黒柳明

くろやなぎあきら



当選回数回

黒柳明の1970年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月04日第63回国会 参議院 予算委員会 第4号
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○黒柳明君 おはようございます。  内政、外交にわたりまして質問いたしたいと思います。よろしくお願いします。  まず初めに、内政問題について質問いたしたいと思います。特に、政府の労働対策のあり方、なかんずく失対事業について、まあ、とりわけて、これまでたびたび問題となっておりま...全文を見る
○黒柳明君 そこでですね、この失業対策事業の全国の実情、まあ、これまでの実情を見ますと、詐欺行為あるいは暴力行為などがしばしば見られたわけでございます。私たちは、これらの行為については遺憾であると、こう思っているわけでございます。また、全日自労の、ある意味においては、団体の強い圧...全文を見る
○黒柳明君 質問を続けましょう。  そこで、私、具体的に労働大臣のほうにお伺いしたいと思うのですけれども、失業対策事業に就労することについて、労働大臣の認可要件、許可要件というものが数点あると思うのです。その中で特に大事なのは、必要なのは、所得の額——法律にも、職安局長が定める...全文を見る
○黒柳明君 私も、まあ当然そうだと思います。失対事業のあり方が、そういう高額所得——まあ高額といっても、私が認識するところでは、三万五千ないし四万の報酬をとっていますと、大体これに該当するのではないか。そうなりますと、市議会議員でございますと、大体いま大臣がおっしゃいました高額所...全文を見る
○黒柳明君 いま大臣が、思わしくない、一定額以上高額の所得を持った地方議員が失対事業に就労することはうまくない、その所得については十分には調べてない、詳しくはお調べいただいてないということは、不十分でも調べてるんじゃないか、あるいは一部でも調べてるんじゃないかと、私にはこういうふ...全文を見る
○黒柳明君 しつっこく聞くようでございますが、私は生来淡泊のほうですけれども、やっぱりこういうところでは問題を煮詰めたいと、こう思います。緊急失業対策法十条に基づく施行通牒、その四項に再審査という項目がある。私、これは言うまでもなく、釈迦に説法になるかと思いますけれども、その中を...全文を見る
○黒柳明君 こういうことは再三国会において取り上げられまして、私もふつつかながら、そういう御議論というものを末席で聞いております。個人の名誉にわたること、そういう点については、当然避ける必要がある、あたりまえだと思います。ただし、いま大臣は、思わしくない、また十分じゃないけれども...全文を見る
○黒柳明君 まあ、朝のさわやかな空気で、あまりしつこいやりとりをしても御迷惑かと思いますので、この辺でこの問題は打ち切りたいと思います。ただし、いま労働大臣がおっしゃいました、この問題については早急に善処しておいていただく、その善処という問題については、当然、これは思わしくないこ...全文を見る
○黒柳明君 まあ私も当然あたりまえだと思います。そこで一つの具体的な事実、これは多くの中の一つの具体的な事実をあげたいと思います。あるいは先ほど労働大臣が個人の名誉云々と言われまして、私個人におこられるかわかりません。あるいはその方はもしかすると、まあ運が悪かったと、こういうよう...全文を見る
○黒柳明君 もう総理大臣はじめ各大臣の答弁、私はすなおに受けて、ひとつ早急にこの事態というものを究明し、またメスを入れていただきたいと、こう思います。  そこで私は、すみません、ちょっと声が大きくなって……大きくならざるを得ない。いまのは一個人の問題。ところが、日本共産党のこの...全文を見る
○黒柳明君 最後が、すみません、私ちょっと聞こえませんので。厳重に調査をして……。そのあとちょっと聞こえなかったので。
○黒柳明君 厳重に調査をして対策を講ずる、ひとつ早急にこれをやっていただきたい、やることを私は信じております。  さらに、これは一段と声が高くなります、問題なのは、一議員の不正行為、そしてそれが七十名の議員、その上部団体、これは言うまでもなく、全日本自由労働組合ですね。この役員...全文を見る
○黒柳明君 非常に前向きの御答弁、関係当局と連絡をとって調査をしたい。この調査に対して私のみならず、国民は全幅の信頼を寄せていると、私はこのように思います。ひとつよろしくお願いしたいと思います。  そこで、最後に総理大臣に。まあ、まとめになるかと思います。いま言ったような事実、...全文を見る
○黒柳明君 時間がございません。この次は外交、防衛問題に入りたいと思います。外交ですから、できるだけ一致点を見出していきたいと思います。  新聞の情報によりますと、ことしの十月十九日から六日間、国連創設二十五周年記念行事ですか、ここに各国の元首、総理級が出席して、まあいわゆる新...全文を見る
○黒柳明君 当然、政務多忙ですし、おからだにも御留意されていただきたいと思いますし、また、万博もあることです。ただもし、いまの外務大臣のお話ですと、まあ招待状もくるんではないかと、私なりにこう判断するわけですが、そうなりますと、吉田総理以来になるんですか、私の記憶が正しければ。あ...全文を見る
○黒柳明君 また国連の常任理事国に立候補するというような話も伺っているんですが、いつごろと——こう言ってもなかなか御無理かと思うんですが、立候補する。また、ある情報によりますと、もうこれは相当下準備もできている、こういうようなことも聞いてるんですけれども、その点いかがでしょう。
○黒柳明君 常任理事国にもしなるとすれば、当然この安全保障問題についての責任がとらされるわけですけれども、その中で、やっぱり国連軍を派遣すると、こういうことが発言の一つの基礎条件になるかと思うんですが、そういう権限を有するようになると、こう思うんですが、もし常任理事国になった場合...全文を見る
○黒柳明君 そうすると現在のままであると、そうならざるを得ない、それは可能である、こういうことが言えるわけですか。
○黒柳明君 了解しました。それで総理大臣。国連の中国の重要事項指定方式というのが毎年問題になって、これは頭が痛い事柄だと思うのですけれども、まあ中国自体が国連加盟の最低の必要事項である国連憲章を順守する一はだして中共という国は国連憲章を順守する国であるかどうか、このような観点はど...全文を見る
○黒柳明君 時間がないのでちょっと早口になります。  そこで、昨年の鶴岡大使の演説で、提案説明で、現在は中国が国連のメンバーになることが国連の権威を高めることの積極的な要素になるかどうかは疑問だと、こういうことをおっしゃっているのですね。これに対して「人民日報」はさっそく反発し...全文を見る
○黒柳明君 まあ、代表といっても、その中に日本の意思も当然含まれると、こう受け取られざるを得ないと、こう思います。  また、核の問題に若干触れたいと思うのですが、総理大臣、昭和四十二年の十二月二十二日、いわゆる核アレルギー解消論と、こういうことを——これはマスコミのつけた名前だ...全文を見る
○黒柳明君 まあ、政府の施策が、アメリカの核抑止力に依存すると、こういうことですけれども、これはアメリカのある人のリポートですけれども、相当の権威ある——要するに、アメリカに対してポラリス潜水艦ないしはICBMあるいはその相手方によって安全保障を求めることは、日本人がアメリカ人に...全文を見る
○黒柳明君 当然そういう意見もあると思います。ただし、攻撃と同時に防御、ABMというものもやっぱり必要だということが米・ソの意見、こういう意見が相当強いわけですね。と同時に、中共のMRBMが当然七〇年代に実戦に配備されるだろう。その射程距離はアメリカじゃなくて日本なんですね。そう...全文を見る
○黒柳明君 ABM網のことについて、私言うまでもなく、いま本体、網というものをつくっているわけです。さらに六カ所に対しての本土に本体を置く。当然これはあまり命中率はない。より先端にABM体系網というものを出したほうがいい。これは当然沖縄ないし日本にもということを言っているわけです...全文を見る
○黒柳明君 以上です。どうもありがとうございました。
03月17日第63回国会 参議院 外務委員会 第4号
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○黒柳明君 昨日行なわれました外交防衛の連絡会議ですか、外務大臣、防衛庁長官、官房長官、お三人の大臣の話し合い、けさ大綱的には出ておりましたが、もしそれについて何かさらに具体的に触れられる面があればお話をしていただきたいと思います。
○黒柳明君 特に防衛庁長官の談話として発表があったんですけれども、米軍地上部隊がアジア地域から減少していくだろう、七二年の沖繩の返還時において沖繩には米軍のアジアに対する補給基地として相当の兵力が行くんじゃないか、このようなことが言われておりましたけれども、何かこれを発言する根拠...全文を見る
○黒柳明君 その沖繩が、まあ七二年どういう形になるかわからないと思うんですが、いま申しました補給基地として存在意義を明確にしていく、あるいは重要性を持たせていく。こういう意向、まあアメリカ側にあるかどうかわかりませんけれども、そういう方向づけについては外務大臣としてはどのような見...全文を見る
○黒柳明君 それは、あるいはいまのに関連しまして基地の問題、まあ米軍との共同使用、地位協定変更しなくても可能なんじゃないかと、このようなことも若干触れておりましたけれども、そうすると、いまの時点においてももし——これまた仮定のことですけれども——地位協定を変更しないで、もしも米軍...全文を見る
○黒柳明君 若干防衛庁の守備範囲に入ると思うんですが、きのう外務大臣いらっしゃったんでお聞きしたいと思うんですが、まあ、自衛隊の派遣の四次防の中にそういう構想も練られておりますし、また返還も間近だし、軍労の問題で基地縮小しないで人員整理が行なわれるという矛盾もあるわけですけれども...全文を見る
○黒柳明君 それに関連して、先ほど大臣がおっしゃった在日米軍基地のことですが、五十カ所の縮小が発表されて、もうやがて一年半年くらいになります。そのうち半分ぐらいが、実質的とは言いませんけれども、一応返還された形になっておるわけですけれども、まだ半分残っているし、まだまだ名目上、使...全文を見る
○黒柳明君 時間がありませんで、最後に、いまの「積極的になっている」ということ、大いにいい傾向ですけれども、日米間で、日本が沖繩の現状——これは基地に限らないと思うんですけれども、そういうものを踏まえての返還に対するすべての施策を練らなければならないということを、なかんずくアメリ...全文を見る
03月27日第63回国会 参議院 決算委員会 第5号
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○黒柳明君 私は、きょうは、専売公社あるいは国鉄、電電の方もおいでいただいて、国有財産の管理、特にゴルフの問題について、まあゴルフというと私、従来一、二回やりましたものですからね、何か私自体もあんまりゴルフということを出すのも気がひけるぐらいなんですが、ただ、非常に問題が抜本的な...全文を見る
○黒柳明君 これまた相当長期間にわたって購入されたんだと思うんですけれども、購入したときの支出金、購入金額が、六十六口で幾らぐらいか。あるいは、できれば最近五年間ぐらい、どのぐらいの支出金があったか、四十四年、四十三年、二年、一年、四十年ぐらい、もしお手元に資料があればお知らせ願...全文を見る
○黒柳明君 いまのは、これは専売のケースです。私のほうは時価大体これは当たりまして、安く見ても六千百二十万と大体出ている。期せずして専売公社の時価と大体同じぐらいだと、これは安く見てですね。もうちょっと高いかもわかりません。そこで、三千六百万の支出金を出して、六十六口の株券を持た...全文を見る
○黒柳明君 それで、いまのそういう地元の官公庁とのつき合い、団体とのつき合い、あるいは官公庁とのつき合い、それに要るんじゃないかということで取得した、こういう取得の問題で、私はケースをここに四つあげたいと思うのです。これはそちらのほうから得たのもありますし、私のほうで調べたのもご...全文を見る
○黒柳明君 この取得の目的ですね。これは必要なんでしょうか、どうなんでしょうか。今後やはりこういう問題については、これは私、偶然専売公社を二回三回当たってしまって申しわけないと思うのですが、こういうこと、これを維持していること、維持しているからやはりこういうことがあるのであって、...全文を見る
○黒柳明君 できるだけ売却していく方向に向かっていくと、こういうふうに理解してよろしいでしょうか。
○黒柳明君 私も当然だと思います。やっぱり純然たる政府の支出でまかなわれている団体じゃないわけですけれども、公務員に準ずるそういう人達がこういうところでつき合いをすると、今度はつき合いするほうも官公庁の方が相当いらっしゃるわけですよ。ですから、そういう場面でいろいろとまた国民の批...全文を見る
○黒柳明君 そうすると、購入した会員権が資産として経理に入っていない。こういうことですけれども、内部的には、内部の規約か何かあるのでしょうか。
○黒柳明君 要するに、決算の科目には入っていない。手数料の中としてこれは支出されている。こういうことです。ただし、それは内部の規約によって、百万円以下はそういう科目に入れていると。  これは、大蔵省のほうでは、こういうことは承認しているんでしょうか。
○黒柳明君 すみませんが、電電と国鉄はいまの件に関してだけはどうですか。百万以下は資産として載っけなくてもいいというような、内部の規約かルールか何かあるのでしょうか。
○黒柳明君 国鉄はいかがでしょう。
○黒柳明君 ほぼというのは、どういうことですか。
○黒柳明君 内部の規約があるわけですか。
○黒柳明君 そうすると、結局、一件については百万円以下でも、これは国鉄の場合はあとであれしますけれども、こちらの推測ですと、時価一億九千八百二十万、約二億近くの資産があるのですよ。電電の場合でも六千万円ですね、時価。取得した金額でも八百五十二万円でしょう。これが全然資産の項目に入...全文を見る
○黒柳明君 そうすると、経理上はっきりしている。そのことはこれは私もいいと思いますよ。しかしながら、やっぱり決算の報告というのは明瞭にしなければならないのじゃないですかね。だれが見たって一目瞭然、そこに寸分の疑惑もあっちゃいけない。ましてべらぼうな金額ですよ、この金額は。十万円だ...全文を見る
○黒柳明君 私は、特別に実質的なものがきちっとなっていればいいと思うんですけれども、やっぱり実質的なきちっとなっていれば、当然その形式的な面もきちっとなっていることがあたりまえだと、こう思うわけで、そういう面に対してぜひ一目りょう然にこういう資産というものがわかるように決算報告を...全文を見る
○黒柳明君 百六十六プラス三十二ですか。百六十六のうち三十二ですか、売却予定のものが。
○黒柳明君 ですから、その予定のも含めて全部で何口でしょうか。
○黒柳明君 予定は三十二でしょう、それも入るのですね。
○黒柳明君 だから百九十八ですか、現在保有しているのは。予定も保有の中に入れて。
○黒柳明君 それの支出した金額はどのくらいでしょうか。
○黒柳明君 時価はお調べになっていないかと思いますが、大体こちらで試算して、これも非常に安く見積もっても一億八千九百二十万円、こういった時価が出ておりますが、使途の目的ですね、国鉄の場合にはどういう目的であったのですか。
○黒柳明君 帳簿の処理は——支出科目は何になっているのですか。
○黒柳明君 どうでしょう、やはり国鉄もこの際これを整理する方向に向かうべきだと思いますが、総裁いらっしゃらないので、総裁の意向をお伺いしていらっしゃったと思いますが、これからの……。
○黒柳明君 そうすると、あれですか、たとえばいま百六十六について、残すという予定はどのくらいあるということが出ているのですか。
○黒柳明君 要するに、三十ぐらいは残しておきたい。あとは一応売却の方向に向かいたい、こうおっしゃるのですか。
○黒柳明君 そうすると、三十かける一・五ぐらいになるのですか、平均して。
○黒柳明君 そうすると、大体四十から五十ぐらい、百六十六持っているから百十、百二十ぐらいは売却の方向に向かいたい。こういうふうに判断してよろしいでしょうか。
○黒柳明君 そうすると、この七十残して、ここで当然ゴルフ場だからゴルフやるわけですね。その使途の目的は官公庁とのおつき合いもあるでしょう。
○黒柳明君 多い少ない、それは当然問題になるかと思いますよ。しかしながら私がここで取り上げているのは、何回も言うように、ゴルフをやること自体の問題じゃなくて、ウイークデー・ゴルフ、人の金でやるゴルフ、これをいけない、こういうことなわけですよ。国鉄はこれをそういう目的に使ってないと...全文を見る
○黒柳明君 非常に確信がないお話で、私それじゃ困るんですよね。何も私は売らなきゃならないということを前提に話をしているのじゃない。あること自体に、必要ならば、やはり初め言ったように、私は何もそんなところに不必要だなんというえこじになる必要はないのですけれども、必要であるかどうかと...全文を見る
○黒柳明君 話はこれで終わったつもりなんですけれども、また専売公社のほうへお話戻しますけれども、総裁の考えはいかがでしょうかね。いま国鉄の方がおっしゃったわけです。やっぱり七十くらい。これは専売じゃなくて国鉄の問題ですけれども、地域社会との関係で、どうしても七十くらいは必要である...全文を見る
○黒柳明君 大体必要最小限度というのはどのくらいになる御予定でしょうかね。
○黒柳明君 そうすると、私が言いたいのは、必要最小限度持つというのだから、私は持っていけないとかそんなこと言う権限はありません。しかし、また起こる可能性ができますよ、同じことが。可能性としてですね。そのときに、ゴルフの問題というのは前向きに前向きにと何回も答弁ありますけれども、や...全文を見る
○黒柳明君 支出の総額どのくらいになっているでしょうか。
○黒柳明君 取得の目的も関係ある部外者との親睦をはかるため、こういうふうにお伺いをしております。それから損益勘定の管理、共通費から落としている。これもお伺いしております。いまおっしゃった大体時価に直しますと、これも安く見積って五千四百二十万円、大体これくらいになります。もう少し高...全文を見る
○黒柳明君 これ必要最小限度でやっぱりこれは処理する方向には向かいませんか、電電。
○黒柳明君 専売でもね、別に多くはないのですよ。全体から見るときわめて少ないと、こういうふうなことになると思うのです。きょうは大蔵の所管で専売公社ですからね。電電、国鉄のほうにあまり……。時間が限られておりますからあれですが、要するに少ないとか多いとか、全体のそういうことよりも、...全文を見る
○黒柳明君 以上で終わります。
04月20日第63回国会 参議院 決算委員会 第11号
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○黒柳明君 時間が非常に限られていますので、要点だけ聞きます。  通告してございませんでしたけれども、昨日、日中覚え書き交渉が一応妥結をいたしまして、共同声明が出ましたので、二、三それについて緊急な質問をしたいと思いますが、私たち予測はしていたものの、非常にきびしい表現が出てお...全文を見る
○黒柳明君 古井代議士も談話で述べられておりますように、これは私一人の責任だ、あるいは自民党内部でも相当批判があるだろう、このようなコメントもきております。まあ、それにしてもともかくこういう政治会談について、いわゆる訪中使節団、なかんずく古井氏一人だけを人質に取られたような形で、...全文を見る
○黒柳明君 その形ですけれども、四十日間もいて、そうして話をすれば、どうしてもああいう形にならざるを得ない。見解を出さざるを得ない。ですから、中国寄りの第三国なり、あるいは中国から日本に来てもらうなり、あるいは四十日間続ければ、中断して、休んでまたあらためて話を続けるなり、そうい...全文を見る
○黒柳明君 いろいろな誤解もあるかと思います、情報交換が少ない両者でありますから。しかしながら中国側は、日本、なかんずく佐藤政府を敵視していることは、これは現実の事実なわけです。こういう事実を踏まえて、総理も当参議院の予算委員会で、決していまの日中関係はいいとは思わない。このよう...全文を見る
○黒柳明君 日中問題について、最後にまたしつこいみたいですが、総理は国内問題がととのったらという御発言がありましたが、いま中国の皆さんがこの問題を注目されていると思いますが、たとえばそれを具体的におっしゃることができるならば、たとえばこういうことであるということはいかがでしょうか...全文を見る
○黒柳明君 いろいろ御意見があると思うのですけれども、きょうは総括質問なものですから、私は、委員会を通じてやりました公務員の綱紀粛正の問題について、時間がありませんから一言だけ質問いたします。ゴルフの問題ですけれども、これは二年前、私が総理に対して、この問題について発言したわけで...全文を見る
05月07日第63回国会 参議院 外務委員会 第10号
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○黒柳明君 マリク外務大臣提案のインドネシア会議、今後どんなことがあってもこれに出るということは政府の最終決定なんでしょうか。というのは、二十三日の武器援助から始まって、このわずか二週間くらいの間にベトナム、カンボジアの様相というのは非常に流動性があって変化があるわけです。議会も...全文を見る
○黒柳明君 いまも言いましたように、非常に流動性があるということを踏まえて、と同時に、私も、できるならば出席してもらいたくないということも含んでぜひ検討もしなければならないのじゃないか。まして何か事態が起こった場合には、当然、これに対しては十二分に出席に対しての考慮が払われるべき...全文を見る
○黒柳明君 各省庁ともまた打ち合わせもあると思うんですけれども、大臣としては人道上やはり経済援助は出したほうがよかろうとお思いになるでしょうか。出す方向で検討を進めるおつもりでしょうか。
○黒柳明君 まあ、人道的になりますと、結局ロン・ノル政権が虐殺をしているということは、これは世界の目をおおわしむるような悲惨事なわけですけれども、そういう方面にこそもっと手を伸ばさなければならない、こういうやはり声が出てくると思うんですけれども、その点いかがでしょう。
○黒柳明君 国際休戦監視委員会の参加ということがけさ報道されておりますけれども、この意図はどうでしょうか。
○黒柳明君 そうすると、けさの報道は、やはり外務省としては参加の方向に検討していると、各国の賛成があればですね。もし参加した場合に、憲法上の問題というのは起こりませんですか。
○黒柳明君 こまかいことはまたあさってやりたいと思いますけれども、今回のアメリカのカンボジア侵入というものは、一九五四年のジュネーブ協定の違反、また、あるいは国際連合に加盟しておる中立国に対して侵略したことについての問題、侵犯行為、こういうものがあると、こう言われておるんですけれ...全文を見る
○黒柳明君 その点は、やっぱりニクソン大統領も、北越に占領ないし侵略されたところを、占領、侵略するのはいいんだということで、非常に苦しい表現をしているわけですけれども、その法的根拠、アメリカがカンボジアに兵を出すという法的根拠はあるとお思いですか。要するに、トンキン湾事件のときに...全文を見る
○黒柳明君 トンキン湾事件のときの五十一条の集団自衛権の発動、ところが、トンキン湾のあの決議は、すでに御存じのように破棄されているわけです。ですから、トンキン湾事件、あのときも国連憲章というものを一応大義名分としてアメリカはベトナム進駐——ベトナムに対して攻撃を始めたわけです。今...全文を見る
○黒柳明君 沖繩ないし日本の在日米軍の動きについて、何か指示かなんかありましたでしょうか。通達かなんか、外務省に特別の変化かなんか。
○黒柳明君 B52がこれば通常のように六機ずつ定期的に飛んでいく。ただ問題は、従来よりも帰還がおそい、このような報道がある。あるいはカンボジアに行っているんではないか。これは推測の域を出ないと思うんですけれども、もしB52が沖繩からカンボジアに行くと、あるいは行く可能性が十二分に...全文を見る
○黒柳明君 富士の演習場で海兵隊が練習を始めた。従来から始まっておりますけれども、カンボジアの戦いが始まってから、量的にも質的にも、何か異常な雰囲気であるということなんですけれども、これがないとは思いますけれども、何かインドシナ戦争にわが国が巻き込まれるようなことにつながる、そう...全文を見る
05月08日第63回国会 参議院 本会議 第15号
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○黒柳明君 私は、公明党を代表しまして、米軍のカンボジア介入及び在日米軍基地の撤去について、総理及び関係大臣に若干の質問をいたしたいと思います。時間の制限があるため、質問の要旨だけで端的にお伺いしたいと思いますが、御答弁のほうは、国民の皆さんが納得し得るよう、十二分な御答弁をお願...全文を見る
05月09日第63回国会 参議院 外務委員会 第11号
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○黒柳明君 日中の問題と、カンボジアの問題について若干お伺いします。  多分にまあ誤解に基づくとはいえ、日中問題というのは非常にやっぱり険悪になっていると思います。総理の前向きな発言というものは、最近いろいろお伺いしております。日中問題は決していまのままではよくないと、こういう...全文を見る
○黒柳明君 賢明なる答弁だと思います。またこの答弁が北京からあしたの朝すぐ反発で返ってくる可能性がありますので、総理が中共は平和国家である、こう言った、まあ中共のほうでは非常に賛意を表するのじゃないかと、こう思います。まあ、それはそれとしまして、ただし、現実は、また、私が言うまで...全文を見る
○黒柳明君 何だかだんだん答弁が短くなりますけれども、ひとつ思い切って御答弁願いたいと思うんですけれども、ICBMが七二、三年代にはできる。ワシントンもニューヨークも射程距離に入る。これは現実の議論として論議されておりますけれども、これはたびたび言われるんですけれども、そういう時...全文を見る
○黒柳明君 答弁は長かったですけれども、私はあまり感動しないお話で、申しわけございません。それとやはりうらはらに論じなきゃならないのは、やはり平和利用の問題だと思うのです。当然核時代に入る今日にあたって、平和利用は推進すべきである、こういう意見であります。昨月は敦賀の原子力発電所...全文を見る
○黒柳明君 一昨年総理がいわゆる核アレルギー解消論というのをおっしゃいまして、一応相当話題になりました。今日の時点においては、当然、いろんな面からこれについて状態が変化してきていると思うのですけれども、現在国民の核に対するアレルギー症というものはどのようになっているというふうに総...全文を見る
○黒柳明君 いま総理は核に対する技術はおくれていないと、相当ばく大な経費もかけてこの平和利用に対する技術開発をやっておるわけですけれども、その反面、アレルギー症は解決していない。こういう相矛盾するこの責任は、やっぱり申しわけないけれども、総理にあるんじゃないか。これはどこにこうい...全文を見る
○黒柳明君 カンボジア問題に入りますけれども、昨日本会議の席上で、エスカレートする、要するに、インドシナ戦争にまで発展する可能性があるんじゃないかと、総理は、残念ながら資料を持ち合わせない、見通しはわからない、このようなことをおっしゃったわけですね。それとともに、第七艦隊がトンキ...全文を見る
○黒柳明君 二十三日にアメリカ大統領が武器援助、この武器援助も、要するに、捕獲した武器をまず援助するというところから始まって、このわずか十六日間、相当アメリカの介入によって戦争はエスカレートしたという、この過去の十六日間のいわゆるカンボジア戦というもの、これについては総理も認めざ...全文を見る
○黒柳明君 それはちょっと、ますます敵の攻略が激化したですか、そうじゃないんですよね。アメリカ軍の進攻がますます激化しているんじゃないですか。これは過去の十六日間というのは、これはだれが見ても客観的にアメリカ軍の戦闘状態というものがどんどんエスカレートしているということは、これは...全文を見る
○黒柳明君 時間がありませんから、最後にまとめて二点ばかりお伺いしますけれども、いま自衛権の発動、これは総理は再三おっしゃっておられます。五十一条の自衛権の発動だと、これは私申すまでもなく、ロン・ノル政権からの要請はなかった。ところが、五十一条は国連加盟国について自衛権の発動が個...全文を見る
06月11日第63回国会 参議院 外務委員会 閉会後第1号
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○黒柳明君 安保に対する政府声明はきょう検討すると、こういうことですが、外務大臣も防衛庁長官もその席に出席されそうして検討されるということで、まだ検討以前の段階ですけれども、ぜひその見解というものをお伺いしたいと思うのですが、外務大臣にお伺いしたいと思うのですけれども、従来は、自...全文を見る
○黒柳明君 当然、まだこれから検討され、さらに作成の段階ですから、長短ということの基準もないと思いますけれども、いまの大臣のお話からですと、相当やっぱり国民の皆さんに理解していただきたいという、こういう政府の、外務大臣の意思を含めての成案になる。そうなると、やっぱり相当具体的なも...全文を見る
○黒柳明君 当然、私、冒頭に申し上げましたように、きょう検討される段階ですから、まだこれから練られると思いますので、外務大臣個人の見解としてお伺いしたいと思うわけです。  それで、報道によりますと、「長期固定」——長年にわたって維持するということばを入れるか入れないかという報道...全文を見る
○黒柳明君 防衛庁長官も、検討される以前のことで、いろいろお考えあると思うのですけれども、検討段階においては、日本の安全保障というものについてもう一回考えるべきであると、あるいはこの安保の声明の中に「自主防衛」というものを当然入れるべきであるというような新聞報道が伝えられておりま...全文を見る
○黒柳明君 先ほど、日本固有の防衛というものについて検討したいと、こうおっしゃいました。私も当然そういうものは検討されるべきだと思うのです。しかし、日本固有の防衛といいましても、やはり土壌といいますかね、基底の概念というものがまず必要だと思います。いろいろなこれは問題点があると思...全文を見る
○黒柳明君 自衛隊の主導権といいますか、役割りといいますか、要するに、「よど」号事件、あるいは一九六二年ですか、キューバ封鎖のときのアメリカのように、何かアメリカがスクランブルに対する主導権を持って、自衛隊がそのもとに緊急出動するとか、こういうような面についてはどうでしょうか。
○黒柳明君 先日も横田、三沢の拡充強化などアメリカから発表されましたし、あるいは沖繩の大浦湾あたりでは、秘密に何か核弾薬倉庫が建造中といううわさが立っておりますけれども、一方においてアメリカは、日本から、あるいは海外の基地の削減、あるいは防衛費の削減と言いながら、一方において基地...全文を見る
○黒柳明君 たとえば日本の米軍の基地ですけれども、百二十四ある。必ずしも基地の形をなしていないところも若干あるやに、私たちの調査によっては、出てきております。それから佐世保あたりも確かに米軍の艦艇の使用というものは最近若干少なくなっております。しかしながら、従来どおり佐世保の軍港...全文を見る
○黒柳明君 沖繩の米軍の基地を、この際あるいは返還までにもう一回検討する、あるいは総点検するという御意思はありませんか。
○黒柳明君 在日米軍基地についても点検されたという報道がありましたが、いま長官が、沖繩米軍基地についても調査を開始したと、こうおっしゃいます。私は、調査も当然必要です。その調査を踏まえて、要するに、不要な基地の返還に、いまの長官のおことばをかりると転換ですか、こういうことも現実的...全文を見る
○黒柳明君 総理大臣は先日、沖繩基地返還されたあと完全に撤去されるということは誤解であって、やっぱり縮小されるであろうと、徐々にちっちゃくなるんだと、こういうふうなこと、私どももそうであると思いますけれども、今度は自衛隊の沖繩に対する役割りだと思いますけれども、四次防で沖繩に対す...全文を見る
○黒柳明君 外務大臣にお伺いいたしますけれども、先ほどの毒ガスの問題ですけれども、毒ガスが早期に撤去されることは、これはもう沖繩も日本本土も希望しておるわけですが、アメリカのほうとしては、時期はまだはっきりさせてない。当然、どこに移転するかという場所がまだ検討されている、こういう...全文を見る
○黒柳明君 最後に一問聞きます。カンボジア問題も、中国の義勇兵の介入も示唆されておりますし、あるいは中国からの武器援助ということも発言がありましたし、先日のアジア会議、これについて、非難の中で行なわれ、政府としては一応満足したものだということらしゅうございますが、ASPACに臨む...全文を見る
07月07日第63回国会 参議院 決算委員会 閉会後第1号
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○黒柳明君 私は、きょうは在日米軍基地のあり方について若干質問したいと思います。当然、この百二十四カ所あります在日米軍基地については、過去も種々の問題がありましたし、現在も未解決の分が相当あるわけです。政府としては、この撤去についてある意味では努力を払ってきたと思いますし、アメリ...全文を見る
○黒柳明君 安保条約第六条に基づく地位協定の第十五条、これによりますと、いま局長さんからお答えいただいたように、ゴルフ場、まあこういうふうに端的に私は訳したいと思いますが、「合衆国軍隊の構成員及び軍属並びにそれらの家族の利用に供するため、合衆国軍隊が使用している施設及び区域内に設...全文を見る
○黒柳明君 そのプラスアルファーのほうはまたさておいて、この協定上は、原則的には日本人がゴルフ場に立ち入ってプレーすることはうまくないというよりも、要するに、米軍基地内にゴルフ場を設置したことは、ここに書いてありますように、米軍隊の構成員、軍属及びそれらの家族の利用に供するためで...全文を見る
○黒柳明君 私、ここに書いてありますとおりに、まず御質問をしたわけです。ですから、プラスアルファの点についてはまたあとでいろいろ触れてみたいと思います。あくまでも運用上云々であるのだ、こういうことについて、やはり法律ですから、協定ですから、私はそんなことは絶対認めない、こういう立...全文を見る
○黒柳明君 現行法はあくまでもこれは昭和二十七年、要するに、私は先ほどから言いますように、安保条約の地位協定十五条、これは現在の時点を想定したものじゃないことは当然です。ですから、ここにおいて、日本人がこれだけ使わざるを得ないような状態においての「利用者」じゃなくして、いま局長さ...全文を見る
○黒柳明君 まあ現行法を改正して課税するか、あるいはやめさすか、さらには、また私はあと触れたいと思うんですが、撤去という方向があると思うんですね、必要なくなっているわけですから。もともと米軍基地は、まあ先ほどから私は百歩譲ってということばを使いますけれども、私たち認めることができ...全文を見る
○黒柳明君 基地の問題について防衛施設庁が当然担当の庁であり、一生懸命やっぱり実態というものをお調べいただいて——中曽根長官きょう出席いただけなかったのですけれども、政務次官に後ほどいろいろお答えいただきたいと思いますけれども、やっぱり自衛隊に移管したいとか、これは善悪はともかく...全文を見る
○黒柳明君 その一部について明らかにしてください。
○黒柳明君 どこからそういう報告をとられたか、当然私はその報告もうそであると、こう言いたくはありません。と同時に、私たちの報告もあわせて検討していただきたい。これが全部真実であると断言もいたしたくない。しかしながら、いまの報告でもわかりますように、八カ所のうち、言うならば四カ所は...全文を見る
○黒柳明君 すみません。税の立場じゃなくてけっこうなんですが、どうして日本人が多くプレーしなければならないか。
○黒柳明君 施設庁長官、ひとつどうしてこういうような状態になったか、これはもう別にむずかしいことじゃないと思うのですけれどもね。私が何から何までべらべら言っても、独演会になってしまいますので、これはできれば原因というものを、想像する範囲でけっこうだと思いますが、お述べいただきたい...全文を見る
○黒柳明君 日米親善、私は大いにけっこうです。私も徹底的に日米親善賛成派ですよ。しかしながら、根本は日米親善のためだと思いますか。ちょっとその点が——日米親善なんとおっしゃったでしょう、日米親善のためにこうなったと思いますか。すみません、その点だけ。目的はどこにあるのですか。
○黒柳明君 私はあまり想像がけたはずれでいると思いますよ。要するに独立採算じゃないですか。独立採算でまかなっているゴルフ場でしょう。当然米軍がいなくなる。いなくなって、そこで独立採算を維持するためには日本人を入れざるを得ない、これが大きな原因じゃないでしょうか。どうでしょう。これ...全文を見る
○黒柳明君 それじゃ出しましょう、いろいろなことで。ここで島田官房長、申しわけないけれども、いろいろなことを出しましょう。これがほんとうに日米親善の両方である——私は、日米親善のためにこんなに日本人をどんどん入れたのでない、独立採算を維持できないから、だから必然的に日本人にプレー...全文を見る
○黒柳明君 いや政務次官に聞きました。長官の答弁は日米親善のためだ、日米親善のためと両方であると、はっきりおっしゃっている。
○黒柳明君 原因です。こういうふうにほとんど民間のゴルフ場と同じようになっているのです。一つのところじゃ何千万と米側に、言うのはおかしいですけれども、円で収入をあげておる。この問題を議論しても始まりません。民間ゴルフ場と同じように開放的になったのは、米軍がいなくなったからと私は言...全文を見る
○黒柳明君 そうならそうで、初めから言いなさいよ。初めから反撥的に、反撥的にというふうにやるなら、こちらもやりますよ。資料一ぱいありますよ。そんなことをやったっておとなげないでしょう。私もだんだん成長しなければならない時期だ、ですから、あまりおとなげないことをやってもしようがない...全文を見る
○黒柳明君 けっこうでございます。どうもありがとうございました。  すみません、アメリカ局長、おそくなりまして。それで、局長さんのほうは二時の時間が二十分も過ぎて、すみません、まだ質疑がありまして、局長さんに、最後の結びだったのですが、要するに地位協定十五条違反、それから今度は...全文を見る
○黒柳明君 すみません、もう一言ですが、これは当然日米合同委員会という協議の場所があると思いますが、いままでここで問題にされたことがないと私は記憶しております、想像しますけれども。これをそこに持ち上げて、それでこの問題の解決に努力していただけるかどうか、御答弁願いたいと思います。
○黒柳明君 けっこうです。どうもすみません。私、話が、整理したのがちょっとどっかにすっ飛んじゃいまして、すみません。そこで、政務次官に御答弁願いたいと思うんですが、次官がいらっしゃるちょっと前に話が若干進んでおりました。そこで出たことは、要するに外務省当局としては、これは地位協定...全文を見る
○黒柳明君 もう最後です。政務次官、ほんとに大臣が出られませんで、お休みのところをほんとうに緊急においでいただいて申しわけなかったんですけれども、最後の答えとして、要するに、私のいまの一連の質疑の中で出てきましたように、米軍側も、私冒頭申し上げましたように、海外基地の削減ないしは...全文を見る
○黒柳明君 たいへん私けっこうだと思います。ただ一言。これを撤去の方向に当然向けるべきである、こう思うのですが、そういう御意思はありますか、どうですか。
○黒柳明君 どうもありがとうございました。
07月09日第63回国会 参議院 決算委員会 閉会後第3号
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○黒柳明君 私は刑務所の問題で、きょうは時間もおそいですから、ひとつ簡潔に、簡明に質問しますから、要領よく御答弁をお願いしたいと思います。  最近、刑務所の事件がいろいろ起こっております。金嬉老の事件、あるいは奈良、尼崎のリンチ事件、大阪拘置所の切手の横領事件、けさは千葉刑務所...全文を見る
○黒柳明君 昔からやっていること必ずしもいいと言えない場合があると思いますし、私、いい悪いは追ってこれから御質問したいと思うんですけれども、いまおっしゃった役所で職員の方が組合をやっていると、それと同趣旨だと。これは役所の場合は国家公務員が共済組合法にのっとってやっている。この刑...全文を見る
○黒柳明君 いま職員が福利厚生のために養豚事業をやって――まあこれからその規模についてはお聞きしたいんですがね。その前に、いま共済組合云々と、これと同趣旨だと言うので、そっちのほうに先に入っちゃったんですけれども、要するに職員の方は、売店をやる、食堂をやる、これははっきり職員の共...全文を見る
○黒柳明君 相当収入を上げている営利事業ですね。
○黒柳明君 けっこうです。ええわかります。だから百歩譲って福利厚生がいいとしても、私は、いろいろ国家公務員が、たとえばどこの省でもいいですよ、国家公務員が金もうけになる仕事、そんなことができますか、ほかの公務員が。どこの組合でもいいですよ、やってもいいんです、共済組合法にのっとれ...全文を見る
○黒柳明君 そうじゃない。私、聞いているのは、職員組合が養豚事業をやって、そこでばく大な利益を上げる、国家公務員がですよ、そういう法的根拠があるか。共済組合というのはあくまでも法的に根拠があって、会計も明瞭に大蔵大臣のチェックを受ける、そういう機関があるんです。職員組合がやってい...全文を見る
○黒柳明君 ないでしょう。
○黒柳明君 養豚しては悪いという根拠は――これはどことこう質疑をやっているのかわからない。法に一番厳格である法務省、しかもそれをただすべき矯正局長と私は質疑をやっている。悪い根拠がないと言ったって常識で考えてごらんなさいませ。国家公務員がお互いの福利厚生のためにいろいろな売店を経...全文を見る
○黒柳明君 あのね、国家公務員が寄り集まってやっていますか、そういうものを。共済組合としてあるのじゃないですか、あくまで。食堂をやっていますよ、ここだって。ここの食堂は国家公務員がやっているんじゃないのです。商売人がやっているのじゃないですか。だが、これは明らかに職員が寄り合って...全文を見る
○黒柳明君 そうすると、逆説的に言いますと、国家公務員が営利事業を寄り集まって自分の省庁内でやってもいいと、こういうことが言えますか、いまの矯正局長の意見ですと。やっちゃ悪くないんならやっていいということですね。そうすると、たとえば法務省の中で、どこでもいいですよ、厚生省の中で職...全文を見る
○黒柳明君 その限度を示していただきたい。限度を示してください。どこでもやるように、私、奨励しますから、職員の方に。限度を示してください。これだけのもうけ仕事ならやれるから大いに――法務省の矯正局長は、限度がある、それ以外に職員が集まってもうけ仕事やってもいい、各省庁内で。これは...全文を見る
○黒柳明君 そうすると、職務を怠らない範囲であるならば営利事業をやってもよしと、国家公務員が省庁内で。こういうことが一つの条件だと、こう理解していいですか。たいへんなことですよ、そんなこと。冗談じゃないですよ。国家公務員が仕事に妨げない範囲ならば、自分の省庁内で営利事業をやっても...全文を見る
○黒柳明君 ずっと古くからやっているとおっしゃったでしょう。たまたま古くから利益が上がっちゃっているのですか。変なことをおっしゃらないでくださいよ。たまたまずっとやっちゃって利益が上がっちゃったから、しようがないというのですか。はっきり利益を目的にやっているのじゃないですか。はっ...全文を見る
○黒柳明君 あのね、もう一回それじゃ論点を――これは長くなりそうですね、百二十分で、まだ十分。冒頭の第一問ですよ、これは問題じゃなかったのです。まだまだ問題が出てくるわけですけれどもね。  先ほどおっしゃった、限度があるならばいいと、ばく然といま抽象的なことしか言わない、ただ限...全文を見る
○黒柳明君 私、いまの質問は、刑務所の名前をあげまして、その飼っている豚の頭数、そこの収入――資料をいただいたやつです。そこの職員の人数、これに十五、六ありますけれども、ちょっと二、三、五、六でけっこうですよ。小菅とか中野とか、府中とか千葉とか、どこでもけっこうです。収入はどのく...全文を見る
○黒柳明君 収入の欄をひとつ……。小菅が九百四十七万……
○黒柳明君 前橋なんか二百万か百五、六十万の実益があるみたいですね。七十三全部といってもたいへんですからけっこうです。
○黒柳明君 大体この七十三は、私資料要求をして出てきませんけれども、こう見て、平均百頭から百五十頭くらいいるのじゃないか。たとえ百頭にしても七、八千頭。聞くところによると、いま一万八千円から二万円だから一億二、三千万から二億弱くらい、売るとすれば。そういう豚の飼育がされていると、...全文を見る
○黒柳明君 要するに小菅のように二百万ですか、二百万くらいならば国家公務員として、もうけてもいいと、仕事に差しつかえない程度ならば。こういうことが収益に対して許される範囲である。国家公務員の共済組合法――これ以外にやるとすれば、こういうことで理解してよろしいでしょうか。これもはっ...全文を見る
○黒柳明君 すみません、ほんとうにしつつこいみたいで申しわけないのですけれども、二年前ちょっと私触れたのです。そのときは簡単に触れました。そのときも、前向きに善処しますと言って、二年間ほっぽりぱなしですよ。いままたこれをやりますと言って、またいつできるか。ともかくやる気がないから...全文を見る
○黒柳明君 ですから、やってもいいということですね。
○黒柳明君 わかりました。  それからその限度というのは、この法務省の養豚くらいの収益なら、国家公務員は営利事業をやってもいいと、こういうことも先ほどおっしゃったけれども、これも念を押します。よろしいですか。
○黒柳明君 まあほんとうにこれは笑い話でね。ほんとうにとんまな話になってしまいまして申しわけないのですけれども、ここの点でいましつっこくやってもこれは平行線ですから、ひとついまの議事録をもう一回しっかり踏まえて、私は国家公務員法に照らし、それでいまの答弁がこれが間違いであったとす...全文を見る
○黒柳明君 その許可を七十三の刑務所全部やっておりますか、許可を取っておりますか、いかがでしょう。養豚をやるためには、へい獣処理法によって許可を得なければならない、保健所の、都道府県知事の。全部養豚をやっているところは許可を受けておりますでしょうか。
○黒柳明君 いや、前は言わない。
○黒柳明君 たとえばこの許可を取っていないとすると、罰則規定がありますか。
○黒柳明君 これはたいへんだ。そうすると所長さん全部懲役ないし罰金という、これは申しわけないことになってしまいますね、ちょっと。たとえば府中の例ですね、府中の例をちょっと言ってみてください。局長さん知っていらっしゃいますか、府中の例。こちらで言いましょう。府中はこの保健所に七月一...全文を見る
○黒柳明君 それの罰則規定ありますでしょうか。
○黒柳明君 ずっと安いですね。
○黒柳明君 当然理容所を開設するには届け出義務があり、これを怠った場合には罰則規定があると、私もそう理解しております。それで、刑務所内にも養豚事業と同様理容所がありますね。まず、ここだけイエスかノーか。
○黒柳明君 そのあとがやっぱり問題だと思うのですけれどもね。届け出してない――散髪などをやっているところですね――保健所に。
○黒柳明君 私は全部が全部と言わない。そうするとどうでしょうか。いまの届け出義務を怠っている、こういうことになるんでしょうか。
○黒柳明君 ちょっと私頭が悪いので、中のほうわからなかった。一番初めの、この点についての頭の切りかえをしなければならないということと、一番最後の届け出をしなければならないと思うのでございますと、この点ははっきりわかったのですけれども、何かちょっと回りくどくて中はわからなかったので...全文を見る
○黒柳明君 いや、要するに用途だけ、項目だけぽつぽつと二、三言っていただければけっこうです。
○黒柳明君 それじゃ私のほうから……。ここにあります全国の刑務所で、そして養豚で収益をあげたお金、これの使い道、福利、厚生経費として護送出張職員のまかない費というのがあるんですね。警備訓練、武道訓練の援助費というのがありますね。さらに、これは小菅刑務所ですよ、警備隊特別訓練栄養費...全文を見る
○黒柳明君 話の途中ですみません。いまの話をまた続けていただきますが、四十三年の予算、決算、たとえば刑務所の項です。四十三年の予算百七十億五千八百二十六万円ですか、それで決算が百七十七億七千九百十万円、流用は一億九千五百七十一万円ですね。それから余りの分が一億八千万もありますね。...全文を見る
○黒柳明君 いまおっしゃいましたように、刑務所内の予算、あるいはその収容者に対する予算、いろいろあると思いますけれども、これは四十一年も四十二年も四十三年も全部流用分がある。それから剰余分がものすごくあるわけですよ。その点は、私は当事者じゃありませんから、流用分を刑務所の中の職員...全文を見る
○黒柳明君 時間があまりありませんが、スピーディーにやりたいと思いますがね、私も何も局長さんと対立的にものを言っているわけじゃないつもりです。こういう苦情が圧倒的に多いのです。私の会館に来ますと、すべて刑務所の職員からの不満、訴えだけでこんなに山になっていますよ。その中で、やはり...全文を見る
○黒柳明君 養豚の場合だけですけれども、私はその一番近いところの畜産組合に行きまして、雑役やってどれくらいもらえるかと言ったら、最低二千五百円から三千円、どんな安いところでも雑役で二千円はもらえる、こういうことを聞いて、養豚だけのことを言うと、刑務所作業規程、法務大臣訓令、二十八...全文を見る
○黒柳明君 当然、私申しましたように、外の作業賃金イコール収容者の作業賃金でないことは、これは明瞭であろうと思います。当然基準として定めるのですから、いろいろな基準を設けられていると思います。たとえばメッキとかプレスとか塗装とかいろいろなものがあります、めんどうくさいですから私は...全文を見る
○黒柳明君 わかりました。すみませんが委員長、一言だけで終わりにいたします。  いまおっしゃったことを十二分に私も理解しているつもりです。私は釈迦じゃないから別に説法いただくようなあれありませんけれども、しかしもう一回最後に、きょう大臣はお忙しくておいでになれないで残念だったの...全文を見る
08月27日第63回国会 参議院 外務委員会 閉会後第2号
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○黒柳明君 私はこのことの問題は非常に重大だと思いますし、また問題点が深いと思いますが、時間が短いので、一応総括的に三点に分けてお尋ねしたいと思います。  第一は、このジョンソン証言に対する政府の総括的な外交姿勢。  その次には、ジョンソン証言、かつ証言の二、三についての大臣...全文を見る
○黒柳明君 私は、せめて政府が国会の場で野党に反論するくらい、その何分の一かでもアメリカ政府にものを言う姿勢がほしいと、こういうふうな希望的意見を持っております。  そこで、先ほど、このジョンソン証言は言い回しあるいは表現の違いだと、こういうことをおっしゃった。往々にしてこうい...全文を見る
○黒柳明君 先ほども、要するに、国政参加できる、あるいは返還作業が進行しつつある、こういうふうなことで、心配は要らないというような一つの条件なんかみたいなことをおっしゃいましたけれども、国政参加が実現できるとかあるいは返還作業が進められているとかいうことは、七二年返還できるという...全文を見る
○黒柳明君 外務省は、この米側の解釈を希望的解釈であるとか一方的な解釈であると——一方的な願望ですか——こういうような見解をお持ちなんですけれども、日本のこういう解釈も、これは日本なりの希望的な考え方——いま大臣がおっしゃったところです——あるいは一方的な考え方である。そうなりま...全文を見る
○黒柳明君 二、三、その証言についてちょっとお聞きしたいと思いますけれども、在日米軍基地、日本自体よりも地域性の安全保障を重要視する、こういうこと、従来とは若干私は考え方は違うと思うのですけれども、日本の安全のための在日米軍基地、当然、先ほど大臣がおっしゃったような安保条約の前文...全文を見る
○黒柳明君 事前協議の項で、双方の意見の調節はむずかしかった、しかし、はっきり一致したのは、米軍機が日本の基地から発進し他の地域を爆撃する場合についてである、こういうことで、要するに、在日米軍基地から直接戦闘行為、これは他地区に対する飛行機の爆撃のみである、事前協議ではっきり合意...全文を見る
○黒柳明君 まだ問題ありますけれども、時間がなくなりますので………。  そこで、いわゆる本土並み返還ということが言われているわけです。ジョンソン国務次官が共同声明発表後、この共同声明に関して、沖繩に適用されるだけではなくて、日本の米軍基地に関しても同様に適用されるのであって、こ...全文を見る
○黒柳明君 すると、アメリカ軍がどういう訓練をしようともかってである——たしかそうおっしゃるかもしれません。しかし、これは時期的に符合する点が多いのじゃないですか。要するに、いまだかつて岩国から、訓練とはいえ、朝鮮上陸、そんなことは行なわれたことないのです。しかも、それは沖繩の米...全文を見る
○黒柳明君 要するに私が言いたいことは、直接作戦行動というもの、事前協議というものは、先ほど爆撃だけに限ると、地上軍の行動なんというのは、いまでもそうじゃないですか。ベトナムから帰って、岩国から一たん沖繩に行って、それからベトナムに行ける。要するに、沖繩に行くのはワン・クッション...全文を見る
○黒柳明君 信用できないから。
○黒柳明君 お答えすることが無用であったならば、開かなければいいじゃないですか。そんなことはおかしいですよ、ちょっと。
○黒柳明君 最後に一問。  要するに、疑問があるから、大きな疑問だからこういうことを何回も何回も繰り返しているのであって、そういう木で鼻をくくったような答弁をされたのじゃ、これはすれ違いじゃ何も意味ありません。国会の存在が疑問視されます。  そこで最後に、アメリカのほうでも返...全文を見る
09月02日第63回国会 参議院 決算委員会 閉会後第4号
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○黒柳明君 私は、きょうは専売公社を中心にいろいろお尋ねしたいと思うのです。特に、たばこの大量販売、それに伴う値引きの問題、それが現行法では問題があるのじゃないか。さらには特定小売り人ないしは専売制度そのものについての若干の質問をいたしたいと思います。  まず冒頭お伺いしたいの...全文を見る
○黒柳明君 私は、特に大量販売ないし値引きの問題については、パチンコ屋に大量にたばこが景品として流れておる。パチンコの景品はたばこが九割を占める、このようなことも聞いております。そのパチンコ屋に流れるたばこについて焦点をしぼってみたいと思うのですが、それで、ただいまおっしゃった概...全文を見る
○黒柳明君 そうしますと、大体四十三年が七千三百億、四十四年が八千億、本年が八千六百億くらい、その一割くらいがパチンコ屋に流れているだろう。そうすると、大体七百億から八百億くらいのたばこがパチンコ屋の景品として流れておる、こういうようなおことばだと思います。そういうふうに理解して...全文を見る
○黒柳明君 いま御説明のあったことを若干整理しながら前に進みたいと思います。  年間大体七千億から八千億売り上げがあり、逐次伸びている、そのうちの一割、七百億から八百億がパチンコ店に景品として流れているであろう、相当大量です。しかもパチンコに関係がない普通の小売り店で売られてい...全文を見る
○黒柳明君 で、総裁にお伺いしますけれども、公取の委員長であられて、こういう問題についてはやっぱり厳正公平なお立場でおられたし、当然専売の総裁になられてそういう態度は貫かれてきたし、また、これからもそうであると思うんですけれども、要するに、これからいろんな事実というものを指摘した...全文を見る
○黒柳明君 それは一つの原因だと思いますね。要するに二十四年に制定された専売法、そのときには今日のようなパチンコの隆盛、要するにパチンコ屋に大量に流れるたばこを予想しなかったときですから。しかし専売の責任というのはどういうふうにお考えになりますでしょうか。
○黒柳明君 私は、もう一歩前の時点においての責任をこれから明らかにしていただきたいんですね。確かに取り締まりが手ぬるい、それから現行専売法に違反であるならば、これはさらに取り締まらなきゃなるまいということは、これはもうもっともだと思うのですけれども、その前における、要するになぜこ...全文を見る
○黒柳明君 そうすると、たとえば、私がある小売り店の名義を借りて専売公社に行ってたばこを一万個持ってくる。それで私がそれを関係者に割り引いて販売する。これは違法じゃないですか。
○黒柳明君 この富士商事も八%から五%割り引きしているわけです。そういうことを踏まえて、当然この富士商事というのは、先ほど申しましたようにパチンコ屋に景品たばこを流すためにある。まあトンネル会社といいますかね、普通で言うならば。割り引きしてそうして十億という巨額なたばこを持ってき...全文を見る
○黒柳明君 まあこの資料は専売のほうからいただいた資料です。総裁、ですから専売のほうが私のほうよりもよく知っているのじゃないかと思いますが、念のため、ひとつ。そういうべらぼうな方法でいま行なわれている、何のためにそれじゃ小売り人に対してあれほどきびしい審査をして免許を与えておるの...全文を見る
○黒柳明君 そうすると十三条ですね、製造たばこ販売事務取扱手続の十三条の中には、おもにビル、旅館、学校、劇場、要するに利用者の範囲が限られているということです。当然先ほど小売り店で一番売れるのが三越の三百五十万、ビルなり学校なり、限られているということは、非常に販売分量も少ないだ...全文を見る
○黒柳明君 そうでしょうね、いろいろ状況が変わりますから。しかしながら、また繰り返すようですが、最高が五千万くらいでしょう、繁華街の一番いいところで。ところが、これは十億もの販売をあげているわけです。しかもこれは調べますと、こんな多いところじゃないです、ビルの範囲というものは。ず...全文を見る
○黒柳明君 冒頭に申しましたように、大量販売、さらに割り引き——いま大量の販売のことについて焦点をしぼって質問しているわけですが、いまここで問題になったのは、やっぱりこういうビルないし十三条で限られている特定小売り人、それがパイプになって、こういうパチンコ屋のたばこ卸の大きな窓口...全文を見る
○黒柳明君 それは富士商事みたいなものについても同様ですね。  大量販売については以上のことですけれども、それから、当然それに伴っての値引きがあるわけですね。値引きすることが要するにうまくない。当然大量販売で値引きが伴っているわけです。値引きのことを専売公社の方にいろいろお話し...全文を見る
○黒柳明君 もとはと言えば公社の責任だということで、もともあともなくて公社の責任なんです、これは。その点ひとつ、総裁は真剣に先ほど取り組むとおっしゃったその実をぜひお示し願いたいと思うわけなんです。  そこで、改善策の前に、こういう小売り人ですね、要するに値引きしている。当然こ...全文を見る
○黒柳明君 ちょっとお声が小さくて聞きにくかったんですが、小さくなるのもやむを得ないと思いますけれども、そこまで私、云々しません。  そこで、もう時間もありません。総裁にいま言ったようないろいろうまくない点がある。もとは公社が悪いのですと総裁もおっしゃる。もとも初めも公社が悪い...全文を見る
○黒柳明君 いままで聞いたところによると、この消費税制度なんかのお考え、あるいは最高価格制度なんというようなこともお考えがあるとかないとか聞きましたが、その点、総裁いかがでしょう。
○黒柳明君 すみません、大蔵大臣お待たせいたしまして。  問題点はいま言いました。直接的には大臣には関係ないわけですけれども、抜本的にこの問題を解決するための法改正、要するに二十四年の専売法が今日に合わない、改正もという総裁のお話です。あるいは最高価格制度もと、こういうことをお...全文を見る
○黒柳明君 すみません、簡単なものでもう一回。  最高価格制度の導入とか、あるいは現行専売法の改正なんということは、いますぐこの場での御答弁もあれでしょうと思いますけれども、大蔵大臣としてどのようにお考えになりますか。
○黒柳明君 最後に一、二点ですけれども、WHOの勧告です。喫煙の健康への影響、これは国連の機構が、こういう事務局の報告として、こういう思い切った——一つの商品に対して、こういう抜本的な勧告をしたという例はない。こういうように伺っておりますが、その中で、総裁、私言うまでもなく、要す...全文を見る
○黒柳明君 審議会は審議会として、従来から言われている、まあ各国でも断定している、包装紙に健康に害があるという、そういうものについて入れるという意思はございませんか。そこだけ最後に。
○黒柳明君 どうも……。
09月04日第63回国会 参議院 決算委員会 閉会後第6号
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○黒柳明君 時間がおそくなりまして、大臣はじめ皆さんお疲れだと思いますから、短時間に要点だけ聞きますので、答えもその点を留意して御答弁願いたいと思いますが、公立の小学校、中学校、まあ義務教育ですね、これの父兄負担の問題、寄付金を含めて、これについて大臣どのようにお考えになっていら...全文を見る
○黒柳明君 私もここに次官通達、二十三年一月三十日、さらにそれを受けて三十年の九月二十八日ですか、内閣の閣議の申し合わせがあります。要するに官公庁における寄付金等の抑制、これは当然学校も入るわけですが、それにおいて、いま大臣がおっしゃったように、国民に負担を課し、また行政に疑惑を...全文を見る
○黒柳明君 大体そうすると、四十三年では千五百円ぐらいですね、小学校が。中学校が大体二千円ぐらいである。これは全国平均ですけれども、東京はどのようになっていますでしょうか、東京都下の公立の。
○黒柳明君 私のほうでいただいた東京都下におけるPTA会費、四十五年度三百六十円以下が大体二%、それから三百六十一円から六百円が二五%、六百一円から千二百円が五五%、大体千二百円以下が八二%、千二百一円から六千円、高いところは六千円もあるらしい、それが一八%。要するに年額ですね、...全文を見る
○黒柳明君 PTAのことですが、これ社会教育局になるんでしょうか、PTAのあり方についてどのように指導をなされていらっしゃるのか。
○黒柳明君 まあこの通達を私手元に持っています。要するにPTAが学校の後援会みたいな性格になっちゃだめだ、大臣もおっしゃったように、そういう寄付行為、父兄に負担をさせることは厳に慎まなければならない、こういうことで、ここにPTAの性格、生徒児童の校外におけるあるいは校内における相...全文を見る
○黒柳明君 この資料をおつくりいただいた大学学術局のほうでは事実をお知りになっていたかと思うんですが、こういうことについて局長さん、どのような御見解をお持ちでしょうか。  蛇足ですけれども、いわゆる寄付金、こういうものはいけない、厳に慎め、こういうこと。さらには、全国平均は千円...全文を見る
○黒柳明君 そういうことお伺いしていたんですが、ところが、たとえば講堂寄付をした——たとえば、一番上の学芸大学の世田谷小学校、四十一年に体育館をつくった。そして、そのときのお金がまだまだ全部払われてないんで、毎年四万、五万の寄付金を取っている。ですから、施設をつくったといっても現...全文を見る
○黒柳明君 最後に一言ですけれども、いろんなことをあれしたいと思います。持ち時間はまだありますけれども、時間がもうおそいですから、文部大臣も大学教育の改善の一環としてお考えになりたいと、ぜひお考えいただきたいと思います。  問題は、私は、大臣がいみじくもおっしゃったエリート教育...全文を見る
10月07日第63回国会 参議院 決算委員会 閉会後第7号
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○黒柳明君 ちょっと長官の時間が二時までということで、なるたけ簡潔に質問したいと思います。  昭和四十年の八月十九日だったのですが、佐藤総理が沖縄を訪問いたしまして、ただいま若干話が出ました琉球大学付属病院、新那覇病院ですね、この建設を約束された。四十三年から国の補助金、予算が...全文を見る
○黒柳明君 大体四十三、四十四、四十五で二十一億ぐらいですね。四十六年が六億八千万、それは日本政府と沖縄との比率はどのくらいになりましょうか。日本はどのくらいの割合の分担になりましょうか。
○黒柳明君 そこで四十六年の概算要求ですね、六億八千万。そのうちコンピューターの導入部分、その予算はどのくらい組み込まれておるのでしょうか。
○黒柳明君 大体六億八千万のうち一億七千万がコンピューター導入部分の予算である。これは借りるわけですね。そこで沖縄・北方対策庁の中に琉球大学に病院を設置する準備委員会ですか、これは法制上の規則がない委員会、こう承っておりますけれども、これはどういう性格なのか、その中にどういう部会...全文を見る
○黒柳明君 準備委員会あるいは医学問題に関する懇談会の会長が武見さんですね。
○黒柳明君 その中のコンピューター導入に対しての部会がありますね。その部会長、その部会についていま私お伺いしたのですが、病院全体じゃなくて、コンピューターの……。
○黒柳明君 若干整理しますと、要するに、この琉球大学の付属病院である新那覇病院、これの問題の懇談会会長が武見さん、その中の部会がありまして、慶応大学の倉田教授を中心にしてのそうそうたるメンバーが集まっていらっしゃる。こういうことであると思います。当然これは四十六年の予算なんですか...全文を見る
○黒柳明君 ところが、いまそちらに持っていきますけれども、表題「沖縄新那覇病院システム展開計画」、これは係員の名前が書いてあります。一九七〇年八月二十日、これは三菱の書類です。そこにこう.書いてある。要するに、表題に書いてある「新那覇病院システム展開計画」のことですね。「当計画は...全文を見る
○黒柳明君 非常に明確なる御答弁をいただきまして、そのあと私つけ加える何ものもありませんが、私がいままで総理府の方といろんな接触した範囲におきましては、ただいま申しましたように、これは専門家にまかせるよりほかない。ですから、この部会の権限といいますか、方向というものに相当ウエート...全文を見る
○黒柳明君 となれば、当然三菱一社が慶応大学の倉田さんと共同研究しているなんということは、これはもうとんでもない話ですね。他社にもそういう指示を与えてその中で研究していると、こうなればまあどれがいいかという、こういう試作段階、検討段階ということも言えますが、全くそういうことを指示...全文を見る
10月08日第63回国会 参議院 決算委員会 閉会後第8号
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○黒柳明君 大臣もいらっしゃいませんし、また銀行局長もいらっしゃらないということです。まあだれが答えても事実関係というものは変わりなかろうと、私は、こう確信しまして、大乗的な立場から富士銀行の問題について質問したいと思います。  すでにもうマスコミ関係で種々報道されておりますし...全文を見る
○黒柳明君 一つずつ簡明に質問しますから、簡明にお答え願いたいと思います。  そのときの貸し付けの決定者。富士銀行のだれが貸し付けの決定者であったか、そこまでおわかりならばお教えいただきたいと思います。
○黒柳明君 普通、一億の融資をする場合——これは常識的なお答えでけっこうです、もし御存じなければ。私は、大体このストーリーを知っているわけですけれども、大体どのレベルでこういう貸し付け決定というものはなされるのが常識であろうか——こういうことはどうでしょうか、御専門の立場から。大...全文を見る
○黒柳明君 これはいままで菅沼あるいは有馬、こういう者を中心にしての貸し付けは——菅沼の手記ではだれか上司に関係者がいたのじゃないか。いや、それはいなかったと、こういう供述もございました。要するに、この問題については、本店関係ないしはまあ幹部の策動と言うては失礼かもしれませんが、...全文を見る
○黒柳明君 要するに供託金として——ただしこれは供託法に基づいた供託金ではなくして、要するに預かり金としてですね不渡り防止のための。
○黒柳明君 これは、もうすでに事実関係は明らかになっていました。四月二日にはすでに有馬は逃亡している。四月から五月にかけまして富士銀行の本店の幹部の方、これは副頭取も含めてですけれども、トムソンの関係者と折衝している。さらに六月十七日には香港で有馬と管理課長が会っている。さらに七...全文を見る
○黒柳明君 私は、結果論はそうだろうと思います、これはもう既成の事実ですから。結果論じゃなくて、それじゃ四月以降トムソンの月間の出入金はどうなっていますか。
○黒柳明君 四月以降……。
○黒柳明君 私たち、そういう出入金額を見まして、明らかにこれはもう倒産、歯車が回ってないんじゃないですか。トムソンの営業が行なわれている、その倒産を防ぐために、こういうことよりも、もうすでにその帳簿じりを見るともう営業していない状態と同じじゃないですか、そんなじゃないですか。専門...全文を見る
○黒柳明君 私はそんなことを——早く見きわめをつけなかったかとおっしゃった……それは自分でおっしゃって、自分で答えていらっしゃるわけです。私、そんなことおっしゃらないわけですよ。要するに、結果的に見てうまくなかったとおっしゃるのです。私は、そうじゃなくて、結果的に見ないまでも、い...全文を見る
○黒柳明君 まあ、これは常識的に見まして、不正が発覚し、社長が逃げちゃって、しかも関係者が盛んに善後策を講じ、しかも香港まで飛んで有馬さんに会った、こういう状況があるわけですよ。それの営業状態は、月間の収支を見ましても、いまおっしゃったとおり百万だ二十万だ。四月まではどうにかもち...全文を見る
○黒柳明君 これは、このあとで質問しようと思っていたのですが、供託の問題は。そういう関係というものじゃないですよ。だから私は、通常の供託法によったものじゃない、こういうことを念を押しましたね。まあ、あとのほうを言っちゃいますけれども、この供託金は、要するにトムソンに対しての債権者...全文を見る
○黒柳明君 ほんとうですか。
○黒柳明君 正式の供託法に基づいたものは、これはちゃんとした手続がある。ところがこれは預かり金ですよ、手形交換所の。それを債権者がいたら差し押えできませんか。そこは法的にはっきりしていませんか。ほんとうですか。変なこと言っちゃだめですよ。私みたいなしろうとだってそんなこと——ほん...全文を見る
○黒柳明君 法的権限云々、それも若干条件としてつけるでしょうね。他の債権者がいれば、これは差し押えできる条件であるかどうか、そういう供託金であるかどうかということについてイエスかノーかは——ノーですか。そうすると、債権者の法的条件というものをはっきりしないと、これは差し押えできな...全文を見る
○黒柳明君 行天課長補佐さん、いらっしゃいますか。課長補佐のほうがよっぽどわかる、聞いてください。
○黒柳明君 再三接触したのですよ、そのことは。これは間違いなく正式な供託法に基づいておりませんから、早い者勝ちで差し押えできます。結果的にはそうなっていませんよ。ちょっとだれか聞いてください、行天課長補佐に。だから私は言った、あなたの言うことは正式な大蔵省の見解でしょうね、間違い...全文を見る
○黒柳明君 そうじゃありませんか。富士の金じゃないのですよ。交換所に預けたのはトムソンだから、トムソンのものじゃないですか。実害はなかったかわからない。これは富士のほうで差し押えている。だけれども現実には、要するにそれは銀行に預けたのだから、自分のほうが先に手をつけたわけです。だ...全文を見る
○黒柳明君 では、だれでもということじゃなくて、法的資格を持った債権者がいたら——いまおっしゃる何らかの資格、条件の整った債権者がいたら、これは差し押えできる金でしょう、一歩譲って。
○黒柳明君 これを何回もやり返していても話が前に進みません。要するに、一歩譲って、その法的な権限を行使できる債権者がいたら、これは差し押えできる性格のものであるんですよ。それを言うと、また変なことを言うから、その一点だけどうですか、はっきりしてくださいよ。
○黒柳明君 けっこうです。要するに、条件の整ったものがいれば当然、これは供託ですから、供託目的のために差し押えすることも可能である、こういうことですね。ですから要するに、これはあくまでも、先ほど言いましたように、目的は供託だから戻ってきた金ですとおっしゃったけれども、そこが問題だ...全文を見る
○黒柳明君 じゃ、これは資料要求をしますので、お出し願えますか。
○黒柳明君 手形交換所あての不渡り取りやめの請求書、それから預かり書、それから理由書、みんな添付して。それが問題ですよ。これを資料要求しますから、お見せ願えますか。
○黒柳明君 これは、まさか私は出すとはおっしゃらないのじゃないかと思ったんですが、これが出てくればこの事実関係ははっきりするんです。ということは、一応いままで明らかになっているのは、先ほど和田先生から御指摘のあった三枚不明になった、そのうちの一枚であるのか、これはどうでしょうかね...全文を見る
○黒柳明君 三枚なくなっているんですよ、どさくさまぎれに、あの事件のときに。
○黒柳明君 どうも話が食い違いますね。どさくさまぎれに三枚の手形がなくなっているんですよ。それに日付があったかとか、一億と書き込んだとか、こういうことは、いまの話じゃなくて既成の事実なんです。そのことは御存じでしょうね。さらに話を進めますが、それがわからなきゃ質疑応答になりはしま...全文を見る
○黒柳明君 だから銀行局長に出てくれと言ったんじゃないですか。話が進みはしませんよ。困ります、それじゃ政務次官。ですから私は何回も何回も——だれだってちょっとしたことで頭の痛くなることがありますよ。そんな簡単な事実を知らなくて、それで私が苦労し、関係者が苦労した、この質問に対して...全文を見る
○黒柳明君 政務次官の御答弁ですみません、お疲れのところ。そうすると、その日付があったかどらかはどうでしょう。
○黒柳明君 先ほどは日付がなかったのじゃないか、こういう話がありましたね、午前中和田先生のほうから。これにもし日付がないのに一億の金が出たなんといったらたいへんなことじゃないですか。
○黒柳明君 まあ、そういう資料を集めて、検討していただいてお出しになる、こういうことですから、私は、知らないものを教えろといっても無理だと思いますが、ここがやはり大きな一つのポイントじゃないでしょうか。三枚紛失した、その紛失したものの一枚であるのか、あるいは日付があったのかなかっ...全文を見る
○黒柳明君 そうじゃない。それはおたくが知らないのであって、知っていますよ。行天課長補佐さん、いらっしゃいませんか。ちゃんとその人からはっきり聞いていますよ。それじゃだめだ、わかっているのですよ、政務次官。だから聞いていることをどんどんこうやってやったのです。知っているのです、私...全文を見る
○黒柳明君 そうです、すみません。持ってきたということばは……。
○黒柳明君 すみません、私そそっかしいものですから。中野さんと有馬さんとの関係は、どういう関係でしょうか。
○黒柳明君 これは有馬さんの妹さんの御主人、要するにトムソン関係者ですよ。トムソンの関係者は、みずからのトムソンの内部のことについては当然これはツーツーですね。預金も何もない、それをさらに富士に対して一億よこせと、こういうことです。常識的にこういうことが考えられるかどうか。これこ...全文を見る
○黒柳明君 それは違うんですよ、供託金というのは。要するに、トムソン関係者が自分で知っているわけですよ、預金なんかない、不渡りになるというのを知っているわけでしょう。それにもかかわらず一億円の不渡りになるべき小切手を持ってきたわけです。それに富士のほうから一億出しているのです。そ...全文を見る
○黒柳明君 だからその供託金は、どの債権者も差し押えできる性格の供託金であって——供託、供託とおっしゃるけれども、それは現にトムソンのものと変わりないですよ。だから、債権者で法的資格があるものが出てくれば差し押えられるのですよ。要するにトムソンのものじゃないですか、供託といっても...全文を見る
○黒柳明君 いや、すべてではなくて、法的資格を備えた債権者が出た場合、差し押えられるでしょう。
○黒柳明君 必ずしも富士に戻ってくる性格の金ではない場合があるのじゃないですか。結果的には実害はなかったけれども、必ずしもそうならない場合が起こってくるでしょう。
○黒柳明君 いや、これは驚きましたね。私は、そういうことが即座に御答弁できないとはとてもじゃないが、考えられません。だけれども、これを蒸し返すと時間がなくなっちゃって皆さんに御迷惑をかけるので……。とんでもないですよ、そんなことは。私は、先ほどから御自分を不明だ、不明だとおっしゃ...全文を見る
○黒柳明君 詐取といいましても、結果的にはこれから究明されていくわけですね。現実に盗まれた、あるいは契約が不履行だった、あるいは現実に詐取された、こういうはっきりしたものについて交換所の手形が不渡りにならないように差し止め請求の供託金をするわけですね。それが本件の場合のように、そ...全文を見る
○黒柳明君 まあそうなりますと、また話はもとへ戻っちゃいまして、業務の不振、不正が発覚し、社長は逃亡している。すでにそういういろいろな既成の事実をまぜて、営業なんか改善していやしません。そういう御答弁がとっとっと返ってきますと、もう何か銀行側の弁護をするための御答弁としか思えない...全文を見る
○黒柳明君 それで一応警察庁のほうに——刑事局長さんは広島からわざわざおいでくださって、お忙しいところをいらっしゃった、こういうお話を聞いておりますけれども、先ほど本格的な調査は八月二十日からやったと、それから富士銀行の告発がなかったからできなかったのだと、あるいは六月末ごろから...全文を見る
○黒柳明君 そうすると、八月二十日以前、正式に届け出があった前には、富士銀行のほうとは接触関係はどうだったのでしょうか。
○黒柳明君 七月二十四日に、聞くところによると北海ベンディング、北海道のトムソンみたいな関係のあれですね。橋場さんという方から告発があった、有馬に対して。こういう話を聞きますが、それはどうでしょう。
○黒柳明君 これもそうすると刑事局長さん御存じないのだね、弱ったですね。だれか御存じの方いらっしゃるかな、警察庁の方。これは政府側を通しまして、はっきり警察庁の見解として私は聞いているのですけれども、そうなると、一番最高のメンバーの方にいろいろ聞かなければうまくないということにな...全文を見る
○黒柳明君 すぐ調べて、これも既定の事実ですからね。これは私どもの調べに間違いありません。二十四日に橋場さん——要するに四月の二日、有馬さんが逃亡した後に実際にこのトムソンに顔を突っ込んでいた、こういう方です。同系列の会社ですからね。その橋場さんから告発があった。それについて警視...全文を見る
○黒柳明君 そうなりますと、その問題は、これもはっきりしませんと先に進めません。そうすると、いま行くえ不明の金がスイスの銀行、ニース支店とか、香港支店とか、架空名義で預金されているとかなんとか一応報道されておりますけれども、こういう国際関係の金融会社、銀行、こういうところに預けら...全文を見る
○黒柳明君 それから外務省の方ですね。犯人の引き渡しの件ですけれども、何かアメリカ一国とまだ協定を結んでいるだけだというわけですが、こうした事態が発生して、当然やっぱり何らかの国際的な犯人の引き渡し協定というようなものを関係国とつくる、こういう必要性が生じたのではないかと、こう思...全文を見る
○黒柳明君 おわかりいただいたですか、いまの……。まだですか。  政務次官、要するに、刑事責任は当然これから追及され、明るみに出ていくと思うのですけれども、やっぱり銀行側の道義上の責任というものを取り締まる当局としては、きちっとこの際すべきじゃないか。通達は出ていますよ。だけれ...全文を見る
○黒柳明君 どうも時間がたちますので、また、もう一人ございますので……。  七月二十四日北海ベンディングの橋場さんから告発されました。その前に、すでに三回も事情聴取が行なわれているわけです。ですから、それに対して私の言いたいことは、これはもうはっきりしています、間違いございませ...全文を見る
○黒柳明君 ひとつもたもたしていたというように御発言がありましたけれども、そういうことがないように、一番たよるべき存在の警察庁が結果的にももたもたしていたというような御発言があるようなことがあるとすると、これは今回の事件については、非常にやはりこういう不祥事に発展する可能性があっ...全文を見る
11月04日第63回国会 参議院 決算委員会 閉会後第10号
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○黒柳明君 岩佐頭取以下、参考人の方に非常に長時間御出席いただきまして恐縮に思います。私、なるたけ質問を簡単にさせていただきたいと思います。具体的に、三、四点についてお伺いしたいと思います。  ただいままで頭取には前向きな姿勢をいろいろお述べいただきました。当然銀行のほうの手落...全文を見る
○黒柳明君 新聞報道でも若干同趣旨のことを伝えておりますが、七月から九月にわたって三回、大畑さんと銀行の幹部の方とお会いした。そのうちの一回、そのような銀行局長からの電話が銀行のほうにあった。こういうようなことですが、銀行局長のほうですね、いまの頭取がおっしゃった内容に何かつけ加...全文を見る
○黒柳明君 他の債権者がいろいろ不安を持っているというようなこと、これと富士銀行の債権確保が非常に強引であるというようなことが、その中には当然含まれておるんでしょうか。
○黒柳明君 そうすると、けさの新聞報道の「強引に債権を確保しているという苦情が続いた。」ということについては、十分局長としてはこういう陳情を聞いた、こういう点をちゃんと指摘した、こういうことに了解してよろしいわけですね。
○黒柳明君 「代議士など相当数の人から。」ということについては、いかがなんでしょうか。
○黒柳明君 これだけの問題ですから、ここでその方のお名前をおあかし願えればと思うのですけれども——その方は別にどうこうということがないかもしれませんが、どういう関係の人であったか。また将来ともこういう問題について、いろいろの観点から深く究明していかれる場合もあるでしょうし、まだま...全文を見る
○黒柳明君 そこで私は、いまのことを踏まえて、さらに話を発展させていきたいと思うんですが、局長としては当然なすべきことをやったと、二回にわたって国会議員からの発言ないしは要望とも言えるものがあったと。で、その紹介したのは、結果的にはそれは一人であったわけですね、大畑鎮男さん、富士...全文を見る
○黒柳明君 結果的にと、これは何回も念を押したと思うんですよ。善意と、こういう発想であることはしようがなかった。私は百歩譲る。そういう発想の上からとしても、これだけ幾多の銀行の不正問題、不祥事件が発生している、それを取り締まるかなめですよ、銀行局長というのは。監督指導するそのかな...全文を見る
○黒柳明君 国会議員を含めて、要するに不安がある、銀行の債権の確保について問題がある、こういうことは、それでは銀行局長としての判断だったのですか。それとも、国会議員を含めてそういう方々の話があったから、だからストレートに電話をかけて、会ってくれと言ったのか、銀行局長としては、そこ...全文を見る
○黒柳明君 当然、銀行側としてはこれについての資料は全部お持ちのわけですね。私それでは、これから具体的に入っていきますけれども、これはゼネラル・ベンディングの問題です。これもこの前、私、これについてはいろいろ話をしたわけです、非常に不安な会社だということで。それでこれは、ゼネラル...全文を見る
○黒柳明君 局長さん、聞いてくださいよ。まず第一点ですね。要するにベンディングにトムソンから五億の債権を譲渡した。この五億というのは、いわばのれん代ですね。トムソンの自動販売機に対してののれん代。五億というものを無担保で貸したということになるわけですね。十九億の不正融資がありなが...全文を見る
○黒柳明君 わかりました。業績のいかんによっては一応と、こういうことだと思います。一応八億のほうは業績を見てからと、こういうことだと思いますが、もう一つ、トムソンの担保物件、この六億ですが、この六億の評価、これは八点ばかり出ておりますけれども、たとえば名古屋市の元塩町の事務所兼宿...全文を見る
○黒柳明君 はい、不動産の二億六千万円の点だけでけっこうです。合計六億ですけれども不動産の二億六千万。そのうちの名古屋の元塩町、それから宇部の笹山町あたりのこの極度額、これはどのようにして十倍とか二十倍とか、こういうように……前に抵当権が設定されておりますですね。
○黒柳明君 すみません、こまかいことを聞きまして。私のほうは、前の抵当権が設定されたのと見比べまして、百万だったのが二千万になり、二百万だったのが千五百万になり、三百万が二千万になるというようなことで、いま坪十万だとか何とかおっしゃいましたけれども、私なりの判断をすれば、担保物件...全文を見る
○黒柳明君 過去に、こういう事例がありますか。
○黒柳明君 たとえば、どういう事件で、どの銀行に対して、だれからどういう依頼を受けてですか。
○黒柳明君 大体いつごろ、どこの銀行にそういう指導なりをしたか、覚えている点だけでいいですけれども、過去に毎年三、四件あったということですから、それじゃことしならことし、去年なら去年、何月ごろ、どこの銀行にだれからきた——そこまでわからなくても、わかっている範囲でけっこうです。
○黒柳明君 過去に銀行に対して具体的な人からの取り次ぎをしてやったと、こういう事例があるわけですね。いま覚えてないというわけですが、だって、年に三、四件あったというじゃないですか、いま頭にあるのだけでもけっこうです、いつの事件でもけっこうです。銀行局長になられたときから——いつの...全文を見る
○黒柳明君 まあ、おなかがすくとだんだん腹が立ってくるわけです、人間というのは。だから私も、ここら辺で、あまりうまくないですけれども——こう、いろいろと諸事情がありますから具体的な名前を覚えてない、覚えてないと言ったって、そんな長い間そういうことをやってきて、年に二回も三回もあっ...全文を見る
○黒柳明君 そこじゃなくて、私言いたいのは、銀行局長がそういう結果を招くような仲介をやっちゃった、それについて過去にもあるというのですよ。それじゃどこなのか。——忘れました、忘れました。私は、そんなおしりの軽い銀行当局じゃない、もしそんなことがあったら指導監督するよりも、こういう...全文を見る
○黒柳明君 それならば具体的にどういう陳情があったか、申し入れがあったか。
○黒柳明君 それは当然第三者ですね。そういうことがあるから話し合ってくれという、そういう第三者の不安が若干あるからということで、すぐ銀行局長というのはそういう仲立ちをする。——いままでしてきたし、いまはそうした。これからもそうするんですか、必ず。
○黒柳明君 そうすると、いまのこの富士のトムソンに対する姿勢は強いと判断されておりますか。
○黒柳明君 その時点において強いも弱いも、まだわかってなかったんじゃないですか。
○黒柳明君 具体的にどんな不安なんですか。強いも弱いもわかってないのに、いま言ったように強いとか弱いとかいう不安の持ちようがないじゃないですか。
○黒柳明君 具体的な方針がわからないから不安を持ったと、こういうことでみんな紹介するのですか。債権の確保について不安を持っているんじゃないですか、ほかの債権者も。そうすると結果的にはトムソンですよ。トムソンはそんな不安なんか持つ性格のものじゃないじゃないですか、十二分に保護されて...全文を見る
○黒柳明君 そうすると、いま幾多の不祥事件が起こっていますね。そして先ほど来言っている、そういう競合する債権者から銀行局長のところに、不安があるからとか、あるいはそれに関連する第三者から電話があれば、全部そういうことを各銀行に言って、債権者が行ったら話を聞け、話を聞け、話を聞けと...全文を見る
○黒柳明君 あまり堂々めぐりしても申しわけございませんが、じゃまたもう一回前に戻るようですけれども、こういう人物を結果的に紹介しちゃったということについては、何ら反省していませんか。
○黒柳明君 なっちゃったということについては、何ら反省していませんか。
○黒柳明君 「そのことはまことに」ということですけれども、もうちょっとその点はっきり奥歯にもののはさまったような言い方じゃなくしていただきたいと思うのです。というのは、この人物はどういう人物かというと、またあとになって出てくるかわかりませんよ。いまのところはっきり善意の上でやった...全文を見る
○黒柳明君 より以上慎重にやりたいということで了解したいと思うんですけれど、いま言ったように一般的な銀行局長通達、こういうのが例じゃないですか。特定の銀行にそういうものをかけるとか、あっせんの労をとるとか、こういうことは、いままでも例があったあったと言いますけれども、具体的に出て...全文を見る
○黒柳明君 だんだん話はこうずっとしぼられてきたですよ。いま言いましたように、そういうケースは過去にもあったし、これからもそういうケースがあり得るんだということから、だんだんやっぱり特殊なケースは避けていきたい、こうなってきたでしょう。当然これはあたりまえじゃないですか。そういう...全文を見る
○黒柳明君 どうも長い間ありがとうございました。
○黒柳明君 繊維問題も大詰めにきたということで、外務大臣も総理のお供をせられて佐藤・ニクソン会談の様子は——会談には立ち会っておられなかったのじゃないかと思うのですが、克明にやはり御承知かと思いますし、ロジャーズ国務長官との会談でも相当繊維問題も出た、こういうようなことで、外務大...全文を見る
○黒柳明君 政府間交渉でこの問題を解決していく、こういう方向にきまった段階であって、まだ内容についても触れてない、こういうことですが、非常にやはりこれはデットラインを身近に置いているみたいで急いでいるようですね。業界も、六日の日には集まって検討をするというような報道もされておりま...全文を見る
○黒柳明君 総理大臣みずからがこの問題でニクソン大統領と交渉されて、いわゆるトップレベルの話し合いが進められたものですから、当然外務大臣もその席にいらっしゃるということで、業界の方を集められて総理大臣みずからがいろんな話し合いをした。その席上、まあ業界側が相当大幅にやっぱり譲歩せ...全文を見る
○黒柳明君 大臣の持ち時間ですけれども、通産大臣がいらっしゃらないので繊維局長にちょっと伺いたいのですが、いまのデッドラインですね、十一月十六日にそれを想定して、何か短兵急みたいな方向に話が進んでいるのか。それとも、開会すると通常いわれていると、こういう程度であるのか、外務大臣が...全文を見る
○黒柳明君 アメリカのほうから三十日ですか、新妥協案が出たというような報道、これはどうなんですか。
○黒柳明君 出てないのですね。政府のほうは、もし業界が抵抗すれば輸出貿易管理令の強権発動をするなんというようなことを打ち出していますけれどもね。それから救済法ですね、先ほど言いましたように、業界はこれに対して、そんなところまで追い込まれるのはいやだなんていう発言もしておりますが、...全文を見る
○黒柳明君 産業援助法ですけれども、これが十一月上旬に出るというようなことを伝えられておりますが、その検討はどうなんでしょうか。これが出た場合には繊維業界だけなのか、あるいは広く各産業に対して適用するものなのか、それの御検討はいかがでしょうか。
○黒柳明君 最後ですけれども、時間がありませんので。アメリカと対立している総ワクでの規制なのか、一品ごとの規制なのか、こういう問題について現在のお考えはどのようなお考えを持っておりますでしょうか。
○黒柳明君 けっこうです。
11月06日第63回国会 参議院 決算委員会 閉会後第12号
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○黒柳明君 私の持ち時間が非常に限られておりますから、簡潔に質問いたしますので、御答弁も要領よくお願いしたいと思います。  私は、きょう二つの問題を取り上げたいと思います。一つは、多摩ニュータウンの開発の件で、住宅公団が東京国際カントリークラブから用地買収した、この点について。...全文を見る
○黒柳明君 実測は。
○黒柳明君 実測は、おわかりになりませんか。
○黒柳明君 こちらにいただいた四十八万七千平米というのは、これは実測じゃないわけですか。——じゃあ実測は、さがしといてください、総裁。また、あとでお答えいただきますから。
○黒柳明君 この公団の取得した用地の中に、すなわち町田市の下小山田町字奈原等の地域ですね。——すみません、これは公団じゃなくて、大蔵省の国有財産総括課長さんですか。——その中に国有地があったわけですが、もし御調査しているならば、その結果をお教え願いたいと思います。
○黒柳明君 何筆になりますか。
○黒柳明君 この国有地の払い下げの手続は、とってあるんでしょうか。
○黒柳明君 そうすると、払い下げの手続をとらずして、すでに国際カントリークラブがゴルフ場をオープンする予定地として造成して、これを今度は住宅公団が買収した、こういう過程です。また後ほど、こまかい点についてはっきりしていきたいと思いますが、こういう払い下げ手続をとってない国有地が、...全文を見る
○黒柳明君 総裁、この点については総裁のほうはどうですか。これは知っていましたか、国有地があったことを。
○黒柳明君 次長さん、まだ手続が完了していないわけでしょう、払い下げの。
○黒柳明君 そうですね、申請は出ていますが、完了していないんです。しかも、公図を見れば、すでに東京国際カントリーが畦畔あるいは里道を含めてゴルフ場にしていることも、これは公図上はっきりしていると思いますね。住宅公団は専門家ですから、こういうような公図を見て、それでこういう用地を全...全文を見る
○黒柳明君 これは全面買収ですね。これは区画整理をしてここを買収したわけじゃないでしょう、全面買収方式でしょう。ですから、その中にはすでに畦畔とか里道が入っている。現在これは多摩ニュータウンとして、もうブルドーザーが入って整地されているんじゃないですか。実際には公簿の中の地番には...全文を見る
○黒柳明君 それじゃいま、その畦畔や里道というのは、ちゃんとこう形が残っているのですか。現在はどうなっていますか。
○黒柳明君 そうじゃなくて、私は、現状はどうなっているのかと聞いているんですよ。現状はすでに畦畔とか里道とかになってないんじゃないですか、全部多摩ニュータウンの住宅地の一環として造成されているんじゃないですか。
○黒柳明君 それはさっきからわかっていると言うのです。公簿に国有地ゼロ番地なんか出ているわけがないじゃないですか、そうでしょう。公簿に出ているのはちゃんと地番がある。ゼロ番地国有地が住宅公団に他から転ずるというのはおかしな話です。現状はどうなっているか、畦畔や里道なんかないじゃな...全文を見る
○黒柳明君 そんなことはきまっていますよ。公図があるんですから、工事をやったが、どこに畦畔、里道があった——そんなしろうとの質問をしているんじゃないですよ。現状は畦畔、里道を含めて造成されちゃっている。要するに、全面買収で三十八ヘクタールを買ったんでしょう、十四億で。その中にはも...全文を見る
○黒柳明君 総裁、要するに使用料を徴収するというわけですよ、十年間の。そうなると、そういう土地を十四億で買収したんですよ。使用料を徴収しなきゃならないんです、理財局のほうでは。そうでしょう、国有地として使っていたんですから。無断で十年間。そうはっきり言っているのですよ、大蔵省のほ...全文を見る
○黒柳明君 時間がないですから——その事実を知っていましたか、知っていませんでしたか。
○黒柳明君 それは詭弁です。国際カントリーが十年間違法に土地を持っていたということを、知っていたか知っていなかったか、それを答えてください。十年間違法に土地を持っていたということを知っていたか知っていなかったか、それだけでけっこうです。
○黒柳明君 それは困りますね。国際カントリーが、十年間違法でその土地を持っていたということを——国有地を使っていたことを、知っていたか、知らないか……。
○黒柳明君 そこをはっきり言ってくれなきゃいけないんですよ。これははっきり理財局のほうで認めている。違法で、使用料も払わないで、国有財産の国有地を、悪いことばですけれどもがめて使っていた。これは十年間も払わなかった。そういう土地を買ったんですよ、住宅公団が十四億で。その分を除いて...全文を見る
○黒柳明君 大蔵省のほうは、これはいつごろ関知しましたか、国有地があったということは。
○黒柳明君 そのときというのは、いつですか。はっきりもう一回言っていただきたいのですけれども。
○黒柳明君 それは、私たちが言ったから一生懸命これをお調べいただいたのじゃないですか。大蔵省のほうはそれじゃその係の方に聞いてくださいよ。それまで調べてなかったじゃないですか。
○黒柳明君 知らなかったじゃないですか。はっきり言わなきゃだめですよ。住宅公団は、どうしてそういうことを知っていたなら、はっきり本省のほうへ、しかるべき使用料を取れと言う、このくらいの親切心がないですかね。
○黒柳明君 何か話がおかしくなりましたね。理財局次長さん、いまおっしゃったように、末端と本省との連絡が悪かったと、こういうことなんでしょうか。
○黒柳明君 おっしゃるとおりという「おっしゃる」は、どのことばを受けて……。
○黒柳明君 五月ですか、届けたのは。いまはもう十一月、やがて半年になろうとしています。やっぱり国有財産の処理というのはそんなに時間がかかるんですか。どこへ届けたのかわかりませんけれども、出先の末端というのはどこかわかりませんけれども、そんなにおそくなるものですか。
○黒柳明君 まあ、それじゃその次ですね。住宅公団からもらったのですが、国際カントリーの役員、その代表取締役、理事長、監査役あたりを読んでいただけますか。
○黒柳明君 クラブの役員の理事長は……。
○黒柳明君 前理事長は倉石さんだったけれども、大臣になられたと同時にやめられた。こういうことをお伺いしております。これは確認したわけじゃございません。そのほか、監査役の大沢保夫さんというのは倉石農林大臣の秘書官である、こういうことも承っております。この次、もう一つの問題があるわけ...全文を見る
○黒柳明君 最後にいまの問題は、まとめてまたお聞きしたいのですが、次の問題に進みたいと思います。  国際カントリーの姉妹会社に菅平国際カントリーというのがありまして、菅平高原ゴルフ、これをつくっております。場所は菅平です。昭和三十八年、地元の菅平牧場畜産農業協同組合から土地を借...全文を見る
○黒柳明君 いつから補助金は出ているか、補助金の申請年月日を……。
○黒柳明君 開始の……。
○黒柳明君 この国庫補助金の造林地域の中に別荘地があるということ、これは確認していますでしょうか。
○黒柳明君 ただいまの造林面積五一・四八ヘクタールのうち十七・七九ヘクタール、大体十八ヘクタールくらい、これは別荘地になっております。こういうことで私どもも確認してございます。要するに、この別荘地は植林、造林の補助金の対象になっているわけです、五十一ヘクタールの中で。それが現地へ...全文を見る
○黒柳明君 別荘地一七・七九ヘクタールは、いま言ったように五十一ヘクタールの造林計画の中に初めから別荘地としてできております、現に、そういうところがもう造林計画の中に入っているわけですよ。それも補助金の対象になっていたわけでしょう。ですから、当然補助金の対象にすべきところじゃなか...全文を見る
○黒柳明君 要するに初めから、補助金をもらって別荘にカラマツを植えるという造林計画だったのですよ、この計画というのは現地に行ってみますと。だから、造林するために補助金をもらったのじゃなくて、もう造林計画の以前に別荘地は別荘地としてゴルフ場のそばにつくり、その入居公募もどんどんして...全文を見る
○黒柳明君 時間がだんだんなくなりますので急いでやりますけれども、これは返還だけでなくて、当然適正化法に違反する、告発だってあり得る。こういうケースはきびしくやっぱり取り締まるべきケースじゃないか。これをあわせて検討いただきたいと思いますけれども、先ほど申しましたように、菅平観光...全文を見る
○黒柳明君 一昨日の外務省の所管のときに、社会党の先生と私で農林大臣を要求したのですが、そのときには渉外事務かなんかでいらっしゃらない。きょうもすでに数日前から農林大臣にぜひ出席していただきたい、こういう問題があるから——私はむしろ好意的に、こんなことははっきりしたほうがいい、一...全文を見る
○黒柳明君 会計検査院、いらっしゃいますか。——いま政務次官、御当人でなくては当然答弁できないと思いますけれども、私は、こんなちっぽけな問題——ちっぽけじゃないと思いますよ。いまは、土地は十坪、二十坪だってたいへんですよ、土地がなくて住宅難で。ですから私は、この〇・五ヘクタールの...全文を見る
12月03日第64回国会 参議院 外務委員会 第2号
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○黒柳明君 いま大臣の御答弁を聞いておりますと、先日の衆参の本会議の総理の所信表明演説に対する代表質問の答弁、ないし、その演説の中に盛られた内容、それからはちょっと進歩しているんじゃないかというような感じがするわけですが、国連におきましてのアルバニア決議案がああいう結果で出たあと...全文を見る
○黒柳明君 要するに、国際世論に動かされながらわが国の対中政策がきまっていくのか、それとも、政府独自の主体性を持ってこの対中政策というものをきめていくのか、この辺が非常に政府の姿勢が弱いと、私たち、こう思わざるを得ないし、何か国際世論に振り回されているんじゃないかという感じもしな...全文を見る
○黒柳明君 そうすると、日本の希望どうりにやっぱり国連の方向が行くことが望ましいと、これは当然ですけれども、やっぱりいままで見ましても、何かこれじゃ、日本が主体的にあるいは積極的に国連で中国政策を打ち出したかというと、こういうこともなかったんじゃなかろうか。私たち、いろいろなこと...全文を見る
○黒柳明君 中国のICBMが七二年か三年と。来年あたりもこの代表権問題は相当転換を迫られるときですから、何も二年後、三年後の問題じゃないと思いますけれどもね、やっぱりICBMの実戦配置ということ、これが中国の国内情勢あるいは国際情勢に与える変化もやっぱり相当影響力あると思うんです...全文を見る
○黒柳明君 そうすると、その基本的考えを土台にして、あくまでも代案になるであろうもの、あるいはいま政府が真剣に取り組み新しい努力をしているものは、積極的に中国を国連に加盟させるような方向で考えていると、こう言えるわけですか。
○黒柳明君 ちょっと答弁がはっきりしなかったのですが、そうすると、別な角度で。——先日新華社を通じて、二十七日か八日だったと思いますけれども、中国側の意図として、中国は一つだと、これはいままでの台湾、中国が双方で確認し合ったことを述べただけだと、これは政府の政策じゃないのだと、こ...全文を見る
○黒柳明君 これからのことで、何か非常に暗中模索というような感じがしますけれども、現実問題として、日台関係、先ほども若干問題になりましたが、借款の問題、貿易量の問題、あるいはときによると年に一回開かれる日華協力委員会の問題、こういう点について、やっぱり日中関係を一歩でも改善するた...全文を見る
○黒柳明君 最後に、先日も自民党の外交調査会長の小坂さんが、当然こういう問題は積極的に歯どめをしていくべきだ、ここから始めなければならないと、こういうようなことを新聞の座談会で発言いたしましたけれども、こういう問題もぜひ——これは先ほど台湾問題ではいろいろ御意見もお伺いしたいとい...全文を見る
12月24日第64回国会 参議院 外務委員会 閉会後第1号
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○黒柳明君 裁判権の問題で、日米間、大臣と大使が絶えず接触して精力的に問題を解決していこうと、こういう努力があることはこれはもう率直に認めたいと思います。ただ問題は、いま御指摘ありましたように、第二の事件が、いまもこの瞬間、発生する可能性があるわけです。そういうわけで、先ほども森...全文を見る
○黒柳明君 いま四つに分けてケースを説明されて、まあ、前の三つはむずかしい、完全にできない、一番最後の問題は若干の前進の余地がある、こういうようなことでありますけれども、確かに私も理解すべき点は理解しているつもりですが、そうすると、結局、これからの日米間の話の中で何ものか出てくる...全文を見る
○黒柳明君 そこまでは譲って理解したいとしても、今度、やっぱり共同作業のことですから、話の進展によってめどがいつ立つかわからないと思うのですけれども、それにしても、こういう事態というものは、緊急にやっぱり一つの、先ほどの話じゃございませんけれども、めどを立てませんと、第二の偶発事...全文を見る
○黒柳明君 アメリカ側の誠意も、当然認めるべきところは認めなければならないと思うんですけれども、高等弁務官の発言が問題になりまして、ここに原文を見せていただきましたけれども、大臣も当然これをお読みになっているのかと思いますけれども、昨日あたりは、翻訳の違いだったというような、弁務...全文を見る
○黒柳明君 そうすると、これについては、米政府に撤回を申し入れるようなことも含めてこれはもうやる必要はないと、こういうことで理解してよろしいですか。
○黒柳明君 大臣のその寛大なる気持ちもわからないではないのですけれども、一時は本土においても沖繩においても非常にこの発言をめぐって、これは感情的にあるいは根本的にやっぱり政治問題として批判の声が起こったわけですし、また、きのう非公式ながらも、実はこれは翻訳の違いだと、ところが、こ...全文を見る
○黒柳明君 最後に、時間がありませんから、基地のことで三つまとめてお聞かせいただきたいと思うんですが、先国会で中曽根防衛庁長官が、時期が来たら沖繩基地に立ち入って、それで実情の調査をしたいというようなことの発言がありました。また、その時点においてはまだ基地縮小についての話し合いが...全文を見る
○黒柳明君 もう一問。いま、大臣、地位協定は当然変更すべきものだと。ただ、沖繩は返ってきたのにということは——もう絶えず総理がおっししゃっていますように、もう沖繩は七二年に返るんだからと、はっきりこういうことをおっしゃって、私たちもそういう期待をしております。また最近は国務省の一...全文を見る