工藤晃

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工藤晃の1985年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月16日第102回国会 衆議院 予算委員会 第11号
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○工藤(晃)委員 まず税金の問題について、焦点になっている大型間接税について伺います。  昨年来の国会での総理の答弁を伺っておりますと、大型間接税は導入しない、これは中曽根内閣の公約である、これにかかわるいろいろな説明を聞けば聞くほどよくわからなくなってまいりました。これは私一...全文を見る
○工藤(晃)委員 これまでの答弁をそのまま読まれましたが、私はそれを読んだ上で質問しているわけですから質問は進行しなくなってしまうわけです。EC型付加価値税にもいろいろ態様がありますということを言いましたけれども、じゃ例えば主税局の資料で、西ドイツの場合、医療、教育、放送、金融、...全文を見る
○工藤(晃)委員 これは中曽根内閣の公約として大型間接税を導入しないと国民に明らかにしたことで、総理が御説明になったことで伺っているわけですから、それをはっきりしてもらわないと困ります。さっき言った包括的、網羅的、普遍的、大規模ですか、これに当たるか当たらないかが問題だと言われて...全文を見る
○工藤(晃)委員 これは中曽根総理の国民への公約としての問題で伺っているからぜひはっきりさせなければいけませんし、もう一方では、税制改革をやると出されている以上、少しはその構想がはっきりしないと国民にとってはわけがわからないから聞いているわけであります。例えば今私、西ドイツの例を...全文を見る
○工藤(晃)委員 それならばヨーロッパ型付加価値税、今ヨーロッパで行われているようなものの検討、導入があり得る余地を残した答弁だと受け取らざるを得ないから、それをそのままにして進めたいと思います。今度は竹下大蔵大臣、お答え願いたいと思います。  あなたは、七九年十二月の国会の決...全文を見る
○工藤(晃)委員 今読まれた中に「いわゆる一般消費税(仮称)は、その仕組み、構造等につき十分国民の理解を得られなかった。」という点がありますね。それで政府税調がいろいろ検討して、中期答申、一般消費税導入に関する中期的答申が出され、それからもっと詳しい案が出されたわけでありますが、...全文を見る
○工藤(晃)委員 五、六年言い続けているから取り上げているわけでございまして、また決議は各会派が寄って、文案でこうまとまったわけでありまして、その解釈その他が統一したという、別にそういうものがあるわけではありません。ここに書いてあるように、さっき言ったように、仕組み、構造について...全文を見る
○工藤(晃)委員 大分しどろもどろになってまいりましたけれども、しかし、ともかく税調の文章を読んでくださいよ、EC型付加価値税。日本に最初一般消費税があったわけじゃないですからね、ECのを検討してこの部分をこうしよう。ですから、もっと端的に木下和夫さんの方は焼き直してつくりました...全文を見る
○工藤(晃)委員 くだらぬことを言いなさるな。家計調査にはそれは載ってないのですよ。そうでしょう。載ってますか、家計調査に。載ってないものを整理のしようがないけれども、しかし仮にこういうふうにすれば——今までだって物品税とか間接税、これは逆進的ですよ。収入の少ない人もかかるでしょ...全文を見る
○工藤(晃)委員 家計調査に出ている税というのは、これは所得税とか住民税とか固定資産税とか、そういうものでしょう。あの中にはもともと物品税やなんか計算されてない。したがって、それを除いて計算するという場合も、それは精密にやればあるけれども、おおよそのこととしてこのように食料を除い...全文を見る
○工藤(晃)委員 そうじゃないよ。その五%をかけたら今みたいにそれが二・六%なり二・三%になる、そんなことわかっているじゃないですか。
○工藤(晃)委員 そんなことで時間をとっていたらどうしようもないです。ここでは一般消費税、食料を除いた場合でも、五%が導入された場合にはそれぞれの階層にどれだけそれが税金になるかというそれだけであって、これは別に委員会に配った資料でも何でもないですよ。あなたのところでこういう計算...全文を見る
○工藤(晃)委員 要するに、逆進的であるというのを公平、公正に入れるということではあるのかないのかというのが余りはっきりしませんでしたが、これも総理の方に伺いたいのです。  今度税制改革をやるのに、アメリカの財務省の税制改革案は大変参考になると言いましたけれども、どこから学ぶ点...全文を見る
○工藤(晃)委員 今挙げられた点は特に税率、大企業、大法人であっても下げるとか所得税の高額所得も下げる、そういう点の日本のお金持ちや財界でも大分歓迎されそうな内容のところだけ特に言われたのですが、私、ニューヨーク。タイムズのコピーを持ってまいりました。その中でリーガン長官がいろい...全文を見る
○工藤(晃)委員 大法人ゼロ、法人税ゼロ、そういう問題については是正にやはり意欲を燃やさなければならないかのようにも受け取れたわけでありますが、私が実は昨年、大商社の法人税がゼロでおるということを取り上げました。その後、国税庁の方で、海外取引にかかわる所得についていろいろ大企業の...全文を見る
○工藤(晃)委員 今海外取引がどんどんふえておりますけれども、それに伴って多国籍型租税回避とか脱税とかいろいろ広がっている、これが調査の結果出てきた。その額はもう軽く百億、二百億という単位で出てきている。極めて大きいわけですね。ですから、このような調査の努力については私も評価する...全文を見る
○工藤(晃)委員 外国税額控除のそもそもの目的は何ですか。これも簡単に答えていただきたい。
○工藤(晃)委員 今お聞きになったように、二重課税防止である。日本の企業の国外所得に外国の税金がかかる、この国外所得を日本で全体としてまた法人税をかけるときの二重課税を除くということだけれども、しかし、タックス・スペアリング・クレジットという制度がありますね、減税をする、ただであ...全文を見る
○工藤(晃)委員 私は、二重課税防止ということじゃなしに、丸々払ってない税金、それをそれ相当額をまける、税額控除をする、補助金同様だ。こんな不公平なことありますか。それをやめたらどうか。  例えば、これは大蔵省主税局国際租税課長の真鍋さんというのがある専門誌に書いておりますけれ...全文を見る
○工藤(晃)委員 このタックス・スペアリング・クレジットというのは、もう丸々の大企業への補助金であります。インセンティブはもはや存在しないというのが一般の見方であります。何でそんなことをやるのか。これがどんどんふえていく。  もう一つ、私は資料について御説明願いたいわけでありま...全文を見る
○工藤(晃)委員 本当を言えば、直接納付、間接納付それからタックス・スペアリングと三つに分けて出さなければいけないのが、直接納付、間接納付にまぜて、みなしというのを入れてしまったため、ちょっとわかりにくくなっているわけですが、タックス・スペアリング・クレジットは大体直接納付税額に...全文を見る
○工藤(晃)委員 これでなぜ大商社が法人税ゼロになるかというなぞがだんだん解けてくるわけですね。というのは、もう一度卸売業、これは資本金三百億円以上ですからほとんど大商社が入ると言っていいでしょう、七百四十億円外国税額控除を受ける。さっき直接納付三百八十億と言うけれども、タックス...全文を見る
○工藤(晃)委員 総理にも、幅広く国民各層の声を聞いて税制改革を行うという立場から、外国税額控除を含めてやはり検討の対象にしていく、ここで行われた議論は十分考えなければいけない、その点についての決意を伺いたいと思います。
○工藤(晃)委員 それは税制として、税制改革と言われたわけだから、制度としての見直しのときにこういう問題も考える。先ほどアメリカの財務省の租税改革案は大変学ぶところが多い。私も持ってまいりました。この中でも外国税額控除は改めなければいけないと書いてあるでしょう。何となれば、確かに...全文を見る
○工藤(晃)委員 総理はよくおわかりになっていないようでありますが、竹下大蔵大臣の方は当然、税制の見直しの中に外国税額控除の問題も入ってこなければいけないということと受け取っていいわけですね。
○工藤(晃)委員 ともかく検討をしていかなければいけないということのようでもありますけれども、先ほど来いろいろやりとりがありましたが、本当に少数の大企業に何百億もただでくれるような補助金をどんどん出して際限なくふえていく、そういう問題こそ不公平の最大の問題として考えてまず検討する...全文を見る
○工藤(晃)委員 大体収支の採算の見込みがないのにこれを始めようというわけですか。これは大変なことですね。運輸省の方針「五十七年度整備新幹線の取扱いについて」、五十八年度もありますけれども、これはやはり事業採算性等を慎重に検討の上やりましょうというふうになっておりますし、それから...全文を見る
○工藤(晃)委員 そんなことを言ったって、今度の百億円というのは財政投融資と利用債など借金で建設をやるわけでしょう。
○工藤(晃)委員 国鉄の事業の再建再建と言いながら、どうですか、何兆円もかかる工事、採算の見込みがどうなるかわからない、当然国鉄を破綻に導くようなことを既に目の前で発車させていく、こういうことを見ると、本当にどこまで国鉄の再建に熱心なのかだれだって疑いたくなりますよ。だって東北・...全文を見る
○工藤(晃)委員 今の整備新幹線工事着工に対する中曽根内閣の態度は、これは実は過去一貫して続いてきたんですよ。国鉄財政には御迷惑をかけません、だからこういう工事をやりましょうと。私もずっとこの関係の会議録をみんな持ってきて、これ全部読むのは大変なんですが、例えばこれは大分昔になり...全文を見る
○工藤(晃)委員 合計が出ないようなので、また先にちょっと進みます。  これは新幹線の整備法ですね。この中で、今度は橋本登美三郎運輸大臣が、従来の新幹線のように国鉄の財政の中で賄うんじゃないんだ、別個の金で賄うんだ、だから始めるんだと言って、だけれどもどうしましたか。これは東北...全文を見る
○工藤(晃)委員 鉄建公団はまだありますから、それは後にしてください。必ず答えてください。  今お聞きのように、国鉄には財政再建の課題があるから迷惑をかけないと言いながら、ちょうどそれが問題になってきた四十四年から五十九年度十二兆も設備投資を押しつけて、そのうち十二兆一千億円は...全文を見る
○工藤(晃)委員 おかしなことを言われますね。国鉄の労使関係でこんな設備投資を決めてきたんですか。十三兆の設備投資、それをほとんど借金でやるようなことをだれがやらしたのですか。それで整備新幹線だとかそれから本四架橋だとか青函トンネルだとか、今度の整備新幹線もありますけれども、これ...全文を見る
○工藤(晃)委員 もう全然見当違いなんだ。そうじゃなしに、分割・民営化を仮にやるときに、その案によると国民にとっての非常に不便が起きる、負担が重くなる。そういうことは絶対にさせないということの限度で認めていくのかどうか。それがここで約束できないようだったら明らかに国民にとっては大...全文を見る
○工藤(晃)委員 総理大臣がことしこそ国鉄改革をやるんだと言われているから。しかし、やるに当たっても国民にとって交通上のサービスをこれ以上低下させません、それを条件にしてやるつもりですということがなぜ言えないんです。言えないとすれば、国民にとっては全くひどい案が出てきても受け取る...全文を見る
○工藤(晃)委員 できるだけというのは全く不満でありますが、先ほどの鉄建公団の答えはどうなったでしょうか。もしできなければ別の機会に私留保しますから、答えてもらいます。
○工藤(晃)委員 いや、そうじゃないんだよ。ちょっとこれはだめですから、この問題については改めて——これはもう前もってちゃんと詳しく伝えてあるわけですから。鉄建公団が建設した線を国鉄がいろいろ運営して赤字が大変ふえている。今見積もると年間どのくらいだ。あるでしょう、上越新幹線も。...全文を見る
○工藤(晃)委員 それでは三番目の問題に参ります。  核燃料サイクル基地の立地の問題です。これは総理よく聞いていただきたいんですが、電事連が昨年青森県六ケ所村に核燃料サイクル三施設の立地を決めて以来、県内では安全性をめぐり大きな不安が広がっております。それは私も昨年科学技術委員...全文を見る
○工藤(晃)委員 総理の確信の問題でなしに、実際に原子炉等規制法になりますとこの責任は総理の責任に直接なってきますから、それをやるに当たって安全の上にも安全を期す、そういう心構えでなければならないと思いますが、そのことだけお答えいただきたいと思います。
○工藤(晃)委員 科学技術庁長官に伺いますけれども、核燃料サイクル三施設の予定地周辺には三沢の米軍、自衛隊基地があります。四月からアメリカのF16核攻撃機二個飛行隊四十八機以上が配備されることになります。電事連から施設の申請が出されたときに、原子炉等規制法では、例えば再処理施設に...全文を見る
○工藤(晃)委員 運輸省に伺いますけれども、核燃料サイクル三施設の予定地の上空を自衛隊が専ら軍専用で管制を行っている三沢特別管制区がかぶっておりますね。  それからもう一点、昭和四十四年七月、運輸省の航空局長が原子力関係施設上空の飛行規制に関する通達を出しておりますね。その点を...全文を見る
○工藤(晃)委員 おわかりのように、まさに電事連が世にもまれなる核の、全く未知な、安全性の問われるものをつくる、それは特別管制区の真下につくるという案になっているということ。それから航空局長の通達からも、原子力施設の上は飛行機は飛んではいけない、こういう通達が出されているにもかか...全文を見る
○工藤(晃)委員 十キロなんと言ったけれども、特別管制区は入っていると言ったじゃないですか。十キロなんと言うけれども、現におっこっているところと何キロ離れているのですか、この港。一キロから二キロじゃありませんか。十キロなんて、確かにここから十キロかもしれないけれども、実際に一キロ...全文を見る
○工藤(晃)委員 そういうのは不届きな答弁だと思いますよ。  私も聞きましたけれども、この地点というのは、まず県からいただいた資料に基づいて歩き、同時に関係のある六ケ所村へ行ってこの地点を確認しました。確かに私の行ったところでも、十メーター以上模擬爆弾が潜っちゃうのですよ。だか...全文を見る
○工藤(晃)委員 安全の上にも安全をと言いましたけれども、今言ったように、東海村と比較にならない危険をはらんだ原子力施設ができるわけで、しかもこの天ケ森には今度F16が二個飛行隊やってくることから、これはすごい訓練をここでやるということはもう予想されております。これまででも自衛隊...全文を見る
○工藤(晃)委員 大体東海村のときも安全だと思ったと言いますけれども、これはアメリカの上院外交委員会のサイミントン委員会の中の聴聞会の一節がありますけれども、この中で、水戸射爆撃場は日本の原子力研究センターにどのくらい近いか、それは二・六マイルである、そしてそれは驚くべきケースで...全文を見る
○工藤(晃)委員 今の答弁のように、鉄建公団がやって、そのときの田中角榮大蔵大臣は後で政府がしりを見ると言いましたけれども、さっぱりそれなしに来ているという例だと思います。  最後に、時間も少なくなりましたが、経済協力の目標、方針について伺いたいと思います。  私は、日米諮問...全文を見る
○工藤(晃)委員 外務大臣に伺いますけれども、外務大臣は去年の三月一日の衆議院予算委員会でも、アメリカが二国間援助にウエートを置いている、少し反省してもらわなければならない、そういうことで、アメリカの戦略的な方向に連動して日本が動くことはあり得ないという趣旨を答弁されておりますけ...全文を見る
○工藤(晃)委員 外務大臣にまた伺いたいわけでありますけれども、後発発展途上国、LLDCに対しての日本のODAはとても少ないですね。これはOECDの資料から見ても、八三年日本のODA中一〇・九%しか回ってない。こういうことがあるから、アメリカの戦略関心国へ偏り過ぎているためこっち...全文を見る
○工藤(晃)委員 時間が参りましたのでこれで終わりますけれども、我が国の経済協力の基本方向を人道主義、世界平和への貢献、民族独立への貢献という方に切りかえることを要求して、私の質問を終わります。(拍手)
02月22日第102回国会 衆議院 商工委員会 第3号
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○工藤(晃)委員 初めに経済見通しについて伺いたいと思います。  金子長官が演説の中で、内外経済の現状で、世界経済はアメリカの景気拡大等に導かれ、全体として景気回復基調にあると述べられました。ただ、今のアメリカ経済の拡張にはかなり異常な点が指摘されており、その一つは貿易収支の非...全文を見る
○工藤(晃)委員 ついでにもう少し伺いますが、アメリカの今の景気の拡大が続く中で、さっき言ったような財政の赤字、貿易収支の赤字があるわけですが、私の見たところでは最近では、最近といってもしばらく前になりますが、年率八百億ドル規模の資本流入がアメリカであるということですね。そうする...全文を見る
○工藤(晃)委員 今挙げられたいろいろなデータから見ましても、例えば昨年の四月からことしの一月ですか、十カ月実績値で日本の黒字の九九%までがアメリカの黒字であるという異常な事態になっていて、また輸出のうち三十何%というのは過去の歴史から見ても非常に高いですね。ですからやはり日本の...全文を見る
○工藤(晃)委員 こうして見ますと、今のアメリカの景気回復、それから日本も景気回復といいますけれども、かなりいろいろ問題を抱えておりまして、実は私、昨年OECD事務局を訪ねたとき、意見交換した中でもそういう問題がいっぱい出てくるわけでありますけれども、つまりアメリカとしてはこんな...全文を見る
○工藤(晃)委員 アメリカはそう見ていると言いますけれども、実際、レーガン大統領が出した予算などを見ると依然として非常に大きな軍事費などが出されてきているわけでありますが、一口で言って非常に巨額の借金経済、負債経済、そういうものは、問題を後へ回すことはできるけれども、必ず行き詰ま...全文を見る
○工藤(晃)委員 今私は、アメリカの軍拡経済も含めてもう少し批判してはどうかと言って、その点については御答弁いただけなかったわけでありますが、この問題はまたいずれ後に回すこととしまして、特に中小企業対策について通産大臣に伺いたいと思います。  中小企業の倒産が大きいということが...全文を見る
○工藤(晃)委員 今の、なぜ大きいかというときに、いろんな時代の新しい動きに対応できなかったという面をかなり強調されたと思うのですが、もちろんそういう点は私も否定しませんが、少なくともこういう資料で見る限り、例えば昨年の二万件を超える倒産のうち、繊維が千五百六十件、食料品が千二百...全文を見る
○工藤(晃)委員 中小企業基本法当時からさかのぼって言われましたけれども、その当時が〇・四二%で今度が〇・四一%ですから、中小企業基本法をつくって今度は中小企業対策を積極的にやるのだというのが一体どこにあらわれたか。一時は〇・六%くらいまでいったんです。四捨五入ということはありま...全文を見る
○工藤(晃)委員 中小企業庁長官、私の聞かないことを答えて、それで後の答弁は余りかみ合ったことを答弁しない。これはまことに遺憾であります。委員長よろしく願います。  さて私が聞いたのは、これほど倒産が激しくなってきて、中小企業にとってわらをもつかむ思いでいるとき、担保力の弱い業...全文を見る
○工藤(晃)委員 私は今のような答弁を仮に認めてしまいますと、それこそ健全なる中小企業を育成するといいながら健全でないと言って選別されるのは次々と倒産を見過ごす政策を中小企業庁がおとりになるということになりますから認めるわけにいきませんが、このことばかりやっておられないので、日米...全文を見る
○工藤(晃)委員 じゃ、続いて聞きますが、その後略称アメリカのカリー委員会と言われているものの報告が昨年発表されまして、そして明らかになったことでありますが、アメリカにとって関心があるのは日本の汎用技術である。日本における現在の狭義の防衛技術リストには米国にとり興味の対象となるも...全文を見る
○工藤(晃)委員 その答弁で結構でございます。  それで、もう一つ出てきたのが日米諮問委員会報告の中で、これは防衛の項目の中に出てくるんだな、「第二章 防衛問題」。「技術が新しい防衛システムの開発に決定的な貢献をしうる時代においては、日米両国は世界の二大技術大国として、両国の防...全文を見る
○工藤(晃)委員 そうなりますと、ともかく今の先端技術というものがこの交換公文に基づき、さらに日米諮問委員会の報告が示すようなことがもつと積極的に進められるようになると、どんどんそのままアメリカの軍需産業に行ってしまうということになるし、今の答弁はそれを裏書きしていると私は思わざ...全文を見る
○工藤(晃)委員 私、大臣の答弁を求めております。
02月23日第102回国会 衆議院 予算委員会 第17号
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○工藤(晃)委員 亀井さんに伺うわけでありますが、私の率直な感想としまして、最初に臨調の第四部会答申が出たのが五十七年五月ですね。それからちょっとおくれて基本答申が出まして、一昨年監理委員会が出発しまして、それからまたその後いろいろ提言が出たわけですけれども、最初から分割・民営化...全文を見る
○工藤(晃)委員 しかし、臨調の答申を尊重するということで監理委員会ができたわけでありますから、そのときにはもうそういう結論を受けていたわけです。これは事実の経過でございます。それから、昨年の分割・民営化というときも、ちょうどそのころ参議院でも開かれましたけれども、そういうときに...全文を見る
○工藤(晃)委員 十兆ないし十五兆の棚上げということになりますと、利子だけで七%で七千億ないし一兆円という負担、これが国民にかかってくるということになって、今の棚上げされた債務に対する利子補給がたしか今、三千数百億、そんな規模だと思います。それが三倍にもあるいは四倍にもなるかもし...全文を見る
○工藤(晃)委員 今、各ブロックの採算について試算をされている、あるいはそれに伴っていろいろ分割の仕方を考えておられると言いますけれども、非常に常識的に見て、東海道・山陽の新幹線は大変黒字が出ているけれども在来線は赤字になっている、それから東北の方や北陸の方も新幹線も赤字であり在...全文を見る
○工藤(晃)委員 そういう角度で国鉄の案を批判されるところはよくわかるわけですが、参議院の答弁では幹線を含めて廃止も含めて検討をしているかのような御答弁があったから私聞いたわけでありますが、それはちょっとまた後でお答え願いたいと思います。幹線を切るかどうかということですね。  ...全文を見る
○工藤(晃)委員 そのところは非常に大事な問題でございまして、なぜならば国の財政が破綻してしまって、よく三K、三Kなんか言われて、どうも国鉄にお金が行き過ぎる、これを減らそうということが一つの出発点にもなったし、国鉄自体も財政の破綻になったわけですね。今の国の財政事情、これはもう...全文を見る
○工藤(晃)委員 時間でありますから終わりますが、悲観的とかそういう問題でなしに、私は事実について述べたにすぎないわけでありまして、それから、幾ら責任を持たれると言っても、長い話ですから、五年も十年も先ですから、ここで幾ら言われたって、それは伺うだけにしておきます。  これをも...全文を見る
03月08日第102回国会 衆議院 予算委員会第七分科会 第2号
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○工藤(晃)分科員 私は、国鉄問題について運輸大臣並びに国鉄総裁に伺いたいと思います。  まず第一に、国鉄の車両検査のいろいろなやり方、体系を今度変えるという問題です。周期の延伸、それから特に台車検査は三月三十一日から廃止するというわけでありますが、どうしてこういうことをやるの...全文を見る
○工藤(晃)分科員 いや、私、聞いておるのは、安全第一か、それとも人減らし第一か、今度どっちでやるのかということを聞いておるわけなんですけれども、そのことは後でいろいろ事実を出していきます。  これで、特に何人くらい余剰人員が生まれるわけですか。
○工藤(晃)分科員 わかりました。  今回の措置は、昨年六月二十八日付運輸大臣の承認を受けております。手元に文書があります。この中に、これは運輸省の鉄道監督局国有鉄道部長名で、「承認について」という文書がありますけれども、「車両の検査周期の延伸により重大な支障が発生し、又は発生...全文を見る
○工藤(晃)分科員 なるほど、前回の文書にもあります。私も見てまいりました。しかし、前回も一つ国電の事故がありまして、たしか三〇一系ですか、ねじり軸たわみつり手というのがぼんと床を破って天井を貫くようなことがあって、それについては特認というのを取り消したことがありましたね。  ...全文を見る
○工藤(晃)分科員 全く今の説明はわけがわからないですよ。要するに、一年でやっていたのが今度は三年になるわけでしょう。その点はそうでしょう。三十六カ月以内でしょう。だから、それはいいですよ、そのことは全体なんですから。それならばさっき言った、ブラッシとかなんとか言いましたけれども...全文を見る
○工藤(晃)分科員 こんな重要な事故がこの場で答えられないということは、非常に大事なんです。  私は、この検査結果を持ってきております。これはどこが重要かといいますと、この車は全般検査が五十九年二月二十七日、大井工場です。したがって、ことしの二月二十日というのは、台車検査の寸前...全文を見る
○工藤(晃)分科員 なぜ空転するんですか。雨が降ったときでしょう。雨が毎日降るとは限らぬけれども、降るときは降るわけでしょう。そういうときにこういう事故が起きるわけなんですが、このM一〇三-五六三について言うならば、もっとあるんですよ。去年の二月二十七日全検出場以後の主な故障歴と...全文を見る
○工藤(晃)分科員 それはへ理屈ですよ。というのは延伸はまだやってないんだから、三月三十一日からやるんだから。そうでしょう。これは二月に起きたことなんだから、確かに延伸したがゆえになんて言えないでしょう。しかし、同じことじゃないですか。だって、去年全般検査をやってから一年もたたな...全文を見る
○工藤(晃)分科員 そんなしどろもどろのことを言われたら、こちらもわけがわからないんですよ。だって、あなたの最初の説明は、もうこういう事故は起きなくなった、だから延ばしましたと言っているでしょう。一年たたないうちに現に起きているじゃないかということなんですよ。何ですか。だから、こ...全文を見る
○工藤(晃)分科員 だって、この前は、いわゆるねじり軸のたわみつり手というやつですか、あれがボーンといったので、車輪とかなんとかじゃなしに、やはりあれで見直さなければいけなくなったわけでしょう。特認の取り消しをやったわけでしょう。大体、モーターの継ぎ手とこれが外れちゃうなんて、極...全文を見る
○工藤(晃)分科員 今みたいな答弁だったら、私たちもう安心して車に乗れなくなってしまいますよ。ともかくさっき言いましたように、各電車区のこれまでの台車検査でも、車輪の直径差がどんどんこれだけ多く出るということもありますし、モーター関係でも一年たたないうちにこんなにひどい事故が起き...全文を見る
○工藤(晃)分科員 今私が大臣に伺ったことは、今度のこの事故というのはまさに二年たたないうちに起きた事故でありますから、この事故そのものを運輸省も関心を持って内容をよく調べることと、台車検査そのものはどういうことが明らかになっているのか。これを簡単に延ばしていいのか。今言ったよう...全文を見る
○工藤(晃)分科員 時間が参りましたのでこれで終わりますけれども、何といっても台車検査前にこういうことが起きているわけですから、台車検査に問題なしというのは全く通用しない。ですから、この問題の検討をすることを強く求めまして、私の質問は終わります。
03月26日第102回国会 衆議院 商工委員会 第6号
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○工藤(晃)委員 通産省のこれまで発表した文書などを見ますと、情報産業ないしは情報関連産業はいわばこれから一層発展する成長産業である、あるいは知識集約型産業である、リーディングインダストリーである、そういうような位置づけをやっていると思います。ところで、先ほど大臣も言われましたよ...全文を見る
○工藤(晃)委員 本来リーディングインダストリーであるとか知識集約型であるとか、そういうことは最初私もちょっと言いました、大臣の全国民生活的立場ということからいえば、当然そこで一番進んだ労働条件とか労働の環境だとか、そういうものができなければおかしいと思うわけであります。特にソフ...全文を見る
○工藤(晃)委員 残業を百時間も二百時間もやって高くなるかどうかということも含めて答えなければだめですね。  それで、電算機関連労働組合協議会、以下電算労と私申しますけれども、その最近のアンケートを見ましても中位数、大体半分になるところの数が残業とかああいうものは除いて十六万台...全文を見る
○工藤(晃)委員 業界の人を呼んで聞いたって実態はわからないですね、もっとまじめに調べないと。今のいわゆるソフトハウスというのは、私もいろいろ調べましたけれども、三種類なんですね。一つは、実際に技術を蓄積しながら小さいながらもやっていっている。確かにあります。それからもう一つは、...全文を見る
○工藤(晃)委員 今の認識は大変不十分だと思います。さっき言った、私がわざわざ三つの形態ということを挙げたのは、明らかに一部分にもう人入れ稼業そのものを目的にした形態があるから言っているわけで、私も調査をしながら言っているわけであります。  そこでもう一つ労働省に聞いておきたい...全文を見る
○工藤(晃)委員 今言ったように大変抽象的に、要件を欠くものがだんだんふえてきた、そういうことじゃないですか。今言った幾つかの要件だって、五年も派遣されていてどうしてもとの会社が責任を持っていることになるのですか。ならないでしょう、そんなこと。しかもAという会社に行ってからBへ派...全文を見る
○工藤(晃)委員 商工委員会で労働省ばかりを相手にやりたくはないのですけれども、しかし、この指針そのものが大変よくないのですよ。よくないのだけれども、少なくとも五十時間にとめなさいと言っているときに、百時間にしなさいという命令を出す大手のコンピューターメーカーがある。そして、ソフ...全文を見る
○工藤(晃)委員 いささか最後の答弁は我田引水になったんじゃないかと思います。  そこで、私、ソフトクライシスということについて少し伺ってみたいのですが、ソフトクライシスで、今までソフトの需要が二十数%年々伸びたということだとか、ソフトウエアの技術者が年々一五%とか一六%伸びて...全文を見る
○工藤(晃)委員 時間がかなりなくなりましたので、最後の一間はIPAの組織について伺いたいのですが、IPAは役員のほかに評議員会というのがありますね。今十九名ですか、十九名で例えばシグマ計画なんかも評議員会で最後的には決めるとか、決めるのかどうか知りませんが、ともかくここで審議を...全文を見る
○工藤(晃)委員 時間が来たということでありますが、要するに、一番大事な問題をここでいろいろ審議するという評議員の中に、学術的な要素を代表するような人というのはほとんどいなくて、さっき言ったように渡辺さんは入っていますけれども、それを除いてはいなくて、言ってみればみんな財界人の代...全文を見る
03月29日第102回国会 衆議院 商工委員会 第8号
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○工藤(晃)委員 初めに大島参考人、石井参考人に伺いますが、その場合お二人も参加されたというふうになっております技術開発の展望研究会の報告、五十九年八月の内容にもちょっと触れますから、あらかじめお断りしておきます。  それはこの中にもありますし、きょうのお話にもありましたけれど...全文を見る
○工藤(晃)委員 大島参考人に続いて伺いますけれども、今度基盤技術といって、技術という言葉がついて、技術というとどうしても生産とか人間のある目的に沿うということになるわけなんですが、基盤技術のおくれ、もっと広く基礎研究のおくれ、この中にもありますけれども、日本ではノーベル賞の学者...全文を見る
○工藤(晃)委員 石井参考人にお伺いします。  石井先生の御専門からいっても伺っておきたいのですが、いわゆる日本の基盤技術あるいは基礎研究ということでコンピューター関係のソフトでも日本独自のOS、オペレーションシステムはまだできてないのじゃないかと思いますが、その辺の進行状態は...全文を見る
○工藤(晃)委員 もう一度大島参考人に、これはちょっとまた話題が変わるのですが、やはり先生御参加のNIRAの「我が国技術政策の国際的展開に関する研究」の中で、先ほどのお話にもちょっと関連するのでお聞きしたかったわけですが、私も問題にしてきたこととして、通産省が積極的に推進している...全文を見る
○工藤(晃)委員 どうもありがとうございました。
04月03日第102回国会 衆議院 商工委員会 第9号
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○工藤(晃)委員 昨年は特に各方面から、我が国の基礎的な研究がおくれている、それに対してどうするかということで注目すべき文書が発表されたと思います。その中で、産構審総合部会企画小委員会の中間報告はこの法案とあるつながりがあるようにも思われますし、それから、科学技術会議の諮問十一号...全文を見る
○工藤(晃)委員 第十一号諮問に対する答申の中でもたしかこう書いてありますね。基礎的研究の推進に当たって大きな役割が期待されている大学、国公立試験研究機関の活動強化が特に求められている、特に基礎的部門の中心的担い手となっている大学、国公立試験研究機関における人材の充実を図ることが...全文を見る
○工藤(晃)委員 今大臣の述べられた認識というのは、産構審総合部会企画小委員会の中間報告の線とほぼ近いのじゃないかと思いますけれども、私はちょっとこれは違うと思うのですね。違うというのはなぜかというと、さっき言いました科学技術会議の第十一号の諮問に対する答申の中でも、やはり基礎研...全文を見る
○工藤(晃)委員 そのほか恐らく、それで新しい技術開発ということになると、税制で言うと技術と海外取引に係る所得の特別控除というのがございまして、これで外国にその技術を売るとまたそのあれも受ける、これは減税、これは所得控除ですから税額控除と違いますけれども、ともかく税額控除といった...全文を見る
○工藤(晃)委員 私の質問時間短いので、局長の答弁、ぜひもう少し手短にお願い申し上げます。  中小企業も考えているといいますけれども、さっき私は科学技術白書を引用して、資本金百億円の百八十七社が全体の研究費の五八%、基礎研究費に至っては六四%を占める、こういう実態で、いわゆる民...全文を見る
○工藤(晃)委員 そうしますと、配当一〇%とすると電電の分が二百六十億円、たばこの分が五十億円、計三百十億円というお金があって、今の取り決めが将来生きていくとするならばこのセンターに優先的に回ってくる、大体そういうふうに理解するわけであります。  さてそこで、私は次にこのセンタ...全文を見る
○工藤(晃)委員 それからもう一つ、このセンターの業務は、一方では金融機関的業務といいますか資金をいろいろ配分するということと、それからもう一つは、こういう種類の技術の研究開発を促進するのだという研究開発推進機関的な業務と二つあるという点で、新エネ総合開発機構や、この前のIPA、...全文を見る
○工藤(晃)委員 そこで、この提案理由の中で「政府は、センターの事業の運営に当たっては、民間の創意と活力が十分発揮されるよう、その自主性を最大限尊重することとしております。」こういう大臣の提案理由でありました。  そこで、今言った公的資金をもとにしながら出融資業務なんかやるとい...全文を見る
○工藤(晃)委員 学識経験者と書いてあると僕らが安心すると思ったら大間違いで、IPAの定款の中にも評議員というのは学識経験者から選ぶとなっているでしょう。それで学識経験者というのを見ると、日本商工会議所専務理事の井川さんだとか経団連の専務理事の三好さんだとかあとはいっぱいあります...全文を見る
○工藤(晃)委員 それでますますよくわかったわけですが、一つだけ貿易研修センター法について伺っておきたいのですけれども、これも役員を見ると、会長が経団連会長で理事長が三井物産相談役、評議員十五名のうち一名、全国中小貿易業連盟理事長を除くとどう見ても大企業の代表の方ばかりですが、こ...全文を見る
○工藤(晃)委員 この問題はそれくらいにして次に移ります。  次に、一つ大事なのは、センターの業務として三十一条の第三号業務というのがありまして、民間会社から委託があってセンターが基盤技術の試験研究を行う。しかし、センターには固有の研究者はいない。それから試験研究設備もない。そ...全文を見る
○工藤(晃)委員 今いろいろ科学技術の研究の様相が変わったからといって、やはり公務員は全体への奉仕者である、一部への奉仕者ではないというので、民間企業の営利的な目的の仕事に余り簡単に行ってもらっては困るように思うのですけれども。もちろんこの場合、断わっておきますけれども、一応退職...全文を見る
○工藤(晃)委員 私、今ちょっとそれで新しい点伺ったわけですけれども、さっき言った退職出向したら公務員の身分がないわけですね。だから過去に公務員のときに職務上知り得た秘密を漏らしてはいけないというのはわかるけれども、そこでは公務員じゃないわけですから、いわゆる委託研究に従事したと...全文を見る
○工藤(晃)委員 一方においては、退職出向だから、公務員ではないんだから民間へ出向して何でもやれるということを言いながら、一方では、依然として公務員的であるから秘密保持をしなければいけないという大変矛盾したことを言って、事実上の穴をあけるようなことをやっていると思うのです。  ...全文を見る
○工藤(晃)委員 それは全体の数字でやられたらさっぱりわからないので、どの企業に対してどうだということがいつもわからないから聞いているわけですが、大変不満足であります。  最後に一つ大臣に伺いたいのですけれども、今、日米経済摩擦の問題が大変深刻な時期にありまして、これまでの機情...全文を見る
○工藤(晃)委員 大臣はどうでしょうか。
○工藤(晃)委員 これで終わります。
○工藤(晃)委員 私は、日本共産党・革新共同を代表し、基盤技術研究円滑化法案に対する反対討論を行います。  本法案に反対する第一の理由は、大企業への国からの多角的支援で、その国際競争力強化を促進してきた機情法が本年六月末期限切れとなる後を受けて、それを形を変えながら事実上引き継...全文を見る
04月17日第102回国会 衆議院 商工委員会 第13号
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○工藤(晃)委員 まず、半導体集積回路の回路配置法案の立法化のいきさつについて伺います。  一つは、日米の半導体摩擦の経過の中でどのように出てきたかという点であります。結論からいうと、こういう法律をつくるということはアメリカ側からの要求があったのではないか。経過を見ますと、ちょ...全文を見る
○工藤(晃)委員 木下局長にお願いしますが、限られた質問時間でありますから、集積度を高くして、速度を上げていただきたいと思います。  さて、それに続いての質問ですけれども、ともかく今回のこの法案でも、アメリカの法律でも共通しているのは、開発者のマスクワークとか回路配置をまねされ...全文を見る
○工藤(晃)委員 これはこの法案の評価にもかかわるのですが、実際にそういうことは余り起きてないというのに、法案だけつくろうということも一つ問題なんです。  その次の問題は、昨年十月、アメリカの半導体チップ保護法が成立しましたが、日本が似たような法律をつくらないと一体どういうこと...全文を見る
○工藤(晃)委員 そこで、通産省としては産構審の半導体チップに関する法制問題小委員会を設けて、この法案のもとみたいなのがつくられたと思うのですが、私は小委員会の委員の名簿を見て、非常に奇異に感じたことがあります。  それは、こういう点は重大なことだと思うのですが、東芝、富士通、...全文を見る
○工藤(晃)委員 私が聞いたことに答えてないのです。これまで日本で法律をつくるときに、一〇〇%外資の、それは日本法人になっているでしょうけれども、多国籍企業というのはまさに多国籍であるところが特徴的なのであって、そのテキサスインスツルメンツの代表者であることは変わりないわけなんで...全文を見る
○工藤(晃)委員 それは大変重大な発言だと思うのですね、後にも先にも初めてやったということで、この報告で今後やる方針かと思ったら、既に通産省は法律づくりにまでそういうことを始めていたということ、極めて重大だと思います。  それで問題は、この通産省の産構審の小委員会の審議がどのよ...全文を見る
○工藤(晃)委員 文化庁に来ていただいておりますね。著作権審議会での半導体チップ回路配置の法制問題の審議状況について伺いたいわけであります。  米国議会では初め著作権法として法案を検討してきた、こういういきさつから、文化庁としても検討をかなり前からやられたと思うのですが、著作権...全文を見る
○工藤(晃)委員 私が事前に伺ったのだと、何が多数意見か何が少数意見か決まらないうちに済んでしまって時間切れになったということでしたが、そういうことではなかったのですか。要するに三月中ごろの法案提出日に間に合わなくなったので、それでうやむやで終わった、それで報告書も出なかった、そ...全文を見る
○工藤(晃)委員 おおよその意見ということで伺っておきますが、次の私の質問は、今度の法律で何が保護すべき知的財産になるのかという点で、要するに自分がつくったという回路配置なら何でも保護されるのか。それで、先ほど挙げましたアメリカの法律を見ても、例えば次のようなマスクワークは保護が...全文を見る
○工藤(晃)委員 今の答弁の中にもありましたけれども、通産省の説明によると、回路配置の開発は莫大なコストが要る、他人の回路配置を模倣した場合には十分の一以下のコストしか要らない、だからこの模倣を禁止するんだ。それからカステンマイヤー報告を見ても、背景と問題の性質を論じているところ...全文を見る
○工藤(晃)委員 数カ月後には同じものをどんどん売り出せると言うけれども、さっき言いましたように、少なくとも問題になっている十六から六十四、六十四から二百五十六キロビットですね、それから一メガと上がっていくときに、それは本当につくって売り出してもうけるには負けない量産をしなければ...全文を見る
○工藤(晃)委員 当然簡単に日本の六十四KDRAMがまねされてどんどん押されたという事実があってよさそうなものですが、そういうことも余り聞いてない、そういうことを言っているわけなんです。  それで時間も余りないのでもう一度だけやると、要するにお金をうんとかけて手間がかかったとい...全文を見る
○工藤(晃)委員 もう一問伺いますけれども、先ほどアメリカ系企業と日本系企業で世界の九割ということを言いましたが、企業の数で言いますと例えばアメリカで十社とか日本の十社で、それぞれの業界でどのくらいのシェアを持っているか、簡単に答えていただきたいと思います。
○工藤(晃)委員 この法案の内容で非常に疑問に持たれるのは、たった一つの種類の工業製品のために、工業所有権でもないあるいは著作権でもない、まさに第三の男を独立してつくらせるということ、それでしかも内容的に言いますと、さっき言った日本の十社、アメリカの十社でほとんどを占めてしまう。...全文を見る
○工藤(晃)委員 時間が参りましたので、質問は終わります。  我が党も、知的財産の保護ということは大変大事なことだと思っておりますけれども、この法案に関して言えば、まさに日米経済摩擦の中で出され、十分な検討が各方面でなされないまま出されてしまったと感じざるを得ませんし、またこの...全文を見る
04月19日第102回国会 衆議院 商工委員会 第14号
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○工藤(晃)委員 私も自動車問題を中心に大臣に質問したいと思います。  今までの答弁でもおおよそのところ理解できた点もあますけれども、もう一度念のため伺いますと、ことしの自動車の対米輸出自主規制というのは日本政府の独自の判断でやられたということですが、これはこれまでの自主規制の...全文を見る
○工藤(晃)委員 通産省が決めるということははっきりしました。  それで、今度各社への割り当てで、四月十四日のある新聞に伝えられているものの中には、特に三菱自動車、それからいすゞと鈴木自動車など、三菱はクライスラー、あとの二社はGMとの提携で供給契約車の輸出は一挙に二倍くらいす...全文を見る
○工藤(晃)委員 さて、今、日米の貿易摩擦が問題になっているのでこういうことも聞くわけでありますが、米国向けの車の価格は一台当たり幾らかという統計は、別に今すぐ聞くわけではありませんが、「財界観測」に載った野村総研の調査によりますと、千CC以上だと八二年の価格で百三十四万円となっ...全文を見る
○工藤(晃)委員 根拠がない数字だと思いますが、総理みずからが国民一人百ドルというような高い高い目標を出したので、余りにも符合するから聞いたわけです。  これは一月二十日の日経が伝えていることだと、この百億ドルというけれども、大部分は通信機器分野であろう、特に、例の通信衛星が入...全文を見る
○工藤(晃)委員 総理の国民一人百ドルが国民にどれだけアピールしているか、私はどうも逆の話ばかりよく聞いておりますが、これはこれ以上議論しませんけれども。  これはもうよく知られていることですが、日本のアメリカへの自動章の輸出の自主規制が始まって以来、アメリカでの自動車価格は非...全文を見る
○工藤(晃)委員 相当高価格の車をどんどん出したということは認められたと思いますけれども、これは野村総研の調査などでもその辺は大変詳しくやっておって、私もおもしろく見たわけですが、野村総研では、大体一台四十万円という線で見ている。最近のエコノミストの調査によると五十万円から六十万...全文を見る
○工藤(晃)委員 カルテル論議はこれだけにいたしまして、通産省として、小型車で日米のコストの比較というのをやられたことがありますか。しかも、それは大ざっぱな比較でなしに、人件費がどうでとか、物品費がどうであるとか、そういうのはありますか。もしやっていたら知らせてほしいし、やってい...全文を見る
○工藤(晃)委員 レートによって一遍に消えるかどうか大変疑問もありますので再度伺うわけですが、野村総研といえば政府と関係も深いNIRAなんかで大変重要な役割をしている。そういう意味でもあえてこの調査を使うわけですが、この「財界観測」の八四年六月のレポートに、アメリカのアナリストに...全文を見る
○工藤(晃)委員 そういう点で私がさっき挙げたような点についての調査検討はしなければいけないと思いますが、大臣、どうでしょうか。もう大臣の番ですよ。
○工藤(晃)委員 率直に言いまして、日本の労働条件それから下請の単価をどんどん毎年のように平気で抑えていくような、下げさせるようなやり方が続く限り、大きな意味での労働条件格差が残って世界じゅうの貿易問題で日本が非難を浴びるし、また国内的に言えば、そのことが勤労者の消費だとか内需だ...全文を見る
○工藤(晃)委員 これはアメリカ市場での問題ですが、イギリスでの日産の生産ということもありますし、こういう傾向が急に広がるだろうと思います。その点で、ヨーロッパでの自動章の現地生産については通産省はどういう見通しを持っておられますか。
○工藤(晃)委員 私が関心を持っておりますのは、よく日本の自動車の製造価格の六、七割は部品の調達であると言われでおりますけれども、現地で、これらの国での、これらの国というのはアメリカとかイギリスですが、現地生産になると、部品とか資材の調達は日本からの輸出が主なのですか、それとも現...全文を見る
○工藤(晃)委員 それで伺いたいのですが、通産省としては、現地生産が行われれば輸出がその分減るであろう、摩擦防止にも役立つであろうというお考えだと思うのですが、同時に日本の経済社会から見ますと、例えばアメリカで百万台生産体制に入る、それで部品も資材も現地調違するということを前提に...全文を見る
○工藤(晃)委員 それは一つ仮定を置いた答弁だと思うのですが、自動車の生産というのは世界的に見るとこの十年間ぐらい余りふえてないわけです。日本がシェアをどんどんふやしていっている関係で、これがいつまで続くともだれも信じていないと思います。  そういう点で、簡単なことですが、私の...全文を見る
○工藤(晃)委員 時間がやってきたということですが、もっともっといろいろ伺いたいことはあります。しかし、日米経済問題というのは、日米間の経済の構造がどうなっているかという問題ももっと冷静に分析していかないと、ただ向こうが非難をした、こちらがあわてて対応するという繰り返しで、過去に...全文を見る
05月09日第102回国会 衆議院 本会議 第26号
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○工藤晃君 私は、日本共産党・革新共同を代表し、総理のポン・サミット帰国報告について質問します。  本年は、第二次大戦終了四十年であり、広島、長崎被爆四十年であります。ポン・サミットの政治宣言は、第二次大戦からの歴史の教訓について述べております。今日、第二次大戦からの教訓を学ぶ...全文を見る
05月21日第102回国会 衆議院 商工委員会 第17号
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○工藤(晃)委員 きょうは南大夕張の災害につきまして報告を受けました。我が党も早速調査団を派遣しておりまして、その見解は改めて必要な場所で発表することとしまして、私は、今報告を受けながら一つ感想があったのは、こういう災害の機会に、徹底的に調査するというようなことを政府として毎度言...全文を見る
○工藤(晃)委員 今のような御説明でありますが、要するに、新しく発明されたものが社会に役立たされるようにしなければいけないということと、同時に、発明者に対してその無体財産を保護しなければいけない、その調和点として大体十五年ぐらいという考えだったと思うわけです。  しかし私は、今...全文を見る
○工藤(晃)委員 だから、大企業の出願ラッシュ、こういう乱用みたいなことに対し、もう少しはっきりした対策をとらなければいけないということは明らかであります。同時に、定員を減らしながらこういう事態を迎えているというのは一番根本的な矛盾でありまして、この私の質問全体を通じまして、その...全文を見る
○工藤(晃)委員 私が大変疑問なのは、この問題で専門家が非常にいろいろな疑問を呈している事実があります。私自身も職業柄非常に多くの資料を使うものですから、検索の難しさというのはわかっておりますが、私自身の検索のいろいろなあれも客観的なものになるにはなかなか大変なんで、人にそのよう...全文を見る
○工藤(晃)委員 この問題では、それこそ審査官の検索に役立つだけでなしに、社会的に使えるとかあるいは国際的に使えるとか、そういう展望を持ってやってもらわなければ困る、やって、あるところへ来たらどうもうまくいかないということでは困るわけなので、あえてこの問題を提起したわけであります...全文を見る
○工藤(晃)委員 長官、長過ぎますね。早期審査だから早期答弁でお願いしたいものであります。  さて、今の答弁はいろいろ問題があったと思うのです。少なくとも政府の答弁で、優先順位は今度は審査請求の順位になったということが書いてあっていろいろ説明しているのに、これは特許庁の長官の裁...全文を見る
○工藤(晃)委員 QCを持ち込まない、労務管理にしないということをはっきり答弁されたのは、それはそれでいいと思うのですが、例えばそれこそケーススタディーみたいになって、審査の個別の案件について、QCみたいな格好で、あのやり方がいいとか悪いとか、そういうことは絶対にやらないわけです...全文を見る
○工藤(晃)委員 だから、そういうことになりますと、それこそ審査官の人たちが自主的にいろいろ事例を研究するということを踏み越えて、それで何か職場の行政管理組織が入ってきて、おまえの審査したのはおかしいとか、いいとか悪いとか、こういうことをやり出したら、さっき言った独立性というのは...全文を見る
○工藤(晃)委員 じゃ、私の言ったこと、大臣よく考えてやってください。
06月06日第102回国会 衆議院 社会労働委員会 第24号
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○工藤政府委員 お答え申し上げます。  ただいまの御質問の一事不再議の原則でございますけれども、これはもう先生御承知のとおり、会期の定めのある合議体におきまして、その同一の会期内においては、いわゆる審議の円滑な運営というものを図りますために、一度議決、決定をした事項については特...全文を見る
06月07日第102回国会 衆議院 商工委員会 第19号
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○工藤(晃)委員 本日の商工委員会でも昨日の物価問題特別委員会でも、豊田商事並びに同グループの悪徳商法が取り上げられております。私も、被害の徹底的な救済とともに、悪質な違法行為を徹底的に追及しなければならない。同時に、例えば金の現物まがい商法、これは豊田商事一社だけでなくて広がっ...全文を見る
○工藤(晃)委員 おおむねの状況ということでありますが、東京都の消費者センター調べを伺いましたところが、金の現物まがい商法の苦情件数というのは、五十八年度、五十九年度、ことしの四月と見ますと、五十八年度、豊田商事が六十七件、三和信託が三十一件、五十九年度が、豊田商事が百四十九件、...全文を見る
○工藤(晃)委員 基本的な形は大変そっくりであると、私もそのとおりだと思いますが、本当を言えば、この契約書を三和信託と豊田商事と比較するといろいろ重要な点もありますが、きょうはそこまで入らないで進みたいと思います。  私は、この金の現物まがい商法でどうしても私自身納得いかない点...全文を見る
○工藤(晃)委員 実際に全く不適正といいますか、本当に金の価格の問題について全く知らない。方をつかまえて、こういううそを言って、そして一方的に契約を押しつける。危険を知らさないで押しつけるということと同時に、さっき言いましたように、あなた、だんなさんにはないしょにしておきなさいよ...全文を見る
○工藤(晃)委員 私がもう一つ問題提起しておきたいのは、中途解約できないとして、実際に解約した場合には二〇%あるいは金価格が下がっていれば差額も負担せよ、こういう一切の負担がかかってくるから、実際この問題が解決すると、三和信託の場合よくて七割ですね、豊田商事の場合はもっとひどい例...全文を見る
○工藤(晃)委員 この法ではこういう点が難しいとか、あの法ではこういう点が難しいとか、いろいろ聞かれますけれども、それは場合によれば法の改正とか解釈とかいろいろありまして、我々が全く賛成しない立場からの法解釈を変えた例としては、商品取引所法の第八条の解釈を突然政府が変えて、それか...全文を見る
○工藤(晃)委員 いや、企画庁としてこういう調査や研究をもっと今後も進めるかどうか、特にME革命の影響なんか、その辺伺いたいと思います。
○工藤(晃)委員 もちろんこの中の分析の幾つかの点には私として疑問を持ったり不満な点もあります。例えば、今の賃金がだんだん格差が広がってきた、これは六〇年代の所得倍増計画のときなんか、この二重格差をなくすんだというのを大きな課題に少なくとも政府はしていたわけですが、もちろんこのと...全文を見る
○工藤(晃)委員 では、これで終わります。
11月13日第103回国会 衆議院 商工委員会 第1号
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○工藤(晃)委員 最初に、国際通貨の問題について大蔵省に伺います。  アメリカのレーガン政権の政策として、急速な軍拡を進め、同時にレーガノミックスなどといってかなり大企業向け減税をやって、そのあげく非常に大きな財政赤字を出す。同時にまた景気の拡張をやる。そこで貯蓄と投資の非常に...全文を見る
○工藤(晃)委員 もう一問伺いますけれども、政府としては、あるいは日銀としては、何円が目標とかいうことはこれはあっても公表できないし、あるいはないかもしれないし、何とも言えないと思うのです。  それはさておきまして、この合意書そのものの中にはっきり書いてあることとしては、ただフ...全文を見る
○工藤(晃)委員 私は一般論として、為替レートだけで調整できるとかできないとか、そういうことを聞いているわけじゃないんだけれども、ともかく今のドル高を是正しなければアメリカはどうにもこうにもならないし、世界経済はおかしくなってしまうというので今度始まったことは明らかであり、そして...全文を見る
○工藤(晃)委員 それでは公正取引委員会にお願いしますけれども、今私が挙げたエヌ・テー・エス東洋ベアリングやシャープその他の件については、ぜひ調査していただきたい。また全国的にこういうことがどうなっているか調査していただきたい。これが一点。  それから、前回円高のとき、これは五...全文を見る
○工藤(晃)委員 承知してないということでなしに、じゃ、調べていただきたいということです。
○工藤(晃)委員 調査が大体四年で全数調査になるというけれども、たまたまことしはこの企業が入ってなかったというのじゃ困るので、やはり直接訴えのあったことはその年すぐにやっていただかなければ困るということと、それからもう一つ、さっき言った通達をお出しになるということで、大変結構です...全文を見る
○工藤(晃)委員 私が特にこの問題を取り上げますのは、日本の大企業の輸出ラッシュということが問題になるときに、政府としては最近長時間労働の問題まで取り上げるように一応はなってきましたけれども、それはそのほかいろいろ労働条件の問題はありますけれども、特に下請に対して、円高になると下...全文を見る
○工藤(晃)委員 じゃ、この問題でもう一問、これは具体的なことを伺います。  宮城県の細倉鉱山、細倉鉱業株式会社といいますが、ここは鉛、亜鉛が中心で、出鉱と同時に製錬も行っております。既に価格の急落と円高ということで全山的に時間外カットが行われる、あるいは探鉱延長の削減などが行...全文を見る
○工藤(晃)委員 その点ぜひ大臣の方も、商工委員会としてはもともとそういう制度をつくったときの精神がありますので、それを引き継ぐ意味で、事実上の子会社でありますから親企業の方にも指導する、そういう点をよろしくお願いしたいのですが、その点に関して御答弁願いたいと思います、
○工藤(晃)委員 それでは、その問題で通産省として一層努力していただきたいという希望を重ねて申しまして、最後に、円高差益問題などについて残された時間伺いたいと思います。  直接は電気料金、ガス料金になりますが、これは二つ問題点があって、一つは燃料の価格がどうなるか、どうなってき...全文を見る
○工藤(晃)委員 時間が参りましたので、この問題は今度の電力やガスなんかの法案の中で私はいろいろ問題にしたいと思いますが、一言だけ申し上げておきたいのは、国税庁が申告所得上位五十社というのを出すのですが、どういうわけか、例えば八〇年は電力会社六社、翌年は五社、その次も五社、その次...全文を見る
○工藤(晃)委員 終わります。
11月15日第103回国会 衆議院 商工委員会 第2号
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○工藤(晃)委員 本法案の内容は電力会社が設備投資を大いにやる、そのため社債発行の枠を広げたいという非常に単純明快な内容でありますけれども、しかし、これは今の電力会社の体質や政府の電力政策の方向や、あるいは今日のいわゆる民活による内需拡大の方向や、さらには国民の負担が今後どうなる...全文を見る
○工藤(晃)委員 中長期的にそういう見通しであるということは、もう国際的にも一つの共通した見解になっておると思いますから、私たち政策を考えるとき、もちろん突発事故が起きたときはどうするかということは当然考えなければいけないけれども、国の政策としてはそういう見通しを前提にして考える...全文を見る
○工藤(晃)委員 これからの設備投資に伴うコストの変動を考えるときに、当然長期的に特に資本費が伸びているということに注目しなければなりませんが、それは後段の私の質問で触れることとしまして、私はここにも持ってまいっておりますが、電気事業審議会料金制度部会の七九年三月二十七日中間報告...全文を見る
○工藤(晃)委員 今言った具体的なその構成、これはぜひ私ども知りたいと思いますし、資料としてお見せいただきたいわけです。というのは、LNGの場合ですとそういう差が比較的少なく出てきて、原油、重油に関してはある。しかし、常識的に考えて、火力発電は大体港湾にありますから、大体そこに着...全文を見る
○工藤(晃)委員 そういう通産省の姿勢を私たちは問題にしなければならないと思いまして、大変遺憾なことである。あくまで要求しますが、それをやっていますと時間がかかりますので、次に移りたいと思います。  委員長、当委員会に提出したいと思っております資料の配付を許可していただけますか...全文を見る
○工藤(晃)委員 五十五年の料金改定のとき、各社が申請を出しました。例えば東京電力がこういうふうに出しました。それに対しまして通産省の方で査定して、料金の認可をしたわけであります。それで、ここに書いてある資料は東京電力と関西電力でありますが、いわゆる総括原価に含まれたものを積み上...全文を見る
○工藤(晃)委員 大臣、私はなぜこの食い違いが出たかという説明は十分よくわかっております。しかし、少なくともこの五十五年改定のときに根拠にした今後の総括原価の構成並びに見積もりというのが大きく変動したではないか。これだけ大きな変動をするのに、この料金を改定せずにほっておくのはおか...全文を見る
○工藤(晃)委員 私は大臣に答弁を求めております。つまり、料金改定したときの総括原価が、その後の事態から見ても余りにも変わっているではないか。なるほど収益も少しは予定どおりではないけれども、これはまあ九割以上だ。ところが重要なコストの方は、半分で済んでいるとか半分以下である。余り...全文を見る
○工藤(晃)委員 大臣は検討されると言いましたから、ぜひこれは検討していただきたいと思います。つまり、これからの円高という変化でただ改定問題を考えるというだけでなしに、過去の、これまで大きな変動があったということは大変重要な事実であります。ですから、仮に五十五年改定のとき、通産省...全文を見る
○工藤(晃)委員 それはガス料金についても同様ですか。
○工藤(晃)委員 しかし、ガス会社の収益状況はもっといい点も最近ありますし、先ほど言いましたように、五十五年の改定のときの総括原価の根拠が大きく変わっているということを通産省としてももう一度確認し検討して、その時期を早めるようにする必要がある、このように考えますが、どうですか。
○工藤(晃)委員 今みたいないいかげんな答弁をされては困りますよ。資本費がふえているというのは、比率の上でふえているという傾向はありますけれども、私の出した表で見ると、例えば関西電力の場合は減価償却費も八〇・九、支払い利息も四二・一、資本費が下がっているじゃないですか。東京電力の...全文を見る
○工藤(晃)委員 これはやり合っていてもしようがないですけれども、上がったものもある、下がったものもあると言って、その主要経費を全部合わせたら、私の計算では下がっているじゃないですか、六十何%に。どうしてそういうことを言うのですか。ですから、そういうようなことはだめですよ。ちゃん...全文を見る
○工藤(晃)委員 私は、あらかじめその計算をぜひ示してほしいと要求しておりましたけれども、なぜそれをやらないのですか。これは非常に大事なんですよ。電力会社が設備投資をどんどんやる。国民にどういう負担がかかるか。それは結局資本費の増大ということを通じてかかるわけでしょう。それが計算...全文を見る
○工藤(晃)委員 そういうことさえ試算できないようでは、一体この設備投資は国民にとって何をもたらすか、はっきりしたことが言えないということだと認めざるを得ませんが、私は、ごく粗っぽい私の試算を示します。  これは、五十年度から五十九年度まで、設備投資が二十六兆六千四百三十四億円...全文を見る
○工藤(晃)委員 私の試算をどんなにコメントしていただいてもいいわけでありますから、遠慮なしにそれはやっていただきたいわけであります。今の答弁でも、資本費が相当ふえるであろうということは明らかだと思います。  ところで、電力会社の設備投資の内容について、産業構造審議会の資料を見...全文を見る
○工藤(晃)委員 まことに不満な答弁でありますが、私がたびたび引用します電気事業審議会の料金制度部会の中間報告の中でも、「電気事業は、公益事業としての性格を持ち、社会に対する影響、役割が大きいので、他産業に比してより積極的に企業活動の内容を公開すべきである。」「いたずらに企業秘密...全文を見る
○工藤(晃)委員 そういうことで答弁を避けておりますので、私の方で少し実情についてお話ししたいと思います。  日本原子力産業会議が毎年報告を出しております。一九八三年度「原子力産業のマネーフロー」というのがありますが、電気事業への納入額、これは機械装置、構築物、その他を含んでお...全文を見る
○工藤(晃)委員 もしいろいろそういう説明をされるなら、先ほど私が要求しました、それこそ送電関係あるいは電源開発関係、上位十社とか三十社のリストを出して、十分納得いくように説明していただきたいのですが、少なくとも原子力関係では、日本原子力産業会議のこの報告の中にあるように、先ほど...全文を見る
○工藤(晃)委員 しかし、先ほども私指摘しましたように、料金制度部会が、やはり公益企業なんだから、秘密をなるべくなくして公開しなければいけない、通産省としてこういうのを受けているわけですね。それは大臣としてやはりそういう方向で努力しないと、そこはどれだけもうけているかわからない、...全文を見る
○工藤(晃)委員 さっき言った東京電力と東芝の関係とか、そういうのが延々と続いて、マスコミも知りようがないわけなんですよ。それを知ることができるのは、やはり通産省がちゃんと調べないと知りようがないわけでありますから、そういうことを言われたのでは完全に公益事業としての性格を失う、大...全文を見る
11月29日第103回国会 衆議院 商工委員会 第6号
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○工藤(晃)委員 まず企画庁長官に、今恐らく来年度の経済見通しについて作業をやられていることだと思いますが、その問題で簡単な質問をいたしたいと思います。  これは新聞にも伝えられましたし、私も今手元に持っておりますが、最近幾つかの銀行が、来年度の見通しをめぐって、かなり成長率も...全文を見る
○工藤(晃)委員 今何とか四%台に持っていきたいということの中には、やはり今の円高がかなり厳しく響いているという判断があるだろうと想像するわけでありますが、ともかく二百円台あるいは二百円を割るような状況については、答弁はできないだろうと思いますけれども、やはりかなり長期に続くとい...全文を見る
○工藤(晃)委員 アメリカの企業がもうけるためにそういう空洞化をつくっている問題や、日本の大企業が劣悪な労働条件などを利用しながら、下請中小企業へのしわ寄せをやりながら輸出ラッシュを進める、こういうことでインバランスが生まれて、そのしわ寄せがまた中小企業や勤労者に戻ってくる、この...全文を見る
○工藤(晃)委員 今の答弁はちょっと気にかかるわけであります。自由企業体制である、自助努力だと言うけれども、政府がG5の会議で合意して、それで二百四十円を突然二百円に持っていく、にわかに二〇%も円高にしておいて、そしたら輸出関連業者にとってみれば、せいぜい三%、五%の利益だったと...全文を見る
○工藤(晃)委員 非常に重要な事態になっているということをお認めになったと思いますが、実際に既に契約してあるものでもキャンセル、条件変更は続々と出ていることだとか、新規成約がストップしてしまった産地が非常に多いということだとか、あるいは二百十円とか二百円の場合輸出向け新規成約が減...全文を見る
○工藤(晃)委員 来年度は五%ということでありますが、今年度でも補正とかいろいろあるわけですからできないことではありませんが、この緊急融資制度ができれば、もちろんこれによって救われる部分もあると思いますが、先ほど私が挙げました中小企業庁の調査によりましても、金融機関からの借り入れ...全文を見る
○工藤(晃)委員 それならば、さらに進んでもっと抜本的な緊急対策をつくるという方向で検討されているというふうに伺ったわけでありますが、今の保証枠の問題でも、ともかくも担保を使い切ってしまっている。これまでも倒産関連保証の弾力的運用ということもありましたけれども、この実績は本当に少...全文を見る
○工藤(晃)委員 ぜひこれは早く検討して、この立法化をやっていただきたいと思います。  先ほどの不況業種に関して、指定などで弾力的にと言いますけれども、実はかなりの業種がもう不況業種になってしまっている、こういう事情もあることはよく御存じだと思いますので、やはり抜本的なものが要...全文を見る
○工藤(晃)委員 今の答弁で一つだけ。改正をしていきたいと言うから、失効後新しく改正した内容にするということを含めて検討しているということですか。
○工藤(晃)委員 もう時間がなくなりましたけれども、今の点については、やはり産地がいかに重要であるかというのは中小企業白書の中にもよく書いてあるところでありまして、皆さんよく御存じだと思いますので、慎重に検討していただきたいし、拡充するという方向をぜひとっていただきたい。  こ...全文を見る