黒岩秩子

くろいわちづこ



当選回数回

黒岩秩子の2001年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月29日第151回国会 参議院 厚生労働委員会 第5号
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○黒岩秩子君 初めて質問をさせていただきます。  私は、さきがけの黒岩秩子と申します。  私は、社会に出まして六年間高校の教員をやっていまして、その後十九年間保育所で保母をやってまいりました。その後、登校拒否児とかあるいは障害児、障害者を含めた塾を経営してまいりました。実は、...全文を見る
○黒岩秩子君 ありがとうございます。  実は私は大地塾という塾の中で、たくさんの不登校の子供たちあるいは引きこもりの子供たち、あるいはその御家族とつき合ってまいりました。それで、今、育児時間とかあるいは育児休業という形で学齢前の子供たちを持つ家庭に対しては何らかの措置がとられて...全文を見る
○黒岩秩子君 ありがとうございました。  現状としてそうであるということは私も認識しておるんですけれども、やはりここの国会という場所にも男の方が大多数で女が少ない、まして子供は入っていない。私は多くの子供たちの声を聞くとき、やはり親が家にいてほしい、これはもう切実な子供たちの声...全文を見る
○黒岩秩子君 ありがとうございました。  これで終わらせていただきます。
04月03日第151回国会 参議院 厚生労働委員会 第6号
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○黒岩秩子君 さきがけ環境会議の黒岩と申します。  きょうは、障害者の問題に関して御質問したいと思います。  実は私、三十歳になって、保母になって初めて知的障害者という方と出会いました。出会うことによってさまざまなカルチャーショックを受けましたけれども、中でも一番大きなショッ...全文を見る
○黒岩秩子君 ありがとうございました。  そのような自閉症の子供たちに対して、実は役所としては知的障害の中にくくり入れてさまざまな支援策を行っていると伺っております。事実、自閉症の七〇%から八〇%は知的障害を併発しているということなのですけれども、その残りの二〇%、三〇%、つま...全文を見る
○黒岩秩子君 よろしくそのようにお取り組みをお願いいたします。  次に、時間がなくなってしまったんですけれども、点字図書館の利用資格についてお伺いしたいと思います。  実は、点字図書館の中には点字とテープ、それからビデオというのがあるわけですけれども、実はその点字図書館の役割...全文を見る
○黒岩秩子君 ありがとうございます。どうぞそのように御努力をお願いいたします。
04月05日第151回国会 参議院 厚生労働委員会 第7号
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○黒岩秩子君 障害者の雇用という問題については、受け入れ側も就職した人もとても大変なわけですけれども、今、障害者雇用促進法によって一年半の補助金が出ております。その補助金が切れるところでやめてもらわなければ困るといういわゆる悪徳企業者たちがいて、さまざまの障害者虐待事件が絶えない...全文を見る
○黒岩秩子君 実は、その条件整備の件なんですけれども、先ほど金子さんが職場が一番ぐあいが悪いと言われたこと、大変よくわかりまして、実は新潟市におきまして、社会福祉協議会に勤めていた方が過労で倒れて診断書を持っていった。その診断書の封筒に精神病院の名前が書いてあったことでもう次の日...全文を見る
○黒岩秩子君 障害者にとっての就職という問題は一般に大変厳しいものがあるということについては、私自身さまざまのケースとおつき合いさせていただく中で実感してきているところです。まず就職ができたとしても、その後なかなか定着しない。ようやく定着しても、今回の不況によるリストラなどでは一...全文を見る
○黒岩秩子君 ありがとうございました。  具体的にはどのような内容を省令で定めていこうとなさっているのか、お伺いします。
○黒岩秩子君 どうもよく理解できないのは、相対的と言われながら障害を特定するわけなんですね。障害を特定するということは絶対的欠格事由になるのではありませんか。
○黒岩秩子君 その個別に判断するのはだれが判断するんですか。
○黒岩秩子君 申しわけありません、ようやくいろんなことがつながってわかってまいりました。午前中から何か個々にばらばらにしか耳に入ってこなかったのが今になってわかりました。そういう形で今までよりは前進して、さまざまな雇用がふえていくだろうということは大変期待できると思います。  ...全文を見る
○黒岩秩子君 ありがとうございました。  最後に、この欠格条項の見直しというのは欠格条項の撤廃ということで事が始まったと思うんですけれども、撤廃ということを目指して活動されてきた障害者の皆さんにとっては、省令に委任したということがとても残念なことで、何としても撤廃のところまで頑...全文を見る
04月12日第151回国会 参議院 厚生労働委員会 第9号
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○黒岩秩子君 最後になりましたので、皆さんが大分質問してくださいまして、私の質問は残り少なくなりました。  実は、私の住んでおります新潟県におきましても新潟中央銀行が破綻しまして、また、私の住んでおる町でも一番大きいスーパーマーケットが倒産いたしました。そういうような中で、血し...全文を見る
○黒岩秩子君 ありがとうございました。  今の基準でいきますと、恐らくほとんどの場合、それにひっかからないのではないかと想像いたします。そうすると、再就職援助計画というものを雇用主がつくった場合、それでほとんど通ってしまうというのが現状なのではないかと私は理解したんですけれども...全文を見る
○黒岩秩子君 ありがとうございました。  その場合、もう一つ、整理解雇の四要件ということについて、職業安定所の方でその判断をするということはできないのでしょうか。
○黒岩秩子君 そうしますと、結局そこのところは裁判に、司法に預けるということになるんだと思いますけれども、解雇される労働者の側にとって裁判というのはかなり高い敷居なわけです。  今回の援助計画というのをよくよく考えてみますと、使用者側にとっては援助のために助成金がもらえる、だけ...全文を見る
○黒岩秩子君 労働組合のことなんですけれども、私は、労働組合というのは臨時職員とかあるいはパートタイマーとか、そういう方たちが含まれていない労働組合が圧倒的だと思っております。首切りの対象になるのは、そういう意味では労働組合でバックアップされない方たちが多いのではないか、そういう...全文を見る
○黒岩秩子君 今の最後におっしゃった、労働組合の機能が問われるということ、私も本当にそう思います。  私自身、ずっと労働組合に属しておりましたけれども、臨時職員が加盟できるような組合であるならばその労働組合の機能は果たせると思いますけれども、そうでなく、特権的な労働者だけでつく...全文を見る
○黒岩秩子君 ありがとうございました。  それで、今指摘されました法定雇用率未達成の企業に対して、先ほどのお話ですと三百人未満のところではペナルティーが科せられていないということのようですけれども、ペナルティーというのはどのような規模で科せられているのでしょうか。どのような規模...全文を見る
○黒岩秩子君 実はその五万円なんですけれども、五万円という数が多いか少ないかとなると思いますけれども、三百人以上の会社というのは私の感覚でいえば大きい会社だと思うんですけれども、その会社にとって、五万円払えば雇わなくてもいいということになったら、払った方が楽だというような値段のよ...全文を見る
○黒岩秩子君 ありがとうございました。  それで、先ほど西川議員からの御質問に文部科学省の方がお答えくださったんですけれども、教育委員会での雇用率が大変低いという問題が、教員という資格を持っている方たちが障害者の方に大変少ないというふうに言われたんですけれども、実はこのことと深...全文を見る
○黒岩秩子君 今もです。
○黒岩秩子君 本当に御理解のある御発言をありがとうございます。  実は、高齢化社会というのは障害者が多くなる社会ということだと思っています。それで、まだまだこれから障害者の率が高くなる社会になるわけで、それは私たち自身が知的障害者にもなるし、あるいは視覚障害者、聴覚障害者あるい...全文を見る
○黒岩秩子君 ありがとうございました。  最後にもう一度障害者の問題を伺わせていただきます。  再就職援助計画の中に、障害者は優先的に事業所にとどまれるというような内容を盛り込むということは不可能なことなんでしょうか。
○黒岩秩子君 いろいろありがとうございました。  何か、もしかすると大臣、きょうが最後になられるのかなというのがありまして、なるべくそうではないのを願っておりますけれども、最後に、一カ月に満ちませんでしたけれども、いろいろと理解のある心で受けとめてくださる答弁をいただきまして、...全文を見る
05月24日第151回国会 参議院 厚生労働委員会 第11号
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○黒岩秩子君 さきがけ環境会議の黒岩秩子と申します。  まず初めに、ハンセン病裁判について一言申し上げたいと思います。  五月十一日の熊本判決以来、私個人としましても、またさきがけ環境会議としましてもさまざまな行動をしてまいりました。私が心を痛めてまいりましたのは、名誉をかけ...全文を見る
○黒岩秩子君 続きまして、厚生労働省の方に御質問いたします。  もしこの著作権法の問題がなかった場合に、厚生労働省としてこの問題についてはどのようにお考えになるのか、伺いたいと思います。
○黒岩秩子君 そのような御検討をいただけることを大変うれしく思います。  問題は、既にもうテープに録音されているもの、これが貸し出していただけないという現状がありまして、これは著作権法の問題ではないと考えております。そこのところで、運用でできる部分について点字図書館の方にそのこ...全文を見る
○黒岩秩子君 よろしくその方向でお願いいたします。  最後に、都市における高齢者の問題についてですが、特に東京、大阪等大きな都市では、若い夫婦が住んでいるところに介護が必要になった老人が地方から引っ越しをしてこられても狭い家の中で一緒には住めない。その場合に、じゃその御老人たち...全文を見る
○黒岩秩子君 実は、私は新潟でケアハウスの運営に携わっておりますけれども、ここは三十人定員で十分それは採算がとれております。  それで、ケアハウスの特養化ということが言われていますけれども、実際私のところもどんどん介護度が高い方がふえていますけれども、それはホームヘルパーの方た...全文を見る
05月29日第151回国会 参議院 厚生労働委員会 第12号
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○黒岩秩子君 さきがけ環境会議の黒岩です。  実は、きょうは皆さんからのいろいろなお話を伺いまして、水基本法の策定の重要性など私も大変認識させられまして、大臣の御答弁の方でもそちらの方を向いていらっしゃるようなので、ぜひそういう方向で努力していただきたいと思いました。  私は...全文を見る
○黒岩秩子君 そのようにお考えいただければうれしいと思います。  実は、地下水をくみ上げる問題では、私ども雪国においては消雪パイプといって雪を解かすために使って、うちの隣の町ではもう六十センチ近い地盤沈下が起こっております。そのために大変問題になっておりますけれども、むしろ東京...全文を見る
○黒岩秩子君 東京都三鷹市や長野県岡谷市などでは、汚染された水道水源の井戸に除去装置を取りつけて、地下水を浄化して水道水として利用しているそうです。こうした地下水汚染除去施設への国の補助金、今もつけていると言われたわけですけれども、こういう地方自治体に対して補助金とかはどのような...全文を見る
○黒岩秩子君 最後に、塩素では死なないクリプトスポリジウムについてお伺いしたいと思います。  この問題は最近かなり大きな問題になっていて、今までも皆さんがおっしゃっていましたけれども、この対策として国は膜処理という方法に補助金をつけていらっしゃるそうですけれども、もっと安価な処...全文を見る
○黒岩秩子君 何年か前までは膜処理のところだけしか補助金を出していなかったのではありませんか。
○黒岩秩子君 それを聞いて安心いたしました。  今まで皆さんがいろいろおっしゃってこられましたように、本当に水というのが人間の命にとって根本的な問題ですので、今後、先ほど大脇議員がおっしゃったように、環境省の方に移管したらどうかというようなことも含めて、関係省庁の皆さんで水基本...全文を見る
05月31日第151回国会 参議院 厚生労働委員会 第13号
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○黒岩秩子君 さきがけ環境会議の黒岩秩子です。  私とハンセン病の出会いからお話をさせていただきます。  私の次女が大学生のときにFIWCというボランティアグループに属していまして、韓国の元ハンセン病患者さんの定着村に石垣をつくったり橋をかけたりというような肉体労働をしに行っ...全文を見る
○黒岩秩子君 つまり、大臣の今おっしゃったことは、言うなら内部告発をしていかなければならないということだと私は理解いたしました。  今回、国会の立法不作為が問題になっていますが、実はこの新法制定のときの立法作為さえ問題になるのではないかと考えております。患者、元患者の皆さんの勇...全文を見る
○黒岩秩子君 そういうわけで、最後になりますが、今まで江田さんの方からたくさんいろいろな提案がなされましたが、今回のこの判決を聞いた患者さんたちの多くがやっと人間になれたということを言われておりました。つまり、今までは人間として扱われなかった、先ほどもごみだというようなことが言わ...全文を見る
06月05日第151回国会 参議院 厚生労働委員会 第14号
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○黒岩秩子君 今までの御議論にもありますように、今回のこの問題というのは、中小零細企業にとってのことが一番大きな問題だと考えております。適格退職年金というのは名前のとおり退職金であるという考え方が中小零細企業では多くあり、その退職金を分割払いしているという考え方がこれらの企業では...全文を見る
○黒岩秩子君 実は、年金か退職金かということには大変大きな違いがありまして、退職金というのは法的に整備されているわけではないので、懲戒解雇というような事態になった場合には退職金は払われないのが普通だと思います。しかし、年金という考え方でいけば、懲戒解雇とかあるいは自発的退職という...全文を見る
○黒岩秩子君 しかし、今労使協定と言われましたけれども、多くの中小零細企業においては労働組合がありませんから、そういうところでそういうことが行われない、そして小さければ小さいほど労働者の立場は弱いわけですから、そこでこのような政令とかガイドラインなどで今の問題を労働者の側に立って...全文を見る
○黒岩秩子君 そのような方向でよろしくお願いいたします。  今度は次に、確定給付企業年金の積立金を事業主が従業員の合意なく取り崩したりして、その後また再積み立てを行わなかったというような場合に、この事業主は背任などの犯罪に問われるのでしょうか。
○黒岩秩子君 いろいろな場合があるということはあり得ると思いますけれども、企業というのは事業主が持ち主なわけではないので、その企業主にとっては積み立てが行われないという状態というのは労働者に対する保障ができないことになるわけですから、企業主に対する背任ということになると考えるので...全文を見る
○黒岩秩子君 確かに難しいことだと思います。ただ、事業主に対して、そのようなことというのがいかにひどいことであるかということについて徹底していっていただきたいと思います。  次の問題に移ります。  事業主が行うこととされている従業員への情報開示について、偽りの内容を伝えた場合...全文を見る
○黒岩秩子君 わかりました。そのようなことでよろしくお願いいたします。  質問を終わります。
06月07日第151回国会 参議院 厚生労働委員会 第15号
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○黒岩秩子君 初めに、年金と直接関係がないんですけれども、大変緊急を要している問題がありますので、そのことに触れさせていただきます。  というのは、六月一日に大阪地裁で判決が出ました在外被爆者への手当支給についての問題です。  いわゆる被爆者援護法には、国籍条項もなく、居住条...全文を見る
○黒岩秩子君 実は今まで皆さんがいろいろ御指摘くださいましたように、今回の年金法の改正というのが従業員、つまり零細中小企業の従業員の皆さんにとってはかなり大変なものではないかということを感じております。  今、七十三条の、また附帯決議もつきましたけれども、やはりこれについては罰...全文を見る
○黒岩秩子君 九四年の国会におきまして衆参両院の附帯決議において「速やかに検討する」というふうにありました。私は、この附帯決議においてこのようなことが書いてあるということにもかかわらず、七年間もこのままであるというのはまさに立法不作為ではないかと思います。このことについて大臣、ど...全文を見る
○黒岩秩子君 力強いお返事いただきまして、ありがとうございます。ぜひお願いいたします。  この経済大国で単に障害年金というのが、今二級の方でしたら年間八十万、そして大体この無年金障害者というのは十万人いると言われておりまして、年にすると八百億円です。この八百億円という数字が多い...全文を見る
○黒岩秩子君 先ほど年金局長がおっしゃいましたように、二十歳にならないときに起こした事故については年金を支給していると。お役所の得意な公正という点からいきますと、この不平等ということをどのように考えられるのでしょうか。
○黒岩秩子君 そのようなぎりぎりのところで御努力なさったことについては了解いたしました。  しかし、一人の人間が二十歳前に事故を起こせば年金がもらえて二十歳過ぎたらもらえないという、これはどう見ても不都合なわけですから、この点、今までの経過を議事録で読みますと、年金局と障害福祉...全文を見る
06月14日第151回国会 参議院 厚生労働委員会 第16号
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○黒岩秩子君 きょうは、参考人の皆さんから胸に詰まるお話を聞かせていただきました。  実は私、つい先日、長島愛生園の友人と多磨全生園に伺ってまいりました。そこでさまざまなものを見せていただき、ハンセン病資料館も見てまいりました。一番心に残ったのが納骨堂でございます。先ほど神さん...全文を見る
○黒岩秩子君 実は、二十八年のいわゆる新らい予防法と言われる法律をよく読んでみましたけれども、ここの中には断種ということについては全く触れられておりません。そういう意味で、今、桝屋副大臣の方から言われました二十三年の優生保護法の延長としてあったのかもしれません。しかし、このことは...全文を見る
○黒岩秩子君 最後に、今回の法律の中で、死没者に対する追悼をということがうたわれておりますけれども、具体的にはどのようなことを指しておられるのか、お伺いいたします。
○黒岩秩子君 今おっしゃられましたように、ふるさとのお墓に帰れるようにという努力をどこまでするかということだと私も思っております。そういう意味で、私自身もそういうことに御協力していきたいと思っております。  そして、実は最後にもう一つ、在外被爆者の問題について御質問をさせていた...全文を見る
○黒岩秩子君 全くそのことについて私は違う考えを持っております。  広島判決というのはこれから被爆者手帳を取ろうとしているその方たちの問題であるし、大阪地裁の場合には既に被爆者手帳を取った人が外国に行ったら被爆者手帳の効力を発しないという、そこのところで問題になっているので、私...全文を見る
○黒岩秩子君 時間が来ましたので、一言だけ。  実は、今、大臣がおっしゃった、大阪府が外国に行く場合には資格がありませんよとおっしゃったその根拠が局長通達だったと思います。したがって、私はその局長通達よりも法律の方が上位にあるのではないか、そのことを申し上げて、終わりにさせてい...全文を見る
06月19日第151回国会 参議院 厚生労働委員会 第17号
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○黒岩秩子君 西川議員に続きまして、私も大阪の痛ましい事件のことについて、初めに桝屋副大臣に御質問したいと思います。  あの小さなやわらかい体が傷つけられて、八人もの幼い命がなくなってしまったことを思うと胸が詰まります。そのようなところへ追い込んだ加害者のことを御遺族や関係者の...全文を見る
○黒岩秩子君 実は、私としましては、多くの子供たちが、前にも申し上げたかもしれませんが、愛されているという実感を持てないでいる、そのことが死にたくなるということと深いつながりがあると感じております。  そこで、厚生労働省の仕事としましては、そういう子供たちの心を聞くというような...全文を見る
○黒岩秩子君 その議論の中でよい結果が出るのを期待しております。年金局長にも、よろしくどうぞお願いいたします。  それでは次に、確定拠出年金法案のことに移らせていただきます。  経団連とか日経連などの経済界からの強い要請があって今回の制度が導入されていると伺っております。その...全文を見る
○黒岩秩子君 今のお答えは期待をしているということであって、実際にそのことができるのかどうかというところを今義務づけられているとおっしゃったのも、実は義務づけられてはいるけれども罰則はないという次元のことだと思いますので、個人で本当に運用ができるのかどうか、そこのところをもう一度...全文を見る
○黒岩秩子君 今おっしゃったその資料の提供のことなんですけれども、この資料の提供というのも企業側が資料を提供するわけで、企業側が運用に困っているのに、その困っている方が資料を提供した、それで個人が運用できるのはなぜなのでしょうか。
○黒岩秩子君 実は、今言われました元本保証型というのはほとんどゼロ金利という状態なわけですから、年金として積んでいくということを考えた場合にはかなり額が少なくなるということも含めて、あるというふうに感じておりますが。
○黒岩秩子君 それでは次に、ペイオフのことについて金融庁にお伺いしたいと思います。  来年の四月から始まるペイオフ、これについて資産管理機関が加入者個人の預金口座の置かれている金融機関と同一の場合、それぞれの資産が一千万円まで保証されるのか、それとも合計して一千万円までしか保証...全文を見る
○黒岩秩子君 そうしますと、多額の預金がある方にとっては年金の方がほとんど保証されないということになりかねないということになるわけですね。
○黒岩秩子君 わかりました。かなりそれは厳しいということだということがわかりました。  次に移ります。  法案によりますと、金融機関が資産管理機関となるということがあり得るわけですけれども、その金融機関が破綻した場合には、これはどのように保護されるのでしょうか。年金局長、お願...全文を見る
○黒岩秩子君 その次に、資産管理機関が運営管理機関を兼ねることができるようになっております。その際、特定の運用商品を奨励した場合には行政処分が科されますし、また専門的知見に基づいて運用商品を提示するエキスパートルールも定めています。しかし、運営管理機関が加入者に自社関連商品に偏っ...全文を見る
○黒岩秩子君 時間がなくなってしまいましたけれども、先ほど行政処分と言われていますけれども、そのことについて条文百十一条でしたか、罰則規定がないわけですから、あらゆる観点からと言われましたけれども、あらゆる観点なのでしょうか。罰則がないということはあらゆる観点じゃないんじゃないか...全文を見る
○黒岩秩子君 実はこのことは自社株を運用するということにも関係してくると思うんですけれども、そういう形で自社株を、今いろいろあらゆる方法でそういうことができないようにと言われますけれども、自社株を買わせたい、運用させたい、それが企業のわけですから、それに対してどのような制限を設け...全文を見る
○黒岩秩子君 時間が来ましたので、続きはあさってやらせていただきます。
06月21日第151回国会 参議院 厚生労働委員会 第18号
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○黒岩秩子君 トップバッターという初体験を楽しみにしております。  まず初めに、在外被爆者の問題について、この前の続きなんですけれども、大臣が記者会見等々で、大阪地裁判決を控訴するに当たって被爆者援護法を見直すという御発言をなさっていると伺っておりますけれども、どのような見直し...全文を見る
○黒岩秩子君 どのように見直していくかという内容なんですけれども、先日、判決を受けるために来られていた郭さんが六月十四日に日本を立って帰国なさるときに、これで私は被爆者ではなくなるんですという言葉を残して帰国されたわけですけれども、その郭さんの被爆者でありたいという、援護法を適用...全文を見る
○黒岩秩子君 どこにお住まいになっていたとしても、そのとき日本に住んでいて広島、長崎で被爆をされたという点では全く変わりがないことですので、どうかその方たち皆さんにとっていいような方向での法の見直しをお願いすることにいたしまして、次の問題に移させていただきます。  確定拠出年金...全文を見る
○黒岩秩子君 実は、自社株についてはさらに心配があるのですけれども、陰湿ないじめによるリストラが横行する企業社会において、企業が従業員に対して自社株による運用を有形無形な圧力で強制するという可能性があると思われますが、この点についてはどのようにお考えでしょうか。
○黒岩秩子君 そのような厳重なことが行われたとしても、今行われているリストラに伴うさまざまな圧力、そういう中で自社株を買わされてしまうというような危険が存在して、その場合、局長さんがおっしゃったように、自分の企業が倒産し、そしてさらに年金までなくなってしまうというような、そのよう...全文を見る
○黒岩秩子君 今言われたようなことを本当に実現できるのかどうかに対しては、私自身は不安を感じております。しかし、次に移ろうと思います。  次は、情報開示の問題です。  加入者の自己責任が求められるならば、資産管理機関や運営管理機関となる金融機関がどれだけ信頼に値するかの判断も...全文を見る
○黒岩秩子君 そのようになればいいと思いますが、このことについても大変不安があります。そして、同様に金融商品や投資先の企業についても十分な情報が開示されなければならないと思いますけれども、投資対象について加入者に対し十分な経営状況を開示すべきと思いますが、この点についてはどうでし...全文を見る
○黒岩秩子君 今までおっしゃってきましたように、この確定拠出年金法案というのは、金融機関が加入者のために行動するということが前提になっていて、金融機関への全幅の信頼に基礎を置いているという法案だと思います。  しかし、商工ローンとかあるいは抵当証券、変額保険など、金融機関にだま...全文を見る
○黒岩秩子君 大臣のお考えはわかりましたけれども、この間、前回の審議において年金局長がおっしゃったのは、去年、つまり十二年度の株式が大変まずかったので、その前はそうでもなかったということをおっしゃいましたけれども、十二年度に非常に株式が低迷したと。そういう現在という時期において確...全文を見る
○黒岩秩子君 私としましては、今まで申し上げたようなさまざまな不安というものが今までの御答弁によって解消されておりませんので、メリットについてはポータビリティーとかさまざまなこと、今おっしゃったこともいろいろわかりますけれども、まだまだ不安が大きいという意味において、とりあえず今...全文を見る
06月26日第151回国会 参議院 厚生労働委員会 第19号
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○黒岩秩子君 今まで多くの皆さんの質疑を伺いまして、今回のこの法案が皆さんの御努力でこのようになってきたこと、そしてこうせざるを得ないことを私としては理解いたしましたので、賛成したいと思っております。  それを前提とした上で、今回私は、農政と農協との関係について伺ってみたいと思...全文を見る
○黒岩秩子君 それで、一体その原因はどこにあるかということについてお伺いしたいと思います。
○黒岩秩子君 それは大変一面的なことではないかと私には思えます。  農業をやっている皆さんからいろいろ伺っていますと、日本が工業国として世界に名を上げてくる過程で農業が犠牲にされてきたというふうに思われているのが農村の大多数の見解である。それは、輸出をしていく工業製品のために農...全文を見る
○黒岩秩子君 その輸入の食料品ということがどういうことであるかということについて私は申し上げたいと思うんですけれども、特にアメリカから輸入するという場合には、そこには保存料とかそういう体にとって毒なものが入っていなければならない。そういう輸入品がどんどんふえてきたことによって日本...全文を見る
○黒岩秩子君 基本的には農業というのは自分の食べるものは自分でつくるというのが一番望ましいことだと思っていますけれども、これまで農水省がやってこられたことというのは欧米並みにということで圃場を大きくしていく、そのことによって日本の農業がかなり廃れてきたということについてはどういう...全文を見る
○黒岩秩子君 実はそこら辺のところで農協と大変深い関係にあるわけですけれども、農協が大きな機械を売ったり、それからまたかなり害のある農薬をたくさん売ってきたり、そのような意味で農業そのものの破壊にまで農協がかかわってきたのではないかというふうに私には思えてしまうんですけれども、農...全文を見る
○黒岩秩子君 農協がどのようにしてできたかについては私も認識しております。  しかし、農協が、今のように虫を殺すことが必要だということを言われますけれども、そのことについては、土をつくるというところに原点を置いていけば虫との問題ももっと別な解決があると考えておりますので、そうい...全文を見る
06月28日第151回国会 参議院 厚生労働委員会 第20号
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○黒岩秩子君 今回は、男女雇用機会均等法のことについてのみお伺いしようと思います。  今回のこの法案によって機会均等法もここに含められるということで、修正前の均等法十三条によりますと、「都道府県労働局長は、前条第一項に規定する紛争について、関係当事者の双方又は一方から調停の申請...全文を見る
○黒岩秩子君 今言われました三つの場合なんですけれども、一番目の長期間たったという場合のその長期というのは、具体的にはどのぐらいのことを指すのでしょうか。
○黒岩秩子君 それで、今百四十件のうち二件がそのようにして却下されたということなんですけれども、先ほどおっしゃった三番目の不当な要求であるということとの関連の中で、この二件というのが具体的にどういうことであったのか、お教え願いたいと思います。
○黒岩秩子君 そこのところは今納得がいきました。  この長期間というのが一年だというのは、私はとても短いというふうに感じたんですね。それは女性たちがそういうことというのは、家庭の中でもそうですけれども、女の方が下だということは当たり前だと思っていますし、お茶くみをさせられるのも...全文を見る
○黒岩秩子君 それで、具体的なことなんですけれども、坂口大臣がかつて小児科医でいらしたということもありまして、小児科がどんなふうに特異なのかというのは、やはり夜中に事が多い。それから、例えばレントゲンを撮りに行くといっても、大人の場合だったら自分で歩いて行ってくれるのに、小児科の...全文を見る
○黒岩秩子君 そのようなことでお願いしたいと思います。  それで、さらにもう一つ、同じ医療現場の問題なんですけれども、精神科医療のことです。  これまでも何回も私は述べてまいりましたけれども、精神科医療がひどいという状態はそこここで皆さんの目に触れているに違いないと思います。...全文を見る
○黒岩秩子君 段階的だということについては本当にそれ以外ないと思いますけれども、実は小児科にしても精神科にしても、もちろん内科もそうなんですけれども、患者さんたちはほとんど話を聞いてもらえば治ってしまうという場合がかなり多くて、そういう意味では、やはり診療時間が長くとれるかどうか...全文を見る