沓掛哲男

くつかけてつお



当選回数回

沓掛哲男の1994年の発言一覧

開催日 会議名 発言
06月07日第129回国会 参議院 商工委員会 第4号
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○沓掛哲男君 本日は、時間が余りございませんので、これから質問時間をとっていただきにくい方から順番に質問させていただきます。通産大臣にはこれから大きな法案が四つございますのでその際十分時間をいただきたいと思いますので、最初、公正取引委員長の方から質問させていただきたいと思います。...全文を見る
○沓掛哲男君 それでは、今お話のありました公共入札ガイドライン案についてお尋ねしたいと思います。二点お尋ねしたいのですが、最初は「受注意欲の情報交換等」についてでございます。  まず、「入札に参加しようとする事業者が、当該入札について有する受注意欲、営業活動実績、対象物件に関連...全文を見る
○沓掛哲男君 そこで、もう少し深みのある質問をしたいんですが、今入札談合事件となった事案を見ると、確かに指名を受けた事業者が集まり情報交換等話し合いの中で入札予定者を決めたものが多いと思います。すべてのものがそうだということでは決してありません。そうでない場合も非常に多いですから...全文を見る
○沓掛哲男君 それでは、いわゆる受注予定者の選定ということについてお聞きしたいんですが、いわゆる受注予定者の選定というのは、あくまでも受注予定者の決定を前提とした選定行為であって、例えばいろいろな行為をしている、情報交換もいろいろある、一部の者が意欲をなくするような程度のものは含...全文を見る
○沓掛哲男君 そういう集まらないで一対一というものがいいということであればというお話ですが、指名を受けた業者が集まっての情報交換が不可となれば、そういうことになるんでしょう。しかし、一対一でやるということ、それは当然また地下にも潜っていくというそういうことになっていくのであって、...全文を見る
○沓掛哲男君 そうすると、ここできちっと制度上定められた発注者からの要請に応じて、そしてそれは違反とならないということになれば、今の時点はともかくとして、これが運用に入ってひとり歩きすればそれ以外はだめだなと、それ以外は問題があるんだなという意識になると私は思います。  もちろ...全文を見る
○沓掛哲男君 では、それに対して経済企画庁長官は、公共料金値上げの協議大臣としてどういうふうな意見を述べられましたか。
○沓掛哲男君 これは事務局でも結構ですけれども、今回の公共料金値上げを年内凍結することによる経済的な影響をどのように見ておられますか。
○沓掛哲男君 公共料金の値上げは、いずれも基本的には法律に基づいてなされるものであります。今回の措置はその法律行為をストップさせる、いわば超法規的な措置でありますから、緊急避難的なときにのみ許されるものであるというふうに私は思います。昭和四十八、九年の第一次石油ショック後に公共料...全文を見る
○沓掛哲男君 五月十八日の公共料金凍結の記者会見で熊谷官房長官は、凍結期間について情勢によっては来年一月からの再凍結もあり得ると言っておりますが、それは御存じですね。それは景気情勢が、この五月二十日ですかこの前後、四月、五月程度ならまた延長するというふうに長官はお考えですか。そう...全文を見る
○沓掛哲男君 もちろん景気情勢というのは非常に大切だとは思いますが、ことしの一月から三月まではちょっと前期よりもよくなっていますね。国内総生産で○・八%ですから年率三・一%ぐらい、四月、五月はそれよりちょっとダウンしているけれども、そんなに悪いという状態ではありませんですね。 ...全文を見る
○沓掛哲男君 そういうことは物価局が今まで十分やってきたことなんです。私も昔、大蔵省から来た藤井局長さんのときでした、それはもうさんざんやられて、たくさん資料をつくらせるのが物価局の仕事なんです。そうすればひとりでに期間が延びますから、まだないかまだないかという時代でした。  ...全文を見る
○沓掛哲男君 例えば、短期的な話ではなくて、高速道路の料金も出ておりますけれども、高速道路は昭和三十一年からスタートして、いわゆる東名、名神は早くできたんです。人のいるいいところは早くできたんです。そのときだって日本はお金がなかったんです。わずかでございますけれども、いわゆる税金...全文を見る
06月09日第129回国会 参議院 商工委員会 第5号
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○沓掛哲男君 私は、ただいま可決されました特定物質の規制等によるオゾン層の保護に関する法律の一部を改正する法律案に対し、自由民主党、日本社会党・護憲民主連合、新緑風会、公明党・国民会議及び日本共産党の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読いたします。  ...全文を見る
06月16日第129回国会 参議院 商工委員会 第6号
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○沓掛哲男君 私は、ただいま可決されましたガス事業法の一部を改正する法律案に対し、自由民主党、日本社会党・護憲民主連合、新緑風会及び公明党・国民会議の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読いたします。     ガス事業法の一部を改正する法律案に対   ...全文を見る
06月20日第129回国会 参議院 商工委員会 第7号
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○沓掛哲男君 製造物責任法案について質問いたします。  私は今までたくさんの法案についてこういうところで質問をいたしましたが、今回の法案ほど問題のある、そして重要な課題のある法案はないと思います。私なりに相当の勉強もしてまいりました。したがって、両大臣には、大臣として国会議員と...全文を見る
○沓掛哲男君 消費者政策のあり方を中心にお尋ねしたいと思います。  第一問ですが、PL法で規定している製品の欠陥に起因する消費者被害がどんなふうに起こっているのか、その被害の現状について通産、厚生、農水省から簡単にお願いします。
○沓掛哲男君 次に、製造物等の欠陥による消費者被害を防ぐ、あるいは軽減のためにどのような対策を今までとってきたか。また被害者救済としてどういう措置を講じているのか。これは通産省と厚生省にお願いします。
○沓掛哲男君 次に、事故原因の究明についてお尋ねしたいと思います。  被害者は製品の欠陥の存在や欠陥と損害の因果関係について証明責任を負うことになりますので、被害者にとって利用しやすい原因究明機関が必要と思います。  現在、都道府県、政令指定都市等に設置されている消費生活セン...全文を見る
○沓掛哲男君 次に、簡易迅速な紛争解決の促進の観点から質問いたします。  真に消費者被害を救済していくためには、裁判になじまないような比較的少額の被害等に係る紛争について簡易迅速に解決していくことも重要であり、裁判外の紛争処理機関の整備充実を図ることが重要であると思います。これ...全文を見る
○沓掛哲男君 相互の特性を生かして補完的にやるということですが、各省庁的な機関があるわけですけれども、そこへ一々行ってもなかなかわからないので、どこか中央でそういう紹介をしてくれたらさっと行けるとか、そういうようなことを、大変情報ネットワークが進んでいるんですから、お金をかげない...全文を見る
○沓掛哲男君 では次に、条文に基づいて質問していきたいと思います。  まず最初に、PL法の対象となる「「製造物」とは、製造又は加工された動産」と定義されていますが、まず一番目、修繕、運送、保管等のサービスや無体物がこの対象から除外されている理由は何でしょうか。文言が動産で入らな...全文を見る
○沓掛哲男君 次に、未加工の農産物が除外されている理由。  バイオテクノロジーを使ってつくった農産物もたくさんあるでしょう。また、化学肥料を使った水耕栽培による農産物などもいろいろあると思いますが、こういう農産物で被害が出たことはありませんか。  それから、食品の加工と未加工...全文を見る
○沓掛哲男君 次に、不動産はなぜ除外したか。このお答えは、いわゆる製造または加工された動産ではないからというお答えは困ります。それは法律ができてしまってからあなた方が運用することであって、ここでは法律をつくるわけですから、なぜそういう製造物責任の対象にしなかったかということを根源...全文を見る
○沓掛哲男君 では、これから血液製剤についてお尋ねしたいというふうに思います。  両大臣にもぜひ聞いていただきたいと存じます。  輸血用血液も加工された動産として本法の対象物とされておりますが、次の理由によりぜひ除外していただきたいと思います。  その理由を申し上げていきた...全文を見る
○沓掛哲男君 先ほども申し上げましたように、文章がこうたったからそれを入れたなんて、そんなばかげたことを言ってもらっちゃ困るんですよ、ここは国会なんですから。国家国民のためにどうしたら一番いいか、国民の幸せをどうして守るか、いわゆる大量生産、大量消費時代において何の過失もない人が...全文を見る
○沓掛哲男君 私が参議院の第六控室でこの法案を聞いたのは坂本局長からお聞きしたんです。そしてあなたの説明ですと、いや、製造物の対象には入っても欠陥というところで免責されるんですから、結果的にはそういうのはたいんですよという説明でした。ですから、それは同じことたら結構だというふうに...全文を見る
○沓掛哲男君 もちろんそれも議論しなきゃなりませんが、私が最初に質問しているのは、中央薬事審議会そしてさらにこの国民生活審議会で決めたことに対して、今あなた方の説明では納得できません。もう少し具体的に、なぜこういうだめだというのを、こういうふうにいろんなところを設けたからと言うけ...全文を見る
○沓掛哲男君 じゃ、現在その対象になる病気というのはどういうことですか。それは例えば、今入れるいわゆる抗凝固剤とかあるいはパック、そういう工程でそういうものが入ってくるということを意味しているんでしょうか。
○沓掛哲男君 今のように抗凝固剤を入れパックにする、そういう過程でそういうものをなくすることができるんじゃないか、日弁連の杉浦さんはそういう意見もいろいろ言っています。それから、将来検査が確立してこういうものがなくなるとそういうものが除外できないと言っております。  ところが、...全文を見る
○沓掛哲男君 ここに、「「欠陥」とは、当該製造物の特性、その通常予見される使用形態こ、「当該製造物を引き渡した時期」云々を考慮して「当該製造物が通常有すべき安全性を欠いていることをいう。」というふうにたっていますが、しかしこれは一つ一つのそういう副作用による障害が起きて、その障害...全文を見る
○沓掛哲男君 それはとても納得できるわけじゃないんですが、先ほど経済企画庁の局長が、将来にわたってこうしておけば研究も進んでいくじゃないかということを言われました。  私は、国の研究機関に五年いて研究していた者です。その研究者からいえば、いわゆる経済的罰則を重くして、そしてそれ...全文を見る
○沓掛哲男君 これは過失と無過失ではもう天と地なんですよ。延長線上だから同じ、前も入っていたから同じということじゃないですよ。  ここで実際に私が被害者になった場合、今までであったら過失だからなかなか難しかったけれども、無過失だということだから私は日赤を訴えます。しかし、日赤の...全文を見る
○沓掛哲男君 従来はそうですね。しかし、血液の問題で訴訟を起こして日赤が負けたという例がありますか。厚生省、わかったら教えてください。法務省でも結構です。
○沓掛哲男君 過失ではどうですか。
○沓掛哲男君 それは医療行為を行う医師の話で、今ここではいわゆる血液そのものを議論しているわけです。生血というものはそれぞれみんなばらばらなんですよ。そういうものに欠陥があるとかなんとか、あるいはそれをつくるときに過失証明なんというのはできるものじゃないと思いますよ。この血どこに...全文を見る
○沓掛哲男君 この生血と、皆さん方の議論している薬剤とかそのほかのものと、事故の起きる確率とかそういうものはけた違いに違うんですよ。生血というのは物すごい高く起きてしまうものです。ですから、少し便利になるといったって、それはもう程度がたかだか知れていて実際の行動にはあらわれてこな...全文を見る
○沓掛哲男君 もう一度お願いするけれども、まとめて申し上げれば、中央薬事審議会とか国民生活審議会、そういういわゆる日本の権威の人が反対している、適当でないと言っている。また、いわゆる医療に関係する輸血学会とか外科学会とか医療学会とか日赤、そういうところが全部反対しているんですね。...全文を見る
○沓掛哲男君 ありがとうございました。ぜひひとつ両大臣にお願いいたします。厚生省も帰って厚生大臣によく伝えていただきたいと思います。  ちょっとここで時間を取り過ぎてしまったので、次の問題に移らせていただきます。  次は、欠陥の定義については、消費者団体は細かくするとその証明...全文を見る
○沓掛哲男君 通産省にお尋ねします。  欠陥の定義に当たっての考慮事情は、産業構造審議会や国民生活審議会の報告書では九つありますが、本文では三つに減らした理由をお尋ねします。
○沓掛哲男君 法務省に二つ質問を出していましたが、これ一緒にお答えいただきたいと思います。  まず、被害者は製品より受けた損害、製品の欠陥、その損害と欠陥の因果関係の証明責任がありますが、被害の迅速な救済という観点からも消費者の証明に係る負担の軽減が必要だと思います。実はここで...全文を見る
○沓掛哲男君 次に開発危険の抗弁についてお尋ねいたします。  PL法の第四条第一号の「引き渡した時における科学又は技術に関する知見によってはこの知見とはどの程度の水準をいうのか。それは大企業と中小企業で異なるか。自分の置かれた環境でなし得る限り努力して得られる水準ではいけないの...全文を見る
○沓掛哲男君 免責されればその製造業者は助かったということでいいんでしょうけれども、被害者はどうなるんでしょうか。救済される手段がないんじゃないでしょうか。
○沓掛哲男君 今できるものばかり言ってくださったのですが、できないものもあるんでしょうから、できないものに対してもいろいろ対応をまた考えていただきたいと思います。  それから次に、親会社と部品をつくる下請企業との間の損害賠償の分担の公平性は法第四条二号で十分と考えるか、親会社の...全文を見る
○沓掛哲男君 次に、賠償されるべき損害の範囲についてお尋ねいたします。  大損及び物損につき、個人的なものは当然ですが、事業者すなわち企業に生じたものも対象になるのか。例えば、数万円のテレビを買ってきて、立派な工場がそのテレビのために延焼して全部何億円か何十億円なくなってしまっ...全文を見る
○沓掛哲男君 次に、保存条件が非常に重要となる食料品のように、製造から消費者の手元に届くまで多段階の流通過程を経るものについて事故の原因をいかに特定するのか。これは主に食料品ですから農水省にお尋ねいたします。
○沓掛哲男君 実は、次に行政規制等のかかわりについて十問ほど用意していたのです。これも非常に重要なので、また後日時間をとっていただいて質問させていただきたいと思います。  本日は、そのまとめとして、先ほどから何回も申し上げましたように、中央薬事審議会、国民生活審議会というそうい...全文を見る
06月20日第129回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
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○沓掛哲男君 本日は、安川公述人、和田公述人、大変お忙しい中を本委員会にお出ましいただきまして、ただいまは大変示唆に富んだ御説明をいただきまして、まことにありがとうございました。  それについてこれから御質問させていただきたいと思います。  まず最初に、安川さんにお願いしたい...全文を見る
○沓掛哲男君 和田公述人にお尋ねしたいんですが、これは和田さんというよりも安川さんが先ほど強調され、また和田さんも言われたんですけれども、これからいろんな税金の問題を取り扱っていく上においても行財政のリストラということが何よりも重要だということです。しかし、行財政のリストラという...全文を見る
○沓掛哲男君 引き続いて和田さんにお尋ねしたいんですけれども、これから国が行ういわゆるサービス水準、そういうものと負担との関係です。  いわゆる高福祉高負担型、あるいは先ほどお話しになったように中福祉中負担、あるいは小さな政府、そういうものがいろいろあると思います。これは先ほど...全文を見る
○沓掛哲男君 安川先生の書かれたものも少し読んでみたんですけれども、それについてちょっとお尋ねしたいと思います。  不況は三年を超える長期に及んでいますが、その主因として、バブル期の過剰設備とか過剰雇用、不要な資産の取得等により企業の固定費が増大して企業収益の悪化が挙げられてお...全文を見る
○沓掛哲男君 類似した質問なのでもう一度安川さんにお願いしたいんですが、これも日経金融新聞に出ていたんですけれども、それを読んで私なりに質問をまとめたんですが、景気をよくするには金融機関からの積極的な融資が必要ですが、それには金融機関の抱えている多額の不良債権の処理がなされねばな...全文を見る
○沓掛哲男君 和田公述人に質問したいんですが、今現在、公共投資基本計画は四百一二十兆円、期間は一九九一年から二〇〇〇年の十年間ということですが、この四百三十兆円については、数度にわたる補正予算、経済再建のためのいろんな補正予算等が組まれて、かなり前倒しになりました。あとどれぐらい...全文を見る
○沓掛哲男君 先生から今この配分について都市と地方というお考えについて言われたんですけれども、これは都市派、地方派というのが役人の世界にも政治家の世界にもそれぞれあるんですけれども、先生が今言われたようなわけではなくて、地方に割合投資が多いんだというので一人当たりの行政投資の額を...全文を見る
○沓掛哲男君 安川さんにお尋ねしたいんですが、平成六年度政府予算案が二月十五日に閣議決定され、本来なら昨年の十二月の末に閣議決定されなきゃならない政府案ですけれども、大変おくれて二月十五日に閣議決定され、そして六月二十日のきょうようやく参議院で公聴会を開くことができたわけでござい...全文を見る
○沓掛哲男君 今、公共事業が切れ目なく出ることが必要だとおっしゃいましたが、まさにそのとおりだというふうに思います。  ことしに入ってからの景気を見てみますと、一月-三月は国民総生産に対する成長率として前期に比べて大体○・八%でしょうか、年に直して三・一%ぐらいの成長だったと思...全文を見る
○沓掛哲男君 どうもありがとうございました。
06月21日第129回国会 参議院 商工委員会 第8号
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○沓掛哲男君 四人の方々からそれぞれの専門分野での御意見をいただきまして大変参考になりました。  そこで、順次御質問させていただきたいと思います。最初に辛嶋さんの方から質問したいと思いますのでよろしくお願いいたします。  今、辛嶋さんの方から中小企業関係のお話で、開発危険の抗...全文を見る
○沓掛哲男君 それでは次に質問を進めたいと思います。  PL法を施行した場合、中小企業初め産業界がどんな影響を受けるかというようなことで、こういうようなことが影響を受けるんじゃないかなと思うことを私なりに並べてみましたので、それについて辛嶋参考人から御意見をいただきたいと思いま...全文を見る
○沓掛哲男君 続いて辛嶋参考人にお願いしたいんですが、中小企業固有の問題、今いろいろおっしやいましたけれども、私なりにこういうふうに思うので、また御意見をいただきたいと思います。  東京商工会議所のアンケート調査では、PLの法制化に不安があると答えた企業は八七%でございました。...全文を見る
○沓掛哲男君 それから、この法案にあります親企業と中小企業との関係ですけれども、法第四条の免責事由で、この第二号におきまして、「当該製造物が他の製造物の部品又は原材料として使用された場合において、その欠陥が専ら当該他の製造物の製造業者が行った設計に関する指示に従ったことにより生じ...全文を見る
○沓掛哲男君 では、次に田中参考人に質問させていただきたいと思います。  参考人は長年にわたって消費者関係において大変功績のあった方で、何度がほかの会合でも先生からのお話をお聞きいたしました。  そこでまず、このPL法との関連で、PL法に規定している商品の欠陥に起因する消費者...全文を見る
○沓掛哲男君 今、最後に被害者の救済は速やかにとおっしやいましたけれども、消費生活を通じで被害者救済としてどういう措置を講じていったらいいのか。今までなされていたこと、またこれからこういうことを政府としてやってもらうことがこの法律の趣旨をさらに徹底させる、被害者救済に大きな効果が...全文を見る
○沓掛哲男君 そのためには、やはり事故原因の究明ということが非常に必要だというふうに思います。現在でも消費生活センターなど国あるいは県等で設けられたものもございますし、あるいは民間での原因究明的な機関としていろんなものがございますが、こういうふうな県等でつくっている消費生活センタ...全文を見る
○沓掛哲男君 田中参考人に最後にもう一つ、いわゆる表示関係についてお尋ねしたいと思います。  欠陥としては普通設計上の欠陥とか製造上の欠陥それから警告表示の欠陥が挙げられておりますが、この中でいわゆる表示とか取扱説明について、消費者からこういう要請があるとか、また高齢化、国際化...全文を見る
○沓掛哲男君 また田中参考人には、今血液のお話がございましたが、それは高久参考人のところであわせてさせていただきたいと思います  次に川井参考人にいろいろ御指導をいただきたいと思います。  さて、大変ケース・バイ・ケースで差異があると思いますが、製品によって被害を受けた人が、...全文を見る
○沓掛哲男君 裁判の話が出たので、それに引き続いて一言お尋ねしたいんですが、裁判まで持っていくと大変ですから、いろいろな事故については裁判外紛争解決体制というようなものが大変必要になってくるし、また実用的ではないかというふうに思います。  その際の裁判外紛争解決体制としてどうい...全文を見る
○沓掛哲男君 大規模な損害が発生した場合における責任限度額がこれでは設定されておりませんが、いわゆる民法四百十六条である程度対応できるときのう法務省からの説明があったんですけれども、一体そういうふうにうまくいくのかどうか。川井先生は全部そらんじておられると思いますけれども、念のた...全文を見る
○沓掛哲男君 では、高久参考人にお願いしたいと思います。  まず、血液関係のことを中心にこれから進めたいと思いますが、日本薬事審議会は昨年の十月、また国民生活審議会は昨年十二月の答申で、いわゆる全血製剤、血液成分製剤をPL法の対象とすることは適当でないという答申を行っております...全文を見る
○沓掛哲男君 また、この輸血用血液の供給側にある日本赤十字社、日本輸血学会、日本医師会、日本外科学会等も同じくこの法案に今の全血製剤等を入れることを反対しておりますが、先生も恐らくこの中の有力なメンバーとしてどこかに入っておられると思いますので、その真意はどこにあるのか教えていた...全文を見る
○沓掛哲男君 時間が迫ってきたのでちょっと飛ばしながらやりたいんですが、それでは高久参考人、輸血というのはどんな患者に行うんでしょうか。
○沓掛哲男君 その際、輸血により患者が重大なダメージを受けることもあるということを知りながら決断するんでしょうが、そういう心境というのはどういうものでしょうか。私は、患者としてそういう立場にありましたので、そのときの医者の決断というのは大変なものだなということも患者として体験した...全文を見る
○沓掛哲男君 この輸血による障害、被害がどれぐらいかというのはいろいろデータによって違うんですが、日赤のデータでは三%ぐらいと出ているんですね。私の周囲を見てみると、輸血して非常に障害の出ている人は多いんですよ。だから私は、死ぬか生きるかの患者ですから、恐らく輸血して死んでしまう...全文を見る
○沓掛哲男君 私は、自分が八カ月金沢医大の伝染病棟に入れられた経験、また私自身も医者になろうと思って第一局等学校では理乙におりましたが、そのときの同級生が厚生省の健政局長なんかをやっていた竹中君でしたけれども、そういう友達がたくさんいるので、私なりにはこういうふうに思っているんで...全文を見る
○沓掛哲男君 ただ、日赤の場合、日本の場合は特殊でございまして、外国はみんな血を買うんですけれども、日赤は全部ただで私ら献血しているんです。そうするとこんなカードくれますね。それで、牛乳を選びますかジュースを選びますかと言うので、私はいつもジュースと言って飲んでいる。献血はすべて...全文を見る
○沓掛哲男君 結局、入らないから、入るから成るとかいうものではございません。  四人の方、失礼な質問があったかもしれませんけれども、大変勉強になりました。ありがとうございました。
06月22日第129回国会 参議院 商工委員会 第9号
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○沓掛哲男君 私は、ただいま可決されました製造物責任法案に対し、自由民主党、日本社会党・護憲民主連合、新緑風会及び公明党・国民会議の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読いたします。     製造物責任法案に対する附帯決議(案)   本法は、製造物の欠...全文を見る
10月27日第131回国会 参議院 商工委員会 第3号
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○沓掛哲男君 自由民主党の沓掛哲男でございます。午前中よろしくお願いいたします。  まず最初に、日米包括経済協議についてお尋ねしたいと思います。  昨年七月の東京サミットの折に、宮澤・クリントン会談で日米間の経済問題を日米包括経済協議で取り扱うことが決まり、その後平成六年二月...全文を見る
○沓掛哲男君 次に、橋本通産大臣にお尋ねいたします。  今回の日米包括経済協議に当たっての大臣の所感と、残された問題への対応について教えていただきたいと思います。
○沓掛哲男君 橋本大臣初め関係者の皆様方の大変な御努力でこの日米包括経済協議も明るい方向に向かっていることに心から感謝する次第でございます。  次に質問を移させていただきます。  去る十月二十二日、二十三日に大阪においてAPEC中小企業担当大臣会合が開かれましたが、橋本通産大...全文を見る
○沓掛哲男君 日本で最初の中小企業担当相会合、非常に国際社会の期待にこたえられるようにやっていただいた大臣の手腕に心から感謝する次第でございますが、今大臣からもお話のありました次のAPECの首脳会議及び閣僚会議についてお尋ねしたいと思います。  まず一つ、この十一月ジャカルタで...全文を見る
○沓掛哲男君 橋本通産大臣にお尋ねしたいんですが、今話題に出ております十一月のAPECの閣僚会議に向けた我が国の対応について、お話しできる範囲で結構でございますから、これから臨まれる大臣の抱負、決意等もお伺いしたいと思います。
○沓掛哲男君 では、これにも関連した質問ですが、世界の経済、政治の流れを見てみますと、昨年十二月十五日に実質合意したガット・ウルグアイ・ラウンドのように国際的な自由化を推し進める一方で、EUやNAFTAやAPEC等のようにブロック化しようとする動きがあります。さらに、マハティール...全文を見る
○沓掛哲男君 では、今度は経済企画庁の方に少し質問を移させていただきたいと思います。  まず第一に景気の問題ですが、景気の現状認識について説明してください。
○沓掛哲男君 景気の見方についてはいい面も少し出てきている、そういうふうな感じだと思います。なかなか地方ではそういう感じをまだまだ実感しがたいのですが、今政府委員が最後に言われたように、文章はこの間月例経済報告に出た文章ですけれども、「我が国経済は企業設備等の調整過程にあるものの...全文を見る
○沓掛哲男君 景気は、よろよろした状態の中で、四回の総合経済対策が景気の底割れを防ぎ、何とか少し薄日が差してきたようなところへ持ってきたというふうに思います。  そこで、この景気浮揚を確実なものにするためにも年末にかけて総合経済対策の策定が必要だと思いますが、これについてはひと...全文を見る
○沓掛哲男君 今の財政状態で真水をふやすというのは私はなかなか大変だと思います。しかし、こういうことはできないでしょうか。それは、総合経済対策の中で年内に期限が来る施策がございますが、そういうものを一括して延伸を図ってもらいたい。すぐ真水は要らないけれども、真水があれば一番いいん...全文を見る
○沓掛哲男君 実力大臣の橋本大臣もおられるわけですから、みんなで力を合わせてひとつこの施策の延伸等に頑張っていただければというふうに思います。せっかくよくなってきたのに、いわゆる支えているものがここで全部なくなってしまうというのは、これは私は水を差すように思いますので、ぜひひとつ...全文を見る
○沓掛哲男君 主な改正点を簡単に説明してください。
○沓掛哲男君 前の公共投資基本計画は、スタートする前年の一九九〇年の公共投資額、ちょうどこれ決められたとき、夏ごろでしたでしょうか、三十兆二千億ということでしたが、これを発射台とすると、その前計画の四百三十兆円を全額使用するには年率六・三%の伸び率で事業費を増額していく必要があり...全文を見る
○沓掛哲男君 一、二年先のこともわからないのが、二十一世紀初頭においては大体社会資本が全部整備できるのをトータルにおいて見たんだから率が云々と言うのは、それは暴言だと思いますよ。やっぱりそれを着実にしていく、そういうためには現在よりも率を多くしていく、そういうような私は非常な努力...全文を見る
○沓掛哲男君 GDPとの関係が薄いとかと言うのは、それはあなた方玄人だからかもしれませんけれども、素人で一番わかりやすいのは、現在のGDPに対する比率よりもどんどん下がっていくようでは公共投資基本計画なんか決める理由は私は全然ないと思います。  それで、あなたの計算は、九二年の...全文を見る
○沓掛哲男君 これからの我が国にとって最も重要な課題である高齢者の福祉問題というのは、私は一省がやるんじゃなくて、やっぱりそういうものを全部まとめていくことが必要ではないか。そういう点で経済企画庁というのは、私も実は経済企画庁に昭和四十年から二年間お世話になったんですが、あのころ...全文を見る
○沓掛哲男君 これは大蔵省の言いそうなことで、この間いろいろ党でこのことについて聞きましたら、企画庁が答えるのを押し切って大蔵省の人が答えておりました。大蔵省の見解は、いわゆる軸足を今までほど建設国債にしないというようなことではないでしょうかねなんというのが大蔵省の担当の人の説明...全文を見る
○沓掛哲男君 外から見れば、私たちは料金の協議省庁というふうに思っておりました。私もこういう料金関係をしておりましたので、そうですね二十年ほど前でしたが、物価局に何度も通った経験がございます。  ところで、五月二十日に公共料金引き上げの年内凍結が閣議で決められましたが、当時凍結...全文を見る
○沓掛哲男君 私は、六月七日の本商工委員会でこの件について当時の寺澤長官に質問いたしましたが、羽田総理は、主務大臣の経済企画庁長官の意見も聞かず、五月十八日の昼ごろ長官に電話して、公共料金の年内の値上げの凍結を考えているとはっきり意向を示したと長官は答えておられます。そしてその直...全文を見る
○沓掛哲男君 次に、公共料金の決め方についてお尋ねしたいと思います。  公共料金の規制方式としてプライスキャップ制、上限価格制のことですけれども、プライスキャップ制がアメリカの州際電気通信事業やイギリスの電気通信やガス事業等に適用されておりますが、経済企画庁ではプライスキャップ...全文を見る
○沓掛哲男君 去る十月十四日の日経新聞で、「通産省・資源エネルギー庁は十四日、電気事業審議会の料金制度部会に、電気料金制度の見直しを諮問する。」とあります。諮問されたのだと思いますが、新聞では、「欧米に比べて割高とくれる料金の水準を引き下げるためことあり、プライスキャップ制の導入...全文を見る
○沓掛哲男君 積極的に議論を進めていただきたいと思いますが、日本の官庁は民間の物やサービスの価格に私は口を出し過ぎるというふうに思います、自分の過去も反省して申し上げているんですけれども。料金や価格に関する客観的基準を決めて、その範囲内で民間の創意工夫を生かすべきだと思います。通...全文を見る
○沓掛哲男君 もちろんプライスキャップ制が万能だとは私も思っておりません。しかし、そういうものを頭に置きながら、やはり今の公共料金の制度を改革していくことは、次に質問いたします内外価格差を見るとそうだなというふうに思うんです。私もプライスキャップ制が好きではありませんが、次に質問...全文を見る
○沓掛哲男君 次に、内外価格差問題についてお尋ねしたいと思います。  我が国の一人当たりの平均所得は世界のトップクラスにもかかわらず、生活実感はとてもの感があります。所得と生活の豊かさの間に大きな乖離があるのは、日本の物やサービスの価格が外国に比べて著しく高いからと言われます。...全文を見る
○沓掛哲男君 確かに、電力が高い理由は幾つかあるんだというふうに思います。今おっしゃったように確かに電力は設備投資が大変大きい、アメリカは少ないということですが、アメリカの場合は千を超える電力会社があって、それがある地域地域を供給しているんだというふうに思います。日本は九電力とか...全文を見る
○沓掛哲男君 次に、規制緩和に移らせていただきたいと思います。  政府は、平成六年度内に五年を期間とする規制緩和を推進するための計画を策定するとしております。公的規制は、国民の生命、財産の安全の確保や環境保全といった社会的規制、すなわち安全の規制と、財、サービスの適切な供給ある...全文を見る
○沓掛哲男君 次に、ここ一、二年で公的規制を何件したか、また同期間で公的規制が何件ふえたか、その結果として現在どれだけの公的規制があるかということをお尋ねしようと思ったんですが、それほどやっていないと思いますので、時間の関係上飛ばさせていただきます。  さて、経済的規制緩和を徹...全文を見る
○沓掛哲男君 次に、製造物責任法に移らせていただきたいと思います。  製造物責任法は、本年六月二十二日、本委員会で審議、可決されました。七省庁から提案され、我が国民一億二千万人の権利義務に大きな影響をもたらす、さきの通常国会での最重要法案でありました。  平成七年七月から施行...全文を見る
○沓掛哲男君 この輸血用血液製剤による被害者の救済についてはひとつ厚生省も全力を挙げてやっていただきたいと思います。  今、いわゆる医者を患者が訴えるケースがふえてきております。私はそのこと自体は悪いことだとは思いません。しかし、この法律によってより今度は患者の方が医者を訴えや...全文を見る
○沓掛哲男君 最後に両大臣からち言葉をいただいてと思いましたが、時間が参りましたので、先ほど来大変有意義な貴重なお言葉をいただきましたことに厚く御礼申し上げまして、私の質問を終えたいと思います。  どうもありがとうございました。
11月30日第131回国会 参議院 地方分権及び規制緩和に関する特別委員会 第4号
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○沓掛哲男君 今三人のいろいろなお話を承ったんですが、成田先生の言われたのが現実的にはこういうところで進んでいくのではないかな。そして、理想的には恒松先生の言われたように将来いくのではないかなというふうに思うんですが、その言われた中で大変気にかかるのは、成田先生の場合、財源もそう...全文を見る
○沓掛哲男君 人の移動についても一言。  要するに、そう言ってもナショナルミニマムは薄くなるわけでしょうから、そうすると所得差というのが当然出てくるわけですから、過疎地からまた大都市の所得水準の高いところへ、いろいろ主張していることから読み取ると、そういうことにはならないでしょ...全文を見る
○沓掛哲男君 ありがとうございました。