沓掛哲男

くつかけてつお



当選回数回

沓掛哲男の1997年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月20日第140回国会 参議院 商工委員会 第2号
議事録を見る
○沓掛哲男君 おはようございます。  きょうは、私、七十五分質問させていただきますので、時間の配分上、一番質問の短い公正取引委員会を最初に、それから次に経済企画庁、そして時間をたくさんかけてやりたい通産省を一番最後にやりますので、よろしくお願いいたします。  それでは、公正取...全文を見る
○沓掛哲男君 次に、再販問題について質問したいと思います。  化粧品、医療品を対象とするいわゆる指定販売については皆様方の御努力で廃止の方向で進んでいるようですが、法定再販としての著作物関係は新聞業界、出版業界等において国民の知る権利や文化論をもとにその廃止に反対しております。...全文を見る
○沓掛哲男君 どうもありがとうございました。  次に、「国立国会図書館が計画している情報ネットワークシステムの事業化調査を日本電信電話(NTT)が一円で落札した問題で、公正取引委員会は十七日、独占禁止法で禁じている不当廉売にあたる恐れがあるとして、今後同様の応札をしないようNT...全文を見る
○沓掛哲男君 私の公正取引委員会への質問は以上でございます。  次に、経済企画庁に質問いたします。  最近のいわゆる円安傾向についてお尋ねします。  新春での経済評論家のことしの為替レートの見通しは一ドル大体百七円から百十七円でしたが、最近は百二十四円前後となっています。G...全文を見る
○沓掛哲男君 次に質問いたします。  二月の月例経済報告で、「企業収益は、改善している。また、企業の業況判断には、先行き慎重な見方があるものの、緩やかな改善がみられる。」と述べられています。  我が国の経済は、バブルの影響から脱し、民需による自律的回復軌道に入ったと見ておられ...全文を見る
○沓掛哲男君 どうもありがとうございました。  さて、次の質問ですが、これは麻生大臣が経済企画庁に行く前の話なんですけれども、非常に重要なことなので質問したいと思います。それは、この平成八年度の年次経済報告、いわゆる経済白書についてでございます。  経済白書というのは我が国で...全文を見る
○沓掛哲男君 そういうことを言っているんじゃないんですよ。今がどうとか言っているんじゃないんです。去年皆さん方がこれを出したことによってどういうことが起きたかというと、公共投資たたきが起きたんですよ。公共投資は何の役にも立たないという、日本一権威のある経済白書がそう言われたんだか...全文を見る
○沓掛哲男君 ほかの影響でなったというのならほかの影響といえばいいんだけれども、ここではともかく公共投資の拡大は何の効果もないということを言っているんです。  あなた方がこういうことをしているからこんな結果が出たんです。それを言おうと思ってここへ書いてきたんですよ。(図表掲示)...全文を見る
○沓掛哲男君 それなら、経済に及ぼす影響というのは、公共事業だけでなくほかのものもみんなそういう傾向にあるんです。確かに、何もないときには少しあればすごい効果が出るけれども、だんだん豊かになればなくなっていくというのはこれは当然ですから、ここで公共投資だけをやり玉に上げてたたくよ...全文を見る
○沓掛哲男君 次に、大臣は日本海におけるロシア船ナホトカ号の海難事故による重油流出事故被害について述べられておられます。私の郷里石川県が最大の被害県であり、今後とも大きな問題を残しております。  ところで、我が国は大量の原油を中東から輸入しています。現在、産油国である中国もイン...全文を見る
○沓掛哲男君 時間の関係でいろいろ御質問を出しましたが、順序を少し変えさせていただきます。  昨年十二月、閣議決定されました「経済構造の変革と創造のためのプログラム」を私は選挙戦中のあの不安と希望との入りまじった気持ちで熟読いたしました。  序文で、現状に安住した場合には産業...全文を見る
○沓掛哲男君 ちょっと私聞き落としたのかもしれませんけれども、いわゆる研究者個人が特許権を得たとき、それを国と個人とで半々にするのか幾らにするのか、それぞれの省庁の決め方だと思いますが、そういう制度を通産省が導入されたと聞いておりますが、それをもう一度確認したいんですけれども。
○沓掛哲男君 私も大学を出て五年間国立研究所にいたものですから、研究所の問題点、研究者の気持ちをよく知っているつもりです。そういうことでおととし、科学技術基本法をつくるときにいろんな発言をさせていただき、今申し上げたようなことを特に強調したので、それがこの科学技術基本計画でちゃん...全文を見る
○沓掛哲男君 どうもありがとうございました。  では、今大臣のお話の中にも触れてまいりました産業・雇用の空洞化対策についてお尋ねしたいと思います。  中国やASEAN諸国へ直接投資する企業はふえており、今や海外生産比率は一〇%程度となっています。海外生産比率だけで見れば米国は...全文を見る
○沓掛哲男君 労働省、来ておられますか。  本年四月一日から週四十時間労働制が小規模企業の特例措置を除き全面的に実施されることになっております。円滑な移行のため、中小企業庁あるいは労働省で大変御苦労をなさっておられますが、本当に御苦労さまです。  さて、今問題になっているのは...全文を見る
○沓掛哲男君 賃金は労使で決めるものだから官庁で口を出しにくいというなら、労働時間も労使で決めるべきものですよ。それだけ勝手に決めて、それを守らなきゃだめだというそんな政治はないですよ。それはそういうことを言ってもらっちゃ困る。もちろん、労使で賃金を決めるのは当然の話だけれども、...全文を見る
○沓掛哲男君 ぜひ積極的にお願いしたいと思います。  お役所の皆さん、文書を出したらもうそれで仕事が終わったとすぐ思われては困るんですよ。なかなかその皆さんの難しい文書を読めて理解できる人というのはそういないんですから。ひとつ中小企業庁長官、ぜひ現地へ行ってその顔を見せて、そう...全文を見る
○沓掛哲男君 では、以上をもって質問を終わります。  佐藤、麻生両大臣、また両省庁、それから公取の皆さん、ありがとうございました。
03月10日第140回国会 参議院 予算委員会 第6号
議事録を見る
○沓掛哲男君 自由民主党の沓掛でございます。三点御質問したいと思います。  一点は北朝鮮問題について、二点目は日本海における重油流出事故について、三点目は財政改革と我が国経済の再建ということで質問いたします。  最初に、北朝鮮問題について質問いたします。  九六年四月に朝鮮...全文を見る
○沓掛哲男君 本年一月十一日、台湾電力公司と北朝鮮政府は、六万バレルの放射性廃棄物を貯蔵のため台湾から北朝鮮に輸送する内容の契約を締結したと報じられています。これにより台湾電力公司は北朝鮮に八十億円支払うとも言われています。先日、在日韓国人による民団の代表が参りました。私ちょうど...全文を見る
○沓掛哲男君 次に、昭和五十年代に日本海沿岸から七件十一人の日本人が北朝鮮工作組織により誘拐、拉致された模様と報じられています。本人はもちろん、御家族の悲痛な思いはいかばかりかとお察し申し上げます。その救済に当たっては、本人の安全にかかわる問題であり、既にこの問題で九二年十一月の...全文を見る
○沓掛哲男君 黄長燁朝鮮労働党書記には、二月十二日、日本訪問の帰途、北京に滞在中、在中国韓国大使館を訪れ、韓国への亡命を要請したとのことであります。その後も北朝鮮の幹部の死亡や失脚が伝えられています。日本人の七五%が北朝鮮に不安を感じているとのアンケート調査もきのう出ておりました...全文を見る
○沓掛哲男君 では次に、重油流出事故について質問したいと思います。  お手元にお配りしてある写真集で大体の概況はおわかりいただけたかと思います。さて、ナホトカ号海難・流出油による災害についてこれからお尋ねします。  平成九年一月二日、ロシアのナホトカ号が島根県沖で船首部が折損...全文を見る
○沓掛哲男君 ぜひお願いいたします。  続いて、農水省に質問したいんですが、水産業にかかわる被害への対応についてです。  まず一つ、漁業に対する直接被害、例えば油の漂着により岩ノリ漁場は壊滅的な打撃を受けました。それによる被害。それから二番目、洋上を漂流する重油の回収や監視の...全文を見る
○沓掛哲男君 次に、運輸省に質問したいんですが、沿岸温泉旅館の減収について相談のできる窓口を県、国を通じて設置していただきたい。二月は大体三〇%から四〇%ぐらいお客が減っておりました。最近、少しまた回復の兆しがあります。  それから二番目。このたびの事故による補償の時効期間は六...全文を見る
○沓掛哲男君 次に、今回の流出重油が環境及び健康に及ぼす影響についてお尋ねします。  流れ着いた重油の中でたくさんの人が長時間除去作業をしているのを見て、健康被害及び環境への影響が大変気にかかりました。これらの問題への対応について環境庁長官にお尋ねいたします。
○沓掛哲男君 被災海岸における生態系、特に水産資源への影響調査とその復旧対策についてお尋ねいたします。
○沓掛哲男君 次に、被災した海岸の復旧について、関係省庁の調査と養浜事業等の措置をお願いしたいと思います。四省庁にかかわるんですけれども、一番長いのは建設省かと思いますので、建設大臣にお願いします。
○沓掛哲男君 次に、大変に気にかかることですが、島根沖に沈んでいる船尾に残存しているC重油約一万一千キロリットルの取り扱いについてはどうなるのか、これからどういうふうに検討されるのか、教えていただきたいと思います。
○沓掛哲男君 事故再発防止対策についてお尋ねします。  日本海にはロシアの老朽船がまだ多数航行しているとのことです。NHKでロシアの保有する老朽船九十隻のうち四十一隻が極東アジアで運航していると報じていましたが、これらの老朽船が今回のような事故を生じさせないような措置を講じてい...全文を見る
○沓掛哲男君 次に、閉鎖的な日本海で今回のような重油流出事故がたび重なれば日本海の汚染も懸念されます。日本海での重油流出事故の場合の危機管理体制の整備をお願いしたいと思いますが、お願いします。
○沓掛哲男君 では、これから財政再建と日本経済の再建とのかかわりについて述べてみたいと思います。  財政再建のもとで、日本経済を再建するには経済にかかわる人たちにやる気を起こしてもらうことが何よりも効果的であります。そのためには、規制緩和、税制改革、技術革新のための基礎研究等を...全文を見る
○沓掛哲男君 ぜひ検討していただきたいと思います。  銀座を歩くと本当に立派な大会社があって、その社長室に入ったことはありませんけれども、すばらしい社長室で立派な給料もいただいているんだと思います。そういうところが全然法人税を、ほかのはいろいろ納めて、法人税を納めていないという...全文を見る
○沓掛哲男君 もう一問質問したかったんですが、時間の関係で次に飛ばさせていただきます。  今までお尋ねしたのは財政改革の支援策でしたが、これから財政改革についてお尋ねします。  まず、予算の歳出面では、多い順から社会保障、公共事業、文教・科学技術、防衛等でありますので、歳出削...全文を見る
○沓掛哲男君 そこで、例を公共事業にとってみたいと思います。  一番古く公共事業の概念をまとめているのはアダム・スミスの、「公共事業」とは、「社会にとって大いに有用であるが、その性質上その利潤が個人又は少数の個人に対してその経費を償うに足らないため、個人又は少数の個人がそれを作...全文を見る
○沓掛哲男君 いいよ、それは局長。  意図していろいろなことをやろうとしたことを私は反対しているのじゃなくて、ここに書いてあることが間違っているから私は指摘しているんです。  九二年度から九三年度にわたって公共事業が一五%ふえたというんでしょう。そして、公共事業のGDPに対す...全文を見る
○沓掛哲男君 最後に、赤から青になるまでちょっとお願いします。  それで、公共投資の道路事業などについても、例えば二千五百億円有料道路政策に入れるとしても、建設費は一兆一千七百億円やると地方及び国の税金というのは二兆七千億も上がってくるんですよ。  それからまた、せっかく図面...全文を見る
04月22日第140回国会 参議院 商工委員会 第11号
議事録を見る
○沓掛哲男君 おはようございます。佐藤通産大臣にお出ましいただいておりますが、懸案の労働省との絡みのものがありますので、そちらの方が簡単なので、先にそちらをさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  本年四月一日から、週四十時間労働制が小規模企業の特例措置を...全文を見る
○沓掛哲男君 そんな生ぬるい話を言っているんじゃないんですよ。実施したんですから、実施状況はどうなのかを聞いているんですよ。私の聞く限り、大企業はもう既に四十時間になっていますから今回は余りかかわりはないんですけれども、中小企業のほとんどが月給は据え置きですよ。したがって、生産性...全文を見る
○沓掛哲男君 そう簡単に上がりますじゃ困るんですよ。今みんな死ぬか生きるかの状況なんですよ。  そこでお尋ねしたいんですが、これは中小企業庁長官も答えていただきたいんですけれども、我が国経済の活性化のためにも、また産業の空洞化対策としても我が国の高コスト構造の是正は最も緊急かつ...全文を見る
○沓掛哲男君 今、橋本内閣の最重要課題は日本再建のための抜本改革で、総理みずからが火の玉になり、国民に痛みを我慢してもらって実行しょうとしているんですよ。そして、賃金というものは労使だと言うけれども、そのための一番基本になる労働時間を国で、国というか政府、みんなで短くしろ、四十時...全文を見る
○沓掛哲男君 経済再建をしていく上において、その際の経済の活性化に必要とされる需要としては、個人消費、それから民需の代表としての設備投資、それから財政支出の代表としての公共投資等がありますが、アメリカの例、一九九一年から設備投資がふえ、消費中心の国であったのが設備投資中心の経済成...全文を見る
○沓掛哲男君 もう一つ、これも経済企画庁にお尋ねしたいんですが、我が国の財政再建と景気の維持を両立させることができるのか。できるとすれば、この方策についてお尋ねします。  米国の場合は、これをうまく両立させているというふうに思います。すなわち、一九九一年、米国のGDPの成長率は...全文を見る
○沓掛哲男君 これから我が国の財政再建を図り、さらに景気を上向きにさせていく上において、産業界の自律的回復というか成長というのは最も重要な課題だと思います。  本日出されております法案も、そういう意味で大きな役割を果たすものというふうに思いますが、これからこの法案に即した個々の...全文を見る
○沓掛哲男君 今御説明のありましたように、開業率が落ち込んでいる、そういう状況を打破して我が国産業を活力あふれるものとするためには、新たな事業に積極果敢に挑戦するベンチャー企業を支援していくことが不可欠であると思います。言うまでもなく、ベンチャー企業のほとんどは中小企業であり、規...全文を見る
○沓掛哲男君 ありがとうございました。  さて、言うまでもなく、政策は実際に利用されて初めて意味を持つものであります。本日審議しておりますこの中小企業創造活動促進法は、平成七年に制定されて以来既に二年が経過しておりますが、その間にどの程度利用されたのか、また我が国のベンチャー企...全文を見る
○沓掛哲男君 今御説明いただきましたように、ベンチャー企業は大きな成長の可能性を有する一方で、将来性が不透明であり、また信用力、担保力に乏しい場合が多いため、成長に必要な資金を融資のみによって調達することは極めて困難な状況にあると思います。そのため、株式投資を初めとする直接金融制...全文を見る
○沓掛哲男君 今回提出されました中小創造法の改正案では、いわゆるエンゼル税制を導入する措置がとられております。  今伺ったベンチャー財団制度も含めて、これまで資金面での支援策は相当程度実施されてきましたが、これにさらにエンゼル税制の措置を講ずる必要性、意義についてどのように考え...全文を見る
○沓掛哲男君 後半の方は次にお尋ねしょうと思っていたらもう言っていただいたので、それについて、今のお答えについてさらに質問したいと思います。  さて、一定の要件を満たすベンチャー企業の株式を取得した個人投資家がキャピタルロスを受けた場合に、当年度及び翌年以降三年間の他の株式譲渡...全文を見る
○沓掛哲男君 では、次の質問に移りたいんですが、今度の法律の第七条の二、「診断及び指導」というのが新しく入れられるわけですが、「通商産業大臣は、特定中小企業者であって、その事業の将来における成長発展を図るために積極的に外部からの投資を受けて事業活動を行うことが特に必要かつ適切なも...全文を見る
○沓掛哲男君 では、次に移ります。  本制度の導入は、創造的事業あるいは産業の振興にあるのであれば、拡大する支援対象者として、設立から五年以内の中小企業者としているんですけれども、適用期間五年は余りにも短過ぎないかというふうに思います。  今までベンチャー事業への進出のための...全文を見る
○沓掛哲男君 ベンチャー企業は新しく開発された技術の所有者がベンチャーの起業家となり、その事業化に必要な資金を投資家から得るというものが多かったと思いますが、現在、ベンチャー企業に必要とされる科学技術に関する知的資産を有する者は国の研究機関あるいは大学等にもたくさんおられますので...全文を見る
○沓掛哲男君 では、次に移らせていただきます。  ベンチャー企業がその必要な資金を導入しやすいように種々の制度が考えられ、つくられているのですが、私は基本的にはベンチャー企業のための株式店頭市場ができれば一番合目的だと思います。合目的という意味は、ベンチャービジネスへの投資は、...全文を見る
○沓掛哲男君 最後に、産業空洞化に向けた対策をお伺いしたいと思います。  いわゆる産業の空洞化を防止するためには、ベンチャー企業の育成、支援が重要であることは論をまちませんが、一方それだけでは決して十分ではないと思います。  先般、本委員会で特定産業集積活性化法を審議した際も...全文を見る
○沓掛哲男君 どうもありがとうございました。
05月16日第140回国会 参議院 科学技術特別委員会 第6号
議事録を見る
○沓掛哲男君 自由民主党の沓掛でございます。私の持ち時間は二十五分でございますので、簡潔に進めさせていただきたいと思います。  私は、エネルギー確保の観点から、動燃で行っている研究開発、それに伴う実験、試験というものは極めて重要であると認識いたしております。  動燃は設立して...全文を見る
○沓掛哲男君 今、担当の主査も確認したと言うけれども、そういう企画立案するのは作業員なんでしょうか。
○沓掛哲男君 この問題は後ほどまた深く入っていきたいと思います。  次に進みます。  三月十一日の十時六分の火災発生時に、実験責任者、あるいは今おっしゃった職員で言う担当の主査あるいは一課長、だれかがおられるのが普通なんです。私たちは、自分で研究所にいてそういうものを計画云々...全文を見る
○沓掛哲男君 消火設備作業要領においては、消火設備の操作は今言われたように班長の指示で行うこととされておりますが、班長不在の場合の代理者は恐らく今おっしゃった担当役ということになるんでしょうけれども、代理者の規定はないのか、また、代理者は決められていないのかということですが、今お...全文を見る
○沓掛哲男君 そうすると、担当の主査というか、今おっしゃられたのは、作業の責任者は作業員で、それがあれならば上の担当の主査ということなんでしょうか。
○沓掛哲男君 班長の上に主査がいるわけですか。そうですが。  そこで、三月十一日十時六分、火災発生後、職員が最初に現場に行ったのは何時なのでしょうか。それはだれなのでしょうか。そして、どのような指示を行ったのでしょうか。
○沓掛哲男君 十五時十五分に入られたということですが、部長さんが事故対策云々で職員を集められたというのは、いろいろ資料を見ると火災発生十時六分後そんなに時間がたっていなかったと思うんです。部長さんが職員を集めて、そして対策をつくって、その人たちは十五時十五分まで、これはまた別の人...全文を見る
○沓掛哲男君 後からも出てくるし、またきょう安全局長の説明したこの資料を見ても、出てくる人はみんな作業員なんですね。今もおっしゃったように、十三時三十四分に入られたのも、消防署の人と作業員が入るというんだけれども、職員はどこからも出てこないんですよ。  こういうことをしていると...全文を見る
○沓掛哲男君 今、職員というと放射線のそういう人たちであって、実験をした人たちというのはなかなか出てこないんですね。アスファルト固化処理施設の関係者は職員四名と四十一人余りの作業員と聞いているんですけれども、経常業務は作業員に任せて、実験も任せているんでしょうか。何もかも任せてい...全文を見る
○沓掛哲男君 時間がないのでそんな内部のことは結構です。使われたかというのを簡潔に答えてください。
○沓掛哲男君 今申し上げているのは、そういう実験をしたからスプレーの穴がどうとかということじゃなくて、火が出たら何分間やるということが一番基本なんです。私ずっと勉強してみたんです。そうすると、動燃の皆さんというのは、特に職員の皆さんは一体何が大事なのかわかってないんですよ。動燃の...全文を見る
○沓掛哲男君 契約とか云々はそうなんだけれども、実態がそうでないということを私は言っているんです。  それから次に、動燃の実験等で私思うんだけれども、基本的なものとそれに付随した二次的なものが世の中どこにでもあるんです。木で例えれば幹と枝葉に当たるものに分けられると思うんですけ...全文を見る
06月03日第140回国会 参議院 商工委員会 第15号
議事録を見る
○沓掛哲男君 自民党の沓掛哲男であります。  今回提案されております独占禁止法の一部改正案について質問したいと思います。  昭和二十二年に独占禁止法は施行されましたが、その第九条で持ち株会社が禁じられたのは、戦前の財閥中心の株式所有が民主主義を否定し戦争に至った反省からだった...全文を見る
○沓掛哲男君 今回の独禁法の一部改正により持ち株会社設立等の禁止が一部を残して原則解禁されることになりますが、その経緯と理由をお尋ねしたいと思います。  公正取引委員会は三年前までは持ち株会社の解禁には反対であったと思います。一九九四年、平成六年五月三十日の日経ビジネスで、当時...全文を見る
○沓掛哲男君 持ち株会社の設立が禁止されている第九条第五項の三類型について具体的にお尋ねいたします。  第一類型は「総合的事業規模が相当数の事業分野にわたって著しく大きいこと、」とありますが、これについて四つお尋ねします。  第一、総合的事業規模が著しく大きいとはどのような企...全文を見る
○沓掛哲男君 今おっしゃった総合的事業規模というのは、現在六大企業集団と言われているものの一番小さいものの子会社を含んだものの二十一兆円とそれとの関連だというお話ですが、これについては、後ほどもうちょっと議論させていただきたいと思います。  では、次の第二類型については、持ち株...全文を見る
○沓掛哲男君 昭和五十年代ぐらいにおいて、私は都市銀行というのは大変力があったんだというふうに思います。しかし、昭和六十年代に入ってからというものは、大企業の銀行離れが急速に進んで、そして有力な銀行とされる都市銀行は、他業態のトヨタとかそういういろいろな大企業ですけれども、そうい...全文を見る
○沓掛哲男君 では、第三類型についてお尋ねします。  持ち株会社及びその子会社等が「相互に関連性のある相当数の事業分野においてそれぞれ有力な地位を占めていること」とあります。これについて、三つお尋ねします。  まず、相互に関連性を有するとはどの程度を言うのか。また、事業間の関...全文を見る
○沓掛哲男君 次は第九条六項で、持ち株会社及びその子会社の総資産が三千億円を超える場合は設立について届け出を求めることとし、また毎事業年度終了後に状況報告を求めることとしていますが、それはこれらの会社が規模を拡大し、第九条で規制する事業支配力が過度に集中する持ち株会社になることを...全文を見る
○沓掛哲男君 持ち株会社として規制される企業グループの規模は、その総資産額が先ほど十五兆円程度とおっしゃられましたが、そういう十五兆円程度であることを考えると、この三千億円というのは低過ぎるんではないかと思うんですが、いかがでしょうか。
○沓掛哲男君 事業持ち株会社とその子会社のグループで総資産額が三千億円以上のものは三百程度と伺っておりますが、そこから考えて、持ち株会社でも対象になるのは二百とか三百ぐらいにはなると思います。  さて、産業界にこのような大きな網をかぶせることになるのですから、過度のチェックとな...全文を見る
○沓掛哲男君 それでは、先ほどちょっと申し上げましたが、第九条第五項の第一類型に関連してお尋ねしたいんですけれども、現在六大企業集団と言われる三井、三菱、住友、芙蓉、三和、第一勧銀は子会社を多数に持つ事業持ち株会社の形態だと思いますが、これらの企業グループの中で、第九条で言う「事...全文を見る
○沓掛哲男君 この六大企業、事業持ち株会社が今持ち株会社になったとすれば皆さんの定義に該当するというのは、それはわかります。だけれども、そうではなくて、持ち株会社であれ、あるいは個々の現在存する事業持ち株会社ですね、この六大企業であれ、その外部の経済主体その他に与える影響というの...全文を見る
○沓掛哲男君 この問題については、どこかで線を引かなければならないわけですから、今おっしゃったようないろいろの引き方もあると思いますが、経済というものは生き物でございますから、十年前、二十年前よりも現在がどうかなということに今後とも着目しながら、この点について、必要があらば見直す...全文を見る
○沓掛哲男君 今、委員長もおっしゃられましたように、この独禁法というのは、大変難解な法文のままで、それを解釈や運用でやるという場合は、私は当局の裁量の余地が大変大きくあり過ぎるのではないかというふうに思います。それは、公取さんは、我が国の経済の裁判所として検事と裁判官の権限を内閣...全文を見る
○沓掛哲男君 先ほど来私が申し上げましたいろいろな問題を解決し、法の適正な運用を図る上でガイドラインの策定は極めて重要なものであります。国会での審議を踏まえて策定していただきたい。また秋に臨時国会があると思いますので、できればその機会にガイドラインについていろいろお尋ねもしたいと...全文を見る
○沓掛哲男君 大蔵省さんとしては、現在の税を取ることが何といっても最大課題ですけれども、もう少し大きく目を開いて、大きく太らせてまた取るということをぜひ考えていただきたいと思います。  では、次に通産省お願いします。  通産省の企業法制研究会、これは局長の私的諮問機関だそうで...全文を見る
○沓掛哲男君 経済的な影響について公正取引委員会にもお尋ねしたいと思ったんですが、時間の関係でこれは省略させていただきます。大変申しわけありません。  続いて、労働省にお尋ねしたいと思います。  純粋持ち株会社解禁により親子会社関係が増加すれば、これに伴って労使関係上の紛争も...全文を見る
○沓掛哲男君 次に、現在、事業持ち株会社では、分社化で子会社をつくるとき転籍する労働者にとって使用者が親会社から子会社へとかわりますが、その際、労働者の同意等は必要なのですか。持ち株会社の場合も同様と思いますので、まず事業持ち株会社の現在の例、そして続いて持ち株会社の場合について...全文を見る
○沓掛哲男君 では次、持ち株会社の子会社の従業員は、労使問題は子会社の経営者と話し合うことになりますが、子会社の経営者にも深くかかわることとなる持ち株会社とも必要に応じて交渉することができるんでしょうか。
○沓掛哲男君 なかなかそれは親会社にとっては大変なことですし、その辺を明確にしていただかないと、労働省さんだけでいいのかどうか、また使用者側の意見もいろいろあるんだろうと思いますので、その辺は多くのいろいろな方の意見、これ判例ももちろんあるわけですけれども、判例といってもある一部...全文を見る
○沓掛哲男君 ぜひ速やかに制度をきちっとつくっていただいて、この持ち株会社が施行されるときにはぜひ金融持ち株会社の全貌もはっきりするようにお願いしたいと思います。  さて、次ですが、公取にとってはこの持ち株会社の解禁と、もう一つは再販の問題が非常に重要だというふうにかねがね私は...全文を見る
○沓掛哲男君 わかりました。  このたびの持ち株会社の原則解禁は、産業界にとって急速な国際化の大波、またバブル破裂による大波、少子・高齢化の大波等を乗り切るための極めて適切かつ有効な企業組織、企業ネットワークヘの可能性を与えてくれるものです。事業支配力の過度の集中による組織内取...全文を見る
11月06日第141回国会 参議院 商工委員会 第4号
議事録を見る
○沓掛哲男君 おはようございます。自民党の沓掛哲男でございます。  一般調査として、現下の景気、経済対策等を中心に質問したいと思います。  このたびの堀内通産大臣の誕生を心よりお喜び、歓迎申し上げます。内外政治、経済のこの激動期に、経済を産業界にあって肌で体験され、三十二歳の...全文を見る
○沓掛哲男君 大臣のますますの御活躍を私たちお願いする次第でございますが、さて現下の景気対策等に関連いたしまして、まず最初に経済企画庁に、景気の現状をどのように認識されておられるのか、お願いしたいと思います。
○沓掛哲男君 ちょっと後から使いたいので経済企画庁にお尋ねしたいんですが、昨年、一昨年は設備投資は対前年比で大体六、七%ぐらい伸びていたと思うんですが一現状ではことしはどれぐらいの予測をされておられますか。
○沓掛哲男君 それでは、景気にまたいろいろ影響しております世界同時株安についてお尋ねしたいんです。  十月二十三日、香港ハンセン指数は一一六七八が一〇四二六と一二・一一%減じました。少し二、三日おさまっているかなと思っていたら、十月二十七日、それが米国へ波及してニューヨーク・ダ...全文を見る
○沓掛哲男君 国際化というと非常に美しい名前なんですが、国際投機筋というのは、本当に少しでも人の弱みとか何かあればそれにつけ込んでやってくるという、大変油断のできない一面もあるなということを今のお答えを聞きながら強く感じました。  そこで、ではこの一連の株の世界的低下は今後防げ...全文を見る
○沓掛哲男君 今回の発端というのは、タイのバーツの通貨不安などがいろいろ発端になっておりますが、もう一つはやっぱり香港でございまして、香港は香港ドルを守るために金利を高めた、株安へと動いていった、そういうことが今の大きな国際的な株安への一つの動きになっているんです。  そこで、...全文を見る
○沓掛哲男君 そこで、今いろいろお答えもいただきました東南アジア諸国の通貨危機とか世界同時株安がこの日本の経済にどういう影響を与えているのか、また今後どういうことになるのかについて質問したいと思います。
○沓掛哲男君 今、日本から東南アジアヘの投資額が約千二百億ドルあるわけでございまして、ASEANなど大体通貨を三〇%ぐらい切り下げているようなそういう状況ですから、この千二百億ドルがまた大きな不良債権になってきていろんなことになると大変だと思いますので、そういうことについてもこれ...全文を見る
○沓掛哲男君 そういうことで、この緊急国民経済対策を自民党が第一弾をつくり、今第二弾をいろいろ検討しておりますし、今のお話のように政府として十一月中旬にそういう対策をきちっとつくってくださるということなんです。  さて、党内でいろいろ議論しておりますと、土地の流動化や住宅対策の...全文を見る
○沓掛哲男君 それはもう二%ぐらいの金利で、私は五%や何%にしろと言っているんじゃないですよ。二%ぐらいにすることで自律的回復軌道には十分私は乗っていくと思います。もう本当に破綻しそうになったときにこそ〇・五なんであって、そうでなかったら、では質問したいんだけれども、時間が本当に...全文を見る
11月14日第141回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第7号
議事録を見る
○沓掛哲男君 自民党の沓掛哲男でございます。  三塚大蔵大臣初め閣僚の皆様、連日大変御苦労さまです。  持ち時間が一時間でございますので、最初に財革法についてお尋ねし、次に経済対策について、さらに日銀を中心にいたしまして、仮に現在の超低金利である公定歩合〇・五%を二%程度の低...全文を見る
○沓掛哲男君 特に、私はこの二番目に厳しくされております九年度の額を上回らないものにするとする農林水産関係予算、中小企業対策費、エネルギー対策費と、三番目になっている抑制するものとすると規定されている文教、防衛というこの二つは、こんな区別をしなくても一つでいいじゃないですか。無理...全文を見る
○沓掛哲男君 そうすると、抑制すると書かれた文教や防衛等も、九年度予算を上回らない、以下ということなんですか。  私がいろいろ聞いてみると、抑制するのは、それを上回ることもあるんだ、上へ行くそういう可能性も十分あるからという、そういうふうに聞いているんですが、いかがですか。
○沓掛哲男君 そうするのなら、中小企業とか農林業と同じようなランクでよかったような気がするんですけれども、この法案では分けて書いております。  まさかこの四つに分けたことがこれからの予算配分、いろいろな面において重要度を示し、そして法律で一度こういう四つの段階で重要度を示したん...全文を見る
○沓掛哲男君 それなら四つに分けないで一括して書いておけばいいのを、四段階に分けてあるからそういうふうに申し上げたんです。  だから、そういうふうにしてあるけれども、これはたまたま十年度とかあるいはこの行革の期間だけの話であって、そういう重要度や優先度をこの事業につけてしたもの...全文を見る
○沓掛哲男君 厚生大臣は来ていませんが、厚生省はどなたか来ていますか。  それでは、厳しくされた方について一つ二つお尋ねしてみたいと思います。  何といっても来年度において一番厳しいというか大変なのは、厚生省の八千五百億円を三千億だけふやしてもらえると。大蔵省さんは三千億だけ...全文を見る
○沓掛哲男君 そうすると、五千五百億円を丸々この患者負担等で負担しようとすると、九千八百億円掛ける三千分の五千五百ということですから、一兆八千億円になるわけです。五千五百億円を丸々患者負担で見ていこうとすると、患者負担を一兆八千億ふやさなきゃいけない。そうすると、社会保障費の予算...全文を見る
○沓掛哲男君 景気が非常に不安定な中において中小企業対策というのは大変重要だと思いますが、この中小企業対策も本当に二番目に厳しく取り扱われております。  企業数で、事業場でいえば九九・一%が中小企業の事業場ですし、また従業員数では七八%がいます。その中小企業は我が国の経済、景気...全文を見る
○沓掛哲男君 もう一つ、Bクラスの厳しさのランクになっております農林業について特にお尋ねしたいと思います。  現在、稲作農家にとって最大の悩みは米の持ち越し在庫量の増大であります。これが常に市場の米価を下方に抑えております。石川県名産のコシヒカリもいつも最低限のところにあります...全文を見る
○沓掛哲男君 今、党でいろいろ検討していて、私もお話は承っているんですが、そのときの一つの険路がやっぱりお金の問題になってくるので、今ウルグアイ・ラウンド費は足腰の強い日本の農業をつくるということでもあるんですけれども、このウルグアイ・ラウンドのお米、ミニマムアクセスによって今非...全文を見る
○沓掛哲男君 時間があれば法案について後でもう一つ聞きたいところがあるんですけれども、あとまだ質問したいところがありますので、先にそちらをやらせていただきたいというふうに思います。  けさ月例経済報告を聞かせていただきました。本来であれば尾身長官に簡潔に言っていただくのが一番い...全文を見る
○沓掛哲男君 非常に簡潔にありがとうございました。  ただ、もう一つ今月の中で先月と非常に違うのは、雇用情勢の面でも雇用者数の伸びが鈍化してきたということが大変先月とは違う面だと思っています。そして、製造業や、また特に建設業での雇用者減が非常に顕著にあらわれようとしているという...全文を見る
○沓掛哲男君 大変わかりやすく説明をいただきました。確かに去年四月の石油の自由化によってガソリンスタンドの値段が、平成六年八月からこれに着手されたものですから、一年半余のうちに二十二円下がったんでしょうが、私らそんなにまで下がったかなという気もするんですけれども、確かに下がりまし...全文を見る
○沓掛哲男君 ありがとうございました。  ところで、私は、現在言われている内容の経済対策では、もちろんそれはやっただけの効果があるのは今いろいろお聞きしたとおりでございますが、しかし、今の経済対策で年末年始にかけて景気がぱっと明るくなるというようなことは何か期待しがたいような気...全文を見る
○沓掛哲男君 今、日銀総裁は、やっぱり中央銀行ですから、銀行へお金を出す、そしてそれが企業に行く、したがって企業に大変ウエートを置いた考えだと思います。しかし、今何が一番問題かというと、需要がないことなんです。その需要は、個人消費がGDPの六〇%も占めているんですから、その個人消...全文を見る
○沓掛哲男君 国際化時代ですから、私は今おっしゃられたことがすぐそうかというふうには余りうなずけないんです。いろいろなことはあるにしても、それは国が違うんですからいろんな状況は違います。しかし、余りにも違い過ぎるのではないでしょうか。世界で一番低い先進国は〇・五、それに二・五、や...全文を見る