熊代昭彦

くましろあきひこ



当選回数回

熊代昭彦の1987年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月24日第108回国会 衆議院 内閣委員会 第1号
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○熊代(昭)政府委員 先ほどの六十二年度の予算の見直しにおきまして、労働省関係のもので、一部は「一般対策へ移行」あるいは「一般対策で対処」ということで整理されまして、一部今後とも引き続き地域改善対策で実施する必要のあるものは残されました。その地域改善対策特定事業として新法案に残さ...全文を見る
○熊代(昭)政府委員 同対審答申以来二十年を経過いたしまして、この間、同対法及び地対法に基づく対策の推進によりまして、生活環境を初め同和地区の実態は同対審当時と比べまして大幅に改善されてきているということでございまして、先生御引用の五十九年意見具申、あるいは六十一年の意見具申では...全文を見る
○熊代(昭)政府委員 昨年の十二月十一日でございましたが、地対協で今後の地域改善対策のあり方ということで御検討いただきまして意見具申をいただいたところでございますが、ただいま申し上げましたような実態面の改善等あるいは改善に向かいつつある状況を踏まえまして、今後の同和問題の解決のた...全文を見る
○熊代(昭)政府委員 先生お尋ねの心理的差別の解消の事例でございますが、総務庁が昭和六十年の十一月に実施いたしました実態把握の結果を見ますと、心理的差別の解消が進んできたことを示す事例といたしまして、まず若年層を中心に同和関係者の一般住民との婚姻の増加が見られた、先ほど申し上げた...全文を見る
○熊代(昭)政府委員 今回の見直しの基本的な考え方でございますが、これも先ほど申し上げました地対協意見具申、昨年の地対協意見具申でございますけれども、非常に詳しい見直しのよって立つ基準という御提言をいただきました。  現在の状況にかんがみまして、可能な限り一般対策へ移行する。そ...全文を見る
○熊代(昭)政府委員 地域改善対策は、対象地域の劣悪な実態の早急な改善を図るために特別な財政措置に裏づけられました特別対策を同和地区や同和関係者に対して講ずるものでございまして、これまで講じてきたところでございます。  しかし、国民に対します行政施策の公平な適用、法の前の平等と...全文を見る
○熊代(昭)政府委員 対象地域につきましては、過去十八年間にわたります特別法に基づく対策の推進によりまして、生活環境を初め生活実態は相当改善向上が図られたというふうに理解しているところでございますが、御指摘のような実態の対象地域が残されているというようなこともございまして、本法案...全文を見る
○熊代(昭)政府委員 えせ同和行為の横行は、同和問題解決のための長年の関係機関の努力の成果を踏みにじるということでございまして、同和問題に関する啓発活動の効果を一挙に覆すということでございますので、意見具申にもございますように、同和問題の解決のためには断固排除しなければならないも...全文を見る
○熊代(昭)政府委員 昨年暮れの見直しの結果が昭和六十二年度予算に含まれているところでございますが、その見直しに当たりましても、市町村に対する財政負担等も十分考慮いたしまして、市町村の財政負担の過重にならないということに相当に配意されたところでございます。  一つは、国で廃止さ...全文を見る
○熊代(昭)政府委員 長官からもお答えしたところでございますけれども、対象地域の調査につきましては、昭和三十八年、四十二年、四十六年、そして五十年にも実施いたしておりまして、その後も補完調査という形で随時間別に報告されてきたところでございます。同対法施行時からだけでも地対法の期限...全文を見る
○熊代(昭)政府委員 地域住民の合意といたしまして、他の一般地区の住民と全く同じでいい、我々は一般国民と全く同じ対策で、特別の優遇施策の存在は知っているけれども、そういう施策は我々は地域の合意としてはとらないという地域住民の御選択があったのではないかということで、一例として申し上...全文を見る
○熊代(昭)政府委員 先ほども申し上げましたように、いずれかの時点で地域改善対策は一般対策に移すべき性格のものであるという地対協の意見具申もいただいておりますし、私どももそのように考えておりますが、いずれかの時点で線を引かなければならないということで、今回線を引きまして、既に指定...全文を見る
○熊代(昭)政府委員 地域改善対策は、御承知のように、対象地域の劣悪な実態の早急な改善ということのための特別な財政措置に裏づけられました特別対策でございます。しかし、国民に対する行政施策の公平な適用という原則からいたしますと、可及的速やかに一般対策で対応するということは、物的事業...全文を見る
○熊代(昭)政府委員 えせ同和行為対策につきましては、先ほどお答え申し上げましたように、法務省、警察庁、総務庁と三省庁がそれぞれの観点から参画して会議を持っておるところでございますが、現在中心になって進めておられるのは法務省さんでございます。
○熊代(昭)政府委員 えせ同和行為は、同和問題を口実にしまして何らかの利権をとる行為ということでございます。  御承知のように、五十九年の意見具申では「えせ同和団体の排除」ということになっておりましたが、六十一年の意見具申におきましては「えせ同和行為」ということでございまして、...全文を見る
○熊代(昭)政府委員 地域改善対策の適正化につきましては、五十九年の意見具申でも、そして昨年十二月の地対協意見具申でも、それを上回る密度で非常に厳しい綿密なる御提言をいただいたところでございます。その意見具申を踏まえまして「今後の地域改善対策に関する大綱」を総務庁で関係各省庁の合...全文を見る
○熊代(昭)政府委員 行政機関が確固たる主体性を堅持しまして適正な行政運営を行うべきことは行政一般に当然求められるべきことでございまして、特に御指摘の中央政府、国が行政の主体性を確立するということが基本であるというふうに考えているところでございます。行政の主体性といたしましては、...全文を見る
○熊代(昭)政府委員 意見具申及びそれを受けました大綱に基づきまして、地方公共団体への指導助言ということにつきましては、既に関係課長会議等会議の機会あるいはその指導のための出張等の機会をとらえまして積極的に取り組んでいるところでございますが、新法案が制定されましたときには、それに...全文を見る
○熊代(昭)政府委員 昨年の十二月二十七日に総務庁が大綱を定めましたときには関係各省庁の合意を得ておりまして、関係各省庁の事実上の合意を得ているということでございます。  この中身を実施していくにつきましてどういう方法がいいのか、先ほど申し上げましたように、通達等いろいろ検討し...全文を見る
○熊代(昭)政府委員 えせ同和行為につきましては、同和問題解決のために非常にその排除が重要であるということでございまして、意見具申でも、必要な場合は警察の協力を求めまして「厳格に対処」という御指摘をいただいているところでございます。  総務庁は、主として啓発の観点から、えせ同和...全文を見る
○熊代(昭)政府委員 本法律案は、先ほども申し上げましたように、地対協六十一年意見具申を踏まえ、新規時限立法として提出いたしたものでございます。  同意見具申は御承知のとおりでございますが、「今後の地域改善対策は、これまでの行政運営の反省と、現行事業の基本的な見直しの上に立脚し...全文を見る
○熊代(昭)政府委員 今回の立法の趣旨は、地域改善対策の一般対策への移行を進めるための最終の特別法として必要な措置を定めるということでございまして、立法の内容も財政措置を中心としたいわゆる財特法と位置づけられておりますので、現行法第二条第二項のように、対象地域とその周辺地域との一...全文を見る
03月26日第108回国会 参議院 内閣委員会 第1号
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○政府委員(熊代昭彦君) 昨年の十二月の意見具申におきましても、実態の劣悪さというのは相当に改善されてきたということでございます。  ソフト面につきましても、同対審答申と比べれば非常に改善されたところでございますが、なお今後とも地域改善対策として必要なものにつきましては、御提案...全文を見る
○政府委員(熊代昭彦君) 国が行う啓発事業といたしまして、これまで総務庁、法務省、労働省を中心に積極的に推進してきたところでございますけれども、地対協の昨年の十二月の意見具申におきまして、啓発の各自治体間に迅速に情報が流通される必要がある、そのための一つの方法といたしまして、公益...全文を見る
○政府委員(熊代昭彦君) 私の新聞紙上に出ました座談会等の御指摘がございましたが、地対協意見具申、昨年の十二月十一日に出されました部分におきまして、新たなる差別の要因と新しい差別意識を生み出す要因ということで、民間運動団体のあり方について厳しい批判が出されております。そういうこと...全文を見る
○政府委員(熊代昭彦君) はい、わかりました。しかし、かなり私のことについていろいろ御指摘がございましたので、まとめてお答えさせていただきたいと思います。  そういうことで、建設的な意見ができる状況にないということでございますので、中立的な委員でということを大臣申し上げたわけで...全文を見る
○政府委員(熊代昭彦君) 公益法人をいかなる形で設立されるかということは、私どもいろいろアイデアを出しまして積極的にその方向で努力したいというふうに考えておるところでございますが、民間の立場で国民運動の一環としても、特に情報流通といいますか、例えば法務省さんでやっておられます仕事...全文を見る
○政府委員(熊代昭彦君) 現行の地域改善対策事業の見直してございますけれども、昨年十二月の地対協意見具申におきまして、「これまでの対策の成果として、同和地区の実態が改善され、一般地域との格差が相当程度是正されてきたこと等にかんがみ、基本的な見直しを行い、真に必要な事業に限定して、...全文を見る
○政府委員(熊代昭彦君) 意見具申を受けまして大綱を定めましたのは総務庁でございますが、関係各省庁の合意を得て大綱を定めたところでございます。  それから、その大綱に基づきまして政令にいかなる項目を盛るか、それがまた予算に反映されるわけでございますけれども、それは総務庁を中心に...全文を見る
○政府委員(熊代昭彦君) 一般対策への移行ないしは廃止の基準でございますけれども、地対協意見具申でも考え方が示されておりますとおり、基本的に法の前の平等ということでございますので、特別なる対策というのは一定期間の後には一般対策へというようなことが法の前の平等の精神でございます。 ...全文を見る
○政府委員(熊代昭彦君) いわゆるえせ同和団体につきましては、任意に消長を繰り返しますものでございますのでなかなか把握の難しいところでございますが、法務省さんからのデータでございますけれども、違法不当な要求をしてきたえせ同和団体ないしはえせ同和行為をする団体は四百を超えるのではな...全文を見る
○政府委員(熊代昭彦君) 現在の地対協は昭和六十二年三月末で廃止されることになりますが、それに伴い新たな協議会を設置するために現在政令の制定作業を進めているところでございます。新協議会の所掌事務につきましては、現行の地対協と同様の内容とすることを予定しているところでございます。 ...全文を見る
○政府委員(熊代昭彦君) 部落差別の解消問題を、特に婚姻の問題、それから労働、雇用の問題で法規制等があった方がいいのではないかということでございますが、婚姻の問題は、先生御承知のように、最終的には個人の選択になっておりまして、あるいは親族等も含めてでございましょうけれども、両性の...全文を見る
○政府委員(熊代昭彦君) 今後の地域改善対策のあり方につきましては、御指摘のように、地対協を中心に検討が進められまして、昨年十二月の意見具申をいただきまして、この意見具申におきまして、地域改善対策の現状を踏まえつつ、現行地域改善対策事業につき基本的な見直しを行う等々の御指摘がござ...全文を見る
○政府委員(熊代昭彦君) テープの隠しどり等々は、総務庁の直接の所管がどうかあれでございますが、常識の範囲内からすれば余り望ましくないと我々は考えております。  ただ、差別発言や差別行為という言葉が非常に安易によく使われることがございます。六十一年意見具申にも指摘されております...全文を見る
○政府委員(熊代昭彦君) 御指摘のように、六十一年意見具申では、「新しい要因の第一は、行政の主体性の欠如である。」というふうに御指摘でございます。「現在、国及び地方公共団体は、民間運動団体の威圧的な態度に押し切られて、不適切な行政運営を行うという傾向が一部にみられる。このような行...全文を見る
○政府委員(熊代昭彦君) えせ同和団体につきましては、なかなか把握の難しい面があるところでございますが、法務省さんを中心に把握をしてございまして、約四百を超える団体があるのではないかというふうに法務省さんでは把握しておられます。  それで、対策といたしまして、御指摘のように、意...全文を見る
06月18日第108回国会 参議院 決算委員会 閉会後第4号
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○説明員(熊代昭彦君) 御指摘の基本問題検討部会の部会報告におきましても、あるいは昨年十二月のその部会報告を踏まえましての地域改善対策協議会の意見具申におきましても、同和問題という立場から見ますと、新たな差別意識を生む一つの要因ということでもございますし、それ自身が不当な行為であ...全文を見る
○説明員(熊代昭彦君) えせ同和行為対策中央連絡協議会におきましては大綱が採択されたわけでございますが、「協議会の構成員である各省庁等は緊密な連絡をとり、一体となってえせ同和行為の排除に努めること」、付属機関及び地方支分部局を含めまして各省庁等内の啓発を強化すること、地方公共団体...全文を見る
○説明員(熊代昭彦君) えせ同和行為は、同和は怖いという意識に乗じまして企業、官庁などに対しまして同和問題を口実とする不当な要求、不当な行為などを言うものでございます。
○説明員(熊代昭彦君) 行為の主体を問わないのは先生のおっしゃるとおりでございます。
○説明員(熊代昭彦君) おっしゃるとおりでございます。
○説明員(熊代昭彦君) えせ同和行為が同和が怖いという意識を前提としてあるということは御指摘のとおりでござきまして、その原因としまして民間運動団体の問題ある行動、それから御指摘の行政の主体性のなさに起因しまして、それがある程度放置されたという面もなきにしもあらずということは、六十...全文を見る
○説明員(熊代昭彦君) 啓発推進指針につきましてはこの三月に総務庁から各都道府県に通知したところでございますけれども、関係都道府県のうち約七割が各市町村に配付しております。未配付のところもございますけれども、未配付のところにつきましては配付するように指導しているところでございます...全文を見る
○説明員(熊代昭彦君) 未配付の理由といたしましてはいろいろありますけれども、例えば啓発推進指針が第一章、第二章、第三章とありまして、第三章は啓発の具体例というものを示すことになっておりますが、その第三章は追って出るということで、第三章が来てからまとめて配付したいというような都府...全文を見る
○説明員(熊代昭彦君) 啓発推進指針は、御案内のように同和問題の解決を図る、啓発を推進するための指針でございますので、指針に従いまして正しいといいますか望ましい啓発の方向を進めるということでございますが、それは同時に同和問題のあり方ということにも関係しているところでございますので...全文を見る
06月19日第108回国会 参議院 決算委員会 閉会後第5号
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○説明員(熊代昭彦君) 「一部にみられる特別な納税行動」は国税に関する問題点の御指摘でございます。それから「税の減免制度」は地方税に関する問題点の御指摘であるというふうに理解しております。
○説明員(熊代昭彦君) 税の問題につきましては国税庁さん御専門でございますので国税庁さんにお答え願いたいと思いますけれども、同和関係につきまして国税において減免制度があるということはございません。
○説明員(熊代昭彦君) 先生御質問の趣旨は、例えば税の申告がございまして、過少申告がそのまま認められれば結果として税が減免されたというふうな御趣旨で御質問かと思いますけれども、そのようなものを税の減免というふうに呼ぶかどうかでございまして、これは過少申告が、仮にでございますが、そ...全文を見る
○説明員(熊代昭彦君) 承知しております。