栗原君子

くりはらきみこ



当選回数回

栗原君子の1997年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月16日第139回国会 参議院 決算委員会 閉会後第2号
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○栗原君子君 新社会党・平和連合の栗原君子でございます。  三点にわたって質問をさせていただきたいと存じます。  実は、旧日本軍における中国東北部での遺棄化学兵器は、その処理につきまして、化学兵器禁止条約が規定しております十年間の廃棄期限を努力目標に日中の政府間協議がなされて...全文を見る
○栗原君子君 ここで、私はひとつ提案を申し上げたいと思いますけれども、池田外務大臣の地元の竹原市の忠海病院には、かつて大久野島での毒ガスの製造にかかわった人あるいは戦後の処理にかかわった人たちが被毒をされまして、今日も治療を続けていらっしゃる。そして、そこではたくさんの臨床の経験...全文を見る
○栗原君子君 ところで次に、先ほどお二方の委員からも質問があったところでございますけれども、女性のためのアジア平和国民基金についてでございます。  韓国の元従軍慰安婦七人に一時金の支給手続を始めたと発表をしておりまして、先ほどの政府側からのお答えでは、事前に外交ルートを通じて伝...全文を見る
○栗原君子君 韓国の大統領の方から、韓国国民感情に望ましくない影響を与える、これは遺憾な措置だ、このような措置が再びとられることがないように望みたい、こうした発言があったと報道されているわけでございますけれども、大統領の発言ということになりますと、私は大変これは重いものだと思って...全文を見る
○栗原君子君 一番の隣国でありますので、このことがこじれて両国に溝ができるようなことがあってはならないと思います。ぜひ、最善の努力を尽くして、韓国の国民感情を十分にお考えいただく中で進めていただきたいということをお願いいたしまして、終わりたいと思います。
02月20日第140回国会 参議院 運輸委員会 第3号
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○栗原君子君 新社会党・平和連合の栗原でございます。  私は、今回のこの重油の流出事故にかかわりまして、日本がこうした大規模災害に対して大変社会基盤がもろいということが出てまいりまして、さまざまなものが今回のこの事故を通して見えてきたと思います。  そのような中で私も、一月二...全文を見る
○栗原君子君 そこでお願いをするわけでございますけれども、これは今しゅんせつ船としてお考えであるようでございますけれども、あくまでも私は運輸省の港湾建設局がこれを持っていただきたいということを思うんです。海上保安庁とかあるいはまた自衛隊でこれを持つというようなことでなくして、運輸...全文を見る
○栗原君子君 これを所有するのは運輸省の港湾建設局が所有していただきたいということを私は強く思うんですけれども、この点についてはよろしいですね。
○栗原君子君 今回の油流出事故の対応は、海洋汚染防止法に基づいて海上保安庁が担務したのと、そしてまた海上環境整備事業の一環として運輸省の港湾建設局が担務しておりますけれども、この事業の法律的な位置づけや、さらにはこの事業の予算規模から見まして大変希薄である、こう感じるわけでござい...全文を見る
○栗原君子君 そこで、九五年の十二月十五日に閣議決定をされております「油汚染事件への準備及び対応のための国家的な緊急時計画」といったものが定められておりまして、これを私も目を通させていただきました。確かに、これがきちんと守られていれば現場であれだけの混乱はなかったであろう、こうい...全文を見る
○栗原君子君 それで、結果として効率的、有効的な作業ができなかったということを現場の職員が言っているのを聞きました。特に、労働条件とかあるいは手当なども確立されない中でこの作業が続けられていったということを聞きましたけれども、こういうことについてはどうだったんですか。
○栗原君子君 第五港湾建設局所属の清龍丸の乗組員はもとより、敦賀港の工事事務所の人たち、あるいは日本海側にほかにも事務所がございますけれども、ここでも休日あるいはまた深夜、泊まり込みを含めた連日の作業が続いておりました。これらに対しての対応はどのように考えられていたのでしょうか。...全文を見る
○栗原君子君 職員の削減計画があるようでございますけれども、運輸省港湾建設局の行政職(二)の不補充方針、あるいは民間とか民営化移行政策により、一九六八年には当初六千八百人いた職員でございますけれども、これが第八次の五カ年の最終年度の九六年には三千四百人にと定数が半減をいたしており...全文を見る
○栗原君子君 ここに第九次の定員削減計画表なるものがございまして、これを見ておりますと、運輸省全体の削減率というのは三・八七%でございますが、とりわけ港湾建設局におきましては八・〇九%と高いわけでございます。こういう状況の中で、今回のような油の流出事故であれだけ厳しい状況の中で不...全文を見る
○栗原君子君 私は仕事がなくなるわけではないと思うんですね。仕事はあるわけでございます。  そうして、職員を削減することによって民間委託へといった声も聞こえてくるわけでございますけれども、委託労働者一人当たりの年間給与と比較いたしますと、二・四から三・七倍となっております。とい...全文を見る
○栗原君子君 この第八次、約三十年に及ぶ定員削減で職員が半減されたということを申し上げましたけれども、一方で事業費は、公共投資の拡大とかあるいは新規事業が始まったとか、大型プロジェクト、そうして空港事業の展開とか、不況対策などのために政府の方針のもとで大幅に事業が拡大している部分...全文を見る
○栗原君子君 ここに、八六年以降の若年退職者数あるいはまた八九年以降の現職死亡者数、この現職死亡者数の中には自殺を含む者とか不慮の事故とか病死とか、こういった者もありますけれども結構高い数字になっております。これらを含めますと、せっかく公務員として採用され、自分の青春をかけて、ま...全文を見る
03月17日第140回国会 参議院 運輸委員会 第5号
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○栗原君子君 新社会党・平和連合の栗原君子でございます。  先ほどから御答弁も聞かせていただきまして、幾らよい制度と言われましても、弱肉強食をもろに持ち込まれていることの一つのように思えてならないわけでございます。そこで、特に零細業者が淘汰されていくという思いがしてならないわけ...全文を見る
○栗原君子君 努力をしていただくのは結構でございます。例えばどういう努力があるんでしょうか。瀬戸内海の小さな島々は大きな陸送などは入るわけないんですね。そして、そこには人が住んでいるわけでございますけれども、例えばどういう努力をなさるんですか。
○栗原君子君 今考えられているのは、将来的には小さな船はなくなる制度である、私はこのように思いますけれども、見解の相違なんでしょうか。
○栗原君子君 一隻以下の持ち主ですか、これが七〇%、それからまた二隻以下を含めても八〇%以上になりそうというようなこの状況の中で、私は資金力の弱いところというのは淘汰されていくような気がしてならないわけでございます。  それから、大手が中小零細よりも安いコストで輸送するというこ...全文を見る
○栗原君子君 次に、現在スクラップ・アンド・ビルド方式によりまして老朽船の処理は確実に行われてきたわけでございますが、船齢の古いものが放置されていくようなことにならないのか。プレジャーボートの放置船が問題になっているわけでございますけれども、この二の舞になる可能性はないのでしょう...全文を見る
○栗原君子君 使用できなくなったものについては適切な処理がなされると思います。一方で、まだ使用可能ではあるけれども放置をされるという船が出てくるのではなかろうかと思います。そうしたときには不法運航が行われないのかどうかこうしたことを心配するんですが、これは大丈夫でございますか。
○栗原君子君 今そうした答弁をいただきましたので、心配をしなくてもいいということをまた伝えていきたいと思います。  ところで、安芸灘架橋の建設に伴う雇用対策及び離島者の損失補償措置についてお伺いをしたいと思います。  本州四国連絡橋、尾道−今治ルートに加えまして、広島県により...全文を見る
○栗原君子君 同じ瀬戸内海に隣接いたします島嶼間にかかる本州四国連絡橋には本州四国架橋特別措置法が適用されましてよろしいわけでございますけれども、この安芸灘諸島連絡橋建設にはそうした適用がないわけでございますね。そこで広島県は、本四架橋特措法に準じた対応を地域の住民の人たちに約束...全文を見る
○栗原君子君 実は、全日本海員組合が幾つかの今要求を県に出しているわけでございますけれども、例えばこの中には、離職者の生活を補てんする離職者補てん補償措置を明確にしろとかあるいは本州四国架橋特措法に定める離職者に関する措置を講じてほしいとか転業、転職による離職者の教育訓練が実効あ...全文を見る
○栗原君子君 全日本海員組合からもそうした要望を出しているわけでございますけれども、例えば離職者に対しての教育とか訓練とかをやっていただくようにと要望を出しておりますが、それらにつきまして、まだ県の方あるいはまた関係自治体等の中でも具体的な話というのは全く進んでいないわけでござい...全文を見る
○栗原君子君 地元の自治体としても大変財政的にも、こういう状況の中でございますので厳しいといった情報は入ってきております。そうした中で、やはり国の財源的な措置も含めて持っていらっしゃるそうした知恵をおかりしたいという気持ちは大いにあるように思いますけれども、その節にはぜひ適切なア...全文を見る
03月25日第140回国会 参議院 運輸委員会 第6号
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○栗原君子君 新社会党・平和連合の栗原君子でございます。よろしくお願いいたします。  私は、産業廃棄物など海洋投棄にかかわって御質問をさせていただきたいと思います。  まず、海洋汚染の立場から御質問をさせていただくわけでございますが、日本は、し尿や産業廃棄物などの海洋投棄処分...全文を見る
○栗原君子君 し尿とか浄化槽の汚泥の海洋投棄の海域というのはいわゆるC海域と言われておりまして、五十海里以遠に捨てるということになっておりますけれども、それらの環境に与える影響などにつきましての追跡調査などはなさっていらっしゃるのでしょうか。
○栗原君子君 実施の結果心配ないということでございますね。  そういたしますと、別に調査をしなくてもいいというお考えなんですか、それともこれからも厳しい調査を続けていくということなんですか。
○栗原君子君 ナホトカ号によります油の流出事故におきましては、船尾の沈没地点で油が噴き出しているという状況の中で界面活性剤が多量に使われたといった報道もあるわけでございますが、これらをごらんになりまして、環境問題を取り組んでいらっしゃる市民運動の人たちから、界面活性剤は大変有害な...全文を見る
○栗原君子君 海洋投棄につきましては大変厚生省もかかわりの深いところでございまして、とりわけ、産業廃棄物の海洋投入の原則的な禁止に伴いまして影響を受ける船員の雇用と生活の問題が取りざたされているわけでございます。それらにつきまして、影響を受ける企業の実態調査とかあるいは、特に中小...全文を見る
○栗原君子君 今、市町村がとにかく責任を持ってやれと、そういった御答弁だろうと思うんですけれども、下水道の整備等に伴う一般廃棄物処理業等の合理化に関する特別措置法というのがございまして、この中には第六条もそうでございますし、それから八条もそうでございますし九条も言っておりますのは...全文を見る
○栗原君子君 今、廃棄物の排出船の隻数が四十八隻あるということがいただいた資料の中にもあるわけでございます。例えばの話でございますけれども、こうした作業にかかわっている人たちが、中学校を卒業いたしましてからずっとその船で仕事をしてきた、今さらおかへ上がれと言われてもなかなかおかへ...全文を見る
○栗原君子君 私は時間が少ないものですから、申しわけないんですけれども。  そこで、影響がないからやってもいいということにはならないと思うんですね。日米地位協定の十六条には、米軍は「日本国において、日本国の法令を尊重し、」と、このようなことがうたわれているわけでございますが、全...全文を見る
○栗原君子君 時間が参りましたから終わりますけれども、ぜひそうしたことも含めて、きょう運輸大臣おいでいただいていますけれども、直接にはその担当でないところもあるかもしれませんけれども、日本周辺において海洋汚染がなされないような、そうしたことをぜひ先頭になって御尽力いただきたいと思...全文を見る
03月27日第140回国会 参議院 運輸委員会 第7号
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○栗原君子君 新社会党・平和連合の粟原君子でございます。  実は一昨日でございましたけれども、運輸省の方から、日米海運協議の開催についてということで岩田海上交通局長がアメリカにいらっしゃるといったことを伺ったわけでございます。私は、きょうはそういった問題、とりわけ港湾の労使の協...全文を見る
○栗原君子君 先般、局長がお出かけになるということの中で、私も、カードをお持ちでいらっしゃるんでしょうかと、こんなことをお尋ねしたわけでございます。  新聞でも報道されておりますけれども、中間合意案なるものを見せていただいているわけですが、この中でも、「昭和六十一年の確認書の主...全文を見る
○栗原君子君 実は、七月末をめどにいたしまして抜本的な見直しを図ることで大筋合意をした、こういったことがマスコミでも報じられているわけでございますが、見直すべき課題というものは例えばどんなものがあるんですか、お聞かせいただきたいです。
○栗原君子君 もう少し具体的におっしゃっていただけませんか、さっぱりわかりません。
○栗原君子君 先ほど、よく聞いてという御答弁がございましたけれども、このよく聞いての中には現場の労働者の声もよく聞いての中に入りますね。
○栗原君子君 労働組合の方はなかなか意見を聞いていただく場がないと、このように申しておるわけでございます。  とりわけ、島国日本におきましては港湾というのは重要な基幹産業である、このようにお互いが認識できるわけでございます。運輸省は、昨年の十二月六日に港湾についても規制緩和の導...全文を見る
○栗原君子君 港湾の労働組合の方では大変努力をしていらっしゃると思うんです。EUの方ともお会いをし、あるいはアメリカの大使館の関係者ともお会いをし、随分そうした汗をかいていらっしゃるわけなんです。もっと私は政治の場で、とりわけ運輸大臣を中心にしてそういう努力をしていただきたいと思...全文を見る
○栗原君子君 まだ具体的に議論の場としてできていないわけでございますけれども、でも議論がなされないうちに着々と外堀は埋められているわけでございまして、物事は進んでいるわけでございます。このことをぜひ十分に認識をしていただきたい、このように思います。  そこで、これは港湾労働組合...全文を見る
○栗原君子君 よろしくお願いします。終わります。
05月02日第140回国会 参議院 決算委員会 第3号
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○栗原君子君 新社会党・平和連合の栗原君子でございます。  実は化学兵器の開発、生産、取得、保管、移転、使用を全面的に禁止し、十年以内に地球上から化学兵器全廃を目指すとした化学兵器禁止条約が先日、四月二十九日に発効いたしました。現在百六十四カ国が調印いたしまして、八十一カ国が批...全文を見る
○栗原君子君 例えば、日本国内にあります米軍の軍事施設等につきましては、これはどういう形になりますか。
○栗原君子君 これは日本政府が申告をすることになるわけですね。
○栗原君子君 それでは、日本政府が対応を急がれている問題、旧日本軍が中国国内に遺棄いたしました化学兵器の件でございますけれども、一九九一年から外務省が始めた調査でもおおよそ七十万発、さらには中国政府は二百万発中国国内にある、そしてまた化学剤が百トン、被害者が二千名以上いると、これ...全文を見る
○栗原君子君 私は昨年の十一月二十六日にこの問題で官房長官にお尋ねしたことがございます。特に私が大変気になっておりますことは研究者の方でございますけれども、私のところにファクスを下さいました。  このファクスの中では、外務省の外郭団体、国際問題研究所軍縮センターで開催された勉強...全文を見る
○栗原君子君 漏れ聞きますところによりますと、なかなか各省庁の体制が十分にとれていないといったこともあるようにうかがうわけでございます。  そこで、どの省のどの課がどのように仕事に関与するのか、こういったことをきちんと決めていただきたい。その調整をするところが必要でございますけ...全文を見る
○栗原君子君 ぜひよろしくお願いをいたします。  そこで、防衛庁長官にお伺いをしたいと思いますけれども、自衛隊が旧日本軍のそうした技術は別組織であるとはいっても引き継いでいるわけでございます。抜き取るまではヨーロッパでも軍がやっているわけでございます。抜き取った後のものにつきま...全文を見る
○栗原君子君 これには多額の費用がかかるわけでございまして、マスコミ等が報道しておりますものを見ても、二千億円から五千億円はかかるであろう、こうしたことも報じられておりますが、国民の血税でこれらの処理に当たるわけでございますので、金の流れだけはぜひはっきりとしていただいて、そして...全文を見る
○栗原君子君 今、弟子屈町内に保管をしてあるということが書かれておりますけれども、私ここで防衛庁長官に再度お尋ねしたいと思いますけれども、まずこれの安全処理をやってみられるお気持ちはございませんか、お答えください。
○栗原君子君 ぜひ、私は官房長官にお願いをさせていただきたいと思いますけれども、こうしたやはり地域住民から不安の声も上がっておりますので、政府として取り組み方をよろしくお願いいたします。  そこでもう一つ、化学兵器は貧者の核兵器と言われておりますけれども、強者の兵器であります核...全文を見る
○栗原君子君 対象者は遺族が手帳を持った人でないと対象になっていないわけでございまして、学童疎開などで出ていた人たちに対しては遺族が手帳を持っていない場合が多いわけでございますし、うっかりして申請をするのを忘れていた、そういう人たちに対してもやはり道を開いておいていただきたいとい...全文を見る
○栗原君子君 終わります。
05月12日第140回国会 参議院 決算委員会 第4号
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○栗原君子君 新社会党・平和連合の栗原君子でございます。  まず最初にお伺いしたいのは、三月十一日でございますけれども、茨城県の東海村にございます動燃、ここで事故が起きたわけでございます。このことにつきまして大臣はどのようにお考えでいらっしゃるのか、お伺いをしたいと思います。 ...全文を見る
○栗原君子君 またやってくれたのかという感じで、この動燃がやることが諸悪の根源のように言われておりまして、動燃という言葉もう聞きたくもないと、このような発言を橋本総理もなさって  いらっしゃるわけでございます。  そこで、動力炉・核燃料開発事業団法によりますと、「事業団は、内...全文を見る
○栗原君子君 電力会社は、三千トン分の容量があると言われております六ケ所の再処理工場への使用済み燃料の搬出を考えているようでございますが、東海再処理工場の事故で見通しが立たなくなってきているのじゃないか、私はこのように思うわけでございます。  また、たとえ見通しが立ったにいたし...全文を見る
○栗原君子君 そこで、ここに一つの資料集がございますけれども、これを見てみますと、保管中の分離プルトニウムということで、動燃の再処理施設では、これは九五年の十二月末でございますけれども、今七百五十三キログラムある。さらには動燃のプルトニウム燃料加工施設が三千百四十六キログラム。さ...全文を見る
○栗原君子君 ことしの一月二十日に出されております総合エネルギー調査会原子力部会の中間報告書を見ますと、海外にたまっているプルトニウムを利用するためということを言っておりますけれども、海外だけではなくして、先ほど申しましたように国内にもたまっているわけでございます。これは今の状況...全文を見る
○栗原君子君 ここに一つのアンケートの調査報告がございますけれども、三十の団体、そして三人の個人の人たちが各国会議員すべてにアンケート用紙を配付されました。これは各党それぞれ皆さんが回答していらっしゃるわけでございますけれども、回答総数からすれば全国会議員のうちの百十四名にしかな...全文を見る
○栗原君子君 なぜ再処理を続けるのか不思議でならないわけでございます。普通の原子炉でも燃やすなら再処理は必要ないというふうに思うわけ  でございます。  そこで、時間もなくなりましたけれども、一つ。島根原発の三号炉の増設の申し入れが、ことしの三月十二日、まさに東海の事故の最中...全文を見る
○栗原君子君 時間が参りましたから終わりますが、住民の方からけさも電話をいただきまして、ぜひこれを通産大臣にお伺いしてくれということでございましたんですけれども、なぜ今になって、稼働し始めてから意見陳述をするのか。今お聞きしたんですが、ちょっとはっきり聞こえませんでした。
○栗原君子君 稼働前にやるものだと思うんですけれども、指摘をして終わります。  ありがとうございました。
05月22日第140回国会 参議院 運輸委員会 第10号
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○栗原君子君 新社会党・平和連合の栗原君子でございます。  まず、先般、九七年五月六日午前二時五分のことでございますけれども、JRの岡山新幹線運転所構内での新幹線の脱線事故がございました。このことについてお伺いをさせていただきたいと思います。  この事故は運転士の居眠りが原因...全文を見る
○栗原君子君 このように距離が不足しているような箇所というのは、ほかには全国でどのようになっておりますでしょうか。そして、どういった対策を講じていらっしゃるんでしょうか。
○栗原君子君 それで、もともとATCの装置がついているということは、たとえ居眠りをしているとか、あるいは運転手が何かの事故で意識を失ってしまったとか、そういう場合でもとまるような装置になっている、このように解釈しておりますが、これはいいですね。
○栗原君子君 そこで、以前から労働組合の方からもずっと指摘をされ続けてきたことがございます。それは、勤務につく場合、夕方十六時三十分から勤務につきまして翌朝の八時十五分まで、拘束時間が十五時間四十五分ということになっております。そして、間で十八時五十分から十九時三十分まで休憩、こ...全文を見る
○栗原君子君 拘束時間が先ほど申しましたように十五時間四十五分、そして実働時間が十四時間でございます。その間の休憩時間というのは一時間四十五分しかないわけでございます。特に、夜中の零時から朝の七時十五分というのは全く休息はないわけでございますが、法に触れなければこういう働き方もよ...全文を見る
○栗原君子君 先般、五月八日でございますけれども、中国運輸局の鉄道部長の方から、西日本旅客会社鉄道本部長に対しまして文書によります警告が出ておりまして、これに幾つか挙げられております。この中にも、服務規定を徹底しろとか、あるいは乗務前の心身の状態の把握の徹底をしろとか、安全管理の...全文を見る
○栗原君子君 この中で、岡山においては健康チェックをしていなかったということでございますが、先般の中国運輸局からの警告によりますと、こういうこともこれからはするようにということを言っております。  この健康管理の面でございますけれども、面接できょうは体の調子はいいかとかそういう...全文を見る
○栗原君子君 それでは、制動距離のことについてお伺いしますけれども、ただいま伺いまして全国に二十四カ所距離の短いところがあるということでございますけれども、私も見ておりまして、ちょうど私が参りましたのは昼間でございまして、たくさんの人たちが自転車とかあるいは歩いて通っている人もお...全文を見る
○栗原君子君 今まで新幹線は安全であるということが神話のように語られていたわけでございますが、この神話が崩れたわけでございます。ぜひそうした改善をするように強い行政指導をしていただきたい、私はこのことを思うんです。  さらに、私が先般参りましたところ、すぐ市道が通っておりまして...全文を見る
○栗原君子君 時代は変わってきているとは思いませんか、どうですか。
○栗原君子君 国鉄改革の経緯にかんがみまして、JRの負担が過剰なものにならないよう配慮する必要がある、このように考えていらっしゃるようでございます。  その中で、JRに対しては受益の範囲、こう言っておりますが、JRの三五%というのは受益の範囲だと、このようにお考えでございますか...全文を見る
○栗原君子君 運行して赤字になってもJRの責任ではないと考えていいんですね。
○栗原君子君 短くていいです。イエスかノーかで。
○栗原君子君 それでは、百歩譲ってやることにしたといたしましても、フル規格でなくてもミニの場合だって十分対応できるんではなかろうか。あるいは、今、山形でやっております三本レールを引きました三線軌条、さらには線路のカーブなどの多いところはこれを真っすぐにするとかさまざま考えることに...全文を見る
○栗原君子君 そうですと、函館から札幌まで北海道新幹線を想定した場合に、たったの二十分しか速くならないということですね。それで、住民の皆さんにとりましては乗りかえがないのが何よりいいんだと、こうした声も来ておりますけれども、これらの改善ができるならば無理に私は新幹線でなくてもさま...全文を見る
○栗原君子君 もう時間が参りますけれども、今JRが経営の分離をしたいということを考えていらっしゃる並行在来線の場合は、一部区間だけ次々と第三セクターになりますと、新幹線はJR、そして第三セクターとJRの場合、それから第三セクターが継ぎはぎ継ぎはぎになることも予想されるんですけれど...全文を見る
○栗原君子君 けさほどからのやりとりを聞いておりまして、国の財源確保に頑張ると、こうした決意をお述べになりましたけれども、私はこの件に関しては余り財源確保に頑張ってほしくないと思うんですよ。もっと私は、例えば福祉のところとか教育のところに頑張ってほしいと思いますので、そうした意味...全文を見る
○栗原君子君 子や孫に残す財産ということはよくわかりますけれども、今この時期になぜか、もう少し時間を置いてもいいんじゃないか、そういう気持ちはしております。このことを申し上げまして終わりたいと思います。  ありがとうございました。
05月26日第140回国会 参議院 臓器の移植に関する特別委員会 第3号
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○栗原君子君 まず最初に、厚生省にお尋ねをいたしたいと思いますが、「死体の一部を生体に移植する場合の取扱について」ということで、昭和二十九年四月十四日付で厚生省は新潟県の衛生部長からの照会に対しまして見解を出したものがございます。   死体の一部を摘出することは、刑法第百九十 ...全文を見る
○栗原君子君 それでは、続きまして両案の発議者に対して御質問をいたします。  まず、本法案につきましては、臓器移植法案でありながら、臓器移植という新たな技術の社会にもたらすさまざまな影響については全く論じられていないと言えると思います。脳死臨調であって臓器移植臨調ではない、こう...全文を見る
○栗原君子君 いずれにせよ、日本でも今もう一度きちんと臓器移植そのものについてさまざまな議論を巻き起こす必要がある、こうした声もたくさん来ているわけでございます。例えば、一年間全国公聴会などを行うことによって国民的な議論をもっと巻き起こしていただく必要はないか、このことについては...全文を見る
○栗原君子君 もう時間がなくなりますけれども、例えばレセプトを出させるとか、あるいはまた人権監視委員会などを設置する必要もあろうと思いますし、あるいはまた今医療現場も大変閉鎖的だといった声も出ているわけでございます。そうした閉鎖的と言われることに対して、もっとオープンにしてもらう...全文を見る
05月27日第140回国会 参議院 運輸委員会 第11号
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○栗原君子君 新社会党・平和連合の栗原君子でございますが、よろしくお願いをいたします。  まず、旧国鉄債務は、当初十三兆円であったものが、八七年には二十五兆五千億円、さらには現在では二十八兆円を超えようといった状況になっています。国民負担が大体二十兆円以上さらにのしかかってくる...全文を見る
○栗原君子君 もう一度大臣にお伺いしたいと思います。  これだけの債務が重なってきたわけでございますが、これは国鉄改革は成功したと考えていらっしゃいますか、それとも成功していないと。おおよそ何点ぐらいであろうか、点数にすれば八十点ぐらいなのか七十点ぐらいなのか、どのようにお考え...全文を見る
○栗原君子君 そこで、昭和六十三年一月二十六日に閣議決定がなされておりまして、「日本国有鉄道清算事業団の債務の償還等に関する基本方針について」ということがありまして、このときの大臣は現在の橋本総理でございます。この間、何人の運輸大臣が担当なさったのかわかりませんけれども、やはり当...全文を見る
○栗原君子君 そこで、実は昨日でございますか、五月二十六日に政府・与党財政構造改革会議というところで企画委員会報告なるものが出されておりまして、ここで旧国鉄債務の問題について取り上げられているわけでございます。  この中には、確かにたくさんのものを盛り込んでありまして、例えば増...全文を見る
○栗原君子君 この間何年かかったでございましょうか。国鉄改革がなされてもう十年を過ぎるわけでございますけれども、いまだにこれといった打つ手がないといった状況で今日に来ているわけでございます。あと半年余りの中でできるという自信がおありと考えてよろしいわけですね。もし成案を得ることが...全文を見る
○栗原君子君 私は、もし成案を得ることができなかったらどうされますかと聞いたんですけれども。
○栗原君子君 大変強い決意を伺いまして安心したわけでございます。  ここで幾つか選択肢があるわけでございますけれども、その中でJRの関係者の方からこんなことを伺ったことがあるんです。JRは既にJR分として十四兆五千億円を着実に払っているから、もうこれ以上負担をさせないでほしい、...全文を見る
○栗原君子君 そこで、今大変、例えば揮発油税を道路ばかりでなくしてこちらに回してくれてもいいのではないかとかそういった声もあるわけですね。あるいはまた自動車重量税についてもそうした声があるわけでございますけれども、随分とこれについてはそれぞれの省庁絡みがありまして抵抗が強いようで...全文を見る
○栗原君子君 例えば踏切を整備するとかあるいは線路を高架にしていくとか、こういったことについては私は当然建設省あるいは自治体あたりの協力もいただいてもいいと思うし、必ずしもこういつたことまですべて運輸省絡みでやるべき問題でもないような気がするわけでございます。  それと、やはり...全文を見る
○栗原君子君 続きまして、国鉄清算事業団の職員の雇用の確保についてお伺いをいたします。  職員の雇用問題に責任を持って対処するため、内閣に特殊法人の職員の雇用問題に関する対策本部を設置するということが約束されているようでございますけれども、これについては設置されているんでしょう...全文を見る
○栗原君子君 平成七年に決められて本日とは、この間は全く機能していなかったと思ってよろしいんですね。
○栗原君子君 事業団の職員を整理する時期がいずれは来るわけでございますけれども、職員の雇用の安定確保を図った上で行うという、先ほどおっしゃった閣議の決定もあるわけでございまして、以前アンケート調査をなさったところがございまして、おおよそ二千名にアンケートの調査をいたしまして、回収...全文を見る
○栗原君子君 特に、この旧国鉄時代に建設部門とかあるいは保守部門を担当した職員が来ております。そのために、新幹線の工事とか、駅の改良工事とか、あるいは線路の増設工事とか建設とか、営業線の工事を担当していた人たちが来ている、そういった仕事に携わっておりました。そして、事業団に参りま...全文を見る
○栗原君子君 できることであるならば、もっと職種をふやしていただいて、例えば事業団の用地に係る自治体との共同開発の町づくりのプラン、そうしたものをするところとか、あるいは国有財産の活用のためのそうしたプランづくりとか、JR駅周辺の整備、駅前の広場とか交通アクセスのそうした関係の職...全文を見る
05月29日第140回国会 参議院 運輸委員会 第12号
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○栗原君子君 まず杉山先生にお伺いいたしますけれども、清算事業団は土地を売る、あるいはまた株を売るということでこの間ずっとやってまいりましたけれども、結局はこれはもう利払いに追われて、売っても売っても解消することはできなかった。大変むだなように思えるところがございますけれども、い...全文を見る
○栗原君子君 そこで、売れるところは大体もうそれなりのことができた、まだそうでないところもありますけれども。だけれども、今もって売れないところというのはいよいよ最後まで引きずっていくと思うんですけれども、これについてはもうそれは仕方がないであろうと思えばいいですか。
○栗原君子君 角本先生にお伺いいたしますけれども、ローカル線の撤去、あるいはまた貨物の縮小などをお考えのようでいらっしゃいますけれども、そういたしますと、地方のそうした輸送業務というのはバスとかトラックとか、そうした自動車に頼っていくことになるんでしょうか。  そしてまた、それ...全文を見る
○栗原君子君 鈴木先生にお伺いいたします。  鈴木先生は民営化論に大変積極的なように受けとめることができたんですけれども、例えば郵政の民営化もこれも必要である、そういうお考えでございますけれども、今の資本主義体制の中では、やはり弱肉強食の様相が大変あちらこちらで見られるわけでご...全文を見る
○栗原君子君 鈴木先生、他の先生もそうでございましょうけれども、清算事業団というのは役立たなかった、そういうことをおっしゃったように受けとめたんですけれども、役立たない状況にしてしまった国の責任もあるわけでございますが、本来は、だからそういうものは必要でなくして直接政府の方でやる...全文を見る
○栗原君子君 時間がございませんので、もう一点ちょっとお伺いしたいと思います。  先般、当委員会におきましても整備新幹線の問題を議題として審議をしたわけでございますけれども、リニアは実用化しない方がいいとおっしゃったのは角本先生ですね。運輸省の中でも、新幹線とそれから債務の問題...全文を見る
○栗原君子君 恐れ入ります、あと整備新幹線は進めた方がいいとおっしゃる先生がいらっしゃればちょっとお伺いしたいと思います。お二人の先生、どうでしょうか。
○栗原君子君 鈴木先生も大体同じような意見でしょうか。
○栗原君子君 ありがとうございます。終わります。
○栗原君子君 新社会党・平和連合の栗原君子でございますが、よろしくお願いいたします。  けさほどから財投にかかわって議論が随分となされているわけでございますが、私もこの問題にかかわってます質問をさせていただきたいと思います。  先般、五月二十六日に政府・与党財政構造改革会議の...全文を見る
○栗原君子君 他の目的に使うことは適当でないと、このようにおっしゃいますけれども、大蔵省預金部等の債権の条件変更等に関する法律、こういったものがございまして、この第一条に、前半は省略いたしますけれども、「公共の利益のため必要があると認める場合に限り、その融通条件の変更又は延滞元利...全文を見る
○栗原君子君 確実かつ有利な方法ということをおっしゃいましたけれども、平成九年度における資金運用部の預託と貸し付けの状況を見てみますと、貸付金の償還は高金利の時代のものでございます。そしてまた新規の貸し付けば低金利の時代となっているわけでございます。この預託の金利が急に上昇すると...全文を見る
○栗原君子君 現在、ただいま審議をしておりますこの止血策そのものが私は平成九年度の緊急措置である、このように思います。国鉄清算事業団の債務負担の軽減を図るには、やはりこの財投資金の繰り上げ償還を含めた選択肢を検討する必要がある。私は絶対これは逃げることができない課題である、このよ...全文を見る
○栗原君子君 幾ら聞いてもなかなかわかりにくいんですけれども、制度的な問題があるにいたしましてもとりあえず債務の膨張を防ぐという緊急措置の考えに立つべきだと思います。例えば、先ほど申しましたように、七%以上のものについては借りかえとか繰り上げ償還を認めるということがあってもいいよ...全文を見る
○栗原君子君 せっかく政務次官においでいただいておりますので、この件に関して一言御答弁いただきたいと思います。
○栗原君子君 続きまして、国鉄清算事業団にとりましても、将来長期間にわたりまして支払いの義務が生じてまいります鉄道共済年金の負担にかかわってお尋ねをしたいと思います。  かつて三公社五現業と言っていた時代、この三公社の中のNTTあるいはまたJTとは異なりまして、国鉄には国鉄清算...全文を見る
○栗原君子君 国鉄清算事業団の平成十年度以降の年金支払いは今後いつまで続いて、幾らぐらい払うことになるのか、お願いします。
○栗原君子君 六兆四千八百億円という数字を見まして本当に驚くわけでございますけれども、清算事業団を早い時期に整理する、今そういったことを御指導なさっていらっしゃるわけでございますが、その時点ではどこがこれを引き継いで払うことになるんですか。
○栗原君子君 同僚議員の質問の中にもございましたように、JRに対しては本当に家財道具一切を持って送り出した、そして嫌なものは全部清算事業団に引き受けさせてしまった。まさにかつて住専をごみ箱にしたといって批判も随分とあったわけでございますけれども、私は、今回この国鉄清算事業団をごみ...全文を見る
○栗原君子君 この九年中には成案を得ると先般もたびたび御答弁いただきましたように、これからどういう成案を得るための努力をなさるのか、私たちも大きな期待をしているわけでございます。あくまでも国民の皆さんにはっきりとわかるようにオープンな形でそうした議論を進めていただきたい。このこと...全文を見る
06月02日第140回国会 参議院 臓器の移植に関する特別委員会 第4号
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○栗原君子君 新社会党・平和連合の栗原君子でございますが、まず中山案の提出者にお伺いをいたします。  先ほどからも出ておりますように、去る五月二十七日の朝日新聞の報道によりますと、脳死を人の死とすること並びに移植法の成立に関して、ともに国民の見解は賛否相半ばであるということを伝...全文を見る
○栗原君子君 たとえ電話調査でありましても、この調査の結果というのはある程度重いものである、私はこのように解釈をしているものでございます。  次に、脳死患者の発生は、例えばアメリカにおきましてはこの十年間に二万人から一万人へと大幅に減少をしているわけでございます。この背景には、...全文を見る
○栗原君子君 時間の関係で、四番目に挙げさせていただいております件にかかわって質問いたします。  脳死・臓器移植医療の前提として、カルテや同意書等の開示、また患者の知る権利、治療選択権の保障等に関して、現状の認識と今後の改善点につきまして具体的に提示していただきたいと思います。...全文を見る
○栗原君子君 続きまして、関西では国立循環器病センターや千里救命センターあるいは三島救命センター等で多臓器そして組織の摘出が行われており、後者は移植もしくは研究目的と称して冷凍保存をされています。いわゆる組織バンクとでも申しましょうか。これらの行為の法的な根拠並びに違法性の阻却に...全文を見る
○栗原君子君 何年でも冷凍保存し得るものと考えているんですか。
○栗原君子君 先般も申しましたように、この法律につきましては、今の問題でございますので慎重に慎重に扱っていただきたいと思います。慎重過ぎるということはないと、このように解釈をいたしております。よろしくお願いします。  終わります。
06月03日第140回国会 参議院 運輸委員会 第13号
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○栗原君子君 新社会党・平和連合の栗原君子でございます。本法案の審議にかかわりまして何点か質問をさせていただきたいと思います。  まず最初に大臣にお伺いいたしますけれども、先ほど同僚議員からも質問の中でございましたように、今回の全日空の役員の人事をめぐる内紛劇、大変唖然とすると...全文を見る
○栗原君子君 いただきました資料を見ておりますと、今回の鉄道整備基金の役員の一覧表というのがございまして、この中には役員の方が五人いらっしゃって、そのうち三名は運輸省の出身でいらっしゃいます。そして、ほかのお二人もすべて官僚の出身でいらっしゃるわけでございます。    〔委員長...全文を見る
○栗原君子君 そこで、民間の企業においてはこういうことは許されないわけでございますけれども、今回のこの法案の審議に当たりましてもさまざま意見として出されておりますように、いわゆる特殊法人をつくることによって天下り先を拡大してきたという嫌いがあるように思うんですけれども、このことに...全文を見る
○栗原君子君 報道によりますと、高額の渡り鳥が横行しておるといったような記事もあります。  さらには、これは識者の方でございますけれども、現役時代に手に入れられなかった給与を取り戻すため、天下り役員お手盛りで自分たちの給与水準を引き上げるという、当然の意識があるといったことを言...全文を見る
○栗原君子君 今回法案を提出されたことは、まず橋本内閣では火だるまになって行革をなさるということの中から、何かとにかく少し減さなきゃいけないんじゃなかろうかというだけのポーズのようにしかお見受けすることができないわけでございます。  それで、ここに特殊法人あるいはまた認可法人ト...全文を見る
○栗原君子君 ただいま私は役員のことを申し上げましたけれども、職員につきましても両法人合わせまして百三十六名でございますが、このうちの四十一人は運輸省からの出向者になっているわけでございますね。要するに、こうした特殊法人をつくりましても省庁の隠れみのになっているとしか思えないわけ...全文を見る
○栗原君子君 それでは、今回新たにこの鉄道整備基金と船舶整備公団の統廃合の問題が議題となっているわけでございますけれども、この業務内容とか必要要員とか労働条件とか、そうしたことはこれからどのようになるのでございましょうか。水と油が一緒になるというような感じもしないではありませんけ...全文を見る
○栗原君子君 それじゃ、統合法人間の格差はどのようになるのか。とりわけ年金の掛金とかあるいは健康保険とか、さらには賃金の格差などはあるわけでございますけれども、これはどのようになるのか。  特に鉄道整備基金の職員につきましては、旧国鉄から行った人、運輸省から行った人、銀行から行...全文を見る
○栗原君子君 先ほど申しましたように、役員につきましては大変な高給でいらっしゃいまして、理事長一人で若い人が五人以上雇えるというような状況になっておりますけれども、少なくともそこに働く職員については不安を残すことがないように最善の努力をしていただきたいということを申し添えて、終わ...全文を見る
06月10日第140回国会 参議院 運輸委員会 第14号
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○栗原君子君 新社会党の栗原君子でございます。  本法案の審議に当たりまして幾つか質問をさせていただきたいと思います。  まず、観光地を訪れる外国人に雪景色を見ていただくとかあるいは富士山を見ていただくとか、日本を理解していただくための楽しい思い出、これらをたくさん持って帰っ...全文を見る
○栗原君子君 もう一点、平成八年中に退去強制手続をとった者の数、あるいはまたそのうちの不法就労者の数などをお聞かせいただければと思います。
○栗原君子君 そこで、不法就労者あるいはまたそこに働いております外国人労働者の労働条件など、大変悪質なといいますか劣悪な状況が見受けられるわけでございます。とりわけ、これは事業主の責任も大きいところがございますが、この事業主の責任についてはどのように指導なさっていらっしゃるのか、...全文を見る
○栗原君子君 特に風俗産業に働く外国人、あるいはまたそこに働く日本人とか、平成八年度の風俗犯で検挙をされた者の状況などお聞かせいただければと思います。男女別とかあるいはまた国別などお聞かせいただければと思いますけれども、これは警察庁でしょうか。
○栗原君子君 実は、一昨年の北京の女性会議でも人身売買の問題が大きなテーマとなりました。特に日本は世界最大の受け入れ国になっていると、こうしたことも議論になったようでございます。  そこで、不法就労者が多い上位の十カ国のうち男性よりも女性が多いのはフィリピン、タイの二カ国となっ...全文を見る
○栗原君子君 ここに本当にたくさんの事例がございまして、二、三紹介をしてみたいと思います。  これはフィリピンの女性なんですけれども、  私の店には私以外に八名のフィリピン人女性のほかにオーストラリア人と台湾人女性がそれぞれ二名ずついますが、皆日本人男性と偽装婚している人達で...全文を見る
○栗原君子君 ここで海外でも大変、今は国内の問題を議論いたしておりますけれども、少し観光というところで触れされていただきたいと思っております。ある電子計算機の会社でございますけれども、マニラに顧客の招待旅行をいたしまして、集団買春旅行であったと大きく報道された件がございます。ある...全文を見る
○栗原君子君 関係省庁で連絡会議がつくられていると聞きます。ぜひ情報交換などを十分にしていただき、そしてまた日本旅行業協会にもそうしたことについての十分な協力の要請もしていただきたいということをお願いするものでございます。  最後になりますけれども、今ほんの一部分ではございまし...全文を見る
○栗原君子君 せっかくなさろうとする立派な事業でございますから、ぜひ成功していただきたいと思うのでございます。それには先ほど申しましたように、人権の後進国だと外国の人から思われるようなことがあってはなりません。そしてまた、今外国人の労働者もふえておりますけれども、そうした人たちに...全文を見る
06月11日第140回国会 参議院 臓器の移植に関する特別委員会 第6号
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○栗原君子君 新社会党・平和連合の栗原君子でございます。  まず、たくさんの質問の項目を出させていただきましたけれども、時間の関係で、昨日になりまして印をつけたものから質問をさせていただきたいと思います。  まず、脳死の判定と判定基準についてでございますけれども、中山案の提案...全文を見る
○栗原君子君 もしもそれが竹内基準であるとするならば、衆議院での竹内参考人の発言からも大きな問題点が浮かび上がってきていると、こう思います。  実はここに、脳神経外科医でございまして現代医療を考える会の代表をなさっていらっしゃいます山口研一郎先生が、この間の衆議院の審議の状況を...全文を見る
○栗原君子君 それで、今慌てふためくほどのこともないと思いますのは、ことしの六月二十七日なんですけれども、まさに第十回の脳死・脳蘇生研究会というのが東京で行われることになっておりまして、全国のそうした専門家の医師あるいは研究者が集まられましての研究会をなさることになっております。...全文を見る
○栗原君子君 将来的にはどちらかに統一されそうでございますか、今はそうでございましても。
○栗原君子君 続きまして、現在移植現場の混乱は著しいと思います。とりわけ、死亡時刻の判断や移植準備体制の開始時期のことで大阪大学で事件が起きています。あるいはまた、承諾書の不備とか家族の理解のずれが千里救命センターでの事件となっております。組織等の無断の摘出、これは関西医大での事...全文を見る
○栗原君子君 混乱があるとは思っていない、こういった厚生省の御答弁でございました。しかし、混乱がなければこんな刑事告発事件とか民事告発事件なんて起きないはずでございますけれども、混乱があるからこういう事件が起きているのではないか、こういうことを思いました。  さらに、この間、新...全文を見る
○栗原君子君 近畿スキンバンクの実態なども承知していらっしゃるようでございますが、それではこの皮膚の摘出とか冷凍保存行為は現行法の死体解剖保存法や献体法、角膜及び腎臓の移植に関する法律、どれにも該当しない行為でありますけれども、放置してこられた根拠はなぜでございますか、お伺いいた...全文を見る
○栗原君子君 もう時間も参りましたけれども、やはり脳死患者から摘出したさまざまなものがあるわけでございまして、心臓弁とか血管とか膵臓とか皮膚とかあるいは骨とか、もう本当にありとあらゆるものを摘出しているわけですね。それを冷凍保存しておいてはまたほかで使うといったようなことがもう既...全文を見る
06月13日第140回国会 参議院 臓器の移植に関する特別委員会公聴会 第1号
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○栗原君子君 新社会党の栗原君子でございます。よろしくお願いいたします。  まず、藤堂先生にお伺いをいたします。  実は、これは日本のマスコミでも報道されたことでございますけれども、ほとんど蘇生不可能と思われていた人が、脳死状態の中で低体温療法を行うことによって、七十五人中五...全文を見る
○栗原君子君 もう一点。  どうも私も気になってならないわけでございますけれども、先ほど同僚議員からも質問がございましたけれども、私は、幾ら議員提案といえども一応法律としてつくるからには、国家が人の臓器を摘出する、国家の責任において摘出をするということになる、このように考えます...全文を見る
○栗原君子君 それでは、玉置先生にお伺いをいたします。  よく現場の人たちから聞こえできます声の中にインフォームド・コンセント、これは本当にあり得るのだろうかと私も少し疑問を持つようになったわけでございます。医師と患者、家族、ここにはやはり強者と弱者といった区分けができるような...全文を見る
○栗原君子君 特に提供する側ですね。
○栗原君子君 ぬで島先生にお伺いをいたします。  今、日本の医学というのは大変進んでいるということを私は理解しているんですけれども、そこで人工臓器とかあるいは内科、外科的な医療技術の開発によりまして、ここ数年のうちにそうしたことができるようになるのではなかろうかと、人工臓器が。...全文を見る
○栗原君子君 それじゃ、玉置先生。
○栗原君子君 終わります。
06月16日第140回国会 参議院 臓器の移植に関する特別委員会 第7号
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○栗原君子君 新社会党の栗原君子でございます。  私も、同僚の末広委員と同じように、この問題には時間がもっとかかるという考えを持っております。と申しますのは、今参議院に参りまして、連日のようにマスコミでも報道していただくせいもございまして、大変国民の皆さんが賛否両論、そしてまた...全文を見る
○栗原君子君 他国でこのような書き方をしている国があればお教えいただきたいんです。
○栗原君子君 一国だけですか。ほかにはわかりませんか。
○栗原君子君 今わかっている範囲ではデンマークがあるということを聞きましたけれども、そういう書き方をしたところは余りないというように伺っております。この書き方というのは将来大変さまざまな問題が起きてくる可能性を秘めている、このように思います。  それでは、時間の関係がございまし...全文を見る
○栗原君子君 引き続き、猪熊案の提出者にお伺いいたしますけれども、欧米では、脳死・臓器移植に関する法律の制定以前に、患者の知る権利とかあるいはカルテの開示とか治療の選択権などが保障されております。また、努力もなされております。この点について、日本の現状をどのように考えていらっしゃ...全文を見る
○栗原君子君 ありがとうございました。  先ほどから伺っておりまして、脳死者というのは、まさに私も先般、脳死者というのはこういう人たちのことかという現場に行かせていただきまして、生きてもいらっしゃらない、死んでもいらっしゃらない、そして死んでもいらっしゃらないけれども生きてもい...全文を見る
○栗原君子君 栗原君子でございます。  臓器移植のドナーとなる場合は、脳死判定時の死亡時刻と、そしてまたそれ以外の死亡では通常の三徴候死が死亡時刻となることがこのように今議論をされているわけでございます。  要するに、次にどういう行為を行うかによりまして死の判定が異なるという...全文を見る
○栗原君子君 ただいま提案者の方から法的整合性は心配しなくてもいいと、このような御答弁でございましたけれども、厚生省、どうなのでございますか。先ほど御答弁なさったこととは少し食い違うように思いますけれども、局長、お願いします。  別にこれは準備をなさるほどの問題ではないと思いま...全文を見る
○栗原君子君 よくわかりました。脳死臨調のおっしゃっていることと、それから提案者がおっしゃっていることには大きな矛盾があるということがつかめたわけでございます。  さて次に、我が国における脳死患者発生の現状と、とりわけ若年でドナー予備軍とされる交通事故を初めとする事故死の現状に...全文を見る
○栗原君子君 事故が減少傾向にあるということは、脳死患者が発生しにくいという状況が広まっている、このように解釈していいのではなかろうかと思います。  先般、全国交通事故遺族の会の人たちが声明を出していらっしゃいます。そして、四千五百人の法案反対の署名も集めておいででございます。...全文を見る
○栗原君子君 ここで、厚生大臣にお伺いをいたします。  本法案では、臓器移植のドナーとなる場合に、脳死判定並びに臓器提供への本人の書面による同意が挙げられております。この書面による同意とは具体的にどのようなことなのか。また、現在我が国で行われている死後の腎臓移植についてのドナー...全文を見る
○栗原君子君 いずれにせよ、先ほどから議論になっておりますように、ドナーカードの登録の大キャンペーンをしなければ、私はこの法律ができましても意味をなさない、このように思うんです。  そこで、先般参りました日本医科大学の附属病院でドクターが、事前に承諾の人は皆無だと思うと、このよ...全文を見る
○栗原君子君 ちょっと私は行けなかったんですけれども、五月十三日のシンポジウムの席で、ドナーカードのことが話として出たそうでございまして、三年間で一人ぐらいしか現在いないといったようなことを聞いて帰った人がいるわけでございますけれども、そこで、私もどうすれば臓器を集めることになる...全文を見る
○栗原君子君 そこで、それはある程度強制的になるという可能性はございませんか。職場とか地域とか、そういうところでドナー登録をいたしましょうというキャンペーンが起きますと、ちょっと待ってくれということは言いにくいような状況も起きる、こういうことはお考えになりませんか。
○栗原君子君 決して強制的なことにならないようにということをまずお願いするものでございます。  続きまして、厚生省に組織バンクの実態について若干お伺いをしたいと思います。  まず、先般もこの場で質問をさせていただきましたけれども、近畿スキンバンクの実態は御存じでいらっしゃいま...全文を見る
○栗原君子君 組織の摘出、骨とか皮膚とか血管に関する法律は現在あるんでしょうか、ないんでしょうか。
○栗原君子君 ございませんですね。  それでは続きまして、家族や本人の同意なく摘出されれば死体損壊罪となるわけでございますけれども、このことについてはどう認識していらっしゃいますか。
○栗原君子君 もう時間が参りましたのでそろそろ締めたいと思いますけれども、最後に厚生大臣にお尋ねをいたします。  脳死・臓器移植を待っている患者のためにと、それは思うことは大変結構なことでございますけれども、もっと代替医療の開発こそ急務ではなかろうかと思うんです。このことを含め...全文を見る
○栗原君子君 終わります。
○栗原君子君 新社会党の栗原君子でございます。  まず、黒田珠美さんにお伺いをいたしますが、私は三人の子供を持つ母親でございます。今、子供たちにドナーとして登録をするようにと言うことは、母親の立場ではできないような状況です。黒田さんはかわいい正豪君をきょうもお連れになっていらっ...全文を見る
○栗原君子君 向井承子さんにお伺いしますけれども、先般、日本医科大学の附属病院に参りましたときに、これから議論されようとしておりますいわゆる中山案の修正案では臓器が出ないと、このことをドクターが心配をしていらっしゃいました。私は当然だと思うんです。  そうした中で、既に関西の方...全文を見る
○栗原君子君 高橋公太先生にお伺いいたしますけれども、今でも肝臓とか腎臓とか角膜は移植できるわけでございますね。
○栗原君子君 それで、あえてここで臓器移植法をつくろうということで賛成論者でいらっしゃるようでございますが、臓器を摘出する場合に、大変新鮮なぴんぴんした臓器を摘出しなければつかないわけでございます。そうすることになりますと、助かる可能性のある人からとると、裏返せばそのようにも思え...全文を見る
○栗原君子君 深谷先生にもう一度お伺いします。  提供者の年齢の下限を委員会でも十五歳、遺言可能年齢といったことが出ておりますけれども、とかく子供の臓器が欲しいということが世界の流れになっておりまして、先ほど申しましたように、ストリートチルドレンがねらわれているとか、そしてまた...全文を見る
○栗原君子君 終わります。
07月09日第140回国会 参議院 決算委員会 閉会後第2号
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○栗原君子君 新社会党の栗原君子でございます。  先般、臓器移植法が成立をいたしました。その議論の中では脳死を人の死とするか否かといったようなところに議論が集中したように私は思います。そこで、現在既に行われております腎臓とか角膜についてもいま一度点検をしてみる必要があるように思...全文を見る
○栗原君子君 厚生省の見通しとして、例えば今後の五年間に腎移植にかかわる費用として、総額どれぐらいを毎年試算されているのか。そして、年次予測としてこれを示していただきたいと思います。  また、腎移植後の維持経費として二年次以降は年間約百七十万円と言われておりますが、患者の負担、...全文を見る
○栗原君子君 患者の自己負担額によっては現実に支払い能力のある一部の患者にのみ適用可能といったようなそうした声があるわけでございますけれども、これについてはどのように考えていらっしゃいますか。
○栗原君子君 現在そういう高額医療については考慮されているから心配は要らないということでございました。それでは、今度臓器移植法が成立をいたしまして、心臓とか肝臓になりますと、これと同じような考えと思ってよろしいですか。
○栗原君子君 次に、腎臓の提供者、あるいはまた角膜についてもそうでございますけれども、現在、ドナーカードの普及とか移植のネットワークの推進、コーディネーターの養成等については、おのおの予算的な措置とかそれからどういった運営がなされているのか、もう一度お聞かせください。
○栗原君子君 伺うところによりますと、ドナーカードの普及を今、腎臓あるいはまた角膜についてもやっていらっしゃるわけでございますけれども、予算的にも百数十万といったようなことで、じゃ現実にどういった事業をしていらっしゃるのですかと言いましたら、ただカードを配るだけに終わっているとい...全文を見る
○栗原君子君 ここで大変私も心配しておりますことの中に、ドナーカードヘの登録者を募るために地域あるいはまた職場等々におきまして強制的な動きが始まる、そして、その登録をしない者にとっては大変職場にもいづらいとか、村八分になりそうだとか、あの人は自分勝手だとか、そういう風潮が起きるよ...全文を見る
○栗原君子君 命の問題でございますので、ぜひ慎重に扱っていただきたいことをお願いさせていただきます。  続きまして、追加質問をさせていただくために環境庁長官においでいただきまして、ありがとうございます。  実は、広島県の大久野島でございますけれども、戦争中、旧日本軍の毒ガスの...全文を見る
○栗原君子君 実は私、昨年でございますけれども、大量に砒素が検出をされたということで現地に調査に参りまして、そして環境庁の担当者の方からもいろいろ説明を受けたわけでございます。  そのときに、大量に砒素が検出されたその土をコンクリートで密封をして、そしてまたその後は砒素が飛び散...全文を見る
○栗原君子君 終わります。
07月31日第140回国会 参議院 決算委員会 閉会後第3号
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○栗原君子君 新社会党の栗原君子でございます。幾つか質問をさせていただきたいと思います。  まず、建設省におかれましてはただいま第九次の定員の削減をなさっているところでございますけれども、この定員削減の中で建設省に求められている業務推進のために委託労働者を導入しているわけでござ...全文を見る
○栗原君子君 それでは、相次ぐ定員削減計画の実施に伴いまして、職場は、予算を執行する上で、定員が確保されていない中で長時間の超過密労働が慢性化をしているわけでございます。また、超過勤務の縮減については、当局は具体的な方策はとっておりません。実態に合わない超勤の縮減キャンペーンなど...全文を見る
○栗原君子君 ここで、委託労働者にかかる職昌一人当たりの年間の経費、これは九六年度の人事院勧告の平均賃金の大体三ないし四倍程度と、委託労働者に対して高い金額を払っているということになるわけでございます。約千八百万程度にも達している。こうした経費は工事費等の値上がりにつながってくる...全文を見る
○栗原君子君 本来、国家公務員としての職員が業務執行に当たることが、私はやっぱり仕事に対しての安全とか質がよいとか公平な公共事業を推進することができると、このように思っておりますけれども、国民に求められている公共事業のこれこそ推進ということになるんではなかろうかと思います。  ...全文を見る
○栗原君子君 机を同じように並べまして仕事をしているわけでございますので、委託職員が大体どれだけいるのかということで、印をつけてくださいと言ったらこういった印をつけてくれまして、結構委託職員がいるということが言えるわけでございまして、これは単に私は広島の国道工事事務所だけではなく...全文を見る
○栗原君子君 今、答弁を伺いますと、あくまでも補助部分だということをおっしゃいますけれども、補助部分になっていないんです。職員以上によく物事を知っておりまして、職員は早い人は一年でまた異動していくということでございますから、そこは委託職員がいなきゃ何もできない。あるいはまた、ある...全文を見る
○栗原君子君 責任を持ってやるということは言えるわけで、それをしなければいけないということはよくわかっているんだけれども、正規の職員ではそれは手が回らない一大変手薄だと、だから写真を見てそれで判断をするだけに終わることもあるという報告を受けました。これ、どうですか。
○栗原君子君 建設省のあの霞が関のビルの中にいらっしゃったのでは私は現場が十分にわかっていらっしゃらないなという気持ちを今持って聞かせていただきました。少し勘違いがあるんじゃないかという思いがいたします。  続きまして、維持管理費の圧迫についてお伺いいたしますけれども、公共事業...全文を見る
○栗原君子君 そのやっていないつもりがやっているということが、実は先般いただきましたこのパンフレットを見てみましても、八年度、九六年度ですね、四十億九千五百万円、維持修繕費が組まれておりますけれども、今年度、九七年度は二十九億九千万円と、これだけ大幅に減らされているということを言...全文を見る
○栗原君子君 時間がだんだん少なくなりましたので、最後に建設大臣、今のやりとりを聞いていただきまして、どのようにお考えになりましたか。お願いします。
11月21日第141回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第12号
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○栗原君子君 新社会党・平和連合の栗原君子でございます。  この法案は、歳入には全く手をつけていません。したがって、歳出削減法案にすぎないと思います。もっと歳入面の改革を行うべきだと思います。あわせて、歳出の削減についても問題が多いと思います。それは、歳出の削減しわ寄せを弱者に...全文を見る
○栗原君子君 景気対策は特に急ぐ課題であるということを近ごろ特に痛感いたします。  私の地元広島でも、数日前、広島県の呉市というところに参りました。ここには大変にぎやかな商店街がございました。今、中通りというところはまさにシャッター通りとまで市民が言っておりますし、本通りはサラ...全文を見る
○栗原君子君 見直しをしながらやっていくとおっしゃいましたけれども、今、中小零細業者にとりましては大変厳しい状況、そして商店街あたりでは本屋さんも酒屋さんも今までのように事業をすることができなくなって閉店に追い込まれているという状況が起きております。  そういう中で、幾ら政府が...全文を見る
○栗原君子君 あくまでも弱者いじめにならないようにということをお願いするわけでございます。  そして、削減しなければならない問題もあります。特に不要不急なダムや、あるいは諌早湾の干拓に示されますようなそうした干拓事業もそうだと思います。あるいは、世界は米ソの冷戦構造が崩壊した時...全文を見る
12月17日第141回国会 参議院 決算委員会 閉会後第2号
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○栗原君子君 新社会党・平和連合の栗原君子でございます。  私は、旧日本軍の七三一部隊につきましてお尋ねをいたします。  七三一部隊を中心に、旧日本軍の細菌戦部隊は生体実験によって開発した細菌兵器、ペスト菌あるいはコレラ菌などを空中や地上で散布し、中国各地で数万の人々に被害を...全文を見る
○栗原君子君 いわゆるバッチャー証言と言われておりますことについてお尋ねをしたいと思います。  戦後、アメリカは、七三一部隊幹部の戦犯免責と引きかえに七三一部隊と細菌戦関連の資料を一括して入手いたしましたが、ジョン・H・バッチャー陸軍記録管理部長は、一九八六年九月十七日、アメリ...全文を見る
○栗原君子君 昔のことだ昔のことだというような声が聞こえておりますけれども、決して昔のことにはなっていないんです。現在もずっと引きずっていることがあるということを御承知いただきたいと思います。  これは、浙江省の社会科学院の歴史研究所にも、これらにかかわる資料、四二年の十一月十...全文を見る
○栗原君子君 バッチャー証言をここに持っておりますけれども、この記述されているところを読みましても、確かに日本政府に返したということを言っておるわけでございます。返したものならば、受け取ったという受取証のようなもの、そうしたナンバーなどはあるのではないかと思いますけれども、お調べ...全文を見る
○栗原君子君 いずれにせよ、資料の公開の申請があった場合には公開をしていただけるわけですね。
○栗原君子君 総理に最後にお伺いをいたします。  戦後五十二年たちましてまだまだ戦後は終わっていない部分が余りにも多いわけでございますけれども、これらにつきまして政府としてどういう形で中国の人たちあるいはまたアジアの人たちに返していくのか、もう一度最後に御決意を伺いたいと存じま...全文を見る
○栗原君子君 終わります。     —————————————