熊川次男

くまかわつぎお



当選回数回

熊川次男の1982年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月19日第96回国会 衆議院 法務委員会 第4号
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○熊川委員 ただいま提出されました法律案について、いま大臣の御説明を拝聴いたしますと、商号専用権を悪用して会社から不当な利益を得ようとする一部の者の動きがあり、それら社会経済情勢に対応して本改正案を出したという御説明でございますけれども、その社会情勢、すなわちこの商業登記法が昭和...全文を見る
○熊川委員 こう伺ってよろしいのでしょうか。今回の改正に当たっては、いま話に出ましたような暴力団系統、少なくとも不穏当な手段でもって不当な利益を得ている事例は余りない、こう聞いてよろしいのでしょうか、現時点においては。
○熊川委員 わかりました。そうしてみると、いまのような予定していたところに本店の登記ができずに非常に苦い思いをしたというような犠牲を避けるために一般にはどのような手法が現実的にはとられていたか、もしおわかりでしたら教えていただきたいと思います。
○熊川委員 個人の商号の活用ということのようですけれども、登記所などを通じてある程度その辺の活用といいましょうか、状況がわかったら計数をちょっと教えていただけますか。
○熊川委員 ただいま脱法的というお話がありましたけれども、ある意味においては合法的というか、少なくとも違法ではない手段でやっていたのだと思いますが、そういうことがある程度わかって、あるいは予測できたにもかかわらず商業登記法制定と同時にできなかったのは、今回の改正案のようなものをつ...全文を見る
○熊川委員 しかし、考え方によるといかがでしょうか。商号についての創設、会社設立の場合と本店移転、変更の場合、これは本来パラレルというか並行に考えられるような重要な問題ではないかと思うのです。ところが、移転のときだけ優先して、創設のときにちゅうちょしたのは、乱用される危険性も相当...全文を見る
○熊川委員 今度の法案、結局私は、そういう創設の場合にも温かい手を伸ばしていただいたという形で非常にありがたいと結論は思うのですが、ただ、こういうことが心配されないかなという懸念を持っております。  いままでは、本当に形だけにしろ実体をつくって、そしてA会社がある土地に出ようと...全文を見る
○熊川委員 事実上心配は少ないのではないかということで、私もそれを聞いて安心はしておりますが、しかしまた他面、考え方によると、商号とか、個人でも自然人でも氏名というようなものは、わりあい意味があって快い響きを持つものに集中する可能性があるので、いま小学校へ行って「まゆみさん」と言...全文を見る
○熊川委員 正常に、すなわち正当に予定どおり会社をつくろうという人であるならば、またその予定期間内につくればこれは国家に没収されるわけではないのですね。そういうことになると、供託金の額は、どちらかといえばむしろ悪用者防止のために必要な額であって、正当に会社をつくろうという方々に不...全文を見る
○熊川委員 改正案の三十五条についてちょっとお尋ねしたいのですが、この案文は当初から包括してずっと一項であったのでしょうか。あるいは考え方によれば、二項ないしは三項に分かれていた案はないでしょうかとお聞きしたいのです。  といいますのは、専門家ではもちろんわかりがいいのですが、...全文を見る
○熊川委員 わかりますが、これは本店の移転のときとそれから会社設立の商号創設のときとがもともと別個に考えられているがゆえに、ここに無理が生じたのかなというふうに、取り越し苦労かもしれませんが、思うわけです。     〔中川(秀)委員長代理退席、委員長着席〕 もともと本店の移転...全文を見る
○熊川委員 終わります。どうもありがとうございました。
04月06日第96回国会 衆議院 法務委員会 第10号
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○熊川委員長代理 休憩前に引き続き会議を開きます。  委員長の指名により、私が委員長の職務を行います。  質疑を続行いたします。横山利秋君。
04月07日第96回国会 衆議院 法務委員会 第11号
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○熊川委員長代理 これより会議を開きます。  本日は、委員長の指名により、私が委員長の職務を行います。  お諮りいたします。  本日、最高裁判所矢口事務総長、川嵜民事局長、小野刑事局長及び栗原家庭局長から出席説明の要求がありますので、これを承認するに御異議ございませんか。 ...全文を見る
○熊川委員長代理 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。      ————◇—————
○熊川委員長代理 裁判所の司法行政、法務行政、検察行政及び人権擁護に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。稲葉誠一君。
04月08日第96回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第5号
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○熊川委員 政府の適切な物価政策によりまして、ただいまの同僚議員の御質問にもありましたとおり、世界的に高く評価されておるわが国の消費者物価でございますけれども、五十六年度の消費者物価は政府が見込んでいる四・五%をかなり下回るものと予想されております。全般的に物価が安定している中で...全文を見る
○熊川委員 公共料金のいわば代表とも言うべきものに国鉄の運賃がございますけれども、この陸の王者とも言うべき国鉄の運賃上昇改定は、タクシーに、あるいはバスに、私鉄に、飛行機にと、こういう影響はきわめて大きいものがあろうと思います。こういうことを考え合わせるならば、国鉄の運賃値上げは...全文を見る
○熊川委員 国鉄さん、どなたかお見えになっておりますか。  ただいまの点に関連しまして、過去近い数年間においても、特に五十三年以降連年にわたる高率の上昇はどんなファンダメンタルな姿勢をもってやってきたものなのか。また、今回の改定はどういう基準に従って、あるいは見通しのもとに上げ...全文を見る
○熊川委員 常務さんのお話で、非常にきめ細かい、前向きな、あるいは世間で余り予想もしなかった点もかなりメスを入れられたというような点で、うれしく拝聴いたしましたが、いずれにしても、国鉄運賃は公共料金体系に影響を及ぼすところ大なるものがあろうかと思いますので、ただいま述べられたよう...全文を見る
○熊川委員 非常に細かいところに気を使ってもらって、あるいは在来線あるいは新幹線という形で、両面からの配慮、ありがたく存じておりますが、いまのように急行があるいは特急になるとかという形で、結局においては停車駅の欠落というか減少化、あるいは多少の料金の徴収もやむを得ないと思うのです...全文を見る
○熊川委員 よろしくお願いします。  次に、私たちの生活で最も重要なのは、言うまでもなく食料だと思います。この食料に関しては、最近は、ソ連のアフガン侵攻以後国際的な幾つかの事件を見ますと、食料が戦略物資にすら活用というか悪用というか、され始めておるのが現実の世界であります。かよ...全文を見る
○熊川委員 そのような前提に立った場合に、国民の安全、必ずしもいわゆるハードな面の国防の問題だけでなしに、いわば食料の面からの戦略物資化されることを予防しなければならないと思うのですが、食糧安全保障の面から考えるならば、もちろん第一には、国内で食料の生産をすることの確保の体制。第...全文を見る
○熊川委員 高い視野から、あるいは長期展望の面から考えて御検討いただいておるようでありますが、それと関連して最近問題になっているのは、これは言うまでもなくいわゆる貿易摩擦、あるいは狭義には対米輸出の関係で農産物の自由化の問題も考えられますが、工業製品の輸出の豊かさが原因しているこ...全文を見る
○熊川委員 力強い御意見あるいは信念のほどをお聞かせいただいて、ありがとうございました。  それに関連して、同じ農産物で養蚕あるいは生糸の問題がございます。わが国のいわば伝統産業であった蚕糸業あるいは絹織物というものが、最近とみに停滞の一途をたどっております。しかし、その一番の...全文を見る
○熊川委員 ありがとうございました。相手のあることで非常にむずかしい問題ではありましょうけれども、いま置かれているところの養蚕家、あるいは国内需要の向上というような面からがんばっていただきたいと存じます。  また、他面においては、従前のような安易と言うと言葉は悪いのですが、絹製...全文を見る
○熊川委員 ありがとうございます。いままでも非常に御努力いただいておりますけれども、特にこの消費拡大については、効果があらわれ始めたというならば、そういった実績を踏んまえて、一層力強く進めていただきたいということを強く要望させていただきます。また、流通過程においてもかなり改善すべ...全文を見る
○熊川委員 いまのような経済の状況においては、一般企業家が河本長官に期待すること大ではないか、こんな印象を私たちは地元へ行って受けるわけであります。何か長官やってくださるんじゃないだろうかということを、本当にわらにもすがる思いでいるというのが中小企業、零細企業の経営者であり、ある...全文を見る
○熊川委員 ありがとうございます。温かい思いやりの御姿勢が読み取れまして、うれしく思います。  ただ、昨年五十六年度の実績見込みですと約百十五万戸という住宅建設のようでありますが、これを何とか今回、いまお話のありましたような百三十万戸程度実行してもらうためには、宅地提供の促進策...全文を見る
○熊川委員 ありがとうございました。終わります。
04月16日第96回国会 衆議院 法務委員会 第15号
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○熊川委員長代理 次回は、来る二十日火曜日午前十時理事会、午前十時十分委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。     午後二時五十九分散会
04月27日第96回国会 衆議院 法務委員会 第19号
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○熊川委員 簡易裁判所の性格、使命に関しては、見方によれば二つの構想があるようにも思われます。すなわち、訴訟の政策的な観点からするならば、最下級の裁判所である簡易裁判所、この裁判所こそ裁判制度の頂点に立つ最も重要な裁判所であらねばならないと思います。これは発足当初に予定され、立法...全文を見る
○熊川委員 簡易裁判所も地方裁判所もいずれも第一審としての共有性格を持っているということである点はわかりした。だからこそ、刑事に関しては簡易裁判所の控訴審は高等裁判所であるのは、なるほどわかりました。民事に関する控訴審についてはその辺が若干異なっているようでありますが、先ほどの地...全文を見る
○熊川委員 簡裁も地裁もいずれも第一審だというところに、どうでしょうか、ちょっと矛盾というか、言い過ぎではございませんでしょうか。民事に関する簡裁は、地裁との関係ではいわば同列、一審ではなしにむしろもうちょっと民衆的なものあるいは庶民的な身近なもの、こういう性格を民事事件には持た...全文を見る
○熊川委員 余り細かいことはやめますけれども、事民事に関しては、簡裁も地裁もいずれも第一審と見ることについては、これはちょっと訂正すべきじゃないのでしょうか。
○熊川委員 民事に関しては、どちらかというと、一審は簡裁で二審は地裁という質の変わったものであると同時に、また、だからこそ続審的なものでやるべきじゃなかったか、こんなふうに考えますけれども、その根底には、やはり何といっても簡易裁判所をもう少し国民に身近なところで、そして余り厳格な...全文を見る
○熊川委員 そこで、簡易裁判所の裁判官がその使命を全うするにおいては、特に裁判官のような方は、「武士は食わねど高楊枝」じゃございませんけれども、非常に簡潔な、そして中立というか非常に公平な方々というような、精神的な面にウエートのある方も相当おるし、また望ましいことだと私は思ってお...全文を見る
○熊川委員 わかりました。しかし、私のところに全国から何通か、どういういきさつか知りませんけれども、たまたま手紙が来ております。そういう簡裁の裁判官の方々によりますと、「簡易なる名称は、国民のみならず裁判所全体の軽視を招き、該裁判所職員の意気を失わせている」云々というような、名刺...全文を見る
○熊川委員 今回提出されております新設の民事訴訟法第三十一条ノ三によるところの第一項の必要的移送、この時期が必ずしも明確でないために、あるいは若干の円滑さを欠き、場合によっては簡易裁判所判事への不信を招くおそれがないかどうか、この点を簡潔にお願いいたします。
○熊川委員 同じその新設の条文の二項でしょうか、「不動産ニ関スル訴訟」というのはどういう内容の事件を意味するのか。この辺、明確を欠きますと、当事者やあるいは裁判所の受付担当官などに戸惑いが起きやしないかどうか。さらにまた、不動産に関するところの訴訟の移送について、被告の申し立て時...全文を見る
○熊川委員 時間ですが、最後にもう一つ、簡潔によろしいでしょうかね。  この法案が成立した場合に、いわゆる簡裁の受け入れ体制というものは十分なのか、どうなのか。特に判事の常置されていない簡裁の数、あるいは簡裁判事の任用比較別の現在員の実情なども心配がないようになっているかどうか...全文を見る
○熊川委員 ありがとうございます。これをもって終わらせていただきます。
07月07日第96回国会 衆議院 法務委員会 第22号
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○熊川委員 ただいま委員長からお話のありましたIBM事件に関しましては、すでに捜査もかなり進み、起訴もされた方もおるわけですが、聞くところによると、その捜査に関しては、いわゆるおとり捜査が行われたやに思われます。わが国においては、麻薬取締法第五十八条に、特に麻薬取締官、取締員、こ...全文を見る
○熊川委員 そうすると、学者並びに実務家の間においても、いわゆるおとり捜査に関してはわが国においては異論がきわめて多く、したがって実務的法の運用においてもいわゆるおとり捜査というのはわが国においては通用しない、こう理解してよろしいでしょうか。
○熊川委員 そうしてみると、先ほど刑事局長の述べられたように、麻薬取締法第五十八条などはおとり捜査が例外的に、やるにしてもそういう局限された場合に、しかもその態様を十分勘案して初めて違法性が阻却される場合もあり得るかもしれない、この程度に理解することができるわけですね。
○熊川委員 IBM事件関係につきましては、時間の経過もかなりありますので、ある程度の御調査あるいは御連絡というものもあろうかとも推測しますが、現段階における調査の状況からしてみて、日本でいうところの調べ方と対応して、違法性を帯びるような捜査方法であったかどうかの点についてはいかが...全文を見る
○熊川委員 ただいまのお答えの中に、当事者の身柄の引き渡しの請求もまだないという話がありましたが、法務省当局あるいは政府としては、身柄の引き渡し請求があるのではないだろうか、あっても不思議はないというふうに理解しておるのでしょうか。
○熊川委員 仮定の話でございますけれども、仮にそのような請求があった場合においては、あるいは逃亡犯罪人引渡法あるいは日米間におけるところの犯罪人引渡しに関する条約、こういうものに当然照らし合わせるのでございましょうが、その場合、現段階においては、裁量によって引渡しを拒むことが妥当...全文を見る
○熊川委員 通産省にお尋ねしたいのですが、七月五日付の通産省の文書によると、日立、三菱の「両社とも、米国の調査会社よりIBM関係の技術情報を入手したのは事実であるが、いずれも、その情報は合法的に入手されたものと考えていたとのことである。」こういうふうに結んでおりますが、これは間違...全文を見る
○熊川委員 聞くところによると、これは日米間の貿易摩擦に関しての米国のとった手段ではないか、こういうことを述べる方もおりますし、相当の新聞が、あるいは「二十一世紀への前哨戦」とか「日本の追い上げに危機感、米政府も動かす」とか「最先端技術あせる米」とか「ケタ違い新機種 開発遅れた日...全文を見る
○熊川委員 わかりましたが、やはり「おそまつな法的対応」とかあるいは「もっと弁護士の活用を」とかいろいろございますので、日本から外国へ行っての商社の活動あるいは営業マンに対する指導、こういうものの立ちおくれがありはしないかなという心配もないわけではないのですが、今後の取り組み姿勢...全文を見る
○熊川委員 そうではなくて、この種先端技術に関して、その辺も含めて、もうちょっと外国に出向くについての法的制度の指導あるいはロビイストというか弁護士というか、そういった通産省内部におけるところの全般に対する姿勢が必要ではないでしょうかという期待ですが……。
○熊川委員 ちょっと食い違っておるようですが、要するに、一般にこの種、本件に関係せずに、もうちょっと通産におけるところの行政指導の適正が期待されるのではないか、こういうことですから、強く要望しておきます。  それから、この事件を契機に、日米の両国間の将来に悪影響を及ぼすようなこ...全文を見る
○熊川委員 冷静に対応するに際して、当面一番心配であろうというものが何点かあろうかと思います。たとえば関係者の引き渡しの請求があったようなとき、こういう場合にはどのようにわが国の邦人を保護し冷静に対応するのか、お聞かせいただけたらと思います。
○熊川委員 具体的に事件当事者引き渡しの要求があるのは外務省じゃないかと想像するのですが、現段階においては、たとえばそういった要求もなしで済ませるような努力はしておるのでしょうか、どうでしょうか。
○熊川委員 見守るのは結構ですけれども、先ほども言ったように、邦人保護の見地から、来てから事後的に見守って適法に処理するという消極的な態度でなしに、聞くところによると、日本では必ずしも合法、適法ではないというような手続によって捜査が行われたやの濃厚な疑いもあるものに関して、アメリ...全文を見る
○熊川委員 法務大臣にお伺いいたします。  お聞きのように外務省は必ずしも積極的でなしに、非常に司法判断を待ってというような、本来は第一に外務省に行くべきところを法務省にお譲りしているかのごとき姿勢あるいは若干心細い態度がありますけれども、何といっても一番人権の尊重あるいはわが...全文を見る
○熊川委員 ありがとうございました。  憲法の保障するところのデュー・プロセス・オブ・ロー、適法に定められたルールに従ったときにのみ私たちの刑事問題が処理されるというこの精神にのっとって、どうか慎重に、かつ日米の間の円滑な友好関係を破壊することなく、かつ邦人を保護する適切な御配...全文を見る
08月06日第96回国会 衆議院 法務委員会 第27号
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○熊川委員 ただいま審議の対象になっておりますところの民事訴訟法及び民事調停法の一部を改正する法律案のうちで、その一つの柱とも言うべき調書のいわば簡略化とも目せられる法案がございますが、この法案の一番の主眼点、こういうものをまず簡潔にお伺いできたらと思います。
○熊川委員 書記官の省力化のねらいが一点、もう一点は、その発生するであろう書記官の余力を他の方に向けるという点と理解させられますが、書記官はいままで調書をつくることが十分できなかったわけでしょうか。それとも、できるけれども、その余の書記官の活用がより緊急かつ重要ということで、本案...全文を見る
○熊川委員 わかりました。結局、証人調書というようなものの作成が不要だということが明確になった段階で初めて、それ以後に生ずるであろう調書などについての、いわば事件解決のための裁判所書記官の手続を軽減させよう、こういうふうに理解できるとすると、判決あるいは裁判以外によって事件が解決...全文を見る
○熊川委員 質問の点が、ちょっと私の方が舌足らずであったかと思いますので、確認させていただきます。  先ほどのお答えで、裁判によらずして事件が解決することが明白となった場合においては、裁判を前提とする、すなわち一般的には判決を前提とするような調書の作成を省くのが主眼だ。現在書記...全文を見る
○熊川委員 わかりました。そうしてみると、和解あるいはそのほかのいろいろ調停切りかえもあるでしょうが、そういう形で五回目に話がついたというけれども、その五回目にたまたま鑑定なり検証なり証人調べが行われた場合は、その日の証拠調べの状況はいまお話のあったとおりで、第一回から四回に至る...全文を見る
○熊川委員 そうしてみると、きわめてまれな場合、いまお言葉に出ました集中審理、月に二回以上ということでしょうか、そういうような場合以外は従前のとおり調書作成は行う。すなわち、いま二カ月サイクルと言いましたね、二カ月サイクルぐらいで口頭弁論期日が入っている場合は、当該その日に訴訟手...全文を見る
○熊川委員 それでは例外があるのでしょうか。あるとすれば、そのティピカルな場合を一、二挙げていただきたいと思います。
○熊川委員 そうすると、今度の審議の対象になっております民事訴訟法百四十四条、この「ただし書を加える。」という欄がございますね。この欄に、「但シ訴訟が裁判二因ラズシテ完結シタル場合ニ於テハ当事者が訴訟ノ完結シタルコトヲ知りタル日ヨリ一週間ヲ経過スル迄ニ其ノ記載ヲ為スベキ旨ノ申出ヲ...全文を見る
○熊川委員 大体原則はわかりました。例外もきわめて集中審理などによってあって、五回と四回が、言うならば最後の口頭弁論期日と直前の期日がきわめて接着していたような場合は二回ぐらいつくらないこともあるかもしれないが、それ以外は原則としてつくらせます、こういうことでございますね。——は...全文を見る
○熊川委員 それはわかるのですけれども、この根本にひそむものが、いわゆる俗に言うところの職権主義的な発想であっては因るなということでございますので、原則はつくらないんだというふうにも読めますから、一週間以内につくってくれと幾ら裁判以外の方法によって完結したときでも当事者が言ってこ...全文を見る
○熊川委員 ありがとうございます。  それから、ちょっと飛び飛びになって恐縮ですが、今回は送達に関してもかなり訴訟促進的な御配慮をいただいておるので、御苦労のほどを感謝するわけです。ただ、その過程において送達の効率化あるいは便宜化というような一方の利益の面に、被送達着、送達をさ...全文を見る
○熊川委員 この事務員というのは、細かい点でありますけれども、たとえば事務員というカテゴリーの中には、夏休みの学生のアルバイトなんかも入るのかどうか。さらには、ときどき留守を頼まれて、留守がてら事務もとっているかもしれませんが、そういう人とか、微妙なケースが送達の能率化を願えば願...全文を見る
○熊川委員 本来最も手続の確実性を尊重すべき訴訟手続の送達、訴訟係属がするかしないか、あるいは最終判断、判決が到達するかしないかというようなきわめて重大なときもあるわけですから、それがケース、ケースによってというような形ですと、本来の法的安定性といいましょうか、そういう面にちょっ...全文を見る
○熊川委員 ありがとうございました。時間でございますので、これをもって終わりにさせていただきます。
○熊川委員長代理 午後一時再開することとし、この際、暫時休憩いたします。     午前十一時五十九分休憩      ————◇—————     午後一時二分開議
08月12日第96回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第9号
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○熊川委員 質問に先立ちまして、このたびの台風十号によって亡くなられた方々の御冥福を祈り、そしてまた、被害に遭われた広い地域の被害者の方々に心からお見舞い申し上げたいと思います。  ところで、今回の広範囲な被害、死亡者あるいは家屋の損壊、道路の損壊を初め大変な被害がありましたが...全文を見る
○熊川委員 出荷直前にして七〇%から九〇%の落果を見たようなナシの被霊、あるいは桃、こういった被害、ほとんど生活をこれだけに頼っているような農家が相当数あったわけで、特に一面に落ちた――写真でも明らかなように非常に激しいわけなので、すでに的確な御調査と、また温かい救済の手を進めて...全文を見る
○熊川委員 一棟二千万円もかけたような鉄骨ハウスですけれども、一緒に建てたものでも片方は全く異常がなくて、同じ工法で同じ県または国の御指導によってつくったこういったハウスが一瞬にして倒壊したというようなこともございますし、また、流倒木なんかに関しましては、これは現地を御存じかもし...全文を見る
○熊川委員 ありがとうございました。そのような形でもって迅速かつ的確な御配慮を仰ぎたいと思います。  それから、当然融資上面での御配慮も仰ぎたいわけですけれども、自作農維持資金の融資枠の拡大とかあるいは融資限度の引き上げ、こういう点も考えていただけたらと思うのですが、この点、い...全文を見る
○熊川委員 よろしくお願いいたします。  また、農業関係の制度資金について、被害を受けた農家に対してすでに貸し付けてある貸付金の償還の猶予というようなこともしていただけたらと思うのですが、この辺の見通しはいかがでしょうか。
○熊川委員 その償還猶予とかあるいは緩めた内容など、指導した基本的な内容などを一口お願いできますか。
○熊川委員 ありがとうございます。  ただいま委員長がごらんになりました、大臣もごらんになっていますが、写真をちょっとごらんいただきたいのですが、そういった一瞬にして一、二年前につくった二千万円ほどのものが倒壊してしまったというようなものに対しては、何らか、たとえば税法上などは...全文を見る
○熊川委員 よろしくお願いします。  それから、艇作物に対するところのいわゆる共済金の支払い関係についても、もちろん鋭意温かい御配慮をいただいていると思いますけれども、余りにも突然の、しかも広範囲、その被害の甚大さというようなこともありますので、この辺に対する別荘の進行状況並び...全文を見る
○熊川委員 ありがとうございます。  それから、山崩れだとか広範囲にわたって発生した風倒木といったものの、山そのものの地ならしといいましょうか、こういった再びの災害を防止するための緊急治山事業あるいは林地崩壊の防止策といった事業を実施する必要があろうと思いますし、また、まだまだ...全文を見る
○熊川委員 よろしくお願いいたします。  ところで、昨年大きな出水があったばかりのところへまたことしですが、利根川あるいは吾妻川に関する被害の状況、そして復旧の見通しというようなものを簡潔にお伺いいたしたいと思います。
○熊川委員 よろしくお願いいたします。  「天災は忘れたころにやってくる」というのがことわざであったのですが、どうも忘れないうちにやってきてしまった。特に私どもの水源県のようなところには、なおさら特別な配慮を期待しておるわけです。あるいはダムの建設というようなことでこのような天...全文を見る
○熊川委員 よろしくお願いいたします。  まさに生活道路でもあるところの国道百四十四号線、特に群馬県吾妻郡嬬恋地内の国道がこの台風によってまだ不通でありますけれども、これらの開通見通しなどについてお伺いいたしたいと思います。
○熊川委員 よろしくお願い申し上げます。二十日近くなると学童の夏休み後の通学も始まりますので、特段の御配慮を仰ぎたいと思います。  それから、先ほどの利根川にかかっておった橋梁、国鉄両毛線の前橋-新前橋駅間のピアが傾いたということで、台風直後は「開通のメド立たず 不便さ嘆く利用...全文を見る
○熊川委員 ありがとうございます。県都前橋と第二の町高崎との間の重要な旅客輸送の線路でもございますので、安全と迅速な復旧によろしく御配慮いただきたいと思います。  最後に、このたびの台風によってこうむった被害は文字どおりまことにはなはだ激しいものがありますが、いわゆる激甚法の適...全文を見る
○熊川委員 ありがとうございます。大臣の愛情ある勇断を心から期待させていただきます。  以上で終わります。ありがとうございました。