栗田翠

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開催日 会議名 発言
02月22日第91回国会 衆議院 文教委員会 第4号
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○栗田委員 ことしは養護教育義務化二年目の年でございます。それからまた、来年は国際障害者年と決められておりますので、まず初めに、私は、障害児教育の問題について伺いたいと思います。  その初めに厚生省に伺いますけれども、一九七五年国連で障害者の権利宣言や決議が行われておりまして、...全文を見る
○栗田委員 いま参加と平等とおっしゃいましたが、障害者がハンディキャップを克服して社会生活に参加していけるように、またその権利の点でも平等にということで、これは大変なことだと思います。ですから、その準備もかなり入念にされていかなければならないと思いますけれども、いまお話を伺います...全文を見る
○栗田委員 国際障害者年に向けて各省が取り組みますから、厚生省、労働省、文部省などをまとめた窓口というものはこれから準備されていくというのが実際の状態なわけですね。
○栗田委員 検討の段階だということですが、もう一年足らずになりましたので、早急に各省挙げて準備を進めていっていただきたいものと思います。  続いて労働省に伺いますけれども、雇用促進法で障害者の雇用の率が決められております。子供たちの教育の問題からいいましても、せっかく障害児教育...全文を見る
○栗田委員 私の調査では、特に千人以上の大企業の達成率が非常に悪いのです。平均が一・一二ですが、千人以上の大企業になりますと〇・八六になっておりまして、最も条件のあると思われるところが達成率が低くなっております。国際障害者年に向けて、また、障害を持った子供たちの将来に向けて、労働...全文を見る
○栗田委員 免除を廃止するかどうかという問題にもお触れになったわけです。私まだそこまで伺わなかったのです。それで、猶予というのは毎年、今度はどうか、今度はどうかということで、次の年に教育を受ける機会が与えられるかどうかという検討がされるわけですが、免除になりますと、もう一度で免除...全文を見る
○栗田委員 次に、訪問教育について伺います。  この義務化が進められた一年の中で、最も数がふえたのが訪問教育だと思います。重度重複障害児の教育に占める訪問教育の位置づけというのは大変大きくなっておりますが、文部省は訪問教育をどんなふうに位置づけていらっしゃいますか。
○栗田委員 一回二時間週四時間ということですけれども、これはいままでの大体の実例の中からお決めになったものだと思います。けれども、いまおっしゃったように子供の実態に即してこれでは間に合わない、もっとたくさん必要な子供もいろいろあるわけですね。  私は、ここに愛知の日本福祉大学障...全文を見る
○栗田委員 そうしますと、五対一を三対一にしてその余裕を使って弾力的にもっと時間をふやすということだと思います。ただ、後から申し上げますけれども、私の調べた実態では、まだまだ非常勤講師がかなりおります。そういう過渡的な状態の中で一人週四時間というふうに決められておりますと、非常勤...全文を見る
○栗田委員 そういたしますと、私いまの正規の教員に急いで切りかえていくということが必要だということを一層感じます。また、三対一でも実際には足りないのではないだろうかという気もしまして、五対一の状態では、本当に苦労しておられる先生の実態を見まして三対一になったときにそれほどのゆとり...全文を見る
○栗田委員 私も調べましたけれども、大体そのくらいの数が出ておりまして、まだ相当非常勤です。また、その県によってアンバランスがずいぶんあるようです。実は私のおります静岡県などは非常に非常勤が多くて、八十六人の先生のうち非常勤が七十人、正規は十六人しかいないという実態でございます。...全文を見る
○栗田委員 しかし、これは子供たちの立場から言っても、また非常勤講師の御苦労から言っても、早く正規に採用できる者は採用し、切りかえられる者は切りかえるべきだと私は思います。  私が調べましたところが、静岡県の場合、月六十六時間で非常勤の方は時間給千五百五十円、一カ月で十万二千三...全文を見る
○栗田委員 しかし、一度退職なさっていらっしゃるのでそういう方の生活権ということはありますが、やめさせるわけにはいかないとおっしゃっても一般の職場でもずいぶんやめさせていらっしゃるわけで、先生でもやめたくないと言っても退職勧奨していらっしゃるところはずいぶんあるわけです。ですから...全文を見る
○栗田委員 次に伺いますが、いま免許を持っていらっしゃらない方は何%くらいか、調査なさっていますか。
○栗田委員 まだ大変低いわけでございます。行く行くはこれは全部免許を持った方になっていかなければいけないと思いますが、一般教員でも「当分の間」やれるということが免許法で言われておりますが、この「当分の間」というのはいつごろまでとお考えになっていらっしゃいますか。
○栗田委員 そうしますと、義務化はされたけれども、特殊教育教員の養成計画というのがはっきり立ってないということですね。
○栗田委員 「当分の間」というのはいつごろまでかわからないとおっしゃって、片方で十分対応できるとおっしゃっているのですけれども、これだけはっきり数が出ていたら、必要な教員何名、それを何年後には充実させていくということはできるのではないでしょうか。その辺の御計画がないということが、...全文を見る
○栗田委員 そうしますと、若い方ばかりたくさん入っても困るから、資格はなくとも経験のある方を残しておくというお考えなんですか。
○栗田委員 私が調べましたいろいろな資料の中でも、障害児について無理解な先生が多いなどということが書いてあるのですね。ぜひもっと理解を持ってほしいなどという親の声、それからいろいろな方の声があります。だから、そういうことがあってはならないのであって、いまのお話では、免許の数はある...全文を見る
○栗田委員 愛知は県条例で親と障害者本人の希望を受け入れて訪問教育を積極的に進めるようにということで、三十八歳まで年齢超過児でも教育が受けられるようにという県条例をつくっていますけれども、やはりこういう形で積極的な施策というのが必要だと私は思いますが、いかがでしょうか。
○栗田委員 私が申しているのもそういうことで、望ましいと幾ら通達を出しましても、それに対する先生の数とか施設などの保障がなければたくさんの年齢超過児を教育するわけにはいかないわけですから、国としても望ましいと言われるからには、年齢超過児を教育している場合も教育対象として数に入れて...全文を見る
○栗田委員 今後文部省、厚生省が通達を出していらっしゃる方向に沿っての御努力をぜひお願いしたいと思います。  引き続いて、訪問教師の交通費の問題なんですけれども、訪問教育の場合にはあちこち何軒もかけ持ちをして歩くということがありますので、マイカーを使っていらっしゃる方がずいぶん...全文を見る
○栗田委員 では、ぜひ御研究いただきたいと思いますが、必要性というのは非常にあるということを御認識いただきたいと思います。  次に、学籍のある在宅児なんですけれども、その学籍のある在宅児の定期健診がどうなっているかということです。これもいまお分けいたしました資料の「訪問教育の全...全文を見る
○栗田委員 私伺いましたのは、進めている県もあるということは確かで、やっているというのは書いてありますけれども、やっていないというところが多いものですから、それで問題にしているわけです。これはやはり指導を徹底していただかなければならないし、学校保健法の立場から言って、これがおろそ...全文を見る
○栗田委員 次に、在宅児になっているのはどんな子供たちなんでしょうか。
○栗田委員 通ったのでは生命の維持がむずかしいお子さんが本当なら在宅で、そうでなければできる限り集団の中で教育を受けられるようにすべきだと思います。ところが、この「訪問教育の全国実態調査1」によりますと、「子どもの障害の性質、程度はどうか。学校にいけない子どもなのか。」ということ...全文を見る
○栗田委員 これは大変少ないですね。いま一校について一台は国として補助金を出すようになっていると伺いましたが、そうですね。
○栗田委員 申請があれば出すというわけですね。いま私全国のスクールバスの配置状態を見ましたが、中には一県に一台しかないというのがずいぶんありまして、学校が十あるのにスクールバスが一台しかない。たとえば新潟なんかそうですね。養護、盲聾学校が十ありますけれども一台しかない。それから秋...全文を見る
○栗田委員 ここに地図がございまして、これはやはり愛知の知多半島ですが、ここの養護学校は三台のバスを持っております。第一号車、第二号車と、こう走っているのですけれども、これを見ますと、バス路線でないところに在宅児がいる。この三角形がみなそうですね。この実態。バス路線に近い子供はみ...全文を見る
○栗田委員 私は子供の権利の問題として申しますけれども、確かに財政は大変です。けれども、学校ヘ行きたくてたまらない子供、でも自分の足で歩けない子供、親御さんが自家用車で連れて送り迎えしているお宅もありますが、そういうことができない家庭の子供、その子たちの教育を受ける権利はどうなる...全文を見る
○栗田委員 まだ問題をいろいろ残していますが、時間がありませんので、最後に一つ大臣に伺います。  いま施設内学級それから病院内学級などの実態を見ましても、教室のないところで勉強しています。それで空き教室や廊下を使っていたりして、アンケートを見ますと、そのことがずいぶん問題になっ...全文を見る
○栗田委員 では、当分継続なさいますか。
○栗田委員 それでは、次の問題に移ります。  いま学費の値上げが大問題になっております。学生の皆さんの陳情などもあって、大臣としてもこういう世論の状態はお感じになっていらっしゃると思います。  大臣に伺いますが、教育基本法第三条で教育の機会均等がうたわれております。いま学費の...全文を見る
○栗田委員 私は、それが大変甘いお考えではないかと思います。それで、幾つか例を挙げます。  ここに中日新聞のコピーがございますが、「ルポ80 サラ金進学」というのがあります。毎年進学シーズンになると、いつもサラ金を借りるお客さんとはちょっと感じの違うお客さんたちがサラ金を借りに...全文を見る
○栗田委員 昨年の厚生白書によりますと、子供を生まないと回答した者のうち、その理由の第一として挙げているのが「今後の教育費や生活費の問題を考えて」が七六%にも上がっております。これはやはり非常に大きな負担として教育費を親が感じているということをあらわしていると思います。  それ...全文を見る
○栗田委員 大臣に伺いますが、いま東京で下宿をして大学に行っているたとえば私立大学の学年の生活費は一カ月どのくらいかかっているか、おわかりになりますか。
○栗田委員 いえ、時間がありませんので、よろしいです。  私調べましたら、最近どんどん上がっておりまして、去年からことしぐらいだと十万円ぐらいかかってしまうのです。これは私自身も経験しています。それで、また物価が上がっていますからことしは十一万円から十二万円だろうということが新...全文を見る
○栗田委員 初めに伺っておきますが、受益者負担という考え方、つまり教育というサービスに対してかかる費用は全部払わせるべきだという考え方は私は否定します。やはり授業料というものはそういうものではないですね。その点はいかがですか。
○栗田委員 次に伺いますけれども、国立と私立の差を減らしていくために上げたのだとおっしゃっております。確かに依然私立に対して国立の割合というものは、率からいいますと非常に差がありました。いまは国一対私立が二ぐらいになっているわけですけれども、しかし全体として両方の額は非常に上がっ...全文を見る
○栗田委員 消費者物価指数は、七〇年から昨年までで二一八・九です。ことしまたちょっと上がりますでしょうけれども、そう一〇〇も二〇〇も上がるわけじゃありません。そうしますと、国立が一六二五、私立が四〇〇、それは国と私立との差はなくすというものの、私立でさえも四〇〇という割合で上がっ...全文を見る
○栗田委員 私試算をいたしましたけれども、七〇年からずっと消費支出を総理府統計局で伺いました。そして七九年はまだ全体が出ておりませんで、一番ピークだったのは七月です。一人五万八千五百五十七円になっておりますから、このピークをとろうと思います。そしてこれを八〇年に当てはめますが、一...全文を見る
○栗田委員 さっき私は指数と物価を比べましたが、いま伺っているのは指数の関係ではなくて、国民消費支出に対して何%かということを申し上げているわけですから、もうさっきのは話としては終わっているわけです。  やはり個人の消費支出に対して二〇%とか、まして私立の場合四〇%というのは、...全文を見る
○栗田委員 学生生活費というのは親が苦労して必要な額を送っているわけですから、その中の割合を比べてもこれはだめだと思うのですね。さっきから機会均等の話がありましたけれども、国民の平均的な支出に対してどうかということを考えませんと、支出の少ない人にとっては大きな負担になるわけで、所...全文を見る
○栗田委員 これは文部省の資料でございますが、五十一年から黒字に転化しているようで、全体で百七十八億六千七百万円黒字に転化している。これは私学助成がされるようになってきてこういう状態が出てきていると思います。  私学助成法の趣旨を見ますと、これは単に経営を黒字にする、健全化する...全文を見る
○栗田委員 時間がありませんのでこれで終わりますが、大臣いまおっしゃいましたように、私が持っている資料でも低所得一、二階層の大学ヘ行っている数が一九七六年二五%から一九七八年二六・三%と一・三%ふえております。これは私も知っているのです。ただ、これにはいろいろな事情があると私は思...全文を見る
03月04日第91回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第1号
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○栗田分科員 私は高速道路のトラック駐車場の問題についてきょうは質問させていただきたいと思います。  昨年の夏の日本坂トンネルのあの大事故以来、安全運転の必要性ということが特に強調されて、運転者のマナーが問題になっておりますけれども、私は運転者の側から見てマナーを守ることのでき...全文を見る
○栗田分科員 これに対しまして、東名高速道路の駐車場はトラック何合分収容できるようになっているのでしょうか。
○栗田分科員 いま三千二百台とおっしゃいましたが、私、トラックの駐車スペースを伺っていますので、ちょっと多過ぎるような気がしますが、普通車が入っていませんか。
○栗田分科員 普通の小型も入っていますね。
○栗田分科員 トラックだけでどのくらいでしょうか。
○栗田分科員 一番多いところで十一万とおっしゃっていましたけれども、千四百台分、約一%ぐらいの駐車場だと思います。最近トラックは夜間に集中して走っていますけれども、これでは非常に駐車場が足りないと思うわけです。新しい二・九通達が今度出されて、一人乗務の場合、連続運転時間は最大四時...全文を見る
○栗田分科員 私、調査しましたが、この四時間というものの裏づけになっているのは、やはり人間の運転を続けていくときの生理的な必要といいますか、そういうことで四時間というのが最大限とされているというようなことを読んだわけでございます。久留米大学の末永名誉教授が言っておられますけれども...全文を見る
○栗田分科員 妥当とおっしゃいますけれども、トラックが夜どういう状態で駐車しているか、一度調査なさったらどうかなと私は思うのですけれども、私は実際に調査をしてみまして、聞きしにまさるものだと驚いたわけです。  それはもうパーキングエリア、サービスエリア、駐車場という駐車場にはト...全文を見る
○栗田分科員 次に伺いますが、トレーラーの専用駐車場というのはございますか。
○栗田分科員 トレーラーは大変ふえていまして、私が夜中に走っただけでもずいぶん行き交いました。それで、いまお話のあった台数ではとても駐車場は足りないんですね。ですから、実際にはトレーラーが強引にとまらざるを得ないということでとまっています。一人乗務のものが最近多いので、出入りがし...全文を見る
○栗田分科員 もう一つアンケートを見ますと、高速道路のバス停がありますが、バスが運行しない時間帯のバス停を駐車場として一時利用させてもらえないかという切実な要求が出ております。現在、バス停にとめるということは駐車違反で、実際に私が夜中に見たときにも、バス停にはぎっしりとまっている...全文を見る
○栗田分科員 しかし、実際にはとまっているのですね。二十台ぐらい、全部並んでいます。  伺いますが、居眠り運転というのは認められていませんね。必然ですね。さっきも申し上げたとおり、それじゃ道路の真ん中でとまって寝ちゃっていいか。それもできませんね。眠くなったとき、どうするのでし...全文を見る
○栗田分科員 道路公団に伺いますけれども、この駐車場の拡充というのはいま計画していらっしゃるということですけれども、一体、必要を全部満たせるようにするにはどのくらいかかるのですか。
○栗田分科員 どのくらいかということにお答えいただいていないのですが、車は毎日走っているわけですね。そして、いまもアンケートで見れば九十何%が眠くなり、しかも半分眠りながら走っているような実態もある。とまりたくとも、とまる場所がない、こういうことになっているわけです。それで運転者...全文を見る
○栗田分科員 いまそれぞれの話し合いの中でというお話でした。そうしますと、やはり会社との交渉の中でかち取っていかなければならないということなんですけれども、ここにもまた矛盾がありまして、聞いてみますと、休憩時間と決められながらさっきのようなわけで休憩できない場合があります。走っち...全文を見る
○栗田分科員 大臣、一つ伺いますが、確かに矛盾は多いですね。どうお考えになりますか。
03月05日第91回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第2号
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○栗田分科員 私は、静岡県裾野市につくられる富士ライオン・サファリの問題について伺いたいと思います。  これはすでに着工の許可が出た当時から大変問題になっておりまして、もう三月末にも開園かと言われておりますけれども、いまでもその不安は取り除かれず、新しい問題もまたいろいろ出てい...全文を見る
○栗田分科員 それじゃ、お読みになって同じように考えていらっしゃるということですね。
○栗田分科員 私がまず最初に問題にしたいのは、大丈夫だと政府答弁なさった当時、中身は読んでいないで、権威ある方のお名前がついているから大丈夫だ、こうお答えになったということ、これは大変問題だと思います。これは、その後大変初歩的な誤りが中にあったということを住民側が発見をいたしまし...全文を見る
○栗田分科員 県の責任においてやられたものとおっしゃいますけれども、県がその責任ある態度をとっていないわけですね。内容を見ていません。住民協の中の方たちが発見するような初歩的な誤り、専門家もいらっしゃいますけれども、その住民側が資料を見て発見する初歩的な誤りを県が発見してないとこ...全文を見る
○栗田分科員 こういう重要なことが次々と出ております。ぜひ御調査をなさるべきだと思います。  次に、まだまだたくさんの問題が出ておりまして、その他水汚染で指摘される問題点は、たとえば動物のふん尿などの影響を広葉樹林帯があるものとして計算しております。ところが私は現地へ行きました...全文を見る
○栗田分科員 お話があったとおりで、動物検疫からトラやライオンは除外されております。しかも、家畜に共通するような伝染病その他のものを持っているという点では検査されていますけれども、人畜共通のそういう病気で未知のものがあるかどうかなどという検査はしてないということなんですね。  ...全文を見る
○栗田分科員 まだ動物は入っていないのです。しかし工事をする人たちなんかが入っているわけで、どこから大腸菌が来たかということはまだわからないわけですけれども、しかしこういうものが人が入っていることで検出されるようになったわけですね。しかも十二月に出ているのに県はそのままにしていた...全文を見る
○栗田分科員 地震はいかがでしょうか。地震の問題でもいま伺っていますし、特に現地調査ということを私申し上げているのです。前の五十三年の国会質問では地震の問題についてもこれは環境庁がお答えになっているんですけれども、「その点につきましては、十分確認をいたしておりませんが、さらに県当...全文を見る
○栗田分科員 ではまず県から意見をお聞きいただいて、しかもきょう私が指摘しましたような問題について、一つ一つよく御調査をなさっていただきたいと思います。それが解明されないうちに開園をさせるということは絶対に許してはならないと思います。  もう一つ伺いますけれども、この問題が出て...全文を見る
○栗田分科員 用地交渉がまだ難航しているところさえあるのです。ところが、この念書では、開園前に迂回路は完成させます、となっています。この念書をぜひ守るように指導していただきたいと思います。開園前に完成させる、完成しなかったら開園は許可できない、当然こういうことにすべきだと思います...全文を見る
○栗田分科員 会社は三月末には開園したいのだと言っているのです。ところが、まだこういう状態です。なされるものと思いますとおっしゃいますけれども、実際にはされていないし、迂回道路はとても三月末には完成しないと思います。ですから、これは念書のとおり守らせていくということ、どうしてもこ...全文を見る
○栗田分科員 私は、ただ急ぐということでなくて十分な審査をと言っております。何とかして開園を許可するのだという立場に立った審査ではなくて、本当に環境が守られるか、開発行為として正しいか、そういう立場の審査をしていただきたいと思います。  最後に長官に伺いますけれども、いま都市開...全文を見る
○栗田分科員 これで終わります。
03月19日第91回国会 衆議院 文教委員会 第6号
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○栗田委員 初めに、今度の国立学校設置法は浜松医科大学その他に大学院を設置するということになっておりますけれども、大学院という格にふさわしい予算の配分がされているかどうか、学術研究ができるようになっているかということで相当いろいろな問題がございます。  私きょうは時間がありませ...全文を見る
○栗田委員 文部省側は十分可能だとおっしゃっておりますが、大学側が出しました要求項目は全部で三十二品目になっておりますが、いま出されたような予算ですと要求額の一割足らず、三品目か四品目しか購入できない金額になっているわけです。大学側は基礎的なものを要求しているのだということを言っ...全文を見る
○栗田委員 やってもらいたいとおっしゃいますけれども、この浜松医大も新設大学でして、いままで投入されている予算も新たに学校がつくられていく中で使われているわけですから、実態は非常に厳しいし、大学側は基礎的なものを要求しているのだと言っているということ、このことを十分お考えいただき...全文を見る
03月25日第91回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第6号
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○栗田委員 私は、先日二月五日の予算委員会分科会で富士ライオン・サファリの問題を取り上げましたけれども、きょうはその内容を続けて質疑をさせていただきたいと思っております。  富士ライオン・サファリの建設、開園をめぐって、地域の住民の皆さんが何に不安を感じていらっしゃるか、またど...全文を見る
○栗田委員 気候、風土の異なるところへライオンなどを持ってくるというお話で、私もその点は本当に問題だと思いますし、反対運動をしていらっしゃる方たちも、富士山にライオンは似合わないということが一つのスローガンになっております。実際、富士山は、静岡県は暖かですが、山ろくになりますとか...全文を見る
○栗田委員 大変心強い積極的な御答弁をいただきました。  引き続きまして、柿田川の汚染の問題で伺いたいと思います。  あの柿田川の美しさについては大臣も恐らく御存じでいらっしゃると思いますけれども、ライオン・サファリをつくります小泉ライオン・サファリ会社が県へ出した報告書、い...全文を見る
○栗田委員 ビールスによる水質汚染の研究というのは、いま国内的にも国際的にもどのような水準にあるのでしょうか。
○栗田委員 私はさきの分科会の中でも、動物の持っている人畜共通の細菌やビールスまた寄生虫の問題などを例を挙げて質問いたしました。そして、特にアフリカのライオンやトラのような動物は輸入に際してまだ検疫がされていないという事実も御答弁いただいているわけでございます。実際にはこのライオ...全文を見る
○栗田委員 そんな報告の聞き方をなさっていると困ると思うのですが、さっきもお話がありましたように、県は水の、水質のウイルス汚染については検討していないのです。ですから、たとえばアンモニア性窒素などで汚れるだろうかとか、大腸菌なんかはどうだろうかということなどはいろいろやっているよ...全文を見る
○栗田委員 いまバケツを使ったというお話がありましたけれども、大体水質の検査をするのにバケツを使ってやるということ自体が大変問題で、ずいぶんずさんなやり方をしていると思います。そしていまの御答弁を伺いますと、何かバケツを使ったから大腸菌が出たので、バケツを使わなかったら出ないよう...全文を見る
○栗田委員 私の伺っていることに答えてくださらないものですから、つまり、そうしますと、まだ原因ははっきりしないわけですね。
○栗田委員 大変直接お返事いただかないのでわかりにくいのですが、いまのお返事を解釈しますと、まだ原因ははっきりしてないということのようですね。  それで、いまここに「環境保全に関する協定書」、これは県と裾野市とそれから会社側で結んだ協定がございます。これを見ますと幾つかの条件が...全文を見る
○栗田委員 これは大問題でありまして、処理水というのは、つまり屎尿を処理した水ですね。それから大腸菌が検出されないものとする。ところが今度出たのは井戸水から出ていますからね。まして処理水そのもので大腸菌が出ないということではなくて、もう地下水として流れている水から出たということで...全文を見る
○栗田委員 どうも歯切れの悪いお答えなんですけれども、時間がなくなってまいりましたので、余り丁寧に伺っているわけにいかないのですが、もう一つ、前回質問いたしましたときに、地震の場合、動物を囲っている防護さく、フェンスの下が地崩れ、地割れなどを起こした場合どうなるのだろうか、これに...全文を見る
○栗田委員 時間がなくてまことに申しわけないのですが、その応急計画というのはまだできておりませんね。半年後ですね。
○栗田委員 最後になりますけれども、いま応急計画が大分できているというお話なんですけれども、これは地震になったときに動物を動物舎へ入れるとか、そういうようなことだろうと思います。私の調査した限りでは、フェンスの下の地崩れ、地割れについては、直接その設計の中に計画は入っていない。ま...全文を見る
○栗田委員 終わります。
03月26日第91回国会 衆議院 文教委員会 第7号
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○栗田委員 オリンピックセンター法の審議というのは過去すでに三年間にわたって続いておりまして、私もいままでの議事録全部を読ませていただきましたけれども、いまだに解決していない問題 きょうなども質疑がされていてもまだ釈然としない問題がずいぶんあるようでございます。  初めに行政改...全文を見る
○栗田委員 昨年十二月の閣議決定を見ますと、オリンピックセンターの直轄化、それから日本安全会、給食会の統合、そしてそれ以外にも一法人の整理を文部省関係の特殊法人はしなさいというようなことが決められているわけでございます。文部省関係の法人といいますと十ぐらいあるように思いますけれど...全文を見る
○栗田委員 それにしましても、まだ他の省庁で行政改革の計画が未提出のところもかなりあるように思います。行管庁に伺いますけれども、未提出のところはどこどこでしょうか。
○栗田委員 いずれも二つか三つとおっしゃいますが、大蔵省関係の特殊法人、それから郵政省関係の特殊法人は幾つございますか。
○栗田委員 特殊法人というものの数え方もなかなかむずかしいようで、見方によると大蔵省は十六ぐらいあるという見方もできるわけですし、そこら辺のすれすれの範疇に入るものもあるわけですからむずかしい点がありますが、いまの行管側がお答えになった数でもそれぞれ四つというお話でございます。 ...全文を見る
○栗田委員 新しいその他の一つはまだ具体化してないというお話でございますね。  それでは、この問題もまだ釈然とはいたしませんが、次に進ませていただきますけれども、オリンピックセンターの国営化は行政改革の基準のどれに当てはまるかという問題です。これもすでにいままでずいぶん論議され...全文を見る
○栗田委員 効率化、簡素化というところだとおっしゃっておりますが、実際いま財政の節減の問題それからその他さまざまな綱紀粛正の問題などがかなり大きな世論になっているわけです。こういう世論の中で直轄化がされていくという背景もあるわけなのですけれども、本来、本当に財政を節減すべきところ...全文を見る
○栗田委員 この中身は私も持っておりますのでちょっと読みますと、「特殊法人の業務内容を勘案し、民間からの登用を積極的に推進すること。」「国家公務員出身者から選考する場合は、関係省庁の職員にとらわれず、広く各省庁から適任者を選考すること。」「特殊法人相互間のたらい回し的異動は、原則...全文を見る
○栗田委員 四十人中二十九名はかなりの率だと思いますが、それでは文部省関係者は何人でしょうか。
○栗田委員 四十人中の二十二名、五〇%を超えているわけですから、これは言ってみれば先ほどの閣議決定の中での選考についてというあの考え方から言いますと、まだまだいわゆる高級官僚の天下り機関と言ってしまうとあれですが、そういうそしりを受けても仕方がないような状態になっていると思うわけ...全文を見る
○栗田委員 では、今後そういう立場で努力はお続けになるということですね。  次に、もう一つ伺いますが、先ほどおっしゃったような経費節減、効率化というようなさまざまな問題とあわせて綱紀粛正がいま非常に問題になっております。  ところで、ここに私一冊の本を持ってまいりました。これ...全文を見る
○栗田委員 実はこの本の中に「赤坂村日記」というのが載っておりまして、これは実は赤坂の大野という料亭で高級官僚などがいろいろ接待を受けたり接待をしたりしている状況がずっと日を追って書かれているんです。私これを見ましてびっくりしたのですが、文部省もかなりそういうことをやっていらっし...全文を見る
○栗田委員 この文教に関する諸問題で文部省が関知していらっしゃるものについても、私は料亭とは一体どのくらいお金がかかるのか知らなかったのですけれども、これを読みましたら、何か普通で一人四万五千円くらいなんだそうですね。もっと高いのもあると思うのですけれどもね。経費削減などと言いな...全文を見る
○栗田委員 御答弁に間違いないとおっしゃっていますけれども、その他の文部省が主催して集めたものでないところにも文部省の幹部などが出ていらしゃいますけれども、とのことに関してはどうでしょうか。
○栗田委員 公費の乱用などがいま問題になっていて、一体こういうお金がどこから出ているのか、それは私費でやられているのか公費でやられているのか、これは大変問題になるところです。文部省もさっきあとのことは存じませんとおっしゃいましたけれども、これだけずらっと具体的に名前が——名前とい...全文を見る
○栗田委員 たとえば七月二十一日の例を挙げますと、文部省幹部と大蔵省大臣官房幹部ですね。七月二十一日と言えば概算要求の根回しの一番大詰めに来たあたりだと思うわけです。そういうのは個人的にやっていらっしゃると思いませんし、一体こういう大蔵省の幹部と文部省の幹部が何方していらっしゃる...全文を見る
○栗田委員 会計検査院はどうですか。
○栗田委員 では、私改めて提起いたしますけれども、このその他についても公式の会計簿に載っていないからこそむしろ問題なんですね。公式に載っていれば、それはお金がかかり過ぎているにせよ、これこれであるということがわかるわけですけれども、載っていないで、しかももしこれが個人が出している...全文を見る
○栗田委員 検査院はいかがですか。
○栗田委員 出席していらっしゃる方のお名前も実はわかっているのですけれども、調査する権限がないとおっしゃいますけれども、本当はそういうところが調査され、えぐられなかったならば、裏金が使われたり、表に出ないさまざまな接待費が流用されるということがあると思うのです。そこまで本当はメス...全文を見る
○栗田委員 この問題につきましては、いま調査をしていない、する権限がないなどとおっしゃっておりますけれども、また引き続いてこちらも調査を進めましてはっきりさせていきたいと思っておりますので、ぜひ会計検査院も責任ある態度をとっていただきたいと思います。よろしゅうございますね。うなず...全文を見る
○栗田委員 そうしますと、これは五十五年度に当てはめるというおつもりでしょうけれども、一年間の初年度の予算であって、今後まだまだこれからいろいろな変化が起きてくるということだと思いますけれども、この中で「オリンピック記念青少年総合センター施設整備に関する基本計画の調査研究」という...全文を見る
○栗田委員 そうしますと、大体どんなものにしていくのかという今後の大まかな構想、こんなものはまだ検討中で、出ていないわけですか。
○栗田委員 いまのお話ですと、こんなふうなことをやってみようかという程度ですね。最終案が出ないどころか、大まかな構想すらも余りはっきり出ていないというかなり抽象的なお話のよう弄んですけれども、そうしますと年次計画なんというものも当然出ていませんね。
○栗田委員 一体この検討はどういう機関でやっていらっしゃるのでしょうか。それから、どういうメンバーの方がいらっしゃるのでしょうか。
○栗田委員 このメンバーは一体どこでお選びになったのですか。
○栗田委員 かねがねオリンピックセンターをなるべくいままでやってきた実績を生かして考えていくのだということをおっしゃっていますけれども、結局この中にはオリンピックセンターの中で実際にやってきた方たちは入っていませんし、どういう点を改善したらいいかとか、そういうところが何も入ってお...全文を見る
○栗田委員 施設の整備ということが中心になって検討していらっしゃるようですけれども、そうしますと、現実にオリンピックセンターの運営を直接なさっていてこういうふうに整備していったらいいのだということなんか、本当だったらもっと具体的に開かれた形でといいますか、やられるべきじゃないかと...全文を見る
○栗田委員 私そういう点が心配になるのですけれども、結局文部省がお選びになると、いろいろな団体の方をお入れになるけれども、直接携わっている人たちというのはとかく実際に入ることがない、こういうことが直轄化されていったときにはどういうことになるのだろうかということが心配になるのですね...全文を見る
○栗田委員 必要なものを出すのはむだ遣いじゃないというのは本当にそうなんですけれども、必要であっても経費節減のために統廃合せよなんということさえやられている現在、むだ遣いじゃなければ何でも出るかということだって問題になります。それから人員の見通しも最終的な見通しがない。こういうこ...全文を見る
○栗田委員 いまのような御答弁は前の五十四年の審議の中でもしていらっしゃるようですけれども、ちょっと私の伺っていることとずれているわけです。それは役員の数を整理されて、そのたあの人件費が減るとか、そういうことは確かに一部にあるでしょうけれども、私がいま伺っているのは、施設設備の整...全文を見る
○栗田委員 つまり未知の問題があり過ぎるのですね。ふえるかもしれないしふえないかもしれない。必要な経費、合理的な再配置と言葉で言われていますけれども、その中身が具体的に何なのかわかりません。合理的と言ってもこれは主観的でして、政府側が合理的だとお考えになっても私どもは合理的だと考...全文を見る
○栗田委員 この事業の中身もさんざん問題になって五十四年に出たというわけですね。私さっきから申し上げているように結局、全体構想、施設設備がどうなるかということだってもう三年かかっているわけですから、三年間検討なさったらアウトラインぐらいは出るのが当然だと思うわけです。長い時間をか...全文を見る
○栗田委員 とにかく法案が採決されるかどうかというところへきていて、まだそういうものが私たちの前に示されないということですね。三年間たって示されなくて五十五年以内にはわかる。けれども、正直言ってこれでは判断ができないということは本当なんです。実際によいのか悪いのか判断できませんで...全文を見る
○栗田委員 いま山原委員からも要求がありましたように、できる限り早い時期にこの検討委員会が検討しておられます中間的な報告を出していただきたいと思いますが、よろしゅうございますね。
○栗田委員 それでは次の問題に移りますけれども、このオリンピックセンターが国立化された場合には、利用規則とでもいうべきものですが、これはどういうものをお使いになるのですか。
○栗田委員 いままで利用していらっしゃった方が、国営化されることで利用しにくくなるのでけないかという心配がかねがね出ておりますけれども、その点についてはいかがですか。
○栗田委員 準じて使われるという国立婦人教育会館の利用規則を見ますと、第五条で「会館においては、次の行為を行ってはならない。」という禁止規定がございます。これを見ますと、第一が「特定の政党を支持し、又はこれに反対するための政治教育その他の政治的活動」、第二が「特定の宗教を支持し、...全文を見る
○栗田委員 そうしますと、使用目的によってはよい場合があるということなんですね。
○栗田委員 いままでの議事録を見ますと、運営委員会というものを置くということが幾度か述べられております。この運営委員会というのは、一体何を行うところですか。また、どういう性格のものでしょうか。
○栗田委員 事業の運営に関して所長に対して助言をするということなんですね。これはどんなメンバーがなられるのですか。また、そのメンバーはだれが選ばれるのですか。
○栗田委員 文部大臣が直接任命をなさるわけですが、これはだれかが推薦をなさるのですか、それとも大臣が直接この方というので御一存でなさるわけですか。
○栗田委員 この辺で少々心配も出てくるわけで、運営その他かなりの部分を助言する方なわけですね。本当に幅広く選ばれなければよい運営もできないというふうに思います。  それで、労働組合が昨日、労使で確認書をとって、文部省も立ち会われておりますけれども、その中でも今後の運営委員会のあ...全文を見る
○栗田委員 私は時間がありましたら、この事業内容を一つ一つ詳しく伺いたいと実は思ったわけなんです。いろいろな協議会とか研究会とか、いろいろなものが計画されているようですけれども、項目だけ見ましても性質がよくわからないのですね。これもちょっと判断に困っている中身なんですけれども、時...全文を見る
○栗田委員 それでは、たとえば主宰事業で勤労青年ゼミナールというのがございますが、これはどんな規模でやられるのか、また、講師などはどういうふうな選び方をするのか、内容はどうなのかということなどはどうですか。
○栗田委員 講師はどう選びますか。
○栗田委員 それから、新規事業で調査研究事業というのが入りますけれども、たとえばこれを見ますと、青少年教育施設における研修プログラムを開発し、まとめて刊行するというようなことがありますけれども、これなどはどんなぐあいにおやりになるわけですか。
○栗田委員 いままで国立や公立の青年の家とか少年の家などで、こういうものもそれぞれの特色のあるやり方でやってきておりますね。それがもしかしたら開発をされて一律化されるということがあるのではないだろうか、そういう心配も持っていま伺ったわけなのですけれども、その点はどうでしょうか。
○栗田委員 ぜひそういう立場で貫いていただきたいと思うわけです。  最後に貸与団体、いままで建物を借りていた団体の問題で伺うのですけれども、この中で日本生産性本部、それから日本経済青年協議会などは宿泊利用者のあっせんをいままで中にいてされて、あっせん料などを六%ほど取っていらし...全文を見る
○栗田委員 最後に、先ほど午前中にも社会党の中西委員が労働者の要求について細かくお聞きになりました。あの確認書の立場でぜひともその履行をしていただきたいということを私の方からも要請をいたします。そのことについて大臣その他のお考えも伺いまして、私の質問を終わりにいたします。
03月28日第91回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第4号
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○栗田委員 私は、東海地震に関係をいたします地震問題について質問したいと思います。  まず初めに国土地理院に伺いますけれども、国土地理院が出しておられます「地震予知連絡会会報」というのがございますね。その一九七七年発行の第十七巻に収録されています駿河湾一帯の水平ひずみに関する図...全文を見る
○栗田委員 これは一体どのような誤りだったのでしょうか。
○栗田委員 この水平ひずみに関する地図は、東大の石橋助手のいわゆる東海地震説の中で、あす地震が起きても不思議ではないという地震の切迫性を論じた学説がありますけれども、その学説の一つの重要な根拠になっていると思いますが、いかがですか。
○栗田委員 この石橋説の根拠といいますのは、私の方から言わせていただくと、安政の大地震以来百二十何年か、その同じ水準の大地震が東海地方には起きていないという問題、それからもう一つは、この水平ひずみに関する図を根拠にして計算していったところが、このひずみが十万分の五以上の状態になっ...全文を見る
○栗田委員 それでは伺います。この誤りの数値でございますが、岩科村、いまの松崎町になりますけれども、この岩科村を基点とした数値は、誤っていたものと今度訂正されたものとはどのように変わっているでしょうか、比較をして言っていただきたいと思います。
○栗田委員 岩科を基点にしたこのひずみの数字ですけれども、いま非常に抽象的にお答えになりましたが、ひずみが堆積したという根拠になっている数値について、それでは私の方から一つ一つ比較して申し上げますので、聞いていただきたいと思います。  前に出された、つまり石橋説の根拠になってい...全文を見る
○栗田委員 そうしますと、このひずみの数値というのはかなり小さくなっているわけだと思います。私がさっき申しました最初の竜爪山—達磨山—岩科村の場合で約二分の一、竜爪山—坂部村—岩科村で約三分の二。特に最後の達磨山−坂部村—岩科村では五分の一以下になっているわけです。この数値の変化...全文を見る
○栗田委員 私はいま学術論争をしているわけではないのですけれども、ただちょっといまおっしゃったことで気になりますが、いずれも要注意とおっしゃいました。余り数値が訂正されていない部分も確かにありますね。それは岩科村に関係していない数値は余り変わっていないと思います。しかし岩科村に関...全文を見る
○栗田委員 最大値ではそうだけれども、かなり小さくなったところもありますね。その点について伺っているんです。
○栗田委員 私はその方面の専門家でもございませんし、いまその数値がどうであるから地震の起こる時期がどうかなどということを、ここでは言うつもりはございません。けれども、ただ私は、今度のこの国土地理院の訂正の仕方というのを少し問題にしたいと思います。  それはなぜかと申しますと、い...全文を見る
○栗田委員 もう一つ、私がさっき申し上げたのは、コメントをつけて発表なさるべきだと言ったのです。ただこういう学者など専門家がごらんになるものに訂正をなさるばかりでなく、普通ならばそれでいいわけですけれども、地震問題がこれだけクローズアップされてみんなのものになっている以上、また石...全文を見る
○栗田委員 もう一つ私が心配になりますのは、こういう誤りがどこから出てきたのだろうかということです。私は、これは非常に人手不足の中でクロスチェックなどもなかなかできない状態もあって、本来なら、明治のときの訂正されていなかった数字がコンピューターに入れられるなどということは、起こる...全文を見る
○栗田委員 大変遠慮した答弁をなさっていらっしゃいますけれども、私は、幾ら財政困難なときでも、こういう非常にじみな、けれども基礎的な大切なものというのは、予算、人員を余り節約せずにつけるべきだと思います。そうしませんと、いろいろな問題も出てきますし、そういうところで判断も誤ってく...全文を見る
○栗田委員 ではもう一つだけ伺っておきたいと思いますけれども、私はあくまで、こういう数値が訂正されたから地震対策をやらなくていいなどとは決して言っていないわけでして、もっともっと充実させるべきだと考えているわけです。  ところが、地震対策というのは大変予算が要ります。静岡県下で...全文を見る
○栗田委員 半分と言いましても、四千五百億の半分、市町村にとっては大変な負担です。もちろん国にとっても大変だとは思いますけれども、特に小さいところにとっては大変な負担でございます。  そこで、特に大規模地震対策措置法によって財政特例措置がされることになっているわけなんですけれど...全文を見る
○栗田委員 もう時間がございますせんのでこれで終わりにいたしますけれども、地震対策として、いままではとかく応急対策、避難訓練、そういったものが非常に先行していますけれども、本当の抜本的な対策としては、やっぱり町づくりまでも含めて都市の空間から、本当に地震に強い町づくりというような...全文を見る
04月04日第91回国会 衆議院 法務委員会 第12号
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○栗田委員 私は、民法及び家事審判法の一部改正案については、かねがね多くの人たちが妻の座の向上という立場での配偶者の相続分の引き上げなどを要求していた点など組み入れられておりますので、そういう意味で改善の部分が非常に多いという立場から質問をしたいと思います。  まず最初に、先ほ...全文を見る
○栗田委員 そうしますと、たとえば配偶者と兄弟姉妹が遺産を分割したような場合、兄弟姉妹の中に特別に寄与した人がいた場合に、配偶者の遺産分がかなり大きく侵害されるということなんかも起こる場合もあるわけですね。
○栗田委員 一つは、配偶者と兄弟姉妹とが遺産を分割するということについてはいままでかなり問題があって、特に封建的なところなんかですと、奥さんの遺産分をきょうだいが出てきてずいぶん取っていったというような例もいままであったわけでございますね。これはかなり問題になっているわけです。 ...全文を見る
○栗田委員 いままでは法定相続人の寄与分というのが明文化はされておりませんで、その他の寄与についてもですけれども調停や審判などで配慮されていたと思いますが、いままでの調停例、審判例では寄与分というのは大体どの範囲だったのでしょうか。
○栗田委員 額として全相続分のどの程度までが例としてございますか。
○栗田委員 そうしますと、今後も大体、先ほど常識的な範囲でというお答えがありましたけれども、額としてはその辺にとどまると考えていいのでしょうか。
○栗田委員 いままで調停などの例を見ますと、法定相続人以外の者で大きく寄与した人、先ほど来問題になっていますたとえば内縁の妻などの寄与分も調停などでは配慮されていたと思います。  今度このように明文化されて寄与分というものが決められますと、逆に、法定相続人以外で寄与してきた人、...全文を見る
○栗田委員 調停による寄与分の配慮、それから遺言の活用というお話でございますが、さっきから議論されているように、内縁の妻とか事実上の養子などの場合、実際に貢献をしていても調停でもなかなかうまくいかないという例も多いようでございますけれども、いまおっしゃいました例以外に何か救う方法...全文を見る
○栗田委員 それでは次の問題に移ります。  寄与分について農業団体などからいろいろな要望が来ております。その一つとして給与制を導入せよ、つまり寄与分の計算をするのに、長男などがお父さんと一緒に農業をやってきてずっと給与はもらわずに働いてきたけれども、給与制を導入して寄与分をはっ...全文を見る
○栗田委員 給与制を導入した場合必ずしも有利ではないとおっしゃいますが、有利でない場合といいますとどんな場合が考えられますか。
○栗田委員 この農業団体の要望というのは、フランス法では農業を営む者の特別措置ということでこういう計算の仕方もあるようなので、恐らくそういうものを参考にして出されてきているのではないだろうかと思いますけれども、またそういう点についてもいろいろ御検討いただきたいものと思っております...全文を見る
○栗田委員 けれども、実際には矛盾が残るわけで、鑑定人の妥当な評価がされれば特に市街地に近い土地などは非常に高い評価になると思うわけですから、先ほど例を挙げましたような問題というのはどこまでも起こってくるのではないだろうかと思うのですね。  また一面で、いままで農業をやっていて...全文を見る
○栗田委員 それでは次に、一般的に言いましたその寄与分の税制上の取り扱いについて伺いたいと思います。  いままで、配偶者が遺産相続を受ける場合は優遇措置があったと思います。三分の一まで、それから上限四千万円までは相続税がかからないようになっていたと思いますけれども、この措置はど...全文を見る
○栗田委員 このたびは妻の相続分が二分の一に引き上げられて、それから場合によりますと寄与分も相続することが出てくるわけですけれども、先ほど、一度相続をして間もなくまたほかに相続をすることも起こるだろうというお話もありましたけれども、それ以外にも、配偶者で財産を相続する場合というの...全文を見る
○栗田委員 このたび配偶者の相続分が二分の一になったのですが、四千万円という額については変わっていないようですけれども、これは今後もそのままなのでしょうか、それとも変えられるように検討していらっしゃるのでしょうか。
○栗田委員 しかし、妻の取り分をふやしたという民法改正の立場から考えますと、その取り分はふえたけれども税金がかかってくるということも起こるのではないか。私、ちょっといまこの四千万円について誤解しているのかもしれませんので、その辺も含めてちょっとお答えいただきたいのです。  いま...全文を見る
○栗田委員 わかりました。私、少し誤解していた点がございます。  次に、遺産分割の基準に関する改正がされておりますけれども、この中で考慮すべき事情として新しく年齢などが入っておりますが、この年齢について考慮するというのは、年齢のどういう状態についてどういうふうに考慮するというこ...全文を見る
○栗田委員 その次に「心身の状態及び生活の状況」というのがございます。大体これもどういう場合か予想はできますけれども、たとえば病気の方がいらっしゃったら、そのほかの方の分までも配慮してそちらに上げて療養ができるようにするとかいろいろあると思いますし、生活の状態というのもそういうこ...全文を見る
○栗田委員 次に、非嫡出子と嫡出子の問題ですけれども、試案にはこの両方を平等にするということが入っておりましたのに今度は抜けておりますが、その抜けた理由というのは何でしょうか。
○栗田委員 先ほど以来そういう御説明を、私もほかの方の質問を伺っていて伺っているのですけれども、まだ私ちょっと釈然といたしません。  それは、さっきもちょっと申し上げましたように、世論の動向といいましてもさっきの配偶者と兄弟姉妹の財産分割の問題では、世論の動向は兄弟姉妹に分けな...全文を見る
○栗田委員 この問題は該当者というのが比較的少ないんじゃないかと思うのですね。  ですから、どちらでもいいという人がかなりあって、直接利害関係を鋭敏に感じていらっしゃる方というのはわりあい少ないと思うのですけれども、そういう中で一般の世論調査でも改正せよというのが一六%出ている...全文を見る
○栗田委員 国際的に見ますと、かなり平等になっているものが最近多うございますね。しかも日本の場合には、かなり早くから非嫡出子には同額じゃないですが相続をさせていたのに、途中から逆転して、いままでは全く認めなかった国で平等に認めているという例がずっと出てきているわけですけれども、そ...全文を見る
○栗田委員 確かに世論の動向というのは大切なもので無視できないものだと思いますが、さっきからお話がありましたように、たとえば日本が古くから非嫡出子の遺産相続の一部を認めていたということは、これは女性の地位が高かったからではなくて逆に低かったからだと私は思うのですね。つまり、正妻の...全文を見る
○栗田委員 試案として発表された御努力は高く評価いたしますし、今後の御検討も期待しております。  それでは、次に家事審判法の改正の問題なんですけれども、審判前の保全処分の制度が設けられて執行力、強制力を持たせているわけですけれども、審判前だけでなくて、これは調停の前にもこういう...全文を見る
○栗田委員 実際問題としましては、調停の対象になっているものが財産ということになる場合が多いわけですから、そういうときにやはり片方がどんどん処分してしまうと実際には効果がないような気もしますし、むずかしい問題だと思いますが、そして過料が今度引き上げられていますけれども、五万円、十...全文を見る
○栗田委員 実際には、家裁などではかなりこういう問題が持ち込まれて、調停、審判などで取り扱われていると思います。  最高裁に伺いますけれども、明文化はされていないとしても、実際こういうものの処理について最高裁はどう考えていらっしゃるのでしょうか。面接交渉権というものはあるという...全文を見る
○栗田委員 今後また明文化、法文化していくということについても御検討いただけたらというふうに思いますが、いかがでしょうか。
○栗田委員 次に、外務省に伺いますけれども、昨年十二月に、婦人に対するあらゆる形態の差別撤廃条約というのが国連で採択されているはずですけれども、そうでしょうか。それから、日本はどういう態度だったでしょうか。
○栗田委員 概略で結構ですが、この条約の内容はどんな内容のものですか。
○栗田委員 大変幅広く婦人の差別撤廃についての条約の文面があるわけでございますので、私たちは婦人としましてこの条約に大変関心を持っております。  外務省はこの普及についてどんな努力をされていらっしゃるのでしょうか。
○栗田委員 外務省、まだこの全文を翻訳していらっしゃいませんね。
○栗田委員 私はこの全文の翻訳を持っておりますが、これは民間の方が、ここへ参加された方が御自分でなさったので、外務省ちっとも翻訳を出さないからということで、御自分でなさっております。  こういう重要な条約、特に国内の婦人たちの関心が非常に高いものですから、やはりこういうものは、...全文を見る
○栗田委員 とにかく四カ月以上たっておりますので、そういう意味での能力のある方がなかなかそろっていらっしゃるはずですから、正確な翻訳であろうとも、その気になれば十分おできになる期間があったのではないだろうかと私は思います。  それでは次に伺いますが、この条約の第二部九条、この中...全文を見る
○栗田委員 実は、私は五十年の十二月に、やはり法務委員会で国籍法について取り上げたことがございます。  日本の国籍法は非常に父系中心になっておりまして、女性が従属するという形になっているという問題を当時取り上げました。国際結婚の場合の妻の国籍、それから出生した子供の国籍などの問...全文を見る
○栗田委員 確かに国籍法の改正というのは、いろいろな関係とぶつかり合いますからむずかしいと思います。  それはよくわかります。けれども、このような条約が採択されて、いずれ一日も早く批准をしていただきたいと思っておりますけれども、この条約の第二十四条では「締約国は、この条約で認め...全文を見る
○栗田委員 その御努力のお気持ちを伺いまして、ぜひそういう方向でやっていただきたいということで次に進ませていただきます。  次に、世帯主の問題でございますが、実はこれもやはり前に法務委員会で一度取り上げておりますので、妻の座の民法での改正とあわせてその関連として伺いたいと思って...全文を見る
○栗田委員 一番問題になっているのは、夫婦が健在でいる場合でも、妻が所得の面などでもかなり多くて、そしていろいろな意味で妻を世帯主としたいという場合があるのですけれども、世帯主は男でなければいけないんだということを言われて世帯主になれない例が出ておりますけれども、自治省のお考えで...全文を見る
○栗田委員 実際にはこの問題はいろいろな理解の仕方があって、具体的な問題になりますとかなり紛争も起こしているわけです。以前私が法務委員会で問題にしたときに、厚生省の保険局長、地方財政委員会税務部長の通達というのがございまして、それを問題にしたことがありました。  この通達は、世...全文を見る
○栗田委員 つまり市役所などの窓口では妻が世帯主として届ければ認められているということですね。ところが、実際には職場ではそうなっていないという例がたくさん出ておりまして、しかも年を経るごとに最近は女性を世帯主と考えるまた主な家計維持者と考えるということにむしろ以前より抵抗が出てき...全文を見る
○栗田委員 しかし、実際にこのような例があるということはぜひ念頭に置いていただきたいと思います。  それで、自治省にもう一度伺いますけれども、昭和二十六年に出された通達がさっき申し上げたように書かれていて、しかし考え方としては、妻が世帯主として申告すればそれを認めるというふうに...全文を見る
○栗田委員 しかし、一つの方法としてこの概念を文書ではっきりと書いて出されれば、それはほかでも活用できるし運用できるのではないかと思うわけで伺っているのです。そういうことでお書きになることについて差し支えはないと思いますけれども、いかがですか。住民台帳法上の概念をお書きになって差...全文を見る
○栗田委員 それは文書に書かれて徹底しているわけですか。
○栗田委員 つまり文書でないということですね。
○栗田委員 その徹底もなかなか問題がありまして、窓口でももめていることがあるのですよ。これは実態として、あなた、だんなさんいるんでしょう、だんなさんそんなに収入少ないの、どういうわけなんて言ってずいぶん奥さんがやられている例がありますから、決して私は十分徹底しているなんておっしゃ...全文を見る
○栗田委員 時間が来ましたので終わりますけれども、申請すればよいのだというたてまえがあるにもかかわらず、窓口でもめているということがあることもよくお知りおきいただきたいと思います。  大臣、途中からおいでくださいましたけれども、きょうは民法の改正その他で妻の座の向上ということで...全文を見る
○栗田委員 それでは終わります。
04月16日第91回国会 衆議院 文教委員会 第11号
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○栗田委員 引き続いて質問をさせていただきます。  先ほどからの御答弁を伺っておりますと、人口急増地については三年間は据え置いて、五十八年以後は学年進行でやっていくということを幾度か御答弁になっていらっしゃいます。また、先日出されました文部省からの資料を見ましても、十二年計画、...全文を見る
○栗田委員 それでは角度を変えて伺いますけれども、たとえば人口急増市町村では、学校の校舎を建設するのに三年前向きで建てられることがありますね。そうしますと、五十八年度から開校する小中学校の場合、五十五年度にもうすでに計画を立てて、五十八年度の人口増なども考えに入れ、用地の取得、そ...全文を見る
○栗田委員 けれども、問題は補助金でございます。学年進行であろうなと考えて計画を立てていったら予定が変わったということになりますと、市町村が負担を負わなければならないという問題が出てくるわけです。ですから、いま文部省が大体五十八年からは学年進行でやっていく計画であるとおっしゃった...全文を見る
○栗田委員 それでは次の問題に移りますけれども、九日の質問の中で、四十人学級が財政的な考慮を抜きにしても適正規模であるということをお答えになっていらっしゃいました。この根拠はどういうところでしょうか。
○栗田委員 私が問題にしますのは、たしかこの前は財政の配慮を抜きにしてもと、大臣がおっしゃったのですね。私そこでこれはと思ったわけで、純粋に教育的な見地から見た場合に四十人が適正であるということは言えないのではないか。いろいろな調査を見ましても、三十五人ぐらいがいいとか三十人ぐら...全文を見る
○栗田委員 微妙なお答えをなさっていらっしゃるのですけれども、ただ、私などが調べました国内の資料を見ましても、たとえば都教組が一九五七年に出している「すしづめ学級白書」では、やはり三十人から三十五人ぐらいが最も希望が多いのですね。それから広島大で三十人の学級と五十人の学級をつくっ...全文を見る
○栗田委員 アメリカなどの研究を見ましても、一体何人がいいかということについてはなかなかむずかしいようですけれども、ただ、余り少なくてもこれは教育効果が上がらないという面がありますね、五人だの十人だの。けれども、その比較の中身を見てまいりますと、たとえばこれは国会図書館の文教課の...全文を見る
○栗田委員 もう一つ、学級の人数と子供の健康の問題というのを御研究になったことがありますか。
○栗田委員 一つの資料ですけれども、東京都教組が出しました、さっきもちょっと挙げました「すしづめ学級白書」というのがあります。いまの一クラスの広さの中に子供が四十人なり五十人なり入るわけですが、炭酸ガスがどうなるかというのを調べているのです。そうすると、五十人、六十人はもちろん大...全文を見る
○栗田委員 前に荒木文部大臣がおっしゃっているのですから、他のいろいろな研究所の調査とあわせてやはり文部省としてもなさっていく必要があると思いますが、今後いかがでしょうか。
○栗田委員 次に、改善による教員増について伺いますが、定数改善ではなくてその他の改善ですね。これはたとえば重度障害児の学級の場合に、いままで先生一人に子供五人だったのを三人にするとか、いろいろありますけれども、これは全部十二年均等におやりになるのですか。それとも必要に応じて早く三...全文を見る
○栗田委員 いままでですと、大体五年計画くらいで改善増もやっておりましたね。そうしますと、今度は四十人学級を実現するという点で文部省の方は十二年計画を出していらっしゃるのですけれども、教室増などの必要のない改善増はもっと早くできないのでしょうか。その点も財政上の必要から十二年均一...全文を見る
○栗田委員 次に、高等学校の問題について伺いますが、いま高校の一クラスの定数の国際比較はどんなふうになっているでしょうか。
○栗田委員 大体日本よりはるかに少なくなっているようですが、フランスも四十五から五十ですが、これはいま改定中ですね。
○栗田委員 どちらにしても日本の四十五人というのは非常に多いと思います。  ところで、日本での高等学校の適正規模はどのくらいだとお考えになっていらっしゃいますか。
○栗田委員 少なくとも高等学校の設置基準の四十人以下というのは改定されてないわけですから、一日も早くこれに近づけなければならないと思うのですが、今度は高等学校の定数改善というのは外されたわけですね。しかも四十九年の附帯決議には、高校ももちろん入っておりますから、当然文部省はそれに...全文を見る
○栗田委員 なぜなさらなかったのですか。
○栗田委員 いまのお話をずっと伺っていきますと、高等学校が四十五人のままになっているということは規模として適正だとは考えていらっしゃらないと思ってよいと思うのですが、そうですね。
○栗田委員 いま高等学校が四十五人のためにどんなことになっているかという例もたくさんありますが、時間もありませんのでそれは申し上げるのは省きます。  いま初中局長御自身が将来努力しなければならないとおっしゃっておりますが、附帯決議もあるわけですし、これは一刻も早く努力の対象にし...全文を見る
○栗田委員 引き続いて、習熟度別学級について伺いたいと思います。  その研究指定校が五十校くらいですか、全国に指定されているそうですけれども、これは何を目的に研究しているわけですか。
○栗田委員 以前能力別学級というのがあちこちに置かれたことがありますけれども、これとこの習熟度別学級とはどう違うのでしょうか。
○栗田委員 この指定校の研究期間はたしか五十四年と五十五年の二カ年にわたっていると思ったわけですが、そうですね。まだ途中ですね。
○栗田委員 そうしますと、まだ途中であって結論が出ていないわけです。それからこの習熟度別学級の効果とか、置くことについても賛成、反対とかなり世論は分かれておりますね。いかがでしょうか。
○栗田委員 まだ研究が途中で二カ年の結論が出ていないということ、それから世論が分かれているという問題がありますけれども、いち早くこれについての人員増の予算をおつけになるわけですが、それはどうしてですか。
○栗田委員 七・五・三の問題が出ておりましたけれども、一般的に学力を伸ばすためには習熟度別学級をつくらなくても先生をふやすことでも当面かなり効果があるわけです。その研究をしていくという意味で学級についてはお答えになっていらっしゃるわけですけれども、今度は教員増は、習熟度別学級をつ...全文を見る
○栗田委員 最後に、高等学校の校舎建設の問題なんですけれども、さっきからお話が出ていますように、子供たちの数がこれからもふえていって、適正な規模ではない四十五人、中には四十七人という学級がいまあるわけですが、今後も自然増もしばらく続くし、進学率がふえるということも続くわけですね。...全文を見る
○栗田委員 自治体の財政危機というのは、なくなっていないどころかむしろひどくなっているわけです。しかも、子供の進学率は高校へどんどんふえているという実態があって、しかも、一クラスの規模は決して適切ではないし、四十人でも高等学校としてはまだ適切ではないんじゃないかと思いますけれども...全文を見る
○栗田委員 以上で終わります。
08月28日第92回国会 衆議院 商工委員会 第2号
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○栗田委員 共産党としましても今度のガス爆発事故当日から対策本部をつくりまして、被災者の救援と調査に当たってまいりました。たくさんの問題点を把握したし、また法改正の必要も感じてまいりましたが、時間の関係できょうはそのほんの一部だけを質問させていただきます。  まず最初に政務次官...全文を見る
○栗田委員 ガス会社その他に原因者がはっきりしましたら賠償ということは急遽やっていただかなければなりませんが、先ほどから出ておりますように、それの前に見舞い金ということでぜひとも努力をする必要があると思うわけでございます。瓦斯協会には第三者被害見舞い金制度というのがありますけれど...全文を見る
○栗田委員 第三点ですが、やはり先ほどから出ています消防職員の賞じゅつ金の問題でございます。  私は、あの事故が起こりました日に消防署へ参りまして、交信記録をテープから起こしたものを読んでいただきまして、それを聞いて大変感動いたしました。大体事故の通報を受けた三分後にはまず安西...全文を見る
○栗田委員 もう一つ賞じゅつ金で伺いますが、賞じゅつ金は市、県、国、三段階あるというふうに聞いておりますが、国でも今度の場合は出されることを検討していらっしゃいますか。
○栗田委員 次に、ガス会社の初動の問題でございます。  ガス漏れ事故発生の消防署の通知を受けて出動したというふうに報告されておりますが、消防署の通知を受ける前に、ほかからの通知を受けていたということはございませんでしたか。立入調査の結果どうでしたでしょうか。
○栗田委員 私の調査によりますと、少なくとも複数の人がガス会社に通報しております。その一人はアデランス静岡支店長、これは第一ビルにいる方で八本敬二さんです。この方の証言によりますと、一回目のガス爆発が下の方であり圧力を受けた、そのために何だろうかと地下へおりていった、しかし地下へ...全文を見る
○栗田委員 しかしこれは重要な事実です。それを頭に置いて再度調査をされたいと思います。  次に、当日は土曜日でガス会社は休日でございました。しかし緊急要員二人を置くことになっております。この緊急要員は何をしていたか調査なさいましたか。
○栗田委員 他工事の監督に行っていたという話でございました。そして緊急要員というのは大体外へ出ていたのではいざというとき間に合いません。パトロール隊と別にこの緊急要員が動いていたということは問題でございます。東京瓦斯に聞きましたら、東京瓦斯では常時各十人、十八営業所に緊急要員を置...全文を見る
○栗田委員 この消防署の交信記録を見ましても、ガス会社と協議せよ、ガス会社が来ていないというのが入っているのです。どうした、早くせよ、ガスをとめよというのが幾度も入っているのです。この切々たるものを見ますと、本当にガス会社が一人しか来ないで、しかも責任ある人が来ていなかったという...全文を見る
○栗田委員 最後に一点だけ、時間がございませんので残念ですが、伺います。  先ほどからガス監督権の自治体移管の問題が出ております。さっきそれについて現行法制上でもなし得るのではないかというお答えがあったように伺いました。けれども、ガス漏れ、爆発関係で消防法上明文がありますのは二...全文を見る
○栗田委員 それでは時間が来ましたので、終わります。
10月24日第93回国会 衆議院 地方行政委員会 第2号
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○栗田委員 私は、八月十六日に起こりました静岡駅前のガス爆発事故に関連しまして、その後の問題も踏まえて質問したいと思います。  まず、先日警察庁は、あのガス事故の原因について中間検討結果を参議院の商工委員会で報告していらっしゃると思いますが、その中身を見ますと、この原因は、「第...全文を見る
○栗田委員 この「可燃ガスに何らかの火源」云々とありますが、マスコミなどの報道によりますとかなりメタンという言葉がはっきり出てきておりますが、警察庁としてはメタンという断定はまだしていらっしゃらないわけですね。
○栗田委員 メタンがたとえ多少検出されましても、爆発できる状態にあったかどうかという問題が出てくるわけです。  それで、メタンの爆発の条件ということを私などもいろいろ調べてみました。あの地下の湧水槽は二十立米の大きさだったようですが、ここで一〇%のメタンをつくるには三トンの有機...全文を見る
○栗田委員 そうしますと、まだ原因については、メタンであるかどうかもはっきりしていないし、これから検証が進められていく中身のものだと理解していいと思います。  それで伺っていますと、床が盛り上がっていたこと、だから床下だというところに大変比重が置かれているように思います。床が盛...全文を見る
○栗田委員 床下爆発説にもかなり疑問の意見を出しているものもございます。先日、十月二十日の夜に、NHKが「科学ドキュメント」というのをいたしましたけれども、あれを見ますと、地下階の天井で爆発が起きてガス管に亀裂を生じたというようなイラストが使われておりました。  それから、ここ...全文を見る
○栗田委員 刑事責任の捜査もしていらっしゃるということを聞いておりますけれども、今度の事故は残念ですが、第一次爆発というのは比較的あちこちにある程度の、しょっちゅうあるような爆発でした。問題が大きくなったのは、その後の処理の結果二次爆発が起きてしまったという、ここにあるわけでござ...全文を見る
○栗田委員 事故がありました直後の八月二十八日に、衆議院の商工委員会でこのガス爆発問題での第一回の審議がされました。そのときに私は、ガス会社が事故通報を受信したその状態についてただしたわけでございます。これはなぜ大事かと申しますと、当時ガス会社は、最初の爆発の後一人しか係を現場へ...全文を見る
○栗田委員 あったようだと非常に不確定な答えがありましたけれども、少なくとも通報があったという事実はガス会社が答えたわけでございます。  ところで、このようなガス漏れやガス爆発の通報というのは、保安規程や、またその中に細かく指示されていますガス漏えい通報処理要領、それから爆発の...全文を見る
○栗田委員 とにかくアデランスの通報を受けていたということで、私ども十月の二十二日にガス会社へ行きまして、いままで幾度も聞いたときになぜ通報がなかったと答えたのかと抗議をいたしました。そうしたところが、ガス会社の広報部長が奥に入って、社長室で三十分ぐらい相談をしておりまして、実は...全文を見る
○栗田委員 整理のためにその後記入しただろうと私も思います。しかもその後というのは、非常に後で記入したのではないかと思うのです。実はこの「ガスもれ受付票」を見ますと、よくごらんくださいますとわかりますが、一番下の段に「控の消込」というところで和田智子という判が押してありますが、八...全文を見る
○栗田委員 それでは、警察の捜査についてお願いしたわけですので、そこはぜひよろしくお願いしたいと思います。  時間が参りましたので、これで質問を終わります。
10月29日第93回国会 衆議院 文教委員会 第5号
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○栗田委員 この放送大学をめぐりましては、大学の自治、学問の自由の問題を初めさまざまな問題点がございます。同時にまた、実際に学生が受講をして単位を取って大学を卒業していくということにかかわる具体的な困難、いろいろな問題もあります。私は、それらを含めて質問したいと思いますけれども、...全文を見る
○栗田委員 伺いますと、テレビ、ラジオの視聴による学習が全体の三分の一ぐらいのウエート、自宅学習が三分の一、それからスクーリングや演習、実習など学習センターで行われる学習が三分の一というわけですから、テレビ、ラジオから受ける教育と同様な重みを持っているし、一層その上でもスクーリン...全文を見る
○栗田委員 そうしますと、複数を置く場合というのは、東京以外は考えられていないということですね。
○栗田委員 そうしますと、四十七都道府県に四十七カ所というものがもっとふえる可能性はあるし、また、そういう方向で努力をしていかれるということですか。
○栗田委員 それで、第一期計画なんですけれども、その第一期計画の中では、演習センターとか実習センター、ビデオ・センターなどが学習センター内に置かれるように私、読みましたけれども、そのとおりでしょうか。
○栗田委員 そうしますと、一期計画の場合には、学習センターが一つの県に一つあるのと同様に、演習センターとか実習センターなども一カ所同じところにあるということになるわけですね。
○栗田委員 ところで、この核となる学習センターでございますけれども、一センターで受け入れる学生の数は、一期計画ではどんなふうになるのかということで私の方で試算いたしましたら、平均して三万人おって六センターですから、一センターが五千人、こういうふうになるのじゃないかと思いますが、そ...全文を見る
○栗田委員 完成時、全国都道府県全部にネットワークが広げられたときには、一センターに対して学生数はどのくらいでしょうか。
○栗田委員 ちょっとその辺でおかしいと私、思うのですけれども、完成時の学生数四十五万三千人というふうに考えておられるようだし、そういう御答弁が出ていたのじゃないかと思いますけれども、どうですか。
○栗田委員 そうしますと、四十七都道府県に一カ所ずつしかもしつくらなくても、一センターの平均学生数は一万人くらいになると思うのですけれども、いまの御答弁ですと、センターを倍つくらなければならないですね。どうなっておりますか。
○栗田委員 そうしますと、さっきの完成時五千人というのは違うわけですね。
○栗田委員 何かお話を伺っていると、私、混乱してきそうな感じですが、どうも学習センターと実習センター、演習センターというものは、別なものであって、私は、学習センター単位に伺っているのですから、数が違ってくると思いますけれども、それぞれ役割りが違うと思いますけれども、いかがですか。
○栗田委員 その中身は、もう私もこれを読ませていただいてわかったのですけれども、学習センター単位にどうかと伺ったわけですから、つまり学習センターと実習センター、演習センターは、それぞれ役割りが違うわけですね、ですから、学習センター単位の学生数というのは、完成時には平均一万人ぐらい...全文を見る
○栗田委員 それで、まず一期計画は、学習センターの中に実習センターとか演習センターも入るわけですけれども、学習センターに見合う教職員の数をどういうふうに考えていらっしゃいますか。
○栗田委員 非常勤講師はどういう形態で勤務なさるのでしょうか。たとえば時間数などですが……。
○栗田委員 一学級というのは何名ぐらいを考えていらっしゃいますか。
○栗田委員 それでは、この問題をちょっといまおきまして、第一期計画では六カ所センターを設置するということですが、これはどこに置くようになっているのでしょうか、計画を伺いたいと思います。
○栗田委員 開校が五十八年ということですけれども、そうしますと、いまだにセンターの場所などは決まっていない、そういう点ではずいぶん計画が遅いのではないかと思うのです。  それでは、もう一つ伺いますが、関東ブロック内に送信所を一カ所つくるという計画になっているようですけれども、こ...全文を見る
○栗田委員 そうしますと、送信所なんかつくるのには、これもかなり準備や時間が要ると思いますが、それもまだ決まっていないということなんですね。  それでは、次に伺いますけれども、東京タワーからの送信範囲で限界が出てくるわけです。たとえば関東一円ということを言いましても、この間資料...全文を見る
○栗田委員 一般的に電波圏の調査とおっしゃいますけれども、実際には、受け付けて、それを受理なさるかどうかという受講生受け付けの問題が出てくるわけですね。何々県の何市、何町、こう言われても、なかなか微妙な問題があって、同じ町内とか同じ市内でも受信できないところなどが出てくるわけです...全文を見る
○栗田委員 熱心にやりたくても、電波が届かなければしょうがないわけですから、幾ら熱心でも受け入れられないという事実が出てくるのではないか。それでは、それをカバーするものとして、たとえばビデオ・センターなんかも置かなければならないと思うのですが、第一期計画でそういうものは考えていら...全文を見る
○栗田委員 関東一円といいますと、六つの県ですね。そして学習センター六カ所と言えば、位置が決まらないとしても、大体一県に一つぐらいだと思いますけれども、その中にビデオ・センターを設置して、その熱心な人はそこへ見に行くというのですけれども、これはなかなか至難のわざではないでしょうか...全文を見る
○栗田委員 多額の予算を投じて放送大学をつくってしまってから、実際にはその視聴はしても、なかなか受講し卒業し切れないという状態があちこちに大量に出てきた場合に、これは問題になると思うのです。これはやってみてその中でとおっしゃっておりますけれども、いまの計画の中でそういう受講し、単...全文を見る
○栗田委員 完成までに予算が一千億というお話でございましたが、そうしますと、いろいろな細かい問題に対応して、ビデオ・センターをつくったり、それから、その他のセンターをあちこちにふやしたり、それから、いろいろなことをやっていくということになりますと、予算的にもこれからまだ後から後か...全文を見る
○栗田委員 そうしますと、ビデオ・センターをどんどん設置するとか、学習センターを、一県に一つでなく、もっとたくさんつくって募集に応じられるようにしていくとか、それから、実習センター、演習センターなども、予定よりも数をふやす必要があるということになった場合に、熱心な受講者にこたえて...全文を見る
○栗田委員 放送大学にだけは何と豊かな財源と余裕があるものかと私は思います。四十五人学級さえ四十人になかなかできない財政危機とか教科書さえ有償にしなければならないとか、そう言われているときに、放送大学は一千億を上回っていっても、必要があればやっていこうなどということになってきます...全文を見る
○栗田委員 筑波大学などはずいぶん反対もあり、学問の自由、大学の自治で問題のある大学構想だったわけですが、新構想大学についてのようなものならば、政府が進めたいと思うものならば、幾ら財政危機でも予算は出るけれども、国民全部が一致している四十人学級の実現だとか、それから、教科書の無償...全文を見る
○栗田委員 実習とか演習が必要な学生は、一センター当たり何%くらいになるのでしょうか。何人くらいになるとお考えでしょうか。
○栗田委員 大きく分けて講座は三つくらいに分かれて、その中にまた細かくあるわけですね。この計画を見ますと、スクーリングが一学期三回、それから、実習が週一回、演習が一学期三回という回数になっておりますね。  それで、さっき伺いましたが、一期計画では一センターに五千人くらいの規模を...全文を見る
○栗田委員 この時間帯ですけれども、これは学生の選択に任せるわけですね。
○栗田委員 そうしますと、いまおっしゃったように、うまくいかないのじゃないかと思うのです。結局、平均して学生が毎日来るかという問題があるわけですね。たとえば学習センターを開いていらっしゃる時間は日曜日が九時から二十一時まで、平日が十三時から二十一時までですか。これでよろしいですか...全文を見る
○栗田委員 この時間なんですけれども、主婦それから勤労者がかなり多いと思いますね。そうしますと、どうしても日曜日とか土曜日とかに集中するのではないだろうか。主婦の場合にはむしろ土、日を外してウイークデーの午後になるとは思いますけれども、平均して学生が来るとは限らない。勤労者が多け...全文を見る
○栗田委員 一九七九年四月号の「立法と調査」の中に「放送大学の創設」という論文が出ております。これを見ますと、日本でいま計画している放送大学は、いまお話のあったような計画に沿っていきますと、完成時に四十五万三千人の学生に対して教員数が三千三百六十三人、一教員当たりの学生数百三十五...全文を見る
○栗田委員 それでは、いま立てていらっしゃる計画でも、イギリス十一人対日本の放送大学は百三十五人という状態はよくないと思いますが、この辺は手直しをしていらっしゃるおつもりなんですか。
○栗田委員 いまの数字といいますのは、みなそちらで出していらっしゃる計画に沿って計算されているようでございます。学生の数が完成時四十五万三千人、これはよろしいですね、計画は。そして、さっきの所長を含めて五人その他という職員の数を合計したものが、全国で三千三百六十三人という計算にな...全文を見る
○栗田委員 それでは、次に移りますけれども、テレビ朝日が実験放送をして、そのアンケートがまとまっていると思います。さっき、今度の放送大学を受講する学生は熱心な、勉強する意欲に燃えた人たちであるから、それに十分こたえていきたいとおっしゃっておりましたけれども、このテレビ朝日のアンケ...全文を見る
○栗田委員 テレビ朝日の実験的にやったものでは、それだけでなくて、条件をつけているのじゃありませんか。こちらから申し上げましょうか、ニページにありますね。
○栗田委員 ですから、これはある程度視聴し続けられるし、やる気もある、そして学習指導も放送期間中二回受けられる条件であるということで応募している人たちであって、そういう意味では本人たちも張り切っているでしょうし、かなり自分たちの条件についても考えて応募している人たちだと思います。...全文を見る
○栗田委員 これは二回受講できるということを前提に置いて募集をし、受けているわけですね。ところが実際には、これは二回しないと本当は卒業できないわけですが、二回できた人は三〇%しかいなかった。かなり条件をしぼって応募させているのだけれども、結果としてこうなっているわけですね。私は、...全文を見る
○栗田委員 困難だということはお認めになっていらっしゃるようですけれども、これは実験放送で面接は日曜日だけだったということですが、では今度の放送大学の計画でどうかといいますと、平日午後一時から二十一時二十分までとなっておりますけれども、勤労者の場合、職場が終わるのがまあ五時ごろと...全文を見る
○栗田委員 実習は一時半、スクーリングが二時間半ですか。
○栗田委員 そうしますと、実習ですと週一回一時間半、それから一こま二時間というスクーリングなどがあるわけですから、終わりが二十一時二十分だとしても七時には着いてなければなりませんね。七時には着いてないと、これは受けられないのです。  それで、県下に一つしかないところに、働いてい...全文を見る
○栗田委員 お話になったことありますか。
○栗田委員 それでは、そのお話の中身をちょっと、どこまで進展しているかを伺わせてください。文部省と労働省から伺いたいと思います。まず文部省から伺います。
○栗田委員 では、つまびらかにしていらっしゃる方にちょっと文部省からお答えいただきたい。私は、これは伺うということで通告してありますので、お答えいただきたいと思います。
○栗田委員 調査をしていらっしゃるということなんですけれども、さっき放送大学の問題に沿ってもお話になったと文部省はおっしゃって、労働省は一般的だというふうにおっしゃって、そこのお答えが食い違っているのですけれども、どうなんですか。
○栗田委員 それは大変残念な話ですね。  それで、労働省にもうちょっと伺いますけれども、いま調査していらっしゃるということですけれども、これは制度をいずれつくっていくという方向で調査していらっしゃるのですか、それから、その調査の内容の進展ぐあいはどのくらいですか。
○栗田委員 いま伺ったのですが、強力な指導とおっしゃいますけれども、これは単にその事業主が配慮をするということでなくて、国の有給教育休暇制度としてつくる、だから、単に事業主の配慮でどうこうするということでなくて、そういう方向でということで、かねがね要望が出ていて、前に藤波労働大臣...全文を見る
○栗田委員 どうも余り釈然といたしませんが、五十八年開校のつもりで文部省はいらっしゃるわけですが、さっきから最善の努力をするとおっしゃるのですが、一体、その辺がどうなのだろうか。こうして私などが書かれている計画を細かくずっと見ていくだけでも、いろいろな問題が出てくるわけでして、本...全文を見る
○栗田委員 そうしますと、大学を卒業するのに百二十四単位。一科目が三単位のものと二単位のものとございますけれども、これをいろいろまぜ合わせて取るわけですけれども、大体この視聴可能な二科目をきちっと毎週取っていきまして、卒業までに何年間かかりますか。
○栗田委員 私の質問にお答えになっていらっしゃらないのですが、この実験放送で視聴可能な科目は一週間に二科目と答えた人が一番多いわけですね。そうしますと、その一科目三単位のものと、それから実習——四単位とさっきおっしゃいましたね、三単位と二単位ではありませんか。視聴科目が三単位、実...全文を見る
○栗田委員 一学期に十単位ぐらい取らなければならない、毎日毎日テレビをきちっと見なければならない、それから、実習と演習とスクーリングもやらなければならないということで、これは大変だと言っているわけです。それは四年で卒業できればめでたしめでたしということになりますけれども、この実験...全文を見る
○栗田委員 そうしますと、入学を認めるかどうかということについての結論さえ出ていないということですね。認めるかどうかということは大学が決定するとしましても、入学をさせていくという方向でもし考えていくならば、それにふさわしい施設とか器材とかそういうものが必要になってくるわけであって...全文を見る
○栗田委員 来年は国際障害者年ですし、学問の自由、大学の自治ということは、教育内容についてはありますけれども、障害者を受け入れるかどうかというようなことは、受け入れられればなお結構ですから、そういう点では文部省としても十分お考えになっていいし、努力をなさらなければいけないと思うの...全文を見る
○栗田委員 残念ながら女性は社会的にまだ平等な状態に完全になってませんから、特例はあるかもしれませんけれども、奥さんが放送大学を受講するからといって、だんなさんが子守をしてあげましょうと言うとは限らない、そういう実態はたくさんございます。育児や家事などの負担を背負って日曜日には出...全文を見る
○栗田委員 そうしますと、この学習センターその他放送大学が設立されたときの職員も、当然、その割合に沿って障害者の雇用なども考えていかれますね。
○栗田委員 そういう点では労働省の十分な監督も必要ですから、文部省としても、今度の大学設立がもしされるのであれば、そこにそういう採用を義務づけていくということもぜひ努力をしていただきたいと思います。  私は、本当はあと教官の確保の問題という重要な問題、教官の身分の問題など、それ...全文を見る
10月30日第93回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第3号
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○栗田委員 私は、八月十六日に起こりました静岡駅前ガス爆発事故について、質問させていただきます。  この問題は、事故が起こってからすでに二カ月たっておりまして、二度とこのような災害を起こさないためにという立場で、いままでも商工委員会、地方行政委員会などで私は質問をしてまいりまし...全文を見る
○栗田委員 すでに協議をしていらっしゃるような経過はございますか。
○栗田委員 この問題につきましてもまた時間をいただいて詳しく伺わせていただきたいと思いますが、きょうは時間の関係で次の問題に移ります。  通産省に伺いますけれども、通産省は、静岡瓦斯の事故がありましてから後、立入調査をして「立入検査結果について」というのを発表しておられます。こ...全文を見る
○栗田委員 当時この報告が出されたときに、一斉に新聞などがそのことを報道したのですが、「ガス事業法上では違反ない。静岡瓦斯の立ち入り検査結果」といった例に見られますように、全部について違反がないという結論が出されたかのような報道が一斉にされておりました。けれども、いまのお答えどお...全文を見る
○栗田委員 わかりました。その点では、通産省は当日の処理までも違反がなかったと言っているかのような印象が広がっていますので、改めて伺ったわけでございます。  それでは次に、ガス会社への通報処理をめぐって、私、前々回また前回の地行委員会などでも取り上げてきましたその続きを、きょう...全文を見る
○栗田委員 この無線車へすでに指示していたということ自体がちょっとおかしいのですね。これはガス会社が言う時間と通報者の言っている時間との間にずれがありまして、これはこの前地行委員会でも私、問題にしたと思いますけれども、通報者は九時三十二分ごろに通報しています。そのときにはまだ無線...全文を見る
○栗田委員 ガス会社を弁護する立場でだけ物を見ないで、今後災害が起こらないように厳しく見ていただきたいと思うのですけれども、では、同一内容だということはどうして断言できますか。  もし爆発という通報だったらばこれは同一内容ではないはずで、この「アデランス」の支店長は「ガス爆発が...全文を見る
○栗田委員 ちょっと前の方に座って、私の言うことを聞いてください。私のいまの質問に答えていらっしゃらないのですよ。爆発という通報だったならば、同一内容ではないけれども、その場合にも記録をしなくてもよいのかと伺ったのです。ガス漏れと爆発と大変違いますものね。その点で伺っています。
○栗田委員 どちらが適当かなんというものじゃないんじゃありませんか。これはガス会社自身が当時コメントを出しておりますが、消防がガス漏れだと言ったので一人しか係員を送らなかったけれども、もし爆発と聞いていたら、自分たちは数台、数十人を送ったであろうなんて言っているんですね。それでわ...全文を見る
○栗田委員 これはガス会社に、ガス漏れという通報であって爆発という通報でなかったということを証明してもらいたいのです。なぜかというと、記録はありませんね。しかも、ガス会社は大変うそをついています。ガス会社の言っていることは信憑性に欠けております。それはなぜかと言えば、ちょっと時間...全文を見る
○栗田委員 続いて一一〇番にやはり住民から通報があったはずですが、一一〇番への通報はどういう中身のものだったでしょうか。
○栗田委員 いまお聞きのように、一一九番、一一〇番、どちらも住民は「爆発」ということを言っております。目の前でシャッターが吹き飛んだりしていれば、当然だれもショックを受けて爆発という事実を口にするのは常識です。「アデランス」支店長は、この「菊正」の店員と「柴田薬局」の奥さんが電話...全文を見る
○栗田委員 このほかに、紅林清一さんというゴールデン街の第一ビル管理人も電話しています。この人が九時四十分にしているんですね。この人は、消防が来てしまってから、ゴウゴウといってガスが漏れているようなので、「ガスが漏れているようです。早く元栓をとめてください」と言って、ガス会社にし...全文を見る
○栗田委員 後のいろいろな指導とか体制ということばかりでなく、事故そのものに対して、ガス会社が言を左右にして、不誠実な態度であるという、そこのところをやはりきちんとさせていただきませんと、さっきの調査報告にもありますように、いろいろ形の上のものは基準を遵守しているように見えても、...全文を見る
○栗田委員 採取されたメタンは何%ぐらいでしたか。
○栗田委員 メタンが多少出たのかと思ったら、ヘドロを採取なさっただけなんですね。そうしますと、爆発するかどうか、爆発できるような状態にあるかどうかも、まだ全然結論は出ていないというふうに理解してよろしいですか。そうですね。
○栗田委員 私、時間があればいろいろ伺いたいのに残念ですが、このメタンについて、何人かの学者たちが現地に入って、床下からメタンが発生するだろうかということ、そしてたとえ多少発生しても爆発する状態にあるだろうかということを調査しております。  その調査の結果を見ますと、たとえば科...全文を見る
○栗田委員 そういうふうにおっしゃられますと、ますます伺わなければならなくなってくるのですが、それでは下限は何%だと考えていらっしゃいますか。
○栗田委員 それでしたら、それだけのメタンが検出されていますか。新聞報道では〇・〇四から一%しか検出されなかったということですが。
○栗田委員 そうなってまいりますと、私、時間を急いでさっきはざっと申し上げましたけれども、それならば現場の状況を一つ一つおっしゃってみてくださいませんか。空気の流通、水が流れている、温度、におい、それについてどうでしたか。
○栗田委員 詳細は言えないけれども、メタン説が有力である、有力であるとしきりにおっしゃっていますが、これはただ捜査の過程の問題だでは済まないのです。実際、被災住民たちの切実な訴えを私は聞いていますけれども、あそこの地下街は、事故の起こらなかった地下街さえも、最近は売れ行きががたっ...全文を見る
○栗田委員 ヘドロをとってきて試験管で出せば、メタンは多少出るかもしれませんよ。問題は一体、そこに爆発するほどメタンが出る条件があるかということで論じているわけです。ですから、いまのお答えでは私は全く納得できないのですけれどもね。それで、調査団は、現場へ行ってヘドロも培養していま...全文を見る
○栗田委員 政務次官、それでは、これは災害という立場に立って調査された詳細な報告ですので、ぜひ国土庁としてもお取り寄せになって御研究いただきたいと思いますが、いかがですか。
○栗田委員 警察庁に最後に伺いますが、広い目でさまざまな可能性に立って、床下だけに固執せずに、床上からの爆発ということもある、天井裏の爆発ということもあるという立場に立って検討していただきたいと思いますけれども、その辺についてどうお考えになりますか。
○栗田委員 それでは終わります。大変時間を超過いたしまして申しわけありませんでした。ありがとうございました。
11月12日第93回国会 衆議院 文教委員会 第8号
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○栗田委員 私は、日本共産党を代表して、放送大学学園法案に対する反対討論を行います。  わが党は、従来より放送という大量伝達手段を活用し、民主的な大学教育を広く国民に普及すること、同時に、この大学教育が放送という一方通行的手段によって広範な国民に強い影響力を発揮し得ることから、...全文を見る
11月21日第93回国会 衆議院 文教委員会 第10号
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○栗田委員 私学共済の問題について、いままで先輩委員の方々がいろいろ質問されましたので、私は、重複する問題は省いて伺いたいと思います。  附帯決議が幾度も出されておりまして、その中身などについても、繰り返し皆さんから質問が出ておりましたが、附帯決議でいままでよく載せられていたも...全文を見る
○栗田委員 いままでの提案された中身が非常にむずかしい、では、検討の結果では、たとえばいままで大学、短大などでやっているように、学校ごとに強めていくという方向での国庫補助をふやしていくとかそういう方向への転換ということもあるわけでございますね。
○栗田委員 それでは、次の問題に移りますけれども、私学共済法の審議のたびに、運営審議会のメンバーの構成の問題も幾度か出されてまいりました。そしてこの運営審議会のメンバーといいますのは、学識経験者、理事者側、組合代表の三者構成になっていて、いま二十一名でやっていらっしゃるということ...全文を見る
○栗田委員 PRの広報紙なども、全組合員に渡る数はなくて主に学校の事務室どまりだという話も聞いております。そういう意味でもなお徹底できないいろいろな要因があるのではないかと思うのです。  もう一つは、公立共済には日教組の代表が入っていますけれども、私学共済の方には入っていません...全文を見る
○栗田委員 この運営審議会の委員のメンバーは来年二月に改選されると思いますけれども、いまのようなお答えをいただきましたから、二月に間に合うようにそういう話し合いなども進めていただいて、組合員のポストの中に日教組関係が入るような方向での御努力をいただきたいのですが、いかがでございま...全文を見る
○栗田委員 大臣に伺いますけれども、この運営審議会の委員の任命は文部大臣がなさるわけでございます。いま幾つか申し上げたように、組合員の本当の声が私学共済関係の審議会の中で十分反映しないということになれば、やはり問題でして、本当に徹底してみんなの声が上がり、ほかの共済と比べて給付が...全文を見る
○栗田委員 次に、不当労働行為などで私学を解雇された教職員の私学共済資格の問題がございます。これは以前に比べますといろいろと改善をされてきて、身分保全などの処置がされた場合には資格も継続しているようになっているわけですけれども、しかし、まだまだ問題がございます。  たとえば、身...全文を見る
○栗田委員 二十五件とおっしゃるのはずいぶん少ないと思います。不当解雇とおっしゃる範囲が狭いのかもしれませんね。不当労働行為で解雇された場合、私の調べたのでは四十四件あるのですが、それで結果はどうだったでしょうか。
○栗田委員 ちょっとそちらの数字とこちらの数字が違うようなんですが、私の持っている資料の四十四件を見ますと、勝訴をした者と和解をして復帰した者ばかりなんですね。だから、いまお話がありましたように、取り消しというのは二十五件の中では六件ということですが、ちょっと幅を広げて、解雇に反...全文を見る
○栗田委員 身分保全の処置がされた場合でも解雇はされているわけですね。  そういうことともう一つは、退職した場合でも掛金を二倍払った場合には共済組合員の身分をつなぐことができるという制度もあるのじゃありませんか。いかがですか。
○栗田委員 そうしますと、必ずしも無理な主張ではないのではないかと思います。それは身分保全という処置がされたとき、継続することを思うならば、係争中であっても一いま私が言っていますのは、身分保全が直ちにされれば、これは問題ないのですけれども、実際三年かかっているというこの間の問題で...全文を見る
○栗田委員 確かに全般の問題でございます、ですから、その点はそうなんですが、その中の私学共済として念頭に置いて一つの検討課題にしていただきたいということです。  それでは、次の問題に移ります。  私学共済が充実した内容を持っていくためにも、私学自身の経営が充実しなければならな...全文を見る
○栗田委員 文部省にぜひがんばっていただきたいと思うわけです。大蔵省は私学助成見直しの理由として、これは読売新聞などが報道していた中身ですが、私学の経営状態は赤字から黒字に転換しているのだとか、その結果、補助金を受けながら国公立以上の給与を払う学校が多くなっているとか、大学、高校...全文を見る
○栗田委員 それでは、少し具体的に伺いますけれども、私学助成の結果、私学が赤字から黒字に転換していると大蔵省は言っていますけれども、その点は実際にはどうなのでしょうか。
○栗田委員 大蔵省主計局がつくりました財政審議会に提出された資料を見ますと、経常収支の状況だけが書かれていまして、いまお話のあった消費収支についてはないわけです。経常収支を見ますと確かに黒字ですが、いまのお話ですと、本当の経営の状態を見るのは消費収支を見なければいけないと思います...全文を見る
○栗田委員 次に、経常費総額の助成が二分の一に近くなっているといったようなことも実は大蔵省が言っておりますけれども、文部省は、その点どうお考えになっていらっしゃいますか。
○栗田委員 補助対象から外されているものもかなりあるようですが、どんなものが外されておりますか。
○栗田委員 かなり重要なものも外されているわけで、実際には経常費総額からいえば、まだ三〇%程度というお話です。そうしますと、この点でも私学助成の見直しという段階にはまだまだ来ていないし、私学振興助成法の趣旨から言っても、もっともっとがんばっていただかなければならないということだと...全文を見る
○栗田委員 私学助成の一つの目的として、父母負担を軽減して教育の機会均等を図っていくということが言われているわけでございます。いままで授業料に対する直接補助を行えという声はずいぶんありますが、実際にそれがやられておりません。  ところで、伺いますけれども、一九七八年の概算要求で...全文を見る
○栗田委員 財政事情から片方にしぼったというふうに伺ってよろしいわけですね。
○栗田委員 その他の要因というのはどういうことですか。
○栗田委員 七八年の概算要求のときにも、直接補助というよりは直接的補助ということでおやりになったのじゃないかと思うのです。学校が生徒に対して授業料を免除した場合にその分を学校に補助する、学校という機関に補助する、そういうお考えで概算要求をなさったように伺っておりますので、補助金の...全文を見る
○栗田委員 しかし、一度概算要求をなさったということは、そういうことの必要もお考えになり、それから当時請願も採択されておりますし、そういうことでなさったのだと思いますけれども、そうですね。
○栗田委員 実際の問題として七〇年から経常費助成が始まりましたけれども、経常費助成が始まることによって私学の経営状態はだんだんよくはなっておりますが、父母負担は余り軽減されておりませんね。実態はどうでしょうか。
○栗田委員 上げ幅が鈍化しているというふうにおっしゃったのですけれども、一九七〇年ごろから比べますと、七四年あたりから大変な勢いで上がっているというふうに私は見ているのです、いま比較なさったのは、ごく短いここ一、二年を比較なさっていますけれども。一九七〇年には、大学の初年度の入学...全文を見る
○栗田委員 とにかく値上げはなるべくアップ率を鈍化させていかなければならない。それにしても、この十年間で三倍というのは、父母にとって大変な負担ですし、経済的な理由で修学できない、進学もできないという人たちもふえてくるわけです。  先ほどお話がありましたように、父母負担軽減の方向...全文を見る
○栗田委員 時間がなくなってまいりましたので、また奨学金の問題なども今後含めて伺わせていただきたいと思いますが、外国、アメリカやヨーロッパ諸国では、貸与どころか給与という例も非常に多いわけで、日本が貸与の上にサラ金並みの利息つきなどということになれば大変ですし、いまお話がございま...全文を見る
○栗田委員 それでは、これで終わります。