久世公堯
くぜきみたか
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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02月21日 | 第156回国会 参議院 本会議 第8号 議事録を見る | ○久世公堯君 私は、自由民主党・保守新党を代表して、十三年度決算の概要につき、総理に質問いたします。 本年一月、各党各会派の代表者から成る参議院改革協議会から決算の早期審査についての報告がなされ、合意されました。参議院の長年の懸案である決算審査の充実がこのたび緒に就いたことに...全文を見る |
05月20日 | 第156回国会 参議院 武力攻撃事態への対処に関する特別委員会 第3号 議事録を見る | ○久世公堯君 自由民主党の久世公堯です。 有事関連三法案につきまして、内閣総理大臣及び関係大臣に質問をいたします。 去る五月十五日、衆議院において、有事関連法案が与党及び民主党による修正協議の結果を受け、与党並びに民主党、自由党の賛成を得て可決されました。私は、安全保障政...全文を見る |
○久世公堯君 ただいまは総理から戦後の歴史認識に立った御答弁をいただいたわけでございますが、国家の独立と平和を確保して国民の安全を図るということは、政府の最も重要なかつ基本的な責務だと思います。 有事法制の整備は、国の安全保障政策の不可欠な要素であり、是非とも早期に成立させる...全文を見る | ||
○久世公堯君 この武力攻撃事態対処三法案、これは大変長い名前でございまして、国対関係では事態法と呼んでおるらしゅうございますので、私も事態法ということでやらせていただきます。あるいは、有事法制ということでやらせていただきたいと思います。 有事法制の整備はこの事態三法で終わるも...全文を見る | ||
○久世公堯君 国民保護法制のみならず、後でも申し上げますが、関係法がいろいろあろうかと思いますので、是非とも御検討、そしてその段取りを定めていただきたいと思います。 次に、国民の防衛に関する意識という点について総理にお尋ねしたいと思います。 内閣府が全国二十歳以上一万人に...全文を見る | ||
○久世公堯君 次に、予測とおそれのことについて伺いたいと思います。 政府原案では、武力攻撃事態の定義として予測やおそれという言葉を使っておりました。極めて分かりにくい表現でございました。この点につきましては、小泉総理も法案作成の過程においてかなり強くおっしゃったということを仄...全文を見る | ||
○久世公堯君 ありがとうございました。 次に、周辺諸国の警戒感とか不安感についてお尋ねをしたいと思います。 昨日の本会議質問でもこれは出されたところでございますが、有事法制は主権国家として当然整備するべきものでございます。諸外国に警戒感や不安感を与えるものでないと考えます...全文を見る | ||
○久世公堯君 外務大臣が答弁されましたように、これからも努力を是非続けていただきたいと思います。 次に、集団的自衛権行使というものについての懸念が持たれております。冒頭申し上げましたように、参議院の審議は是非国民に分かるように、国民を通じてということを念頭に置いていただきたい...全文を見る | ||
○久世公堯君 私も、今の御答弁のとおりの考えを長く持っているわけでございますが、往々にして懸念ということが言われますので、お答えを賜ったわけでございます。 それと非常に類似をすることでございますが、総理に御答弁をお願いしたいのは、武力行使の目的を持って武装した部隊をほかの国の...全文を見る | ||
○久世公堯君 ただいま総理それから防衛庁長官から御答弁がありましたが、このあくまでも政府の基本的な考え方、これは専守防衛ということを堅持するということをはっきり御答弁いただいたわけでございます。 そこで、少し具体論になりまして、専守防衛とミサイル防衛についてお伺いいたしたいと...全文を見る | ||
○久世公堯君 ただいまの御答弁と関係するわけでございますが、弾道ミサイルは発射から我が国へ着弾するまで極めて短時間だと承っております。ミサイル防衛に加えて発射基地への攻撃も考慮すべき重要な課題でございます。 ところで、法律論といたしましては、我が国の憲法の下でも敵の基地攻撃が...全文を見る | ||
○久世公堯君 先ほど総理も御指摘になりましたが、最近は新たな脅威がいろいろ現れております。米国に対する同時多発テロ事件、あるいは北朝鮮当局による武装工作船、さらに拉致、ミサイル発射、新しい脅威が我が国の国民に恐怖を与えております。 このように我が国を取り巻く安全保障環境は極め...全文を見る | ||
○久世公堯君 去る三月二十八日でございましたか、情報収集衛星が打ち上げられました。我が国の独自の情報収集衛星の打ち上げというのは、主体的な情報を獲得するという手段、それから情報の質的な高度化という意味で、専守防衛の政策を取り、また一般の行政におきましても、災害が非常に多い我が国に...全文を見る | ||
○久世公堯君 この我が国独自の情報衛星につきましては、今防衛庁の隣にその建物が建築中でございます。ひとつ、なるべく早くこの機能が発揮できることをお祈りをいたしたいと思っております。 次は、この事態法にとって一番議論の多い基本的人権の問題について質疑を申し上げたいと思います。 ...全文を見る | ||
○久世公堯君 ただいまの総理の御答弁、国民がテレビを通じて見ておりますので、非常に分かりやすかったと思います。そういう、これからも国民に対する答弁というものをお願いをいたしたいと思っております。 武力攻撃事態において国民を保護することは国の最大の責務でございます。また、国民と...全文を見る | ||
○久世公堯君 この国民保護法制につきましては、もう既にいろんな報道がなされておりますが、国民の権利を制限する法律であるという報道もございました。国民保護法制は、武力攻撃事態において、先ほど総理もおっしゃいましたように、国民の生命、身体を保護するために、警報なり、避難なり、救助なり...全文を見る | ||
○久世公堯君 基本的人権と公共の福祉といいますか、この事態法に想定されるいろんな問題、極めて重要でございますので、今の御答弁の趣旨に沿って運営をしていただきたいと思いますし、これからの法案審議がやがて出てくるわけでございますが、それに対処していただきたいと思います。 次に、指...全文を見る | ||
○久世公堯君 今の指定公共機関の問題でございますが、民放連は、この指定公共機関制度が放送事業者の報道の自由を制限することになるということを主張しているようでございますが、この警報とか、こういう緊急情報の伝達は、正に国民の生命、身体の保護のために極めて重要であって、こうした役割を担...全文を見る | ||
○久世公堯君 次に、国民の協力についてお伺いをいたしたいと思います。 国民の協力という条文のある法律というのはそう多くはないと思っておりますが、国家を守るためには、国や地方団体、あるいは今お話のありました指定公共機関による対処措置というものが基本になるわけですが、その際、例え...全文を見る | ||
○久世公堯君 今、官房長官もちょっと触れられたわけでございますが、次に、国民保護と地方公共団体の関係について、三点、総務大臣に伺いたいと思います。 第一点は、武力攻撃事態等における国民の保護について、住民に最も身近な行政機関は地方公共団体でございます。この地方公共団体が重要な...全文を見る | ||
○久世公堯君 今のことと関連もするわけでございますが、自衛隊の活動に関する災害時の対応との相違といいますか、緊急事態の場合と災害時の場合との比較においてお尋ねをいたしたいと思います。 この武力攻撃事態が災害と最も違うのは、敵が存在しているかどうかという点だろうと思います。戦争...全文を見る | ||
○久世公堯君 それでは次に、国会の関与についてお尋ねをいたしたいと思います。 この国会の関与の問題は、今まで安全保障関係の法律の議論の際にも、例えば、PKO法の問題、あるいはPKOの中でもPKFの本体業務の解除の問題、それから周辺事態法のとき、あるいはテロ特措のとき、そして今...全文を見る | ||
○久世公堯君 今御指摘がありましたように、武力攻撃事態への対処は国会と政府の統一的な意思の下で行うことが非常にかなめである、私もそのように感ずるわけでございます。 さて次に、国際人道法の的確な実施の意義についてお尋ねをいたしたいと思います。 ちょっと個別の条文になりますけ...全文を見る | ||
○久世公堯君 そこで、この国際人道法、非常に今の御答弁にありましたように重要な意義を持っているわけでございますが、これの的確な実施を確保するための法制整備というものは早急に行う必要があると従来から言われております。 冒頭、官房長官から国民保護法制についての御答弁をいただきまし...全文を見る | ||
○久世公堯君 ここで少し日米関係の問題あるいは国連関係、それから北朝鮮をめぐる問題についてお尋ねをしたいと思っておりましたが、全体の時間の関係上、後で武見委員の方からいろいろ御質問もあろうかと思いますのでそちらに譲ることにいたしまして。 ただ、一点、総理の訪米なりあるいはこれ...全文を見る | ||
○久世公堯君 それでは、この事態法、これからの残されたいろんな問題があろうかと思いますので、それについてお尋ねいたしたいと思います。 この事態法三法は、衆議院で修正の上、多数の賛同を得て可決をされ、参議院におきましてもこれは可決、成立ということになれば、有事における我が国の対...全文を見る | ||
○久世公堯君 政治の信頼についてお尋ねをいたしたいと思います。総理にお願いをいたします。 武力攻撃事態において我が国の平和と独立並びに国民の安全を確保するためには、国民の自発的な協力が必要不可欠でございます。有事法制を整えたり武力攻撃事態に万全な対処をするためには、政府に対す...全文を見る | ||
○久世公堯君 最後の質問になろうかと思いますが、総理にお尋ねをいたしたいと思います。 私は、質問の冒頭に世論調査の結果を申し上げ、若い方々も含めて国を愛する気持ちを持つ者が半数になって、防衛問題に対する関心を持つ者も八〇%になっていることを申し上げました。最近ようやく国を愛す...全文を見る | ||
○久世公堯君 終わります。 |