熊谷大

くまがいゆたか



当選回数回

熊谷大の2010年の発言一覧

開催日 会議名 発言
10月21日第176回国会 参議院 法務委員会 第2号
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○熊谷大君 皆さん、こんにちは。自民党参議院議員の熊谷大と申します。  一昨日の柳田法務大臣の所信表明を受けまして、法務委員会にて質問をさせていただきます。  質問内容は、今般九月七日に起こりました漁船衝突事件についてでございます。なぜならば、所信表明では国民の安全、安心の項...全文を見る
○熊谷大君 その法と証拠なんですが、先ほど大臣がおっしゃったように、重責を担われる覚悟、それを加味いたしましてお聞きいたします。  この衝突事件を起こした中国トロール漁船ビン晋漁の五一七九に乗船していた船長セン其雄氏は今、どこで何をしているんですか。取調べをして判明した船長の経...全文を見る
○熊谷大君 その個別事案ということで、中国に帰してしまった、それで所在が分からない。でも、これで処分保留にしたままで帰してしまったんですから、いつかは処分をするかもしれないんですよね。そのときにその当の被疑者がどこにいるか分からないというふうになったら、どういうふうに処分をするん...全文を見る
○熊谷大君 今のはちょっと分からないんですけれども、所在は個別案件ということだったんですけれども、所在は、じゃ把握しているというふうにとらえてよろしいんですか。
○熊谷大君 大臣、那覇地検は、おっしゃるとおり、処分保留で船長を釈放いたしました。処分保留で釈放する、その場合の処分を満たす条件、釈放を満たす条件というのは何ですか。また、法曹界で処分保留というのの定義を教えてください。
○熊谷大君 定義がなくて何か大臣が処分保留というふうにおっしゃるというのはちょっと違和感があるなというふうに思って聞いているんですけれども、ちょっと私の認識では、釈放するということは、被疑者の所在が把握可能であるから逃亡若しくは罪証の隠滅をする可能性がないと、国内法でしかも公務執...全文を見る
○熊谷大君 つまり、ちょっと私が聞きたいのは、この事件というのは、処分保留で釈放したということ、つまり国内法で粛々とやるということは在宅事件として起訴するのか又はできるのではないか、又は在宅事件として起訴するつもりだから処分保留で釈放したんではないんですかということをお聞きしたい...全文を見る
○熊谷大君 じゃ、ちょっとその起訴、不起訴については後々でやって、また聞かせていただきますが、大臣、今回の衆参の予算委員会では、法務大臣、大臣御自身を始め、官房長官又は副大臣は起訴便宜主義、先ほども質問にありましたが、起訴便宜主義を盾に今回の釈放を地検の判断だとして答弁を繰り返さ...全文を見る
○熊谷大君 大臣、まさしくその社会に対する影響なんですけれども、相手は、船長は、報道の中で見るには、ピースサインを出して、尖閣は中国の領土だと堂々と記者会見しているんですよ。更生の機会どころか、これ調子に乗っているじゃないですか。  今船長何しているんですか。答えてください。こ...全文を見る
○熊谷大君 ちょっと中国に帰ったというだけで、何かそれで要件を満たしているというか、ちょっと解せないというふうに思うんですけれども。  じゃ、ちょっと次進みます。  那覇地検の記者会見で鈴木次席検事は二十四日にこのように言っています。つまり、被疑者の処分については、先ほども大...全文を見る
○熊谷大君 小川法務副大臣が九月二十八日にこのように言っています。刑事訴訟法第二百四十八条により、検察官の処分は様々な状況を勘案して決定するということになっている。同条の趣旨は、検察官としてはすべての事柄を判断の材料とすることができるというもの。起訴するあるいは不起訴した場合にそ...全文を見る
○熊谷大君 ちょっと私も今解せない、本当に大丈夫かなと思います。  先ほど、法務大臣は素人というふうな表現をおっしゃいました。私も素人ですが、国民目線という形でいえば、ちょっと今のお答えは解せません。本当に腑に落ちないような感じです。  今現在、中国での状況は、刑事訴訟法二百...全文を見る
○熊谷大君 日中間の関係を悪化させているのがこの玉虫色の判決だったんではないですか。それが時間的な連続でこういう結果をもたらしているんではないんですかという質問です。処分保留で釈放したことです。
○熊谷大君 ちょっと済みません、時間がないんで、それは次に行きますが。  処分保留で釈放してしまったことによって日中の両国でデモが起こりましたよね。それは、いわゆる玉虫色の処分をしてしまった、釈放してしまったということに対することで結果として出てきたんじゃないかということをお聞...全文を見る
○熊谷大君 その操業なんですけれども、領海内で違法操業、実際何をしていたのか、確認できますか。違法操業で魚の漁をしていたんですか。いわゆる衝突事件があって、捕まえて取調べを、逮捕して漁船を取り調べましたよね。その中に、どれだけの量の魚とか種類の魚を実際捕っていたのかというのを、漁...全文を見る
○熊谷大君 ここで聞きたかったのは、もし魚を違法操業で捕っていたんだったら、公務執行妨害だけじゃなくて、外規法を適用できましたよね、外国人漁業の規制に関する法律第三条を適用できたと思うんですけれども、そういった適用は考えていなかったんですか。
○熊谷大君 じゃ、実際それはいまだに捜査が継続中であるというふうにとらえていいんですか。
○熊谷大君 ここで何を聞きたいかというと、魚も何もなかった場合というのは、中国漁船の船長を帰した、釈放した中国漁船の船長は釈放の理由に計画性がないということで釈放していましたよね。そこで本当に計画性がなかったのか否か。その魚を捕った量とかそういうのを、量とか数とか種類とかを見れば...全文を見る
○熊谷大君 いや、その衝突して逃げて、取調べを受けて、帰国してピースサインしている人が本当に、答えられないとおっしゃるんですけれども、本当に漁師だったのかなと。そこには中国側の領土を戦略的に獲得していくという過去の事例、そういったものを何か取調べをして感じたのか又は感じていなかっ...全文を見る
○熊谷大君 この漁船衝突事件で何が言いたいかというと、政府は最も厄介である治外法権的なものをつくってしまったというわけですよ。これはつまり、法治国家としての統治が揺らいでいるというふうに考えてもいいんじゃないですか。例えば、今後いかなる違法操業があったとしても、公務執行妨害があっ...全文を見る
○熊谷大君 例えばですよ、大臣は法務行政の概要として、先ほど森委員のお答えの中で、法律を守る、あとは国民の生命と財産を守るとありましたよね。  例えば、与那国島とその周辺の漁労従事者の生命と財産、今のような態度で、漁業権を含めてですよ、法が全く国民生活を守り得てないということを...全文を見る
○熊谷大君 よくお役所の行政は前例主義を取っているというふうに言われております。今回、法の正義、法と根拠で粛々と対応するというふうにあります。それは、法治国家としての我が国の在り方、この事件によって問われていること、それがこの事件が喚起したことだというふうに思っております。  ...全文を見る
○熊谷大君 ありがとうございます。  ただ、私が問いたいのは、紛争解決の最後のよりどころとする司法、そういうふうに所信表明でおっしゃった大臣のお考えとこの事件が余りにも乖離している。国民の本当に安全、安心を支えているのかどうかということを問うて終えたいと思います。  どうもあ...全文を見る