黒柳明

くろやなぎあきら



当選回数回

黒柳明の1966年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月04日第51回国会 参議院 決算委員会 第3号
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○黒柳明君 時間もおそくなりましたので、簡単に二、三質問をしておきたいと思います。  医療行政は、先ほどの賛同に若干関連しますが、認可の問題、私が調べたところによりますと、昭和三十五年から四十年までに、薬品は、大体毎年二割くらい増加されてどんどんつくられております。また宣伝のほ...全文を見る
○黒柳明君 新しいのが、それが有益なもので断れば大いにけっこうだと思いますが、中にはまだ実験の段階、あるいは学術的に結論が出ていないものがある。それに対して、厚生省としても留意を払っていく、こういう点は確かにいいと思うのですが、いま現在、きのうの新聞にも出ておりました目薬の問題が...全文を見る
○黒柳明君 なお慎重に、あるいは話し合いをする段階というのは、これはいいと思うのですけれども、現実問題として、それは発売されて、これを服用している人がいるわけです。また、これは目薬、あるいはアンプルのかぜ薬と同じように、もし害があって後にまたこれはだめだった、こんなことを繰り返し...全文を見る
○黒柳明君 これは若干どころじゃございません。高橋博士にもきょう会ってきました。もし必要とあれば参考人になって膨大な資料を国会に持ち出してもいいと、自信満々でございます。でございますから、そういうことがあって、少しでもそういう憂いがあるならばというおことばであるならば、早急に、ま...全文を見る
○黒柳明君 これは三十七年のときですから、二ヵ所、六十例でよかったのですけれども、臨床実験は十五しか出ていない。その点もいまの答弁とは違うわけですけれども、追及しても時間ありません。また、後に資料要求しまして、これについて徹底的にやりたいと思いますが、よく調べていただきたいと思い...全文を見る
○黒柳明君 資料要求をお願いしたいと思います。  第一点は、厚生省出身で、三十五年以降今日まで、薬品関係の企業あるいはその組合、連合会等に転出している人の状況、これが第一点です。  第二点、サリドマイド禍のときに、認可資料の公開を国会で要請しましたが、それを見せなかった理由と...全文を見る
○黒柳明君 次に、話題を変えまして、中性洗剤の問題ですが、これは国会で追及された後、科学技術庁で手数、百万円かなんかかけまして調査した、こういうことを聞いておりますが、その後のてんまつ記、要するに、認可にあたってどのような実験段階を経て認可したのか。その後国会で追及されて科学技術...全文を見る
○黒柳明君 これは、いま局長が言ったとおりのてんまつでございますが、ところが、いま玉川浄水場の汚染度が、人体の許容量は〇・五PPMですか、それをこえること十倍、五・〇〇PPMですか、それから杉並、三多摩方面に行きますと、井戸が一・PPM、これは非常に有害だと思います。その中性洗剤...全文を見る
○黒柳明君 これはソフト化に踏み切るにしても、技術提携の問題もありますし、また機械の転換の問題もありますし、これは非常にたいへんだと思うのですが、ひとつ、公明党でも二十人の議員がいます。そのうち八名が家庭に中性洗剤があります。そういう話を聞いていて知っているみたいですけれども、現...全文を見る
○黒柳明君 そのことを期待しまして、私もうちへ帰って女房に言っておきます、PRするからよく読めと。近所隣にもよく申しますから、必ずやっていただきたいと思います。  それでまた資料要求したいと思いますが、中性洗剤のメーカーの会社別、ハード型技術の国際提携の状況及び設備投資額、投資...全文を見る
02月07日第51回国会 参議院 決算委員会 第4号
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○黒柳明君 私は、豊島区池袋二丁目にございす元豊島小学校あとの用地問題について質問したいと思いますが、本日は時間もございませんし、また午後から本会議もございます。また、この問題は非常に重要な問題であると思いますし、文部、大蔵、運輸にわたって複雑な様相を呈しております。きょうは、そ...全文を見る
○黒柳明君 ただいまの文部省の説明にあったとおりですが、非常に文部省当局としてもこの問題については頭を悩ましている、こういうことが実情であると思います。  次に、国有財産局長にお伺いしたいと思います。本件の土地について関東財務局及び国有財産関東地方審議会においてはどのような処置...全文を見る
○黒柳明君 ここに私は十一月九日大蔵省からいただいた資料がございますが、これに基づいてもう一回御説明を願いたいと思います。
○黒柳明君 この三十八年十月二十二日関東財務局長の通知は、これは池袋交通センターに対する売り払いの方針を示したものである、こう受け取ってよろしいですか。
○黒柳明君 ここの一番下、「記 豊島区池袋二丁目千二十四番地、土地七千六百六十四坪と建物」云々と、こうございまするが、池袋の二丁目千二十四番地に七千六百六十四坪の土地がございますか、この点確認したいと思います。
○黒柳明君 その後というのはいつですか。
○黒柳明君 おかしいじゃないですか。三十八年十月二十二日ですよ。私が調査始めたのは去年の十一月からやっているのです。七千六百六十四坪の土地、国有財産、しかもその番地が違うと先週になって初めて通知があった、こんなだらしがない事務管理を大蔵省はやっているのですか、国有・財産当局はこの...全文を見る
○黒柳明君 いまおっしゃったことは詭弁です。文部省当局によくこの実情は聞いてあります。隣に会計課長がいますが、この問題について文部省はお手あげだと、東京都の国有財産審議会、公明党のほうの東京都の議会ともちゃんと連係をとってございます。非常にこれは重要です。ただ一片の書類を出すにあ...全文を見る
○黒柳明君 ほかとは何番地ですか。それぞれの土地の分離はどうなっておりますか。
○黒柳明君 こんなことは登記所に行けば簡単にわかることなんです。そもそもこの売り払いの方針をとったときには、何かこの裏にはあるのです、隠されたものが。大蔵当局の最高幹部とこの土地業者、発起人代表小島忠、このあとにもう一人の人物がいるのです。その人物との取引関係がちゃんとできており...全文を見る
○黒柳明君 最後に一言つけ加えます。  まだまだ種々問題がありますが、先ほど局長が言いましたように、いまになって、東京都の当局とも話し合って善処したい、こういうことをおっしゃることは、わかりますけれども、これはすでに暗い影を投げかけたのは過去の問題なんです。当然将来に対しては善...全文を見る
03月24日第51回国会 参議院 外務委員会 第3号
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○黒柳明君 長官は十二時半からお仕事らしいのですが、私の質問は外務大臣と長官とに関連のある点がありますので、ぜひ御両所にお聞き願いたいと思います。  先般来安保の問題がいろいろ論議されております。総理が長期固定化、あるいは外務省当局としては自動延長あるいは時期が早いんじゃないか...全文を見る
○黒柳明君 一部の意見では、もういまの時点において、国民の世論を興こしておかなければだめだと、こういうような一部の意見がありますが、このような意見に対してはどうでしょう。
○黒柳明君 予算のときにも問題になりましたですが、総理の発言と外務大臣の発言に若干の食い違いを与えるような、そんなニュアンスがあった、こういうことがありますが、外務大臣はそれについて、いま、現在、どのように思っておりますか。
○黒柳明君 確かに予算のときでも、ないと、こういうような話を聞きましたですが、少なくとも、新聞に報道される面、あるいは私たちの耳に響く点においてはですね、長期固定化、自動延長、そういうような違いが感じられる、こう思うわけですが、それはともかくとしても、アメリカの国務省としましても...全文を見る
○黒柳明君 これは二月十日付の各紙を見ていただければ、国務省の正式な、日本政府を相手としての見解じゃないとは思いますが、ちゃんと一外務省の高官に対してこういう発言をしております。少なくとも国務省としての発言ですから、まあ正式じゃないにしても、政府当局においてもこのことは十分に知ら...全文を見る
○黒柳明君 いま現在、当然安保条約はアメリカが相手であっての条約でありますが、そのアメリカがはたして一九七〇年代過ぎて、あるいはそれ以前においても、ほんとうに日本を安全な立場に守ってくれるか、こういうことが非常に問題だと思います。というのは、私が言うまでもなく、アメリカの上下院に...全文を見る
○黒柳明君 マクナマラ長官も、一九七五年には中共はニューヨークを攻撃する力を持つだろう、また、先ほど申しました上下院の発言においては、十年どころか、五年以内にワシントンもあるいはベルリンも攻撃する、中共の核は。そういう発展状態にも置かれるだろう、こういうような証言もありましたし、...全文を見る
○黒柳明君 そうすると、外務大臣としてのお考えは、佐藤・ジョンソン声明がいかなる状態においても日本を守る、こういう声明があるから安全である、こうお考えなんだと思うんですが、それと、先ほどから言いますように、世界の客観情勢特にヨーロッパ諸国はアメリカたよりにならず、こういうような意...全文を見る
○黒柳明君 それは、アメリカの軍事力と中共の軍事力というものをあくまでも分析した上においての確信であるか、あるいはジョンソン・佐藤声明の声明だけをとっての確信であるか、その点はどうでしょうか。
○黒柳明君 現実問題として信じられない意見であると、こう言いますですが、現実問題として信じられる意見が相当出てきているわけです。また、これがどのような方向に発展していくかも、それは将来わかりません。これはだれも予測できない、こう言ってもいいと思いますが、そういう事態が当然発生する...全文を見る
○黒柳明君 このヘリコプター及びH1V及び偵察機、これだけの航空力があれば、一個師団の兵隊を自由に移動できる力を持っているわけです。日本を守る場合において、日本のどこからどこまで行くかわかりませんが、はたしてこういう大量な一個師団をも移動するような大型化あるいはスピード化をほんと...全文を見る
○黒柳明君 いまの師団と言いましたのは、間違いました。方面隊です。たしかに長官のおっしゃるとおり。空幕にしても輸送機三十九機多用途機、輸送機七十一機、こういうような陸空合わせて非常に方面部隊を簡単に移動するようなスピード化、大型化が第三次防の中にはすでに盛られているわけですが、こ...全文を見る
○黒柳明君 さらに戦車の問題にしても四百五十両、装甲車四百七十両、こういう生産が第三次防の計画に入っていると、こう聞いておりますが、非常に大量な戦車の数だと思うのですが、これについてはいかがでしょう。
○黒柳明君 三菱のある戦車修理工場では、韓国の戦車の修理と製造を行なっている。ここから同じ型の戦車が、日韓同様な同じ型の戦車が使われているのではないか、使う可能性があるのではないか、こういうような疑いもあるわけですが、この点はいかがでしょう。
○黒柳明君 その真偽のほどは、将来いろいろ問題が起こった場合にまた問題になるし、糾明されると思うのですが、要するに、こういう陸空両面にわたっての大型化、スピード化、あるいはこういういまの戦車の問題にせよ、何かいまのベトナム戦に関連性があるのじゃないか、こういう疑惑を深めるような原...全文を見る
○黒柳明君 ちょうど四十分で、時間が来まして申し訳ございませんが、要するに、また予算委員会でいろいろあれしようと思いまするし、このこと自体が、この前社会党で問題になりました沖繩の海外派兵問題にもつながるのじゃないかと、こういうような疑惑を持つわけですが、また新たな面で、角度であれ...全文を見る
03月26日第51回国会 参議院 予算委員会 第19号
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○黒柳明君 質問します。  初めに、中共の核の開発と安保条約について質問したいと思います。外務大臣にお願いします。最近の中共の核の開発は非常に目ざましいものがあります。むしろ世界の脅威、こう言っても過言ではないと思います。この中共の核の驚くべき開発、わが国にとって好ましいもので...全文を見る
○黒柳明君 今後、そのような中共の核に対応するための、安保体制が必要であるかどうか、いかがでしょうか。
○黒柳明君 日米安保体制を堅持しながらも、一方隣国との友善は当然促進しなければならないと思いますが、このような中共の核の発展に対して、今後わが国の対中共外交というものはいかにあるべきか、お答え願います。
○黒柳明君 一方においては安保体制を強化し、一方においては善隣友好の立場から従来どおりの外交を進める、こういう態度は何か矛盾を感じられるように思うんですが、いかがでしょう。
○黒柳明君 防衛庁長官にお願いします。長官は本委員会の席上において、対中共核武装に七日、十七日、そして二十四日、三回、私が感じた点はニュアンスの違った発言をしていると、こんなふうに感じます。第一回目は、わが国の防衛力は格段の変化を来たすべきである、これはすべて中共の核武装に対して...全文を見る
○黒柳明君 一昨日の最大限の防衛力、これはどの程度の防衛力であると推測してよろしいですか。
○黒柳明君 いままでの長官の発言ですと、三次防は一次防、二次防の延長である、このようなことを何回も声明しておりますが、今回は何か一次防、二次防、そして三次防に移るときは核に対しての防衛を強化するべきだと、このような感覚を受けるわけですが、いかがでございましょうか。
○黒柳明君 一次防、二次防の延長は三次防じゃなくして、三次防は核に対する防衛手段ともなり得る、こういうことでよろしいですか。
○黒柳明君 外務大臣は、一昨日の外務委員会の席上において、わが国は他国と比べてアメリカの武力のもとにあるから核の脅威を感じないと、このような発言をしておりますが、外務大臣、その発言を踏まえての上で、いまの防衛庁長官の御意見はどうお感じになりますでしょうか。
○黒柳明君 大臣は、防衛庁長官の最大の防衛が必要であると、このことばの中に、核に対する防衛が一つの要因にある、そういうふうにお考えでしょうか、外務大臣にお願いします。
○黒柳明君 一般的に言って、日本は核のかさのもとにあることは否定できない、こういうようなことは繰り返されて言われておりますが、わが国は非核保有国であり、また核兵器は絶対持ち込ませない、こういう立場と、ある意味においては核の効果を信頼している、かさのもとにある、この点について何か意...全文を見る
○黒柳明君 もう一回、外務大臣に質問します。核のかさのもとにいるということは、核の効果を期待しての発言だと思います。もう一方においては、わが国は核を持たない、絶対持ち込ませない、こういう国である。この二つのことを考えあわせて見る場合において、一方は核の効果を期待し、一方は核という...全文を見る
○黒柳明君 核のかさと、こういうことが論理的には協力、こういうことも意味するのじゃないかと思うのですが、いかがですか、外務大臣にお願いします。
○黒柳明君 私も外務大臣と同じように、かさでも帽子でもけっこうだと思いますが、ただ、佐藤・ジョンソン声明によって、日本がどこまで安全に守られるか、また、外務大臣としては、先ほど冒頭に申しましたように、中共の開発が非常に驚異的である、将来においてどの程度確信を持って、このジョンソン...全文を見る
○黒柳明君 あくまでもこの中共の核開発については個人的意見、私観ではなくして、世界的な情勢というものを踏まえての上で考えていただかなければならないと思います。先ほど大臣がマクナマラ長官のことばを引用しましたが、御存じのように、アメリカの上・下院におきましては、盛んにこの中共の核の...全文を見る
○黒柳明君 ハンフリ一側大統領は、アメリカにとって核戦力と核政策の中に友好諸国を含むべきである、日本も大国としてこの討議に参加すべきだ、このような発言をしておりますが、これに対して大臣のお考えはどうでしょうか。
○黒柳明君 提案があった場合には適当に対処する、その適当とはどういう対処のしかたか、お願いいたします。
○黒柳明君 たとえ正式な見解じゃないにしても、何回も繰り返しますように、世界の情勢、中共の核の開発はこれは現実の問題です。ですから、まあこういう晴れがましい席上での御答弁を避けるならば、私はあえて追及はしないつもりでございますが、ともかくこういう米国の第一人者がこういう意見を持っ...全文を見る
○黒柳明君 大臣、お願いします。二十四日の外務委員会の席上で、中共の軍事力で中共はアメリカに追いつかない、このようなことを発言されましたが、根拠はどの辺にございますでしょうか。
○黒柳明君 外務大臣にお願いします。
○黒柳明君 アメリカの国務省が、安保再改定の意思はない。また、こういうことを積極的に提案する意思もない。一九七〇年後は現在のままでいい、このような意思表明もしておりますが、これについて外務大臣はどうお考えでしょうか。
○黒柳明君 先ほどから外務大臣は、正式な意向はないといいますが、それでは中共の核の開発がこれだけになっている、こういう正式な通告はどこかからありましたのでしょうか、お伺いします。
○黒柳明君 その同じように安保体制、対アメリカがあっての日本の防衛であると思うのですが、そのアメリカの少なくとも副大統領の発言は、各種の情報どころかもっと確実な情報のもとに発言されているわけです。意向が表明されているわけです。それに対して外務大臣の意見はどうですか。
○黒柳明君 時間がございませんので、先に進みます。  防衛庁長官にお願いいたします。安保条約の第三条の趣旨、意義というものは、日本がアメリカに対する協力、こういうことも含まれていると思うのですが、その中に、自衛隊の整備拡張、こういうことも含まれていると、こう考えてよろしいでしょ...全文を見る
○黒柳明君 自衛隊の整備拡充、これも含まれていると、こう思ってよろしいでしょうか。
○黒柳明君 現在の自衛隊の応募状況について説明していただきたいと思います。
○黒柳明君 兵隊と幹部とを年度別に分けまして、最近の二、三年の応募状況をお願いします。
○黒柳明君 二、三年の数で……。
○黒柳明君 いま現在の兵隊の定員に対する欠員の数をお願いいたします。
○黒柳明君 兵隊の欠員が二万人……。
○黒柳明君 大体私の記憶にあるところは、七五、六%が兵隊の定員の充足率だと思うのですが。これでよろしいでしょうか、確認したいと思います。
○黒柳明君 本年は急激に応募がふえた、こういうことでございますが、ベビー・ブームが去ったあとに、はたして——自衛隊に対して応募の規定、採る規定というものがある、こういうことをいま長官言われましたが、はたしてその定員の充足というものがきちっとされていくか、この点についていかがでしょ...全文を見る
○黒柳明君 第三次防では二%が今度は国防費に充てられると、こういうことですが、御存じのように、経済的に不況なさ中二%の国防費に対していかようにして国民にこれを納得せしめるか、これについてお伺いします。
○黒柳明君 いま長官が言いましたように、国民の協力なくしては自衛隊の今後の成長もないし、日本の国防も考えられないと思いますが、安保条約の第六条、基地の提供、これがいかんせん独立と、こういう精神から反するような概念を与えていると、このように思うわけですが、ほんとうに国民の協力を得、...全文を見る
○黒柳明君 アメリカの核のもとにある、こういうことは一応いいにしても、その中にありながらも一定の責任を負うような自衛隊としてのあり方、こういうことは考えられませんか。
○黒柳明君 今後いろんな状況のもとに、国民の防衛意識も深まるであろうと思います。また、一方、中共の核の脅威というものも増すと思うのです。アメリカ、ハワイ、あるいはスウェーデン、中立国においても、シェルター——防空壕です、この論議が盛んに行なわれていると、こう聞いて おりますが、わ...全文を見る
○黒柳明君 これらの国々においては、民間業者がこのシェルターの建造をやっているから、わが国の民間業者も行く行くはそういうことを政府から話があるんじゃないかと、いまのうちに研究しておこうと、こういうような話があるやに聞いておりますが、こういうことは考えられないと、こう判断してよろし...全文を見る
○黒柳明君 あとにも若干述べたいと思いますが、要するに、いまの政府の国防に対しての施策、国防問題に対しての研究、何か総合的な面において欠けていると、こういうふうな気がするのですが、総合的にこの国防問題を考える、そういうような機構なり組織なりを考える御予定はございませんか。
○黒柳明君 総理が中心になっている国防会議の開催される回数とか、それはどんな程度でございましょうか。
○黒柳明君 国防会議を中心にして、総合的な日本の国の防衛問題も考えていこう、こういう意思の表明であると、こう承ってよろしいでしょうか。
○黒柳明君 世界の激しい流動性、あるいは国際情勢というものは非常に変動しておりますが、安保体制は六〇年においての安保体制である。今日は六六年、さらに七〇年、こういう年を経るに従って、国際情勢に伴い安保の体制も変わなければならない、こう思うわけですが、それにもかかかわらず、長期固定...全文を見る
○黒柳明君 総理は本委員会において、三度にわたって長期固定化を検討したいと、こう発言しておりますが、外務大臣はこの意見についていかがでしょうか。
○黒柳明君 外務大臣は、九日の委員会において、日米安保条約は通告しなければいつまでも続くのだ、自動延長化である、こういうふうな発言をしております。そうすると、総理の発言と若干違うようなニュアンスを受けるわけです。いかがでしょう。
○黒柳明君 これはあくまでも外務大臣個人の意見だと思うのですが、各マスコミにおいては、自動延長、長期固定あるいは全面廃止云々とはっきりした意見の食い違いを、縦分けをしておりますが、それに対して外務大臣は、あくまでも違いはないと、こう言うわけですか。また、裏と表と、こういう発言があ...全文を見る
○黒柳明君 どうも私は同じじゃないと、また、いまも言いましたように、世間も同じじゃないと、こう見ているわけですが、また、自民党内部においても御存じのように意見が分かれております。ここで一々申してもよろしいのですが、自民党内部に対しての意見の食い違い、これに対して外務大臣はどのよう...全文を見る
○黒柳明君 どなたも確定的な意見は定めていないと、このようにおっしゃいましたが、それは将来のことですから、当然推測を含めての意見、それ自体がまた政府の重要ポストにある人の意見ならば非常にウエートを持つことは当然だと思います。藤山長官にしても、またその他の人、これは時間がございませ...全文を見る
○黒柳明君 これは私たちがいろんな意見を言うならいいと思うのですが、少なくとも、先ほども言いましたように、政府の要人がそういう発言をするということは、国民を惑わす原因にもなるのじゃないか。また、四年後といっても、四年後はいまから始まるのです。こういう点からもう一回御答弁をお願いし...全文を見る
○黒柳明君 ともかく国民が不安を感じないような完ぺきな防衛体制あるいは施策なりをお願いしたいと思います。  また、官房長官は、このような発言もしております。安保条約体制を必要と認めるのは、国民の三五%にすぎない。今後わが国が安全と繁栄をもたらすためには、日米の安保体制というもの...全文を見る
○黒柳明君 以上、外務大臣と防衛庁長官の質問を終わります。ありがとうございました。  質問を変えます。いま新聞で話題になっております東村山の文化村の事件、これについて質問したいと思います。  この事件は御存じのように、日がたつにつれて重大性が増してくると思います。政府は手おく...全文を見る
○黒柳明君 十九日に医者の届けがあって、二十五日に入院さした、この間は何をしていたわけですか。
○黒柳明君 発見に六日もかかりますか。
○黒柳明君 出た患者は、六日間おっぽっといたわけですか。出た患者は六日間、あるいは五日、六日おっぼっておいたわけですか。
○黒柳明君 入院始めたのはいつからですか。
○黒柳明君 いつに何人か、答弁してください。
○黒柳明君 発見したものを、逐次どの病院に入院させたか、言っていただきたい。
○黒柳明君 何日、どの病院に何人。
○黒柳明君 ぼくは現にきのう行って調べてきている。食い違っている、それと。
○黒柳明君 何人。
○黒柳明君 三、三日ごろでなくて、何日にどの病院に何名。
○黒柳明君 おかしいじゃないか。これだけの重大問題ですよ。一日に百三名もふえているんですよ、患者が。いまこの時点においてどんどんふえているかもわかりませんよ。実際に行っていないから、ぼくは実際に行ってきて調査をやっているんですから、だからそんなでたらめ言うんですよ。
○黒柳明君 わからなければわからないと言いなさいよ。ぼくのほうがよく知っているんだから。
○黒柳明君 実は、すぐ検便して入院させたんじゃないんです。この町田という医者に私は会って聞いてきた。三日間その間に余裕がある。何をやっているのか、東京都の役人や保健所は。そういうことを文句不平たらたら。だからこれだけの三百六十三人が一ぺんに入院せざるを得なくなったんだ。時間があり...全文を見る
○黒柳明君 大臣は時間をみて現地へ行って、そうして最大の処置を投ずる意思はありますか。
○黒柳明君 現地に行って万全の体制をとると、こういうふうなことでよろしいですね。
○黒柳明君 それじゃいま現在のいろんな諸情勢は、もう報告を聞いて御存じですね。
○黒柳明君 それが何にも知ってやしないじゃないですか。新聞に出ていますよ、そんなことは。どうですか、大臣。
○黒柳明君 私が言っておるのは、厚生大臣はお忙しいと思います、最高責任者ですから。現地へうろちょろ出かけるひまもないでしょうけど、十二分に指導監督するということばであるならば、少なくとも、きのう現在のことは、係官に全部聞いてなきゃならない、おかしいと、こう思うんですが、どうでしょ...全文を見る
○黒柳明君 ですから、そんなのは新聞に出ている範囲のことで、もっともっと現地に行けば、あるいは報告はうんとなきゃならないんです。そんなことを聞いたって対策なんか立てられやしないじゃないですか。それはどうですか。
○黒柳明君 最善を尽くされるというだけじゃないんです。私の質問は、指導監督の任にある立場だから、これはわかりますが、きのうまでのことを全部意見を聴取して、その事実をつかんでるかどうかと、こう聞いておるわけです。
○黒柳明君 私も特に事を荒立てる必要はないと思いますが、ほんとうに一生懸命やっていただかないと、いまこの時点においてもどんどん患者はふえていますよ。それで八王子の台町病院なんか行ったらたいへんなものですよ。五十人収容のところを六十人入れられて、隣にはジフテリアの患者も入っているん...全文を見る
○黒柳明君 その調査はいつごろまとまって報告されますでしょうか。
○黒柳明君 概況をちょっと教えてください。
○黒柳明君 いま局長の話で、水に非常に困っている。給水車が一日一台きていますよ、軽自動車です。これが非常にきたない。またこの比企ネオ・ポリスが第二の東村山分譲地になる可能性が非常に強いのです。この実情に対して厚生省がすぐ現地調査をしていただきたい、こう要望するのですが、大臣いかが...全文を見る
○黒柳明君 大臣の後答弁のとおりに、要望に沿うように直ちに調査していただく、こういうことでよろしいですね、再確認したいと思いますが。
○黒柳明君 これと同じような、要するに局間の団地の造成、建て売り地が全国相当数あると思うのですが、この民間による住宅団地が全国でどのくらいあるか、掌握していらっしゃいますでしょうか、建設大臣。
○黒柳明君 手元に詳細な資料がないと——私が調べた範囲では相当あります。角栄団地及び狭山、霞ケ関、志津、大阪にいきまして第一羽曳野、第二羽曳野、師勝、学園前、阪急北云々と、そこへ行って調査をした結果、これまた第二の村山、比企になりかねないような状態にあるわけですが、これについてま...全文を見る
○黒柳明君 確かに全国的に厚生省が調査するのはたいへんだ、わかります。では、近い千葉県の角栄団地、これだけでももう一カ所調査する意思はございませんでしょうか。これも非常に不備な条件にあります。ここでまたるる申しますと時間がなくなります。いかがでしょう。
○黒柳明君 このように、まだまだこれは時間がありますれば細目にわたって調査した結果を言えばいいのですが、これは分科会に譲りたいと思います。現行法上では、宅地造成及び地すべり危険の防止と、このような法の規制はございますが、東村山、あるいは比企、あるいは角栄、すべてそうです。上下水道...全文を見る
○黒柳明君 ただいまの大臣の御意見に全面的期待をするものでございます。  問題を若干変えたいと思います。厚生大臣にお伺いしますが、国家公務員法百三条の二項、この法的精神について述べていただきたいと思います。
○黒柳明君 要するに、厚生省から製薬会社への天下り人事、それによって疑惑を生じることを防止する、こういう法律だと思いますが、これに抵触するような行為が厚生省内にいままであったでしょうか。
○黒柳明君 人事院総裁にお伺いしますが、いま大臣がお述べになった四人の人たちは、人事院に報告があり、また認可を得ていますでしょうかどうか。
○黒柳明君 そうすると、総裁にお尋ねしますが、この百三条に触れると、違反であると、こういうふうに考えてよろしいでしょうか。
○黒柳明君 これは明らかに人事院に届け出をしてない。また百三条の二年以内に——五年以上職にあった者は、離職後二年以内に製薬会社に——そういう関係に入っちゃいけない、こういう法に触れると、こう思うわけですが、大臣はどうでしょうか、御意見は。
○黒柳明君 三十五年の喜谷さんの以後に、その報告は必ずすべきだと、こういう人事院からも申し入れがあったと、こういうはっきりした答弁を得ておりますが、大臣いかがでしょうか。
○黒柳明君 その後に人事院からはっきり厚生省に対して、通告すべきだ——承認の申請をすべきだ、こういうことになっておるのだ、こういう話を聞いておるわけですが、はたして人事院はそれはどのようにお考えですか、もしこういうことがなされたら、たいへんなことになってしまいますよ。
○黒柳明君 これは人事院としては非常に同情すべきケースだと、私も去年の決算で、これの資料を要求しましたが、出てきません。やっとの思いでこちらから——裏手から調査した結果、出した資料なんです。こうなりますと、はっきり厚生省はこれを隠していたんだと、こういう結論になると思う。三十九年...全文を見る
○黒柳明君 これは、今後十分に注意するなんというものじゃないですよ。これは国家公務員法の百九条に触れるんです、もしこの事実があると。罰金ですよ、懲役ですよ。こういう重大な事実を厚生大臣が知らないと、しかも三十九年には人事院から厚生省のほうに通達も出ている。それを無視している。こう...全文を見る
○黒柳明君 しからば、今後この四人に対してどういう処置をとるか、お伺いしたい。
○黒柳明君 こういうものに対しての罰則は、何年間有効ですか。
○黒柳明君 厚生大臣にお伺いします。二年以内には罰則は適用するんです。そうなると、この四人の人たちは、この罰則規定に当てはまるのですよ。このほうものがれようと、こういうわけですか。
○黒柳明君 三十九年に人事院から厚生省に行っている通達を、持ってきていただきたいと思いますね。そういうものまでも無視されるような、そんなルーズな政治のあり方なんですか。
○黒柳明君 それが無視されると、このようなルーズな人事院と厚生省との関係ですが、そういうでたらめな政治をやっていいんですか、厚生大臣。
○黒柳明君 厚生省以外にこういうルーズな天下り人事があると思いますか、大臣、いかがでしょう。
○黒柳明君 多少のことは承知しているって……その多少をそれじゃ言っていただきたい。
○黒柳明君 ここで雰囲気がやわらいで非常にけっこうだと思うのですが、ほかにはないんです、そういうことは。厚生省だけなんです、こんなでたらめをやってるのは。なぜ私はこんなにしつつこく言うかというと、この四人の人たちが行った会社、どこの会社か——藤沢製薬、理研ビタミン、明治製菓、中外...全文を見る
○黒柳明君 絶対にないったって、そんなことは断言できないじゃないですか。こういう悪らつな事実があるってことは、これは事実じゃないですか。こういう不備があるってことは事実じゃないですか。それに対して遺憾の意を表してることも事実じゃないですか。大臣が絶対にないと言ったって、そんなこと...全文を見る
○黒柳明君 そういう信頼をおきたいのは当然です。また信頼もしなきゃ薬なんか飲めません。であるならば、こういう変な人事をまず第一にぬぐい去らなければ、人が運営し、人が薬をつくり、人が薬を売るのですから、そういう人事という問題に対してこういう不備があったのでは、そういうところまで疑い...全文を見る
○黒柳明君 もう一回話を戻すようですが、しからば、この三人に対しては今後どのような処置をとるか。まだこれは三十九年の問題ですからね。四十一、四十二年まで百九条は適用されるわけです。それに対して、あくまでも、生活があるから——私は何も生活権を奪おうなんて思ってやしません。この次にこ...全文を見る
○黒柳明君 もう一回総裁にお伺いしたいと思いますが、人事院の調査をやると、慎重を期すと、こういうようなことでございましたが、いま大臣は、慎重に人事院の調査の結果を待って処理する、こういうことでございますが、それに対して総裁の御意見をお伺いします。
○黒柳明君 住、宅公団の総裁にお伺いしたいと思いますが、いま、住宅公団の工業団地の募集の状況はどのようになっておりますでしょうか。各団地ごとに報告していただきたいと思います。
○黒柳明君 通産省にお伺いしますが、全国の工業団地の計画面積、造成面積あるいは売却面積、その処分率、どのくらいになっておりますか、お願いします。
○黒柳明君 日本住宅公団の分に関しては、どうでしょうか。
○黒柳明君 総裁にお伺いしますが、いまの通産省の答弁、よろしいですか、合っていますでしょうか。
○黒柳明君 合っていませんよ、いまの八〇・九%、さっき担当の課長に聞きましたら、ずっとその数字は少ないです。七四%きり処分率はありません。ですから、ここにいただいた表は、これは全部でたらめ、こういう結果が出ています。ですから、いま大臣が言った九〇%、これだけの処分率があれば、工業...全文を見る
○黒柳明君 住宅公団はどうですか、処分率は。
○黒柳明君 それがここから算出されたかわからないのです。
○黒柳明君 時間が来ましたので、一言だけ。  通産省の企業局は、全国の工業用地を監督しまた指導する立場です。それが、住宅公団がとれだけの造成あるいは処分率かわからないようじゃ——それは住宅公団の数字が正しいですよ、こういうことを言うようなことでは非常に困ると、こう思うわけですか...全文を見る
03月29日第51回国会 参議院 予算委員会第二分科会 第1号
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○黒柳明君 私もまた中央の核のことで、ちょっとしつこいところがありますが、お願いします。  私は、別にこうしろとかああしろとか、これが悪いとかいいとか、こういうことじゃなくして、当然防衛という問題は政府だけが担当し、野党はやらなくていいと、反対ばかりしていればいいのだと、どうい...全文を見る
○黒柳明君 重ねてしつこいようだと思いますが、あくまでも中共の核の開発は非常に脅威である、非常にとは言わなくても脅威であると、このようなことを日本の国の防衛の最高責任者の立場においてそういうふうに感じられる、このように理解してよろしいのでしょうか。
○黒柳明君 というのは、あした外務大臣の御出席がありますので、そこでもお伺いしたいと思いますが、外務大臣の場合は、あまり脅威じゃない、少なくともほかの国と比べて、アメリカの抑止力のもとにあるからにはそんな脅威は感じない、こんなことをおっしゃっておるわけですが、その脅威あるかないか...全文を見る
○黒柳明君 私も、外務大臣と防衛庁長官の性格をあらわしていることばだと、こう理解しまして、特別に食い違う、だからこうだと、こういうことは考えておりません。確かに同じ最高責任者として、国を守る、こういう愛国心には変わりはないと思いますが、ただ、ここで問題は、先ほども言いましたように...全文を見る
○黒柳明君 それで納得をしてみたいと思うんですが、あくまでもいまお話、論争が繰り返されましたように、中共の核ということに関して、わが国は軍事力の面においては非常におくれをとっております。いまから核の開発と、こういうことは考えられない。それでは、いかにしてわが国らしく、唯一の被爆国...全文を見る
○黒柳明君 次もまた外務大臣にお答えいただいたほうがいいような質問だと思いますが、長官にも御答弁願いたいと思います。  あくまでもアメリカが中共を封じ込める、これは武力による封じ込めですから、当然中共も反駁して核の開発に専念すると思うのですが、同じ一衣帯水のもとにあるアジアの国...全文を見る
○黒柳明君 これは若干言い過ぎるかわかりませんが、英国の戦略研究家によりますと、プルトニウム二三九をそのままその生産力を換算していけば、十数発の原爆がわが国に、日本においてもできる、こんなことを言っているのです。それをつくる科学者、技術者は非常に問題にはなると思うのですけれども、...全文を見る
○黒柳明君 この問題についての最後の質問したいと思いますが、防衛力についてわが国の将来の考え方ですが、これはあくまでも安保を問題にして長期固定化あるいは自動延長、こういうことが論議されましたですが、防衛力に関しては国際状況が当然変化しておりますから、将来においては選択の自由と可能...全文を見る
○黒柳明君 質問の観点を変えたいと思います。一昨日の予算委員会で長官は、自衛隊の応募状況は非常に順調だと、二、三年はこのまま好調に続くだろう。きょうの報道によりますと、何か非常にそれがうまくないいきさつ、あまりうまくないというような新聞報道ございましたが、これはあくまで報道だけの...全文を見る
○黒柳明君 この新聞報道を見ますと、就職前において一年なり二年三年なり自衛隊に入れておいて、しかる後一流会社に就職させる、こういうことを含めて退職後のことも論じられているわけです。そうすると、この新聞に出ておる「産軍協同」とこのようなことばをここに使われて、若い層には逆効果じゃな...全文を見る
○黒柳明君 そうすると、念のために、くどいようですが、私も自衛隊のことに関心がございますので、「1各会社の採用予定者を二年——四年間自衛隊に入隊するよう会社からあっせんしてもらい、会社はそのあとで採用する2自衛隊が各会社に就職あっせんした者と同数の人をその会社から部隊に送りこんで...全文を見る
○黒柳明君 私も、自衛隊退職したあと、当然就職がないと、こういうのじゃ困る問題だと思いますから、そういう退職後のことに関して、ほんとうにそういう産業界がめんどうを見ていこう、またそういうことをお願いする、こういうような話であるならば、これは大いに自衛隊に応募するほうも気強く思いま...全文を見る
○黒柳明君 また長官のことばじりをとらえるようになるわけですが、先日は、非常に見通しが明かるいと、こういうことであったわけですが、何かこの、きのうの次官の発言ですと、非常にじり貧になるおそれがあると、こういうふうなことが書いてありますが、新聞報道がこれはそういうニュアンスを与えた...全文を見る
○黒柳明君 そう私も信じたいのです。ただあくまでも新聞は、厳正中立、公平なる記事を伝えると、そういう性格から、また国民は、どうこう言っても、ここの論議よりも、これだけ新聞に大きく出ているわけですから、相当、何百万という人が読んだし、またこれに対する印象をつかんでおると思うのですか...全文を見る
○黒柳明君 了解したいと思います。  同じく次官の発言なんですが、応募が急速にふえたので、質的——たとえば体力が弱い者が集まってきた、知識レベルが低い者が集まってきた、非常にうまくないことだという、こういう発言もあるのですが、これはいかがでしょうか。
○黒柳明君 長官が、ことしは五万の応募者があって、その中から優秀な者だけ二万をとったと、こういうことなんですね。事務次官の場合は、そういうことをやったから、だから非常に体力的にも知識レベルにおいても低下してきた、こういうふうなことをおっしゃっているわけですが、いかがでしょうか。
○黒柳明君 次官の発言は最近です。
○黒柳明君 以上、まだ質問はございますけれども、まだ岩間先生が残っていますので、私この程度にしたいと思います。くどいようですけれども、防衛、あるいは自衛隊は、さらに千歳でミスをやったり、岩国で犯罪が起こったり、いろいろがたがたしていますが、その問題もお聞きしようと思ったのですが、...全文を見る
03月30日第51回国会 参議院 予算委員会第二分科会 第2号
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○黒柳明君 私、本委員会でやりました工業団地の問題ですが、先日質問し切れなかったことでございますので、引き続きやりたいと思います。  工業団地の全体的な造成あるいは売却、処分率、そのような現状はどのような状態になっておりますでしょうか。
○黒柳明君 大臣、先日この表によって処分率九〇・五%と、こういうふうにお答えになったと思うのですが、この表が出た根拠、私、いろんな質問したいと思いますが、端的に結論だけどんどん質問していきたいと思うのですが、この根拠が非常にあいまいだ、こういうふうに思うわけなんですが、これはどっ...全文を見る
○黒柳明君 先日、処分率九〇・五%と言い、いまは八七%ですか、処分率。
○黒柳明君 私は、大臣は九〇・五%と、こういう答弁と記憶しておるのです。八七%でもけっこうです、たいして開きがないから。そうすると、大臣はそれだけのほんとうに処分率がいま現在あると、こういうふうに数字が出ているというからは御確信だと思いますけれども、そういうふうに信じますでしょう...全文を見る
○黒柳明君 これに関しては、別に見解の食い違いはないと思うのです。計画面積はどれだけだとか、売却するために造成できた面積はどれだけであると、売却されたものはどれだけ、処分率はどれだけであると、これに対して私の見解は相違はないと思うんですけれども、どうでしょうか。それともやっぱりあ...全文を見る
○黒柳明君 民間が造成している分は、どこでそれをコントロールするわけですか。
○黒柳明君 工業団地を全国的にコントロールする場所というのは、どこでコントロールいたしますか。どれだけの計画量があるのか、どれだけの造成面積があるのか、売却済みはどのくらいあるのかというようなことをどこで——通産省の企業局であるか。
○黒柳明君 私もいろいろな本——ここにも本ありますけれども、「工業立地」とか「工業団地」とかなんとかいろいろあるんですけれどもね、「工業用地の概況」なんてあるんですけれども、これを見ただけでも、どう見たって八七%売却なんという数字は出てこないのですよ。非常に工業用地がダブっている...全文を見る
○黒柳明君 たとえば日本住宅公団ですけれどもね、これは先ほど食い違いがあったと、こういうふうに、——私どもが調べたのは、日本住宅公団の分は二百十七万八千坪、処分したのが百六十一万九千坪、七四%、それから立地部で調べたのは八〇・九%、非常に大きな開きあるしですから、何でこの住宅公団...全文を見る
○黒柳明君 それじゃあ産炭地事業団の場合はどうですか。造成面積、売却面積、処分率は。
○黒柳明君 こちらは坪で出ているわけで、二百六十三万と、坪に直しますと、こちらが得たものを坪に直すと……
○黒柳明君 七十九万坪、大体八十万坪ですね。ところがこの工業立地センターで出しているのは五十四万坪と、こうなっておるわけですよ。
○黒柳明君 この調査、産業立地部のほうは二月二十八日ですね。このほうは三月十六日です。半月でこんな数字違いますか。
○黒柳明君 そうじゃなくて、造成面積というのは売却できるための条件があるから造成面積と、こうなるんじゃないですか、どうでしょう。
○黒柳明君 じゃあ結局工業立地センターと通産省とのその造成面積のとり方の違いであると、こういうようなことですね。やっぱりそういうことを指導監督するのは、通産省の立場じゃないでしょうかね。何かこういう複雑な数字が出て、この食い違いがわからない。またいまの産炭地の問題ですけれどもね。...全文を見る
○黒柳明君 それにしてもですね、産業立地部で出した造成面積というのは二千百二十九万九千坪、立地センターのほうは八千四百八十一万八千坪、四分の一じゃないですか。四倍じゃないですか。先ほどからごたごたあれしていますけれども、そういうわずかの、いや向こうのほうは一部分できたのも造成地と...全文を見る
○黒柳明君 工場適地面積と、ここに書いてありますけれども、工場適地面積というのは、適地面積じゃない架空のものも入っていると、こういうわけですか。
○黒柳明君 住宅公団の数字も、若干計算の違いにしても食い違っておりますし、資料を要求したいと思うのですが、全国の工場用地の昭和三十六年度以降の政府及び地方公共団体の住宅公団、産炭地事業団関係及び県の開発公社及び民間の分、分けてですね、計画量と造成面積、売却処分率、それから昭和三十...全文を見る
○黒柳明君 資料を提出されて、もう一回この点についてはいろいろお話したいと思います。  以上で終わります。ありがとうございました。
04月14日第51回国会 参議院 災害対策特別委員会 第5号
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○黒柳明君 萩原先生にお願いします。私も、昨年の末に当委員会が開かれまして、そのときは、むしろ人心、町民に動揺を与えちゃいけない、こういう角度で、起こる可能性はあるけれども、それよりも町のあるいは県の対策を信じていなさい、こういうような気配が強かったように私自体感ずるわけですが、...全文を見る
○黒柳明君 またもう一問お願いしたいと思いますが、結局いままでは火災も起こっておりませんし、また幸いなことに、人命も多少のけがはあったと思うんですが、無事だったと思うんです。この次起こった場合には五秒が争われる、最初の三十秒だ、これが勝負だと言われておりますが、大体病人、老人が三...全文を見る
○黒柳明君 時間がおそいですから、簡単に質問したいと思います。  私も諸先生の御意見に全く同感でございます。ただ一つ根本的に間違っている点があるのじゃないか、こう思うわけです。昨年の十二月一日本委員会を開きまして、私はそのとき質問したわけです。その時点において、すでに地元の観測...全文を見る
○黒柳明君 私の知るところによりますと、国道十八号、二十号線は、五から六の震度があると使用不可能になる。あるいは千曲川、犀川の鉄橋、木橋は、木の場合は五・五、鉄の場合は六、また、先ほども言いましたように公共の建物は六が起こると大体大半は崩壊、こういうようなことになりますと、先ほど...全文を見る
○黒柳明君 おことばを返すようでまことに申しわけございませんが、それは当然県知事は真剣ですし、町長は死にもの狂いでやっておると思うのですが、私は、国としての対策、先ほどもだれか連絡員なり相談員なり出せと、こういう御意見もございましたけれどもね、地元県は真剣だと思うのですね。それに...全文を見る
04月19日第51回国会 参議院 外務委員会 第7号
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○黒柳明君 時間がございませんので、一、二質問したいと思いますが、外務大臣はたびたび、この安保の問題については、まだ早いと、あるいは考えないと、こういう御意見を私伺っておりますが、それにもかかわらず——国会における答弁をまとめたものだという趣旨だとは思いますが、安保についての問題...全文を見る
○黒柳明君 何か私のこれは私見かもしれませんが、こういう見解が発表されるたびに、なしくずし方式で長期固定化の方向に向かっていくのじゃないか、自衛隊がつくられ、あるいは核武装はしない、持ち込まれないと言いながら、徐々にハーキュリーズができ、あるいはエンタープライズが入る、こういうよ...全文を見る
○黒柳明君 それから、先ほど大臣は、これは現時点においての安保の問題点をまとめただけだと、こうおっしゃいましたが、現時点においても、アメリカの中共に対する考えというのは、非常に変わっているのです。二つの中国を認めざるを——固定化しなければならないと、こういうふうに、またこの次の指...全文を見る
○黒柳明君 最後に、この問題点の中に、要するに、アメリカの基地が日本にあるからといって攻撃される、そういうふうに考えるのは矛盾だ、こうおっしゃっておりますが、また、この一番最後には、「一九七〇年においても、国際情勢に基本的な変化がない限り、現在の日米安保体制が維持されることが望ま...全文を見る
○黒柳明君 以上でございます。
04月20日第51回国会 参議院 決算委員会 第13号
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○黒柳明君 時間がおそくなりましたので、端的に質問し、答えも簡単に手っ取り早くお答え願いたいと思います。  私が二月の初めの本委員会におきまして、第四点として、パブロン、テルミックス、リポビタン、アスパラ等、これらの薬品について、申請、それから認可に至るまでの関係資料の提出を一...全文を見る
○黒柳明君 ただいま公開できないデータがある、こういうふうにおっしゃいましたわけですが、そのデータはどんなデータが公開できないのがございますのですか。
○黒柳明君 薬の問題ですし、しばしば新薬が人体に害を及ぼして問題になった例も多いわけですが、いまもう世間の焦点の的になっておりまして、企業の利潤の追求が大事か、あるいは人命の尊重が大事か、こういう面になってきますと、非常にそういう秘密主義——公開できないというものがあること自体が...全文を見る
○黒柳明君 当然、動物実験一つの実験でも、教授以下相当の人がいます。それを全部出せなんということは常識で考えられません。責任の教授がだれであるか、あるいは資料提出についても、もうまるまる二ヵ月半かかっているわけです。この間、はたしてどの程度誠意を持って資料を集めていただいたのか。...全文を見る
○黒柳明君 私は、いただいたこの断片的な資料の中で、パブロンとテルミックスとリポビタン、これは臨床実験の働きがないままに認可になっているのですが、この理由はどういうわけでしょう。
○黒柳明君 いまのお話ですと、個々の成分はすでにもう認可済みだと、毒性がないと、こういうことで認可されている。その個々の認可されているものを二つ三つ四つ集めてそれを人体に入れたときですね、普通の化学実験にしたったって、非常に違った反応を起こすわけです。まして、一つ一つの成分が毒性...全文を見る
○黒柳明君 そうすると、いまのパブロンやテルミックスやなんかの場合はどういうふうになるわけですか。個々の成分の認可されている、その認可されているものをすぐ新薬として販売すると、これは非常に危険じゃないかと思うのです。どうでしょう。
○黒柳明君 長年その個々の成分については——何回も繰り返すようですが、毒性はないにしても、いまここで問題になっているのは、個々の成分がミックスされた場合に人体に害を及ぼすような新薬になってあらわれる。現にこれはもう承知のように、パブロンでも、テルミックスにしても、販売禁止になって...全文を見る
○黒柳明君 富山の薬も確かに信用できるんですが、もうそういう時代でなくて、より科学的により安全性を保った薬というものを販売しなければならぬ、こう思うわけですが、そうすると、認可した年月日と廃止の年月日がそういうふうに同じというのはどういうんでしょう。あるいはまた、アンプル剤型それ...全文を見る
○黒柳明君 もう一つ、パブロンの廃止と認可の日付の点……。
○黒柳明君 ちょっとはっきりわからなかったのですけれども、もう一度。製造廃止の年月日が三十九年十一月二十日。また同じかどうかわかりませんが、パブロンを販売許可した認証年月日が三十九年十一月二十日。同日で製造禁止して、同日でまた製造を認可している。この理由がわからないのですが。
○黒柳明君 そうすると、このパブロンというものは、いつのときか廃止しなければならない、こういう方向に進んでいたわけですか、相当前に。
○黒柳明君 それは確かに毒性があると、こういうことを断定し、あるいは断定の方向に向かっていた時点がある、こういうわけですか。
○黒柳明君 昨年の二月というと四十年二月。これは三十九年十一月だよ。四十年二月じゃなくて、三十九年の二月でしょう、廃止になる以前の……。
○黒柳明君 ですから、アンプル事件が起こる以前に、もうパブロンというのは毒性がある、人体に害がある、そういう時点がいつかあって、それに対して何とか改善の方向に向かっていたんですか、こういう質問ですけれども。
○黒柳明君 そうすると、こういう例は、このパブロンに限らず、もう相当例はあるわけですか。
○黒柳明君 その結果として、二月にあの事件が起こってから製造、販売禁止、こうなったわけですけれども、二段階においてその審議がされているわけですよ。先ほど局長が言いましたように、アンプル剤型がいけない、こういうことになったのは、これはたしか初めのときですか、あとのときですか、まあ、...全文を見る
○黒柳明君 時間もおそくなりますので、あと二、三問にしたいと思います。  ともかく、先ほどから、違った問題にせよ、本委員会における質疑というものを軽視すると、必ずそれに対してマイナスの結果が出ている、こういうことが指摘されました。この医薬の行政の問題についても、相当各方面で私自...全文を見る
○黒柳明君 もう一つ具体的な薬の名前を出して申しわけないのですが、アスパラ、こういう薬があるわけですが、これについてこの本では、アメリカの国立保健研究所でそのデータをあげているのです。アスパラギン酸の臨床実験、対照実験をした結果、体力テストの成績から見ると、アスパラギン酸塩は全く...全文を見る
○黒柳明君 アスパラについては、データがすぐ出るらしいですから、これについてまたこちらも調べてみたいと思うのですが、とにかく、そういう権威のある先生が認可をして、パブロンにしろ、テルミックスにしろ、不良品であったわけですよ。ですから、アスパラギン酸も権威ある先生方が認可したと言っ...全文を見る
○黒柳明君 まだ結論は出ないわけですか。
○黒柳明君 もう一カ月もかかっておりますし、最終的にしかたなかったのだ、こんなことはないと思いますけれども、もしこうなると、トンネル方式になりますと、三十八年からの国会報告これ一件一件調査しなければならないということになりますし、非常にこれは問題になると思うのです。また、そうかと...全文を見る
04月21日第51回国会 参議院 外務委員会 第8号
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○黒柳明君 一昨日も私は外務大臣に質問したのですが、要するに、この問題は根本的な問題だと思うのですよ。政府は考えてないとか、時期が早いとか、こうおっしゃりながら、事務次官の談話を出す、あるいは外務省の見解を出す、また、昨日あたりは総理がいままでと若干違ったニュアンスを受けるような...全文を見る
○黒柳明君 いや、そうではなくして、要するに、こういう国会の発言、討論というものはマスコミに流れ、新聞によって国民が知っていくわけです。そのたびに重大な本条約についての態度が、何か政府の見解がまちまちだ、統一的意見がそのたびに変わっていくようにニュアンスを与えるわけですから、私は...全文を見る
05月10日第51回国会 参議院 外務委員会 第10号
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○黒柳明君 いままでと重複しないような点を私二、三質問したいと思うのです。  中共の原子力工業というものが、その水準は、いままでわが国あるいはアメリカが予想していた以上に高いものを持っていると、このように思うわけですが、その原子力の評価もまたあらためて考えなければならない、こう...全文を見る
05月12日第51回国会 参議院 外務委員会 第11号
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○黒柳明君 時間があれなんで、一問だけお伺いしたいと思いますが、シベリア経由モスクワ線を世界に先がけてわが国が権利を得た、こういうことは明記されております。ともかく第一歩の段階として、まあ、やるだけやってみようと、こういう考えと、さらに、この二年間シベリア開放を含めて本協定までに...全文を見る
05月26日第51回国会 参議院 外務委員会 第12号
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○黒柳明君 時間が限られておりますので、端的に質問したいと思いますけれども、昨日の会議で、外務大臣の代読メッセージで、わが国のアジア外交はアジア諸国が連帯意識を高揚させることにあると、こういう外務大臣の発言でございますが、どのような意図でこういうことをお述べになったのか、お伺いし...全文を見る
○黒柳明君 こういう連帯意識の高揚という面から、将来、このアジア地域開発とともに核に対しての防御態勢として非核地帯の宣言、このようなことは外務大臣としてお考えございませんですか、アジア地域に対する非核地帯の宣言。
○黒柳明君 インドネシアの問題ですが、経済使節団も来ております。またブオノ副総理も来ておりますが、このインドネシアに対する経済援助は非常に韓国と並んで政治意識が強い、こういうふうに言われておりますが、何か特別な考慮を払った上においての経済援助、こういうようなことはお考えになってお...全文を見る
○黒柳明君 マレーシアの問題に移りたいと思いますが、バンコックにおける二カ国の話し合いが決裂した場合、昨日マレーシア大使もその調停の用意をしておかなければならないと、このように発言しておりますが、外務大臣としてはそのお考えはあるでしょうか。
○黒柳明君 総理の外遊についてですが、昨日の大使も東南アジアヘもぜひ訪問してもらいたいという、こういう意見が多かったらしいんですが、総理のコースも大体決定している模様ですけれども、ラーマン首相にしても、今度のインドネシアの問題にしても、東南アジアは日本の援助あるいは東南アジアのリ...全文を見る
○黒柳明君 最後に原子力潜水艦の問題ですが、いよいよ横須賀に入る、こういうような予想ですけれども、この次にエンタープライズがやがて来るんじゃないか、こう予測されます。北爆の基地としてのエンタープライズがもしわが国に寄港した場合は、非常に大規模な反対デモが起こると、こう予測されます...全文を見る
○黒柳明君 最後に一問、それに関して、これは科学技術庁からも意見が出たはずですが、要するに、原子炉の安全性あるいは廃棄物、それの海水の汚染、あるいは昨年英国のポラリス原潜寄港の基地が多少海水が汚染した、こういうような発表もありました。これは人体にはあまり影響がない。それにしても、...全文を見る
05月31日第51回国会 参議院 外務委員会 第13号
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○黒柳明君 大臣は、原潜の入港は国益に害がない、このような御発言がありましたですが、いま横須賀できのうきょう、さらには拡大しようとするこの警察官と労働者あるいは学生とのデモですね、流血の惨事も起こっております。このデモがはたして国益に害がないと、こういうふうにお考えでしょうか。
○黒柳明君 なぜこのようなデモが起こるか、先日の当委員会において、大臣はそんなわけははっきりわからない、このようなことをおっしゃいましたですけれども、デモが起こされる理由、大臣はっきりおわかりになりませんでしょう。いかがでしよう。
○黒柳明君 佐世保に原潜が入港したとき、ライシャワー大使でも、米軍の要するに原潜が入港する、こういうようなことは日本人を戦争に巻き込む、こういうおそれを日本人に抱かせる可能性がある、このような発言をしているわけです。アメリカの大使ですらもこのような非常にこまかい気のつかい方をして...全文を見る
○黒柳明君 すると、外務大臣、原潜を受け入れる日本の最高責任者である外務大臣と、まあ当事者とは言わないまでも、その責任の一部を担当するアメリカの駐日大使との意見は相違していると、こういうようなことで了解してよろしいでしょうか。
○黒柳明君 まあ、信用ができないと言ったって、私だってだてや酔狂でここへ来て大臣をつかまえて発言しているのじゃない。私は年も若い、また一年生議員ですから、私は信用できないと思いますけれども、イコール、ライシャワー信用できない、こういうことにはならないと思いますし、これははっきり大...全文を見る
○黒柳明君 じゃ、確認します。ライシャワー大使は、こういう原潜が日本に入港する、こういうアメリカの行動は、日本をベトナム戦争に引き込む、こういう日本人に対しての憂えを拘かせる可能性があると、こういうことはないと、こういうふうに大臣はお考えになるわけですね。こういう大使の発言は間違...全文を見る
○黒柳明君 意見が違うと、こういうことで私は確認したいと思いますが、それから、先ほども話がちょっと出ました、要するに、なしくずし方式です。自衛隊が今日の自衛隊に発展したと同じように、原潜から空母からやがては核弾頭も日本に持ち込ませる、それに対しての不感症、そういう要素を国民に植え...全文を見る
○黒柳明君 ですから、考えてはないとしても、要するに、先ほども言ったように、国民は原潜、そういうものになれてもらいたい、こういう発言があったわけです。そうすると、今度はエンタープライズも入ってくる、それにもなれてもらいたい。やがてはこの次には核兵器を持ち込む、それにもなれてもらい...全文を見る
○黒柳明君 もしそんな問題がなければ、マスコミでも、あるいは国会においても、これほど問題にならないのです。問題がないとお考えになっているのは、大臣だけの判断じゃないかと、こう思いますが、それはともかくとして、はたして、これは何回も繰り返されておりますけれども、科学的安全性、それに...全文を見る
○黒柳明君 最後に一問だけ。非常事態  これは不慮の事故の発生だと思いますが——に対して、万全の処置をとっている、このような大臣の発言でございますが、万全の処置、事故が起きたときの万全の処置とは具体的にはどのような処置であるかお伺いしたいと思います。
06月01日第51回国会 参議院 災害対策特別委員会 第7号
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○黒柳明君 若干質問したいと思いますが、ちょうどここにプリントがありますので、その順序に従って一、二お尋ねしたいと思います。  総理大臣がわざわざ現地まで行かれたことは、非常に地元としても心強く感激をしておりますが、私もそのあといろいろ聞きましたけれども、まずい点が二、三出てき...全文を見る
○黒柳明君 六月ないし九月は当然暑い期間に当たるわけですが、ひとつまたそういうときも、すぐくると思うのですが、早急に結論を出していただきたいと思います。  それからその次の家屋補強費も貸し付け対象云々と書いてありますけれども、二戸当たり二千五百円ですか松代町は、長野は五千円でし...全文を見る
○黒柳明君 あの北信全体で——これは新聞の統計ですから真偽はわかりません、二万三千の補強を要する家屋があるというのですから、それに比べますと、長野にしても特に中央の松代町にしても申し込みは百件ぐらいしかない、あの松代でどうして百件ぐらいの——政府がせっかく補強費を出すというのに申...全文を見る
○黒柳明君 その家屋の補強費の問題が出たのは、たしか前回、二カ月前の特別委員会で出ているわけです。三千円出そうと。それを私そのとき質問して、それ自体返すのに返せない人がいると、ですから全額を出すと、こういう形にしたらどうかという問題も話が出たんですが、それだけの、期間が二カ月もた...全文を見る
○黒柳明君 あのいまのノズルの問題は大いにけっこうだし、早く配置していただきたいと思うのですが、問題はその石油ガス六基と天然ガスが十六基ですか、あるわけですが、それもそのノズルで消火できるのですか、それだけの規模のものを。
○黒柳明君 あのこれは化学消防車の件は、あと三台何とか東京から応援を願いたいというのは、現地としては相当もう分析した結果なのです、科学的に。こことこことここに配置したい。しかも、化学消防車が必ず来たって、当然二十分ですか、また詰めかえに行く場合には、また火災は広がる可能性はありま...全文を見る
○黒柳明君 もう一回くどいようですが、いまの化学消防車を三台何とかできるのか、可能性があるのかどうか。これは県として、市として非常に要望しているのです。それだけどうでしょうか、端的に。
○黒柳明君 その問題も含めてさっきの住宅補強費も含めて、もうちょっと県、市との話し合いを早急にもう一回やっていただきたいと思うのですけれども、そういうギャップがありますと、いつ緊急事態が起こるかわかりません。まあそのとき市から要望があった化学車があれば、何とかできたのじゃないかと...全文を見る
○黒柳明君 その意見も現地でどのような了解があり、どのような認識でおるかわかりませんけれども、要するに二十立方メートルの貯水池、防火用水をつくっておるのです、三十カ所くらい。もし、それが消防的見地から見て役に立たないものであったら、それを四十立方メートルをつくらなければうまくない...全文を見る
06月03日第51回国会 参議院 科学技術振興対策特別委員会 第7号
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○黒柳明君 種子島の問題につきましては佐多委員より御質問がありましたので、私はそのほかのことで……。  ロケットの開発について、各国また日本の状況はわかったのですが、糸川ロケットと宇宙開発推進本部で開発しているロケットとの差、これはどのような格差があるか、説明願いたい。
○黒柳明君 聞くところによると、ドイツなんか、糸川ロケットの開発が非常に進んでいるので驚いたと、こんな話を聞いておりますが、わが国が人工衛星打ち上げの第四の国になる可能性はいかがでございましょうか。
○黒柳明君 東大の研究所と科学技術庁と完全に技術的にタイアップしてやっていく、こういうようなことだと思うのですが、いろいろ目的は違うと思いますけれども、東大と科学技術庁と、シンポジウムなんか年じゅうやっていると思うのですが、また近々やる御予定はございますでしょうか。
○黒柳明君 大体そのシンポジウムで、推進本部としては、どんなような将来のビジョンを打ち出す御予定なんでございましょう。
○黒柳明君 百五十キロ・一千キロと、この試射が成功したら、それから人工衛星に結びつく過程ですね。それは、どのくらいな経過が必要なのでしょうか。
○黒柳明君 この宇宙ロケットの開発あるいは射場が軍事目的には使用されない、これは何回も確認されたのですが、科学技術的に見まして、第三次防のナイキ、ホークのあれは、これは燃料も構造も違うと思うのですが、この可能性はいかがでしょうか。
○黒柳明君 長官にお伺いしたいと思うのですが、本年の二月ごろ、「エンタープライズ」の安全性を確認するために、科学技術庁が外務省を通じてアメリカ政府に質問状を提出したと、こういうようなことを新聞が書いておりますが、それは提出されたのでしょうか。
○黒柳明君 科学技術庁として質問状をまとめたのがあるのではないですか。五項目。それをまた、回答次第によっては再質問する余地もある、このようなことであったと思うのですが……。
○黒柳明君 そうすると、これは科学技術庁がまとめた質問じゃないのだ、こういうわけですね。そうすると、そうでないとすると、あれですね、内容的に国民も私たちも、こういう回答を知りたいわけなんです。いろいろ五項目にわたって書いてあるのですけれども、原子力委員会のほうから出たものは、確か...全文を見る
○黒柳明君 原潜が寄港した基地の港の海底の動植物に放射能が長期にわたって帯びる帯びないということが非常に問題になったと思いますが、そのあたりの科学的なデータを検討しようというお考えはあるか、また、何かデータはあるかどうか、どうなんでしょう。
○黒柳明君 英国のホリーロッホのデータというものはございますか。
○黒柳明君 そういう資料に基づいて、当然科学技術庁として、より安全性を確かめる、そういうような方向に向けて、ぜひ国民に、原潜なり「エンタープライズ」なりが、こういうふうに安全なんだというようなことを、科学的にわかりやすく納得できるように、データを求め、また研究してもらいたい、こう...全文を見る
06月21日第51回国会 参議院 外務委員会 第17号
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○黒柳明君 きょう大臣時間がお忙しそうで、この次に譲りたいと思いますが、この次には時間をとっていただけますか。——じゃあ、この次にお願いしたいと思います。
06月23日第51回国会 参議院 外務委員会 第18号
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○黒柳明君 先ほど大臣申しましたように、二国間の話し合いですから、いろいろな複雑な問題を含んでいると思います。日ソ漁業条約の話し合いについて少なくとも赤城試案が全面的に後退して、まだ話し合いの日にちが一両日残されているわけです。そこで話を煮詰めて、また七月末に予想されているグロム...全文を見る
○黒柳明君 漁業条約は、ソ連側はよい結果をもたらしているので継続することが望ましいと、こう発言しているらしいですが、外務大臣、との日ソ漁業条約、はたしてソ連の言うようによい結果をもたらしているかどうか。また、単純延長したいと、こういう意図があるようですが、これに対していろいろネッ...全文を見る
○黒柳明君 どのような点を改定するお考えですか。
○黒柳明君 カムチャッカ半島、数年前ですか、実際調査したことがありますけれども、わが国として自主的な資源調査をできるようなそういうものにして——いまも条文にそういう条文があるわけですが、それが実際的に行なわれていないわけですね。それを自主的なものにしていくと、こういうようなことで...全文を見る
○黒柳明君 海難救助のほうも、提出したものを全面的にソ連が認めた。さらに話し合う用意があると、このように書いておりますが、どんな点が——改善すべきほうに提出した内容はいかがでしよう。
○黒柳明君 それに対してわが国の海難救助に対する処置、たとえばヘリコプターを釧路に置くとか、あるいは船足の早い巡視艇で絶えず領海を巡視させるとか、このような措置はいかがですか。
○黒柳明君 それを釧路に置くとか、そういう点も考慮しておりますか。
○黒柳明君 十二海里説ですが、アメリカでまた可決する可能性が相当強いわけですが、それに対してわが国の態度はどうですか、大臣。
○黒柳明君 一方的に専管水域をつくっておることは国際法上違法であるという点は一貫して変わらないと思うんですが、すでに四十カ国の国が一方的に宣言しておりますし、また、ニュージーランドも、いま提訴がなかなかもたついて合意に達しない。アメリカも、さらにソ連もと、非常に日本の漁業自体がど...全文を見る
○黒柳明君 具体的な北方海域における零細漁民、北海道近海における零細漁民、そんなところに対しての保護政策は、具体的な政策は特別にはないわけですか。
○黒柳明君 ソ連との交渉は、これから今後の問題だと思うんですけれども、たとえば、ソ連のサンマ船を日本の三陸沖沿岸からボイコットするために日本も十二海里説をとる、こういうような考えは将来においてないでしょうか、大臣。
○黒柳明君 ニュージーランドの場合にしても、合意に達して、やがて提訴になるんですが、現実問題として、漁民は十二海里から、六海里から入って漁業できないわけです。アメリカの場合も若干話し合う余地はあるにしても、非常に窮屈になります。また、ソ連の場合においても、御存じのとおり。ともかく...全文を見る
○黒柳明君 現在の漁業交渉の経過ですけれども、何か先ほどから話がありましたが、ちっちゃいところから大きいところに行こうとしているんですが、もろと大きく千島あるいは樺太を含め、もしそれがだめであったならば、国後、択捉、色丹、水晶島、こういうふうな範囲に徐々に配慮してくるなら、こうい...全文を見る
○黒柳明君 十分に私の意見を参考にしていただかなければならない理由は、現在時点において十二海里にどんどん漁民は実際問題としては入って漁をしませんと食べていけないわけです。実情は非常に苦しいわけです。海図か何かをたよりにして十二海里の外だと言うてみても、ソ連は、十二海里の中に入って...全文を見る
○黒柳明君 これは要望すると同時に、先ほども言いましたように、ともかく船足が早い、あるいはレーダーを備えている向こうの巡視艇に近海漁業の船が対抗できるわけでもないですよ。日本政府としてはこの安全操業を守る、ただ単にソ連との政治的話し合いだけでなくて、こちらが十二分にそういう設備を...全文を見る
06月30日第51回国会 参議院 決算委員会 閉会後第2号
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○黒柳明君 私も、時間が限られておりますので、簡単に二、三問質問したいと思います。  私、先国会中、厚生省の行政の問題について数回にわたって指摘しましたのですが、その後この行政の欠陥を暴露したような事件が続発しております。どろ沼的な様相を見せているような感じがしますのですが、千...全文を見る
○黒柳明君 岩手県の南光病院の扱いに関しては、厚生行政の面について何か反省し、また善処するような点はございませんですか。
○黒柳明君 その問題、来てからひとつ答弁願いたいと思います。  同じく私は新薬の認可の問題について、これもたびたび質疑をしたわけですが、そのときに、新薬の実験段階から認可に至るまでの過程、あるいはその資料の提出を求めてきたわけです、再三にわたりまして。ところが、資料の提出につい...全文を見る
○黒柳明君 新薬の認可について公表できないデータというのはどんなデータがあるのか。それから、やはり田辺製薬から出しているアスパラに対して、田辺製薬の研究部員がレポートを出しても、これは非常に世間が認めないし、またそこにおかしな、先ほど言いましたような、何かその裏にやみ取引があるの...全文を見る
○黒柳明君 時間も限られておりますので最後に質問しますが、代表的データを出した出したなんておっしゃいますけれども、代表的データというのはどんなデータか、ここで見せれば皆さん驚くと思うのです。ほんのリコピーしたものですよ。しかもそれがいま言ったように、当該社の研究所員のレポートなん...全文を見る
○黒柳明君 過程はわかっておりますから簡単に……。
○黒柳明君 はっきり遺憾であると言いながら罰則を適用しない。であるならば公務員法第百九条は何のためにつくったのか、罰則は何のために設けたのか。じゃ立法の精神がまるっきり失われておる。そういうふうに結論づけざるを得ないと思うのです。また、三十九年一課長であった者が、いま重役にも取締...全文を見る
07月01日第51回国会 参議院 決算委員会 閉会後第3号
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○黒柳明君 大臣の時間が相当過ぎておりますので、私は結論で一つだけお伺いしたいと思いますが、結論をいいますと、これはすべてになるんですが、昭和三十九年六月五日に、法務省の行政財産になりました、仙台地方検察庁の気仙沼支部の庁舎敷地、これについて質問したいと思います。  これは先日...全文を見る
○黒柳明君 国が寄付によって行政財産を取得する場合には、国有財産法によると、法務省と今度の場合は大蔵省と協議をしなければならないと、こういうふうになっているわけですが、この場合には、大蔵省とどういう協議をしたわけですか。
○黒柳明君 先ほど言いましたように、三十年前にこの土地をすでに建物があって使っていたと、ですから特別措置法の二十四条の二項の規定には触れないと、こういうわけですけれども、それじゃこの建物が建った年月日、及び気仙沼市議会でこの建物を寄付すると決議した年月日、それから法務省に通知され...全文を見る
○黒柳明君 それから、法務省に通知されて認可された年月日はどうですか。
○黒柳明君 法務省です。
○黒柳明君 当然、経過措置でいう契約というのは、国と地方公共団体との正式な手続を経なければ結べない、そういう契約だと思うんですけれども、その前にともかく土地があった、建物を使用していたと、こういう暗黙の合意で片づけるというわけにはいかないんじゃないかと思うんですが、どうでしょうか...全文を見る
○黒柳明君 多少の問題点はあると、こういうふうにおっしゃいましたけれども、今回の寄付というのは、明らかに所有権の無償譲渡のことであって、従来、国がその土地を無償で使用すると、そういうこととは問題が別だと、このように私は思うんです。ですから、新たにその寄付受納の措置をとった、それが...全文を見る
○黒柳明君 要するに、三十年前にすでに土地があって、建物を使っていた、で、それに対しての結論を出す意味でと、こうおっしゃいましたけれども、じゃ、その前までは明らかに自治法、特別措置法あるいは地方財政法に抵触していたんじゃないですか。だから、結論を出さなきゃならないんじゃないですか...全文を見る
○黒柳明君 これは見解が平行線をたどっているので、話し合いにならないと思いますので、この気仙沼の、これが特別措置法に触れない、そういう論拠と証拠文書を資料として提出していただきたいのですが、どうでしょうか。
○黒柳明君 それから先ほどこういう行為が絶対ないと、こうおっしゃいましたけれども、ないですか、このほかに。
○黒柳明君 原則的にということで、絶対ない、一つもないということか、あるいは原則をはずしてこういう事例がある、こういうことなんですか、どっちなんですか。
○黒柳明君 そうすると、要するに特別措置法あるいは地方財政法に触れるような寄付行為はない、こういうことですね。重ねてお伺いします。
○黒柳明君 福島地方検察庁相馬支部、これは三十六年四月十八日、大瀬戸区検察庁、これは三十六年五月二十三日、有川区検察庁、三十六年五月二十三日、この三件、調査資料としてこちらにきているのですが、これはいかがでしょう。
○黒柳明君 準備がございませんじゃなくしてですね、こういう事例はちゃんと、こちらで調査したんじゃないんですよ。調査資料でもらったんですよ。だから、私がそういう事例が数カ所あるからと言ったんじゃないですか。どうなんですか、この点は。
○黒柳明君 資料があるとかないとかじゃなくして、そちら、資料ちゃんと調べてあるの。年月日、場所全部入っているんですよ、これは事実じゃないですか。資料があるとかないとか言ったって、これは事実じゃないですか。交換方式によるもの以外に四カ所あるわけです、気仙沼含めて。これでも絶対ないと...全文を見る
○黒柳明君 気仙沼と同じような経過ですか。これは原則なんですか、原則外なんですか。全く気仙沼と同じ経過なんですか、あとのこの三件については。
○黒柳明君 何言ってんだい。私は何回も通告してあるんですよ、このことをやるからと。さっきはないなんて言いながら、あなたのほうからこれ出てきたんじゃないか。とんでもない。あなたのほうから調べて出してきたんじゃないか、これを。わずかこれだけの紙を見落とすなんて、そんたばかなことはない...全文を見る
○黒柳明君 政務次官はこの問題、平行線をたどるといまはっきりおっしゃいましたけれども、これはよくおわかりですか。この内容わかった上で平行線をたどる、こう断言されますんですか。
○黒柳明君 長くなりますので、結論だけあれしますが、要するに、寄付行為が終わったといっても、正式に寄付行為が終わっているわけではない。要するに議決をしたとか、あるいは正式に法務省と大蔵省との話し合いをしたということではない。その時点においては、先ほどから何回も言うように、地元の誘...全文を見る
○黒柳明君 時間がないので、簡単に二、三問質問したいのです。  裁判の滞りがあって国民が非常に迷惑している、こういうようなことをよく聞くのですが、最高裁としてはどのような施策をお持ちでしょうか。
○黒柳明君 一審と二審の平均審理期間を見ますと、一審より二審のほうが相当長くなっておるというのが、これは調査室の資料にもそう出ておりまして、三十八年、九年の一審の平均審理期間はどのくらいの期間になっておるのでございますか。
○黒柳明君 先ほどから裁判官の欠員の問題がいろいろお話がありましたですが、一審のほうが多くて、高裁のほうが人が少ないんでそういう現象があらわれると、こういうことですか。
○黒柳明君 まあ具体的にここで事例を出す時間もないので、また後日に譲りたいと思いますが、ともかく憲法三十七条に公平、迅速、その二つの点がうたわれておるわけですが、裁判官の配置の問題によって、それで裁判の迅速性が欠除して国民に迷惑をかけると、こういうことはうまくない、こう思うわけで...全文を見る
07月15日第52回国会 参議院 外務委員会 第2号
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○黒柳明君 時間もおそくなりましたから、なるたけ早く終了したいと思います。  初めに外務、経企、通産の各大臣にお伺いします。このアジア開銀の問題は、まあ、アメリカの東南アジア経済援助の肩がわりであるとか、あるいは将来政治的トラブルが起こるのじゃないか、あるいは幾ら日本が経済援助...全文を見る
○黒柳明君 もう一問ございます。通産大臣にもう一問、あと五分くらい。  どうぞ経企、外務にお願いしたい。
○黒柳明君 通産大臣にもう一問お伺いしますが、いま決して軽率なつもりじゃないと、こういうふうにおっしゃいましたが、先ほどお話しがありましたように、たとえ十億ドルの資金援助はございましても、ある意味においては非常に援助としては少額と考えられる。こういうこと、それに加えて、今度は日本...全文を見る
○黒柳明君 四十年に青年海外協力隊ですか、まあ、非常に活躍しておるとは思うのですが、規模も小さいですし、今後アジア開銀ができて、それに対してもっと——きのうも若干触れたのですが——違う形で、技術開発隊——名前はどういうふうであれ、もっと大規模な、組織立った、政府でバックアップし、...全文を見る
○黒柳明君 ありがとうございました。  外務大臣にお伺いします。また同じ質問で申しわけないですが、いまも言いましたように、非常に日本としての特殊技能——むしろ持たさる、日本が欠乏しておるものを出すよりも、日本の特殊技能——造船工業とか、建築工業とか、精密工業とか、そういう優秀な...全文を見る
○黒柳明君 簡単でけっこうですが、事業団の現状はおわかりでしょうか、どこの国に何人くらいでどんな技術を教えておるという。
○黒柳明君 また関連してすみません、開銀のことでなくて申しわけないんですが、外務大臣お願いします。いまのお話のように、非常に、まあ予算の制約はあるにせよ、スケールとしては小さい。わずか三けたの数字ですが、もう御存じのように、私言うまでもなく、いまの若い者は——以前においては何かし...全文を見る
○黒柳明君 間もなく、ここで審議、採決されれば、開銀の設立、加盟ということになるのですが、まあ、たとえ額は全体的には少ないにしても、貴重なお金だと思うのです。それが長期的にどのように使われていくのか、こういうプランはどうなんでしょうか。
○黒柳明君 外務大臣にお願いします。  やっぱりこの開銀の問題が若干の不安と疑問を残すのは、加盟国が反共産の国であると、こういうことから、私、これは飛躍した意見かもわかりませんが、そういう疑惑をなくするためにも、中共、北鮮あたりを含めて、ほんとうにアジアの再建といいますか、建設...全文を見る
○黒柳明君 そういう点からいいますと、先般の日米経済貿易会議なんか非常に疑惑が持たれるわけです。非常にいま大臣の方がりっぱなことをおっしゃいましたけれども、事実は言行不一致で、なかなかその経済貿易会議の性質なはずですけれども、今度は政治力が強くなった。また、そこで共同コミュニケは...全文を見る
○黒柳明君 政策的にも非常に何も含まれていない、事務的だと、こういうふうな新聞の論評ですし、国民は非常に失望している、こういう声も聞いていますが、そういうことに対しても外務大臣はいまのような投げやりな御答弁をなされるおつもりですか。
○黒柳明君 じゃ、いまの新聞の論評であり、国民の意見である、事務的であり政策的なものは何もない、お粗末だ、また非常にその結果失望しているのだ、こういう論評、国民の失望に対してどのようにお考えですか。
○黒柳明君 私も決して無意味なものではないと、こういうふうには確信をいたしております。たとえば中国問題なんかも外務大臣は、多少食い違いはあっても根本的には一致しているのだ、日米の政策はと、こういうふうな発言をされましたけれども、今度の場合はそれで済まされると思うのですけれども、政...全文を見る
○黒柳明君 ベトナムの問題について、総理は北爆を支持しておりますが、外務大臣も同じく同じ意見ですか。外務大臣お願いします。
○黒柳明君 外務大臣にお伺いします。そういうふうにアメリカが言っておるわけなんですが、また、事実確認というのはどの程度できるか、これは非常に疑問だと思うんですが、その事実確認は、何か日本としてしてあるんですか。した上のそういう発言なんでしょうか。
○黒柳明君 ということになるからですね、アメリカ追従であると、こういうふうにいわれるし、今度の開銀の問題も、非常にそういう点で疑惑を投げかけているわけです。そういう外交姿勢というものを、何も全面的にアメリカ追従だと、こう言うわけじゃないんです。変えなければならない点がある。その点...全文を見る
07月16日第52回国会 参議院 外務委員会 第3号
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○黒柳明君 関連。日米会議のときもラスク長官は、北爆に対して批判ばかりしてないで代案がないかと、こういうふうに外務大臣の話を一蹴したと、こういうことを聞いておりますし、まあ現状においてはソ連も北に対する援助はおしまない、中国も北爆が続くならば現状のままでいるとは考えられないという...全文を見る
○黒柳明君 確かにいまの総理の御意見、非常に感銘して伺いましたのですが、アジアを含めて、日本を含めて、アメリカは多大の犠牲を払っているわけです。ですからこそ、先日もアメリカのこれは正式申し入れじゃないにしても、日本ないしアジア諸国において世界平和維持会議というものを開いたらと、こ...全文を見る
07月21日第52回国会 参議院 本会議 第5号
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○黒柳明君 私は、公明党を代表しまして、今回の新潟水害につきまして、若干の質問をいたしたいと思います。私の番は三番せんじになるわけですが、三番せんじの夜間にならないように努力したいと思います。  先ほど、建設大臣の報告、あるいは総理、各閣僚の御答弁を聞いておりましたが、まことに...全文を見る
07月22日第52回国会 参議院 災害対策特別委員会 第2号
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○黒柳明君 気象庁長官にお尋ねしますが、今後の現地の気象状況をお伺いします、一週間ぐらい。
○黒柳明君 昨日私も本会議で言ったんですが、今後雨が非常に心配されると。当然いろいろな天災融資法にせよ、長期低利の資金の運用にせよ必要なことだろうと思うんですが、いま現在孤立し、きょうで六日目なんです。要するに孤立してる人が八千人ぐらいいるわけですね。その人たちは六日目を迎えるわ...全文を見る
○黒柳明君 救援物資はどの程度いま現地に行っているのですか。毛布、衣料、食糧、どの程度配られていますか、現地罹災者へ。
○黒柳明君 いま毛布五千枚、下着一千枚、それが現地に配られておる状況は、的確につかんでおられますか。
○黒柳明君 配分済みじゃないじゃないですか。ポートがないから配分できないと言ったじゃないですか。
○黒柳明君 それじゃ新崎に輸送物資がものすごく滞貨しているのを知っていますか。
○黒柳明君 じゃ、現地と本庁と政府との連携がとれてないじゃないですか。幾ら五千枚送っても千枚送っても、現地でたき出ししていますと言っても、個人に渡らなければしようがないじゃないですか。ボートがなくったって、胸までつかっていけば行けるんです。ボートの早さはどのくらいか知っていますか...全文を見る
○黒柳明君 私の質問、答えられる人がおられないようですから、きょうはやめますですが、ともかく、これは皆さんに一応聞いていただきたいと思うので要望します。  ともかく、中央の政府と県のほうとの連絡がとれているとか、あるいは救援物資が渡っているとか、万全の手が打たれているとか、それ...全文を見る
08月30日第52回国会 参議院 決算委員会 閉会後第1号
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○黒柳明君 新防衛庁長官に、基本的なわが国の防衛の問題について二、三お伺いして、さらにそれについて若干こまかい質問をしたいと思います。  まず、防衛当局として、中共の核についてどのような態度であるか、こういう点どうでしょう。
○黒柳明君 防衛に対する国論が一致していない、こういう現状において、長官はどのようにお考えか。特に三次防には、二兆七千億ですか、こういう膨大な国費を使う、こういう点に関連して意見をお伺いしたいと思いますが。
○黒柳明君 わが国の平和憲法、それに関連して——平和憲法の精神に関連して、軍縮という問題についてはどのようにお考えでしょうか。
○黒柳明君 自衛隊が発足してもう十年になるわけですが、今度の三次防について、この中共の核の装備ですね、この点を考えての三次防なのか。長官は、四十八年から五十年まで、そういう先までも想定して計画を進めたい、このようなおことばも聞きましたですし、そうすると、相当中共の核装備というもの...全文を見る
○黒柳明君 長官も御存じのように、中共のいまの紅衛兵の問題、非常ににこれは考えられない事態だと思うのですが、異常な事態だと思いますが、またそのつい先にはやがて中共をになうと思われている林彪あるいは周恩来あたりが、要するに中共はズボンをはかなくとも核兵器はつくるのだと、あるいは戦争...全文を見る
○黒柳明君 マクナマラ国防長官の単独記者会見ですが、「中公」に出ております。ごらんになったと思いますが、要するに中共の核攻撃に対してアメリカは核兵器をもってこれは防御する、日本を助ける、このような発言があるわけです。これは非公式なものにせよ、アメリカの国防長官が言ったということで...全文を見る
○黒柳明君 まあ私も当然ないことは確信いたしますし、決してないとこう思いますが、国防長官は、中共が核攻撃した場合にはアメリカは核兵器をもって日本を守る、こういうふうにはっきり明言しているわけです。ですから、あるない、こういう問題ではなくして、当然起こり得べきことではないし、起こる...全文を見る
○黒柳明君 しつこくて申しわけございませんが、私も、仮定のことじゃなくして、既成の事実をもってお尋ねしているわけです。従来は、いま長官おっしゃいましたような、相互防衛するのだ、日米安保条約のもとに相互防衛体制をつくるのだ、こういう発言はされていたのですが、今回のように、核兵器をも...全文を見る
○黒柳明君 じゃ、その国防長官の発言、中共核攻撃があった場合には、日本には核がアメリカの軍隊によって持ち込まれる、アメリカの軍隊が核装備をして中共の核攻撃に対してそれを守る、こういうようなことを認めざるを得ない、こういう仮定がいまから成り立つということは、アメリカの核を持ち込ませ...全文を見る
○黒柳明君 総理と官房長官が、先日、今後の佐藤内閣の外交課題は核拡散防止から完全軍縮だ、こういうような実現を目ざしてこれから進んでいく、このような発言をされましたのですが、長官のこの問題に対するお考えはどうでしょうか。核拡散防止から完全軍縮へと、その実現を目ざして政策を押し進める...全文を見る
○黒柳明君 これはわが公明党の政策の一つでもあるのですが、日本が、こういう問題から、非核地帯宣言、あるいは非核保有国の団結を強くして、核保有国に対しての何らか一つの意思表示をしていく、こういうようなことをやったらどうかと、たびたびこういう提案をしているわけですが、この問題に対して...全文を見る
○黒柳明君 私も、その自衛隊の問題、国防の問題、あらゆる問題に対して非常に関心があるわけですが、いま防衛研修所において一生懸命に少数の人が軍備コントロールや何かの問題を真剣に研究しているという事実は、聞いていますし、知ってもいますけれども、非常にこれだけ自衛隊あるいは国防という問...全文を見る
○黒柳明君 研修所はどうでしょう。
○黒柳明君 三次防の問題ですが、長官は、六カ年構想と、このような構想を打ち出されましたのですが、それが何か立ち消えになりそうですが、長官の真意というものはいかがなものでしょうか。
○黒柳明君 大いに勉強してもらいたいと思いますが、もう三次防の予算も計画も相当な煮詰まった段階になってきていなければならないのですが、大蔵省との折衝がうまくいかない。防衛局長も隊員の士気に影響するなんということをおっしゃっておりますですが、非常にその点、先国会においても、あれだけ...全文を見る
○黒柳明君 防衛局長、いま士気に関係がないと長官がおっしゃいましたですけれどもね、局長の関係があるというのは、どのような点からおっしゃったことばでしょうか。
○黒柳明君 私もそうだと思います。大蔵省との段階でうまくいかないので士気に影響すると、こういうふうにおっしゃったように聞こえるわけです。何も、長官が六年計画を出したから、それが士気に影響する云々というのじゃなくして——そういう意味だと思います。それで、大蔵省が示した理由に、国産化...全文を見る
○黒柳明君 新聞報道によりますと、九月二十日ごろですか、マクナマラ国防長官の招聘で渡米されるというこんな記事があったわけですが、国際情勢も非常に緊迫しております。ベトナム、中共云々にしても、相当日米ですね、大国の防衛長官と国防長官が会うということは、非常なビッグニュースだと思うの...全文を見る
○黒柳明君 それで104のことですが、昭和三十五年から五カ年計画で二百機ですか整備する、こういうふうなことがあったわけですが、その整備の計画経過、それからこれについてアメリカから援助があったと思うのですが、その援助の額、またどのような形で援助が行なわれたか、あるいはその援助協定の...全文を見る
○黒柳明君 104の航空事故、三十九年の四月十日の千歳事故ですが、それから数回104が落っこちていますが、これをきめるときグラマンかロッキードか相当騒がれたですが、その航空事故原因の究明、どのように改善されてきたか、三十九年以降、それについて述べていただきたいと思います。
○黒柳明君 四月十日に事故を起こした西三佐の上司である小川一佐か二佐ですか、その人が、要するに整備員の質の低下である、隊員の団結の欠除である、それが事故をもたらしたのである。こういうような具申書を上司に提出した、こういうようなことも聞いております。それに対して、一度は自衛隊当局も...全文を見る
○黒柳明君 このような意見書は、あるいは具申書はしばしば出されるわけですか、こういう例はあるわけですか。
○黒柳明君 いまおっしゃった中にそういう、おのおの指摘したりするというようなことがあるということが話にあったんですからね。ですから、過去にこういう例があったのかどうかと、こう思ったわけですが、とにかくこの小川さんの場合には、一番最初に戒告処分、それが寝返るように退職と、こういうふ...全文を見る
○黒柳明君 最後に、綱紀粛正のことで防衛施設庁関係ですから長官にお伺いしたいと思うのですが、東京防衛施設局に施設管理課というのがあると思うんですが、ここで国有財産を管理している職員ですから……。八王子高尾町千二百番地、そこに初沢川という川があって、都が管理している、これは河川敷地...全文を見る
○黒柳明君 その上にコンクリートでガードの中にああいうでっかいものをつくっちゃって……。
○黒柳明君 名前もわかっておりますし、地元の人たちからは非常な鼻つまみになっております。だからこれは都の管理の関係ですけれども、施設庁の課員ですから、長官の部下に当たる人ですから、長官の部下に一人でもこういう人がいるということはうまくないと思いますから、わずかな土地ですが善処方を...全文を見る
09月02日第52回国会 参議院 決算委員会 閉会後第4号
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○黒柳明君 私は中共と国連の問題、それからアジア平和委員会、それからインドネシアの緊急援助の問題についてお伺いしたいと思いますが、きょうの報道によりますと、国連の事務総長が再任を辞退する、こういうことが報道されておるのであります。またこの事務総長の選出ということも、大きな総会にお...全文を見る
○黒柳明君 その事務総長が辞任の声明発表の中に、中共が国連に参加していないことは、きわめて不満である、このような発言をしておるわけであります。大臣、この点についてどのようなお考えですか。
○黒柳明君 この国連における中国代表権の問題は、決して一時的な、あるいは局部的な切り抜け対策、こういう問題では済まされなくなってきたと思うのですけれども、長期的、なあるいはダイナミックなその方針を立てなければならぬ、これが今後の課題である、このように思うわけですが、大臣、いかがで...全文を見る
○黒柳明君 大臣、確かに大臣のおっしゃるとおりと思いますが、私は一時的なあるいは局部的な一つの期間を限ったようなそういう対策ではだめじゃないか。もっと長期的ないわゆるダイナミックなということは、一つに固定しない、時期に合わせ、あるいはその変化に応じてどんどんこちらの態度も対応して...全文を見る
○黒柳明君 総理をはじめ、ただいまの委員会においても、大体重要指定方式の提案国になることは変わりないと、このように私は推察するわけですが、このこと自体が、何か一時的な局部的な態度である、こういうふうに思うわけです。先ほど大臣がおっしゃいましたように、将来、四分の三なり、あるいは支...全文を見る
○黒柳明君 一々ごもっともで、私も発言のしようが困るわけですが、ごもっともなら、もうちょっと真剣に考えてもいただきたい、こう思うわけです。また具体的な施策をもってこの次の大臣が行かれる総会にも臨んでいただきたい、こう思うわけですが、もう言うまでもなく、ギャラップ調査でも、ハリス調...全文を見る
○黒柳明君 そうすると、わが国の、中共が国連に加盟する条件としては、国際情勢を待って、要するに、中共加盟の国が多数になれば、わが国も中共加盟を認めざるを得ない、これがわが国の中共国連加盟に対するただ一つの条件である、このように取け取ってよろしいでしょうか。
○黒柳明君 次に、アジア平和委員会の問題ですけれども、もう詳細は御存じだと思います。タイ、フィリピン、マレーシアこのような国は明らかに北に対して受け入れられない国です。中共、北鮮はそれに対して背を向け、あるいはまた台湾ですらも、委員会の開催に対して難色を示しているわけですから、こ...全文を見る
○黒柳明君 私も平和を欲しないような気違はないと思いますけれども、いまの世の中には高等精神分裂者というのが非常に多い。うわべは非常にりっぱな態度をしておりますけれども、腹の中に持っていないだけのものであって、中に行くと非常に混乱している。精神分裂以上にその精神分裂者がいるわけです...全文を見る
○黒柳明君 外務大臣は、今度は秋に主要各国をお回りになる、こういうことは決定的らしいのですが、そのときのいろいろ話し合う内容、あるいは外務大臣としてどのような立場でベトナム戦に対する平和アピールを各国に持ち込まれるかというような、具体的な方針がもうそろそろおできになるのじゃないか...全文を見る
○黒柳明君 世間を別にあっと言わせるようなことをやらなくてもいいと思いますけれども、少なくとも日本の外務大臣が世界各国を回ると何が起こるのか、かたずを飯んで世界が待つような、そういう日本の外務大臣になってもらいたいと、こういうふうな希望があるわけです。  問題を変えまして、イン...全文を見る
○黒柳明君 私はインドネシアの緊急援助について若干質問したいと思いますが、四月の下旬に閣議決定いたしました約八億一千万、これをインドネシアに緊急援助する、こういう閣議決定をしたのですが、この緊急援助の概要についてまず説明していただきたいと思います。
○黒柳明君 お米と綿糸ですけれども、それの緊急援助に関係がある社名、大体の額はどんな内訳になっておりますか。
○黒柳明君 そうすると、米のほう、それから綿糸のほうは、どういう会社を通して緊急援助が行われておるのですか。
○黒柳明君 その綿糸を扱ったブナン会ですけれども、この設立の経過、どういう性格を持った会社なのか、あるいは政府としてこういう会社を設立をさせたのか、そこら辺はいかがでしょうか。
○黒柳明君 そうすると、このブナン会、綿糸の、大体五億円くらいですけれども、それに対しての決定にあたっては、入札はしなかったのか。
○黒柳明君 従来のインドネシア向けの援助は、全部ブナン会を通じて行なわれていたわけですか。別に入札、応札ということは行なわれてなかったわけですか。
○黒柳明君 そういう過当競争を避けるために、こういうブナン会のような——ブナン会はインドネシア向けだ、こういうような性質の会社なり、そういうものは各国向けにあるわけですか。
○黒柳明君 すると、そういう会社名ですね、それから、どこにいて、どんな会社があるか、それを通じていままでどのくらいの救援がなされたか、そういうようなことはおわかりになるわけですか。
○黒柳明君 すると、このブナン会で扱った品目、綿糸ですね、それから特にインドネシアに対してどういう事情で必要であったのか、その辺の過程はどうでしょう。
○黒柳明君 資料要求をしたいのですが、日赤の購入した物品の銘柄と、銘柄別の単位、それから数量の総ワク、業者との契約、運送の契約、物品の購入契約、それから物品が現地に到着したそれを確認する証拠の文書、それから物品の現地における配分先、それからブナン会の所在、役員名簿、それから定款、...全文を見る
09月10日第52回国会 参議院 法務委員会 閉会後第1号
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○黒柳明君 私は、初めに、一般論的に大臣に二、三の点をお伺いしたいと思います。そのあとに、田中彰治氏と永田雅一氏との間に詐欺事件としていま問題になっております深谷の団地の事件について若干究明したいと思います。先ほど稲葉さんが触れた問題だと思いますが、私なりの立場で大臣にお伺いした...全文を見る
○黒柳明君 大臣としては、犬養元法務大臣がとられた指揮権の発動、こういう処置は適当であったかどうか、この点はどうお考えでしょうか。
○黒柳明君 あくまでも私も前のことには決して触れよう、こういう気じゃございません。先ほど冒頭に述べましたように、検察権の健在それ自体が国民の間に多少でも疑惑を残すことはうまくない、こういうような観点から私は念のために申しただけですが、さらにこれをもう一回大臣におしかりを受けるかも...全文を見る
○黒柳明君 重ねて同じような答弁をさせまして申しわけございませんでした。  本筋に入りますが、去る九月一日の決算委員会の席上で、刑事課長は、この事件について、田中彰治事件の捜査の過程で出てくる犯罪容疑に対してはどこまでも事態を明らかにする、このように答弁をしているわけですが、こ...全文を見る
○黒柳明君 田中彰治事件の起訴事実のうち、永田雅一と氏の関係の事件内容を説明していただきたいと思います。
○黒柳明君 そこで、これは国民の素朴なる疑惑として、永田雅一氏のような非常に有能な実業家が、ある意味ではですね、一億円も詐欺されるなんということはどうも考えられない。また、御存じだと思いますが、専門誌である「法律時報」にしても、「「永田雅一がだまされた」、まさにありそうもないこと...全文を見る
○黒柳明君 同じく民事局長にお伺いしますが、土地登記簿に買戻特約があるということは、これは第三者に対してどういう効果を発揮するか、この点はいかがでしょう。
○黒柳明君 そこで、刑事局長にお伺いしたいのですが、この起訴事実の、要旨は先ほど読んでいただいたとおりですが、ここに、「右公団との特約を秘して」、またさらに、「同社代表取締役永田雅一に対し、右特約を秘し、」云々、「その所有権を取待しかつ転売しうるものと誤信させ、」云々で「騙取した...全文を見る
○黒柳明君 検察当局はいま現在取り調べ中ですから、深くその問題について立ち入って質問することはできないとは思いますが、常識として考えた場合に、しかも、いま説明がありましたように、一回だけじゃない。またこれから二、三ふえんしていきますが、二回も三回も、しかもその間の実情というのは非...全文を見る
○黒柳明君 またおことばを返すようで失礼でございますけれども、ほかの打ち破るような事実、証拠がある、こういうふうにおっしゃいますけれども、この証拠は、ここじゃないですか、この買戻特約ということを知っていたか知らなかったか、それ自体が詐欺事件の先ほど局長さんおっしゃったように一番の...全文を見る
○黒柳明君 一般論から言われますと、確かにそういう事実もなきにしもあらずです。私の言いたいことは、あくまでもこの事件にしぼられているわけですが、大臣は、いま申しましたように、このことが非常に問題であるし、これが中心なわけです。このことが究明されることが詐欺事件が成立されることにも...全文を見る
○黒柳明君 それは当然大臣がそういう点に入るということは考えられません。ただ、常識としてですね、これほど大問題になっていること、その事件の中心であるそのこと自体ぐらいは、大臣は最高責任者ですから、そのことぐらいは常識として知っておられることがあたりまえですよ。また、知らなきゃなら...全文を見る
○黒柳明君 これは住宅公団から出た書類ですが、「買いもどし理由、契約書第十四条第一項第四号の規定による買いもどし」、そのあとには「契約違反の事実」が書いてありますが、これでよろしいわけですね。
○黒柳明君 この契約書を見ますと、「甲」と「乙」と、こういうふうになっている。甲は当然住宅公団、乙は田中国際家畜研究所。一番最後に四十一年八月一日に公団が買い戻したのは、それは大映から買い戻したわけですね。そうすると、この契約書というのは、公団を甲にし、田中を乙にすると、大映は丙...全文を見る
○黒柳明君 自動的に国際家畜とは契約が解除されて大映にその契約が移る、こういうことでよろしいのでしょうか。
○黒柳明君 ところで、先ほど説明していただいた所有権の移動ですが、要するに、三十八年九月二十七日国際家畜が取得した。それから半年後の三十九年四月四日大映が取得している。さらに三十九年の十月、半年後には国際家畜。そして、四十一年の五月ですから、一年半後にまた大映が取得している。こう...全文を見る
○黒柳明君 その経過は知っているわけです。その理由ですね。国際家畜から半年で大映のほうに行って、また国際家畜に来た、それからさらにまた大映のほうに行っている、こうなっているわけでしょう、所有権が。そうじゃないですか。一番初めは、目的不履行だから返せと通達して、大映から国際家畜に行...全文を見る
○黒柳明君 理由はわからないと、このようにおっしゃいますけれども、要するに、国際家畜のとった処置が不備であると、このようなことから、三十九年四月四日に大映が取得したものを、三十九年十月に国際家畜にまた所有権を移動させたと、これは住宅公団がやったことなんです。それ以来、さらに四十一...全文を見る
○黒柳明君 ただいま、経済的理由とか、あるいは見守っていたとか、こういうようなことがございましたが、住宅公団の不備を云々するわけじゃないですけれども、要するに決算委員会で指摘されて気づいたわけですね。その前までは明らかに住宅公団の監督不行き届きだと、目が届かなかったと、こういうこ...全文を見る
○黒柳明君 公判の進む過程においてこのようなことが明るみに出てくること、これはもう当然そうだと思うのですが、住宅公団あるいは刑事当局にお伺いしたいと思うのですが、この土地が、いつですか、四十年の四月ですか、一回差し押えられた、埼玉県に。それから一カ月後にはまた解除されていると、こ...全文を見る
○黒柳明君 刑事当局はいかがでしょう。
○黒柳明君 住宅公団、御存じじゃございませんか。
○黒柳明君 その登記簿、これは住宅公団から私もらったのですけれども、ここにちゃんと出ているんです。四十年四月差押、四十年五月解除、これを見て私言ったんですが、御存じじゃございませんか。——そうなると、これはおかしいと思うのですけれどもね。これは住宅公団から出たんですよ。これをいた...全文を見る
○黒柳明君 いやいや、この差押のこと、この事実……。
○黒柳明君 御指摘……私はちょっと短気なものですから。これだけ調べるのに相当時間がかかっているんです。きのうも熊谷税務署に夜おそくすっ飛んで、署長の家まで行っているんです。この次にそれを申しますけれども、おかしなことをやっている。ここに出ているのは、住宅公団、おたくのほうから出し...全文を見る
○黒柳明君 私もこれ以上住宅公団の方に言う気はないのですけれども、そこがお役人の悪いところだと思うのです。今日の政治は大衆と遊離しておる。姿勢を正せばいいと言うけれども、率実はこの事件はどんどん発展しておるじゃないですか。発展しておるのは、姿勢を正せばいい、そのつもりでやればいい...全文を見る
○黒柳明君 非常に困った問題だと思うのですけれども、要するに、この土地は、何回も指摘しますように、国際家畜から大映に行ったわけですね。それからまた国際家畜に来たわけです。それで、三十九年度の不動産取得税五十三万余円、これが埼玉県税として当時の登記上の所有者の国際家畜に課税されたわ...全文を見る
○黒柳明君 総裁、いかがですか。
○黒柳明君 要するに、あくまでも名義上は田中家系と言っていますが、実質的には大映のものだった。偽装登録をしていたわけですね。そういう点もある。だから、この点は当然検察当局として調べていると思いますけれども、きのうも、その内容はわかったのですが、その写しをもらいたいと。そうしたら、...全文を見る
○黒柳明君 私も当然個人的に何も先入感を持てと言ったのじゃなくて、いまのは全部事実を言った、だけのことですから……。  資料要求をしたいと思いますが、さっきの熊谷税務署にあります永田さんと田中との私的なやりとりの文書ですね、それを資料として提出していただきたい、住宅公団のほうか...全文を見る
10月11日第52回国会 参議院 法務委員会 閉会後第3号
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○黒柳明君 大臣の時間が限られている、こういうことでございますので、私も二、三の点を聞きまして質問を終わりたいと思います。  その前に、一問だけ刑事局の御意見を承りたいと思います。田中事件の捜査が事実上これ以上進まないのじゃないか、打ち切られるのではないか、こういうような一般の...全文を見る
○黒柳明君 先ほどの刑事部長検事の会同における法務大臣の訓示でございますが、政治家の腐敗、公務員の腐敗、その原因はどこにあるか、大臣の御意見をお伺いしたいと思います。
○黒柳明君 確かに、大臣がおっしゃいますように、公務員の不正は土壌である政治の腐敗に通ずるものである、このように私も確信するわけですが、国民に対して、政治が腐敗している、こういう印象を与えるのであっては決してならないと思います。そのためにも法務省はき然たる態度で公、平なる捜査をす...全文を見る
○黒柳明君 佐藤総理は入院中に、このような政界のありさまを心配されて、政党法についていろいろ構想を発表した。また各党もそれについての意見、あるいは各界ともいろいろな意見を発表しておりますですが、ともかく非常に政治が腐敗していると、これはもう万人の認めるところです。はたしてこの政党...全文を見る
○黒柳明君 最後に、巣鴨拘置所の移転の問題ですが、都市開発の青梅の土地と交換するというような話でございますですが、この方針ですね、はたしてどの程度まで進展しているのかお伺いしたい。
○黒柳明君 その評価の見積もりの予定ですね、あるいは関係当局との相談の進行の予定、将来どのくらいの予定でそれが終了するようなことになるでしょうか。
10月26日第52回国会 参議院 農林水産委員会 閉会後第3号
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○黒柳明君 委員長、関連して。
○黒柳明君 もう時間もございませんので、簡単に質問さしていただきますが、私の質問はバナナの割り当ての件について要点だけ質問したいと思います。  その前に、いま、政府が黒い霧を晴らすために、総理はじめ真剣になって立ち上がっております。国民も大いにその結果を期待しております。昨日も...全文を見る
○黒柳明君 あと簡単に質問しますから、二、三点でいいです。まとめて個条書に言いますから。
○黒柳明君 あと五分下さい。
11月01日第52回国会 参議院 農林水産委員会 閉会後第4号
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○黒柳明君 質問いたします。  通産大臣と農林大臣にお答えを願いたいと思いますが、去る四十年十二月十日、帝国ホテルにおきまして、日本バナナ輸入組合理事長砂田勝次郎氏を激励する会、こういう会が催されましたが、そこの場に大臣が出席なされたか否か、御返事を承りたいと思います。
○黒柳明君 通商局のほうにお伺いいたします。  この砂田勝次郎さんは、いまも言いましたように、日本バナナ輸入組合の理事長であり、代議士の砂田重民さんとは兄弟であると、こういうような関係にあることは通商局のほうじゃ御存じであると思うんですが、いかがでしょう。さらに、お知りのことが...全文を見る
○黒柳明君 大臣にしばらく聞いていていただきたいと思うんですが、ここにバナナ業者関係の日刊の通信紙がございます。それは、ただいま申しました砂田勝次郎氏を激励する会、十二月十日の翌日、十二月十一日に発行された内容でございますが、若干長くなると思うんですが、はしょって読みますから、聞...全文を見る
○黒柳明君 感想はいかがでしょうか、いまの記事をお聞きになって。
○黒柳明君 確かに、両大臣の御発言のとおりだと思います。私も、日華貿易親善、あるいは外交上、こういう激励会をやること自体決して悪いことはない、このように思います。しかしながら、このことが、だんだん順を追って質問もし、また話もしていきたいと思いますが、今日のバナナの業界をおおう黒い...全文を見る
○黒柳明君 大臣の時間が短いので、次長のほうもなるべく短く御答弁される、けっこうだと思うのですが、わかっている事実はどんどんしゃべっていただきたい、こう注文をつけておきます。  説明が不十分ですから、私のほうで説明を補足したいと思います。けれども、もし不正確な点があったら、誤り...全文を見る
○黒柳明君 確かに通産大臣のおことばのこれまたとおりであると思いますし、また、大臣の快刀乱麻たる御処置を国民も期待しておると思うんです。ところが、事実は、その大臣のおことばと反して、まだまだメスが届きそうで届かない、こういうところがごろごろこの国会の周辺にもころがっているような感...全文を見る
○黒柳明君 農林大臣にお伺いしたいと思います。  まことに失礼な質問になると思うのですが、近々東南アジアの御旅行に行かれる、こういう話を聞きまして、台湾も冒頭に寄られる、こういう御予定らしいのですが、前回のアメリカ、さらに南米の問題もございますので、こんなことはないとは思います...全文を見る
○黒柳明君 どうもありがとうございました、失礼な質問をして。  通産大臣にお願いしたいと思いますが、いまの激励会から話は続きますが、昭和四十一年の三月三十一日、その砂田グループに対して、輸入台湾バナナの特別割り当ての問題、あるいは調整割り当ての問題ですか、省内ではこのように呼ん...全文を見る
○黒柳明君 すみません、発言中ですけれども、よろしいでしょうか。
○黒柳明君 その経過はまたあとでお伺いをいたします。いま私が質問したことは、大臣は、その特別調整割り当て、そのことで非常に頭を悩ました、これは事実です。それについて、どうお思いになるか。そのときの時点においてどうお考えになるか。その問題について大臣はどう判断されるか。その割り当て...全文を見る
○黒柳明君 次長さんにお伺いをします。  そのとき、砂田グループにどれだけ特別割り当て、調整割り当てがあったか、それが第一点。  それから今度は、四十年四月の割り当てには、この砂田グループははみ出ているわけです。それに対して国内業者は特に輸入組合として相当な反対があって、結論...全文を見る
○黒柳明君 簡単にお願いいたします。あとでやりますから。
○黒柳明君 通産大臣にお伺いします。  ところが、四十年四月十日ですか、 四十年の七月から九月に対しての割り当てをきめたわけです、基準を。この一たんきまった割り当て基準が、政治力によって——私はあえて政治力と言います。またこれは追っかけてその理を説明したいと思います。割り当てが...全文を見る
○黒柳明君 以上、第一点、砂田勝次郎氏を激励する会、また不当割り当て、クエッションマークですか、をめぐる黒い霧、こういう一幕でおしまいにします。  第二点、通産省の次長にお伺いします。  昭和四十年の七月から九月までの三カ月の割り当て基準ですね、これはきまっているわけです。私...全文を見る
○黒柳明君 いつ、どこで、何日。
○黒柳明君 担当の人が、やった人がおるのじゃないですか、この席上に。
○黒柳明君 輸入業務課長は出ませんでしたか。
○黒柳明君 割り当てをきめるのに、どこでやったかわからないのですか、何日間やったか。おかしいですね。そのとき通産省の人たちが出たわけでしょう、相当。わからないはずはないと思うんですけれどもね。
○黒柳明君 すぐ調べて、場所だけでもけっこう、すぐ調べて、返事を持ってきてください、大至急。では、この問題は、すぐ調べて、終わったらすぐやります。問題を移します。  私、この前の委員会が中途で終わったときに、バナナ業者との——失礼なことだとは思ったけれども、国会議員と結びつく会...全文を見る
○黒柳明君 さらに、大亜産業、日蓬産業、恵比壽産業について、創立当時の株主名簿、さらに過去三年間の輸入実績、割り当て実績、そこらあたりがはっきりしますと、ダミーであるかということが明瞭になってくる、ペーパーであるかということも明瞭になってくると思いますので、この資料提出に御協力を...全文を見る
○黒柳明君 そうすると、委員長決裁によって資料提出も可能である、こういうことですか。
○黒柳明君 それと、先ほどの関門貿易株式会社についても、計六社について、先ほど言いました三点のことの資料要求をお願いいたします。それによって、いま次長さんのお話ですけれども、ダミーであるかどうか、こんなことは、当事者なんですから、はっきりわかっております。ここに聞いている人たちは...全文を見る
○黒柳明君 私は、そこら辺のことが非常におかしいと思うんですよ。まあおかしいと言っては酷評かもわかりませんけれども、輸入割り当てをするわけです。その輸入割り当てが業者にとっては生命です。死活の問題です。多くとりたい、みんなが。そこからいろいろ黒い霧が発生するわけです。政治家と結び...全文を見る
○黒柳明君 全部が幽霊会社じゃないにしても、中には住所変更してあるところもあります。ところが、三年、二年の間登記をしていない。こういうものも脱税の何かにおいがするのではないか。全部幽霊会社と言うのではありません。その点、国税庁のほうも何らかの手を打ちつつある、また、これから手を打...全文を見る
○黒柳明君 いまのわかりましたですか、場所、日にち。
○黒柳明君 事務所はどこですか。
○黒柳明君 何日ですか、日にちは。
○黒柳明君 五日間行なわれた。——もうめんどうくさい。時間もたっちゃいますからね。五日間ホテル・ニュー・ジャパンで行なわれた。通産省からだれとだれが出たか。業者側でだれが出たか。いま、業者が準備委員会のほうから出たと言いますけれども、もとの業者関係はどういう関係か。いかがでしょう...全文を見る
○黒柳明君 もとの業者関係は。
○黒柳明君 もとの業者関係。まだ組合ができてない前でしょう。準備委員会でしょう。
○黒柳明君 その費用は幾らぐらいかかったか、それから支払いの年月日。
○黒柳明君 すぐ電話で聞いてください。支払い年月日と、幾ら出ているか、すぐお願いします。  そこで、割り当ての業務ですけれども、たしか忙しい云々とおっしゃいましたのですけれども、この割り当て業務は輸入貿易管理令の第九条に基づく通産省の業務だと思いますが、そうですが。
○黒柳明君 先ほども若干触れましたけれども、この割り当ての数というのは、これは業者にとっては非常に重要な影響があるんです。この割り当てを多くとりたいと、こんなようなことで皆やっきになるわけですけれども、その業者に直接利害関係があるそういう内容をもった業務を、数社の業者、数人の業者...全文を見る
○黒柳明君 そうすると、通産当局は、この第九条に基づいた業務を執行する権限といいますか能力がないのか、それが第一点。  それからたとえ仕事がいかに忙しいにしても、そういう忙しいときこそどさくさにまぎれて間違いがある。間違いが起こったときの責任は業者に負わせるわけにいかないという...全文を見る
○黒柳明君 大臣にお伺いします。  たとえいくら忙しいにしても、たとえばこういうことがあるんですよ。どろぼうを取り締まる、調書をつくる、その取り締まり当局が、向こうの被容疑者の関係をそこに入れて調書をつくったら、どういうことになるかと思いますか。管理される人のほうを呼んで、そし...全文を見る
○黒柳明君 たとえばです。
○黒柳明君 そこまで言ってない。
○黒柳明君 仮定の問題として、いままだ報告が来ませんが、費用が全部業者負担としたら、たいへんなことだと思うんです。大臣、いかがでしょう、仮定の問題として。
○黒柳明君 いや、仮定の問題として、業者が払ったとしたらうまくないじゃないかと、こう思うんですけれども、それはいかがでよう。
○黒柳明君 大臣のおことばはよくわかるような気がするんです。確かに、そういうことをやっちゃうまくない。今後はやらさないのでありましょうけれども、一点わからないことがある。このことがそういう割り当てに不当なことがあったということは信じませんと。これは信ずる信じないということは大臣の...全文を見る
○黒柳明君 いま、大臣が、計算だけをやったと、こういうふうにおっしゃいましたですけれども、どういう事実をもって、この場合において計算だけをやったのだと、こういう御発言で断定できるのでしょうか。
○黒柳明君 いやいや、いまのことに答えて。
○黒柳明君 部下とは——たいへん突っ込んだことでしつこいと思いますが、どなたのことをおっしゃいますか。
○黒柳明君 いま、原田さんは、そのときの係じゃない、何も知らないといって調査をしておる。原田さんは、そのとき計算したかどうかわからないわけです。先ほど、このことは知らないと言ったわけです。いま調べている。その原田さんが計算したというそのことはいま発言できるわけがない。そのことにつ...全文を見る
○黒柳明君 私はそれを信じたいと思いますけれどもね。だけれども、そこに矛盾があるじゃないですか。先ほど言ったことは、何も私知りません、そのときの課長は違う課長です、そのメンバーが違ってますと言うけれども、その一点だけは報告を受けていますと。それじゃ、ほかの事実にわたっても責任者と...全文を見る
○黒柳明君 そうすると、輸入実績をとったと、こういうわけですね。とって、それが相当数になったと。それの処置はどのようにしたわけですか。
○黒柳明君 それから法務省の刑事課長さん、いらっしゃっていますか。このニュー・ジャパンの業者と通産省当局との作業というか、いま数字は来ませんのですが、私たちのほうで調べたところ、大体五十万円くらい業者のほうから出ておりますが、これは明らかに職務と直接に結びついた供応じゃないか、何...全文を見る
○黒柳明君 問題を変えたいと思います。  まだ金額がきませんか。−昭和四十一年五月十四日、通産省のバナナ関係の責任者が例の伊東の山岸園でもてなしを受けた。これは衆議院でもありましたが、通産大臣が遺憾の意を述べた。このことは既報の事実ですから、次長さんにお伺いするのですが、そのと...全文を見る
○黒柳明君 大臣は二時までだという約束ですから、もう一、二問お願いします。  先ほどの砂田勝次郎を励ます会、この質疑でも触れた謝哲信、その方は出ておりましたですね。——出ています。それから小泉純也さんの辞任したあと、台湾バナナ貿易——建隆という華商の会社だと、こう思うんですが、...全文を見る
○黒柳明君 刑事課長さんにお伺いしたいのですが、この山岸園の問題で——公務員の供応問題がいろいろありますね。先ほども検事会同においてそういう問題を取り上げ、綱紀の紊乱ははなはだしいわけです。この山岸園の問題は、公務員犯罪の激増しておる折りから、一般的状況から見て、あるいは刑事問題...全文を見る
○黒柳明君 じゃ、大臣にもう五、六分御足労いただきまして、華商の問題を、きょうは外務省を呼んでおりませんので、通産大臣にお答え願うのは若干はずれておる点もありますが、常識的なことですから、ひとつ大臣のお考えを述べていただきたいと思います。  日本人が、現在、台湾に行って、そして...全文を見る
○黒柳明君 たとえば、大臣、日本のバナナ組合が六、四あるいは八、二で台湾バナナ業者に実権が握られている、こういうことがあるわけなんです。それについてはどのようにお感じになりますか。
○黒柳明君 最後に、大臣にいまに関連してですが、私は何も日本人と台湾の人が仲よく手を結んで貿易をする、こういうことがだめだと言っておらない。あくまで自民党・政府が、失礼な話ですが、不平等のもとに国民を追い込んで、そうしてある政治家が華商と結託してそちらに利益を与える。そういうよう...全文を見る
○黒柳明君 どうもありがとうございました。  次には、刑事課長さんにお伺いしたいと思いますが、先ほどのホテル・ニュー・ジャパンの割り当て作業の問題、あるいは山岸園のもてなしの問題、これについては見解は伺っているわけですが、これは今後どのような処置をなさるつもりであるか、重ねてで...全文を見る
○黒柳明君 問題がかわりますが、四十年二月三日に、神戸所在の建隆貿易株式会社及び大永航業株式会社、これはいずれも台湾に輸出会社、船を持っている会社で、自分で持ち船でバナナの輸出入をしているわけです。その荷を受けている建隆グループ、これがあるわけです。それが非居住者のためにする居住...全文を見る
○黒柳明君 建隆グルーブのことでそのほかの何か事実がないでしょうか。西独からバナナボートを輸入して、やはり外為管理法違反というようなことで捜査をされておる、こんなことを聞いておりますが、これはいかがですか。
○黒柳明君 警察庁のほうにお伺いをしたいんですが、いまの建隆グループの西ドイツからのバナナボートの問題ですね、これは兵庫県警の保安課でお調べになっておるのでおわかりになっておると思いますが、いかがですか。
○黒柳明君 一番冒頭に出ましたが、台湾の輸出同業公会の駐日弁事処ですね、国内業者の輸入したバナナ一かごについて数百円のリベートをやっておる、こういうようなうわさで為替管理法違反で調べた。ところが、リストにはそれが載っかっていない、犯罪容疑は成り立たない、こういうようなことがあった...全文を見る
○黒柳明君 そのことは私も聞きましたけれども、ただ、帳簿に載っかってない——当然帳簿に載っけるばかはないと思う。堂々と為替管理法違反をやっていることを帳簿に載っけるばかはいないと思います。だけれども、先ほどお話ししましたように、陳杏村という人は非常に大物です。駐日華僑の中心ですし...全文を見る
○黒柳明君 国税当局にお伺いいたしたいと思いますが、先ほどから何回も言ったように、台湾バナナの輸入業者の徴税の問題、ペーパー・ブローカー、ダミーの問題ですが、国税当局は、ダミーの一覧表などをお持ちになって税金問題をお考えになっているんじゃないか、こう思うんです。この点いかがでしょ...全文を見る
○黒柳明君 ダミーの会社を疑いがあるというようなことで会社の一覧をとるというような、こういうこともおやりになったことないんですか。あるいは、そういうことをやろうという意見もないですか。
○黒柳明君 これは次長さんのほうまで行っているかどうか、国税庁のほうから、ダミーの会社を知りたいと。バナナのことを一生懸命調べている方に、ぜひリストを教えていただきたい、こういうようなことになって、上からの指示であるか、その人が何か疑惑があるんじゃないかということでやっておられる...全文を見る
○黒柳明君 念のためですけれども、こちらで調べたダミー、例の建隆関係を見ますと、十一あがってきます。井出商店、栄建商行、永昌貿易、建隆貿易、建泰洋行、台湾バナナ貿易、それから大東桜貿易、中信物産、東新商事、東生貿易、丸大と、名古屋、東京、神戸、大阪の各所にわたっています。  そ...全文を見る
○黒柳明君 法務省の刑事課長さんと、それから警察庁、それから国税庁の次長さんを含めて、いままでいろいろやってきたのですが、最高責任者が三省庁ともお見えになっていないのが非常に残念なんですが、今後の問題として、いまあげましたような脱税問題あるいは為替管理法違反問題、そういうようなこ...全文を見る
11月11日第52回国会 参議院 法務委員会 閉会後第4号
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○黒柳明君 私は仙台地検の気仙沼の庁舎の敷地の寄付問題についてお伺いしたいと思います。大臣にもちょっとお聞き願いたいと思います。  これは私去る七月一日の決算委員会で本件を取り上げたわけですが、そのときの営繕課長さんの答弁は、三十九年の六月五日この敷地を寄付受納した、こういうこ...全文を見る
○黒柳明君 その自治大臣の法的規定、根拠はどこにあるのですか、承認が要るという。
○黒柳明君 そうですね。その二十四条の二項にはただし書きがあって、寄付金を支出してはならない、原則としては。ただし、こういう場合に限ってはいい、自治大臣の承認があれば。その中で、地方公共団体がその施設を国に移管しようとする場合——要約しますと、それからおしまいのほうに、「やむを得...全文を見る
○黒柳明君 いまのこの庁舎の敷地の寄付問題が、結局、自治大臣の承認を要する、地方公共団体が国に寄付をする場合にはですね。ただし、自治大臣の承認を必要としない場合がある。このただし書きは、二十四条の二項、やむを得ないと認められる政令で定められた場合はいいんだ。それが今度は十二条の二...全文を見る
○黒柳明君 時間がないので、経緯や何かみんな調べてございますから、この前も質疑したんです。これが当てはまるかどうか、その点だけ答えてください。
○黒柳明君 そうすると、先回営繕課長が、自治大臣の承認云々、こういうことを言われましたが、自治大臣の承認は必要ない、こういうことですね。
○黒柳明君 そうすると、自治大臣のほうから、本件に関しては附則第二項に該当し、承認を要しないものと認められる、こういう書類がきている、自治大臣は承認必要ない。この承認必要がないということを、今度は、だからこちらは庁舎の敷地を公共団体から受けたものと、こう解釈してもいいのだ、こうい...全文を見る
○黒柳明君 この気仙沼市と法務省と、寄付しよう、納受しようと、こういう契約ができたと思うのです。それはいつか、その契約の具体的内容、それから契約書があるかどうか、契約当事者はだれか、その点はいかがですか。前回の説明では、二十八年十一月七日気仙沼市——これは決議、三十二年十一月三十...全文を見る
○黒柳明君 こちらの調べによると、そういうことじゃない。だから私はいま言っているのですが、それは誤りなんですよ、部長さんのおっしゃることは。だってこれ国有財産じゃないですか。国有財産は、一人の人が死ぬと、どれだけの期間契約したか、契約文書がどうなったか、担当官名はどうだったか、そ...全文を見る
○黒柳明君 要するに結論としては、これは明らかに不備である、こういうことですね。
○黒柳明君 書類の作成その他と言っても、当事者の覚え書きとか、あるいは当事者が死んだからそれが文書として残らないとか、こういうことが国有財産を管理する立場においていいのかどうか。契約といったって、ちゃんと期間があるんじゃないですか、契約の当事者の官名があるんじゃないですか、契約の...全文を見る
○黒柳明君 事務処理上じゃなくて、これから話が発展していきますが、これは法律上うまくない。事務処理上うまくないだけならいいです。それだけだってうまくないですよ、国有財産を管理する上において。何回も言いますように、きちっとした契約文書がないということは、決定的致命傷です。ところが、...全文を見る
○黒柳明君 これは問題だと思うのですよ、大臣。前時代的ないまの世の中じゃないと思うのですよ。あくまでも書類がないということは、法的に拘束力がないということにもなるんじゃないですか。法的にどうなるかということは私は知りませんですけれども——これは非常に担当大臣としての御答弁として私...全文を見る
○黒柳明君 くどいようですけれども、もう一問いまのことに関して、要するに、国有財産でルーズな管理をしている、そういうケースがございますか。さっき、調べていただいたというお話がありましたが。
○黒柳明君 その点に関してはまた資料要求として資料を提出してもらいたいと思うのです。  また本問題に入りますが、先回のときに、三十五年十二月より法務省が庁舎敷地として使用した、これは無償使用である、このように課長さんからお話があったのですが、寄付を受けて所有権を取得した、こうい...全文を見る
○黒柳明君 寄付を受けて所有権があるということじゃないでしょうね。
○黒柳明君 三十六年十二月二十二日の気仙沼の市議会の議案五号ですけれども、それにはいまおっしゃいましたように、「該市有地は気仙沼検察庁々舎敷地として無償貸与中のものにて、今般これを寄附せんとするに因る。」と、こうあります。ですから、このときにはまだ寄付してなかった。三十四年、先ほ...全文を見る
○黒柳明君 それはおかしいじゃないですか。だから、先ほどのまた契約書類がない、その不備の点に戻る。事務上の不備だけじゃない。実質的に二十八年において寄付をされていた、そういうふうに言いますけれども、その証拠が、何か裏づけがありますか。また、この市議会の議事録がある。読んでみましょ...全文を見る
○黒柳明君 そうするとおかしいですよ。法律が施行される前にこの寄付行為がなされたのだから、だからいいのじゃないか、こういう御答弁だったんでしょう。ところが、三十年、法律施行前には寄付されてなかったんでしょう。そうじゃないですか。おかしいじゃないですか、それでは矛盾しますよ。
○黒柳明君 施行前に寄付があったから使ってもいい、法律は適用されない。ところが、そうじゃないのじゃないですか。形式的、実質的にされたのは三十四年である。そうすると、二十八年じゃないのじゃないですか。
○黒柳明君 では、実質的手続があったという証拠はどこにあるか。
○黒柳明君 この前課長さんは、寄付行為をなすためには、議会の議決が必要である。これは三十四年の議会の本会議において、このときに初めて寄付行為をしよう。これはしかも、公共団体——気仙沼のほうから申し入れたものではないのだ。検察庁のほうから来たのだ。だけれども、地財法違反だけれども、...全文を見る
○黒柳明君 おかしいじゃないか、そんなことは。事実上の証拠はどこにあったのだ。部長の考えなのか課長の考えなのか。こちらはあくまでも、こういう客観情勢があるのだ、事実上寄付されたと認められる。ではその客観情勢を出しなさいよ。こちらも出しましょう。どちらが法的に拘束力があるか。二十八...全文を見る
○黒柳明君 だから、完全な形は三十四年ですよ。
○黒柳明君 これは見解の相違になるかと思います、この場では。ですから、今度は法制局を呼んでいただいて、どちらがはっきりした事実関係が成り立つか、その点を含めてまた次回に回したい。これは何回言ったって水かけ論ですから。ところが、今度三十九年の二月の三日、仙台地方検察庁検事正から東北...全文を見る
○黒柳明君 三十四年一月二十七日。
○黒柳明君 先ほども言いましたように、この辺を含めて今度は法制局の見解をはっきりして、それで問題を解明しようと思うんですが、賃貸契約の無償貸借の場合ですね。政府は寄付として取り扱う、こういうことじゃないですか。二十三年一月三十日の閣議決定の「官公庁に対する寄附金等の抑制について」...全文を見る
○黒柳明君 三十年七月二十七日、法務大臣が当院の地方行政委員会で、法務省の所掌事務の性質上からいっても弊害を生ずるもの、こういうおことばが前にあって、「自今、法務省所管各庁においては地方公共団体から寄附を受けない」、こういう言明をしているわけです。その直後にこの法律が施行された、...全文を見る
○黒柳明君 「1」にですか。事実上寄付受納済みのケース、こういうことですか。
○黒柳明君 そうすると、先ほどから言っているように、三十四年になぜ契約書を結んだのか。しかも、仙台地方検察庁から東北財務局長にあて、出して、契約を結んだということ、これははっきり法的に拘束力があるんじゃないですか。契約書を結んだのは三十四年なんです。事実上受納済みですか、このケー...全文を見る
○黒柳明君 その事実上の手続をもう一回言ってごらんなさい、どういうこととどういうことか、事実上の手続。
○黒柳明君 くどいようですけれども、そういうものと、あくまでも契約書は三十四年にかわされている。しかも、仙台地方検察庁から東北財務局に、きちんと契約書をかわしたと、その時点においてはっきり文書で通達が出ておる。しかも、二十八年の、いま言ったような云々ということは文書として残ってな...全文を見る
○黒柳明君 もう一問。それは自分の主観であるか、客観的材料をそろえたものであるか、この点が非常に問題ですよ。これは形式上、実質上というふうに分けて考えるような法務省のお役人の頭というものは非常に困ると思うのです。そういう点はもう一回これはよく調べてください。明らかに、こちらの調べ...全文を見る
○黒柳明君 こっちはこっちで集めてるんですからね。そっちはそっちで集めなさいよ。
11月17日第52回国会 参議院 決算委員会 閉会後第10号
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○黒柳明君 私も、きょういただきました報告書についていろいろ疑問がございます。時間もおそいものですから、政治資金の問題に焦点をしぼって質問したいと思いますが、大蔵大臣と農林大臣にお伺いしたいと思います。  昨日自民党の綱紀粛正調査会で、黒い霧についての結論が出ましたのですが、私...全文を見る
○黒柳明君 まあ大蔵大臣、農林大臣の答弁を聞きまして、私は若干失望したわけですが、自民党の調査会ができて、また佐藤総理も徹底的にメスを入れると私期待しているわけです。また今回、きょうこの共和製糖の問題が本委員会にかけられ、その前日においてああいう報告書が出されて、当然大蔵大臣は本...全文を見る
○黒柳明君 要するに、今回の報告で、はたして黒い霧があったのか、国民が要するに知りたいと思っていた政治家とのくされ縁があったのかどうかと、この辺が明確にされなければならないと、こういうふうに思うわけですが、まあそれはともかくとして、この報告書の調査の方法、経過についてですけれども...全文を見る
○黒柳明君 私は、なぜそのようなことを言うかというと、三番目の調査の結果を見ますと、一切不当な事実を政策論の中に巻き込んで、当時としては妥当なんだ、このようなことばがここに書いてあるわけです。そうすると、国民が抱いている黒い霧を何とかして晴らしたい、晴らさなければならない、こうい...全文を見る
○黒柳明君 そうすると、共和グループの批判のところに、「このような大規模の建設計画を一貫して遂行する企業としては、安易にすぎる面があったといわざるをえない。」と、こういうふうにここに書いてあるわけですね。その安易さ、こういう中には、根本的問題である政治献金の実態を調査して……、い...全文を見る
○黒柳明君 先ほどもこの問題について、政治献金の問題が冒頭に出ましたが、根本は新友会に対する共和グループの、あるいは新友会が各政治団体に対する政治献金、そこらあたりを究明しないで、これはこういう報告書をつくるその根本的な趣旨というのははずれているんじゃないか、五十日間も期間があっ...全文を見る
○黒柳明君 いま発表できませんですか、その内容は。
○黒柳明君 この数字は何か非常に少ない数字で、先ほど冒頭に大森委員からありましたように、何かどういう趣旨でこれをお出しになったのかわかりません。また、この報告書ですね、これは自治省も協力してつくったものですか、いかがでしょう。
○黒柳明君 そうすると、先ほど農林大臣が、ベストを尽くしてつくった報告書類であると、こういうようにおっしゃいましたけれども、これはあくまでも自治省もこの事件に対しては大きな責任があるわけです。責任というよりも、根本的問題は政治献金からこういう問題が発生する。その報告書をつくるのに...全文を見る
○黒柳明君 非常におかしな御答弁ですけれども、三十八年度だけでも共和グループから三千六百万ですか、政治献金があった。それは先ほどの文書にも書いてありますように、安易すぎる——こういうふうに言っておりますが、そういうようなことばこそ安易すぎるんです。そんなことばでごまかすということ...全文を見る
○黒柳明君 これから私が名前を述べるのは、全部新友会という共和グループからの政治献金です。私が調べたところによると、対山社というのは自民党代議士の赤城宗徳さんの後援団体であると、このようなことを伺いましたですが、もし間違いがあったら訂正をしていただきたいと思います。そこに三十八年...全文を見る
○黒柳明君 最後に自治省に資料要求したいと思うのですが、いま私が述べました政治団体の住所、代表者名、あるいは出納責任者、さらに定款がございましたらその定款に書いてある目的、趣旨なりを資料としてお出し願いたいと思います。以上でございます。
11月18日第52回国会 参議院 運輸委員会 閉会後第4号
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○黒柳明君 私も冒頭に当たりまして、今回の事故でなくなられた方に心から哀悼の意を表すると同時に、またいま活躍されている方の活躍に対して敬意を表したいと思います。  私もいろいろ質問を用意してきたのですが、吉田委員あるいは大倉委員と重なる点が相当ございますので、ついでに私用意した...全文を見る
○黒柳明君 大臣がこの関東製紙の会長をやっていらっしゃったのは三十一年の七月から三十三年の九月でございます。大蔵政務次官をおやめになった直後に二年二カ月にわたって関東製紙株式会社の会長をおやりになっていました。そのとき、株を取得されていたと思うのですが、これもちょっと古い話で、私...全文を見る
○黒柳明君 いま大臣は、要するに会長になった事実はある、そういう関係も若干御存じである、だけれども、会長としてそれほどこの会社にタッチしたわけじゃない、このような御発言だったと思うのです。なぜ私、このようなことを申すかというと、この東都信用金庫、これはもう御存じです。大蔵省のほう...全文を見る
○黒柳明君 失礼しました。そういうことですと、木村委員と岩間委員終わったあとに、ひとつ大臣の御出席を願って私の質問を続行したいと思います。よろしくお願いいたします。
○黒柳明君 たいへん時間もおそくなりましたので、なるたけ短時間にやろうと思います。一、二航空事故のことでお伺いしたいと思います。  私も航空局の検査官に聞きましたら、全日空と日航とのパイロットあるいは整備員の技術の開きが非常にある、あるいはオーバーランする飛行場設備の状態、それ...全文を見る
○黒柳明君 先ほどの問題でございますが、また若干時間をおいたんで簡単に反復したいと思います。  大臣が昭和三十年三月から三十年十一月、大蔵政務次官であったわけですが、その直後、関東製紙株式会社、これは所在地は草加にございます……。