黒柳明

くろやなぎあきら



当選回数回

黒柳明の1969年の発言一覧

開催日 会議名 発言
04月10日第61回国会 参議院 外務委員会 第6号
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○黒柳明君 いまの続きになりますが、要するに、四十日間かかってやっと覚書交渉の妥結を見たのですが、中国側としては、先ほど大臣は、これは政府と関係がない、こういうふうにおっしゃいました。しかし、中国側で難点を示したのは、いま申し上げたように、政府・自民党の中国敵視政策であったわけで...全文を見る
○黒柳明君 私も羽生さんと同じように、全面的にコミュニケの内容について中国側に賛成するものじゃないわけです。いろいろな極端な態度もあるなと、こう思っております。そういうことを前提として、ただ安保やなにかの問題については若干考えなければならない点があるかと思うのですけれども、政経分...全文を見る
○黒柳明君 先ほど、いま何かの微妙な時期だから発言を控えると、こういうようなこともおっしゃいましたけれども、何か大臣、それは「自由民主党」ですからいろいろな自由な発言がある政党ということは私も承知しておりますけれども、微妙な時期というこの要素、どんな要素があるのですか。何かいまだ...全文を見る
○黒柳明君 ちょっとおっしゃることがはっきりわからないのですが、どういうことを理解していいか私も理解しがたいのですが、もしいまのような政府の態度が続きますと、貿易量にしても二億から一億五千、さらに一億を割るだろうというのが七千万ドルになっちゃったのです。これも来年、再来年になると...全文を見る
○黒柳明君 私もその立場は十二分に知っておりますしね、外務大臣の苦慮しておるところを知って発言しておるつもりですが、ただ、いまおっしったように、政府としても、これだけの額がきまったんだからまずまずいいとしておこうと、それでありながら、一方においては、これは政府と関係がないのだ、こ...全文を見る
○黒柳明君 中国問題を六九年内とかあるいは七〇年の六月の時点にめどを置いても無理だと私は思います。少なくとも七〇年代、あるいはさらに分ければ七〇年の前半とか後半とか、こういう一つのめどを立てて、いま外務大臣がそういう担当の所管の長にいるこの時点においても、やはりそういうものを一つ...全文を見る
○黒柳明君 ですから、七〇年代における態度はどうあったらいいかということもノーコメントですか。
○黒柳明君 まあ、中国政策は愛知外務大臣がいる限りは、要するに、ものを言わない政策、腹芸外交でいくと、こういうことより事態は発展しないと思います。  そこで、一、二、沖繩問題ですけれども、私たち、ニクソン政権の首脳が沖繩問題について発言する時期を待っていたわけですが、一昨日です...全文を見る
○黒柳明君 きょう下田さんとレアード長官がお会いになると、こういうことですが、これは何か特別な御指示をされて沖繩問題について話し合うということが報道されておりますが、何か特別な御指示をされて、さらに外務大臣の下交渉か何かやっておるわけですか。
○黒柳明君 こちらが白紙、向こうも白紙、白紙と白紙で何だかぼうっとなってわからなくなってしまうという可能性もありますし、お帰りになってまた両二、三年をめどということをおっしゃるかどうかそこはわかりませんが、何か向こうのほうも、いま大臣がおっしゃったように、練られていない段階じゃな...全文を見る
○黒柳明君 最後ですけれども、六月二日というのは一〇〇%完ぺきなんですね。衆議院の解散なんかでずれるとかキャンセルということは絶対ありませんか、これは。
○黒柳明君 いや、六月二日のそれは一〇〇%完ぺきなんですか。
04月10日第61回国会 参議院 決算委員会 第3号
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○黒柳明君 私は、大学問題について、時間がございませんので一点だけに問題をしぼってお尋ねしたいと思いますが、当然総理大臣、文部大臣初め政府・自民党の方々も今日の大学問題についていろいろ苦慮されていると、私もその労を多としたいわけです。また進学、入学期を迎えて入試もできない、あるい...全文を見る
○黒柳明君 これは、某一流紙に「代議士さま、裏口入学たのみます」、こうでっかく——私は何もこのことを取り上げまして云々したくありません。新聞情報で申しわけないですけれども、必ずしも一〇〇%正確であるかどうか、これについては私は云々したくありませんが、しかしながらその中には、具体的...全文を見る
○黒柳明君 これをよく見て——一番上に再度依頼、私はそこまで調べてあるのです。この当人にも会ってちゃんと調べた。落っこった人から再度この人へ依頼があった。まあ言いますよ、そうしたら——そういうふうに抽象的なことになっちゃいますからね。ここに私はこの資料に基づいて——坂田道太という...全文を見る
○黒柳明君 文部大臣、すみません、途中ですけれども——この力を私は調べてありますけれども、文部大臣この方を御存じですか。これにお名前がみんな書いてありますから当然御存じなんです。それだけでは裏口だと言えないという総理大臣のおことばですが、文部大臣どうですか。
○黒柳明君 大体そうじゃないかと想定しておりました。文部大臣の御答弁はたくさんいらっしゃるからおわかりにならない、確かにこれを見ましても、あまり依頼者が多くておわかりにならないらしいですね。秘書官がきりきりまいしている、こういうことです。時間がありませんので私もこの辺でやめたいと...全文を見る
04月22日第61回国会 参議院 外務委員会 第8号
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○黒柳明君 この問題はアメリカと北朝鮮との問題であって、本来ならば、日本がこれに何ら関知するところじゃないわけですけれども、当然、日米間の関係上、関係性を持たざるを得ないわけです。非常に損な立場にあるわけですね。で、客観的に見て、今回のアメリカのとった処置、要するに、偵察機に護衛...全文を見る
○黒柳明君 そうじゃない。本来ならば、日米関係というものは、関係せざるを得ないと。だから、そんなことを私は質問したのじゃなくて、このことは常識的に考えて、当然国際緊張を増長させる以外の何ものでもないと、こう思うのですが、これについての御答弁はどうですかということなんです。
○黒柳明君 簡単なことであまりやりとりしたくないですから、時間が限られておりますからね。私は挑発行為とかなんとかということを言っているのじゃないのです。安保条約の運用云々も知っておりますよ。そうじゃなくて、今回のアメリカのとった一連の行為というものが挑発行為とかそういうものじゃな...全文を見る
○黒柳明君 偵察に護衛機をつけるわけですね。それでいまから日本政府に、外務大臣に護衛機の中止を申し入れたって——そんなことをするわけはありませんけれども、万が一この偵察行動がほんとうの作戦行動、戦闘行動になって、それで偵察機が傷ついて日本の基地へ舞いおりた場合にはどうしますか。あ...全文を見る
○黒柳明君 戦闘機の場合はどうですか。
○黒柳明君 ですから、考えられない事態が起こったわけですよね。白黒というものはわからないのです。領空内であったか、外であったかというこの判断はわからないわけです。また、この調査もできる権限もありませんしね。だけれども、現に偵察機は落っこったのだし、また二度こういう事件がある可能性...全文を見る
○黒柳明君 そうすると、万々が一戦闘機が、日本からは発進させない、私もそう希望している、将来もそうなると思いますけれども、万々が一ほかの基地から飛び立った戦闘機が傷ついた場合に、人道上の立場からそのときに処置するというのは、日本への着陸も認めるということになれば、これは完全に日本...全文を見る
○黒柳明君 ですから、そういうふうに、日本が戦争に巻き込まれる可能性もあるかもわからないといういま事態なんですよ。アメリカ、北鮮は当事者ですけれども、日本こそその間に入ってほんとうにき然たる態度をとらなければならない時期にあると思うのです。いままでの姿勢、ことに今回の場合は相当角...全文を見る
○黒柳明君 ですから、いま防衛局長に聞いているんですよ。
○黒柳明君 それで、七十一特別機動隊が日本海に来るという通告は何らかの形で受けたんですか。いま何か入っているかわからないということは先ほど御答弁あったのですけれども、それに対しての通告は。
○黒柳明君 それで大臣、先ほどはまだ詳しい寄港の問題については、まああるなしということはまだわからないと。私もそうだと思う、まだ入ったばかりですから。ですけれども、あれだけの大艦隊がいつまでも日本海にうろちょろしているわけにはいかないわけです。必ずや何らかの形で——これは仮定の問...全文を見る
○黒柳明君 ですけれども、いまの部隊というのは、これは一タスク・フォースに当たる部隊ですから、この部隊がそっくり入った場合には、これは事前協議の対象になるわけでございましょう。
○黒柳明君 それじゃ、寄港という厳密な法的意味あるいは内容はどういうことですか。どこまでが寄港ですか。
○黒柳明君 ですから、寄港ということと配置の変更との相違はどういうことですか。
○黒柳明君 外務大臣、一タスク・フォースは寄港でもいいんですか。一機動部隊ですよ。これは寄港でもいいんですか。いまの外務大臣のおっしゃるあれだと、一機動部隊でも寄港ならかまわない。そうですが。
○黒柳明君 私もその点はっきり調べてみます。
○黒柳明君 時間がありませんので、今回の問題は、要するに、在日米軍基地に対してのどのような任務、役割があるか、あるいは使用状況が現状どういうふうに使用されているかということは、日本政府は現状の把握が十分じゃないんじゃないかと、こう思うんですけれども、第四条の随時協議、当然日米間の...全文を見る
○黒柳明君 最後に。まあ、大臣の御答弁で満足せざるを得ないと思うんですけれども、厚木の基地だけでなくて、いろんな在日米軍の基地がこういう可能性を秘めての基地なわけです。ですから、早急に日米協議会を開いて、それで、こういう危険な要素を事前にちょっとでも除くことが私たちも基地の総点検...全文を見る
04月23日第61回国会 参議院 本会議 第20号
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○黒柳明君 私は公明党を代表しまして、ただいまの政府の報告に対し、総理並びに関係大臣に質問したいと思います。    〔議長退席、副議長着席〕  先日の米軍偵察機撃墜後、米国政府は、護衛つき偵察飛行の再開という対応措置をとり、また、第七十一機動部隊を編成し、日本海に出動させて威...全文を見る
05月16日第61回国会 参議院 決算委員会 第8号
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○黒柳明君 私はきょうも大学問題を取り上げたいと思いますが、新聞報道によりますと、大学立法も政府自民党の手によりまして最終的な原案もかたまりつつある、まあ二十日、二十三日ごろをめどにしまして具体的な国会提出も行ないたいと、こういうような報道がなされております。その間、政府も野党の...全文を見る
○黒柳明君 従来から産学協同、こういわれております。それ自体には賛否再論がありますけれども、プラスもありマイナスもある。しかしながら、この産学協同の美名に隠れて、そして一企業が、官立、公立の大学、そうして教授——こういうことになると思いますが——に研究費を渡す、その大学の教授が国...全文を見る
○黒柳明君 当局の手前、絶無であるとは言いかねる、私に言わせると、絶無どころか、このやみ受託研究費のほうが多い、こういうふうに見たいと思います。それで、さらにこれをこまかく調べて見ますと、いわゆる東京大学等、先ほど指摘しました中で、企業別の金額、これらを見ますと、八幡製鉄から百五...全文を見る
○黒柳明君 ただいまおっしゃいましたように、四十二年の九月八日ですか、大学学術局長から各国立大学の学長に対して、研究の受託に関する経費は、すべて歳入歳出予算を通じて適正に経理すること、こういう通達がいっているわけですね。ところが現在においては絶無とは言えないどころか、こういうやみ...全文を見る
○黒柳明君 財政法の趣旨に沿わない、そのこと自体が違反である、こういうようなことにも通ずるんじゃないかと思うんですが、それで、会計検査院のほうとしても、こういう一億数百万、氷山の一角であると私は言いましたですが、こういうことを公表しなかった理由、これは私は現在の大学問題というもの...全文を見る
○黒柳明君 それで、かつて昭和二十八年度において、教育大学と同じような問題が起こりまして、それで一部を予算外に経理した、この事実を検査院から指摘された文部省が、その関係者を戒告処分にした例がございます。これはこのやみ受託研究費についてただ一点の私が調べた調査です。二十九年度の文部...全文を見る
○黒柳明君 それから、ただいまのは企業から本人に対しての受託研究についてですけれども、さらに財団法人をつくって、そうしてこの受託研究費を受け入れ、それを一つの隠れみのとして教授ないし研究所に渡す、こういう例が、これは東京大学と東工大の例ですけれども、大京大学の場合には生産技術研究...全文を見る
○黒柳明君 こっちの場合は、要するにいま言いましたように、財団法人をつくってそれを隠れみのとして、そうして国庫に入れないで各個人、教授に渡してしまう、こういう事犯であると私は思うのです。しかも、もう一点私指摘したいのは、先ほどは民間企業から教授に渡されたやみ受託研究費ですが、今度...全文を見る
○黒柳明君 わずかな時間で大臣もいらっしゃいませんし、ほんとうは大臣みずから、先ほど申しましたように、大学立法の最高責任者になって、目下その立法原案を研究、最終段階を迎えておるわけですから、大臣みずからこのようなやみの受託研究費に対してどのように今後対処するかということの決意を承...全文を見る
○黒柳明君 最後に一言。結局この問題の原因というのは、研究費が少ないということに原因するんじゃないかと思います。ですから、やっぱり国防費に多額な金を使う、その反面、やっぱり教育費に対してもそれ相当な予算の措置も講じなければならぬじゃないか、ここらあたりが非常にやっぱりいまの関係者...全文を見る
06月26日第61回国会 参議院 外務委員会 第16号
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○黒柳明君 けさの新聞は一斉に核防条約のことを報じていますけれども、外務大臣が九月国連に出席なさる前に調印するんではないか、総理はじめ外務大臣、政府首悩の意見が固まった、このような新聞報道が一斉にされておりますけれども、外務大臣のこの核防条約、国連出席前に調印するのではないか、こ...全文を見る
○黒柳明君 西独なんかでもまだ議会筋に若干の論議する余地があると伺っていますし、また、きのうのインドのガンジー首相のお話でも、まだ慎重を期したい、こういうことですし、自民党、与党の一部でも慎重論がある。野党も、まだ社会、共産そうして私どもも——私どもは基本的には精神は賛成ですけれ...全文を見る
○黒柳明君 三木さんの場合には、コンセンサスを形成すると、こういう意味も当然あったんでしょうけれども、野党の意見を三回か四回聞きまして、それが、いま外務大臣、若干日本の意思も条文の中に反映されていると、こういうふうに言われたんですが、なきにしもあらずだったと思うんですけれども、相...全文を見る
○黒柳明君 沖縄の返還との関連性というものは全然お考えになっておりませんですか。一部には、やっぱり沖縄返還とからんで核防条約の調印を迫られるんじゃないかと、こういうようなことがうわさされているわけですが、その必要性はどうでしょう。
○黒柳明君 条約そのものの中にまあこちらが手を加える余地はないと、これはもう当然そうですけれども、若干まだこちらの意思を反映できないこともないと思うんです。ですから、まだまだ一〇〇%満足し得るものではないわけですから、いろんな方面からの意見を聴取して、不平等性というものを除去して...全文を見る
○黒柳明君 問題は違いますけれども、ソ連に行かれるというようなことも、きのうの、またきょうあたりの新聞に出ていますけれども、まだ決定はされていないと思うのですが、向こうからの訪日、外務大臣の訪日ということはちょっと考えられないわけですけれども、日本の外務大臣として訪ソするという、...全文を見る
○黒柳明君 沖縄問題も非常に煮詰まる段階にありますし、十一月の総理の渡米のときには相当な線も出ると、こう期待されるわけですけれども、当然に北方領土問題についても急速にやっぱり返還の方向に積極的に日本の外務省としても乗り出さなければならぬじゃないか、何も沖縄後が北方領土というふうに...全文を見る
○黒柳明君 けっこうです。
07月02日第61回国会 参議院 決算委員会 第13号
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○黒柳明君 大臣、大学法案審議でお忙しいさなかに御出席いただきまして恐縮でございます。問題は、簡単に、明瞭に質問いたしたいと思います。  私きょう取り上げる問題は、過日産学協同の中での大きな欠点であるやみ受託研究費についての問題、しかも理工科系に限って質疑いたしました。その点、...全文を見る
○黒柳明君 その薬事審議会にかかった分ですね。その新薬認可のときに権威ある学者の臨床実験なりレポートなりを提供しなければならない。こういうことになっているわけですが、その点についてはどのようになっておりますか。
○黒柳明君 当然、この厚生省の医薬品の製造承認等に関する基本方針について、昭和四十二年九月十三日知事あて薬務局長の通達、この第四ですか、これにそのような趣旨のことが——これは従来慣例になっていたことを、この時点において文案化した、こういうふうに私承っておりますが、いまの話、これは...全文を見る
○黒柳明君 文部省の会計課長さんがいらっしゃいますか——そうすると、これは冒頭に指摘しました、あるいは先回言いましたいわゆるやみ受託研究費、こういうことなんですが、メーカーから出た研究受託費、あるいは一部には物品できている例も見受けられますが、それについてはどのように処置されてい...全文を見る
○黒柳明君 当然これは、金銭及び物品ともに国庫に納入して、その歳入歳出を明確にしなければならない。けれども、この場合においても明らかに、一私企業と直接に各教授ないしは研究所が物品ないし金額を受領して、その使金も不明確であると、こういうことです。これは私、ここに昨年四十三年三月から...全文を見る
○黒柳明君 先回も私、冒頭に申しましたように、遺憾であるという御発言、さらに前向きの姿勢を示されたわけですが、今回の場合にはこれがあくまでも人命に関する医薬品の問題にからむわけです。で、先ほど文部大臣がおっしゃいましたように、こういう新薬の審議に関して、こういう不明朗なことがある...全文を見る