黒柳明

くろやなぎあきら



当選回数回

黒柳明の1975年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月13日第75回国会 参議院 外務委員会 第3号
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○黒柳明君 今日外交課題幾つかありますけれども、時間が短いので焦点をしぼります。  一昨日、米会議に米国防総省から出しました国防年次報告ですが、日米安保条約上から見て、またアメリカの戦略上から見ていろんな問題が含まれていると、こう思います。従来、私が言うまでもなく、ベトナム戦の...全文を見る
○黒柳明君 まあ年次報告も三日たちますからね。前々回、ちょっと古い話になります、そのときも外務省が資料を持ち合わせないで勉強しないということで、これは私のほうが一生懸命勉強している、うまくないという指摘をしたんですけれども、当然そこにありますから、英語達者な外務大臣ですから、ごら...全文を見る
○黒柳明君 ちょっとかみ合わないな。少なくともこういう表現は従来なかったですね、外務大臣。
○黒柳明君 私言っているのは、また同じことの蒸し返しになっちゃうので、要するに沖繩の基地を、日本に施政権が返還された後において、一極東の一部である韓国の後方防衛基地と訳すか、あるいは強化拠点と訳すか、こういう表現はなかった、これは間違いないと思います。そういうことが私はさらに、外...全文を見る
○黒柳明君 そこにさらに書いてある、おわかりのように、そこには英語では何と書いてありますかね。これはけさの新聞の日本訳でありますが、「韓国に対する直接の脅威が、現在われわれが考えているよりもはるかに重大化するような、政治的変化の発生の可能性を排除できない。」と、どうですか外務大臣...全文を見る
○黒柳明君 こういう「われわれが」——アメリカ側の、いま外務大臣がおっしゃったような見方、これも私はある意味においてそういう見方があるだろうと、こう思います。  私がいま質問しているのは、「われわれが」——アメリカが考えている以上に、韓国には政治的な危険性が内在している、こうい...全文を見る
○黒柳明君 それじゃどう思っていますか。それじゃこれと離れてもけっこうでしょう。いまこれと離れてもけっこうでしょう。韓国情勢というのは、アメリカが年次国防報告に出すわけですから、これは何もきょうがあしたという意味も含まれているかどうかわかりません。しかし、やっぱり国防的な立場から...全文を見る
○黒柳明君 昨日、御存じの選挙が終わりまして、朴政権もまた現憲法下において政権を維持していく。しかし韓国的民主主義、その実情について私も云々する必要はないとは思いますけれども、客観的にはやっぱり批判が多いことは、これは国際世論については外務大臣も耳にふたするわけにはいかないと思い...全文を見る
○黒柳明君 そういう原理を限定しますと、韓国の安全は全くわが国の安全と即一体のものであるという論拠になるわけですな。この国防総省の見解を、外務大臣がいまコメントしたことを踏まえますと、韓国の安全というのは、韓国の防衛というのは、わが国の、あるいはわが国の沖繩と言ってもいいでしょう...全文を見る
○黒柳明君 特段のとか、その佐藤・ニクソンの共同声明、そこらはもう何回も国会で論議されましたですな。そうじゃなくて、全く不可分一体のものであるかと、私は。新しい質問。
○黒柳明君 まだいろいろありますけれど、また予算委員会であれしましよう。中に、一番最後に、横須賀のことが触れてありますね、その中に。しかも、一九八一年には在来型空母を今度は原子力空母にかえると。そうすると、いまの横須賀の空母の母港化、これが——あと五、六年期間はありますよ、猶予は...全文を見る
○黒柳明君 いや、その可能性を示唆していますね。在来型を三隻から二隻にする、ミッドウェーは置いておく、さらに原子力空母にかえる可能性もあると、こういうようなことになると、結局原子力空母の母港化になる可能性も示唆していると——それは断定しているとは言いませんですな、私は。そういう可...全文を見る
○黒柳明君 まあきようの外務委員会で当然、勉強しない——外務大臣、冒頭から勉強してこないなんておっしゃって、よくもそうずうずうしいことを言えるかと思って、がっかりもし、あるいはりっぱだとほめもしなきゃならないんですけれども、前々回も私はそういうケースがあった。そのときは外務大臣は...全文を見る
02月25日第75回国会 参議院 外務委員会 第5号
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○黒柳明君 昨夕から報道されておりますOTHの撤去の問題、外務省は正式にアメリカ政府から通告は受けたんでしょうか。
○黒柳明君 昨春の四月か五月でしたか、この問題が国会で論議されました。そのときに、防衛施設庁来ておりますね、これは日米安保条約上日本の安全に寄与するものである、こういう御答弁なすったんですけれども、すでにこれが設置されてから、もう相当長い間たつわけです。いまこの報道によると旧式に...全文を見る
○黒柳明君 だから私は旧式になっているかなっていないか、ともかく衛星でキャッチした方がICBMのキャッチはよりベターであるということは、いまから十ヵ月以前ですか、国会で論議されたのは。その以前においても変わりなかったんじゃなかろうか。ならば、その時点において、もっとこっちが主体的...全文を見る
○黒柳明君 そんなのその当時だってわかんなかった、いまそうであろうと思うなんて、思う思うの積み重ねじゃだめだ。外務大臣答弁してください、ちょっとやっぱり事務当局は事務的ですから。  私の趣旨はおわかりだと思うんです。結論としては、要するに日本の安全に寄与をしていると、まあ過去に...全文を見る
○黒柳明君 アメリカのある意味では軍事機密の一部に属する施設でもあろうでしょうから、それに対して全部資料よこせということは無理にしても、その時点において、やっぱりより積極的な姿勢があれば、あるいはフェーズアウトですから、いつの時点とこれは出ていません。ですけれども、課長が言うよう...全文を見る
○黒柳明君 結構です。  それからこれは再三論議されていて申しわけないんですけれども、これは国内国外ともに三木内閣の公約なものですから、核防の問題ですけれども、われわれは新聞情報でもう逐次、よく言えば政府、総理、外務大臣を主体にして向こうの自民党、与党側の幹事長、副総裁あるいは...全文を見る
○黒柳明君 そうすると、今週中に調査部のができて、来週あたりそれを提示して、総務会長や幹事長や副総裁あたりの意見を調節すると、政府与党との間を調節すると。そうすると、まだ批准という態度は政府は変えていないわけですけれども、その可能性も全くあるかどうか疑問であることも事実だと思いま...全文を見る
○黒柳明君 ことしじゅうに再処理工場もできてプルトニウムをわが国独自でできると、こういう方向で進んでいるわけですけれども、いま、外務大臣は、潜在的核保有国が国際的にやっぱり核を持つ可能性があるんではなかろうかと、こういういわゆる関心以上のものがあると。そうすると、本年じゅうにわが...全文を見る
○黒柳明君 時間がありません。最後ですけれども、かつて佐藤元総理のとき、いわゆる国民の核アレルギーについて、その時点におきましても、何かこれからの核のフリーハンドを持つための核アレルギー解消論というような論議を呼んだわけですけれども、根底には国民の理解、当然国会における論議を通じ...全文を見る
03月07日第75回国会 参議院 予算委員会 第4号
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○黒柳明君 総理初め各閣僚、連日の審議、お疲れかと思います。私質問しますので、ひとつ前向き、積極的、かつ明快な御答弁をお願いしたいと思います。  まず、三木内閣、田中金権内閣に取ってかわって出た清潔な、クリーンなと、こういうイメージで登場しました。資産の公表と、いまだかつてない...全文を見る
○黒柳明君 原則は貫かれていると、後退してないと。まあこれから数時間にわたっての審議の中で、私はその後退姿勢をはっきりさしていきたいと、こう思いますが、なかんずく、まず、けさの新聞でも報道されております独禁法一つをしぼってみましても、いわゆる政府の素案が、昨日の自民党の調査会では...全文を見る
○黒柳明君 まだこれから審議は延々と続くんですけれどもね、わずか数分の間、クリーン三木のイメージが、後退の三木からおとぼけの三木に変わった、おとぼけの三木に。全くとぼけてますよ、それは。  公取委員長、済みません、お体が悪いところおいでになって、公的な場とはいえ、ひとつお体大切...全文を見る
○黒柳明君 総理の見解、それじゃ。内容については云々なんておっしゃったから、公的なものが私的なものに優先するんじゃないですか、総理。
○黒柳明君 まあ、書いてきたものをそのまま棒読みしているわけですけれどもね。私は、会社が良心的ならば、あるいは同意審決が理想的な状態になれば文句はないと思う。それがすでにないから、いま問題になって、問題が提起されているわけです、公取の権限というものが。どうですか、公取委員長。いま...全文を見る
○黒柳明君 総務長官どうですか。総務長官のいまの政府の素案の、いわゆる統一見解か何かわかりませんが、どう判断しますか。
○黒柳明君 あのね、総理、これ全くおかしいんですよ。いいですか、私ね、これだけに余り持ち時間を使うわけにいかないんです。根本は、要するに私的に公的は優先する、この原理をたてまえとしていまの素案に盛り込んで、これから独禁法改正の方向に行くか、ここがすべて根本ですよ。独占的なものか、...全文を見る
○黒柳明君 同じだったって、しようがないですな。いま、わかってないんじゃないかという不規則発言があったけど、私もそう思わざるを得ませんね、失礼ですけれども。そうしますと、手直しがされてきて、もう今月もあと二十日ばかりですよ。何か、きょうの報道によると、四月にこの素案が、政府の見解...全文を見る
○黒柳明君 できるだけ——それは当然ですよ。一応めどはどのくらいにお立てでございましょうか。
○黒柳明君 四月には、ずれないで、本月中というようなめども立てられますか。
○黒柳明君 きのうの自民党内のいろいろな意見の発言、これは幹事長の発言とか何とか報道されておりますけれどもね。この問題は自民党の立党精神にかかわるような重大問題、もうこれはいわゆる自民党と企業とが癒着しているんだからつていうような、こう裏づける発言じゃないですか。総理は後退してい...全文を見る
○黒柳明君 公取委員長、ありがとうございました。ますますお大事ですから、ひとつ政府と対決の姿勢でがんばってお体に気をつけてください。どうもありがとうございました。  質問、次に移ります。その次の問題は、独禁法から政治資金規正法。私は、政策論議をやるとまた総務長官と同じですなんて...全文を見る
○黒柳明君 一番偉いお方だと、こう判断します。  選挙部長、自治省ですか、この宏池会ですね、政治資金規正法にのっとっての届け出ありますでしょうか。
○黒柳明君 要するに届け出がないと。選挙部長、それで政治資金規正法第三条、いわゆる届け出るべき団体は、政治上の主義、施策を推進し、それに対しての賛否を表明する、これを本来の目的とする団体だと、こうありますね。これについて、どのような要件が整えばその三条にのっとって政治資金規正法上...全文を見る
○黒柳明君 そこで大臣、いま大ざっぱに言って目的性と団体性と、こう挙げました。私はこの宏池会につきましていろいろ調べました。そうしたら、いまの選挙部長の一般論に全く合わぬではなかろうかというような行為をしていると思いますので、ひとつ大臣聞いてください。たとえば昭和四十七年五月二十...全文を見る
○黒柳明君 となりますと、やっぱり私は善意の立場に立って、この際お届けになったほうがいいんじゃないかと、政治資金規正法にのっとって。いかがでございましょうか。
○黒柳明君 遅いけれども届けると。誤りは改めたほうがいいと思います。  福田副総理、経企庁長官、これも申しわけありません、副総理としての御答弁をいただくんじゃないんですが、八日会の会長さんでいらっしゃいますね、また最高責任者。私、調べによりますと、五十年の二月十七日お届けになっ...全文を見る
○黒柳明君 まあ、大平大蔵大臣も遅きに失して遺憾であり、あるいは福田副総理も遅きに失して遺憾であると。私はこれですべて片づかないとは思いますけれども、そこで、それはそれとして、ところがやっぱり問題は、先ほども言いましたように、新産業政策研究会から五億一千二百万宏池会に入っています...全文を見る
○黒柳明君 当然やっぱり経理、明快にする。  そこで、三木総理ですね、あなたの番ですよ。こうなりますと、いわゆる自民党で五大派閥と、こう言われていますね。田中越山会、届けてあります。まあある意味では一番良心的。しかし、届けてあるからいいじゃない、ざる法ですから。ただし、法治国家...全文を見る
○黒柳明君 ちょっと、私の質問に対する答弁じゃない。それじゃ、いま四大派閥が、しかもこの二大派閥が遅まきながら届けますと、遺憾でしたと。そうすると、総理、自民党総裁として一まあ遅まきというのは本当はうまくないのです。そのために罰則規定がある。これは全くいまは触れません。後にします...全文を見る
○黒柳明君 これからの改正が非常にやっぱり後退する危険性を憂えるので、現行法の不備を指摘するんです。  そこで、先ほど三木さん変なことをおっしゃったんですけれども、じゃ三木派というものは現存しますか。
○黒柳明君 三木派は現存する。そうすると、自民党の各派閥が全部掃けてありますよ。船田派も、中間派と称するんでしょうね、石井派も、ありますよ、全部。届けてないのは三木派だけじゃないですか、現存している。政治資金規正法上で収支が明確にならないのは三木派だけですよ。どうします、これ。
○黒柳明君 三木政策懇談会ですか。  官房長官、あなたはどこの派閥に所属しておりますか。どこの派閥に所属しておる。言ってごらんなさい。どこの派閥に所属していますか。
○黒柳明君 何の政策懇談会よ、何の。どこの。黒柳政策懇談会にはいませんよ、井出さんなんという方。どこの政策懇談会。  河本通産大臣、どこですか、所属は、派閥は。どこの派閥所属。
○黒柳明君 冗談じゃないですよ、三木さん。世間では派閥と言ってます。三木政策懇談会、それが派閥なんじゃないですか、三木さん。とぼけるな。もう一回やり直し。派閥は現存しているんでしょう、三木派は。とぼけたことを言っちゃだめだ。三木政策懇談会が三木派じゃないか。はい答弁。そこが問題な...全文を見る
○黒柳明君 いや百歩譲ります。その三木派内では、三木政策懇談会というのは、世間で言う三木派ですね。
○黒柳明君 三木派はあるわけですね。それじゃ、私が言っているのは、会計は明確になっている、政治資金規正法上でどう明確になりますかと、こう言っているのです。ありますか、何か明確になるところが。
○黒柳明君 政策懇談会の届け、ありますか。選挙部長。ない、そんなものは。届けなんかない。   〔黒柳明君「あるわけないじゃないか。そんなものはあるわけないじゃないか。調べなさい、すぐ。あるわけない、そんなものは。何言ってるんだ。」と述ぶ〕
○黒柳明君 いやいや、政策懇談会というものはないでしょう、そんなものは。三木派の。
○黒柳明君 すぐ調べなさい。場所、住所、責任者。あるわけないじゃないか、そんなものは。   〔黒柳明君「何言ってる。三木派の政策懇談会って、そんなものはあるわけないじゃないか」と述ぶ〕
○黒柳明君 調べている間、三木さん。三木総理、こういうことですよ、三木総理。——いま忙しいんだ、向こうは。——いいですか。
○黒柳明君 それじゃ、ここで、この前衆議院で指摘があった五億三千万、四団体、プロジェクトと言った。私調べると、さらに新政経同志会を含めて、二年半で八億八千四百三十九万、これが届け出られているかどうかです、問題は。届け出てません、そんな政策懇談会じゃ。
○黒柳明君 三木事務所は現存してますね。
○黒柳明君 その中に、衆議院で指摘された四つ、私の調査を含めて五つ、これが八億八千万授受していたわけですよ。それがプロジェクトだから解消したとなると、その行き先は三木事務所に行くんじゃないですか。
○黒柳明君 こういうことじゃないでしょうか。先般衆議院で指摘されて、それで何回も言うように八億数千万の金を受けた、このプロジェクトと言った四団体、それが所在する三木事務所、これが派閥の中心なんです。それをプロジェクトと言って却下したということは、三木派の中心——いわゆる八日会とか...全文を見る
○黒柳明君 午前中の質問の最後に、法務大臣、先ほどから言っているように、この政治資金規正法には罰則規定があります、当然。ですから、そういう性格を持った団体が、おくればせながらと言っても、やっぱり団体の性格というものをきちっと握って、それに、第三条に適合したものであるかということを...全文を見る
○黒柳明君 それと、いまの二つも調べなさいと言うんです。
○黒柳明君 後ろに座っている二人の方を調べなさい、宏池会、八日会。
○黒柳明君 だれに聞くのよ。
○黒柳明君 午前の政治資金規正法につきましての締めくくりとして委員長に御要望したいんですが、先ほど御答弁がありましたように、宏池会、八日会の収支明細、またその二つを含んでの法務大臣の調査の報告、これを一応総括質問の終了時をめどにして関係者にお出しいただくことを御確認いただければと...全文を見る
○黒柳明君 自治大臣、それじゃ何だったら、それを含めてひとつ御答弁いただいて。
○黒柳明君 総理、物価問題に移りたいと思いますけれども、物価で苦しめられた田中内閣時代、三木さんのときになって下がるであろうと思いましたが、これまた期待外れ。間もなくたばこは値上がりになります。郵便はがき、あるいは国立大学の授業料、高速道路の料金等々でありますけれども、そこで、ク...全文を見る
○黒柳明君 幾らになるかわかりませんですな、ちょっと外国たばこでは。そうすると、大蔵大臣、大蔵大臣は専門ですね。副総理、どうでしょう。お吸いになっているたばこ、五月一日から幾らになりますか。何ですか、御愛用は。
○黒柳明君 ホープは幾らになりますか。
○黒柳明君 いま五十円ですよ。
○黒柳明君 ありがとう。別にこんなこと関係ありません。五十円が七十五円になるわけでありますね。総理大臣、平均しまして御存じのように四八%、外国たばこをお吸いになっている方はもうちょっと高くなるわけでありますが、平均四八%、大体五〇%です。ホープが五十円から七十五円。そういうことで...全文を見る
○黒柳明君 具体的問題に入ります。  私は、総理、総理がやっていることの評価も含めて、全体的にやっぱりマイナス点だと、こういうことなんです。  専売公社の総裁、いわゆる遊戯場——パチンコ屋ですか、あるいは料亭、キャバレー等を含めまして、いわゆる大口販売のところで実質的には、た...全文を見る
○黒柳明君 値引き販売三%、私の調査によりますと三%ないし六%の値引きがあると、こういう調査資料をここに持っておりますけれども、国税庁、どうでしょうか。国税を徴収する上において、いまのこういう、たばこが値引きされて売られているという実態を把握しておりますでしょうか。
○黒柳明君 副総裁、国税庁も、税務調査を通じて徴収上値引き販売が行われていることをつかんでいると。これが事実とすれば、これは完全に専売法違反じゃないでしょうか。
○黒柳明君 総裁、たばこの年間の総販売最、その総金額、それから、こういう大口販売を通じて流れるであろう分、何%ぐらいそのうち流れるのか、それをお教えいただけますか。総販売数と総金額、そのうちのパーセント。
○黒柳明君 大蔵大臣、今度、あなたの問題になるわけですね。いま国税庁、専売総裁からあったように、違反事実を指摘している、捕捉している、国税庁でも。専売の方でも明らかに三%値引きして売られている事実があるやに聞いている。聞いているということもあるんです、事実は。私の調査はやっぱり三...全文を見る
○黒柳明君 大蔵大臣、これがよって来る原因はどこにあると思いますか。
○黒柳明君 ちょっと、その認識が甘い。これはやっぱりいまさら始まった問題じゃないんです。もうこれは専売公社総裁に聞くまでもなく、やっぱり高度経済成長下における一つのひずみです。小売人の方に、販売人の方に責任をなすりつけるのはとんでもない話なんです。あるいは専売公社もこれはやりたく...全文を見る
○黒柳明君 大蔵大臣の答弁出ませんですな、総理大臣。これはいまの独禁法の改正と同じじゃないですか。やはり高度経済成長のひずみ、経済法を三木総理はある意味では評価できるような改正をやっているのですね、独禁法で。専売法はその一つですよ。いいですね、ある意味においては意欲的にやらなけれ...全文を見る
○黒柳明君 三木総理、ここは三木さんと私と、私酒は飲まないからジュース飲んで、二人で懇談している場じゃないんです。くしくもテレビを通じて国民一億一千五百万の方が聞いていらっしゃる。たばこをのむ人が多くなっている。若い女の子だって、たばこの愛飲者がふえている。まあ洋モクはなかなか、...全文を見る
○黒柳明君 いまの問題は、私資料があるけれども触れません。パチンコ議員連盟というのがあるのです、パチンコ議員連盟。ひどいものです、この実態は。私は、そこまで触れると時間がありません、ちゃんと予定どおりにありますので。  それで私、知恵をかせと言うから、こういう知恵にしましょう、...全文を見る
○黒柳明君 それは全くおかしい。法治国家です、日本は。現行法で不備があったって、その法の中において私たちは生きる。ここは立法府です、しかも。その中において、専売法違反の事実がある。言うならば十数年、私が指摘してからだって五年、全く専売じゃどうしていいかわからないで苦慮している。大...全文を見る
○黒柳明君 どうしようもないですね、これは。ぼくは、時間をとめりゃ言いますよ、時間をとめりゃとうとうとこれに対して反論をしますよ。時間を動かしちゃいやです。同じこと、答えが返ってこない。時間をとめりゃやってあげます。答えが返ってきていません。そんなばかなことがありますか。違法事実...全文を見る
○黒柳明君 総理、実態を教えましょうか、それじゃ。
○黒柳明君 総理、大蔵大臣、もう副総裁がおっしゃったとおりなんです。私も、何も違反の事実をいまから摘発したってだめだって言うんです、こんなことは。一〇%、一五%のシェアになっちゃっている。それも、小売人がうんと売りたいから、専売がどうかということじゃないんですから。大きな自民党の...全文を見る
○黒柳明君 そのめどをはっきりしてください。五年間私は待ってきた。間もなく値上げになる。めどをはっきりしなきゃこの問題は私は下がれません。いつなんです。
○黒柳明君 それじゃ、もうちょっと、中間報告を、せめて総括が終わる時点にしてください。それで予算が終わるまでにその改正の具体的なものを出すと。あとの値上げ法云々、これはまた別の話ですからね、そうなりますと。どうでしょう。
○黒柳明君 三木総理、これは専売当局には非常に深刻な問題です、これは。私のところに——これは総裁、副総裁は偉い人ですから。だけど、その他の方が、非常に深刻な問題として、本当に前向きに何とかしてください、あるいはしましょうということになっているんですよ。ですから、もうここで大蔵ある...全文を見る
○黒柳明君 問題は次に移ります。  郵政大臣、お暇で申しわけありませんでしたね。郵便貯金会館は、全国に十数カ所ですか、あるいは土地だけ購入しているというようなことも聞いております。どこに何ヵ所、建物、土地、それからいままでそれに対して幾ら予算を使ったか、本年度は計画はどうなって...全文を見る
○黒柳明君 これは郵政大臣、法的根拠はどこにありますか、この設置の。
○黒柳明君 読んでください。
○黒柳明君 大臣、これは設置法の拡大解釈じゃないですか。——大臣。
○黒柳明君 行管庁、四十九年の予算編成について、このことについて審議しましたね。これはどういう過程でしょう。郵便貯金振興事業団、これについて。
○黒柳明君 要するに、四十九年度の予算編成時において、むだ遣いをやっちゃならないという、その予算編成方針に基づいて、事業団設置の郵政省の申請、郵便貯金会館を建てちゃいけないと、こういうふうに却下したと、こういうことですね。
○黒柳明君 それで、総理、それじゃこの郵便貯金会館は何をやっているかというと、温泉ホテルの経営、結婚式場の経営、温泉プールの経営、こう書いてありますよ、全国十カ所。みんなこれは文句は同じだ、書いてあることは。こういうパンフレット、これはおもしろいすてきな文句ですよ。この松山郵便貯...全文を見る
○黒柳明君 総理、全く同じなんです、項目は。結婚式場、ホテル業。ところが、内容がこちらはちゃんと明記されております。労働省の企画に基づき雇用促進事業団が運営に当たっていると。こっちは郵政省がとじかに書いてある。郵政省となると、国ですよ、国民の税金ですよ。郵便はがき、切手、その収入...全文を見る
○黒柳明君 そうじゃなくて、設置法でできないから、労働省は事業団法でやっているんです。御存じのように、事業団新設まかりならぬと、佐藤内閣の末期からありましたね、部局を新設するなとありましたね。だからできないんです、事業団法にのっとったものを。だから設置法と、いまになったら言わざる...全文を見る
○黒柳明君 事業団法をつくってやらなきゃならないものなんです、本来の性格は。設置法でできますか。それじゃ総理、まずそこを聞きましょう。設置法でこういう周知宣伝ができるですか、各省庁。まずそこから聞きましょう。できないから事業団法をつくるんでしょう。
○黒柳明君 剰余金があれば——さっきも言ったように、借入金がいっぱいありますよ。本年度赤字だから、だから郵便料金の値上げを間もなくするんでしょう。いま違うなんて言ったって、郵政省がやっていることは違いませんよ。おんなしです、そんなことは、国民から見れば。そんなものを設置法でつくれ...全文を見る
○黒柳明君 値上げをこうむる国民はおんなしじゃないですか。郵便はがき上がるのだ、間もなく。こんな論拠あるわけないじゃないか。
○黒柳明君 郵便貯金特別会計であろうが、事業会計であろうが、特別会計であろうが、つまるところは、国民から預金をしてもらったり、はがきや切手を買ってもらったりすることは変わりないじゃないですか。郵政省のもの、政府のもの、変わりないじゃないですか。片方で赤字であればそっちを補てんした...全文を見る
○黒柳明君 そんなね、それはもう三木さんを吉良上野介にたとえて悪いけれども、そんなちょうちん持ちなんかしたってだめです。私は何も討ち入りする構えでいるんじゃないのだから……。  それじゃ郵政大臣に聞きましょう。これは前回、これも私が指摘したんです。三木さんいいですか。それが改ま...全文を見る
○黒柳明君 いや、変わっているのか、変わっていないのか。
○黒柳明君 何を言っている。もうすでに国会において、これは設置法拡大解釈だと言っているじゃないか。総理、言っているんですよ、郵政省は。それをいまさらになって、つべこべつべこべ変なこと言っているじゃないですか。どうします、総理。拡大解釈なんです、郵政省の見解は。だめなんですよ、設置...全文を見る
○黒柳明君 どうも聞き間違いまして済みません。  そういうことだ、総理。法制局長官もやっぱりこれはうまくなかろうと、拡大解釈だと、郵政省。これは何とかしなければだめですな、これも。
○黒柳明君 それと私の質問とは違いますな。事業団法を設置しなければできない、その前からやっちゃった。拡大解釈であり、それではうまくないと法制局長官。だからどうするんだと。私の質問の答えにはなっていない、それじゃ。これはもう総理の決断を待つよりほかないんです。またいい知恵をかしてく...全文を見る
○黒柳明君 あのね、検討するということについて私は、何かれ言う必要はないと思いますが、言われてみれば、多少の無理じゃないんです、私に言わせると。言われなくたってうんと無理があるのです、これには。そうでしょう。法制局長官だってはっきりそれを言っている。行管だってはっきり認めているじ...全文を見る
○黒柳明君 承知していないという答えなんだ。
○黒柳明君 時間がないから運営方法まで入らない。いわゆる労働基準法違反の外国のタレントがここで全部やっている。国民の税金——国民の税金ならば国民に還元してください、還元するらしく。そんな局部的な還元の仕方はだめですよ、全般的な郵便料金の値上げが待ち構えているのですから。そうでしょ...全文を見る
○黒柳明君 うまくないと言うんだから、その予算をどうするのかと。
○黒柳明君 何を言っているか。
○黒柳明君 もう立つ気にもなれない。いまの……。
○黒柳明君 総括の終わりまでに最終なり中間なりの報告をしていただくということで、私はこれは納得できないのですけれども、まず総括の終わりといえば、もう時期も間近ですから。  ということは、もう何回も言いますように、郵便料金の値上げがあるんです。これは有無を言わさず通過することは間...全文を見る
○黒柳明君 非常に前向きの姿勢で、評価されるべきだと思います。もう御不自由で大変だと思いますね。  そうしますと、お暇な大臣、失礼ですが、農林大臣、どうですか、公邸に住みたいと思いますか。総理公邸じゃないですよ、総理公邸は一人いますから。大臣公邸。
○黒柳明君 そんなことはない。ある。知らないのかな、困っちゃうな。  行管庁長官。お暇な人、行管庁長官、どうですか、大臣公邸にお住みになりたいと思いますか。——公邸はあるんですよ、農林大臣。変なこと言っちゃ困りますよ。
○黒柳明君 持っていません——結構。農林大臣、公邸ばあるんです。だけど、昭和三十年、これは私が言うまでもなく、もう三木総理御存じのように鳩山内閣のときですか、十六の大臣の公邸を事務次官通達で、経費削減のため、合理化のために削減しようじゃないかと、こういうことで思い切って公邸を減ら...全文を見る
○黒柳明君 両大臣とも前向きでこれはやめると。三木総理が素直だから閣僚が非常に素直です。結構です。  もう一つ言いますけれども、会議場会議場と言ったけれども、全然使われてないんですよ、会議場だって。昨年一年間で第四公邸が五日、五回。それから第二公邸が七日、十回。一年間で一月一回...全文を見る
○黒柳明君 わかりました。結構です。  時間がありません。防衛庁長官、長官が、おとといですか、私的諮問機関として、安全保障問題に対して「防衛を考える会」を設置するなんて新聞に出ていましたですね。どういうお考えでしょうか。また、国民の意見を反映した防衛政策をつくる、こういうことだ...全文を見る
○黒柳明君 いわゆる防衛政策の中には、当然情報活動が入ると思いますが、国民の目から見ると、防衛庁の情報活動というのは全く秘密のべールの中に隠されているような感じがいたします。そこで、長官はふだんからウサギの耳論という持論をお持ちだと聞いていますけれども、専守防衛の中における情報活...全文を見る
○黒柳明君 いま、こちらはそんな答弁、要求してないんですけれども、書いてあるのを棒読みしちゃったから、こっちのあとの質問をみんな答えたことになるんですけれども、まあ結構、早いにこしたことはないでしょう。  そうすると、ポスト四次防の防衛政策の中において、何か情報活動、こうしよう...全文を見る
○黒柳明君 協力するしないは別にしまして、いま長官の説明ですと、内局に調査一課、二課があって、国内外の情報収集、あるいは陸海空におのおの内外がある。私はそれじゃあ陸幕の内外の調査機能、それから資料収集の内容、これについて、これは防衛局長になりますか。それからコンピューターのことに...全文を見る
○黒柳明君 そうすると、陸幕の中の情報組織は、中央調査隊が六百人いて、この六百人は自衛隊隊内の外からのいろんな圧力や何かに対しての防護、それから中央資料隊が二百人いて、ここでコンピューターを使っている。これはあくまでも公開資料を中心にした外国の資料収集、こういうことですね、確認し...全文を見る
○黒柳明君 国内の情報収集で、個人の身上調査、宗教等の調査なんかやってますか。いまの外国だけの公開資料というコンピューターの中に国内資料は入ってませんか。
○黒柳明君 いやいや、それは国内の身上調査はもうやっていませんね、自衛隊では。
○黒柳明君 総理、もし自衛隊が国内の、しかも諸団体あるいは国会議員を含めて身上調査、宗教あるいはいろんなことを調査していたとしたらどうしますか、総理。自衛隊の情報活動の中にそういう調査をしていたら。——総理だよ、総理。どうしますか。もし、していたらどうしますか。そんなことをしてな...全文を見る
○黒柳明君 当然であります、そんなこと。  いま国立で、一つの自治体ですけれども、問題になりまして、そういうものは排除しようと、コンピューターから。あるいは行管庁でもそういうものを出しました、アンケート。ところが、私のここにある資料、これを見てください。これには中央資料隊、国内...全文を見る
○黒柳明君 私だって、だてや酔狂でそんな簡単な質問をしているんじゃないんですよ。もしありましたら——ある証拠じゃないですか、これが。「マル秘」、「複製を禁ずる」、「取扱注意」、「中央資料隊」、「国内一般整理項目」。これに基づいてこの細かいのができているんです。一番初めを見てごらん...全文を見る
○黒柳明君 まことにあるから私は具体的な資料を出しているんです。資料を見てごらん。もう一回、局長。(資料を示す)ゆっくり読んでごらんなさい。この資料が中央資料隊がつくったんじゃないのかどうか、一遍読んでごらんなさい。私はこんなものつくれやしない。読んでごらんなさい。ゆっくりでいい...全文を見る
○黒柳明君 これはね、たばこの問題も郵便はがきの問題も重要だ。これは劣らず重要です、こんなことは。国会議員も全部羅列されている。諸団体が全部羅列されている。それが、どうかわからないからなんていう答弁でこれは済まされませんよ。すぐ調べなさい。すぐやりなさい。つくったものらしいと思う...全文を見る
○黒柳明君 すぐ調べなさい。大変だ、これは。もしかすると内局は知らないのですよ。これはコンピューターの中を全部出してもらわなきゃだめだ。しかも、まだあるのです。
○黒柳明君 もうこれは私は審議続行できない。総理、いいですか。何から何まで答弁できない。終わったらどうなった、こうなった、これじゃ審議できないじゃないですか。どうですか、これ、全部総括を終わってから。それは私だって、何も各党のいろんな順番があるから、ですけれども、こんなに総括を終...全文を見る
○黒柳明君 これだけ言っているのじゃない。前のたばこだって、専売だって皆通告して煮詰めて、それも含めて言っているのですよ、ぼくは。これはいまですよ。ほかのは全部通告してあるのです。結論が出ないじゃないですか。何言っているのですよ。これだけはいま。こんなもの前から出すばか、おります...全文を見る
○黒柳明君 そんなことはない。真実はみんな曲げているじゃないか。事実は皆曲げているじゃないか、答弁で。
○黒柳明君 委員長、一言言ってください。
○黒柳明君 私は前の質問の保留も含めて言っているのですから、三木総理、いいですか。いま出したからこれは無理だ、そんなことを言っているのじゃない。追ってきたものが、すべてひっくるめてそうだから言っているわけですよ。いいですね。私はこの質問時間を保留しますから、早く、本当だったら前に...全文を見る
○黒柳明君 それについて私もいろいろ反論がありますので。  その前に、いいですか、先ほどペンディングの問題がありましたね。あの二つ、たばこの問題、事業団法の問題、これ総括の終わる時点において、これ結構です。ひとつはっきりさしておきたいのです。設置法でやっぱり無理だ、そうなると、...全文を見る
○黒柳明君 そうすると、総理がおっしゃっているのは、運営の方法をどうかしようということなんですか。そうなると、根本的に私たちと意見が違うんじゃないですか。どうですか、その点もう一回。運営の方法をどうしようと言うんですか。さっき郵政大臣、議事録を盛んに——法制局長官、そうじゃないで...全文を見る
○黒柳明君 先ほどは、設置法では総理は無理だとおっしゃったんです。無理ならば、いま予算審議しているんだから、その本年度のつけられた予算は削るべきだ、そのようなことを言わなければおかしいじゃないですか。
○黒柳明君 それは運営の方法になるんです。設立自体について、設置法では無理だ。郵政大臣だって、前回の議事録をもって、それを認める。法制局長官もそう感ずる。総理もさっきおっしゃったんです。それを踏まえて私は言っているんです。であるならば、予算を審議しているんですから、十六億五千万が...全文を見る
○黒柳明君 結構ですね。いまもちゃんと明確におっしゃっている、設置法でこのようなものをつくるのは問題があるのでと。同じです。みんな問題がある、問題があるとおっしゃっている。問題があるならばこの十六億五千万をドロップしなさい。明確じゃないですか。
○黒柳明君 もうこれは論議の余地はないんです。適当かどうか問題があるので、問題があるんだから、会計法上疑義がある。それを予算審議できない、そんなものは。それからはっきりしなさいというのは明快じゃないですか、私の質問は。
○黒柳明君 もう御理解しよう、しようと思って一生懸命努力しているのです、私は。いいですか、総理大臣。だけれども、理解できない。先ほど言ったように、四十九年度の予算編成で行管は認めずと、こう言ったのです。そのときに、やるならば簡易保険事業団でやれと言っているのですよ、やるならば。こ...全文を見る
○黒柳明君 ぼくも、要するに認めずと言ったのです。やるならば簡易保険年金事業団でやれと、こう言ったというのだ。これを言っているのですよ、ぼくは。言ったのはこちらの方なんだ。とんでもないことを言わないで。まだまだそんなに時間がたっていませんよ、夜中じゃないですよ。言ったのはこっちが...全文を見る
○黒柳明君 私これで、時間がどんどんたつといういま忠告があったので、答弁が返ってこなかったら、これはもうおかしいということで、やりません。いいですか、総理大臣。これは明らかに設置法じゃうまくないと、皆、三者も言っているのです。行管もこれは認めなかったのです。いいですか。いま予算審...全文を見る
○黒柳明君 いやいや、委員長、待って。発言者はそんなこと了解しませんよ。勝手なこと言わないでよ。全くこんなのは幼稚の審議です、こんなことは。何回言ったって同じです、こんなことは。こんな国会審議、予算審議なんかありますか、こんなべらぼうなね、ありませんよ。そんな、疑義があるものをそ...全文を見る
○黒柳明君 総理。総理に発言させて。
○黒柳明君 もう同僚議員の時間をあれするので、私、先ほどの防衛庁長官の答弁に対して、二つまとめて質問と要望をいたします。  たとえ百歩譲ってこういう計画をつくったとしても、これは非常にうまくない計画、この首謀者、責任者、これに対してどういう(「おかしいよ、委員長」と呼ぶ者あり)...全文を見る
○黒柳明君 いやいや、まだ総理が最後にきちっと言わなければ……。
○黒柳明君 ちょっと聞こえなかったですね。済みませんね、もう一回はっきりしてください、いまの問題について。重要問題ですよ、これは。  それからいまの調査の件、それじゃ委員長……。
04月24日第75回国会 参議院 外務委員会 第10号
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○黒柳明君 まず、先ほどの非核三原則のなし崩し論、これについて質問しますけれども、外務大臣はもし、可能性としては条約的に、協定上はイエスもノーもあり得ると、相談はかけられる可能性はあると、しかし、総理が高度の政治判断からノーと言うことは間違いないと、私はそれに従うと、こういうこと...全文を見る
○黒柳明君 ないだろうと。そうなりますと、結論としてはイエスはなくてノーだけと、こういうことになるんじゃないですか。
○黒柳明君 結構。否定はしない、現にある。だから論理上そういう事前協議の可能性はあると、これに対しての答えについてイエスがあるのか、ノーがあるのかということに話はいくわけです。あくまでもアメリカが日本を理解している、ですからそういうことはなかろうと、核の持ち込みなんという事前協議...全文を見る
○黒柳明君 おかしいな、私が御判断したって、私外務大臣じゃないんだから、いま現在は。  もう一回繰り返しましょう、これは重要問題だから。アメリカは日本を理解している、核を持ち込むなんというのは大変なことだと。いままで核に対する持ち込みの疑惑はあったわけですから、現実にここにあっ...全文を見る
○黒柳明君 何だ、そのような御理解で結構だと言うなら、早くきのうの衆議院の外務委員会でその結論出さなきゃ、いまの社会党の先生のときにその結論出さなきゃ、早く。それじゃ、結論としては、事前協議についてイエスはない、ノーだけだ、こういうことじゃないですか。
○黒柳明君 いや、重複したことは必要ないですよ、長くなっちゃ困っちゃう、時間がないんだから。
○黒柳明君 おりましたよ。
○黒柳明君 もう一回聞きますよ。私は何も結論出したわけじゃない。外務大臣がおっしゃったその発言の中を、こう私なりにアレンジしましてね、正確なアレンジです、私の演出は一つもありません。それに対して、それならば従来どおりのノーということしか結論は出ないじゃないかと、異存がないというこ...全文を見る
○黒柳明君 結構でございます、あたりまえだなあ、これは。あたりまえなことが相当遠回りしました。結構、そのとおり、そうすると、その後の質問がこれはなくなっちゃうわけです。いいですよ、もう時間なんか何も、簡潔にした方がいいんですから。  それから、カンボジアの問題お聞きしますけど、...全文を見る
○黒柳明君 だから通例、そういう外交関係がなかったところにおいて、こちらが一方的にこちらの意思を相手政府に通告した場合に、通例向こうからの対するアクション、これはどういうものが考えられるのかと、こういうことなんですよ。要するに、いつごろカンボジアからアクションが来る可能性があるの...全文を見る
○黒柳明君 だって、向こうからそれに対して正常化の意思がなければ、大使の交換もできないじゃないですか。いままで各国、世界でもそういう例があった場合にですね、日本でなかったら。通例どういうアクションが来るもんですか、国際的に。
○黒柳明君 それじゃその後、相手国から何か意思表示がありましたか。
○黒柳明君 それに対してこちらは何か、北京の大使館を通じてなり、アプローチか何かをしてるんですか。
○黒柳明君 そうすると、こちらから十九日に一方的に承認した以降については、まだ考え中であって、全くそれについてはアプローチしてない、フォローしてないと、こういうことですね。  これはやっぱりあれですか、ルートとしては北京の大使館を通じてやるということがまず考えられる第一ですか。
○黒柳明君 シアヌークさんがどういう地位になるか、御自分では元首とか何とかおっしゃったというようなことは報道では伝えられております。まあ事実関係は、外務大臣おっしゃったように定かではないと思います。しかしどうなれ、いろいろなパイプというものこれは日本だって閉鎖的な国じゃないですか...全文を見る
○黒柳明君 これは、この前発言がありましたから、これはもう報道で、客観情勢は全くわかりませんけれども、一ヵ月後じゃなければ帰らないとか、数年間は外交関係はできないだろうとかといったのがあって、この事実関係は定かではないにせよ、やはり気になる発言には違いないわけです。ですから、そう...全文を見る
○黒柳明君 外務大臣、先ほどの日中平和友好条約のことですけれども、日本も中国側もこれは早期締結と原則論、これがお互いにどの線でどう妥協できるか、話し合いが決着つくか、これについて間違いないですか。局長も帰ってきたばっかりですから、両国とも早期締結、これを熱心に願っている。あるいは...全文を見る
○黒柳明君 結局、早期締結非常にむずかしいという結論。  それともう一つ、どうなんですか、共同声明にもう覇権条項は盛られているんですし、ここでがたがたするならば、むしろ、何も日中平和友好条約を結ばなくたっていまの正常化が後退するわけじゃないし、まして友好関係はますます拡大する方...全文を見る
○黒柳明君 その知恵というのは、具体的にはどういう知恵がありますか。先ほどもちょっと聞かれて返答がなかったんです。覇権という言葉を変えるとか、あるいは前文に入れるとか一本文に入れるとか、あるいは両国間の問題にするとか、そういうことも含めてだと思うんですけれども、具体的にはやはり日...全文を見る
○黒柳明君 前のこと。あなたぼくが言うと半分きゃ答えないのだよ。いま二つ質問している。
○黒柳明君 じゃ私がいま言ったようなことも知恵の中に入っているわけですか。
○黒柳明君 これ常識的にはそうだと思いますよ。だけれども、やはり客観的に国会の場に立っての発言となりますと、核防にしたって、平和友好条約にしたって、本国会、本国会と言いながら、本国会は連休明けでもう幾ばくもないわけです。ですから、やはり早期と言ったって、いまの段階、いまの段階って...全文を見る
○黒柳明君 そうすると外務大臣、いま早期という姿勢は絶対崩さない、当然そうだと思いますよ。ですけれども、もうここまでやはりきたということについては、それは日本側の責任ばかりじゃないと思います。当然いろんなことが、両国間の問題ですから、相手があることですから。しかし、もう会期だって...全文を見る
○黒柳明君 もうこれは外務大臣、やっぱり陣頭指揮で、出先に任せないでやる必要があるんじゃないですか。そうなると、やっぱり向こうに行かれる必要も当然出てくるんじゃないですか。いかがでしょう。
○黒柳明君 それも結局二十五日までの一カ月ですから、それが煮詰まるのも相当、これこそ早期じゃなきゃだめなわけですな、外務大臣が動かれるのも。そうすると、煮詰まることを前提ですから、その煮詰めるのはその前でなきゃならない、こういうことですね。余裕ありませんね。ひとつがんばってくださ...全文を見る
06月03日第75回国会 参議院 外務委員会 第12号
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○黒柳明君 大臣、昨日ガイラー司令官とお会いになりましたね。けさの新聞でいろいろ内容を承知しておりますが、そのときの核についての部分の要点だけを、ひとつまたここでもう一回教えていただきたいんですが。
○黒柳明君 何ですか、核のためのあれをサポートということは。
○黒柳明君 核のための作戦をサポートする部隊はないということですか。
○黒柳明君 そのサポートということですけれども、従来から国会でいろいろ指摘された核を実際に運ぶ可能性がある搭載機あるいは搭載艦、あるいは実際に核を取り扱う可能性がある部隊、そういうものの存在、こういうものについては大臣、サポートという意味について詳しくお聞きしたわけですか。あるい...全文を見る
○黒柳明君 だから、ぼくはそれについて質問した。その答え……。
○黒柳明君 だから、それをぼくがさらに質問したのに対して、答え。
○黒柳明君 質問してない。それに対してさらに大臣から、国会で取り上げられたような、私が言ったような質問はしてない。
○黒柳明君 やっぱり私も、ホワイトハウスあるいは国防総省ないしは議会関係、当然ハワイで非常に一方の実力者で、ある意味ではホワイトハウスもあるいは議会筋も一目も二目も置く、こういう感触を持っているわけです。ですから、当然その実力者が来たときには、ある意味において核についての日本の国...全文を見る
○黒柳明君 アジアないしはその周辺諸国に戦術核が何発あるだろうとか、あるとか、こういう議会筋ないしその筋からの発言はありました。しかし日本に対しては、国民感情を理解するという程度の発言でとどまっていたのじゃないんでしょうか。それと昨日の司令官の発言とは、全く同じという感触には受け...全文を見る
○黒柳明君 少なくともそういう政府筋ないしは軍当局の最高の人が、はっきり核についても作戦支持部隊は、あるいはそういう機能は日本にはないと否定した事実というのは、過去にないんじゃないですか。ありますですか。
○黒柳明君 ですから、「その限りでは」私はいま「言われますとおり」のことを質問しているわけですよ、その限りにおいて。それ、ちょっと大臣が、ですから国民感情を理解するということとは相当やっぱり違っている。もう明らかに違うんじゃないですか。
○黒柳明君 間違いじゃなくして、そのとおりなんですよ。そういう発言はなかったということについては、初めてである、私の認識の方が正しいんであって。  そうすると、何か、これもいま大臣はおっしゃらなかったけれども、報道によると、その後か前か、潜水艦は寄港させてもらっていますとかなん...全文を見る
○黒柳明君 いや、私が言ったことは、これもやっぱり国会で論議になったことがあるわけでありまして、事前協議についての核の持ち込み、事前に日本政府としてこれを関知することはできないわけです。ですから、そういうことを踏まえて、潜水艦は寄港させてもらっていますというようなことについて何ら...全文を見る
○黒柳明君 そうですか。全く国会で取り上げられたこと、あるいは国民の疑惑について、一国の外交面を代表する最高責任者がそういう疑惑について全く問いただし、晴らす必要はないと、全く一方的にアメリカが事前協議制度というものを守るんだという国際信用というものを大前提にして、日本の世論は、...全文を見る
○黒柳明君 だけど、それはいままでと違わないという大臣の考えでしょう。それだったら、結局いままでと同じであるということを再確認したという感触しかないわけじゃないですか。そうなれば、いままでと全く同じものを大臣が受けとめたならば、いままでと同じレベルきり向こうは進んでないんですから...全文を見る
○黒柳明君 そうですか。タイが、フィリピンが軍隊を持ち、わが国は軍隊を持たないということが、そういうアメリカとの具体的な基地協定に長期的に依存するという政府・自民党の態度、片方は基地協定を具体的に解消の方向に向かわなければこれはちょっと自立平和が保たれないのではなかろうかという政...全文を見る
○黒柳明君 それよりも一段、数段と重要視されなきゃならないのは、それも含めてと、こう言いましょう、それじゃ。それも含めてもっと政府が、与党自民党が中期的、長期的なビジョン、見通し、それを持つことができる余裕がある、ある意味では。東南アジア諸国の国々よりも地理的条件もある、いろんな...全文を見る
○黒柳明君 当然、全くこれはだれも予測できないわけです。インドシナの問題だって、アメリカだって国予測しなかったと思います。それがああいう事態になったわけですから。八月には総理訪米、当然外務大臣も行かれますね。あと国会もこれから外務問題は、若干核防なんかありますけれども、国内法が中...全文を見る
○黒柳明君 もっと小さい問題。沖繩で米軍の不祥事件が多発しております。連続しています。あるいはつい先だっては横田で基地の従業員が事故、その原因調査が全く日本の官憲の手が届かない。これはまあ大臣がいま言ったように協定上そうなっている、しょうがない。しかしこういう問題、やっぱり大使館...全文を見る
○黒柳明君 その運用については、いまの基地内における事故、まあ事故であるかどうかわかりません。それについては全くなくて、運用も改善されてないじゃないですか。運用面だって改善されてないじゃないですか。運用面、改善しなさいよ。地位協定まで改善すると、これはNATOの問題もあるとかまた...全文を見る
○黒柳明君 一、二って、どんなことですか、たとえば。
○黒柳明君 すみません、これで最後です。  たとえば私がいま言った横田に起こっているような問題も、当然その運用の改善面に入っていますね。
○黒柳明君 入っていますか。いまのそういう例も含めて運用改善しようと思っていますか。基地内における直接米軍がタッチした、さらにいまの問題は米軍が直接じゃない。いろんなケースがあるでしょうけれど、せめて私は、米軍が直接関係あったってやっぱり問題があると思う。いまのは米軍が直接じゃな...全文を見る
07月03日第75回国会 参議院 議院運営委員会 第22号
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○黒柳明君 私どもが大平大蔵大臣に対する問責決議案を出しておりますのは、物価問題に対する大蔵大臣の態度に対し、また、昨日の酒、たばこ値上げ法案に対する強行採決に対して、全く大臣として問責に値する、こう思う次第であります。  ぜひとも、皆さんの御賛同をいただき、本案を通過さしてい...全文を見る
10月17日第76回国会 参議院 議院運営委員会 第4号
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○黒柳明君 わが党は、今回の仮谷失言というものは、個人の問題としてではなくて、やっぱり三木内閣全体の弛緩からくるんだと、政治のたるみからくるんだと、こういうふうに認識しているんです。そこでまあ冒頭に、総理大臣になられてやがて一年になりますですね、あと一カ月ばかりで。この一年弱振り...全文を見る
○黒柳明君 反省、反省。
○黒柳明君 十点満点で何点と評価しますか。
○黒柳明君 もうこれはあまりにもずうずうしい。三木さん、こう周り見てごらんなさい。ここは予算委員会室ですけれども、いつもだとそちらにとげとげしい——まあ失礼ですけれども——本庁の局課長が並んでいるのです。きょうは河野議長以下、わが参議院の非常に温和な部課長さんですよ、並んでいるの...全文を見る
○黒柳明君 と言う。私は自民党総裁として、ここにいらっしゃる自民党の理事さんが、何とか仮谷建設大臣を出さしてそして陳弁させたいという意図を自民党として拒否したいということですよ。どうですか、総裁として。
○黒柳明君 そうじゃない。これは違うぞ。そうじゃないぞ。呼び出しは何回もかけた、三人の方。ちゃんと、いまさっき終わったばかりの議運で討論したんですよ。自民党の方から拒否された、党の方として。はっきり記録に残っていますよ。党の総裁でしょう。なぜ拒否したんですか、当事者を。失言の当事...全文を見る
○黒柳明君 委員長、これちょっと時間とめなさい。同じ質問だから、ちょっととめなさい。いいですか、委員長。
○黒柳明君 いま終わったばっかし。確認した、何回も何回も。三人ともしっかり要求した。努力するだけした。党としてそれを出さないと言ったんだ。そうですね、委員長。——そのとおりです。だめだ、インチキなこと言っちゃ。議運の決定じゃないじゃないか。、だめだ、インチキ言っちゃ。なぜ拒否した...全文を見る
○黒柳明君 結構。立ちませんよ、立ちません。時間とめてください。それじゃないですよ、私言っているのは。いいんです。議運のことを総理大臣が一々する必要ないじゃないですか、官房長官だって出てこない。官房長官たまに出てくるだけ。結構ですよ。そうじゃなくて、一生懸命要請した、野党の要請に...全文を見る
○黒柳明君 これだけね、国会を軽視しません、国会に対しての軽率な発言でした、陳弁します——まあ、この点については私は後で言うんですけれどもね。そう言いながら、これだけの重要な問題について、私は知りません——党の総裁としてそんなこと許されません。あるいは自民党と政府の打ち合わせにそ...全文を見る
○黒柳明君 そんなことを繰り返したって同じ。聞いてごらんなさい、すぐ。官房長官、すぐ行って聞いてきなさい。どうして出さないんですか、党として。党の責任者、その次は幹事長でしょう。ね、総裁の次は幹事長だ。幹事長まで行っているんでしょう。あるいは行ってないのか。聞いてごらんなさい、早...全文を見る
○黒柳明君 後ほどってあと何分過ぎ。だって委員長、私、言うまでもなく、一番苦慮した点でしょう。建設大臣が出るか出ないかで、さんざん御迷惑かけるところにかけたわけじゃないですか。それを後でと言ったって何分後よ。まあ、いいじゃないですか。どっちみちここまできたんだから、ゆっくり休まれ...全文を見る
○黒柳明君 残すと言ったって、いつ出てくるの、返事が。
○黒柳明君 ここの前に進まないよ、そうしたら。そこがはっきりしないと。わが党の一番大切な主張じゃないですか、それが。国会軽視しないとかなんとか言いながら、党の責任者がそんなことも知らない。一番の失言した張本人は出てこないで、どうなったのかなんて、気にもしないのかね。むしろ、君、出...全文を見る
○黒柳明君 そんなことになる——それは重大だそ。もう一回、はっきり聞きましょう。聞きましょう。聞きましょう。聞きましょう。——聞かしてください。聞きましょう。
○黒柳明君 おう、おう、おう——早く、座るなら座りなさい。いいですか、おしまい……早く。それは大変よ、委員長。何だ、発言どうなった。取り消すのか。何言ってるんだ。そんな発言の途中で取り消すなんて——取り消すなら取り消しな。問題だぞ、いまのことば。どこでそんな話してんだ。どこでそん...全文を見る
○黒柳明君 これほど重大な場でそんなに重要な発言して、取り消すとは何だ。すぐ速記録を回しなさい、野党に。休憩、それまで。とんでもない話だ。そんな重大な場所でそんな重大なインチキの発言して、私が言わなかったらそれを言うでしょう、そのままの。私が中間で言ったから、いまの委員長の発言に...全文を見る
○黒柳明君 休憩。速記録つくりなさい、すぐ。
○黒柳明君 早くしましょう。  いまの官房長官の速記とってあるんでしょう。その速記早く見せなさい。いま言ったことがくるくる引っくり返っちゃ困る。国会軽視しない。発言についてはきちっと責任を持つ。何だ。
○黒柳明君 私の、総理大臣、持ち時間はまだ十九分と二十秒あるんです。だけど、いろんな問題で、後が詰まっているんで、私一言でやめます。  そういう態度で処すべきです。たとえ野党が、三木総理大臣がさっき言ったように、強引であったとしても、もし政府が、三木内閣が一歩じゃなくて半歩譲っ...全文を見る
○黒柳明君 以上。  どうもすいませんでした。(拍手)
○黒柳明君 いいですよ。
12月12日第76回国会 参議院 議院運営委員会 第8号
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○黒柳明君 私どもも全く前者の意見と同様であります。ここで時間をかけるにしては、いままで余りにも長い時間と回数をかけました。一言反対と、こういう意思表示だけをさしていただきます。
12月16日第76回国会 参議院 外務委員会 第7号
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○黒柳明君 日中間の実務協定が実質的にこれでめどがつくわけですけれども、政府の精力的な交渉にもかかわらず正常化以来三年、決して早いとは言えないと思いますね。まだその後にはいま論議がありました平和友好条約、全くペンディングになってる、暗礁に乗り上げてる、まあこういうことです。  ...全文を見る
○黒柳明君 以降、協定承認の以降。
○黒柳明君 それはあれですか、水産庁でまとめて外務省の方の外交交渉――いまのその委員会に上がっているんですか。上がってないですね、当然、委員が決まってないから。総理、こういう現状を御存じですか。
○黒柳明君 それでいい、まずそこまで。知らなきゃだめじゃないですか。この臨時国会延長になりましたでしょう、ここにいらっしゃる先生方は知っているんです、どれだけこれが三年前賠償、当然私たちはこれは反対の態度じゃありませんよ。政府の態度に問題があると言うんですよ。あの大幅延長、これに...全文を見る
○黒柳明君 説明受けてない、結構です。
○黒柳明君 結構です。説明受けてこないですね。だめじゃないですか、そんな態度じゃ。
○黒柳明君 受けてこない。だからだめじゃないですか。日中漁業協定だって、いまの国会での参議院の外務委員会でのやりとり、ここは結構ですよ、総理大臣が関知するところじゃない。そういう状況もやはり知ってもらわなければ困るのです。そして私が要望したいのは、どんどん上げますよ、取り組みます...全文を見る
○黒柳明君 読んでない、結構、ノー。  ぼくもちょっと気が長い方だけれどもね、総理大臣みたいに要らない答弁するからどうもぼくも短気になっちゃうのです。総理大臣の責任ですよ、これは。問題がまだある、現実において。そういう問題がありながら、また日中漁業協定早く上げろと、この政府の根...全文を見る
○黒柳明君 すべて知っているわけじゃない、重要だなんて、そこが一言多いのですよ。すべて知っているわけじゃないから勉強しますというところで、戸叶先生のあの言葉がわかったかということになる。いまわかってないです。重要な問題だから勉強しなければだめじゃないですか。そういうことです。 ...全文を見る
○黒柳明君 いま水産庁長官が七十九件、昨年より少ないです、少なくなってあたりまえ、ゼロになってあたりまえなんです。そうでしょう。それがあるということは現実に抗議しなければいけない。外務省まだ抗議してないでしょう。これ、イエスかノーか。してませんね。
○黒柳明君 そうよ、総理大臣。水産庁だ、当然抗議すべきだ。だからぼくはこういうものを与野党一緒になって一生懸命やる、結構なの。だけれども、政府が手をきちんと打たなければ何のための承認ですか、何のための政府ですか、意味ないじゃないですか、そんなことじゃ。水産庁が握っている。いや、水...全文を見る
○黒柳明君 それを外務大臣が言われたんです。やらなかったんです。なぜかならば、それを補佐する局長が水産庁だなんということをおっしゃっているから。だからそれを、総理がここにいらっしゃったんだ。外務大臣代理なんて失礼な言葉ですよ。しょうがない、そういうルールですから。総理大臣として、...全文を見る
○黒柳明君 いつできますか。
○黒柳明君 そうじゃないよ、その手続じゃないさ。
○黒柳明君 そうじゃなくて、いま言っているのはトロヤノフスキー大使を喚問する、呼ぶと、それで抗議の手続ということですよ。
○黒柳明君 だからさ、総理大臣が、事実があったんだからすぐ呼ぶと、速やかに手続とるというんだから、手続すぐとりゃいいじゃないか、電話一本かけりゃいいじゃないですか、申しわけない、来てもらいたいと。すぐできるんでしょう。すぐやりますか。
○黒柳明君 水産庁長官、どうもはっきりしないな。確認しなきゃだめだって、外務省は。確認しなきゃ処置とれない。どういうことなんですか、水産庁。
○黒柳明君 それはいまはその時期じゃないというの。
○黒柳明君 時期だというんでしょう。
○黒柳明君 委員長、これは重大問題。ぼくのところに大挙して漁業組合が押しかけています。これ処理しなければだめです、この場ではっきりしなければ。漁期中だから処理しなきゃだめだ。実害も握っている。外務省の方は何とかそれに対して調べなきゃだめだと、総理大臣は速やかに手続したらやると、み...全文を見る
○黒柳明君 速やかにひとつといったってだめなんだよ。速やかにいかないんだよ、これよ。(「確認に時間かかるのかね」と呼ぶ者あり)いや、確認はしてあるわけですよ。漁期中ですから、どんどん入っているんです、実害は。(「確認しているの」と呼ぶ者あり)
○黒柳明君 いや、そうじゃないんだよ。しかるべく早くといったって、外務省の方が調べなきゃわからないと言っている。こっちはちゃんと実害を握っている。
○黒柳明君 だからさ、大体じゃないですか。外務省の方へ何とか言ってくださいよ、委員長。それじゃなかったら進まないじゃないか。総理大臣も速やかに手続とりたいというんですから。
○黒柳明君 何を言っているんですか、何を。いま漁業期で、いま実害をこうむっている。そのために漁業協定、日ソ漁業協定は早くやってくれろというんで、ばっとわずかの時間でやったんですよ、実害を少なくするために、三年前の補償期間というものを無効にならないように。いまの日中漁業協定だって、...全文を見る
○黒柳明君 いつまでにやりますか、それじゃ。だから言っているって、いつまでにやる。
○黒柳明君 行政に任すんじゃない。お互いに食い違っているんじゃないか。
○黒柳明君 何を言っているんだ、その態度は。こちらが一生懸命言っているのに、何だ、いまの態度は。委員長、問題だ、これ。とんでもない。こちらが一生懸命に苦しんでいる人のために言っているのに、いまの態度は何だ、あの態度は。
○黒柳明君 わかるならいままでなぜやってないんだ。
○黒柳明君 なぜやってないんだ。なぜやってないんだ、いままで。
○黒柳明君 いままでやっていないで、できるだけ早くなんて、そんな抽象的な答弁で済まされるのか。問題だよ、そんなことは。いままでやっていて、それが不備だったら早くやると、こうなるんじゃないか。何にもやっていない。実害が起こっている。しかもまた、重要な日中の漁業協定を審議している。早...全文を見る
○黒柳明君 私は、外務大臣がすでにそれを国会で発言している。やっていないからこそなお言うのです。いいですか、一両日にこの問題はきちっと手を打ちますね、一両日に。――できるよ、そんなことは。ますます被害がふえますよ。
○黒柳明君 ぼくは何も相談される立場じゃないですからね、それは勝手にやることはやってくださいよ。ごりっぱですよ、三木内閣の姿勢は。  水産庁長官、時期はいつでも区切れるわけでしょう。四月までで区切って実害をなんて必要ないわけでしょう。さようならきょう、あしたならあしたでもいいわ...全文を見る
○黒柳明君 二十三日批准されて十六日まで七十九件、そうでしょう、一日平均二、三件起こっているんでしょう。長くなれば長くなるほど実害はふえているんじゃないですか。そんなばかな、小学校みたいなこの計算、もうどこから出てくるのか、漁期は幾らでも区切ってどんどんあれして――そのために国会...全文を見る
○黒柳明君 いまの考えが違うじゃないですか、起こったものを処理すればいいんだ。反対じゃないか。
○黒柳明君 そんなことあたりまえです、起こった問題の処理。だけど、根本はいままで多発していたのを起こさないための協定でしょうということです。そうじゃないですか。
○黒柳明君 そのとおり、たった一遍だ、いい返事したの。そのとおりならば、そのとおりの方向に早く外務省、外務大臣代理、総理総裁、総理大臣として直ちに速やかに手を打ってもらいたい。これはまあ重ねてですから、やると言うんですから、これは一両日にうまくない、めどなんか立てろといったって無...全文を見る
○黒柳明君 先ほどの答弁の中には、この問題についてもう十時間も話し合ったし、日本の意見は述べたから向こうから返事が来るでしょうとはっきりおっしゃったですよ、総理。
○黒柳明君 そうすると、中国にボールを投げたんじゃない、十分に理解ができたと思う、こういう理解。そうすると、この次に、しかしながら、宮澤外務大臣の弁を借りると、いままでは交渉の再開が数週間、これがついせんだっては数カ月と、こういうふうに発言しているわけです、見通しは。そうなると、...全文を見る
○黒柳明君 時間が来ました、最後に一問だけ、済みませんね。  外務大臣が十時間もかけて話し合った中においても、喬外務大臣は、あんたの解釈というものを押しつけられたんでは世論を分裂させると、こういう反発もあったことは間違いない。だから理解は深めたんだか、あるいは反発したんだか、そ...全文を見る
12月24日第76回国会 参議院 議院運営委員会 第10号
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○黒柳明君 提案者にちょっとお聞きしたいんですけど、いま聞いていておわかりかどうか、各委員の説明に対して、高潔なる人材をもってぜひとも速やかな決裁をと。いまどう、高潔だと思いますか。いま、あんたがおっしゃった提案理由の説明について、私はずっと聞いていたんです。ほかの説明については...全文を見る
○黒柳明君 昭和二十三年、当時の新聞に——まあこれは古い話で恐縮ですけれども、経済法違反類似行為で書類送検されたという新聞記事が出ている。この経緯を説明してください。まあいい、いろんな都合があるでしょうから。高潔な人材じゃなきゃ、人材じゃないと言った方がいいよ、はっきり、無理しな...全文を見る