倉田栄喜

くらたえいき



当選回数回

倉田栄喜の2000年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月18日第147回国会 衆議院 法務委員会 第2号
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○倉田委員 倉田でございます。  私は、人権問題それから法秩序の維持、この二つの視点からお尋ねをしたいと思います。  まず、人権問題についてでありますが、その中で、特に家庭内暴力。神戸そして新潟、京都、本当に最近、驚くような事件が起こっておりまして、一体どうなっているのかとい...全文を見る
○倉田委員 親、大人の子供に対する暴力、これを虐待とするとき、一方では、親のしつけとしての懲戒権、あるいは施設でもいろいろ問題があると思うのですけれども、施設等の教育訓練権、こういうところとの区別があって、なかなか、発見されたときは非常に大変な状況になっているということが多いのだ...全文を見る
○倉田委員 今のお答えでも明らかになったと思うのですけれども、刑法上の暴行という概念は非常に明確になっていると思いますし、区別はできると思うのです。これは暴行であるということは明らかであると思うのですが、これが虐待ということになると、今のお答えのとおり、総合的に勘案をしなければな...全文を見る
○倉田委員 総括政務次官、お聞きになって問題点の所在はおわかりいただいたと思うのですが、この児童虐待の問題については今から考えなければいけない、こういう状況のようであります。  先ほど警察庁の方から、児童虐待事犯として検挙した事件は百二十件、被害少年数は百二十四人、そのうち四十...全文を見る
○倉田委員 問題は非常に深刻だと思うのですね。そういう意味では、虐待の定義、虐待防止法あるいは防止センター等々、これは真剣に検討していただいて、対応ができるようにしていただきたいと思います。児童虐待のそういう小さいころの経験があるから、長じて逆に親に対して暴力を振るうということも...全文を見る
○倉田委員 これも法務省として総括政務次官にお伺いをしたいと思うのですが、今お話にありましたように、夫や恋人等による女性に対する暴力の継続、いわゆるドメスティックバイオレンスについては被害者の悩みは非常に深刻なのですね。逃げるところがない。それで、暴力に対する恐怖とともに、本当に...全文を見る
○倉田委員 これはぜひ積極的によろしくお願いをしたいと思います。  そこで次に、犯罪被害者及び被害者家族の救済の問題について先ほど御質問がありました。これも私は大体要望だけ申し上げておきますけれども、現行の犯罪被害者等給付金制度についても、その拡充のためには要件の緩和や金額の引...全文を見る
○倉田委員 時間がなくなってまいりましたのでちょっと急ぎますけれども、法秩序の維持という観点で、これはちょっと簡潔に現状だけひとつ教えていただければと思うのですけれども、麻薬、覚せい剤等国際的犯罪組織の現状。  先般、通信傍受法が制定をされました。今私が申し上げました麻薬、覚せ...全文を見る
○倉田委員 以上で終わります。
02月25日第147回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第1号
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○倉田分科員 公明党の倉田でございます。  今、長官からもお話がありましたいわゆる水俣病問題について、今回閣議決定されました対策の内容、骨子だけで結構でございます、それと、今後の課題について、今一たんお述べになられましたけれども、どのようにお考えになっておられるのか、お尋ねした...全文を見る
○倉田分科員 一九五六年に公式発見されて四十三年、水俣病、この病気で非常に多くの方が苦しまれた。そしてまた、関係者の方が大変苦しまれた。環境庁の中にもこの問題でみずからお命を絶たれた方がいらっしゃいます。  今回、内閣の方で閣議決定をしていただいた、関係者の皆様方に、私は大変感...全文を見る
○倉田分科員 今、水俣病という過去、まだまだ過去とは言い切れない部分もあると思いますけれども、そこでしっかり学ばなければいけなかったことを将来にどう生かすのか、こういうお話でありました。  そこで、この国際会議、非常に世界的な、しかも水銀のことを中心的に取り上げる会議でございま...全文を見る
○倉田分科員 この水俣病というのは、世界に、ノーモア・ミナマタみたいな、そういう形で広く知られているわけであります。したがって、この水俣病ということがどうして起こったのか、その原因が何であるのか、これはしっかり明確にしなければならない、こう思います。  そういう意味では、水俣病...全文を見る
○倉田分科員 私は、時間がたつと水俣病という名前だけが残ってしまうという問題があると思うのです。この冊子の中に、水俣病という名前であるがゆえに、ほかのところに出ていって水俣の出身であることを隠してしまうとか、あるいは、水俣の魚がそうであったのですけれども、現在でも、水俣のミカンが...全文を見る
○倉田分科員 長官のお答えからも私も理解できるわけでありますけれども、ただ長官も、当初原因がわからず奇病扱いされる症状を、地域名をそのまま冠した病名で呼ばれると、結果として地域の人を苦しめることになる、その心情は御理解をいただけると思います。  いわゆる東京都でいえば杉並病、こ...全文を見る
○倉田分科員 確かに、水俣病という病名として定着をしているということであります。病名を変えろというのはなかなか難しい話だということもよくわかります。  ただ、私が申し上げたこともわかっていただけると思うんですね。やはり水俣病ということと同時に、これが有機水銀中毒病であるというこ...全文を見る
○倉田分科員 関係者そして地元の方々とよく協議をしていただいて、よくお話を聞いていただくようにお願いを申し上げまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。
03月09日第147回国会 衆議院 憲法調査会 第4号
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○倉田委員 公明党の倉田でございます。  古関先生、きょうは大変ありがとうございます。  私は、お話を聞きながら、二つのことを思いました。  一つは、こうして憲法調査会で我が国憲法の成立過程についてのお話を聞かせていただいているわけでありますけれども、私どもは、この成立過程...全文を見る
○倉田委員 なかなかお答えいただくのは大変だなと思いながら、残された時間の中で少しお聞きをいたしますけれども、先生の「憲法制定過程へのこだわり」という論文の中で読ませていただいたのですが、「日本の政治文化、法文化の底に流れる天皇制の強さと深さ」ということを言っておられます。これは...全文を見る
○倉田委員 最後の点は、「日本の論点」というところに見出しとしてついていたものですから、あるいは先生のそのままの御意見ではなかったのかも……(古関参考人「いえ、私の意見です」と呼ぶ)そうですか。そういうことでお聞きをしたわけであります。ありがとうございました。
03月14日第147回国会 衆議院 法務委員会 第3号
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○倉田委員 公明党の倉田でございます。  裁判所職員定員法の一部を改正する法律案についてでございますが、まず、私は、司法制度改革論議それから法曹人口の増加という視点から二、三お尋ねをしたいと思います。  今回の増員でございますけれども、判事補七十人、そして裁判官以外の職員十六...全文を見る
○倉田委員 今後の予定のことについては時々の状況に応じて考えるということだと思いますけれども、今回の増員計画が、事件の適正迅速な処理を図る、そして、本年においては特に司法修習生が二期分重なるという特殊事情があった、こういう話であります。  司法制度改革の議論では、法曹人口の大幅...全文を見る
○倉田委員 その司法制度改革審議会の中で、法曹人口の充実、増大ということが大きな論点になっている。法曹人口の増大という社会的な要請がある。一方で、ではこれを受け入れる方はどうなのか。受け入れる一つのシステムとして、裁判所というのは一つの大きなシステムの中にあるわけでありますね。こ...全文を見る
○倉田委員 法曹人口の増大に対応できるシステムをやはりきちっと踏まえなければ、これは期待されることにはならないんだと思うのですね。  そして、法曹人口の増大という意味では、先ほど議論もありましたけれども、ロースクールみたいな議論も出ている。これはいわば、多分、今司法試験等をにら...全文を見る
○倉田委員 大臣から、端的に、裁判所は国民のためにある、そういう話でありますし、国民の権利の実現を図るためのものである、そういう御答弁をいただきました。  そこで、これは裁判所にお聞きをいたしますけれども、現在の裁判所は明治憲法下の裁判所と、例えば最高裁と明治憲法下の大審院、そ...全文を見る
○倉田委員 あえて私が、明治憲法下の裁判所、そして現在の裁判所、こういう比較で申し上げましたのは、いわば、今お答えにありましたけれども、今憲法が国民主権という名のもとにある、そうであるとすれば、裁判所も裁判所に携わる方々も、その意識のもとで国民の権利を守らなければいけないし、国民...全文を見る
○倉田委員 裁判所はだれのものか。いわゆる裁くという意味でのお上意識というのは、明治憲法下の当時の裁判所と今の裁判所と比べてどうなっているのか。これについて、今司法制度改革審議会でさまざまな議論がなされているんだから、二十一世紀のあるべき最高裁あるいは裁判所の姿というものは、そう...全文を見る
○倉田委員 犯罪被害者は当事者ではあるのですよ。しかし、国家の刑罰権という絡みの中で、どう参加するかということについては考慮の対象者でしかすぎない、それでいいのかどうかという問題提起を今させていただいているわけであります。  それは、裁判というものがやはり国民に信頼され、なるほ...全文を見る
○倉田委員 今山本総括政務次官からお答えをいただいたその中身が、いろいろ御検討いただいたことだと思うのですけれども、私が持っている問題意識は、まさにそのお上意識で、お上が国民を裁くという発想のもとでそういうふうな考え方になってきているのではないのか。そこをもう一度もとに戻って、裁...全文を見る
○倉田委員 以上で終わります。ありがとうございました。
03月22日第147回国会 衆議院 法務委員会 第5号
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○倉田委員 公明党の倉田でございます。  私、前回、当委員会で裁判所職員定員法の一部改正案の質疑に関連をして、裁判所はだれのものかということで、裁判所は国民のためにある、こういう御答弁をいただきました。その中で、いわばお上が裁くという意識が果たしてどうなっているのか、裁判所自体...全文を見る
○倉田委員 これは私も経験があるんですけれども、犯罪の被害を受けたと思う人が警察に相談に行くと、なかなか警察の方で動いてもらえない。そこで、弁護士を頼んで告発状あるいは告訴状を書いてもらって持っていく。一応預かってはもらうのだけれども、なかなか捜査が動き出さない。ここの中には、き...全文を見る
○倉田委員 ぜひ捜査段階において犯罪被害者の立場をしっかり位置づけていただいて、私は、捜査の状況、結果というのは大体原則的に教える、連絡をするという体制をとっていただけるように進めていただきたいと思います。  そして同時に、今ここに書いてあるような殺人等の事件の被害者のお父さん...全文を見る
○倉田委員 刑罰権が国家にある、あるいは国家に独占をされている。法的秩序という意味から、あだ討ち、自力救済は許されていないわけですね。あだ討ち、自力救済は許されない、そういうことを前提として国家に刑罰権があるわけでありますから、そのことの意味を踏まえて警察はしっかり被害者の家族、...全文を見る
○倉田委員 きょうは裁判所にもお見えいただきましたのでお聞きをしたいと思うのですが、いつ公判期日がありますよということは、犯罪被害者の方に通知はしないのでしょうか。それからもう一点、判決の結果、これは裁判所として、通知されるということはどうお考えになりますか。
○倉田委員 今の我が国の司法システムの中における被害者の関与のあり方、刑罰権を国家が独占する、その中で被害者がどう位置づけられているのか。前回の質問の中で、私は、いわゆる保護の対象であって権利の主体になっていないのではないのか。これも詰めていくと議論があってなかなか難しいところだ...全文を見る
○倉田委員 時間がなくなってまいりましたので簡潔にお答えいただければと思いますが、警察庁に。  いわゆるお礼参りというのがありますね。先ほど刑の執行、終了について犯罪被害者が情報を欲しいというのは、そういうことも心配しておられるからだと思うのです。このお礼参りということについて...全文を見る
○倉田委員 最後に、大臣に二つだけお伺いをして、私の質問を終わりたいと思います。  裁判所が国民のためにある、そして、刑罰権が国家に独占をされ、あだ討ち、自力救済は許されない、そういうことの中で、被害者が我が国の司法システムの中でどう位置づけられるべきであるか。今、捜査段階、起...全文を見る
○倉田委員 以上で終わります。
03月24日第147回国会 衆議院 法務委員会 第6号
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○倉田議員 二年前については、私は提案者になっておりませんでしたので、今、太田提案者からお答えになったような趣旨で議論をされているんだ、こう思っております。
○倉田委員 ただいま議題となりました附帯決議案について、提出者を代表いたしまして、案文を朗読し、趣旨の説明といたします。     株式の消却の手続に関する商法の特例に関する法律の一部を改正する法律の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)   政府は、次の事項について格段の...全文を見る
03月29日第147回国会 衆議院 法務委員会 第8号
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○倉田委員 公明党の倉田でございます。  前回も、いわゆる犯罪被害者の立場、権利についてお尋ねをさせていただきました。きょうも、引き続いて犯罪被害者の権利、特にきょうは少年犯罪の被害者の立場、権利についてお伺いをさせていただきたいと思います。  その中で、特に犯罪被害者への情...全文を見る
○倉田委員 警察庁の被害者連絡制度もあるいは検察庁の被害者通知制度も、従前こういうことがきちっとしていなかったということから比べれば、こういう制度ができていることは評価してしかるべきだ、こういうふうに思います。  ただ、今お答えにもありましたように、いわゆるプライバシーであると...全文を見る
○倉田委員 当委員会に後でまた出てくると思いますけれども、今回閣議決定された犯罪被害者保護の手続に関する法律の中で、いわゆる公判中の記録の謄写、閲覧というのも盛り込まれているわけであります。  そこで、少年事件について、家庭裁判所に送致された後の審判中の記録がどうなっているかと...全文を見る
○倉田委員 一般の刑事事件の被害者の場合と、少年犯罪の被害者の場合とで、被害者という立場は同じであったとしても、その立場、地位あるいはその権利性というのは、少年審判の中では、先ほどお答えの中にもありましたけれども、少年の健全育成、あるいは被疑少年の更生を図る、少年審判そのものが非...全文を見る
○倉田委員 大変難しい問題があるということは、今大臣のお答えぶりからも推察はできるわけであります。しかし、被害者という立場だけを見れば、それはなかなか、少年犯罪であるがゆえに受けなければならない立場をどう納得をしてもらうか、どう理解をしてもらうかということについては、やはりきちん...全文を見る
○倉田委員 法務大臣に最後に一言だけ。一般の刑事事件に比べて、少年犯罪の被害者の方々が少年の健全育成という国家の理念、国親思想のもとで一歩引いた立場にある、そのことについてやはり何か考えるべきであるというふうに今申し上げたわけでありますけれども、大臣はどのようにお考えになりますか...全文を見る
○倉田委員 終わります。
04月06日第147回国会 衆議院 憲法調査会 第6号
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○倉田委員 公明党の倉田でございます。  北岡先生、きょうは大変ありがとうございます。  私の問題意識は、この憲法制定過程の論議を通じながら、何を、どのように共通認識を持って、そこから何を学び、これからどう生かしていくか、こういうことであります。同時に、その憲法制定過程ととも...全文を見る
○倉田委員 憲法を論ずるに当たって、我が日本自体がどのような国なのか、どうあるべきなのか、これが一つ大きな問題だろうと思いますし、二つ目には、先ほど先生の最後の方のお話にありましたけれども、国際社会の中で我が日本がどうあるべきなのか、こういうことなんだろうと思います。  そこで...全文を見る
○倉田委員 今先生がお答えいただいた部分も重要なのだと思うのですけれども、私自身の問題意識は、この議論をこれからどう学び生かしていくかということの中で、やはり主権がどこにありどうあるべきかということは非常に重要であるというふうに思うわけであります。  そこで、この制定過程の中で...全文を見る
○倉田委員 先ほどの話の中で、象徴天皇制と大統領制というのは両立し得るというふうなお話もありましたけれども、それは今先生がお考えになっているような趣旨からそうお答えになったのでしょうか、もしその点について御所見がございましたら。
○倉田委員 以上で終わります。ありがとうございました。
04月07日第147回国会 衆議院 法務委員会 第11号
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○倉田委員 公明党の倉田でございます。  参考人の皆様方には、それぞれ大変重いお話を聞かせていただいたように思っております。きょういただきましたお話とともに、いただきましたこの資料も、それぞれの書かれていること、あるいは行間に込められている思いも含めて、しっかり勉強させていただき...全文を見る
○倉田委員 山上参考人にお聞きをいたしたいと思いますが、広範な被害者の方々の相談に乗られて、その相談の中から一番直接的にお感じなることは何でしょうか。
○倉田委員 井手参考人にも、いわゆる交通事犯に対するお話を今お伺いさせていただいたわけであります。  お話の中に趣旨は大体含まれていたと思いますけれども、今、支援制度が求められるとすれば、何を一番お求めになりますか。
○倉田委員 以上で終わりたいと思いますが、この問題は引き続いて当委員会で議論をしていくことになります。また、さまざまな御意見をぜひお聞かせいただければ、このように思っております。  きょうは、大変ありがとうございました。
04月13日第147回国会 衆議院 本会議 第24号
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○倉田栄喜君 ただいま議題となりました犯罪被害者等の保護を図るための法律案と民主党案について、公明党・改革クラブを代表して質問いたします。  命のとうとさを最大の価値と考える社会にあって、犯罪によってその命を奪われた被害者とその家族に対し、我が国の捜査、裁判、執行という司法シス...全文を見る
04月14日第147回国会 衆議院 法務委員会 第12号
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○倉田委員 昨日、本会議で、犯罪被害者等の被害者の権利、被害回復の立場ということで、大臣にお尋ねをさせていただきました。その質問の中で、あえて、刑罰権が国家に独占されているのはどうしてなのか、こういうお尋ねをさせていただきました。  刑罰権が国家にあるのは私は当然だと思いますし...全文を見る
○倉田委員 私どもの国の、日本のそういう刑事裁判、その刑罰のあり方も含めて、それが果たして厳罰的なのか、あるいは非常に緩やかで寛刑的なのか、甘いのかどうかということも含めて、私どもは、もう一度議論をしていかなければならないな、いわゆる科刑のあり方ということも考えなければいけない、...全文を見る
○倉田委員 研究、検討はぜひともやっていただきたいということを強く要望しておきたいと思います。  さて、被害者の権利と被害回復の立場でありますけれども、一九八五年の十一月、国連総会において、犯罪及び権力濫用の被害者のための司法の基本原則宣言、こういう宣言が採択をされておりまして...全文を見る
○倉田委員 被害者が加害者側から十分な補償が得られない場合に、国が補償的措置を行うよう努力すべきである、これが基本原則の宣言でございますので、私は、これはやはり理のあることだ、こう思うわけですね。そうでなければ、被害には遭ったわ、被害回復は行われないわということでは、余りにも被害...全文を見る
○倉田委員 もう時間が残り少なくなりましたけれども、今回の政府提出の二法案について、公判の傍聴手続と公判記録の閲覧、謄写、そして公判での意見陳述が盛り込まれることになりました。評価をいたしております。  当初、公判の傍聴、そして公判記録の閲覧、謄写の部分について、政府御当局から...全文を見る
○倉田委員 議論をしてそういうふうにしていただいたということを感謝いたしております。  同時に、これも本会議で申し上げましたけれども、このケースでも、配偶者の兄弟の場合、いわゆる傍系の親族の場合までは及んでいないわけですね。大臣は従来どおり配慮されるであろうということを御答弁い...全文を見る
○倉田委員 終わります。
04月18日第147回国会 衆議院 法務委員会 第13号
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○倉田委員 公明党の倉田でございます。  両参考人の先生方には、きょうは大変ありがとうございます。  今お話を聞きながら、改めて我が国の犯罪被害者に対する対策がおくれているということを痛感いたしました。また、諸澤参考人がお話しになりました一九八五年の国連被害者人権宣言がもう既...全文を見る
○倉田委員 私も、刑罰権を国家が何のために独占をしているのか、最近の少年事件等も含めて、その刑罰権のあり方、使い方、そういう意味でリストラティブジャスティス、回復的正義、そういうことは本当に考えなければいけないな、検討すべきだな、こういうふうに思っております。  ただ、我が国の...全文を見る
○倉田委員 私も、いわゆる回復的正義という意味での、そういう視点から、司法のあり方と刑事裁判のあり方は本当にもう一度考えてみていいな、そういうことを強く思っております。  この議論をまだ深めたいわけでありますけれども、少し時間がありませんので、先ほど、被害回復をする権利というこ...全文を見る
○倉田委員 以上で終わります。大変ありがとうございました。
04月21日第147回国会 衆議院 法務委員会 第14号
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○倉田委員 民主党提案の犯罪被害者基本法案についてお尋ねをいたします。  時間が押しておりまして、私の時間も短くなりましたので、簡潔にお答えいただければと思います。  まず、この民主党提案の立場では、被害者が刑事裁判に参加する立場をどのようにお考えになっておられるのか。先般、...全文を見る
○倉田委員 そうしますと、やはり現行の刑事訴訟法にどうしてもかかわらざるを得ない話になってくると思いますけれども、現在の刑事裁判の構造を変更しなければならないということか。そうしますと、現行刑事訴訟法を非常に大きく変更するということをお考えになっておられるのかどうか。これは結論だ...全文を見る
○倉田委員 今の問題、犯罪被害者等の権利をどういうふうに位置づけるかということについては、本当に大きな課題なんだろうと思いますので、さらに詰めてみなければいけないのではないのか、このように思います。  そこで、犯罪被害者等の保護を図る法律案について、少しまだ、この委員会で残って...全文を見る
○倉田委員 大臣にお答えいただければ、こう思うわけでありますけれども、いわゆる報道の自由は、国民の知る権利の保障をしていくという意味で、我が国では根本的な一つの憲法で保障された自由であろう、こういうふうに思います。  しかし、一方で、今次官からもお答えいただいたように、誤った報...全文を見る
○倉田委員 大変難しい問題であるということは承知をいたしているわけであります。しかし、だからといって、いわゆる二次被害での加害者になってはいけないということは報道機関も同じであろうと思います。  ぜひ御検討をお願いして、私の質問を終わります。
04月25日第147回国会 衆議院 法務委員会 第15号
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○倉田委員 今ほどの質問に既に出ていることでもありますけれども、改めて法務大臣にお尋ねをしたいと思います。  今回の商法等の一部を改正する法律案、いわゆる会社分割法案でありますけれども、これは、先ほど政務次官の方のお答えにもあったなとも思っておりますけれども、いわゆる国際経済に...全文を見る
○倉田委員 今回の法案もそうでありますけれども、商法改正、商法等の一部を改正する法律ということで近時ずっと続いてきております。それぞれ、世界経済、国際経済の中で、時代への対応の中で、それに合わせていこうということで商法の改正が続いているんだと思います。  今回の法案のあれと少し...全文を見る
○倉田委員 さて、少し理屈というか理念的なお尋ねをさせていただきたいと思いますが、今回の法案は、いわゆる大競争時代に対応しようとするものだ、そういうことでお尋ねをさせていただきたいと思っております。  いわゆる二十一世紀の一つの考え方として、市場原理、競争原理ということが盛んに...全文を見る
○倉田委員 ともすれば、市場原理、競争原理が、弱肉強食あるいは優勝劣敗、もっと極端に言えば、自分だけがよければいい、自分が勝ち残ればいいというふうに走りがちであります。  今大臣から、会社の社会的責務ということをお答えいただきました。同時に、私が申し上げました共同原理あるいは協...全文を見る
○倉田委員 今回の二つの法案が審議が終わって成立をした場合、我が国判例が今まで積み重ねてきた労働者を守る法理がございます。営業譲渡だとか整理解雇だとか、あるいは転籍等々、いろいろさまざま判例が積み重ねてきたものがあるわけでありますけれども、今回のこの法案は、今まで積み重ねてきた労...全文を見る
○倉田委員 今回のこれらの法案の成立によって、いわゆる雇用整理あるいは労働者の意思に反した解雇が行われることになるのではないのか、こういう心配をされる方がおられると思います。この点についてはいかがですか。
○倉田委員 先ほど法務大臣に、今我が国の産業構造ということで、最後の方でお答えいただきました。この法案に直接はかかわらないかと思いますが、背景にある大きな問題でありますので、我が国の産業構造というものをどうとらえておられるのかということについて労働省の方にお聞きをしたいと思います...全文を見る
○倉田委員 雇用がシフトしなければならないという問題がどの程度のものなのか、あるいはそれは乗り越えなければならない問題なのかどうかということは、いろいろ各方面から議論があるのだと思うのです。しかし、どういうふうに解決するにしても、そういう問題に直面をしていることは間違いないのでは...全文を見る
○倉田委員 先ほどちょっとわかりにくかったかもしれませんけれども、X軸、Y軸の平面図の中で、我が国の企業分布が、いわば右肩上がりの企業分布になっている。それが、国際競争力があるところが収益率もあるということで、左肩上がり、右肩下がりにならなければならないとすれば、ここに起こってく...全文を見る
04月27日第147回国会 衆議院 憲法調査会 第8号
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○倉田委員 公明党・改革クラブの倉田栄喜でございます。  私は、当調査会での今までの議論についての問題意識と、それから、これから当調査会がどのように進んでいくべきなのかということについて、二つ申し上げさせていただきたいと思います。  一つでありますけれども、当調査会では憲法制...全文を見る
05月09日第147回国会 衆議院 法務委員会 第18号
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○倉田委員 倉田でございます。  きょうは、上村、和田両参考人には、大変貴重な御意見をお伺いできまして、ありがとうございます。  上村先生には、特に、株式会社制度が本来の能力をどう発揮できるかという視点からのお話をお伺いしました。また、和田先生からは、この会社分割、今回の商法...全文を見る
○倉田委員 今先生から御指摘をいただきました点は、この商法改正のみならず、またほかの部分でも関連法案の中で検討をして、いわゆる市場原理に対応できるような情報開示あるいは透明性というのを高めていかなければならない、こういうふうに私も思います。  同時に、今先生が、株式会社本来の制...全文を見る
○倉田委員 ちょっと時間がなくなってきましたので、二点だけ、上村参考人に簡潔にお答えいただければと思うのです。  今回の商法改正、会社分割のあり方が財産の切り売りであってはいけないというお話がありました。場合によっては乱用的な会社分割が違法であるというケースがあり得るのではない...全文を見る
○倉田委員 和田先生、時間が少なくなって申しわけありません。先生は、最後の方で、いわゆる営業譲渡に関して問題点をお話しいただいたと思います。  今上村先生からもお話がありましたけれども、いわば会社分割の中で営業譲渡ということがどうなっているかということが、今回のこの改正の中で一...全文を見る
○倉田委員 和田先生のお立場でありますけれども、今回の法案について、評価する部分と、そして疑問と注文をつける部分とがあるということでお話をいただいたわけであります。また、修正案については、格段の改善は認められるということでありましたけれども、なお問題点が労働法の専門の立場からはあ...全文を見る
○倉田委員 以上で終わります。大変ありがとうございました。
05月11日第147回国会 衆議院 本会議 第32号
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○倉田栄喜君 ただいま議題となりました少年法等の一部を改正する法律案につきまして、公明党・改革クラブを代表して質問いたします。  まず、森総理にお尋ねいたします。  この五月の連休に十七歳の少年が起こした二つの事件を総理はどうお考えになったのか、その御認識をお聞きしたいと思い...全文を見る
05月12日第147回国会 衆議院 法務委員会 第20号
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○倉田委員 公明党の倉田でございます。  今ほども議論がありましたけれども、そして、先ほど杉浦委員からもお話がありましたけれども、現在の少年非行事案あるいは少年犯罪がどういう状況にあるのか。最近の新聞報道を見ておりますと、かつてないほど少年犯罪が多発をし、凶悪化しているのではな...全文を見る
○倉田委員 最近の少年犯罪、その動機あるいは行動、態様が非常にわかりづらくなっている。その意味で、私どもは、警察における初期の段階、そして取り調べの段階、審判の段階で、従前のシステムのままで果たして対応できるのかどうかということは、もう一度考えなければならない。そして、今問題にも...全文を見る
05月16日第147回国会 衆議院 法務委員会少年問題に関する小委員会 第1号
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○倉田小委員 公明党の倉田でございます。  近時報道されます少年犯罪等については、根本的、総合的な対策が緊急に必要であるということをまず申し上げさせていただいて、少年法改正については、私自身の問題意識を申し上げさせていただければ、少年法の改正は必要である、このように考えておりま...全文を見る
○倉田小委員 少年審判の審判の対象が要保護性である、ただ、その要保護性の前提として事実の認定が重要である。この要保護性と事実の認定の関係が、先ほどの御指摘のとおり、なかなかすっきりと整理できない。この二つの審判のあり方を別々にできればこれも一つの方法かなというふうな思いもいたしま...全文を見る
05月18日第147回国会 衆議院 法務委員会少年問題に関する小委員会 第2号
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○倉田小委員 私は、現行少年法の理念と目的は維持されるべきものである、変更する必要はないという立場であります。  その立場に立つとして、問題は、最近指摘されているような問題、少年犯罪も含めて、いわゆる限界的な事例において、今の審判のあり方、システムというのが本当に対応し得ている...全文を見る
○倉田小委員 今杉浦委員がお話しになりました必要的逆送の件でありますけれども、私も、もちろん逆送事件ができるようになっているわけでありますけれども、そこがどういうふうに機能しているかということを考えれば、確かにもう少し、逆送事件で扱う、刑事裁判の中で扱う事犯があってもいいのではな...全文を見る
○倉田小委員 もう一度だけ御発言させていただきたいと思います。  少年法の問題で今まで議論してきたのは、犯罪等を起こした当該少年に対してどう対応するかという問題ですが、やはりもう一つ、いわゆる未然防止ということと、そういう犯罪等を起こした責任ということを少し申し上げさせていただ...全文を見る
05月23日第147回国会 衆議院 法務委員会 第21号
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○倉田委員 ただいま議題となりました少年非行対策に関する件の決議案について、提出者を代表いたしまして、案文を朗読し、趣旨の説明といたします。     少年非行対策に関する件(案)   少年による深刻な凶悪事件が後を断たず、憂慮すべき状況にあって、次代を担う少年の責任感と自立心...全文を見る
05月25日第147回国会 衆議院 憲法調査会 第10号
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○倉田委員 公明党の倉田でございます。  先ほど御説明いただきました点と少し角度は違うと思いますけれども、憲法の最高法規性あるいは根本規範という部分について、一般論としてでも御見解をいただければ、こう思うわけであります。  私の問題意識は、今、当調査会で憲法の制定過程を含めて...全文を見る
○倉田委員 今、あえてこのようにお尋ねをさせていただきましたのは、論憲という立場で憲法を論じているときに、憲法が不明確である、だから明確に書き込んだらいい、こういう議論がある中で、確かにその要請もよくわかるわけでありますし、理解もできるわけでありますけれども、しかし一方で、やはり...全文を見る
○倉田委員 以上で終わります。ありがとうございました。