工藤晃

くどうあきら



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工藤晃の1977年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月09日第80回国会 衆議院 予算委員会 第4号
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○工藤(晃)委員(共) 私は、日本共産党・革新共同を代表いたしまして、総理並びに閣僚に、施政方針演説に見られます一般方針、基本方針並びに予算案に関連しまして質問いたします。  初めに、総理の政治姿勢にかかわる問題といたしまして、その一つといたしまして、総理の教育勅語に関する発言...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) この決議についてはっきり覚えていないということであのような発言をされたとするならば、きわめて重大なことだと考えます。この教育勅語は、昭和二十三年六月十九日、衆議院において、教育勅語等排除に関する決議が満場一致で採択され、そして憲法九十八条の本旨に従って排除...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) いまの御発言でありますが、しかし、教育勅語の内容は一体どういうものであるか。ここは私が全部読み上げるわけにはいきませんが、「教育ノ淵源亦実ニ此ニ存ス」と言って、そのもとである教育の大もと、根本理念、それは何かというとあの神話的国体観、皇国史観そのものであり...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) この排除に関する決議は、国民の道徳としてのそういういま総理が言われたような指導原理的性格として残る、そういうことがないように、そしてこれは、新しい憲法の精神と根本的に反するし、教育基本法とももちろん反します、それだからこそ排除するということを決議したわけで...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) 総理は孝行だとか夫婦相和しだとか、そのようなことばかり言っておりますが、しかし、これ全体、さっき言ったように、教育の大もと、淵源はあの皇国史観にあって、そうしてここでいういわゆる道徳というものは、臣民の道として、「一旦緩急アレハ義勇公に奉シ」「天壌無窮ノ皇...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) じゃ、もう一度、この決議そのものの中にはこのように述べられております。「今日もなお国民道徳の指導原理としての性格を持続しているかの如く誤解されるのは、従来の行政上の措置が不十分であったがためである。」と言って、憲法第九十八条の本旨に基づいて排除することをこ...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) 総理は大変がんこに取り消さないと言われます。     〔細田委員長代理退席、委員長着席〕 しかし、この決議に関しまして、憲法に基づいて排除された教育勅語、この内容をあくまで国民道徳の規範であるかのようなそのような発言はきわめて重大であり、共産党・革新共...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) 総理はいま、石炭よりか石油が安いやとか、経済効率とか、そういうことでこういう道をとったと言いますが、同時にまた、先ほど私が指摘したことに対しまして必ずしも率直に御返答されないで、私はいつも唱えていたと言いますが、総理はこれまで何度も経済閣僚を歴任されたこと...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) 日本共産党は、たとえば六 〇年代の初めから綱領のもとで一貫して言ってきたことは、日本経済の自主的で平和的な発展、つり合いのとれた発展ということであります。そしてまたそこで、あの石炭を破壊し石油に急激に転換する政策に対しては一貫して反対してまいりましたが、...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) 総理は消費が着実に伸びていると言いました。私がいま挙げた数字は、はっきりと家計調査に基づいて昭和四十五年から五十年、これは総理府統計局であります。それで、特に第一五分位、低所得者層について言っているわけであります。これはそれ以外の数字は出てこないわけであり...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) いまのお答えは私の聞いたことにお答えになっていないのですが、工業基地問題とその対策、開発関係法の改正などの総点検はいつ発表するのか、そのことを聞いているわけであります。
○工藤(晃)委員(共) これまで何度も作業中、作業中ということばかり聞いてまいりました。これまでの開発政策の中でその特徴というのは、いつも大型の工業開発を先導させ、そうしてあとをやっていく、こういう方式であります。これが日本の環境の大きな破壊をもたらしたことは明らかであります。こ...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) そこを出すまでに何と長々といろいろ言われるんです。時間がなくなりますが、ともかくこの総点検がおくれている。一日も早く急ぐということを約束してください。(発言する者あり)
○工藤(晃)委員(共) 政府はこの総点検に五年かけて作業している。まだかかると言う。それが三全総の間際になって初めて発表される、これでは国民がこれを本当に見て点検し、考えることができません。その意味で、三全総の策定に当たっては、この過去の総点検に基づいて、国会におきましてもあるい...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) いまの資源有限化問題と関連しまして、これまで国内の環境を破壊し、資源を破壊してきたその過ちを絶対繰り返してはならないと私は重ねて要求するものであります。  しかし、時間がありませんので、次に物価問題について質問を行います。  私たちはいまの日本経済の現...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) 私の質問は、最近の物価動向の中で、大企業の卸売物価の値上がりの割合が非常に大きくて、全体を押し上げているということを日本銀行の卸売物価統計などで示して、これが大事だからどういう対策をとられるかという質問をしたのに、総理はそのまま答えないで、いろいろよけいな...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) いまの委員長のお話ですが、事前に意思の連絡があったことを疑わせる事実はたくさんあるといろいろ挙げております。たとえば値上げの公表時期が全く一致である。公表の値上げ幅、これも大変近い。たとえば冷延コイルをとりますと、川鉄が値上げ幅一万二百円、住金も一万二百円...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) このように公正取引委員会が確認できないというような結論だったわけでありますが、ここにいま日本の経済、国民生活の重大な問題があると私は考えます。なぜならば、いまの産業は非常に集中が進んでいる。そしてまた、これまではわりあい規模の似たような企業が五社、十社いて...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) いま総理の発言の中には、寡占体制はやむを得ない、資源小国だから。これはまたとんでもないことであります。先ほど挙げた鉄鋼の例からすれば、いまや日本の鉄鋼の新日鉄は世界一の鉄鋼になっている、そしてまた輸出面においても世界一になっているわけであります。そしてそれ...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) この独禁法の問題でいまの発言、これはまさに新しい内閣の体質が問われている。私たちはよく、自民党は大企業本位だと言います。大変御不満のようであります。しかし、大企業本位でありませんか。大企業の横暴を規制しようとする。このように寡占体制になって全く次から次へと...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) 大変無責任な御回答だと思います。あの二年前、わが党も独自案を出しました。その独自案の線から見ればいろいろ不満な点がありました。しかし、まさにわが党こそ協調と連帯で何とか通さなければいけない、不満がありましたが、しかし一歩前進ということを踏まえて、そして同時...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) これまでどのような調査を行っているか、こういう質問でありましたが、それに対してはっきりしたお答えありませんでしたが、その資料は追って提出お願いしたいと思います。  さて、私は具体的な問題について伺いますが、最近、東京ガス、大阪ガス、東京電力などの値上げが...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) いまガボン総会のお話がありましたが、私は、当委員会に表を配っております。LNGの輸入価格の動きであります。そしてこの表によりますと、ガボン総会があったのは五十年であります。問題は、四十九年になる前から、四十八年十月、十一月、そのころから急速に上がり出してお...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) いまブルネイと言われましたが、それはブルネイ政府ですか、一体相手はどこですか。
○工藤(晃)委員(共) いまの御答弁のように、東京電力や大阪ガス、東京ガス、それが直接契約しているのはコールド・ガス・トレーディングであります。そしていまの御答弁のように、恐らくというようなことでブルネイ政府が出てくるわけでありますが、ここでの質問を速めるために私たちの調査結果に...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) 最近大阪ガスの値上げの認可もやられましたね、福田内閣として。そういうときに、こういう価格で買わされた燃料費が入っているわけであります。これは詳しく調査して、そうして不当な値上げであるならば指導して、交渉して価格を引き下げさせ、同時に、これはまた消費者に対し...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) 私は、いま通産大臣に、実際にあった大阪ガス、東京ガスなどのこれまでの値上げ、とりわけ大阪ガスにつきましては今度の新内閣になってからのことでありますが、それについて、このように価格の面で大きな疑問、問題点が出てきた、それを踏まえまして、再びこれを調査し、その...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) このように、いまやLNGの価格がどう決まるのか見るときにも、こういう国際的な背景を調査しながらやらなければならない、これはもう常識になっているのです。先ほどOECDの行動基準を配ったと言いますが、紙切れ一枚配っただけだ。しかし問題は、配るのはいいけれども、...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) このように、大阪ガス問題につきましても、LNGの価格は一体どうなっているか調査もろくにしないし、また、タックスヘブンと言われるところにどういう企業があるかという統計もない、こういうありさまであります。  そこで私は総理に伺いますが、これは、私がさっき新日...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) 多国籍企業の問題について私が質問した中に、国連の問題もあります。たとえばまたOECDの行動基準の問題も挙げました。ところが、このOECDの行動基準問題につきましても、ただ一枚の紙でよろしく願いますと回しただけであります。それが事実ですね。ところが、本当にこ...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) 私が一枚の紙っぺらと言いましたのは、一枚の通達をつけて、恐らくそういうパンフもつけたでありましょう。しかし問題は、そういうパンフを配っただけでどうしてそれが実現できるのでしょうか。そこが問題であります。それで何か規制が行われるかのように考えるところが、そこ...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) いや、総理にお答えをお願いしました。
○工藤(晃)委員(共) これまでの質問を通じましても、大企業の支配の体制や多国籍企業の支配の体制に対して全く対策がないし、しかもまた明確な、その横暴を規制する、そういう決意が見られない。このことが問題であるし、また、いまの大変な経済危機のもとで、国民生活の危機のもとで、国民はイン...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) 実は英国記者団へのPRの後で、ある新聞は、日本はこれほど物価上昇をがまんしても景気上昇をするということを盛んに説明した、このように伝えられたわけであります。もちろん私は参加しておりませんから真偽はわかりませんが、少なくともそのとき配られた資料を見れば、なる...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) 総理はいま、公共事業の方は雇用がどんどんということを述べられましたが、しかし、雇用問題を考えるときに、働いている人、雇用者、その約六割は中小企業で働いていることは明らかであります。そして問題は、この中小企業が本当に守られるかどうかがこれからの雇用対策の一番...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) 減税よりも公共投資が大きい、例の乗数効果とか、これは確かに経済の教科書には書いてあります。しかし、経済の教科書に書いてあるというのは、ごく単純化した条件のもとで問題が計算されるだけのことであります。もちろん私も公共投資はそういうものがないなどと言っておりま...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) 官公需中小企業受注確保法においては、方針を決めなければならないと示されておりますが、どうしても今度は五〇%という目標、しかも、その目標を達成するだけでなしに、実際各省庁がどのようにしてやるか、そこまでやらなければ問題は解決しません。分割発注をやるとか、いろ...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) これはきわめて重大な問題でありますが、さらに私は、いま問題になっている一兆円減税を初めとしてわが党が要求している諸政策の財源問題とも関連し、またいかに日本経済の今後の方向を経済民主主義に沿って再建の方向に向けるか、その一つの焦点になっている問題として、高度...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) それはもうこれまでの国会のいろいろの論議を通しても、そのような言い方というのは全く成り立たないわけであります。これは大蔵省の方が示した資料によりましても、たとえば四十六年度に資本金百億円以上が三〇・一、資本金一億円から百億円未満が三三・〇、一億円以下が三二...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) 大蔵省の態度というのはきわめてがんこだと思うのです。いろいろな理屈というのはみんな後からついておるのです。初めはどうしたか。これは大蔵省におられましたところの主税局長を歴任されました方、泉美之松氏、吉国二郎氏、高木文雄氏がエコノミストの「産業政策」で証言を...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) いまのような回答、これでは問題は明らかになりませんし、きわめて重大であります。レイナード氏は、この会談で日米両国政府当局とも金大中事件がKCIAのしわざであることに何の疑いも抱いてなかったとはっきり言っているわけであります。そうだとすると、日本政府は、韓国...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) 時間が参りました。委員長、この予算委員会におきまして、法眼晋作氏、高島益郎氏を予算委員会の証人として喚問することを共産党・革新共同は要求いたします。  これをもって私の質問を終わります。(拍手)
02月23日第80回国会 衆議院 予算委員会 第12号
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○工藤(晃)委員(共) この前の質問におきまして、私は、ブルネイのLNGについて、シェルと三菱商事がバーミューダにコールド・ガス・トレーディングというペーパーカンパニーを設けて、そうして価格の操作を行い、三菱などは想像を絶する大きな利益を上げている事実を資料によって示しましたが、...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) いまの問題について調査を行うかどうかという点について、それに関係するならば答弁していただきたいのですが、三菱商事とシェルに対しての調査を行っているのかどうか、その点であります。
○工藤(晃)委員(共) 橋本長官はこの前の答弁の中でも、売買契約に当たって、東京ガスや東京電力、大阪ガスなどの向こうの契約の相手はコールド・ガス・トレーディング、つまりシェルとそれから三菱商事の合弁であって、一義的にはこれと交渉しているのだ、こういうことを答弁されておるわけであり...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) いまの御答弁のように、全体の価格の間の取り分が明らかにできないというところでとどまっているありさまであります。石油価格などについて言えば、私がここで詳しく述べるまでもなく、大体産出国の取り分とメジャーの取り分というのが明らかにされるわけでありますが、このL...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) さて、続きまして、多国籍企業の全体の調査をどう行っているかということに対しまして、はっきりしたお答えが得られませんでした。なるほど通産省から外資系企業の動向やわが国企業の海外事業活動などの調査が出されておりますが、たとえば後者について言いますと、回答率は五...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) 終わります。
03月01日第80回国会 衆議院 社会労働委員会 第2号
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○工藤(晃)委員(新自) 新自由クラブの工藤晃でございます。  質疑に入らしていただく前に、大臣に大変長時間の質疑でお疲れでございましょうけれども、私が最後でございます。与えられた時間も短うございますので、しばらくの間ひとつよろしくお願い申し上げます。与えられた時間が大変短うご...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) それでは先を急ぎます。  最近、労働側の経営参加は世界的な傾向だ、こういうふうに言われておりますが、わが国におきましてはこの問題に対してどのようにお考えになっていらっしゃいますか。一言で結構です。この問題はさきの問題と重複しますけれども、一言お答えいた...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) それでは次に、労災保険の問題について三つほどお聞きいたしたいと思います。  現在、労災で診療いたします場合に、時間外の診療につきましては、その医療従事者の時間外手当あるいは診療担当者の分を含めまして、そういう診療報酬体系が労働条件にかなった体系になって...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) ただいまも二割アップだというふうなお話がございますけれども、現在の物価高に比べますとそういうものではとてもじゃないけれども——たとえば手術にしましても、医者だけではできないので、介護者を含めますと四、五人の陣容を抱えなければいけない。それで手術三十分とい...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) その問題についてひとつ大臣、それが必要だというふうにお考えであるならば、具体的にいつごろから改善いただけるか、もし御回答いただけましたらありがたいと思いますが……。
○工藤(晃)委員(新自) その問題は大いに期待して、一日も早く御改善いただけるように要望いたしまして、次の問題に入ります。  いまの医療の問題に関連いたしまして、いまもおっしゃいましたように、健康保険法に準拠して労災の医療制度が考えられておる。ところが、労働者の人権、すなわち人...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) お答えとしては満足できませんので、改めてもう一遍お聞きいたします。  確かに予防も大切でございますが、そういう治療の問題が現在目の前にございます。これがいまの健康保険制度そのものに準拠しているというところに、医療の本質から踏み外したところで治療がなされ...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) 健康保険の場合にはいろいろ管掌がたくさんございまして、それがあやのごとくなっておりますからなおさら解決がむずかしい。しかし、労災の場合には労働省主管一本でございます。それからまた、いままで盛んに、きょうも問題になりましたように、産業構造の変化に伴う職業病...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) 大変お答えが抽象的でございまして納得できませんが、時間がございませんので先に参ります。  不況の荒波が確実に現在押し寄せてまいっておりますが、現在、労働行政は一歩誤れば大きな社会不安の要因になってまいります。ひとつ真剣に勇気を持って実行していただきたい...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) それではちょっとついでにお聞きいたしますけれども、身体障害者雇用促進法の中に精神薄弱者が除外されております。これはやはり社会的公正を欠くんじゃないかと思うのですが、その点についていかがでございますか。
○工藤(晃)委員(新自) よくわかります。問題点の困難な点はよくわかりますけれども、そのまま放置していいという問題ではございませんので、社会的弱者、身障者あるいは精神薄弱者、こういう者に対しては、医療とかあるいは教育あるいは雇用、こういう問題が一致しないとそういう方々の救済には不...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) いまおっしゃいましたように、保育所の増設、完備、あるいは母子寮の完備、こういうことが問題になってまいろうと思います。ところで、私が調べました範囲におきましては、社会福祉施設費でございます。これは五十年、五十一年、五十二年を対比いたします。そうすると、厚生...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) ぜひそのようにお願いしたいと思います。  それから最後に、指定校制度を廃止しない企業に対しましては何らかの処置をするべきかどうかということに対して見解をお聞きいたしたいと思います。
○工藤(晃)委員(新自) 時間が参りましたので私の質問はこれで終わりますが、大変時間が短かったので十分な御回答を得られたとは思っておりません。その点につきましては今後またおいおいちょうだいいたしまして煮詰めてまいりたいと思います。  大臣、長時間、大変お疲れさまでございます。御...全文を見る
03月04日第80回国会 衆議院 商工委員会 第4号
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○工藤(晃)委員(共) 私は、通商行政の基本問題にかかわる問題として伺いますが、いま、というよりも最近の日本経済の状況が、不況が長引き、同時にインフレーションが重なってきているスタグフレーションといったような状況でありますが、その中でインフレーションは、まさに国民に対しては両極分...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) 今後の予想については、だんだんにふえていくということでありますが、しかし、実際の状況を見ますと、あるいは民間のいろいろな調査によりますと、たとえば野村総合研究所で昭和六十年の予測はシェアが三六・〇%であろうとか、あるいはまた東洋経済の五十一年十一月四日号に...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) 先ほど私が言いましたように、この問題は中小商工業者や中小小売店にとってはきわめて深刻な問題であるにもかかわらず、この調査がまだ局部的で、そして全体としてはまだ進んでいない。これはきわめて重要な問題だと私は考えます。  たとえば、これまで民間の調査によりま...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) 大臣のただいまの御答弁では、圧迫を受けている状態がこれ以上ひどくならないようにしようということだと思いますし、また、それで大型店舗法を活用されるということでありましたが、一つだけ実際的な問題について伺っておきたいことがあります。  それは、大型小売店舗法...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) つくってないけれども何か示してきたというきわめてあいまいなお答えですが、ただ、大型小売店舗法が施行されてもう三年になっている。三年になって、商調協でそういうようにいろいろやらなければいけないというのに、その物指しの方がこの三年間つくられず、はっきりしないま...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) この前の予算委員会での答弁は、趣旨に沿って十分検討するというのでありますが、いまの発言の方はそれよりも後退したとしか受け取れません。しかし、先ほどの全国知事会の、要望を挙げるまでもなく、この改正問題というのはまさに必至であり、また、国民の大きな声となってい...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) 地元と極力話し合いをすると言いますが、先ほども言いましたように、念書あるいは回答を受け取ったことがある。これは鹿島建設からでありますが、そういう民商やあるいはその他の方とはまだ話し合いをしようという態度さえ十分示していないというのが状況であります。そういう...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) いまの答弁はきわめて不満でありますが、私は、そこには、通商行政のいまのビッグビジネス寄り、大企業寄り、大資本寄り、大型店寄りの姿勢がはっきりとあらわれているというふうに判断せざるを得ません。したがって、この問題については、鹿島、ダイエーの一方的な進出、強行...全文を見る
03月04日第80回国会 衆議院 予算委員会 第19号
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○工藤(晃)委員(新自) 新自由クラブの工藤晃でございます。ただいまから、医療問題について幾つかの質問をさせていただきます。  まず最初に、スモン訴訟の東京第二グループ原告団に対する一月十七日の東京地裁和解裁定について、厚生大臣の御所見を承りたいと思います。
○工藤(晃)委員(新自) これは一月十七日に出てまいりましてから、私の承りましたところ、また厚生省の窓口でも一月いっぱいでそれに対して十分なる政治的配慮をして返事をする、こういうふうなことでございました。ところが、いまだに返事がございません。そして昨日も大変お気の毒な方々が国会陳...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) 大変御好意のあるお言葉でございますけれども、原告団にいたしますと、この問題は大変深刻な問題でございます。でありますから、その回答だけでは満足しないと思うのです。やはりいつごろまでにその問題について答えを出すというふうな厚生大臣のざっくばらんな御所信を、ひ...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) 私は問題の難易をここで論議するつもりはございませんので、これ以上大臣と私がやり合いましても時間のむだでございます。難易を私は聞いておりませんので、具体的に解決する方法について、ぜひともひとつ短い期間で御努力いただきますようにお願い申し上げます。  次の...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) 大変基本的なことを改めて聞くようでございますが、健康保険法というものは、やはりそういうふうな人命尊重という立場に立って運営されていかなければいけないことは申すまでもないと思うのですが、その点について改めて大臣のお考えを承りたいと思います。
○工藤(晃)委員(新自) ところで、健康保険法の趣旨というのはやはり人命尊重というところにあることは間違いございません。ただ、現在の日本の健康保険法は一般の国民の中から大変評判が悪い。これはもう事実です。評判が悪いのは何かというと、人命が尊重されていないというところに評判の悪さが...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) 私がいま一番お聞きしたかったのは、保険料というものの性質が税金に準じるというものか、あるいはそうじゃないのだというものかを明確にしていただきたかったわけです。
○工藤(晃)委員(新自) 時間がございませんので、できるだけ明確にお答えだけいただきたいと思います。  それで、いま一度お聞きいたしますが、税金でないとしても強制的に給料袋の中から取られることは間違いがない。ということになりますと、不況のときに給料袋の中身が軽くなることに対して...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) 大変難解なお答えばかりをちょうだいいたしました。ただ、ここで大蔵大臣から相互扶助、こういう言葉が出てまいりました。これはやはり社会保障をある程度意味しておっしゃったのかどうか、あるいは特定な組合の中だけの相互扶助を意味するのか、あるいはそうじゃなくて、や...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) やはり社会保障的な意味を含んだものだというふうに解釈させていただきます。  そこでお聞きいたしますが、その保険料、確かにそれは個人の負担になりましょうけれども、国もその一端を担っているのだということになりますと、やはりその運営上いろんな問題が出てまいり...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) いま保険組合の話が出てまいりました。それに関連して少し申し上げます。  いま厚生大臣、保険組合の方には金を出してないのだ、こういうようにおっしゃっておりますが、私の記憶いたしますところ、事務費の全額は国が出しております。それから医療費の中にも一部、去年...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) 時間がなくなってまいりますので少ししゃべらせていただきます。  確かに給付の仕方においては差があるのです。しかし、これを同じように給付したとすれば大変な大きな問題が出てくる。その点は大臣も十分先刻御存じのとおり。いまの保険組合の財政は黒字でございます。...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) この数字については後でお互いに確認し合います。  何らかの改定というふうにいまおっしゃいましたが、一方においては、この不況下において健康保険料の値上げを大変国民は心配しておるわけです。のんびりした話じゃないので、ひとつその点は十分御承知の上でお願いした...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) 私にはそういう発想は大変理解できません。一つ一つ私の考えを申し述べたいのですが、時間がございませんので、簡単に申し上げます。  いま大臣おっしゃいました、ボーナスの少ない人から少なく取り、多い人から多く取るんだ、確かにそうでございます。ただ、わずかしか...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) この不況の世の中に、一挙に累積された何年間の赤字を、そういうふうな一いずれにしても弱者を圧迫されているのではないか。これはそうじゃないとおっしゃれば平行線になってしまう。これは国民がそれを正しく判断すると思います。そういう意味で、そういうものを一挙にゼロ...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) つけたいというのとつけるというのでは大変言葉の開きがございます。そういう意味で、私自身は、もう時間もございませんから、詰めてみたところで答えは出ないと思います。ただ、私がきょう申し上げたのは、いまの健康保険制度の中には大変いろいろな矛盾点がたくさんあると...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) ことしじゅうをめどにはっきりとそういう抜本改正に向かっていただけるということを、きょうの最後のお答えとして承ります。  それでは、私の時間が参りましたので、質問を終わらしていただきます。
03月11日第80回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第1号
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○工藤(晃)分科員(新自) 新自由クラブの工藤晃でございます。  本題に入る前に、私いままで職業は医師でございましたので、その立場からちょっとお聞きしますけれども、この部屋の空気が大変濁っていると私は思うんですよ。それで、朝からこの部屋に換気をされたかどうかちょっとお聞きをした...全文を見る
○工藤(晃)分科員(新自) それじゃ私の方から一応自分の考え方を述べてみたいと思います。  確かに、スモン患者に対していろんな補償をしていく、あるいは救済する、重要なことでございます。しかし一方においては、なぜそういうものが起きてきたかということを真剣に考えることもより必要な条...全文を見る
○工藤(晃)分科員(新自) それでは、皆さんがやれなければやれないということになってしまいますと、いままでの歴史を見ますと、永久にやれないという形が出てまいろうかという心配も起きてまいります。  ところで、そういうことが出ましたので、また幾つかの別の矛盾点を指摘したいと思います...全文を見る
○工藤(晃)分科員(新自) 私がそう申し上げたのは、実は四月に改定になったのは、その前の年の十月に改定されなければいけないものが、歯科診療の問題その他で延び延びになって四月になったということを指摘したかったから申し上げたわけです。含まれてないという前提に立ちまして物を考えたいので...全文を見る
○工藤(晃)分科員(新自) ぜひそういう面において具体的に強力に推し進めていただきたい。そういうことについては私どもも協力することにやぶさかではございません。  最後に、きょうは一つの問題点を指摘するだけで終わりますけれども、総括いたしまして、やはり構造上の矛盾あるいは財源上の...全文を見る
03月16日第80回国会 衆議院 社会労働委員会 第5号
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○工藤(晃)委員(新自) 私は、人の命を守ることは政治の原点だ、こういうふうに考えております。そういう立場からいまの健康保険法、これをながめてみますと、こういう健康保険法では人の命が守られていないのではないかという大きな疑問を持つわけでございます。健康保険法がつくられた趣旨は人命...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) お聞きいたしましたところ、坊大蔵大臣も発言されたように、やはり日本の健康保険制度は保険なんだというたてまえの御発言だというふうに考えます。  そうしますと、まずお聞きいたしますが、黒字のところもある、給付も違う。そうするとおのずから、人の命もそこに軽重...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) 大変いろいろとお聞きいたしましたが、一つ一つに対してお聞きいたします。  まず、別々に診療報酬を取ってもいいのじゃないかということに対して、それは一定にすべきであるというような御発言。大変身勝手な御発言で筋が通らない、こういうふうに私は思います。時間が...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) 時間が参りましたので、最後に、これは委員長にお願いがございます。  いまも大臣、積極的にいろいろお考えいただけているそうでございます。それで私どもにもいろいろ御相談いただけるそうでございますので、また私といたしましては、国民の生命がどうすれば尊重される...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) ひとつお答えいただきたいと思います。
○工藤(晃)委員(新自) 大臣は各党のコンセンサスを大変重要視されているようでございますので、そういうもちろん御意思があるという前提に立たなければ私はこういう発言をしなかったのですけれども、そういう場合にできるだけそのコンセンサスを得られやすい条件をやはり私どももつくっていく、そ...全文を見る
03月22日第80回国会 衆議院 商工委員会 第6号
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○工藤(晃)委員(共) 私は、共産党・革新共同を代表しまして、輸出保険法の一部を改正する法律案について御質問をします。  この問題は、これまでの高度成長政策のもとで進められた輸出政策、貿易政策、対外経済政策等が一体どういうものであったかということと、そしてまた、今日の内外の情勢...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) 有責、無責という場合に、オール・オア・ナッシングといいますか、それとは限らずに、部分的なミスについて一定額の請求という場合もある、小さなミスにもかかわらず全額請求という場合もある、そのように理解してよろしいのでしょうか。
○工藤(晃)委員(共) このように、この判定あるいは査定と申しますか、これは非常に複雑な問題になってくると思いますが、先ほど専門的な知識が要るから審査会を設けると言いましたが、それは大体どういう構成を念頭に置いておられるのですか。
○工藤(晃)委員(共) その場合、通産省が委嘱するということで、人選はそこに任されるというふうに判断されるわけでありますが、これからのプラント輸出の額は非常に大きくなる。したがってボンドの額も大変大きくなることが見込まれる。それだけに恣意的な判定を防止しなければならない。  こ...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) 続いて、この改正案の内容の理解を正しくするための質問になりますが、履行せず、履行することのできなかった場合で輸出者が無責とされる事由の一つに、輸出保険法の第三条六号として、「前各号に掲げるものの外、本邦外において生じた事由であって、輸出契約の当事者の責に帰...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) いまのお答えだと、一般論としては外国の会社に責任がある、そのときは本邦の会社が無責であっても保険対象にしない、しかし、もし特約があるならばそうとは限らない、保険の対象にする、と、そのように理解しますが、それでよろしいですね。
○工藤(晃)委員(共) では、さらに追加して伺いますが、第十条の二の第二項の第二号に、「それが第三条各号に掲げる事由その他の」として、「その他の当該入札者等の責めに帰することができない事由」ということがありますが、ここでは普通の輸出保険の場合よりも広く「その他の」とありますが、こ...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) そうしますと、たとえばこれまで普通輸出保険についてどういう事件が起きたかということで、貿易局輸出保険企画課の「輸出保証保険制度の概要」の五十年二月によりますと、最近の主な保険事故事由がいろいろ挙げられておりますが、中にはイラクのバスラ港の滞船あるいはカナダ...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) 普通輸出保険では無責の事由に入れられていないところの国内におけるさまざまな事情、それを不可抗力として——普通輸出保険では国内の事由が入ってこないのに、今度のプラントの輸出に関しては、そしてそのボンドの保険に関しては、なぜそこが広げられたのか、その点について...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) この点はいまの説明でも私は十分理解することができませんし、また、今後もう少しはっきりさせなければいけませんが、それにもう少し加えまして、いまのように契約不履行でも無責とされる事由は、第三条の各号の事由と、それに加えてその他の事由、その事由の中にはそういう国...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) いま、通産省として、ないものだというふうに考えているということでありますが、世の中はなかなか複雑でありますからいろいろなことが起きると思います。  このように、以上の点をいろいろ伺いましても、普通輸出保険に比べて免責とされる事由が広げられるようにされる可...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) 要するに、判定に当たっては非常に厳格な態度で臨むというふうに理解してよろしいですか。
○工藤(晃)委員(共) 収支相償うという立場での厳格さというのと一件一件についての判定の厳格さというのは大分意味が違うと思います。  それはさておきまして、商工委員会の調査室でつくられました「輸出保険法の一部を改正する法律案の要点及び問題点」はこの法案を検討する上でいろいろ参考...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) なぜ厳格という言葉を後になって公正と置きかえるのでしょうか。その意味をもう少し聞かせていただきたいのです。厳格ではいけないのですか。
○工藤(晃)委員(共) 政府のお考えがこの商工委員会調査室の説明に大体近いということであり、厳格というよりも公正という方がいいということで、この辺は今後もこの法律改正案の審査に当たって大いに問題にしなければならないと思いますが、ともかく、余り判定にやかましいことを言うと、それがそ...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) いまの御答弁にありましたように、契約の中身は別に審査の対象にならないということだと思います。  実は、この前の予算委員会でわが党の正森議員が、ソウル地下鉄問題で、一両当たり約千五百万円、百八十六両分で約二十八億円の不明金のあることを指摘しました。参考人と...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) 輸出においての承認というのは、標準決済外のものに入るということでこれが承認を得るということですが、恐らく、これは大体書面審査で終わるんじゃないですか。
○工藤(晃)委員(共) 先ほども、新韓碍子の例で、毎日新聞社が伝えるところでは、ともかく通産省に出された書面がそれを明らかにしていなければどうしようもないというふうなことを言われて、私はその方が大変正直な受け方だというふうに感じたわけでありますが、これらの点も今後一応私たちは追及...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) 速記録はいま印刷に入ったところなので、時間的にちょっと持ってこれなかったわけですが、聞いた人によると、いろいろな新聞のこの辺の報道が正しい。それから、私は正森議員からも直接聞いたのでこういう理解でありますが、また、契約の五%のパフォーマンス・ボンドを積まな...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) この辺の事実関係は私どもも調べますし、どうか政府の方でも調べていただきたいのですが、それはともかくとして、先ほども言ったように、輸出者がそういうパフォーマンス・ボンドをまるごと銀行に積むということはパフォーマンス・ボンドの制度から言っても大変おかしい。私た...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) それでは、この問題は引き続き調査して、後で報告を願いたいと思います。  さて、政府は今度のボンド保険を創設する目的をプラントの輸出の促進ということに置いておりますし、それが国際的、国内的に経済のいろいろな発展の上でいい効果をもたらすのであろうということを...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) 政府側の武器輸出に関する方針は、これは武器の定義において大変狭過ぎるという問題もありますし、それから、したがってそれを製造する工作機械等々、しかもそれは専門的に、と入っているわけでありますが、それも当然狭くなってしまう。  いろいろ大きな問題がございます...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) その似た扱いというのははなはだあいまいだと思いますが、それもまたさておきまして、先ほどの御答弁にありました専用機械でなくて汎用機械ならば、兵器あるいは軍事的な諸物資の製造に役立つものはいまの日本の体制としてはチェックできないし、出ていっている、そのように考...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) いまの御答弁で、要するにそれが兵器の専用機械で、しかも非常に狭い定義のもので、それ以外は実際に軍需産業育成の方針によってどんどん輸出される——汎用と言われてしまえば自由に出ていっているという現状が明らかになったと思いますが、さらにもう一つ伺いたいことは輸出...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) この甲地域の指定を見ますと大変いろいろなことを考えさせられるわけでありますが、たとえばエジプトは入っている。そこへは戦略物資を送るときには輸出承認事項になるけれども、イスラエルは入っていない。たしかそうですね。それから、朝鮮民主主義人民共和国はもちろん甲地...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) 最後ですが、田中通産大臣からいまの問題について御答弁願います。
○工藤(晃)委員(共) これで、あとは改めていろいろ質問を継続したいと思います。  本日はこれで終わります。
03月23日第80回国会 衆議院 社会労働委員会 第6号
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○工藤(晃)委員(新自) 新自由クラブの工藤晃でございます。  この前、三月一日にこの席でいろいろ質疑させていただきました。その主な内容は、不況問題、それから労災保険の問題、それに伴う診療報酬の問題、それから社会的弱者に対する失業対策、このようなお話を質疑させていただいたと思い...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) そうすると、実際活動というのはまだだというふうな感じを受けるわけでございますが、現在不況でございまして、そういう雇用促進が大変要求されるのは現在じゃなかろうか、こう思うのです。そういう点において、そういう目的のためにつくられたものがことしの十月一日までと...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) そうしますと、実際にそういう雇用促進の実績は上がっているわけでございますか。その点、どうでしょう。
○工藤(晃)委員(新自) 大変好ましい傾向だと思います。それは特にその法律ができたからそれによって促進されたということもございましょうけれども、社会の中に福祉のあり方あるいは雇用のあり方というものが定着していくきっかけにそれがなっていけば大変結構だと思います。そういうものを含めま...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) 私がただいま質問しておりますのは、こういう身障者の方々の障害を何とか社会あるいは国が保障していこうという切なる願いがあるからでございます。それにつきましては、そういう雇用の促進、雇用によって生活が安定していくということも最も必要な条件でございますけれども...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) そういう提案をいたしましたのは、逆に言いまして、そういう保育をしているような教育施設の方々から切なる願いとして、ここを出ていった場合に将来が大変心配なんだ。そういう身障者のお子さんをお抱えになっていらっしゃる御家庭の方々は大変将来の、もし私が死んだら後こ...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) ただいま、寡婦雇用促進法が促進されて、その金額も少し増加されたということでございます。身障者に対しましてはそういう促進法ができたために促進されたという大臣からの御返事がございましたが、そういう寡婦に対しましては雇用促進法ができたために実際に効果が上がった...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) そうすると、いまのところはまだ調査中ということで解釈してよろしゅうございますか。
○工藤(晃)委員(新自) そうしますと現在の状態には間に合わないということでございますので、ぜひその点はすべからく実態を早く調査していただいて、それに対する対応策を講じていただかなければ間に合わないのじゃないかという感じがいたします。それはその問題として……(石田国務大臣「すでに...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) はい。
○工藤(晃)委員(新自) はい、そうでございます。
○工藤(晃)委員(新自) それじゃひとつぜひこのような調査も一緒にしていただきたいと思います。毎月寡婦の採用された人数、あるいは逆に解雇された人数がございましたらそういうことも一緒に統計的にお調べいただいておけば、どういうふうな状態になるかよく実態がつかめるのじゃないかと思います...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) ぜひそれを具体的に阻止する方法、手段というものをもっと御検討いただいて、より効果的にしていただきたい、こう思うわけでございますが、私はここで一つ御提案申し上げたいのは、雇用促進、確かに企業側の認識の変革というものが大きくそういうものを左右すると思います。...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) ひとつ寡婦の方にもぜひそういうものを波及させていただきたい。それで、できるだけ具体的に、そういう表彰の仕方も総体的にすべてにということでなく、各論で個々にでも結構ですから、ぜひそういうものを促進されますようにお願い申し上げます。  それから最後に、時間...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) そういう企業努力をされて職業病の発生を防止される企業と、それから野方図に放置されて多発する企業と、そういう差の出ないように、労働省としてはどういう対策を講じればそういうことが善処されていくかということについてより御検討をいただいて、そういうことの差を縮め...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) これで質問を終わります。
04月06日第80回国会 衆議院 商工委員会 第9号
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○工藤(晃)委員(共) 私は前回の質問に続いて質問を行いますが、前回の質問で余りはっきりしなかった点の一、二点ばかりを最初に質問してから進みたいと思います。  その一つは、予算委員会におきましてソウルの地下鉄問題が取り上げられました。わが党の正森委員が、三菱商事の田部社長が参考...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) いまのような調査の結果だということでありますが、このときの質問に対する田部参考人の答弁を見ますと、要するに、この一一%になったという理由について、「それは契約総額の五%をパフォーマンスボンドで積みます。それの費用もかかる。」と言って、その後で、「本件の場合...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) この問題はもう少し調査をしなければいけない点があると思いますが、少なくともこの前の予算委員会の答弁では、そういう二%が一一%になった、この間に五%が加わったからだという印象を与えたことは否定できないわけであります。したがってこれはまだ調査を要する問題だと思...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) 私がソウルの地下鉄や新韓碍子を挙げて、そういうことを含めて不明朗な事件が起きた、きわめて残念であるというようなことを言われたと思いますし、まことにそのとおりでありますが、しかし、こういうことを政府当局がどうしたら防げるか、逆に教えていただきたいという姿勢そ...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) 韓国に対しての兵器の輸出や——経済的なことはやるけれどもという意味は、すなわち軍事的なことはやらないという意味ととれますが、実際はどうなっているのか。  これも私は前回の質問でいろいろ問題点を明らかにしました。その一つは、武器三原則があるではないかという...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) いまの御答弁は大変矛盾していると思うのです。平和な姿で輸出を進めたいと言うけれども、輸出したプラントを受け入れる側では、ここで大いに軍需生産をやるのだ。軍需工業を興すのだ。そのために輸出される。輸出をくぐり抜けるときの名目はたくさんある。これは汎用機械であ...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) この問題というのは、日本国憲法が一つの原理としているところの恒久平和に著しく反しますし、朝鮮民族全体としての平和的な統一という願いにも反しますし、いま世界で一番緊張が問題とされている朝鮮半島における緊張を現実に促進するという性格の問題であり、したがって、こ...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) それでは、その外交ルートを通じまして昌原団地の調査を積極的に進めて、その資料を提供することをお願いします。  さて、プラント輸出の問題につきまして、これはもちろんいろいろな関連を通じまして中小企業にメリットをもたらすということに対しましては私は決して否定...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) 大体そのとおりだと思いますが、そこで、問題は、これまでもこういう輸出振興のためにいろいろと金融、保険の仕組みが設けられてきましたが、たとえば輸出入銀行、その利用、大企業と中小企業の構成比、これについてお答え願います。
○工藤(晃)委員(共) 実は、今国会の予算委員会への大蔵省の提出資料の中でこの数字をある程度与えられていたので、それをお答えくださると思ったのですが、私の方で引用しますと、これは一億円以上、件数は二百二十で四%、残高が二百十九億でわずか〇・八%という数が出ているわけであります。実...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) では、その資料は必ず提出していただくことを要求します。  その次に、輸出保険における中小企業、大企業につきましては先ほど長田委員の質問の中で答弁がありましたが、そこで、大企業、中小企業というのをどういうランクで、具体的に資本金は幾らから幾らでそういう分類...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) いまの説明で一層明らかになったと思いますが、中小企業と言ってもメーカーで十億円以下で、かなり大きいところも含むし、また、商社関係でも三億円、そのクラスも中に加えられているということから言って、実際に日本経済の一番広範な中小零細企業ということからすると、トッ...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) さて、次に、大企業のプラント輸出が実際わが国の中小企業にどういう影響を与えるのかという問題で、はね返り問題がいろいろ出されてきておりますが、具体的に韓国の繊維産業について日本企業との合弁が非常にふえている。それからまた韓国向けに繊維のプラントの輸出が非常に...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) こういう問題で正確な統計がないと言いますが、実際にジェトロその他で調査しているはずなんです。そしてたとえば、私の手元にある資料によりますと、韓国の紡織設備の約七〇%が日本製機械であるという資料もございます。これは昭和四十九年にジェトロが調査したものでありま...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) もちろんこれは品物によっていろいろ違うということは考えられるわけでありますが、しかし、このジェトロのある調査によりますと、日本への輸出のうちに占める進出企業の割合は七六年に一九・一%になるであろうということで、いまの答弁よりかはるかに高いと思いますが、これ...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) ジェトロの調査は内々の調査であれ何であれ、委員会に提出しないというのは非常に奇妙なことだと思いますので、委員長、これはぜひ理事会でも諮って要求していただくようお願いしたいと思います。
○工藤(晃)委員(共) 以上、私はいろいろ質問いたしましたが、結局、このボンド保険法につきましては多くの問題点があるということがその結果明らかになったと私は考えるわけであります。一つの問題として、運用が通産省に任されるということで、この実際の保険額というものはこれからかなり大きな...全文を見る
04月08日第80回国会 衆議院 社会労働委員会 第8号
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○工藤(晃)委員(新自) 工藤晃でございます。  戦傷病者戦没者遺族等援護法等の一部を改正する法律案、これに関連いたしまして、一、二質問をさせていただきます。  今回の改正に当たりまして、予算策定に当たってその基準をどこに置いて改定をなさいましたか、その点についてお答え願いた...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) 高齢者が多くなってくることに対する配慮は特別になされているということでございますが、その点は私も指摘したかったわけでございます。このような障害年金とか遺族年金の引き上げも、だんだん対象者が減ってまいりますから予算的には前年度に比べて楽になる可能性もあるわ...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) それでは質問を次にまいりますが、この中で特別給付金というものが出されておりますけれども、この特別給付金の性質について、これはどういうものを指すのか、御説明願いたいと思います。
○工藤(晃)委員(新自) それじゃこの特別給付金の性質からいきまして、原則としては初回一回限りか、あるいはまたそれを何度も繰り返していく性質のものなのか、その点はいかがでございますか。
○工藤(晃)委員(新自) 福祉はこれでいいというものじゃなくて、国力の許す限りこういう福祉政策というものは充実させていただきたいという気持ちは十分ございますし、そのとおりだと思うのですが、ただ、こういうたてまえ上のことが途中から変更されてまいりますと、今度は他の同じような制度を新...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) そういうことでありますので、私は最初申し上げましたように、高齢化してまいります方々、特にその中で低所得のためにお困りになっていらっしゃる方、あるいはこういういろいろな援護法の適用を受けているにもかかわらず経済的に大変お困りになっている方がいらっしゃるはず...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) これは見解の相違でございますけれども、やはり筋は通された方がよろしかろうと思います。これを切ってしまえじゃなくて、逆に継続して行うべきものであるならば継続して行えるようなものをそこに追加していった方が納得されやすいと思いますし、私が心配いたしますのは、こ...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) そのむずかしいところを何か打開する方法は具体的にございませんか。
○工藤(晃)委員(新自) ぜひ、法のたてまえからいって救済できるものは救済していくような方法、手段をとっていただきたいと思います。  次に、戦後三十年たっておりますけれども、いまだ日本に帰還していない者は大体どれぐらいの数字でございますか。
○工藤(晃)委員(新自) その帰還できない事情は、大別して大体どういうふうな事情で帰還できないことになっておりますか。
○工藤(晃)委員(新自) 本人が帰国を希望していながら他の条件によって帰れないような方々には、ひとつぜひとも今後その事情を究明していただきながら、その国にも十分そういう帰国促進のための努力をされる意思はございますか。
○工藤(晃)委員(新自) 今後ともにひとつその努力を忘れないで続けていただきたいと思います。  それから、中国に残留している身元不明の日本人孤児が相当数おります。現在これらの者から身元調査の依頼が相当来ておると聞いておりますが、その調査状況はどういう状況になっておりますか、ひと...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) 残りの方々に対しましても今後努力をされるおつもりでございますか。
○工藤(晃)委員(新自) 孤児といいましても、もう相当年齢的には高年齢になっていらっしゃる方々が多いと思うのですが、そういう方々で、日本に帰ってこられて何かトラブルその他で困っていらっしゃる方は現在いらっしゃいませんか。
○工藤(晃)委員(新自) 円満に国元にお帰りになって幸せになられる方はいいのですけれども、せっかく祖国を夢見て切なる思いで帰ってこられた方々が、冷ややかな迎え方、あるいは生活にお困りになっていらっしゃる、あるいはその他いろいろな事情で不幸な立場に立っていらっしゃる方に対して、その...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) これはやはり雇用の問題も絡んでまいろうと思います。日本までお迎えするには一生懸命努力された、その後の、何のために帰ってきたかというとやはりその人なりの幸せを求めて帰ってこられたと思いますので、そういうことに対するアフターケアと申しますか、そういうものに対...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) ぜひそのようにお願いします。  大臣の参議院予算委員会出席に対して、この審議の進捗に協力する意味で大臣不在で質疑をやりましたけれども、ぜひあなたから私の質問要旨について十分御説明いただいて、大臣にも御納得あるいは御協力いただけるようにお願いしておきたい...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) それではこれで質問を終わります。
04月13日第80回国会 衆議院 社会労働委員会 第9号
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○工藤(晃)委員(新自) このたび提案されました雇用保険法等の一部を改正する法律案、これについて幾つかの質疑をさせていただきます。  これは労働者の失業の予防を図るため、新たに雇用事業を行うために改正する法律案、中身はそういうことでございますので、それについてお聞きいたします。...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) そのような結果を待ついる間に相当期間的にずれが生じるのじゃないかと思うのです。そうなりますと、実際この目的が実行された場合に果たして効果を上げ得たという結果にはなりにくいという時期的な問題を解決するために、もっと具体的に真剣に今後実行の場で考えていただか...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) それだけではまだ足りないと思います。労働省の末端出先機関が、中央で決定をされましても、実行がそういうところでおくれますと、また、そういう面においておくれが生じると思いますので、そういう面は迅速に結論が出るように、また実行に移されますように、今後御配慮いた...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) その点については、まだほかにも落ちこぼれがございましょうから、そういう面についても十分別途お考えいただいて、特に零細企業のそういう方々への恩典が波及するようにお願いいたしたいと思います。  次に、大臣にお聞きいたしますが、産業構造の変化その他によって事...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) ぜひ雇用安定事業と並んで積極的に、こういうことが反映しないように労働側からも積極的なそういう意味の発言をしていっていただきたい、特に強くお願いしておきます。  それから、聞くところによりますと、雇用安定事業のために千分の〇・五を今度は引き上げるというこ...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) 他の三事業、雇用改善事業、能力開発事業、雇用福祉事業でございますね、そういう中から不要なものをできるだけ省く、あるいは縮小するということで雇用安定事業の方を何とか半分の費用で九〇%はアップしたい、こういうことでございますね。そういうことになりますと、この...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) いまのような具体案だけでは、とてもじゃないが、その半分の能力を九〇%にアップすることは困難だと思いますが、いまここでお聞きするには余りにも資料が乏しいだろうと思いますので、またもし時間がございましたら、そのときに具体的にこういうところを削減するのだという...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) 雇用安定資金制度というのは、どちらかといえば雇用の安定している人に失業防止対策として考えられていることでございますが、現に失業してしまった人々の雇用の促進については、別途どのようなお考えを持っていらっしゃるか、簡単にお聞きしたいと思います。
○工藤(晃)委員(新自) 雇用安定事業について、対象となる業種及び期間を指定するというふうにございますが、当面どのような業種と期間を考えていらっしゃるのか、その点具体的に御説明いただきたいと思います。
○工藤(晃)委員(新自) その期間はどの程度ですか。
○工藤(晃)委員(新自) そういう業種指定の範囲外にあるようなたとえば中小零細企業、そういう方々への適用は、別途何か救済方法をこの中に考えておられるのか、あるいは業種指定がなければどうしてもだめなのか、その点具体的にお考えがございましたらお聞きしたいと思います。
○工藤(晃)委員(新自) ということは、やはり弾力のある救済あるいは安定事業を考えていきたいということでございますね。そういうことにとらえていいですね。そうしますと、お考えになっていらっしゃるような対象以外にも、現実においてそういう安定事業の対象として何とかしてもらいたいというよ...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) ぜひともそのようにしていただきたいと思います。とにかくこういう事業は、往々にして画一的になりがちだし、また、そこから不公正が新たに生まれてくるという可能性もなきにしもあらずだと思いますので、その点ぜひ弾力的にお考えいただきたい、こういうふうに特に大臣にも...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) できるだけ今後ともそういうデータをわれわれにも発表していただきたいと思います。  それから、休業のほかに教育訓練にも助成するということは非常に結構でございますが、ほかに、第六十二条第一項第五号の労働省令で定める事業として何を一体考えられているのか、具体...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) この事業に関連いたしまして、特に身体障害者の雇用安定のための施策として何かいま考えておられますかどうか、その点はいかがですか。
○工藤(晃)委員(新自) 最後に、大臣にお答えいただきたいと思いますが、いまもお聞き及びのとおりでございます。考えておられないと言うのですが、雇用促進と安定はやはり違うと思います。そういう意味で身障者あるいはそれ以外にも高年齢者あるいは寡婦、このような社会的弱者の雇用の安定という...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) 労働行政は、常にそういう社会的弱者の立場を中心に、第一番に考えていただくような労働行政であってほしいということを心から念じながら、私の質問を終わらしていただきます。
04月15日第80回国会 衆議院 社会労働委員会 第11号
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○工藤(晃)委員(新自) ただいまいろいろの参考人の方々から北海道の季節労働者の方々の窮状をお聞きいたしまして、胸の迫る思いがいたします。何とかこれを、たとえどのような方法であろうとも解決をしてほしいという切なる願いは私ども痛く受けとめたわけでございますが、その点につきまして國井...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) 私どももこの問題についてはもっと真剣に取り組まなければいけないし、労働の問題だけで解決できない点も多々ございますので、ぜひとも皆様方も協力いただくと同時に、私どももそういう問題について積極的に何らかの打開策を考えてまいりたいと思います。時間がございません...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) 続けて下川参考人にお聞きいたしますけれども、この前の質疑で労働大臣が、大変この点についても企業側も理解を示してきている、特にある企業では新聞に身障者を指定して募集している、こういう傾向もあるので、将来ともに見通しはそう暗くないのではないかという要旨の御発...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) 身障者の雇用促進法も最近できた法律でございます。そういうわけで趣旨徹底がまだまだ末端まで行き渡ってないであろうということも想像できますので、ぜひひとつこういう問題について、身障者だけを対象という意味ではございません、社会的弱者の救済のために、また、できま...全文を見る
04月19日第80回国会 衆議院 社会労働委員会 第12号
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○工藤(晃)委員(新自) 労働安全衛生法及びじん肺法の一部を改正する法律案に関連いたしまして、幾つかの質問をさせていただきます。  まず第一に、第五十七条の三の第一項及び第三項の関係、読んでみます。労働大臣は、化学物質でがんその他の重度の健康障害が生ずるおそれのあるものについて...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) 次に、五十七条の三の第二項の関係で、前項の規定による指示は、有害性の調査の技術水準、調査実施機関の整備状況、事業者の調査能力などを配慮し、労働大臣が定める基準に従って行うものとする、こう書いてございますが、この事業者の調査能力というものと、それから労働大...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) それでは事業者の調査能力というのは、事業主の自主性に待つわけでございますか。
○工藤(晃)委員(新自) そうしますと、問題は、やはり企業主の自覚ということもこの問題については大きな要素になろうと思います。  それから、新しい化学物質に対しては、なるほどこのような改正がされますと、十分チェックしやすくなると思いますけれども、いままでの古い、既存の化学物質を...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) そうしますと、既存の化学物質について有害だとされているものは大体どのくらいあって、それらを今後どのような規制の対象に加えていかれるのか、その点についてお答えをいただきたいと思います。
○工藤(晃)委員(新自) それでは続いて、新規の化学物質の有害性の調査結果が届け出されたという場合、有害であれば労働大臣は健康障害防止処置を勧告することができることとされておりますけれども、事業主が逆にその勧告に従っていかなかったという場合には、どのような処置をお考えになっていら...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) これは少し条件が違いますけれども、たとえばスモンの例の場合でも、早期にこれの防止対策が講じられていたならば、あのように多量な被害者を出さなくても済んだのじゃないかというふうな説もございます。そういう意味におきまして、ただ勧告しっ放しでは、これは事実有害か...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) できるだけそうしていただきたいのですが、ただ勧告しっ放しで実行されないということになりますと、その間に被害者が出る可能性もございます。そういう意味においては、やはり勧告と同時に、その後その勧告に従って事業主がそういうものの予防対策を講じているかどうかのチ...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) 環境整備と、一言で言えばそういうことだろうと思うのですが、そういう場合に、企業側にそういう環境を整備するための設備の改善その他要望されていかれることと思うのですが、そういう場合に、そういう設備を改善するための費用をどのような形で援助されますか、あるいはあ...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) 大変好評だということでございますが、逆に、そういう融資の申し込みがありましても、資金が間に合わないというようなことはあるのですか、それとも十分足りているのですか。
○工藤(晃)委員(新自) ぜひ受け身な対策よりも積極的な、もちろん粉じんを出さなければ一番よろしいのでしょうから、そういう面において、完全な防止をするのは不可能にしても、何割かでもそれを予防していく、あるいは減少させるというふうな方向に大多数の企業が協力していただかなければ、じん...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) やはりそういうものに対する基準というのが設けられていると、わりと事業主の方もそれに注意をいたすだろうと思いますので、ぜひその環境の基準を何らかの形で設けていただいて、それ以上になる場合には、やはり作業時間に対しても十分な配慮をするような指導をしていただか...全文を見る
04月19日第80回国会 衆議院 商工委員会 第13号
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○工藤(晃)委員(共) 私は、日本共産党・革新共同を代表しまして、独占禁止法改正の政府案に対しまして質問いたしますが、もとよりわが党は社会党、公明党・国民会議、民社党と野党四党の案を出しております。これは七十五国会における五党修正案の内容と同じであり、第七十六国会にやはり四野党で...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) 総務長官は、こういう経済の状況、私が原点と述べた問題について十分考慮していると言われましたが、その結論はどうか政府案に御賛成くださいということでありますが、そうはいきません。  しかし、二年前の七十五国会の商工委員会でも、第一次政府案をめぐって多くの審議...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) それでは、時間が限られておりますが、時間の限られた中で具体的な問題について質問を続けたいと思います。  第七条の排除措置の点でありますが、そもそもこの問題の出てきたのは、先ほど原点と申しましたが、国民にとってカルテル、価格、国民生活をいろいろ圧迫する重大...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) そうしますと、しばしば引用されたと思いますが、将来の違反行為の禁止も出てくる。それから、取引先及び事業者へ、価格協定はもう破棄しましたよ、今後は共同しての販売価格を決定いたしませんというようなことを周知徹底し、その方法については公取の承認を受けてやるという...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) いまそのような答弁がありましたけれども、この商工委員会で前の公取委員長から影響を排除する措置も入っているというはっきりした答弁があったという事実も踏まえて、そういう審議も踏まえて先へ進まなければならないと思うわけでありますが、そこから直ちに、きわめて簡単に...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) そういうお答えならもう一度読まざるを得ないわけでありますが、「一般に独占禁止法違反の行為があるとき公正取引委員会はその違反行為を排除するために必要な措置を命ずるのであるが、ここに違反行為を排除するために必要な措置とは、現在同法に違反してなされている行為の差...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) いずれにせよ、これまでの私の質問の中で、七条の排除措置の、「排除するために必要な措置を命ずることができる。」ということの中はかなり広い内容があり、そして東京高裁は明らかにその影響排除ということで出している。そして、これは当然政府としても尊重せざるを得ない点...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) 時間が来ましたので、これ以後の問題は改めてまた質問を続けたいと思います。
04月20日第80回国会 衆議院 社会労働委員会 第13号
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○工藤(晃)委員(新自) 質問いたす前に、いつも私は最後になります。大変早朝から長い時間、大臣、御苦労さまでございます。できるだけ私も簡潔にお聞きいたしますので、それについてできるだけ要点をお答えいただいて、できるだけ早く問題の解決をいたしたいと思います。  国民年金法等の一部...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) 高福祉高負担という考え方でございますか。
○工藤(晃)委員(新自) それに関連いたしまして、将来国民年金においても所得制限制度というようなものを導入なさるお考えはございますか。
○工藤(晃)委員(新自) 私がお聞きいたしましたのは、結局、国民年金でも高額所得者に対してはそういう制限をしていくのだという考えがあるかどうかということをお聞きしたわけでございます。
○工藤(晃)委員(新自) 結局、国民年金の中の老齢年金などで、高額所得者がお年寄りでもいらっしゃるわけですが、そういう方にも所得の非常に少ない方と同じような給付の仕方を今後とも均一になさっていくのか、あるいは将来どのようにそういうものに対する配慮をしながら制度をお考えになるか、そ...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) 老齢福祉年金、これはあるいは過渡期の問題かもしれないですし、将来はそういうものがなくなってしまうのかあるいはそのまま存続されるのか、その点よくわかりませんけれども、無拠出の年金を拡大してその制度を拡大されていくのか、あるいは拠出制を今後とも充実されていく...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) 老齢福祉年金についてお聞きいたしますけれども、真に老後の保障を必要とするような高齢者を優遇してあげなくてはいけないというふうなことを考えた場合、本人及び配偶者、扶養義務者の所得による支給制限のあり方を再検討していったらどうかというふうな考え方も持っている...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) 国民年金の付加年金を所得比例にして、厚生年金の所得比例部分とできるだけ一致させるというふうな年金間の格差の是正という立場から、そういうふうなために国民年金の中の付加年金の所得比例化をする御意思はあるかないか、その点はいかがでございますか。
○工藤(晃)委員(新自) 中には、働ける間は働いて老後をできるだけ安定したいという考え方の皆さん方も多いと思うので、むずかしい点はございましょうけれども、今後任意制の部分をできるだけ導入していく、そして要求に応じた年金の支給の仕方をしていくということもあるいは年金問題の解決の一方...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) 民間の生保の制度など、いろいろとまた参考に研究されるとあるいはいい方法が生まれてくるかもしれませんので、そういう点もひとつお願いして、一応前向きに、そういう任意制度をできるだけ提供していくというふうな考え方でひとつ御検討いただきたい。この問題についてはそ...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) その懇談会の結論というのは大体いつごろ出る予定でございますか。
○工藤(晃)委員(新自) 次に、被用者の妻の問題についてお伺いいたしますが、被用者の妻は国民年金に任意加入することができるというふうになっております。その加入者は大体どれぐらいいらっしゃいますか。
○工藤(晃)委員(新自) 被用者の妻がなぜ任意加入として国民年金の方に導入されているかという、その内容というか、どういう形でそういうものが国民年金の方に導入されたのか、その意味を伺いたいと思います。
○工藤(晃)委員(新自) 現に、先ほど申しましたように任意加入制度がこういう形で実現しているわけでございますね。厚生年金の方から妻だけが国民年金の方に二重に加入できる、そういうこともあります。初めての任意加入制度というものの導入じゃなくて、そういうものはもう現にできているのですが...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) それからもう一つ、このように急激に老齢化してくる社会が日本の社会でございますが、そうすると当然のことに受給者がふえてまいります。そうすると、現在プールされておるような財源でも急激に減っていくというふうなことが推定されますし、またどんどん年金の額を上げても...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) それで、もとの発言にまた戻るわけでございますけれども、家族制度というか、現在、社会の風潮というのは核家族になってまいっております。子供が親のめんどうを見ない風潮というのは非常に強くなってきている。現実においてめんどうを見れないということもありましょうけれ...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) これは単なる発想でございますけれども、そういう住宅の将来のビジョンと年金のこういう考え方というものがうまくスライドしていかなければなかなか実行はむずかしいと思いますし、それからまた、住宅政策と年金の問題を絡み合わせて国民がよりそういうところに目を向けるよ...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) ぜひそれを具体化していただけますようにお願いいたしまして、私の質問を終わります。
04月22日第80回国会 衆議院 商工委員会 第16号
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○工藤(晃)委員(共) 私は、前回の質問に引き続きまして、第七条の排除措置のところについての質問がまだ十分終わっておりませんので、引き続き続けます。  それで、ここでは第三条で私的独占や不当な取引制限の禁止をし、それから第六条の中の第一項、第二項でそれらの排除措置について規定さ...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) 私が最後に伺った公取の審決例はもとより、高裁の判決なども尊重してやっていくかどうか、その点についてお答えがなかったと思います。
○工藤(晃)委員(共) もしそこまではっきり言われてしまうならば、それでは東京高裁の判決は影響排除が入らないのだという説明なり証明をちょっとしていただきたいのですが……。
○工藤(晃)委員(共) 大分苦しい解釈だと思いますが、たとえば影響という言葉を今度英語に直していくと、インフルエンスだとかエフェクトだとかコンセクエンスなどというのが普通の字引に出てきますが、特にコンセクエンスなんてなると明らかに結果という意味が強いので、これはもともと結果と影響...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) そのように書いてあるわけですが、ここでは、「不当な取引制限」とは何か、事業者が他の事業者と何らかの形で共同する、話し合いでも何でもする、協定を結ぶ、そして対価を、値段を上げたりいろいろする、そしてそれがそういうことによって「公共の利益に反して、一定の取引分...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) 「不当な取引制限につき前項に掲げる措置を命ずる場合において、」というのは、これは審決の中でやるというふうに理解していいわけですね。
○工藤(晃)委員(共) たとえば審決の形式を、主文、事実、証拠、法令の適用という形式だとすると、主文のうちの一項目としてこれが書き込まれるわけですね。
○工藤(晃)委員(共) 七十五国会のときの第一次政府案で「当該措置の実施後」とあったのと今度は少しニュアンスが違うのですが、それはどういうふうに違ったわけですか。
○工藤(晃)委員(共) それでは具体的に被審人に対して届け出の命令を書くときに、たとえばどういうふうに主文は書くことになるわけですか。非常に抽象的に、「以上の違反行為によって生じた影響を排除するためとることとなる具体的な措置を届け出よ」というような、この程度の粗さで書くのか、それ...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) いわゆる審決ですから、その当該行為が何であるかはっきりする。それから、では、当該行為によって生じた内容と、それからもう一つそれをとるための措置と三つありますね。そのうち内容はもちろん公取が判断するけれども、なるべく特定してというのはどの程度具体的に書くので...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) そうしますと、「カルテル価格によらない価格」と、そこまでは書かれますが、当然想像されるとくろのもとの価格へ戻せとか、そういうことはないわけですね。
○工藤(晃)委員(共) 私がこういう質問をするのは、公正取引委員会がどこまで被審人を縛るのかということでいろいろ聞いているわけであります。  この中の「影響を排除するためにとることとなる具体的措置の内容」というのは事業者の決定に任されるということなんですが、そもそも金会一致で通...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) では、ここのところで届け出を出しなさいという命令に事業者が従わなかったとか、あるいはまたその後定期的に報告を出すことに従わなかったというときにはどういう罰則が働くわけですか。
○工藤(晃)委員(共) では、業者の方が自主的な届け出をやって、前の価格はもうパアにします、鋼材一トン当たり一万円上げましたけれども、これをこれだけ下げます、いろいろやる場合もあるし、ただ抽象的に今後は大いに自主的に決めますという、そういうスローガン的な届け出をすることもあるだろ...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) 法としてこういう矛盾も出てくるのは、もともと被審人に自主的に決めろということ自体一つの大きな矛盾があるのですが、それをその当時は非常にまじめに受け取って真剣にこれだけ下げようということを届けてしまったけれども、結果が下げられなかったら審決違反になる、そこを...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) これと関連して、要するに届け出て後ふまじめだと思ったら行政指導をするというのは、これはすべて審決が出された後で、それは審決分には関係ないわけですね。
○工藤(晃)委員(共) 七条関係では一応質問をこれまでとしますが、これまでのいろいろ質疑を通しましても、実際に必要な措置を公取が命ずることができるということにしておけば非常にわかりやすくなるところが、事業者に届け出をやらせる、内容は事業者任せであるというようなことからいろいろ矛盾...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) それは、ではいずれ調査してお知らせ願いたいわけでありますが、ついでに上位三社六〇%以上の業種もあわせてお知らせ願いたいと思います。  さて、では具体的なことについて伺いたいのですが、鉄鋼業界に行った一次、二次、三次の調査というのがありますが、これは独禁法...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) この調査で、「第三次鋼材値上げ調査について」によると、これは五十一年十三月八日とありますが、この中で、「次の点は、メーカー間において事前に意思の連絡があったことを疑わせるが、調査の結果、それを確認することはできなかった。」としながら、「値上げが、五月二十一...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) ここで「事前に意思の連絡があったことを疑わせる」という、その事前に連絡があるかないかという問題になると、いわゆる寡占市場でのよく言われている意識的並行行為、A社が上げ、それにB社がならうとか、そういうこととは違って、独禁法で言うと共同に関する事前の連絡、そ...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) 私が伺ったのは、そういう違いについての説明も結構なんですが、この鉄鋼調査の場合、報告の中でも事前に連絡があったことを疑わせると言うが、確証が得られなかったと言っておりますね。そうすると、ここで単なる意識的並行行為とかいうのでなしに、カルテル行為もあったので...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) 四十六条までいかなかったのですが、その場合、ではなぜ四十条調査をやらなかったのかということをちょっと聞きたいと思います。
○工藤(晃)委員(共) 協力が得られたから調査ができたということですが、その結果、疑わしいけれども証拠が出なかったという結果も付随したのではないかと想像せざるを得ないのですが、私は最初に、独禁法改正問題で原点ということをずいぶん強調しました。国民が何をどういうことから改正を望んで...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) それは毎週開いているのですか。
○工藤(晃)委員(共) それは議事録などは見せていただけますか。
○工藤(晃)委員(共) 産構審のときの鉄鋼部会のときは議事録はあったんですか。
○工藤(晃)委員(共) 産構審の趣旨そのものもいろいろ問題があるのですが、産構審という法律でもある程度規定された審議会とは別の月曜会というものができてしまって、それで議事録もとらないで毎週鉄鋼業界が集まって顔を合わせている。そこへ通産省がおいでになって、いま大体来月の自動車の生産...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) いまの産業の実態がそういうふうになっているから、少なくともこの問題に対処しようと思えば二つしか対策はない。一つは、もう年がら年じゅう顔を合わせ、しかも通産省が一緒に出て顔を合わせているそういう業界が四十九年以来もう五回も繰り返し同調値上げをやっているという...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) それから、五十年六月十七日の当委員会で、これは議事録に載っておりますが、横路委員の質問に対しての味村政府委員の答弁として、四十条調査は公取の一般的な調査権の規定だ、職務は具体的に法律に規定されているから、具体的に規定された職務を行うのに必要な場合四十条の規...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) さっき言った鉄鋼調査のときに四十条を適用しようと思えばできたのかどうかということについて答えがなかったんですがね。
○工藤(晃)委員(共) これは十八条の二と四十条との関係でありますが、前回四十条の二となっていたところと四十条の関係について、やはり高橋公取委員長が、議事録によりますと、四十条の二はいわば宣言的効果で、四十条の二に基づく報告書で、たとえばその理由がはなはだしく不備なものであるとい...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) この前も指摘したのですが、二年前ここで審議して、そこで公正取引委員長の答弁として出されたこととかなりニュアンスが違うことをまた今度は政府がされるということが繰り返されているわけですが、この点についての公正取引委員長の方のお考えはどうでしょうか。
○工藤(晃)委員(共) だから、二年前にやった審議の成果などが受け継がれないで、改めた新解釈を次々と持ち出されてくるというところに今度の政府案そのものに対して私はいよいよ疑惑を大きくする、疑惑を大きくせざるを得ないような答弁をそちらがなさっているというように考えざるを得ないのです...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) 私が言っているのは、何も、十八条の二違反であるとか、そういうことで四十条でいくとかいうことじゃないけれども、そもそもわれわれが対象としなければいけない寡占業界というものを十八条の二で十分とらえているとは必ずしも思えない。たとえば三百億円であるとか、三社七〇...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) いまの答弁と関連して、四カ月ぐらいにしたらこれは十八条の二の方で処理するというのはどういうふうに処理できるのですか。処理しようがないのじゃないのですか。つまり、三カ月を外して四カ月にしたならば、それはあくまでも十八条の二で処理すべきことというのはどういうふ...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) それで、宣言的効果とか、ともかくこういう要件を掲げて、それで、そういうことがあれば、これに対して間接的にしろ何らかの介入をしていかなければいけないという趣旨だと思うのですが、そういうことならば、私も時間がなくなりましたから最後になりますが、この「報告を求め...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) 時間がなくなりましたけれども、自動的というのは何も業者の方が自発的にということでなしに、公取がそのたびに指摘してとることとするという、そういう意味で言ったわけでありますから、業者の自主的判断をそこまで入れられてはかなわないわけであります。しかし、いずれにせ...全文を見る
04月27日第80回国会 衆議院 社会労働委員会 第16号
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○工藤(晃)委員(新自) 大変長時間の質疑でお疲れのところ、最後の質問に立たしていただきます。  けさほどから被爆者に対する援護の仕方、方法その他について、大変意見が分かれ、激論が続けられておりますけれども、私も、その根本的な問題について質問をさせていただきたい、こういうふうに...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) その定義は、原爆被爆者についても同様に充当されるのかどうか、その点はいかがでございますか。
○工藤(晃)委員(新自) いま公衆衛生局長がお話になった定義は、国民的な合意を得たものかどうか、その点はいかがでございますか。
○工藤(晃)委員(新自) そうしますと、やはりそれは一つの考え方を示したものと解釈してよろしいですね。
○工藤(晃)委員(新自) そうしますと、その考え方は不変のものではないというふうに解釈してよろしゅうございますか。
○工藤(晃)委員(新自) そうしますと、やはり一つの考え方として、原爆被爆者に対して国はそういう対応をしてきたというふうに解釈してよろしゅうございますね。
○工藤(晃)委員(新自) 原爆被爆者と一般戦災者との間に、さきに述べられたような定義に従いまして思考した場合には相違があるとお考えになりますか、あるいは相違がないというふうにお考えになりますか、その点いかがですか。
○工藤(晃)委員(新自) 私は、そういう障害の相違を聞いているのではなくて、そういう一つの社会保障という立場に立って考えた場合に、一般の戦災者の方々と、それから原子爆弾によって受けられた被爆者との間に相違があるかどうかということをお聞きしているわけです。
○工藤(晃)委員(新自) そうしますと、やはり相違があることは事実でございますね。
○工藤(晃)委員(新自) そうしますと、関連した質問に入りますが、社会保障と、いま局長がおっしゃっておられるような被爆者に対する特別な社会保障、その違いはどこにあるのか、あるいはその違いを生じた根拠というものを御提示いただきたい、こういうふうに思います。
○工藤(晃)委員(新自) 政府のおっしゃっているいわゆる社会保障と、いまの特殊な社会保障、それと国家補償の違いはどういうところにあるのか、その点はいかがか、またその根拠、そういうところを明快にお答えいただきたいと思います。
○工藤(晃)委員(新自) ただいまいろいろ各論的な相違をお聞きいたしましたけれども、私自身が一番知りたかったのは、そのよって起きてくる根拠の精神、内面的な問題をもう少し理解したい、こう思ったわけでございます。  その点はそれといたしまして、そうしますと、一般戦災者と特殊な社会保...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) 私の質問がまたすりかわってしまいました。私が申し上げているのは、そういう程度とかあるいは各論をお聞きしているのではなくて、整合性があるかどうかということ、そういう意味において一般の戦災者と原爆による被災者との間の整合性は、いまの制度の上から見た場合にはや...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) これは、そのようなお互いの考え方の相違であって、確実な反論をする根拠にはなってないということを確認し合いたいと思います。  それから、政府の考え方と全く逆に発想いたしまして、国家補償の精神に立つ被爆者援護法を制定することによって、世界のただ一つの被爆国...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) これはお互いの判断の相違から生まれてまいりました一つの結論だと思いますけれども、このたび五党共同提案で出しました国家補償の精神に基づいた援護法——いま国会の中、与野党伯仲でございます。国家補償の定義というのは、先ほどおっしゃったように国民的コンセンサスが...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) 局長がおっしゃったような理由だと、これは与野党ともにもつともっと話を詰める可能性が出てきたのじゃないかと考えるわけですね。ですから、この問題は、将来、日本の戦争責任とか戦争と平和あるいは原爆に対する日本の世界への姿勢とかいうものを問われる一つの大きな要因...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) そういう発想も一つの発想かもしれませんが、最初おっしゃったように、国家補償という一つの定義に対する国民的なコンセンサスがいまのところまだないのだから、そういうふうに断言なさることもいかがかと思うのです。だから、国家補償というものを今後どういうふうにとらえ...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) 先ほどおっしゃっている言葉の中に、国家補償的という言葉が出ましたが、やはりこれもある意味において、国家補償という一つの定義というものの受け取り方が皆さん違うのじゃないか。まして各論においては、いろんな過去のしきたりの上からその国家補償という精神に基づいて...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) 盛んに整合性が出まけれども、局長のおっしゃる整合性というのは、私は、先ほども申し上げましたように、やはり整合性はないと思うのです。だから、二度と同じことを繰り返しませんが、整合性というものに対する考え方は、やはりもう少し柔軟にお考えになってもいいのじゃな...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) 局長にお伺いいたしますけれども、一般の戦災者の方から、原爆による被爆者との間に整合性がないから、われわれにもそういう整合性を与えろというふうな御意見が出ておりますが、その点はいかがですか。
○工藤(晃)委員(新自) それに対して今後政府はどのような姿勢でお臨みになりますか。
○工藤(晃)委員(新自) そういう都合のいいところは、やはり一般と違うのだということをおっしゃって、逆に国家補償の見地に立った場合にはという話になってくると、今度は一般戦災者との整合性が云々される、ちょっと論理に一貫性がないように私は思いますけれども、これは大臣がおっしゃったよう...全文を見る
05月12日第80回国会 衆議院 社会労働委員会 第18号
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○工藤(晃)委員(新自) 私は質問いたします場合にいつも最後になってしまいまして、大変お疲れのところ申しわけないのですけれども、あと四十分、真剣におつき合いいただきたい、こう思います。  私もけさから皆さん方の質疑を真剣に聞かせていただきまして、いまここに私立っておりますけれど...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) いまのお話でございますけれども、やはりつくられた時点においては近代国家とか社会保障という精神が、逆に言えばその中に入っていなかったのじゃないか。それよりもむしろ、労働力の補給というような立場から保険制度というものが立案されてきたというふうに私は聞いており...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) 私が申し上げたかったのもその点でございまして、医療問題についてはむだというのは一体何なんだということを真剣にお考えいただきたかった。同時に、むだというものをチェックするためには、診療担当者を入れて、この医療の中でどういうことがむだなのか、どういうことが有...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) 私が参加してくださいというのは、要するに、そういうものがつくられていく素地ができました場合には、そういうものの意見を尊重し、なおかつそこへ積極的な御意見を逆に政府の方からも出していただいて、とにかくまとめていこうという姿勢を出してくれということを申し上げ...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) 品質的に同じであるというふうな前提に立ちますと、これは消費する側からすれば、より安く、よりいいものを求めていこうというのはあたりまえのことなんです。そうすると、そこに自由競争という原則が失われていくのじゃないかということも一方で頭に入れておかなければいか...全文を見る
05月17日第80回国会 衆議院 社会労働委員会 第19号
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○工藤(晃)委員(新自) きょうは、けさほどから安宅産業に関連いたします失業問題あるいは社会不安の問題について深刻な話がたくさん出てまいりました。きょうの課題は、そういう意味においては、聞いておりましても大変深刻であろうというふうにとらえております。  きょうの課題とはおよそま...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) 大変深刻な課題であるということにおいては共通の認識を持っておりますけれども、また逆に企業側に立って考えますと、やはり日本の産業構造から見ますと、合理化とかあるいは省力化、こういう近代化が今後ともに進められていかなければならないというような宿命を持っている...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) それと関連いたしまして、一方においては勤労者の学歴が非常に高くなる社会が訪れようとしております。労働者の質的向上も今後著しいものとなるというように考えられますし、将来もその方向が推進されると思いますけれども、大臣、その点についてはどのようにお考えになって...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) 関連いたしまして、いまもお話に出ました企業の省力化、合理化が一巡したということで、職場の環境もそれに並行するような形になっておると思いますが、いま私が高学歴層がふえてきたということを質問いたしましたのは、そういう省力化あるいは合理化に伴って作業が非常に単...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) いままで幾つかの質問をいたしてまいりましたのは、やはりいまおっしゃったように、低成長は今後持続するという前提のもとに、その延長線上にそういう問題をとらえて考えますと、老後の保障とかあるいは雇用問題といったようなことで、その量とかあるいは数の問題とか、ある...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) いま大臣おっしゃいましたように、確かに、いままでは生きる目的が働くことであったというふうな感覚が日本人には多かったと思うのですが、それでは十分満足し切れないような社会環境が生み出されつつあります。そういう意味において、精神的な生きがいをいかに求めていくか...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) ぜひその面においての推進をお図り願いたいと思います。  それから、先ほど私はアメリカにおける単純作業に従事する勤労者の中に麻薬患者がふえているような話も聞きましたので、それを例に挙げましたが、それについて大臣からの反論がございましたけれども、私は、その...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) 大変積極的な御発言をいただきましたが、確かに問題は、要するにそういう単調な仕事に耐えるだけでは生活の生きがいを見失うだろうから、何かそこにプラスアルファのものをつけて、単純な仕事も生きがいの中に入っていき得る、そういう状況の場をつくっていただくことをこい...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) ありがとうございました。これで時間が参りましたので失礼いたします。      ————◇—————
05月25日第80回国会 衆議院 商工委員会 第26号
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○工藤(晃)委員(共) 共産党・革新共同を代表しまして本件について質問を行いますが、この法案はもともと日韓大陸棚協定と内容の上で不可分であるというだけでなく、本国会におきまして、外務委員会においてわが党はただの一人の質問も行われることなしに質疑が打ち切られ、採決が強行されたという...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) いまの私の質問について、第四回から第五回の間に、ここでそれぞれの政府、たとえば日本政府に対しても働きかけをするという話だったということについてのお答えがなかったが、どういう働きかけをしたのか。そのときに政府側として言えばそれに反対だったのか賛成だったのか、...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) 時間がございませんので先へ行きますが、問題は、日韓協力委員会の第八回常任委員会が七二年七月二十八日に開かれ、そのすぐ後の第六回日韓定期閣僚会議で共同開発ということが取り決められたことは、「日韓大陸棚協定に関する韓国国会会議録仮訳」の中で、すでに国会に提出さ...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) では、質問する前にもう少し外務省に伺いますが、外務省は、先ほど私が言いましたところの外務委員会における答弁のように、これは朴大統領の方から日本の側に話しかけられて、そして協議したということが正しいのか、それとも、この矢次氏が語っておられるように、自分が相手...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) 私は、矢次さんがこうやって自分たちが働きかけて、そしてまとめたということに対して、外務省がそのことを知っているのかどうかということを聞いたわけでありますが、その後、毎日新聞のこの五月二日の記事によると、これはもう当時の重立った人が全部出ておりまして、岸信介...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) それでは説明できないと思います。このときにはちょうど大使が交代する時期で、金山大使と後宮大使が同時にいた場所で起きているわけでありますから、形式的に何月何日に辞職したということであってもそれは通用しない話であるし、この問題は外務省としても事の真相をぜひ明ら...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) いまのような答弁は、たとえ一月にやめているといっても、さっき言ったように新旧交代の時期で、いろいろ跡継ぎが行われて、同時に後宮大使も一緒におられるところで起きたということから言っても調査しなければならないし、それから、この前ずっと外務委員会などで外務省が答...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) 外務省に対しての質問は、きょうは外務大臣も出ておられませんし、一応保留しますが、しかし、もう一度通産大臣に伺いたいのですが、先ほどの通産大臣のお話で、いろいろ争いがあった、しかし、岸さんとか矢次さんとかいう最高の人たちが何をしたか知らないが、韓国側を説得し...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) 私の質問時間がないのが大変残念でありますけれども、この日韓大陸棚の協定、それから国内法、これはどうして日本民族の利益に合うと言えますか。日本のすぐそばの大事な資源をメジャーやなんかが韓国側にどんどん鉱区権を設定させてしまって、そしてそういうメジャーが海洋分...全文を見る
08月01日第81回国会 衆議院 本会議 第4号
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○工藤晃君(共) 私は、日本共産党・革新共同を代表し、総理の見解をただすものであります。  第一は、当面の経済政策についてであります。  最近の経済状況は、あらゆる点から見て、日本経済が深刻な構造的危機に陥っていることを示しております。したがって、この構造的危機を打開する政策...全文を見る
10月25日第82回国会 衆議院 社会労働委員会 第1号
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○工藤(晃)委員(新自) それでは質問に入らせていただきます。  多くの委員から指摘があったように、ただいま構造不況がはなはだ深刻でございまして、こういう認識については、すべての方々の認識は一致していると思われます。特に構造不況業種に対しては、それを救済するための特別措置法を与...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) その構造不況業種から生じてくるであろう離職者については今後ともに、やはり相当厳しくとらえていかなければならぬ面があろうと思います。それについて、そういう離職者の再就職の先と申しますか受け入れ体制は、いま、どのようにお考えでいらっしゃいますか。
○工藤(晃)委員(新自) お話を聞いておりますと、何となく、すべての再就職は可能のような感じがしてまいるわけでございますけれども、現実は大変厳しかろう、このように私は受けとめております。  もう一つは、そういうふうな再就職が円滑に行われる前提条件として、産業構造そのものがそれに...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) 続けて質問をいたしますけれども、そういう国々の中で、やはり第一次産業に従事するような人を受け入れる国もあれば、あるいはまた開発途上国で、特に工業の発展のために技術者を受け入れたいというふうな国々もあろうと思います。特に日本で構造上、大変、不況業種がある。...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) そういうふうな実態でございますけれども、そういうことについて大臣ひとつお答えをいただきたいと思いますか、そういう前提で、構造不況業種からの転職者あるいは離職者その他いろんなところから発生するであろう失業対策に対して、特に再就職のための職業訓練とか、そうい...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) そういうことについて私がお聞きしたいのは、たとえば職業訓練にしましても、やはりそういう調査が前提に立って、この国でどういうふうな技術を一体求めているのか、そういう部門にどれぐらいの人数が進出できるのか、そういう点も踏まえた具体的な職業訓練の場を、あるいは...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) それでは、この問題については、ひとつぜひ外務省も具体的に御検討いただいて、大臣のいまの答弁がより有効になるように、ひとつ協力をしていただきたいと思います。そういうふうにお願いいたします。  最後にお願いをしたいと思いますが、この前の国会でも、非常に不況...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) それでは最後に、そういう社会的弱者の方々に対する御配慮を特別深くしていただくことをお願いして、私の質問を終わらしていただきます。
10月26日第82回国会 衆議院 商工委員会 第2号
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○工藤(晃)委員(共) 私は、日本共産党・革新共同を代表して、最初に円高の問題について特に企画庁長官に伺いたい問題があります。長官おいでですか。
○工藤(晃)委員(共) それでは、その問題は後にすることとしまして、本年一月一ドル二百九十二円だったのが、いまや昨日は二百五十一円と高値を更新して、この切り上げ幅が一六・三%になりますが、これはあのニクソンショックのとき、三百六十円がスミソニアンの三百八円へ切り上げられたときの一...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) その市場の介入を、いま乱高下ということを言いましたが、その日の市場の乱高下だけで介入するというのは大変おかしいわけでありまして、先ほど言いましたように、二百七十円からどんどん切り上がっていく、これが日本の不況に対して、とりわけ中小企業に対して非常に深刻な影...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) いずれにせよ、この六日に大変な投機が殺到したということは明らかでありますし、その中心は商社であります。そして、その商社の中で、先ほど言いましたようなことが、それだからわれわれはこういう行為に走ったんだということがはっきり出されている情報、しっかりした情報を...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) 通産大臣、どうですか。
○工藤(晃)委員(共) いまのお答えは二つとも大変不満足でありますし、この調査を改めて要求するものでありますが、時間が少なくなりましたし、企画庁長官最初においでの予定が質問が後になったため、もっとゆっくり質問したい問題がありますが、きょう委員会に理事会の許可を得まして資料を配りま...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) 時間が参りましたので、このあとの質問はこの後の一般質問で続けさせていただくこととしまして、きょうは為替差益、差損のことでおいで願った方もございまして、質問がそこまでいかなくて失礼いたしました。  これをもって終わります。
10月27日第82回国会 衆議院 社会労働委員会 第2号
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○工藤(晃)委員(新自) 長い間、本当に審議御苦労でございます。  国民の健康を守らなければならない厚生大臣が、朝から晩まで座りっ放しで、まことに健康のためにはよくないだろうというふうに推測されます。朝から、とにかく抜本、抜本の応酬で、何か抜本のアレルギーが出てくるのじゃないか...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) でございましたならば、ひとつ抜本改正という中身について質問をさせていただきます。  今度の健康保険法の一部改正法案、これも言えば赤字対策をどうするかという一点にしぼられてまいろうと思います。累積赤字千六百二億という財源を、どのようにつくり出すかというこ...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) 事情はわかりました。ただ大臣に、そういう社会保障の推進というたてまえに立って、健康保険制度そのものを抜本的に見直さなければならないということについては、そのようにお考えになっていらっしゃるのか、あるいは、やはり保険というたてまえだけを強く主張されるのか、...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) 私がお聞きしたのは、社会保障というたてまえを推進なさる抜本なのか、そういう点はいかがですか。社会保障の推進という立場に立って抜本をお考えになられるのかどうかという点を聞きたいわけです。
○工藤(晃)委員(新自) そうであるならば、いろいろな答申が出ないから、この点については答えられないとおっしゃっておりますけれども、やはり、そういうたてまえは答申の中にも出てまいることは間違いないと思うのです。だといたしましたならば、こういうふうな黒字のところには特別保険料をかけ...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) やはり政治というのは、ただ概念だけが先行しては意味がないと思います。いつ、どういう方法で手をかけていくか、それについて、お答えのできる範囲で結構でございますから、ひとつ具体的にお答えを願いたいと思います。
○工藤(晃)委員(新自) たとえば、政管健保に対して万やむを得ないから特別保険料をかけるのだというのは、あくまでも、これは臨時的措置だとおっしゃっておりますので、それでは、その措置が解消されるのは五十四年度を目標として、われわれはとらえてよろしいのですか。
○工藤(晃)委員(新自) 臨時的措置なんだと言えば、いつまで続く臨時的措置かわからないというので、国民の方でも納得しにくいと思いますから、一応五十四年度までというふうに期限を切って、ひとつ実行に移していただきたい、私自身はこういうふうに考えるわけでございます。  厚生大臣、いま...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) ひとつ大臣の誠意と決断を期待して、この問題については、それだけにしておきます。  それから今度は、非常に歯切れのいい話をなさっておりましたので、その歯切れのいいところを、ひとつ聞かせていただきたいと思います。  きょうの新聞にも、医師の社会保険診療報...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) それに関連して質問をさせていただきます。  総合的に考えるべきであるということになれば、医業の公共性などの観点から、いろいろな、それにかわるべき対案と申しますか、そういうものもお考えになっていらっしゃるようにも新聞には書いてございます。たとえば、医療法...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) よくわかりました。  つきましては、やはりこれは、やるとすれば大臣が中心になっておやりにならなければ、できないことだと思いますので、ひとつそういう方向について、もしコンセンサスが得られた場合には大臣は、はっきり、やるという決意のほどを、もう一度、改めて...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) わかりました。  いろいろと医療の問題は、あちらこちらに矛盾点があって、そういうものを調整していくことも大きな仕事だと思います。ぜひひとつ大臣は、いいことはどんどん、いまのように、はっきりとおっしゃっていただいて、一番最初の健保の抜本改正も、もう少し歯...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) それに関連して、あと一つ質問がございます。  もちろん、いま申し上げましたように一番問題は、許認可をしてまいった国の責任も、その中にはっきりと自覚をしていただいて制度を考えていただかなければならない、こういうように思いますが、その点について、ひとつお答...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) それでは、それをやらなければいかぬということは皆さん考えていらっしゃるようでございますので、問題は、いつから、どのような方法でやるかということが問題になるので、その方法論については、ここで検討する暇も時間もございません。ですから、これをより有効なもの、あ...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) その件については、ぜひ鋭意、推進をしていただいて、一日も早く、そういう国民の不安を取り除いていただくような努力をしていただくように、お願いをしておきたいと思います。  次に、これは来年の厚生省の目玉の政策のように承っております健康づくりについての、いろ...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) 健保については、厚生省は攻撃されても全く返事のしようがない守りの厚生省でございますけれども、この健康づくりについては、はなはだユニークな政策だ、私はこう思います。非常に非難の多い厚生省に、こういうアイデアだけは十分評価していい、私はこう思います。  年...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) これに関連いたしまして、私は具体的に一つの提案をしてみたいと思うのです。  新自由クラブは、企業の持っている遊休土地に対しては交付公債を発行して公有化していってはどうだろうかという主張をしておりますけれども、健康を増進するためには、やはり、そういう広場...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) ここだけの答弁じゃなくて、ぜひひとつ何でも実行していただきたいと思います。  この問題については、これぐらいにいたしまして、最後に、これも、きのうの新聞かなにかに出ておりましたが、老人医療の問題も、いま大変問題になっております。問題は、私はまたもとへ返...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) それで、実は最後に、大臣に改めてもう一遍、気になるところをお聞きいたします。  医師に対する租税特別措置法の税に関連して、いま、いろいろと一方からの見解を、また御披露いただいたのですが、その中で具体的に、一人法人についてコンセンサスを得られるまで待って...全文を見る
○工藤(晃)委員(新自) その場合に一般法人と同じように、それを扱っていただけることでございましょうか、再確認いたしたいと思います。
○工藤(晃)委員(新自) それ以下ということはないんでしょうね。
○工藤(晃)委員(新自) どうも長い間、御苦労さまでございました。これで私の質問を終わらしていただきます。
10月28日第82回国会 衆議院 商工委員会 第3号
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○工藤(晃)委員(共) 昨夜ニューヨーク市場及びロンドン市場で円が一ドル二百五十円台を割って、本日の東京市場も二百五十円を割るということになりました。そのきっかけは、言うまでもなく、昨夜アメリカの国際収支が発表されたということでありますが、そのことは、きょうの質問はおとといからの...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) アメリカへの批判は内政干渉になるとかそういうことを言われましたけれども、もし本当に今度の円高問題の原因として、アメリカ側のとっているそういう戦略などと関連して、あるいはアメリカ側のいろいろな構造的変化と関連して出ている大きな赤字——しかも、私が前回示したよ...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) 企画庁長官は、外の方のいろいろな日本に対するいら立ちとかということは非常に深刻に受けとめられているようだけれども、実際この円高によってそれこそ日本の失業がふえる問題、倒産がふえる問題、それに対してどう対処するかというところがはなはだ不確かだということを考え...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) そこで、これは一昨日私が質問したところをもう一度確かめたいわけですが、一部の商社の中で、松川財務官が五日に東京へ帰ってこられた、そして省内会議が開かれた、その後総理に対する報告が行われた、その内容ということが、結局二百五十円まで切り上がることを認める、それ...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) いまのは輸出予約など総額で示して、私の言っているのは、特定の大きな商社がどういうような円買いをやったのか、そういうこと、それを資料として示さないと、私に対する反論にならないし、先ほど言いました七億五千万ドルですか、そういう巨額の、大体内訳がいわゆる非居住者...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) もう時間がありませんが、いまのあれは九大商社という形で総額について述べられましたが、たとえば三菱商事の場合どうかとか、そういう個別に見ていくと、大きなところの輸入が非常に大きいという結果が出てくるわけであります。そういうことも含めまして、この投機の問題での...全文を見る
11月01日第82回国会 衆議院 社会労働委員会 第3号
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○工藤(晃)委員(新自) 私は新自由クラブを代表して、政府提出の健康保険法及び船員保険法の一部を改正する法律案に対する修正案及び修正の部分を除く原案に対し、賛成の意思を表明いたします。(拍手)  このたびの改正法案は、昭和四十九年度以降五十二年度までの推定一千六百二億円の累積赤...全文を見る
11月02日第82回国会 衆議院 商工委員会 第5号
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○工藤(晃)委員(共) 私は、日本共産党・革新共同を代表しまして、ただいまから法案並びに関連する協定について具体的に質問をしたいと思います。  さて、最初の問題は、一九七二年九月ごろ共同開発が両国政府の間で取り決められてから、七三年六月ごろに協定の細部を含めてまとまるまで、日韓...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) 七二年以降のことです。九月以後のことです。
○工藤(晃)委員(共) 九月ごろ共同開発が決まったわけでしょう。それ以後この中身をつくっていくためにですが……。
○工藤(晃)委員(共) そんなあいまいな回答ではだめですよ。  では、私がこれから具体的なポイントを聞きますから、それがあったかどうかはっきり確認してください。  一つは、単一の共同開発地域で単一の合弁会社をつくるという方式が、これは韓国政府の側から主張され、日本の方では、日...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) では、その質問はちょっと保留して、ついでに聞きますが、もう一つのポイントとして、それぞれの出願人ないしは鉱業権を持っている日本、韓国両方で、法人税や鉱産税、ロイアルティーが非常に大きな違いがあって、日本の方から言えば鉱産税というのは一・二%、韓国から言えば...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) もう一つのポイントとして、掘削義務について、最初韓国側の方から三年、三年、二年で各ブロックごとに二本、二本、三本でやろうということが出され、それがその後の経過として大変軽くなった。この点はどうですか。
○工藤(晃)委員(共) 二つの点は議事録に当たって答弁されるということになりましたが、しかし、いまの二つ目の点でも、韓国の北東アジア課から出しているこの中でもどういう点が問題になったかというのは韓国の議会に報告していることを、こちらの議会には議事録を見なければ報告できないというの...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) 通産省の方、どうですか。
○工藤(晃)委員(共) それはもう必ず出されておりますから、通産省、外務省はよく調査して、返事並びにここの委員会への提出を求めます。  さてそこで、限られた時間を有効に使ってこの法案を明らかにするために、日石開発とテキサコ、シェブロンとの間の共同事業契約そのものをここに提出して...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) ここは国会で、この法案を審議しているときに、この法案の評価にかかわるような資料は一切出すべきだと思います。もし出さないと言うならば、これは私の方の手元に入っておりますので、私の方からこの問題について質問したいと思いますが、その前に、これは写しでありますから...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) その確認を急いでいただくと同時に、このようにこの法案そのものの評価にかかわる重要な資料でありますから、私は再度この委員会に提出することを求めるものであります。
○工藤(晃)委員(共) この日石開発とテキサコ、シェブロンの共同事業契約の内容がこのようなものであるということになって、そして今度は日韓の共同開発方式をとる。そして、たとえば第五小区域あるいは第七小区域で日石開発が日本側の当事者となって、そして韓国側と共同開発事業をやる。従来、こ...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) それで、私は具体的な法案の内容に入っていくこととしまして、特に、第三十四条の「掘さく義務」について伺いたいわけであります。  「坑井掘さく義務」については、先ほども資源エネルギー庁長官の方から、これは鉱業法にない新しいものであると言われたが、これは韓国側...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) では、その通産大臣が告示の形で指定するときに、その後に、共同開発鉱区の面積や上部水域の水深その他を考えて、「その数は、二を超えてはならない。」ということが書いてありますし、その後に、「当該共同開発鉱区に係る大韓民国開発権者が当該共同開発鉱区において掘さくし...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) そうすると、では、これまで韓国側の鉱業権に基づいて掘削が行われ、そしてその企業がオペレーターになったとき、それは新たには含めない、そういう意味ですか。
○工藤(晃)委員(共) それは日本側の出願者ということで言っているのじゃなしに、韓国側の鉱業権を得て、そして試掘は全然やられていないということですか。  というのは、八十国会でありますが、四月二十三日に外務委員会で、参考人としておいでになられました橋本亘東京教育大学名誉教授がこ...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) これは事実関係であります。私はあったと調査の結果は出しておりますが、これは橋本亘参考人もこのようなことを言われているし、私も地質を専門にやっておりましたから、根拠なしにこういう話が国会の場で出てくるわけがないわけでありますし、日本側でそれを許可してないとす...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) この問題はもう少しはっきりさせなければいけない点が大いにあるわけでありますが、もう一つだけ細かいことをお聞きします。  二本を超えてはならないとか、いろいろ本数があるのですが、これは完全な完成という意味ですか。それとも、完成前でもいい、ともかく試掘を始め...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) いままでの私の質問で、それぞれの小さいブロックごとに通産大臣の方が告示すると言われたんですか、それで、何本ずつ掘れという義務を課すということでありますが、しかし、非常に理解しがたいことは、大陸棚協定に付随する文書として掘さく義務に関する交換公文というものが...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) ここでいま国内法を審議して、仮にこれが成立したときに、通産大臣が、こういう法律の条項に基づいて、行政権として告示して初めて決まることが、どうして外務省の駐韓後宮大使がこれを決める権限があるのですか。政令みたいなものが交換公文で先に決まっているじゃないですか...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) 私は、先ほどの質問でも申しましたが、掘削義務について、第三十四条においては、通産大臣が、最初の三年、次の三年、その次の二年とそれぞれの年において、また、各ブロックごとに幾つかの点を考慮しながら、二つを超えないという掘削の義務を課するというふうになっていなが...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) いまの答弁ですと、この交換公文は政府の約束である。この実施については両国政府が約束した。その意味では、国会でこの部分での承認は得なかったかもしれないけれども、条約と同じ意味を持っているということになりますね。しかも、この交換公文には、「この取極は、協定の効...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) どこにも問題がないどころか、大ありなんですね。  では、これは通産大臣に伺いますが、今度仮にこれが通ってしまって、それから開発権者が決まって、そういう暁に通産大臣がこういうことを認可する、あるいは告示するというときには、やはりこの外交の方での交換公文にと...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) 全く形式的にはこの第三十四条の2に基づいて告示すると言うけれども、しかし、実際はもうこの交換公文によって決められてしまっている。国内法に移したと言うけれども、国内法はもう全く形骸である、通産大臣の告示というのは全く儀式みたいなものであるということが明らかに...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) いまの説明でも、これからの国内法が仮に制定された場合開発権者はだれになるかというと、西日本が一と九になり得ない場合もある。これは当然だと思うのですよ。もし本当にそういう国内法としての精神というものを考えるならば、ですね。ところが、なり得ない場合があるのにな...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) いまの説明は大体こういうふうに聞こえます。これは前の八十国会で、外務委員会でもそのような答弁があったのですが、要するに、日本側はある企業に対して出願を受理してしまった、韓国側は韓国側で、それこそ鉱業権を与えてしまった、それぞれもうこれでいけるものだという期...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) 私が聞きましたのは、先ほど言ったように、日本側はもう出願を受理してしまって、ある企業に期待を持たしてしまった、韓国も別の形で与えて期待を持たしてしまった、それで紛争が起きて共同開発になって相済まないから、まず、この私企業のこれまでの権利は一〇〇%認めてやろ...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) 大臣の答弁を求めます。
○工藤(晃)委員(共) 委員長、やはり質問者が要求する答弁者に答えてもらうというルールはぜひ守っていただきたい。よろしいですか。  さて、いまの一つだけその認識が違うという発言については再度質問しますが、テキサコ・シェブロングループとさっき言ったような共同開発の契約を結んでいる...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) このように、同じ資本のグループが両方からかぶせたのですよ。さっき言ったように、日石開発というのは、この共同事業契約から見ても、事実上全くシェブロン、テキサコのかいらいみたいな会社で、鉱区権を手放すことまで制約を受けている。やることなすことみんな技術調整グル...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) 最初から決まってはいないと言いながら、さっき言ったように、交換公文においては決めてしまっているし、附則の二項があればもう完全に決まってしまう。わかり切っていることなんですよ。それを、形式上決まることになっていないという答弁は、全くこの解釈としても事実に反す...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) この会議の内容というのは法案の審議ともかかわって非常に大聖でありますので、その議事録をこの委員会に提出することを要求します。
○工藤(晃)委員(共) これは先ほど私が要求しました、各企業がこの交渉をめぐってどういうような要望を具体的に出したかとか、そういうことともかかわる問題でありますから、再度要求しますが、同時に、時間もいろいろありますので、先ほどの、通産省の方でもう見られたと思いますが、日石開発とテ...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) 午前中も委員長にお願いしましたが、このようにこの法案の評価にかかわる資料は、ここは国権の最高の場でありますから、全部ここで出すということでないと、この審議が本当の意味で内容を尽くして行われることはもうむずかしいと思うのです。そういうことですから、ぜひ理事会...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) それでは、きょうはこれで終わりますが、後でまた続けます。
11月09日第82回国会 衆議院 予算委員会 第8号
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○工藤(晃)委員(共) 日本共産党・革新共同を代表して、質問いたします。  ことし一月一ドル二百九十二円が二百四十円台に突入して、私の計算では一八ないし一九%ぐらいの切り上げで、あのニクソン・ショックのとき、三百六十円からスミソニアン・レートの三百八円に切り上がったときは一六・...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) もし、そういう国際会議の場で、協調と連帯でいきましょうとか、お互いにお互いのことをしましょうというような外交というのは、現実に日本の国民と日本経済の利益を守る外交としてはもう全く落第だと言わなければいけない。現実は本当に厳しいじゃないですか。さっき言ったよ...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) いま総理のお話の中ではからずも日米間の問題として出されたものは鉄鋼とかカラーテレビとか、もちろんこれは問題がありますけれども、すべて日本側でアメリカ側から非難されていることばかり出して、そしてまあそれは話し合いでやりましょうと言ったというのです。しかし私は...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) 私はアメリカと断交しろとか、そんなことを言っていないことは明らかであります。しかもいま私は、アメリカの対日経済調整が、歴史的に振り返ってみると、協議、協議と言って、その場でももちろんいろいろ譲歩をとるけれども、いざとなると実力行使を繰り返してきた、こういう...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) ところが、荒唐無稽と言われることがかなり実体を伴っているというところが私は重要なんじゃないかと思います。十月五日、その翌日、先ほど言いましたように、東京市場で七億ドルを超える直物の出来高ができた、異常なドル売り、円買いの殺到であります。その中で円は二百六十...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) いまそういう密約はなかったとかいうことを言われますけれども、こういううわさが、仮にうわさとして出たときに通貨当局や政府がとるべきはっきりした回答は、記者会見でうわさがあるとかないとかいうことを言うだけでなしに、はっきりと介入に乗り出すとか、そういう行動に出...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) 大蔵省は輸出前受け金の数字を示されて、そして九月、十月と比べて十月は大してふえてないということで投機はなかったと言われるのです。私は大蔵省の出した数字そのものを非常に疑っているのです。それはいろいろ理由がありますよ。  第一、いま輸出前受け金に対するチェ...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) 私がいま質問したことは、この数字そのものにもいろいろもっと調査しなければいかぬ、たとえば根っこからと言われたけれども、それは前みたいに一件一件五千ドル以上チェックしたという時代の統計と違って、外為銀行から届けられたものであって、これはもっと中身を調べなけれ...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) それだからこそ調査をしろと言うので、そのことが一つ。  それからもう一つ、これは大蔵大臣もぜひ答えていただきたいのですが、こういう調査もできないような状態のもう一面の裏側には、少なくともオイルショック以後為替管理を非常に緩めてしまった、もちろん私は為替管...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) 私の質問でもう一点、為替の管理問題も検討しなければいけない。どれをどの程度強めるということを言っているわけではありませんけれども、つい最近まであった規制もどんどん撤廃されて、その中で調査さえできないような状態ができているとすれば、もちろん日本銀行の介入とい...全文を見る
○工藤(晃)委員(共) したがって、結論としては、これはもう調査しなければいけないし、また為替の緩和問題について再検討する時期になっている、このことを申し上げて、時間も大分少なくなりましたので、次の質問をやりたいと思います。  六大商社の問題で、もう一つ表を配っておりますが、こ...全文を見る
11月16日第82回国会 衆議院 商工委員会 第9号
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○工藤(晃)委員(共) 私は、日本共産党・革新共同を代表しまして、ただいま議題となっておりますところの日韓大陸棚協定関連国内法案に対する反対討論を行うものであります。  初めに、この委員会はこの法案を慎重審議するということであったはずなのに、私及び安田委員の質疑に関しましても、...全文を見る