栗田翠

くりたみどり



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栗田翠の1981年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月20日第94回国会 衆議院 予算委員会 第13号
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○栗田委員 私は、きょうは初めに、最近大きな論議を呼んでおります教科書をめぐって質問をさせていただきたいと思います。  この教科書についての批判は各方面からなされておりますが、共産党も、教科書というのは子供たちの学力を決める非常に重要な要素となっている問題でもあり、教育の成否に...全文を見る
○栗田委員 私は、いま大臣の御感想を伺っているのでして、これは自民党が言っていらっしゃることですから、こういう中身について大臣がどういうふうにお考えになっているか。(発言する者あり)いま自民党の講師が言っていらっしゃるというやじが飛びましたけれども、自民党調査局と銘打ってこれを発...全文を見る
○栗田委員 文部大臣は一党一派に偏するようにはしない、つまり間接的なお答えですけれども、このような政治的イデオロギーをそのまま入れるようなやり方は支持しないというお答えだと承ります。  それから次にもう一つ、大臣にぜひ見ていただきたいものがございます。委員長、これ、ちょっとよろ...全文を見る
○栗田委員 これは「ことりのくるひ」という大変きれいな絵本でございますが、大臣、ちょっとごらんください。その絵本の作者はいわさきちひろでございます。そして、この「ことりのくるひ」という絵本はボローニャの国際絵本展で国際グランプリを受けた作品でございます。このいわさきちひろという画...全文を見る
○栗田委員 私もその絵が大変好きでございます。ほのぼのとした情感が漂っていまして、子供たちがその絵を見たら本当に美しいと思い、情操が養われるだろうと私は思います。  その絵につきましても、この自民党の出しました資料「憂うべき教科書の問題」の中ではこう言っているのです。「共産党の...全文を見る
○栗田委員 そのお答えを聞きましてぜひそういう立場でやっていただきたいと思います。  それでは、次の問題に移りますが、五十六年度使用、つまりことしの四月から使用されます中学校の教科書の記述が、もう教科書が検定合格をしまして見本本になって、そして各教育委員会その他におろされてどれ...全文を見る
○栗田委員 私は誤記、誤植、脱字だとかそういうものについていま伺ったわけではございません。原発と商社の内容変更はどこがどうされているのかというふうに伺ったわけでして、全体は一万カ所あるかもしれませんが、原発と商社がまさかそんなたくさん変わっているわけではないと思います。その点を伺...全文を見る
○栗田委員 私は中身がどう変わったかということを伺っているのでして、まだ伺わないところまでお返事がありましたけれども、もちろん正誤訂正というものが四つの要件にはまるどれかの訂正であるということは知っております。「誤記、誤植、脱字又は誤った事実の記載」があった場合、それから「客観的...全文を見る
○栗田委員 それでは、なぜおっしゃれないかということですね。なぜ私たちが問題にしているかというと、その中身の判断がどうなのかということ、判断にかかわる部分の変更があるからです。私どもの方で調査をしたものがありまして、いま資料でお配りしてありますので、これは後に触れますから、どうぞ...全文を見る
○栗田委員 担当局長は御存じでいらっしゃいますね。当然御存じでしょうね。
○栗田委員 検定課長は御存じですね。昨日見ていらっしゃいますね。
○栗田委員 うそ言っちゃ困ります。これ、きのうお目にかけているはずです。ごらんになって真っ青になっていらっしゃったという話も私聞いています。こういう大事なものを見ていないなどとおっしゃって、報告すらしていらっしゃらないのですか。重要な中身がここにあるのです。見ていらっしゃるはずで...全文を見る
○栗田委員 そういうふうにおっしゃるんなら、それでもよろしい。見ていらっしゃるはずですが、余りに内容が重大なために、見ているとおっしゃれないわけですね。  これの「あとがき」にこういうことが書いてあります。「五十六年度の新しい教科書は、一般には入手できないので、」これは見本本の...全文を見る
○栗田委員 局長、そういうことをおっしゃっていますが、文部省自身この見本本の扱いについてという通知を出していらっしゃいますね。局長、御存じないのですか。これは「教科書見本については、下表の送付先に限り、下表のとおり送付し得ることとなっており、学校又は教員等に対する献本は厳に禁止さ...全文を見る
○栗田委員 冗談じゃありません。局長がそんなことをおっしゃるのだったら、私たちが要求したら本は出てくるはずじゃありませんか。いままで貸してくれと言っても文部省はお出しにならない。しかも、この「あとがき」ですが、これは国立大学の筑波大学学長が監修していらっしゃる水なのですよ。「文部...全文を見る
○栗田委員 これは大変ですね。「教員等に対する献本は厳に禁止されていること。」それがよいと言うのですか。こんな新解釈は初めて伺いました。文部省自身がいままでだめだだめだとおっしゃりながら、局長、そういうことをおっしゃるのですか。これは大変なことです。しかもこの本「疑問だらけの中学...全文を見る
○栗田委員 これは絶対に事実を調査していただかなければならない。ございませんとおっしゃるけれども、国立大学の学長が堂々と書いている、監修している本の「あとがき」に書かれていることなのです。そういいかげんなことを言っていただいては困ります。
○栗田委員 それでは続きまして、文部省がこうして監視までしまして発言を気にしたこの会見、その中で言われていた原発と商社の書きかえの中身にわたって、またその経過について伺いたいと思います。  いろいろな報道によりますと、原子力発電所の安全性の問題で危険を指摘する内容のトーンをダウ...全文を見る
○栗田委員 その参考意見なるものはどういう形で、またどういう内容でおっしゃったのですか。科技庁、伺います。ちょっと出てください。参考意見はどういう形で、どういう内容でおっしゃいましたか。
○栗田委員 続いて伺いますが、それはどの点を指摘なさったわけですか。
○栗田委員 見本本をごらんになって、中を見て、この点とこの点は問題だというふうにおっしゃったわけですね、科学技術庁。
○栗田委員 それを受けて文部省が会社に参考意見をおっしゃったと言いますけれども、文部省、どういう形で参考意見をおっしゃったのですか、また中身についても伺います。
○栗田委員 口頭とおっしゃいますと、会社を呼んでいろいろおっしゃったわけですね。
○栗田委員 その編集担当者に会ったのはどなたですか。文部省のどなたです。
○栗田委員 これは大変ですね。教科書の中身を変えるということ、これは検定ですと審議会にかけて、そしてそれを受けて調査官という正規の資格を持った人が著者に対していろいろ言って変えていくというのが検定の過程ですね。それをそういうちゃんとした会にかける段階はすでに終わって、合格している...全文を見る
○栗田委員 これは大変なことですね。合格済みの教科書を変える、それをだれがが伝える。しかも、いつでも改善を図るなんておっしゃいますけれども、正誤訂正手続というのは、きちんとこの要件この要件にかなっているもの以外やってはならない、変更してはならないという四つの項目があるわけですね。...全文を見る
○栗田委員 大臣、大臣はどうお考えになりますか。大臣が最高責任者である検定、それに合格したものを文部省のどこかの一職員が、ああ変えろ、こう変えると意見を言う。どうなんですか。とんでもないじゃありませんか。いかがですか。大臣のお考えを伺います。
○栗田委員 私は、この関係、経緯について調査を要求いたします。委員長、どうぞお取り計らいください、重大な問題ですから。
○栗田委員 それでは、この問題でもう少し進みますけれども、私が聞いたところでは、参考意見の伝え方というのも、ただ伝えただけではない。いままでこういう正誤訂正で文部省が参考意見を伝えたということはないと思います。それをことしはやって、この点はこう直せと、そこまで文部省が言っていると...全文を見る
○栗田委員 大臣、重大だとおっしゃいましたが、教育の中立性ということを十分に把握なさって進めていただきたいと思います迫  私もっといろいろ伺いたいのですが、時間がなくなってまいりました。  それで次へ進みますが、二月四日の予算委員会で、大臣はやはり教科書問題で答弁していらっし...全文を見る
○栗田委員 大臣の御意見。そう訂正してもよろしいですね。——大臣、大臣お願いします。
○栗田委員 つまり、いろいろおっしゃって、「さらにまた、教育委員会等に対しまする検定の問題等々もございまして、」とおっしゃっているのですね。しかし、検定をなさるのは文部省ですから、教育委員会が検定をするわけではありませんので、これは文部省などが行います検定の問題と訂正すべきでしょ...全文を見る
○栗田委員 私、時間がないので気になっているのですけれどもね、  結局、検定というのは文部省がなさるわけですね。ところが大臣はこの議事録で「教育委員会等に対しまする検定」というふうにおっしゃっているのですけれども、文部省が行う検定というのを「教育委員会等に対しまする」と言い違え...全文を見る
○栗田委員 もうよろしいです。委員長、いいです。もうだめなんです。
○栗田委員 つまり、これは訂正してください。  それで、私がなぜこれを問題にするかと言いますと、その後「あえて教科書の無償給付という今回の問題も、それあるがために特に強調いたした次第でございます。」とおっしゃっている。無償給付というのはそれがあるから強調したとおっしゃっているわ...全文を見る
○栗田委員 いまのお答えですが、私これをずっといままでの質問の流れの中でのお答えとして読みますと、偏向教科書だということを委員が指摘していらっしゃるわけです。それに対して、偏向教科書という問題について、それがあるために特に無償を強調した。つまり無償をてこにして教科書の中身を直して...全文を見る
○栗田委員 それでは伺いますが、大臣、いまの教科書、このときに問題になった教科書は偏向教科書だと思っていらっしゃるわけですか。
○栗田委員 文部省はどう考えていらっしゃいますか。いまの問題になった教科書についてはどう考えていらっしゃいますか。偏向していますか、偏向していませんか。
○栗田委員 そうしますと、文部省は検定なさったいまの教科書は中正の立場に立っているということですね、責任を持って検定なさったから。そうですね。
○栗田委員 それでは次の問題に移ります。  私、高等学校の教科書の記述変更の問題に実は触れたいと思いましたが、残念ながら時間がなくなってまいりました。これはたとえば教科書レポートその他などにも書かれておりますし、私自身が調査をしましても、五十七年度採択の高等学校の教科書の中で、...全文を見る
○栗田委員 検定の責任者は文部大臣なんですからね。検定中だからと答えていただくということじゃなくて、その精神を伺ったわけでございます。  それでは次に進みまして、今度は男女差別に関する問題でございますけれども、実は昨年は国連婦人の十年折り返し点としていろいろな取り組みがされまし...全文を見る
○栗田委員 つまり、憲法十四条、民法九十条などに沿っての判決が出されているわけでございます。公務員は定年が確かにございません。ところが、女子教員、学校の教員は定年がありませんから、退職勧奨という形で、そろそろおやめになったらどうですかと言って退職をさせるということが通例になってお...全文を見る
○栗田委員 それでは、この国内行動計画後半期の最終年は一九八五年と国際的に決まっておりますけれども、つまり、一九八五年に向けて国内諸法規その他条件の整備を完了なさる方向で最大限の努力をなさるということですね。
○栗田委員 これは、たとえば男女雇用平等法とかその他のさまざまな法規の整備、そしていろいろな条件の整備がありますが、八五年に向けてそれを完了なさる御決意だということを伺いまして、ぜひその方向でがんばっていただきたいと思います。  それでは、時間を少し残しまして、さっき保留にさせ...全文を見る
02月24日第94回国会 衆議院 予算委員会 第16号
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○栗田委員 私、先日に引き続きまして、教科書問題で残りの質問をさせていただきます。  まず初めに、文部省が調査を約束しておられます事実についての結果をお答えいただきたいのです。  一つは、「疑問だらけの中学教科書」の「あとがき」に書かれていた、文部省が見本本を特定グループに渡...全文を見る
○栗田委員 まず第一点についてですが、調査の結果文部省が見本本を渡した事実はないというお答えについては、私はまだ信じられません。それはなぜかといいますと、国立大学の講師ともあろう方が、またその学長が監修している本の「あとがき」にはっきりと書いていらっしゃるということ。それならば、...全文を見る
○栗田委員 時間がありませんので簡潔な御答弁をお願いしたいのですが、昨年暮れに、これは民社党の和田耕作氏が同じ問題で文教委員会で質問をしておられます。当時の初中局長である諸澤氏がこれに対してはっきりと答えていらっしゃいますが、「教科書の性格として、一つの意見だけを載せるわけにはい...全文を見る
○栗田委員 奥野法務大臣に伺いますが、先日の予算委員会で法務大臣はこの問題にも触れられまして、自衛隊などの問題については義務教育の教科書では両論併記をしてわざわざ書く必要はないという御発言があったように聞いております。  ただ私伺いたいのは、自衛隊問題について学説が分かれている...全文を見る
○栗田委員 これはまたまた大変な御発言でございますが、いま憲法学者の間では自衛隊違憲論が八割です。専門の学者は八割違憲だと言っておられます。また、下級審におきましては、裁判所では違憲判決も出ておりますし、一方で、はっきりした合憲判決は出ておりませんけれども統治行為論などは出ており...全文を見る
02月27日第94回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第1号
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○栗田分科員 私は、いま問題になっております静岡県浜岡につくられる原子力発電所三号炉の問題、また東海大地震を予想して新しい基準で再審査されたと言われております一、二号炉の問題について伺いたいと思います。  まず最初に、科学技術庁の長官に伺いますけれども、昭和三十九年に原子力委員...全文を見る
○栗田分科員 この浜岡の原子力発電所がつくられるところというのは、いまおっしゃられた一の条件、大きな事故の誘因となるような事象が過去においてなかったかどうか。これは安政の大地震、それから昭和十九年の東南海地震、またそれ以前周期的に大地震が起こっている震源域にあったという過去の条件...全文を見る
○栗田分科員 耐震設計さえ十分やってあればいいとおっしゃいますが、原子力委員会の指針には、立地でまずこういう点が大事であると、耐震設計が十分ならばよろしいとはどこにも書いてありません。まず安全な立地条件、その上に十分な耐震設計。こう考えるべきだと私は思います。  それから、あら...全文を見る
○栗田分科員 そうしますと、さっきのS2は非常に強いわけですが、S1ぐらいの地震動がもしあった場合、ランクで言いますとBクラスとかCクラスとかの部分は壊れる場合がありますね。壊れる可能性がありますね。
○栗田分科員 それでは重ねて伺いますが、少なくともBとCについては四百五十ガルを入力して検査はしていないということですね。
○栗田分科員 そうしますと、壊れる可能性はあるということです。  それで、三号炉の補正申請書を見ますと、たとえばBクラスに入っているものでも「放射性廃棄物以外の放射性物質に関連した施設で、その破損により公衆及び従業員に過大な放射線被曝を与える可能性のある施設」というところがBク...全文を見る
○栗田分科員 私もきのう課長さんから伺いましたけれども、岩盤に直接固定してないもの、中には岩盤にパイルを打って上の方で固定しているというものもあるようですけれども、直接固定してないものは、たとえば一、二号炉取水槽から原子炉建屋までのパイプ、それから建屋から放水口まで、これは一号機...全文を見る
○栗田分科員 しかし、取水槽そのものが中部電力のこの図によりますと、砂の上にあります。
○栗田分科員 住民を安心させるためのパンフレットにせっかく岩着しているものがしてないように書いてある、これはちょっと信じられないようなことなんですけれども、私それなら、安心させていただくためにぜひその取水槽の詳細設計を出していただきたいと思いますが、いかがですか。
○栗田分科員 出しますか。
○栗田分科員 スリーマイルの事故を見ましても、第二次給水系と言われている、アメリカの原子力発電所の関係ではこれは事故が起きても大して大きな事故にはつながらないと言われていたところの事故が発端になってあれだけの大事故を起こしたと言われております。ですから、いまこういうふうに部分では...全文を見る
○栗田分科員 端的にお答えいただきたいのですが、地質の調査はしていらっしゃるとしても、液状化するかどうかという立場で審査はしていらっしゃらないようですね。
○栗田分科員 それならば、なぜ静岡県がつくった地図に液状化地帯と書かれているのでしょうか。この原発の敷地のすぐ横は新野川という川も流れております。
○栗田分科員 メッシュが大きかったものだからちょうど入っちゃったなんておっしゃいますけれども、この地図を詳細に見ますと、ずいぶん小さい区切り方をしている部分もあるのです。ところが、この浜岡は大きい方のメッシュで全部塗りつぶしてありまして、さっきからお話を伺いますと、あれは中部電力...全文を見る
○栗田分科員 そうしますと、ここに出されています報告書は、S1で検討したもの、それからS2で検討した記録が書かれておりますか。
○栗田分科員 これが私、大変問題だと思います。S1といいますと、最重要部分の旧一、二号炉のS2に当たるものでございます。ガルに直しますと四百五十ガルで検討しているわけですから、最重要部分Aというランクはもともと一号炉、二号炉でも普通の地震動の一・五倍で設計してあります。ですから、...全文を見る
○栗田分科員 はい。  どういう検討をなさったのかよくわかりませんが、検討なさったら載せるべきですね。これは新基準を入れたという以上は新基準で検討したものを載せなければいけないということじゃないですか。
○栗田分科員 時間がなくて残念です。載せるまでもないと判断したというのは、これは大変な問題で……
○栗田分科員 大変な発言でございます。これは、本当に新しい基準で検討したというのならば当然お載せになるべきであって、そうでなかったら、あれは誤報ではなく、マスコミが流した再検討、そしてそのためには補修も必要であることの方が正しいと私は思います。  時間がありませんからもう締めく...全文を見る
○栗田分科員 いま三号炉をこの危険な地域につくるのはやめていただきたいというふうに思います。一言お答えをいただいて私の質問を終わります。
○栗田分科員 どうもありがとうございました。
02月28日第94回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第2号
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○栗田分科員 私は、まず最初に、静岡県清水港におきます指定保税地域の管理の問題について伺いたいと思います。  この指定保税地域における管理の形態というのはどんなふうに決められているのでしょうか。
○栗田分科員 関税法基本通達によりますと、いまお答えがありました国または県などの公共的な管理者と、もしくはその管理のもとに利用者の組織する事業協同組合が運営する場合もあるというふうに書かれておりますが、そうですね。
○栗田分科員 そういたしますと非常に公共性の強い性格を持っているということだと思いますけれども、事業協同組合というものが管理をした場合、組合そのものの持っているゆるがせにできないような性格というのはどういうものでしょうか。たとえば、もう少しわかりやすく質問いたしますけれども、事業...全文を見る
○栗田分科員 いま清水港の管理を任されてやっていますのは清水の上屋利用組合というものでございますが、これはどんな形態になっているか御存じでしょうか。
○栗田分科員 そういう任意団体がいま言いましたような公共性の強い仕事を県から任されて管理をして、しかもそこから収益を多額に上げるということは許されるのでしょうか。
○栗田分科員 私が調査いたしましたら、全国に指定保税地域七十七カ所ありますけれども、その中で法人格を持たないこのような協同組合的なものが運営しているところは、清水以外に一つもない状態でございますね。やはりそれは公共性からいいまして、またこの通達に書かれている内容の性質からいいまし...全文を見る
○栗田分科員 それでは、その実質の方に少し入らせていただきますけれども、関税法の基本通達によりますと、ここで物を倉庫に置いたり野積みをしたり、輸出して関税をかけるために荷を置く場合があります。その料金は「港湾運送事業法による料率の適用除外とし、一般より低くなるよう措置するものとし...全文を見る
○栗田分科員 使用料というのは、県条例で定められて公表されていると思いますけれども、それ以外にいろいろな形でお金を取る、そういうやり方についてはどうお考えになりますか。
○栗田分科員 あくまで公共性が強いので一般より安くするようにということ、それから「搬入後二日間は無料とするものとする。」と書かれておりますから、これは守らなければならないわけですね。
○栗田分科員 私の調査によりますと、県の港湾事務所などは一般倉庫並みに取っているようだと言っておりまして、八割とは言っておりません。それからまた、港湾料率表がございますが、これは県が出しているものですけれども、これも保管料は関係鉄道の定めるコンテナ貨物料金表のコンテナ保管料により...全文を見る
○栗田分科員 また、実際いま例に挙げましたように、静岡県の滝水港管理局が出しているものにも八掛けというふうには書いてないという事実もありますし、よく御調査いただきたいと思います。  しかも、いま私がなぜこれを問題にしているかと言いますと、県の施設を借りて営業をやっているわけです...全文を見る
○栗田分科員 では、次に問題をかえまして、全税関の女子労働者の差別の問題で伺いたいと思います。  問題になっておりますのは、門司税関徳山支署の下松出張所に働いております伴淑子さんの問題でございます。この方はどういう形で採用され、現在に至ったかと申しますと、昭和四十年の四月に大学...全文を見る
○栗田分科員 しかし、採用のときに、事務員として募集されたと考えておるし、また実際に「名目だけです。あなたは事務をやってもらいます」という採用の仕方ですね。事実、十六年間事務職をやってきたわけです。これはいわゆる行(一)に値する職務内容でございますけれども、それにもかかわらずこう...全文を見る
○栗田分科員 そうではないのですね。この方は最初十年間は事務職だけをやっていました。ところが、いつまでたっても行(一)にならない。そして、組合にいろいろお願いしてもはかばかしくいかないというので、五十一年の九月に全税関に加入したそうです。そうしたら、それから以後、事務の仕事を少し...全文を見る
○栗田分科員 それでは、時間がなくなりましたので、最後に局長に伺いますけれども、こういった例でございまして、十六年間もこういう状態になっている方があるわけでございまして、周りの同じケースの人たるの例を見ましても、この方は行(一)にもう変えるべきではないかと思います。
○栗田分科員 特に女性でなかったらいつまでもこんなふうにはされていなかったのじゃないかという意味でも、私は大変気になるのですけれども、局長のお考え、速やかに行(一)に切りかえていただけるような御指導をお願いしたいと思いますが、いかがですか。
○栗田分科員 では、終わります。
03月27日第94回国会 衆議院 文教委員会 第7号
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○栗田委員 初めに私は、鳴門教育大学の問題で質問いたします。  一昨日二十五日に山原議員が、現職教員の大学院入学の問題をめぐりまして、愛知教育大学の例を挙げて文部省の見解をいただくことになっておりましたが、その後どうなりましたか、お答えいただきたいと思います。
○栗田委員 それでは、愛知教育大学の実情については、まだ御調査の途上だということはわかりましたけれども、私たち主張しておりますのは、五十三年の上越・兵庫の問題をめぐっても突っ込んだ論議がされているわけですけれども、派遣される現職教員の数はそれほど多いものではないということ、それか...全文を見る
○栗田委員 こちらで申し上げますが、これを見ますと「派遣大学の長は、別に定める附属学校内地研修員調書二通及び大学院の入学の許可を証明する書類の写一通を添えて大学局長に附属学校内地研修員の候補者を推薦するものとする。」というふうになっていますね。ですから、国立大学の付属小中学校など...全文を見る
○栗田委員 それでは、この問題については、引き続いての同僚議員の御質問もあるということでございますし、この辺にしておきます。  それでは、次の質問ですが、鳴門教育大学は、学部の課程でなぜ初等教育課程だけにしぼられているのですか。
○栗田委員 重要なもので、十分な指導能力が要求されるから、初等教育を学部の課程にしぼったとおっしゃっておりますが、ちょっと伺いますが、そうしますと、総合大学の教育学部では初等教育は十分にできないというお考えですか。
○栗田委員 まだはっきりわかりませんけれども、たとえば具体的な例で伺いますと、徳島大学には教育学部があって、そこでは初等教育の課程もあったわけですが、今度鳴門教育大学ができるについては、徳島大学の教育学部の中で初等教育の課程というのは廃止して、鳴門教育大学の方に任せるという形にな...全文を見る
○栗田委員 鳴門大学は、すでに間もなく発足させるたてまえで文部省はやっていらっしゃるわけです。それで一方で、それとの関連で改組をやむなくされている徳島大学の方は構想を出しているわけです。予算をおつけになっていらっしゃるわけですけれども、その鳴門が現実に発足してしまった場合、徳島大...全文を見る
○栗田委員 大変苦労をなさったのが徳島大学でございますから、いまもお話がありましたように、十分に意向を尊重したやり方で進めていただきたいと思います。  それでは、次に移りますけれども、私、きょうここに兵庫教育大学の学則を持ってまいりました。中を読んでみますと、この兵庫教育大学の...全文を見る
○栗田委員 新構想の大学の中にはかなりございますが、以前はさほどないし、またあっても、実際に学生の自治的な活動の中でそういう制限というのは効力を発揮していないように聞いております。  とにかく静かな環境を保つとおっしゃいますが、学生が集会を持ったりする場合に、勉学の条件を改善す...全文を見る
○栗田委員 いや、それは学長が非常に完璧な方でいらして判断がすべて間違いないというのなら、まだいいかもしれませんけれども、しかし実際には、いろいろな主観の相違もあり、その中で互いに話し合い、また、いろいろ意見の交換をし合っていく中で自治も保たれるということであって、一方的に制限だ...全文を見る
○栗田委員 鹿屋体育大学でも、まだまだ不明な点がずいぶんありまして、こうしてお話を伺っていくと、いろいろ話されるのですけれども、ぜひとも準備室の中間報告を出していただいて検討をさせていただきたいのですが、出していただけますか。
○栗田委員 しかし、なかなか思うように資料をいただいていないという感じでございます。たとえば、いまの独自の工夫の問題でも、公開講座、諸外国との交流なんということをおっしゃっていますが、たとえば、いろいろな組織、機構などの具体的な案というのはございますか。こういう考え方に沿った具体...全文を見る
○栗田委員 それでは今後とも、さっきお話がありましたとおり、逐次積極的に出していただきますようにお願いいたします。  それでは続きまして、次の問題に移ります。  実は、ことしは国際障害者年でございます。この国際障害者年に当たって特にお願いしなければならない点ですけれども、大学...全文を見る
○栗田委員 簡単にこの概要を申しますと、要望のきっかけとなったのは、昭和四十七年五月に三重県の松阪市で、聴覚障害者Iさんが病気になられたのですが、聴覚障害であったために意思が十分に通じないで亡くなられたという事故が起こりました。この方は盲腸炎だったのですが、奥さんも聴覚障害者であ...全文を見る
○栗田委員 三重大学附属病院でも、手話通訳とあわせて、この方がもし採用されれば、重症患者や身障者の案内なども含めた役割りにしたい、こう言っていらっしゃいます。  で、一般的な問題に移りますが、こういうお話を聞きますと、確かに必要性はあるわけでございます。いままで手話通訳者という...全文を見る
○栗田委員 それでは続きまして、先ほども問題になっておりましたオーバードクターの問題で質問いたします。  先ほどオーバードクターの数を千四百五十人というふうにおっしゃっておりましたが、これは国公立だけですか、それとも私大も入っておりますか。
○栗田委員 どういう範囲をしぼって計算していらっしゃるのかわからないのですが、私の方でいただいている、オーバードクター問題の解決を目指す若手研究者団体連絡会が出しているパンフレットによりますと、国立だけで二千五百九人、そして私立はこれの数よりもっと多いだろうということが言われてお...全文を見る
○栗田委員 実際には、就職できないので在学しているという方もあるわけで、そういう方はやはり同じように悩みを抱えていると思います。千四百五十人でも多いのですが、五千人という数になりますと、これは大変な数になるわけで、一九七七年度の博士課程の入学者の一・一倍といいますから、もし五千人...全文を見る
○栗田委員 それで、その対策としていろいろな要望も出されておりますが、一つは、奨学金返還の免除の問題でございます。  いま、奨学金の返還を免除する最大限の期間は五年ですね。ところが、五年たってオーバードクターでなくなる、就職できるとは限らないのですね。そうしますと、五年過ぎても...全文を見る
○栗田委員 オーバードクターの生活実態を余り調べていらっしゃらないと、さっき和田委員の御質問のときに答弁していらっしゃいましたね。ぜひこれは調査なさる必要があると思います。余り御存じないので、そういうお答えが出るのじゃないかと、いま伺っていて思ったのですけれども、まずオーバードク...全文を見る
○栗田委員 時間がないのですけれども、私は、分けて伺っていたんですよ。いま伺っていた第一の問題は、現在五年間返還期限の猶予の期間があるけれども、オーバードクターの場合には非常に困難なので、特別にこの猶予期間を延ばすように新たに考えていただけないかという質問をしたのです。免除の方は...全文を見る
○栗田委員 じゃ終わります。
04月09日第94回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第6号
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○栗田委員 私は、震災対策についてきょうは質問させていただきたいと思います。  まず最初に、五十六年度の予算も決定いたしましたけれども、この予算の中で震災対策関係予算というのは幾らになるのでしょうか。
○栗田委員 私が伺う内容をあらかじめ御存じで御答弁があったような感じがいたしますが、五十六年度予算、いまの震災対策関係予算として見ましても、前年度に比べて二十九億減っておりまして、これからいよいよ震災対策を強めなければならないときに、この予算が減っているということ自体ゆゆしいこと...全文を見る
○栗田委員 最初に幾つか問題点を挙げさせていただきまして、震災対策予算というものをもっと整理してわかりやすく、しかも実際に役立つように考え直していただきたいという提案をしたいと思います。いまの街路事業の中で一つの例としてモノレールを挙げましたけれども、連続立体交差なんというのも全...全文を見る
○栗田委員 そうしますと、いまの街路事業の考え方でいきますと、消防設備も全部日本じゅうのものを入れていいわけなのですね。ところが、この場合には入っていない、つまり決め方がアンバランスだということであって、ある種のものは全部ひっくるめて入れてしまって膨大な予算が計上されている、ある...全文を見る
○栗田委員 厚生省、建設省などだとおっしゃっていますが、災害救助等の経費で、たとえば弔慰金なども全額突っ込んであるわけですね。地震というのは災害の中で大きなもので、政府がこれほど力を入れていらっしゃるのかとも思いますけれども、災害は地震だけではございません。その弔慰金全部が震災対...全文を見る
○栗田委員 むずかしさはわかりますけれども、しかし見てわかるような予算の中身、みんなが要望して計画がどれだけ進行しているかがわかるような予算の計上の仕方、そしてもう一つは、震災対策の計画を国土庁がきちっと持って、その計画に沿ってつけられた予算を計算していくこと、こういうことが必要...全文を見る
○栗田委員 次に、大規模地震法に沿ってつくられました財特法に触れて、二点ほど質問させていただきたいと思います。  静岡県では、東海大地震に備えまして、県独自の耐震基準などを決めて、耐震診断をしてまいりました。一つは、学校についてはかなりの部分を県の耐震基準で診断をしてまいりまし...全文を見る
○栗田委員 いまのようなお答えでございますが、仮校舎の部分についても実際には支出するわけですから、特に緊急を要する地震対策の場合、そういうもののために建てかえが後へ後へと延びて、万一その間に地震が起きて子供たちに被害があったというようなことのないように、今後とも引き続き対策を考え...全文を見る
○栗田委員 その中身でございますけれども、たとえばこういう問題が起きてきました。  静岡県の蒲原病院などは、地盤が悪くて、活断層、富士川断層がすぐ近くを通っているために、岩盤のしっかりした地盤の土地を買い求めて建て直しを具体的に計画をしてきましたけれども、財特法ができるから恐ら...全文を見る
○栗田委員 こちらでつかんでおりますのは、五十六年度蒲原共立病院と焼津市民病院、それから五十七年が県立総合病院、富士市立病院、富士宮市立病院、五十八年が掛川市立病院、湖西市立病院、日赤静岡病院、五十九年が清水市立病院と沼津市立病院、大体こんなふうに案が出てきているようであります。...全文を見る
○栗田委員 これは厚生省だけの問題ではなくて、むしろ震災対策として国全体が考えなければならないし、国土庁などは強力に主張していただきたい中身だと思うわけですけれども、予算の限界もある中でいろいろつけているという部分もあり、また十分につかない面もありますが、もう一つは、たとえば病院...全文を見る
○栗田委員 その限りでは妥当だとおっしゃるのですけれども、もう一度同じことを繰り返しますが、新しく建てた病院でも、調べてみたらすぐ近くに活断層があったといったような場合、これは病院の責任ではありません。そうなって耐震診断をして建てかえなければならない、これはいわゆる診療報酬で賄っ...全文を見る
○栗田委員 それでは、次に、首都圏の震災対策で伺いたいと思います。  昨年の九月に、地震予知連絡会の関東部会の報告が出されております。「首都及びその周辺の地震予知」というパンフレットになってこれが出ておりますけれども、この報告を見ましても、首都圏の地震対策を非常に重視しておりま...全文を見る
○栗田委員 それでは、同じく気象庁に伺います。  首都圏の直下型地震に対する観測強化の対策をどう考えていらっしゃるのか、お答えください。
○栗田委員 科学技術庁に続けて伺います。  深井戸を最近三本掘られまして、地震観測の能力も高められていらっしゃいます。特に、いま言われているように、首都圏を予知の空白地帯とするなという予知連の提言を受けて、どう努力していらっしゃるのか。特に科学技術庁の場合は予知推進本部に当たっ...全文を見る
○栗田委員 時間がなくなりましたので、具体的な首都圏の対策を一つだけ伺わせていただきたいと思います。  東京都の防災会議が、五十三年五月に東京区部における被害想定を発表いたしました。この想定によりますと、東京都を五つのブロックに分けてそれぞれの想定を出しておりますけれども、その...全文を見る
○栗田委員 いまお話がありましたとおりですが、一つは電柱の移設、中野区の中の野方署の関係する地域ですけれども、消防署が調べましたらば、狭い道路でも電柱をちょっと動かしただけで消防車が入れるところがたくさんあって、無造作に道路の角に電柱が立っていて、それを三十センチ動かしただけで入...全文を見る
○栗田委員 すみ切りの方はいかがですか。
○栗田委員 終わりますけれども、災害防止の立場では余りかたいことはおっしゃらずに、やはり国を挙げて努力をするということで、大きな予算をつけることだけに目をつけずに、そういう制度化ということはぜひとも進めていただきたいものと思います。  それでは、これで質問を終わります。   ...全文を見る
04月17日第94回国会 衆議院 文教委員会 第10号
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○栗田委員 私は、きょうは一般質問ということで、いま審議されております私立学校法及び国立学校設置法の一部を改正する法律案の質問はいたしませんが、初めに一言だけ委員長にお願いしておきます。  いまやりとりを伺っておりますと、この私立学校法及び国立学校設置法の一部を改正する法律案は...全文を見る
○栗田委員 文部大臣に伺いますけれども、文部大臣は、このような判決についてどうお考えになりますか。
○栗田委員 それでは、この判決は当然支持なさるわけですね。
○栗田委員 公務員には定年制がございませんけれども、そのかわりに退職勧奨というような補完的な制度があるわけです。地方公務員であります教師の間で退職勧奨年齢で男女差別が存在しているのを、大臣御存じでいらっしゃいますか。
○栗田委員 文部省は、全国の勧奨年齢の男女差について調査をしていらしゃいますけれども、どんなふうになっているか御存じでいらっしゃいますか。
○栗田委員 この中で、教育委員会などが出した公文書ではっきりと年齢差を明記している県が幾つかございますが、その実態は御存じですか。
○栗田委員 先ほどの最高裁の判決もあるわけですけれども、教育委員会などが退職勧奨の年齢を男女で差をつけて、しかも、それを公文書で発表しているということをどうお考えになりますか。
○栗田委員 私が申し上げましたのは、勧奨の中身をどうこうするということではなくて、地方公共団体が文書で考えを非常に正確に示したといまおっしゃいましたけれども、男女で退職する年齢に差をつけるべきであるという考えを正確に文書で示したわけですね、この問題は後でもう少し申し上げますが、そ...全文を見る
○栗田委員 公文書を見ますと、男子教員何歳、女子教員何歳となっておりまして、まさに女子であるということだけで画然と年齢差がつけられておりますね。そして教員定数などの関係から申しますと、これは男女ともにかかわる問題で、別に女子だけ減らさなければならないということでもなく、特に女子に...全文を見る
○栗田委員 いまの御説明を伺っておりましても、どうも釈然とはいたしませんが、女子だからということで差をつけることはよろしくないというお答えですね。その他のいろいろお挙げになった理由が、特に女子に差をつける理由にどう当てはまるのか、私は全く理解に苦しむわけですが、実際には女子だから...全文を見る
○栗田委員 まさにこの中身は人権侵害だと私は思います。さっきおっしゃったような勧奨などというなまやさしいものではございません。しかも教育現場でこういうことがやられているということになりますと、これは子供たちの目の前で、女の先生は早くから能力がなくなるのだ、男の先生はもうちょっとい...全文を見る
○栗田委員 人権侵害にわたるような強制的な勧奨とか女性であるがための年齢差をなくすために指導していくというお話でございましたけれども、ぜひそのようにしていただきたいと思います。  大臣に伺いますが、いまの討論をお聞きになりまして、いわゆる性別による男女差というものはぜひとも解消...全文を見る
○栗田委員 次に、公立の高等学校が父母に寄付金を仰いで学校の施設などをつくっている問題について質問いたします。  初めに自治省に伺いますが、地方財政法によりますと、第四条の五で住民への「割当的寄附金等の禁止」が書かれておりまして、第二十七条の三で「都道府県が住民にその負担を転嫁...全文を見る
○栗田委員 ところが静岡県では、後援会とかPTAの名前で公立高校が父母から寄付金を取って、学校の施設や備品などの充実に充てている事実があるのですが、御存じでいらっしゃいますか。
○栗田委員 私は、中身を調べまして、いまさらのように驚いておりますが、これは全県下にわたっております。  それで、きょうはたくさんの資料を持ってまいりましたが、これを全部取り上げるわけにいきませんので、あらかじめ文部省の方にも代表的な資料はお渡ししてありますので、ざっとごらんく...全文を見る
○栗田委員 私、一例としまして、ここに「入学の手びき」という静岡県立静岡東高等学校の手引きを持ってまいりました。これと同様のものが、全県下ほとんどでございます。  これを見ますと、後援会とPTAの名前で出ておりますが、「入学寄付金 学校後援会の借入金について」ということで、静岡...全文を見る
○栗田委員 私は、まだ実は生活館のことを伺っていなかったのに、生活館のお答えをなさいましたけれども、生活館のことは続いて伺いますが、体育館の建設の年次償還金だとか校地拡張費だとか、それから、いまの東校にありましたように、校舎の建設その他でまだ負債が残っているので、それを後援会で賄...全文を見る
○栗田委員 そうして、いよいよ生活館について伺うわけですけれども、その生活館というのが、いまお答えがあったように、公立高校九十一校のうち四十三校も建てられておりまして、もう約五割建っております。そして、まだ続々と後援会から寄付を集めて建てるようになっているんですね。  県は、こ...全文を見る
○栗田委員 しかし問題ではないですか。強制寄付、強制借入金で賄っていて、しかも一つや二つが自発的にやったのではなくて、すでに九十一校のうちの半分四十三校で建てて、これからも建てていくという傾向にありますよ。ですから、これは全県的に一斉にやっていることで、私がいま持っている資料は全...全文を見る
○栗田委員 お話をしたばかりのことなので、まだ十分な調査をなさっていらっしゃらないのだと思いますけれども、これは重要な問題を含んでいますし、こんなやり方が広がっていったら大変で、入学時に四万、五万、六万というお金を父母が用意しなければ県立の高等学校に入れない実態になっておりますか...全文を見る
○栗田委員 それから、自治省に伺いますが、これはかなり地財法違反の疑いがございますね。
○栗田委員 それでは、次の質問に移らせていただきます。  次は、教科書の問題で伺いたいと思います。自治省はもう結構でございます。ありがとうございました。  いままで教科書をめぐりまして幾度も質疑が交わされてきておりますが、最初に、教科書の検定規則の中にあります正誤訂正の本来の...全文を見る
○栗田委員 補完的機能を果たすものだというお答えです。  法制局、おいでくださっていますので法制局に伺いますが、この検定規則を法文としてごらんになりまして、第二章が「検定手続」、第三章が「正誤訂正手続等」ということになっており、その検定を経た図書について正誤訂正となっております...全文を見る
○栗田委員 文部省もまた法制局が解釈なさった上でも、補完的なものが正誤訂正手続だということでは一致しております。実際私は、そのとおりだと思うのです。ですから、正誤訂正というのは、著作者の意図や主観、内容の評価にかかわるものではなく、検定の範疇に入る、そういうものではなくて、もっと...全文を見る
○栗田委員 時間の関係がございますので、伺ったことについて簡潔にお答えいただけるようにお願いいたします。  私は、いまいろいろ例を挙げましたけれども、裁判なんかは各裁判官によって判決の内容がかなり違っていることもいま申し上げたわけで、それを認めよとか認めるなと言ったわけじゃあり...全文を見る
○栗田委員 いまおっしゃいました「中学校用の「社会科」新教科書における広告関係の記述についての改善方要望書」は、おっしゃったとおり一月に出ております。実際は十二月の末に出されたということですが、全日本広告連盟以下八団体がお出しになっていらっしゃるわけですが、そうしますと、いまのお...全文を見る
○栗田委員 そうしますと、広告会社の方から要望が出ないうちに教科書会社が訂正を申し出た、こういう時間的には逆の状態になっているわけですね。
○栗田委員 文部省が参考意見をおっしゃったわけですね。
○栗田委員 この八団体の要望書を見ますと、「次期改訂時での修正等、教育的見地からの改善方を強く要望するものであります。」となっておりまして、次期改訂時というと三年後というふうに普通理解できますが、そうですね。
○栗田委員 しかし、改訂と言いますと、訂正じゃないですからね。次期改訂時と言ったら三年後じゃありませんか。
○栗田委員 そういうおっしゃり方をなさっているのですけれども、該当する教科書会社自身が、教科書を見て、次期改訂時の修正をしてほしい、こう言っているわけですね。  それで、法制局に伺いますけれども、この検定規則の中の正誤訂正手続、十六条ですけれども、一号から四号までありますが、四...全文を見る
○栗田委員 文部省は、大臣が教科書会社からの申し出を承認なさったと言うわけですけれども、一体この記述で緊急を要するというのはどういうわけなんでしょうか。「商品流通をたすけるしごとのなかで、最近花形になったのは広告業である。」というところが「商品流通をたすけるしごとに広告業もある。...全文を見る
○栗田委員 どう緊急性があるかという点でお答えいただきたいのです。会社自身が次期改訂時での修正等をお願いしたいと言っているわけですね。  さっき自分が書いたのじゃないからわからないと局長はおっしゃったけれども、次期改訂時と言えば、やはり三年後、しかも、これは一月に出していますか...全文を見る
○栗田委員 しかし、もうこれは幾度も論議されていることなので、私も幾度も言いたくないのですけれども、この正誤訂正手続を見ますと、かなり厳しい例示がされていて、しかも最初に、文部省からもお話がありましたように、これは検定の補完的な手続である、だから、検定というのは、いろいろ内容につ...全文を見る
○栗田委員 誤記、誤植とか、それから統計資料が古くなったとか、そういうものになれば、客観的な、だれが見ても、これは直した方がよいという問題ですけれども、いまのような中身になってまいりますと、これは文部省の判断一つでどうにでもなってしまうわけで、検定規則をおつくりになったときに、そ...全文を見る
○栗田委員 こんな形で文部省が判断したらどんどん変えられてしまうわけで、その変えさせないものが片方にあり、片方は検定を待たずして正誤訂正でどんどん変えていくということがやられていったら、これは検定の制度そのものを崩すのではないか、大変なことになると私は思うのです。  しかも、こ...全文を見る
○栗田委員 よけいなことまでお答えいただく必要はないので、どこでも起きているわけです。賛成はそれはあるでしょうけれども、起きていないところはありませんね。
○栗田委員 強さではなく、どこでもかと伺っておるのです。
○栗田委員 しかも一人が反対しているというところはありませんで、反対運動が起きております。だから、これを削る意味というのは一体何なのか。強い弱いは主観の相違だと言いますが、ですから、これはまさに評価にかかわる問題で、窪川町みたいなのはまさに強いわけですし、強いと見るか見ないかは主...全文を見る
○栗田委員 そうしますと、いまのお話だと、エネルギー開発の国策上必要だから、余り心配させてはいけないから削ったということですか。
○栗田委員 時間がありませんが、バランスがとれた総合的な理解というのは、まさに主観的なものですね。いままでもう検定を経て合格しているもので、そのときは検定調査官も審議会もいいということで通していらっしゃるわけです。後で、ああ、しまった、字が間違っていたとか数字が違っていたとかとい...全文を見る
○栗田委員 もう時間がありませんので、終わりたいと思うのですけれども、申請が出てきたもの全部認めていらっしゃるわけじゃありませんでしょう。選んでいらっしゃいますね。
○栗田委員 時間がなくて残念ですから次回に回しますけれども、非常に授業に支障のあるような、学習上支障があるようなものでも認められてない例すらあるのです。これは参議院の予算委員会へ参考人で来られた本多公榮氏がその場で例として挙げていらっしゃいましたけれども、これは歴史の教科書だった...全文を見る
○栗田委員 これで終わりますが、最後に大臣に伺いますけれども、教科書は国定化はしないと参議院でおっしゃっておりますが、そのおつもりですね。
○栗田委員 国定化はどうですか。
○栗田委員 では、終わります。
04月22日第94回国会 衆議院 文教委員会 第11号
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○栗田委員 初めに行政改革との関連で今度の健康会法を問題にしたいと思います。  学校健康会は、行政改革の一環として法案として今度出されてきたわけですけれども、閣議決定を見てもわかりますように、放送大学学園の設置が前提になって二つの法人を統合することになっているわけですね。
○栗田委員 閣議決定の文書を見ましても「日本学校給食会と日本学校安全会とを、昭和五十五年十月に予定される放送大学学園設置の時に統合する。」というふうになっております。  この放送大学学園設置の時期がいまずれているわけですけれども、そういたしますと、いま放送大学学園については、ま...全文を見る
○栗田委員 いまと同じ質問を行管にいたします。  放送大学学園設置を前提にしているとお答えになったわけですから、それができなければ当然撤回されますね。
○栗田委員 放送大学学園設置のときに統合する、これが閣議決定でございます。  大臣に伺いますが、閣議で、設置のときに統合するというふうになっているわけですから、放送大学学園が設置されなかったら統合しないということですよね。
○栗田委員 そうしますと、この閣議決定はどうなりますか。
○栗田委員 そうしますと、この閣議決定、まだここの部分が訂正されていないのですが、大臣解釈でお変えになるということですか。  この閣議決定は五十四年十二月に出されておりますが、日本学校給食会と日本学校安全会とを放送大学学園設置のときに統合するとなっております。だから、いま審議を...全文を見る
○栗田委員 いつ変更なさいましたか。
○栗田委員 これは大変ですね。まだ変更されてないのを提案なさって、これから変わるであろうからやってしまえばいいのだろうということになりますと、閣議決定の前のものはないがしろにされていることになりますが、これは大変なことじゃありませんか。  こういうことを前提にしていろいろなこと...全文を見る
○栗田委員 しかし、まだ変更はされていませんね。
○栗田委員 そうしますと、これを尊重するならば、放送大学学園がつくられなかったら、統合されないということになるんじゃありませんか。
○栗田委員 審議できません。——ちょっとこれでは審議できません。(発言する者あり)
○栗田委員 行政管理庁、行革の問題でも最初お答えになりましたけれども、もう一度確かめておきますが、放送大学学園が設置されるために、その特殊法人の数を合わせていかなければならないから、ぜひとも統合させていただきたいというのを最初おっしゃいましたね。そのとおりですね。さっきそうおっし...全文を見る
○栗田委員 ですから、それが前提になっているわけで、後で理事会でお諮りくださるということですけれども、しかし本当は、あちらが通らなかったらこれは法案そのものを引っ込めるのだという根本的な問題でして、あとの審議をするのも何かむだな気もするのですが、とにかく、理事会でいまの御発言など...全文を見る
○栗田委員 先ほど以来そのことも質問されておりまして、役員については五人減るというお答えが出ておりますが、その内訳は、二人が常勤役員、三人が非常勤役員だということでよろしいですね。
○栗田委員 非常勤の手当は、一カ月どのくらいでございますか。
○栗田委員 一カ月一万七千円の手当で非常勤をやっておられるわけです一ですから、一年間合計しても二十万ちょっと、三人おやめになっても六十万ちょっとですね。そうしますと、いかにも役員が五人減ったように言いますけれども、非常勤三名というのは、財政的にはほとんど影響はないですね。いかがで...全文を見る
○栗田委員 時間がありませんので端的にお答えください。  非常勤三人で合わせて一年間六十万ちょっとですね。大して影響ありませんね、非常勤三人が減るということは。
○栗田委員 常勤二名のうち一名はすでに、給食会の理事長はおやめになって欠員になっているということですから、実質的には役員では常勤が一名減るだけですね。
○栗田委員 さっき、統合による人件費の節減は二千二百万ぐらいだというお話でしたが、報道によりますと、給食会は検査員二人の増員を要求しておる、文部省も、統合した暁には対応すると報道されていますが、それはそのとおりですね。
○栗田委員 減らしながら片方ではふやしていくということがやられていくわけですから、いまの足し算、引き算、大して差がないということに実際にはなると思います。  それからもう一つは、いま安全会と給食会では職員の給与に差があると思いますけれども、統合した場合には、既得権を侵さないよう...全文を見る
○栗田委員 そうしますと、統合によって一般職員の給与は上がる、高い方にならされますから。支出はどのぐらいふえますか。
○栗田委員 安全会と給食会では、どちらが一般職員の給与が高いのですか。
○栗田委員 ですが、とにかく高い方にならすわけで、安全会は減らしても二百五十七人、給食会三十八人、これをならした場合、かなり支出増になると思います。そうしますと、二千二百万ぐらいの、メリットと言われているものは完全にマイナスになるだろうと私は思いますが、いかがでしょうか。
○栗田委員 不利益にならないように対応していただくことは、こちらも強く要望したいと思います。  行管庁に申し上げますけれども、結局、財政節減が一つの大きな柱だとおっしゃっておりますけれども、いまのやりとりをお聞きになっただけでも、余り財政節減にならないとお思いになりませんか。
○栗田委員 役員分についてはということですから、結局そういうことで、財政的なメリットは余りないわけです。結局数合わせですね、法人の数を合わせるということ。しかも内容的に見ても、運営・組織形態は納得できるような共通性があるとはなかなか思えませんので、こういう統合は本当に看板だけで、...全文を見る
○栗田委員 補充しない予定のものになぜお入れ  になるのでしょうか。
○栗田委員 実際に理事長が職につかれなかった場合には、そういう予算はどういうふうに処理されるのですか。
○栗田委員 いま給食会などの理事長の給与は、月額でどのくらいになりますか。
○栗田委員 七十一万五千円、これは本年度分ですから、五十五年当時はもうちょっと少ないですね。それに特別調整手当八%、それからボーナスが夏冬三・八カ月出ておりますね。  ところで、五十四年の決算を見せていただきましたが、不用額四百八十七万しか出ておりません。この中身は何ですか。
○栗田委員 私は率直に疑問を申し上げますが、七月から理事長はいらっしゃらなかったそうですね。五十四年の七月から三月まで九カ月です。単純に九で割りまして五十三万。単純に割っただけで理事長の一カ月分の俸給よりはるかに少ない不用額しか出ておりません。それに調整手当八%、ボーナス分まで予...全文を見る
○栗田委員 それでは、この不用額の内容は、後で詳しく教えていただきたいと思います。  次に、日本学校給食会の問題ですけれども、四十二年に始まりまして、行管の廃止の決定、それを受けた閣議の決定などがたびたび出てきております。  この経過を簡潔にちょっとおっしゃってください。
○栗田委員 そうしますと、はっきりした廃止の決定から継続に変わってきた時点というのはどこになるのでしょうか。
○栗田委員 ぜひ質問に端的にお答えいただきたいのです。いままでの廃止の方向から継続の方向に切りかわったのはいつなのでしょう。
○栗田委員 最初の閣議決定からそれまで十年間ありますけれども、この十年間に廃止のための取り組みというのはされたのですか。
○栗田委員 どうも閣議決定というのは、余りいつも大事にされないようでございますね。十年間も取り組みがされずに、廃止の決定が出されてからずるずると来て、途中で情勢が変わったから、変わったと言っても、十年間それが、廃止決定が出されながら存続していた、こういう実態があるわけですね。 ...全文を見る
○栗田委員 そして都道府県のそのような組織を連合した全国の学校給食会連合会的なものがいま考えられているわけですね。
○栗田委員 いまのような形態になってまいりますと、さっきからずっとこれらに関する問題は討議をされていますけれども、地方地方の特色ある産物をその地方で子供の給食に供給するという意味でも、ある程度計画的大量な供給ということでも、都道府県の学校給食総合センターというので賄うことができる...全文を見る
○栗田委員 しかし、実際には一お米などにしても、日本学校給食会がトラックで運んでいるわけではなくて、これは事務的な処理だけですから、さっきお話が出ていたような、全国的に単一の価格で賄えるようにするといったようなことは連合会でできるのじゃないですか。
○栗田委員 連合会にある程度そのような機能を持たせることができれば、もっと地方の声も吸い上げた形で、さっき局長自身おっしゃっていましたけれども、よい物資を扱ってみなければよいかどうかわからないということなんかも、本当は給食をやっている現場からの声も吸収できる形で扱っていくというこ...全文を見る
○栗田委員 過去の役割りが大きかろうとも、新しい形で発展的解消ということはあるわけで、また数だけ合わせる統廃合をしましても、財政節減にならなかったとすれば余り意味がないわけです。  きょうは行管庁来ていらっしゃいますけれども、そういうこともすべて考え合わせていただきまして、最も...全文を見る
○栗田委員 健康会法を見ますと、役員の兼務の禁止条項が非常に緩和されております。いままでの安全会法では「役員は、他の職業に従事してはならない。ただし、文部大臣が役員としての職務の執行に支障がないものと認めて許可した場合は、この限りでない。」、しかも二項で「前項ただし書の規定による...全文を見る
○栗田委員 以前、昭和四十三年に日本学校給食会事件というのがありましたね、これはどういう事件ですか。
○栗田委員 七つの商社が贈賄をして給食会の職員が受け取ったということで、自分たちの物を買ってもらいたいために賄賂を出した、こういう事件ですね。安全会の場合には、その性質上からいって、余りこういうことが発生する余地はないと思いますが、給食会的な仕事をしていますと、大量の物資を動かす...全文を見る
○栗田委員 ただ、ただし書きでも「許可」が「承認」になっていますね。
○栗田委員 私は、まだその点で大分疑問を感じますし、万一健康会になって、このような緩和がされたところでいろいろな問題が起こってはならないと考えるわけです。ただ時間がありませんので次の問題に移ります。  給食の問題で少し伺いたいと思いますが、いまここに静岡市の学校給食についての子...全文を見る
○栗田委員 私、静岡市内の東部給食センターを見学してまいりました。静岡市というのは、非常に大規模なセンターを持っている代表的な市で、全国で二万食以上の調理センターを持っているところは五カ所しかないのですが、そのうち三カ所が静岡市内にありまして、東部給食センターも二万食以上です。 ...全文を見る
○栗田委員 メリットはどういうところにあるとお思いになりますか。
○栗田委員 共同調理場と単独校の人件費などのコストについて計算なさったことがありますか。
○栗田委員 大量だから安いだろうと大抵考えます。私も初めそう思いました。ところが、最近詳しく調べてきますと、単独校の方が安いのです。それがわかってきまして、単独校に切りかえる市町村が出始めています。  これはたとえば千葉県の野田市の例ですが、ことしの三月議会でセンター方式よりも...全文を見る
○栗田委員 私は、いま人件費だけ申し上げましたけれども、実はこれは、施設設備費になりますと、本当はもっと差があるんですね。ただ耐用年数なんかありますので、単純に比較できないから、いま挙げませんでしたけれども、大規模になりますと物すごい機械が入るんですね。食器なんかも流れ作業で洗っ...全文を見る
○栗田委員 本当は中身にも触れたいのですが、もうやめますけれども、私が聞いた限りでは、いままで知られていなくて、結局二十年間外務省にとめ置かれて、昨年の国際児童年に国際会議の席で日本の代表が外国代表から知らされたというふうに聞いたのですが、違いますか。
○栗田委員 ああ、そうですか。それで私、当然、文部省はお持ちだと思ってきのうお願いしたら、まだ翻訳していなかったというので一生懸命きのうの夜から翻訳してくださって、さっき届けていただきました、そういうわけなんですね。  私、中身を見ましたら、大変にこれはいいことが書いてあるし、...全文を見る
○栗田委員 それでは終わります。
05月08日第94回国会 衆議院 文教委員会 第14号
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○栗田委員 私は、山原委員と時間を分けて伺わせていただきますので、前半、私学に関する問題で御質問いたします。  まず最初に、尾形典男先生に伺いますけれども、先ほどの冒頭の御陳述の中で、今度出された法案は基本的には了解できるというお話だったと思います。いままでですと、設置審を通れ...全文を見る
○栗田委員 大臣が認められるかどうかというそこを通過しなければならないわけでございますが、それでは、そのことに関連しまして、私大関係の御三方にまとめて伺いたいと思います。  過去五年間、量より質の充実ということで、いままでも大学の設置が私大の場合抑制されてきたわけでございますが...全文を見る
○栗田委員 どうもありがとうございました。  それでは、山原委員とかわります。
05月13日第94回国会 衆議院 文教委員会 第15号
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○栗田委員 前回、四月二十二日の審議のときの大臣の御答弁について先ほど改めてお答えを伺いました。五十四年十二月の閣議決定の趣旨は現在も変わっていないという御趣旨だということをきょう承りました。その点はわかりました。  そういうことであるということを確認させていただきますが、一つ...全文を見る
○栗田委員 それでは、一方が通らなかったときどうするかというお考えは、政府としてはまだ未決定だと考えてよろしゅうございますか。
○栗田委員 期していらっしゃることは当然なことで、それはわかっておりますが、つまり一方が通らなかった場合どうするかということが未決定であるということは言えるわけですね。
○栗田委員 幾度質疑をしましても、同じお答えになると思いますけれども、ございませんと考えていらしても、これはこれから決定されていく、審議されていくことですから、可能性としていろいろあるわけでございまして、結局は、その両方が関連している以上、片方が通らなかった場合の処理というのは一...全文を見る
○栗田委員 前回の質疑を繰り返すようなことになってもと思いますけれども、実際にはそういう場合を考えていらっしゃらないということであって、さっきのお答えでも、そのような場合どうするかについては閣議で決定していらっしゃらないと解釈していいと思うのですが、それでよろしいですね。
○栗田委員 それだけ伺いまして、それでは次の質問に移らせていただきます。  日本学校給食会の問題をめぐって本日もまた前回もさまざまな討議がされております。多少復習のような形になりますけれども、日学給の存在意義と申しますか、いままで果たしてきた役割り、こういうものを文部省が御答弁...全文を見る
○栗田委員 指定物資と承認物資を扱っていられるわけですが、承認物資については全体の量が二・一%くらいであるということと、整理縮小できるものは縮小していくことも可能であるとお答えになったと思いますが、それでよろしゅうございますか。
○栗田委員 そうしますと、今後、日学給が扱っていらっしゃる基本的な物資というのは、当然指定物資になるわけですけれども、一つ一つ伺いたいのです。  たとえば輸入牛肉ですが、これは最近、年々扱い量が減っておりますね。
○栗田委員 私、計算してみたのですけれども、昨年度の実績ですか、一昨年の実績でしょうか、二千二百五十トンですね、これに対して、いま給食を受けている児童生徒の数が千六百万人ということですから、一人当たり年平均どのくらいの輸入牛肉を使っているかということで計算してみましたら、一人年百...全文を見る
○栗田委員 そういうことを考えてまいりますと、輸入牛肉の場合には、指定物資にはなっていますが、実態から言いまして、必ずしもこれをどうしても使わなければならないという状態でないのじゃないかと思うんですね。  それで、次に脱脂粉乳なんですが、これも指定物資ですけれども、以前は脱脂粉...全文を見る
○栗田委員 四十二年の閣議決定を見ましても、脱脂粉乳が生乳になってきたので、それが終了する時期をもって廃止ということが四十二年の日学給の廃止などをめぐる閣議決定では言われているわけですから、脱脂粉乳そのものも、最近はむしろどう使おうかということでパンへ入れたりする形で開発されてい...全文を見る
○栗田委員 脱脂粉乳について言えば、国産のものを使うということが、一つは、酪農振興のために必要だと思いますし、それから、いろいろな給食センターや給食を扱っていらっしゃる学校の調理師さん、栄養士さんなどの話を伺いましたけれども、確かにカルシウム補給に使われている、しかし、計算上カル...全文を見る
○栗田委員 いま日学給では国産の脱脂粉乳もかなり扱っていらっしゃるのですか。
○栗田委員 いまのお答えでもわかりますように、国内の酪農振興のためには特に日学給が脱脂粉乳を扱うこと云々ではないと思いますね、国産のものは日学給を通していないということですから。そこのところははっきりさせたいと思います。  それで、米、小麦などの場合ですが、さっきからお答えがあ...全文を見る
○栗田委員 私が伺いましたのは、基本的な価格のことです。先ほど文部省は一体何をしているかという湯山委員の御質問の中で、お米についても値引きの折衝は文部省がしていらっしゃる、それから小麦についても、価格は文相承認にかかわることであるから、価格決定の措置は文部省がやっているとおっしゃ...全文を見る
○栗田委員 そうしますと、商業コストその他いろいろおっしゃっていましたけれども、値がいろいろに変わってくるというのは、流通の関係で輸送距離が違うとかそういうところで変わってくるのではないですか。
○栗田委員 ですから、日学給は非常に事務的なことをやっていらっしゃるわけですね。結局、基本的な価格が決まっても、さっきおっしゃったように、流通とか精米とか製粉とかそういうものの地方によっての値段が違うわけで、それを同じものにするというのには、結局計算をして補助金で補っていらっしゃ...全文を見る
○栗田委員 いままでの歴史の中でかなり蓄積があって、大体どのくらいの価格の差があるかとか、また輸送にかかる価格の差はどのくらいのものかというのはかなり蓄積されているのじゃないでしょうか。
○栗田委員 直接お答えくださらなかったのですが、毎回毎回やっていらっしゃるわけですから、地方によってどのぐらいの違いなどということは、かなり資料的に整っているのじゃないかと私は思うのです。  それで、先ほど湯山委員にお答えになっていらっしゃった中で、全国的な統一価格をプールして...全文を見る
○栗田委員 でも、いままで文部省が出していらっしゃる補助金の中で日学給が操作をしてそれをやっていらっしゃるわけでしょう、そうじゃありませんか。
○栗田委員 しかし、さっきからの御答弁を伺っておりまして、経験の蓄積というのはかなりされていますし、それから最も基幹になるのが米、小麦である、輸入牛肉や脱脂粉乳の場合は、数が非常に減ってきていて、これは地方の都道府県の学校給食会などに任せていくこともできるのじゃないかなと私は思っ...全文を見る
○栗田委員 しかし、輸入牛肉などの扱いをもし整理してしまって、米、小麦だけになりましたら、いままでもお米とか麦とかは食糧庁がやっていらっしゃる仕事ですから、買い付けとおっしゃっても、結局、全国で必要な量をまとめて折衝して、お米でいえば六割くらいで値を抑えるとか、小麦についても価格...全文を見る
○栗田委員 各県で独自にもう実績をずいぶん上げている県がございます。それから、予算がないけれども、県単独で予算をつけて努力をしている実績というのが相当いま出てきているわけです。  私ここに、静岡県の場合の新聞記事を持ってまいりましたが、一つは、静岡市でやっている心電図の検診問題...全文を見る
○栗田委員 続きまして、安全会の災害給付内容の改善について二、三伺いたいと思いますが、一つは、廃疾児童生徒について認定基準は労災に準拠しているわけです。  ただ、子供たちの場合一つ違うことは、教育権、学習権が、災害を受けることによって大きく損なわれるという点があると思います。た...全文を見る
○栗田委員 ぜひ前向きに取り組んでいただきたいと思います。  いま歯の問題が出ましたので、引き続いて歯のことで伺いたいのですが、運用を拡大して前歯二本の欠損までは十四級に認定するということになっているようでございますが、前歯の場合、保険もきかず、負担も大きいということで、できる...全文を見る
○栗田委員 成長期にある子供にとって歯というのは非常に大事なものですから、負担がかかるということで親があと治せないという状態が出てきますと、そういうことは問題だと思いますので、学校災害として歯を失った場合のいまの一本の問題もぜひ前向きに考えていただきたい。  次に、医療費につい...全文を見る
○栗田委員 それから、入院などによる負担の場合ですが、特に差額ベッド代は大変な負担になるんですね。差額ベッド代というのは、もともとそのものをなくさなければいけないと思うのですけれども、実際にはそういうものを自己負担しております。これなどは給付の対象にすべきではないでしょうか。
○栗田委員 しかし、差額ベッド代というのは、実態としてかなり高い場合がございますね。ですから、十分の一の支給では間に合わない。もちろん、これはベッド代そのものを解消するということが一番根本的な解決にはなりますけれども、実際に自己負担しなければならない保護者の立場などもありまして、...全文を見る
○栗田委員 再審査にはかなり時間がかかっているのじゃありませんか。
○栗田委員 それでは、次の問題を伺います。もう時間がありませんので、一問だけ伺って終わりにしたいと思っております。  実は学校給食で、いま単独校方式、自校方式でやっている学校が、学校内の給食室を使って給食をつくる仕事を民間下請に出し始めたという例が出ております。  いま、ここ...全文を見る
○栗田委員 それでは、これで終わります。
05月27日第94回国会 衆議院 文教委員会 第17号
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○栗田委員 初めに、この法案の提案者に伺いたいと思います。  五十年に私大の抑制の問題が出ましたあの審議の中で西岡先生が発言をしていらっしゃるのですけれども、要するにわが国の高等教育機関を、このまま量的に野放図に拡大させていっていいのか、ここではしばらく足踏みをして、その間、五...全文を見る
○栗田委員 引き続いて西岡先生に伺いますが、できなかったのはなぜなんでしょうか。文部省が怠慢だったからでしょうか。
○栗田委員 重ねて伺いますが、五年間あれば十分だろうと思ったと西岡先生いまおっしゃいましたが、しかし、できなかった。それは時間的に足りなかったのではなく、つまり内容の理解ができていなかったために取り組まれなかったということなんですね。
○栗田委員 いまそのようなお答えがありましたが、それでは当事者である文部省に伺いますけれども、文部省は何もしていらっしゃらなかったのでしょうか。それとも、その高等教育のあり方について、それなりのお考えをお持ちになって後期計画なども立てていらっしゃったのでしょうか。その辺は文部省と...全文を見る
○栗田委員 文部省としては、高等教育懇談会のお考えなどにも沿ってそれなりに取り組んでいらしたとおっしゃっているわけですが、自由民主党の方は緻密な計画ができていない、考えが十分文部省に理解されていなかったのだ、こうしきりに主張していらっしゃるわけでございます。  それで「内外教育...全文を見る
○栗田委員 先ほど文部省当局は、その内容として、ブロックごとの全国的配置とか学問分野別の配置、また適正規模なども考えに入れて前期、後期努力をしてきたということをおっしゃっているわけですが、西岡先生は、そんなものは計画にもなっていない計画であると酷評なさっていらっしゃるわけですね。...全文を見る
○栗田委員 それでは、まず一つずつ伺っていきますけれども、「基礎科学、基礎研究の重要性を十分に考えるべきである」とおっしゃっていることは、つまり不十分だということだと思いますが、現実に不十分な点としてどういうことをお感じになっていらっしゃるのでしょうか。
○栗田委員 もう少し具体的に伺いたいと思いますが、基礎科学、基礎研究の重要性がありながら、それが十分に考えられていないという点でいま伺ったわけですけれども、じゃ、たとえば、いま教養部のあり方、大学院のあり方その他おっしゃいましたけれども、基礎科学、基礎研究をもっと充実させていくと...全文を見る
○栗田委員 もう少し伺いますと、高等学校でかなり一般教養的なものはやっているから、大学では教養部をもっと簡単なものにする、どういう形になるかわかりませんが、もっとそこで教養に使っていた時間を専門課程の単位を入れていって使うべきだというお考えなんですね。教養部のあり方というのは、教...全文を見る
○栗田委員 基礎科学部門の充実ということと教養部のいまのお考えとはどう関連しますか。いわゆる専門課程をもっととるためにということなんですか。
○栗田委員 いま私たちの考えとしては、基礎科学などが軽視されてきた一つの大きな要因としては、大企業の要請に沿って応用分野の需要が高く、そちらの方に非常に力が入っていた、そういうことなどで基礎科学が軽視されてきたという面もあると思いますし、それから基礎科学を専攻してきた大学院生、そ...全文を見る
○栗田委員 もう一つ、やはり定員外職員の解消の問題なんかもいままで問題になってまいりました。実際に必要でありながら定員外として働いている方たちがあって、そういう人たちの手が必要である、これは定員内に入れるべきだということなどでも、繰り返し私どもも質問をしてきたわけですけれども、質...全文を見る
○栗田委員 いまの定員で十分だとお考えですか。基礎科学を充実させるという立場からいって十分だとお考えですか。
○栗田委員 まだ釈然といたしませんけれども、たとえば第一の項目の点で言いましても、教養部のあり方、これは大学人の間で議論が沸いている問題です。しかもオーバードクターの問題、これは特に基礎科学系のオーバードクターなどはいま非常に問題になっておりますけれども、若手の研究者たちが本当に...全文を見る
○栗田委員 それでは、次の「一般的な教育水準の向上」という点ですが、これは先日の嶋崎委員の御質問にお答えになっていらっしゃるんですね、この「一般的な」というのは、どういう意味なんでしょうか。大学全体ということですか。
○栗田委員 検討すべき観点をお述べになったわけですが、その中で、一つがさつきの基礎科学、それから次に「一般的な教育水準の向上という問題、」、こういうふうにおっしゃっているのです。それで……。
○栗田委員 後の問題ともかかわりますが、そうしますと、いまの学校の体系ではよくないということになりますと、たとえば各大学などがこういう学科を創設したいとかこういう学部をつくりたいとかいってきますね、だけれども、いわゆる特色を決めて分けていくということなんですか。そうでなくて、どう...全文を見る
○栗田委員 自民党の文教部会として、高等教育問題の小委員会などもつくって検討していらっしゃるわけですけれども、そういう中ではかなりはっきりとした具体的なものをすでにお持ちになっていらっしゃるわけですね。
○栗田委員 先日、山原委員にお答えになった中で「生で自民党の高等教育についての考え方を法体系化した政策というものを具体的に出す用意がすでにあるわけでございます。」とおっしゃっていますが、これと矛盾しますね。どうなんでしょうか。
○栗田委員 それでは、次の問題に移ります。  ブロック単位で大学の専門分野別の均衡ある配置をしていく必要があるということで先日も資料をお出しになっております。私も、この資料を拝見しましたけれども、これはどう読んだらよろしいのでしょうか。といいますか、この資料の意図していらっしゃ...全文を見る
○栗田委員 この専門分野別の定員というのは、地域の需要などもありますね、地域的な要求の強さ弱さ。それから専門分野によってまた多数の養成が必要な場合もあるし、それほど人数が必要ないものもございますね。芸術なんというものは、たとえば理工や社会と同じ人数がいる必要はないかもしれません、...全文を見る
○栗田委員 そうしますと、地域的な要請とか分野別の必要なパーセンテージの検討というのも、かなりさまざまな意見を集めて、複雑な十分な検討が必要になりますね、いかがでしょうか。
○栗田委員 専門分野の均衡ある配置ということは、かねがね頭に置いてこられたと思いますけれども、では、たとえばいまのような表でのお考えも伺いましたが、先日鳴門教育大学が設立されました、私たち反対しましたけれども、徳島大学のすぐそばに鳴門教育大学が置かれて、教育学部とこの教育大学とで...全文を見る
○栗田委員 いま私の伺ったことにお答えくださらなかったのですけれども、そうしますと徳島大学のそばに鳴門教育大学をつくって、教育学部系の定員の問題でごたごたが起こるほど密着したところにつくるわけですが、これは適切な配置なのかということを伺ったのです。  いまのお答えですと、抜本的...全文を見る
○栗田委員 よくわからないのですけれども、そうしますと、さっき表の説明をしていただいて、定数が何%、何%と出ておりますね、これを均衡あるようにしなければいけないのだというお話だったのですけれども、それにプラスして改革が必要なところには、そばに同じようなものをつくって、前のところを...全文を見る
○栗田委員 そうしますと、揚げ足をとるようで申しわけないですけれども、たとえば文部省が、いままで高等教育のあり方についてちゃんとやってこなかった、不十分で計画的にもなっていないということをおっしゃって、その中で幾つかの観点をお出しになった。しかし一方では、私どもは、同じ専門分野の...全文を見る
○栗田委員 私が心配になりますのは、いま在来線と新幹線というふうにおっしゃったのですけれども、今後の高等教育機関のあり方という抜本的な考えの変革の中で、専門分野の入学定員の均衡を図るということになってくれば、私たちも、そういう意味ではもっともだと思う面があります。しかし、いまおっ...全文を見る
○栗田委員 まだいろいろ伺いたいし、特に必要と認めるなどという中身にどういうものが入ってくるのかということが心配になるようないまの内容でございましたが、ちょっと時間がありませんので、次の点に進みます。  次に、助成方式の抜本的な再検討ということをおっしゃっておりましたね、それで...全文を見る
○栗田委員 その教育クーポン制というのは、どういうものなんですか。
○栗田委員 助成方式の抜本的な見直しということ、全体的なこともおっしゃっておりますが、いま私学助成金がだんだん頭打ちになっている状態です。金額そのものの伸び率が減っていますけれども、その抜本的な見直しというのは、金額そのものもふやしていくということも入るのか。それは入らずに、いま...全文を見る
○栗田委員 時間が大分たちましたので、幾つかを飛ばして伺いますが、人口動態の急変に対応する高等教育機関のあり方ということ、これはかなり重要な中身だと思いますが、五十年六月の質問のときに西岡先生がこう言ってらっしゃいますね。「単に経済的な条件さえ満たされれば、それで条件が整えられる...全文を見る
○栗田委員 いま、同世代の一五%が云々というのを引用なさいましたが、日本はいま大学進学率は三七%ですか、そうしますと、たえ得ない人がかなりだぶついて大学に行っているとお考えなのですか。
○栗田委員 そうしますと、高等教育機関というものの水準というのですか、そのものに問題があるということを言っていらっしゃるんですね。
○栗田委員 はい、どうぞ。
○栗田委員 はい、わかりました。  大変なところへ来ておりまして、教育というものの考え方そのもので大きな差を感ずるんですね。生まれつき何%がどういう教育にたえ得るかなどというふうに固定できるものだろうか。教育というのは、人間の能力を教育によって大きく伸ばすことができますから、そ...全文を見る
○栗田委員 文部省のこんな検討でよろしいのですか。さっきずいぶん膨大な中身をおっしゃっていましたけれども、これでもし検討がお気に入らなかったら、また三年後やり直すわけですか。いかがですか。
○栗田委員 大学人の中でずいぶん議論の沸いている問題ばかりが観点としてずっと出されていたわけですね。それで三年間でこれをやらないと、文部省として任務を全うしたことにならないとおっしゃるわけですけれども、大学局長、よろしいのでしょうか。これは三年間でできますか。全うしなかったという...全文を見る
○栗田委員 不満足だったら、また西岡先生なり自由民主党なりは、新たに大学建設抑制案を出していらっしゃるわけですか。能力の範囲内でとおっしゃって、そしてちょっと不十分だと西岡先生おっしゃるわけでしょう。さっきのようでは、もっと詰めてもらわなければならないとおっしゃる。どうもこれは満...全文を見る
○栗田委員 もうこれで終わりますが、文部省でさえも三年間ではどうも能力に余るようでございますけれども、そういう問題を短い期間にどうしても決めていけということになれば、これは、いまおっしゃったように大学人の間の、また各階層の十分な討議や意思統一をするのではなしに、自由民主党の御意見...全文を見る
06月03日第94回国会 衆議院 文教委員会 第19号
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○栗田委員 自民党提出の法律案に対しましては山原委員が後でいろいろと細かく質問をいたしますので、私は多くは社会党提出の法律案について伺いたいと思います。  最初に、先ほどからたびたび皆さんも質問なさっていらっしゃいますが、なぜ今度の社会党提出の法律案では、この放送大学の形態を国...全文を見る
○栗田委員 いまの点で、分離した場合に大学が放送の主体とならないことになるのではないか、そういう点はいかがですか。
○栗田委員 放送大学が教育課程編成権を持った場合、そのNHKの持っている放送番組編集権を侵すことにはならないでしょうか。
○栗田委員 いまNHKを使って放送されるということをおっしゃいましたけれども、そうしますと、放送開始のときから全国ネットワークで放送するという構想ですか。
○栗田委員 この法案を見ますと、放送大学を千葉県に置くというふうになっておりますが、私たちが政府提案の放送大学法でも心配をしますのは、画一的な放送になり、いわば全国的に教育が画一化されるという面があるのではないかということが大変心配されたわけでございます。  それで伺いたいので...全文を見る
○栗田委員 この法案では学部として教養部を置くことになっておりますが、イギリスのオープンユニバーシティーの例では六つの学部を持っております。人文、教育、数学、理学、社会科学、工学というふうにあるわけですけれども、将来学部をふやしていくというような構想はお持ちなのでしょうか。
○栗田委員 文部省が以前、昭和四十五年十月から十一月にかけて放送大学に関する世論調査をしていらっしゃいます。どんな分野を学びたいかということを調査なさった中で、家政学系が最も多く三二・八%、文学系が二二%、それから経済学系が二〇・六%、その次に教養学系が一七・九%、その次に外国語...全文を見る
○栗田委員 大学院の設置などは、将来考えていらっしゃいますか。
○栗田委員 学生の受け入れの問題でございますが、政府提出法案ですと、試験を行わずに先着順ということになっておりまして、そこがまた一つの討議の的になっていたわけでございますが、この社会党の提案の放送大学の場合はどういう形態をおとりになりますか。
○栗田委員 そうしますと、学生は、細かいことになりますが、どういう単位を取って、どういう卒業資格になるのかということはどうでしょうか。
○栗田委員 次に地方センターについて伺いますが、地方センターの成否がこの放送大学の成否を握るものと思いますけれども、法案の中に地方センターを盛り込まれたのはどういう理由によるものでしょうか。
○栗田委員 そうしますと、地方センターは各県にどのような規模で、どのくらい置くのか、また組織がどんなふうになるのかということを伺いたいと思います。
○栗田委員 そうしますと、その放送大学の教員は全国各地の地方センターに分散しているということになるわけですね。そうなりますと、従来の大学のような教授会の運営は困難になるのじゃないかと思いますけれども、教授会の具体的な運営の仕方はどういうふうに考えていらっしゃいますか。
○栗田委員 そうしますと、他大学の協力やら、いまのようなお話でかなり他大学が大きく関与していかれることになりますけれども、地方センターを他の大学の中に、そのものに置くということもあり得るわけですか。
○栗田委員 他の大学の施設を利用して実習、演習をするということも、いまのお答えですとあるわけですね。どんな形でやられることになるのでしょうか。
○栗田委員 いまのようなお考えに立ちますと、国立大学の協力というのは比較的とりやすいかと思いますが、私立大学、それから公立大学の協力というのはどういう形になっていくのでしょうか。
○栗田委員 改めて伺いますけれども、これを国立大学となさったお考えなんですが、いまのような構想でまいりますと、全国の国公私立大学によって支えられる大学ということになるわけでございまして、従来の国立大学とはちょっと質が異なっているような面もあると思います。こういう異質な大学を国立大...全文を見る
○栗田委員 この社会党案を拝見いたしますと、任期制をとらないことになっていますけれども、その場合の人事交流がどうなるのだろうかということが一つ気になります。それともその放送大学の教員は終身雇用という形にするのかどうか、どうお考えでしょうか。
○栗田委員 国立大学方式の場合、その放送大学の教員になることによって給与が低下する私立大学の先生方が出てくるということもあると思いますけれども、そういう場合に協力を受けられないということが生じるのではないかという心配を持っております。そこらはどうお考えですか。
○栗田委員 次に、多少細かい問題になりますけれども、この大学では放送による教育と演習、実習等による教育との比重はどんなふうに考えていらっしゃいますか。
○栗田委員 発足時の教授等の任命はどういうふうに考えていらっしゃるでしょうか。
○栗田委員 参議院の文教委員会で共産党が修正案を出した中に、意見放送の保障というのを盛り込んでおりますけれども、これは社会党案の中にはありません。この辺はどう考えていらっしゃいますか。
○栗田委員 それでは続きまして、文部省に対して二、三の点だけ伺っておきたいと思います。  まず、放送大学の全国ネットワークが完成するのは一体いつなのでしょうか。
○栗田委員 そうしますと、いまの御答弁ですと検討課題であって、まだはっきりとしたプログラムがなかなか立てられない、こう理解してよろしいわけですね。  それで、昭和五十四年にやはりこの放送大学法が審議されましたときに当時の内藤文部大臣が答弁をしていらっしゃるのですけれども、後期高...全文を見る
○栗田委員 この答弁が出されたのは昭和五十四年でございます。現在は御存じのとおり五十六年ですから二年たっているわけです。この二年間に余り進歩していないというふうに思うのですけれども、これがこんなに遅々として進まないというのは一体どういうわけなんでしょうか。その辺の一番の難関になっ...全文を見る
○栗田委員 先ほど、現在進んでいます後期高等教育計画の終了に沿って次にまた計画を立てていくということをおっしゃっておりました。ところで、これは先日の国会での質疑の中で出てきた問題ですけれども、いまの後期高等教育計画は計画の部類ではないということを与党である自民党の委員が言っていら...全文を見る
○栗田委員 その直接関連しない理由はなぜでしょうか。
○栗田委員 何か前回の質問の繰り返しになるような気もいたしますけれども、前の委員会で審議をされていた大学建設抑制法がもし実際に進められていって建設の抑制などがされていくとすれば、たとえば三年間抑制されても、その後の計画だって変わるわけでございますね。だから、それならば、それに続く...全文を見る
○栗田委員 こういう不安定な計画の中で、しかも数々の問題点を野党などが指摘いたしましてやっていく中で、きょうこうして強引に、強引といいますか、何としても通していくのだという方向で審議が進められているということについて、大変私は問題を感じているわけです。  それから、やはり前回の...全文を見る
○栗田委員 大学建設の抑制という案が一方から出ておりまして、これは政府提出ではございませんけれども、片方から出ているわけですね。その抑制という内容に、いわゆるエリート教育といいますか、大学の質を高めるのだといったようなニュアンスのある御発言があったわけでございます。そして文部省も...全文を見る
○栗田委員 学術の中心としての大学とお考えになりますか、この放送大学を。
○栗田委員 学術の中心として位置づけられている大学とお考えになるでしょうか。
○栗田委員 いま私が申しましたのは、大学の定義を申し上げたのですが、余り適切にお答えくださらなかったと思うのです。こういう点でも大変予盾があると思っております。あえてそれ以上伺わないことにいたしますが、最後に、計画全体の予算はどれだけかかるのだろうか、それから大蔵省としていま財政...全文を見る
○栗田委員 私、計画全体を伺いましたが、どうでしょうか。
○栗田委員 時間になりましたので終わりますけれども、二年間たっても論議が一向に進まないで、二年前、五十四年と同じような答弁をしていらっしゃいますし、参考人をお呼びしたり海外視察をしても、野党側の意見が一向にこの中に入っていかないし参考人の御意見も盛り込まれないで、法案が同じものが...全文を見る
08月21日第94回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第10号
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○栗田委員 初めに、臨調の事務局に伺いたいと思います。  臨調の答申で地域特例の見直しとかかさ上げ分のカットが言われているわけですけれども、なぜこの地域特例がこの対象になったのかということをまず聞かせていただきたいと思います。
○栗田委員 時限立法の本来の趣旨にかんがみてとおっしゃいますが、継続されるときにはまた継続されるだけの理由があってされているわけです。それから地域特例の場合、それぞれの法体系があり、またそれぞれの目的を持ってつくられているのであって、これを一律に、臨調答申などという形で手直しをし...全文を見る
○栗田委員 応分の負担の引き下げと言いますが、聖域も残っているということがはっきりしているわけでございます。軍事費などはむしろふえる形になっていますし、そういうことで、応分という考え方自体が非常に問題があるわけです。  大蔵省に伺いますけれども、その地域特例という言い方で一律に...全文を見る
○栗田委員 両様の意見を踏まえながらと言いますが、二十五日には大綱が発表される段取りになっているわけです。そうして、新聞報道またニュースなどによりますと、もうかなり具体的な中身が取りざたされている実態です。ですから、両様を踏まえてという答弁をいまここでされるのではなく、大蔵省の中...全文を見る
○栗田委員 先ほどから幾度も出ておりますけれども、それでは災害に関する特例をどう考えるのかという問題があるわけです。災対法によれば「国は、国土並びに国民の生命、身体及び財産を災害から保護する使命を有することにかんがみ、組織及び機能のすべてをあげて防災に関し万全の措置を講ずる責務を...全文を見る
○栗田委員 先ほどから地域特例の定義についても問題になっております。大蔵省はいまお答えのあったような定義を幾度かおっしゃっておりますけれども、法制局あたりはその定義は定かでない、こう言っていらっしゃるわけで、ここにも第一の問題があるわけです。災害関係が地域特例に入るのかどうかとい...全文を見る
○栗田委員 お答えになっているのが事務当局なものですから大変質問しにくいのですけれども、各省庁の意見を率直に聞いて、本当に民主的な勘案をしていくべきだと思います。  ここに長官が来ていらしゃいますけれども、先ほどから御決意を幾度も披瀝しておられますけれども、この地域特例、私はこ...全文を見る
○栗田委員 主張だけでなく実現の方向でやるとおっしゃいましたので、ぜひともその方向でがんばっていただきたいと思います。  地方自治体へのしわ寄せ、カット分を補う方向ということで、自治省などと大蔵省が話し合っていらっしゃるということです。起債ということが案として出されているという...全文を見る
○栗田委員 支障があれば補っていく方向で考えていると解釈していいのですか。
○栗田委員 次に、地震財特法の問題について伺います。  これは昨年できたばかりの法律で、しかも整備計画が決まったのが去年の十二月二十三日、ことしになってやっと動き出しているわけです。  私は静岡県ですから、特に地震問題では県を挙げて取り組んでいる中にいるわけですけれども、特に...全文を見る
○栗田委員 まだ三分の一ぐらいという状況で、なかなか残る期間に完成できないのではないかという感じがする状態です。しかも、これから耐震診断などが終わって学校だとか社会福祉施設だとかの建て直しがやっと本格的になってくるといういまの実態ですから、ここのところでかさ上げ分をカットされると...全文を見る
○栗田委員 大変力強い決意をおっしゃっていただきましたが、ぜひともがんばっていただきたいと思うわけです。     〔池端委員長代理退席、委員長着席〕  実例をたくさん挙げたいと思いましたが、時間がなくなってまいりました。たとえば清水市などでは五年間の地震対策事業費三百二十三億...全文を見る
○栗田委員 あわせて文部省に伺いますが、四月の災害対策委員会でこの地震対策の関係で私から伺いまして、鉄筋校舎の改築に当たって旧校舎の解体費用を国が見ることを検討していくというお答えがありました。これについても、財政難だから検討をやめるという方向にまさかならないだろうと思いますが、...全文を見る
○栗田委員 次にもう一つ文部省に伺いますが、小学校、中学校などの校舎を初めとしまして、地域特例の手直しがされますと、予算的に大きな影響が地方にあるわけですけれども、本当は文部大臣に伺いたいわけですが、いらっしゃいませんので、この地域特例を手直しさせないという立場に立ってといいます...全文を見る
○栗田委員 時間がなくなりましたので、あと消防庁それから建設省にまとめて伺いますが、消防関係でも、地震財特法とかそれから消防強化法の地域特例として過疎、離島、沖繩、人口急増、地震など、いろいろ該当しているわけです。それについて、やはりいま文部省に伺ったような立場で伺いますけれども...全文を見る
○栗田委員 それでは私はこれで終わりますけれども、各省庁のこういうふうに言っていらっしゃることを大蔵省も十分にお聞きになっていただきたい。また、政府はこれを十分くみ上げた対処をしていただきたいと思います。  また、国土庁長官もがんばるとおっしゃっておりますが、各省もこういうふう...全文を見る
09月08日第94回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第11号
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○栗田委員 私はきょうは北海道の水害問題、それから小貝川決壊に伴う問題、静岡海岸問題など、質問させていただきたいと思います。  当委員会の調査で北海道に参りまして、被害の甚大さに大変心を痛めております。被災された方には心からお見舞い申し上げます。  そこで、最初に石狩川の計画...全文を見る
○栗田委員 これは八月七日の朝日新聞の「異常豪雨の教訓」という記事でございますけれども、これを見ますと、「五十年の洪水で流量は約七千二百トンと、それまでの記録を更新。これに安全度を見込むと百年確率で一万一千トンを想定しなければならなくなった。そこで石狩開建でずっと基本計画の見直し...全文を見る
○栗田委員 いまそのようなお答えなんですけれども、もしこの記事のようなことが開発庁の方の中間的な検討の中で出ているとしますと、現在の築堤というのは九千三百トンを基準にやっているわけで、一万三千トンをさらに上回るような状態になるとしますと、これはかなり堤防を高くしなければならないか...全文を見る
○栗田委員 五割を上回るといいますと、本当に大変なことになるというふうに思います。  それで次に、江別市の美原とか江別太が破堤をしているわけですけれども、これはたしか暫定堤だと思います。それで、完成堤になっていればかさ上げも二メートルというふうに伺っていますが、暫定の場合五十セ...全文を見る
○栗田委員 次に、石狩川水系の治水対策の抜本的見直しとして、何を考えていらっしゃいますか。
○栗田委員 その点で、もう一つどうしても重点とするべきだと思いますのは、支流の改修をあわせて行うこと、これは非常に大切なことだと思います。これはいままでの質問者の皆さんもいろいろ御質問になっていらっしゃるわけですけれども、支流をあわせて進めませんと今回のような被害を起こすというこ...全文を見る
○栗田委員 これに一メートルかさ上げして十メートル八十九の堤防の高さになっているそうですね。ところが、この地域で測量してみましたところが、左岸の低いところでは堤防そのものが九メーター七十五とか九メーター四しかないところがあるのだそうです。そうしますと、計画高水位が九・八九ですね、...全文を見る
○栗田委員 次に、伏籠川の総合治水事業の問題ですが、これは町内会から陳情書が出ております。この中身を見ますと、雁来新川をモエレ沼ごと一級河川にしてほしい、そして国直轄で急いで事業をやってほしいという要望や、それからモエレ沼の改修を遊水池効果を出せるように直ちにやってほしいというこ...全文を見る
○栗田委員 次に、茨戸放水路の問題で伺いたいと思います。  これは緊急通水をしたわけで、漁民との間では補償の話があって通水してなかったものが、今度の水害で急遽漁協と話をして緊急に通水した、こういうことだと思います。これによって土砂がかなり流れ出している問題もあり、直接かどうか知...全文を見る
○栗田委員 これは緊急の場合ということで漁協も了承して通水したものでありますから、そういう意味でも、その補償をしていくときにはきちんとやっていくこと、これはぜひとも要望したいと思います。  それから次に、東米里地区の問題ですけれども、この地域からも陳情書が出ております。この地域...全文を見る
○栗田委員 ぜひとも早期に着手していただきたいと思います。  次に、準用河川の早期査定の問題で伺いたいと思います。  市管理の川であります南ノ沢川、これが橋の近くで護岸が流されて、土のうを積んだままになっております。これは台風十五号によるものですが、崩れた護岸が川の中にすべり...全文を見る
○栗田委員 もう一言伺いたいのですけれども、いまの査定の問題ですけれども、先に片づけてしまいますと、実態がどうであったかわからない状態になるわけですね。けれども早くしたい、この場合に方法はないのでしょうか。
○栗田委員 次に、激甚災指定の見通しその他を伺おうと思いましたが、皆さんもう質問なさっていらっしゃいますので、私はその点は省きたいと思います。  農業被害の問題でも、天災融資法の発動とか減反の目標の見直しの問題、共済の問題、規格外米の買い上げその他、いろいろございましたけれども...全文を見る
○栗田委員 このような漏水しやすい個所、過去にしたところ、こういうところなどが危険個所として一千カ所指定されているというわけですけれども、そうしますと、そういう危険な場所というのは常によく承知して監視もしなければならないし、洪水などがありそうなときには特に監視を強める必要もあると...全文を見る
○栗田委員 その日ごろの監視体制、出張所でやっていらっしゃるということなんですけれども、実はその人数が最近ずいぶん減らされておりますね。  利根川の下流工事事務所の例を挙げますと、本流河口七十六・五キロメートルから八十六・五キロメートルまで十キロメートルの間と、それから利根川と...全文を見る
○栗田委員 北海道の開発庁、お願いしてありましたが、いらっしゃいますか。
○栗田委員 余り減っていないというおっしゃり方のようですけれども、河川工手職員が四十七名減っているわけですね。  それで、さっきの小貝川の方ですが、利根川下流工事事務所でもこれは工手職員などは減っているわけです。それから北海道の開発庁管内、十五年前と比べてみますと、これは四十年...全文を見る
○栗田委員 国土庁長官としてぜひその点は主張していただいて、がんばっていただきたいと思います。  あわせて、水防法による体制とそれから河川法によります洪水対策の体制との問題でございますけれども、水防法ですと、知事の指揮によって地方自治体と住民がいざというときに堤防へ駆けつけるわ...全文を見る
○栗田委員 五十二年から五十六年、十七億と十七億ですか。きのう伺わせていただいたのでは違っているのですが、それから静岡県が出しているのでもちょっと違いますが、同じ額になっておりますか。もう一度ちょっと答えてくださいますか。五十二年から災害復旧二十三億、助成十四億というふうに伺った...全文を見る
○栗田委員 そうですか。——つまり災害復旧費は非常にかかっているわけです。できることならば、復旧に多額の投資をするのでなく、防災に先手先手にそれを使えば、それだけ有効な使い方ができるということです。特に静岡海岸のたび重なる被害を見ますと、壊れては直し、壊れては直しということの繰り...全文を見る
○栗田委員 そうしますと、少なくとも静岡海岸については新しい工法を使った堤防というのは効果があると考えてよいわけですね。もしそうであれば、今後の改修はそれをお使いになるのでしょうか、静岡海岸に関しては。
○栗田委員 それでは、最後に大臣に伺いますけれども、いま私、静岡海岸の問題などでも申し上げたのですが、災害復旧より防災に力を入れること、それがはるかに効果があると思いますし、離岸堤の問題でも静岡市がこういう陳情を出しております。「当初 一基一億三千万円程度とされていたが、諸物価の...全文を見る
○栗田委員 これで終わりますけれども、大臣、起こるか起こらないかわからないところもそうなんですが、現地を御存じないと思いますが、静岡海岸の場合、防災をしませんと必ず起こるのです。これはいまの状態でどんどん崩れていますからね。早くやった方がよほどいいわけですね。そういうところなので...全文を見る
○栗田委員 それではこれで終わります。
10月15日第95回国会 衆議院 本会議 第7号
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○栗田翠君 私は、日本共産党を代表して、老人保健法案について、総理並びに関係閣僚に質問いたします。  一九七〇年代に全国のお年寄りや住民の強い要求と運動によって、老人医療費無料化制度は革新自治体を中心に燎原の火のように広がり、八割以上の地方自治体で実施に移されるところまで進みま...全文を見る
10月23日第95回国会 衆議院 文教委員会 第2号
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○栗田委員 私は、きょう、いま問題になっております高等学校の「現代社会」の検定の問題について質問させていただきたいと思います。  ことしの春の通常国会で中学校の社会科の教科書が正誤訂正されたことで問題になりましたが、次の来年四月から使われる高校の「現代社会」は、検定が終わって見...全文を見る
○栗田委員 前半におっしゃいました、教科書も商品なので、どういうふうにして修正がされたかということは余りフェアにすべきではないというお話は、ちょっと納得しかねるわけです。といいますのは、むしろいま問題になっているのは、検定そのものが果たして教育の中立性を守る立場で妥当なやり方がさ...全文を見る
○栗田委員 論争していると長くなりますけれども、結局、教科書の組み立てというものも、これはずいぶん著者の考え方を反映しているわけでして、その組み立てを大幅に変えさせるということになれば、やはり著者の考え方に大幅に介入するということになることは間違いないと私は思います。何か特別にど...全文を見る
○栗田委員 私、この「資本の循環」の図の例を挙げたのは、平易かつ簡明な最も代表的なものだと思って挙げたのです。文章で書くよりはるかにわかりいい。またごく一般的です。これは別にマルクス経済学だけの立場ではなく、近代経済学でももうけはこうして出てくるのだというのは当然やっておるわけで...全文を見る
○栗田委員 特定の学派に偏っているからいけないとおっしゃるけれども、その判断は一体どこがなさるのか。そんなことを文部省がなさる権利はあるのですかね。特定の学派ではいけない。それでは一体何学派が文部省認定の学派なのか。経済理論というのはある程度系統性がなかったらしようがないので、そ...全文を見る
○栗田委員 いま私が挙げた例は、これはマルクス経済学的な立場でもないんですね。そんなものまで削っている。結局、資本が動いていったらもうけを上げて利潤が上がっていくということをぼかすような記述になっているのですが、これはほんの一つの例だけですけれども、全部そうですね、これは七冊全部...全文を見る
○栗田委員 さっきお分けした厚い方の資料五ページをあけていただきますと、上から三つ目にこういうのがあります。これは東京学習の百ページ目の記載ですけれども、「危険な商品が市場に出回るようになり、消費者の生命や健康までがおびやかされるようになった。たとえば、妊婦が服用した睡眠薬サリド...全文を見る
○栗田委員 ちょっと委員長、さっきの追加で一枚だけ分けさせていただきたいのですが、もう時間がないのですが、よろしいですか。お願いします。——いま残っている例もございますと言いますが、好学社の八十二ページもやはり同じように消されています。これは「このような弊害が、わが国では昭和三十...全文を見る
○栗田委員 この映画は皆さん御存じのようにサリドマイドによる被害を受けて両手がなくなってしまった典子さんが、いま青春を迎えてその苦難に打ちかちながらがんばっているというすばらしい映画なんですけれども、総理府と厚生省推薦、文部省も推薦か何かしていらっしゃいますね。そうですね。
○栗田委員 これはいま大変評判になっていますし、サリドマイド薬害のようなものをもう二度と起こすまいという願いを込めてつくられている映画で、総理府、厚生省、文部省、皆さん推薦して一生懸命に広めていらっしゃるものなんです。片方でこういうことをおやりになりながら、教科書でサリドマイドの...全文を見る
○栗田委員 もう時間がないので私、残念なんですが、ちょっといまお話を聞き落としたのですが、サリドマイドやキノホルムを教科書に復活をさせることは構わないとおっしゃったのですか。
○栗田委員 さっきの公害企業でも、あれは確定した後で正誤訂正で復活させることになっているのじゃありませんか。同じ扱いをなさるべきじゃないですか。
○栗田委員 私、終わりたいのですけれども、変なことをおっしゃるのでちっとも終われないのですが、サリドマイドやキノホルムを書くことは別にバランスを欠きませんでしょう、周知の事実、裁判もやられている、これだけ被害が出ている、みんなが知っているということなんですから、文部省推薦の映画に...全文を見る
○栗田委員 白表紙本には書かれていて見本本に消えているということは、明らかに検定の過程で問題にされてチェックされているんですよね。そのチェックの観点そのものが問題だと言っているわけです。  まことに残念ですが、時間になりましたので私、終わりますけれども、いろいろおっしゃいますが...全文を見る
○栗田委員 時間を超過して済みませんでした。終わります。