沓掛哲男

くつかけてつお



当選回数回

沓掛哲男の1993年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月29日第126回国会 参議院 商工委員会 第4号
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○沓掛哲男君 まず最初に、このたびの森通産大臣の御訪米、本当に御苦労さまでございました。ワシントン滞在時間わずか二十四時間のうちに多くの米国政府要人と会われている様子をテレビ、新聞で拝見させていただきました。森大臣にはクリントン政権の対日経済通商政策の具体的方向につき、また半導体...全文を見る
○沓掛哲男君 次に、エネルギー消費の約半分を占める産業部門については相当の省エネルギー努力は行われており、さらに省エネルギーの余地はかなり小さいものではないかというふうに懸念いたしますが、産業部門における省エネ対策の現状及び今後の課題はどのようになっているのか。  また、この消...全文を見る
○沓掛哲男君 私のような昭和一けた生まれは物のとうとさが身にしみておりますけれども、今の若い世代は消費は美徳と思っているのでしょうから、一般消費者に単に省エネをやれと言うだけではその実現にはなかなか難しいものもあろうかと思います。しかし、先ほど来もお話がございましたが、昭和四十八...全文を見る
○沓掛哲男君 新エネルギーについてお尋ねいたします。  昨年の夏、私の郷里の石川県の能登で、国際的なソーラーカー大会を盛大に催していただき、大変有意義であったというふうに思います。世界各国から、特にソ連からは親子でこれに参加していただいて、坂になるとほかの国は蓄電とかいろんなも...全文を見る
○沓掛哲男君 今御答弁もいただきましたが、省エネルギー、新エネルギー導入は大切ですから強力に進めなければなりませんが、それだけでは今後の我が国のエネルギー需要を賄えるものではないと思います。特に、電気はクリーンで安全で使いやすく便利など長所も多く、家庭でもオフィスでも生産部門でも...全文を見る
○沓掛哲男君 原発の立地促進を図るための地元対策を講ずるに当たっては、真に地元が何を望んでいるかという観点が重要であると思います。地域の特性によって違うと思いますが、ただいま申し上げました私の郷里の珠洲市の場合、この十年間で総人口は二万七千三百五十人から二万三千四百人と四千人減っ...全文を見る
○沓掛哲男君 エネルギーの環境問題を解決するには技術開発の果たす役割が大変大きいと思いますが、通産省としてこれへの取り組み方について御答弁願います。
○沓掛哲男君 リサイクルのことについても質問したかったのですが、時間がございませんので、最後に大臣に御質問させていただきます。  エネルギー・環境問題については、我が国が世界のリーダーシップをとって解決に当たることが環境対策先進国としての責務であるとともに、また国際社会への貢献...全文を見る
04月02日第126回国会 参議院 予算委員会 第14号
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○沓掛哲男君 山口先生には本当に御苦労さまです。ただいまは大変立派なレジュメに従って、私も四十年ぶりに学生に戻ったような気持ちで今講義を聞かさせていただきました。ただ、四十年の間にいろんなことを体験してきておりますので、学生さんのようにそうかなと思うだけではございませんで、幾つか...全文を見る
○沓掛哲男君 そこで、先生の書かれたものをちょっと引用しながら質問させていただきたいと思います。  一九九二年三月号の雑誌「世界」に、先生は「「共和」にみる政治の腐食」という題で寄稿されておりますが、その終わりの「改革論の視点」で、「政治とは権力を追求する営みであり、政治家は権...全文を見る
○沓掛哲男君 次の質問をさせていただきたいと思います。  同じ雑誌「世界」で一九九〇年三月号ですか、先生が「政権交代で何を変えるのか」との題で寄稿されておりますが、その中に「議院内閣制の裏切り」という章があるので、そこをちょっと簡単に読みながら私の質問をしたいと思います。  ...全文を見る
○沓掛哲男君 では、国政調査権について質問をさせていただきたいと思います。  きのう、参考人一人、証人二人にここに来ていただきましてワリシンや金屏風等に関連した質疑、証言が行われましたが、残念ながら充実感を得られない、疲労のみが残ったというのは私一人ではなかったのではないかなと...全文を見る
○沓掛哲男君 以上で終わります。どうもありがとうございました。
10月28日第128回国会 参議院 商工委員会 第2号
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○沓掛哲男君 おはようございます。  新しい政権のもとでの参議院商工委員会における最初の質問なので、いろいろお尋ねいたしたいのですが、持ち時間一時間三十分なので、三点に絞って質問いたします。第一はエネルギー、特に原子力発電について。二番目は、公共入札の独禁法ガイドラインを公正取...全文を見る
○沓掛哲男君 ありがとうございました。  次に、外務省にお聞きしますが、国際条約上核廃棄物の海洋投棄はどのようになっておりますか。低レベル放射性廃棄物を中心にして簡単に説明してください。
○沓掛哲男君 ただ、いわゆる一九八三年の締約国会議で低レベル放射性廃棄物の海洋投棄を一時停止する特別決議が採択され、さらにその二年後の一九八五年にその停止を無期限延長するスペイン提案が賛成多数で可決されているんですが、この採決においで日本は棄権いたしておりますが、なぜ棄権したんで...全文を見る
○沓掛哲男君 それでは、今回のロシアによる日本海への放射性廃棄物の投棄はロンドン条約に関するこの特別決議に違反しているのでしょうかどうか、外務省にお願いします。
○沓掛哲男君 違反しているんですね。
○沓掛哲男君 それでは、今回の投棄前にもロシアは放射性廃棄物を日本海に投棄していたようですが、その総量はどれぐらいなんでしょうか。また、どのような放射能物質、核種と言っておりますが、そういうものがどういうものなのか、また今回の投棄の直前の投棄はいつごろあったのか、そういうことを外...全文を見る
○沓掛哲男君 今まで相当のものを捨てているんですが、そうすると低レベルだけじゃなくて、高レベルの放射性廃棄物も既に日本海に捨てているんでしょうか。
○沓掛哲男君 それでは、次に外務省にお尋ねしますが、ロシア政府はこの日本海への核廃棄物の投棄について、国際原子力機関に十月五日に通告したと言っているんですが、この国際原子力機関には日本人の職員がいるんでしょうか。また、いるとすればどういうポストとかあるいは組織があるんでしょうか。...全文を見る
○沓掛哲男君 いずれにしろ、いわゆるグリーンピースという一団体が事前にそういう情報を恐らく得ていたんでしょう、日本人の写真家も乗せて、そして投棄する現地に行っているわけですから。それに対して外務省は、今IAEAはいろいろ技術的な云々とおっしゃるけれども、そういう情報を得るような形...全文を見る
○沓掛哲男君 単にIAEAだけじゃなくて、これから国際化時代、そういう国外の重要な情報というのを日本に伝えるパイプとしては外務省が中心になるのでしょうが、おぼつかないようなそういう感じもするんで、過去のことを幾ら言ってもあれですから、これから一体どうするのか、抜本的にきちっと情報...全文を見る
○沓掛哲男君 現在起こった事象、またいろいろなこういう質問に対してうまく答えるのはお役人でございまして、すぐ調査、検討すると言うんですが、この問題は調査、検討だけではおさまらない重要な問題だと思います。そこで、私なりにいろいろな私案もこれから少し申し上げたいというふうに思います。...全文を見る
○沓掛哲男君 まさに高濃度のままで輸入するということは当然できないと思います。ですから、ソ連でこれを薄めてもらう。〇・七、八%のいわゆる天然ウランを濃縮していくのは大変いろいろ問題もあるけれども、濃くなったものを薄めることが科学技術的にそんなに難しいとは思いません。しかし、そうは...全文を見る
○沓掛哲男君 ぜひ早急に対処して検討を進めていただきたいというふうに思います。  そこで次に質問を移します。今後の電力の需要供給見通しを、供給については原子力発電のシェアの推移も含めて、簡単に説明していただきたいと思います。
○沓掛哲男君 それで、久保田長官にお尋ねしたいのですが、経済企画庁というのはいわゆる電調審の事務局にもなっておりまして、ここでは電力の長期需給計画の策定、あるいはこれに基づき個別地点の計画組み入れ等を行っておるわけでございますが、その事務局をしております経済企画庁の長官であり、ま...全文を見る
○沓掛哲男君 二番目の質問にも的確に答えてください。要するに原子力発電は現状よりもふやさないとのことなんでしょうか。どういう認識でしょうか。
○沓掛哲男君 こういうことを申し上げるのは、私の石川県の珠洲でも今、原発要対策地点にもしていただいていろいろ動いているんですが、これに対してなかなか進まない。いろんな問題というのは、地元の社会党の方々が大変強く反対しておられるんです。固有名詞を出せばだれでも知っている人がいるわけ...全文を見る
○沓掛哲男君 核融合の原子力発電は、今の説明にもありましたように、数十年先、恐らくここに座っている方はほとんどその利益を得ることができないんじゃないか、そういうふうにも思います。となると、確かにほかのいろんな風車やいわゆる太陽光発電も大切ですが、国全体の需要からいったらほんの数%...全文を見る
○沓掛哲男君 前は社会党でそうだったけれども、内閣へ入り経企庁長官として今後は今私が申し上げたような形でやっていくということをぜひお願いしたい。リトマス試験紙のように赤くなって青くなってまた赤くなり青くなるというんじゃ、これは国民は言っておられたって信用できないですから、大臣にな...全文を見る
○沓掛哲男君 次に、独禁法のガイドラインについて質問させていただきたいと思います。  公正取引委員会は十月二十一日に公共入札ガイドラインの制定方針を発表されたと各紙が報じておりますが、今建設業ガイドラインを吸収して新しい公共入札ガイドラインの制定をされようする趣旨、理由についで...全文を見る
○沓掛哲男君 独禁法はなかなか私たち日本人になじみにくい法律でもございますので、これからそういうガイドラインをつくり、いわゆる教育的な面を優先していろいろやっていただきたいというふうに思います。  二番目にその公共入札ガイドラインの内容をお聞きしようと思いましたが、委員長に今も...全文を見る
○沓掛哲男君 公取委員長、どうもありがとうございました。退席されて結構でございます。  では次に、景気の問題に移りたいと思います。  まず経企庁にお尋ねします。景気の現状認識についていかがお考えでしょうか。簡潔にお願いします。
○沓掛哲男君 私は、経企庁がお考え以上に景気の現状はもっと悪いというふうに思っております。  そこで私なりにと思って、お手元に資料をつくりましたから、これをさあっと見てください。  一番上のものを見ていただくと、この下は年月ですね、縦は前年度同月比に対して産業用大口電力需要が...全文を見る
○沓掛哲男君 そこで、目に見える形にと思って図面二つを用意したので、これについて説明してみたいと思います。  今おっしゃったように、金融機関の問題、過剰設備それから家計、個人消費の云々、このほかに私はまだ過大な雇用というのが大企業にいろいろあるんだというふうにも思います。それか...全文を見る
○沓掛哲男君 今までやったことよりもこれからどうするかについてお尋ねしたいというふうに思います。  景気の低迷が深まる中で、大手企業の九割以上は業績悪化により来春の新卒採用を大幅に削減すると報じられており、また有効求人倍率も東京が〇・五六、大阪が〇・四六と著しく減少しており、全...全文を見る
○沓掛哲男君 とは思いますが、なかなかこれは財政当局にしてみればお金のいろいろ要ることですから、今後ともやはりパニックを起こさないとかいわゆる底割れをしないとか雇用調整に入らない、そういうためにはぜひ必要だというふうに思います。しかし、今までも既に三十兆円規模のものをやっているわ...全文を見る
○沓掛哲男君 私は、公定歩合はもう一・七五に下がっているので、これ以上下げてもなかなか景気に対する効果はプラス・マイナスだというふうに思います。景気に対してプラスの面は、今おっしゃったように貸出金利が下がれば、なかなかすぐ連動しにくいんですけれども、下がれば企業の設備投資が刺激さ...全文を見る
○沓掛哲男君 当然そうなった場合に、いわゆる財源の穴埋め的なものとして今申しました暫定的にはつなぎ国債があるんでしょうが、それをきちっとやっていく、また抜本的税制改革において直間比率を変えるとなれば間接税をふやすということでしょうから、間接税としてはどうしても消費税を上げざるを得...全文を見る
○沓掛哲男君 所得税減税をしてすぐ目の前に消費税が上がってくるというんだったら、私はこの景気浮揚効果はないと思います。やっぱり基本的には所得税減税をする、そして景気が上がってきたら消費税も取っていく、久保田経企庁長官、ぜひそういうふうなことで頑張っていただきたいというふうに思いま...全文を見る
○沓掛哲男君 それだったら、今の百円台が適正なファンダメンタルズというふうにお考えですか。経団連で言っている百十五円プラス・マイナス五、要するにいわゆる日本のファンダメンタルズは大体百十円から百二十円だと経団連が言っていますが、それについての意見重言ってみてください。
○沓掛哲男君 最後に、通産大臣に企業のリストラについてお尋ねいたします。  従来、景気回復のきっかけとなっていたのが、一つには公共事業等の追加、二つには金融機関の積極的な融資、三つ目に輸出の増加、そういうものによる需要の増大でございましたが、今回は円高や金融機関の不良債権の増大...全文を見る
○沓掛哲男君 以上をもって終わります。ありがとうございました。
11月09日第128回国会 参議院 商工委員会 第4号
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○沓掛哲男君 私は、ただいま可決されました特定中小企業者の新分野進出等による経済の構造的変化への適応の円滑化に関する臨時措置法案に対し、自由民主党、日本社会党・護憲民主連合、公明党・国民会議、日本新党・民主改革連合、民社党・スポーツ・国民連合及び日本共産党の各派共同提案による附帯...全文を見る
11月12日第128回国会 参議院 規制緩和に関する特別委員会 第3号
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○沓掛哲男君 私は、この規制を考えるときに、やっぱり日本人の個性というか長い民族として培われたいろんなものがあるので、そういうものをどうして取っていくかということは非常に重要な課題だというふうに思います。例えば日本人というのは、何が悪くても政府が悪いと。そして自己責任、自己負担と...全文を見る
12月03日第128回国会 参議院 規制緩和に関する特別委員会 第4号
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○沓掛哲男君 自由民主党の沓掛哲男でございます。よろしくお願いいたします。  岡野先生にお願いしたいんですが、いわゆる規制緩和について、マクロ的全体的な規制緩和について先生に主に教えていただいたんです。  この規制緩和には今のいわゆる景気対策上短期的なものもいろいろ検討しなき...全文を見る
○沓掛哲男君 自民党の沓掛哲男でございます。よろしくお願いします。  最初、植草先生にお願いしたいと思います。  経済的な規制緩和、この経済的な規制にもいろいろ自然独占、その他競争的になじむもの等々あるということですが、長いこと私も役人をやっておりましたけれども、私は基本的に...全文を見る
12月07日第128回国会 参議院 商工委員会 第5号
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○沓掛哲男君 自由民主党の沓掛でございます。  最初に、荒木さんにお尋ねしたいんですが、構造的な問題で最初お聞きしたいと思います。  いわゆる内外価格差が非常に大きいその原因はいつも農業と中小企業だというふうに言われておるわけですが、これから中小企業の将来を見た場合、私たちも...全文を見る
○沓掛哲男君 最初に石川さんにお聞きしたいんですが、日本の復興のために大変御努力され、また現下の大変苦しい不況の中で苦心惨たん御奮闘されている様子に敬意を表するものでございます。  しかし今、MFAの発動の問題あるいは不況の問題、そういう中での苦労ですが、MFAの発動については...全文を見る
○沓掛哲男君 いや、先週、協会から全部ヒアリングしたんです。スフだけじゃなくてすべての着物ですね、着ているもの、外国輸入品の全部の平均が四五%です。
○沓掛哲男君 結構です。もう時間があれですから。
12月15日第128回国会 参議院 予算委員会 第9号
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○沓掛哲男君 自民党の沓掛でございます。  さて、昨日、連立与党の代表者が両院議長に国会の会期延長を申し入れておりますが、その理由として「深刻化する不況に対する緊急な諸施策を審議するためこと挙げておりますが、具体的には、この「緊急な諸施策を審議するためこの「諸施策」とはどういう...全文を見る
○沓掛哲男君 朝日新聞によると、読売もそうですが、ここの一番大きな見出しで書いてありますとおり、第三次補正予算を頭に描いているということですが、第三次補正予算を頭に描いてはいませんか。
○沓掛哲男君 それでは、もう第三次補正予算はないということをここで約束できますか、総理大臣。
○沓掛哲男君 それでは、この会期延長ということがどういう目的なのかもう一度言ってください。具体的なこの「施策」とは何ですか。
○沓掛哲男君 第三次補正予算がここで入ってこないということが明確になるまでは、私は質問ができません。そういう必要があるならば直ちに組み替えてこの予算案に提案し審議すべきだと思いますので、ここでいわゆる会期延長中に第三次補正予算がないということを総理から明確に言われない限り、私は審...全文を見る
○沓掛哲男君 今回の会期延長の主要な理由が「深刻化する不況に対する緊急な諸施策を審議するため」とあるわけでございますし、その内容として各紙にこのように「景気対策で第三次補正予算」と出ている以上、明確にこのことを出さないということでやっていただけるのならわかりますが、そういうことは...全文を見る
○沓掛哲男君 納得できません。
○沓掛哲男君 大変長時間待たされて大変不満な内容でございますが、途中でいわゆる連立与党代表者会議がこういうものは出さぬ方がいいというそういうストップをかけているということも聞いたんですが、それは事実ですか。官房長官。
○沓掛哲男君 三番目のところから質問いたしますが、いわゆる平成六年度予算を年内成立させるためにはどのようなスケジュールになるのか、事務当局から教えてください。税制大綱や景気見通し等が必要でしょうが、その日程を教えてください。
○沓掛哲男君 昨年の例を言えば二十一日に大蔵原案ですが、その前に経済見通し、税調、税制大綱等が必要でございます。また、それをまとめるのも必要ですから、年内にするとすればもう今週の末ぐらいに総理や大蔵大臣は決意しなければならないと思いますが、いかがですか。
○沓掛哲男君 もう二、三日で決めなければならないことをいつまでも努力という言葉では困ります。はっきりしてください。
○沓掛哲男君 総理にお尋ねします。  年内編成するにはもう二、三日中、きょうあたりから決意しなきゃならないんですよ。それを今から努力するというような言葉でここを逃げようとしてもらっちゃ困ります。細川総理の決断をお願いします。
○沓掛哲男君 景気対策としては、この六年度、いわゆる本予算というのが何よりも大切なんですよ。補正予算というのはそれの追加にすぎないんです。私が政治の師と仰いだ安倍晋太郎先生は「本立ちて道生ず」ということをいつも言っておられました。基本をしっかりすべきだと思いますが、もう一度総理か...全文を見る
○沓掛哲男君 米と同じく、やらないと言っていて、結果が出たらもうそれで後はどうにもならないというそういうことでは困るんです。米の場合も重要ですが、今回は国民生活に直結した大変重要なことであり、総理の決断で決められることですから、総理、ぜひここで決断してください。
○沓掛哲男君 では、これで終わるわけでなくて、この問題は保留にして次に移ります。  二番目の、三次補正はやらないかどうかということについては、一般論としてということですが、ここは学校ではないんですから、具体的な事案について議論しているので。それから、十二月八日の衆議院予算委員会...全文を見る
○沓掛哲男君 そういう一般論でここは議論すべきところではないです。大蔵大臣は、ここを学校か何か、一般論で議論すればいいというふうに考えておられるんでしょうか。
○沓掛哲男君 第三次のことを聞いているんですから、それに答えてください。
○沓掛哲男君 では、三次補正予算があり得るということですね。
○沓掛哲男君 そんなことを一々一般論で言われては困ります。きちっとした答弁をお願いします。
○沓掛哲男君 答えていません。
○沓掛哲男君 この十二月八日の衆議院予算委員会での野中先生への答弁、またけさほどの官房長官の記者会見は、まさに可能性ありということを言っておりましたが、それについてもう一度二人から答弁してください。
○沓掛哲男君 大蔵大臣は午前中は三次補正予算もあり得るということを言われましたが、今の答弁と違いますが、変えたのでしょうか。
○沓掛哲男君 では、午前中の発言は取り消されるわけですか。
○沓掛哲男君 絶無とあり得るとは全く違います。  あり得るということは、八〇%から九〇%あるんですよ。だからそういう第三次を考えるのなら、今のこれを組み替えて早急にやるのがいいし、そうでなければ六年度の本予算を年内にきちっとする、そのどちらかをはっきりしてください。両方ともあい...全文を見る
○沓掛哲男君 前のに戻りますけれども、もうここ二、三日中にやらなければ年内に六年度予算はできません。そういう状況にあって、まだ検討している、考えていない、白紙だというようなことは信じられません。もう一度はっきり言ってください。
○沓掛哲男君 今私が申し上げているのは関連の強いものです。来年度予算を年内にやれば三次は要らないはずです。本予算をやらなければ三次補正予算はまた必要でしょう。関連が密接なものですから一体として聞いているんです。ばらばらなものではありません。大蔵大臣、答弁してください。
○沓掛哲男君 衆議院で自民党は組み替え要求を出したんですが、そのことも検討されましたか。
○沓掛哲男君 参議院で今審議している最中ですから、なぜその自民党の動議を取り入れなかったのか理由を説明してください。
○沓掛哲男君 それが十分でないからこそまた第三次の補正予算などが問題になってくるんでしょう。やはりここで審議する以上、将来はどうなるかわからないにしても、審議中においてはそれで景気浮揚が図られるなど今日的なものでなければならないと思いますが、いかがですか。
○沓掛哲男君 さて、一番問題のいわゆる越年の会期延長について質問いたします。  国民が一番望んでいる景気対策等に大きく影響する会期問題を、その直接の責務を有する政府がどう考えているかを聞いているんです。それに対して、それは国会の問題だから言えないじゃなく、そういう環境において責...全文を見る
○沓掛哲男君 そうすると、この延長というのは、いわゆる景気問題は全く白紙だとおっしゃるんなら、政治改革だけでこれだけ長期間延ばそうとするんですか。
○沓掛哲男君 その中にいわゆる景気対策のための諸施策ということが入っておりました。延長する二つの理由の一つが景気対策の諸施策とありますが、それは具体的に何でしょうか。
○沓掛哲男君 このペーパーの回答に当たって、いわゆる連立与党の代表者等と相談したことはありますか。
○沓掛哲男君 ここにあるように「深刻化する不況に対する緊急な諸施策を審議する」、二つの柱になっているんですが、もう少し具体的に教えてください。何なんですか、これは。
○沓掛哲男君 衆議院ではほとんど審議が終わっております。舞台は参議院に移り、補正予算を審議中であるにもかかわらず、参議院の事情を考慮することなく会期延長を持ち出すというのは、参議院軽視も甚だしいことだというふうに思います。  また、昨年から通常国会を一月召集としたのは、十二月召...全文を見る
○沓掛哲男君 今、私が申し上げましたことについて答えておりません。既に衆議院は終わり参議院が審議中であるというようなこと、それから政治改革の一環としてこういうものをやったので、今のようなものに適用することはその趣旨に反するということに対して、総理、お答えください。
○沓掛哲男君 これは、参議院の審議中なのにそういう会期延長を持ち出すというのは極めて参議院を軽視しているのではないかということを申し上げたんですが、それについて答弁してください。
○沓掛哲男君 総理は盛んに政治改革を審議中というような形で答えていただいておりますが、そうじゃなくて補正予算を審議しているわけですから、そのことを頭に置いていただきたいと思いますが、もう一度答弁してください。
○沓掛哲男君 迷ったときは原理原則に戻れということですが、総理や皆さん、私らも大変迷っているのだと思います。そのときには、国民が熱望している不況対策として何といっても平成六年度政府予算を年内につくることであるというふうに思います。これがきちっとすればあとの二つの問題はおのずから解...全文を見る
○沓掛哲男君 それでは、この第二次補正予算について質問いたします。  今回提案されている二次補正予算の公共事業配分方針を説明してください。
○沓掛哲男君 国民にとって一番大事なことは、その生命、財産を守ってもらうことであると思いますが、この第二次補正予算では安全に関する社会保障が対象外になっております。なぜですか。
○沓掛哲男君 これは私の郷里の能登半島にある米町川のはんらんしている写真ですが、(資料を示す)平成二年、平成三年、平成五年と毎年のようにはんらんしております。  ルックスを主眼とする政治ではなく、国民生活の基本は安全にあることを原点とした政治をすべきだと思いますが、いかがですか...全文を見る
○沓掛哲男君 企画庁長官にお願いします。  今回の補正予算のもとになる九月の事業規模六兆千五百億円の緊急経済対策で景気浮揚はできるとお考えでしょうか。
○沓掛哲男君 企画庁長官、もう一度。  その数字を聞いているんじゃなくて、それ全体がこれをやったら景気が上向くんですかどうですかということをお聞きしているんです。
○沓掛哲男君 何らかの効果があることはわかりますが、我が国の景気を上向かせる力があるのかどうかをお尋ねしているんです。
○沓掛哲男君 今言われた効果なるものは全部だめだということを今からよく説明しますから、聞いてください。  まず、いわゆる民間住宅は確かに堅調です。八月、九月は伸びています。公共事業もふえています。しかし、民間投資の方、いわゆる事務所とか工場とかが大きく減っていて、その穴埋めすら...全文を見る
○沓掛哲男君 個々の住宅投資とか公共事業とか民間住宅が減っているとかそういうのじゃなくて、それを全部束ねたらどうかということを答えてほしいんですよ。木を見て森を見ないようでは困るんです。  それでは次に、時間がないので規制緩和に行きます。  規制緩和が導入された理由は何でしょ...全文を見る
○沓掛哲男君 その規制が今なぜ緩和が必要なんですか。この緩和の目的もあわせて教えてください、石田長官。
○沓掛哲男君 経済改革研究会が答申しているように、経済的規制は基本的に全部なくしようということですが、そういうふうに今やったらどういうことが起こるというふうに予想されますか。
○沓掛哲男君 現下の経済対策としてこの規制緩和は貢献しますか。
○沓掛哲男君 規制緩和の効果というのは、これはレーガン大統領が徹底してやって、その結果どうなったかはマッキンゼー社が調査して三年前のプレジデントによく出ていますからよく読んでください。すごいことが起きております。  どうなるかというと、まず競争が激化する、そこでいわゆる倒産が起...全文を見る
○沓掛哲男君 私は規制緩和は必要だと思っているんです。しかし、特効薬ですから使い方を間違えると大変だと。最初においては失業者が出る。したがって、今のような状態でやることは決してプラスにはならない。それから、多くの大変な犠牲のもとに将来はよくなるわけですから、そういうことをよくPR...全文を見る
○沓掛哲男君 次に移ります。  エリツィン・ロシア大統領が来日後間もない十月十六日ロシアが日本海に放射性廃棄物を投棄したことがグリーンピースによって伝えられたと、翌日十七日の各紙が伝えております。政府は知らなかったとのことですが、この種情報の収集はどうなっているのか。今回の米と...全文を見る
○沓掛哲男君 ロシアによる日本海への放射性廃棄物の投棄はロンドン条約に関する特別決議に違反しているんでしょうか。
○沓掛哲男君 ロシア政府は国際原子力機構に投棄の十一日前の十月五日に日本海投棄を伝えたとのことです。この機関には日本の政府職員が二十数名いるんですけれども、情報が得られなかったというのはなぜでしょうか。
○沓掛哲男君 外務大臣にお願いしたいんですが、IMOに連絡しなければ伝えなくてもいい、伝えないんだ、それをできるだけお願いしている、そういうことじゃ困るんじゃないんですか。外国へ行っている限りある日本の政府職員ですから、重大なこういう問題があったらすぐ本国に連絡する、そういうよう...全文を見る
○沓掛哲男君 お願いします。  次に科技庁にお願いします。  今までに旧ソ連、ロシアが日本海に投棄した放射性廃棄物について説明してください。
○沓掛哲男君 高レベル放射性廃棄物も捨てていますか。
○沓掛哲男君 大臣が今言われたその報告書の中に、日本海には原子炉が二基投棄されておりますが、それは御存じですか。
○沓掛哲男君 原子炉は高レベル放射性廃棄物ではないんでしょうか。
○沓掛哲男君 なぜですか。
○沓掛哲男君 原子炉ですよ。そんな簡単な話じゃないと思います。現にこれは厚い鉛で覆ってそれを捨てているんで、鉛で覆ったからそれから出てくるレベルが低いということじゃないんですか。
○沓掛哲男君 それでは、原子炉をそこへ持ってきて低レベルと同じように扱うことができると思っておられますか。
○沓掛哲男君 じゃ、それは低レベルですか。
○沓掛哲男君 そういう簡単な考えじゃ困ると思いますよ。今までちゃんとやって、非常に、いわゆる放射能化されたものを低レベルだという扱いでできるんならそれでもいいんだという考えで簡単にみんな取り扱ってもらっては大変なことになると思いますよ。
○沓掛哲男君 ロシアには今二百三十五隻の原子力艦船があるんです。それには四百七基の原子炉が用いられているんです。世界の船舶用原子炉の六〇%も占めているんです。  この原子炉の耐用年数はどのくらいと考えていますか科学技術庁。
○沓掛哲男君 そうです。
○沓掛哲男君 常識的に考えて軍用物というのは安全率を低くするんですよ。したがって、原子力発電所というのは大体三十年から四十年ですから、私の感じでは大体その半分ぐらいだと思います、十五年から二十年。  そうすると、あと十年がちょっとでこの四百何個の原子炉が全部出てくるんですよ。そ...全文を見る
○沓掛哲男君 十月の初めにエリツィン大統領が来日した際、日本海への放射性廃棄物の投棄について話題にはならなかったのですか、総理大臣。
○沓掛哲男君 皆さん方は、政治改革のみで頭がいっぱいでは困るんです。景気対策も日本海への放射性廃棄物への対応もタイミングを失すると重大な結果を招くことになります。どうか的確な対処をひとつお願いしたいと思います。  環境庁、科学技術庁、外務、総理の答弁をお願いします。
○沓掛哲男君 では次に、細川総理の佐川急便からのこの問題について、二、三私がわからないところを教えてください。  総理は昭和五十七年五月に知事選出馬を決意されたとのことですが、出馬には相応の資金が必要だと思います。その調達をどのように考えておられましたか。
○沓掛哲男君 昭和五十七年七月に東京でマンションを七千七百万円で購入されたということについてお尋ねします。  何のために購入したかについて、総理は、知事になって東京に住む家がなくて、小さなアパートでも一つ持っていないと不便であるということで購入したということですが、この五十七年...全文を見る
○沓掛哲男君 マンションの購入代金についてですが、総理は代金には運用していた資産を取り崩して充てたと言われますが、この資産は何でしょうか。定期の解約とか株の売却なのでしょうか。
○沓掛哲男君 どこの委員会に出されたんでしょうか。――ここですか。わかりました。  では、次にお尋ねします。  ここで何らかの現金を用意されてお買いになったわけですから、その後もう現金は要らないんじゃないか。借用の必要はないのではないでしょうか。七月に既に現金でお買いになった...全文を見る
○沓掛哲男君 五十七年七月にマンションをお買いになったわけですが、その買うときにはお金を出して買われたわけでしょうから、今度もうそれを返す必要はない、自分のお金でしょうから。何も後から二カ月たって借金をしてまたそれをどこかへ戻していく、そういう必要はないのではないかということです...全文を見る
○沓掛哲男君 昭和五十七年九月に、東京佐川急便から一億円を借りて熊本の御自宅の文化財である土塀、山門の修理をされておりますが、その修現代は幾らでしょうか。    〔片山虎之助君「この中にありますよ。二    千三百万と書いてある」と述ぶ〕
○沓掛哲男君 この九月は、一日に県連会長が、今回は沢田氏公認、細川氏は次回と表明するなど、非常に激烈な競争をされていたのがこの九月でございます。そういう時期に、そんなに急がない、事実二年近くたってから修理している土塀や山門の修理のお金を佐川さんに頼んで借りたんでしょうか。
○沓掛哲男君 総理、佐川清さんの印象について話してください。
○沓掛哲男君 総理は、アエラで佐川清さんの印象を次のように述べておられます。  「タニマチ」と言われる方々はたくさんおられますが、いうなればケタはずれの大型のタニマチということでしょうね。ほんとに、そんなにやられる必要があるのかな、という感じは持ちました。  だいたい私がうか...全文を見る