栗田翠

くりたみどり



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栗田翠の1983年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月04日第98回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第1号
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○栗田分科員 私は三つのテーマできょうは質問させていただきたいと思っております。  一つは、東富士演習場における日米合同実動演習をめぐる問題、それからもう一つは、昨年起きましたブルーインパルスの事故の問題、そして三つ目は、アメリカ艦載機の訓練施設調査費をめぐる問題でございます。...全文を見る
○栗田分科員 次に、十一月の実動演習のときに、米軍の作戦行動の日本における出発地点を清水に想定したというふうに聞いております。清水を起点としたということはどういう意味を持っているのでしょうか。
○栗田分科員 つまり清水を想定したということをお認めになったわけですけれども、これは単に最寄りだということで想定なさったわけですか。
○栗田分科員 それでは次の点について伺います。  去年十一月十四日に、ブルーインパルスの展示飛行中に浜松で事故がございました。これはまだ報告が出ておりません。事故調査報告書がまだ出ていないようなんですけれども、これはどうなっておりますでしょうか。いつごろ出ますか。
○栗田分科員 いま調査の途中というわけですけれども、そうしますと、その墜落の原因は、中間的な調査の中で何だと考えていらっしゃいますか。
○栗田分科員 墜落をしたパイロットが非常に未熟だったということなどはお考えになっていませんか。
○栗田分科員 私、ここに「航空情報」の九月号を持ってまいりました。これによりますと、こういうことが書かれております。これは「公開迫るT—2ブルーインパルス」というブルーインパルスの特集号になっておりますけれども、この中で「現在のチームの仕上り状態は、ほぼ完璧で全く心配はない。欲を...全文を見る
○栗田分科員 しかし、実際に事故を起こしております。しかもここの記事は、幾度も読みますけれども、「公開展示飛行に参加できるようになるまでには、まだ若干時間を要する」。事実、一番身近な隊長がそう言っているわけですから、これは結果から見ても、またこのことが八月ごろに言われていたことか...全文を見る
○栗田分科員 なかなかお認めになりませんが、また、予断を持たずにとおっしゃいますけれども、すでに予断を持っていらっしゃるわけで、客観的なこのようなものが出されているときに、本人は亡くなっているのに未熟ではなかったということをしきりにおっしゃっている。  私が心配しますのは、これ...全文を見る
○栗田分科員 命を大切に考えるべきだという点で、大臣のお考えを伺いたいと思います。
○栗田分科員 次に、米軍鑑載機夜間訓練代替施設の問題について伺いたいと思います。  五十八年度予算の中に調査費九百万円がついておりますけれども、この使途はどういう内容なのでしょうか。
○栗田分科員 その施設はいつまでに確保することになっておりますか。
○栗田分科員 これは米軍側の要請で調査をしていらっしゃると思いますけれども、アメリカの側からいつまでに確保せよという期限を切った要請があるのか、それとも日本の側の判断で決めればよいのか、どちらなのでしょうか。
○栗田分科員 そうしますと、期限というのは日本側の判断で決めればよいということですね。
○栗田分科員 調査によりますと、すでに横田基地がその代替基地として一部使われているというふうに聞いておりますが、イントルーダーとかコルセアなどが激しく訓練をしているということを最近聞いておりますが、そのとおりですね。
○栗田分科員 分散をしてきているということはかなり代替基地をつくる事情が逼迫していることだと思います。  続いて、この予算は夜間訓練代替施設というふうになっておりますけれども、いま探していらっしゃる施設というのは夜間だけのものを探していらっしゃるのですか、それとも昼夜広げていく...全文を見る
○栗田分科員 質問にお答えになっていらっしゃらないのですが、そうしますと、夜間だけではなく昼夜の場合もあるということですね。
○栗田分科員 私の聞き方が悪いのかもしれませんが、そうしますと、夜間訓練基地を求めているのだから夜間の訓練だけをするところを探しているということですか。そうとは限らないのですか。
○栗田分科員 夜間としますと、それは時間帯はどういう時間帯になるのでしょうか。
○栗田分科員 次に、施設の場所なんですけれども、いままでこの種の問題での質問があった議事録などを見ましても、既設の施設を使う場合、新設の場合、それから附帯施設を使う場合、三つを考えていらっしゃるということですが、とりあえず既設の施設を使う場合にしぼって伺いたいと思います。  関...全文を見る
○栗田分科員 場所をちっともおっしゃらないのですけれども、でも周辺の既存の基地ということになれば当然あるものにしぼられてくるわけです。その中で条件のかなったものに当然しぼられてくると思います。  そこで、すでにいままで新聞報道などもいろいろとされておりますが、そればかりではなく...全文を見る
○栗田分科員 しかし、飛行場ならばまだほかにもあるわけで、この六カ所が出されたということはやはりかなり候補地がしぼられているということだと思います。  また、千葉県の白井町当局が防衛庁にいろいろと聞いてそこから得た回答をコピーしたものを持っておりますけれども、それでも既存の基地...全文を見る
○栗田分科員 つまり、考えられるところがこの六カ所であるというお答えだと思います。  それからもう一つ、最近入手した情報によりますと、硫黄島も候補に挙がっているというふうに聞いておりますが、ここは遺骨の収集がまだ終わっていないので厚生省が非常に渋っておるけれども、遺骨の収集が終...全文を見る
○栗田分科員 訓練基地としていろいろな条件があると思いますが、艦載機の夜間訓練基地として必要な要件というのはどういうことなのでしょうか。
○栗田分科員 もう少し詳しく伺いたいのですが、同様の条件といいますと、たとえば滑走路の長さとか幅、照明の問題、通信施設の問題、また周辺地域の問題、いろいろあると思いますが、そこらはいかがでしょうか。
○栗田分科員 では、つまり、同様であれば候補として考えていくということにもなるわけですね。  次に、既存の自衛隊の基地を使う場合ですけれども、いまある自衛隊の基地をときどき米軍が使用する場合と、逆に常時米軍が使う形にして、ときに自衛隊が使うというふうに変わる場合がありますね。一...全文を見る
○栗田分科員 使う場合の機種はF4ファントムだけですか。その他も使う可能性がありますか。
○栗田分科員 周辺に市街地、人家密集地などがあった場合、これは厚木、横田ですでに問題になっているわけですけれども、こういうところは当然候補から外していらっしゃるのでしょうね。それとも、あえてそういうところでも対象に考えていらっしゃいますか。
○栗田分科員 そうしますと、そのことは大いに考慮して、密集地だった場合にはやめていくということですか。
○栗田分科員 それでは、時間がなくなりましたので、最後に大臣に一言だけお答えいただきたいと思います。  厚木にしましてもその他にしても、住民が騒音で大変苦痛を味わっているわけです。まず住民の意向を何としても尊重していただきたいと思うわけで、候補地に挙がった場合にも住民また自治体...全文を見る
○栗田分科員 終わります。
03月05日第98回国会 衆議院 予算委員会第六分科会 第2号
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○栗田分科員 きょう私は中小企業対策について伺いたいと思っております。  中小企業が日本経済に占める大きな役割りというのはもう申し上げるまでもありません。家族を含めますと、日本の人口の約三分の二が中小零細企業人口だと言われているぐらいですから、いまの景気の浮沈の問題もここの対策...全文を見る
○栗田分科員 不況が進行しておりますから経営が非常に苦しい状態になっているので、なかなかむずかしい面はあると思います。けれども、あくまでも救済という立場も加味をした配慮を十分にしていただきたいと思います。  もう一つ、保険限度額なのですが、現在最高三百万になっていると思いますが...全文を見る
○栗田分科員 限度額が三百万であるためにそのような実績の結果が出ているということもあると思います。かなりほかの制度融資を兼ね合わせて、苦労して資金調達をしているという実態がありますので、その点は引き続き御検討いただきたいと思います。  次に下請の問題に移ります。特に下請は、中小...全文を見る
○栗田分科員 時間がございませんので、お答えは簡潔に結論だけで結構でございます。  次に、実績原価方式がふえております。これは年々コスト変動の条件というのはあるわけなのですが、前年の実績をもとにして原価を計算して押しつけてくるという、こういうやり方です。これはやはり六・三%から...全文を見る
○栗田分科員 それから次に、取引に関する書面交付というのは、支払い遅延防止法の三条でも原則として契約は書面であるべきだというふうに述べられております。ところが、口約束がやはりふえております。これが同じく同年のと比べますと、三・三%であったのが六・三%、ほぼ倍増しておりますが、この...全文を見る
○栗田分科員 次に、見積もり合わせ方式というのがいまとられておりますけれども、一見合理的に見えますこの方式が非常に過酷な実態になっているということを調査の結果から申し上げたいというふうに思います。これはある親会社の場合なんですけれども、単価を決めていくのに部品を製造していく過程を...全文を見る
○栗田分科員 また問題のところを具体的に申し上げますので、ぜひ調査をしていただきたいと思います。  次に、代金支払い状況について伺います。同じく先ほどの調査の結果を見ますと、代金の支払いの方法が現金比率が非常に減ってきております。四六%であったものが四〇%になっているわけでござ...全文を見る
○栗田分科員 次に手形サイトでございます。  公取委は手形のサイトは百二十日以内というふうに大体指導していらっしゃると伺っておりますけれども、この調査を見ますとこの期間が大分延びております。もっとも平均は百二十日以内に入っておりますけれども、百十二日でありましたものが五十七年に...全文を見る
○栗田分科員 同様に、あと業種では工作機械が百二十・一日、わずかですが、これも超えております。それから舶用機品など、これが百二十七・三日で相当超えております。平均でこのありさまですから、実態はひどいものではないかと思います。同様に御指導いただきたいと思います。よろしいですね。 ...全文を見る
○栗田分科員 ちょっと私がその資料を読み違えたのかもしれませんが、いま代金支払いの日数が延びてきているということは、やはり不況の中でただでさえ苦しい下請がだんだんに困難になってきているという実態だと思いますので、これをなるべく縮める方向での御指導をお願いしたいと思います。  い...全文を見る
○栗田分科員 最後に、こういう厳しい中小企業の実態の中でいろいろな調査もされております。昨年の十月に全国商工団体連合会の婦人部協議会が大がかりな業者婦人の実態調査をいたしました。この中で非常に苦しいという声がたくさん出て、同様の調査を七三年、七七年にもしておりますが、これと八二年...全文を見る
○栗田分科員 時間がなくなりました。もう最後ですが、軽減措置も含めて、私ちょっと言い落としたかもしれませんが、調査をしていただきたい。自治体で制度としてやっているところがあるわけなんです。だから、そこを調査していただきたいということを補足いたします。  大臣、これは所管が違う問...全文を見る
03月18日第98回国会 衆議院 文教委員会 第3号
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○栗田委員 私は最初に、大臣の文教行政にかかわる所信について伺いたいと思います。  いままでもすでに各党からの御質問に答えられて、大臣は、文教行政は憲法と教育基本法の精神に沿って進めていくというふうにお考えを述べられておりますが、そのとおりでございますね。
○栗田委員 私、大臣がお書きになられたもの、それからいろいろなインタビューにお答えになったもの、かなりいろいろ読ませていただきました。そして、その中で感じましたことは、大臣が一貫して言ってらっしゃるのが、現行憲法は占領軍に押しつけられたものであるというお考えが貫かれているように思...全文を見る
○栗田委員 私が押しつけられたという大臣のお考えを問題にしていますのは、その経過の問題だけではないのです。実はいろいろお書きになっているものなどを拝見いたしますと、押しつけられたものであるから内容が云々ということをずいぶん言っておられます。  たとえば、ここにありますのは、昨年...全文を見る
○栗田委員 憲法がおむつだということになりますと、その中で大臣が言っていらっしゃるお考えは、日本は当時赤ちゃんだった、成長過程にある赤ちゃんだったからおむつをはめたのだけれども、もうそのおむつを外さなければならないようにりっぱに成人したのだというところにお話がつながっているわけで...全文を見る
○栗田委員 過去の憲法成立の過程についておっしゃったようなお話でございますけれども、それでは現在のきょうこの時点に立って大臣は憲法をどう見ていらっしゃるのかということですね。過去、日本を弱体化し、解体するために占領政策で憲法がつくられたのだ、それがこり固まったものだというふうにず...全文を見る
○栗田委員 大臣がお書きになったもので、一九八一年の十一月、やはり「民族と政治」に載っているお話があります。  おととしの十一月でございますが、これを見ましても、戦後の占領政策を同じような形で批判をなさって、つまり憲法批判をしていらっしゃるわけですが、「いわゆる個人主義の人間を...全文を見る
○栗田委員 できればゆっくりと憲法についてのお話し合いもしたいわけですけれども、その質問もさせていただきたい点がありますが、時間がありません。私は、大臣がいまおっしゃっていることをなるべく正確に理解しようという立場で伺っております。でも、その中でやはりいろいろ矛盾点も感じますし、...全文を見る
○栗田委員 憲法の精神が正しく理解されたら学校があんなに荒れるはずはないというお考えは、実は私も同感でございます。学校が荒れている責任は家庭とか現場の教師とかそれだけにあるのではなく、文教行政のあり方そのものにも当然責任があると思いますが、そうしますと、その文教行政の中にも憲法を...全文を見る
○栗田委員 どういう点が問題かということなど、気がついたことを後で私も二、三指摘をさせていただきたいと思います。  時間が大変気になりますがもう一つだけ伺いますが、大臣、先日参議院の予算委員会の御答弁の中で、教育勅語どこが悪いかということをおっしゃったと新聞に報道されております...全文を見る
○栗田委員 教育勅語はすでに昭和二十三年の六月十九日に衆議院で廃除決議がされておりますし、同じ日に参議院でも失効確認に関する決議がされております。この中でもはっきり言われていますように、もちろんその「夫婦相和シ」とか「朋友相信シ」とかいうようなことそのものだけを切り離せば道徳とし...全文を見る
○栗田委員 いま大臣がおっしゃったことはちょっとよくわかりませんが、時間が大分たちましたので、まだいろいろ伺いたいと思いましたけれども、この論議はちょっとここで中断いたします。  それで、次のテーマに移らせていただきたいと思いますけれども、一つは、静岡県の障害児学校の定数の問題...全文を見る
○栗田委員 すでに五十五年に標準法が改正されておりまして、まる三年たっているわけです。三年もたちながら、静岡県では百八十九人も法に満たない状態で教員が配置されているというこの問題、しかもこれは旧法に照らしても相当足りませんね。いま私は県立の障害児学校だけをちょっと計算しましたけれ...全文を見る
○栗田委員 五年計画と申しますけれども、私の調査では、五十八年度は改善増九人増だけですね。そうですね。
○栗田委員 それは市立、組合立も含めてということですね。しかも、改善増だけじゃありませんでしょう。いまのは自然増が入っていますよ。
○栗田委員 いま、未充足とおっしゃいましたか、ちょっと聞き取れなかったのですが。
○栗田委員 ずいぶん御答弁矛盾しているのですが、さっき、定数との関係で百八十九名不足とおっしゃいましたでしょう。そうなんですよ、実際は。ですから、そんな三十何名なんということはありませんし、未充足四十何名などという簡単なものじゃないはずですよ。時間がありませんので、どうぞ正確にお...全文を見る
○栗田委員 文部省、こういう重大な事態をもっと正確にお調べになる必要があります。県立だけでもそんなことはありません。何しろ公立は市立二校、組合立一校しかありませんから。あと残りは全部県立。私どもの調査によりますと、県立だけで五十八年度百二名、県が言っているだけで不足です。そういう...全文を見る
○栗田委員 つまり、県立でも定数に百二名不足しているのですね。そして、最初にお答えがあった、公立全体で百八十九名の不足なんです。それに対して、三十何名とおっしゃいましたけれども、そのお答えもちょっとよくわからないですね。三十八名が未充足だとおっしゃいましたでしょう。それ、違ってい...全文を見る
○栗田委員 今度お答えが小中学部だけになりまして、県立の障害児学校は高等部もありますから、私、ちょっとこれを保留させていただきたい。私の方は全部資料持っておりますけれども、こういうお答えではとても質疑にならないのです。  委員長、いかがですか、その分ちょっと時間を残させていただ...全文を見る
○栗田委員 それでは、私の方のこれは間違いない、県から聞いた調査資料ですから、それでやらせていただきますけれども、県立だけで五十八年度百二名不足しております。そして旧法でも、五十八年度で八十名不足です。こんな状態ではどうしようもないわけでして、五カ年計画といいますけれども、改善増...全文を見る
○栗田委員 私はそのお答えに不満でございます。五十八年度に、五カ年計画といいますけれども、五カ年で充足できないような数を初年度の計画にしていて、一体それで、達成すればよいというふうにおっしゃればいいのでしょうか。しかも、もしいまの初中局長のようなお考えですと、一体何のために法律が...全文を見る
○栗田委員 そうしますと、県が現在出している五カ年計画どおりでなく、それをもっと早めるように指導なさるということですね。
○栗田委員 まだ私、不満でございますが、次に進ませていただきます。  自治省においでいただいたのですが、時間がなくなってしまいましたので、本当に申しわけありませんが、御質問しないで終わりますけれども、お許しください。  次に、九州産業大学の補助金不正受給問題で、一言だけ伺いま...全文を見る
○栗田委員 その捜査の容疑内容は何ですか。私文書偽造ですか。
○栗田委員 この前の予算委員会の質問の中では、一つは補助金の不正な使用ということがありましたけれども、もう一つは、当然ながら、大学が学科を新設する場合には、文部省に申請書類を提出するわけで、そこに実際にはいない教授や、助教授などをずらずら並べたわけですね。そうしますと、その書類に...全文を見る
○栗田委員 わかりました。  この九産大学の事件は大変忌まわしい事件ですけれども、ただ、このような事件を契機にして、私学助成を減らしていくとか、また本当に必要としている大学に対して配分を減らすというようなことは絶対にしないでいただきたいということを重ねて申し上げておきます。文部...全文を見る
○栗田委員 それでは次の問題に移ります。時間がなくなって、私もちょっとあせっておりますけれども、次に、少年非行の問題でございます。  横浜で浮浪者襲撃事件が起こりました。初めにこの概要について一言説明をしていただきたいのですが、何分時間が少ないものですから、前半の新聞で多く報道...全文を見る
○栗田委員 確認できないものもあるということですけれども、何回かにわたってこのような襲撃事件をやっていること、また関係する少年たちの数がふえてきているということ、これは事実だと思います。これは大変すそ野の広い事件だというふうに私は思っておりますし、また、これを聞いた方々の評価でも...全文を見る
○栗田委員 この金沢中、蒔田中、私も横浜へ何度か行きまして、父母の方々それから先生方、いろいろとお話を伺い、調査をした中でいろいろなことがわかりました。特に金沢中などで、また蒔田中も含めてですけれども、金沢中などでかなり幅の広い先生の子供への体罰がやられていることは調査でおつかみ...全文を見る
○栗田委員 校長にお会いになったり教育委員会なんかにお会いになりますと、そういう実態がなかなかつかめないですね。ところが、たとえば朝日ジャーナルの三月四日号などを見ましてもこういうことが書かれております。  これは金沢中ですけれども、「A中学の場合、全く別々に取材した生徒、親数...全文を見る
○栗田委員 年少でなければいいというわけではありませんね。
○栗田委員 警察庁がお調べになりました校内暴力の資料を見ましても、注意あるいは厳しいしつけへの反発、仕返しで暴力をふるったという子供が七〇・七%もあるという。全体の中で子供のそういう反発というのは非常に強いわけです。もちろん厳しいしつけに単に反発するという間違った子供の反応もある...全文を見る
○栗田委員 また、あらゆる暴力に対して教師が毅然として対処していくということ、子供同士の暴力でもそうですし、先生への暴力でもそうですが、そのことが大変必要だというふうに思います。  それでは、次の点に移りますけれども、いまも、教師が子供を理解し、その心が通っていくことが必要だと...全文を見る
○栗田委員 三十六学級では大き過ぎますね。いま方々へ行きましても、文部省がそういう指導をしていらっしゃるから、三十学級なり三十数学級なりにならないと分離しないという動きもあって、もっと適正規模にさせていくための前向きの本気の努力がいま必要だというふうに私は思います。  それから...全文を見る
○栗田委員 ぜひ全力を挙げてやっていただきたいし、中曽根総理自身が内閣挙げて教育問題に取り組むとおっしゃっておる以上、総理大臣も御理解になられるでしょうから、当然理解なさるべきでありますから、いまの行政改革の中でもそういうことを促進させるように御努力いただきたいと思います。  ...全文を見る
○栗田委員 この出席停止がもし正当な手続でやられたとしましても、子供が家にいてぶらぶら遊んでしまっていたのでは何にもならないわけで、やはり出席が停止されて子供が家庭にいる場合にきちんとしたしつけ、それから学習が継続されるような条件を配慮しなければならないと思うのですけれども、これ...全文を見る
○栗田委員 私も、周りの子供に大変悪い影響があって授業を妨げるような場合に、出席停止が全部悪いというふうには思いませんが、やはり慎重な態度で、教育的配慮を持って、しかも法で定められた手続によっての停止でなければいけないというふうに思います。  ところで、私、初中局長に伺いますけ...全文を見る
○栗田委員 時間になりましたのでもう終わりにいたしますが、学校によっては学校内謹慎という形で子供を校長室にクラスからは切り離しながら、あきの先生が交代で教えているというような大変な努力をしていらっしゃるところもあります。先生方の負担は大変になるわけですが、こういうことまでして努力...全文を見る
○栗田委員 終わります。     〔委員長退席、船田委員長代理着席〕
03月25日第98回国会 衆議院 文教委員会 第5号
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○栗田委員 このたびの法案の中で、急増地の補助金が継続してかさ上げを続けられたことはいまの事情から考えて当然だと思いますが、問題になるのは、政令指定都市など一部が七分の四にされたことです。この理由についてはもうたびたび質問の中でお答えになっていらっしゃいますので、私は伺うのを省き...全文を見る
○栗田委員 かなり多い量だというふうに思います。  政令指定都市それから不交付団体が抱えている事業量が全体としてまだ非常に多いということ、それから、いままで長いこと学校をつくるのに苦労してきておりますから児童生徒急増地が以前から超過負担を抱えてきた歴史があるということ、もう一つ...全文を見る
○栗田委員 そのうちで五十八年度に分離予定のものは何校ありますか。
○栗田委員 つまり、現在三十学級以上という非常に大きな学校がまだ二千三百二十八校ありますけれども、一年間に三百校程度しか分離が予定されていないということですから、これは遅々として進んでいないと言うよりほかないと思います。そういう中で実際にどんな状態になっているかということ、それか...全文を見る
○栗田委員 ですから、こういうことになりますと、小学校を分離した場合二分の一しかつかないということになるわけです。けれども、いまお話ししたように小中学校ともに大変なマンモス校を抱えている実態ですから、そう考えていきますと、指定を受けていないから二分の一、しかし分離は必要であるとい...全文を見る
○栗田委員 大臣いまのお答えお聞きくださったと思いますけれども、私が申し上げているのは、急増指定が終わってしまったようなところは補助率が下がるわけですね、しかし、いままで非常に児童生徒の数がふえていたためにたくさんのマンモス校を抱えていて、指定は終わったけれども分離は促進していか...全文を見る
○栗田委員 将来に向けてぜひ努力をお願いしたいと思いますし、また地方自治体の努力が足りないとおっしゃいますけれども、一遍にたくさんのものをしなければならない場合、どうしても財政負担のためにやり切れないということがありますから、そういうことも十分お考えいただきたいと思います。  ...全文を見る
○栗田委員 ですから基準の四分の一ぐらいしか運動場がありません。運動会をどうなさるのですかと伺いましたら、子供たちが運動場へ出ますとほとんど運動するところがなくなって親が応援する席がないのだそうです。父母の方たちは一並びに校舎の周りに立って運動会を見るそうですけれども、それでは余...全文を見る
○栗田委員 ところが戸塚中学校は現在七つしかありません。それは全部を普通教室に転用してしまってどんどん減っているわけですから、十七なければいけないのに七つしかないというのは、これはまた大変なことで、しかも中に入ってみましたらばもう取り壊すばかりになって、何年も前から取り壊し予定の...全文を見る
○栗田委員 ところが、横浜で独得の何か特別教室の配備基準というのをつくっているのですね。国の国庫負担法の施行令でいいますとさっきの十七になるのですけれども、横浜の場合にはこういうのができているのです。一学級から三十五学級まで八教室、三十六から四十まで九教室、四十一から四十五まで十...全文を見る
○栗田委員 そこで大臣に伺いますけれども、いま私がるる申し上げたような実態に子供はもう何年も置かれているわけです。いまのお答えですと、横浜は人口急増都市で非常に苦労しているからある程度いたし方ないみたいなお話ですけれども、横浜は政令指定都市なんです。それで、さっきのお答えですと、...全文を見る
○栗田委員 結局財政事情があったり困難を抱えているだろうから、十七なければならない特別教室が七つしかなくて、しかも四つはろくに使っていなくても仕方がないとか、そうはおっしゃらないけれども、横浜はそういうことでいろいろ特別な基準をつくっているのだろうとか、運動会のときに運動場に子供...全文を見る
○栗田委員 ですから、私が申し上げているのも、いま二十四学級を超えるようなものについてはもう一度考えるようにと指導なさるべきではないかと申し上げているわけです。いかがですか。
○栗田委員 結局適正規模というものについてのお考えが、文部省は非常に甘い考え方をしていらっしゃるのじゃありませんか。二十四学級を二つに分ければ十二学級で、これが国が決める適正規模の下限なんですから。三十学級にいくまで子供達どうなるのですか。毎年毎年だんだんにふえていくとしてもそこ...全文を見る
○栗田委員 五十七年度ではいかがですか。
○栗田委員 非常に少ないですね。それで、四十六校には補助金はつきましたか。
○栗田委員 五十七年度に減ったのはどういうわけですか。
○栗田委員 行政改革の中で抑制なさったということですね。  私は鹿児島の例を調べてみました。決して抑制できるような実態ではない、実際には必要なものがまだ多数あるということが全国的にあるということがわかっておりますが、鹿児島の例で申しますと、実態はひどいものです。時間がありません...全文を見る
○栗田委員 七メートル必要なのに四・幾つしかない、こういう状態ですから、バレーボールをやりますと天井につかえてしまいます。どういう事態が起きているかというと、結局ちゃんとした体育としてのバレーができないで、中にはバレーボールを使わないでビーチボールを使っているような状態が出ていま...全文を見る
○栗田委員 学習指導要領に沿った教育というのが非常に大切な、これはどうしてもきちっとやっていかなければいけないのにこの実態ということですから、位置づけながら天井の高さが足りないためにちゃんとできない、こういう状態になっておりますし、最近ママさんバレーなども盛んですから、社会体育を...全文を見る
○栗田委員 時間が来ましたから、最後に一問だけ伺います。  危険校舎の点数は四千五百点になっておりますけれども、いま毎年千点上乗せをして継続しております。これは必要だからそうなってきている状態だと思いますし、全体のコンセンサスからいいましても、恒常的に五千五百点にしていくべきで...全文を見る
○栗田委員 それでは、時間が来ましたので終わります。
○栗田委員 私は、日本共産党を代表して、義務教育諸学校施設費国庫負担法の一部を改正する法律案に対する修正案につき、その内容と提案理由を御説明いたします。  修正案の内容は、児童生徒急増指定市区町村に対する小中学校校舎建設費国庫負担率三分の二という特例措置を、政令指定都市及び不交...全文を見る
05月10日第98回国会 衆議院 科学技術委員会 第4号
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○栗田委員 私は、浜岡原発三号炉をめぐる問題についてきょうは質問いたします。  すでに中部電力は、浜岡原発の三号炉を建設し始めておりますが、もともとこの位置が東海大地震の震源域にあるということで、こんなものをこんなところに建設するのは危険ではないかとかねがね反対をしてまいりまし...全文を見る
○栗田委員 それでは、地図上三百メートルもずれているところに印がついているということはどういうことですか。
○栗田委員 しかし、十メートル、二十メートルぐらいの違いではないわけですね。  それからこの地図を見ましても、明らかに谷が一つ間に余分に入っておりますから、たとえ道路がかいてなくてもこれはかなりのずれなんですね。私たちは地元の者ですから、現地調査に行きまして、これは谷が一つ余分...全文を見る
○栗田委員 しかし、これは公開されている唯一のものでございますから、もしこの一部補正をもとにして国民の側が、また住民が、この場所を訪ねていって自分の目で確かめようと思ったときには、この図ではこの場所に行き着かないのですね。そういうほどに不正確なものなんですね。後から私の方から要求...全文を見る
○栗田委員 ですけれども、これははっきり見まして谷が一つ違っているのです。ちょっと大臣にお目にかけてもよろしいでしょうか、委員長。――ちょっとごらんください。この赤い丸のところが本当のところですが、この下のところですね、谷が一つ違います。かなり違いますね。大臣、これをごらんになり...全文を見る
○栗田委員 しかし、地図上谷が一つ違っているということは事実ですね。大臣、いかがでしょうか。
○栗田委員 しかし、公開されているわけですから、住民の側は自分たちでも確かめるということもするわけです。こういう原発の建設については、当然住民の意思も尊重していかなければいけないわけなのですから、そういう点を保障するのは当然なことで、皆さん方が審査上差し支えなかったからといって、...全文を見る
○栗田委員 確かに、地形図にプロットしたものを改めていただきましたけれども、しかし地質図でも、正確にかかれていたら、地元に詳しい人だったら訪ねて行けると思います。こういう議論を長く続けていても時間がかかりますので、この程度にしておきますけれども、しかし、たとえ何でありましょうとも...全文を見る
○栗田委員 非常に不正確なものをそのままお使いになるわけですね。じゃこの問題は、通産省がそういう態度であるということで、それがわかりましたので次の点へ参ります。  この補充申請書の中で、こういう文書があります。「相良層、掛川層にみられる断層と第四紀層との関係については、一〇数ケ...全文を見る
○栗田委員 十三カ所以外の露頭は調べていないのですね。
○栗田委員 質問に正確に答えてください。  それでは、それ以外の露頭も調べているわけですか。
○栗田委員 そう伺っているけれどもほかは承知していないと、そういうことなんですね。  それでは、次に、この十三カ所がいずれも「変位を与えていない」というふうに評価している、その根拠は何ですか。
○栗田委員 それは評価のための検討の仕方であって、実際にどう評価したかというお答えにはならないのです。  それでは、一、二、三、四、五、六と、十三カ所ですね、それぞれどうであったかということは、答弁書をお書きになっている以上、全部当たって検討なさったと思いますけれども、いかがで...全文を見る
○栗田委員 そうしますと、今度の私の質問主意書に対する回答をおつくりになる過程では、改めてお調べになったわけではなく、以前そういう審査をしたときの評価をそのままお書きになったということですね。
○栗田委員 これはあくまで政府の答弁書ですからね。それで、こちらは改めて問題提起をしているわけですから、最初に申請が出された時期と事情が違うわけです。本来、政府が答弁をなさるときには、問題になっているところを改めて調査をなさるべきじゃありませんか。  それでは、単に申請者の言っ...全文を見る
○栗田委員 そうですか。  それでは伺いますが、11K1201、さっき日本科学者会議の先生方が調査をして発見なさった露頭なんですが、白羽断層の露頭の問題なんですけれども、ここは第四紀層に断層はありますね。
○栗田委員 それは御自分の目で確かめていらっしゃいますか。
○栗田委員 新しく問題を提起したけれども、当時の審査の関係者から聞いただけなんですね。そうですか。  それで、変位を与えていないと断定していらっしゃいますが、与えておりませんでしたか。
○栗田委員 御自分で見ていらっしゃらないわけですが、どういう根拠でそういうふうにお考えになりましたか。
○栗田委員 まともに質問に答えてください。変位を与えていないという根拠は何かというふうに伺っているのです。確認したから、うのみにせよと言われても困ります。その変位を与えていない根拠を言ってください。
○栗田委員 何とも答えになってないのですけれども、じゃ、当時の審査の状況はどうだったのですか。どういう根拠があって、変位を与えていないというふうに結論づけられたのですか。時間がありませんから、早くまともに答えてください。
○栗田委員 科学者会議の先生方は、変位を与えていると言っておられるのですね。学者ですよ。その方たちが言っておられるのに、与えていないと確認したということだけをおっしゃるけれども、そうすると、日本科学者会議の方たちの結論は間違いだ、現地も見ず、変位を与えていないその根拠をはっきり課...全文を見る
○栗田委員 通産省はこういう態度で、科学者会議などの発見をないがしろにしているということですね。  それでまた、私が改めて、もしここに変位が与えられていたのならば、H断層は活断層かもしれないという重大な疑惑があるから、質問主意書を出しているわけです。それなのに、新たにそのことを...全文を見る
○栗田委員 答えになっていませんね。  それじゃ、もし変位を与えている場合には、どういう状態になっていたら与えていると考えるわけですか。
○栗田委員 判断をしているとおっしゃるが、そのつながっていない部分というのは、表面にある崩土を掘ってきちんと調べましたか。断層がつながっていないように見えても、土がかぶさっている場合がありますね。そこは当時掘って調べたのですか、どうですか。
○栗田委員 何か言っていることが矛盾しているのですね。さっきは、現地の調査の状態を十分に聞いて大丈夫だと判断してそう審査をした、そして非常に十分にやって大丈夫だったから、それを使って答えたとおっしゃっていて、いまになったら、現地の調査の状況を十分に知らないとおっしゃるわけですね。...全文を見る
○栗田委員 あくまで推定で物を言っていらっしゃいますし、これだけ重大な、もしこれが断層が三紀層と四紀層が連続していたら、H断層は活断層かもしれないという問題に発展するわけですね。その活断層かもしれないという問題を持っているH断層の上に浜岡原発三号炉がいま建設されていて、東海大地震...全文を見る
○栗田委員 つまり、いまのお答えではっきりしたことは、通産省の報告を聞いてそのまま科学技術庁も確認なさったということであって、改めて何もやっていらっしゃらないということですね。  それで、専門的な知識を要するというふうにおっしゃいましたけれども、この日本科学者会議の今回の調査に...全文を見る
○栗田委員 だれでも見られるところならなおのこと、スケッチ図をお出しになっても差し支えないんじゃありませんか。大して問題ないんだとおっしゃるなら、いいじゃありませんか。
○栗田委員 だって、政府が許可するんですよ。そのために調査したわけでしょう。申請する義務があって、その中で物を選んだにせよ、政府は提出を要求することができるわけですよ。中電が所有しているのだから要求しないなんて、そんなことじゃないじゃありませんか。こちらで必要だと言っておりまして...全文を見る
○栗田委員 そんなややこしいことしないで通産省の方から、電力会社から聞き取ったものでもメモでも、できればきちんと書かれたものがいいですが、要求してこちらへ出してくださいませんか。
○栗田委員 直接関係あるかないか、それはそちらの独断でありまして、こちらは関係あると言っているわけですね。現に、白羽断層の露頭が問題があるということで、いままで関係ない、大丈夫だと言われていたものをこちらは問題があると言っているわけですから、本当に関係がないかあるかということの判...全文を見る
○栗田委員 お願いします。  時間がなくなりましたが、さっきスケッチ図が一つだけ出ているところが、H断層と非常によく似たところなので出したとおっしゃったのですが、これも議論があるのですね。これは、学者の判断に任せる以外にありませんけれども、一体ここに断層があるのだろうかという場...全文を見る
○栗田委員 いま二十一本とおっしゃいましたが、そうですか。二十本じゃないですか。
○栗田委員 それで、これが表に出ておりますね、「リニアメントの比較と現地調査結果一覧表」。これは、地形による判定と地質による判定というふうに、二つの判定がされております。地質による判定をなさる以上、当然露頭を見ているはずなんですけれども、ところがさっき伺ったら、露頭は見ているかど...全文を見る
○栗田委員 詳細は把握しないで、大丈夫だというふうにおっしゃるわけですね。  それでは、その申請者から資料を出していただきたいのですけれども、どことどこの露頭を見て、地質による判定をなさったかというのを出していただきたいと思うのですが、そのこともついでにさっきのとあわせて要請し...全文を見る
○栗田委員 さて、この一覧表を見て私は驚いたのですけれども、実は全部大して活動性はないものであるというようなことで判定されているのですね。地質による判定、たとえばさっき問題になった白羽断層は、中電の、申請者の判定によりますと、断層変位地形である可能性が低いリニアメント、それから広...全文を見る
○栗田委員 そうしますと、よくお答えがわからないのですが、何かI、II、III、IV、Vのランクの下の方にみんな置かれているのですけれども、活断層だと評価しているということなんですか。
○栗田委員 しかし、IからVまでランクづけしてありますね。たとえば「地質による判定」、Iは「断層変位地形である可能性が高いリニアメント」、IIが「断層変位地形である可能性があるリニアメント」とだんだんなってきまして、IV、Vになりますと「非常に低い」ということになっているわけです...全文を見る
○栗田委員 結論だけがはっきりしていますね、安全だ、安全だと。だけれども、空中判定だけでこの「日本の活断層」などが評価されているわけじゃないですね。現地の地形も判定されているし、それから今度のように、地質的に露頭を調査して、これは確かに断層であったということも、目で見て確かめるこ...全文を見る
○栗田委員 これで終わりますが、客観的に判断すべき安全委員会、また政府・通産省が申請者の申請をうのみにしていらっしゃるだけであるという、そういうことを私は強く感じました。  以上で終わります。
05月11日第98回国会 衆議院 文教委員会 第7号
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○栗田委員 私の持ち時間は大変少ないものですから、お答えはぜひ簡潔にしていただきますように最初にお願い申し上げます。  さて、獣医学教育はすでに獣医師法の改正で学部四年、修士二年の上積みになっておりますから事実上六年制に移行しているわけですけれども、今回の改正が医学や歯学と同じ...全文を見る
○栗田委員 いま、財政難を理由に財政当局からの風当たりもかなり強いと思いますので、ぜひその点はしっかりとやっていただきたいというふうに強く要望いたします。  次に、教育研究条件の整備と充実の問題について伺います。  獣医学教育ばかりではなく、これは今日の大学の教育研究にとって...全文を見る
○栗田委員 これは研究充実の一番抜本的な問題ですので、ぜひとも引き続く御努力をお願いしたいと思います。  次に、学生の教育訓練施設などの条件整備の問題なんですが、諸外国では大学が牧場を持ち、宿泊所も持ち、そういう中で民間まで受け入れて民間の充実のためにも大学が役割りを果たしてい...全文を見る
○栗田委員 次に農水省に伺います。  獣医師の国家試験のための教育なんですけれども、いま大学、特に私学などに強い傾向がありますが、試験に合格するための予備校的な性格がかなり強まっているということを聞いております。こういう中で試験科目に限定されるような教育となりかねないというよう...全文を見る
○栗田委員 獣医師といいますと、とかく動物の健康管理、病気の問題だけを扱っているように思いがちなんですけれども、実際には獣医師というのは予防医学、公衆衛生の広範囲にわたって活躍をしていますし、また基礎医学の分野ではずいぶん獣医師が活躍をしているというふうに聞いております。ですから...全文を見る
○栗田委員 つまり、学部にするには現在の学科の人数が足りないけれども、統廃合しようと思うと学校それぞれの事情があってなかなか一致しない、こういうことなんですね。——わかりました。いずれは学部にしていくという方向が望ましいというお答えもさっきから幾度もなさっておられますし、この統廃...全文を見る
○栗田委員 次に厚生省に伺いますけれども、いま保健所、これは家畜保健所でなく人間の方のですが、保健所ではずいぶん獣医師さんが活躍しておられると思います。公衆衛生、予防医学の立場でかなりやっていらっしゃると思います。ところが、保健所長は医師でなければいけないというふうに保健所長の施...全文を見る
○栗田委員 しかし、医学の分野でもずいぶん獣医師の活躍は幅広いわけで、大学での基礎医学の教官などには獣医師の資格を持った方ずいぶんやっていらっしゃいますね。病理学、生理学、解剖学などで教鞭をとっている方ずいぶんいらっしゃる。実際に学校で学んでいる中身を見ましても、人間の医学を相当...全文を見る
○栗田委員 このような実態であるということですから、今後検討していっていただきたいものだと思います。  次に、医療法というのがございますが獣医療法というのがございません。医療法は、医師の場合には医療の必要な基準が定められて、開業する場合にも一定の水準が決まっているわけですが、獣...全文を見る
○栗田委員 文部省に伺いますが、従来の四年制の課程を卒業した方、それから修士課程を卒業する方が今後出ていらっしゃいますが、その方たちと六年制を卒業される方、いろいろ差が出てくると思います。特に四年制とその後の方との差があるわけですね。四年制を卒業された方が後六年制の水準を再び身に...全文を見る
○栗田委員 そうしますと、四年間やって一定の単位を修得しているわけですが、それでもまた全部六年制へ再入学しなければいけないのですか。偏入できないのですか。
○栗田委員 時間がなくなりましたので、まだ給与の問題などを伺いたいと思いましたが、先ほども他の方からも御質問が出ておりましたのでそれは残念ながら省きます。  最後に一つ。さっき無医村のお話が出ておりました。産業動物のための獣医がいない町や村、こういうものがあるというお話が出てお...全文を見る
○栗田委員 時間がなくなりましたが、時間をはみ出して申しわけないのですが、最後に大臣に一言伺いたいと思います。  獣医師というのは動物はもちろんですけれども、公衆衛生、予防衛生、ずいぶん広い範囲で活躍をいたしますし、これからもしていかなくてはならないわけですから、そういう意味で...全文を見る
○栗田委員 終わります。
05月18日第98回国会 衆議院 文教委員会 第9号
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○栗田委員 最初に提案者である馬場先生に伺います。  障害児教育、障害児学校の定数法の改正案といいますのは、第八十四国会で共産党も社会党と共同で一度提案したことがございます。いま審議されていますのは社会党単独提案のものでございますけれども、これはその当時のものとどこがどう違って...全文を見る
○栗田委員 それでは次に訪問教育について伺います。私は、五十五年の九十一国会で、同じ衆議院の文教委員会でございましたけれども、訪問教育の充実の問題を取り上げて質問したことがあります。そのとき幾つかの問題を実際に調べた中で指摘をいたしましたけれども、たとえば一週二回、二時間の訪問授...全文を見る
○栗田委員 それでは、続けて文部省に伺いますけれども、いまのような実態でございますね。三年前に私が質問いたしましたときにも、週の授業時間数と回数、四時間よりもふやすことの意義というのはずいぶんお話ししまして、そのことの意味があるということはおっしゃっていらっしゃったわけです。 ...全文を見る
○栗田委員 訪問授業の回数の改善をしたというふうにおっしゃっておりますが、実際には全国的にまだまだ週二回二時間のところが相当多いように思います。実態はどうなっているか、調査なさったことございますか。
○栗田委員 もう一つ伺いますが、それでは常勤、非常勤の割合が全国的にどうなっておりますか。
○栗田委員 先ほど、非常に長距離を教えにいかなければならない問題とかガソリン代のことなども申し上げましたけれども、こういう細かいことについては調査をしていらっしゃいますか。
○栗田委員 大臣に伺いますけれども、大変訪問教師の方々は苦労をして子供たちを教えていらっしゃいます。いま具体的にお話しした、たとえば自分の車で長距離を走ってガソリン代全部負担している例もずいぶんあるわけなんですけれども、こういうものは本来公的な負担で補うのが正しいのではないか。そ...全文を見る
○栗田委員 次の問題に移りますが、三月十八日、文教委員会で私は静岡県の例を出して、旧定数法に沿った教職員の定数がいまだに充足していないという問題を取り上げました。ところで、同じように旧定数法すら満たしていない県がまだ幾つかあるというふうに聞いておりますが、それはどことどこでしょう...全文を見る
○栗田委員 それぞれ旧法に対して何人不足していますか。どれだけ不足していますか。
○栗田委員 それでは具体的な資料、たとえば小学部、中学部、それから高等部、どんなふうにどう足りないのかということなど、できましたならばこの不足の県、各県に対して資料を出していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○栗田委員 次に、この前質問いたしました静岡の実態について、この前のときに資料が一致してなかったという点がありますので、ちょっと伺いたいと思います。  まず、後からお出しいただきましたけれども、大変な未充足数でございます。これは出てきた資料では静岡県、県立で十四の障害児学校があ...全文を見る
○栗田委員 それでは旧定数法と比べますとどれだけ不足でしょうか、いまの部分でよろしいですが。
○栗田委員 旧定数法に照らしても不足がかなり出ているわけです。それで、いまのお答えの御趣旨のように、現在の段階での不足を一日も早く充実させていかなければならないことから言うならば、何年もかかってまだ旧定数法に満たないということは大変問題だということは、この前も私申し上げました。そ...全文を見る
○栗田委員 さらに高等部も含めてというお話でございますね。県が出しました未充足を解消する五カ年計画というのを見ますと、高等部が入ってないということ、それから盲・聾が入っておりませんね。高等部は——盲・聾はひょっとしますと子供の数が減って未充足の状態になっていないからかと思いますが...全文を見る
○栗田委員 そうですか。高等部も重度が少ないから小中だけを先にしたと県が考えているということは大変問題でして、国が決めている定数法に満たない状態にしながら、重くないならばよいなどと考えて抜かしているということ自体が静岡県は大変けしからぬと思います。高等部の先生の不足は四十七名です...全文を見る
○栗田委員 それでは文部省に伺いますけれども、いまの幼稚部の問題ですが、高等部の方は、私非常に不十分だと思いますけれども、一応定数法があるわけですが、幼稚部にはないわけですね。それで、いま進行している十二年計画の中にも、幼稚部は対象外になっていて、充足をさせるようには計画が入って...全文を見る
○栗田委員 時間がなくなってしまったのですけれども、ただ、自治省などは算定の基準を五人にしておりますし、文部省自身が一学級五人を標準として編制することが望ましいと言っておられますので、やはりこれはそういうお考えなんだと思いますので、その方向での最大の努力を一日も早くしていただきた...全文を見る
10月06日第100回国会 衆議院 決算委員会 第2号
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○栗田委員 私は、きょうは、七月以来問題になっています小中学校、高等学校の児童生徒の名簿や顔写真が警察へ提供されていた問題について質問をさせていただきたいと思います。私の持ち時間は大変短いものですから、お願い申し上げますが、簡潔に要領を得た御答弁をいただけますようにお願いいたしま...全文を見る
○栗田委員 その十二の県の県名をおっしゃっていただきたいのですが。
○栗田委員 それでは、警察庁に伺いますけれども、警察庁としては同様の内容で実態をどうおつかみになっていらっしゃいますか。
○栗田委員 私は、いまの文部省のお答え、大変不満なんですが、新聞で報道された十四県で、やられていたのは十二県ということですけれども、新聞で報道されていたものの中には、共同通信などの調査でも二十県から二十二県ぐらい詳しく挙がっておりますね。今度のこの問題を余り重要にお考えになってい...全文を見る
○栗田委員 それでは続けて伺いますが、その提出の方法などですね、形態、方法、どんなふうになっているのか、お調べになりましたか。
○栗田委員 これだけ問題になっているのに、まず全国的に調査をしていらっしゃらないということは、調査漏れがまだあって、実際には提供しているところもあるかもしれないけれども、抽出調査といいますか、部分的な調査をなさったというふうに解釈していいんですか。
○栗田委員 私、時間がないのですが、冒頭からそういうお答えでは大変問題だと思います。ことごとく調査をなさらないでおいて、問題がないという前提で考えていらっしゃる。全部の実態を把握なさった上で問題があるかないかということを判断なさるのが妥当ではありませんか。実態を知らずにいて、問題...全文を見る
○栗田委員 お答えが何となくずれておりますけれども、詰めている時間がないので先へ進みますが、私の調査では少なくとも二十二県提出しているということ、それから、顔写真が提供されているのは秋田、茨城、風山、富山、静岡、それから提供の方法、手段なども非常にいろんなものがありまして、生活指...全文を見る
○栗田委員 国がそういう判断をしていらっしゃるとなれば、これは全国的にこういう問題が広がるのは当然なことですね。いま世論は非常に批判的な立場に立っております。  しかも、文部省自身が昨年モニターに対してアンケート調査をなさったと思いますけれども、六月二十一日校内暴力対策について...全文を見る
○栗田委員 静岡市の教育委員会が強制的に各管轄下の学校から出させていますけれども、静岡市が全国で一番非行の度合いが高いかというとそんなことありません。そういう中で、全国でもまれに見るやり方もしているわけです。いまのような御答弁ですと、それに対応してそれぞれ考えているのだとおっしゃ...全文を見る
○栗田委員 それでは、顔写真なんかはどうなのでしょうか。私、一々お答えを聞いている時間はなくなりました。一つの例を挙げますと、これは静岡市内のある中学校ですけれども、三十数学級のマンモス校でございます。一人について顔写真三枚学校がつくりまして、学校、警察、市の青少年課、これに提供...全文を見る
○栗田委員 何と、父母は全く知らないのに、父母の拠出金である学年費、これは父兄が出しておるのですけれども、そこから全額出していますね。こういうことなどもやって、本人たちは知らないのに、警察などへも写真を提供して、その金額が全部かけられている。PTAに御理解いただいていると言います...全文を見る
○栗田委員 提出問題はどうでしょうか。名簿提出をやめるべきではないでしょうか。
○栗田委員 私は、初めに有料道路の料金の問題について質問いたします。  ことし六月に道路審議会が答申を出されまして、その出された答申の中で、「環境対策等の見地から既設の一般有料道路施設の有効利用を促進する施策」という項目があったと思います。この項目の内容に関してだけで結構でござ...全文を見る
○栗田委員 この答申をお受けになって、すでにいまの要件に当てはまるところを具体的に検討を始めていらっしゃるというふうに伺っておりますが、どことどこがその対象として挙がっておりますでしょうか。
○栗田委員 それで、具体的にどんなぐあいな割引をなさるのか。また、この答申で言いますと一定期間というふうになっておりますが、一定期間というのはどのくらいなのか、いつそれが決定される運びになるのか、そういう点について伺いたいと思います。
○栗田委員 しかし、答申の目的に沿って、環境が守られるような方向でそれが実現するように割引を考えていらっしゃるということですね。つまり、割り引くことによって効果あらしめるという立場で当然検討していらっしゃるというわけでございますね。
○栗田委員 いま具体的にお挙げになった浜名、藤枝バイパスのうちの一つの例を挙げてちょっと伺いたいと思います。  藤枝バイパスの交通量と最初の計画交通量を比べてみますと、これは建設省の方からいただきました資料で、私の方が読ませていただきますけれども、これが開通し始めた五十六年、五...全文を見る
○栗田委員 全線が開通しても果たしてどうだろうかと私などは思っております。それは、国一へ乗り入れやすいのです。ですから、全線開通して、バイパスを通ってきて、その有料道路のところへ来たら国道一号線に入ってしまうということは簡単にできます。それから、時間の節約の状態なのですが、実際に...全文を見る
○栗田委員 それでは、そういうことも含めながら実効あるよう御検討いただくということをお願いいたしまして、次の問題に移らせていただきます。  私は、特定河川の改修の問題で引き続いて質問をさせていただきたいと思います。  いま、毎年さまざまな災害が起きております。最近でいいますと...全文を見る
○栗田委員 非常に多額の災害復旧予算がかかるわけでございますが、その反面、防災予算がだんだんに減っているという状態です。こういう中で、特に水害常襲地などを持っている河川の流域を何とか救っていくためにということで、いま総合治水対策特定河川事業というのが発足していると思いますが、これ...全文を見る
○栗田委員 この特定河川に指定されている中で、静岡市の巴川というのがございます。これは前から上流の開発で災害をたびたび起こして大きな問題になっておりますが、四十九年の七月七日、いわゆる七夕豪雨のときには、何と二万六千百二十四棟が浸水するという大水害を起こしました。この直後に激特事...全文を見る
○栗田委員 時間がありませんので……。