工藤晃

くどうあきら



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工藤晃の1984年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月18日第101回国会 衆議院 予算委員会 第7号
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○工藤(晃)委員 日本共産党・革新共同を代表して質問します。  まず、中曽根首相に、ただいまも言明がありましたけれども、大型間接税は考えていないと言われました。同時に、渡辺幹事長代理の記者会見という問題がありましたので、私は一言だけ、自民党の党内にいろいろ考えがあるというときに...全文を見る
○工藤(晃)委員 そう言われますと、党議いかんによってはどうなるかわからないということになるし、今国民の間にはこの問題をめぐって大変不安がございますので、やはり今のはっきりした言明のもとでイニシアを発揮するかどうかはっきりさせる必要があると思いますが、どうですか。
○工藤(晃)委員 この問題は一応これだけにしまして、私の質問も、イニシアという大変抽象的な聞き方に終わっております。  さて、私は、まず五十九年度予算の国民生活への影響の問題を取り上げたいと思います。  今度の予算編成をめぐって非常に特徴的であったのは、国民の間に生活をめぐっ...全文を見る
○工藤(晃)委員 私は長官にぜひ答えていただきたいのですが、今の答弁の中にも、拘束的支出は言ってみれば勝手に家を買ってしまったからと言いますけれども、よく考えてください。日本は、公共住宅政策なんかイギリスなどと比べても大変おくれている、それでマイホーム、マイローンということを政府...全文を見る
○工藤(晃)委員 そこで、これまでも今度の予算編成をめぐって、減税、増税、公共料金の引き上げなどのバランスシートは国民にとってどうなるか、いろいろ試算が出されましたし、この委員会にも既にそういう資料も出されております。私も一応計算してみたものを持っておりますけれども、これは昨年一...全文を見る
○工藤(晃)委員 いや、もうそれは、あとはいいです。外国税額控除制度があるというだけで結構です。  そこで、この制度そのものを検討しなければならないのですが、やはり資料②として「外国税額控除額と法人税額の推移」というのをぜひ見ていただきたいのでありますが、これで見ますと、七二年...全文を見る
○工藤(晃)委員 そういうことでありますが、そこで、もう少し外国税額控除の問題点に入っていく前に、私の方から「外国税額控除のしくみ」という③の資料をつくりましたので、これに基づいて私の後の質問を進めたいと思いますので、簡単にこれについて述べたいと思います。これはもちろん国税庁から...全文を見る
○工藤(晃)委員 今の答弁がちょっとわからない。異なる限度額というのは何ですか。
○工藤(晃)委員 今の答弁は不正確なところがあると思いますね。  これはやはり国税庁の中の方で渡辺淑夫さんが書いておりますけれども、これは現行制度というのは、「この場合、課税を受けた外国とわが国との間に租税条約が存在するかどうかは関係がない。租税条約のない外国で課税された場合に...全文を見る
○工藤(晃)委員 それは国内法があるから条約を結ぶときにそこに触れるのは当然だと思いますが、国内法に基づいているということをまずはっきりさせる必要があります。もちろん、さっきのタックス・スペアリング・クレジットの場合にはこれはその中に入ってくるということであります。  そこで、...全文を見る
○工藤(晃)委員 外国税額控除がこのように急速にふえていって、そしてこれを利用しているのは本当に少数の資本金百億円以上の企業だけである。こういうことで、しかも財政の収支のバランスを見れば、もう中期の展望を見てもおわかりのようなありさまになっているときに、こういうやはり税制の見直し...全文を見る
○工藤(晃)委員 国会の答弁ではそう言われますが、直接いろいろ伺いますと、実際はお手上げだというのが本当です。それはもう一商社に書類だけでもこんなに出て、そして向こうの、裏からの調査もできないという状態なんです。そういうことで共産党、こういう問題を取り上げますが、これはただ、大企...全文を見る
○工藤(晃)委員 財政法四条は、申すまでもなく「国の歳出は、公債又は借入金以外の歳入を以て、その財源としなければならない。」ということになっている。そうであるからこそ、特例公債を年々出したことは四条に穴をあけてきたことというふうに見られたわけでありますが、それでも償還は借りかえを...全文を見る
○工藤(晃)委員 財政法四条が骨抜きになるかどうかということを聞いているのですから、委員長、固いたことに答えてください。
○工藤(晃)委員 全くそういうのは言い逃れということでありますが、きょう参考人として前川日銀総裁がおいでになっていると思いますが、前川総裁にお伺いしたいと思います。  きょうは大変ありがとうございました。またお忙しいと思いますので、私の質問もごく縮めて三点にわたって、それをまと...全文を見る
○工藤(晃)委員 どうもありがとうございました。参考人への質問を終わらせていただきます。  続いて、財政法四条に触れていないということを言いましたが、これは私も、財政法四条を直接政府が変えようとしているというようなことを言っているわけではありませんから、問題は、解釈の問題として...全文を見る
○工藤(晃)委員 私は、すぐに、直につながるということを言っておりません。私が伺ったのは、今はどう解釈するかというのでなしに、当時財政法四条がつくられるときに、どういう認識で、また国会におけるどういういろいろな説明でこれがつくられたかということで、こういう説明においてこれが日本で...全文を見る
○工藤(晃)委員 そうはいっても実際にこういう放送をすると大勢の方が問い合わせてくる。名古屋でやられたのですが、福井県からも東名古屋病院にやってくる、こういう状態になっているわけですね。ですから、忘れたわけではないと言われるけれども、事実上そういう体制が弱まっていることは、これは...全文を見る
○工藤(晃)委員 まあこの問題についてもっといろいろ伺いたいことがありますが、しかしこのほか身体障害者福祉法の内容をすべての障害者に適用するとか、いろいろ多くの問題がありますが、ここで小沢和秋委員の方から関連質問がありますので、委員長によろしくお願いします。
○工藤(晃)委員 残された時間、障害者対策の問題でもう少し伺いたいと思いますが、先ほどの低肺機能者の問題で、最後私いろいろ提案しまして、そして厚生大臣お答えになったと思いますが、以上のような趣旨で、県の衛生部を通じてとか国立療養所へいろいろ御指導されるというその点はよろしいですか...全文を見る
○工藤(晃)委員 それではもう一つの問題として、国際障害者年から三年、それから政府の長期行動計画がつくられてから九二年という年になりますが、障害者対策の問題はこれまで国会においても大変多く取り上げられてきたわけでありますが、あえてここで私がもう一度取り上げなければならないのは、こ...全文を見る
○工藤(晃)委員 今の御答弁は大変おかしいと思いますね。そういうことで、社会復帰のためにも社会のハンディキャップをなくせという趣旨に全く沿ってないと思います。例えば……
○工藤(晃)委員 では、最後だけ。  例えば身体障害者福祉法をつくられたとき、厚生省の松木征二さんという方が薄かれたこのいきさつを見ても、当時身体障害者福祉法になぜ精神障害者などを入れなかったかというと、当時ドッジ・ラインなどで財政が非常に苦しい、当時も入れるべきだという意見が...全文を見る
02月23日第101回国会 衆議院 予算委員会公聴会 第1号
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○工藤(晃)委員 公述人の皆さん、本日は大変御苦労さまです。主として教育の問題について伺いたいと思います。  もうすでに三人の方、いろいろ述べられたと思いますが、まず大田公述人にお伺いしたいと思います。  大田先生は、これまで教育の実践それから教育政策のあり方に、ついていろい...全文を見る
○工藤(晃)委員 大田公述人、もう一つ、今私が伺ったことでもうちょっと念を押すようなことになりますが、テンポはゆっくりやらなければいけないということを前提としまして、特に幾つか御提案になっていることで、これだけは真っ先に、予算の面でももっと大事にしてほしいとか、あるいはもう一つ、...全文を見る
○工藤(晃)委員 どうもありがとうございました。  次に、黒羽公述人にお願いしたいのですが、黒羽さんもこれまで教育問題でいろいろ御発言され、そしてまたきょうも御意見を述べられまして、特に私は奨学金問題などは大変同感なのでありますが、黒羽さん自身、例えばこれは高等教育ではないけれ...全文を見る
○工藤(晃)委員 どうもありがとうございました。
○工藤(晃)委員 日本共産党・革新共同の工藤晃です。  きょうは、公述人の皆さん本当に御苦労さまでした。時間が限られておりますので、特に関心の強い問題について伺わしていただきたいと思いますが、最初に暉峻先生に伺いたいと思います。  暉峻先生が出されました問題というのは大変大事...全文を見る
○工藤(晃)委員 どうもありがとうございました。  次に、館先生にお伺いしますけれども、先ほどお話の中で、聖域を設けるべきではないと伺いまして、大変同感だと思いました。それから、成長率を超えるような金利で国債が発行されるという問題の指摘も、大変大事な指摘だと考えました。そこで、...全文を見る
○工藤(晃)委員 館先生にもう一点だけ。  最近、先生が編者となられました「ソフトノミックス」という本が出ております。その中に、過去の高度成長時代の行き方というのは行き詰まってしまったとありますけれども、先ほども財政の危機は大変だという御指摘がありました。  きょうは五十九年...全文を見る
○工藤(晃)委員 時間が参りましたので、終わります。
03月12日第101回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第2号
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○工藤(晃)分科員 日本共産党・革新共同の工藤晃です。  きょうは基地周辺の個人住宅の防音工事の実態や問題点につきまして、施設庁長官と防衛庁長官に伺いたいと思いますが、最初に、これまでの全国の基地において、特にまた横田基地周辺においてその達成状況はどうか。何戸ぐらいもうやったの...全文を見る
○工藤(晃)分科員 はい、わかりました。  さて、資料をいただきまして見ますと、例えば五十七年度で防衛庁と防衛施設庁が中小企業への発注率は一六・三%で、これは国の平均、この国という場合は政府関係機関を含んでいない国でありますが、四四・〇%と比べると大変低いわけです。そしてまた、...全文を見る
○工藤(晃)分科員 大変同感だと言われまして、それが実際に行われておるかどうか、そうお答えになった以上、ぜひ実態を見ていただきたいと思います。特に空調工事について言いますと、これは民家の防音の工事、いろいろありますけれども、大工さんのやる工事だとか電気工事だとかありますが、空調工...全文を見る
○工藤(晃)分科員 いや、防衛施設庁長官に、家電業者がこういう実態で、しかも地元の家電業者に仕事が来ないと、今後にわたって大変なことになるから、努力するかどうか、そのことだけでまず答えてください。
○工藤(晃)分科員 しかし、流通経路がということを言いましたけれども、私の調査によりまして、なぜ地元の家電業者に仕事が来ないのかこの際はっきりしましたので、その資料をぜひ配っていただきたいと思います。
○工藤(晃)分科員 これは周辺整備協会の東京支所の資料であります。昭島市が窓口になっておりますので昭島市から正式にいただいた資料でありますが、二つの資料がある。  一つの資料1とありますが、これは仕事の流れがずっと出てきておりますが、最初に工事希望者が申し込んで、そして最後にど...全文を見る
○工藤(晃)分科員 そんなおかしな話ありますか。メーカーがこれを通じてしか売らないとか、一般の家電商の場合はもちろん日立から買い、東芝から買い、もちろんその販売店からやりますよ。今言っているのは、この空調工事に関して地元の家電商が仕事をやりたいというときに、ここの業者しか空調工事...全文を見る
○工藤(晃)分科員 もしそういう答弁ならば、あすからでも、例えばその家電商の方がそういう工事をやっている方とやって、ぜひうちに工事をやらせてくれと言ったら回す。仕事を回すのに防衛施設庁妨害しないですか。さっき言った七つの会社が確固として仕事を譲らないようにしているその事態を是正し...全文を見る
○工藤(晃)分科員 それから、今これはいわゆる請負工事者どこの空調の取りつけという実態じゃないんですよ。空調の取りつけというのは完全に別ルートで、ここしかやらないようになっているんですよ。だから、今のお話だと、例えば施工業者がまたどこかのこういう家電関係のお店と契約を結んでという...全文を見る
○工藤(晃)分科員 今、関知できないと言っているけれども、防衛施設庁が、私が出したこの資料で、確かにこういう業者を特定しています。この特定しているがゆえに、ここにしか工事が行ってないんですから、防衛施設庁に責任があるんですよ。だから、この流通の問題だとかあるいはその請け負った業者...全文を見る
○工藤(晃)分科員 特定のメーカーの機器の流通があるチャンネルを通るというのは、これはわかり切ったことで、そんなことを言っているのじゃなしに、空調工事をその直系しかやらせないというから、これは流通を超えているんです。いいですか。だから、流通を超えた問題でこちらは言っているわけです...全文を見る
○工藤(晃)分科員 では、この業者というのは、あくまで流通の経路であって、空調工事までこの業者に特定してないというのが防衛施設庁の立場であるということを確認して、きょう私が出した実態、皆さんまだよくおわかりになっていない点があるかもしれませんから、よく調査の上、この趣旨が徹底する...全文を見る
○工藤(晃)分科員 もう時間が参りましたので終わらなければなりませんけれども、最後にもう一度言っておきますけれども、よその官庁は公益法人のを出すわけです。防衛施設庁だけ出さない。しかもやっている仕事というのは丸々国の補助事業で、国の事業に準ずるようなことをやっていながらそれを出さ...全文を見る
03月13日第101回国会 衆議院 予算委員会 第19号
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○工藤(晃)委員 私は、日本共産党・革新共同を代表し、昭和五十九年度予算三案につき、政府がこれを撤回のうえ編成替えを求めるの動議について、提案理由及び概要を御説明します。  動議の案文は既にお手元に配付してありますので、簡単にいたします。  まず、撤回、編成替えを求める理由に...全文を見る
03月29日第101回国会 衆議院 科学技術委員会 第7号
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○工藤(晃)委員 私は、科学技術政策の基本にかかわる問題で、特に研究活動にかかわる問題で長官に伺いたいと思います。  先日もこの委員会に参考人の方がおいでになりまして、こもごも言われたことで大変印象に残っていることは、基礎的な研究の体制が我が国において弱いということであります。...全文を見る
○工藤(晃)委員 具体的に研究費の問題について伺うわけでありますが、従来も指摘され、科学技術白書にもたびたび指摘されてきたことでありますが、研究費総額に占める政府負担割合が幾らで、長期的にどういう傾向であるか。アメリカあるいは西欧諸国と比べてどうなっているのか。この点と、研究費の...全文を見る
○工藤(晃)委員 今数字が挙げられましたが、長期的にということでも研究費総額に占める国の割合が下がっていることと同時に、基礎研究の割合もやはり下がっておりますね。そういうことで、今長官はこれを重視しなければいけないと述べられましたけれども、現実としてはこういう方向をたどっていると...全文を見る
○工藤(晃)委員 そういたしますと、もう一つ具体的な質問になってまいりますが、国立研究機関におきましては経常研究という形で基礎的な研究がやられていることは御存じだと思います。このほか、大型プロジェクトあるいは特別研究、それにかかわる予算もあるわけですが、これまでの経過として、大型...全文を見る
○工藤(晃)委員 そこで、予算の実情に入っていくわけですが、この経常研究費というのが、予算の分配の形では、国立研究所では人当研究費という名前、研究員当たり積算庁費という形でまず配分され、それからいろいろ共通費が払われて、研究室ベースの研究費として実際に研究員に渡り、そこで経常研究...全文を見る
○工藤(晃)委員 長官も、その点についてぜひ調査して改善を図っていただきたいと思いますが、どうですか。
○工藤(晃)委員 これと関係あるのですが、研究者にとって大事なのは、研究したものを学会で発表するとか、当然学会で時には意地の悪い論敵から大いに批判を浴びながらその中で切磋琢磨するということでありますが、今国立研究機関で仕事をしている研究者にとって非常に苦しくなっている問題は、学会...全文を見る
○工藤(晃)委員 では長官、お願いします。
○工藤(晃)委員 今の長官の答弁を聞くと、ちょっとかみ合わなかったような気がするのですが、国立研究所の研究員が学会に参加するということ自体、それこそ民間の研究所の人も来るだろうし、大学関係の人も来るだろうし、そこで交流されるわけですね。これは言ってみれば民間活力だということにもな...全文を見る
○工藤(晃)委員 そこで、これに続きまして、昨日も当委員会におきまして取り上げられましたレーガン大統領が一月二十五日有人宇宙ステーションを提案しまして、そして三月にはNASAのベッグズ長官が来日して参加を求めたということでありまして、そのときも答弁いただいたわけでありますが、もう...全文を見る
○工藤(晃)委員 今、交換公文ないしは協定を結ぶ方針だということを伺いましたが、それでも私はまだいろいろ不安を感じるわけです。  というのは、もうこれは御存じだと思いますが、昨年ですかイギリスの「ネーチャー」という雑誌が取り上げて、それからことしは「エービエーション・ウイーク」...全文を見る
○工藤(晃)委員 じゃ時間がなくなりましたので終わりますが、このアメリカの計画自体、軍事的な目的に非常に絡んでいると見られる節が多くありますし、またアメリカの国家宇宙政策からいって、それは当然のことだと思いますので、今後私もこの委員会でこの問題についてはいろいろ繰り返し追及してい...全文を見る
04月17日第101回国会 衆議院 科学技術委員会 第10号
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○工藤(晃)委員 前回も私はアメリカの宇宙基地計画の問題で伺いましたが、時間が大変少なかったもので、その続きの質問をやります。  最初の問題は、科学技術庁の三浦審議官、おいでになっておりますか。四月十日、記者会見されたということで、そこで宇宙基地計画への参加条件について確認事項...全文を見る
○工藤(晃)委員 四月十一日の日本経済新聞に伝えられました参加の基本条件として一から十四まで書かれておりますが、これは大体そういう内容なんですか。それに比べて、今の説明は大変簡単過ぎるように思いましたが。
○工藤(晃)委員 それならば、基本条件というものでなしに追加情報である。そういうことでは、我々が大変関心を持っている平和利用をどう確保するか、そういうことは全く議題にならなかったし、答えはなかったということですか。
○工藤(晃)委員 では長官に伺いたいわけでありますが、今回のレーガン政権の宇宙基地計画というのは、当然のこととして、レーガン大統領が八二年七月四日に発表した米国の国家宇宙政策とちゃんとしたかかわりがあると思いますが、レーガンの国家宇宙政策というのは一体何を打ち出しており、どういう...全文を見る
○工藤(晃)委員 六つの点についてはそのとおりだと思いますけれども、この国家宇宙政策の大変注目された点というのは、真っ先にアメリカの安全保障の強化、次にアメリカの宇宙でのリーダーシップの強化ということをうたいまして、そのプログラムとしては確かに民生用と国防用に分かれておりますけれ...全文を見る
○工藤(晃)委員 それでもう一度、三浦審議官の新聞で伝えられた記事の中にも、日本のモジュールをアメリカが借りて使う場合もありますね。ですから、非常にクリーンでカットされてあると言うけれども、実際に何日間使えるか、これはいろいろ予算や何か関係あると思いますが、そういうことで、この中...全文を見る
○工藤(晃)委員 この問題ではまだまだいろいろ疑問が残りますが、この問題でもう少しはっきりさせておきたいのは、先ほども問題にされた予算の問題です。宇宙基地計画、さしあたって最低限八十億ドル、こういう言い方をしておりますね。それでまた、これも報道によりますと、十年後には百五十億ドル...全文を見る
○工藤(晃)委員 この計画に参加するということでつき合いで予算が膨らむという見通しもある。こういうことも考えに入れて、先ほども取り上げられたことでありますが、一方では日本の自主的な技術開発をやらなければいけないということをともかく今掲げ出しているというとき、予算の配分の上でかなり...全文を見る
○工藤(晃)委員 その場合、SRCⅡへの予算というのは我が国としてどのくらい組んだのか。それから、サンシャイン計画の石炭液化の予算はその当時どのくらいだったか。
○工藤(晃)委員 今のをもう少し私の調べた範囲内で申しますと、五十五、五十六年度には二百二十四億円の予算を組んで、そのときのサンシャイン計画の石炭液化、サンシャイン計画の方はこれまで独自にやらなければならないという計画でやってきた、その方の百八億円の二倍になるような、そういう予算...全文を見る
○工藤(晃)委員 SRCⅡの場合も、日本とヨーロッパからは西ドイツ、そしてアメリカというんですね。決して日米だけではない。もちろん日米科学技術協定ですか、それに基づいてやられたものでありますが、その点ははっきりさせて、その点からいえば変わりない、このように考えます。  それで、...全文を見る
○工藤(晃)委員 長官は技術評価をやってきたと言われますけれども、やはり技術評価を包括的に制度的にやるということになっていなかったのじゃないか。例えば原子力の問題をとりまして、先ほど長官は要するに再処理がおくれていると言われましたけれども、そういうのは現象としてはそうかもしれませ...全文を見る
○工藤(晃)委員 機構は大体そういうことでありますが、私もここへ七九年の年次報告を持ってきておりますが、ともかく取り上げている問題というのは非常に広範にわたって、今ありましたようにそれこそ宇宙から海洋から交通問題から、あるいは電気通信の問題から、国民の健康にかかわる保健の問題、遺...全文を見る
○工藤(晃)委員 終わります。
04月24日第101回国会 衆議院 科学技術委員会 第12号
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○工藤(晃)委員 私は、まず政府提出のこの法案の概略について伺います。  その最初の点は、原子力基本法はその基本方針を平和の目的に限る、軍事的利用を絶対に禁止する、こういうかたい決意を込めまして、また日本学術会議の意見も尊重しまして、公開、民主、自主という三原則を明瞭にしており...全文を見る
○工藤(晃)委員 なるほど「精神にのっとり」ということは入っております。しかし、原研の方が原子力基本法そのものの中にはっきり位置づけられているのと違いまして、「精神にのっとり」、私もよくこの精神という言葉は使います、こういうことの精神を重要視しなければいけない。しかし、精神にのっ...全文を見る
○工藤(晃)委員 今の御答弁の中にもありましたが、実態的には違いがないと言いますけれども、これは、法律の読み方としては大変はっきり違いがあります。さっき言いましたように、事業団法の方は基本法から外で、したがってまた原子力基本法の精神とかそういうことでありまして、そして業務の運営基...全文を見る
○工藤(晃)委員 そんなことを言っても、例えば事業団がこれは舶用炉の研究テーマで委託しているのですが、改良舶用炉に適用する安全基準の作成に関する調査、これは石播に委託しているのですが、現に原船事業団でも安全問題というのをおやりになっているわけでしょう。それから、原研ではもともとJ...全文を見る
○工藤(晃)委員 今の答弁からいってもよく説明できないと思うのですよ。今の事業団だって、「むつ」だけでなしに研究ということになってきておりますね。それで、均然安全問題もやらなければいけない、動燃のことは、今ここでやりますといろいろやかましくなりますから、これは私、外しておきます。...全文を見る
○工藤(晃)委員 それは表向きの今回の説明で、私も繰り返し伺っているところであります。しかし、現実の問題として原研法というものと事業団法というものが二つあって、これらの問題に関する規定が具体的に違うし、しかも役員の兼職禁止のところなどは極めて大事な問題がありますね。利審関係を持っ...全文を見る
○工藤(晃)委員 今の答弁でまた先ほどの私の質問に対しての蒸し返しがあったのですが、日本原子力研究所に対して補助金がある。これは、恒常的な研究をやっていくところの補助金というものと、何か「むつ」みたいにプロジェクトを抱えてどかっと金を出してやるというのと、研究所の性格にかかわるこ...全文を見る
○工藤(晃)委員 私の質問にかみ合った答弁になっていないと思うのですが、これまで事業団法の改正というときは、時限立法みたいなのを延ばしてきたわけですね。ところが今度は恒久措置になるわけですね。それで原研にこういう形で、つまり法案の提起しているこういう形で統合して、そこで原子力船を...全文を見る
○工藤(晃)委員 時間も迫ってまいりましたが、それならば今、技術部第一課、第二課は何人おられますか。
○工藤(晃)委員 それだけの体制というのは、前よりか少しふえたように見えますが、これは佐々木周一氏が「原子力船の話」などにも書いておりますが、西ドイツの原子力研究所は五百人ぐらい技術者がいて、三百人ぐらいは博士号だとよく書いてありますが、ともかく構えがそもそも違って、一時は原子炉...全文を見る
○工藤(晃)委員 時間が参りましたので、また別の機会に質問を続けさせていただきたいと思います。
05月08日第101回国会 衆議院 科学技術委員会 第13号
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○工藤(晃)委員 きょうは、お忙しいところを三人の参考人の方おいでくださいまして、ありがとうございます。  私は、最初に小出さんと安藤さんに伺いたいのですが、放射線漏れの事故が起きた後で、大山委員会がつくられまして報告書を書いております。この大山委員会の結論に対しましては、科学...全文を見る
○工藤(晃)委員 小出参考人にもう一度別の問題を伺いたいわけであります。  海上でテストした方がいいというメリットはいろいろ言われているし、そうだろうと思うのですが、だからといって、陸上で同じような炉をまず十分テストをする必要がないなんということは成り立たない議論だと思いますが...全文を見る
○工藤(晃)委員 安藤参考人に伺いたいと思います。  安藤さんは例の懇談会の一員だったと思いますが、あのことと、それから先ほどお話しされたことでありますが、石油が枯渇すればまた原子力船が出てくるのではないかというお話、それから実際原子力船がペイするのはいつかということがあります...全文を見る
○工藤(晃)委員 時間がなくなりましたので、安藤さんにもう一問だけ簡単に聞きますから、簡単にお答えしていただきたいのですが、この委員会におきましてもこの前村山委員の方から出された問題としまして、「むつ」の事故が起きてから調査班が組織されまして、三日間いろいろ測定をやった。安藤さん...全文を見る
○工藤(晃)委員 どうもありがとうございました。
○工藤(晃)委員 私は、日本共産党・革新共同を代表し、政府提出の日本原子力研究所法の一部を改正する法律案に反対の討論を行うものであります。  初めに、この審議は十分尽くされてないと思います。私もまだ多くの問題を残しておりますが、それにもかかわらず、こういう重要な法案の審議をここ...全文を見る
05月09日第101回国会 衆議院 商工委員会 第14号
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○工藤(晃)委員 昨年の倒産件数が戦後最高を記録して、その大部分が中小企業だったわけでありますが、これは五十七年版の中小企業白書を見ましても、いわゆる倒産件数の統計に入ってこない小さな中小小売業の廃業ですか閉店とか廃業、それについてある統計が出ております。これは一人から四人の規模...全文を見る
○工藤(晃)委員 今、流通革命という言葉で言われたわけですが、その中には、大スーパーとか大型店がどんどん出てくるという問題も入ると私は理解しておりますが、時間も余りございませんので、もう少し具体的な問題として家電商の問題について伺いたいのです。  これは全国電器小売商業組合連合...全文を見る
○工藤(晃)委員 どこもここも順調にいっているのではなしに、私が言ったように、NEBAの比率がこの間高まったということはお認めになりますね。そうすれば一般の小売店が減るということになりますから、そこのことだけ簡単にお答えください。
○工藤(晃)委員 やはりNEBAの比率が高まったということは認めたわけでありますが、ただ、全体として伸びていると言いますが、やはり全国電器小売商業組合連合会がこういう資料を出していますから、せめてここのアンケートぐらいは見ておいてほしいと思うのです。 それでもう少し具体的な話に入...全文を見る
○工藤(晃)委員 大臣、先ほど、山中大臣がお答えになられました大きな店が力ずくで出店するというのは、今までの法の精神や通達の趣旨からいってもこれは好ましくない、あってはならないと思う。そういう点は確認していただけたと思いますが、その点よろしいですね。
○工藤(晃)委員 力ずくの出店があってはならないということをもう一度はっきり言っていただきたいわけでありますが、ここで一つ問題になりますのは、さっき意見をよく聞いてと言われましたけれども、地元の店としては、量販店やなんか出るにしろ、共存共栄ということが成り立つならば、そういう条件...全文を見る
○工藤(晃)委員 共存共栄ということで含まれて調整するということを聞きましたので、はっきりしたと思います。しかし、先ほど言いましたように、話し合いの中で共存共栄なんかあり得ないよというようなことを時々言われるかのように聞いておりまして、これは重大だと思って今伺ったわけであります。...全文を見る
○工藤(晃)委員 今の第一家電と上新は大企業者に当てはまりますね。
○工藤(晃)委員 これからの質問は、きょう公取の高橋委員長もおいでになったので聞いていただきたいわけでありますが、これは昨年十二月、全国電器小売商業組合連合会のトップの方とメーカーのトップの方との会談がありまして、その中で竹村章副理事長が、甚だしい仕入れの格差が諸悪の根源ではない...全文を見る
○工藤(晃)委員 そういう答えだというのですが、通産省の行った調査も、私の聞いたところではどこかに委託された調査であろうと思いますし、リベートを乗せないで調査をした場合と、乗せた実態とまるっきり違うのですね。それからもう一つは、さっき言った冷蔵庫ですが、百台か二百台かで格差が出て...全文を見る
○工藤(晃)委員 時間が参りましたが、最後一問だけお願いしたいのですが、さっきロビンソン・バットマン法のことについては、アメリカの場合コストはいわゆる挙証責任はメーカーの方が負っていて非常に厳しいということ、だからコストが実体でなければいかぬということ、このことはちょっと確認して...全文を見る
○工藤(晃)委員 さっきの答弁は私の質問のお答えになりませんでしたが、一応時間が参りましたので終わります。
05月10日第101回国会 衆議院 科学技術委員会 第14号
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○工藤(晃)委員 軍事的な利用面でいろいろ質問が出されて、その続きみたいになるのですが、先ほど、地上の方からミサイルに対してこれを破壊する、これは大分先のことであろうと言いましたが、宇宙を飛んでいる有人、無人のステーションからの、レーガンのスターウォーズ構想なんかに出てくるわけで...全文を見る
06月26日第101回国会 衆議院 科学技術委員会 第15号
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○工藤(晃)委員 私は、まず放送衛星ゆり二号の事故について伺いたいと思います。科学技術庁と、それから参考人としておいでいただきました宇宙開発事業団から伺いたいと思います。  打ち上げ成功というのが一月二十三日、それから三月二十日にモノパルスセンサーの故障ということが知らされ、三...全文を見る
○工藤(晃)委員 ちょっとまだ原因究明ということでのお答えになってないと思うのですが、もう少し具体的に伺いますと、今度二つの中継器が故障してしまった。一体この中継器はどのメーカーがつくって、どういう経過でつくられたのか。もちろん、高出力進行波管はフランスのトムソン社である。高圧電...全文を見る
○工藤(晃)委員 これは参考までに伺っておきたいのですが、日経の五月二十日を見ますと、フランスから進行波管が届いたのは予定より十カ月おくれた昨年の一月で、東芝が当初行った性能、品質試験で電源との整合がどうもうまくいかなかった場合も出たということが伝えられておりますが、最初の品質試...全文を見る
○工藤(晃)委員 トムソンからGEへ直接というのは、私も初めて知りました。  ところで、今原因究明のために対策特別委員会を設けられたと言いますが、しかし技術的な問題、中継器が一体どうなっているのかとかいうのはやはりGEのスペースセンターでやられているというふうに聞いておりますけ...全文を見る
○工藤(晃)委員 宇宙開発事業団と東芝との間には当然契約があったと思いますが、今回の事故をめぐって瑕疵があった、そういうことについての補償あるいは損害賠償というものについてどういう態度で臨むのか。  これは事業団だけでなしに科学技術庁長官にも伺いたいわけですが、私が科学技術庁か...全文を見る
○工藤(晃)委員 いずれにせよ、この問題は、国民の税金ないしは負担ということでかかってくる問題ですから、国民は厳しい目で見ていると思いますし、常識的に、上げて三カ月で二つも壊れてしまうというようなことは極めて事が重大なので、いわゆる立証ということができないとしても、しかるべき補償...全文を見る
○工藤(晃)委員 寿命が三年とか五年ならば、当然中継器の方はもっと長くもってくれなきゃ因るわけなので、これだけはもつぞという、そういうことを期待する以上、その品質が保証されるようにならなければまずいと思うわけですね。ゆり一号の方は実験用であった。しかし、これは科学技術庁に伺います...全文を見る
○工藤(晃)委員 私は、日本の技術がさっき言ったように、衛星そのものが、まだ主要なところはみんなアメリカないし外国に依存しなければできないような段階で、もっともっといろいろ基礎的なことを研究しなければいけない。そういうときに、ともかく技術を持っているアメリカの方が実用化してないの...全文を見る
○工藤(晃)委員 GEのその態度というのは私も大変遺憾だと思いますし、それが原因究明を妨げることのないように、科学技術庁としても強い姿勢で臨んでいただきたい。  そこで私は、次に下北核燃料基地について伺いたいと思いますが、そのフレームについて、総合エネルギー調査会の原子力部会で...全文を見る
○工藤(晃)委員 最近、日刊工業新聞の六月二十一日、日経の六月二十五日にそのおおよそのフレームらしきものが、これはむしろ電力業界の概要として出ておりますが、再処理工場は年間八百トン、濃縮工場は年間千五百トンSWU、低レベル放射性廃棄物貯蔵施設、これはドラム缶百万本。これは日刊工業...全文を見る
○工藤(晃)委員 下北の再処理工場が仮に年間八百トンということでも、今の動燃の再処理工場の四倍ということになります。  それから、今度は民間の再処理工場ということになりますので、もしこの第二工場が今の動燃の再処理工場のように故障続きで、本格操業してからまたとまってしまったという...全文を見る
○工藤(晃)委員 時間がなくなりましたので、一問だけ具体的な問題について伺っておきたいと思いますが、これは動燃の再処理工場で五月十八日、放射性廃棄物のアスファルト固化施設で一つの事故があった。火災事故とみなされる事故があって、運転がとまった。東海村の消防署が調査班を送ったけれども...全文を見る
○工藤(晃)委員 これをもって終わります。また別の機会に再処理の技術の問題に立ち入って伺いたいと思っております。
06月28日第101回国会 衆議院 科学技術委員会 第16号
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○工藤(晃)委員 一つ目の問題ですが、先ほどのお話からもわかったのですが、マンガン団塊の方はかなりニッケルが重視されているということですが、熱水鉱床というと銅、鉛、亜鉛。一体、熱水鉱床では特にどういう資源が注目され、期待されているのか、これが一つの点です。
○工藤(晃)委員 今、黒鉱というお話がありましたけれども、黒鉱も海底熱水鉱床成因説というのがあるように聞いておりますが、先生はどうお考えかと思います。  それとの関連で、もしそうだとすると、レジュメの二ページの四の分布地域の①から⑤のうち、どれに当たるのかということをちょっと伺...全文を見る
○工藤(晃)委員 私、今黒鉱というのはグリーンタフの時代のあれに関連して、成因としてどれをお考えになっているか、ちょっとお伺いしたかったのですが。
07月03日第101回国会 衆議院 科学技術委員会 第17号
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○工藤(晃)委員 お二人の参考人の方には、遠路はるばる大変御苦労さまでした。また、五月に日本共産党の調査団が青森県に参りましたときに、むつ市並びに青森県からいろいろ御協力いただいたことに、まず感謝の言葉を述べたいと思います。  さて、今までいろいろ御意見を伺いましたし、委員の方...全文を見る
○工藤(晃)委員 今私が伺いましたのは、大山委員会の中では遮へいの問題点と同時に、事業団の仕事のやり方とか設計のときの問題とがあったので伺ったわけでありますが、続いて先ほどのお話とも関連しまして、また菊池参考人が「原子力工業」の中で、佐世保での改修総点検の最大の欠陥は核封印方式に...全文を見る
○工藤(晃)委員 山内参考人にこの問題に関連して伺いますが、実際に普通の原子炉の場合でも、それこそ炉をあけて核燃料の点検をしたりしないで安全審査ができるということはとても考えられないわけなので、今そういう段階であり、それで予定では、関根港では岸壁につけたまま冷態とか温態とか出力上...全文を見る
○工藤(晃)委員 それでは、次に菊池参考人に伺いたいと思いますけれども、これは五十七年四月、むつ市の「原子力船「むつ」の新定係港立地調査報告に関する検討結果について(中間報告)」というのがありますし、また六月四日の「原子力船「むつ」問題に関するむつ市議会全員協議会市長報告要旨」と...全文を見る
○工藤(晃)委員 特に中間報告の中で指摘されております「原子力船「むつ」定係港という特殊性が考慮されていない。」という意味は、先ほどもお話がありましたように、船がいわゆる一度を超える傾斜で燃料の交換ができなくなるということだとか、あるいはいろいろ附帯施設があるし、燃料の交換だけで...全文を見る
○工藤(晃)委員 そうすると、中間報告の中で「今回示された調査結果だけで、関根浜地区に原子力船「むつ」の新定係港施設の建設を可能とする判断は、妥当性のないものであると言わざるを得ない。」という判断は、今のところ、今の調査ぐらいでは大体同じだということになるでしょうか。
○工藤(晃)委員 それでは、今と同じ問題ですが山内参考人、やはり大変厳しい条件のもとで、しかも原子力船の新定係港という特別な仕事をやらなければいけない港をつくるに当たって、困難な条件があって、その点で事業団とむつ市との間で判断あるいは見方の食い違いがある。その点、県としてはどうい...全文を見る
○工藤(晃)委員 その問題、そのように伺いました。  これは私の一つの考えでございますが、港をつくるに限らず発電所をつくる場合でもそうですけれども、いわゆる開発主体がいろいろ調査をして、もう安全だ安全だということを地元にのませようという姿勢が多いわけですが、実際、開発主体の側か...全文を見る
○工藤(晃)委員 そこで次の問題ですが、これも先ほどお二人の参考人からの御意見にありましたので、もう少しはっきり伺っておきたいと思います。  私も五月、現地に行きましたところが、事業団の方は、関根浜の住民の方、地元の方は、あそこに新定係港ができてそして岸壁に係留されたままいろい...全文を見る
○工藤(晃)委員 そうすると今のお話で言うと、山内参考人からも全員に諮ったことではないということがありましたし、菊池参考人のお答えの中でも、一カ所でそういう質問が出てそういう説明があったけれども、これは今後地元と相談してやっていくことだということですから、そうしたら、私が事業団か...全文を見る
○工藤(晃)委員 では、これが最後の私の質問になりますが、いわゆる五者協定をめぐりまして、お二人ともこれをどうしても守っていかなければならないと繰り返し強調されて、その立場とお気持ちもよくわかります。ただ、五者協定を結ぶに当たりまして、菊池参考人の方からも、大変苦労されたというよ...全文を見る
○工藤(晃)委員 どうもありがとうございました。
07月05日第101回国会 衆議院 科学技術委員会 第18号
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○工藤(晃)委員 私は、原子力船「むつ」の問題で幾つかの点を伺いたいと思います。  最初は、原子力船懇談会の報告書というのがちょうど五十八年十一月に出まして、原子力船「むつ」を実験航海までやらなければならないと推進されている方は、これをよりどころにされていると思いますけれども、...全文を見る
○工藤(晃)委員 これがベースになって原子力委員会の決定が行われたということでありますが、私も常々読んで幾つか感じている点もありますので、もう少しただしておきたい点があります。  この中で、五ページに書いてあることですが、要するに「佐世保港で遮蔽改修を終え、更にその際、最新の知...全文を見る
○工藤(晃)委員 この問題はこれ以上やりませんけれども、特に科学技術庁に伺いたいのです。いろいろな試験炉の安全点検をやるときには、制御棒をどうするとか燃料をどうするとか、何かこれだけはやらなきゃいけないということがあるのかないのか、その点伺いたいと思います。
○工藤(晃)委員 いや、そのときせめて制御棒はこうしなさいとか、燃料はこうするとか、そういうことはあるのでしょう。簡単で結構でございます。
○工藤(晃)委員 諸般の問題ということでありますが、そういうことは当然あるわけなんです。ともかく「むつ」の場合は核封印ということでの安全点検で、普通の試験炉の安全点検なら当然やるべきことをやってない。そのことはお認めになりますね。
○工藤(晃)委員 私は、この懇談会の報告に基づいて伺っているわけで、聞いていくと、まだ完成されていないんだ、これからこれこれの冷態とか温態とか出力上昇とかいろいろやっていくんだということを答えられるから、それはそうだろうと思いますけれども、しかしこの懇談会の報告を見ると、さっき言...全文を見る
○工藤(晃)委員 続いてもう一点になりますけれども、これは議論として、「陸上における舶用炉の研究開発だけでは、原子力船実用化を目指した研究開発としては、技術的に極めて不十分なものであると考えられる。」こういうことが強調されていて、これは私はそうだろうと思うのですけれども、だからと...全文を見る
○工藤(晃)委員 アメリカのサバンナにしろ、これは軍用でありますけれども、舶用炉というものの開発をどんどんやってきたので、日本のように初めて、しかもつくったことのないメーカーがつくるというケースと全く違うわけでありまして、そこらあたり、すぐそういうオット・ハーンがどうだ、サバンナ...全文を見る
○工藤(晃)委員 今後「むつ」にかかる経費について伺います。六月二十日に参議院の科学技術特別委員会で中村原子力局長の方から答弁がありまして、大体一千億円だということなんですが、これは事業団の試算だということですね。その根拠となる前提条件を説明していただきたいと思います。
○工藤(晃)委員 あと、経常経費についてはどうなっておりますか。
○工藤(晃)委員 実験航海を二年した後に炉心をかえて新しい改良型の炉心を設置するということについては、具体的に技術的にどういう問題を解決する改良になるのか。もう少し言うと、今の旧式のものではいろいろ不満な点があるからという意味なのか。かえるというのは同型のものでなしに改良型という...全文を見る
○工藤(晃)委員 二年使えば改良型にかえなければならないというのは、やはりこれまでの炉やその中心の炉心に対する一つの余り自信のなさのあらわれだろうと思います。それはそうだろうと思いますけれども、もう一つ、先ほど来も議論としてありましたけれども、やはり「むつ」の炉は旧型式炉で、これ...全文を見る
○工藤(晃)委員 ともかく科技庁がまだ決めたという段階でないと言いますけれども、事業団として実験を進めるとすると、これは少なくともということだと思いますが、一千億円という経費がかかるということです。これまで六百億円かかったとされ、それに対してむだ遣いでないかという国民の強い批判も...全文を見る
○工藤(晃)委員 私が申し上げたいのは、「むつ」をこのまま使って、原船懇談会の報告書にあるような実験を進める、先ほど説明があった事業団が考えているような実験を進めるということが、今これから最低一千億円かけてやる、どうしてもそれだけ必要なことなのかどうかという問題が一つと、もう一つ...全文を見る
○工藤(晃)委員 時間がないので先を急がざるを得ないわけでありますが、この問題も、先日お二人の参考人に私伺ったときに、私の意見として述べたことは、こういう環境の調査などを行うときに、開発を進めようとする開発の主体側が調査して、それでもうこれで安全だとかフィージビリティースタディー...全文を見る
○工藤(晃)委員 時間がほぼ参りましたので、最後に私の意見を一つだけ述べておきたいと思うのです。  これは、先ほどの五者協定をめぐって吉田委員もその点をただされたわけでありますが、私と吉田委員と迫まる方向が恐らく違うかもしれませんけれども、しかし五者協定の前提が、やはりあそこに...全文を見る
07月12日第101回国会 衆議院 科学技術委員会 第19号
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○工藤(晃)委員 きょう、三人の参考人の方、大変御苦労さまでした。  私は最初に、三人の参考人の方から同じ問題を答えていただきたいと思いますが、これは、原子力商船がいつ実用化するだろうか、そして普及するだろうか。二十一世紀という言葉も出てきますけれども、二十一世紀といっても二十...全文を見る
○工藤(晃)委員 原子力船「むつ」開発の経過を見ますと、科学技術の開発のやり方としては非常にギャンブル的なことが多過ぎた、私はそういう感じも受けます。最初の計画というのは、観測船をつくって砕氷施設もつくりまして、そして南極の方ですね、氷を割って進むような姿を描いたというような、い...全文を見る
○工藤(晃)委員 それでは森参考人に伺いますけれども、最初の御発言の中で、今原子力船「むつ」の実験がストップしているのは技術以外のことでということを言われたわけです。しかしその後のお話の中で、十数年前なら、初めての炉で、軽水炉もまだよくつくってない時代だから、あのときはやはり陸上...全文を見る
○工藤(晃)委員 私は、今の森さんの発言の中に、先ほど私少し言いましたように、余りにも乱暴な、特に原子力の開発のあり方が「むつ」に典型的に出たという問題に対してお考えが足りないし、同意できない点ありますけれども、ここは議論するところでございませんので先に進めたいと思います。  ...全文を見る
○工藤(晃)委員 山川参考人の御意見だと、言葉をかえて言うと、今の我が国は原子力船の原子炉を含め全体の安全に関する規定というのは極めて不備であるし、規制とか安全審査の体制が極めて不備なままである、大体そういうふうに理解してよろしいですか。
○工藤(晃)委員 それでは、時間がほとんどなくなりましたから最後に熊谷参考人に一つだけ伺いたいのですが、先ほどからやはり原子力商船の見通しについていろいろお話がありましたし、それからまた国のプロジェクトとしてぜひやるべきだという御意見も承りました。  ただ、私の印象ですから当た...全文を見る
○工藤(晃)委員 これをもって終わります。
07月17日第101回国会 衆議院 科学技術委員会 第20号
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○工藤(晃)委員 まず、私は長官に、今伝えられている「むつ」存廃方針決定の手順について伺うわけでありますが、今自民党の検討委員会が検討をしていて、来月何日か自民党の方で決定する、例えば四役決定する。その場合、その内容はそのまま政府が受ける、そういうことですか長官。
○工藤(晃)委員 今私、長官に伺ったわけですから、この後は長官に答えていただきたいと思うのです。  ではその場合、自民党は政府与党でありますから、自民党と科技庁長官との間ではこの問題での検討協議というのは、もう決定が近いわけでありますから今続いていなければ、何か青天のへきれきの...全文を見る
○工藤(晃)委員 長官の今のお答えの前半、ちょっと伺っておりますと、何か政権政党としてと言って、長官の立場というよりも自民党の立場みたいに聞かれたわけでありますけれども、ともかく協議しながらやっていくということなので、それならばもう一点伺いたいわけでありますが、そうすると八月の何...全文を見る
○工藤(晃)委員 その点はわかりました。そうすると、その場合、「むつ」存廃を決めるときに考えられることとして、原子力商船実用化の展望、それから技術上の問題で、安全性という点で順調に実験がやれるかどうかということに対する考慮、それからまた予想される費用、それによって得られる効果がど...全文を見る
○工藤(晃)委員 その点はその点でお答えいただいたと思いますけれども、そこで、それならば最初の原子力商船実用化の見通しなんですが、私は先ほど来長官のお話を聞いておりますと、もともとこの原子力船「むつ」の計画が出てきたときは原子力商船の実用化が迫っているからということだったのですが...全文を見る
○工藤(晃)委員 現実は、軍艦は原子力を使ったのは四百隻近く、そしてその他と言えばソ連が砕氷船一隻か二隻動かしているということでありまして、確かにそういう特殊船がつくられるというのは、現につくられているわけでありますから私はそれを否定しないわけでありますけれども、実際スタートは、...全文を見る
○工藤(晃)委員 三万馬力以上の船が消費している石油消費量は、参議院の答弁を伺っても大体三%だと思いますので、石油消費量の三%を将来原子力船、原子力のエネルギーで置きかえるという形をとると思うわけなんですが、実際これからのエネルギーの対策を考えていくときに、将来この三%を置きかえ...全文を見る
○工藤(晃)委員 その点について、先ほど言いました実用化するときが三十年先、五十年先ということになったり、あるいは先ほどの答弁の中でも第二「むつ」はつくらないんだということになりますと、「むつ」に乗って訓練を受けた人が一体何歳ぐらいになったとき次の世代に教えられるかという問題にさ...全文を見る
○工藤(晃)委員 メーカーも未経験、私たちも未経験、まことにお互いにかばい合っている姿としか思えないわけでございますが、大山委員会の報告においてさえ、当初から専門家の中にはもっと慎重にやるようにという意見があった。それを聞かなかった結果なんですよ。それを未経験という言葉だとかそう...全文を見る
○工藤(晃)委員 余り大したことは起きてないというお話でありますけれども、私がここに持っている報告書の中でも、数としては大変多いし、例えば五十六年八月三十一日、九州電力玄海一号機、これは蒸気発生器細管の測定のとき損傷ありと。それから五十六年九月十四日、関西電力大飯一号機、蒸気発生...全文を見る
○工藤(晃)委員 それは燐酸ソーダを使ったということと関係あるというふうに聞いておりますけれども、「むつ」の場合も使っていたんじゃないですか。これは事業団の方から。
○工藤(晃)委員 変えたけれども、残留燐酸ソーダがいろいろ影響あるんではないかという心配があることと、それから先ほど言いましたように、加圧水型の炉というのはかなり蒸気発生器の細管というところに集中的にいろいろ出てきて、たしか最近はメーカーの側も原発の側もいろいろ改良対策をとってい...全文を見る
○工藤(晃)委員 いや、それはやはり実際に原子炉として発電所で出力上昇して、そこで起きている問題ですからね。それはちょっと話が通らないですよ。だから、私はわざと核封印というのはそういう意味で聞いたわけであって、一次系とか二次系というんじゃなしに、全体としてその発電炉を動かさない状...全文を見る
○工藤(晃)委員 何か数字を示すと、こういうことをやりたいと思っているという判断をするんじゃなしに、そういうことから離れてもっと客観的に、こういう進め方をすればこうなるということで国民もこの論議に加わって、もちろん国会は加わっているわけでありますが、それで今どちらの方向をとるべき...全文を見る
○工藤(晃)委員 時間がなくなりましたので私も質問を終わらなければなりませんけれども、やはり「むつ」を使ってのこれからの実験という計画はもうやめた方がいい、「むつ」は廃船すべきである、これからの原子力船のあり方とか舶用炉の研究開発のあり方をここでもう一度考え直す、立て直す、そうい...全文を見る
07月26日第101回国会 衆議院 科学技術委員会 第21号
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○工藤(晃)委員 二問ばかり伺いたいのですが、一つは、自動車の今の生産ラインを見ていて、特に組み立てにロボットが全面的に入るのはかなり難しいと私は考えているのですが、先生はいつごろ——恐らく入るとしたら、自動車の部品とかコンポーネントとかそれ自体ももっと変わるし、生産システムも相...全文を見る
○工藤(晃)委員 そうですね。部品をどんどん取りつけていくところですね。
08月02日第101回国会 衆議院 科学技術委員会 第22号
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○工藤(晃)委員 私は、この委員会で先日、核燃料サイクル施設問題で質問を行いましたが、そのとき大変短い時間でありましてまだ幾つかの点を残しましたので、この機会に質問したいと思っております。  さて、電気事業連合会が六ケ所村への三つのサイクル施設を立地したということが伝えられてお...全文を見る
○工藤(晃)委員 そうしますと、仮にこういう立地が行われますと、この施設に運ばれるであろう使用済み燃料及び海外再処理返還物、それから低レベル放射性廃棄物は、今建設中のむつ小川原港を使うということになるわけですか。
○工藤(晃)委員 では、次に防衛庁及び防衛施設庁に伺いますが、六ケ所村及びその近接地域で米軍、自衛隊のどのような演習場があるか、演習の状況はどうなっているのか、伺います。
○工藤(晃)委員 防衛施設庁の方から……。
○工藤(晃)委員 今挙げられなかった中で、米軍訓練空域R129というのがありますね。それから自衛隊のB訓練海域、これは海に接しているところでありますが、それもある。それから自衛隊進入管制区は大体この下北のずっと上を通っているということですが、その点はよろしいですか、今も存在してい...全文を見る
○工藤(晃)委員 自衛隊のB訓練空域はどうですか。
○工藤(晃)委員 では、六ケ所村近傍において自衛隊や米軍の航空機の墜落ないし落下物事故として、この数年でもよろしいですが、どういう事故があったでしょうか。
○工藤(晃)委員 今報告されましたけれども、青森県の行政特別対策室が五十四年以後のをまとめておりますが、件数においては今防衛庁、防衛施設庁が報告されたよりも多いように思われますし、また、ここに記載されてないものが記載されてありますが、これはやはり県当局として県議会に出された資料で...全文を見る
○工藤(晃)委員 現在具体的なことは知らないと言うけれども、これはもう常識的に天ヶ森を使うことになるでしょうし、場合によれば、非常に狭いということでさらに要求してくることを考えておかなければならないと思います。  そこで、非常に大事な問題は、一つは確かに天ヶ森と先ほどの三つの施...全文を見る
○工藤(晃)委員 長官にはまた後で聞きます。  動燃の再処理工場建設に当たって、水戸射爆場の返還が前提条件だったことはよく御存じだと思います。関係自治体挙げでそのことを強く迫ったし、現実に水戸の射爆場が返還されるということが確認されてから東海村の動燃の再処理工場がつくられた。こ...全文を見る
○工藤(晃)委員 これは大変大事な問題なんですね。東海村の動燃の場合は、水戸射爆場が返還の条件になったわけでしょう。それで、安全問題というときに、もちろん施設そのものの安全とか技術上の問題、いろいろあるけれども、具体的にアメリカ軍や自衛隊が演習をさんざんやって物を落としているさな...全文を見る
○工藤(晃)委員 長官、お願いします。
○工藤(晃)委員 検討すべき課題であるという答弁をされまして、それは当然ですが、先ほど言いましたようにF16の配備ということになりますと、ますますこの地域がその訓練のため使われるようになるのは自明のことでありますので、そういうことを前提にして、米軍の方は米軍、自衛隊の方は自衛隊、...全文を見る
○工藤(晃)委員 一番最後の結論の、今後十分対応できるものであるというのは賛成しかねます。  今の中で、軍事用のプルトニウム抽出のときとそれからガス炉の燃料の再処理のときと違って、つまり軽水炉の燃料の再処理の場合は、それらとは違った新しい技術上の困難にぶつかったということはある...全文を見る
○工藤(晃)委員 大変重要な問題で、特に電力業界が燃焼度をどんどん高めている傾向の中で、そういう安易な見方というのは私は許されないと思います。  またもう一つちょっと引用しますが、「化学と工業」先ほどの雑誌の巻頭に内藤奎爾名古屋大学教授がこのように書いていることをぜひ聞いていた...全文を見る
○工藤(晃)委員 時間がないということでありますが、今の答弁は全く不勉強だと思いますね。それで、内藤奎爾教授がこう言われている確立してないということをはっきりして今後当たるのか、あるいは何とかなるだろうというのではまるっきり違うんですね。そのことを私ははっきり指摘しなければなりま...全文を見る