沓掛哲男

くつかけてつお



当選回数回

沓掛哲男の1989年の発言一覧

開催日 会議名 発言
04月05日第114回国会 参議院 産業・資源エネルギーに関する調査会 第2号
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○沓掛哲男君 本調査会で三年間調査したことを踏まえつつ、私なりに総括的にまとめさせていただきました。お手元に目次的なものをお配りしておきましたので、それに従って説明していきたいと思います。  一番目の産業政策、その第一項目の中長期的課題、そのうちのイの我が国の経済、貿易の基本的...全文を見る
11月27日第116回国会 参議院 税制問題等に関する特別委員会 第8号
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○沓掛哲男君 消費税廃止関連九法案について質問いたします。  現在の日本の繁栄は国民の英知と努力によるものでありますが、その背景に政治的、政策的安定があったればこそであり、それゆえに国民は安心して生き生きと活動できたのだと思います。このたび、我が党が十年余にわたり研さんに研さん...全文を見る
○沓掛哲男君 今大蔵大臣から言われました税の基本理念、まさにそのとおりだと思いますが、私なりに申し上げてみたいのですが、税は公正、公平、そして簡素で、国民にわかりやすくなければならないというふうに思います。また、中立であることはもちろんですが、そのほか徴税漏れの少ない、言いかえれ...全文を見る
○沓掛哲男君 その所得の把握について聞きたいのですが、まず、不公平税制と言われるもののう ち一番関係する人の多いものにクロヨン問題があると思いますが、クロヨンとは何を意味していると考えておられますか。
○沓掛哲男君 このクロヨンという問題は、サラリーマン、個人事業者、農業従事者の間における所得把握に大きな差があるということから出てくる問題だというふうに思います。  クロヨンのクは同じ所得があってもサラリーマンは九〇%把握され、個人事業者では六〇%、農民では四〇%しか所得が把握...全文を見る
○沓掛哲男君 そういう面もあるでしょうが、私が今質問しているのはそういうことではなくて、いわゆるサラリーマンは所得者として給料をもらってそれを所得とする。個人事業者もまたちゃんと所得として自分が所得をもらうわけですね。農業従事者もそういう形で所得がある。その所得の把握に大きな差が...全文を見る
○沓掛哲男君 それだけでは格差はなくならないと思いますよ。なぜかといえば、サラリーマンは源泉徴収ですからもう完全に会社でつかまえられてしまうわけですね。個人事業者は申告制度なんですね。だれも税金を納めたい人はこの世の中で、まあそれは奇特な方もおられると思いますけれども、まあまあ私...全文を見る
○沓掛哲男君 今言われたように、すべての人の所得を全部合算して、そしてそれに累進課税していく、そういうことは一つの考え方だというふうに思います。しかし、それが今この世の中で行われていない。それはなぜかといえば、今のように一人一人の所得で初めから源泉徴収される方と申告される方との差...全文を見る
○沓掛哲男君 じゃ、私なりの考え方をさっと申し上げますから、それについてまた意見を言ってください。  西側諸国で納税者番号制度を導入している国を大別すると三つに分けられます。よく聞いてください。  一つは、アメリカ、カナダのように、もともと社会保険とか失業保険といったそういう...全文を見る
○沓掛哲男君 我が国では、プライバシー保護の面でも、また国民性から見ても、このイタリア方式の国民総背番号制を導入することは非常に私は困難だというふうに思っております。  例えば五年に一度行います国勢調査のあの用紙を集める人ですら、もう近所の人はだめ、遠くの顔を見知らない人でなけ...全文を見る
○沓掛哲男君 行政でいろいろ検討していると言われますが、私も三十年行政分野におりまして、もうありとあらゆることを研究するんですよ。この世の中で考えられるすべてのことを研究して、私もいろいろアイデアを出したりやりましたけれども、十やったうち実るのは一つぐらいのものでございまして、ま...全文を見る
○沓掛哲男君 それは、納税者番号制ですから、国民に全部ちゃんと番号を打たなければその税漏れは出てくるんじゃないですか。あなた方の考えている納税者番号制度というのはどういうことですか。
○沓掛哲男君 自民党や行政のいろいろ納税者番号に対するものは、研究でございますね、いろいろ研究していくんだけれども、あなた方の今言っておられるのは、二年以内に国民税制改革協議会でそういうものをまとめて、そしてそれを内閣に出していく、実施していくというものですから、もう二年しかない...全文を見る
○沓掛哲男君 今納税者番号制度、総背番号制の導入は時期を切っていないと言われるんですが、それだと国民税制改革協議会で二年で意見をまとめてそして出すというその中にもその総背番号制の話は入らない、そういうこともあるんですか。そういうことも考えているんですか。答えてください。
○沓掛哲男君 公約は。選挙公約は。
○沓掛哲男君 もう一度申し上げます。  国民総背番号制、納税者番号の導入ということは、もう我が国にとっては有史以来の大問題だというふうに思います。そういうものを二年以内にやろうと、そういうことであれば、今度の総選挙で当然我々が政権をとれば納税者番号制度を導入して、そしてサラリー...全文を見る
○沓掛哲男君 納税者番号制度というのは、シャウプ税制を入れる昭和二十五年から言われていたことなんですよ。そして、確かに自民党にしろ政府にしろ何十年とやってきました。私らも何回もこの委員会には参画しました。しかし、どうしても日本人には向かない、幾らやっても難しい、しかし永遠の課題と...全文を見る
○沓掛哲男君 どうも国民総背番号制はどうなるかわからない、検討だというお話ですが、これが抜けていたら、国民税制改革協議会で今議論とするようなことが成り立ちますか、成り立ちませんか、ノー・オア・イエスだけで言ってください。
○沓掛哲男君 それでは、次に移っていきたいと思います。不可能ではないとすれば次ほどうなるのかという疑問を呈しておきたいというふうに思います。総背番号制は簡単にできないという点では皆さん合意に達したというふうに思いますので、そういうものを踏まえて、次の質問に移ります。  自民党は...全文を見る
○沓掛哲男君 総合課税主義には、私は学問としては反対いたしません。賛成です。しかし、そんなことが簡単にあなた方できますか。国民に全部番号をつけて、あなた、帰って奥様にも聞いてごらんなさい、奥様に、おまえのは何番だと。銀行から何から全部これでやるんだと。それを二年間たったら、今にお...全文を見る
○沓掛哲男君 私から簡単に定義だけしておきますから、これからの議論はそういうふうにしていただきたいし、それに異議があったら申してください。  直接税というのは、負担する人と納税する人が同じ、この税が直接税ですね。所得税は、負担は私がします、そして私が確定申告して最後に納めるわけ...全文を見る
○沓掛哲男君 では、そういうものを踏まえてこれからずっと議論していきたいと思います。  まず、家計の最終消費支出に占めるサービス消費の割合は年々増加しております。昭和四十二年では家計の最終消費支出に占めるサービス消費の割合は四二%でございました。しかし、今や昭和六十二年ではそれ...全文を見る
○沓掛哲男君 要するに、物品税は、これからそういう区別のつかないものが出てきたら一つ一つちゃんと挙げて、そしてまた物品税を課していくんだとこの間峯山議員が言っておられたけれども、そういうことをなさるんですか。そういうことが簡素で国民にわかりやすい税でしょうかとお聞きしたんです。
○沓掛哲男君 消費税が何かあたかも不公平なことを言われましたけれども、消費税の手続についていろいろな皆さん方の疑問、疑念というのはある程度わかりますが、消費税そのものに私は不公平性が内在しているというふうには思いません。確かに低所得者の人に対してと高い所得者も同じだということです...全文を見る
○沓掛哲男君 このことを梶原さんと議論するのは本日の本題でもありませんので、この問題から次に移っていきたいと思います。  ただ、今、この間自民党のやったことがいわゆる低所得者にどうであったかという議論については、それは納得いきません。やはりこの間の所得税の減税であっても、働く五...全文を見る
○沓掛哲男君 西側諸国だけですが、私も調べたところそういうものはございませんでした。私も子供のころから、何か変わったことをすると先生やいろんな人からよく言われました。だれもやらないことをやるのは天才か〇〇だと言うんですよ。だからその辺もよく、やっぱり実際の政治は常識の範囲でやらな...全文を見る
○沓掛哲男君 梶原さん、あなたはこの二年間は代替的で云々なんだと、だからそれほど目くじらを立てるなとおっしゃるんですが、まさにそのとおりで、これは臨時暫定的なものですから、それだったら消費税と対比すべきじゃなくて、こういう税は導入しないで、皆様方が国民税制改革協議会でそういう新し...全文を見る
○沓掛哲男君 先ほど谷川さんも議論されましたけれども、我が国は間接民主主義でございますから、一つ一つの争点を国民投票で決めるようなところではございません。ただ、選挙のいろいろな中で消費税問題は出てまいりました。しかし、消費税そのものがそんなに悪者ではなくて、やはり私は手続問題、そ...全文を見る
○沓掛哲男君 人の言葉を引用するには、まず本文を言って、それにつけ加えられた言葉を言うべきではありませんか。  本文を申し上げます。  モーリス・ローレさんはこう言われました。日本の消費税の導入は日本の間接税制の近代化である、とまず言われたんです。よく聞いてください。日本の消...全文を見る
○沓掛哲男君 今のは、最後に与えてくださったアドバイスだけ言っているんですよ。そのまず前文に言っていることをあなたは省略して、アドバイスを挙げて、あたかも消費税が悪いというように言われては困ります。私も、これは精密に、きょう質問する以上調べたんです。  そのまず前段、日本の消費...全文を見る
○沓掛哲男君 担税力と言うけれども、その買う人に担税力があるということですか、その品物がいわゆる担税力のある人でなければ買えないという品物に着目してですか、買う人に着目してですか、どちらでしょうか。
○沓掛哲男君 買う人に担税力がある。今度はじゃ、お金持ちの人が買えば物品税はかかるけれども、低所得者の人であったらば、その税はかからないんですか。
○沓掛哲男君 それでは、ダイヤの話が先ほど出ましたけれども、ダイヤは恐らく今の税では課税される方になるでしょう。しかし、これはお金持ちの人が買うこともあるけれども、営々として三十年、私も結婚三十年だけれども、三十年かかってやっと指輪一つ買えましたよ。ダイヤは買えませんでした。(「...全文を見る
○沓掛哲男君 とすれば、今担税力があるとかないとか、それは担税力のある人が買うという物は高い物なんですね。一般的に世の言葉で言えばぜいたく品なんですよ。奢侈的と言われる物、そういうものに対してこれは奢侈的だとか、そういうことを押しつけないということじゃないんでしょうか。
○沓掛哲男君 では、何に対する価値観なんですか、教えてください。
○沓掛哲男君 この物品を買うとか買わないとか いうのは人間の経済活動の一部でしょう。だから、人間というのは、ただ存在するんじゃなくてやはり行動する。その経済活動の一部じゃないですか。そう思いませんか。
○沓掛哲男君 では、政治活動、政治行為についての話でしょうか。
○沓掛哲男君 では、次に移ります。時間があれですから、私にもう少しいただければあれですが、限界がありますので次に進みます。  直接税、間接税の定義は先ほどのとおりでありますが、それぞれを代表する税を挙げていただきたいと思いますが、先ほど梶原議員からもう直接税については、所得税、...全文を見る
○沓掛哲男君 昔の財政学の本を読むと、財政学者が言っておられるのが今の言葉ですね。要するに、財政によって得られた受益に応じて税を負担する、そういう話ですが、実際は、財政による受益が特定して、そして特定な人に課税していくということは現実的には非常に難しい話なんですね。実際経済関係が...全文を見る
○沓掛哲男君 時間の制約もありますので、私なりに申していきたいと思います。  応益負担は、もし私が最初に言ったような、古い学者連中が言っているようなことであるとすると、なかなか適用されるものはほとんどないので、もう少し幅広にやっていくべきだ、いわゆる間接的な受益、社会全体から得...全文を見る
○沓掛哲男君 達観的に言えば、先ほど来申し上げたことだと思います。達観的に見て、直間比率は応能負担による税と応益負担による税の比率と見てそう間違いはないというふうに思います。  そこで、次に、直間比率はどれほどがよいかは、これはわかりません。先ほども議論がありましたが、国民性、...全文を見る
○沓掛哲男君 答弁される方、簡潔にお願いします。  次は、平成元年度、今現在平成元年度ですから、それで直間比率をやってみますと、直接税が七二%、間接税が二八%ですが、野党案で平成元年度を試算すると、直接税が七七、間接税が二三になる、これは読売新聞の十一月七日に出ておりますが、さ...全文を見る
○沓掛哲男君 損でもいい、損をするのはどなたですか。
○沓掛哲男君 直間比率は直ちに何を意味するかはわかりませんが、税全体の姿を見る上において非常に重要なものだというふうに私らは思っております。  そこで、今私が質問したのは、直接税をうんと上げるといわゆるクロヨンの、サラリーマンがうんと税金を取られて、そして間接税であればみんな一...全文を見る
○沓掛哲男君 ですから、今申しましたように、直間比率が幾らがいいかというのではないけれども、直間比率というのは税全体の姿、例えばいわゆる応能負担、応益負担の人たちがどんな関係にあるか、そういうようなことをわからせる一つの指標である。そして、これは幾らかというのはわからなくても、昭...全文を見る
○沓掛哲男君 それは直接税はサラリーマンが一番余計払うわけですから、直接税のウエートがふえるということはサラリーマンに課税が強化されるということなんですよ。それを議論していると次に行けませんので、次に行きます。  次はサービスについてですけれども、税制再改革基本法案で、間接税は...全文を見る
○沓掛哲男君 ここでサービスについても聞きたいんですが、幾つかまとめて聞きます。  サービスも課税対象とする方向か。恐らく課税対象とする方向だと思います。それから次に、課税対象としようと思っているサービスの種類を一つずつ言ってほしいんですが、じゃこれは笹野さん、一つだけでもいい...全文を見る
○沓掛哲男君 サービスも物品税のように、たくさんあるサービスの中からごく一部を選んでそれに高い課税をするんですか。その判断基準は何でしょうか。
○沓掛哲男君 次に、いろいろなサービスの種類がありますが、先ほど谷川さんがやったので省略しますが、物品税はどのものが奢侈的なのか区別がつかないし、豊かになったので、同一物でも安いものから高いものまでありますね。三万円の子供の勉強机に八%、すなわち二千四百円もの新物品税が課せられ、...全文を見る
○沓掛哲男君 次に移ります。  ところで、皆さんこの消費税九法案をお持ちだと思いますが、これの消費税廃止法案の附則十条を開いてください。ここは要点だけ括弧を外して読みますと、「事業者は、施行日前に国内において行った課税仕入れにつき、施行日から平成三年三月三十一日までの間において...全文を見る
○沓掛哲男君 そういうことはこの法文のどこにも書いてありません。ですから、この法文のままであれば鹿児島へ行ってもいいし、沖縄、どこへ行ってもいいことになっているんです。そういう指定地がございません。この文章のどこを探してみてもこの税務署長に対する指定地がありませんが、それはどうい...全文を見る
○沓掛哲男君 それであれば、ここにちゃんと、政令で定める何々というふうにあって政令に委任しなければなりません。そういうふうに委任も何もなくて突然そういうところへいくものでありません。答えてください。
○沓掛哲男君 もう少しわかりやすいように、このところにちゃんと政令で委任するとかそういうことを書いてもらわにゃいけませんね。国民がこれを読んだら本当にわかりにくいですよ。私もこれで三十年飯を食べてきた人間ですけれどもね。まあひとつよく検討してみましょう。  そこで、代替財源の次...全文を見る
○沓掛哲男君 とても二年間でできるものとは思いませんけれども、しかし税というのは国民から強制的に財及びサービスを調達するものでありますから、そのときそのときにおいてこの代替財源案、仮に二年間としても、合理的かつ合目的な税制でなければなりません。  そこで、先日の鎌田議員の質問に...全文を見る
○沓掛哲男君 自分の考えとしてこういうものは移してもいいなというものがあればこそこういう発言をするんで、そういうことが一つもないのにこういう発言をすべきではないと思います。  物品税はどうなのですか。それに限ってだけでも言ってください。
○沓掛哲男君 その辺が非常に不明確なんですが、次に行きたいと思います。  いつになるか保証はないが国民税制改革協議会で税制案ができたとすれば、それが今の自民党のつくりました、我々のやった消費税と比較考量すべきものだというふうに思っております。  そこで、もし野党の言うとおりに...全文を見る
○沓掛哲男君 それは皆さん方が審議拒否されたからでしょう。何回も会議を開こうとして大変な努力をしたのだけれども、皆さんが審議拒否審議拒否、そして最終の採決でも長時間にわたったああいう行為があったんでしょう。だから一方だけが悪いということじゃ決してないんで、皆様方も責任のその半分は...全文を見る
○沓掛哲男君 国民は消費税を導入するために一説によれば三千数百億円ぐらいのコストがかかったと言われております。またこれを今直す、そしてまた二年後に直す、これはもう大変なことになります。損金で落とすから云々と言われますけれども、とんでもないことです。  まず、大体日本の企業の半分...全文を見る
○沓掛哲男君 それについては後に議論しますが、その前にもう一つどうしても聞いておきたいところがあるんで、まず平成二年度の代替財源案の収入見込み額は幾らと見積もっておられますか。何度も要求したのですが、私のところへ出てきたのは、けさも出てきたのはいわゆる平年度ベースで一兆七千億円未...全文を見る
○沓掛哲男君 今聞いていることと違うでしょう。
○沓掛哲男君 トータルだけで結構です。
○沓掛哲男君 そういうことを聞いているんじゃなくて、平成二年度の代替財源案の収入は幾らになるかと言っているんです。この本会議が始まったときに久保議員が言われたのは、一兆四千億不足する、五兆九千四百億に比べて一兆四千億不足すると言っていたのが、それを一兆七千億になるという訂正をなさ...全文を見る
○沓掛哲男君 いや、そこを聞いているんじゃない、あなた方のだけ教えてください。
○沓掛哲男君 だから、消費税の話はいいですよ。
○沓掛哲男君 あるのはいいですから、トータルだけ教えてください。
○沓掛哲男君 税収全体のことを聞いているんじゃないですよ。あなた方も、平年度で幾らと言うんなら、初年度が幾らになるか計算すべきでしょう。まずそれだったら、あなたが言うけれども、この法人税法等の一部を改正する法律で、この附則の第二条ではっきり書いてある。「第一条の規定による改正後の...全文を見る
○沓掛哲男君 そうですよ、三月だけですよ。
○沓掛哲男君 代替財源のわずかなものが算定できなくて、国全体の収入が幾ら幾らとどうして議論できるんですか。このわずかなものがどうして計算できないんですか。あなたは盛んに勉強してきたと言われましたね。勉強したのならもう目の子だってできるじゃないですか。前のちゃんと一兆七千億の不足の...全文を見る
○沓掛哲男君 それは政府がつくるときは、平年 度を出して、皆さん方が、じゃ初年度は幾らになるかと要求をなされば、政府はちゃんと出しますよ。私は何回も要求している。きのうの質問要旨をとりに来られた方にも文書に書いてちゃんと渡してある。我が党も、最初から井上筆頭理事がちゃんと渡して...全文を見る
○沓掛哲男君 いいから、ちゃんと数字を言われるのか言われないのかだけ答えてください。
○沓掛哲男君 初年度どれぐらい欠損になるのか、これは非常にこれから私が自然増収に関係して重要な質問をやる最重要なテーゼですから、それがきちっとできるまで私は質問を続けることはできません。
○沓掛哲男君 今の問題は関連が何問もありますが、それは保留して次の質問に移らしていただきます。  まず、一九八八年二月の社会党で改正されました規約について、先ほど同僚宮澤議員の質問で久保議員は凍結中と答えられましたが、いつ凍結されたんですか。規約の改正は全国大会出席代議員の三分...全文を見る
○沓掛哲男君 私も初めてでしたが社会党の規約並びに新宣言を熟読玩味させていただいたんですが、そこで非常に気にかかるところがあったので、それについてお答えいただきたい。  日本社会党の新宣言、「社会主義の展開」の項でありますが、ここで「日本社会党は、国有化だけがただちに社会主義と...全文を見る
○沓掛哲男君 ただ、素直に日本語としてこれを読めば、そういうふうにはとれないと思いますよ。社会主義革命の達成には「日本社会党は、国有化だけがただちに社会主義とは考えない。」ということですから、国有化を是認しているわけでしょう。国有化だけでは十分じゃないよと、これは日本語である限り...全文を見る
○沓掛哲男君 そういうことならば、この新宣言もここは日本人にわかりやすいように是正してもらわなきゃならないと思いますよ。このままでは、国語の解釈としてはそういうふうには読めませんよ。
○沓掛哲男君 次のエネルギー関係に少し入らしていただきます。三十分は、あした十分このやつをやりたいと思います。  まず、電気、ガスに新たに課税した理由は何ですか。電気、ガスにはなぜ新しく課税したんですか。一言でいいですから答えてください。
○沓掛哲男君 十一月の八日、十日の趣旨説明で久保議員は、食料品等の消費者の選択の余地の少ない生活必需品への課税について、極めて遺憾であるとの趣旨の発言を行っておりますが、その食料品等の等の中に電気、ガスは入っているんですか、入っていないんですか。
○沓掛哲男君 生活必需品であるということですが、そういうことであれば、食料品等と同じようなやっぱり扱いをこれからやっていかにゃいかぬのだなというふうに思います。  そこで、皆さん方はどうも電気、ガスに対する、エネルギーに対する認識が少し希薄というか、軽易じゃないかというふう佐思...全文を見る
○沓掛哲男君 そこで、エネ庁長官に来ていただいておりますが、一言でいいですから、今後の電力関係の需給の見通しについて、特に原子力による発電量のシェアなどについて一言で済みませんが答えていただきたいんですが。
○沓掛哲男君 今のように、昨年我が国の発電電力量の二七%が原子力によるものであり、二〇〇○年には原子力の発電量のシェアが四〇%になるということでありますが、さてそういうふうに我が国で大変重要性を帯びている原子力発電を社会党さんの言うように廃止した、そうしたらあとのエネルギーはどう...全文を見る
○沓掛哲男君 ではお尋ねしたいんですが、今あるものはそのまま存続してもいいと。今議員は安全性が非常に問題だということで社会党がこれに反対しているんだというお話ですが、大体原子力発電の寿命というのは三十年余あるわけですけれども、今あるものはまだ三十年近く使うわけですが、そういうもの...全文を見る
○沓掛哲男君 時間がないのでひとつ私なりに締めくくらせてもらいたいと思うんですが、原発に対してはこれから我が国、特に先進国においては将来における開発途上国のエネルギーの非常な需要、そういうものを見込んだ場合に、やはり英国やフランス、そういうところは積極的に原子力発電をやっておるわ...全文を見る
11月28日第116回国会 参議院 税制問題等に関する特別委員会 第9号
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○沓掛哲男君 昨日に引き続いて質問をいたします。  昨日、途中になりましたので、まず最初にそちらについてお答え願いたいのでありますが、平成二年度における代替財源の収入は幾らになるかについて、金額だけをお示しいただきたいと思います。  私が試算してみますと、平成二年度の代替財源...全文を見る
○沓掛哲男君 では、その不足する三兆円をどういうふうにして穴埋めしようとされておられるのか教えてください。
○沓掛哲男君 私は、そういうことを聞いたんではなくて、その三兆円穴があいたら、その穴をどうされるかということをお聞きしたんですが、今峯山さんはそれに率直に答えてくれませんでしたので、いわゆる本会議やこの委員会でそれをどうするかということについて久保議員から趣旨説明がありましたので...全文を見る
○沓掛哲男君 そこで、きのうはこの税収見積もりの是正、適正化というのは何かと質問いたしましたら、自然増収だと言われましたので、恐らくそういう形であると思いますので、私はそれについて議論いたします。  あなた方が言っておられる自然増収は、通常言っておる場合は見積もりの誤差と年度間...全文を見る
○沓掛哲男君 歳出増もありますよ、歳出増。
○沓掛哲男君 もう時間がないので簡潔に言います。  その三・五%というのは一般歳出だけの話でしょう。一般会計の方は六・六%ですよ。あなた方は全然予算書を見ることも知らないんじゃないですか。(発言する者あり)聞きなさい。一般会計があって、いわゆる国債費を出し地方交付税を払う、その...全文を見る
12月05日第116回国会 参議院 税制問題等に関する特別委員会公聴会 第1号
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○沓掛哲男君 では、私に与えられた時間は三十数分でございますので、簡潔に質問し、また大変申しわけございませんが簡潔にお答えいただくことをお願いしたいと思います。  最初に鈴木さんに三点質問したいと思います。  第一点は法人税についてでございますが、我が国の法人税は実効税率で世...全文を見る
○沓掛哲男君 よくわかりました。  次は、牛嶋公述人に質問させていただきたいと思います。  今、牛嶋先生からは、税の基本理念について懇切な御説明がございました。そこで、この理念を二つに分けてひとつ質問したいんですが、この税の導入について手続と内容とにひとつ分けて御質問したい。...全文を見る
○沓掛哲男君 牛嶋先生は法人税の外形標準税率にすることがいいということは、この本にもよくよく何度も書いてありますのでその点はよくわかりますが、今いろいろ教えていただきましたけれども、私自身もいろいろ疑念があることはたくさんありますけれども、時間も来ましたので次の方に移らせていただ...全文を見る
○沓掛哲男君 和田公述人に二点についてお尋ねしたいと思います。  先生は、この消費税の手直しに当たっては、六十三年に復帰してもう一度きちっと出直すべきだということを今おっしゃられました。まさに私もそのとおりだというふうに思います。  自民党は、この消費税の導入に当たりまして、...全文を見る
○沓掛哲男君 一分しかありませんけれども、和田さんに。  そういうふうにただ担税力とか抽象論じゃなくて、具体的なもので見てみると、そういうものは非常にできないというふうに思いますよ。例えばおしろいは課税、今物品税になっていますけれども、口紅はなっていませんね。それから着物だって...全文を見る