのはやはりおかしいというふうに考えられます。  この格差というものを縮める御努力はどういう形でなされるわけでございますか。
○日下部禧代子君 これは引き続き質問をすると思いますので、ぜひともよろしくお願いをいたします。  ところで、厚生省が平成十三年に看護大学校を開設するというふうに聞いております。文部省もお聞き及びのことだというふうに思うわけでございますが、場所は清瀬で、準備室がこの四月からスター...全文を見る
○日下部禧代子君 やはりこれは、行政に携わっている方々にとっては納得されるものかもわかりませんけれども、一般の入学を希望する者にとっては非常に不可解なことでございまして、大学校へ行く方が入学試験が易しいのかなとか、大学だと難しいのかなとか、その程度のことしかわからないです。ところ...全文を見る
○日下部禧代子君 基本的な部分は解消していないと思うんですね、今のお答えでは。同じような結果になるのでしたらば、校を入れるか入れないかということなどをやめてしまいまして、同じ大学にしてしまうということはもっと本質的なことではないかと思うのでございますが、いかがでございましょう。
○日下部禧代子君 では、ぜひその方向をもう少し本質的な形で、一つの形だけではなく本質的なところまで進めていただきまして、やはり卒業生は校がついているのとついていないのとで、社会的な差別とまではいきませんけれども、何かと差別感が伴うものだと思います。その点も含めましてよろしくお願い...全文を見る
○日下部禧代子君 これまで、我が国の施策が応用開発研究に偏っている、独創性とかリスクを伴うような基礎研究はただ乗りだというような欧米からの指摘とか批判というのがかなり強かったのでございますが、ようやく日本におきましても基礎研究の重要性が認識され、そしてそれが予算上の措置に反映され...全文を見る
○日下部禧代子君 かなりお時間を割いていただいたんですけれども、なかなか納得がいかなくて、違った切り口から見ればそうではないというふうなことを今おっしゃったんだろうというふうに思うのです。  今、文部省からいただいた資料なんかを見ますと、どうしてもやはり国立大学が結果的に多くな...全文を見る
○日下部禧代子君 今かなり長い期間をというふうに御努力なさっていることがわかりましたけれども、ぜひとも研究者の立場になってその辺のところももう少し考えていただきたいと思います。  それから、研究者の立場から考えますと手続の問題があるんですね。科研費の公募というのは九月上旬からで...全文を見る
○日下部禧代子君 次に、審査の問題でございますけれども、この審査員が二千人程度いらしてというふうなことを伺っておりますけれども、その中で女性の審査員は何名ぐらい入っていらっしゃるのでしょうか。
○日下部禧代子君 一けたじゃなくてほっといたしました。二けたいらっしゃったということでございますが、これから審査員の拡充を図るということでございますから、男性の方から逆差別と言われるかもわかりませんが、やはりこういうところに女性の審査員をふやしていく、そのことが女性の研究者をふや...全文を見る
○日下部禧代子君 これは要望だけにしておきます。お答えいただかないようにいたします。  平成八年に科学技術基本計画が策定されまして、二〇〇二年に新たな計画を策定するということになります。基本計画のフォローアップも出ているわけでございますが、その進捗状況を見ますと、特に研究者の海...全文を見る
04月15日第145回国会 参議院 文教・科学委員会 第7号
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○日下部禧代子君 行政改革の重要な柱の一つといたしましてこの特殊法人の統廃合というものが現在進められているわけでございますが、その実態は、数の削減だけで、これまでの業務を見直すことなく、単なる看板のかけかえにすぎないんじゃないかという批判の声もかなり高いというふうに私は思うわけで...全文を見る
○日下部禧代子君 私の今の質問に対するお答えと、ちょっと大臣、違うのではないでしょうか。
○日下部禧代子君 特殊法人の統廃合が単なる数合わせではないか、看板のかけかえじゃないかということの批判がある。今回の国立教育会館の場合には一体どのようなことが改革されるのかということです。
○日下部禧代子君 そんなこと今御質問してないんです。国立教育会館のことだけを今お聞きしておりますが。
○日下部禧代子君 この解散後、会館の名称というのに、国立という名称はついたままでございますか。
○日下部禧代子君 国立という名称がつく場合にはどういう条件があるんですか。
○日下部禧代子君 とにかく、国立という名前がつくのか、その名称はどうなるかということは全く今白紙であるというふうにとらえてよろしいわけですね。  では次の質問でございますが、教育会館の利用者というのは、これは全く今までと変わらないんでしょうか。それとももっと拡大された形で利用が...全文を見る
○日下部禧代子君 では、今までよりは、一般の方から見れば利用の範囲が狭まるということでよろしいですね。かなり便利なところにあるのでもっと利用された方がいいのではないかというふうに私自身は思うわけでございますが、利用者は少なくなるということなんですね。わかりました。  その次に、...全文を見る
○日下部禧代子君 その際に、先ほど馳議員の御質問に対して独立行政法人のようなものをというふうにおっしゃいましたが、ようなものというのか、あるいは独立行政法人というものをこれから二年の間に考えるということですか。もう少し具体的にお願いいたします。
○日下部禧代子君 その場合には、やはり業務の内容というものを、単なる継承ではなく改革をする。そしてその際には、やはり国の責任でやるべきもの、そして先ほども御議論ございました地方でやるべきもの、そして民間でやるべきものというふうな、そういうきちんとした役割分担というものもまだ今整理...全文を見る
○日下部禧代子君 やはり、今後というのじゃなくて、もう既に何らかの形でもう少しきちんとされてから解散ということに対応すべきだというふうに私は思うのです。余りにもお答えがあいまいであるので、私がこれで質問の最後になると思いますけれども、なかなか一つのイメージというものがはっきりとし...全文を見る
05月12日第145回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第6号
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○日下部禧代子君 社会民主党・護憲連合の日下部禧代子でございます。  二十一世紀に向けて、今、時代は大きく変わろうとしております。平均寿命の伸び、出生率の低下という人口構造の変化は、私たちの生き方についても変容を迫っております。子育て後、定年後の人生はもはや余生とは呼べないほど...全文を見る
05月13日第145回国会 参議院 文教・科学委員会 第9号
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○日下部禧代子君 本法案は、昨年秋の大学審議会の答申を具体化しようとするものでございます。これは、もっとさかのぼりますと、十年間に及ぶ大学審議会の御審議の集大成と言ってもよろしいのではないかというふうに思うわけでございますが、法案提出の背景あるいは基本的な考え方については大臣の趣...全文を見る
○日下部禧代子君 省令事項というのは幾つぐらい、法律の方は今二つぐらいというふうにおっしゃいましたけれども、省令はどのくらい必要と考えていらっしゃいますか。
○日下部禧代子君 けさ通告をいたしましたけれども、それでは後ほどお知らせください。
○日下部禧代子君 かなり簡単なことなのに、時間がもったいなかったですね。それを平成十二年度に、一応全体像が見えるような改革が、そういうことも含めて行われるというふうに受けとめておいてよろしゅうございますね。それはまた折々に確かめさせていただきたいと思います。  ところで、今回の...全文を見る
○日下部禧代子君 今私が御質問申し上げた後半の方でございますが、今大臣がおっしゃいましたそういう問題点が、今度の法改正によりましていい方向に向かっていくというふうに御期待をなさっていらっしゃるのでしょうか。
○日下部禧代子君 私も大学で教えたこともございます。大臣のおっしゃいますことはかなりよく現実的にわかります。研究者というものはなかなか自説を曲げない、それがゆえに研究者であるということもございます。したがいまして、もうさまざまな議論が、夜明けまで議論をしてもし尽くし足りないという...全文を見る
○日下部禧代子君 今御質問申し上げましたことに関連いたしますけれども、大学運営の自主性ということに関しまして、このたびは、この法案におきまして国立大学の説明責任ということが初めて本格的に取り上げられたというふうに私は評価しております。  その具体的なあらわれというものの一つが、...全文を見る
○日下部禧代子君 国立大学のアカウンタビリティーを具体的に示すものの一つとして今、運営諮問会議をお挙げになりました。  もう一点、これは大学情報の公表、開示ということがございます。法案ではそれを義務づけております。先日成立いたしました情報公開法と関連づけて、この点について御説明...全文を見る
○日下部禧代子君 文部省令として具体的な内容が定められるということを今おっしゃいましたけれども、その場合に心配されることは、画一的になるんじゃないか、余りにも詳しいところまで内容が定められてしまうのではないかという懸念が一般的にございます。この点をぜひ配慮して省令に定めていただき...全文を見る
○日下部禧代子君 その原則は変わっていないと見てよろしいわけですね。教授会が判断するという原則は変わっていないというふうに理解してよろしゅうございますか、結論として。
○日下部禧代子君 それから、先ほど午前中にも御議論ございましたけれども、私はいつも折を見ては女性教員、女性研究者のことについて述べさせていただいております。自分自身がそういう立場にありましたから、今も一生懸命現場で頑張っている女性の教員、女性研究者を応援したいという思いがいっぱい...全文を見る
○日下部禧代子君 女性の教員、研究者が現場でふえていく、そのことがとりもなおさず、日本の学問、学術の最高機関である学術会議においてもふえていくと。それはどちらが先か、まず先に学術会議の方で女性会員をどんどんふやしていただくということも、これは大変大きなインセンティブになると思いま...全文を見る
○日下部禧代子君 元会員、そして重要な立場にいらっしゃる大臣としても、その点強力な助言者でいてくださるというふうに私は思いますので、よろしくお願い申し上げます。  ところで、少子化が進む一方で大学の進学率が上昇しております。文部省の試算を拝見いたしますと、平成二十一年には進学率...全文を見る
○日下部禧代子君 私が質問したのは、今でも二百三十人だけれども、これが厳しくなって、四年の単位を三年で取るなんということはできなくなるだろうと言われているんです。そうすると、それが減るだろうと思っているのか、ふえるのかということです。
○日下部禧代子君 私の質問の仕方が悪かったのかもしれませんが、今、そういう具体的なことも含めて大学のいわゆる教育機能の強化というふうなことが私は一番本質的な問題だと思って、具体的なことを踏まえてという御質問をしたつもりなのでございますが、時間がその具体的なところで終わってしまいそ...全文を見る
05月18日第145回国会 参議院 文教・科学委員会 第10号
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○日下部禧代子君 きょうは、お三人の先生方、大変貴重な御意見を率直にお述べいただきまして、本当にありがとうございます。  今回の法改正は大学審議会の答申に基づいたものでございますが、そのサブタイトルにもございますように、その特色の一つは競争原理の導入ということがあろうかと存じま...全文を見る
○日下部禧代子君 今おっしゃいました御意見に沿って、あわせてもう一つお伺いしたいんです。大学の個性化ということでございますが、それを具体的にしていきますと、いわゆる大学を種別化していく方向というのも今回打ち出されているように思います。  押しなべて平等主義的な我が日本社会におき...全文を見る
○日下部禧代子君 そこで、その個性化というのがかなり成功していらっしゃると思います筑波大学におきまして、いわゆる実験大学としてさまざまな実験に挑戦なさっていらしたというふうに思います。  そういう場合に、文部省、大蔵省を含めましたいろいろな壁があったかなと思うんですが、壁にぶつ...全文を見る
○日下部禧代子君 今の門脇先生の御意見に対して、矢原先生はどのようにお考えでいらっしゃいますか。
○日下部禧代子君 ありがとうございました。
05月20日第145回国会 参議院 文教・科学委員会 第11号
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○日下部禧代子君 まず最初に、運営諮問会議についてお伺いいたします。  運営諮問会議は学長に対して助言、勧告を行うことになっておりますが、助言、勧告の対象を学長とした理由は何なのか。そしてまたそれは、大学の主体性はその場合確保されるというのか。確認質問でございます。大臣、いかが...全文を見る
○日下部禧代子君 次に、第三者評価制度についてお伺いいたします。  昨年九月の本委員会で私はこの件に関して質問を申し上げましたが、今回の大学審議会の答申にも盛り込まれております。第三者評価というのは、普通考えられるのは三つぐらいあろうかというふうに思います。  例えば、実質的...全文を見る
○日下部禧代子君 いつごろまでに具体的な姿があらわれてまいりますか。
○日下部禧代子君 それまでには何らかの形で途中経過を私たちが知ることはできますか。
○日下部禧代子君 その次に質問をさせていただきたい問題は、大学の国際化ということでございます。  日本の大学教育改革におきまして、国際化ということは非常に重要な課題であろうというふうに思います。また、大学審議会の答申にもそのようなことが触れられておりました。  ところで、まず...全文を見る
○日下部禧代子君 今、大臣は国際化したとおっしゃいました。これは確かに過去と比べればという条件つきだと思います。  その指標と思われるものの一つとして留学生のことを今お触れになりましたので、その件についてまずお伺いしたいと思うんですが、例えばアメリカの大学で学ぶ日本人の留学生、...全文を見る
○日下部禧代子君 今、いわゆる十万人計画というような到達年次がございました。それまでに十万人になる可能性はちょっと今のところ希望がないのでしょうか。
○日下部禧代子君 事実、二十一世紀が目の前にあって、そして、その十万人の半分というのは、これはかなり厳しい数字だろうというふうに私は思います。  ですから、量的拡大よりは質的にというふうにおっしゃいましたが、方向転換をなさったわけでございますね。もちろん質的にというのは当たり前...全文を見る
○日下部禧代子君 他の国とどのくらいの違いがありますか。これはたしか数値があると思います。それは通告しておりませんでしたけれども。
○日下部禧代子君 国際比較は。
○日下部禧代子君 それでは結構です。  少ないということだけはお認めの上でのお答えですね。わかりました。  国際比較をいたしますと、数値で出していただくのが一番よかったのかもわかりませんが、少ないことが当たり前だと私は思っておりましたけれども、やっぱり皆様に数値をお示しするの...全文を見る
○日下部禧代子君 時間がなくなってしまいましたので、これはもうお答えなしでも結構だと思います。  今、大臣がおっしゃっていただきましたけれども、現実には国立大学のいわゆる外国人教員といいましてもほとんど八割近くが任期つきでいらっしゃいます。そして九七年に、日本の大学の教員全体、...全文を見る
05月24日第145回国会 参議院 日米防衛協力のための指針に関する特別委員会 第11号
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○日下部禧代子君 私は、社会民主党・護憲連合を代表して、政府が提案している周辺事態安全確保法案等に対する反対の討論を行います。  反対の第一の理由は、法案の審議が十分に尽くされていないということであります。衆議院においては総理の訪米の日程に合わせて審議が打ち切られ、本院の特別委...全文を見る
05月27日第145回国会 参議院 文教・科学委員会 第13号
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○日下部禧代子君 きょうは、お四方から、現場からの非常に率直な御意見を承ることができまして、本当にありがとうございます。  それでは、まず最初に齊藤先生にお伺いいたしますけれども、我々が今議題にしております法案といいますのは、一九九六年のWIPO著作権条約の批准に向けての国内の...全文を見る
○日下部禧代子君 次に、遠藤会長にお伺いしたいと思います。  会長は、日本音楽著作権協会会長でいらっしゃいますが、今、齊藤先生からも、国際的にもさまざまな著作権に関しての課題があるということを伺ったわけでございますが、現行の著作権制度について、この点はどうしても改善すべきだなと...全文を見る
○日下部禧代子君 非常に具体的なお話になりますが、コピープロテクトの解除をする装置などについての製造とか販売の禁止ということが今度の法改正でできるように、違反者に対して懲罰ができるようになるわけなんですが、最近の新聞を見ますと、一つ非常に新しい、MP3というのですか、これでインタ...全文を見る
○日下部禧代子君 それと、もう一つ遠藤先生にお伺いしたいのですが、私はヨーロッパにかなり長いこと住んでおりまして、また日本に帰って、あるいは行ったり来たりしておりますと、日本というのは至るところで、音楽らしきものと言っていいのでしょうか、音楽というよりはむしろ音があふれてしまって...全文を見る
○日下部禧代子君 ぜひともそういう余韻を楽しませていただけるように、受ける側もそういう環境、そして心持ちにならなきゃいけないなとつくづく思いました。私どもこの仕事をしておりますと、そういうゆとりがございませんので、大反省を今したところでございます。
○日下部禧代子君 ところで、森理事長にお伺いしたいのでございますが、今回、附則の十四条というのが廃止されますと、具体的にどのようなところでどのような形での影響をお受けになるのでございましょうか。
○日下部禧代子君 先ほどのお話の中で、ことしの二月二十六日に初めて文化庁からお話があったとおっしゃいましたね。それまでは何もこの問題については御検討の機会が与えられなかったのでございますか。これでは余りにも時間がなさ過ぎると私も思います。
○日下部禧代子君 やはりそれは本当に期間を必要とされるのだなというふうに、今のお話を承りましてそう思いました。  次に、映画の件につきまして少し承りたいと思います。  特に、映画の著作者の一人である映画監督でございますが、日本の著作権法では、今もお話がございましたけれども、映...全文を見る
○日下部禧代子君 最後に棚野さんにお伺いしたいんですが、今の御説明のような経過、背景があったようでございますが、映画の場合、いわゆるワンチャンス主義というんですか、それが日本でとられていることが映画の第二次利用なんかにかかわってくるわけでございまして、私自身もこのお話をたびたびあ...全文を見る
○日下部禧代子君 ありがとうございました。
06月01日第145回国会 参議院 文教・科学委員会 第14号
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○日下部禧代子君 最初に、現行著作権法において権利が十分に保障されているとは言いがたい映画の著作物に関する問題についてお伺いいたしたいと思います。  映画というのは文化と言ってもいいというふうに思います。文化の中でも重要な地位を占めているのではないかというふうにも言えると思うの...全文を見る
○日下部禧代子君 今幾つかの助成の具体的な例を挙げていただいたのですが、それは金額にすると一体どの程度の額になるのでございますか。
○日下部禧代子君 今の金額、これはただそれだけではなかなかコメントがしにくいのでございますが、過去に比べて次第に額が上がっていっているのか、あるいはまた他の国に比べてどうなのか、相対的にお知らせくださらないとコメントができないのでありますが、いかがでございましょうか。
○日下部禧代子君 今、大体具体的な金額、また他の国との比較をおっしゃっていただきましたので大体位置づけが少しずつ鮮明になってきたわけでございますが、フランスというのはとにかく文化に対して、映画におきましても日本とは比較にならないぐらいの大変なお金を投じているなということもわかった...全文を見る
○日下部禧代子君 私も、外国におりまして、外国の映画館におきまして、映画祭などのときに、日本で見ることのできなかったかつての名画などを見ました。  そういう中で、ヨーロッパの場合ですと、その作品がいいと、映画であるにもかかわらず映画館の中で拍手が起きるわけであります。小津監督あ...全文を見る
○日下部禧代子君 当時は多分そうであったかもわからないんです。当時はいわゆる五社体制と呼ばれた映画の製作体制がございました。しかしながら、五社のうち大映とか日活は倒産してしまいました。そして残っている東映とか松竹、東宝というのは、これは自主製作というのは非常に少なくなっているとい...全文を見る
○日下部禧代子君 著作権法では権利が保障されていないけれども、しかしながら、二次利用された場合の追加報酬の問題等については契約をそれぞれ結べばよいというふうな、契約ということも先ほどお話がございましたけれども、監督につきましては、日本映画製作者連盟との団体協約によってある程度の追...全文を見る
○日下部禧代子君 それでは、次の質問に移りたいと存じます。  一九九六年の十二月、いわゆるWIPOの外交会議で、WIPO著作権条約、そしてWIPO実演・レコード条約が採択されました。今回の法改正によりましてWIPOの著作権条約というのはもう批准を待つばかりになっているというふう...全文を見る
○日下部禧代子君 順位というのは何を基準にして決めるのか、それはまた一つの議論かと存じます。  やはり文化的なこと、国際的に通用することというのは、これは外務省が扱っていくものすべてに通じることではございますが、文化的なことというのも優先順位としてかなり価値の高いものだというこ...全文を見る
○日下部禧代子君 インターネットなどを通じまして著作物あるいは実演等が国境を越えて流通するのが今日の状況でございます。したがいまして、著作権にかかわる国際的なルールづくり、あるいは国際的な調和というのはこれから我が国にとって重要な課題だというふうに思います。  今、批准の問題に...全文を見る
06月14日第145回国会 参議院 本会議 第29号
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○日下部禧代子君 私は、社会民主党・護憲連合を代表して、ただいま議題となりました地方分権の推進を図るための関係法律の整備等に関する法律案につきまして、総理並びに関係閣僚に質問いたします。  今回の地方分権改革は、一九九三年六月の衆参両院で採択された地方分権の推進に関する決議に始...全文を見る
06月15日第145回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第3号
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○日下部禧代子君 社会民主党・護憲連合の日下部禧代子でございます。  冒頭に資料請求をさせていただきたいと存じます。  一括法案の委員会審議に入るに当たりまして、地方分権推進委員会の指針勧告や地方分権推進計画からの変更点を明らかにすることが必要だというふうに思います。衆議院に...全文を見る
○日下部禧代子君 よろしくお願いいたします。  今回の法改正というのは、皆様がおっしゃっておりますように、国と自治体の上下関係、主従関係を象徴する機関委任事務が全面廃止される、明治以来の日本の行政システムが大きく変わる、大変画期的なことだというふうに言われております。  しか...全文を見る
○日下部禧代子君 今の総理のプレゼンテーションで、胸がわくわくなさるような地方自治に対しての気持ちがわいていらしたのかどうか。これはテレビをごらんの方々が御判断なさることで、私はコメントいたしません。  次の質問に移ります。  今まで、中央集権型の行政の一つのシンボルというの...全文を見る
○日下部禧代子君 実際にどれぐらいあるかどうか、数。
○日下部禧代子君 できないということは、秘密ということですか、それとも数えていないということですか。
○日下部禧代子君 私は、実際の数を数えろと言ったのは、厚生省に数えていただいたわけでございますけれども、とにかくいかに膨大であるかということをお知らせしたかったわけでございますし、それが膨大であるということは、私どもの、普通の人々の想像を絶しているものであります。したがいまして、...全文を見る
○日下部禧代子君 ただいま措置制度から契約制度への移行ということをおっしゃいました。確かにこれは非常に意味のあることだと思います。また同時に問題もございます。きょう、その問題については、時間がございません、また別の機会に討論をさせていただきたいと存じます。  それから、利用者に...全文を見る
○日下部禧代子君 例えば、ホームヘルパーを充実したいということでその単価を上げようという場合には、この費用はどこが持つことになりますか。
○日下部禧代子君 私が恐れますのは、分権という名目ではありますけれども、どうもそれが分権あるいは措置制度の廃止ということが、選択の自由ということが確保されると同時に、例えば介護保険で基準以上のものを自分が必要とした場合、利用者が必要とする場合、例えば週二回のホームヘルプサービスと...全文を見る
○日下部禧代子君 時間がなくなってしまいましたけれども、やはりこれはシステムの問題ですから同次元で論じることではない、景気回復の後とか先の問題ではないということを申し上げたんです。
○日下部禧代子君 ありがとうございました。  終わります。(拍手)
07月01日第145回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第8号
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○日下部禧代子君 社会民主党・護憲連合の日下部禧代子でございます。  きょうは四人の参考人の皆様、本当に大変示唆に富む御意見をいただきまして、ありがとうございました。  さて、四人の参考人の御意見をいただいている中で一つ私が再確認させていただきましたのは、行政改革というのは、...全文を見る
○日下部禧代子君 今の問題につきまして、政治、行政のあるべき姿というものをもう少し突っ込んで御意見いただきたいのでございますが。
○日下部禧代子君 今のいわゆる政治と行政のシステムの問題につきまして、八木先生、いかがでございましょうか。
○日下部禧代子君 今、八木先生は内閣機能の強化ということについてお触れになったわけでございますが、山口先生はイギリスに御滞在なさっていらっしゃいましたし、ブレア政権誕生のときにもいらっしゃったと思いますけれども、そういう御経験を通されましても、今回の省庁再編はかなりイギリスの内閣...全文を見る
○日下部禧代子君 大変失礼な質問になるかもわかりませんが、右崎先生、中条先生、時間がございませんのでこういう質問になってしまいますが、大学の先生でいらっしゃいますので、本法案の採点をなさいますと何点ぐらいをくださるのでございましょうか。そして、その理由をもしお述べいただけましたら...全文を見る
○日下部禧代子君 ありがとうございました。
07月05日第145回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会公聴会 第1号
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○日下部禧代子君 社会民主党・護憲連合の日下部禧代子でございます。  きょうは公述人の皆様、大変貴重な御意見をいただきましてありがとうございます。それからまた、日ごろから分権問題について御指導いただいておりますことを改めて感謝したいと存じます。  まず、辻山先生にお伺いをした...全文を見る
○日下部禧代子君 まだ法定受託事務の方、それから自治事務ということに関しましても、やはりもう少しの赤いポイントが必要だという御意見でございましょうか。──はい、わかりました。ありがとうございます。  それで、続いて辻山先生にお伺いしたいのでございますが、先ほどやはり住民参加の問...全文を見る
○日下部禧代子君 成田先生にお伺いしたいのでございますが、推進委員会におきましての大変な精力的な御努力、本当に心から敬意を表するものでございます。ありがとうございました。  ところで、今の住民参加の問題でございますが、分権というものの目的というのは、いわゆる生活する者の場、地域...全文を見る
○日下部禧代子君 次に、上山公述人にお伺いしたいのでございますが、いわゆる自治体の自己改革ということが迫られているのは当然でございますが、そこに先生のおっしゃいましたいわゆる民間の経営といいましょうか、そういうお考えの上からいわゆる自治体の財務管理、行政責任、現在の状態をどのよう...全文を見る
○日下部禧代子君 ありがとうございました。  今、市町村合併の件についてもお話が上山先生からございましたけれども、辻山先生は、かつて広域的政府をもってするのは、そういう手法というのは余りに単線的な発想だという御意見をたしかおっしゃっていたことがあるように覚えておりますが、それに...全文を見る
○日下部禧代子君 ありがとうございました。  小沢先生、どうも失礼いたしました。申しわけございません。
07月07日第145回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第10号
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○日下部禧代子君 社会民主党・護憲連合の日下部禧代子でございます。  きょうは四人の公述人の方々、本当に貴重な御意見をいただき、ありがとうございます。日ごろからそれぞれのお立場で地方分権、地方自治にかかわっていらっしゃることに関しまして、改めて敬意を表させていただきたいと存じま...全文を見る
○日下部禧代子君 ありがとうございました。  次に、後藤公述人にお伺いしたいのでございますが、地方分権ということになりますと、地方分権改革に伴って自治体の課題は幾つかふえていくということにもなると思うんです、相対的に。その大きな課題の一つとして、自治体の力量というものがこれから...全文を見る
○日下部禧代子君 その場合、情報公開条例、あるいはまた行政手続条例、情報公開条例というのは、この重要性はだれでもおっしゃるわけでございますが、やはり私は行政手続条例の制定というのは非常に重要なのではないかというふうに思うわけでございますが、その点に関して、後藤公述人、いかがでしょ...全文を見る
○日下部禧代子君 次に、島田公述人にお伺いしたいのですが、今、後藤公述人の方から市民の参加という言葉が出たわけでございますが、これから自治体の政策の策定、あるいは実施、評価、それぞれのレベルにおいて住民の参加ということがこの地方分権が行われた場合には非常に不可欠な前提条件だろうと...全文を見る
○日下部禧代子君 ありがとうございました。  それでは、角田公述人にお伺いしたいと思います。  地方分権によって変わらなければならないもの、それは、今自治体のことを申し上げましたけれども、やはり自治体の職員の自己改革ということもこれは当然必要になってくるだろうというふうに思う...全文を見る
○日下部禧代子君 ありがとうございました。
○日下部禧代子君 社会民主党・護憲連合の日下部禧代子でございます。  きょうは、四人の公述人の方々から大変興味深い、そして示唆に富む御意見をいただきまして本当に勉強になりました。ありがとうございました。  それでは、まず最初に山上公述人にお伺いしたいのでございますが、お話の中...全文を見る
○日下部禧代子君 何がそれを阻んでいるかということなんですけれども。
○日下部禧代子君 幅広い分野の人材が必要とされている、そしてその人材の流動性というものが必要とされているのは、私は、今おっしゃった部分だけではなくあらゆる分野において今それが望まれている、日本の社会において望まれているのだというふうに思うわけでございますが、例えばそれを阻んでいる...全文を見る
○日下部禧代子君 それでは、加藤公述人にお伺いいたします。  行政のスリム化ということが今回の省庁行革の非常に大きな一つの目標になっておりますけれども、では、なぜそのように肥大化したのかということになりますと、これは中央集権というその体制の中、行政システムの中で既得権の問題、さ...全文を見る
○日下部禧代子君 次の質問は同じく加藤先生にお伺いしたいのでございますが、今盛んに政治家のリーダーシップの問題が問われております。今回の行政改革、内閣府の問題、あるいはまた総理に権限の強化ということがございますけれども、果たしてそういう今回の改革でいわゆる官僚主導から政治家主導へ...全文を見る
○日下部禧代子君 藤原公述人、それから遠山公述人、大変に私の時間配分が悪くて御質問できませんで、申しわけございませんでした。  ありがとうございました。
07月08日第145回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第11号
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○日下部禧代子君 おはようございます。社会民主党・護憲連合の日下部禧代子でございます。  冒頭に申し述べておきたいことがございます。  四百七十五本もの法律を含む地方分権推進一括法案と内閣法の一部を改正する法律案外十六本の中央省庁等改革関連法案は、それぞれに膨大な体系でござい...全文を見る
○日下部禧代子君 これは住民にとってと国にとってというのは同じぐらいの重みということでございますか、今、最後の方のお答えは。
○日下部禧代子君 やはり私は、これは住民にとっての支障ということの観点に立つべきではないかなというふうに思うわけでございます。  住民にとっての支障ということになるとすれば、この第二百四十五条の五が予定するような違法な状態、あるいは今おっしゃいました著しく適正を欠き明らかに公益...全文を見る
○日下部禧代子君 御理解をとおっしゃいましたけれども、私は今のところまだ理解ができません。  それでは次に、国地方係争処理委員会についてお伺いしたいと思います。  自治体が国の関与に問題があると考えるときに国地方係争処理委員会に申し出ることになるわけでございますが、その委員会...全文を見る
○日下部禧代子君 この処理委員会というのは国家行政組織法のいわゆる八条機関でございますね。八条機関というのはいわゆる審議会というような形でございます。五人の委員というのは、国会の承認は経ますけれども、総理大臣の任命でございます。  この第三者機関というのは、国と自治体が対等であ...全文を見る
○日下部禧代子君 次の問題に移ります。  法定受託事務の立法のガイドラインについてでございます。  法定受託事務の定義というのが、地方分権推進委員会の中間報告、それから指針、勧告、地方分権推進計画、そしてこの地方自治法の改正案と、次第に変化していっているということは、既に衆議...全文を見る
○日下部禧代子君 次の質問をさせていただきたいと思います。  これまで中央の地方コントロールというのは、一つは権限、一つはお金、そして人によるというふうに言われてきたわけでございますが、中央官僚がこれまでと同じように自治体の役員とか幹部職員として天下り、出向している、それではな...全文を見る
○日下部禧代子君 今、総理がお答えになりましたような、いわゆるいい意味での人的交流ということは望ましいと思うのですけれども、これまでの経験によりますと、やはりそれが権限の行使になる、あるいはまたそれに利権が絡むという、その結果、非常に残念な事件も出てきているわけでございます。そう...全文を見る
○日下部禧代子君 ぜひその前向きの方向をさらに進めていただきたいなというふうに思います。市民で自分が参加したいという意思を示している方、その方たちを中に入れるということ、これはやはり非常に重要なことだというふうに私は思います。よろしくお願いいたします。  次に、労働大臣にお伺い...全文を見る
○日下部禧代子君 よろしくお願いいたします。  次に、税財源の問題についてお尋ねしたいと存じます。  野田自治大臣は、この「月刊地方分権」、これは「ぎょうせい」から出ておりますが、そこでこういうお言葉が入っております。「月刊地方分権」の六月号でございます。  そこで、「権限...全文を見る
○日下部禧代子君 その点におきまして、私はどうしても理解をすることができないわけでございます。  どのくらいの税収があるかというその額の問題を大臣は今おっしゃったわけでございますが、税収そのものの額ということだけではなく、やはりどういう構造をつくるのかという、その構造を変えると...全文を見る
○日下部禧代子君 大臣のお覚悟、御決意のほどは私ひしひしと伝わってまいります。しかしながら、それがどういうふうになっていくのかなと。今、洗いざらい全部整理し直さなきゃならないと。そうしたら、どういう形で洗いざらいやっていこうとするのか。先ほど申し上げた、例えばプロジェクトチームを...全文を見る
○日下部禧代子君 どうも具体的な姿というものをお示しいただけないで時間が来てしまいました。非常に残念でございます。  そこで、総理にもう少し具体的に最後の締めをしていただきたいのでございますが、この税財源の配分の問題も含めまして、総理は今回の改革は二十一世紀に向けての第一歩だと...全文を見る
○日下部禧代子君 どうもありがとうございました。(拍手)
○日下部禧代子君 私は、社会民主党・護憲連合を代表して、ただいま議題となりました内閣提出地方分権の推進を図るための関係法律の整備等に関する法律案につきまして、賛成の立場から討論を行います。  しかしながら、本法案は、自治事務に対する国の関与の強化、自治体議会の定数上限制、住民投...全文を見る
11月19日第146回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第1号
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○日下部禧代子君 きょうは両先生、本当にありがとうございました。非常に短い時間の中で、しかも簡潔によくわかるようにおっしゃっていただきましてありがとうございました。  ところで、まず最初に両先生にお伺いしたいのでございますが、今フランスの少子化対策、そしてスウェーデンの少子化対...全文を見る
11月25日第146回国会 参議院 文教・科学委員会 第2号
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○日下部禧代子君 社会民主党の日下部禧代子でございます。  事故発生後一度も本委員会が開かれておりませんので、東海村の原子力事故についてお尋ねいたします。  九月三十日の事故発生時、私は日本におりませんでベルリンにいたわけでございますが、連日、テレビ、新聞、トップニュースで日...全文を見る
○日下部禧代子君 大臣としてはやはりそういうお答えをなさるしかないだろうというふうに思います。  ところで、今回の事故で、今大臣御指摘のありましたように、急遽、原子力防災法あるいは原子炉規制に関する改正案が出されました。きのう衆議院を通過したと思います。しかし、動燃法の審議とか...全文を見る
○日下部禧代子君 これも事実を知って改めて非常に驚いたことの一つでございますが、核燃料物質を取り扱う者の保安教育でございます。  被曝した現場の作業員、これはスペシャルクルーというふうに言われているそうでございますが、その副長さんのお言葉によりますと、臨界ということについては入...全文を見る
○日下部禧代子君 次も、これは事実を知って驚いたのでございますが、これは事実なのかどうかを確認させていただきます。  中性子線の測定の指示は事故発生後直ちに出されていなかったということが一点と、それから臨界事故が発生したことを確認するための中性子測定機器、これはガンマ線に対する...全文を見る
○日下部禧代子君 もう一つの質問。
○日下部禧代子君 今の中性子測定機器、ガンマ線のだけがあったと言うんですけれども、その後にやはり中性子の測定機器が設置されていなかったことに対するさまざまな報道がなされておりましたけれども、これはどのように説明なさいますか。
○日下部禧代子君 やはり、今回予想ができなかったことが起きたということの中の一つだろうというふうに思います。  そのような予想をしていなかったということが非常に象徴的にあらわれたのが、いわゆる決死隊というふうに報道されております方々のことでございます。臨界終息のためには決死隊を...全文を見る
○日下部禧代子君 決死隊と命名したのはマスコミだろうというふうに思いますけれども、年齢の高い方々に言わせると、戦争を日本が終息させるときにもやはり特攻隊というようなことがあった、そういうイメージと重なって、外国では神風特攻隊みたいだというふうなことを年配の方がおっしゃったのを私は...全文を見る
○日下部禧代子君 今、淡々とそうおっしゃったわけでございますが、実際、つまびらかではなかった情報によって行動を起こされた消防署員の方は被曝をなさっているわけであります。このことは、やはり情報伝達ということがいかに重要であるか、本当にそういうとうとい犠牲の上において、改めて私たちは...全文を見る
○日下部禧代子君 その場合に、やはり放射線あるいは原子力の問題というのは非常に専門性が高いものでございます。私の義理の妹も専門家でございますが、彼女から何度説明を聞いても私はなかなかわからないところがございます。  したがいまして、現場で自治体の方々が、例えば村長さんが避難命令...全文を見る
○日下部禧代子君 情報公開というのは非常に重要であります。今回も非常にそれは重要だと思うんですが、やはり情報公開される場合のされ方であります。専門的な用語をずらずらと並べてしまっても、これは素人が一体何なのかということであります。したがいまして、それをパラフレイズする、通訳のよう...全文を見る
○日下部禧代子君 引き続いて、避難誘導の問題でございますが、避難のことに関してもお尋ねいたしますけれども、東海村では防災無線で住民に避難を呼びかけたそうでございます。しかしながら、当然のことだと思いますが、そのときは当然のことのように扱われなかったのございますが、聴覚障害者は幾ら...全文を見る
○日下部禧代子君 今、可能な限り対応したというふうに認識しているとおっしゃいましたけれども、やっぱりその認識は甘いのではないかと思います。  住民の方々、特に聴覚障害者に関する団体の方々から伺いますと、非常にやはり不安と、それから情報が遅かったというのは事実のようでございます。...全文を見る
○日下部禧代子君 十四時五分にということで、適切な対応だったとお思いになるその理由はどういうことでございますか。
○日下部禧代子君 それは、非常に大きな事故、つまり被害者がそこで即座に出なかったということの結果があるがゆえに、今そういうふうに適切であった、間に合ったというふうにおっしゃるのでありまして、もしそうでなかった場合、非常に重症の被曝者が出た結果だったらば、今大臣はそういうことはおっ...全文を見る
○日下部禧代子君 私はそんなことは何にもまだ言っていないです。
○日下部禧代子君 違う違う。委員会が設置されたのが十一月四日ということを言ったんです。
○日下部禧代子君 委員会を開くための基礎調査に時間がかかったということなんですね。そのようにおっしゃってくださらないとわかりません。
○日下部禧代子君 科学技術庁、国の責任ということはやはり非常に深く御認識なさらないと、今後の対応ということはあいまいな形になってしまいます。やはり深い反省、そしてそれをきちっと認識する、責任を感じる、そこから初めて私は今後の対策が講じられることと思いますし、また信頼回復ということ...全文を見る
12月01日第146回国会 参議院 本会議 第9号
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○日下部禧代子君 私は、社会民主党・護憲連合を代表し、さきに提案されました政府の平成十一年度第二次補正予算案について、小渕総理並びに関係大臣に質問いたします。  今回、政府が編成した第二次補正予算では、新たに七兆五千億円の国債を増発することにした結果、公債依存度は五・五%も増大...全文を見る
12月09日第146回国会 参議院 予算委員会 第5号
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○日下部禧代子君 社会民主党・護憲連合の日下部禧代子でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  六日、経済企画庁は、我が国のGDPが三期ぶりにマイナスに転じたと発表しています。このGDPを押し下げた最大の原因というのは、公共投資が前期比八・五%も大きく落ち込んだことだとい...全文を見る
○日下部禧代子君 その理由を伺っております。
○日下部禧代子君 公共投資というのが今まで景気回復の呼び水になるというふうに言われて公共投資にいろいろと力が注がれたわけでございますが、今、大臣の御説明から考えまして、果たして呼び水としての役割を果たしているのでございましょうか。
○日下部禧代子君 呼び水にさえも余りなっていないような私は感じがするのでございますけれども、これは単なる量の問題でしょうか。何か構造的な問題もあるのではないかというふうに思うわけでございますが、経企庁長官、いかがでしょうか。
○日下部禧代子君 今、質問の中身は、構造的なものもあるのではないかというふうなことを質問したのであります。
○日下部禧代子君 マイナスに転じたというのは主に統計上の原因だというふうな御説明のようでございますが、有名なディズレーリが言った言葉に統計のうそというのがございます。その点を考えますと、かなり今もっともらしく聞こえるんですけれども、やはり公共投資が落ち込んでそれほどの支えになって...全文を見る
○日下部禧代子君 そうですか、そういうお考えでいらしたということは今承っておきます。  次に、個人消費ということ、これ非常にやっぱり景気回復に重要な要素だというふうに思いますが、この点に関しましても、これは統計上のことでございましょうか、やはりマイナス成長でございましたが、大蔵...全文を見る
○日下部禧代子君 わかりました。  今、大蔵大臣、御答弁いただきましたけれども、個人消費が伸びなかったということの理由の一つに、やはり将来に対する不安というのもすごくあるんじゃないかなというふうに思います。  例えば年金の問題、それから今話題になっております介護の問題、そして...全文を見る
○日下部禧代子君 今の経企庁長官のお言葉に対して、大蔵大臣、いかがでございましょうか。少し違っているような気がいたします。
○日下部禧代子君 そういう状況の中で、政府は、公約した今年度の〇・六%の成長は可能である、さらに二〇〇〇年度は一・〇%の成長が可能であるというふうな見通しを立てていらっしゃいますが、それはそのとおりでよろしゅうございましょうか。その根拠はいかがでございましょうか。
○日下部禧代子君 世銀は日本のGDPの実質成長率を〇・九%に鈍化するというふうに言っておりますが、いかがでしょうか。
○日下部禧代子君 大蔵大臣、いかがでしょうか。信用なさっていませんか、やはり。
○日下部禧代子君 私が当初数字を出したので数字でお答えになっていらっしゃると思いますけれども、その数字とそれから実感というのはかなりこれは乖離しているというふうに私は感じます。  政治家というのは、やはりその乖離している実感の方を、やはりきちっと自分でそれを肌に感じなければいけ...全文を見る
○日下部禧代子君 経企庁長官。
○日下部禧代子君 どうも経企庁長官は非常に楽観的でいらっしゃるなというふうな感じがいたします。大蔵大臣の方が少し抑えていらっしゃるなという感じがするわけでございます。  次に、雇用問題。これはそう楽観的にはできない問題だと私は思えるんですが、依然として失業率は下がっておりません...全文を見る
○日下部禧代子君 御丁寧にお答えいただいたのでございますが、私がお聞きしたかったのは、そのように計上された費用というものがどのような効果を生むのかという、その辺のところをお聞きしたかったのでございます。
○日下部禧代子君 ですから、今のお答えだとどうしても、先ほど大蔵大臣がおっしゃいましたように、常雇用がパートになってしまう、その辺のところが非常に大変な問題の一つだと御指摘があったわけでございますが、やはり何とかしてそれを一時しのぎではないものにする、そのことによって、ばらまきと...全文を見る
○日下部禧代子君 やはり箱物というハード中心からソフトへと今産業構造を転換させるべきときであります。したがいまして、そこでやはり発想の転換とそれから本当の意味での構造転換、そのためのインセンティブをどういうふうに政策が与え得るかということが今問われているというふうに思います。これ...全文を見る
○日下部禧代子君 先ほどの私の質問に対しまして、やはり公共投資がなかなか伸びない、むしろ落ち込んでいるということの原因に地方財政の問題が出されましたが、このあたりにつきまして、自治大臣、いかがでございましょうか。
○日下部禧代子君 地方で効果が出るには、例えば十二月の県議会には間に合わないと思いますね、この補正予算は、今はもう十二月ですから。それから次の来年の第一・四半期、一月から三月にも間に合わないだろうというふうに思うんですね。  先ほど大蔵大臣も地方財政というものが非常に重要である...全文を見る
○日下部禧代子君 経企庁長官のお答えによると大変に楽観的でいらっしゃいます。ですから、ここでやはり地方をシェアアップするためにも何か具体的なプログラムをどういうふうにするという、そこだけでも出すわけにいかないでしょうか。
○日下部禧代子君 経企庁長官、いかがですか。
○日下部禧代子君 個人消費の効果につきましてはいかがでしょうか、大蔵大臣。第二次補正予算による個人消費の伸びに対する効果。
○日下部禧代子君 片方ではリストラが叫ばれ、そして幾らお金をつぎ込んでもというような気分を私たち国民に与えるわけでございます。  そして、セーフティーネットであるべき社会保障というのが必ずしもセーフティーネットにはなり得ていないという問題で、幾らお花に水をやってもお花が育たない...全文を見る
○日下部禧代子君 どうも私の質問したことがよくおわかりいただけていないようなお答えでございました。むしろ、セーフティーではなくアングザエティーのもとになっている、不安のもとになっているのではないかということでございます。
○日下部禧代子君 今回発表されました年金制度、これは給付水準を下げるということが主でございますし、それからまた医療、これは患者の負担が重くなるということ、そういう形でまた介護保険というのは非常に混乱が起きている。そんな中で、非常に安心ができるということであるべきセーフティーネット...全文を見る
○日下部禧代子君 やはり、先ほど大蔵大臣は当面の継ぎはぎをしなければならないとおっしゃいましたけれども、当面の継ぎはぎではなく、本当に質的に新たな政策というものを今度の新しい予算においてお示しいただくことを心から期待いたしまして、私の質問を終わります。  ありがとうございました...全文を見る
○日下部禧代子君 十二月一日の本会議の代表質問で、私は財政構造改革についてお尋ねを総理に申し上げました。そこで総理から、財政構造改革というのは本格的な回復軌道に乗ったときに取り組むというお答えをいただいたのでございますが、私は抽象的ではなくというお尋ねをいたしましたが、余りにも抽...全文を見る
○日下部禧代子君 その二%というものの根拠をどのように総理はお考えでいらっしゃいますか。私は総理に伺っています。
○日下部禧代子君 今、きめ細かく積み上げたとおっしゃいました。それをもう一度大蔵大臣、パラフレーズしてください。
○日下部禧代子君 それは総理もそのようにお考えと承ってよろしゅうございますか。
○日下部禧代子君 そうすると、その成長率を安定的に達成するプロセスというのはどういうことでございますか。
○日下部禧代子君 そうすると、大体何年ごろに、私がお尋ねいたしました財政構造改革に本格的に取り組もうということになりますでしょうか。
○日下部禧代子君 今、明年以降というふうに伺いましたけれども、八日にOECDの勧告が出ておりますけれども、それによりますと、我が国の財政赤字の比率は、二〇〇一年ころまでにはOECD加盟国二十九カ国の中で最高になるんじゃないかというふうに言われておりますが、その点につきまして総理、...全文を見る
○日下部禧代子君 先ほど経企庁長官は、外国の勧告、勧告ではございませんが、調査というのは余り当てにならないとおっしゃいましたが、このOECDの勧告はどのように受けとめられますか。
○日下部禧代子君 最も最高、二十九カ国の中で財政赤字が最高になるというのは、これは余り楽観的に見ることでは私はないというふうに思いますが、いかがでしょうか。
○日下部禧代子君 そのよく見きわめた政策が出されないからこそ国民が非常に今不安になっているわけでございます。それを出すことがやはり政治家の役目であるということを申し上げて、次の質問に移りたいと思います。  介護保険制度についてでございますが、創設の理念と矛盾するような見直しが行...全文を見る
○日下部禧代子君 昨日、厚生大臣は、この介護保険制度というのは地方分権のモデルであるというふうにおっしゃいましたけれども、どうもそのようになっていないからこそ各自治体がいろいろと問題を提起しているわけでございます。自治大臣、頑張ってその点もう少しきちっと厚生大臣、総理におっしゃっ...全文を見る
○日下部禧代子君 同じ新聞の同じシリーズでございますが、十一月八日、自由党の藤井幹事長がお答えになっていらっしゃいますが、財源を市町村単位の保険でやることに疑問を持っている、できてから混乱するなら今から手直しをすべきである、自由党の考えが正しいことを主張し続けなければならないとお...全文を見る
○日下部禧代子君 今お話を承り、そしてまた私は新聞のインタビューを引用させていただきましたが、どうも与党三党のうち二つの党、あるいは自民党を入れますと三つの党のお考えが介護保険に対しては余り一致していないところが見受けられると思うんです。もし、今お述べいただきました二つの党の御主...全文を見る
○日下部禧代子君 ぜひとも、これ以上の混乱と政治不信につながらない、そのための御配慮、対応を心からお願いいたしまして終わります。  ありがとうございました。
12月10日第146回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第6号
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○日下部禧代子君 社民党の日下部でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  私は、文部省、科学技術庁関係を中心にきょうは質疑をさせていただきたいと存じます。  私は、この独立行政法人制度が設けられたというその意義、目的というものをなかなか理解し得ておりません。したがいま...全文を見る
○日下部禧代子君 今、長官が御説明になりましたのは、独立行政法人の定義というところにも、これは通則法のところに記してございます。しかしながら、具体的にその中身を見てまいりますと、これまでの同僚議員の御質問でもやはりなかなかわかりにくい、イメージがあるいは姿が見えてこないというよう...全文を見る
○日下部禧代子君 次に、国と独立行政法人の責任の範囲についてお伺いいたします。  独立行政法人は、国とは独立の法人格ですから独立法人となるわけですが、そこで、例えば訴訟の場合ですと、だれを訴える、つまり法的責任というのはどこに帰属するんでしょうか。
○日下部禧代子君 次に、独立行政法人と公務員倫理法との関係でございます。  この場合、国家公務員倫理法が適用されるんでございましょうか。あるいはまた、いわゆるこれは公務員型と非公務員型がございますね。非公務員型の場合はどうなのかということを含めてお願いいたします。
○日下部禧代子君 ちゃんと定めるということは、別の形になるということでございますね。
○日下部禧代子君 それはどういう形のものになりますか。
○日下部禧代子君 それは、これからつくられるということでございますか。
○日下部禧代子君 ここで文部省関係の独立法人についてお伺いいたします。  国立青年の家と国立少年自然の家というのがこれは非公務員型になっておりますけれども、国立オリンピック記念青少年総合センターというのと余り業務に差異はないように思うわけでございますが、国立青年の家と国立少年自...全文を見る
○日下部禧代子君 オリンピック記念青少年総合センターというのは、かつてたしか特殊法人でしたね。それが文部省の方になって、そして今度は独立行政法人化ということになるのですが、特殊法人のときと施設機関のときとどういうふうな違いがあってあちらへ行ったりこちらへ行ったりしたのでしょうか。...全文を見る
○日下部禧代子君 次に、科学技術庁の方、いらっしゃいますか。科学技術庁関係で、科学技術政策研究所というのは、これは引き続き文部科学省の附属試験機関として存続するということになりますね。現行の五つの機関のうち四つが独立行政法人化をしておりますが、この科学技術政策研究所だけは引き続き...全文を見る
○日下部禧代子君 そういたしますと、通則法の第二条にございますが、「その業務の停滞が国民生活又は社会経済の安定に直接かつ著しい支障を及ぼすと認められるもの」というものにこの科学技術政策研究所は該当する、しかしそれ以外はそうではないということですか。
○日下部禧代子君 文部省関係なんですけれども、国立文化財研究所というのは、これは国立の名称がとられておりますけれども、今度文化財研究所として独立行政法人になるわけですが、いわゆる国立という名称をつけるための要件というのは何か特別な要件がございますか。
○日下部禧代子君 今の御説明ですと、政務次官御自身も余り納得がいっていらっしゃらないような感じでございますが、私も伺っておりまして、いささか苦しい御説明でいらっしゃるなというふうに、私もかつて政務次官をしておりましたから余り追及しないでおきます。また別の機会に追及をすることにいた...全文を見る
○日下部禧代子君 はい、そうです。
○日下部禧代子君 単純に職員の数で横並びということですと、やはり今、長官おっしゃいましたように、これは行政改革の趣旨に反するということになりますね。そしてまた、今、天下りの温床にはならないというふうにおっしゃっていただいたんですが、この通則法の二十条第一項のところで、「当該独立行...全文を見る
○日下部禧代子君 今の長官のお言葉を信じておきたいと思います。何のための行政改革かということの一つに、天下りというのをやはりきちんと整理しなければならないということがございました。したがいまして、行政改革の趣旨に反しないような人事ということを強く望んでおきたいと思います。  次...全文を見る
○日下部禧代子君 そうしますと、医療保険はどうなりますか。
○日下部禧代子君 次に、職員の採用でございますが、各独立行政法人の職員の採用というのはどのように行われるのでございましょうか。あるいはまた、特定独立行政法人における外国人の採用ということはどのようになっておりますでしょうか。
○日下部禧代子君 それでは、非公務員型の場合は今のお話でわかりますが、公務員型の場合でもそれでよろしゅうございますね。念を押しておきます。
○日下部禧代子君 それを伺いまして安心いたしました。ぜひともそのようなところから、いわゆる公務員の中での外国人のあり方、あるいは国立大学での外国人と言われている方々の入学ということにも突破口になるというふうになれば私は非常に望ましいことではないかというふうに思います。  ところ...全文を見る
○日下部禧代子君 それでは、余り制限を加えないということ、自主性というものがかなり重んじられるというふうにとらえてよろしいですね。
○日下部禧代子君 剰余金の使い方にそれほどの制限がないというお言葉で、それがインセンティブになり得るだろうというふうなお言葉でございますが、しかしながら、私がきょう質問をさせていただいております文部省あるいは科学技術庁関係の機関というのはお金が足りないくらいだと私は思っております...全文を見る
○日下部禧代子君 たくさんの利用者をふやすような、運営のやり方によっては入場者がふえることによって入場料は据え置きということも考えられるというふうな御趣旨であったというふうに思います。  外国の場合ですと、例えばルーブルですとこれは日曜日が無料でございましたか、そして週に二回ぐ...全文を見る
○日下部禧代子君 その場合に、やはり職員の方々が大変労働時間がふえるとか、あるいはまたお給料が減ってしまうとか、そういうことによって剰余金を出す、あるいは入場料を平らなままにしておくというふうなことになってしまったのでは、これはまた本末転倒ということの一つになってしまいがちでござ...全文を見る
○日下部禧代子君 非常に難しい問題がこれから具体的に出てくるだろうというふうに私も思います。  ところで、現在の国が文化に対して配分しております費用というのは、私、政務次官をやっておりまして、やはりもっともっと文化庁関係、それから学問、学術に対して出すべきであるというふうに非常...全文を見る
○日下部禧代子君 科学技術庁の政務次官、いかがでしょうか。
○日下部禧代子君 今まで欧米から、日本は基礎研究はただ乗りだというふうに言われてまいりました。その汚名をやはりここでちゃんとぬぐわなければならないというふうに私は思います。そしてまた、芸術というのは十分なお金と時間と豊かな研究、それがあって初めて実を結ぶということをもう一度ここで...全文を見る
12月13日第146回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第7号
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○日下部禧代子君 私は、ただいま可決されました国立公文書館法の一部を改正する法律案等独立行政法人個別法関係五十九法律案に対し、自由民主党、公明党、社会民主党・護憲連合、自由党、参議院の会及び二院クラブ・自由連合の各会派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読させ...全文を見る